JP2002524463A5 - - Google Patents

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JP2002524463A5
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 式(I)で示される化合物またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩:
【化1】
Figure 2002524463
式中、
5は以下:
【化2】
Figure 2002524463
(式中、
各Gは、C、N、O、S、およびSeからなる群から独立して選択され、Gの1つのみがO、S、またはSeであってよく、NであるGは多くても1つであり;
各G’は、CおよびNからなる群から独立して選択され、NであるG’基は2つを越えず;
Aは、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、−S(O)R3、−SO2R3、アルキル、アルケニル、アルキニル、過ハロアルキル、ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、−NHAc、および不在からなる群から選択され;
各BおよびDは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、ハロ、−NO2、および不在からなる群から独立に選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、−NO2、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
Eは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−NO2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、ハロ、および不在からなる群から選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
Jは、−Hおよび不在からなる群から選択される)
からなる群から選択され;
Xは、2〜4個の原子を介してR5をリン原子と連結する場合により置換されている連結基であり、N、O、およびSから選択される0〜1個のヘテロ原子を含み、Xが尿素またはカルバメートである場合を除き、2個のヘテロ原子が存在しており、R5とリン原子の最短経路をとり、リン原子に結合する原子は炭素原子であり、カルボニルに直接結合していないかまたはまたはヘテロ環の環に存在しなければこの連結基にNは存在せず;Xは2個の炭素原子−アルキル−または−アルケニル−基ではなく;但し、Xは−COOR2、−SO3R1、または−PO3R1 2で置換されておらず;
Yは、−O−、および−NR6−からなる群から独立して選択され;
Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1は−H、アルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている脂環式(環部分がカーボネ−トまたはチオカーボネートを含む)、場合により置換されている−アルキルアリール、−C(R22OC(O)NR2 2、−NR2−C(O)−R3、−C(R22−OC(O)R3、−C(R22−O−C(O)OR3、−C(R22OC(O)SR3、−アルキル−S−C(O)R3、−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシ、および−アルキル−S−S−S−アルキルヒドロキシからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1は−H、−[C(R22]q−COOR3、−C(R42COOR3、−[C(R22]q−C(O)SR、および−シクロアルキレン−COOR3からなる群から独立して選択され;または
いずれかのYが−O−および−NR6−から独立して選択されるときは、R1およびR1が一緒になって−アルキル−S−S−アルキル−となり環基を形成するか、またはR1とR1が一緒になって次式:
【化3】
Figure 2002524463
(式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択され;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンに結合した両方のY基に連結している3個の原子である炭素原子に結合したヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、またはアリールオキシカルボニルオキシで置換された、5〜7個の原子を含む場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンが結合しているYに対してβおよびγ位でアリール基に縮合した、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成するか;
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−CHR2N3、−CH2アリール、−CH(アリール)OH、−CH(CH=CR2 2)OH、−CH(C≡CR2)OH、−R2、−NR2 2、−OCOR3、−OCO2R3、−SCOR3、−SCO2R3、−NHCOR2、−NHCO2R3、−CH2NHアリール、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
qは、1または2の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hではなく;および
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つは−H、アルキル、アラルキルまたは脂環式ではない)
となり;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
各R4は、−H、およびアルキルからなる群から独立して選択されるかまたはR4とR4が一緒になって環状アルキル基を形成し;
R6は、−H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群から選択され;
各R9は、−H、アルキル、アラルキル、および脂環式からなる群から独立して選択されるか、またはR9とR9が一緒になって環状アルキル基を形成し;
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択され;
但し、
1)G’がNであるとき、A、B、DまたはEはそれぞれ不在である;
2)AおよびB、またはA、B、D、およびEの少なくとも1つは−Hまたは不在からなる群からは選択されない;
3)R5が6員環であるとき、Xは、2原子のリンカー、場合により置換されている−アルキル−、場合により置換されている−アルケニル−、場合により置換されている−アルキルオキシ−または場合により置換されている−アルキルチオ−のいずれでもない;
4)GがNであるとき、AまたはBのそそれぞれはハロゲンでもヘテロ原子を介してGに直接結合した基でもない;
5)R1は置換されていないC1−C10アルキルではない;
6)Xが−アリール−基でないとき、R5は2またはそれ以上のアリール基で置換されていない。
【請求項2】 R5が、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、および1,3−セレナゾリルからなる群から選択され、それらのすべてが少なくとも1つの置換基を含んでいる、請求項1記載の化合物。
【請求項3】 式中、Aは、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR4、−SR4、−N3、−NHC(S)NR4 2、−NHAc、および不在からなる群から選択され;
各BおよびDは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR2 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、ハロ、および不在からなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
Eは、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリール、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、ハロ、および不在からなる群から選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
各R4は−H、およびC1−C2アルキルからなる群から独立して選択される、
請求項1記載の化合物。
【請求項4】 式中、R5が、
【化4】
Figure 2002524463
である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】 式中、R5が、
【化5】
Figure 2002524463
である、請求項1記載の化合物。
【請求項6】 式中、R5が、
【化6】
Figure 2002524463
[式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
各R4は−HおよびC1−C2アルキルからなる群から独立して選択される]
からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】 式中、R5が、
