JP3516551B2 - 静電画像形成装置 - Google Patents

静電画像形成装置

Info

Publication number
JP3516551B2
JP3516551B2 JP10039096A JP10039096A JP3516551B2 JP 3516551 B2 JP3516551 B2 JP 3516551B2 JP 10039096 A JP10039096 A JP 10039096A JP 10039096 A JP10039096 A JP 10039096A JP 3516551 B2 JP3516551 B2 JP 3516551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
toner
polarity
image
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10039096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0926713A (ja
Inventor
伸一 行方
雄次 澤井
俊昭 本橋
克哉 川越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10039096A priority Critical patent/JP3516551B2/ja
Priority to US08/647,048 priority patent/US5890030A/en
Priority to DE19618905A priority patent/DE19618905C2/de
Publication of JPH0926713A publication Critical patent/JPH0926713A/ja
Priority to US09/205,712 priority patent/US6163661A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3516551B2 publication Critical patent/JP3516551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1605Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using at least one intermediate support
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
    • G03G15/1635Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap the field being produced by laying down an electrostatic charge behind the base or the recording member, e.g. by a corona device
    • G03G15/1645Arrangements for controlling the amount of charge
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00071Machine control, e.g. regulating different parts of the machine by measuring the photoconductor or its environmental characteristics
    • G03G2215/00084Machine control, e.g. regulating different parts of the machine by measuring the photoconductor or its environmental characteristics the characteristic being the temperature

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】 .像担持体に対向させて転写用のコロナ放電器を配置
し、転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に
転写媒体としての記録紙を送り込み、この記録紙の背面
から前記コロナ放電器でコロナ放電を行うことにより前
記記録紙を前記像担持体上に形成されたトナー像の帯電
極性と逆極性に帯電させて前記像担持体上に形成された
トナー像を前記記録紙に転写する静電画像形成装置があ
る。
【0003】.又、感光体のまわりに、帯電手段、露
光手段、現像手段、一次転写手段を有すると共に、前記
感光体と前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写
媒体を設け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段
を配置して該二次転写手段と前記中間転写媒体との間に
記録媒体を通過させるようにしていて、画像形成に際し
ては、前記帯電手段により前記感光体を帯電させる帯電
工程、帯電された感光体を前記露光手段により画像情報
に従い露光する露光工程、この露光工程において露光さ
れた感光体上の露光部を前記現像手段によりトナー像で
可視像化する現像工程、このトナー像と反対の極性の電
圧を前記一次転写手段に印加して前記トナー像を前記中
間転写媒体上に転写する一次転写工程、前記中間転写媒
体上のトナー像と逆極性の電圧を前記二次転写手段に印
加して前記中間転写媒体上のトナー像を前記記録媒体に
転写する二次転写工程を有する静電画像形成装置があ
る。
【0004】これら静電画像形成装置のうち、の静電
