JPH06200000A - ポリエステル組成物 - Google Patents
ポリエステル組成物Info
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- JPH06200000A JPH06200000A JP5254578A JP25457893A JPH06200000A JP H06200000 A JPH06200000 A JP H06200000A JP 5254578 A JP5254578 A JP 5254578A JP 25457893 A JP25457893 A JP 25457893A JP H06200000 A JPH06200000 A JP H06200000A
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- JP
- Japan
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- polyester
- weight
- inert particles
- polymer
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M1/00—Rider propulsion of wheeled vehicles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63G—MERRY-GO-ROUNDS; SWINGS; ROCKING-HORSES; CHUTES; SWITCHBACKS; SIMILAR DEVICES FOR PUBLIC AMUSEMENT
- A63G19/00—Toy animals for riding
- A63G19/08—Toy animals for riding made to travel by ratchet-wheels, e.g. by stretching the legs
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63G—MERRY-GO-ROUNDS; SWINGS; ROCKING-HORSES; CHUTES; SWITCHBACKS; SIMILAR DEVICES FOR PUBLIC AMUSEMENT
- A63G15/00—Rocking horses on runners adapted for progressive movement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M1/00—Rider propulsion of wheeled vehicles
- B62M1/18—Rider propulsion of wheeled vehicles by movement of rider's saddle
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Toys (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた耐熱性、電気絶縁性、耐摩耗性、表面
特性及び耐電圧性を有するフィルムを製造できる改善さ
れたポリエステル組成物を提供する。 【構成】 主反復単位の70重量%以上がエチレンテレ
フタレートであるポリエステルの製造用原料物質と、こ
の原料物質の重量を基準として、0.01ないし3.0
重量%の酸化防止剤及び0.01ないし5.0重量%
の、平均粒径0.01ないし5μmの不活性粒子を含有
する。
特性及び耐電圧性を有するフィルムを製造できる改善さ
れたポリエステル組成物を提供する。 【構成】 主反復単位の70重量%以上がエチレンテレ
フタレートであるポリエステルの製造用原料物質と、こ
の原料物質の重量を基準として、0.01ないし3.0
重量%の酸化防止剤及び0.01ないし5.0重量%
の、平均粒径0.01ないし5μmの不活性粒子を含有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステル組成物に関
し、より詳しくはポリエステル製造用原料物質に酸化防
止剤と不活性粒子とを添加して、優れた耐熱性、電気絶
縁性、耐摩耗性、表面特性及び耐電圧性を有する改善さ
れたポリエステル組成物に関する。
し、より詳しくはポリエステル製造用原料物質に酸化防
止剤と不活性粒子とを添加して、優れた耐熱性、電気絶
縁性、耐摩耗性、表面特性及び耐電圧性を有する改善さ
れたポリエステル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリエステル、特にポリエチレ
ンテレフタレート(polyethylene ter
ephthalate、以下PETと称する)は化学的
に安定であり、物理的及び機械的強度が高く、耐熱性、
耐久性、耐薬品性、電気絶縁性に優れているので、磁気
テープ、写真フィルム、コンデンサー、電気絶縁材、包
装材及び産業用成形加工品として広く使用されてきた。
ンテレフタレート(polyethylene ter
ephthalate、以下PETと称する)は化学的
に安定であり、物理的及び機械的強度が高く、耐熱性、
耐久性、耐薬品性、電気絶縁性に優れているので、磁気
テープ、写真フィルム、コンデンサー、電気絶縁材、包
装材及び産業用成形加工品として広く使用されてきた。
【0003】しかしながら、かかるポリエステルフィル
ムは、電気絶縁材としては耐熱性が十分ではなく、しか
も主としてエチレンテレフタレート環状三量体(cyc
lic trimer)を含有するオリゴマーがポリエ
ステルを基準として通常2.0ないし2.5重量%含ま
れており、これが線状ポリエステルフィルムから析出す
るという短所があった。
ムは、電気絶縁材としては耐熱性が十分ではなく、しか