【化7】
Figure 2002524463
からなる群から選択される、請求項6記載の化合物。
【請求項8】 式中、R5が、
【化8】
Figure 2002524463
からなる群から選択される、請求項6記載の化合物。
【請求項9】 式中、R5が、
【化9】
Figure 2002524463
からなる群から選択される、請求項6記載の化合物。
【請求項10】 式中、Xは、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、および−アルキルアミノカルボニルアミノ−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項11】 式中、Xは、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、および−アルキルアミノカルボニルアミノ−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されている、請求項4記載の化合物。
【請求項12】 式中、Xは、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、および−アルキルアミノカルボニルアミノ−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されている、請求項5記載の化合物。
【請求項13】 式中、Xは、−ヘテロアリール−、−アルキルカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルコキシカルボニル−、および
−アルコキシアルキル−からなる群から選択される、請求項3記載の化合物。
【請求項14】 式中、Xは、−ヘテロアリール−、および−アルコキシカルボニル−からなる群から選択される、請求項13記載の化合物。
【請求項15】 式中、該化合物が式II、III、またはIV:
【化10】
Figure 2002524463
である、請求項3記載の化合物。
【請求項16】 式中、Xは、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、および−アルキルアミノカルボニルアミノ−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されているである、請求項6記載の化合物。
【請求項17】 式中、Xは、−ヘテロアリール−、−アルキルカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルコキシカルボニル−、および−アルコキシアルキル−からなる群から選択される、請求項16記載の化合物。
【請求項18】 該化合物が式IIまたはIV:
【化11】
Figure 2002524463
である、請求項17記載の化合物。
【請求項19】 式中、A”は、−NH2、−CONH2、ハロ、−CH3、−CF3、−CH2−ハロ、−CN、−OCH3、−SCH3、および−Hからなる群から選択される、請求項17記載の化合物。
【請求項20】 式中、A”は、−Cl、−NH2、−Br、および−CH3からなる群から選択される、請求項19記載の化合物。
【請求項21】 式中、各B”は、−H、−C(O)R11、−C(O)SR3、アルキル、アリール、脂環式、ハロ、−CN、−SR3、−NR9 2および−OR3からなる群から選択される、請求項17記載の化合物。
【請求項22】 式中、各B”は、−H、−C(O)OR3、−C(O)SR3、C1−C6アルキル、脂環式、ハロ、ヘテロアリールおよび−SR3からなる群から選択される、請求項21記載の化合物。
【請求項23】 式中、D”は、−H、−C(O)R11、−C(O)SR3、アルキル、アリール、脂環式、ハロ、−NR9 2および−SR3からなる群から選択される、請求項17記載の化合物。
【請求項24】 式中、D”が、−H、−C(O)OR3、低級アルキル、脂環式およびハロからなる群から選択される、請求項23記載の化合物。
【請求項25】 式中、E”は、−H、C1−C6アルキル、低級脂環式、ハロゲン、−CN、−C(O)OR3、−SR3および−CONR4 2からなる群から選択される、請求項17記載の化合物。
【請求項26】 式中、E”は、−H、−Br、および−Clからなる群から選択される、請求項25記載の化合物。
【請求項27】 式中、両方のY基が−O−である、請求項1記載の化合物。
【請求項28】 式中、両方のY基が−O−である、請求項4記載の化合物。
【請求項29】 式中、両方のY基が−O−である、請求項5記載の化合物。
【請求項30】 式中、Yの1つが−NR6−であり、Yの1つが−O−である、請求項1記載の化合物。
【請求項31】 式中、Yの1つが−NR6−であり、Yの1つが−O−である、請求項4記載の化合物。
【請求項32】 式中、Yの1つが−NR6−であり、Yの1つが−O−である、請求項5記載の化合物。
【請求項33】 式中、Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1は−H、場合により置換されているアリール、場合により置換されている脂環式環部分にカーボネートまたはチオカーボネートを含む、場合により置換されている−アルキルアリール、−C(R22OC(O)R3、−C(R22−O−C(O)OR3、−C(R22OC(O)SR3、−アルキル−S−C(O)R3、および−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1は、−H、−[C(R22]q−COOR3、−[C(R22]q−C(O)SR3、−C(R42COOR3、および−シクロアルキレン−COOR3からなる群から独立して選択され;または
Yのいずれかが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1は一緒になって
【化12】
Figure 2002524463
(式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択されるか;または
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−R2、−NHCOR2、−NHCO2R3、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
qは、1または2の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hであるわけではなく;
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つが−H、アルキル、アラルキル、または脂環式ではなく;および
c)両方のY基が同時に−NR6−ではなく;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
R6は、−H、および低級アルキルからなる群から選択される)
である、請求項17に記載の化合物。
【請求項34】 式中、両方のY基が−O−であるとき、R1は、場合により置換されているアリール、場合により置換されているベンジル、−C(R22OC(O)R3、−C(R22OC(O)OR3、および−Hからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、該−NR6−基に結合したR1は、−C(R42−COOR3、および−C(R22COOR3からなる群から選択され;他のY基が−O−で−O−に結合するR1が場合により置換されているアリール、−C(R22OC(O)R3、および−C(R22OC(O)OR3からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項35】 式中、両方のY基が−O−であり、R1がHである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】 式中、両方のY基が−O−であり、R1がアリールまたは−C(R22−アリールである、請求項17に記載の化合物。
【請求項37】 式中、両方のY基がO−であり、少なくとも1つのR1は−C(R22−OC(O)R3、および−C(R22−OC(O)OR3からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項38】 式中、両方のY基が−O−であり、少なくとも1つのR1が−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシル、−アルキル−S−C(O)R3、および−アルキル−S−S−S−アルキルヒドロキシであり、またはR1とR1が一緒になって−アルキル−S−S−アルキル−となって環基を形成する、請求項17に記載の化合物。
【請求項39】 式中、少なくともYの1つが−O−であり、R1とR1が一緒になって
【化13】
Figure 2002524463
(式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択されるか;または
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−R2、−NHCOR2、−NHCO2R3、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hであるわけではなく;
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つが−H、アルキル、アラルキル、または脂環式ではなく;および
c)両方のY基が同時に−NR6−ではなく;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
