JPH08194040A - 磁電変換装置 - Google Patents

磁電変換装置

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Publication number
JPH08194040A
JPH08194040A JP7005624A JP562495A JPH08194040A JP H08194040 A JPH08194040 A JP H08194040A JP 7005624 A JP7005624 A JP 7005624A JP 562495 A JP562495 A JP 562495A JP H08194040 A JPH08194040 A JP H08194040A
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JP
Japan
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output
pair
collector
transistor
magnetoelectric conversion
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Application number
JP7005624A
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English (en)
Inventor
Shiyouko Onizuka
升子 鬼塚
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁電変換素子のオフセット電圧補償及び出力
電圧の温度補償を行うことができる磁電変換装置を得
る。 【構成】 印加磁界を電圧信号に変換するホール素子1
と、このホール素子1の出力信号を増幅する増幅回路2
とを半導体基板上に形成した磁電変換装置において、ホ
ール素子の出力電極間に生じる電位差を打ち消して該素
子のオフセット電圧を補償するオフセット調整回路10
として、出力側PNPトランジスタ10c、10dと入
力側PNPトランジスタ10a、10bとでなる一対の
カレントミラー回路と、抵抗値が調整可能な一対の抵抗
10e、10fと、出力側NPNトランジスタ10hと
入力側NPNトランジスタ10gとでなるカレントミラ
ー回路と、定電流源10iとを備え、上記一対の抵抗1
0e、10fの抵抗値を調整してホール素子1の一対の
出力電極8a、8bに流し込む電流に差を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホール素子のような
磁電変換素子を周辺の信号処理回路とともに半導体基板
上に形成した磁電変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホール素子は、印加磁界を電圧信号に変
換する磁電変換素子である。このようなホール素子を周
辺の信号処理回路とともに半導体基板上に形成した磁電
変換装置においては、製造時のホール素子の幾何学的対
称性のズレやICチップに加わる歪によってホール素子
の出力にオフセット電圧が生じる。ホール素子の出力電
圧は、その材料にもよるが、シリコンの場合、印加磁界
が1KG程度でも数十mVと小さいため、増幅回路によ
って増幅し、その増幅した出力を基準電圧と比較して、
その比較結果に基づいて磁界検出を行うという信号処理
方法を採用している。
【0003】図7は従来の磁電変換装置を示す回路図で
ある。図7において、1はホール素子、2はホール素子
1の出力を増幅する増幅回路、3は増幅回路2によって
増幅したホール素子1の出力電圧を予め設定された基準
電圧(しきい値)と比較し、ホール素子1への印加磁界
がある大きさに達し、増幅回路2の出力電圧が基準電圧
より大きくなれば、出力がハイレベルからローレベル
(もしくはローレベルからハイレベル)に切り換わるこ
とで、磁界検出を行う出力回路としての比較器である。
なお、4は最終出力端子、7は比較器3との接続端子
(増幅回路2の出力端子)、5はIC内部電源、6は接
地端子、7は比較器3との接続端子(増幅回路2の出力
端子)を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、磁電変換素子としてのホール素子1の出力に
はオフセット電圧が生じ、このオフセット電圧も増幅回
路2で増幅されて増幅回路2の出力電圧に加わるので、
磁界検出に誤差が発生していた。そして、ホール素子1
のオフセット電圧は、磁界には依存していないため、印
加磁界が小さく検出磁界が小さいほど、増幅回路2の出
力電圧に占めるオフセット電圧の割合が大きくなり誤差
が大きくなるため、このオフセット電圧を補償する必要
があった。また、ホール素子1の出力電圧は、ホール素
子1に流れる電流に比例しているため、ホール素子1を
定電圧駆動させる場合、ホール素子1の入力抵抗値が温
度依存性を持ち、温度によって値が変動すると、ホール
素子1に流れる電流も変動するため、出力電圧も温度依
存性を持つことになる。さらに、ホール素子1を半導体
基板上に形成する場合は、一般に、エピタキシャル層を
使用するので、エピタキシャル抵抗の大きな温度依存性
により、ホール素子1の出力電圧は、約−7000ppm
/℃の温度係数を持ち、温度によって大きく変動するた
め、周辺回路で温度補償を行う必要があった。
【0005】この発明は、上述した従来例に係る問題点
を解消するためになされたもので、磁電変換素子のオフ
セット電圧補償を行うことができ、また、出力電圧の温
度補償を行うことができる磁電変換装置を得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁電変換
装置は、印加磁界を電圧信号に変換する磁電変換素子
と、この磁電変換素子の出力信号を増幅する増幅回路と
を半導体基板上に形成した磁電変換装置において、上記
増幅回路との間で流れる電流を制御することにより上記
磁電変換素子の一対の出力電極間に生じる電位差を打ち
消して該磁電変換素子のオフセット電圧を補償するオフ
セット調整回路を備えたことを特徴とするものである。
【0007】また、上記オフセット調整回路として、コ
レクタが出力端子にそれぞれ接続されエミッタが電源ラ
インに接続された出力側PNPトランジスタとこのPN
Pトランジスタとベースが共通接続されると共にベース
とコレクタが短絡されかつエミッタが電源ラインにそれ
ぞれ接続された入力側PNPトランジスタとでなる一対
のカレントミラー回路と、上記入力側PNPトランジス
タのコレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可能な
一対の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続される
と共にエミッタがアースラインに接続された出力側NP
NトランジスタとこのNPNトランジスタとベースが共
通接続されると共にベースとコレクタが短絡されかつエ
ミッタが上記アースラインに接続された入力側NPNト
ランジスタとでなるカレントミラー回路と、上記電源ラ
インと上記入力側NPNトランジスタのコレクタとの間
に設けられた定電流源とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0008】また、上記オフセット調整回路は、上記一
