JP2001356538A - 画像形成装置、転写材搬送方法及び転写装置 - Google Patents

画像形成装置、転写材搬送方法及び転写装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレ転写が発生し得る領域における像担持体
と転写材との密着性を確保することでプレ転写を防止
し、転写チリのない画像を形成することができる画像形
成装置を提供することである。 【解決手段】 この画像形成装置は、トナー像を担持す
る中間転写ベルト6に対して、該トナー像を記録紙10
0上に静電的に転写させる転写ローラ21が当接するこ
とで形成された転写ニップで転写を行う。この記録紙を
転写ニップまで案内する第2ガイド部材23の端部23
aは、第1ガイド部材22の規制箇所22aと転写ニッ
プ入口とを結ぶ直線Cよりも中間転写ベルト側に位置し
ている。この配置により、上記記録紙の転写ニップに進
入した部分よりも後端側部分が凸状に湾曲する。この結
果、プレ転写が発生し得る領域の密着性を確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置、中間転写体上の着
色画像を転写材上に転写するための転写装置、像担持体
上の着色画像を転写材上に転写する転写領域へ転写材を
搬送するための転写材搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、像担持
体上に静電的に担持された着色画像を転写材に転写させ
るために、その像担持体に対して弾性転写部材を当接さ
せることで転写領域である転写ニップを形成し、この転
写ニップに転写バイアスを印加することで転写材上に像
担持体上の着色画像を転写するものが知られている。転
写ニップを形成する像担持体と弾性転写部材との間に
は、転写材搬送方向上流側及び下流側において空隙部が
形成される。このような画像形成装置では、転写時に印
加される転写バイアスによって、上記空隙部においても
電界が形成されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】転写材搬送方向上流側
の空隙部に転写材が介在している場合、その転写材が像
担持体から離れた状態にあると、その空隙部に形成され
る電界によって像担持体上の着色画像が飛翔転写され、
いわゆるプレ転写が起きる。以下、この転写領域の転写
材搬送方向上流側でプレ転写が発生し得る領域をプレ転
写領域という。このプレ転写が起きると、正規画像のま
わりにトナーが散ってしまい、いわゆる転写チリが発生
するという問題があった。この問題は、転写材を転写面
の反対側から像担持体側に押し当てて転写ニップを形成
して転写を行う画像形成装置に限らず、転写材の転写面
が像担持体に接触した状態で転写を行う画像形成装置で
あれば、例えば、転写材に対して転写面の反対側から転
写チャージャにより電荷を付与し、転写電界を形成して
転写を行うような画像形成装置においても、同様に起こ
り得る。
【0004】特に、感光体に形成した着色画像であるト
ナー像を、一旦、中間転写体に1次転写し、中間転写体
に密着させるように搬送されてきた転写材上へトナー像
を転写する2次転写方式を採用したフルカラー複写機等
の画像形成装置では、上記転写チリが、転写材上の画像
に、その散ったトナーによるニジミ現象として表れる。
【0005】上記プレ転写領域において転写材が像担持
体から離れてしまうのは、以下の2つの理由によるもの
と考えられる。
【0006】第1の理由は、転写領域における像担持体
の曲率に関係する。図7は、中間転写ユニットを備えた
従来のフルカラー画像形成装置における2次転写領域周
辺の概略構成図である。この画像形成装置では、転写性
を良くするために、中間転写ベルト6と転写ローラ21
により、転写ニップEが形成されている。図示しないレ
ジストローラによって搬送されてきた転写材である記録
紙100は、ガイド部材22に沿って進行し、まず、そ
の先端が像担持体である中間転写ベルト6の平坦部6a
に接触する。その後、中間転写ベルト6に沿って転写ニ
ップEに向かって搬送され、転写ニップEに進入する。
このように記録紙100を搬送することで、その記録紙
100は、転写材搬送方向上流側において緩やかに図中
上方に湾曲する。この湾曲により、記録紙100を、中
間転写ベルト6の表面に密着するように、ベルト表面に
近づけることができる。
【0007】ところが、中間転写ベルト6は、図7に示
すように、転写ニップE付近で弾性転写部材である転写
ローラ21に対向して配置された対向ローラ7cによっ
て湾曲された状態にある。この状態においては、中間転
写ベルト6の湾曲部6bで記録紙100と中間転写ベル
ト6との密着性(以下、単に「密着性」という。)を維
持するためには、その湾曲部6bに沿って記録紙100
も湾曲状態にならなければならない。しかし、記録紙1
00の湾曲部分には、そのコシにより、中間転写ベルト
6の平坦部6aを延長した方向に復元しようとする復元
力が働く。また、この記録紙100が転写ニップEに挟
持された状態にあるとき、記録紙100の湾曲部分に
は、そのコシにより、転写ニップEの転写材搬送方向上
流端部(以下、「転写ニップ入口」という。)における
中間転写ベルト6と転写ローラ21の共通接線方向に、
復元しようとする復元力も働く。このため、転写ニップ
入口付近の記録紙100部分は、中間転写ベルト6から
離れる方向に力を受けることになる。
【0008】また、通常では、転写ニップEにおける転
写材搬送速度よりもレジストローラによる転写剤搬送速
度の方が速く設定されている。このため、転写ニップE
の転写材搬送方向上流側で記録紙100を緩やかに図中
上方に湾曲させながら搬送する場合、記録紙100に上
記復元力が働くと、転写ニップEで挟持された状態の記
録紙100は、図7に示すように、転写ニップ入口付近
で記録紙100が撓んだ状態となり、全体が緩やかなS
字状になる。このため、記録紙100は、必ずしもベル
ト面形状に一致せず、転写ニップEの直前部分すなわち
プレ転写領域Fにおいて、中間転写ベルト6と記録紙1
00との間に微少な空隙部Gを生じる。よって、記録紙
100は、プレ転写領域Fにおいて中間転写ベルト6か
ら離れることになる。特に、上記対抗ローラ7cが転写
ローラ21に対して鉛直方向上方に配置されているよう
な場合には、重力も影響して記録紙100が中間転写ベ
ルト6から更に離れやすくなる。
【0009】第2の理由は、転写材を転写ニップに案内
するガイド部材のガイドの仕方に関係する。図8は、図
7に示した画像形成装置におけるガイド部材である第1
及び第2ガイド部材22,23の配置を示す説明図であ
る。第1ガイド部材22の転写材搬送方向下流端部(以
下、単に「下流端部」という。)22aは、転写ニップ
入口と第2ガイド部材23の下流端部23aとを結んだ
基準線D(図中破線)に対して、中間転写ベルト6側に
位置決めされている。このような配置条件では、これら
ガイド部材22,23の間を記録紙100が比較的自由
な経路で通過し、転写ニップEに向かって進行すること
ができる。すなわち、これらガイド部材22,23間を
通過させて記録紙100を転写ニップEまで搬送しよう
とするとき、その記録紙の厚さ、カールの状況、レジス
トローラ9と転写ローラ21による搬送速度差などによ
って、例えば図中の実線及び一点破線で示すように記録
紙100の転写ニップEへの進入形状が異なってくる。
【0010】具体的に説明すると、記録紙100が普通
紙のようにコシの弱いものである場合、その記録紙10
0は、図中実線で示すように、第1ガイド部材22に沿
って進行していき、第2ガイド部材23の端部23aを
擦るようにして転写ニップEに向かって進行する。そし
て、この記録紙100は転写ニップEにほぼ直接的に進
入することになる。この進入の際、記録紙100は、中
間転写ベルト6あるいは転写ローラ21のいずれかに先