R6は、−H、および低級アルキルからなる群から選択される)
である、
請求項17に記載の化合物。
【請求項40】 式中、Yの1つが−O−であり、R1が、場合により置換されているアリールであり;他のYが−NR6−であり、該−NR6−に結合するR1が−C(R42COOR3、および−C(R22C(O)OR3からなる群から選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項41】 式中、−O−に結合するR1がフェニル、および−NHC(O)CH3、−F、−Cl、−Br、−C(O)OCH2CH3、および−CH3からなる群から選択される1〜2の置換基で置換されたフェニルからなる群から選択され、式中、−NR6−に結合するR1が−C(R22COOR3であり、各R2は−CH3、−CH2CH3、および−Hからなる群から独立して選択される、
請求項40に記載の化合物。
【請求項42】 式中、該置換されたフェニルの置換基が4−NHC(O)CH3、−Cl、−Br、2−C(O)OCH2CH3、および−CH3からなる群から選択される、請求項40に記載の化合物。
【請求項43】 式中、
A”は、−NH2、−CONH2、ハロ、−CH3、−CF3、−CH2−ハロ、−CN、−OCH3、−SCH3、および−Hからなる群から選択され;
B”は、−H、−C(O)R11、−C(O)SR3、アルキル、アリール、脂環式、ハロ、−CN、−SR3、OR3および−NR9 2からなる群から選択され;
D”は、−H、−C(O)R11、−C(O)SR3、−NR9 2、アルキル、アリール、脂環式、ハロ、および−SR3からなる群から選択され;
E”は、−H、C1−C6アルキル、低級脂環式、ハロ、−CN、−C(O)OR3、および−SR3からなる群から選択され;
Xは、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、および−アルキルアミノカルボニルアミノ−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されており;
両方のY基が−O−であるとき、R1は、場合により置換されているアリール、場合により置換されているベンジル、−C(R22OC(O)R3、−C(R22OC(O)OR3、および−Hからなる群から独立して選択され;または
Yの1つが−O−であるとき、−O−に結合するR1は場合により置換されているアリールであり;他のYが−NR6−であり、−NR6−に結合するR1が−C(R42COOR3、および−C(R22C(O)OR3からなる群から選択され;または
Y−O−または−NR6−であるとき、R1とR1は一緒になって
【化14】
Figure 2002524463
(式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択されるか;または
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−R2、−NHCOR2、−NHCO2R3、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hであるわけではなく;
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つが−H、アルキル、アラルキル、または脂環式ではなく;および
c)両方のY基が同時に−NR6−ではなく;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
R6は、−H、および低級アルキルからなる群から選択される)
である、請求項6記載の化合物。
【請求項44】 式中、R5
【化15】
Figure 2002524463
であり、
Xは、メチレンオキシカルボニル、およびフラン−2,5−ジイルからなる群から選択され;少なくとも1つのY基が−O−である、請求項6記載の化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ。
【請求項45】 式中、Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1が−H、場合により置換されているフェニル、−CH2OC(O)−tBu、−CH2OC(O)Et、および−CH2OC(O)−iPrからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1が、−C(R22COOR3、−C(R42COOR3からなる群から独立して選択され、またはYが−O−または−NR6−であり、少なくともYの1つが−O−であるとき、R1とR1は一緒になって
【化16】
Figure 2002524463
[式中、
Vは、場合により置換されているアリール、および場合により置換されているヘテロアリールからなる群から選択され;Z、W’、およびWはHであり;
R6は、−H、および低級アルキルからなる群から選択される、請求項44記載の化合物。
【請求項46】 式中、A”は−NH2であり、Xはフラン−2,5−ジイルであり、B”は−CH2−CH(CH32である、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】 式中、A”が−NH2であり、Xがフラン−2,5−ジイルであり、B”が−COOEtである、請求項45に記載の化合物。
【請求項48】 式中、A”が−NH2であり、Xがフラン−2,5−ジイルであり、B”が−SMeである、請求項45に記載の化合物。
【請求項49】 式中、A”が−NH2であり、Xがメチレンオキシカルボニルであり、B”が−CH(CH32である、請求項46に記載の化合物。
【請求項50】 式中、両方のY基が−O−およびR1is−Hである、請求項46に記載の化合物。
【請求項51】 式中、両方のY基が−O−であり、およびR1が−CH2OC(O)OEtである、請求項46に記載の化合物。
【請求項52】 式中、両方のY基が−O−であり、R1とR1が一緒になって
【化17】
Figure 2002524463
であり、Vが1〜3個のハロゲンで置換されたフェニルである、請求項46に記載の化合物。
【請求項53】 式中、両方のY基が−O−であり、R1とR1が一緒になって

【化18】
Figure 2002524463
であり、Vが1〜3個のハロゲンで置換されたフェニルである、請求項47に記載の化合物。
【請求項54】 式中、両方のY基が−O−であり、R1とR1が一緒になって
【化19】
Figure 2002524463
であり、Vが1〜3個のハロゲンで置換されたフェニルである、請求項48に記載の化合物。
【請求項55】 式中、両方のY基が−O−であり、R1とR1が一緒になって
【化20】
Figure 2002524463
であり、Vが1〜3個のハロゲンで置換されたフェニルである、請求項49に記載の化合物。
【請求項56】 式中、Vは、3,5−ジクロロフェニル、3−ブロモ−4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、および3−ブロモフェニルからなる群から選択される、請求項49に記載の化合物。
【請求項57】 式中、Yの1つが−O−およびその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−でその対応するR1が−CH(Me)CO2Etであり、−NH−*CH(Me)CO2がL−立体配置である、請求項49に記載の化合物。
【請求項58】 式中、R5
【化21】
Figure 2002524463
Xがフラン−2,5−ジイルであり、およびメチレンオキシカルボニルであり、A”が−NH2であり;少なくとも1つのY基は、−O−である、請求項6記載の化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ。
【請求項59】 式中、Yが−O−であるとき、各R1は、−H、場合により置換されているフェニル、−CH2OC(O)−tBu、−CH2OC(O)Et、および
−CH2OC(O)−iPrから独立して選択され;または
Yが−NR6−であるとき、各R1は−C(R22C(O)OR3、および−C(R42COOR3からなる群から独立して選択され;または
Yが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1は一緒になって
【化22】
Figure 2002524463
(式中、
Vは場合により置換されているアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールからなる群から選択され;Z、W’、およびWはHである)
である、請求項49に記載の化合物。
【請求項60】 式中、B”は−SCH2CH2CH3であり;Xはフラン−2,5−ジイルである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】 式中、両方のY基が−O−であり、R1が−H.である、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】 式中、Yの1つが−O−でその対応するR1が−フェニルで、他方のYが−NH−であり、その対応するR1が−CH(Me)CO2Etであり、−NH*CH(Me)CO2EtがL−立体配置である、請求項60に記載の化合物。
【請求項63】 式中、両方のY基が−O−であり、R1が−CH2OC(O)OEtである、請求項60に記載の化合物。
【請求項64】 式中、両方のY基が−O−、R1とR1が一緒になって
【化23】
Figure 2002524463
であり、Vが1〜3個のハロゲンで置換されたフェニル.
