JP2002293904A - 環状オリゴマー含有量の低いポリエステル組成物の製造方法 - Google Patents
環状オリゴマー含有量の低いポリエステル組成物の製造方法Info
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Abstract
の生成を効果的に抑制し、溶融加工工程において再生成
される環状オリゴマー量を低下させる、環状オリゴマー
低含有ポリエチレンテレフタレート組成物の製造方法を
提供する。 【解決手段】 下記の構造を持つ添加剤を、ポリエチレ
ンテレフタレート製造時に添加する。 【化4】
Description
添加剤を、ポリエチレンテレフタレート製造時に添加す
ることにより、エステルチップに含有される環状オリゴ
マーの生成を効果的に抑制し、溶融加工工程において再
生成される環状オリゴマー量を低下させる、環状オリゴ
マー低含有ポリエチレンテレフタレート組成物の製造方
法に関する。
維、フィルム、ラミネート等のポリエステル製品にさら
に加工することが可能である。なお、本発明の実施例の
ポリエステルボトルは説明のために挙げられているので
あり、本発明を制限するものではない。
は、その良好な物性とリサイクル性から、ポリエステル
ボトル、ポリエステル繊維、ポリエステルラミネート、
ポリエステルフィルム等の製品に加工され、広範に利用
されている。特に近年では、ポリエステルボトルは各種
食品、清涼飲料水、液体洗剤等の容器として大量に用い
られ、PETの生産量及び消費量は大きな伸びを示して
いる。
て、環状三量体を主とする環状オリゴマーが副反応によ
って生産されてしまう。これらの環状オリゴマーは、融
点が319℃と高温な白色結晶粉末であり、加工時に金
具を汚染してしまう。そのため、製造工程においてしば
しば作業を止め、清掃しなければならない。
包装用の耐熱性ボトルや、電子レンジまたはオーブン用
容器、高温殺菌が要されるビール用容器などの、各種の
食品包装用ボトルに加工される。PET膜の表面にある
種の金属膜を塗布する加工がされることもある。以上に
述べたようなPETの利用においては、高分子であるP
ETを高温下で処理するため、オリゴマー、特に環状三
量体を中心とする環状オリゴマーが高分子内に残留し、
容器内の内容物中に転移する可能性があり、人体に害を
及ぼす危険がある。
工程において副産物として、或いはPETの加工工程に
おいて生じる。
は、リンを含有する化合物を添加することによって、P
ET合成工程における副反応による環状オリゴマーの生
成を効果的に抑制し、さらに加工工程における環状オリ
ゴマーの再生成を効果的に抑制する。
31号によれば、PET内において、アンチモン、チタ
ン、ゲルマニウム、亜鉛等の金属のモル数に対する、S
O3Xのモル数の比率を0.01より高くすることによ
って、溶融重合させたPETが含有する環状オリゴマー
の発生量を効果的に抑制することができる。
29号によれば、ゲルマニウム元素を含有するPET
に、酢酸カルシウム或いは安息香酸マグネシウム等のア
ルカリ土金属化合物を200〜10,000ppm添加
することにより、環状オリゴマーの発生を効果的に抑制
することができる。
29号によれば、ポリエステルに、リン化合物をポリエ
ステルの全酸成分1モルに対して1×10-4モル〜5×10
-4モル含有するように添加してポリオリゴマーと反応さ
せ、次いで、アンチモン化合物をポリエステルの全酸成
分1モルに対して0.5×10-4モル〜4×10-4モル含有
し、かつアンチモン化合物に対するリン化合物の比率が
1〜3となるように添加して溶融重縮合反応を行った
後、固相重合を行うことにより環状3量体の含有量を
0.35重量%以下に抑制することができる。
37号によれば、ゲルマニウム元素をポリエステルの全
酸成分1モルに対して0.5×10-4モル〜3×10-4モル含有
するポリエステルに、リン酸をポリエステルの全酸成分
1モルに対して1×10-4モル〜7×10-4モル含有し、かつ
