JP2003515585A - 新規抗糖尿病薬 - Google Patents

新規抗糖尿病薬

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JP2003515585A
JP2003515585A JP2001541866A JP2001541866A JP2003515585A JP 2003515585 A JP2003515585 A JP 2003515585A JP 2001541866 A JP2001541866 A JP 2001541866A JP 2001541866 A JP2001541866 A JP 2001541866A JP 2003515585 A JP2003515585 A JP 2003515585A
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JP2001541866A
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マイケル エバンス,デービッド
Original Assignee
フェリング ベスローテン フェンノートシャップ
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 一般式(1)により表される1−(2’−アミノアシル)−2−シアノピロリジン誘導体であり、糖耐性障害又は2型糖尿病の治療のためのDP−IV阻害剤である化合物;上記の式中、Aは基(2、3、及び4)から選ばれ;Xは、天然アミノ酸に対応のアミノアシル基、アシル基R3 CO、基R4 COOC(R5 )(R6 )OCO、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、及びベンジルオキシカルボニルから選ばれ;R1 はH、C1 〜C6 アルキル残基、(CH2a NHW1 、(CH2b COW2 、(CH2c OW3 、CH(Me)OW4 、(CH2d −C64 −W5 、及び(CH2e SW6 から選ばれ、ここでaは2〜5であり、bは1〜4であり、cは1〜2であり、dは1〜2であり、eは1〜3であり、W1 はCOW6 、CO26 又はSO26 であり、W2 はOH、NH2 、OW6 又はNHW6 であり、W3 はH又はW6 であり、W4 はH又はW 6 であり、W5 はH、OH又はOMeであり、そしてW6 はC1 〜C6 アルキル、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたヘテロアリール又はベンジルであり、そしてR2 はH、及び−(CH2n −C53 N−Yから選ばれ、ここでnは2〜4であり、YはH、F、Cl、NO2 又はCNであり、あるいはR1 とR2 は一緒に−(CH2p −であり、ここでpは3又は4であり;R3 はH、C1 〜C6 アルキル、及びフェニルから選ばれ;R4 はH、C1 〜C 6 アルキル、ベンジル、及び場合により置換されたフェニルであり;R5 とR6はそれぞれ独立してH及びC1 〜C6 アルキルから選ばれるか又は一緒に−(CH2m −であり、ここでmは4〜6であり;R7 はピリジル及び場合により置換されたフェニルから選ばれ;R8 はH及びC1 〜C3 アルキルから選ばれ;そしてR9 はH、C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシ、及びフェニルから選ばれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、2型糖尿病、糖耐性障害、及び特定の他の症状の治療に有用である
一連の新規化合物に関する。
【0002】 本発明の背景 ジペプチジル・ペプチダーゼIV酵素(EC.3.4.14.5、本明細書中で
DP−IVと短縮され、そして他の所ではDPP−IV又はDAP−IVとしても知ら
れる)はいくつかのホルモンの活性の調節に関連すると考えられている。前述の
ホルモンの1つは、食後の血糖値の調節に関連するグルカゴン様ペプチド1(G
LP−1)であり、そしてこれはDP−IVによりその活性型であるGLP−1(
5〜36)から不活性であるGLP−1(7〜36)に変換される。高血糖症が
組織傷害をもたらす2型糖尿病及び糖耐性障害の場合、内在性のGLP−1の効
果を増強することは有益であろう。それゆえ、DP−IVの阻害剤は2型糖尿病及
び糖耐性障害の治療のための候補薬剤として提案される。例えばDemuthら(WO
97/40832)は、関連する動物モデルにおける血糖値に対するN−イソロ
イシル−ピロリジンの効果を開示する。しかしながら、この化合物は実用的な医
薬品として十分な効力ではない。より強力なDP−IV阻害剤はJenkins ら(WO
95/15309)及び Villhauer(WO98/19998)により開示される
が、それらは溶液中で不安定で、そして環化する傾向がある。この不安定性は、
ヒトの治療への使用に適当な品質の成分の調製及び供給における困難をもたらす
であろう。それゆえ、インビボにおいてDP−IVを阻害する作用薬としての必要
性が依然としてあるが、しかし商業的生産のためには十分に安定ではない。
【0003】 我々は化学的に安定であるが、しかしヒトの患者への投与後、高い効力をもつ
DP−IV阻害剤を遊離する、代謝による活性化を受ける一連の誘導体をここで得
る。本技術分野において、このような誘導体は一般的にプロドラッグと称される
。本発明の化合物は2型糖尿病、及び糖耐性障害、並びに通常DP−IVにより不
活化されているホルモンの活性を高めることが治療としての利益を与える他の症
状の治療のために有用である。
【0004】 本発明による化合物は、以下の一般式(1):
【0005】
【化3】
【0006】 {式中、 Aは基(2)、(3)、及び(4)から選ばれ;Xは、1の天然アミノ酸に対
応のアミノアシル基、アシル基R3 CO、基R4 COOC(R5 )(R6 )OC
O、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、及びベンジルオキシカルボニル
から選ばれ;R1 はH、C1 〜C6 アルキル残基、(CH2a NHW1 、(C
2b COW2 、(CH2c OW3 、CH(Me)OW4 、(CH2d
64 −W5 、及び(CH2e SW6 から選ばれ、ここでaは2〜5であり
、bは1〜4であり、cは1〜2であり、dは1〜2であり、eは1〜3であり
、W1 はCOW6 、CO26 又はSO26 であり、W2 はOH、NH2 、O
6 又はNHW6 であり、W3 はH又はW6 であり、W4 はH又はW6 であり、
5 はH、OH又はOMeであり、そしてW6 はC1 〜C6 アルキル、場合によ
り置換されたフェニル、場合により置換されたヘテロアリール又はベンジルであ
り、そしてR2 はH、及び−(CH2n −C53 N−Yから選ばれ、ここで
nは2〜4であり、YはH、F、Cl、NO2 又はCNであり、あるいはR1
2 は一緒に−(CH2p −であり、ここでpは3又は4であり;R3 はH、
1 〜C6 アルキル、及びフェニルから選ばれ;R4 はH、C1 〜C6 アルキル
、ベンジル、及び場合により置換されたフェニルであり;R5 とR6 はそれぞれ