に接触してから転写ニップに進入することになる。この
とき、記録紙100が先に転写ローラ21に接触してか
ら転写ニップEに進入した場合には、その記録紙100
はプレ転写領域Fにおいて中間転写ベルト6から離れた
状態となる。ここで、転写ニップに進入する際に先にど
ちらに接触するかは、その記録紙の厚さやカールの状況
などの微妙な違いで決まる。このため、記録紙100が
先に転写ローラ21に接触してから転写ニップEに進入
し、上述のようにプレ転写領域Fにおいて記録紙100
が中間転写ベルト6から離れてしまう可能性は非常に高
くなる。
【0011】一方、記録紙100が厚紙のようにコシが
強いものである場合、その記録紙100は、図中一点破
線で示すように、中間転写ベルト6の平坦部6aに沿っ
て転写ニツプEに進入する。この場合、上記第1の理由
で述べたように、転写ニップ入口付近の記録紙100の
撓みが発生する。特に、記録紙100の先端が平坦部6
aに接触する位置と転写ニップE入口との距離が離れて
いればいるほど、その撓み具合は大きいものとなる。こ
の撓みは、レジストローラ9と転写ニップEの間の部分
で発生することになるが、その撓みがプレ転写領域Fで
起きるおそれもあり、プレ転写領域Fにおいて記録紙1
00が中間転写ベルト6から離れてしまう可能性があ
る。
【0012】なお、上述した2つの理由は、像担持体が
ドラム形状等である場合も同様である。
【0013】ところで、特開平6−3974号公報に
は、プレ転写領域で発生する転写チリを防止するための
構成を有する画像形成装置が開示されている。この画像
形成装置も、上述した図7及び図8に示す従来装置と同
様に、像担持体上のトナー像を転写材へ静電的に転写す
るための転写部材を有し、その転写部材と像担持体との
接触部に転写ニップを形成して転写を行う。この画像形
成装置は、転写位置へ転写材を案内する第1及び第2ガ
イド部材に相当する上下ガイド部材の転写材搬送方向最
下流側の端部が、転写ニップのうち転写材搬送方向の最
上流側の点における像担持体の接線上あるいはこの接線
よりも上方に位置する構成となっている。しかも、これ
ら上下ガイド部材の転写材案内面と水平方向とのなす角
度が上記接線と水平方向とのなす角度よりも小さく設定
されている。このような条件を満たすように上下ガイド
部材を配置することで、転写材を像担持体に密着させた
まま転写ニップに進入させることができ、プレ転写領域
では像担持体と転写材との間に空隙部がなくなり、プレ
転写を防止することができるとしている。
【0014】この画像形成装置では、上記条件を満たす
ことで、上下ガイド部材によって案内された転写材を像
担持体に接触させてから転写ニップに進入させることが
できるとしている。そのため、転写材が転写ニップに直
接的に進入するようなことはない。しかし、転写材のコ
シの強さの違いによって、その転写材先端と像担持体と
の接触位置が異なってくることはある。
【0015】上記第2の理由で説明したように、この接
触位置と転写ニップ入口との距離が離れすぎると、レジ
ストローラと転写部材との搬送速度差による転写材の撓
みの具合が大きくなるが、この画像形成装置において
も、同様に、その撓みがプレ転写領域Fで起きるおそれ
がある。したがって、プレ転写領域Fにおいて記録紙1
00が中間転写ベルト6から離れてしまう可能性があ
る。
【0016】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、プレ転写領域にお
ける像担持体と転写材との密着性を維持することでプレ
転写を防止し、転写チリのない画像を形成することがで
きる画像形成装置、転写材搬送方法及び転写装置を提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、着色画像を担持する像担持体
と、該着色画像を転写材に転写させるために該像担持体
に対して当接して転写ニップを形成し、該転写ニップに
搬送されてくる該転写材を該像担持体に接触させてから
該転写ニップに進入させ、該像担持体から該転写材に該
着色画像を静電的に転写させる弾性転写部材とを備えた
画像形成装置において、上記転写ニップに進入する上記
転写材を転写面側から案内する第1ガイド部材と、上記
転写ニップに進入する上記転写材を転写面の反対側から
案内する第2ガイド部材とを備え、上記転写材を案内す
るときに該転写材の搬送方向両端以外が接触する部分の
中で転写材搬送方向最下流に位置する上記第1ガイド部
材の規制箇所が、該規制箇所よりも転写材搬送方向下流
側に位置し、該転写材を案内するときに該転写材の搬送
方向両端以外が接触する部分の中で転写材搬送方向最下
流に位置する上記第2ガイド部材の規制箇所と、上記転
写ニップの転写材搬送方向上流端部とを結ぶ基準線より
も、上記像担持体側から離れる位置となるように、上記
第1ガイド部材及び上記第2ガイド部材を配置したこと
を特徴とするものである。
【0018】この画像形成装置においては、転写材を、
第1ガイド部材の規制箇所と、該規制箇所よりも転写材
搬送方向下流側に位置する第2ガイド部材の規制箇所と
で規制しながら、転写ニップに向けて搬送する。この搬
送中、第1ガイド部材の転写材の搬送方向両端以外が接
触する部分の中で転写材搬送方向最下流に位置する規制
箇所は、転写材の搬送方向両端以外が接触する部分の中
で転写材搬送方向最下流に位置する第2ガイド部材の規
制箇所と転写ニップの転写材搬送方向上流端部である転
写ニップ入口とを結ぶ基準線よりも上記像担持体側から
離れる位置となっている。このため、転写材が転写ニッ
プに進入したとき、第2ガイド部材の規制箇所に接触し
た転写材部分よりも転写材搬送方向上流側部分は、第1
ガイド部材の規制箇所により、像担持体から離れる方向
に押し出されるように規制される。言い換えれば、転写
ニップ入口と第1ガイド部材の規制箇所との間に位置す
る転写材部分は、第2ガイド部材の規制箇所により像担
持体側に押し出される。このような構成により、転写ニ
ップの転写材搬送方向上流側における転写材部分を、像
担持体側に向かって凸状になるように強制的に湾曲させ
ることができる。よって、プレ転写領域に位置する転写
材部分を像担持体に押し付けることができる。このよう
に押し付けることで、像担持体の曲率、重力による転写
材の撓みや、転写材を像担持体から離そうとする力を抑
え込むことができ、プレ転写領域における密着性を維持
することができる。
【0019】また、このように転写材を強制的に湾曲さ
せることで、転写ニップにおける転写材搬送速度よりも
レジストローラによる転写材搬送速度の方が速く設定さ
れていても、転写材はその湾曲部分では撓みにくくな
る。よって、その撓みはレジストローラの出口付近で発
生することになる。したがって、転写材の種類に関係な
く、プレ転写領域における密着性を維持することができ
る。
【0020】また、請求項2の発明は、請求項1の画像
形成装置において、上記転写材の後端が上記第1ガイド
部材から離れるときに、該第1ガイド部材における該転
写材の後端が離れる開放箇所が、上記基準線近傍に位置
するように、該開放箇所を変位可能に構成したことを特
徴とするものである。
【0021】上記請求項1の画像形成装置のようにして
転写材を湾曲させる場合、転写材の後端は、上記第1ガ
イド部材の規制箇所に到達した後、そこから転写材搬送
方向下流側に向かって第1ガイド部材の搬送面に当接し
ながら移動する。このとき、転写材後端が転写ニップ入
口と第2ガイド部材の規制箇所とを結ぶ基準線に達する
前に上記第1ガイド部材から離れると、転写材のコシに
よる復元力で転写材が振動することになる。このように
転写材が振動すると、その振動が転写ニップにまで伝わ
ってプレ転写領域の密着性が不安定となる。この結果、
プレ転写が発生し、更には転写ニップにおける転写性に
も影響を与えることとなる。この転写材の振動は、転写
材の後端が基準線近傍で第1ガイド部材から離れるよう