ゲルマニウム元素に対する比率が1.6よりも大きくな
るように添加することにより、環状3量体の含有量を
0.4重量%以下に抑制することができる。
67号によれば、ジカルボン酸成分としてテレフタル
酸、グリコール成分としてエチレングリコール(EG)を
主成分とし、極限粘度が0.45〜0.65のポリエステルプレ
ポリマーにおいて、末端エチレングリコール残基がプレ
ポリマー106g中に90〜140 当量含有されるとき、このプ
レポリマーを減圧度200Pa 以下、230 ℃で20時間固相重
合した場合、環状三量体(CT)の減少速度が300pp
m/時間以上である。このとき、末端EG残基量がプレポ
リマー106g中90当量未満になると、固相重合時の環状3
量体の減少速度が遅く、CT含有量の少ないポリエステ
ル樹脂を得ることができない。また、末端EG残基量が
プレポリマー106g中140当量を超えると、極限粘度が低
くなりすぎ、プレポリマーをペレット化して固相重合を
行うと粉状の高融点化したポリエステル樹脂が多くな
り、成形品中に白色異物が発生するため好ましくない。
なお、末端EG残基量は、TPAとEGのエステル化反
応物の反応率、溶融重縮合条件、又はプレポリマーの極
限粘度等で調節できる。ここで、エステル化反応物の反
応率は、エステル化反応工程でのエステル化反応の温
度、時間、圧力、又は酸成分とグリコール成分のモル比
等により調節することが可能である。さらに、溶融重縮
合反応の温度、時間、減圧度、触媒等の添加剤の含有量
等の条件、又はプレポリマーの極限粘度等で調節するこ
とも可能である。
4号によれば、クラウンエーテル、ポリアルキレングリ
コール、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加体
の中から選ばれた1種以上のエーテル化合物である熱可
塑性樹脂ペレットを、PET系ポリエステルと溶融混錬
して得た樹脂の、280℃、5分間の溶融後の環状3量
体含有量は0.5wt%より低く、前記熱可塑性樹脂ペ
レットを含まない場合のPETの値より低かった。
57号及び日本特許公開公報、特開平9−151308
号によると、エチレンテレフタレート単位を主体とし、
極限粘度が0.70〜0.90dl/g、ジエチレング
リコール単位の割合が全ジオール単位中1.0〜3.0
モル%、樹脂中の環状三量体が0.4重量%以下且つ2
90℃で65分溶融保持後の環状三量体の含有量が0.
5重量%以下であるポリエステル樹脂に、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂及びポリアミド樹脂から選ば
れた少なくとも一種を微量配合することにより結晶化速
度を速めることができる。これにより、ボトル成形加工
時に、高速化のために高温かつ長時間の熱加工し、その
結果として環状3量体を多量に生産して金型を汚染して
しまうことを防ぐことができる。なおこのとき、上記ポ
リエステル樹脂を280℃の成形温度で射出成形して得
られた成形品の示差走査熱量計にて測定した際の昇温時
の結晶化温度が155〜168℃、且つ冷却時の結晶化
温度が165〜180℃の範囲であるとき、環状3量体
による汚染を抑制する効果がある。
20号によれば、PETの固相重合においてアミド系化
合物(ナイロン類化合物)を、その含有量がPETに含
有される環状3量体の1/300から1/2になるように
添加することにより、ボトルの延伸ブロー成形加工にお
いて生じる金型汚染を改善することができる。
45号によれば、PETの溶融重合過程において、酢酸
アンチモンを触媒として添加した後、その固有粘度が
0.35dl/g若しくはそれ以上に達した時点で、リ
ン酸或いはリン酸モノエステルを添加することにより、
溶融成形時における環状3量体の析出量を減少させるこ
とができる。
68号によれば、テレフタル酸を酸成分とし、エチレン
グリコール及びジエチレングリコールをグリコール成分
とし、ジエチレングリコールの共重合割合がポリエステ
ル共重合体の2.0〜4.0重量%であるポリエステル
