JP2008032424A - センサ回路、半導体装置、電子機器 - Google Patents

センサ回路、半導体装置、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、間欠動作の周期を任意に制御することによって、消費電流を削減することが可能なセンサ回路、及びこれを集積化して成る半導体装置、並びにこれを用いた電子機器を簡単な構成及び最小限の端子数で提供することを目的とする。
【解決手段】計測または検知しようとする対象に関する情報を電気信号として取得するセンサ部X10と、センサ部X10の動作制御を行う制御回路X20と、を有して成るセンサ回路であって、制御回路X20は、外部からその入力を受けてから一定期間のみセンサ部X10を動作させるためのスタート入力信号SETを有する構成とされている。
【選択図】図19

Description

本発明は、センサ回路(磁気センサ、温度センサ、光センサなど、センサ回路全般)、及び、これを集積化して成る半導体装置、並びに、これを用いた電子機器(例えば、電池電源を用いる携帯端末)に関するものであり、特に、その消費電力低減技術に関する。
磁気センサ回路は、一般に、磁界の強さに比例した出力電圧を出力するホール素子と、ホール素子の出力電圧を増幅する増幅器と、増幅器の出力電圧を所定の基準電圧と比較して比較結果を出力する比較器と、を備えて成り、磁界センサが設置された場所の磁界が一定の基準より強いか弱いかに応じて、2値(高(H)レベルまたは低(L)レベル)の信号を出力するようになっている。
磁界の強さに応じた正確な比較結果を得るためには、増幅器から出力される信号に含まれるオフセット信号成分を抑制して、増幅器から出力される信号のばらつきを小さく抑える必要がある。そのオフセット信号成分が生じる主要な要因は、ホール素子の出力電圧に含まれるオフセット信号成分(以下「素子オフセット電圧」と呼ぶ。)と、増幅器の入力端子において存在するオフセット信号成分(以下「入力オフセット電圧」と呼ぶ。)である。素子オフセット電圧は、主に、ホール素子本体がパッケージから受ける応力等によって発生する。また、入力オフセット電圧は、主に、増幅器の入力回路を構成する素子の特性のばらつき等によって発生する。
それらオフセット電圧による影響を低減する磁界センサが、特許文献1に開示されている。すなわち、磁界センサに用いられるホール素子は、一般に、図21に示すホール素子1のように、4つの端子A・C・B・Dに関して幾何学的に等価な形状の板状に形成されている。ここで、幾何学的に等価な形状とは、同図に示した四角形のホール素子1のように、同図に示す状態での形状と、これを90度回転させた状態(A−Cが、B−Dに一致するように回転した状態)での形状とが同一であることを意味する。このようなホール素子1の端子A・C間に電源電圧を印加したときに端子B・D間に生じる電圧と、端子B・D間に電源電圧を印加したときに端子A・C間に生じる電圧とでは、磁界の強さに応じた有効信号成分は同相で、素子オフセット電圧は逆相となる。
まず、第1のタイミングでは、スイッチ回路2を介して、ホール素子1の端子A・C間に電源電圧が印加されるとともに、端子B・D間の電圧が電圧増幅器3に入力される。そこで、電圧増幅器3からは、端子B・D間の電圧と電圧増幅器3の入力オフセット電圧との和に比例した電圧V1が出力される。また、この第1のタイミングでは、スイッチ5が閉じることにより、キャパシタ4がその電圧V1に充電される。
次に、第2のタイミングでは、スイッチ回路2を介して、ホール素子1の端子B・D間に電源電圧が印加されるとともに、第1のタイミングとは逆極性となるように端子C・A間の電圧が電圧増幅器3に入力される。そこで、電圧増幅器3からは、端子C・A間の電圧と電圧増幅器3の入力オフセット電圧との和に比例した電圧V2が出力される。
入力オフセット電圧の影響は、入力電圧の極性に係らず、第1のタイミングと同じなので、電圧増幅器3の出力電圧V2は、第1のタイミングとは逆極性の端子C・A間の電圧と入力オフセット電圧との和に比例した電圧となる。
また、この第2のタイミングでは、スイッチ5が開き、出力端子6・7の間で、電圧増幅器3の反転出力端子3aおよび非反転出力端子3bとキャパシタ4とが直列に接続された状態となる。このとき、キャパシタ4の充電電圧は、第1のタイミングでの電圧増幅器3の出力電圧V1に保持されたまま変化しない。出力端子6・7間の電圧(磁界センサの出力電圧)Vは、電圧増幅器3の反転出力端子3aを基準としたときの非反転出力端子3bの電圧V2と、キャパシタ4の端子4bを基準としたときの端子4aの電圧−V1との和、すなわち、電圧V2から電圧V1を減じたものとなる。したがって、入力オフセット電圧の影響を相殺した電圧Vが磁界センサの出力電圧として得られる。
また、素子オフセット電圧による影響を低減するとともに、増幅器において生じる入力オフセット電圧による影響をも低減し得る磁界センサとしては、特許文献2に開示されたものが知られている。この磁界センサは、ホール素子、スイッチ回路、電圧電流変換増幅器、記憶素子としてのキャパシタ、スイッチ、および抵抗により構成されている。
特許第3315397号明細書 特開平8−201491号公報 特開平11−131879号公報
特許文献1の磁界センサでは、理想的な状態では、オフセットキャンセルは的確に行われることが期待できるが、実際には、キャパシタ4と電圧増幅器3とによる構成では、完全な差動形式とはならない。このために、例えば、キャパシタ4による遅延(鈍り)や、電源電圧のリップルやノイズによって、オフセットキャンセルを充分に行うことができないおそれがあった。
また、特許文献2の磁界センサでは、2つの電圧電流変換増幅器と、2つのキャパシタと、4つのスイッチを必要としているから、入力オフセット電圧の影響を抑制するための回路規模を小さく抑えることが困難であるという問題点があった。
また、回転検出等の連続移動を検出するために用いる磁界センサに限らず、センサ回路は動作時に多くの電力を消費するため、その動作は必要最小限に抑えておくことが望ましい。特に、電池電源によって駆動される携帯機器では、その駆動時間を延ばすためにセンサ回路の消費電力を極力低減する必要がある。
なお、特許文献1、2には、このような消費電力の低減技術に関して、何ら開示されていなかった。
また、本願出願人は、特願2005−230781(特願2005−031715の国内優先出願)において、精度良く測定できる磁気センサ回路を提案したが、本提案では、消費電流が充分に低減されていなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、間欠動作の周期を任意に制御することによって、消費電流を削減することが可能なセンサ回路、及びこれを集積化して成る半導体装置、並びにこれを用いた電子機器を簡単な構成及び最小限の端子数で提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係るセンサ回路は、計測または検知しようとする対象に関する情報を電気信号として取得するセンサ部と、前記センサ部の動作制御を行う制御回路と、を有して成るセンサ回路であって、前記制御回路は、外部からその入力を受けてから一定期間のみ前記センサ部を動作させるためのスタート入力信号を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るセンサ回路において、前記制御回路は、所定の基準クロック信号を生成する発振器と;前記基準クロック信号と任意のパルス周期を有する前記スタート入力信号の入力を受け、前記基準クロック信号を用いて前記スタート入力信号の立ち上がりまたは立ち下がりを検出することで、前記スタート入力信号に応じたパルス周期のスタートパルス信号を生成するスタートパルス信号生成回路と;前記基準クロック信号と前記スタートパルス信号に基づいて、前記スタートパルス信号のパルス周期毎に所定の期間だけ前記センサ部を間欠動作させるための制御信号を生成する制御信号生成回路と;を有して成る構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るセンサ回路において、前記発振器は、前記スタート入力信号を受けてから発振を開始し、所定時間経過した後で前記センサ回路を動作させる構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成るセンサ回路において、前記センサ部は、印加される磁気に応じた出力電圧を第1端子対もしくは第2端子対に発生する磁電変換素子と;前記第1端子対に電源電圧を印加し、前記第2端子対に発生する出力電圧を第1出力端と第2出力端の間に出力する第1切替状態と、前記第2端子対に電源電圧を印加し、前記第1端子対に発生する出力電圧を前記第1出力端と前記第2出力端の間に出力する第2切替状態と、を有するように切り替えられる切替スイッチ回路と;第1増幅入力端に入力される前記第1出力端の電圧を、所定増幅度で増幅した第1増幅電圧を、第1増幅出力端に出力するとともに、第2増幅入力端に入力される前記第2出力端の電圧を、前記所定増幅度で増幅した第2増幅電圧を、第2増幅出力端に出力する増幅ユニットと;第1比較入力端に入力される第1比較電圧を第2比較入力端に入力される第2比較電圧と比較し、前記第1比較電圧が前記第2比較電圧を超えるときに比較出力を発生する比較ユニットと;前記第1増幅出力端と前記第1比較入力端との間に設けられた第1キャパシタと;前記第2増幅出力端と前記第2比較入力端との間に設けられた第2キャパシタと;前記第1比較入力端に、前記第1切替状態時に第1基準電圧を印加するための第1スイッチ回路と;前記第2比較入力端に、前記第1切替状態時に第2基準電圧を印加するための第2スイッチ回路と;前記比較ユニットからの比較出力をラッチして前記センサ部の出力信号を送出するラッチ回路と;を有して成る構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成るセンサ回路において、前記制御回路は、前記増幅ユニット及び前記比較ユニットの少なくとも一方に対して、前記スタートパルス信号のパルス周期毎に、所定の期間だけ電源電圧が供給されるように制御することで、前記センサ部を間欠動作させる構成(第5の構成)にするとよい。
