JP2002346383A - セラミック体およびセラミック触媒体 - Google Patents

セラミック体およびセラミック触媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コート層を形成することなく、必要量の触媒
成分を担持可能なセラミック体を、強度等の特性を低下
させずに得、実用性、耐久性に優れた高性能なセラミッ
ク触媒体を実現する。 【解決手段】 基材セラミックであるコージェライトの
構成元素のうちの少なくとも1種類、例えばAlを、d
またはf軌道に空軌道を有する元素であるWと置換した
セラミック体は、置換元素であるWに対し、触媒成分で
あるPtが化学結合により担持されるため、結合力が大
きく、劣化しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車エ
ンジンの排ガス浄化用触媒等において、触媒を担持させ
るための担体として用いられるセラミック体およびセラ
ミック触媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】触媒担体用のセラミック体には、従来よ
り、高耐熱衝撃性のコージェライトが広く用いられてお
り、一般に、ハニカム状に成形したコージェライト表面
を、γ−アルミナで被覆(コート)した後、貴金属触媒
を担持させて触媒体としている。コート層を形成するの
は、コージェライトは比表面積が小さく、そのままで
は、必要な量の触媒成分を担持させることが困難なため
で、高比表面積のγ−アルミナを用いることにより、担
体の表面積を大きくすることができる。
【0003】ところが、担体表面をγ−アルミナでコー
トすることは、一方で、重量増加による熱容量増加をま
ねく不具合がある。近年、触媒の早期活性化のために、
ハニカム担体のセル壁を薄くして熱容量を下げることが
検討されており、コート層の形成はその効果を半減させ
ることになる。また、コート層により熱膨張係数が大き
くなる、セル開口面積の縮小により圧損が増加する等の
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、コート層を
形成することなく、触媒成分を担持可能なセラミック体
について、種々検討がなされている。例えば、特公平5
−50338号公報には、酸処理した後、熱処理するこ
とによりコージェライト自体の比表面積を向上させる方
法が提案されている。しかしながら、この方法では、酸
処理や熱処理によりコージェライトの結晶格子が破壊さ
れて強度が低下する問題があり、実用的ではなかった。
【0005】本発明は、これら従来技術の問題点を解決
し、コート層を形成することなく、必要量の触媒成分が
担持可能なセラミック体を、強度等の特性を低下させず
に得ること、そして、実用性、耐久性に優れた高性能な
セラミック触媒体を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のセラ
ミック体は、基材セラミックを構成する元素のうちの少
なくとも1種類またはそれ以上の元素が、構成元素以外
の元素と置換されており、置換元素に対して触媒成分を
直接担持可能であることを特徴とする。
【0007】本発明のセラミック体は、基材セラミック
の構成元素の一部を置換することにより、該置換元素に
触媒成分を直接担持させるので、酸処理等により構成成
分を溶出させて基材セラミック自体の比表面積を大きく
する従来技術と異なり、結晶格子が破壊されて強度が低
下する問題が生じない。よって、強度を保持しつつ、触
媒成分を直接担持させることが可能で、実用性、耐久性
に優れる。
【0008】請求項2のように、具体的には、上記置換
元素上に上記触媒成分が化学的結合により担持される。
上記触媒成分が化学的に結合されることにより、空孔内
に触媒金属粒子が保持される通常の担持構造よりも、保
持性が向上する。また、触媒成分を担体に均一分散させ
ることができ、凝集しにくいので、長期使用による劣化
も小さい。
【0009】請求項3のように、上記基材セラミックに
は、コージェライトを成分として含むセラミック、好適
には、請求項4、5のように、コージェライトを1容量
%以上、好ましくは、5容量%以上含むセラミックが用
いられる。コージェライトは耐熱衝撃性に優れ、例えば
自動車排ガス用の触媒体として好適である。この時、請
求項6のように、置換される上記構成元素としては、例
えば、Si、Al、Mgのうちの少なくとも1種類が挙
げられる。
【0010】ここで、請求項7のように、置換される上
記構成元素(Si、Al、Mg)と、上記置換元素の有
効イオン半径の比は、0.7〜2.0の範囲であると元
素置換しやすい。
【0011】請求項8のように、上記置換元素として
は、その電子軌道にdまたはf軌道を有する元素が用い
られ、これらのうち少なくとも1種類またはそれ以上の
元素を選択することで上記効果が得られる。
【0012】請求項9のように、上記置換元素は、その
dまたはf軌道に空軌道を有していることが、より好ま
しい。具体的には、請求項10のように、上記置換元素
として、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Z
r、Mo、Ru、Rh、Ce、W、Ir、Ptから選ば
れる少なくとも1種類またはそれ以上の元素が用いられ
る。これら元素は、触媒成分とエネルギー準位が近いた
め、電子の授与が生じやすい。
【0013】あるいは、請求項11のように、上記置換
元素は、安定酸化状態を2つ以上有する少なくとも1種
類またはそれ以上の元素とすることもできる。このよう
な元素には、請求項12のように、上記置換元素は、C
u、Ga、Ge、Se、Pd、Ag、Auから選ばれる
少なくとも1種類またはそれ以上の元素が挙げられ、同
様の効果が得られる。
【0014】請求項13のように、触媒成分を担持する
ために必要な、上記置換元素の固溶量は、置換される上
記構成元素の原子数の5ppb以上である。同一担持量
であっても触媒粒径が小さくなると触媒粒子数が多くな
るため、好ましくは、請求項14のように、上記置換元
素の固溶量が、置換される上記構成元素の原子数の5p
pm以上とするとよい。さらに、請求項15のように、
上記置換元素の固溶量が、置換される上記構成元素の原
子数の0.01%以上50%以下の範囲であるとより好
ましく、この範囲で、結晶構造への影響を与えることな
く、上記効果が得られる。また、請求項16のように、
上記置換元素の固溶量は、コージェライトを主成分とす
る上記基材セラミックに対しては、置換される上記構成
元素の原子数の2ないし7%の範囲、チタニアを主成分
とする上記基材セラミックに対しては、置換される上記
構成元素の原子数の5ないし15%の範囲、アルミナを
主成分とする上記基材セラミックに対しては、置換され
る上記構成元素の原子数の1ないし5%の範囲に、最適
値をもつ。
【0015】請求項17のように、上記触媒成分として
は、Pt、Rh、Pd、Ir、Au、Ag、Ru、H
f、Ti、Cu、Ni、Fe、Co、W、Mn、Cr、
V、Se、Rb、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、
Ru、Sc、Ba、Kおよびランタノイド元素とそれら
の酸化物が、主触媒もしくは助触媒成分として好適に使