共重合体の製造において、実質的に非晶性の二酸化ゲル
マニウムを重合触媒としてエステル化率90%以上に達
した時点で添加することにより、透明性に優れ、アセト
アルデヒド、ホルムアルデヒド、オリゴマーの発生の少
ないボトル用ポリエステルが提供される。
0号によれば、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、
ジオール成分としてエチレングリコールを主成分とする
ポリエステルにおいて、含有されるジエチレングリコー
ル成分が全ジオール成分に対して1.0〜4.0モル%
であり、極限粘度が0.60〜0.90dl/g、リン
含有量が全ポリエステルに対して5〜25ppm、ゲル
マニウムが全ポリエステルに対して20〜60ppm、
ゲルマニウムに対するリンのモル比が0.4〜1.5で
あるとき、アセトアルデヒドの含有量が全ポリエステル
に対して4.0ppm以下、環状三量体の含有量が全ポ
リエステルに対して0.5%以下に抑制される。
9号及び日本特許公開公報、特開平10−110026
号によれば、極限粘度が 0.5以上であるポリエチレンテ
レフタレート又はこれを主体とするポリエステル樹脂に
おいて、ポリエステルを構成する酸成分1モルに対し
て、前者の公開では5×10-6〜1×10-3モルのゲルマニ
ウム原子を、後者の公開ではアンチモン原子1×10-5〜
2×10-3モルを添加し、さらにアルカリ金属原子及び/
又はアルカリ土類金属原子1×10-4〜5×10-3モルを添
加することにより、環状3量体含有量を低く抑え、また
溶融加工時における環状3量体の再生成量も低く抑える
ことができる。
5号、日本特許公開公報、特開平3‐174441号、
日本特許公開公報、特開平6−234834号及び日本
特許公開公報、特開平3−47830号によると、ポリ
エチレンテレフタレートの製造において、固相重縮合前
に90〜110℃の水蒸気または水蒸気含有ガスに接触
させる処理を行うことにより、PET内に残留する環状
オリゴマーおよび成形加工時に再生成される環状オリゴ
マー量を減少させることができる。
92号、日本特許公開公報、特開昭55−89830号
及び日本特許公開公報、特開昭55−89831号によ
ると、固相重合において窒素流量及び圧力を調節するこ
とより固有粘度の上昇率を抑制し、環状オリゴマーの含
有量を減少させることができる。
来技術に更なる改良を加え、長時間にわたる固相重合反
応による、生産効率の低下や色調の悪化等を引き起こさ
ずに、PETに含有される環状3量体等の環状オリゴマ
ーの生成量を減少させることを目的とする。
レンテレフタレート(PET)は、純テレフタル酸(P
TA)とエチレングリコール(EG)を直接エステル化
反応させ、さらに溶融重合反応させるPTA製造プロセ
スによって、或いは、ジメチルテレフタレート(GM
T)とEGをエステル交換反応させ、更に溶融重合反応
させるDMT製造プロセスによって、得ることができ
る。また固相重合を経ることによって粘度を適度に引き
上げることができる。なお、本発明においてはPTA製
造プロセスがより好ましい。
において下記のような構造式を持つ粉末状のリン化合物
を添加する。これは明らかに、前述した各従来技術と異
なるところである。
原料混合槽の中に添加することができる。即ち、純テレ
フタル酸及びエチレングリコールの混合濃溶液中、或い
は純テレフタル酸及びエチレングリコールのエステル反
応中、或いはエステル反応後であり溶融重合反応を行う
前の時点で、前記リン化合物を添加することができる。
0ppm〜3000ppmが好ましく、500ppm〜
1000ppmが更に好ましい。
まま直接添加するか、或いはエチレングリコールに溶解
し溶液として添加する。前記リン化合物のエチレングリ
コール溶液の濃度は、0.1〜10%が好ましく、1〜
5%が更に好ましく、2〜4%がもっとも好ましい。ま
たその溶解温度は100℃が好ましく、室温が更に好ま
しい。
定剤としてのリン酸、亜リン酸或いはリン酸エステル等