また、本発明に係る半導体装置は、上記第1〜第5いずれかの構成から成るセンサ回路を集積化して成り、かつ、外部端子として、電源電圧が印加される電源端子、接地電圧が印加される接地端子、前記センサ部の出力信号が引き出される出力端子、並びに、前記スタート入力信号が入力される入力端子のみを有する構成(第6の構成)とされている。
また、本発明に係る電子機器は、上記第1の構成から成るセンサ回路と、前記センサ回路に前記スタート入力信号を出力するとともに前記センサ回路からのセンサ出力が入力される制御装置と、を有して成り、前記制御装置は、前記センサ出力が所定期間入力されないときは、前記センサ回路を動作させる間隔をより長く設定し、前記センサ出力があったとき、及び、前記センサ出力が所定期間内に連続して出力されるときは、前記センサ回路を動作させる間隔をより短く設定するように制御する構成(第7の構成)とされている。
なお、上記第7の構成から成る電子機器において、前記半導体装置、及び、前記制御装置は、いずれも電池電源によって駆動される構成(第8の構成)にするとよい。
本発明によれば、間欠動作の周期を任意に制御することによって、消費電流を削減することが可能なセンサ回路、及びこれを集積化して成る半導体装置、並びにこれを用いた電子機器を簡単な構成及び最小限の端子数で提供することができるので、センサ回路のサンプリング回数増大と消費電流削減とのトレードオフを最適化することができ、延いては、これを集積化して成る半導体装置の小型化や、電池電源を用いる電子機器の駆動時間の延長に貢献することが可能となる。
以下、本発明に係る磁気センサ回路の実施例について、図を参照して説明する。本発明の磁気センサ回路は、折りたたみ型携帯電話機の開閉検知センサや、モータの回転位置検知センサ、或いは、ダイヤルの回転操作検知センサなど、磁気の状態(磁界の強さ)を検知するセンサとして、広い用途に使用される。その磁気センサ素子としては、印加される磁界の変化に応じて電気的特性が変化され、その変化に応じた出力電圧を取り出し得るものであれば良く、ホール素子や、磁気抵抗素子などの磁電変換素子が使用できる。以下の実施例では、ホール素子を用いた磁気センサ回路について説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図であり、特願2005−230781(特願2005−031715の国内優先出願)にて出願したものである。図1において、ホール素子10は、図21の従来のものと同様に、4つの端子A・C・B・Dに関して幾何学的に等価な形状の板状に形成されている。
このようなホール素子10の第1端子対A−Cに電源電圧Vccを印加したときに第2端子対B−Dに生じるホール電圧と、第2端子対B−D間に電源電圧Vccを印加したときに第1端子対C−Aに生じるホール電圧と、を比較した場合、ホール素子10に印加される磁界の強さに応じた有効信号成分は同相で、素子オフセット成分(素子オフセット電圧)は逆相となる。
切替スイッチ回路20は、ホール素子10への電源電圧Vccの印加方法と、ホール素子10からのホール電圧の取り出し方法を切り替える。
より具体的に述べると、切替スイッチ回路20は、第1切替信号SW1に応じてオンされるスイッチ21、23、25、27と、第2切替信号SW2に応じてオンされるスイッチ22、24、26、28を有している。この第1、第2切替信号SW1、SW2は、互いに重ならないように、且つ、電源オン信号POWが発生される所定期間の前半部分で第1切替信号SW1が発生され、その後半部分で第2切替信号SW2が発生される。なお、電源オン信号POWは、間欠的に、例えば一定周期毎に所定期間だけ発生される。
第1切替信号SW1が発生されている第1切替状態では、端子Aに電源電圧Vccが印加され、端子Cがグランドに接続されるとともに、端子Bと端子D間に磁界の強さに応じたホール電圧が発生する。その端子B・D間の電圧は、印加される磁界方向によるが、ここでは、端子Bの電圧Vbが低く、端子Dの電圧Vdが高い場合を想定する。なお、電圧は、特に断らない限り、グランドに対する電位を表す。
第1切替信号SW1から第2切替信号SW2への切替は、高速度で行われるので、第2切替状態においても、第1切替状態と同じ磁界方向にあると想定する。第2切替信号SW2が発生されている第2切替状態では、端子Bに電源電圧Vccが印加され、端子Dがグランドに接続されるとともに、端子Cと端子A間に磁界の強さに応じたホール電圧が発生する。端子C・A間の電圧は、端子Cの電圧Vcが低く、端子Aの電圧Vaが高くなる。
これにより、切替スイッチ回路20の第1出力端iの電圧は、第1切替状態では電圧Vbであり、第2切替状態では電圧Vaである。一方、切替スイッチ回路20の第2出力端iiの電圧は、第1切替状態では電圧Vdであり、第2切替状態では電圧Vcである。
増幅ユニット30は、第1出力端iに接続される第1増幅入力端の電圧を、第1増幅回路31によって所定の増幅度αで増幅し、第1増幅出力端iiiに第1増幅電圧を発生する。第1増幅回路31には、入力オフセット電圧Voffa1が存在するから、第1増幅入力端の電圧にその入力オフセット電圧Voffa1が加算される。
また、第2出力端iiに接続される第2増幅入力端の電圧を、第2増幅回路32によって所定の増幅度αで増幅し、第2増幅出力端ivに第2増幅電圧を発生する。第2増幅回路32にも、入力オフセット電圧Voffa2が存在するから、第2増幅入力端の電圧にその入力オフセット電圧Voffa2が加算される。
この増幅ユニット30の第1,第2増幅回路31、32には、電源オン信号POWによってオンされるスイッチ回路34及びスイッチ回路35を介して電源電圧Vccが印加される。したがって、増幅ユニット30は、電源オン信号POWに応じて、間欠的に、例えば一定周期毎に所定期間だけ駆動される。また、第1,第2増幅回路31、32が電流駆動型のものであるときには、スイッチ回路34及びスイッチ回路35は、スイッチ機能付きの電流源回路で構成されることがよい。
第1キャパシタ41は、第1増幅出力端iiiと、比較ユニット60の第1比較入力端vとの間に接続されている。また、第2キャパシタ42は、第2増幅出力端ivと、比較ユニット60の第2比較入力端viとの間に接続されている。
比較ユニット60は、第1比較入力端vに入力される第1比較電圧と第2比較入力端viに入力される第2比較電圧とを比較し、第1比較電圧が第2比較電圧を超えるときに比較出力を発生する。なお、比較ユニット60は、極めて高い入力インピーダンスを持つように構成されている。例えば、その入力回路は、MOSトランジスタ回路で構成される。この比較ユニット60には、電源オン信号POWによってオンされるスイッチ回路61を介して電源電圧が印加される。したがって、比較ユニット60は、電源オン信号POWに応じて、間欠的に、例えば一定周期毎に所定期間だけ駆動される。また、スイッチ回路61は、スイッチ機能付きの電流源回路であってもよい。
その第1比較入力端vには、第1切替信号SW1によってオンされる第1スイッチ回路51及び基準電圧切替回路53を介して第1基準電圧Vref1が供給される。その基準電圧切替回路53は、磁気センサ回路が磁気を検出したときには、その検出信号Sdetによって切り替えられる。基準電圧切替回路53が切り替えられたときには、第1比較入力端vには、修正第1基準電圧Vref1Aが供給され得るようになる。
また、第2比較入力端viには、第1切替信号SW1によってオンされる第2スイッチ回路52を介して第2基準電圧Vref2が供給される。第1基準電圧Vref1は、修正第1基準電圧Vref1Aよりも所定値だけ低い値に設定され、且つ、修正第1基準電圧Vref1Aは、第2基準電圧Vref2よりも所定値だけ低い値に設定されることがよい。なお、修正第1基準電圧Vref1Aとして、第2基準電圧Vref2を用いることもできる。
この第1、第2比較入力端v、viに供給される電圧を、比較出力が発生されていないときには、第1基準電圧Vref1及び第2基準電圧Vref2にし、比較出力が発生されたときには、修正第1基準電圧Vref1A及び第2基準電圧Vref2にすることにより、比較ユニット60の動作にヒステリシス特性を付与することができる。これにより検出を安定して行うことができる。また、そのヒステリシス幅は、第1基準電圧Vref1、修正第1基準電圧Vref1A、及び、第2基準電圧Vref2のレベルを調整することにより、容易に変更できる。
ラッチ回路70は、比較出力をクロック信号CKのタイミングでラッチする。このラッチ回路70としては、D型フリップフロップが好適である。このラッチ回路70のラッチ出力を、バッファ増幅器80で増幅して、検出信号Sdetを得る。