画像形成装置では、フルカラー画像を形成する場合に
は、像担持体上にカラーの重ね転写像をつくり、この重
ね転写像を一括して記録紙に転写する。また、の静電
画像形成装置では、フルカラー画像を形成する場合に
は、一次転写を繰り返すことにより中間転写媒体に重ね
トナー像によるフルカラートナー像を形成し、このフル
カラートナー像を記録紙上に二次転写する。
【0005】中間転写媒体としては、体積抵抗率1×1
8〜1012Ω・cm、表面抵抗率1×108〜1011Ω
(JISK6911)の中抵抗ベルト、あるいは、ドラ
ムが使用される。このように中抵抗体を使用するのは、
もし、高抵抗体を使用した場合にはフルカラー画像の作
成に際して一次転写が繰り返されることにより一次転写
に際して印加されるバイアスにより次第に保有する帯電
電位が上がってしまい、一次転写や、二次転写に際し不
都合を生じてしまうためである。中間転写媒体として中
抵抗体を使用し、該中間転写媒体より導電性支持部材を
介して放電されるようにすれば、フルカラートナー像の
形成過程において一次転写が繰り返されても中間転写媒
体の帯電量を略一定に維持することができる。
【0006】一方、転写の手段としては、バイアスロー
ラを使用する方法と、コロナ放電器を使用する方法とが
あるが、後者の転写バイアスローラを使用した場合、フ
ルカラートナー像の形成過程において当該バイアスロー
ラが一次転写像に接触すると画像が乱されるのでこれを
避けるために、一次転写像が当該バイアスローラを通過
するまでの間、転写バイアスローラを中間転写媒体から
離間させておく必要があり、そのための接離機構を必要
とすることから、機構が複雑、大型化し、また、コスト
も多く必要とする。
【0007】このことから、前記、の何れの静電画
像形成装置においても、転写手段としてバイアスローラ
を使用せずに、トナー像とは非接触状態を維持すること
のできるコロナ転写器を採用した静電画像形成装置が提
案されている。 .これら、の静電画像形成装置において、転写位
置を通過した記録紙を像担持体から分離するために、転
写用のコロナ放電器により帯電された転写紙を除電する
除電手段、例えば、ブラシ或いは針状の部材などを、必
要に応じて備えることがある。この除電手段は、転写の
際にコロナ放電器から印加される電圧と逆極性の電圧を
印加したり、交流電圧を印加したり、または電圧印加さ
せずに担持接地して、帯電された転写紙を除電する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような、
静電画像形成装置において、中抵抗の中間転写媒体上に
形成されたトナー像は像担持体に付着したトナーに比べ
て付着力が弱く、遊離しやすい状態になっている。その
上、記録媒体への転写に際して中間転写媒体は二次転写
手段部を3回通過する。或いは現像手段における色の切
り替え時間が間に合わない場合には、1回ずつ空送りが
入るので、合計6回通過する場合もある。何れにして
も、この中間転写媒体上のトナー像が二次転写手段部を
通過する時に、中間転写媒体上に前記付着力の弱さに起
因する遊離トナーが発生する。特に、多色重ね部は数層
のトナーが付着し顕著である。この遊離トナーが、二次
転写に際して放電が開始されるとコロナ放電器の放電ワ
イヤに静電吸着されてしまう。この静電吸着トナーが放
電ワイヤを覆うので、放電不良や、転写不良を生じさせ
る。以上は、前記の静電画像形成装置における場合で
あるが、前記の静電画像形成装置においても、略同様
のことがいえる。
【0009】さらに、前記の静電画像形成装置におい
ては、除電手段もコロナ放電器と同様に、例えば、中間
転写媒体を用いたカラー画像形成装置に使用される。そ
の場合には、未転写トナー像が転写位置を通過するので
飛散トナーにより除電手段が汚される。そして、この汚
れが転写紙に転移し裏汚れを生じる虞れがある。従っ
て、除電手段にもトナーと同極性の電圧を印加すればよ
いのであるが、除電手段はコロナ放電器のワイヤ、ケー
シングとは異なり、像担持体表面に極めて近接して配置
され、かつ、またその先端がブラシであれ、針状であ
れ、尖端状であるために、除電手段の尖端と像担持体表
面との間に放電がおきる可能性があり、放電がおきると
像担持体上の未転写トナー像が電気的に乱されて、画像
乱れを生じさせてしまう。従って、このような装置にお
いては、除電手段に電圧を印加せず単に接地したものを
用いればよいのであるが、そのようにすると今度は像担
持体から飛散するトナーの転移を制御できず、除電手段
の汚れを防ぐことができなくなる。
【0010】本発明は、コロナ放電器或いはこのコロナ
放電器に付帯して設けられる除電手段に対する遊離トナ
ーの付着による放電不良、転写不良を低減することので
きる静電画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1) 像担持体に対向させてコロナ放電器を配置し、
転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に記録
媒体を送り込み、この記録媒体の背面から前記コロナ放
電器でコロナ放電を行うことにより前記記録媒体を前記
像担持体上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極性に
帯電させて前記像担持体上に形成されたトナー像を前記
記録媒体に転写する静電画像形成装置において、少なく
とも前記コロナ放電器の放電ワイヤに、実質的にトナー
の極性と同一極性の電圧を印加することを可能とする極
性切り替え手段を設け、この極性切り替え手段により、
実質的にトナーの極性と同一極性の電圧を、少なくとも
像担持体上のトナー像が転写されずに、コロナ放電器部
を通過するときに印加することとした(請求項1)。(2) 像担持体に対向させてコロナ放電器を配置し、