である、請求項60に記載の化合物。
【請求項65】 式中、Vは、3,5−ジクロロフェニル、3−ブロモ−4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、および3−ブロモフェニルからなる群から選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】 式中、R5
【化24】
Figure 2002524463
A”は−NH2であり、E”およびD”が−Hであり、B”がn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xがフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基は−O−である請求項6に記載の化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ。
【請求項67】 式中、
Yが−O−であるとき、各R1
−H、場合により置換されているフェニル、−CH2OC(O)−tBu、−CH2OC(O)Et、および−CH2OC(O)−iPrからなる群から選択され;または
Yが−NR6−であるとき、各R1は−C(R22C(O)OR3、および−C(R42COOR3からなる群から独立して選択され;または
Yが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1は一緒になって
【化25】
Figure 2002524463
[式中、
Vは場合により置換されているアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールからなる群からから選択され;Z、W’、およびWはHである)
である、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】 式中、R5
【化26】
Figure 2002524463
であり、A”が−NH2であり、D”は−Hであり、B”はn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xはフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基は−O−である、請求項6記載の化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ。
【請求項69】 式中、
Yが−O−であるとき、各R1
−H、場合により置換されているフェニル、−CH2OC(O)−tBu、−CH2OC(O)Et、および−CH2OC(O)−iPrからなる群から選択され;または
Yが−NR6−であるとき、各R1は−C(R22C(O)OR3、および−C(R42COOR3からなる群から独立して選択され;または
Yが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1は一緒になって
【化27】
Figure 2002524463
[式中、
Vは場合により置換されているアリールおよび場合により置換されているヘテロアリールからなる群からから選択され;Z、W’、およびWはHである)
である、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】 請求項1記載の式(I)で示される化合物またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、動物におけるフルクトース−1,6−ビスホスファターゼ依存性疾患または状態の治療剤。
【請求項71】 R5が、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3,4−テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、および1,3−セレナゾリルからなる群から選択され、それらのすべてが少なくとも1つの置換基を含んでいる、請求項70記載の治療剤。
【請求項72】 R5が、以下からなる群から選択される請求項70記載の治療剤:
【化28】
Figure 2002524463
式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;および
C”は−H、アルキル、アルキルアルケニル、アルキルアルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アリールオキシアルキル、およびアルコキシアルキルからなる群から選択され、それらはすべて場合により置換されており;
R4は、−HおよびC1−C2アルキルからなる群から選択され;および
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択される。
【請求項73】 R5が、
【化29】
Figure 2002524463
[式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
各R4は−HおよびC1−C2アルキルからなる群から独立して選択される]
からなる群から選択される、請求項70記載の治療剤。
【請求項74】 Xが、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニルアミノ−、−アルキルアミノ−、および−アルケニル−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されている、請求項73記載の治療剤。
【請求項75】 Xが−ヘテロアリール−、−アルキルカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルコキシカルボニル−、および−アルコキシアルキル−からなる群から選択される、請求項74記載の治療剤。
【請求項76】 該化合物が、式中、R5
【化30】
Figure 2002524463
であり、
Xがメチレンオキシカルボニル、およびフラン−2,5−ジイルからなる群から選択され;
少なくとも1つのY基が−O−である化合物または製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである,請求項74記載の治療剤。
【請求項77】 該化合物が、式中、R5
【化31】
Figure 2002524463
Figure 2002524463
であり;
Xがフラン−2,5−ジイル、およびメチレンオキシカルボニルであり、A”が−NH2であり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項75記載の治療剤。
【請求項78】 該化合物が、式中、R5
【化32】
Figure 2002524463
A”が−NH2であり、E”およびD”が−Hであり、B”がn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xがフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項75記載の治療剤。
【請求項79】 該化合物が、式中、R5
【化33】
Figure 2002524463
であり、
A”は−NH2であり、D”は−Hであり、B”はn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xはフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項75記載の治療剤。
【請求項80】 請求項1記載の式IのFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、糖尿病の治療剤。
【請求項81】 該化合物が、式中、R5が、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3,4−テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、および1,3−セレナゾリルからなる群から選択され、それらはすべて少なくとも1つの置換基を含んでいる化合物である、請求項80記載の治療剤。
【請求項82】 該化合物が、式中、R5が、以下からなる群から選択される請求項80記載の治療剤:
【化34】
Figure 2002524463
式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;および
C”は−H、アルキル、アルキルアルケニル、アルキルアルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アリールオキシアルキル、およびアルコキシアルキルからなる群から選択され、それらはすべて場合により置換されており;
R4は、−HおよびC1−C2アルキルからなる群から選択され;および
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択される。
【請求項83】 該化合物が、式中、R5が、以下からなる群から選択される請求項80記載の治療剤:
【化35】
Figure 2002524463
式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
各R4は−HおよびC1−C2アルキルからなる群から独立して選択される。
【請求項84】 Xが、−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニルアミノ−、−アルキルアミノ−、および−アルケニル−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されている、請求項83記載の治療剤。
【請求項85】 Xが−ヘテロアリール−、−アルキルカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルコキシカルボニル−、および−アルコキシアルキル−からなる群から選択される、請求項84記載の治療剤。
【請求項86】 該化合物が、式中、R5
【化36】
Figure 2002524463
であり、
Xがメチレンオキシカルボニル、およびフラン−2,5−ジイルからなる群から選択され;
少なくとも1つのY基が−O−である化合物または製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである,請求項84記載の治療剤。
【請求項87】 該化合物が、式中、R5
【化37】
Figure 2002524463
であり
Xがフラン−2,5−ジイル、およびメチレンオキシカルボニルであり、A”が−NH2であり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項85記載の治療剤。
【請求項88】 該化合物が、式中、R5
【化38】
Figure 2002524463
A”が−NH2であり、E”およびD”が−Hであり、B”がn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xがフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項85記載の治療剤。
【請求項89】 該化合物が、式中、R5
【化39】
Figure 2002524463
であり