図2は、増幅ユニットの第1の例を示す図である。この図2の増幅ユニット30Aは、第1増幅回路31Aと第2増幅回路32Aを有している。第1増幅回路31Aは、演算増幅器31−1の反転入力端と出力端iiiとの間に帰還抵抗31−2を接続し、反転入力端と基準電圧Vref0との間に帰還抵抗31−3を接続する。そして、非反転入力端に入力される第1出力端iの電圧を増幅し、第1増幅出力端iiiに第1増幅電圧を出力する。また、第2増幅回路32Aは、同様の構成を有しており、非反転入力端に入力される第2出力端iiの電圧を増幅し、第2増幅出力端ivに第2増幅電圧を出力する。
この図2の増幅ユニット30Aでは、帰還抵抗31−2、32−2の抵抗値をR2、帰還抵抗31−3、32−3の抵抗値をR1とすると、増幅度αは約R2/R1である。但し、R2≫R1。
図3は、増幅ユニットの第2の例を示す図である。この図3の増幅ユニット30Bは、第1出力端iの電圧を非反転入力端に入力し、出力端iiiから第1増幅出力を出力する第1演算増幅器31−1と、この第1演算増幅器31−1の出力端iiiと反転入力端との間に設けられた第1帰還抵抗31−2と、第2出力端iiの電圧を非反転入力端に入力し、出力端ivから第2増幅出力を出力する第2演算増幅器32−1と、この第2演算増幅器32−1の出力端ivと反転入力端との間に設けられた第2帰還抵抗32−2と、その第1演算増幅器31−1の反転入力端と第2演算増幅器32−1の反転入力端との間に設けられた第3帰還抵抗33とを有している。
このように、増幅ユニット30Bは、第1増幅回路31Bと第2増幅回路32Bとで、第3帰還抵抗33を共有する形式、すなわち平衡入力−平衡出力形式の増幅回路である。増幅ユニット30Bでは、図2の増幅ユニット30Aに比して、帰還抵抗の数を削減できるし、また、第1、第2増幅回路31A、31Bの基準電圧は、その回路内で自動的に設定されるから、基準電圧を設定することが不要となる。
また、増幅ユニット30Bでは、特有の構成を用いた平衡入力−平衡出力型とすることにより、電圧増幅利得を大きく採ることができる。即ち、帰還抵抗31−2、32−2の抵抗値をR2、第3帰還抵抗33の抵抗値をR1とすると、増幅度αは約2×R2/R1(但し、R2≫R1)となる。増幅度が2倍になることにより、回路設計を容易に行うことができるし、また、感度の低いホール素子も使いこなしやすくなる。なお、増幅ユニット30A、30Bの動作電源電圧は、図1のように、スイッチ回路34、35を介して、それぞれの増幅回路に供給される。
図4は、各基準電圧を発生するための基準電圧発生回路90の構成を示す図である。なお、図4の基準電圧発生回路90では、電源電圧Vccを分圧抵抗器91〜95で分圧して、基準電圧Vref0、第1基準電圧Vref1、修正第1基準電圧Vref1A、第2基準電圧Vref2を発生する。これらの基準電圧は、分圧抵抗器91〜95の電源電圧Vcc側のP型MOSトランジスタ96とグランド側のN型MOSトランジスタ97がオンされているときに発生される。このMOSトランジスタ96、97は、インバータ98、99を介して、電源オン信号POWに応じてオンされる。なお、電源オン信号POWに代えて、第1切替信号SW1に応じて、MOSトランジスタ96、97をオンするようにしてもよい。
次に、以上のように構成される本発明の磁気センサ回路の動作を、図5のタイミングチャートをも参照して説明する。なお、電源オン信号POW、第1切替信号SW1、第2切替信号SW2、及びクロック信号CKは、後述する制御回路から発生される。
まず、電源オン信号POWが、第1周期T1毎に、所定時間T2だけ発生される。これにより、磁気センサ回路は、間欠的に電源電圧Vccが供給されて、動作する。例えば、携帯電話機の開閉検出のためには、第1周期T1を50msとし、所定時間T2を25μsとすることができる。これにより、携帯電話機の電池の電力消費を著しく少なくできるし、且つ、開閉状態の検出動作に不具合を生じることもない。第1周期T1や所定時間T2の長さは、本発明の磁気センサ回路が適用される用途に応じて、適切な時間長に設定されることがよい。なお、磁気センサ回路は、間欠的に動作させるのではなく、連続的に動作させることとしてもよい。
さて、電源オン信号POWが印加される時点t1とほぼ同時に、第1切替信号SW1が発生される。第1切替信号SW1の発生により、切替スイッチ回路20はスイッチ21、23、25、27がオンして第1切替状態になり、第1、第2スイッチ回路51、52がオンする。
ホール素子10の第1端子対の端子A・Cに電源電圧Vcc及びグランド電圧が印加され、第2端子対である端子B・Dにホール電圧が発生する。このとき、端子Bには電圧Vbが発生し、端子Dには電圧Vdが発生する。
増幅ユニット30の第1増幅出力端iiiには、電圧Vbが増幅された第1増幅電圧α(Vb−Voffa1)が発生し、また、第2増幅出力端ivには、電圧Vdが増幅された第2増幅電圧α(Vd−Voffa2)が発生する。このαは、増幅ユニット30の増幅度であり、Voffa1、Voffa2は、第1増幅回路31、第2増幅回路32の入力オフセット電圧である。
この第1切替状態時では、第1、第2スイッチ回路51、52がオンしており、また、基準電圧切替回路53が切り替えられていないとすると、スイッチ53−2がオンしている。したがって、比較ユニット60の第1比較入力端vには、第1基準電圧Vref1が印加され、また、第2比較入力端viには、第2基準電圧Vref2が印加されている。
これにより、第1キャパシタ41は、その両端子の差電圧、Vref1−α(Vb−Voffa1)、に充電される。一方、第2キャパシタ42は、その両端子の差電圧、Vref2−α(Vd−Voffa2)、に充電される。
時点t2になると、第1切替信号SW1がなくなり、第1切替状態は終了する。所定の短時間τだけ遅れて、時点t3で第2切替信号SW2が発生される。この所定短時間τを設けることにより、切替スイッチ回路20の第1切替状態と第2切替状態との間に、どちらの切替状態でもない期間が設定される。第2切替信号SW2の発生により、切替スイッチ回路20はスイッチ22、24、26、28がオンして第2切替状態になり、また、第1、第2スイッチ回路51、52はオフする。
そして、ホール素子10の第2端子対の端子B・Dに電源電圧Vcc及びグランド電圧が印加され、第2端子対である端子C・Aにホール電圧が発生する。このとき、端子Cには電圧Vcが発生し、端子Aには電圧Vaが発生する。
増幅ユニット30の第1増幅出力端iiiには、電圧Vaが増幅された第1増幅電圧α(Va−Voffa1)が発生し、また、第2増幅出力端ivには、電圧Vcが増幅された第2増幅電圧α(Vc−Voffa2)が発生する。
この第2切替状態時では、第1、第2スイッチ回路51、52がオフしている。なお、未だ、基準電圧切替回路53は切り替えられていないので、スイッチ53−2がオン状態に維持されている。
第1キャパシタ41、第2キャパシタ42に充電されている電荷は変化することなく保持されるので、比較ユニット60の第1比較入力端vの第1比較電圧Vcomp1及び第2比較入力端viの第2比較電圧Vcomp2は次の式1、2のようになる。
Vcomp1=Vref1−[α(Vb−Voffa1)−α(Va−Voffa1)]
=Vref1−α(Vb−Va) ・・・(1)
Vcomp2=Vref2−[α(Vd−Voffa2)−α(Vc−Voffa2)]
=Vref2−α(Vd−Vc) ・・・(2)
この式1、2に示される通り、第1、第2比較電圧Vcomp1、Vcomp2には、入力オフセット電圧Voffa1、Voffa2が含まれていない。即ち、入力オフセット電圧Voffa1、Voffa2は、第1切替状態と第2切替状態の操作を通じて、相殺されている。
そして、比較ユニット60で、第1、第2比較電圧Vcomp1、Vcomp2が比較される。すなわち、第1比較電圧Vcomp1と第2比較電圧Vcomp2との差が取られて、第1比較電圧Vcomp1が第2比較電圧Vcomp2を超えるとき(Vcomp1>Vcomp2)に比較出力が発生される。この比較ユニット60での比較を式で表すと、式3のようになる。
Vcomp1−Vcomp2
=Vref1−Vref2−α(Vb−Va)+α(Vd−Vc)・・・(3)
ところで、ホール素子10から発生されるホール電圧には、磁界の強さに比例した信号成分電圧と素子オフセット電圧とが含まれている。本発明のようなホール素子10の第1切替状態で端子B・D間に生じる電圧と、第2切替状態で端子C・A間に生じる電圧とでは、磁界の強さに応じた有効信号成分は同相で、素子オフセット電圧は逆相となる。
電圧Vb、Vd、Va、Vcに含まれる素子オフセット電圧を、Vboffe、Vdoffe、Vaoffe、Vcoffeとすると、ホール素子の90°キャンセル式から、Vboffe−Vdoffe=Vaoffe−Vcoffeとなる。この式を変形すると次の式4が得られる。
Vboffe−Vaoffe=Vdoffe−Vcoffe ・・・(4)
この式4は、式3による第1比較電圧Vcomp1と第2比較電圧Vcomp2との比較において、素子オフセット電圧がキャンセルされていることを示している。
このように、ホール素子10の素子オフセット電圧及び増幅ユニット30の入力オフセット電圧はともに、比較ユニット60における比較動作においてキャンセルされている。
次に、時点t4において、クロック信号CKが立ち上がる。ラッチ回路70は、このクロック信号CKの立ち上がりで、比較ユニット60からの比較出力をラッチする。比較出力がラッチされると、バッファ増幅器80から検出信号Sdetが発生される。また、時点t5で、電源オン信号POWはなくなり、また、ほぼ同時に第2切替信号SW2もなくなる。なお、ここでは、クロック信号CKを、反転し且つ遅延させて、第2切替信号SW2を形成している。