独立してH及びC1 〜C6 アルキルから選ばれるか又は一緒に−(CH2m
であるか、ここでmは4〜6であり;R7 はピリジル及び場合により置換された
フェニルから選ばれ;R8 はH及びC1 〜C3 アルキルから選ばれ;そしてR9
はH、C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシ、及びフェニルから選ばれる
【0007】 本発明は前記に定められた新規化合物、その中の少なくとも1の活性物質が上
述の化合物である医薬組成物、特定の医学的症状(medical condi
tion)の治療のための上述の化合物の使用、及び治療を必要とする患者に対
して本発明の化合物を投与する治療方法に関する。
【0008】 本発明の詳細な説明 第1の側面において、本発明は、DP−IVの治療的に有効な阻害剤のプロドラ
ッグであるところの一連の新規化合物を含む。本発明の化合物は、以下の一般式
(1):
【0009】
【化4】
【0010】 に表される1−(2’−アミノアシル)−2−シアノピロリジン誘導体である。
【0011】 この一般式において、Aは以下の(2)、(3)、及び(4):
【0012】
【化5】
【0013】 から選ばれる基である。
【0014】 前記ダッシュから成る結合(破線)はAの窒素原子を(1)に連結する共有結
合を示す。
【0015】 前記のX基はアシル又はオキシカルボニル基である。好ましい基は以下の: (i)1の天然アミノ酸、すなわちアラニン(Ala)、アルギニン(Arg
)、アスパラギン(Asn)、アスパラギン酸(Asp)、システイン(Cys
)、グルタミン(Gln)、グルタミン酸(Glu)、グリシン(Gly)、ヒ
スチジン(His)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)、リジン(
Lys)、メチオニン(Met)、フェニルアラニン(Phe)、プロリン(P
ro)、セリン(Ser)、スレオニン(Thr)、トリプトファン(Trp)
、チロシン(Tyr)、及びバリン(Val)に対応のアミノ・アシル基; (ii)R3 が水素原子、C1 〜C6 アルキル基又はフェニル基である、アシル
基R3 CO; (iii )R4 が水素原子、C1 〜C6 アルキル基、ベンジル基又はC1 〜C3
基によりさらに置換されうるフェニル基であり、そしてR5 とR6 がそれぞれ独
立して水素原子又はC1 〜C6 アルキル基であるかあるいはR5 とR6 が一緒に
ポリメチレン単位−(CH2m −であり、ここでmが4〜6の整数である、ア
シルオキシメチレンオキシカルボニル基R4 COOC(R5 )(R6 )OCO;
並びに (iv)メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、及びベンジルオキシカルボ
ニル;である。
【0016】 R1 は天然アミノ酸の側鎖又はそのアナログである。より具体的には、R1
素原子、C1 〜C6 アルキル残基、(CH2a NHW1 、(CH2b COW 2 、(CH2c OW3 、CH(Me)OW4 、(CH2d −C64 −W5
、及び(CH2e SW6 から選ばれ、ここでaは2〜5の整数であり、bは1
〜4の整数であり、cは1又は2であり、dは1又は2であり、eは1〜3の整
数であり、W1 はCOW6 、CO26 又はSO26 であり、W2 はOH、N
2 、OW6 又はNHW6 であり、W3 はH又はW6 であり、W4 はH又はW6
であり、W5 はH、OH又はOMeであり、そしてW6 はC1 〜C6 アルキル、
場合により置換されたフェニル、場合により置換されたヘテロアリール又はベン
ジルである。ヘテロアリール及びフェニル基に対する好適な任意の置換基はC1
〜C3 アルキル、及びC1 〜C3 アルコキシ基、並びにフッ素及び塩素原子を含
む、2までの前述の置換基が存在しうる。
【0017】 R2 は水素原子又は−(CH2n NH−C53 N−Y基であり、ここでn
は2〜4の整数であり、C53 Nは2価のピリジル部分であり、そしてYは水
素原子、ハロゲン原子、例えばフッ素若しくは塩素原子、ニトロ基、又はシアノ
基である。
【0018】 あるいは、R1 とR2 は一緒に−(CH2p −であることができ、ここでp
は3又は4である。
【0019】 R7 はピリジル及び場合により置換されたフェニルから選ばれる。好適な任意
の置換基はC1 〜C3 アルキル基、C1 〜C3 アルコキシ基、ハロゲン原子、ニ
トロ基、シアノ基、及びカルボキシ基を含む、2までの前述の置換基が存在しう
る。
【0020】 R8 は水素原子又はC1 〜C3 アルキル基である。
【0021】 R9 は水素原子、C1 〜C6 アルキル基、C1 〜C6 アルコキシ基又はフェニ
ル基である。
【0022】 本発明の明細書において、「アルキル」は直鎖及び分枝アルキル基、並びに環
状アルキル基を含む。例えば、C1 〜C6 アルキルは、メチル、エチル、イソプ
ロピル、tert−ブチル、ネオフェニル、及びシクロヘキシル基を含む。また
、「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、及び硫黄から選ばれる1〜3のヘテロ原
子を含む単環5及び6員芳香族環を含むことが意図される。例えばヘテロアリー
ルは、ピロールイル、ピリジル、フリール、チエニル、イミダゾールイル、チア
ゾールイル、イソキサゾールイル、チアジアゾールイル、ピリミジル、及びピラ
ジニルを含む。
【0023】 本発明の化合物のいくつかは酸性又は塩基性の特性をもち、それゆえ塩として
存在しうる。前述の塩が無毒性、そしてさもなければ医薬として許容しうるもの
である限り、それらは本発明の範囲内に含まれる。前述の塩の例は、これだけに
制限されることなく、塩基性化合物の酢酸塩、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、及び
安息香酸塩;並びに酸性化合物のナトリウム塩、カリウム塩、及びテトラ−アル
キル・アンモニウム塩を含む。
【0024】 R1 がHである場合を除いて、一般式(1)により表される化合物は、C*
以下に示される、2の立体形成中心(不斉炭素原子)を有する。これら2ヶ所の
立体化学は、好ましくは例示したものである。R1 及びXの態様のいくつかは、
さらなる立体形成中心について挿入されることを許し、そしてそれにより本発明
の化合物はジアステレオマーを含むエピマーとして存在しうる。前述の光学異性
体の混合物を含む全ての前述の光学異性体は本発明の範囲の中にあると考えられ
る。
【0025】
【化6】
【0026】 好ましい態様において、本発明は、R1 がH以外であり、そして存在する場合
にはR2 がHである一般式(1)により表される化合物を含む。より好ましい態
様において、R1 はC1 〜C6 アルキルである。
【0027】 他の好ましい態様において、本発明は、R1 がHであり、そしてAが−(CH 2n NH−C53 N−YであるR2 を有する一般式(2)及び(4)による
群から選ばれる一般式(1)により表される化合物を含む。より好ましい態様に
おいて、nは2であり、そしてYはCNである。最も好ましい態様において、前
記NH基はピリジン環の2位であり、そして前記CN基はピリジン環の5位であ
る。