用され、少なくとも1種類またはそれ以上の元素とそれ
らの酸化物を目的に応じて選択することができる。好ま
しくは、請求項18のように、主触媒成分として、P
t、Rh、Pd、Ir、助触媒成分として、Y、Zr、
La、Ceから選ばれる少なくとも1種類ないしそれ以
上の元素またはその酸化物を、上記触媒成分として使用
するとよい。
【0016】請求項19のように、上記触媒成分は、上
記置換元素と電子軌道が重なることで担持可能となる。
または、請求項20のように、上記置換元素とイオン結
合することで担持可能となり、化学結合によるため、結
合力が大きく熱劣化しにくい。
【0017】請求項21のように、置換される上記構成
元素の酸化数の和が、上記置換元素の酸化数の和と等し
くなるように、上記構成元素および上記置換元素を選択
するとよい。酸化数の和が置換前後で異なると、格子欠
陥が発生して、この欠陥に弱い結合力で担持される触媒
成分が、熱劣化の原因となるおそれがあるが、酸化数の
和を等しくすることで、これを抑制できる。ただし、上
記置換元素は主として遷移金属であり、複数の価数を有
するため、上記構成元素の酸化数の和と、上記置換元素
の酸化数の和が異なっても、格子欠陥は発生しにくい。
【0018】具体的には、請求項22のように、上記構
成元素の1つを、これと同じ価数を持った上記置換元素
にて置換すると、置換前後の酸化数の和が等しくなる。
あるいは、請求項23のように、上記構成元素の1つ
を、これと異なる価数を持った複数の上記置換元素にて
置換すると、その価数を適宜組み合わせることにより、
請求項21のように、置換前後で酸化数の和を容易に一
致させることができる。
【0019】より具体的には、請求項24のように、上
記構成元素はSi、AlまたはMgであり、この構成元
素を、上記置換元素となる2種類の元素で置換すること
ができる。そして、これら2種類の元素の原子数の比が
1:1で、かつこれら2種類の元素の原子数の総和が、
置換される上記構成元素の原子数と同じとすることで、
上記効果が得られる。
【0020】この時、請求項25のように、上記置換元
素となる2種類の元素で置換される構成元素サイトを、
2種ともにSiサイトとすることができる。それ以外に
も、請求項26のように、上記置換元素となる2種類の
元素で置換される構成元素サイトが、1種はSiサイト
であり、もう1種はAlサイトである場合、請求項27
のように、上記置換元素となる2種類の元素で置換され
る構成元素サイトが、1種はSiサイトであり、もう1
種はMgサイトである場合、請求項28のように、上記
置換元素となる2種類の元素で置換される構成元素サイ
トが、2種ともにAlサイトである場合、請求項29の
ように、上記置換元素となる2種類の元素で置換される
構成元素サイトが、1種はAlサイトであり、もう1種
はMgサイトである場合、請求項30のように、上記置
換元素となる2種類の元素で置換される構成元素サイト
が、2種ともにMgサイトである場合がある。
【0021】あるいは、請求項31のように、上記構成
元素がSi、AlまたはMgである時、この構成元素
を、上記置換元素となる3種類の元素で置換することも
できる。そして、これら3種類の元素のうちの2つが同
じ価数を有し、この同じ価数の2種類の元素と残る1種
類の元素の原子数の比が2:1で、かつこれら3種類の
元素の原子数の総和が、置換される上記構成元素の原子
数と同じとなるようにすることで、上記効果が得られ
る。
【0022】または、請求項32のように、上記構成元
素がSi、AlまたはMgであり、この構成元素を、上
記置換元素となる3種類の元素で置換するとともに、こ
れら3種類の元素がそれぞれ異なる価数を有し、これら
3種類の元素の原子数の比が1:1:1で、かつこれら
3種類の元素の原子数の総和が、置換される上記構成元
素の原子数と同じとすることもできる。
【0023】請求項33のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgであり、この構成元素を、上記置換
元素となる3種類の元素で置換するとともに、これら3
種類の元素のうちの少なくとも1つが上記構成元素と同
じ価数を有し、これら3種類の元素の原子数の比が1:
1:1で、かつこれら3種類の元素の原子数の総和が、
置換される上記構成元素の原子数と同じとすることもで
きる。
【0024】請求項34のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgである時、この構成元素を、上記置
換元素となる4種類の元素で置換することもできる。そ
して、これら4種類の元素のうちの2つずつが同じ価数
を有し、この同じ価数の2種類ずつの元素の原子数の比
が1:1で、かつこれら4種類の元素の原子数の総和
が、置換される上記構成元素の原子数と同じであるとし
ても同様の効果が得られる。
【0025】請求項35のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgであり、この構成元素を、上記置換
元素となる4種類の元素で置換するとともに、これら4
種類の元素のうちの2つが同じ価数を有し、この同じ価
数の2種類の元素と残る2種類の元素の原子数の比が
2:1:1で、かつこれら4種類の元素の原子数の総和
が、置換される上記構成元素の原子数と同じとすること
もできる。
【0026】請求項36のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgであり、この構成元素を、上記置換
元素となる4種類の元素で置換するとともに、これら4
種類の元素のうちの2つが上記構成元素と同じ価数を有
し、この同じ価数の2種類の元素と残る2種類の元素の
原子数の比が2:1:1で、かつこれら4種類の元素の
原子数の総和が、置換される上記構成元素の原子数と同
じとすることもできる。
【0027】請求項37のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgであり、この構成元素を、上記置換
元素となる4種類の元素で置換するとともに、これら4
種類の元素のうちの3つが同じ価数を有し、この同じ価
数の3種類の元素と残る1種類の元素の原子数の比が
3:1で、かつこれら4種類の元素の原子数の総和が、
置換される上記構成元素の原子数と同じとすることもで
きる。
【0028】請求項38のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgであり、この構成元素を、上記置換
元素となる4種類の元素で置換するとともに、これら4
種類の元素の原子数の比が1:1:1:1で、かつこれ
ら4種類の元素の原子数の総和が、置換される上記構成
元素の原子数と同じとすることもできる。
【0029】請求項39のように、上記構成元素がS
i、AlまたはMgであり、この構成元素を、上記置換
元素となる4種類の元素で置換するとともに、これら4
種類の元素のうちの少なくとも1つが上記構成元素と同
じ価数を有し、これら4種類の元素の原子数の比が1:
1:1:1で、かつこれら4種類の元素の原子数の総和
が、置換される上記構成元素の原子数と同じとすること
もできる。
【0030】請求項40のように、上記構成元素を、異
なる電荷を持つ上記置換元素にて置換する場合、これに
よって生成する格子欠陥が、上記基材セラミックである