さて、第2切替状態において、第1比較電圧Vcomp1が、第2比較電圧Vcomp2より小さいとき、比較出力は発生していない(即ち、Lレベル)から、検出信号Sdetは発生されない。しかし、第1比較電圧Vcomp1が、第2比較電圧Vcomp2を超えているときには、比較出力が発生する(即ち、Hレベル)から、検出信号Sdetが発生される。
この検出信号Sdetの発生によって、基準電圧切替回路53が切り替えられ、スイッチ53−2がオフし、スイッチ53−1がオンする。これにより、比較ユニット60の第1比較入力端vには、第1切替状態において、修正第1基準電圧Vref1Aが印加されるようになる。したがって、次の周期における所定時間T2においては、比較ユニット60における比較動作の閾値が低くされる。すなわち、比較ユニット60は、ヒステリシス動作を行う。そのヒステリシス幅は、Vref1A−Vref1である。また、そのヒステリシス幅も、第1、修正第1基準電圧Vref1、Vref1Aを設定するだけでよいから、設計及び調整が容易である。
また、本発明では、第1、第2キャパシタ41、42に、第1切替状態で、電荷を所定状態にチャージして比較ユニット60の入力電圧基準値を所定の第1、第2基準電圧Vref1、Vref2に設定する。この第1、第2基準電圧Vref1、Vref2を、電源電圧Vccの中点電圧(Vcc/2)に、可能な限り近い電圧にすることによって、入力ダイナミックレンジを大きく設定することができる。
また、増幅ユニット30、比較ユニット60など、主要なユニットへの電源電圧Vccの供給を第1周期T1毎の間欠動作とし、この間欠動作と検出信号Sdetによるラッチ動作とを結合させることにより、電力消費を低減し、且つ、安定した磁気検出も確保することができる。
このように、間欠動作により電力消費が低減されること、安定して磁気を検出できることにより、本発明の磁気センサ回路は、電池等を電源とする携帯端末(例、折りたたみ型や回転型などの携帯電話機)のセンサ回路として、特に適している。
なお、ホール素子10への磁界が或る一方向に向いていることとして説明したが、その磁界が逆方向である場合には、当然ながら、発生されるホール電圧も逆極性になる。この場合には、ホール電圧の極性に合わせて、回路構成が組まれることになる。
[第2の実施例]
第2の実施例として、ホール素子への磁界の向きに依存せず磁界の強さを検出できる磁気センサ回路を示す。
図6は、本発明者による先に述べた出願の第2の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。図6において、磁気センサ回路1Aは制御回路100、OR回路OR1、ラッチ回路71、インバータINV0を含む点で図1に示す磁気センサ回路と異なる。なお、磁気センサ回路1Aの他の部分の構成は図1に示す磁気センサと同様であるので以後の説明は繰り返さない。
制御回路100は、電源オン信号POW、第1切替信号SW1、第2切替信号SW2、第3切替信号SW3、クロック信号CK_SH1,CK_SH2を出力する。第3切替信号SW3は、第1スイッチ回路51および第2スイッチ回路52に与えられる。
ラッチ回路70は、比較ユニット60から出力される信号COMPOUT(比較出力)をクロック信号CK_SH1の立ち上がりのタイミングでラッチする。OR回路OR1は信号COMPOUTとラッチ回路70から出力される信号DFF_SH1(第1ラッチ出力)とを受ける。ラッチ回路71はOR回路OR1の出力をクロック信号CK_SH2の立ち上がりのタイミングでラッチする。なお、ラッチ回路70と同様に、ラッチ回路71としてはD型フリップフロップが好適である。
バッファ増幅器80は、ラッチ回路71から出力される信号DFF_SH2(第2ラッチ出力)を増幅し、検出信号Sdetを出力する。インバータINV0は、検出信号Sdetを反転させ、出力信号OUTを出力する。出力信号OUTに応じて磁界の強度が所定の強度か否かが判定される。
図7は、本発明の第2の実施例の磁気センサ回路の動作を説明するタイミングチャートである。図7において、信号OSCは制御回路100の動作の基準となる信号である。後述するように信号OSCは制御回路100の内部で生成される。
第1の実施例と同様、電源オン信号POWは、第1周期T1毎に、所定時間T2だけ発生する。時刻t1〜時刻t5の期間が所定時間T2である。所定時間T2は第1期間〜第4期間を含む。時刻t1〜時刻t2の期間、時刻t2〜時刻t3の期間、時刻t3〜時刻t4の期間、および時刻t4〜時刻t5の期間が、それぞれ第1期間〜第4期間である。
第1期間、第2期間においてはS極性の磁界の強度が検出され、第3期間、第4期間においてはN極性の磁界の強度が検出されるものとして以下説明する。ただし検出する磁界の極性の順番が逆であってもよい。
時刻t1〜時刻t3における磁気センサ回路1Aの動作は第1の実施例の磁気センサ回路の動作と同様である。時刻t0において信号OSCが立ち上がると時刻t1において電源オン信号POWが発生する。電源オン信号POWの発生時刻とほぼ同時に、第1切替信号SW1と第3切替信号SW3とが発生する。第1切替信号SW1の発生により、切替スイッチ回路20は第1切替状態になる。また、第3切替信号SW3の発生により、第1スイッチ回路51、第2スイッチ回路52がともにオンする。
電圧AOUT1、電圧AOUT2はそれぞれ第1増幅回路31、第2増幅回路32の出力を示す。時刻t1〜時刻t2の期間において、電圧AOUT1はα(Vb−Voffa1)であり、電圧AOUT2はα(Vd−Voffa2)である。また、比較ユニット60の第1比較入力端vの第1比較電圧Vcomp1は第1基準電圧Vref1であり、第2比較入力端viの第2比較電圧Vcomp2は第2基準電圧Vref2である。なお、ホール素子10からの信号がなければ電圧AOUT1,AOUT2は電圧VMに等しい。
制御回路100は第2期間において、第1切替状態の終了時(時刻t2)から所定の短時間τが経過した後に第2切替状態が始まるよう、切替スイッチ回路20を設定する。時刻t2〜時刻t3の期間、電圧AOUT1はα(Va−Voffa1)であり、電圧AOUT2はα(Vc−Voffa2)である。上述の式1、式2で示されるように、第1比較電圧Vcomp1はVref1−α(Vb−Va)となり、第2比較電圧Vcomp2はVref2−α(Vd−Vc)となる。ホール電圧(端子間電圧)をVsとすると第1比較電圧Vcomp1はVref1から+αVsだけ変化し、第2比較電圧Vcomp2はVref2から−αVsだけ変化する。
時刻t3において信号OSCが立ち上がると、所定の短時間τ後に第3切替信号SW3が再び発生する。第3切替信号SW3の発生に応じて、第1比較電圧Vcomp1は、第1基準電圧Vref1に変化し、第2比較電圧Vcomp2は、第2基準電圧Vref2に変化する。切替スイッチ回路20が第2切替状態のまま保たれているので、電圧AOUT1,AOUT2は、それぞれα(Va−Voffa1)、α(Vc−Voffa2)のまま保たれる。
制御回路100は第4期間において、第2切替状態の終了時(時刻t4)から所定の短時間τが経過した後に第1切替状態が始まるよう、切替スイッチ回路20を設定する。これにより電圧AOUT1はα(Vb−Voffa1)に変化し、電圧AOUT2はα(Vd−Voffa2)に変化する。第1比較電圧Vcomp1はVref1−α(Va−Vb)に変化し、第2比較電圧Vcomp2はVref2−α(Vc−Vd)に変化する。つまり、第4期間において、第1比較電圧Vcomp1はVref1から−αVsだけ変化し、第2比較電圧Vcomp2はVref2から+αVsだけ変化する。
磁界の強度が所定の強度以上であればホール素子10から信号が出力されるので、Hレベルの信号COMPOUTが得られる。信号COMPOUTがHレベルである期間は、磁界の極性がS極性であれば時刻t2〜時刻t3の期間となり、磁界の極性がN極性であれば時刻t4〜時刻t5の期間となる。
クロック信号CK_SH1は時刻t2において立下り、時刻t3において立ち上がる。時刻t3において信号COMPOUTがHレベルであれば信号DFF_SH1はLレベルからHレベルに変化する。
クロック信号CK_SH2は時刻t4において立下り、時刻t5において立ち上がる。時刻t5においてOR回路OR1の出力はHレベルであるので、信号DFF_SH2はLレベルからHレベルに変化し、出力信号OUTはHレベルからLレベルに変化する。
一方、時刻t5において信号COMPOUTがHレベルの場合、OR回路OR1の出力は信号COMPOUTに応じてHレベルになっている。よって、時刻t5においてクロック信号CLK_SH2が立ち上がると、信号DFF_SH2はLレベルからHレベルに変化し、出力信号OUTはHレベルからLレベルに変化する。
出力信号OUTがHレベルからLレベルに変化するということは、磁界の強度が所定の強度以上であることを意味する。このように、制御回路100は第1および第4期間に切替スイッチ回路20を第1切替状態に設定し、第2および第3期間に切替スイッチ回路20を第2切替状態に設定する。また、制御回路100は第1および第3期間に第1スイッチ回路51、第2スイッチ回路52をオンさせる。よって、磁気センサ回路1Aは、ホール素子10への磁界の向きに依存せず、磁界の強度が所定の強度以上であることを検出することができる。
また、制御回路100は、第1切替信号SW1の立下りと第2切替信号SW2の立ち上がりとの間、および第2切替信号SW2の立下りと第1切替信号SW1の立ち上がりとの間に所定の短時間τを設ける。これにより、第1比較電圧Vcomp1、第2比較電圧Vcomp2が安定するので、磁気センサ回路1Aの誤動作を防ぐことができる。