【0028】 他の好ましい態様において、本発明は、Aが一般式(2)により表される基で
あり、そしてXがアミノ・アシル基である一般式(1)により表される化合物を
含む。1のより好ましい態様において、Xは塩基アミノ酸、例えばリジン又はア
ルギニン、そして最も好ましくはアルギニンに対応のアミノ・アシル基である。
他の好ましい態様において、Xはグリシンに対応のアミノ・アシル基である。
【0029】 他の好ましい態様において、本発明は、Aが一般式(2)により表される基で
あり、そしてXがR4 COOC(R5 )(R6 )OCO基である一般式(1)に
より表される化合物を含む。1のより好ましい態様において、R4 はC1 〜C6
アルキルである。他のより好ましい態様において、R5 とR6 の一方がHであり
、そしてもう一方がメチルである。最も好ましくは、R4 、及びR5 とR6 の一
方がメチルであり、そしてR5 とR6 のもう一方がHである。
【0030】 他の好ましい態様において、本発明は、Aが一般式(2)により表される基で
あり、そしてXがメトキシカルボニル基である一般式(1)により表される化合
物を含む。
【0031】 他の好ましい態様において、本発明は、Aが一般式(3)により表される基で
ある一般式(1)により表される化合物を含む。
【0032】 他の好ましい態様において、本発明は、Aが一般式(4)により表される一般
式(1)により表される化合物を含む。より好ましい態様において、R8 はC1
〜C3 アルキルであり、そして最も好ましいそれはメチルである。他の好ましい
態様において、R9 はC1 〜C3 アルキル又はC1 〜C3 アルコキシであり、そ
して最も好ましいそれはメチル又はメトキシである。
【0033】 1より多いこれらの好ましい態様の特徴を取り込む化合物が特に好ましい。本
発明の最も好ましい態様は以下の:
【0034】
【数2】
【0035】 から選ばれる化合物である。
【0036】 本発明による化合物は、有機化学の分野で周知の標準的技術により調製されう
る。多くの場合、好適な開始物質は、R1 及びR2 が先に定めたのと同じ意味を
もつ以下の一般式(5):
【0037】
【化7】
【0038】 により表される。
【0039】 前述の化合物の合成は、例えばJenkins et al.(WO95/15309)、Vi
llhauer(WO98/19998)、Ashworth et al. (Bioorg. Med. Chem. Let
t. 1996, 6 (10), 1163-66)、及びLi et al. (Arch. Biochem. Biophys. 1995,
323 (1), 148-54)に記載される。これらの刊行物に十分に記載されていない化
合物は、それら刊行物中に与えられた方法の慣例の変更により製造されうる。一
般式(5)により表される化合物からの本発明の化合物の調製に関連するステッ
プは、基Aの性質に依存する。
【0040】
【化8】
【0041】 図解1
【0042】
【化9】
【0043】 図解1は、2ステップでのこれらの化合物の製造を説明する。Chnはアミノ
酸の側鎖を表す。使用されるアミノ酸に依存して、ChnはH(グリシンについ
ては)、CH3 (アラニン)、(CH32 CH(バリン)、(CH32 CH
CH2 (ロイシン)、CH3 CH2 CH(CH3 )(イソロイシン)、C65
CH2 (フェニルアラニン)、HOC64 CH2 (チロシン)、C86 NC
2 (トリプトファン)、HOOCCH2 (アスパラギン酸)、HOOCCH2
CH2 (グルタミン酸)、H2 NOCCH2 (アスパラギン)、H2 NOCCH 2 CH2 (グルタミン)、HOCH2 (セリン)、CH3 CH(OH)(スレオ
ニン)、HSCH2 (システイン)、CH3 SCH2 CH2 (メチオニン)、C 332 CH2 (ヒスチジン)、H2 N(CH24 (リジン)、及びH2
C(:NH)(CH23 (アルギニン)でありうる。ペプチド化学の実施に精
通する当業者により理解されるとおり、これらの側鎖のいくつかは、2の断片の
縮合を達成するために不可欠な条件下で反応性である官能基を含む。これらの官
能基を適切なマスキング基により保護しなくてはならない。前述の基は、例えば
「Protective Group in Organic Synthesis」, T.W. Greene, Wiley-Interscien
ce, 1981に記載される。これに対して、Chn* は同じ側鎖ではあるが、しかし
保護基を全く必要としない側鎖を表す。
【0044】 同様に、PGはアミノ官能基に対する保護基を表す。
【0045】 1−(2’−アミノアシル)−2−シアノピロリジン(5)を適切な保護アミ
ノ酸(6)とペプチド化学の分野で周知のさまざまな条件を用いて縮合させ、中
間体(7)を得ることができる。一般的に前記の2の成分は、通常非プロトン性
溶媒、例えばジクロロメタン若しくはジメチルホルムアミド又はそれらの混合液
であるところの適切な溶媒中に溶解され、そして上記溶液は0℃以下まで冷やさ
れる。1又は2等量のアミン基、例えばジイソプロピルエチルアミン又はジメチ
ルアミノピリジンを前記溶液に加える。次に縮合剤を加え、そしてその混合物を
、例えば分析用薄層クロマトグラフィーにより示されるように開始物質を消費す
るまで撹拌する。反応が遅い場合、前記混合物を外界温度まで温めて処理を促進
することを勧める。好適な縮合剤は、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド
)、BOP((ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホニウム・ヘキサフルオロホスフェート)、PyBOP(商標)((ベ
ンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウム・ヘキサフル
オロホスフェート)、PyBroP(商標)(ブロモ−トリピロリジノホスホニ
ウム・ヘキサフルオロホスフェート)、及びHBTU(O−(ベンゾトリアゾー
ル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオ
ロホスフェート)を含む。
【0046】 中間体(7)の脱保護は目的化合物(1A )(すなわち、一般式(2)により
表されるA、及びアミノ・アシル残基であるXを有する一般式(1)の化合物)
をもたらす。
【0047】 好適な保護プロリンを(6)の代わりに使用し、プロリール残基であるXを有
する類似の化合物を得る。全ての保護アミノ酸は商業商品である。
【0048】
【化10】
【0049】 図解2
【0050】
【化11】
【0051】 図解2はこれらの化合物の製造を説明する。開始物質(5)を非プロトン性溶
媒中、そしてアミン基、例えば前記のアミン基の存在下で塩化アシル又は無水和
物により処理して産物(1B )を得る。R3 =Hの場合、塩化アシル又は無水和
物を使用することができない。この場合、混合した無水和物を使用する。前記試
薬をホルメート及び無水酢酸から慣例的に調製しうる。
【0052】
【化12】
【0053】 図解3
【0054】
【化13】
【0055】 図解3はこれらの化合物の製造を説明する。開始物質(5)を非プロトン性溶
媒中、そしてアミン基、例えば前記のアミン基の存在下でp−ニトロフェニル・