にすれば抑制することができる。この観点から、第1ガ
イド部材の転写材搬送方向下流側先端を上記基準線付近
に近づけることで転写材後端を基準線付近で離すように
した場合、第1ガイド部材の先端は像担持体に近づくこ
とになる。このため、像担持体上のトナーが第1ガイド
部材に付着してトナー汚れを起こし、そのトナー汚れが
転写材を汚してしまうおそれがある。更に、この第1ガ
イド部材が金属材料で形成されている場合には、像担持
体上のトナー画像を乱すおそれもある。これは、特にフ
ルカラー画像において顕著である。
【0022】そこで、請求項2の画像形成装置では、転
写材の後端が第1ガイド部材から離れる開放箇所が上記
基準線近傍に位置するように、第1ガイド部材の開放箇
所を変位可能に構成した。この構成によれば、転写材の
後端は、第1ガイド部材から離れるとき、上記基準線近
傍に位置することになる。したがって、その開放時の復
元力は非常に小さく、その振動を抑制することができ
る。また、この画像形成装置では、開放箇所を転写材後
端が第1ガイド部材から離れるときだけ上述のように変
位させるので、その変位により第1ガイド部材が像担持
体に近づくような場合でも、上述したトナー汚れや像担
持体上のトナー画像を乱すなどの不具合は軽減される。
【0023】また、請求項3の発明は、請求項2の画像
形成装置において、上記第1ガイド部材の上記開放箇所
を、上記転写材の後端が離れるときに該開放箇所に加え
られる力により変位可能な弾性変位部材で形成したこと
を特徴とするものである。
【0024】上記請求項2の画像形成装置における第1
ガイド部材の開放箇所を変位させる方法としては、例え
ば、その開放箇所を上記基準線に向かって変位させるた
めの駆動手段を設け、その開放箇所を転写材後端が離れ
るタイミングで駆動手段の駆動力により変位させる方法
がある。しかし、この方法では、駆動機構を必要とする
ため構成が複雑化し、装置が大型化する。そこで、請求
項3の画像形成装置では、第1ガイド部材の開放箇所
を、転写材の後端が離れるときに、転写材により第1ガ
イド部材に加えられる力で変位可能な弾性変位部材で形
成した。この構成によれば、転写材後端が離れるときに
転写材の湾曲によって蓄えられた復元力により、駆動手
段を用いて変位させる構成と同様に、第1ガイド部材の
開放箇所を変位させることができる。しかも、この構成
によれば、新規な機構を必要とせずに開放箇所を変位さ
せることができ、装置が大型化することもない。
【0025】また、請求項4の発明は、請求項1、2又
は3の画像形成装置において、上記第1ガイド部材の規
制箇所を含む転写材搬送方向上流側部分が変位しないこ
とを特徴とするものである。
【0026】転写材の種類によらずに安定した転写性を
得るためには、どんな種類の転写材であっても、転写ニ
ップへの進入形状すなわち転写材の湾曲度合いがほぼ同
じであるのが好ましい。しかし、第1ガイド部材の規制
箇所が変化すると、転写材の湾曲度合いがコシの強さに
よって異なる結果となり、転写紙の種類によって転写性
が変化してしまう。そこで、請求項4の画像形成装置で
は、第1ガイド部材の規制箇所を含む転写材搬送方向上
流側部分が変位しないように構成した。この構成によれ
ば、湾曲した転写材の復元力を受けても、第1ガイド部
材の規制箇所は変位しない。よって、コシの強さが異な
る転写材を搬送する場合であっても、ほぼ同じ搬送経路
を辿って転写ニップに進入させることができる。特に、
請求項2又は3の画像形成装置において、上記第1ガイ
ド部材全体を弾性変位部材で構成し、第1ガイド部材
を、その転写材搬送方向上流側端部で固定して転写材の
復元力により開放箇所を変位させるようにした場合、転
写材の湾曲により、第1ガイド部材の開放箇所だけでな
くその規制箇所も変位することになる。請求項4の画像
形成装置によれば、このような場合でも、第1ガイド部
材の規制箇所を含む転写材搬送方向上流側部分が変位し
ないので、転写材の種類によらず、転写材の転写ニップ
への進入形状をほぼ一定に保つことができる。
【0027】ところで、装置の軽量化、小型化が要求さ
れる今日では、転写ニップにおける像担持体の曲率半径
が小さくなる傾向にあるが、この曲率半径が小さくなれ
ばなるほど、上記第1の理由によりプレ転写領域で転写
紙が像担持体から離れやすくなり、その離れ量も大きく
なる。したがって、従来の画像形成装置では、その曲率
半径を小さくするのには限度があり、プレ転写を低減し
て高品質な画像を得るためには少なくとも20mmより
も大きい曲率半径が必要があったため、装置の小型化等
を図るための障壁となっていた。しかし、上述した請求
項1乃至4の画像形成装置によれば、その曲率半径を2
0mm以下にしても効果的にプレ転写を防止することが
可能である。
【0028】そこで、請求項5の発明では、請求項1、
2、3又は4の画像形成装置において、上記転写ニップ
を形成する像担持体部分の曲率半径が10〜20mmと
なるように設定した。これにより、プレ転写を低減して
高品質の画像を得るという効果を保持しつつ、省スペー
ス化を図ることができ、装置を小型化、軽量化等するこ
とができる。なお、上記曲率半径が小さすぎると、転写
性を得るために十分な転写ニップを形成することが困難
であり、また転写材がカールしてしまう等の不具合も生
じるため、少なくとも10mm程度は必要となる。
【0029】また、請求項6の発明は、請求項1、2、
3、4又は5の画像形成装置において、上記転写ニップ
に向かって搬送される上記転写材が、該転写ニップの転
写材搬送方向上流端部から像担持体表面移動方向上流側
に3〜30mm離れた位置で、該像担持体と接触するこ
とを特徴とするものである。
【0030】上述したように、転写材先端と像担持体と
の接触位置が転写ニップから離れすぎるとプレ転写領域
における密着性が低下しやすくなるが、これは転写ニッ
プにおける像担持体の曲率半径が小さくなると、上記請
求項1乃至5の画像形成装置においても起こる可能性が
ある。そこで、本発明者らは種々の考察の結果、その曲
率半径が小さくなってもその距離が3〜30mmであれ
ば、十分な密着性を維持することができることを見出し
た。この結果から、本請求項の画像形成装置では、その
距離を3〜30mmに設定し、十分な密着性を得ること
ができる。
【0031】請求項7の発明は、像担持体上の着色画像
を転写材に静電的に転写するため、該転写材を、該像担
持体と弾性転写部材との間で形成される転写ニップに搬
送するときに、該像担持体に接触させてから該転写ニッ
プに進入させる転写材搬送方法において、上記転写材を
案内するときに、該転写材の転写面側を規制する規制箇
所の中で搬送方向両端以外の転写材搬送方向最下流部分
が、該転写材の転写面の反対側を規制する規制箇所の中
で搬送方向両端以外の転写材搬送方向最下流部分と上記
転写ニップの転写材搬送方向上流端部とを結ぶ基準線よ
りも、上記像担持体側から離れる位置となるように、上
記転写材を規制して搬送することを特徴とするものであ
る。
【0032】この転写材搬送方法によれば、転写材搬送
中、その転写材を、像担持体側に向かって凸状になるよ
うに湾曲させ、プレ転写領域に位置する転写材部分を像
担持体に押し付けることができる。このように押し付け
ることで、像担持体の曲率、重力による転写材の撓み
や、転写材を像担持体から離そうとする力を抑え込むこ
とができ、プレ転写領域における密着性を維持すること
ができる。
【0033】また、請求項8の発明は、着色画像を担持
する中間転写体を有し、上記中間転写体上の上記着色画
像を転写材に転写する転写領域の転写材搬送方向上流側
に位置する該中間転写体部分へ沿わせるように該転写材
を撓ませて搬送し、該転写領域で該着色画像を該転写材
上に転写する画像形成装置において、上記転写領域の転
写材搬送方向上流側に設置され、上記転写材と上記中間
転写体との密着状態を維持するための密着補助部材を備
えたことを特徴とするものである。