さらに、制御回路100は、第2切替信号SW2を時刻t2〜時刻t4の期間に亘って連続して出力するので、磁気センサ回路1Aは、短期間で両極性の磁界の強度を検出することができる。
さらに、制御回路100は、電源オン信号POWを所定時間T2だけ出力することにより、磁気センサ回路1Aを間欠的に動作させるので磁気センサ回路1Aの消費電力を低減することができる。
次に、制御回路100について詳細に説明する。
図8は、図6の制御回路100の構成を示す図である。
図8において、制御回路100は、信号OSCを出力する発振器101と、基準クロック信号OSCの周波数を所定の分周比(たとえば1/4096)で分周してスタートパルス信号SIGを出力する分周回路102と、スタートパルス信号SIGと基準クロック信号OSCとを受け、基準クロック信号OSCの1パルスごとに、信号S0〜S4を順次出力するシフトレジスタ103とを含む。シフトレジスタ103は、端子Q0〜Q4から信号S0〜S4をそれぞれ出力する。
制御回路100は、さらに、OR回路OR11〜OR14を含む。OR回路OR11は信号S0〜S3を受ける。OR回路OR12は信号S0,S3を受ける。OR回路OR13は信号S1,S2を受ける。OR回路OR14は信号S0,S2を受ける。
制御回路100は、さらに、基準クロック信号OSCの立ち上がりに応じ、OR回路OR11〜OR14の各出力をラッチするD型フロップフロップFF1〜FF4を含む。
制御回路100は、さらに、D型フロップフロップFF1〜FF4のそれぞれの出力を遅延させる遅延回路104〜107とインバータINV1,INV2とを含む。遅延回路104〜107からはそれぞれ電源オン信号POW、第1切替信号SW1、第2切替信号SW2、第3切替信号SW3が出力される。インバータINV1は信号S2を反転させてクロック信号CLK_SH1を出力する。インバータINV2は信号S4を反転させてクロック信号CLK_SH2を出力する。
遅延回路104〜107の各々は、D型フリップフロップの出力の立ち上がりのみを遅延させる。よって、図7に示す所定の短時間τを第1切替信号SW1と第2切替信号SW2との間に設けることが可能になる。
図9は、図8の遅延回路104の構成例を示す図である。
図9において、遅延回路104は、直列に接続されるn個(nは偶数)のインバータINV11〜INV1nと、AND回路AND1と、バッファ増幅器80Aとを含む。インバータINV11およびAND回路AND1の一方の入力端子には信号S11(D型フリップフロップFF1の出力)が入力される。AND回路AND1の他方の入力端子にはインバータINV1nからの信号が入力される。バッファ増幅器80AはAND回路AND1の出力を増幅して電源オン信号POWを出力する。ここでインバータの個数nは必要に応じて適切に定められる。
なお、遅延回路105〜107の各々の構成は遅延回路104と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
続いて、本発明の磁気センサ回路において動作を安定させるための構成例を説明する。本発明の磁気センサ回路は比較ユニット60を備えることで電源電圧のリップルやノイズの影響を受けにくくなり、安定した動作が可能になる。さらに動作を安定させるための構成の一例として、第1比較入力端vと第2比較入力端viとにそれぞれ接続される信号線L1,L2および第1キャパシタ41、第2キャパシタ42の構成例を示す。
図10は、信号線L1,L2および第1キャパシタ41、第2キャパシタ42の構成例を示す模式図である。
図10において、第1キャパシタ41はキャパシタ41A,41Bに分割され、第2キャパシタ42はキャパシタ42A,42Bに分割される。キャパシタ41Aの2辺に沿ってキャパシタ42A,42Bが配置される。キャパシタ41Bは、キャパシタ42A,42Bに対してキャパシタ41Aと反対側に設けられる。
このようにキャパシタを配置すれば、キャパシタ同士で対向する部分が大きくなる。たとえば、ノイズによりキャパシタ41Aの一端の電圧が変化しても、キャパシタ41A,42A,42Bの電位も同じように変化する。比較ユニット60によって同相のノイズ成分が相殺されるのでノイズの影響を低減できる。よって、安定した動作が可能になる。
信号線L1,L2は平行に配置された部分を有する。比較ユニット60により、信号線L1,L2に同相のノイズが印加された場合に同相のノイズ成分は相殺されるので安定した動作が可能になる。
なお、第1キャパシタ41,第2キャパシタ42の容量値が信号線L1,L2の寄生容量よりも大きくなるよう、第1キャパシタ41,第2キャパシタ42の面積を設定することが好ましい。たとえば、第1期間から第2期間に切り換る際に、電圧AOUT1は+αVsだけ変化し、電圧AOUT2は−αVsだけ変化する。しかし、第2期間において第1スイッチ回路51および第2スイッチ回路52をオフしたときに、信号線L1,L2の寄生容量に蓄積された電荷が放電することによって、第1比較入力端v、第2比較入力端viの電圧がそれぞれVref1+αVs、Vref2−αVsよりも小さくなる可能性が生じる。第1キャパシタ41,第2キャパシタ42の面積を大きくすることで、第1キャパシタ41,第2キャパシタ42にはより多くの電荷が蓄積されるので、信号線L1,L2の寄生容量に蓄積された電荷が放電しても第1比較入力端v、第2比較入力端viの電圧が低下することを防ぐことができる。
図11は、磁気センサ回路1Aの適用例を示す図である。
図11において、携帯電話150は折りたたみ型の携帯電話であり、本発明の携帯端末に相当する。携帯電話150は本体151および筐体152を有する。本体151は磁気センサ回路1Aと、磁気センサ回路1Aに電源電圧を与える電池154とを含む。筐体152は磁石155および表示部156を含む。
筐体152の移動に応じて磁石155と磁気センサ回路1Aとの距離が変化するので磁気センサ回路1Aに対する磁界の強度が変化する。磁気センサ回路1Aは磁界の強度を検出することにより開閉検知センサとして動作する。
表示部156側の面に磁石155のS極、N極のどちらが向けられていても磁気センサ回路1Aは磁界の強度を検出できる。よって、筐体152に磁石155を装着する際に磁石の向きを管理する必要がなくなり、携帯電話の生産性が向上する。
また、本体151に内蔵されるカメラ(図示せず)で撮影した画像を表示部156でモニタする場合、筐体152を回転させて表示部156を外側に向けた状態で携帯電話150を使用することがある。この場合にも磁気センサ回路1AはN極性の磁界の強度を検出できる。よって、一方の極性の磁界のみ検出可能な磁気センサ回路を2つ設けるよりも実装面積が小さくなるとともに、携帯電話の消費電力を低減できる。
なお、上述のように実施例1の磁気センサ回路も携帯電話150に搭載可能である。ただしこの場合には、表示部156側の面の極性がN極、S極のいずれかになるように筐体152に磁石155が装着される。
また、制御回路100は図5に示すタイミングチャートに従って電源オン信号POW、第1切替信号SW1、第2切替信号SW2を出力してもよい。
以上のように本発明の第2の実施例によれば、ホール素子の出力を切り替える切替スイッチ回路と、比較ユニットの入力端に基準電圧を与えるスイッチとを制御する制御回路を設けることにより、極性によらず磁界の強度を検出することができる。
[第3の実施例]
第3の実施例として、磁界強度の検出感度の温度特性を補償することができる磁気センサ回路を示す。なお、第3の実施例の磁気センサ回路の全体構成は図1(または図6)に示す磁気センサ回路の構成と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
図12は、図1のホール素子10に流れる電流を説明する図である。
図12において、スイッチ21,24はP型MOSトランジスタにより構成され、スイッチ25,28はN型MOSトランジスタにより構成される。P型MOSトランジスタのオン抵抗の値はRP、N型MOSトランジスタのオン抵抗の値はRNである。また、ホール素子10の抵抗値はRHである。ホール素子10から出力されるホール電圧Vsは式5のように示される。
Vs=KH×IH×B ・・・(5)
ここでKHはホール係数であり、IHはホール素子10に流れる電流であり、Bは磁界密度(磁気センサ回路が反応する磁束密度の設計値)を示す。式5に示すように電圧Vsは電流IHに比例する。
一方、電流IHは式6のように示される。
IH=Vcc/(RP+RH+RN) ・・・(6)
図13は、本発明の第3の実施例に適用される基準電圧発生回路を示す図である。
図13において、基準電圧発生回路90Aは、第1および第2の実施例の磁気センサ回路に適用可能である。基準電圧発生回路90Aは、分圧抵抗器91〜94に代えて分圧抵抗器91A、93Aを含む点で図4の基準電圧発生回路90と異なるが、他の部分は基準電圧発生回路90と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
分圧抵抗器93Aは第1基準電圧Vref1を出力する第1基準電圧端N1と第2基準電圧Vref2を出力する第2基準電圧端N2との間に接続される。分圧抵抗器91Aは第1基準電圧端N1に一端部が接続される。分圧抵抗器95の一端部は第2基準電圧端N2に接続される。電源オン信号POWの発生時に分圧抵抗器91Aの他端部は接地電位に結合可能である。また、電源オン信号POWの発生時に分圧抵抗器95の他端部は電源電圧Vccに結合可能である。
分圧抵抗器91Aは、図4に示す分圧抵抗器91,92を合成した抵抗器に相当し、分圧抵抗器93Aは、図4に示す分圧抵抗器93,94を合成した抵抗器に相当する。
