JP2011239147A - 空調通信情報収集装置、空調通信情報収集システム、空調通信情報収集方法及びプログラム - Google Patents

空調通信情報収集装置、空調通信情報収集システム、空調通信情報収集方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶媒体の必要容量を低減し、かつ、設置容易性を高めることができる空調通信情報収集装置等を提供する。
【解決手段】制御部10は、プロトコル解析部13の解析結果に基づいて通信パケットの異常を検出し、その検出信号を、通信線を伝送される通信パケットに対応する信号波形データをサンプリング取得する信号処理部14に出力する(ステップS11)。制御部10は、通信パケットの異常が検出された時点の前後における信号波形データを信号処理部14から読み込む(ステップS12)。制御部10は、読み込まれた信号波形データを解析することにより、信号波形データの異常を検出する(ステップS14)。制御部10は、解析結果に基づいて信号波形データを加工することにより、解析用データを生成し(ステップS15)。解析用データを通信情報記憶部15に書き込む(ステップS16)。
【選択図】図4

Description

この発明は、空調システムを構成する室外機、室内機、リモートコントローラといった、通信機能を有する複数の空調機で送受信される通信パケットを傍受することにより、空調システムの空調通信情報を収集する空調通信情報収集装置、空調通信情報収集システム、空調通信情報収集方法及びプログラムに関する。
オフィスビル等に実装される空調システムでは、室外機、室内機、リモートコントローラ(以下、「リモコン」とする)といった複数の空調機各々が通信線で互いに接続されているのが一般的である。これら空調機は、それぞれ固有のアドレスを有し、所定の通信プロトコルに従って、互いに通信することにより、動作している。この通信において、通信線の短絡や地絡、通信線の分岐点や空調機との接続箇所の接触不良、外部からのノイズ混入が原因となって、通信異常が発生することがある。
通信異常の原因を究明する方法の1つに、プロトコルアナライザを用いて通信線を伝送される通信パケットのプロトコル異常を検出する方法がある。しかしながら、この方法では、通信に異常が発生していることを検出することはできても、その通信異常の原因まで推定することは困難である。
より詳細な通信異常の原因の究明には、オシロスコープを用いて信号波形を観測し、観測された信号波形に基づいて原因を推定する方法が有効である。この場合、通信異常が不規則に発生する場合には、長期間に渡り信号波形を観測し続け、その中から異常な信号波形を抽出する必要がある。しかしながら、例えば1日に1回しか発生しないような、発生頻度が少ない異常原因の信号波形を抽出するためには信号波形を1日分観測し、記憶する必要がある。
そこで、通信のプロトコル異常を検出する異常検出装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この異常検出装置は、通信線を伝送される通信パケットをプロトコル解析し、プロトコル異常を検出したタイミングでオシロスコープにトリガ信号を出力し、プロトコル異常が発生したときのオシロスコープの信号波形を取得する。この異常検出装置によれば、信号波形を長期間に渡って記憶することなく、プロトコル異常が検出されたタイミングで信号波形を取得できるため、通常異常の原因を究明するまでの時間や労力を削減できる。
一方、一般的な空調システムでは、給電装置を通信線に接続し、リモコンなどの低消費電力で駆動する装置に対して通信線を介してDC給電が行われることが多い。このようにすれば、低消費電力の空調機それぞれに対する電力供給のための設備工事を行う必要がないため、施工作業を容易なものとすることができる。
特開2007−318471号公報
不規則かつ発生頻度の低い通信異常の原因を究明するためには、長期間(例えば数週間)通信異常の有無を監視し、通信パケット、プロトコル解析結果、信号波形データといった空調通信情報のログを記憶する必要があるので、記憶媒体の容量が不足となりがちになる。
上記特許文献1に開示された異常検出装置では、プロトコル異常を検出した時に限って信号波形データを取得することにより、装置に必要な記憶容量を低減している。このように、設置容易性等を考慮すると、装置の記憶媒体の容量は小さければ小さいほど良い。