【0034】この画像形成装置においては、転写領域の
転写材搬送方向上流側に設置される密着補助部材によ
り、転写材と中間転写体との密着状態が維持されるの
で、転写中における転写材と中間転写体との密着性を維
持することができる。よって、転写領域からその転写領
域の転写材搬送方向上流側に隣接するプレ転写領域にか
けて、転写材が中間転写体と隙間無く確実に密着させる
ことができる。
【0035】また、請求項9の発明は、請求項8の画像
形成装置において、上記密着補助部材は、上記転写材を
上記中間転写体に向けて押圧する押圧部材であることを
特徴とするものである。
【0036】この画像形成装置においては、押圧部材に
より、転写材を中間転写体に向けて押圧するので、転写
領域と押圧部材との間であってプレ転写領域の転写材搬
送方向上流側部分をも含む広い範囲で、転写材と中間転
写体との密着性を維持することができる。
【0037】また、請求項10の発明は、請求項9の画
像形成装置において、上記押圧部材は、転写材搬送方向
に直交する方向における該転写材の全域にわたって、該
転写材を押圧する押圧部を有することを特徴とするもの
である。
【0038】この画像形成装置においては、転写材搬送
方向に直交する方向(以下、「幅方向」という。)にお
ける転写材の全域にわたる密着性を維持することができ
る。特に、中間転写体の幅方向全域にわたって、転写材
を押圧する押圧部を有するものであれば、A3ノビサイ
ズからハガキサイズまで、あらゆるサイズの転写材に対
応することができる。このような押圧部を有する押圧部
材としては、例えば、長尺なローラ部材を用いることが
できる。
【0039】また、請求項11の発明は、請求項8、9
又は10の画像形成装置において、上記密着補助部材
は、搬送中の転写材に移動抵抗を与える移動抵抗部材で
あることを特徴とするものである。
【0040】この画像形成装置においては、移動抵抗部
材により、転写領域の転写材搬送方向上流側における転
写材部分に移動抵抗を与え、転写領域と移動抵抗部材と
の間で転写材に張りを持たすことができる。よって、プ
レ転写領域に生じる空隙部を生じさせる転写材の撓みを
解消することができる。この移動抵抗部材としては、転
写材に対して摩擦性を有する板状部材や、転写材に対し
て抵抗力をもって回転運動する回転部材などを用いるこ
とができる。特に、請求項9又は10の画像形成装置で
採用する押圧部材を移動抵抗部材として用いた場合に
は、より高い密着性を得ることができる。
【0041】また、請求項12の発明は、請求項11の
画像形成装置において、上記接触部は、転写材搬送方向
に直交する方向における上記転写材の一部と接触するこ
とを特徴とするものである。
【0042】この画像形成装置においては、上記移動抵
抗部材の接触部は、幅方向における転写材の一部と接触
する。この構成により、移動抵抗部材の幅方向長さを短
くすることができ、移動抵抗部材による幅方向の装置内
占有率を小さくでき。尚、幅方向の一部分で転写材に移
動抵抗を与えたとしても、ほぼ全域にわたって転写材に
張りを持たせることができ、幅方向全域にわたる十分な
密着性を維持することが可能である。この移動抵抗部材
としては、円形状或いは半月状のコロ部材を用いること
ができる。この場合、安価かつ容易な構成で、転写紙の
密着性を得ることができる。
【0043】また、請求項13の発明は、請求項11又
は12の画像形成装置において、上記移動抵抗部材によ
り上記転写材に与えられる移動抵抗による力は、上記転
写領域で該転写材に搬送力を加える搬送力伝達部材と該
転写材との間の摩擦力よりも小さいことを特徴とするも
のである。
【0044】移動抵抗部材により転写材に与えられる移
動抵抗が、転写領域で転写材に搬送力を加える搬送力伝
達部材と転写材との摩擦力を超えると、転写領域中の転
写材が搬送力伝達部材に対してスリップする。この搬送
力伝達部材は、例えば、中間転写体や、転写材の転写面
の反対側から当接して回転駆動する転写ローラである。
このスリップが生じることで、転写領域中における転写
材搬送性が不安定になり、転写ズレ等の不具合が発生す
る。そこで、請求項13の画像形成装置では、移動抵抗
部材により転写材に与えられる移動抵抗による力が、搬
送力伝達部材と転写材との間の摩擦力よりも小さい構成
とした。この構成により、スリップを防止し、転写領域
中の転写材搬送性を安定させることができる。
【0045】また、請求項14の発明は、請求項11、
12又は13の画像形成装置において、上記移動抵抗部
材は、転写材搬送方向に沿って回転駆動する回転駆動部
材であることを特徴とするものである。
【0046】この画像形成装置においては、転写材搬送
方向に沿って回転駆動する回転駆動部材により、転写材
に移動抵抗を与える。移動抵抗部材の転写材に対する接
触面が移動しない場合、所望の移動抵抗を得るために
は、その接触面積を変更したり、接触面の材質を変えた
りするなどの作業が必要となる。これに対し、請求項1
4の画像形成装置は、回転駆動部材の表面移動速度を調
節するという比較的簡単な作業で、所望の移動抵抗を得
ることが可能である。この回転駆動部材の回転方向は、
転写材の搬送方向に連れ回る方向であってもその逆方向
であってもよく、回転駆動部材の外周面の転写材に対す
る摩擦抵抗と、必要な移動抵抗との関係に基づいて、適
宜設定される。特に、連れ回り方向に回転駆動させる場
合には、転写領域における中間転写体の線速よりも遅い
線速で回転駆動させることで、移動抵抗を与えることが
できる。
【0047】また、請求項15の発明は、請求項14の
画像形成装置において、上記回転駆動部材の表面移動速
度を制御する制御手段を有することを特徴とするもので
ある。
【0048】転写材の種類が異なると、厚さや摩擦係数
等の違いによって、回転駆動部材により与えられる移動
抵抗が変動する。そこで、本請求項の画像形成装置で
は、制御手段により、回転駆動部材の表面移動速度を制
御する。これにより、転写材に与える移動抵抗を調節す
ることができ、多種の転写材に対して安定した移動抵抗
を与え、転写材と中間転写体との密着性を維持すること
ができる。尚、回転駆動部材の外周面を、転写材に対し
てグリップ性を有する部材や、転写材に対して高摩擦性
部材で形成すれば、転写材が回転駆動部材とスリップし
にくくなり、回転駆動部材の表面移動速度の制御によ
り、移動抵抗の調節を安定して行うことができる。
【0049】また、請求項16の発明は、請求項15の
画像形成装置において、上記制御手段は、上記回転駆動
部材の表面移動方向の向きを切換可能であることを特徴
とするものである。
【0050】この画像形成装置においては、回転駆動部
材の回転スピードだけでなく、その表面移動方向の向き
も切り換えることが可能であるので、調節できる移動抵
抗の幅が広がり、あらゆる種類の転写材に対して安定し
た移動抵抗を与え、転写材と中間転写体との密着性を維
持することができる。
【0051】また、請求項17の発明は、中間転写体上
の着色画像を転写材に転写する転写領域の転写材搬送方
向上流側に位置する中間転写体部分へ沿わせるように撓
んだ状態で該転写領域に搬送されてくる該転写材上に、
該中間転写体上の該着色画像を転写する転写装置におい
て、上記転写領域の転写材搬送方向上流側に設置され、
上記転写材と上記中間転写体との密着状態を維持するた
めの密着補助部材を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0052】この転写装置においては、転写領域の転写
材搬送方向上流側に設置される密着補助部材により、転
写材と中間転写体との密着状態が維持されるので、転写
中における転写材と中間転写体との密着性を維持した状
態することができる。よって、転写領域からその転写領
域の転写材搬送方向上流側に隣接するプレ転写領域にか
けて、転写材が中間転写体と隙間無く確実に密着させる
ことができる。