ここで分圧抵抗器95の抵抗値RVR1、および分圧抵抗器91Aの抵抗値RVR2はともにn/2×RHである。分圧抵抗器93Aの抵抗値RVR0は抵抗値RVR1,RVR2の和に比べて小さく、n×RH≫RVR0の関係が成立する。
分圧抵抗器93Aの両端の電圧をVREF(=Vref2−Vref1)と示し、分圧抵抗器93Aに流れる電流をIREFと示す。電圧VREFは式7のようになる。
VREF=IREF×RVR0 ・・・(7)
またP型MOSトランジスタ96のオン抵抗の値をRPR、N型MOSトランジスタ97のオン抵抗の値をRNRとする。RPR,RNRは図12に示すP型MOSトランジスタ、N型MOSトランジスタのオン抵抗のn倍であり、RPR=n×RP,RNR=n×RNという関係を満たす。この場合、電流IREFは式8のようになる。
IREF=Vcc/{n(RP+RH+RN)+RVR0} ・・・(8)
n×RH≫RVR0であるので式8においてRVR0は無視できる。よって式6と式8とから電流IHと電流IREFとの関係は式9のようになる。
IH=n×IREF ・・・(9)
また、式5、式7および式9から磁気センサ回路の感度(=Vs/VREF)は式10のようになる。
Vs/VREF=n×KH×B/RVR0 ・・・(10)
式10から、分圧抵抗器93Aの抵抗値RVR0の温度に対する変化量が小さい(たとえば、抵抗値RHの温度に対する変化量よりも小さいか、または0)の場合には、感度の温度特性を補償できる。また、感度は抵抗比nに依存するが、式9から電流IHの温度特性と電流IREFの温度特性とが同じであればnは一定となる。つまり、分圧抵抗器91A,95の各分圧抵抗器の抵抗値の温度特性が抵抗値RHの温度特性と同じであれば、感度の温度特性を補償できる。
すなわち、感度の温度特性を補償するための条件は以下の通りである。第1の条件は、分圧抵抗器93Aの抵抗値が分圧抵抗器91Aの抵抗値と分圧抵抗器95の抵抗値との和よりも小さいことである。第2の条件は、分圧抵抗器93Aの抵抗値の温度に対する変化量がホール素子10の電気抵抗値の温度に対する変化量よりも小さいことである。第3の条件は、分圧抵抗器91Aの抵抗値の温度係数および分圧抵抗器95の抵抗値の温度係数が、ともにホール素子10の電気抵抗値の温度係数と同じであることである。
なお、このように分圧抵抗器91A,95およびホール素子10を設定するためには、たとえばホール素子10、分圧抵抗器91A,95を同一の半導体基板において同一種類の材質からなる抵抗素子(たとえば拡散抵抗)を用いて形成すればよい。
以上のように第3の実施例によれば、基準電圧発生回路にホール素子の抵抗と同じ温度特性を有する分圧抵抗器と、その分圧抵抗器よりも温度係数および抵抗値の小さい分圧抵抗器とを用いることによって、検出感度の温度特性を補償することができる。
[第4の実施例]
第4の実施例の磁気センサ回路は、実施例1〜3の磁気センサ回路に比較して第1周期T1を短くすることができる。
図14は、本発明の第4の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。
図14において、磁気センサ回路1Bは、制御回路100に代えて制御回路100Aを含む点で図6に示す磁気センサ回路1Aと異なるが、他の部分は磁気センサ回路1Aと同様であるので以後の説明は繰り返さない。
制御回路100Aは、入力されるスタート入力信号SETに応じて、第1周期T1の長さをスタート入力信号SETが入力されていないときの長さよりも短くする。第1周期T1の長さは、スタート入力信号SETが入力されていない場合には、たとえば50msであり、スタート入力信号SETが入力されている場合には、たとえば0.2msである。
磁気センサ回路の出荷時の検査工程において、第1周期T1の長さを通常動作時の長さよりも短くすれば、検査に要する時間を短くすることができる。これにより磁気センサ回路の生産性を向上することができる。
図15は、図14の制御回路100Aの構成を示す図である。
図15において、制御回路100Aは、分周回路102に代えて分周回路102Aを含む点で制御回路100と異なるが、他の部分については制御回路100と同様であるので以後の説明は繰り返さない。
分周回路102Aは、スタート入力信号SETの入力有無に応じて、基準クロック信号OSCの分周比を変化させる。これによって、スタート入力信号SETの入力時に第1周期T1の長さを短くすることができる。
図16は、図15の分周回路102Aの構成例を示す図である。
図16において、分周回路102Aは、カウンタ111〜113、NOR回路NOR1〜NOR3、およびAND回路AND11を含む。
カウンタ111〜113はたとえば16進カウンタである。カウンタ111は基準クロック信号OSCのパルス数に応じて端子Q0〜Q3からパルスを出力する。カウンタ111の端子Q0〜Q3から出力されるパルスはNOR回路NOR1に入力される。カウンタ112はカウンタ111の端子Q3から出力されるパルスに応じ、端子Q0〜Q3からパルスを出力する。カウンタ112の端子Q0〜Q3から出力されるパルスはNOR回路NOR2に入力される。カウンタ113はカウンタ112の端子Q3から出力されるパルスに応じ、端子Q0〜Q3からパルスを出力する。カウンタ113の端子Q0〜Q3から出力されるパルスはNOR回路NOR3に入力される。
NOR回路NOR2の出力とスタート入力信号SETとはOR回路OR21に入力される。NOR回路NOR2の出力とスタート入力信号SETとはOR回路OR21に入力される。
AND回路AND11はNOR回路NOR1の出力とOR回路OR21,OR22との出力とを受けてスタートパルス信号SIGを出力する。スタート入力信号SETがLレベルの場合には、基準クロック信号OSCのパルス数が4096に達するたびに1つのパルスがスタートパルス信号SIGとして出力される。一方、スタート入力信号SETがHレベルの場合には、基準クロック信号OSCのパルス数が16に達するたびにスタートパルス信号SIGが出力される。つまり、スタート入力信号SETの入力時(信号SETがHレベルのとき)、第1周期T1は短くなる。
なお、カウンタは16進カウンタに限定される必要はなく、たとえば10進カウンタでもよい。また、カウンタの個数は3個に限定されず必要に応じて適切に定められる。
以上の通り、第4の実施例によれば、制御回路に入力される設定信号に応じて第1周期の長さを短くすることができるので、磁気センサ回路の生産性を向上することができる。
[第5の実施例]
第5の実施例として、電源オン信号POWの第1周期T1(すなわち、間欠動作周期)を任意に可変制御することが可能な磁気センサ回路を示す。なお、第5の実施例に係る磁気センサ回路の全体構成は、本願出願人による先の出願及び図14に示す磁気センサ回路1Bの構成(第4の実施例)と同様であり、制御回路100Aを構成する分周回路102A(図15及び図16を参照)に代えて、スタートパルス信号生成回路を含む点に特徴を有している。そこで、第4の実施例と同様の構成部分については詳細な説明を省略し、以下では、スタートパルス信号生成回路についての重点的な説明を行う。
図17は、本発明の第5の実施例に適用されるスタートパルス信号生成回路の構成例を示す図である。
本図(a)に示すように、スタートパルス信号生成回路102Bは、D型フリップフロップFF5〜FF7と、インバータINV3と、AND回路AND2と、を有して成る。
D型フリップフロップFF5のデータ入力端(D)は、他の制御IC(マイコンなど)からの制御入力、または、手動入力によるスタート入力信号SETの入力端子に接続されている。D型フリップフロップFF5の出力端(Q)は、D型フリップフロップFF6のデータ入力端(D)に接続されるとともに、AND回路AND2の一入力端にも接続されている。D型フリップフロップFF6の出力端(Q)は、インバータINV3を介して、AND回路AND2の他入力端に接続されている。D型フリップフロップFF7のデータ入力端(D)は、AND回路AND2の出力端に接続されている。D型フリップフロップFF7の出力端(Q)は、スタートパルス信号生成回路102Bのスタートパルス信号出力端として、シフトレジスタ103のスタートパルス信号入力端に接続されている。D型フリップフロップFF5〜FF7の各クロック入力端は、いずれも基準クロック信号OSCを生成する発振器101の基準クロック信号出力端に接続されている。
なお、D型フロップフロップFF5〜FF7は、基準クロック信号OSCの立ち上がりに応じて、各々のデータ入力端(D)に入力される信号をラッチする手段のみを示しているが、立ち下がりであっても構わない。
上記構成から成るスタートパルス信号生成回路102Bの動作について、図18を参照しながら詳細に説明する。
図18は、スタートパルス信号生成回路102Bの動作を説明するタイミングチャートである。なお、本図中の符号Sa、Sb、Scは、各々、図17中に示した信号Sa、Sb、Scの電圧波形を示している。
スタートパルス信号生成回路102Bに入力されるスタート入力信号SETは、任意のパルス周期Tsetを有するパルス信号であり、そのパルス周期Tsetは、スタートパルス信号SIGのパルス周期T1(延いては、電源オン信号POWのパルス周期T1)を設定するに際して、任意に可変制御されるものである。また、スタート入力信号SETのパルス幅は、基準クロック信号OSCのパルス幅よりも広く設定されている。なお、図18で示しているように、スタート入力信号SETと基準クロック信号OSCは互いに非同期であってもよい。