例えば、空調通信情報のログを記憶するのではなく、空調機を接続する通信線による通信システムとは別の通信システムを介して空調通信情報を外部に送信できるようにすれば装置の記憶媒体の容量は問題とはならない。しかし、空調システムが敷設されているビル等に、保守作業者が使用を許される別の通信システムを構築できるとは限らない。
もう1つの課題が、異常検出装置の設置容易性である。異常検出装置の設置場所が、屋外などである場合には、室内から電力を供給するための延長ケーブルを引き回す必要がある。このようなケーブルの引き回し作業は、異常検出装置の設置容易性を大幅に低下させる。
この問題は、上述の通信線を介して給電装置から電力を確保するようにすれば対処することができる。しかしながら、この場合、例えばメモリアクセスの回数が増加して、異常検出装置自体の消費電力が過大になると、給電装置から受電して動作する他の空調機の動作に支障が出るおそれがある。
また、異常検出装置を屋外に設置する場合には、風雨のことを考慮すると、例えば室外機の筐体内部に格納することが望ましい。しかしながら、室内機の筐体内部は非常に狭いため、例えば、上記特許文献1に開示された異常検出装置として例示されるノートPC等の大容量の記憶媒体を有する装置を設置することは極めて困難である。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、通信異常の原因を究明すべく空調システムの空調通信情報を収集するにあたり、記憶媒体の必要容量を低減し、かつ、設置容易性を高めることができる空調通信情報収集装置、空調通信情報収集システム、空調通信情報収集方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る空調通信情報収集装置において、プロトコル解析部は、空調システムを構成する複数の空調機を互いに接続する通信線を伝送される通信パケットのプロトコルを解析し異常を検出したときに異常検出信号を出力する。信号処理部は、異常検出信号が入力され、異常検出信号が入力されたときの前後の通信線を伝送される信号波形データをサンプリング取得し記憶する。読み込み部は、信号波形データを信号処理部から読み込む。信号波形解析部は、読み込まれた信号波形データを解析し異常を検出する。波形データ加工部は、信号波形データを加工し解析用データを生成する。書き込み部は、波形データ加工部によって生成された解析用データを記憶装置に書き込む。
この発明によれば、信号波形データを効果的に加工することにより、そのデータサイズを縮小することができる。これにより、空調通信情報を記憶する記憶装置の容量を低減することができる。また、読み込んだり書き込んだりするデータサイズを縮小できるので、消費電力も低減することができるため、装置の設置容易性を高めることができる。
この発明の実施の形態に係る空調システムの構成を示すブロック図である。 内部メモリに格納される信号波形データの一例を示す図である。 図1の空調通信情報収集装置の起動直後の初期動作を説明するためのフローである。 図1の空調通信情報収集装置の通常動作を説明するためのフローである。 図5(A)は、読み込まれた信号波形データの一例を示す図である。図5(B)は、信号波形データの切り出しの一例を示す図である。図5(C)は、信号波形データの加工の一例を説明するための模式図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して、この実施の形態に係る空調システム100の構成について説明する。図1に示すように、空調システム100は、室外機3と、2台のリモコン4、2台の室外機5とを空調機として備える。これらは、通信線6を介して互いに接続されている。空調機間では、所定のプロトコルに従った通信パケットが通信線を伝送されることにより、通信が行われる。
給電装置2は、通信線6に接続している。消費電力の小さいリモコン4には、通信線6を介して給電装置2から電力が供給されている。室外機3は商用電源を使用する。
空調通信情報収集装置1は、他の空調機と同様に通信線6に接続されている。空調通信情報収集装置1にも、給電装置2から電力が供給されている。空調通信情報収集装置1は、通信線6における通信異常を監視している。
空調通信情報収集装置1は、制御部10、受電部11、プロトコル解析部13、信号処理部14、通信情報記憶部15及びホストインターフェイス(I/F)部16を備える。