も主としてエチレンテレフタレート環状三量体(cyc
lic trimer)を含有するオリゴマーがポリエ
ステルを基準として通常2.0ないし2.5重量%含ま
れており、これが線状ポリエステルフィルムから析出す
るという短所があった。
【0004】すなわち、冷凍機などの密閉式モーターに
絶縁材として用いる場合、ポリエステルフィルム内のオ
リゴマーが冷媒によって抽出され、モーターのノズルを
塞いだり、冷媒を汚染するという問題がある。また、磁
気媒体の用途においては高温の磁性層塗布及びカレンダ
ーの工程を通すと、フィルム内部のオリゴマーが容易に
表面に析出して白粉になるので、最終製品の品質を低下
させる。さらに、フィルムの生産工程では、表面に析出
したオリゴマーは突起及び電圧欠陥などを起こして製品
の外観や性能を低下させたり、射出成形時金型を汚染す
るなどの異常を起こす。
絶縁材として用いる場合、ポリエステルフィルム内のオ
リゴマーが冷媒によって抽出され、モーターのノズルを
塞いだり、冷媒を汚染するという問題がある。また、磁
気媒体の用途においては高温の磁性層塗布及びカレンダ
ーの工程を通すと、フィルム内部のオリゴマーが容易に
表面に析出して白粉になるので、最終製品の品質を低下
させる。さらに、フィルムの生産工程では、表面に析出
したオリゴマーは突起及び電圧欠陥などを起こして製品
の外観や性能を低下させたり、射出成形時金型を汚染す
るなどの異常を起こす。
【0005】以上のような理由から、押出または射出成
形に用いるポリエステルは、オリゴマーの総含量が低け
れば低いほど良好であり、通常1.5重量%以下のもの
が望ましい。しかし、ポリエステルの特性上、常に一定
量のオリゴマーがポリマーと平衡濃度で存在するので、
その含量を制御して減少させることは非常に困難であ
る。
形に用いるポリエステルは、オリゴマーの総含量が低け
れば低いほど良好であり、通常1.5重量%以下のもの
が望ましい。しかし、ポリエステルの特性上、常に一定
量のオリゴマーがポリマーと平衡濃度で存在するので、
その含量を制御して減少させることは非常に困難であ
る。
【0006】こうしてポリエステルに内在または付着し
て工程及び製品に悪影響を及ぼすオリゴマーなどの低分
子量体を除くために、従来は各種の溶媒を使用してポリ
エステルから低分子量体を抽出する方法を用いていた。
て工程及び製品に悪影響を及ぼすオリゴマーなどの低分
子量体を除くために、従来は各種の溶媒を使用してポリ
エステルから低分子量体を抽出する方法を用いていた。
【0007】例えば、特公昭43−23348号は、沸
点以下の温度に加熱したジメチルホルムアミド溶液に線
状ポリエステル系フィルムを浸漬した後、ジメチルホル
ムアミド溶液を物理的にまたは適当な溶剤を用いて除去
することによってフィルム内に混在する低分子量体を除
去する方法を開示している。また、特公昭44−212
0号は、線状ポリエステル系フィルムをベンジルアルコ
ールの溶液中に浸漬して、該フィルム内に混在する低分
子量体が約1%以下となるまで抽出除去した後、ベンジ
ルアルコール溶液を完全に除去する方法を開示してい
る。
点以下の温度に加熱したジメチルホルムアミド溶液に線
状ポリエステル系フィルムを浸漬した後、ジメチルホル
ムアミド溶液を物理的にまたは適当な溶剤を用いて除去
することによってフィルム内に混在する低分子量体を除
去する方法を開示している。また、特公昭44−212
0号は、線状ポリエステル系フィルムをベンジルアルコ
ールの溶液中に浸漬して、該フィルム内に混在する低分
子量体が約1%以下となるまで抽出除去した後、ベンジ
ルアルコール溶液を完全に除去する方法を開示してい
る。
【0008】しかしながら、前記のような抽出方法を用
いた場合、適当な溶媒を選択すればオリゴマーの含量を
いくらか減少することができるが、抽出に長時間を要
し、溶媒の使用に伴う別の工程が必要となり、コスト上
昇の原因となるだけでなく、溶媒によってポリエステル
フィルムの品質が劣化するという問題があった。
いた場合、適当な溶媒を選択すればオリゴマーの含量を
いくらか減少することができるが、抽出に長時間を要
し、溶媒の使用に伴う別の工程が必要となり、コスト上
昇の原因となるだけでなく、溶媒によってポリエステル
フィルムの品質が劣化するという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の従来技
術の問題点に鑑みてなされたものであり、ポリエステル
フィルムの製造時に溶媒抽出などの別の工程を追加する
ことなく、酸化防止剤と不活性粒子を適量添加すること
によって、オリゴマーの含量を減少させるとともに耐熱
性を与えて従来のフィルムが有するすべての短所を解決
するだけでなく、電気絶縁性、耐熱性、耐摩耗性、表面
特性及び耐電圧性などを改善したポリエステルフィルム
の製造に使うための組成物を提供することを目的とす
る。
術の問題点に鑑みてなされたものであり、ポリエステル
フィルムの製造時に溶媒抽出などの別の工程を追加する
ことなく、酸化防止剤と不活性粒子を適量添加すること
によって、オリゴマーの含量を減少させるとともに耐熱
性を与えて従来のフィルムが有するすべての短所を解決
するだけでなく、電気絶縁性、耐熱性、耐摩耗性、表面
特性及び耐電圧性などを改善したポリエステルフィルム
の製造に使うための組成物を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、主反復単位の
70重量%以上がエチレンテレフタレートであるポリエ
ステルの製造用原料物質と、この原料物質の重量を基準
として、0.01ないし3.0重量%の酸化防止剤及び
0.01ないし5.0重量%の、平均粒径0.01ない
し5μmの不活性粒子を含有することを特徴とするポリ
エステル組成物を提供するものである。
70重量%以上がエチレンテレフタレートであるポリエ