カルボネート(8)により処理して産物(1C )を得る。前記カルボネートをAl
exander et al., J. Med. Chem. 31, 318, 1988 に記載の方法により調製する。
【0056】
【化14】
【0057】 図解4
【0058】
【化15】
【0059】 図解4は、これらの化合物の製造を説明する。開始物質(5)を非プロトン性
溶媒中、そしてアミン基、例えば前記アミン基の存在下、クロロホルメートによ
り処理して産物(1D )を得る。ベンジル・クロロホルメート(benzyl
chloroformate)(BnOCOCl)があまり安定ではないため、
慣例的にベンジル1−サクシンイミジル・カルボネート(BnOCONSu)に
より置き換えられる。この、そして全てのクロロホルメートは商業商品である。
【0060】
【化16】
【0061】 図解5
【0062】
【化17】
【0063】 図解5は、これらの化合物の製造を説明する。開始物質5A (すなわち、R2
=Hを有する一般式(5)により表される化合物)を酸性触媒、例えばp−トル
エンスルホン酸の存在下、アルデヒド(9)と反応させる。前記反応を溶媒、例
えばシクロヘキサン又はトルエン中、高められた温度、例えば上記溶媒の沸点で
行なう。水を、共沸蒸留又は乾燥剤、例えば活性化モレキュラー・シーブのいず
れかにより継続的に除去する。
【0064】 前記アルデヒド(9)は商業商品である。
【0065】
【化18】
【0066】 図解6
【0067】
【化19】
【0068】 図解6は、これらの化合物の製造を説明する。開始物質5を非プロトン性溶媒
中、アミン基の存在下、外界温度で1,3−ジカルボニル化合物(10)と反応
させる。
【0069】 前記ジカルボニル化合物(10)は商業商品か又は確立された手順により調製
されるかのいずれかである。
【0070】 他の合成経路も、もちろん可能である。一般的に、それらは、ステップを実行
する順に前記したものと異なる。2の例を図解7に説明する。
【0071】 図解7
【0072】
【化20】
【0073】 中間体(11)を前記の方法により調製する。それを図解1に記載の方法によ
りプロリンアミド(12)と縮合させ中間体(13)を得る。これを無水トリフ
ルオロ酢酸による処理によって脱水し、目的化合物を得る。あるいは、中間体(
11)をプロリンニトリル(14)と縮合させ直接的に目的化合物を得る。
【0074】 一般式(1)により表される化合物(本発明の化合物)は体内で代謝されて一
般式(5)により表される化合物を与える。これらの代謝物はDP−IVの阻害剤
である。
【0075】 図解7
【0076】
【化21】
【0077】 先に論じたとおり、DP−IVの阻害剤は特定の医学的症状の治療に有用である
と考えられている。したがって、本発明の化合物は、それと同様の医学的症状の
治療に有用である。特に、本発明の化合物は糖耐性障害及び2型糖尿病の治療に
有用である。それらは生殖障害、例えば多嚢胞性卵巣症候群に帰因する不妊症の
治療にも有用でありうる。さらなる使用は、低身長をもたらす成長ホルモン不足
の治療への使用である。他の医学的症状も本発明の範囲内に含まれる。
【0078】 これらの障害の治療への使用について、本発明の化合物は、一般的に医薬組成
物中に含まれ、そして意図した投与経路のために適切に調製されるであろう。前
述の組成物は本発明に対する第2の側面を含む。前記医薬組成物は、例えば増量
剤、希釈剤、分散剤、防腐剤、着色料、及び香料等の本技術分野で一般的に知ら
れるような、他の医薬として許容しうる賦形剤を含みうる。前記賦形剤の選択は
、その組成物が処方されるべき、そして投与されるべき方法に依存する。組成物
は、本技術分野で一般的に知られる経路により投与されうる。例えば、組成物は
経口投与のために錠剤、カプセル、シロップ又は散剤として、舌下又は頬側投与
のためにロゼンジ(lozenge)又はウエファー(wafer)として、直
腸又は膣投与のために座剤として、経鼻投与のために溶液、懸濁液又は散剤とし
て、局所投与のためにクリーム又はローションとして、経皮投与のためにパッチ
としてあるいは皮下、筋中又は静中注射のために溶液又は懸濁液として処方され
うる。注射可能形態は、蓄積投与に好適であるとして本技術分野で知られるカプ
セル化及び徐放剤形を含みうる。好ましい組成物は経口投与のための錠剤である
【0079】 第3の側面において、本発明は、このような治療を必要とするヒトに前記化合
物の治療的な有効量を投与する、糖耐性障害又は2型糖尿病の治療方法を含む。
投与計画は一般的に患者の個別の特徴を考慮して、治療している医師により決定
される。投与量は典型的には1mg〜500mgで1日1回又は1日4回までである
【0080】 前述の一般的な記載をいくつかの実施例により下文にさらに説明する。これら
は本発明の方法を証明することを意図しているが、しかし本明細書に記載された
発明の範囲をいかなる点においても制限しない。
【0081】 実施例 さらなる精製なく供給された溶媒及び試薬を一般的に用いた。全ての中間体の
構造を 1H NMRにより確認した。最終産物を質量分光法及び/又は元素分析
によりさらに特徴づけした。
【0082】 実施例1−(2S)−1−((2’S)−2’−(1''−アセトキシエトキシ
カルボニルアミノ)−3’,3’−ジメチル−ブタノイル)ピロリジン−2−カ
ルボニトリル
【0083】
【化22】
【0084】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−((2’S)−2−アミノ−3
’,3’−ジメチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(18
0mg、0.73mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)、α
−アセトキシエチルp−ニトロフェニル・カーボネート(220mg、0.82mm
ol;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 318, 1988 により調製)、及びトリ
エチルアミン(90mg、0.90mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この
後、溶媒を減圧下で除去し、そして残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた
。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により
洗浄し、そして水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフ
ラッシュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80
℃;3:7)により精製して表題化合物と確認される白色固体を得た(170mg
、0.50mmol、68%)。
【0085】
【数3】
【0086】 実施例2−(2S)−1−(N’−(1''−アセトキシエトキシカルボニル)
イソロイシル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0087】
【化23】