A”は−NH2であり、D”は−Hであり、B”はn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xはフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項85記載の治療剤。
【請求項90】 糖尿病がI型糖尿病である、請求項85記載の治療剤。
【請求項91】 糖尿病がII型糖尿病である、請求項85記載の治療剤。
【請求項92】 請求項1記載の式IのFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、グリコーゲン蓄積疾患の治療剤。
【請求項93】 該化合物が、式中、R5が、ピロリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3,4−テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、および1,3−セレナゾリルからなる群から選択され、それらはすべて少なくとも1つの置換基を含んでいる化合物である、請求項92記載の治療剤。
【請求項94】 該化合物が、式中、R5が、以下からなる群から選択される請求項92記載の治療剤:
【化40】
Figure 2002524463
式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;および
C”は−H、アルキル、アルキルアルケニル、アルキルアルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アリールオキシアルキル、およびアルコキシアルキルからなる群から選択され、それらはすべて場合により置換されており;
R4は、−HおよびC1−C2アルキルからなる群から選択され;および
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択される。
【請求項95】 該化合物が、式中、R5が、以下からなる群から選択される請求項92記載の治療剤:
【化41】
Figure 2002524463
式中、
A”は、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6過ハロアルキル、C1−C6ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、および−NHAcからなる群から選択され;
B”およびD”は、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、およびハロからなる群から独立して選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
E”は、−H、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C4−C6脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、C1−C6過ハロアルキル、およびハロからなる群から選択され、H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
各R4は−HおよびC1−C2アルキルからなる群から独立して選択される。
【請求項96】 Xが−アルキル(ヒドロキシ)−、−アルキル−、−アルキニル−、−アリール−、−カルボニルアルキル−、−1,1−ジハロアルキル−、−アルコキシアルキル−、−アルキルオキシ−、−アルキルチオアルキル−、−アルキルチオ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルキルカルボニルアミノ−、−脂環式−、−アラルキル−、−アルキルアリール−、−アルコキシカルボニル−、−カルボニルオキシアルキル−、−アルコキシカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニルアミノ−、−アルキルアミノ−、および−アルケニル−からなる群から選択され、それらがすべて場合により置換されている請求項95に記載の治療剤。
【請求項97】 Xが−ヘテロアリール−、−アルキルカルボニルアミノ−、−アルキルアミノカルボニル−、−アルコキシカルボニル−、および−アルコキシアルキル−からなる群から選択される請求項96に記載の治療剤。
【請求項98】 該化合物が、R5
【化42】
Figure 2002524463
であり、
Xがメチレンオキシカルボニル、およびフラン−2,5−ジイルからなる群から選択され;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項97に記載の治療剤。
【請求項99】 該化合物が、R5
【化43】
Figure 2002524463
であり、
Xがフラン−2,5−ジイル、およびメチレンオキシカルボニルであり、ならびにA”が−NH2であり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項97に記載の治療剤。
【請求項100】 該化合物が、R5
【化44】
Figure 2002524463
であり、
A”がNH2であり、E”およびD”が−Hであり、B”がn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xがフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項97に記載の治療剤。
【請求項101】 該化合物が、R5
【化45】
Figure 2002524463
であり、
A”が−NH2であり、D”が−Hであり、B”がn−プロピルおよびシクロプロピルであり、Xがフラン−2,5−ジイルおよびメチレンオキシカルボニルであり;少なくとも1つのY基が−O−である化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグである、請求項97に記載の治療剤。
【請求項102】 該疾患または状態が、アテローム性動脈硬化症、高インスリン血症、高コレステロール血症および高脂血症からなる群から選択される、請求項70に記載の治療剤。
【請求項103】 該FBPアーゼインヒビターを有効成分とする、虚血性心筋傷害の予防のための請求項70に記載の治療剤。
【請求項104】 式(X):
【化46】
Figure 2002524463
[式中、
G”は、−O−および−S−からなる群から選択され;
A2、L2、E2、およびJ2は−NR4 2、−NO2、−H、−OR2、−SR2、−C(O)NR4 2、ハロ、−COR11、−SO2R3、グアニジニル、アミジニル、アリール、アラルキル、アルキルオキシアルキル、−SCN、−NHSO2R9、−SO2NR4 2、−CN、−S(O)R3、過ハロアシル、過ハロアルキル、過ハロアルコキシ、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、C2−C5アルキニル、および低級脂環式からなる群から選択されるか、またはL2およびE2またはE2およびJ2が一緒になって環形成した環基を形成し;
2は、1〜3個の原子を介してR5をリン原子に連結する場合により置換されている連結基であり、N、O、およびSから選択される0〜1個のヘテロ原子を含み、リンに結合する原子が炭素原子であり;
但し、X2は−COOR2、−SO3R1、または−PO3R1 2で置換されておらず;
Yは−O−、および−NR6−からなる群から独立して選択され;
Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1は、−H、アルキル、場合により置換されているアリール、環部分がカーボネ−トまたはチオカーボネートを含んでいる場合により置換されている脂環式、場合により置換されている−アルキルアリール、−C(R22OC(O)NR2 2、−NR2−C(O)−R3、−C(R22−OC(O)R3、−C(R22−O−C(O)OR3、−C(R22OC(O)SR3、−アルキル−S−C(O)R3、−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシ、および−アルキル−S−S−S−アルキルヒドロキシからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1が−H、−[C(R22]q−COOR3、−C(R42COOR3、−[C(R22]q−C(O)SR、および−シクロアルキレン−COOR3からなる群から独立して選択されるか;または
いずれかのYが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1は一緒になって−アルキル−S−S−アルキル−となって環基を形成するか、またはR1とR1が一緒になって
【化47】
Figure 2002524463
であり、
式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択され;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンに結合した両方のY基に連結している3個の原子である炭素原子に結合したヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、またはアリールオキシカルボニルオキシで置換された、5〜7個の原子を含む場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンが結合しているYに対してβおよびγ位でアリール基に縮合した、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成するか;
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−CHR2N3、−CH2アリール、−CH(アリール)OH、−CH(CH=CR2 2)OH、−CH(C≡CR2)OH、−R2、−NR2 2、−OCOR3、−OCO2R3、−SCOR3、−SCO2R3、−NHCOR2、−NHCO2R3、−CH2NHアリール、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
qは、1または2の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hではなく;および
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つは−H、アルキル、アラルキルまたは脂環式ではない)
であり;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
各R4は、−H、およびアルキルからなる群から独立して選択されるかまたはR4とR4が一緒になって環状アルキルを形成し;
R6は、−H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群から選択され;
各R9は、−H、アルキル、アラルキル、および脂環式からなる群から独立して選択されるか、またはR9とR9が一緒になって環状アルキル基を形成し;
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択される]で示される化合物またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩。