ステルの製造用原料物質と、この原料物質の重量を基準
として、0.01ないし3.0重量%の酸化防止剤及び
0.01ないし5.0重量%の、平均粒径0.01ない
し5μmの不活性粒子を含有することを特徴とするポリ
エステル組成物を提供するものである。
【0011】特に、本発明のポリエステル組成物は、次
の式(1)及び(2)を同時に満たすことが望ましい。
の式(1)及び(2)を同時に満たすことが望ましい。
【0012】 [COOH]≦−2.5[IV]+31.25 [COOH]≦5[OL]+20 (前記式中、[COOH]はポリエステルの末端カルボ
キシル基の含量(meq/106 )であり、[IV]は
ポリエステルの極限粘度(dl/g)であり、[OL]
はポリエステル内在のオリゴマーの総含量(重量%)で
ある。)式(1)を満たさないと熱分解によってポリマ
ーの耐熱性が劣化する。また、式(2)を満たさないと
ポリマーの十分な耐熱性とオリゴマーの含量の低下を同
時に満たすことができない。
キシル基の含量(meq/106 )であり、[IV]は
ポリエステルの極限粘度(dl/g)であり、[OL]
はポリエステル内在のオリゴマーの総含量(重量%)で
ある。)式(1)を満たさないと熱分解によってポリマ
ーの耐熱性が劣化する。また、式(2)を満たさないと
ポリマーの十分な耐熱性とオリゴマーの含量の低下を同
時に満たすことができない。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明のポリエステルは、70重量%以上
がホモポリエステルであるポリエチレンテレフタレート
で、残余の30重量%以下は共重合体である。共重合成
分としては、例えばジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ネオペンチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、p−キシレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、ナトリウム−5−スルホレゾル
シンなどのようなジオール化合物;アジピン酸、5−ス
ルホイソフタル酸ナトリウムなどのジカルボン酸成分及
びトリメリット酸などの多官能性ジカルボン酸成分など
が挙げられる。
がホモポリエステルであるポリエチレンテレフタレート
で、残余の30重量%以下は共重合体である。共重合成
分としては、例えばジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ネオペンチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、p−キシレングリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、ナトリウム−5−スルホレゾル
シンなどのようなジオール化合物;アジピン酸、5−ス
ルホイソフタル酸ナトリウムなどのジカルボン酸成分及
びトリメリット酸などの多官能性ジカルボン酸成分など
が挙げられる。
【0015】前記のようなポリエステル製造用原料物質
は、本分野で公知である。すなわち、芳香族ジカルボン
酸を主成分とする酸成分と、アルキレングリコールを主
成分とするグリコール成分とを重縮合して得られる。芳
香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸ジメチ
ル、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、フェノキシエタン
ジカルボン酸、ジカルボン酸ジフェニル、ジカルボン酸
ジフェニルエーテル、アントラセンジカルボン酸、α,
β−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボン酸などが挙げられる。これらのうち特に、テ
レフタル酸ジメチル及びテレフタル酸が望ましい。アル
キレングリコールとしては、例えばエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ヘキシレングリコールなどが挙げられる。特に、
エチレングリコールが望ましい。
は、本分野で公知である。すなわち、芳香族ジカルボン
酸を主成分とする酸成分と、アルキレングリコールを主
成分とするグリコール成分とを重縮合して得られる。芳
香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸ジメチ
ル、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、フェノキシエタン
ジカルボン酸、ジカルボン酸ジフェニル、ジカルボン酸
ジフェニルエーテル、アントラセンジカルボン酸、α,
β−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボン酸などが挙げられる。これらのうち特に、テ
レフタル酸ジメチル及びテレフタル酸が望ましい。アル
キレングリコールとしては、例えばエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ヘキシレングリコールなどが挙げられる。特に、
エチレングリコールが望ましい。
【0016】本発明において、酸化防止剤と不活性粒子
の添加時期は特に限定されるものではないが、重縮合反
応の完了前ならいつでもよく、特にエステル交換反応後
または重縮合反応の初期に添加するのが望ましい。
の添加時期は特に限定されるものではないが、重縮合反
応の完了前ならいつでもよく、特にエステル交換反応後
または重縮合反応の初期に添加するのが望ましい。
【0017】かかる酸化防止剤はフェノール系、リン
系、チオエーテル系及びこれらの混合物から誘導され
る。前記の酸化防止剤は原料物質の重量を基準として