制御部10は、空調通信情報収集装置1全体を統括制御する。受電部11は、給電装置2から供給される電力を入力する。プロトコル解析部13は、通信線6を伝送される通信パケットを傍受し、通信パケットのプロトコルを解析し、プロトコル異常を検出する。信号処理部14は、通信線6を伝送される通信パケットに対応する信号波形を計測する。制御部10は、プロトコル解析部13の解析結果及び信号処理部14によって計測された信号波形に基づいて、空調通信情報を生成する。通信情報記憶部15は、空調通信情報を記憶する。ホストI/F部16は、空調通信情報を外部に出力するインターフェイスである。
空調通信情報収集装置1の構成要素についてさらに詳細に説明する。
受電部11は、給電装置2から通信線6を介して受けた電力を、制御部10、プロトコル解析部13、信号処理部14、通信情報記憶部15、ホストI/F部16それぞれに分配して供給する。空調通信情報収集装置1は、給電装置2からの受電で動作するので、ACアダプタ等の外部電源がないところでも設置できるようになるため、設置の自由度を高めることができる。
プロトコル解析部13は、通信線6を伝送される通信パケットを傍受する。室外機3等の通常の空調機は、それぞれに固有のアドレスを有しており、通信パケットに含まれる送信先のアドレスが自己のアドレスと一致した通信パケットを受信しているのに対し、プロトコル解析部13は、通信線6を伝送される全ての通信パケットを受信する。
プロトコル解析部13は、通信パケットのプロトコル解析を行い、受信した通信パケットやプロトコルの正常・異常の判定結果及びその異常内容を出力する。プロトコル異常内容の具体例として、「フレームチェックコードの異常(FCCエラー)」、「ACK応答がない(ACKなしエラー)」、「通信パケットが途中で途切れた(ショートパケット)」がある。
信号処理部14は、通信線6を伝送される信号波形をAD変換した時系列データとして計測する。信号処理部14は、信号波形を所定のサンプリング周期T[Sample/Sec]で計測しており、外部からのトリガ入力により、トリガ入力前後の信号波形データを内部メモリに記憶する。
図2には、内部メモリに格納される信号波形データの一例が示されている。図2に示すように、サンプリング周期をT[Sample/Sec]とすると、信号処理部14の内部メモリには、トリガが入力される前のサンプル数Ta[Sample]のデータと、トリガが入力された後のサンプル数Tb[Sample]の信号波形データである。
サンプリング周期T[Sample/Sec]は外部から調整可能である。また、トリガ入力前のサンプル数Ta[Sample]と入力後のサンプル数Tb[Sample]についても、外部から調整可能である。これにより、内部メモリにおけるトリガ位置Trの調整が可能である。
制御部10は、CPU、ROM、RAM(いずれも不図示)等を備える。制御部10は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、制御部10の各種機能が実現される。
例えば、制御部10は、プロトコル解析部13の解析結果に応じて、信号処理部14にトリガ信号を出力して信号処理部14に信号波形データを取得させる。さらに、制御部10は、取得した信号波形データを加工し、加工した信号波形データを通信パケットや異常内容と関連付けたものを解析用データとして、通信情報記憶部15に記憶する。
ホストI/F部16は、外部機器との通信I/Fである。外部機器は、ホストI/F部16から通信情報記憶部15の内容を読み込み、信号波形データや通信パケットの可視化表示を行う。保守作業者は、この表示を見て、通信異常の原因を究明する。
空調通信情報収集装置1では、プロトコル解析部13としてプロトコルアナライザを用い、信号処理部14としてポータブルタイプのデジタルオシロスコープを用いることが可能である。また、通信情報記憶部15として、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のリムーバブルな記憶媒体を用いることが可能である。
次に、空調通信情報収集装置1の動作について説明する。
図3を参照して、空調通信情報収集装置1の起動直後の初期動作について説明する。制御部10は、プロトコル解析部13を介して通信線6に接続されている全ての接続機器情報を収集する(ステップS1)。接続機器情報の収集は、一定時間、通信線6を伝送される通信パケットを傍受し、傍受された通信パケットの内容に基づいて行われる。なお、空調通信情報収集装置1が、全てのアドレスに対して通信パケットを送信し、その応答パケットの内容に基づいて、機器情報を収集するようにしてもよい。