を添加する。添加量は50〜350ppmが好ましく、
100〜00ppmが更に好ましい。
して、三酸化アンチモン、酢酸アンチモン等のアンチモ
ン化合物、二酸化ゲルマニウム、テトラエチル酸化ゲル
マニウム、n‐テトラブチル酸化ゲルマニウム(n-tetra
butyl germanium oxide)等のゲルマニウム化合物、或
いはテトラブチル酸化チタン(tetra butyl titaniumox
ide)等のチタン化合物等があり、その添加量は10〜
600ppmが好ましく、50〜500ppmが更に好
ましい。なお、本発明は、より多くの環状オリゴマーを
生成させる傾向のある比較的触媒活性の高いゲルマニウ
ム化合物及びチタン化合物に対し、特に有効である。
或いはジエチレングリコール、イソフタル酸、及びシク
ロヘキサンジメタノール等の共重合体である。
剤、潤滑剤等を添加しても良い。
て、固有粘度が0.45〜0.65のチップに加工さ
れ、更に固相重合反応によってその固有粘度を0.7以
上に引き上げられる。固相重合反応は、攪拌式或いは塔
槽式タンクを利用して連続的に不活性ガスである窒素或
いは二酸化炭素を通しながら、或いは回転式タンクを利
用して真空環境下で行う。
度を下げ、また固相重合反応時間を引き伸ばし、それに
よって環状オリゴマーの含有量を減少させるという方法
が提案されているが、このような長時間にわたる固相重
合反応は、通常、生産効率の低下や色彩の黄変を引き起
こすという欠点を伴う。本発明の方法によれば、固相重
合反応時間を引き延ばさずに、エステル原料チップの固
有粘度を降下させることによって環状オリゴマーの含有
量を低下させることができる。即ち、前述したリン化合
物をエステル原料チップに添加することにより、比較的
高い固有粘度の下においても、環状オリゴマーの含有量
を低下させることができる。また、前記リン化合物の添
加により、固相重合反応速度を速めることができる。
合を経て、エステル粒の固有粘度が所定の値に達した
後、残留環状オリゴマーを分析した。
形機でプリフォームに加工し、溶融加工によって再生成
された環状オリゴマーも分析した。
のように行った。1,000gのサンプルを正確に計量
し、ヘキサフルオローイソプロピルアルコールに溶解し
た後、濾過して濾液を得た。この濾液を乾固後得られ
る、白色粉末状の結晶が環状オリゴマーである。この得
られた白色粉末をジオキサンで溶解した後に高速液体ク
ロマトグラフィーで、環状3量体、環状4量体、環状5
量体、環状6量体、環状7量体の、各含有量を測定し
た。なお、これらの内、特に比較すべきは環状3量体で
あり、また後述の実験結果において、環状オリゴマー含
有量は、上記の環状3、4、5、6、7量体の総和とし
て求めた。
エチレングリコール(EG)を主原料とし、EG/PT
Aモル比が1.5となるように、PTAを10.38k
g加え、同時にイソフタル酸(IPA)266gを添加
した。前記PTA、EG及びIPAを混合し糊状とした
後に、リン化合物及びリン酸を添加した。リン化合物と
リン酸はまず、リン化合物の溶解濃度が2.5wt%と
なるようにEGに溶解し、リン化合物を重合体重量の5
00ppm、リン酸を重合体重量の140ppmになる
ように添加した。添加後、温度を200〜250℃に上
げ、エステル化圧力1.5kg/cm2で、4時間エステ
ル化反応を行った。エステル化率が95%以上に達した
ときに、酢酸アンチモンを重合体重量の500ppm、
及び酢酸コバルトを重合体重量の120ppm添加し
た。それから、減圧重合反応を行った。重合反応の第1
段階では、反応時間を1時間、圧力を常圧から10To
rrまで下げ、反応温度を250〜270℃とした。ま
た、第二段階の重合反応では、気圧を1Torr以下ま
で下げ、反応温度を270〜285℃にし、粘度の上昇
に従って攪拌速度を徐々に下げていった。そして、粘度
が0.635dl/gに達したときに反応を停止させ、
重合体を冷却槽に移し、切断して円柱状の原料チップに
した。
燥機に入れ、圧力1〜2Torr下で熱処理した。ま