【請求項105】 G”が−S−である請求項104に記載の化合物。
【請求項106】 A2、L2、E2、およびJ2が−H、−NR4 2、−S−C≡N、ハロゲン、−OR3、ヒドロキシ、−アルキル(OH)、アリール、アルキルオキシカルボニル、−SR3、低級過ハロアルキル、およびC1−C5アルキルからなる群から独立して選択されるか、あるいはL2とE2が一緒になって環形成した環基を形成する、請求項104に記載の化合物。
【請求項107】 A2、L2、E2およびJ2が−H、−NR4 2、−S−C≡N、ハロゲン、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルキル(ヒドロキシ)、低級アリール、およびC1−C5アルキルからなる群から独立して選択されるか、あるいはL2とE2が一緒になって環形成した環基を形成する、請求項106に記載の化合物。
【請求項108】 A2が−NH2、−H、ハロ、およびC1−C5アルキルである、請求項107に記載の化合物。
【請求項109】 L2およびE2が−H、−S−C≡N、低級アルコキシ、C1−C5アルキル、低級アルキル(ヒドロキシ)、低級アリール、およびハロゲンからなる群から独立して選択されるか、あるいはL2とE2が一緒になって、さらに4個の炭素原子を有する環形成した環基を形成する、請求項107に記載の化合物。
【請求項110】 J2が−H、およびC1−C5アルキルからなる群から選択される、請求項109に記載の化合物。
【請求項111】 X2が−アルキル−、−アルケニル−、−アルキニル−、−アルキレン−NR4−、−アルキレン−O−、アルキレン−S−、−C(O)−アルキレン−、および−アルキレン−C(O)−からなる群から選択される、請求項104に記載の化合物。
【請求項112】 X2が−アルキレン−O−、アルキレン−S−、および−アルキル−からなる群から選択される、請求項111に記載の化合物。
【請求項113】 X2が−メチレンオキシ−である、請求項112に記載の化合物。
【請求項114】 両方のY基が−O−である、請求項104に記載の化合物。
【請求項115】 Yの1つが−NR6−であり、Yの1つが−O−である、請求項104に記載の化合物。
【請求項116】 Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1が−H、場合により置換されているアリール、環部分にカーボネートまたはチオカーボネートを含む場合により置換されている脂環式、場合により置換されている−アルキルアリール、−C(R22OC(O)R3、−C(R22−O−C(O)OR3、−C(R22OC(O)SR3、−アルキル−S−C(O)R3、および−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1が−H、−[C(R22]q−COOR3、−[C(R22]q−C(O)SR3、−C(R42COOR3、および−シクロアルキレン−COOR3からなる群から独立して選択され;
あるいはYのいずれかが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1が一緒になって
【化48】
Figure 2002524463
であり、
式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択されるか;または
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−R2、−NHCOR2、−NHCO2R3、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
qは、1または2の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hであるわけではなく;
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つが−H、アルキル、アラルキル、または脂環式ではなく;および
c)両方のY基が同時に−NR6−ではなく;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
R6は、−H、および低級アルキルからなる群から選択される、請求項104に記載の化合物。
【請求項117】 両方のY基が−O−であるとき、R1が、場合により置換されているアリール、場合により置換されているベンジル、−C(R22OC(O)R3、−C(R22OC(O)OR3、および−Hからなる群から独立して選択され;ならびに、
Yが−NR6−であるとき、該−NR6−基に結合したR1が−C(R42−COOR3、−C(R22COOR3、および−Hからなる群から選択され;ならびに、
他方のY基が−O−であり、該−O−基に結合したR1基が、場合により置換されているアリール、−C(R22OC(O)R3、および−C(R22OC(O)OR3からなる群から選択される、請求項116に記載の化合物。
【請求項118】 両方のY基が−O−であり、R1がHである、請求項116に記載の化合物。
【請求項119】 両方のY基が−O−であり、R1がアリール、または−C(R22−アリールである、請求項116に記載の化合物。
【請求項120】 両方のY基がO−であり、少なくとも1つのR1が−C(R22−OC(O)R3、および−C(R22−OC(O)OR3からなる群から選択される、請求項116に記載の化合物。
【請求項121】 両方のY基が−O−であり、少なくとも1つのR1が−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシル、−アルキル−S−C(O)R3、および−アルキル−S−S−S−アルキルヒドロキシであるか、あるいはR1とR1が一緒になって−アルキル−S−S−アルキル−となって環基を形成する、請求項116に記載の化合物。
【請求項122】 少なくともYの1つが−O−であり、R1とR1が一緒になって
【化49】
Figure 2002524463
であり、
式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択されるか;または
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−R2、−NHCOR2、−NHCO2R3、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hであるわけではなく;
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つが−H、アルキル、アラルキル、または脂環式ではなく;および
c)両方のY基が同時に−NR6−ではなく;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
R6は、−H、および低級アルキルからなる群から選択される、請求項116に記載の化合物。
【請求項123】 R1が、環部分がカーボネートまたはチオカーボネートを含む脂環式である、請求項112に記載の化合物。
【請求項124】 Yの1つが−O−であり、R1が場合により置換されているアリールであり;他のYが−NR6−であり、ここに該−NR6−に結合したR1が−C(R42COOR3、および−C(R22C(O)OR3からなる群から選択される、請求項117に記載の化合物。
【請求項125】 −O−に結合したR1がフェニルおよび、−NHC(O)CH3、−Cl、−Br、−C(O)OCH2CH3、および−CH3からなる群から選択される1〜2の置換基で置換されたフェニルからなる群から選択され;−NR6−に結合したR1が−C(R22COOR3であり;各R2が−CH3、および−CH2CH3からなる群から独立して選択される、請求項124に記載の化合物。
【請求項126】 該置換されたフェニルの置換基が4−NHC(O)CH3、−Cl、−Br、2−C(O)OCH2CH3、および−CH3からなる群から選択される、請求項125に記載の化合物。
【請求項127】 A2が−H、−NH2、−CH3、Cl、およびBrからなる群から選択され;
L2が−H、低級アルキル、ハロゲン、低級アルキルオキシ、ヒドロキシ、−アルケニレン−OHであるか、あるいはE2と一緒になって、アリール、環状アルキル、ヘテロアリール、ヘテロ環アルキルを含む環基を形成し;
E2がH、低級アルキル、ハロゲン、SCN、低級アルキルオキシカルボニル、低級アルキルオキシからなる群から選択されるか、あるいはL2と一緒になって、アリール、環状アルキル、ヘテロアリール、またはヘテロ環アルキルを含む環基を形成し;
J2がH、ハロゲン、および低級アルキルからなる群から選択され;
G”が−S−であり;
2が−CH2O−であり;
少なくとも1つのY基が−O−である、請求項104に記載の化合物またはその製薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグ。
【請求項128】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が、場合により置換されているフェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−C(R22−COOR3である、請求項127に記載の化合物。
【請求項129】 他方のYが−NH−であるとき、その対応するR1が−CHR2COOR3であり、ならびに−NH−*CHR2COOR3がL立体化学を有する、請求項128に記載の化合物。
【請求項130】 A2がNH2であり、L2が−Etであり、E2が−SCNであり、J2が−Hである、請求項127に記載の化合物。
【請求項131】 両方のY基が−O−であり、R1が−Hである、請求項130に記載の化合物。
【請求項132】 両方のY基が−O−であり、R1が−CH2OC(O)OEtである、請求項130に記載の化合物。
【請求項133】 両方のY基が−O−であり、R1とR1が一緒になって
【化50】
Figure 2002524463
であり、
Vが1〜3個のハロゲンで置換されたフェニルである、請求項130に記載の化合物。
【請求項134】 Vが3,5−ジクロロフェニル、3−ブロモ−4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、および3−ブロモフェニルからなる群から選択される、請求項133に記載の化合物。
【請求項135】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH(Me)CO2Etであり、そして−NH*CH(Me)CO2EtがL−配置である、請求項130に記載の化合物。
【請求項136】 請求項104記載の式(X)で示される化合物またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、動物におけるフルクトース−1,6−ビスホスファターゼ依存性疾患または症状の治療剤。
【請求項137】 請求項104記載の式(X)で示されるFBPアーゼ阻害剤またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、糖尿病の治療剤。
【請求項138】 請求項104記載の式(X)で示されるFBPアーゼ阻害剤またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、グリコーゲン蓄積疾患の治療剤。