コージェライトの式量(2MgO・2Al2 3 ・5S
iO2 )あたり2個以下となるようにするとよい。これ
により、結晶の安定性を確保し、欠陥による不具合を小
さくすることができる。
【0031】請求項41のように、上記セラミック体の
形状としては、ハニカム状、フォーム状、中空繊維状、
繊維状、粉体状またはペレット状等、種々の形状が選択
できる。
【0032】請求項42の発明は、請求項1ないし30
のいずれかに記載のセラミック体に触媒成分を直接担持
させてなるセラミック触媒体である。このセラミック触
媒体は、上記触媒成分が上記置換元素上に直接担持され
るので、コート層による熱容量、熱膨張係数の増加等が
生じず、触媒の早期活性化が可能で、耐久性にも優れ
る。
【0033】請求項43のように、上記触媒成分が主触
媒および助触媒成分を含む時、上記助触媒成分を上記セ
ラミック体の一部に部分担持させることができる。例え
ば、主触媒だけを担持させることでより早期活性化が可
能となるが、触媒劣化検出を助触媒成分の酸素吸脱能を
検知することで行っている場合、新たな触媒劣化検出シ
ステムが必要となる。このような場合は、ハニカム状と
したセラミック体の一部、例えば後端部のみに助触媒成
分を担持させ、早期活性と触媒劣化検出を両立できる。
【0034】この場合、請求項44のように、上記助触
媒成分の担持部位における、上記助触媒成分の担持量を
20g/L以上と、比較的多くするとよい。
【0035】あるいは、請求項45のように、上記セラ
ミック体の一部にウォッシュコート材を部分担持するこ
ともできる。これにより、早期活性化の利点を維持しつ
つ、例えば、冷間始動時に排出されるHCをウォッシュ
コート材で吸着、捕集することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のセラミック体は、基材セラミックを構成する元
素のうち、少なくとも1種類またはそれ以上の元素を、
構成元素以外の元素と置換することにより、この置換元
素に対して触媒成分を直接担持可能としたものである。
触媒成分の直接担持により得られるセラミック触媒体
は、例えば、自動車用排ガス浄化触媒等として好適に使
用される。基材セラミックには、理論組成が2MgO・
2Al2 3 ・5SiO2 で表されるコージェライトを
成分として含むセラミックが好適に用いられる。具体的
には、コージェライトを1容量%以上、好ましくは、5容
量%以上含むセラミックが好適に用いられる。コージェ
ライト以外にも、チタニア、アルミナ、スピネル、チタ
ン酸アルミニウム、炭化珪素、ムライト、リン酸ジルコ
ニウム、窒化珪素、ゼオライト、シリカアルミナ等のセ
ラミックを用いることもできる。セラミック体の形状
は、特に制限されず、例えば、ハニカム状、フォーム
状、中空繊維状、繊維状、粉体状またはペレット状等、
種々の形状とすることができる。
【0037】基材セラミックの構成元素(例えば、コー
ジェライトであれば、Si、Al、Mg)と置換される
元素は、これら構成元素よりも担持される触媒成分との
結合力が大きく、触媒成分を化学的結合により担持可能
な元素が用いられる。このような置換元素としては、具
体的には、これら構成元素と異なる元素で、その電子軌
道にdまたはf軌道を有する少なくとも1種類またはそ
れ以上の元素が挙げられ、好ましくは、そのdまたはf
軌道に空軌道を有している元素、または、酸化状態を2
つ以上持つ元素が用いられる。dまたはf軌道に空軌道
を有する元素は、担持される貴金属触媒等とエネルギー
準位が近く、電子の授与が行われやすいため、触媒成分
と結合しやすい。また、酸化状態を2つ以上持つ元素
も、電子の授与が行われやすく、同様の作用を有する。
【0038】dまたはf軌道に空軌道を有する置換元素
の具体例には、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、
La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、T
b、Dy、Ho、Er、Tm、Lu、Hf、Ta、W、
Re、Os、Ir、Pt等が挙げられ、好ましくは、T
i、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、
Ru、Rh、Ce、W、Ir、Ptから選ばれる少なく
とも1種類またはそれ以上の元素が用いられる。なお、
上記元素のうち、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、
Ni、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Ce、Pr、E
u、Tb、Ta、W、Re、Os、Ir、Ptは、酸化
状態を2つ以上有する元素でもある。
【0039】また、これら以外の酸化状態を2つ以上持
つ元素の具体例には、Cu、Ga、Ge、As、Se、
Br、Pd、Ag、In、Sn、Sb、Te、I、Y
b、Au等が挙げられ、好ましくは、Cu、Ga、G
e、Se、Pd、Ag、Auから選ばれる少なくとも1
種類またはそれ以上の元素が用いられる。
【0040】これら置換元素で基材セラミックの構成元
素を置換する場合、置換元素の固溶量は、置換される構
成元素の原子数の5ppb以上、好ましくは5ppm以
上となるようにする。図1(a)より、担持される触媒
成分の平均粒径が小さいほど触媒性能(T50:50%
浄化性能)は向上する。触媒成分の平均粒径は、通常1
00nm以下、好ましくは50nm以下であり、図1
(b)より、平均粒径50nmの時、触媒性能を発現す
るためには、触媒担持量は0.01g/L以上必要であ
るから、図2より、触媒担持量0.01g/Lの時、触
媒成分の平均粒径を50nm以下とするには、置換元素
の固溶量が5ppb(5×10-9)以上必要であること
が分かる。また、平均粒径が5nm以下であれば、置換
元素の固溶量は5ppm(5×10-6)以上必要とな
る。
【0041】より好ましくは、置換元素の固溶量が、置
換される構成元素の原子数の0.01%以上50%以下
の範囲となるようにする。なお、構成元素の1つを複数
の置換元素で置換する場合には、その総置換量が上記範
囲となるようにする。置換による十分な効果を得るに
は、また、EPMA等の分析装置による検出限界、不可
避不純物濃度を考慮すると、0.01%以上とするのが
よく、50%を越えると基材セラミックの構造に対する
影響が大きくなるので好ましくない。具体的には、基材
セラミックの種類や置換元素等に応じて、置換元素の固
溶量が最適となるように、適宜設定するとよい。例え
ば、基材セラミックがコージェライトで、置換元素が
W、Tiである時、置換元素の固溶量は、置換される構
成元素の原子数の2ないし7%の範囲で最適値をもつ。
同様に、チタニアに対しては、置換元素であるW、Al
の固溶量が、置換される構成元素の原子数の5ないし1
5%の範囲、アルミナに対しては、置換元素であるW、
Tiの固溶量が、置換される構成元素の原子数の1ない
し5%の範囲で最適値をもつ。
【0042】基材セラミックの構成元素の一部を置換し
た本発明のセラミック体を製造するには、例えば、セラ
ミック原料を調製する際に、予め、置換される構成元素
の原料の一部を置換量に応じて減らしておき、通常の方
法で、混練、成形、乾燥させた後、置換元素を含む溶液