ず、100℃で2時間、更に180℃で4時間処理し、
その後加熱温度を225℃に上げ、原料温度が200℃
に達した時点から固相重合反応時間として時間を計り、
固有粘度が0.75dl/g前後まで上昇したら即反応
を停止させ、直ちに冷却した。
00ppmとし、その他は実施例1と同様に行った。
00ppmとし、その他は実施例1と同様に行った。
ず、その他は実施例1と同様に行った。
示す。
びエチレングリコール(EG)を主原料とし、EG/P
TAモル比が1.5となるようにし、PTAを10.3
8kg加え、イソフタル酸(IPA)は加えなかった。
前記PTA及びEGを混合し糊状とした後に、リン化合
物及びリン酸を添加した。リン化合物とリン酸はまず、
リン化合物の溶解濃度が2.5wt%となるようにEG
に溶解し、リン化合物を重合体重量の1000ppm、
リン酸を重合体重量の140ppmになるように添加し
た。添加後、前述した実施例1と同様に加温して、反応
を行った。エステル化反応率が95%以上に達したとき
に、重合反応触媒として二酸化ゲルマニウムを重合体重
量の130ppm添加し、酢酸アンチモン及び酢酸コバ
ルトは添加しなかった。それから前述の実施例1同様に
重合反応を行い、固有粘度が0.60dl/gに達した
ときに反応を止め、得られた重合体を冷却槽に移し、切
断して円柱状の原料チップにした。
空乾燥機に入れ、実施例1と同様に加熱処理し、固有粘
度を0.72dl/g前後まで上昇させた。
500ppmとし、その他は実施例4と同様に行った。
pm添加し、その他は実施例4と同様に行った。
ず、その他は実施例4と同様に行った。
ップは、全ての実施例において同様に、射出成形機を用
いてプリフォームに加工し、色障、環状オリゴマー含有
量等を測定する他、その環状オリゴマー含有量も測定し
た。その結果を表2に示す。
に、前記リン化合物を添加することにより、ポリエステ
ルチップに含有される環状オリゴマー量を減少させ、か
つ加工段階においてプリフォームを製造する際の環状オ
リゴマーの再生成を抑制することができる。さらに前記
リン化合物の添加により、ポリエステルチップの固相重
合反応速度が高まるという効果を得ることができる。こ
のように、前記リン酸化合物の添加により、固相重合反
応時間が比較的短く、環状オリゴマー含有量が比較的少
ないポリエステルチップを製造することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】ポリエチレンテレフタレートの溶融工程に
おいて、下記の構造を持つリン化合物をポリエチレンテ
レフタレート重量の50〜3000ppm添加すること
により、環状オリゴマー含有量を低下させることを特徴
とする、ポリエチレンテレフタレート組成物の製造方
法。 【化1】 - 【請求項2】さらに固相重合を行うことにより固有粘度
が0.70dl/g以上に高められることを特徴とす
る、請求項1記載のポリエチレンテレフタレート組成物
の製造方法。 - 【請求項3】得られたポリエチレンテレフタレートを溶
融過熱加工して製造されるプリフォームにおいて、再生
成される環状オリゴマーの含有量が低下することを特徴
とする、請求項2記載のポリエチレンテレフタレート組
成物の製造方法。 - 【請求項4】ポリエチレンテレフタレートの溶融工程に
おいて用いられる重縮合反応触媒が、3酸化アンチモン
或いは酢酸アンチモン等のアンチモン化合物、2酸化ゲ
ルマニウム、テトラエチル酸化ゲルマニウム或いはn−
テトラブチル酸化ゲルマニウム等のゲルマニウム化合
物、或いはテトラブチル酸化チタン等のチタン化合物か
ら選択され、その添加量が10〜600ppmであるこ
とを特徴とする、請求項1記載のポリエチレンテレフタ
レート組成物の製造方法。 - 【請求項5】前記重縮合反応触媒の添加量が50〜50
0ppmであることを特徴とする、請求項4記載のポリ
エチレンテレフタレート組成物の製造方法。
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