対の抵抗の抵抗値を調整して一対の出力端子から上記磁
電変換素子の一対の出力電極に流し込む電流に差を与え
ることを特徴とするものである。
【0009】また、上記増幅回路として、ベースがそれ
ぞれ上記磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコ
レクタがそれぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に
接続されかつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接
続され、エミッタが共通接続されて電流源を介して上記
アースラインに接続された一対のNPNトランジスタを
有する差動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの
各コレクタに接続された一対のバッファと、反転入力端
子と非反転入力端子がこの一対のバッファの出力端子に
それぞれ抵抗を介して接続されたオペアンプと、ベース
が上記オペアンプの出力端子に接続されると共にコレク
タが上記反転入力端子に接続された抵抗と上記バッファ
との接続点に接続された第1のNPNトランジスタと、
ベース及びエミッタが上記第1のNPNトランジスタと
共通接続されると共にコレクタが上記非反転入力端子に
接続された第2のNPNトランジスタと、これら第1と
第2のNPNトランジスタのエミッタと上記アースライ
ンとの間に設けられた出力抵抗とを備えたことを特徴と
するものである。
【0010】また、上記増幅回路として、ベースがそれ
ぞれ上記磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコ
レクタがそれぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に
接続されかつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接
続され、エミッタが共通接続されて電流源を介して上記
アースラインに接続された一対のNPNトランジスタを
有する差動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの
各コレクタに反転入力端子と非反転入力端子がそれぞれ
接続されたオペアンプと、ベースが上記オペアンプの出
力端子に接続されると共にコレクタが上記非反転入力端
子に接続されたNPNトランジスタと、このNPNトラ
ンジスタのエミッタと上記アースラインとの間に設けら
れた出力抵抗とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、上記オフセット調整回路は、上記一
対の抵抗の抵抗値を調整して一対の出力端子から上記増
幅回路に流し込む電流に差を与えることを特徴とするも
のである。
【0012】また、上記オフセット調整回路として、コ
レクタが出力端子にそれぞれ接続されエミッタがアース
ラインに接続された出力側NPNトランジスタとこのN
PNトランジスタとベースが共通接続されると共にベー
スとコレクタが短絡されかつエミッタがアースラインに
それぞれ接続された入力側NPNトランジスタとでなる
一対のカレントミラー回路と、上記入力側NPNトラン
ジスタのコレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可
能な一対の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続さ
れると共にエミッタが電源ラインに接続された出力側P
NPトランジスタとこのPNPトランジスタとベースが
共通接続されると共にベースとコレクタが短絡されかつ
エミッタが上記電源ラインに接続された入力側PNPト
ランジスタとでなるカレントミラー回路と、上記アース
ラインと上記入力側PNPトランジスタのコレクタとの
間に設けられた定電流源とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0013】また、上記オフセット調整回路は、上記一
対の抵抗の抵抗値を調整して上記増幅回路から一対の出
力端子に引き出す電流に差を与えることを特徴とするも
のである。
【0014】また、上記増幅回路として、ベースが上記
磁電変換素子の出力電極にそれぞれ接続されると共にコ
レクタが上記オフセット調整回路の出力端子を介して上
記一対のカレントミラー回路の構成する各出力側PNP
トランジスタのコレクタにそれぞれ接続されかつ抵抗を
介して電源ラインにそれぞれ接続され、エミッタが共通
接続されて電流源を介してアースラインに接続された一
対のNPNトランジスタを有する差動増幅器と、上記一
対のNPNトランジスタの各コレクタに反転入力端子と
非反転入力端子がそれぞれ接続されたオペアンプと、ベ
ースが上記オペアンプの出力端子に接続されると共にコ
レクタが上記非反転入力端子に接続されたNPNトラン
ジスタと、このNPNトランジスタのエミッタと上記ア
ースラインとの間に設けられた出力抵抗とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0015】また、上記増幅回路として、上記オペアン
プの出力端子にベースを接続すると共にコレクタを上記
非反転入力端子に接続してなるNPNトランジスタを第
1のNPNトランジスタとし、この第1のNPNトラン
ジスタとベース及びエミッタが共通接続されコレクタが
電源ラインに接続された第2のNPNトランジスタをさ
らに備えたことを特徴とするものである。
【0016】また、上記磁電変換素子は、ホール素子で
あることを特徴とするものである。
【0017】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗は、それぞれ複数の抵抗を直並列接続されてなり、
トリミングによって抵抗値が調整されることを特徴とす
るものである。
【0018】また、上記増幅回路の出力抵抗は、上記ホ
ール素子と同じ素材のエピタキシャル抵抗であることを
特徴とするものである。
【0019】さらに、上記増幅回路の出力抵抗は、それ
ぞれ複数の抵抗を直並列接続されてなり、トリミングに
よって抵抗値が調整されることを特徴とするものであ
る。
【0020】
【作用】この発明に係る磁電変換装置においては、オフ
セット調整回路により、増幅回路との間で流れる電流を
制御することにより上記磁電変換素子の一対の出力電極
間に生じる電位差を打ち消すようにしたので、磁電変換
素子のオフセット電圧を補償することができる。
【0021】また、上記オフセット調整回路として、コ
レクタが出力端子にそれぞれ接続されエミッタが電源ラ
インに接続された出力側PNPトランジスタとこのPN
Pトランジスタとベースが共通接続されると共にベース
とコレクタが短絡されかつエミッタが電源ラインにそれ
ぞれ接続された入力側PNPトランジスタとでなる一対
のカレントミラー回路と、上記入力側PNPトランジス
タのコレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可能な
一対の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続される
と共にエミッタがアースラインに接続された出力側NP
NトランジスタとこのNPNトランジスタとベースが共