続いて、制御部10は、空調通信情報収集装置1が消費しても他の空調機器に影響を及ぼさない消費電流の許容値(許容消費電流)を算出する(ステップS2)。給電装置2の最大出力電流から、給電装置2からの受電で動作している空調機器それぞれの消費電流の総和を差し引いた電流が空調通信情報収集装置1に許された許容消費電流となる。空調機それぞれの消費電流は、予め機種ごとの消費電流をROM(Read Only Memory)に記憶されているので、この内容を参照することで知ることができる。なお、空調機自身が計測した自己の消費電流を、通信により取得するようにしてもよい。許容消費電流は、許容電流記憶部23に格納される。
続いて、制御部10は、許容電流記憶部23の内容にしたがって、信号処理部14のサンプリング条件(サンプリング周期、トリガ位置またはトリガ前後のサンプル数)を設定する(ステップS3)。許容消費電流が大きい場合、サンプリング周期を短く設定することにより、詳細な信号波形データを取得でき、信号波形データの解析をより厳密に行うことができる。一方、許容消費電流が小さい場合、サンプリング周期を粗くすることで、信号処理部14の消費電流を低減できる。また、取得するサンプル数を少なくすれば、信号波形データの転送量が少なくなるので同様に消費電流を低減できる。
上記各ステップは、制御部10のCPUが、ROMに格納されているプログラムを実行することにより実現されるものであり、許容電流記憶部23は、制御部10のRAMである。
次に、図4を参照して、制御部10の通常動作について説明する。
制御部10は、プロトコル解析部13によって検出されたプロトコル異常を入力し、トリガ条件DB26を参照して、入力されたプロトコル異常がトリガ信号を発生させる要件を満たしているか否かを判定し、要件を満たしている場合には、トリガ信号を信号処理部14に出力する(ステップS11)。
トリガ条件DB26では、プロトコル異常の種別ごとに異常の重要度が設定されている。異常の重要度は、例えば「大」、「中」、「小」というように設定されている。例えば、「フレームチェックコードの異常(FCCエラー)」の重要度は「大」、「ACK応答がない(ACKなしエラー)」の重要度は「中」、「通信パケットが途中で途切れた(ショートパケット)」の重要度は「小」というように設定されている。
トリガ信号を発生させる要件としては、許容消費電流に基づいて定められている。例えば、許容消費電流が所定値より大きい場合には、制御部10は、「大」と「中」に対応するプロトコル異常が検出された場合にのみ、トリガ信号を出力する。制御部10は、許容消費電流が所定値以下の場合には、「大」のみのプロトコル異常内容が検出された場合にのみ、トリガ信号を出力する。
信号処理部14は、AD変換部51、波形記憶部52及びトリガ検出部53を備える。AD変換部51は、先に設定されたサンプリング条件に従って信号波形をデジタルの信号波形データに変換する。波形記憶部52は、その信号波形データを記憶する。トリガ検出部51は、制御部10から出力されたトリガ信号を入力した後、図2に示すように、トリガ信号の入力前のサンプル数Taのデータと、トリガ信号の入力後のサンプル数Tbのデータとが、波形記憶部52が保持されるように、AD変換部51による変換と、波形記憶部52に記憶されるデータの更新を停止する。
制御部10は、上記ステップS1において、トリガ信号を出力すると、ステップS2に進む。制御部10は、信号処理部14の波形記憶部53に記憶された信号波形データを読み込む(ステップS12)。このときの読み込み速度は、許容消費電流記憶部23の内容に基づいて決定される。許容消費電流が小さい場合には、低消費電流動作を実現するため、読み込み速度を低速に設定する。図5(A)には、読み込まれた信号波形データの一例が示されている。
続いて、制御部10は、読み込んだ信号波形データからプロトコル異常が発生した通信パケットの切り出しを行う(ステップS13)。切り出す部分は、プロトコルで規定される通信パケットの全体の長さや、通信パケットにおけるトリガ位置に基づいて決定される。図5(B)には、切り出された信号波形データの一例が示されている。
続いて、制御部10は、切り出された信号波形データの異常解析を行う(ステップS14)。この解析の結果、例えば、「オーバーシュートが大きい」、「信号の振幅が小さい」などの異常の具体的内容が検出される。
続いて、制御部10は、信号波形データを整形し、その信号波形データのデータサイズの削減と、後に行う保守作業者の異常原因究明に効果的な異常個所の抽出を行うことにより、信号波形データを加工して、解析用データを生成する(ステップS15)。ここで、例えば図5(C)に示すように、サンプリング周期を長くして再サンプリングを行って通信パケット全体の信号波形データ(第1のデータ)が生成され、さらに、異常検出された箇所(オーバシュート又は振幅が小さすぎる部分)の信号波形データ(第2のデータ)が高いサンプリング周期を維持して切り出される。そして、制御部10は、加工した信号波形データ(すなわち第1のデータと第2のデータ)と、プロトコル異常内容と時刻といった情報とを関連付けた空調通信情報(解析用データ)を生成する。