0.01ないし3.0重量%の量で添加され、特に0.
05ないし2.0重量%が望ましい。添加量が0.01
重量%未満である場合は酸化防止剤の添加効果を発揮す
ることが困難であり、添加量が3.0重量%より多い場
合はオリゴマーの含量の低下を達成することができず、
ポリマーの軟化点が降下したり、耐熱性に乏しくなる。
系、チオエーテル系及びこれらの混合物から誘導され
る。前記の酸化防止剤は原料物質の重量を基準として
0.01ないし3.0重量%の量で添加され、特に0.
05ないし2.0重量%が望ましい。添加量が0.01
重量%未満である場合は酸化防止剤の添加効果を発揮す
ることが困難であり、添加量が3.0重量%より多い場
合はオリゴマーの含量の低下を達成することができず、
ポリマーの軟化点が降下したり、耐熱性に乏しくなる。
【0018】フェノール系酸化防止剤の例としては、ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、3,9−ビス[1,1−ジメチ
ル−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウン
デカン、テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ
−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]メタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、4,
4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、オクタデシル3−(3’,5’−ジ−t−
ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル
−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、ペンタエリトリトール−テトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、2,2’−チオジエチレン−ビス−
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチ
ルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブ
チラニル)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキ
サメチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ヒドロシンナムアミド)、3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ベンジルホスホン酸ジエチルエステ
ル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジルホスホン酸エチル)カルシウムなどが挙げ
られる。
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、3,9−ビス[1,1−ジメチ
ル−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウン
デカン、テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ
−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]メタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、4,
4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、オクタデシル3−(3’,5’−ジ−t−
ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル
−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、ペンタエリトリトール−テトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、2,2’−チオジエチレン−ビス−
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチ
ルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブ
チラニル)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキ
サメチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ヒドロシンナムアミド)、3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ベンジルホスホン酸ジエチルエステ
ル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジルホスホン酸エチル)カルシウムなどが挙げ
られる。
【0019】リン系酸化防止剤には、リン酸、亜リン
酸、リン酸メチル、リン酸エチル、リン酸トリエチル、
リン酸フェニルなど及びこれらのエステルが挙げられ
る。具体的には、リン−環状ネオペンタンテトライル−
ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)
エステル、環状ネオペンタンテトライル−ビス(オクタ
デシル−ホスファイト)、ビス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、ト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイ
ト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイト、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジトリデシル−
ホスファイト−5−t−ブチルフェニル)ブタン、ジフ
ェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジメチル−イソ
デシル−ホスファイト、トリス−ノニルフェニル−ホス
ファイト、トリ(モノ+ジノニルフェニル)ホスファイ
ト、4,4’−イソプロピリデン−ジフェノール−アル
キル(C12−C15)ホスファイトなどが挙げられる。
酸、リン酸メチル、リン酸エチル、リン酸トリエチル、
リン酸フェニルなど及びこれらのエステルが挙げられ
る。具体的には、リン−環状ネオペンタンテトライル−
ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)
エステル、環状ネオペンタンテトライル−ビス(オクタ
デシル−ホスファイト)、ビス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、ト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイ
ト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイト、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジトリデシル−
ホスファイト−5−t−ブチルフェニル)ブタン、ジフ
ェニル−イソオクチル−ホスファイト、ジメチル−イソ
デシル−ホスファイト、トリス−ノニルフェニル−ホス
ファイト、トリ(モノ+ジノニルフェニル)ホスファイ
ト、4,4’−イソプロピリデン−ジフェノール−アル
キル(C12−C15)ホスファイトなどが挙げられる。
【0020】チオエーテル系酸化防止剤としては、例え
ばジトリデシル−チオ−ジ−プロピオネート、テトラキ
ス[メチレン−3−(ラウリル−チオ)プロピオネー
ト]メタン、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキ
ル(C12またはC14)チオ−プロピオニルオキシ}−5
−t−ブチルフェニル]スルフィドなどが挙げられる。
ばジトリデシル−チオ−ジ−プロピオネート、テトラキ
ス[メチレン−3−(ラウリル−チオ)プロピオネー
ト]メタン、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキ
ル(C12またはC14)チオ−プロピオニルオキシ}−5
−t−ブチルフェニル]スルフィドなどが挙げられる。
【0021】不活性粒子はポリエステルに不溶性である
不活性無機粒子および有機粒子から選択された少なくと
も1種以上を意味する。不活性無機粒子は2,3及び4
族元素やこれらの塩であって、例えば湿潤または無水シ
リカ、合成または天然炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、テレフタル酸カルシウム、炭酸マグネシウム、フッ
化ナトリウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、タル
ク、二酸化チタン及び雲母などが挙げられる。特に、シ
リカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、フッ化ナト
リウム及び二酸化チタンなどが望ましい。不活性有機粒
子としては、例えば架橋ポリマー、エラストマー、フッ
素系ポリマー微粒子などが挙げられる。特に、架橋ポリ
マー及びフッ素系ポリマー微粒子が望ましい。
不活性無機粒子および有機粒子から選択された少なくと
も1種以上を意味する。不活性無機粒子は2,3及び4
族元素やこれらの塩であって、例えば湿潤または無水シ
リカ、合成または天然炭酸カルシウム、リン酸カルシウ
ム、テレフタル酸カルシウム、炭酸マグネシウム、フッ
化ナトリウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、タル
ク、二酸化チタン及び雲母などが挙げられる。特に、シ
リカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、フッ化ナト
リウム及び二酸化チタンなどが望ましい。不活性有機粒
子としては、例えば架橋ポリマー、エラストマー、フッ
素系ポリマー微粒子などが挙げられる。特に、架橋ポリ
マー及びフッ素系ポリマー微粒子が望ましい。
【0022】前記の不活性粒子の平均粒径は0.01な
いし5.0μmであり、特に0.05ないし4.0μm
が望ましい。これらの平均粒径が0.01μm未満であ
る場合、ポリエステルフィルムの巻取り性が非常に不良
となり、オリゴマーの再生抑制効果が劣る。また、平均
粒径が5.0μmを超えると、フィルムの表面が非常に
粗面化されてフィルムの絶縁欠陥の原因になる。
いし5.0μmであり、特に0.05ないし4.0μm
が望ましい。これらの平均粒径が0.01μm未満であ
る場合、ポリエステルフィルムの巻取り性が非常に不良
となり、オリゴマーの再生抑制効果が劣る。また、平均
粒径が5.0μmを超えると、フィルムの表面が非常に
粗面化されてフィルムの絶縁欠陥の原因になる。
【0023】前記の不活性粒子はポリエステル製造用原
料物質の重量を基準として、0.01ないし5.0重量
%の量で添加される。添加量が0.01重量%未満であ
ると、フィルム形成の間にオリゴマーの再生量が多くな
り、また添加量が5.0重量%より多い場合はオリゴマ
ーの再生を抑制する効果が向上せず、最終フィルムの柔