通接続されると共にベースとコレクタが短絡されかつエ
ミッタが上記アースラインに接続された入力側NPNト
ランジスタとでなるカレントミラー回路と、上記電源ラ
インと上記入力側NPNトランジスタのコレクタとの間
に設けられた定電流源とを備えたことにより、簡単な回
路構成によって磁電変換素子の一対の出力電極間に生じ
る電位差を打ち消すように増幅回路との間で流れる電流
を制御して磁電変換素子のオフセット電圧を補償するこ
とができる。
【0022】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗の抵抗値を調整することによって、一対の出力端子
から上記磁電変換素子の一対の出力電極に流し込む電流
に差を与えることで、磁電変換素子の一対の出力電極間
に生じる電位差を打ち消すことができる。
【0023】また、上記増幅回路として、ベースがそれ
ぞれ上記磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコ
レクタがそれぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に
接続されかつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接
続され、エミッタが共通接続されて電流源を介して上記
アースラインに接続された一対のNPNトランジスタを
有する差動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの
各コレクタに接続された一対のバッファと、反転入力端
子と非反転入力端子がこの一対のバッファの出力端子に
それぞれ抵抗を介して接続されたオペアンプと、ベース
が上記オペアンプの出力端子に接続されると共にコレク
タが上記反転入力端子に接続された抵抗と上記バッファ
との接続点に接続された第1のNPNトランジスタと、
ベース及びエミッタが上記第1のNPNトランジスタと
共通接続されると共にコレクタが上記非反転入力端子に
接続された第2のNPNトランジスタと、これら第1と
第2のNPNトランジスタのエミッタと上記アースライ
ンとの間に設けられた出力抵抗とを備えたことにより、
簡単な回路構成によって磁電変換素子の一対の出力電極
間に生じる電位差を打ち消すように、オフセット調整回
路から上記差動増幅器の一対のNPNトランジスタのコ
レクタに電流が流し込まれ、磁電変換素子のオフセット
電圧を補償することができ、また、上記オペアンプの出
力端子に接続された第1のNPNトランジスタにより上
記バッファの電圧伝達誤差を補償してその電圧伝達機能
が正確に行われる。
【0024】また、上記増幅回路として、ベースがそれ
ぞれ上記磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコ
レクタがそれぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に
接続されかつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接
続され、エミッタが共通接続されて電流源を介して上記
アースラインに接続された一対のNPNトランジスタを
有する差動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの
各コレクタに反転入力端子と非反転入力端子がそれぞれ
接続されたオペアンプと、ベースが上記オペアンプの出
力端子に接続されると共にコレクタが上記非反転入力端
子に接続されたNPNトランジスタと、このNPNトラ
ンジスタのエミッタと上記アースラインとの間に設けら
れた出力抵抗とを備えたことにより、簡単な回路構成に
よって磁電変換素子の一対の出力電極間に生じる電位差
を打ち消すように、オフセット調整回路から上記差動増
幅器の一対のNPNトランジスタのコレクタに電流が流
し込まれ、磁電変換素子のオフセット電圧を補償するこ
とができる。
【0025】また、上記オフセット調整回路は、上記一
対の抵抗の抵抗値を調整して一対の出力端子から上記増
幅回路に流し込む電流に差を与えることで、磁電変換素
子の一対の出力電極間に生じる電位差を打ち消すことが
できる。
【0026】また、上記オフセット調整回路として、コ
レクタが出力端子にそれぞれ接続されエミッタがアース
ラインに接続された出力側NPNトランジスタとこのN
PNトランジスタとベースが共通接続されると共にベー
スとコレクタが短絡されかつエミッタがアースラインに
それぞれ接続された入力側NPNトランジスタとでなる
一対のカレントミラー回路と、上記入力側NPNトラン
ジスタのコレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可
能な一対の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続さ
れると共にエミッタが電源ラインに接続された出力側P
NPトランジスタとこのPNPトランジスタとベースが
共通接続されると共にベースとコレクタが短絡されかつ
エミッタが上記電源ラインに接続された入力側PNPト
ランジスタとでなるカレントミラー回路と、上記アース
ラインと上記入力側PNPトランジスタのコレクタとの
間に設けられた定電流源とを備えたことにより、簡単な
回路構成によって磁電変換素子の一対の出力電極間に生
じる電位差を打ち消すように増幅回路との間で流れる電
流を制御して磁電変換素子のオフセット電圧を補償する
ことができる。
【0027】また、上記オフセット調整回路は、上記一
対の抵抗の抵抗値を調整して上記増幅回路から一対の出
力端子に引き出す電流に差を与えることで、磁電変換素
子の一対の出力電極間に生じる電位差を打ち消すことが
できる。
【0028】また、上記増幅回路として、ベースが上記
磁電変換素子の出力電極にそれぞれ接続されると共にコ
レクタが上記オフセット調整回路の出力端子を介して上
記一対のカレントミラー回路の構成する各出力側PNP
トランジスタのコレクタにそれぞれ接続されかつ抵抗を
介して電源ラインにそれぞれ接続され、エミッタが共通
接続されて電流源を介してアースラインに接続された一
対のNPNトランジスタを有する差動増幅器と、上記一
対のNPNトランジスタの各コレクタに反転入力端子と
非反転入力端子がそれぞれ接続されたオペアンプと、ベ
ースが上記オペアンプの出力端子に接続されると共にコ
レクタが上記非反転入力端子に接続されたNPNトラン
ジスタと、このNPNトランジスタのエミッタと上記ア
ースラインとの間に設けられた出力抵抗とを備えたこと
により、簡単な回路構成によって磁電変換素子の一対の
出力電極間に生じる電位差を打ち消すように、上記差動
増幅器の一対のNPNトランジスタのコレクタからオフ
セット調整回路に電流が引き出されて、磁電変換素子の
オフセット電圧を補償することができる。
【0029】また、上記増幅回路として、上記オペアン
プの出力端子にベースを接続すると共にコレクタを上記
非反転入力端子に接続してなるNPNトランジスタを第
1のNPNトランジスタとし、この第1のNPNトラン
ジスタとベース及びエミッタが共通接続されコレクタが
電源ラインに接続された第2のNPNトランジスタをさ
らに備えたことにより、増幅回路の出力電圧を所望の大
きさに増幅する。
【0030】また、上記磁電変換素子としてのホール素
子のオフセット電圧を補償することができる。