【0088】 ジクロロメタン(40ml)中、(2S)−1−(イソロイシル)ピロリジン−
2−カルボニトリル塩酸塩(500mg、2.04mmol;Jenkins et al., WO9
5/15309により調製)、α−アセトキシエチルp−ニトロフェニル・カー
ボネート(610mg、2.27mmol;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 31
8, 1988 により調製)、及びトリエチルアミン(250mg、2.50mmol)の溶
液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣
を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶液を0.3M KHSO4 、飽
和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、
そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸
エチル:石油エーテル60〜80℃;3:7)により精製し表題化合物と確認さ
れた無色の油を得た(480mg、1.42mmol、70%)。
【0089】
【数4】
【0090】 実施例3−(2S)−1−(N’−(メトキシカルボニル)イソロイシル)ピ
ロリジン−2−カルボニトリル
【0091】
【化24】
【0092】 ジクロロメタン(40ml)中、(2S)−1−(イソロイシル)ピロリジン−
2−カルボニトリル塩酸塩(300mg、1.22mmol;Jenkins et al., WO9
5/15309により調製)、メチル・クロロホルメート(methyl ch
loroformate)(125mg、1.3mmol)、及びトリエチルアミン(
150mg、1.50mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減
圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶
液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、
水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロ
マトグラフィー(酢酸エチル:石油エーテル60〜80℃;4:6)により精製
し、表題化合物と確認された無色の油を得た(310mg、1.16mmol、95%
)。
【0093】
【数5】
【0094】 実施例4−(2S)−1−((N’)−(4''−オキソペント−2''−エン−
2''−イル)イソロイシル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0095】
【化25】
【0096】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(イソロイシル)ピロリジン−
2−カルボニトリル塩酸塩(150mg、0.61mmol;Jenkins et al., WO9
5/15309により調製)、2,4−ペンタンジオン(68mg、0.68mmol
)、及びトリエチルアミン(75mg、0.75mmol)の溶液を室温で18時間撹
拌した。この後、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml
)中に取り上げた。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、
及び食塩水により洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。そ
の残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル
60〜80℃;7:3)により精製し、表題化合物と確認された無色の油を得た
(85mg、0.29mmol、47%)。
【0097】
【数6】
【0098】 実施例5−(2S)−1−(グリシルイソロイシル)ピロリジン−2−カルボ
ニトリル
【0099】
【化26】
【0100】 (a)(2S)−1−(イソロイシル)ピロリジン−2−カルボニトリル ジクロロメタン(25ml)中、Boc−イソロイシン・ヘミハイドレート(0
.96g、4mmol)、及びPyBOP(商標)(2.34g、4.5mmol)の溶
液にDIPEA(1.74ml、10mmol)を加えた。その溶液に固形(S)−ピ
ロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(0.60g、4.5mmol)を加え、引き
続き残りのDIPEA(697μl、4mmol)を加えた。その反応混合液を2時
間撹拌した。溶媒をロータリー・エバポレーションにより除去し、そしてその残
渣を酢酸エチル中に取り上げた。これにより得られた溶液を0.3M硫酸水素ナ
トリウム(2回)、飽和炭酸水素ナトリウム(2回)、水、及び飽和塩化ナトリ
ウムにより洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムにより水分除去し、そし
て溶媒をロータリー・エバポレーションにより除去した。その残渣をTFA(9
5%)と水(5%)の混合液中に溶解した。1時間後、大部分のTFAと水を減
圧下で除去し、そしてその残渣をエーテルと一緒にひいて粉末にし、沈殿物の形
成を得た。その沈殿物を回収し、そして減圧下で乾燥して白色固体として表題産
物であるトリフルオロ酢酸塩を得た;収量0.58g(1.8mmol、45%)。
【0101】 (b)(2S)−1−(グリシルイソロイシル)ピロリジン−2−カルボニト
リル ジクロロメタン(3ml)中、Boc−グリシン(0.21g、1.2mmol)、
及びPyBOP(商標)(0.62g、1.2mmol)の溶液にDIPEA(52
2μl、3mmol)を加えた。その溶液に実施例5aの産物(0.28g、0.9
mmol)を加え、引き続き残りのDIPEA(157μl、0.9mmol)を加えた
。その反応混合液を1晩撹拌した。溶媒をロータリー・エバポレーションにより
除去し、そしてその残渣を酢酸エチル中に取り上げた。これにより得られた溶液
を0.3M硫酸水素ナトリウム(2回)、飽和炭酸水素ナトリウム(2回)、水
、及び飽和塩化ナトリウムにより洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムに
より水分除去し、そして溶媒をロータリー・エバポレーションにより除去した。
その残渣をTFA(95%)と水(5%)の混合液中に溶解し、その混合液を1
晩撹拌した。大部分のTFAと水を減圧下で除去した。その残渣を逆相HPLC
による精製に供し、白色粉末として最終産物であるトリフルオロ酢酸塩を得た;
収量171mg(50%)。
【0102】 実施例6−(2S)−1−(アルギニルイソロイシル)ピロリジン−2−カル
ボニトリル
【0103】
【化27】
【0104】 ジクロロメタン(3ml)中、Boc−Arg(Mtr)−OH(0.58g、
1.2mmol)、及びPyBOP(商標)(0.62g、1.2mmol)の溶液にD
IPEA(522μl、3mmol)を加えた。その溶液に実施例5aの産物(0.