軟性及び耐摩耗性などの機械的・電気的特性が劣る。
料物質の重量を基準として、0.01ないし5.0重量
%の量で添加される。添加量が0.01重量%未満であ
ると、フィルム形成の間にオリゴマーの再生量が多くな
り、また添加量が5.0重量%より多い場合はオリゴマ
ーの再生を抑制する効果が向上せず、最終フィルムの柔
軟性及び耐摩耗性などの機械的・電気的特性が劣る。
【0024】また、本発明のポリエステル組成物には、
前記の酸化防止剤と不活性粒子以外にも、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、熱安定剤、結晶化促進剤、着色剤、核形
成剤及び粘着防止剤などの公知の添加剤を、本発明の効
果に悪影響を及ぼさない範囲内で添加することができ
る。
前記の酸化防止剤と不活性粒子以外にも、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、熱安定剤、結晶化促進剤、着色剤、核形
成剤及び粘着防止剤などの公知の添加剤を、本発明の効
果に悪影響を及ぼさない範囲内で添加することができ
る。
【0025】本発明の組成物から製造されたポリエステ
ルは、オリゴマーの総含量がポリエステルを基準として
1.5重量%以下である。
ルは、オリゴマーの総含量がポリエステルを基準として
1.5重量%以下である。
【0026】本発明において、オリゴマーという用語
は、重合度が3ないし10程度の低分子量体のオリゴエ
ステルを意味し、主に分子の両端間の環化反応により生
成された環状オリゴマーから構成される。
は、重合度が3ないし10程度の低分子量体のオリゴエ
ステルを意味し、主に分子の両端間の環化反応により生
成された環状オリゴマーから構成される。
【0027】本発明の組成物から製造されたポリエステ
ルは、35℃でオルトクロロフェノール25ml当たり
O.3gの濃度で測定した極限粘度が0.5ないし1.
0dl/gであり、特に0.6ないし0.9dl/gが
望ましい。極限粘度が0.5dl/g未満であるポリエ
ステルでフィルムを製造すると、延伸工程中に破断がし
きりに発生して生産性が大きく低下する。極限粘度が
1.0dl/gを超えるとオリゴマーの含量があまり低
くならず、溶融粘度が非常に上昇するので生産性が大き
く低下する。
ルは、35℃でオルトクロロフェノール25ml当たり
O.3gの濃度で測定した極限粘度が0.5ないし1.
0dl/gであり、特に0.6ないし0.9dl/gが
望ましい。極限粘度が0.5dl/g未満であるポリエ
ステルでフィルムを製造すると、延伸工程中に破断がし
きりに発生して生産性が大きく低下する。極限粘度が
1.0dl/gを超えるとオリゴマーの含量があまり低
くならず、溶融粘度が非常に上昇するので生産性が大き
く低下する。
【0028】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明をさ
らに詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の例示
にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の実施例及び比較例から製造されたフィルムの各
種性能評価は次のようにして行った。実施例及び比較例
において、特に言及しない限り、全ての部及び百分率は
重量を基準とする。
らに詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の例示
にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の実施例及び比較例から製造されたフィルムの各
種性能評価は次のようにして行った。実施例及び比較例
において、特に言及しない限り、全ての部及び百分率は
重量を基準とする。
【0029】1)オリゴマーの総含量 トリクロロ酢酸、クロロホルム、アセトン及び水酸化ア
ンモニウムの混合溶媒を使用してポリマーとオリゴマー
を分離した後、分離されたオリゴマーを秤量してポリマ
ーの重量を基準とする重量%で示した。
ンモニウムの混合溶媒を使用してポリマーとオリゴマー
を分離した後、分離されたオリゴマーを秤量してポリマ
ーの重量を基準とする重量%で示した。
【0030】2)末端カルボキシル基の含量 文献[Macromol.Chem.,26,226
(1958)]記載の方法に従って測定した。
(1958)]記載の方法に従って測定した。
【0031】3)ポリマーの融点 パーキン・エルマー社の示差走査熱量計を使用して測定
した値(℃)である。昇温速度は20℃/分とした。
した値(℃)である。昇温速度は20℃/分とした。
【0032】4)耐熱性 試片を85℃において3.0×3.0倍に二軸延伸して
250μm厚さのフィルムを作製し、JIS K−72
17により耐熱性を測定した。耐熱性は試験前のフィル
ムの伸度が試験後50%まで低くなるのに要する時間に
応じて次のように評価した。
250μm厚さのフィルムを作製し、JIS K−72
17により耐熱性を測定した。耐熱性は試験前のフィル
ムの伸度が試験後50%まで低くなるのに要する時間に
応じて次のように評価した。
【0033】 所要時間≧300時間 :◎非常に良好 100時間≦所要時間<300時間 :○良好 所要時間<100時間 :×不良 [実施例1及び2]テレフタル酸ジメチル100部とエ
チレングリコール75部との混合物に酢酸カルシウム
0.09部及び三酸化アンチモン0.03部を添加し、
常圧で加熱して、生成したメタノールと過剰量のエチレ
ングリコールを除去しながらエステル交換反応を行っ
た。エステル交換反応の末期にシリカと1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを表1に示した
量で投入した後、加熱昇温しながら反応系の圧力を徐々