【0031】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗を、それぞれ複数の抵抗を直並列接続して構成し、
トリミングによって抵抗値が調整されることにより、磁
電変換素子の一対の出力電極間に生じる電位差を打ち消
すように、増幅回路との間で流れる電流を簡単に制御で
き磁電変換素子のオフセット電圧を補償することができ
る。
【0032】また、上記増幅回路の出力抵抗を、上記ホ
ール素子と同じ素材のエピタキシャル抵抗とすることに
より、磁電変換素子の出力電圧の温度依存性を打ち消し
温度補償を行うことができる。
【0033】さらに、上記増幅回路の出力抵抗を、それ
ぞれ複数の抵抗を直並列接続して構成し、トリミングに
よって抵抗値が調整されるようにすることにより、増幅
回路の出力電圧を簡単に調整することができる。
【0034】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図1は半導体基板上に形成される実施例1に係る
磁電変換装置を示す回路図である。図1において、1は
磁電変換素子としてのホール素子、2はホール素子1の
出力を増幅する増幅回路、5はIC内部電源、6は接地
端子、7は増幅回路2の出力端子、8a、8bはホール
素子1の出力電極、10はホール素子1の出力電極8
a、8bに接続されてホール素子1のオフセット電圧調
整を行うためのオフセット調整回路を示し、このオフセ
ット調整回路10は、入力電流と同値の出力電流を送出
する一対のカレントミラー回路を構成するPNPトラン
ジスタ10aと10b及び10cと10d、複数の抵抗
が直並列接続してなりツェナーザッピングやAl配線の
レーザーカットなどのトリミングによって抵抗値が調整
可能で、上記一対のカレントミラー回路からそれぞれ出
力されるコレクタ電流を調整するための一対の電流調整
用可変抵抗10eと10f、上記一対のカレントミラー
回路からそれぞれ出力されるコレクタ電流の合計値が一
定値になるように定電流制御するためのカレントミラー
回路を構成するNPNトランジスタ10gと10h、及
び定電流源10iにより構成されている。
【0035】ここで、PNPトランジスタ10aと10
b、PNPトランジスタ10cと10dの各ベースが共
通接続され、かつPNPトランジスタ10aと10cの
コレクタとベース間が短絡されてそれぞれカレントミラ
ー回路を構成するようになされ、PNPトランジスタ1
0aと10b及び10cと10dの各エミッタは、IC
内部電源5の電源ラインに接続され、各カレントミラー
回路の出力側PNPトランジスタ10bと10dのコレ
クタは、電源ラインとアースライン間に設けられたホー
ル素子1の出力電極8aと8bにそれぞれ接続され、各
カレントミラー回路の入力側PNPトランジスタ10a
と10cのコレクタは、それぞれ抵抗10eと10fと
接続されており、可変抵抗10eと10fを介して入力
される入力電流と同値の出力電流をそれぞれホール素子
1の出力電極8aと8bに送出するようになされてい
る。
【0036】そして、上記可変抵抗10eと10fの他
端は、ベースが共通接続されると共に入力側NPNトラ
ンジスタのベースとコレクタが短絡されてなるNPNト
ランジスタ10gと10hでなるカレントミラー回路の
出力側NPNトランジスタ10hのコレクタに接続され
ており、入力側NPNトランジスタ10gのコレクタ
は、上記電源ラインに接続された定電流源10iの他端
に接続され、各NPNトランジスタ10gと10hのエ
ミッタは、アースラインに接続されており、定電流源1
0iからの入力電流と同値の出力電流を上記可変抵抗1
0eと10fに流れる電流の合計値として送出するよう
になされている。
【0037】図1に示すホール素子1を半導体基板上に
形成する場合、一般に、エピタキシャル層を使用し、そ
のエピタキシャル層に2対の電極が設けられる。2対の
電極は一方が入力電極、もう一方が出力電極8a、8b
で、入力電極を結ぶ直線と出力電極を結ぶ直線は、それ
ぞれ直線の中央で直交する位置に配置される。こうした
場合、ホール素子1は、図2に示すように、隣合った電
極間の抵抗で4つの抵抗ブリッジとみなすことができ
る。
【0038】今、ホール素子1に、幾何学的対称性のズ
レや、ICチップに加わる歪によって、オフセット電圧
(印加磁界ゼロ時に発生する出力電圧)が生じ、ホール
素子1の電極8aの電位が電極8bの電位よりも高くな
ったとする。このような場合、前述したように、ホール
素子1は抵抗ブリッジとみなすことができるので、出力
電極8a、8bにそれぞれ電流を流し込み、その流し込
む電流に差を与えることで、多く電流を流し込んだ一方
の出力電極の方が他方の出力電極より電位を高くするこ
とができる。
【0039】従って、ホール素子1に生じているオフセ
ット電圧を打ち消すように、出力電極8a、8bに電流
を流し込めば、すなわち、今の場合、出力電極8aの電
位の方が高いので、出力電極8bに流し込む電流を、出
力電極8aに流し込む電流よりも増やして、出力電極8
a、8b間に生じた電位差を打ち消せばよい。逆に、出
力電極8bの電位の方が高ければ、出力電極8aに流し
込む電流を増やせばよい。
【0040】この出力電極8a、8bに流し込む電流の
調整方法としては、図1に示すオフセット調整回路10
に示すような回路構成にする。すなわち、定電流源10
iから流れる電流をIref 、出力電極8a、8bに流し
込む電流をそれぞれIa、Ibとすると、Iref =Ia
bである。ここで、可変抵抗10e、10fの抵抗値
をそれぞれre、rfとしたとき、 re=rfならば、 Ia=Ib=1/2Irefe>rf ならば Ia<Ibe<rf ならば Ia>Ib となるため、可変抵抗10e、10fを最初同じ抵抗値
で形成しておき、ツェナーザッピングやAl配線のレー
ザーカットなどのトリミングによって可変抵抗10e、
10fの値を適切に調整することによって、ホール素子
1に生じるオフセット電圧を打ち消すことができる。
【0041】実施例2.次に、この実施例2では、上述
した実施例1に係るホール素子1の出力電圧を増幅する
増幅回路2を差動増幅器とオペアンプにより構成した実
施例である。上述した実施例1においては、ホール素子
1の出力電極8a、8bにオフセット調整回路10によ
って電流を流し込んでオフセット電圧を補償したが、こ
の実施例2では、増幅回路2を構成する差動増幅器の出
力端子に電流を流し込むことにより、実施例1と同様
に、オフセット電圧を補償するものである。
【0042】すなわち、この実施例2では、ホール素子
1の出力電圧を増幅する増幅回路21としては、図3に
示すように、コレクタがそれぞれ一対のカレントミラー
回路の出力側PNPトランジスタ10bと10dのコレ
クタに接続されると共に抵抗13aと13bをそれぞれ
介して電源ラインに接続され、ベースがそれぞれホール
素子1の出力電極8a、8bに接続され、かつエミッタ
が共通接続されて定電流源12を介してアースラインに
接続されたNPNトランジスタ11aと11bでなる差
動増幅器と、反転入力端子が上記NPNトランジスタ1
1aのコレクタにバッファ14a及び抵抗15aを介し
て接続されると共にベースがその出力端子に接続されか
つエミッタが抵抗18を介してアースラインに接続され
た出力トランジスタ17aのコレクタに上記抵抗15a
を介して接続され、非反転入力端子が上記NPNトラン
ジスタ11bのコレクタにバッファ14b及び抵抗15