28g、0.9mmol)を加え、引き続き残りのDIPEA(157μl、0.9
mmol)を加えた。その反応混合液を1晩撹拌した。溶媒をロータリー・エバポレ
ーションにより除去し、そしてその残渣を酢酸エチル中に取り上げた。これによ
り得られた溶液を0.3M硫酸水素ナトリウム(2回)、飽和炭酸水素ナトリウ
ム(2回)、水、及び飽和塩化ナトリウムにより洗浄した。その有機相を無水硫
酸ナトリウムにより水分除去し、そして溶媒をロータリー・エバポレーションに
より除去した。その残渣をTFA(95%)と水(5%)の混合液中に溶解し、
その混合液を1晩撹拌した。大部分のTFAと水を減圧下で除去し、そしてその
残渣をエーテルと一緒にひいて粉末にした。エーテル層を捨て、そしてその残渣
を逆相HPLCによる精製に供して白色粉末として最終産物であるトリフルオロ
酢酸塩を得た;収量83mg(19%)。
【0105】 実施例7−(2S)−1−((2’S)−2’−(アセトキシメトキシカルボ
ニルアミノ)−3’,3’−ジメチル−ブタノイル)ピロリジン−2−カルボニ
トリル
【0106】
【化28】
【0107】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−((2’S)−2’−アミノ−
3’,3’−ジメチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(1
50mg、0.61mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)、
アセトキシメチルp−ニトロフェニル・カーボネート(168mg、0.66mmol
;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 318, 1988 により調製)、及びトリエ
チルアミン(70mg、0.70mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後
、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げ
た。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水によ
り洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッ
シュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80℃;
4:6)により精製し表題化合物と確認された白色固体を得た(188mg、0.
58mmol、95%)。
【0108】
【数7】
【0109】 実施例8−(2S)−1−((2’S)−2’−(1''−アセトキシエトキシ
カルボニルアミノ)−2’−シクロヘキシルアセチル)ピロリジン−2−カルボ
ニトリル
【0110】
【化29】
【0111】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−((2’S)−2’−アミノ−
2’−シクロヘキシルアセチル)ピロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(10
0mg、0.28mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)、α
−アセトキシエチルp−ニトロフェニル・カーボネート(76mg、0.29mmol
;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 318, 1988 により調製)、及びトリエ
チルアミン(35mg、0.35mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後
、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げ
た。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水によ
り洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッ
シュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80℃;
4:6)により精製し表題化合物と確認された白色固体を得た(43mg、0.1
2mmol、41%)。
【0112】
【数8】
【0113】 実施例9−(2S)−1−((2’S)−2’−(1''−アセトキシエトキシ
カルボニルアミノ)−4’,4’−ジメチルペンタノイル)ピロリジン−2−カ
ルボニトリル
【0114】
【化30】
【0115】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−((2’S)−2’−アミノ−
4’,4’−ジメチルペンタノイル)ピロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(
100mg、0.30mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)
、α−アセトキシエチルp−ニトロフェニル・カーボネート(87mg、0.33
mmol;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 318, 1988 により調製)、及びト
リエチルアミン(40mg、0.40mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。こ
の後、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り
上げた。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水
により洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフ
ラッシュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80
℃;4:6)により精製し表題化合物と確認された白色固体を得た(32mg、0
.09mmol、31%)。
【0116】
【数9】
【0117】 実施例10−(2S)−1−(N’−(1''−アセトキシエトキシカルボニル
)−O’−tert−ブチルセリニル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0118】
【化31】
【0119】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(O’−tert−ブチルセリ
ニル)ピロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(30mg、0.11mmol;Jenkin
s et al., WO95/15309により調製)、α−アセトキシエチルp−ニト
ロフェニル・カーボネート(32mg、0.12mmol;Alexander et al., J. Med
. Chem. 31, 318, 1988 により調製)、及びトリエチルアミン(20mg、0.2
0mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減圧下で除去し、そ
してその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶液を0.3M K
HSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、水分を除き(Na 2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(
溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80℃;4:6)により精製し表題化
合物と確認された白色固体を得た(14mg、0.038mmol、35%)。
【0120】
【数10】
【0121】 実施例11−(2S)−1−(Nα−(1’−アセトキシエトキシカルボニル
)−Nω−p−トルエンスルホニルリジニル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0122】
【化32】
【0123】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(Nω−p−トルエンスルホニ
ルリジニル)ピロリジン−2−カルボニトリル・トリフルオロアセテート(10
0mg、0.20mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)、α
−アセトキシエチルp−ニトロフェニル・カーボネート(61mg、0.23mmol
;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 318, 1988 により調製)、及びトリエ
チルアミン(30mg、0.30mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後
、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げ
た。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水によ
り洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッ
シュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80℃;
7:3)により精製し表題化合物と確認された白色固体を得た(51mg、0.1
0mmol、49%)。
【0124】
【数11】
【0125】 実施例12−(2S)−1−(N−(1’−アセトキシエトキシカルボニル)
−N−(2''−(5''’−シアノピリジン−2''' −イルアミノ)エチル)グリ
シニル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0126】
【化33】
【0127】 ジクロロメタン(25ml)中、1−(〔2−〔(5−シアノピリジン−2−イ
ル)アミノ〕エチル〕アセチル)−2−シアノ−(S)−ピロリジン・ビス(ト
リフルオロアセテート)(100mg、0.19mmol;Villhauer et al., WO9
8/19998により調製)、α−アセトキシエチルp−ニトロフェニル・カー
ボネート(56mg、0.21mmol;Alexander et al., J. Med. Chem. 31, 318,
1988 により調製)、及びトリエチルアミン(50mg、0.50mmol)の溶液を
室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を酢
酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶液を0.3M KHSO4 、飽和N
aHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、水分を除き(Na2 SO4 )、そし
て蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(溶出液 酢酸エチ
ル:石油エーテル60〜80℃;9:1)により精製し表題化合物と確認された
白色固体を得た(13mg、0.03mmol、16%)。
【0128】
【数12】
【0129】 実施例13−(2S)−1−(N’−(ベンジルオキシカルボニル)−O’−
tert−ブチルスレオニニル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0130】
【化34】
【0131】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(O’−tert−ブチルスレ
オニニル)ピロリジン−2−カルボニトリル塩酸塩(35mg、0.12mmol;Je
nkins et al., WO95/15309により調製)、ベンジル・クロロホルメー
ト(32mg、0.13mmol)、及びトリエチルアミン(24mg、0.24mmol)
の溶液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減圧下で除去し、そしてその
残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶液を0.3M KHSO4
、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、水分を除き(Na2 SO4
)、そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(溶出液:
クロロホルム:メタノール;98:2)により精製し表題化合物と確認された白
色固体を得た(47mg、0.12mmol、100%)。
【0132】
【数13】
【0133】 実施例14−(2S)−1−(S’−tert−ブチル−N’−(エチルオキ
シカルボニル)システイニル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0134】
【化35】
【0135】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(S’−tert−ブチルシス
テイニル)ピロリジン−2−カルボニトリル・トリフルオロアセテート(100
mg、0.27mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)、エチ
ルクロロホルメート(35mg、0.32mmol)、及びトリエチルアミン(50mg
、0.50mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減圧下で除
去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶液を0.