に含浸させる。これを溶液から取り出し、乾燥させて成
形体表面に置換元素が多く存在する状態とし、大気雰囲
気中で脱脂、焼成する。このように、セラミック原料中
に置換元素を練り込むのではなく、乾燥体に担持させる
方法を採用することで、成形体表面に置換元素が多く存
在し、その結果、焼成時に成形体表面で元素置換が起き
て、固溶体を生じやすくなる。
【0043】ここで、上記方法に従い、基材セラミック
をコージェライトとし、コージェライトの構成元素であ
るAlの5〜20%を、Alと価数が異なる置換元素W
で置換したセラミック体を作製した。この時、タルク、
カオリン、アルミナ等からなるコージェライト化原料の
うち、Al源の5〜20%を減らした原料を用い、通常
の方法で混練し、セル壁厚100μm、セル密度400
cpsi(1平方インチ当たりのセル個数)、直径50m
mのハニカム状に成形して、乾燥させた。次いで、この
乾燥体を置換元素であるWの化合物として酸化タングス
テン(WO3 を含む溶液に含浸させた。これを溶液か
ら取り出し、乾燥させてハニカム成形体の表面に置換さ
れるWO3 が多く存在する状態とし、大気雰囲気中、9
00℃で脱脂した後、昇温速度5℃/hr〜75℃/h
rで昇温し、保持温度1250〜1390℃で焼成し
た。
【0044】基材セラミックの構成元素の一部を置換し
た本発明のセラミック体を製造するには、セラミック原
料を調製する際に、予め、置換される構成元素の原料の
一部を置換量に応じて減らしておき、セラミック原料中
に置換元素を含む化合物を添加した後、通常の方法で、
混練、成形、乾燥、焼成する方法を採用することもでき
る。
【0045】この方法に従い、コージェライト化原料と
して、タルク、カオリン、アルミナおよび水酸化アルミ
ニウムを用い、Al源の10%をAlと価数が異なる置
換元素Wの化合物である酸化タングステン(WO3 )と
して、これら出発原料をコージェライトの理論組成点付
近となるように調合した。この調合原料に、バインダ、
潤滑剤および保湿剤、水分を適量添加し、混練して粘土状
としたものを、セル壁厚100μm、セル密度400c
psi(1平方インチ当たりのセル個数)、直径50mm
のハニカム状に成形した。このハニカム体を、大気雰囲
気で、1250〜1390℃で焼成した。また、コージ
ェライト化原料として、タルク、カオリン、アルミナお
よび水酸化アルミニウムを用い、Al源の20%を複数
の置換元素W、Tiの化合物である酸化タングステン
(WO3 )10%と酸化チタン(TiO)10%で置
換して、これら出発原料を、コージェライトの理論組成
点付近となるように調合した。この調合原料に、バイン
ダ、潤滑剤および保湿剤、水分を適量添加し、混練して粘
土状としたものを、セル壁厚100μm、セル密度40
0cpsi(1平方インチ当たりのセル個数)、直径50
mmのハニカム状に成形した。このハニカム体を、大気
雰囲気で、1260〜1320℃で焼成した。
【0046】得られたセラミック体の構造を調べるた
め、一例として、Al源の10%をWで置換したセラミ
ック体をX線回折測定した結果を図3、4に示す。図3
(a)、(b)は、焼成時の昇温速度を変更した複数の
セラミック体について、a軸およびc軸の格子定数をそ
れぞれ測定した結果であり、図3(a)のように、a軸
の格子定数が、元素置換を行わないコージェライト相
(図中、●で示す)に対して明らかに変化している。こ
れは、AlとWの置換によりコージェライト結晶相の構
造に変化が起き、固溶体が存在していることを示してい
る。他の置換元素においても、同様に格子定数の変化が
見られ、固溶していることが確認されている。また、実
際に、コージェライト以外の異相としてのWO3 、Mg
WO4 のピークが確認された。これら異相(WO3 、M
gWO4 )量と昇温速度の関係を図4(a)、(b)に
示す。図4(a)、(b)のように、これら異相(WO
3 、MgWO4 )量は、いずれも昇温速度と相関が見ら
れ、また、図3(a)のa軸の格子定数にも昇温速度と
の相関が見られることから、昇温速度が遅い(反応時間
が長い)ほど、置換元素であるWがコージェライト結晶
内に多く取り込まれると推定される。ただし、異相をな
くすことは理論上は可能であるが、実際の製造上は完全
になくすことは困難であり、結晶性や触媒性能を悪化さ
せない範囲で、異相が存在していても、もちろんよい。
【0047】上記セラミック担体に担持させる触媒成分
としては、通常、主触媒として例えば、Pt、Rh、P
d、Ir、Au、Ag、Ru等の貴金属元素が用いら
れ、さらに必要に応じて種々の助触媒が付加される。助
触媒には、例えば、Hf、Ti、Cu、Ni、Fe、C
o、W、Mn、Cr、V、Se、Rb、Sr、Y、Z
r、Nb、Mo、Tc、Ru、Sc、Ba、Ka等やラ
ンタノイド元素(La、Ce、Pr、Nd、Pm、S
m、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Y
b、Lu)等の金属元素およびそれらの酸化物または複
合酸化物が挙げられ、劣化抑制、酸素吸蔵能、触媒劣化
検出といった目的に応じて、これら元素のうちの1種類
または複数種類を目的に応じて使用することができる。
好ましくは、主触媒成分として、Pt、Rh、Pd、I
r、助触媒成分として、Y、Zr、La、Ceから選ば
れる少なくとも1種類ないしそれ以上の元素またはその
酸化物が好適に使用される。
【0048】本発明のセラミック体に、これら触媒成分
を担持させるには、通常、所望の触媒成分を含む溶液に
セラミック体を含浸させた後、焼成する方法が用いられ
る。2種類以上の触媒成分を組み合わせて使用する場合
は、複数の触媒成分を含む溶液を調製してセラミック体
を含浸させればよい。例えば、図5に示すように、Pt
とRhを主触媒成分として用いる場合には、ヘキサクロ
ロ白金酸と塩化ロジウムを含有する溶液に含浸、乾燥さ
せた後、大気雰囲気で焼成する。さらに、助触媒成分と
なるCeO2 を含有する溶液に含浸、乾燥させた後、大
気雰囲気で焼成すれば、セラミック体表面の置換元素
(ここでは、Co、W)に、触媒成分である貴金属と助
触媒がそれぞれ化学結合することにより担持される。例
えば、CeO2 は、三元触媒やNOx触媒における助触
媒成分として使用される。触媒成分の担持量は、通常、
貴金属触媒で0.05〜10g/L、助触媒で10〜2
50g/Lの範囲とすることが好ましい。
【0049】このように、基材セラミックの構成元素の
一部を置換した本発明のセラミック体を用いることによ
り、γ−アルミナ等のコート層を形成することなく、必
要量の触媒成分を直接担持させたセラミック触媒体が得
られる。得られるセラミック触媒体は、例えば、自動車
用排ガス浄化触媒等として好適に使用され、コート層が
不要なため、熱容量を低減させて触媒を早期活性化する
ことができるとともに、熱膨張係数、圧損の低減に効果
がある。また、セラミック触媒体において、触媒成分は
置換元素上に化学的な結合によって、例えば、置換元素
と電子の軌道を共有することにより、またはイオン結合
することで担持される。従って、空孔等に物理的に担持
させる方法と比較してセラミック体と触媒成分の結合が
強固となり、触媒成分が熱振動等により移動して凝集す
る熱劣化を抑制する効果が高い。
【0050】なお、助触媒成分を使用する場合、助触媒