bを介して接続されると共にベース及びエミッタが上記
出力トランジスタ17aと共通接続された出力トランジ
スタ17bのコレクタに接続されてなるオペアンプ16
とにより構成されている。
【0043】従って、この実施例2においては、ホール
素子1に発生するオフセット電圧を差動増幅器を構成す
るNPNトランジスタ11aと11bによって、その電
圧に比例した電流に変換し、NPNトランジスタ11a
と11bの各コレクタに流れる電流により抵抗13aと
13bによって接続点19aと19bに生じた電位差を
バッア回路14aと14bによって伝達し、抵抗15a
と15bを介してオペアンプ16によってさらに電流に
変換し、その電流を抵抗18に流し込んでその際の電圧
降下を出力端子7より増幅回路21の出力として取り出
すことができ、オフセット電圧の発生によって上記NP
Nトランジスタ11aと11bの上記NPNトランジス
タ11aと11bのベース電位差に応じて各コレクタに
流れる電流に差が生じたときに、その電流差を無くすよ
うに、オフセット調整回路10の抵抗10eと10fの
抵抗値を調整して増幅回路21を構成する差動増幅器の
出力端子に流れ込む電流を調整することにより、オフセ
ット電圧を補償することができる。
【0044】また、この実施例2では、ホール素子1に
発生するオフセット電圧を、差動増幅器を構成するNP
Nトランジスタ11aと11bによって、その電圧に比
例した電流に変換し、NPNトランジスタ11aと11
bの各コレクタに流れる電流により抵抗13aと13b
によって生じた電位差をバッア回路14aと14bによ
って電圧伝達する場合の例であるが、バッファ回路14
aと14bがトランジスタで構成された場合、バッファ
14aに流れる電流がアース側だけであるのに対し、バ
ッファ14bに流れる電流はアース側とオペアンプ16
の非反転入力端子側への電流の合計値となり、トランジ
スタのベースエミッタ間電圧VBEに差が生じて電圧伝達
が正確に行われないことになるが、オペアンプ16の反
転入力端子がNPNトランジスタ11aのコレクタにバ
ッファ14a及び抵抗15aを介して接続されると共に
ベースが該オペアンプ16の出力端子に接続された出力
トランジスタ17aのコレクタに上記抵抗15aを介し
て接続され、非反転入力端子がNPNトランジスタ11
bのコレクタにバッファ14b及び抵抗15bを介して
接続されると共にベース及びエミッタが上記出力トラン
ジスタ17aと共通接続された出力トランジスタ17b
のコレクタに接続するようにしたので、上記トランジス
タ17a及び17bの接続構成により、バッファ14a
及び14bとの電圧伝達誤差を補償することができる。
【0045】実施例3.上述した実施例2においては、
ホール素子1の出力電圧を増幅する増幅回路21の差動
増幅器の出力は、バッファ14aと14bを有し、接続
点19aと19bに生じる電位差で電圧出力であった
が、図4に示すような、簡単な増幅回路22の構成に
し、差動増幅器の出力がNPNトランジスタ11aと1
1bに流れる電流差で電流出力となるようにし、オフセ
ット調整回路10によって、接続点19aと19bに電
流を流し込んでも、オフセット電圧を補償することがで
きる。すなわち、図4に示す実施例3に示す増幅回路2
2は、図3に示す実施例2と比較してバッファ14aと
14bがない場合で、この場合、実施例2の抵抗15a
と15b、及び出力トランジスタ17aが不要となり、
回路を簡単化することができる。
【0046】実施例4.上述した実施例2及び3におい
ては、オフセット調整回路10によって、差動増幅器の
接続点19aと19bに電流を流し込んでいたので、ホ
ール素子1の出力電圧によって生じる電流の最大値がそ
の分だけ減少し、出力範囲が狭くなっていた。従って、
この実施例4では、実施例2及び3とは逆に、差動増幅
器の接続点19aと19bより電流を引き出し、接続点
19aと19bそれぞれより引き出す電流の量を調整す
ることで、オフセット電圧を打ち消すものである。
【0047】すなわち、図5はこの実施例4に係る磁電
変換装置を示す回路図である。図5に示す回路図におい
ては、ホール素子1の出力電圧を増幅する増幅回路22
としては、図4に示す実施例3と同様な構成であるが、
接続点19aと19bより引き出す電流は、図5に示す
新たな構成のオフセット調整回路20により調整を行
う。
【0048】すなわち、この実施例4に係るオフセット
調整回路20は、それぞれ上記接続点19aと19bに
コレクタが接続された出力側NPNトランジスタ20b
と20d及びそのトランジスタとベースが共通接続され
ると共にベースとコレクタが短絡された入力側NPNト
ランジスタ20aと20cを有する一対のカレントミラ
ー回路、該入力側NPNトランジスタ20aと20cの
コレクタにそれぞれ接続されて、複数の抵抗が直並列接
続してなりツェナーザッピングやAl配線のレーザーカ
ットなどのトリミングによって抵抗値が調整可能で、上
記出力側NPNトランジスタ20bと20dのコレクタ
に流れる電流を調整するための一対の電流調整用可変抵
抗20eと20f、上記一対の電流調整用可変抵抗20
eと20fに流れる電流の合計値が一定値になるように
定電流制御するためのカレントミラー回路を構成する入
力側PNPトランジスタ20gと出力側PNPトランジ
スタ20h、及び定電流源20iにより構成されてい
る。
【0049】ここで、上記入力側PNPトランジスタ2
0gのベースとコレクタ間は短絡され、定電流源20i
を介してアースラインに接続され、この入力側PNPト
ランジスタ20gとベースが共通接続された出力側PN
Pトランジスタ20hのコレクタは上記一対の上記可変
抵抗20eと20fに接続され、各PNPトランジスタ
20gと20hのエミッタは電源ラインに接続されてい
る。また、上記一対のカレントミラー回路を構成するト
ランジスタ20a〜20dのエミッタはアースラインに
接続されており、ツェナーザッピングやAl配線のレー
ザーカットなどのトリミングによって可変抵抗20eと
20fの抵抗値を調整して、差動増幅器の接続点19a
と19bよりそれぞれより引き出す電流の量を調整する
ことで、オフセット電圧を打ち消すようになされてい
る。
【0050】今、図5において、定電流源20iから流
れる電流をIref’、接続点19a、19bより引き抜
く電流をそれぞれIa’、Ib’(なお、Iref’=Ia
+Ib’)とし、可変抵抗20e、20fの抵抗値をそ
れぞれre’、rf’とする。 re’=rf’ならば Ia’=Ib’=1/2Iref’ re’>rf’ならば Ia’<Ib’ re’<rf’ならば Ia’>Ib’ となるため、実施例1と同様に、可変抵抗20e、20
fをトリミング等によって適切に調整することによっ
て、接続点19a、19bより引き抜く電流を調整し、
ホール素子1に生じるオフセット電圧を補償することが
できる。
【0051】実施例5.次に、この実施例5では、実施
例1ないし5において増幅回路の出力端子に設ける抵抗
18をホール素子1と同じ素材のエピタキシャル抵抗に
することにより、温度補償の機能を加えるものである。
【0052】今、ホール素子1を定電圧駆動させる場合
には、ホール素子1の出力電圧(ホール電圧)VH は、
ホール係数をKH 、ホール素子印加電圧をV、ホール素
子入力抵抗をRIN、ホール素子の厚みをd、磁束密度を