【0053】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を画
像形成装置であるフルカラー複写機(以下、単に「複写
機」という。)に適用した一実施形態(以下、本実施形
態を「実施形態1」という。)について説明する。図1
は本実施形態に係る複写機1の概略構成図である。この
複写機1では、像担持体である中間転写ベルト6上の非
画像領域に設けられた位置検出用マークを図示しないセ
ンサで検出し、その検出タイミングに合わせて画像形成
処理を開始する。なお、モノクロ画像の場合はこの検出
を行わずに画像形成処理を開始してもよい。潜像担持体
としての感光体ドラム10は、矢印A方向に回転駆動さ
れながら、その表面が帯電手段としての帯電チャージャ
2により一様に帯電された後、レーザ光学装置3から発
せられるレーザー光がミラー3aにより所定方向に導か
れることにより画像情報に基づき走査露光されてその表
面に静電潜像が形成される。
【0054】上記画像情報は、画像読取手段であるスキ
ャナ4により読み取られた原稿情報に応じて適切な画像
処理が行われて得られる。この画像情報は所望のフルカ
ラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
色情報に分解した単色の画像情報である。感光体ドラム
10上に形成された静電潜像は、現像手段としての回転
型現像装置5により各々所定の現像剤としてのイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックトナーで現像され、
これにより、感光体ドラム10上に着色画像であるトナ
ー像が形成される。
【0055】感光体ドラム10上に形成された各色トナ
ー像は、1次転写バイアスローラ7a、複数のベルトロ
ーラ7bおよび対抗ローラ7cに張架されて回動可能で
感光体ドラム10と同期して図中矢印B方向に回転する
ことにより中間転写ベルト6上に、イエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの単色毎に順次重ね合わされて
1次転写される。この中間転写ベルト6上への各色トナ
ー像の転写は、感光体ドラム10と中間転写ベルト6と
の接触部において、上記1次転写バイアスローラ7aに
所定のバイアス電圧を印加することで行なわれる。
【0056】この中間転写ベルト6上に重ね合わされて
1次転写されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラッ
クのトナー像は、給紙カセット8から給紙ローラ8aを
経てレジストローラ9により所定のタイミングで給紙さ
れる転写材としての記録紙100に一括転写される。こ
の記録紙100は、レジストローラ9を出た後、第1ガ
イド部材22と第2ガイド部材23との間を通過して、
上記対抗ローラ7cと2次転写ユニット20に設けられ
た弾性転写部材としての転写ローラ21との間の2次転
写領域に搬送される。この2次転写ユニット20は、カ
ム20aの駆動により、所定のタイミングでベルト面へ
接触又は離間が制御されている。この接離制御により、
転写ローラ21は、記録紙100が上記2次転写領域に
入り込むタイミングに合わせて、記録紙100を介して
上記中間転写ベルト6に当接する。また、この転写ロー
ラ21は、中間転写ユニットに設けられた図示しない位
置決め手段によって、上記対抗ローラ7cとの平行度が
保たれている。
【0057】このように転写ローラ21が中間転写ベル
ト6に当接することで、上記対抗ローラ7c上の中間転
写ベルト6と転写ローラ21とによって転写ニップが形
成される。このときの当接圧は、転写ローラ21に設け
られた図示しない位置決めコロにより一定に維持され
る。この転写ローラ21にトナーと逆極性の転写バイア
スを印加することで、上記転写ニップにおいて中間転写
ベルト6上のトナー像が記録紙100上に2次転写され
る。そして、2次転写終了後の記録紙100は、搬送ベ
ルト16により定着装置11に搬送され、この定着装置
11によりトナー像が定着され機外に排出される。
【0058】なお、上記中間転写ベルト6上への1次転
写後の感光体ドラム10上に若干残留した1次転写残留
トナーは、感光体ドラム10の再使用に備えて感光体用
クリーニング装置12で清掃される。また、上記記録紙
100上に2次転写されなかった中間転写ベルト6上の
2次転写残留トナーは、中間転写ベルト6に隣接して設
けられている中間転写ベルト用クリーニング装置13に
よって中間転写ベルト6から除去される。この中間転写
ベルト用クリーニング装置13は、カム13aの駆動に
より、中間転写ベルト6表面への接離可能になってお
り、ベルト面に対して所定のタイミングで接離制御され
ている。
【0059】次に、本発明の特徴部分であるガイド部材
22,23の構成について説明する。図2は、上記複写
機1における転写ニップ周辺の概略構成図である。レジ
ストローラ9から出た記録紙100は、記録紙100を
その転写面側から上記転写ニップまで案内する第1ガイ
ド部材22と、その転写面の反対側から案内する第2ガ
イド部材23によって転写ニップまで案内される。
【0060】この第2ガイド部材23の規制箇所となる
端部23aは、第1ガイド部材22の規制箇所22aと
転写ニップ入口とを結ぶ直線C(図中一点破線)よりも
中間転写ベルト6側に位置している。このように設置さ
れた第1及び第2ガイド部材22,23間を通過した記
録紙100が転写ニップに進入したとき、その記録紙1
00のこれらガイド部材間に位置する部分は第2ガイド
部材の端部23aによって中間転写ベルト6側に押し出
された状態になる。これにより、この記録材100は、
転写ニップ入口、第1ガイド部材22の規制箇所22
a、第2ガイド部材23の端部23aの3点により、中
間転写ベルト6側に向かって凸状になる。
【0061】上述のように記録紙100が凸状になるこ
とで、第2ガイド部材23の端部23aを支点にして、
記録紙100は転写ニップ入口付近で中間転写ベルト6
に押し付けられる力を得ることとなる。これにより、記
録紙100が中間転写ベルト6から離れようとする力を
抑え込むことができ、プレ転写領域において記録紙10
0が中間転写ベルト6から離れるのを防ぐことができ
る。
【0062】ところで、このようにして記録紙100を
湾曲させる場合、上記ガイド部材22,23と記録紙1
00との接触抵抗により、記録紙100に移動抵抗が加
えられる。すなわち、これらガイド部材22,23は移
動抵抗部材としての機能を有している。このような接触
抵抗により、転写ニップ入口と第2ガイド部材23の端
部23aとの間では、記録紙100に張りができ、記録
紙100と中間転写ベルト6との密着性を高めることが
できる。ここで、記録紙100の湾曲度合いが大きすぎ
ると、上記接触抵抗が高くなり、記録紙100の搬送性
が低下する。このように搬送性が低下すると、記録紙1
00の後端がレジストローラ9から抜けたときに、レジ
ストローラ9からの搬送力がなくなって急激に搬送力が
落ちることになる。その結果、レジストローラ9から抜
けた瞬間に転写画像にブレが生じ、転写ズレや画像の伸
び等の異常画像が形成される。更に、もっと搬送性が低
下すると、最終的には記録紙搬送の停止を引き起こし、
安定した画像形成を行うことができないおそれもある。
特に、上記記録紙100がはがき等の厚紙である場合に
はこのような不具合が発生しやすい。
【0063】そこで、本実施形態では、上記直線Cと、
上記第2ガイド部材23の端部23aと転写ニップ入口
とを結ぶ基準線D(図中破線)との成す角θを10度に
設定している。このようにガイド部材22,23を配置
することで、上記記録紙100がはがき等の厚紙であっ
ても、プレ転写領域における密着性を十分に維持できる
とともに、記録紙100と第1ガイド部材22又は第2
ガイド部材23との接触抵抗を低くすることができる。
よって、記録紙100の搬送性を適切に維持することが