に減圧して1torrに保持し、275℃で常法に従っ
て重縮合して極限粘度0.67dl/gのポリマーを製
造した。得られたポリマーの性能評価を行い、その結果
を表1に示した。
チレングリコール75部との混合物に酢酸カルシウム
0.09部及び三酸化アンチモン0.03部を添加し、
常圧で加熱して、生成したメタノールと過剰量のエチレ
ングリコールを除去しながらエステル交換反応を行っ
た。エステル交換反応の末期にシリカと1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンを表1に示した
量で投入した後、加熱昇温しながら反応系の圧力を徐々
に減圧して1torrに保持し、275℃で常法に従っ
て重縮合して極限粘度0.67dl/gのポリマーを製
造した。得られたポリマーの性能評価を行い、その結果
を表1に示した。
【0034】[比較例1及び2]実施例1及び2とほぼ
同様にして、表1に示した量の酸化防止剤及び不活性粒
子を投入し、295℃で重縮合反応させて極限粘度0.
66dl/gのポリマーを製造した。得られたポリマー
の性能評価を行い、その結果を表1に示した。
同様にして、表1に示した量の酸化防止剤及び不活性粒
子を投入し、295℃で重縮合反応させて極限粘度0.
66dl/gのポリマーを製造した。得られたポリマー
の性能評価を行い、その結果を表1に示した。
【0035】[実施例3及び4]実施例1及び2とほぼ
同様にして、表1に示した不活性粒子及びリン系酸化防
止剤を投入し、極限粘度0.67dl/gのポリマーを
製造した。得られたポリマーの性能評価を行い、その結
果を表1に示した。
同様にして、表1に示した不活性粒子及びリン系酸化防
止剤を投入し、極限粘度0.67dl/gのポリマーを
製造した。得られたポリマーの性能評価を行い、その結
果を表1に示した。
【0036】[比較例3及び4]実施例3及び4とほぼ
同様にして、表1に示した量の不活性粒子及びリン系酸
化防止剤を投入し、295℃で重縮合反応させて極限粘
度0.67dl/gのポリマーを製造した。得られたポ
リマーの性能評価を行い、その結果を表1に示した。
同様にして、表1に示した量の不活性粒子及びリン系酸
化防止剤を投入し、295℃で重縮合反応させて極限粘
度0.67dl/gのポリマーを製造した。得られたポ
リマーの性能評価を行い、その結果を表1に示した。
【0037】[実施例5及び6]実施例1及び2と同様
にして、表1に示した不活性粒子及びチオエーテル系酸
化防止剤を投入し、270℃で重縮合反応させて極限粘
度0.65dl/gのポリマーを製造した。このポリマ
ーを2mm×3mm×3mmの立方体に切断し、210
℃、0.1torrで20時間固相重合させて極限粘度
0.76dl/gのポリマーを製造した。得られたポリ
マーの性能評価を行い、その結果を表1に示した。
にして、表1に示した不活性粒子及びチオエーテル系酸
化防止剤を投入し、270℃で重縮合反応させて極限粘
度0.65dl/gのポリマーを製造した。このポリマ
ーを2mm×3mm×3mmの立方体に切断し、210
℃、0.1torrで20時間固相重合させて極限粘度
0.76dl/gのポリマーを製造した。得られたポリ
マーの性能評価を行い、その結果を表1に示した。
【0038】[比較例5及び6]実施例5及び6と同様
にして、表1に示した量の不活性粒子及びチオエーテル
系酸化防止剤を投入し、295℃で重縮合反応させて極
限粘度0.62dl/gのポリマーを製造した。このポ
リマーを2mm×3mm×3mmの立方体に切断し、2
40℃、0.1torrで15時間固相重合させて極限
粘度0.75dl/gのポリマーを製造した。得られた
ポリマーの性能評価を行い、その結果を表1に示した。
にして、表1に示した量の不活性粒子及びチオエーテル
系酸化防止剤を投入し、295℃で重縮合反応させて極
限粘度0.62dl/gのポリマーを製造した。このポ
リマーを2mm×3mm×3mmの立方体に切断し、2
40℃、0.1torrで15時間固相重合させて極限
粘度0.75dl/gのポリマーを製造した。得られた
ポリマーの性能評価を行い、その結果を表1に示した。
【0039】
【表1】 表1からわかるように、本発明の組成物から製造された
ポリエステルは、優れた耐熱性、電気絶縁性、耐摩耗
性、表面特性及び耐電圧性などを発揮する。従って、本
発明のポリエステルは、電気絶縁材、磁気テープ、コン
デンサー及び包装材として、一般産業分野で多様に利用
することができる。
ポリエステルは、優れた耐熱性、電気絶縁性、耐摩耗
性、表面特性及び耐電圧性などを発揮する。従って、本
発明のポリエステルは、電気絶縁材、磁気テープ、コン
デンサー及び包装材として、一般産業分野で多様に利用
することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 主反復単位の70重量%以上がエチレン
テレフタレートであるポリエステルの製造用原料物質
と、この原料物質の重量を基準として、0.01ないし
3.0重量%の酸化防止剤及び0.01ないし5.0重
量%の、平均粒径0.01ないし5μmの不活性粒子を
含有することを特徴とするポリエステル組成物。 - 【請求項2】 次の式(1)及び(2)を同時に満たす
ことを特徴とする請求項1記載のポリエステル組成物。 [COOH]≦−2.5[IV]+31.25 ・・・(1) [COOH]≦5[OL]+20 ・・・(2) (前記式中、[COOH]はポリエステルの末端カルボ
キシル基の含量(meq/106 )であり、[IV]は
ポリエステルの極限粘度(dl/g)であり、[OL]
はポリエステル内在のオリゴマーの総含量(重量%)で
ある。)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR92018607U KR950000235Y1 (ko) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 승마구동형 삼륜차 |