B、ホール素子の形状による係数をfH とすると、 VH =KH・(V/RIN)・(B/d)・fH となる。また、増幅回路に生じる出力電流をI0 とする
と、出力電流I0 はホール電圧VH に比例するため、比
例係数をαとすると、 I0 =αVH =αKH・(V/RIN)・(B/d)・fH となる。さらに、抵抗18の抵抗値をR18としたとき、
増幅回路の出力電圧をV0 とすると、 V0 =I0 ・R18 =αKH・(R18/RIN)・V・(B/d)・fH となる。
【0053】従って、ホール素子1の出力電圧VH は、
素子の入力抵抗の大きな温度依存性により大きく変動す
るが、上式により抵抗18をホール素子1と同じ素材の
抵抗にすることにより、ホール電圧の温度依存性を打ち
消すことができる。すなわち、実施例1〜5において、
抵抗18をホール素子と同じ素材のエピタキシャル抵抗
にすると、温度補償の機能が加わる。
【0054】実施例6.次に、この実施例6では、増幅
回路の出力電圧を所望の大きさに増幅するものである。
すなわち、図6は実施例6に係る磁電変換装置を示す回
路図である。図5に示す実施例4に対し、オフセット調
整回路20としては同様な回路であるが、増幅回路23
としては、オペアンプ16の出力トランジスタ17b
に、このトランジスタとベース及びエミッタが共通でコ
レクタを電源ラインに接続したNPNトランジスタ21
を追加して設けている。
【0055】今、上記NPNトランジスタ21のトラン
ジスタサイズをnとすると、抵抗18に流れる電流I18
は、 I18=(n+1)I0 となり、出力V0 は、 V0 =R18・I18=R18・(n+1)I0 となるので、NPNトランジスタ21のトランジスタサ
イズを適当に設定することにより、増幅回路23の出力
電圧を所望の大きさに増幅することができる。
【0056】実施例7.上述した図6に示す実施例6に
おいて、さらに、抵抗18を、オフセット調整回路20
内の可変抵抗20eと20fと同様に、複数の抵抗体を
直並列接続して構成し、その抵抗値をツェナーザッピン
グやAl配線のレーザーカット等のトリミングによって
調整することにより、増幅回路23の出力電圧を調整す
ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、オフ
セット調整回路により、増幅回路との間で流れる電流を
制御することにより磁電変換素子の一対の出力電極間に
生じる電位差を打ち消すようにしたので、磁電変換素子
のオフセット電圧を補償することができる。
【0058】また、上記オフセット調整回路として、コ
レクタが出力端子にそれぞれ接続されエミッタが電源ラ
インに接続された出力側PNPトランジスタとこのPN
Pトランジスタとベースが共通接続されると共にベース
とコレクタが短絡されかつエミッタが電源ラインにそれ
ぞれ接続された入力側PNPトランジスタとでなる一対
のカレントミラー回路と、上記入力側PNPトランジス
タのコレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可能な
一対の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続される
と共にエミッタがアースラインに接続された出力側NP
NトランジスタとこのNPNトランジスタとベースが共
通接続されると共にベースとコレクタが短絡されかつエ
ミッタが上記アースラインに接続された入力側NPNト
ランジスタとでなるカレントミラー回路と、上記電源ラ
インと上記入力側NPNトランジスタのコレクタとの間
に設けられた定電流源とを備えたことにより、簡単な回
路構成によって磁電変換素子の一対の出力電極間に生じ
る電位差を打ち消すように増幅回路との間で流れる電流
を制御して磁電変換素子のオフセット電圧を補償するこ
とができる。
【0059】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗の抵抗値を調整することによって、一対の出力端子
から上記磁電変換素子の一対の出力電極に流し込む電流
に差を与えることで、磁電変換素子の一対の出力電極間
に生じる電位差を打ち消すことができる。
【0060】また、上記増幅回路として、ベースがそれ
ぞれ上記磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコ
レクタがそれぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に
接続されかつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接
続され、エミッタが共通接続されて電流源を介して上記
アースラインに接続された一対のNPNトランジスタを
有する差動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの
各コレクタに接続された一対のバッファと、反転入力端
子と非反転入力端子がこの一対のバッファの出力端子に
それぞれ抵抗を介して接続されたオペアンプと、ベース
が上記オペアンプの出力端子に接続されると共にコレク
タが上記反転入力端子に接続された抵抗と上記バッファ
との接続点に接続された第1のNPNトランジスタと、
ベース及びエミッタが上記第1のNPNトランジスタと
共通接続されると共にコレクタが上記非反転入力端子に
接続された第2のNPNトランジスタと、これら第1と
第2のNPNトランジスタのエミッタと上記アースライ
ンとの間に設けられた出力抵抗とを備えたことにより、
簡単な回路構成によって磁電変換素子の一対の出力電極
間に生じる電位差を打ち消すように、オフセット調整回
路から上記差動増幅器の一対のNPNトランジスタのコ
レクタに電流が流し込まれ、磁電変換素子のオフセット
電圧を補償することができ、また、上記オペアンプの出
力端子に接続された第1のNPNトランジスタにより上
記バッファの電圧伝達誤差を補償してその電圧伝達機能
が正確に行うことができる。
【0061】また、上記増幅回路として、ベースがそれ
ぞれ上記磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコ
レクタがそれぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に
接続されかつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接
続され、エミッタが共通接続されて電流源を介して上記
アースラインに接続された一対のNPNトランジスタを
有する差動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの
各コレクタに反転入力端子と非反転入力端子がそれぞれ
接続されたオペアンプと、ベースが上記オペアンプの出
力端子に接続されると共にコレクタが上記非反転入力端
子に接続されたNPNトランジスタと、このNPNトラ
ンジスタのエミッタと上記アースラインとの間に設けら
れた出力抵抗とを備えたことにより、簡単な回路構成に
よって磁電変換素子の一対の出力電極間に生じる電位差
を打ち消すように、オフセット調整回路から上記差動増
幅器の一対のNPNトランジスタのコレクタに電流が流
し込まれ、磁電変換素子のオフセット電圧を補償するこ
とができる。
【0062】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗の抵抗値を調整して一対の出力端子から上記増幅回