できる。なお、上記角度θを0度よりも大きく25度以
下となるように設定すれば、記録紙100に与えられる
接触抵抗による力を、転写ニップで記録紙100に搬送
力を加える搬送力伝達部材である転写ローラ21及び中
間転写ベルト6と該転写部材との間の摩擦力よりも小さ
いすることができ、記録紙100の搬送性を十分に維持
できる。
【0064】また、上記複写機1の対抗ローラ7c及び
転写ローラ21は、その直径がともに30mmとなるよ
うに形成されている。したがって、転写ニップにおける
中間転写ベルト6の曲率半径は約15mmとなってい
る。従来では、対抗ローラ7cの直径はプレ転写防止の
観点から40mm以下に設定することが困難であった
が、本実施形態では上述のようにプレ転写領域における
密着性を維持しているため、40mm以下の直径の対抗
ローラ7cを使用しても転写チリの無い良好な画像を得
ることができる。
【0065】ところで、本実施形態において、レジスト
ローラ9によって搬送されてきた記録紙100は、上記
第1ガイド部材22に接触した後、その第1ガイド部材
22の搬送面に沿って進行し、上記中間転写ベルト6に
おける転写ニップ入口から5mm離れた位置に接触する
ように設定されている。ここで、上記第1ガイド部材2
2の本体部は、アルミニウム板金で形成され、転写材搬
送方向上流側端部で固定されている。したがって、記録
紙100の搬送の際に、この本体部は変位することはな
く規制箇所22aも変位しないため、記録紙の種類が異
なってもほぼ同じ搬送経路で転写ニップに案内すること
ができる。
【0066】本実施形態では、記録紙100が中間転写
ベルト6に接触する位置を転写ニップ入口から5mmと
なるように設定しているが、その距離は3〜30mmの
範囲内であれば、プレ転写領域における密着性を十分に
維持することができる。ここで、仮に3mmよりも小さ
く設定した場合には、記録紙100のカール具合等によ
る実質的な接触位置のバラツキによって、記録紙が中間
転写ベルト6よりも先に転写ローラ21に接触するおそ
れが非常に高くなり、プレ転写を引き起こす可能性が高
くなる。一方、30mmを超えるように設定した場合に
は、記録紙100を押さえ込むための第2ガイド部材2
3の端部23aの位置を転写ニップから遠ざける必要が
ある。このため、記録紙100は端部23aの位置より
も記録紙搬送方向下流側で再び中間転写ベルト6から離
れる現象が発生する可能性が非常に高くなる。なお、こ
の距離の範囲を5〜20mmとすれば、上述した不具合
が発生する可能性を十分低くすることができるので好適
である。
【0067】本実施形態では、上記第2ガイド部材23
の端部23aを押し上げるあるいは上記第1ガイド部材
22の規制箇所22aを押し下げるようにして、記録紙
100を凸状に湾曲させている。この場合、上記第1ガ
イド部材22がアルミニウム板金だけで形成されている
と、記録紙100の後端が上記第1ガイド部材22から
離れた瞬間すなわちその後端が第1ガイド部材22から
離れる瞬間に、記録紙100はその湾曲によって蓄えら
れた復元力が開放される。このとき、記録紙100の後
端に振動が生じ、その振動によってプレ転写領域におけ
る密着性や転写ニップにおける転写性に悪影響を与える
ことになる。
【0068】この悪影響の発生を防止するために、本実
施形態では、図3に示すように、上記第1ガイド部材2
2の開放箇所である先端22bを弾性を持つ弾性変位部
材としてのポリエチレンテレフタレートで形成してい
る。この先端22bは、第1ガイド部材22の本体部か
ら6mm突出し、その厚さは125μmである。第1ガ
イド部材22の先端22bをこのように形成すること
で、記録紙100の後端が第1ガイド部材22から離れ
るとき、その先端22bが変形して上記基準線D(図中
破線)上付近で第1ガイド部材22から離れることがで
きる。これにより、上記振動を軽減することができる。
【0069】以上、本実施形態によれば、多種の記録紙
100に対して、プレ転写領域における密着性を十分に
維持することができるともに搬送性も十分に維持でき
る。したがって、プレ転写によって画像上に散ったトナ
ーによるニジミ現象の発生を防止することができる。
【0070】上記実施形態1では、像担持体が中間転写
体である場合について説明したが、例えば感光体ドラム
から直接記録紙に転写するときにも同様に適用すること
が可能である。また、上記実施形態1では、第1ガイド
部材22の本体部をアルミニウム板金で形成したが、厚
紙等のコシの強い記録紙を搬送する際にも変位しないよ
うな材質のものであれば他の材料で形成してもよい。ま
た、第1ガイド部材22の先端22bをポリエチレンテ
レフタレートで形成したが、紙の撓みによる力で変形可
能な材料であれば他の材料で形成してもよい。
【0071】〔実施形態2〕次に、本発明を、上記実施
形態1と同様の複写機に適用した他の実施形態(以下、
本実施形態を「実施形態2」という。)について説明す
る。図4は、本実施形態に係る複写機の画像形成部の概
略構成図である。この画像形成部は、上記実施形態1と
同様に、感光体ドラム10、中間転写体としての中間転
写ベルト6、2次転写ユニット20、レジストローラ9
を有する給紙レジスト部14等で構成されている。記録
紙100は、図示しない給紙部から送られ、給紙レジス
ト部14を介して中間転写ベルト6と転写ローラ21に
より形成される転写領域である転写ニップヘ送られる。
転写ニップでトナー像が転写された後の記録紙100
は、除電チャージャ15により中間転写ベルト6から分
離され、その後、図示しない定着装置によりトナーが定
着されてコピー画像を得る。
【0072】本実施形態において、中間転写ベルト6
は、厚さ150μmでPVdF(ポリフッ化ビニリデ
ン)等の材質からなり、体積抵抗率は、108〜1011
Ω/cm(JISk6911に記載の測定方法で100
V、10秒値)で、表面抵抗率は106〜1014Ω/c
2(三菱化学製の抵抗測定器ハイレスタIPで測定5
00V、10秒値)のものを使用している。
【0073】本実施形態では、転写ニップの転写材搬送
方向上流側近傍に密着補助部材としての押圧部材である
接離ローラ30が設けられている。この接離ローラ30
は、回転自在に支持されており、図示しない移動手段に
より、中間転写ベルト6に向けて移動可能となってい
る。この接離ローラ30は、中間転写ベルト6に接触し
た状態で記録紙100の先端が搬送されてくるタイミン
グで、記録紙100を中間転写ベルト6の表面に押圧す
るように駆動し、その記録紙100の後端が押圧地点を
通過するタイミングで離間する。
【0074】図5は、上記接離ローラ30周辺の拡大図
である。レジストローラ9から記録紙100が送り出さ
れると、第1ガイド部材22に案内されて、接離ローラ
30よりも僅かに転写材搬送方向上流側の位置における
中間転写ベルト6表面に記録紙100の先端が突き当た
る。そして、その記録紙100の先端は、接離ローラ3
0による押圧地点を進入するタイミングで、この接離ロ
ーラ30と中間転写ベルト6と間に挟まれる。この押圧
地点は、転写ニップEで挟持された記録紙100が、レ
ジストローラ9の搬送力により凸状に湾曲し、その反力
で記録紙100が中間転写ベルト6表面から浮き上がろ
うとする部分に設定される。したがって、転写ニップE
の直前のプレ転写領域で微少な空隙部が生じることもな
く、転写チリの発生を防止することができる。
【0075】また、接離ローラ30の軸方向長さは、中
間転写ベルト6の幅方向全域に相当する長尺なものであ
り、転写材搬送方向に直交する方向における記録紙10
0の全域にわたって、その記録紙100を押圧すること
ができる。このように通紙幅ほぼ全域をカバーする構成
とすれば、A3ノビサイズからハガキサイズまで多種の
紙サイズに対応することができる。
【0076】また、接離ローラ30の押圧部となる外周
面は、ゴム等の材質で記録紙100をグリップ可能な高