続いて、制御部10は、加工した信号波形データを、通信情報記憶部15に書き込む(ステップS16)。このときの書き込み速度は、許容消費電流記憶部23の内容に基づいて決定される。許容消費電流が小さい場合には、低消費電流動作を実現するため、低速に書き込みが行われる。
この実施の形態によれば、プロトコル異常の検出をトリガとして、通信パケットの信号波形データを通信情報記憶部に格納するため、全時刻にわたって信号波形データを記憶することに比べ、通信情報記憶部の容量を低減することができる。また、信号波形データを効果的に加工することにより、そのデータサイズを縮小することができる。これにより、空調通信情報を記憶する記憶装置の容量を低減することができる。
より具体的には、この実施の形態によれば、信号波形データ全体のサンプリング周期を低くし、かつ信号波形の中で異常が検出した箇所は切り出してサンプリング周期が高いまま記憶しているため、解析精度を維持したままで、信号波形データのデータサイズを縮小することができる。また、データサイズを縮小している分、異常の原因を速やかに究明することができる。
この実施の形態によれば、読み込んだり書き込んだりするデータサイズを縮小できるので、消費電力も低減することができるため、装置の設置容易性を高めることができる。
さらに、通信線6を介して給電装置2から電力が供給されているため、外部電源からのケーブルを新たに引き回す必要がないので、設置容易性をさらに高めることができる。また、許容消費電流を算出することにより、許容消費電流を考慮して、データの読み込みや書き込みが調整可能となるので、給電装置2の能力以上に電流を消費することを回避でき、給電装置2からの受電により動作している他の空調機に影響を及ぼすのを防止することができる。
空調通信情報収集装置1は、短時間に設置可能であるのでメンテナンスに好適である。また、空調通信情報収集装置1は、屋外、屋内に関わらず、異常が疑われる空調機の近くに設置することができるので、より正確に信号波形データを取得することができる。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
なお、この発明は、上記実施の形態及び図面によって限定されるものではない。この発明の要旨を変更しない範囲で実施の形態及び図面に変更を加えることができるのはもちろんである。
1 空調通信情報収集装置
2 給電装置
3 室外機
4 リモートコントローラ(リモコン)
5 室内機
6 通信線
10 制御部
11 受電部
13 プロトコル解析部
14 信号処理部
15 通信情報記憶部
16 ホストI/F部
23 許容電流記憶部
26 トリガ条件DB
51 AD変換部
52 波形記憶部
53 トリガ検出部
100 空調システム

Claims (13)

  1. 空調システムを構成する複数の空調機を互いに接続する通信線を伝送される通信パケットのプロトコルを解析し異常を検出したときに異常検出信号を出力するプロトコル解析部と、
    前記異常検出信号が入力され、前記異常検出信号が入力されたときの前後の前記通信線を伝送される信号波形データをサンプリング取得し記憶する信号処理部と、
    前記信号波形データを前記信号処理部から読み込む読み込み部と、
    読み込まれた前記信号波形データを解析し異常を検出する信号波形解析部と、
    前記信号波形データを加工し解析用データを生成する波形データ加工部と、
    前記波形データ加工部によって生成された前記解析用データを記憶装置に書き込む書き込み部と、
    を備える空調通信情報収集装置。
  2. 前記波形データ加工部は、
    前記信号処理部によってサンプリング取得された前記信号波形データを、サンプリング周期を長くして再サンプリングすることにより得られる第1のデータと、
    前記信号波形解析部によって検出された異常箇所を基準として、前記信号波形データから切り出された第2のデータとを作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調通信情報収集装置。
  3. 前記通信線を介して供給される電力を入力する受電部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空調通信情報収集装置。