路に流し込む電流に差を与えることで、磁電変換素子の
一対の出力電極間に生じる電位差を打ち消すことができ
る。
【0063】また、上記オフセット調整回路として、コ
レクタが出力端子にそれぞれ接続されエミッタがアース
ラインに接続された出力側NPNトランジスタとこのN
PNトランジスタとベースが共通接続されると共にベー
スとコレクタが短絡されかつエミッタがアースラインに
それぞれ接続された入力側NPNトランジスタとでなる
一対のカレントミラー回路と、上記入力側NPNトラン
ジスタのコレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可
能な一対の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続さ
れると共にエミッタが電源ラインに接続された出力側P
NPトランジスタとこのPNPトランジスタとベースが
共通接続されると共にベースとコレクタが短絡されかつ
エミッタが上記電源ラインに接続された入力側PNPト
ランジスタとでなるカレントミラー回路と、上記アース
ラインと上記入力側PNPトランジスタのコレクタとの
間に設けられた定電流源とを備えたことにより、簡単な
回路構成によって磁電変換素子の一対の出力電極間に生
じる電位差を打ち消すように増幅回路との間で流れる電
流を制御して磁電変換素子のオフセット電圧を補償する
ことができる。
【0064】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗の抵抗値を調整して上記増幅回路から一対の出力端
子に引き出す電流に差を与えることで、磁電変換素子の
一対の出力電極間に生じる電位差を打ち消すことができ
る。
【0065】また、上記増幅回路として、ベースが上記
磁電変換素子の出力電極にそれぞれ接続されると共にコ
レクタが上記オフセット調整回路の出力端子を介して上
記一対のカレントミラー回路の構成する各出力側PNP
トランジスタのコレクタにそれぞれ接続されかつ抵抗を
介して電源ラインにそれぞれ接続され、エミッタが共通
接続されて電流源を介してアースラインに接続された一
対のNPNトランジスタを有する差動増幅器と、上記一
対のNPNトランジスタの各コレクタに反転入力端子と
非反転入力端子がそれぞれ接続されたオペアンプと、ベ
ースが上記オペアンプの出力端子に接続されると共にコ
レクタが上記非反転入力端子に接続されたNPNトラン
ジスタと、このNPNトランジスタのエミッタと上記ア
ースラインとの間に設けられた出力抵抗とを備えたこと
により、簡単な回路構成によって磁電変換素子の一対の
出力電極間に生じる電位差を打ち消すように、上記差動
増幅器の一対のNPNトランジスタのコレクタからオフ
セット調整回路に電流が引き出されて、磁電変換素子の
オフセット電圧を補償することができる。
【0066】また、上記増幅回路として、上記オペアン
プの出力端子にベースを接続すると共にコレクタを上記
非反転入力端子に接続してなるNPNトランジスタを第
1のNPNトランジスタとし、この第1のNPNトラン
ジスタとベース及びエミッタが共通接続されコレクタが
電源ラインに接続された第2のNPNトランジスタをさ
らに備えたことにより、増幅回路の出力電圧を所望の大
きさに増幅する。
【0067】また、上記磁電変換素子としてのホール素
子のオフセット電圧を補償することができる。
【0068】また、上記オフセット調整回路内の一対の
抵抗を、それぞれ複数の抵抗を直並列接続して構成し、
トリミングによって抵抗値が調整されることにより、磁
電変換素子の一対の出力電極間に生じる電位差を打ち消
すように、増幅回路との間で流れる電流を簡単に制御で
き磁電変換素子のオフセット電圧を補償することができ
る。
【0069】また、上記増幅回路の出力抵抗を、上記ホ
ール素子と同じ素材のエピタキシャル抵抗とすることに
より、磁電変換素子の出力電圧の温度依存性を打ち消し
温度補償を行うことができる。
【0070】さらに、上記増幅回路の出力抵抗を、それ
ぞれ複数の抵抗を直並列接続して構成し、トリミングに
よって抵抗値が調整されるようにすることにより、増幅
回路の出力電圧を簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る磁電変換装置を示
す回路図である。
【図2】 図1のホール素子の抵抗ブリッジを示す等価
回路図である。
【図3】 この発明の実施例2に係る磁電変換装置を示
す回路図である。
【図4】 この発明の実施例3に係る磁電変換装置を示
す回路図である。
【図5】 この発明の実施例4に係る磁電変換装置を示
す回路図である。
【図6】 この発明の実施例6に係る磁電変換装置を示
す回路図である。
【図7】 従来例に係る磁電変換装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 ホール素子、2 増幅回路、5 IC内部電源、6
接地端子、7 出力端子、8a、8b 出力電極、1
0、20 オフセット調整回路、10a〜10d 一対
のカレントミラー回路を構成するPNPトランジスタ、
10e、10f 可変抵抗、10g、10h カレント
ミラー回路を構成するNPNトランジスタ、10i 定
電流源、21、22 増幅回路、11a、11b 差動
増幅器を構成するNPNトランジスタ、12 定電流
源、13a、13b、15a、15b 抵抗、14a、
14b バッファ、16 オペアンプ、17a、17b
NPNトランジスタ、18 出力抵抗、20a〜20
d 一対のカレントミラー回路を構成するNPNトラン
ジスタ、20e、20f 可変抵抗、20g、20h
カレントミラー回路を構成するPNPトランジスタ、2
0i 定電流源、21 NPNトランジスタ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印加磁界を電圧信号に変換する磁電変換
    素子と、この磁電変換素子の出力信号を増幅する増幅回
    路とを半導体基板上に形成した磁電変換装置において、
    上記増幅回路との間で流れる電流を制御することにより
    上記磁電変換素子の一対の出力電極間に生じる電位差を
    打ち消して該磁電変換素子のオフセット電圧を補償する
    オフセット調整回路を備えたことを特徴とする磁電変換
    装置。
  2. 【請求項2】 上記オフセット調整回路は、コレクタが
    出力端子にそれぞれ接続されエミッタが電源ラインに接
    続された出力側PNPトランジスタとこのPNPトラン
    ジスタとベースが共通接続されると共にベースとコレク
    タが短絡されかつエミッタが電源ラインにそれぞれ接続
    された入力側PNPトランジスタとでなる一対のカレン
    トミラー回路と、上記入力側PNPトランジスタのコレ
    クタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可能な一対の抵
    抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続されると共にエ
    ミッタがアースラインに接続された出力側NPNトラン
    ジスタとこのNPNトランジスタとベースが共通接続さ
    れると共にベースとコレクタが短絡されかつエミッタが
    上記アースラインに接続された入力側NPNトランジス