をセラミック体に部分的に担持することもできる。図6
は、本発明を適用した自動車用排ガス浄化触媒で、助触
媒の担持領域を、ハニカム構造としたセラミック体のガ
ス流れ方向の後端部のみとしてある。触媒をより早期に
活性化するには、助触媒を担持せず、触媒量をより少な
くすることが有効であるが、一方で、例えば、従来の三
元触媒(γ−アルミナコート)では、助触媒の酸素吸脱
着能を利用して劣化検出を行っており、助触媒をなくす
と新たな劣化検出システムが必要となる。このような場
合は、エンジンに近くより高温となりやすい上流側には
主触媒のみを担持して、早期活性化を促し、後端部には
助触媒を担持して従来の検出法での劣化検出を可能にす
る。劣化検出は、助触媒の酸素吸脱着能を触媒の前後に
配置した2つの酸素センサで検知して、規定以上の吸脱
着能を維持できなくなると、劣化と判断する。
【0051】また、NOx触媒においても、NOxパー
ジ制御時に酸素吸脱着能を有する助触媒が原因で制御遅
れが生じる場合があり、助触媒を担持しない傾向がある
が、制御に影響がない範囲で助触媒を部分担持すること
も可能で、NOx浄化性能が向上する。これらの用途で
用いられる助触媒は、例えば、Rb、Sr、Y、Zr、
Nb、Mo、Tc、Ru、Sc等やランタノイド元素
(La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、
Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu)等の金属
元素とその酸化物または複合酸化物が挙げられ、望まし
くは、La、Ce、Nd、Zr、Y、Ba、Srを含む
酸化物または複合酸化物が好適に用いられる。
【0052】ここで、図7(a)のように、セラミック
体の後端部に助触媒を担持したNOx触媒を作製し、助
触媒の担持領域とNOx浄化率について調べた。図8
(a)、(b)より、後端面からの距離が5mm以上、
中心からの距離が10mm以上となる範囲で助触媒を担
持すると、触媒性能(NOx浄化性能)の向上効果が得
られる。また、図8(c)のように、担持領域における
助触媒の担持量は、20g/l以上とするのがよいこと
が分かる。なお、助触媒の担持領域は、後端部に限るも
のではなく、用途や必要性能に応じて、図7(b)〜
(e)に示すように変更することもできる。また、助触
媒の担持領域における担持量を図9(a)のように一定
とせず、図9(b)のように段階的に増量することもで
きる。
【0053】図10(a)、(b)は、上記のようにし
てAlの一部をWで置換したセラミック体に、触媒成分
としてPtを担持させた時の、Pt担持前後のWの結合
エネルギーをXPSを用いて測定した結果である。図1
0(a)のように、触媒成分の担持によってWのピーク
がブロードになり、Wの結合エネルギーが一部シフトし
ている(34.6eV→32.7eV)。これを拡大し
て示すと図10(b)のようになり、WO3 のピークの
他、Pt担持の影響によると思われる複数のピーク(図
中、矢印)が生じている。この時、WO3 系のピークは
69%、Pt担持の影響によるピークは31%であっ
た。このように、Pt担持によってWの結合エネルギー
が変化しており、置換されたWとPtの間に自由電子を
共有する結合が存在していることが確認された。なお、
他のセラミック体の構成元素(Si、Al、Mg、O)
には価数の変化は見られなかった。
【0054】さらに、同様の方法で、Alの一部をWで
置換したセラミック体に、触媒成分としてPtを担持さ
せたセラミック触媒体を多数作製し、各セラミック触媒
体に担持されているPt量をEPMAを用いて測定し
た。セラミック触媒体1個あたりの測定数を20とし、
その平均値を算出した結果、Pt担持量(平均値)は
1.5g/Lであり、元素置換を行っていないコージェ
ライトよりなるセラミック体に比べ(Pt担持量0.0
2g/L)、大幅に触媒担持能が向上していることが分
かった。
【0055】これは、Wによる元素置換により触媒成分
とセラミック体との結合力が増したことを示している。
図11は、コージェライトの構成元素であるAlを、種
々の置換元素(W、Ti、Ge、Mn、Zr、Pt、M
o)で置換した時の、置換元素と触媒成分であるPtと
の化学結合力を、元素置換なしの場合(Al)と比較し
て示したものである。縦軸は、第1原理理論計算によっ
て算出されたPt担持による化学結合力の変化(最大
値)であり、置換元素と触媒成分との結合力が、置換さ
れる構成元素(Al)と触媒成分との結合力より増大す
ることが分かる。
【0056】ここで、基材セラミックの構成元素を置換
する場合、例えば、コージェライトの構成元素であるS
i(+4価)、Al(+3価)、Mg(+2価)を価数
の異なる元素で置換すると、置換した元素との価数の差
と置換量に相当する電荷が不足または過剰となり、結晶
格子としての電気的中性を維持するために格子欠陥また
は酸素欠陥といった欠陥が生じる。このような欠陥を有
するセラミック体に上記方法で触媒成分を担持させる
と、置換元素との結合により触媒成分が担持されるだけ
でなく、欠陥によって形成される細孔内にも触媒成分が
担持される。ただし、欠陥と触媒成分の結合力は、置換
元素の化学結合力よりはるかに小さいため、高温で長期
にわたり使用した場合に、欠陥に結合した触媒成分が移
動して凝集し、熱劣化するおそれがある。
【0057】これを回避するため、置換元素を選択する
場合には、置換される構成元素の酸化数の和が、置換元
素の酸化数の和と等しく、かつ置換される元素と置換す
る元素の数が等しくなるように、これら構成元素および
置換元素を選択することが望ましい。例えば、コージェ
ライトの構成元素である2個のSi(+4価)を、価数
の異なるW(+6価)、Co(+2価)1個ずつと置換
させ、全体には価数の変化がないようにすれば、欠陥は
生成しない。Siに対して置換可能な、6価の元素に
は、Wの他、例えば、Mo、Cr、Se、Te等が挙げ
られ、2価の元素には、Coの他、例えば、Ni、C
u、Fe、Mn、Cr等が挙げられる。従って、これら
6価の元素のうちの少なくとも1種類と、2価の元素の
うちの少なくとも1種類とを用い、6価の元素と2価の
元素の原子数の比が1:1で、かつ置換元素の原子数の
総和が、置換される構成元素(Si)の原子数と同じに
なるようにすればよい。
【0058】また、構成元素と同じ価数の置換元素を用
いることにより、欠陥の発生を抑制することもできる。
例えば、2個のSi(+4価)を、これと同じ価数のC
e(+4価)1個とZr(+4価)1個で置換させた場
合、価数の変化がないので、欠陥は生成しない。異なる
価数の元素の組み合わせとして、2個のSi(+4価)
を、V(+5価)とCr(+3価)1個ずつで置換する
こともできる。その他、3個のSi(+4価)を、これ
と同じ価数または異なる価数の元素を含む3種類の元
素、例えば、W(+6価)、Fe(+3価)、Cr(+
3価)1個ずつの計3個と置換したり、4個のSi(+
4価)を、これと同じ価数または異なる価数の元素を含
む4種類の元素で置換することもできる。いずれの場合
も、置換される構成元素と置換元素の酸化数の和が等し
く、かつ置換される元素と置換する元素の原子数が等し
くなるように、置換元素を選択する。このSi(+4
価)置換原子数と、置換元素の価数の組み合わせを表1