KR1992-18607 | 1992-10-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200000A true JPH06200000A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=19340923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5254578A Pending JPH06200000A (ja) | 1992-09-29 | 1993-10-12 | ポリエステル組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06200000A (ja) |
KR (1) | KR950000235Y1 (ja) |
AU (1) | AU5119093A (ja) |
WO (1) | WO1994007579A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002293904A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-10-09 | Nan Ya Plastic Corp | 環状オリゴマー含有量の低いポリエステル組成物の製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5549313A (en) * | 1995-04-13 | 1996-08-27 | James; Jay | Velocipede with protective padded shell and soft removable cover |
CN109701282A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-05-03 | 江苏康力源健身器材有限公司 | 一种多功能儿童活动器材 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE23331C (de) * | C. BEGER in Berlin | Bewegungsmechanismus für Velocipede | ||
GB189524249A (en) * | 1895-12-18 | 1896-11-21 | Mayfield Archibald Lilly | Improvements in Horse and like Velocipedes. |
DE380486C (de) * | 1922-11-17 | 1923-09-07 | Anton Herrle | Auf einem Fahrgestell mittels zweier drehbar befestigter Strebenpaare schwingbar gelagerte Reittierfigur |
GB325150A (en) * | 1929-03-21 | 1930-02-13 | Frederick Henry Sellers | Improvements in galloping animal toys |
US4305600A (en) * | 1978-04-05 | 1981-12-15 | Julian Mendez | Two-wheel man-powered vehicle |
GB2138754B (en) * | 1983-04-26 | 1986-12-10 | Chen Chia Liu | Wheel mounted rocking apparatus |
US4779882A (en) * | 1985-12-10 | 1988-10-25 | Shonan Date | See saw exercise vehicle |
US4906012A (en) * | 1988-11-02 | 1990-03-06 | Wang Chin Chi | Self-propelled quadrupedal toy |
-
1992
- 1992-09-29 KR KR92018607U patent/KR950000235Y1/ko not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-09-24 AU AU51190/93A patent/AU5119093A/en not_active Abandoned
- 1993-09-24 WO PCT/KR1993/000085 patent/WO1994007579A1/en active Application Filing
- 1993-10-12 JP JP5254578A patent/JPH06200000A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002293904A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-10-09 | Nan Ya Plastic Corp | 環状オリゴマー含有量の低いポリエステル組成物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1994007579A1 (en) | 1994-04-14 |
AU5119093A (en) | 1994-04-26 |
KR950000235Y1 (ko) | 1995-01-16 |
KR940007606U (ko) | 1994-04-15 |
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