  4. 前記通信線を介して前記複数の空調機各々の情報と、前記通信線を介して前記複数の空調機に電力を供給する給電装置の情報を収集する接続機器情報収集部と、
    前記給電装置から供給される電流と、前記複数の空調機の各々の消費電流とに基づいて、消費電流の許容値を算出する許容消費電流算出部と、
    前記許容消費電流算出部によって算出された許容される消費電流の許容値を記憶する許容消費電流記憶部と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空調通信情報収集装置。
  5. 前記許容消費電流記憶部に記憶された消費電流の許容値に基づいて、前記信号処理部によってサンプリング取得される前記信号波形データのサンプリング条件を設定するサンプリング条件設定部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項4に記載の空調通信情報収集装置。
  6. 前記許容消費電流記憶部に記憶された消費電流の許容値に基づいて、前記読み込み部における前記信号波形データの読み込み速度を調整する読み込み速度調整部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項4又は5に記載の空調通信情報収集装置。
  7. 前記許容消費電流記憶部に記憶された消費電流の許容値に基づいて、前記書き込み部における前記解析用データの書き込み速度を調整する書き込み速度調整部をさらに備えることを特徴とする、
    請求項4乃至6のいずれか一項に記載の空調通信情報収集装置。
  8. 前記書き込み部は、
    前記記憶装置としてのリムーバブルな記録媒体に、前記解析用データを書き込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の空調通信情報収集装置。
  9. 前記読み込み部は、
    前記信号処理部としてのポータブルタイプのデジタルオシロスコープから前記信号波形データを読み込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の空調通信情報収集装置。
  10. 通信線で互いに接続された複数の空調機と、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の空調通信情報収集装置と、
    を備える空調通信情報収集システム。
  11. 前記通信線を介して前記複数の空調機と、前記空調通信情報収集装置とに、電力を供給する給電装置と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項10に記載の空調通信情報収集システム。
  12. 空調システムを構成する複数の空調機を互いに接続する通信線を伝送される通信パケットのプロトコルを解析し異常を検出したときに異常検出信号を出力するプロトコル解析工程と、
    前記異常検出信号が入力され、前記異常検出信号が入力されたときの前後の前記通信線を伝送される信号波形データをサンプリング取得し記憶する信号処理工程と、
    記憶された前記信号波形データを読み込む読み込み工程と、
    読み込まれた前記信号波形データを解析し異常を検出する信号波形解析工程と、
    前記信号波形データを加工し解析用データを生成する波形データ加工工程と、
    前記波形データ加工工程において生成された前記解析用データを記憶装置に書き込む書き込み工程と、
    を含む空調通信情報収集方法。
  13. コンピュータを、
    空調システムを構成する複数の空調機を互いに接続する通信線を伝送される通信パケットのプロトコルを解析し異常を検出したときに異常検出信号を出力するプロトコル解析手段と、
    前記異常検出信号が入力され、前記異常検出信号が入力されたときの前後の前記通信線を伝送される信号波形データをサンプリング取得し記憶する信号処理手段と、
    前記信号波形データを前記信号処理手段から読み込む読み込み手段と、
    読み込まれた前記信号波形データを解析し異常を検出する信号波形解析手段と、
    前記信号波形データを加工し解析用データを生成する波形データ加工手段と、
    前記波形データ加工手段によって生成された前記解析用データを記憶装置に書き込む書き込み手段と、
    して機能させるプログラム。
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