【請求項139】 A”が−NH2であり、Xがフラン−2,5−ジイルであり、およびB”が−SCH2CH2CH3である、請求項45に記載の化合物。
【請求項140】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項45に記載の化合物。
【請求項141】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−C(Me)2CO2Etである、請求項45に記載の化合物。
【請求項142】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−4−NHC(O)CH3)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項45に記載の化合物。
【請求項143】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−4−NHC(O)CH3)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−C(Me)2CO2Etである、請求項45に記載の化合物。
【請求項144】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−2−CO2Et)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項45に記載の化合物。
【請求項145】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−2−CH3)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項45に記載の化合物。
【請求項146】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項46に記載の化合物。
【請求項147】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−C(Me)2CO2Etである、請求項46に記載の化合物。
【請求項148】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−4−NHC(O)CH3)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項46に記載の化合物。
【請求項149】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−4−NHC(O)CH3)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−C(Me)2CO2Etである、請求項46に記載の化合物。
【請求項150】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−2−CO2Et)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項46に記載の化合物。
【請求項151】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−(フェニル−2−CH3)であり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項46に記載の化合物。
【請求項152】 両方のY基が−O−であり、R1が−Hである、請求項47に記載の化合物。
【請求項153】 両方のY基が−O−であり、R1が−CH2OC(O)OEtである、請求項47に記載の化合物。
【請求項154】 両方のY基が−O−であり、R1がH−である、請求項48に記載の化合物。
【請求項155】 両方のY基が−O−であり、R1が−CH2OC(O)OEtである、請求項48に記載の化合物。
【請求項156】 両方のY基が−O−であり、R1がH−である、請求項49に記載の化合物。
【請求項157】 両方のY基が−O−であり、R1が−CH2OC(O)OEtである、請求項49に記載の化合物。
【請求項158】 Vが3,5−ジクロロフェニル、3−ブロモ−4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、および3−ブロモフェニルからなる群から選択される、請求項53に記載の化合物。
【請求項159】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH(Me)CO2Etであり、そして−NH−*CH(Me)CO2EtがL−配置である、請求項47に記載の化合物。
【請求項160】 Vが3,5−ジクロロフェニル、3−ブロモ−4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、および3−ブロモフェニルからなる群から選択される、請求項54に記載の化合物。
【請求項161】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH(Me)CO2Etであり、そして−NH−*CH(Me)CO2EtがL−配置である、請求項48に記載の化合物。
【請求項162】 Vが3,5−ジクロロフェニル、3−ブロモ−4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、および3−ブロモフェニルからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項163】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NH−であり、ならびにその対応するR1が−CH(Me)CO2Etであり、そして−NH−*CH(Me)CO2EtがL−配置である、請求項49に記載の化合物。
【請求項164】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1が−フェニルであり、他方のYが−NHであり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項60に記載の化合物。
【請求項165】 Yの1つが−O−であり、ならびにその対応するR1がフェニルであり、他方のYが−NHであり、ならびにその対応するR1が−CH2CO2Etである、請求項130に記載の化合物。
【請求項166】 式(I):
【化51】
Figure 2002524463
[式中、
5は以下:
【化52】
Figure 2002524463
(式中、
各Gは、C、N、O、S、およびSeからなる群から独立して選択され、Gの1つのみがO、S、またはSeであってよく、NであるGは多くても1つであり;
各G’は、CおよびNからなる群から独立して選択され、NであるG’基は2つを越えず;
Aは、−H、−NR4 2、−CONR4 2、−CO2R3、ハロ、−S(O)R3、−SO2R3、アルキル、アルケニル、アルキニル、過ハロアルキル、ハロアルキル、アリール、−CH2OH、−CH2NR4 2、−CH2CN、−CN、−C(S)NH2、−OR3、−SR3、−N3、−NHC(S)NR4 2、−NHAc、および不在からなる群から選択され;
各BおよびDは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アラルキル、アルコキシアルキル、−C(O)R11、−C(O)SR3、−SO2R11、−S(O)R3、−CN、−NR9 2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、ハロ、−NO2、および不在からなる群から独立に選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、−NO2、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
Eは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、脂環式、アルコキシアルキル、−C(O)OR3、−CONR4 2、−CN、−NR9 2、−NO2、−OR3、−SR3、過ハロアルキル、ハロ、および不在からなる群から選択され、−H、−CN、過ハロアルキル、およびハロ以外はすべて場合により置換されており;
Jは、−Hおよび不在からなる群から選択される)
からなる群から選択され;
Xは、2〜4個の原子を介してR5をリン原子と連結する場合により置換されている連結基であり、N、O、およびSから選択される0〜1個のヘテロ原子を含み、残りは炭素原子であり、Xが尿素またはカルバメートである場合を除き、2個のヘテロ原子が存在しており、R5とリン原子の最短経路をとり、リン原子に結合する原子は炭素原子であり、カルボニルに直接結合していないかまたはまたはヘテロ環の環に存在しなければこの連結基にNは存在せず;Xは2個の炭素原子−アルキル−または−アルケニル−基ではなく;但し、Xは−COOR2、−SO3R1、または−PO3R1 2で置換されておらず;
Yは、−O−、および−NR6−からなる群から独立して選択され;
Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1は−H、アルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている脂環式(環部分がカーボネ−トまたはチオカーボネートを含む)、場合により置換されている−アルキルアリール、−C(R22OC(O)NR2 2、−NR2−C(O)−R3、−C(R22−OC(O)R3、−C(R22−O−C(O)OR3、−C(R22OC(O)SR3、−アルキル−S−C(O)R3、−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシ、および−アルキル−S−S−S−アルキルヒドロキシからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1は−H、−[C(R22]q−COOR3、−C(R42COOR3、−[C(R22]q−C(O)SR3、および−シクロアルキレン−COOR3からなる群から独立して選択され;または
いずれかのYが−O−および−NR6−から独立して選択されるときは、R1およびR1が一緒になって−アルキル−S−S−アルキル−となり環基を形成するか、またはR1とR1が一緒になって次式:
【化53】
Figure 2002524463
(式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択され;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンに結合した両方のY基に連結している3個の原子である炭素原子に結合したヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、またはアリールオキシカルボニルオキシで置換された、5〜7個の原子を含む場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンが結合しているYに対してβおよびγ位でアリール基に縮合した、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成するか;