に、元素種と取り得る価数を表4に示す。
【0059】表2、表3は、置換される構成元素がA
l、Mgである時の、置換する原子数と、置換元素の価
数の組み合わせの例を示す。同様に、構成元素が3価の
Alである場合には、置換元素として、4価の元素、例
えば、Ti、Mn、V、Ge、Zr、Ceのうちの少な
くとも1種類と、2価の元素、例えば、Co、Ni、C
u、Fe、Mn、Crのうちの少なくとも1種類を選択
することができる。これら4価の元素と2価の元素は原
子数の比が1:1で、かつ第1の元素と第2の元素の原
子数の総和が、置換される構成元素(Al)の原子数と
同じとなるようにする。置換される構成元素が2価のM
gである時には、例えば、3価の元素と1価の元素を組
み合わせて置換元素とすればよい。置換する原子数が3
個以上の場合も同様で、表2、3に示される種々の組み
合わせが採用できる。
【0060】このように、構成元素と同じ価数の置換元
素または異なる価数の置換元素を、表1〜表3のように
組み合わせて用いることにより、欠陥の発生を抑制する
こともできる。ただし、上記のようにして、欠陥をなく
すことは理論上は可能であるが、実際の製造上は、完全
に欠陥をなくすことは困難であり、結晶性や触媒性能を
悪化させない範囲で、欠陥を有していてももちろんよ
い。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】構成元素と異なる価数を持った元素で置換
される場合に許容される欠陥の数としては、例えば、コ
ージェライトのAlを置換する時、これによって生成す
る格子欠陥が、式量(2MgO・2Al2 3 ・5Si
2 )あたり2個以下であることが望ましい。これは、
3価のAlは、式量(2MgO・2Al2 3 ・5Si
2 )中、4個存在し、これを2個の6価のWで置換す
ると、欠陥が2個生じてAlがなくなり、コージェライ
ト結晶の歪が大きくなり、不安定になるためである。式
量当たりの原子の数は29であるから、格子欠陥がその
7%程度以下となるのがよい。
【0066】さらに、基材セラミックの構成元素を置換
する場合、イオン半径については、置換される構成元素
と置換する元素の有効イオン半径の比が0.7〜2.0
の範囲にあれば、置換可能であると考えられる。表5
に、構成元素および置換元素、イオン半径とイオン半径
の比、これに基づいて予測される可能な置換サイトを示
す。
【0067】
【表5】
【0068】2種の置換元素を用いた時の置換サイトの
組み合わせとしては、Si+Siサイト、Si+Alサ
イト、Si+Mgサイト、Al+Alサイト、Al+M
gサイト、Mg+Mgサイトが存在する。実際は、この
中で、価数、イオン半径等が最も類似しているサイト
に、置換元素が置換されるものと考えられる。これを精
度よく予測するために、シミュレーションを用いて、最
も入りやすいサイトを予測することができる。シミュレ
ーションは、例えば、密度汎関数法を用い、置換サイト
を変化させた結晶の構造最適化を実施して、その時のト
ータルエネルギーを比較し、固溶の可能性を判断する。
また、最適化した構造を用いて触媒との結合強度を予測
することができる。密度汎関数法は、多電子間の相関効
果を取り入れたハミルトニアンを導入して、結晶の電子
状態を予測する方法で、その原理は、系の基底状態の全
エネルギーを電子密度の汎関数で表すことができるとい
う数学的定理に基づいており、酸化物等からなる担体表
面と触媒成分との界面における電子状態を予測するのに
適している。
【0069】図12(a)は、置換元素としてWとTi
を用いた場合の、Tiの固溶サイトの違いによる結晶エ
ネルギーの変化を、Wのみ(Si、AlおよびMgサイ
ト)の場合と比較して示したものである。密度汎関数法
によるシミュレーションは、図12(b)に示すモデル
について、以下の解析ソフト・ハード条件で行った。 プリ/ポスト :Cerius2 ソルバ :CASTEP W/S :SGI Octane2 CPU時間 :約70,000s
【0070】また、触媒貴金属(Pt)と置換元素との
結合強度を予測した結果は、表6の通りである。以上よ
り、WはSiおよびAlサイトに置換されやすく、Ti
などの他の金属元素はAlあるいはSiサイトに置換さ
れやすいという結果が得られた。
【0071】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は触媒平均粒径と50%浄化性能の関係
を示す図、(b)は触媒担持量と50%浄化性能の関係
を示す図である。
【図2】置換元素の固溶割合と貴金属触媒粒径の関係を
示す図である。
【図3】昇温速度と格子定数の関係を示す図で、(a)
はa軸の、(b)はc軸の格子定数である。
【図4】昇温速度と異相量の関係を示す図で、(a)は
WO3 量、(b)はMgWO4量である。
【図5】本発明のセラミック体に触媒成分を担持した状
態を模式的に示す触媒体表面の部分拡大図である。
【図6】本発明を適用した自動車用排ガス浄化触媒の全
体構成を示す図である。
【図7】(a)〜(e)は本発明のセラミック体に助触
媒成分を部分担持する場合の担持領域の例を示す図であ
る。
【図8】(a)は助触媒成分を部分担持する場合の端面
からの距離と浄化性能の関係を示す図、(b)は中心か
らの距離と浄化性能の関係を示す図、(c)は助触媒担
持量と浄化性能の関係を示す図である。
【図9】(a)は助触媒担持領域における担持量を一定
とした例、(b)は助触媒担持領域における担持量を段
階的に変化させた例を示す図である。
【図10】(a)はセラミック体に触媒成分を担持した
時の、置換元素の結合エネルギー変化を示す図、(b)
は(a)の部分拡大図である。
【図11】置換元素による触媒成分との化学結合力を、
置換のない場合と比較して示す図である。
【図12】(a)は置換元素の固溶サイトと結晶エネル
ギーの関係を示す図、(b)は密度汎関数法によるシミ
ュレーションのモデル図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 35/46 B01D 53/36 C 38/00 303 C04B 35/16 A 41/85 35/10 B (72)発明者 近藤 高史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 須沢 匠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 長谷 智実 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伊藤 みほ 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 中西 友彦 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 小池 和彦 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 佐野 博美 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4D048 AA06 BA01X BA03X BA06X BA07X BA08X BA10X BA14Y BA15Y BA17X BA18Y BA19X BA20X BA25Y BA26X BA27X