摩擦性材料で形成されている。よって、記録紙100の
搬送により、接離ローラ30は、その記録紙100から
回転駆動力を得て回転する。この接離ローラ30の回転
による負荷は、記録紙100の移動に対して少なくとも
連れ回り分のフリクション抵抗を与え、記録紙100に
移動抵抗を加えることができる。よって、転写ニップと
接離ローラ30との間の記録紙100部分に張りがで
き、プレ転写領域における密着性を維持することができ
る。
【0077】また、上記接離ローラ30を回転駆動部材
として構成し、例えば、転写材の搬送方向に連れ回る方
向に回転駆動するように構成してもよい。この場合、中
間転写ベルト6の周速をV1とし、接離ローラ30の周
速をV2としたとき、V1>V2の条件を満たすように設
定するのが好ましい。また、一般に、接離ローラ30の
周速V2が中間転写ベルト6の周速V1よりも遅い場合、
この周速差(あるいは周速比)を転写性に影響を与えな
い程度の僅かなものとし、転写性と密着性の双方を両立
させることが望まれる。このため、接離ローラ30の表
面移動方向は、転写材の搬送方向に連れ回る方向にする
のが好ましい。これは、その周速差が僅かなものとなる
ように設定することが可能となるからである。これによ
り、密着性及び搬送性の両立が可能な適当な張りを記録
紙100に与えることができる。尚、記録紙100又は
接離ローラ30が互いにグリップしにくい材質である場
合には、接離ローラ30を連れ回り方向と逆方向に回転
駆動させる構成であってもよい。
【0078】また、上記接離ローラ30の表面材質や記
録紙100の材質等により、記録紙100に与えられる
移動抵抗も異なることから、制御手段により、接離ロー
ラ30の表面移動速度を制御するような構成としてもよ
い。具体的には、例えば、接離ローラ30を駆動手段と
しての駆動源に接続して回転駆動させ、その駆動源を制
御して表面移動速度を調節する。この構成によれば、記
録紙100の種類に応じて、接離ローラ30の周速を適
宜調節することで、記録紙100に安定した移動抵抗を
与えることができる。よって、記録紙100の種類によ
らず、一定の密着性を得ることができる。
【0079】また、この制御においては、厚紙や薄紙な
ど記録紙100の種類に応じて、接離ローラ30の回転
方向を逆転させるような正逆転制御をしてもよい。ま
た、好ましくは、中間転写ベルト6との線速差を任意な
値に設定であれば、より幅広い種類の記録紙100に対
して、安定した密着性を得ることができる。
【0080】図6は、上記接離ローラ30の変形例であ
る接離コロ130周辺の拡大図である。この接離コロ1
30は、上記接離ローラ30と同様に機能するが、その
押圧部は、上記接離ローラ30のように中間転写ベルト
6の幅方向の一部に相当し、転写材搬送方向に直交する
方向における記録紙100の一部を押圧する短尺なもの
である。この接離コロ130は、その押圧によりプレ転
写領域で微少な空隙部の発生を防止することが主目的で
はなく、この接離コロ130により記録紙100に加え
られる移動抵抗によって記録紙100に張りを持たせ、
これにより空隙部の発生を防止する。この接離コロ13
0は、転写材搬送方向に切断したときの断面形状が円形
のものを使用してもよいが、図示のように、半月状のも
のを使用してもよい。このようなコロ状の短尺な密着補
助部材を用いれば、安価かつ構成が容易であるといった
点で有利である。尚、この接離コロ130は、幅方向に
複数設けてもよい。
【0081】尚、実施形態2では、上記実施形態1と同
様に転写ローラ21を用いた構成について説明したが、
例えば、転写ベルトタイプや転写チャージャタイプの2
次転写方式を採用した画像形成装置であっても、同様の
効果を得ることができる。また、接離ローラ30や接離
コロ130は、転写材搬送方向に複数並べて設置しても
よい。
【0082】また、上記実施形態1又は上記実施形態2
では、複写機について説明したが、他の画像形成装置、
例えばプリンタについても同様にして適用することがで
きる。
【0083】
【発明の効果】請求項1乃至17の発明によれば、プレ
転写領域における像担持体と転写材との密着性を維持す
ることができ、プレ転写を防止して転写チリのない画像
を形成することができるという優れた効果がある。
【0084】特に、請求項1乃至7の発明によれば、既
存のガイド部材を利用することで、新規な部材を設置し
ないで済み、低コスト化、省スペース化を図ることがで
きるという優れた効果がある。また、上述した公報では
転写ニップ入口に対する第1ガイド部材と第2ガイド部
材の角度が規制されていたが、本発明はそのような規制
がないため、レイアウト設計において余裕度が高いとい
う優れた効果もある。
【0085】また、請求項2及び3の発明によれば、像
担持体上のトナーによる第1ガイド部材のトナー汚れや
像担持体上のトナー画像が乱れるということなく転写材
の振動を軽減して、プレ転写領域の安定した密着性及び
転写ニップにおける一定の転写性を維持することができ
るという優れた効果がある。特に、請求項3の発明によ
れば、装置が大型化させずに、実現することができると
いう優れた効果がある。
【0086】また、請求項4の発明によれば、転写材の
種類に関係なく、転写材の転写ニップへの進入形状をほ
ぼ同じに維持することができ、プレ転写領域における一
定の密着性を得ることができるという優れた効果があ
る。
【0087】また、請求項5の発明によれば、装置の小
型化、軽量化を図ることができるという優れた効果があ
る。
【0088】また、請求項6の発明によれば、像担持体
の曲率半径が小さくても安定してプレ転写領域における
密着性を得ることができるという優れた効果がある。
【0089】また、請求項8乃至17の発明によれば、
転写領域からその転写領域の転写材搬送方向上流側に隣
接するプレ転写領域にかけて、転写材が中間転写体と隙
間無く確実に密着され、転写チリのない良好な画質を容
易に得ることができるという優れた効果がある。
【0090】また、請求項9の発明によれば、プレ転写
領域の転写材搬送方向上流側部分をも含む広い範囲で、
転写材と中間転写体との密着性を維持することができ、
より確実に転写チリを抑制することができるという優れ
た効果がある。
【0091】また、請求項10の発明によれば、幅方向
全域にわたって転写チリを効果的に抑制することができ
るという優れた効果がある。
【0092】また、請求項11の発明によれば、プレ転
写領域に生じる空隙部を生じさせる転写材の撓みを解消
でき、転写材と中間転写体との密着性を高めることがで
きるという優れた効果がある。
【0093】また、請求項12の発明によれば、移動抵
抗部材による幅方向の装置内占有率を小さくでき、省ス
ペース化を図ることができるという優れた効果がある。
【0094】また、請求項13の発明によれば、移動抵
抗により、転写領域中の転写材搬送性が不安定になるの
を抑制し、転写ズレ等の不具合を小さくすることができ
るという優れた効果がある。
【0095】また、請求項14の発明によれば、回転駆
動部材の表面移動速度を調節するという比較的簡単な作
業で、密着性を維持するために必要な適切な移動抵抗を
得ることができるという優れた効果がある。
【0096】まだ、請求項15の発明によれば、多種の
転写材に対して、転写材と中間転写体との密着性を維持
することができるという優れた効果がある。
【0097】また、請求項16の発明によれば、あらゆ
る種類の転写材に対して、転写材と中間転写体との密着
性を維持することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る複写機全体の概略構成図。
【図2】同複写機における転写ニップ周辺の概略構成
図。
【図3】同複写機における転写ニップ付近の拡大図。
【図4】実施形態2に係る複写機における画像形成部の
概略構成図。
【図5】同画像形成部の密着補助部材周辺の拡大図。
【図6】密着補助部材の他の変形例を示す図。