D型フリップフロップFF5は、基準クロック信号OSCの立ち上がりに応じて、スタート入力信号SETをラッチする。従って、D型フリップフロップFF5からAND回路AND2の一入力端に対して入力される信号Saは、スタート入力信号SETを基準クロック信号OSCに同期させた信号となる。
D型フリップフロップFF6は、基準クロック信号OSCの立ち上がりに応じて、信号Saをラッチする。従って、D型フリップフロップFF6からインバータINV3を介してAND回路AND2の他入力端に入力される信号Sbは、信号Saを基準クロック信号OSCの1パルス周期分だけ遅らせた遅延信号の論理反転信号となる。
AND回路AND2は、信号Saと信号Sbの論理積演算を行う。従って、AND回路AND2からD型フリップフロップFF7のデータ端(D)に入力される信号Scは、信号Saと信号Sbが共にハイレベルである場合にのみハイレベルとなり、その余の場合にはローレベルとなるパルス信号となる。
D型フリップフロップFF7は、基準クロック信号OSCの立ち上がりに応じて、信号Scをラッチする。従って、D型フリップフロップFF7から送出されるスタートパルス信号SIGは、信号Scを基準クロック信号OSCの1パルス周期分だけ遅らせた遅延信号となる。
なお、スタート入力信号SETと基準クロック信号OSCが互いに非同期であることに起因して、スタートパルス信号SIGのパルス周期T1は、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetに対して、最大、基準クロック信号OSCの1パルス周期分に相当する誤差を含む(図中のハッチング部分を参照)。しかしながら、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetに比べて、基準クロック信号OSCのパルス周期が十分に短ければ、上記の誤差によって特段の支障が生じることはないと考えられる。なお、センシングのサンプリング周期に精度が必要な場合は、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetの精度を上げることで対応すればよい。
このように、上記構成から成るスタートパルス信号生成回路102Bは、簡易な構成でありながら、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetを調整することで、スタートパルス信号SIGのパルス周期T1(延いては、電源オン信号POWの第1周期T1)を任意に可変制御することが可能となる。
また、スタート入力信号SETの生成に関しても、パルスのデューティ比を制御する必要はなく、所望のパルス周期Tsetさえ設定すればよいので、セット設計を容易にすることが可能となる。
なお、図17(b)に示すように、発振器101は、スタート入力信号SETを受けてから発振を開始するものとし、基準クロック信号OSCの伝達については、発振が安定するまでタイマ回路103を用いて待機させることにより、所定時間経過した後でセンサ回路を動作させる構成にしてもよい。このような構成とすることにより、発振器101を停止できるので、さらに低消費電力化を図ることが可能となる。また、図17(c)に示すように、基準クロック信号OSCを外部入力とすれば、発振器101を有する必要がないので、さらなる低消費電力化を実現することが可能となる。また、上記と同様の作用を果たすものであれば、いかなる回路構成を採用しても構わない。
なお、上記では、第4の実施例をベースとして、第5の実施例の構成を説明したが、本実施例の適用対象はこれに限定されるものではなく、第1の実施例の磁気センサ回路をはじめとし、種々のセンサ回路全般に適用することが可能である。
図19は、本発明に係るセンサ回路を集積化して成るセンサIC、及び、これを搭載した電子機器(例えば、携帯電話端末など)の一構成例を示す図である。
本図に示すように、本発明に係る電子機器は、センサICXと、センサICXの出力信号OUT(或いは検出信号Sdet)に応じてスタート入力信号SETのパルス周期Tsetを可変制御するマイコンYと、を有して成り、センサICXの出力状態(検出状態)に応じて、その測定モード(言い換えれば、サンプリング回数増大と消費電流低減とのトレードオフ)を適切にフィードバック制御する構成とされている。なお、本図においては明示されていないが、センサICXとマイコンYは、いずれも電池電源によって駆動されるものとする。
センサICXは、計測または検知しようとする対象に関する情報(磁界、温度、光量など)を電気信号として取得するセンサ部X10と;センサ部X10の動作制御を行う制御回路X20と;を有して成るセンサ回路を集積化して成り、かつ、外部端子として、電源電圧Vccが印加される電源端子X1、接地電圧GNDが印加される接地端子X2、センサ部X10の出力信号OUTが引き出される出力端子X3、並びに、スタート入力信号SETが入力されるセット端子X4のみを有して成る小型の半導体装置である。なお、センサ部X10と制御回路X20とは別チップでも構わない。
上記の制御回路X20は、所定の基準クロック信号OSCを生成する発振器X21と;基準クロック信号OSCと任意のパルス周期Tsetを有するスタート入力信号SETの入力を受け、基準クロック信号OSCを用いてスタート入力信号SETの立上がり(または立ち下がり)を検出することで、スタート入力信号SETに応じたパルス周期T1のスタートパルス信号SIGを生成するスタートパルス信号生成回路X22と;基準クロック信号OSCとスタートパルス信号SIGに基づいて、スタートパルス信号SIGのパルス周期T1毎に所定の期間だけセンサ部X10を間欠動作させるための制御信号CTRLを生成する制御信号生成回路X23と;を有して成る。なお、スタートパルス信号生成回路X22の構成や動作については、先出のスタートパルス信号生成回路102B(図17を参照)と同様のため、説明は省略する。
なお、上記のように、基準クロック信号OSCを生成する発振器X21が集積化され、その基準クロック信号OSCを用いてスタートパルス信号SIGや制御信号CTRLを生成するセンサICXであれば、セット端子X4の追設のみで済み、外部端子数を削減することができるとともに、消費電流の削減が可能な電子機器の軽薄化に貢献することが可能となる。もちろん、間欠動作制御を行うに際しては、マイコンYから停止信号と復帰信号の外部入力を受けてセンサ部X10の間欠動作を行う構成としても構わないが、図17の構成であれば、ピン数が少なくて済む。
続いて、マイコンYによるセンサICXの間欠動作制御(スタート入力信号SETのパルス周期制御)について、図20を参照しながら詳細に説明する。
図20は、マイコンYによるセンサICXの間欠動作制御を説明するための図である。なお、本図の横軸は時間を示しており、縦軸は消費電流を示している。
本図には、マイコンYによるセンサICXの間欠動作制御の一例として、センサICXの測定モードが第1の間欠動作(省電力モード)から、第2の間欠動作(通常サンプリングモード)へ移行され、さらに、第3の間欠動作(重点サンプリングモード)へ移行された後、再び、第2の間欠動作、第1の間欠動作へと順次復帰される様子が示されている。
なお、第1、第2、第3の間欠動作で各々設定されるセンシング周期T1a、T1b、T1cの関係は、図20で示されているように、T1a>T1b>T1cとされている。
第1の間欠動作では、センシング周期T1aが長いので、単位時間当たりのセンシングポイントは少なくなるが、平均消費電流については、これを極力小さく抑えることが可能となる。一方、第1の間欠動作から第2の間欠動作へ、さらには第3の間欠動作へと測定モードが移行するにつれ、より短いセンシング周期T1b、T1cが設定されることになるので、単位時間当たりのセンシングポイントが増大し、センシングの欠落を低減することが可能となる。ただし、単位時間当たりの平均消費電流は増大する。
例えば、磁界極性(S、N)の変化を検出して対象の位置検知を行うアプリケーション(ダイヤルの回転操作検知センサなど)への適用を考えた場合、センサICXは、センシング中の消費電流が大きいため、操作を受け付けていない期間中は、センシング周期を長めに設定して平均消費電流を極力抑制すべきであるが、一旦操作が受け付けられた後は、以後の操作を細かく検出し得るように、センシング周期を短く設定すべきである。
そこで、マイコンYは、センサ部X10からの出力信号OUT(或いは検出信号Sdet)に基づいて、操作があったか否かを監視し、第1の間欠動作中に操作があった場合には、センサICXの測定モードを第1の間欠動作から第2の間欠動作に移行させるべく、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetを短縮する。また、マイコンYは、第2の間欠動作中に得られる出力信号OUTの論理変遷状況から、センシングの欠落が生じているおそれがあると判定した場合(例えば、予め定めておいた出力信号OUTの論理変遷パターンに合致しない論理変遷が生じた場合)や、所定時間に亘って操作が継続されていると判定した場合には、センサICXの測定モードを第2の間欠動作から第3の間欠動作に移行させるべく、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetをさらに短縮する。