BA28X BA29Y BA30X BA32X BA33X BA34Y BA35X BA36X BA37X BA38X BA41X BA42X BB01 BB02 BB08 BB09 BB16 EA04 4G019 FA11 FA12 4G030 AA07 AA09 AA10 AA11 AA12 AA13 AA14 AA16 AA17 AA19 AA22 AA23 AA24 AA25 AA26 AA27 AA28 AA29 AA31 AA34 AA36 AA37 AA38 BA34 CA01 4G031 AA03 AA05 AA06 AA07 AA08 AA09 AA11 AA12 AA13 AA16 AA17 AA18 AA19 AA20 AA21 AA22 AA23 AA27 AA30 BA27 CA01 4G069 AA01 AA03 BA13A BA13B BB02A BB02B BB04B BB06A BB06B BC03A BC05A BC12A BC13A BC17A BC23A BC31A BC32A BC33A BC39A BC40A BC41A BC42A BC43A BC43B BC44A BC50A BC51A BC52A BC54A BC55A BC58A BC59A BC60A BC60B BC62A BC66A BC67A BC68A BC70A BC71A BC71B BC72A BC74A BC75A BC75B BD09A CA02 CA03 CA08 CA13 EA01X EA02X EA03X EA19 EB11 EC27 FC08

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材セラミックを構成する元素のうちの
    少なくとも1種類またはそれ以上の元素が、構成元素以
    外の元素と置換されており、この置換元素に対して触媒
    成分を直接担持可能であることを特徴とするセラミック
    体。
  2. 【請求項2】 上記置換元素上に上記触媒成分が化学的
    結合により担持される請求項1記載のセラミック体。
  3. 【請求項3】 上記基材セラミックがコージェライトを
    成分として含む請求項1または2記載のセラミック体。
  4. 【請求項4】 上記基材セラミックがコージェライトを
    1容量%以上含む請求項3記載のセラミック体。
  5. 【請求項5】 上記基材セラミックがコージェライトを
    5容量%以上含む請求項3記載のセラミック体。
  6. 【請求項6】 置換される上記構成元素が、Si、A
    l、Mgのうちの少なくとも1種類を含む請求項3ない
    し5のいずれか記載のセラミック体。
  7. 【請求項7】 置換される上記構成元素と上記置換元素
    の有効イオン半径の比が0.7〜2.0の範囲である請
    求項6記載のセラミック体。
  8. 【請求項8】 上記置換元素は、その電子軌道にdまた
    はf軌道を有する少なくとも1種類またはそれ以上の元
    素である請求項1ないし7のいずれか記載のセラミック
    体。
  9. 【請求項9】 上記置換元素は、そのdまたはf軌道に
    空軌道を有している請求項8記載のセラミック体。
  10. 【請求項10】 上記置換元素は、Ti、V、Cr、M
    n、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ru、Rh、C
    e、W、Ir、Ptから選ばれる少なくとも1種類また
    はそれ以上の元素である請求項9記載のセラミック体。
  11. 【請求項11】 上記置換元素は、酸化状態を2つ以上
    有する少なくとも1種類またはそれ以上の元素である請
    求項1ないし7のいずれか記載のセラミック体。
  12. 【請求項12】 上記置換元素は、Cu、Ga、Ge、
    Se、Pd、Ag、Auから選ばれる少なくとも1種類
    またはそれ以上の元素である請求項11記載のセラミッ
    ク体。
  13. 【請求項13】 上記置換元素の固溶量が、置換される
    上記構成元素の原子数の5ppb以上である請求項1お
    よび10ないし12のいずれかに記載のセラミック体。
  14. 【請求項14】 上記置換元素の固溶量が、置換される
    上記構成元素の原子数の5ppm以上である請求項1お
    よび10ないし12のいずれかに記載のセラミック体。
  15. 【請求項15】 上記置換元素の固溶量が、置換される
    上記構成元素の原子数の0.01%以上50%以下の範
    囲である請求項1および10ないし12のいずれかに記
    載のセラミック体。
  16. 【請求項16】 上記置換元素の固溶量が、コージェラ
    イトを主成分とする上記基材セラミックに対しては、置
    換される上記構成元素の原子数の2ないし7%の範囲で
    あり、チタニアを主成分とする上記基材セラミックに対
    しては、置換される上記構成元素の原子数の5ないし1
    5%の範囲であり、アルミナを主成分とする上記基材セ
    ラミックに対しては、置換される上記構成元素の原子数
    の1ないし5%の範囲である請求項15記載のセラミッ
    ク体。
  17. 【請求項17】 上記触媒成分が、主触媒もしくは助触
    媒成分として、Pt、Rh、Pd、Ir、Au、Ag、
    Ru、Hf、Ti、Cu、Ni、Fe、Co、W、M
    n、Cr、V、Se、Rb、Sr、Y、Zr、Nb、M
    o、Tc、Ru、Sc、Ba、Kaおよびランタノイド
    元素から選ばれる少なくとも1種類ないしそれ以上の元
    素またはその酸化物を含む請求項1ないし16のいずれ
    かに記載のセラミック体。
  18. 【請求項18】 上記触媒成分が、主触媒成分として、
    Pt、Rh、Pd、Ir、助触媒成分として、Y、Z
    r、La、Ceから選ばれる少なくとも1種類ないしそ
    れ以上の元素またはその酸化物を含む請求項1ないし1
    6のいずれかに記載のセラミック体。
  19. 【請求項19】 上記触媒成分が、上記置換元素と電子
    軌道が重なることで担持可能となる請求項1ないし18
    のいずれかに記載のセラミック体。
  20. 【請求項20】 上記触媒成分が、上記置換元素とイオ
    ン結合することで担持可能となる請求項1ないし18の
    いずれかに記載のセラミック体。
  21. 【請求項21】 置換される上記構成元素の酸化数の和
    が、上記置換元素の酸化数の和と等しくなるように、上
    記構成元素および上記置換元素を選択する請求項1ない
    し20のいずれかに記載のセラミック体。
  22. 【請求項22】 上記構成元素の1つを、これと同じ価
    数を持った上記置換元素にて置換する請求項21記載の
    セラミック体。
  23. 【請求項23】 上記構成元素の1つを、これと異なる
    価数を持った複数の上記置換元素にて置換する請求項2
    1記載のセラミック体。
  24. 【請求項24】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる2種類の
    元素で置換するとともに、これら2種類の元素の原子数
    の比が1:1で、かつこれら2種類の元素の原子数の総