    タとでなるカレントミラー回路と、上記電源ラインと上
    記入力側NPNトランジスタのコレクタとの間に設けら
    れた定電流源とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の磁電変換装置。
  3. 【請求項3】 上記オフセット調整回路は、上記一対の
    抵抗の抵抗値を調整して一対の出力端子から上記磁電変
    換素子の一対の出力電極に流し込む電流に差を与えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁電変換装置。
  4. 【請求項4】 上記増幅回路は、ベースがそれぞれ上記
    磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコレクタが
    それぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に接続され
    かつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接続され、
    エミッタが共通接続されて電流源を介して上記アースラ
    インに接続された一対のNPNトランジスタを有する差
    動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの各コレク
    タに接続された一対のバッファと、反転入力端子と非反
    転入力端子がこの一対のバッファの出力端子にそれぞれ
    抵抗を介して接続されたオペアンプと、ベースが上記オ
    ペアンプの出力端子に接続されると共にコレクタが上記
    反転入力端子に接続された抵抗と上記バッファとの接続
    点に接続された第1のNPNトランジスタと、ベース及
    びエミッタが上記第1のNPNトランジスタと共通接続
    されると共にコレクタが上記非反転入力端子に接続され
    た第2のNPNトランジスタと、これら第1と第2のN
    PNトランジスタのエミッタと上記アースラインとの間
    に設けられた出力抵抗とを備えたことを特徴とする請求
    項2記載の磁電変換装置。
  5. 【請求項5】 上記増幅回路は、ベースがそれぞれ上記
    磁電変換素子の出力電極に接続されると共にコレクタが
    それぞれ上記オフセット調整回路の出力端子に接続され
    かつそれぞれ抵抗を介して上記電源ラインに接続され、
    エミッタが共通接続されて電流源を介して上記アースラ
    インに接続された一対のNPNトランジスタを有する差
    動増幅器と、上記一対のNPNトランジスタの各コレク
    タに反転入力端子と非反転入力端子がそれぞれ接続され
    たオペアンプと、ベースが上記オペアンプの出力端子に
    接続されると共にコレクタが上記非反転入力端子に接続
    されたNPNトランジスタと、このNPNトランジスタ
    のエミッタと上記アースラインとの間に設けられた出力
    抵抗とを備えたことを特徴とする請求項2記載の磁電変
    換装置。
  6. 【請求項6】 上記オフセット調整回路は、上記一対の
    抵抗の抵抗値を調整して一対の出力端子から上記増幅回
    路に流し込む電流に差を与えることを特徴とする請求項
    4または5記載の磁電変換装置。
  7. 【請求項7】 上記オフセット調整回路は、コレクタが
    出力端子にそれぞれ接続されエミッタがアースラインに
    接続された出力側NPNトランジスタとこのNPNトラ
    ンジスタとベースが共通接続されると共にベースとコレ
    クタが短絡されかつエミッタがアースラインにそれぞれ
    接続された入力側NPNトランジスタとでなる一対のカ
    レントミラー回路と、上記入力側NPNトランジスタの
    コレクタにそれぞれ接続された抵抗値が調整可能な一対
    の抵抗と、この一対の抵抗にコレクタが接続されると共
    にエミッタが電源ラインに接続された出力側PNPトラ
    ンジスタとこのPNPトランジスタとベースが共通接続
    されると共にベースとコレクタが短絡されかつエミッタ
    が上記電源ラインに接続された入力側PNPトランジス
    タとでなるカレントミラー回路と、上記アースラインと
    上記入力側PNPトランジスタのコレクタとの間に設け
    られた定電流源とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の磁電変換装置。
  8. 【請求項8】 上記オフセット調整回路は、上記一対の
    抵抗の抵抗値を調整して上記増幅回路から一対の出力端
    子に引き出す電流に差を与えることを特徴とする請求項
    7記載の磁電変換装置。
  9. 【請求項9】 上記増幅回路は、ベースが上記磁電変換
    素子の出力電極にそれぞれ接続されると共にコレクタが
    上記オフセット調整回路の出力端子を介して上記一対の
    カレントミラー回路の構成する各出力側PNPトランジ
    スタのコレクタにそれぞれ接続されかつ抵抗を介して電
    源ラインにそれぞれ接続され、エミッタが共通接続され
    て電流源を介してアースラインに接続された一対のNP
    Nトランジスタを有する差動増幅器と、上記一対のNP
    Nトランジスタの各コレクタに反転入力端子と非反転入
    力端子がそれぞれ接続されたオペアンプと、ベースが上
    記オペアンプの出力端子に接続されると共にコレクタが
    上記非反転入力端子に接続されたNPNトランジスタ
    と、このNPNトランジスタのエミッタと上記アースラ
    インとの間に設けられた出力抵抗とを備えたことを特徴
    とする請求項8記載の磁電変換装置。
  10. 【請求項10】 上記増幅回路は、上記オペアンプの出
    力端子にベースを接続すると共にコレクタを上記非反転
    入力端子に接続してなるNPNトランジスタを第1のN
    PNトランジスタとし、この第1のNPNトランジスタ
    とベース及びエミッタが共通接続されコレクタが電源ラ
    インに接続された第2のNPNトランジスタをさらに備
    えたことを特徴とする請求項9記載の磁電変換装置。
  11. 【請求項11】 上記磁電変換素子は、ホール素子であ
    ることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記
    載の磁電変換装置。
  12. 【請求項12】 上記オフセット調整回路内の一対の抵
    抗は、それぞれ複数の抵抗を直並列接続されてなり、ト
    リミングによって抵抗値が調整されることを特徴とする
    請求項2ないし11のいずれかに記載の磁電変換装置。
  13. 【請求項13】 上記増幅回路の出力抵抗は、上記ホー
    ル素子と同じ素材のエピタキシャル抵抗であることを特
    徴とする請求項4、5、9ないし12のいずれかに記載
    の磁電変換装置。
  14. 【請求項14】 上記増幅回路の出力抵抗は、それぞれ
    複数の抵抗を直並列接続されてなり、トリミングによっ
    て抵抗値が調整されることを特徴とする請求項4、5、
    9ないし13のいずれかに記載の磁電変換装置。
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