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、場合により0〜2個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−CHR2N3、−CH2アリール、−CH(アリール)OH、−CH(CH=CR2 2)OH、−CH(C≡CR2)OH、−R2、−NR2 2、−OCOR3、−OCO2R3、−SCOR3、−SCO2R3、−NHCOR2、−NHCO2R3、−CH2NHアリール、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
qは、1または2の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hではなく;および
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つは−H、アルキル、アラルキルまたは脂環式ではない)
となり;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
各R4は、−H、およびアルキルからなる群から独立して選択されるかまたはR4とR4が一緒になって環状アルキル基を形成し;
R6は、−H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群から選択され;
各R9は、−H、アルキル、アラルキル、および脂環式からなる群から独立して選択されるか、またはR9とR9が一緒になって環状アルキル基を形成し;
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択され;
但し、
1)G’がNであるとき、A、B、DまたはEはそれぞれ不在である;
2)AおよびB、またはA、B、D、およびEの少なくとも1つは−Hまたは不在からなる群からは選択されない;
3)R5が6員環であるとき、Xは、2原子のリンカー、場合により置換されている−アルキル−、場合により置換されている−アルケニル−、場合により置換されている−アルキルオキシ−または場合により置換されている−アルキルチオ−のいずれでもない;
4)GがNであるとき、AまたはBのそそれぞれはハロゲンでもヘテロ原子を介してGに直接結合した基でもない;
5)R1は置換されていないC1−C10アルキルではない;
6)Xが−アリール−基でないとき、R5は2またはそれ以上のアリール基で置換されていない]
で示される化合物またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、糖尿病を発症する危険性のある動物における糖尿病の予防剤。
【請求項167】 請求項166記載の式(I)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、耐糖能異常の治療剤。
【請求項168】 請求項166記載の式(I)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、インスリン耐性の治療剤。
【請求項169】 糖尿病を発症する危険性のある動物が、耐糖能異常、インスリン耐性、高血糖、肥満、加速糖新生および増大した肝グルコース産生からなる群から選択される疾患または状態を有する、請求項166記載の予防剤。
【請求項170】 請求項166記載の式(I)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、高脂血症、アテローム性動脈硬化症、虚血性傷害および高コレステロール血症からなる群から選択される疾患または状態の治療または予防剤。
【請求項171】 有効成分として請求項166記載の式(I)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩の有効量を含有する医薬組成物。
【請求項172】 式(X):
【化54】
Figure 2002524463
[式中、
G”は、−O−および−S−からなる群から選択され;
A2、L2、E2、およびJ2は−NR4 2、−NO2、−H、−OR2、−SR2、−C(O)NR4 2、ハロ、−COR11、−SO2R3、グアニジニル、アミジニル、アリール、アラルキル、アルキルオキシアルキル、−SCN、−NHSO2R9、−SO2NR4 2、−CN、−S(O)R3、過ハロアシル、過ハロアルキル、過ハロアルコキシ、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、C2−C5アルキニル、および低級脂環式からなる群から選択されるか、またはL2およびE2またはE2およびJ2が一緒になって環形成した環基を形成し;
2は、1〜3個の原子を介してR5をリン原子に連結する場合により置換されている連結基であり、N、O、およびSから選択される0〜1個のヘテロ原子を含み、残りは炭素原子であり、リンに結合する原子が炭素原子であり;
但し、X2は−COOR2、−SO3R1、または−PO3R1 2で置換されておらず;
Yは−O−、および−NR6−からなる群から独立して選択され;
Yが−O−であるとき、−O−に結合するR1は、−H、アルキル、場合により置換されているアリール、環部分がカーボネ−トまたはチオカーボネートを含んでいる場合により置換されている脂環式、場合により置換されている−アルキルアリール、−C(R22OC(O)NR2 2、−NR2−C(O)−R3、−C(R22−OC(O)R3、−C(R22−O−C(O)OR3、−C(R22OC(O)SR3、−アルキル−S−C(O)R3、−アルキル−S−S−アルキルヒドロキシ、および−アルキル−S−S−S−アルキルヒドロキシからなる群から独立して選択され;
Yが−NR6−であるとき、−NR6−に結合するR1が−H、−[C(R22]q−COOR3、−C(R42COOR3、−[C(R22]q−C(O)SR3、および−シクロアルキレン−COOR3からなる群から独立して選択されるか;または
いずれかのYが−O−および−NR6−から独立して選択されるとき、R1とR1は一緒になって−アルキル−S−S−アルキル−となって環基を形成するか、またはR1とR1が一緒になって
【化55】
Figure 2002524463
であり、
式中、
V、W、およびW’は−H、アルキル、アラルキル、脂環式、アリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、置換されたヘテロアリール、1−アルケニル、および1−アルキニルからなる群から独立して選択され;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンに結合した両方のY基に連結している3個の原子である炭素原子に結合したヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、またはアリールオキシカルボニルオキシで置換された、5〜7個の原子を含む場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し;または
VとZが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、リンが結合しているYに対してβおよびγ位でアリール基に縮合した、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成するか;
VとWが一緒になってさらなる3個の炭素原子を介して連結し、リンに結合したYから連結した3つの原子である該3つの炭素原子の1つに結合した、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群から選択される1つの置換基で置換された、場合により置換されている6個の炭素原子を含む環基を形成するか;
ZとWが一緒になってさらなる3〜5個の原子を介して連結し、場合により1個のヘテロ原子を含む環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリール、または置換されたヘテロアリールでなければならないか;
WとW’が一緒になってさらなる2〜5個の原子を介して連結し、0〜2個のヘテロ原子を含み、残りが炭素原子である環基を形成し、Vはアリール、置換されたアリール、ヘテロアリールまたは置換されたヘテロアリールでなければならず;
Zは、−CHR2OH、−CHR2OC(O)R3、−CHR2OC(S)R3、−CHR2OC(S)OR3、−CHR2OC(O)SR3、−CHR2OCO2R3、−OR2、−SR2、−CHR2N3、−CH2アリール、−CH(アリール)OH、−CH(CH=CR2 2)OH、−CH(C≡CR2)OH、−R2、−NR2 2、−OCOR3、−OCO2R3、−SCOR3、−SCO2R3、−NHCOR2、−NHCO2R3、−CH2NHアリール、−(CH2p−OR2、および−(CH2p−SR2からなる群から選択され;
pは、2または3の整数であり;
qは、1または2の整数であり;
但し、
a)V、Z、W、W’のすべてが−Hではなく;および
b)Zが−R2であるとき、V、W、およびW’の少なくとも1つは−H、アルキル、アラルキルまたは脂環式ではない)
であり;
R2は、R3および−Hからなる群から選択され;
R3は、アルキル、アリール、脂環式、およびアラルキルからなる群から選択され;
各R4は、−H、およびアルキルからなる群から独立して選択されるかまたはR4とR4が一緒になって環状アルキルを形成し;
R6は、−H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群から選択され;
各R9は、−H、アルキル、アラルキル、および脂環式からなる群から独立して選択されるか、またはR9とR9が一緒になって環状アルキル基を形成し;
R11は、アルキル、アリール、−NR2 2、および−OR2からなる群から選択される]で示される化合物またはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、糖尿病を発症する危険性のある動物における糖尿病の予防剤。
【請求項173】 請求項172記載の式(X)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、耐糖能異常の治療剤。
【請求項174】 請求項172記載の式(X)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、インスリン耐性の治療剤。
【請求項175】 糖尿病を発症する危険性のある動物が、耐糖能異常、インスリン耐性、高血糖、肥満、加速糖新生および増大した肝グルコース産生からなる群から選択される疾患または状態を有する、請求項172記載の予防剤。
【請求項176】 請求項172記載の式(X)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩を有効成分とする、高脂血症、アテローム性動脈硬化症、虚血性傷害および高コレステロール血症からなる群から選択される疾患または状態の治療または予防剤。
【請求項177】 有効成分として請求項172記載の式(X)のFBPアーゼインヒビターまたはその製薬的に許容し得るプロドラッグもしくは塩の有効量を含有する医薬組成物。

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