一方、マイコンYは、センサ部X10からの出力信号OUTに基づいて、第3の間欠動作中、所定時間に亘って操作が受け付けられていないと判定した場合には、センサICXの測定モードを第3の間欠動作から第2の間欠動作に移行させるべく、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetを長く設定する。これと同様に、マイコンYは、第2の間欠動作中、所定時間に亘って操作が受け付けられていないと判定した場合には、センサICXの測定モードを第2の間欠動作から第1の間欠動作に移行させるべく、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetをより長く設定する。
すなわち、上記のマイコンYによるセンサICXの間欠動作制御では、操作の有無や操作の速度に応じて、センシング周期の段階的制御を行うことができるので、センサ回路のサンプリング回数増大と消費電流削減とのトレードオフを最適化することが可能となる。
また、機器の温度上昇を検出して異常検知を行うアプリケーション(過熱保護センサなど)への適用を考えた場合、マイコンYは、センサ部X10からの出力信号OUT(或いは検出信号Sdet)に基づいて、機器の温度或いはその上昇度合いを監視し、異常な発熱が生じている或いはそのおそれがあると判定した場合(例えば、前後の検出温度差から閾値を超える温度上昇が生じていると判定した場合、或いは、検出温度が所定が閾値に達していると判定した場合)に、スタート入力信号SETのパルス周期Tsetを短縮する構成にするとよい。そして、マイコンYは、検出結果が限界レベルを超えたらシステムを停止させる構成にしておくとよい。
なお、本願発明の動作は、対象物主導の動きを検出して、間欠動作周期を制御するものであり、特許文献3の動作(制御部主導で動きを検出する動作)とは逆の動きである。
また、今回開示された実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。 増幅ユニットの第1の例を示す図である。 増幅ユニットの第2の例を示す図である。 基準電圧発生回路90の構成を示す図である。 本発明の第1の実施例の磁気センサ回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の磁気センサ回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図6の制御回路100の構成を示す図である。 図8の遅延回路104の構成例を示す図である。 信号線L1,L2および第1キャパシタ41、第2キャパシタ42の構成例を示す模式図である。 磁気センサ回路1Aの適用例を示す図である。 図1のホール素子10に流れる電流を説明する図である。 本発明の第3の実施例に適用される基準電圧発生回路を示す図である。 本発明の第4の実施例に係る磁気センサ回路の構成を示す図である。 図14の制御回路100Aの構成を示す図である。 図15の分周回路102Aの構成例を示す図である。 本発明の第5の実施例に適用されるスタートパルス信号生成回路の一構成例を示す図である。 スタートパルス信号生成回路102Bの動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係るセンサICを搭載した電子機器の一構成例を示す図である。 マイコンYによるセンサICXの間欠動作制御(スタート入力信号SETのパルス周期制御)を説明するための図である。 従来の磁界センサの構成を示す図である。
符号の説明
10 ホール素子、20 切替スイッチ回路、21〜28 スイッチ、30,30A,30B 増幅ユニット、31,31A,31B 第1増幅回路、32,32A,32B 第2増幅回路、34,35 スイッチ回路、41(41A,41B),42(42A,42B) 第1,第2キャパシタ、51,52 第1,第2スイッチ回路、53 基準電圧切替回路、60 比較ユニット、61 スイッチ回路、70,71 ラッチ回路、80,80A バッファ増幅器、90,90A 基準電圧発生回路、Vcc 電源電圧、POW 電源オン信号、SIG スタートパルス信号、OSC 基準クロック信号、SET スタート入力信号、SW1 第1切替信号、SW2 第2切替信号、SW3 第3切替信号、Vref1 第1基準電圧、Vref1A 修正第1基準電圧、Vref2 第2基準電圧、Sdet 検出信号、OUT 出力信号、1A,1B 磁気センサ回路、91〜95,91A,93A 分圧抵抗器、96 P型MOSトランジスタ、97 N型MOSトランジスタ、100,100A 制御回路、101 発振器、102,102A 分周回路、102B スタートパルス信号生成回路、103 シフトレジスタ、104〜107 遅延回路、108 タイマ、111〜113 カウンタ、150 携帯電話、151 本体、152 筐体、154 電池、155 磁石、156 表示部、AND1,AND11,AND2 AND回路、FF1〜FF4,FF5〜FF7 D型フロップフロップ、INV0〜INV2,INV3,INV11〜INV1n インバータ、L1,L2 信号線、N1,N2 基準電圧端、NOR1〜NOR3 NOR回路、OR1,OR11〜OR14,OR21,OR22 OR回路、Q0〜Q4 端子、X センサIC、X1 外部端子(電源端子)、X2 外部端子(接地端子)、X3 外部端子(出力端子)、X4 外部端子(セット端子)、X10 センサ部、X20 制御回路、X21 発振器、X22 スタートパルス信号生成回路、X23 制御信号生成回路、Y マイコン。

Claims (8)

  1. 計測または検知しようとする対象に関する情報を電気信号として取得するセンサ部と、前記センサ部の動作制御を行う制御回路と、を有して成るセンサ回路であって、
    前記制御回路は、外部からその入力を受けてから一定期間のみ前記センサ部を動作させるためのスタート入力信号を有することを特徴とするセンサ回路。
  2. 前記制御回路は、所定の基準クロック信号を生成する発振器と;前記基準クロック信号と任意のパルス周期を有する前記スタート入力信号の入力を受け、前記基準クロック信号を用いて前記スタート入力信号の立ち上がりまたは立ち下がりを検出することで、前記スタート入力信号に応じたパルス周期のスタートパルス信号を生成するスタートパルス信号生成回路と;前記基準クロック信号と前記スタートパルス信号に基づいて、前記スタートパルス信号のパルス周期毎に所定の期間だけ前記センサ部を間欠動作させるための制御信号を生成する制御信号生成回路と;を有して成ることを特徴とする請求項1に記載のセンサ回路。
  3. 前記発振器は、前記スタート入力信号を受けてから発振を開始し、所定時間経過した後で前記センサ回路を動作させることを特徴とする請求項2に記載のセンサ回路。
  4. 前記センサ部は、印加される磁気に応じた出力電圧を第1端子対もしくは第2端子対に発生する磁電変換素子と;前記第1端子対に電源電圧を印加し、前記第2端子対に発生する出力電圧を第1出力端と第2出力端の間に出力する第1切替状態と、前記第2端子対に電源電圧を印加し、前記第1端子対に発生する出力電圧を前記第1出力端と前記第2出力端の間に出力する第2切替状態と、を有するように切り替えられる切替スイッチ回路と;第1増幅入力端に入力される前記第1出力端の電圧を、所定増幅度で増幅した第1増幅電圧を、第1増幅出力端に出力するとともに、第2増幅入力端に入力される前記第2出力端の電圧を、前記所定増幅度で増幅した第2増幅電圧を、第2増幅出力端に出力する増幅ユニットと;第1比較入力端に入力される第1比較電圧を第2比較入力端に入力される第2比較電圧と比較し、前記第1比較電圧が前記第2比較電圧を超えるときに比較出力を発生する比較ユニットと;前記第1増幅出力端と前記第1比較入力端との間に設けられた第1キャパシタと;前記第2増幅出力端と前記第2比較入力端との間に設けられた第2キャパシタと;前記第1比較入力端に、前記第1切替状態時に第1基準電圧を印加するための第1スイッチ回路と;前記第2比較入力端に、前記第1切替状態時に第2基準電圧を印加するための第2スイッチ回路と;前記比較ユニットからの比較出力をラッチして前記センサ部の出力信号を送出するラッチ回路と;を有して成ることを特徴とする請求項1に記載のセンサ回路。
  5. 前記制御回路は、前記増幅ユニット及び前記比較ユニットの少なくとも一方に対して、前記スタートパルス信号のパルス周期毎に、所定の期間だけ電源電圧が供給されるように制御することで、前記センサ部を間欠動作させることを特徴とする請求項4に記載のセンサ回路。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のセンサ回路を集積化して成り、かつ、外部端子として、電源電圧が印加される電源端子、接地電圧が印加される接地端子、前記センサ部の出力信号が引き出される出力端子、並びに、前記スタート入力信号が入力される入力端子のみを有して成ることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1に記載のセンサ回路と、前記センサ回路に前記スタート入力信号を出力するとともに前記センサ回路からのセンサ出力が入力される制御装置と、を有して成り、
    前記制御装置は、前記センサ出力が所定期間入力されないときは、前記センサ回路を動作させる間隔をより長く設定し、前記センサ出力があったとき、及び、前記センサ出力が所定期間内に連続して出力されるときは、前記センサ回路を動作させる間隔をより短く設定するように制御することを特徴とする電子機器。
  8. 前記半導体装置、及び、前記制御装置は、いずれも電池電源によって駆動されることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
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