3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、水分を除
き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロマトグラ
フィー(溶出液 酢酸エチル:石油エーテル60〜80℃;8:2)により精製
し表題化合物と確認された白色固体を得た(30mg、0.092mmol、35%)
【0136】
【数14】
【0137】 実施例15−(2S)−1−(Nω−アセチル−Nα−ベンゾイルリジニル)
ピロリジン−2−カルボニトリル
【0138】
【化36】
【0139】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(Nω−アセチルリジニル)ピ
ロリジン−2−カルボニトリル・トリフルオロアセテート(100mg、0.22
mmol;Jenkins et al., WO95/15309により調製)、ベンゾイル・クロ
ライド(343mg、0.24mmol)、及びトリエチルアミン(45mg、0.45
mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を減圧下で除去し、そし
てその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この溶液を0.3M KH
SO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し、水分を除き(Na2
SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(溶
出液 クロロホルム:メタノール;97:3)により精製し表題化合物と確認さ
れた白色固体を得た(83mg、0.22mmol、100%)。
【0140】
【数15】
【0141】 実施例16−(2S)−1−(Nα−(アセチル)−Nω−(ベンジルオキシ
カルボニル)オルニチニル)ピロリジン−2−カルボニトリル
【0142】
【化37】
【0143】 ジクロロメタン(25ml)中、(2S)−1−(Nω−(ベンジルオキシカル
ボニル)オルニチニル)ピロリジン−2−カルボニトリル・トリフルオロアセテ
ート(100mg、0.23mmol;Jenkins et al., WO95/15309により
調製)、アセチル・クロライド(20mg、0.26mmol)、及びトリエチルアミ
ン(50mg、0.50mmol)の溶液を室温で18時間撹拌した。この後、溶媒を
減圧下で除去し、そしてその残渣を酢酸エチル(70ml)中に取り上げた。この
溶液を0.3M KHSO4 、飽和NaHCO3 、水、及び食塩水により洗浄し
、水分を除き(Na2 SO4 )、そして蒸発させた。その残渣をフラッシュ・ク
ロマトグラフィー(溶出液 クロロホルム:メタノール;97:3)により精製
し表題化合物と確認された白色固体を得た(49mg、0.13mmol、55%)。
【0144】
【数16】
【0145】 実施例17−インビトロにおけるDP−IVに対する阻害活性 先の実施例の化合物をAshworth et al. (Bioorg. Med. Chem. Lett. 1996, 6
(10), 1163-66)に記載の方法に従いDP−IVの阻害剤としてアッセイした。有
意な阻害活性は10μMまで検出されず、本発明のプロドラッグがそれらから誘
導される活性阻害剤よりも少なくとも1000倍下回る効力であることを示した
。したがって、観察されるインビボにおける全ての活性は、親阻害剤への生物学
的変換によると仮定されうる。
【0146】 実施例18−糖耐性モデルにおけるインビボ活性 前記化合物の活性を10〜20週齢のZucker Fattyラットにおい
て調べた。動物を1晩絶食させ、そしてその後試験化合物(10mg/kg)を溶液
として経口の胃管栄養法により投与した。1時間以降に血液サンプル(200μ
l)を尾静脈から採取し、ベースライン(t=0)血糖値を設定し、その後動物
に経口的にグルコース(40%wt/vol 溶液として1kg/kg)を与える。さらな
る血液サンプルをt=10、20、30、60、及び120分目で採取する。グ
ルコースを酵素的アッセイにより測定する。代表的な結果を以下の表に示す。
【0147】
【表1】
【0148】 上記実験における基準化合物をWO95/15309の実施例11の化合物と
した。これは本開示の実施例2〜6のプロドラッグを誘導する親化合物である。
【0149】 前記プロドラッグはグルコース負荷後の高血糖症の減少に有効であるが、しか
しそれらは、早い時点で必ずしも基準化合物と同じ位有効とはいえないことが先
の結果から明白である。これは高い収率で親ドラッグに変換されているプロドラ
ッグについて考えられるであろう。早い時点での結果は循環プロドラッグの代謝
変換の必要性の結果である。
【0150】 別の実験において、試験化合物を同用量(10mg/kg)ではあるが、しかし経
口的グルコース負荷の12時間前に与えた。結果を以下に示す。
【0151】
【表2】
【0152】 AUC(濃度−時間曲線以下の面積)を大いに低下させ、前記プロドラッグが
有意な抗高血糖活性を12時間維持できるようにすることを示している。
【0153】 前記結果は、本発明の化合物が糖耐性の関連動物モデルにおいて経口投与後に
抗高血糖活性を示すことを説明している。したがって、それらがヒト糖耐性障害
及び2型糖尿病の治療に有効であることを期待する。さらに、前記のインビボに
おける結果は、前記プロドラッグが循環により活性なDP−IV阻害剤に変換され
、そしてそれらを、上述の阻害剤が治療薬として提案されている全ての他の病状
の治療に使用しうることを裏づける。
【0154】 実施例19−医薬製剤 19A−50mg錠剤 50mgの実施例1の化合物を含む錠剤を、以下の:
【0155】
【表3】
【0156】 から製造する。
【0157】 前記材料を混ぜ、そして次に圧縮して、それぞれが50mgの実施例1の化合物
を含む200mgの錠剤2000個を得る。
【0158】 実施例2、3、及び5の化合物を同様の方法により個々の錠剤に、それぞれ製
剤した。実施例4、及び6〜16の化合物を、100mgの個々の化合物を含む錠
剤にそれぞれ同様に製剤した。
【0159】 19B−100mg座剤 100mgの実施例2の化合物を含む座剤を、以下の:
【0160】
【表4】
【0161】 から製造する。
【0162】 前記の材料を混ぜ、そして次に圧縮して、それぞれが100mgの実施例2の化
合物を含む1gの座剤を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 123 123 C07D 401/12 C07D 401/12 C07K 5/062 C07K 5/062 C12N 9/99 C12N 9/99 C07M 7:00 // C07M 7:00 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C063 AA01 BB07 CC12 DD03 EE01 4C069 AA17 BB02 BB38 BB39 BD09 CC04 CC15 CC16 CC19 4C084 AA01 AA02 AA07 BA01 BA08 BA14 CA59 NA14 NA15 ZC351 ZC412 4C086 AA01 AA02 AA03 BC07 BC17 GA07 GA08 GA16 MA01 MA04 NA14 NA15 ZC35 ZC41 4H045 AA10 AA20 AA30 BA11 BA51 DA56 EA25 EA27 FA30 FA41 FA51 FA58 GA25