【図7】中間転写ユニットを備えた従来のフルカラー画
像形成装置における2次転写領域周辺の概略構成図。
【図8】同画像形成装置における第1及び第2ガイド部
材の配置を示す説明図。
【符号の説明】
1 複写機 2 帯電チャージャ 3 レーザ光学装置 4 スキャナ 5 回転型現像装置 6 中間転写ベルト 7c 対抗ローラ 9 レジストローラ 10 感光体ドラム 11 定着装置 20 2次転写ユニット 21 転写ローラ 22 第1ガイド部材 22a 端部 22b 先端 23 第2ガイド部材 23a 端部 30 接離ローラ 130 接離コロ 100 記録紙

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色画像を担持する像担持体と、該着色画
    像を転写材に転写させるために該像担持体に対して当接
    して転写ニップを形成し、該転写ニップに搬送されてく
    る該転写材を該像担持体に接触させてから該転写ニップ
    に進入させ、該像担持体から該転写材に該着色画像を静
    電的に転写させる弾性転写部材とを備えた画像形成装置
    において、上記転写ニップに進入する上記転写材を転写
    面側から案内する第1ガイド部材と、上記転写ニップに
    進入する上記転写材を転写面の反対側から案内する第2
    ガイド部材とを備え、上記転写材を案内するときに該転
    写材の搬送方向両端以外が接触する部分の中で転写材搬
    送方向最下流に位置する上記第1ガイド部材の規制箇所
    が、該規制箇所よりも転写材搬送方向下流側に位置し、
    該転写材を案内するときに該転写材の搬送方向両端以外
    が接触する部分の中で転写材搬送方向最下流に位置する
    上記第2ガイド部材の規制箇所と、上記転写ニップの転
    写材搬送方向上流端部とを結ぶ基準線よりも、上記像担
    持体側から離れる位置となるように、上記第1ガイド部
    材及び上記第2ガイド部材を配置したことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記転
    写材の後端が上記第1ガイド部材から離れるときに、該
    第1ガイド部材における該転写材の後端が離れる開放箇
    所が、上記基準線近傍に位置するように、該開放箇所を
    変位可能に構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記第
    1ガイド部材の上記開放箇所を、上記転写材の後端が離
    れるときに該開放箇所に加えられる力により変位可能な
    弾性変位部材で形成したことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
    て、上記第1ガイド部材の規制箇所を含む転写材搬送方
    向上流側部分が変位しないことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、上記転写ニップを形成する像担持体部分の曲率
    半径が10〜20mmであることを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
    置において、上記転写ニップに向かって搬送される上記
    転写材が、該転写ニップの転写材搬送方向上流端部から
    像担持体表面移動方向上流側に3〜30mm離れた位置
    で、該像担持体と接触することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】像担持体上の着色画像を転写材に静電的に
    転写するため、該転写材を、該像担持体と弾性転写部材
    との間で形成される転写ニップに搬送するときに、該像
    担持体に接触させてから該転写ニップに進入させる転写
    材搬送方法において、上記転写材を案内するときに、該
    転写材の転写面側を規制する規制箇所の中で搬送方向両
    端以外の転写材搬送方向最下流部分が、該転写材の転写
    面の反対側を規制する規制箇所の中で搬送方向両端以外
    の転写材搬送方向最下流部分と上記転写ニップの転写材
    搬送方向上流端部とを結ぶ基準線よりも、上記像担持体
    側から離れる位置となるように、上記転写材を規制して
    搬送することを特徴とする転写材搬送方法。
  8. 【請求項8】着色画像を担持する中間転写体を有し、上
    記中間転写体上の上記着色画像を転写材に転写する転写
    領域の転写材搬送方向上流側に位置する該中間転写体部
    分へ沿わせるように該転写材を撓ませて搬送し、該転写
    領域で該着色画像を該転写材上に転写する画像形成装置
    において、上記転写領域の転写材搬送方向上流側に設置
    され、上記転写材と上記中間転写体との密着状態を維持
    するための密着補助部材を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8の画像形成装置において、上記密
    着補助部材は、上記転写材を上記中間転写体に向けて押
    圧する押圧部材であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9の画像形成装置において、上記
    押圧部材は、転写材搬送方向に直交する方向における該
    転写材の全域にわたって、該転写材を押圧する押圧部を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項8、9又は10の画像形成装置に
    おいて、上記密着補助部材は、搬送中の転写材に移動抵
    抗を与える移動抵抗部材であることを特徴とする画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】請求項11の画像形成装置において、上
    記接触部は、転写材搬送方向に直交する方向における上
    記転写材の一部と接触することを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】請求項11又は12の画像形成装置にお
    いて、上記移動抵抗部材により上記転写材に与えられる
    移動抵抗による力は、上記転写領域で該転写材に搬送力
    を加える搬送力伝達部材と該転写材との間の摩擦力より
    も小さいことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項11、12又は13の画像形成装
    置において、上記移動抵抗部材は、転写材搬送方向に沿
    って回転駆動する回転駆動部材であることを特徴とする
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項14の画像形成装置において、上
    記回転駆動部材の表面移動速度を制御する制御手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15の画像形成装置において、上
    記制御手段は、上記回転駆動部材の表面移動方向の向き
    を切換可能であることを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】中間転写体上の着色画像を転写材に転写
    する転写領域の転写材搬送方向上流側に位置する中間転
    写体部分へ沿わせるように撓んだ状態で該転写領域に搬
    送されてくる該転写材上に、該中間転写体上の該着色画
    像を転写する転写装置において、上記転写領域の転写材
    搬送方向上流側に設置され、上記転写材と上記中間転写
    体との密着状態を維持するための密着補助部材を備えた
    ことを特徴とする転写装置。
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