    和が、置換される上記構成元素の原子数と同じである請
    求項22または23記載のセラミック体。
  25. 【請求項25】 上記置換元素となる2種類の元素で置
    換される構成元素サイトが、2種ともにSiサイトであ
    る請求項24記載のセラミック体。
  26. 【請求項26】 上記置換元素となる2種類の元素で置
    換される構成元素サイトが、1種はSiサイトであり、
    もう1種はAlサイトである請求項24記載のセラミッ
    ク体。
  27. 【請求項27】 上記置換元素となる2種類の元素で置
    換される構成元素サイトが、1種はSiサイトであり、
    もう1種はMgサイトである請求項24記載のセラミッ
    ク体。
  28. 【請求項28】 上記置換元素となる2種類の元素で置
    換される構成元素サイトが、2種ともにAlサイトであ
    る請求項24記載のセラミック体。
  29. 【請求項29】 上記置換元素となる2種類の元素で置
    換される構成元素サイトが、1種はAlサイトであり、
    もう1種はMgサイトである請求項24記載のセラミッ
    ク体。
  30. 【請求項30】 上記置換元素となる2種類の元素で置
    換される構成元素サイトが、2種ともにMgサイトであ
    る請求項24記載のセラミック体。
  31. 【請求項31】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる3種類の
    元素で置換するとともに、これら3種類の元素のうちの
    2つが同じ価数を有し、この同じ価数の2種類の元素と
    残る1種類の元素の原子数の比が2:1で、かつこれら
    3種類の元素の原子数の総和が、置換される上記構成元
    素の原子数と同じである請求項23記載のセラミック
    体。
  32. 【請求項32】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる3種類の
    元素で置換するとともに、これら3種類の元素がそれぞ
    れ異なる価数を有し、これら3種類の元素の原子数の比
    が1:1:1で、かつこれら3種類の元素の原子数の総
    和が、置換される上記構成元素の原子数と同じである請
    求項23記載のセラミック体。
  33. 【請求項33】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる3種類の
    元素で置換するとともに、これら3種類の元素のうちの
    少なくとも1つが上記構成元素と同じ価数を有し、これ
    ら3種類の元素の原子数の比が1:1:1で、かつこれ
    ら3種類の元素の原子数の総和が、置換される上記構成
    元素の原子数と同じである請求項21記載のセラミック
    体。
  34. 【請求項34】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる4種類の
    元素で置換するとともに、これら4種類の元素のうちの
    2つずつが同じ価数を有し、この同じ価数の2種類ずつ
    の元素の原子数の比が1:1で、かつこれら4種類の元
    素の原子数の総和が、置換される上記構成元素の原子数
    と同じである請求項23記載のセラミック体。
  35. 【請求項35】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる4種類の
    元素で置換するとともに、これら4種類の元素のうちの
    2つが同じ価数を有し、この同じ価数の2種類の元素と
    残る2種類の元素の原子数の比が2:1:1で、かつこ
    れら4種類の元素の原子数の総和が、置換される上記構
    成元素の原子数と同じである請求項23記載のセラミッ
    ク体。
  36. 【請求項36】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる4種類の
    元素で置換するとともに、これら4種類の元素のうちの
    2つが上記構成元素と同じ価数を有し、この同じ価数の
    2種類の元素と残る2種類の元素の原子数の比が2:
    1:1で、かつこれら4種類の元素の原子数の総和が、
    置換される上記構成元素の原子数と同じである請求項2
    1記載のセラミック体。
  37. 【請求項37】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる4種類の
    元素で置換するとともに、これら4種類の元素のうちの
    3つが同じ価数を有し、この同じ価数の3種類の元素と
    残る1種類の元素の原子数の比が3:1で、かつこれら
    4種類の元素の原子数の総和が、置換される上記構成元
    素の原子数と同じである請求項23記載のセラミック
    体。
  38. 【請求項38】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる4種類の
    元素で置換するとともに、これら4種類の元素の原子数
    の比が1:1:1:1で、かつこれら4種類の元素の原
    子数の総和が、置換される上記構成元素の原子数と同じ
    である請求項23記載のセラミック体。
  39. 【請求項39】 上記構成元素がSi、AlまたはMg
    であり、この構成元素を、上記置換元素となる4種類の
    元素で置換するとともに、これら4種類の元素のうちの
    少なくとも1つが上記構成元素と同じ価数を有し、これ
    ら4種類の元素の原子数の比が1:1:1:1で、かつ
    これら4種類の元素の原子数の総和が、置換される上記
    構成元素の原子数と同じである請求項21記載のセラミ
    ック体。
  40. 【請求項40】 上記基材セラミックがコージェライト
    であり、その構成元素を、異なる電荷を持つ上記置換元
    素にて置換することによって生成する格子欠陥が、式量
    (2MgO・2Al2 3 ・5SiO2 )あたり2個以
    下である請求項1ないし39のいずれかに記載のセラミ
    ック体。
  41. 【請求項41】 セラミック体の形状が、ハニカム状、
    フォーム状、中空繊維状、繊維状、粉体状またはペレッ
    ト状である請求項1ないし40のいずれかに記載のセラ
    ミック体。
  42. 【請求項42】 請求項1ないし41のいずれかに記載
    のセラミック体に上記触媒成分を担持させてなるセラミ
    ック触媒体。
  43. 【請求項43】 上記触媒成分が主触媒および助触媒成
    分を含み、上記助触媒成分を上記セラミック体の一部に
    部分担持させた請求項42記載のセラミック触媒体。
  44. 【請求項44】 上記助触媒成分の担持部位における、
    上記助触媒成分の担持量を20g/L以上とした請求項
    43記載のセラミック触媒体。
  45. 【請求項45】 上記セラミック体の一部にウォッシュ
    コート材を部分担持した請求項42記載のセラミック触
    媒体。
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