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の一般式(1): 【化1】 {式中、 Aは以下の一般式(2)〜(4): 【化2】 であり; R1 はH、(分枝アルキル及び環状アルキルを含む)C1 〜C6 アルキル、(
    CH2a NHW1 、(CH2b COW2 、(CH2c OW3 、CH(Me
    )OW4 、(CH2d −C64 −W5 、及び(CH2e SW6 から選ばれ
    、ここでaは2〜5であり、bは1〜4であり、cは1〜2であり、dは1〜2
    であり、eは1〜3であり、W1 はCOW6 、CO26 又はSO26 であり
    、W2 はOH、NH2 、OW6 又はNHW6 であり、W3 はH又はW6 であり、
    4 はH又はW6 であり、W5 はH、OH又はOMeであり、そしてW6 はC1
    〜C6 アルキル、ベンジル、場合により置換されたフェニル又は場合により置換
    されたヘテロアリールであり、ここで上記の任意の置換基はC1 〜C3 アルキル
    、C1 〜C3 アルコキシ、F、及びClから選ばれる2までの基であり; R2 はH又は−(CH2n NH−C53 N−Yであり、ここでnは2〜4
    であり、そしてYはH、F、Cl、NO2 、及びCNから選ばれるか、あるいは R1 とR2 は一緒に−(CH2p −であり、ここでpは3又は4であり; Xは以下の: (i)Ala,Arg,Asn,Asp,Cys,Gln,Glu,Gly,
    His,Ile,Leu,Lys,Met,Phe,Pro,Ser,Thr,
    Trp,Tyr、及びValから選ばれるL−アルファーアミノ・アシル基、 (ii)R3 CO基、ここで、R3 がH、(分枝アルキル及び環状アルキルを含
    む)C1 〜C6 アルキル又はフェニルである、 (iii )R4 COOC(R5 )(R6 )OCO基、ここで、R4 がH、(分枝
    アルキル及び環状アルキルを含む)C1 〜C6 アルキル、ベンジル又は場合によ
    り置換されたフェニルであり、ここで上記置換基はC1 〜C3 アルキル、C1
    3 アルコキシ、F、及びClから選ばれる2までの基であり、そしてR5 及び
    6 は独立してC1 〜C6 アルキルであるか又はR5 とR6 は一緒に−(CH2
    m −であり、ここでmは4〜6の整数である、並びに (iv)メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、及びベンジルオキシカルボ
    ニル基、 から選ばれ; R7 はピリジル、及び場合により置換されたフェニルから選ばれ、ここで上記
    置換基はC1 〜C3 アルキル、C1 〜C3 アルコキシ、F、Cl、NO2 、CN
    、及びCO2 Hから選ばれる2までの基であり; R8 はH又はC1 〜C3 アルキルであり;そして R9 はH、C1 〜C6 アルキル、フェニル又はC1 〜C6 アルコキシである。
    }により表される化合物又は医薬として許容しうるその塩。
  2. 【請求項2】 R1 がH以外であり、そしてR2 がHである、請求項1に記
    載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 がC1 〜C6 アルキルである、請求項2に記載の化合物
  4. 【請求項4】 R1 がHであり、Aが一般式(2)又は(4)により表され
    る基であり、そしてR2 が−(CH2n NH−C53 N−Yである、請求項
    1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 nが2であり、そしてYがCNである、請求項4に記載の化
    合物。
  6. 【請求項6】 前記NH置換基がピリジル環の2位であり、そして前記シア
    ノ基がピリジル環の5位である、請求項5に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Aが一般式(2)により表される基であり、そしてXがアミ
    ノ・アシル基である、請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 前記アミノ・アシル基がリジル(lysyl)又はアルギニ
    ニル(argininyl)基である、請求項7に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 前記アミノ・アシル基がアルギニニル基である、請求項8に
    記載の化合物。
  10. 【請求項10】 前記アミノ・アシル基がグリシニル(glycinyl)
    基である、請求項7に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Aが一般式(2)により表される基であり、そしてXがR 4 COOC(R5 )(R6 )OCOである、請求項1に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 R4 がC1 〜C6 アルキルである、請求項11に記載の化
    合物。
  13. 【請求項13】 R5 及びR6 の一方がHであり、そして他方がメチルであ
    る、請求項11に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 R4 がメチルであり、R5 及びR6 の一方がHであり、そ
    して他方がメチルである、請求項11に記載の化合物。
  15. 【請求項15】 Aが一般式(2)により表される基であり、そしてXがメ
    トキシカルボニルである、請求項1に記載の化合物。
  16. 【請求項16】 Aが一般式(3)により表される基である、請求項1に記
    載の化合物。
  17. 【請求項17】 Aが一般式(4)により表される基である、請求項1に記
    載の化合物。
  18. 【請求項18】 R8 がC1 〜C3 アルキルである、請求項17に記載の化
    合物。
  19. 【請求項19】 R8 がメチルである、請求項18に記載の化合物。
  20. 【請求項20】 R9 がC1 〜C3 アルキル又はC1 〜C3 アルコキシであ
    る、請求項17に記載の化合物。
  21. 【請求項21】 R9 がメチル又はメトキシである、請求項20に記載の化
    合物。
  22. 【請求項22】 以下の: 【数1】 から選ばれる、請求項1に記載の化合物。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物の光学異性
    体から選ばれる少なくとも1の化合物。
  24. 【請求項24】 請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物の医薬とし
    て許容しうる塩から選ばれる少なくとも1の化合物。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物から選ばれ
    る作用薬を含む医薬組成物。
  26. 【請求項26】 糖耐性障害又は2型糖尿病の治療のための、請求項25に
    記載の組成物。
  27. 【請求項27】 このような治療を必要としているヒトに対する請求項1〜
    24のいずれか1項に記載の化合物の治療としての有効量の投与を含む糖耐性障
    害又は2型糖尿病の治療方法。
  28. 【請求項28】 糖耐性障害又は2型糖尿病の治療のための医薬品の製剤に
    おける請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物の使用。
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