転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に記録
媒体を送り込み、この記録媒体の背面から前記コロナ放
電器でコロナ放電を行うことにより前記記録媒体を前記
像担持体上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極性に
帯電させて前記像担持体上に形成されたトナー像を前記
記録媒体に転写する静電画像形成装置において、少なく
とも前記コロナ放電器の放電ワイヤとこのワイヤを囲む
導電性部材からなるケーシングに、実質的にトナーの極
性と同一極性の電圧を印加することを可能とする極性切
り替え手段を設け、この極性切り替え手段により、実質
的にトナーの極性と同一極性の電圧を、前記記録媒体に
トナー像が転写されるとき以外のときに印加することと
した(請求項2)(3) (1)または(2)記載の静電画像形成装置に
おいて、極性切り替え手段により印加される実質的にト
ナーの極性と同一極性の電圧は、絶対値で、放電ワイヤ
の電圧≧ケーシングの電圧、の関係を満足することとし
た(請求項3)。 (4) (1)記載の静電画像形成装置において、記録
媒体への非転写時におけるワイヤ印加電圧値は記録媒体
への転写時におけるワイヤ印加電圧値よりも絶対値で小
さく設定した(請求項4)。 (5) 像担持体に対向させてコロナ放電器を配置し、
転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に記録
媒体を送り込み、この記録媒体の背面から前記コロナ放
電器でコロナ放電を行うことにより前記記録媒体を前記
像担持体上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極性に
帯電させて前記像担持体上に形成されたトナー像を前記
記録媒体に転写する静電画像形成装置において、少なく
とも前記コロナ放電器の放電ワイヤに、実質的にトナー
の極性と同一極性の電圧を印加すると共にこの電圧値を
変更することのできる電圧変更手段と、当該静電画像形
成装置が配置されている環境条件を検出する環境検出手
段と、を有し、前記環境検出手段により検出された環境
条件に基づき、前記電圧変更手段による印加電圧を制御
することとした(請求項5)。 (6) 像担持体のまわりに、帯電手段、露光手段、現
像手段、一次転写手段を有すると共に、前記像担持体と
前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写媒体を設
け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段としての
コロナ放電器を配置して該コロナ放電器と前記中間転写
媒体との間に記録媒体を通過させるようにしていて、画
像形成に際しては、前記帯電手段により前記感光体を帯
電させる帯電工程、帯電された感光体を前記露光手段に
より画像情報に従い露光する露光工程、この露光工程に
おいて露光された前記感光体上の露光部を前記現像手段
によりトナー像で可視像化する現像工程、このトナー像
と反対の極性の電圧を前記一次転写手段に印加して前記
トナー像を前記中間転写媒体上に転写する一次転写工
程、前記中間転写媒体上のトナー像と逆極性の電圧を前
記コロナ放電器に印加して前記中間転写媒体上のトナー
像を前記記録媒体に転写する二次転写工程を有する静電
画像形成装置において、少なくとも前記コロナ放電器の
放電ワイヤに、実質的にトナーの極性と同一極性の電圧
を印加することを可能とする極性切り替え手段を設けた
(請求項6)。 (7) (6)記載の静電画像形成装置において、放電
ワイヤに印加される電圧は実質的に放電を開始しない電
圧とした(請求項7)。 (8) 像担持体のまわりに、帯電手段、露光手段、現
像手段、一次転写手段を有すると共に、前記像担持体と
前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写媒体を設
け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段としての
コロナ放電器を配置して該コロナ放電器と前記中間転写
媒体との間に記録媒体を通過させるようにしていて、画
像形成に際しては、前記帯電手段により前記感光体を帯
電させる帯電工程、帯電された感光体を前記露光手段に
より画像情報に従い露光する露光工程、この露光工程に
おいて露光された前記感光体上の露光部を前記現像手段
によりトナー像で可視像化する現像工程、このトナー像
と反対の極性の電圧を前記一次転写手段に印加して前記
トナー像を前記中間転写媒体上に転写する一次転写工
程、前記中間転写媒体上のトナー像と逆極性の電圧を前
記コロナ放電器に印加して前記中間転写媒体上のトナー
像を前記記録媒体に転写する二次転写工程を有する静電
画像形成装置において、少なくとも前記コロナ放電器の
放電ワイヤとこのワイヤを囲む導電性部材からなるケー
シングに、実質的にトナーの極性と同一極性の電圧を印
加することを可能とする極性切り替え手段を設けた(請
求項8)。 (9) 像担持体のまわりに、帯電手段、露光手段、現
像手段、一次転写手段を有すると共に、前記像担持体と
前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写媒体を設
け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段としての
コロナ放電器を配置して該コロナ放電器と前記中間転写
媒体との間に記録媒体を通過させるようにしていて、画
像形成に際しては、前記帯電手段により前記感光体を帯
電させる帯電工程、帯電された像担持体を前記露光手段
により画像情報に従い露光する露光工程、この露光部を
前記現像手段によりトナー像で可視像化する現像工程、
このトナー像と反対の極性の電圧を前記一次転写手段に
印加して前記トナー像を前記中間転写媒体上に転写する
一次転写工程、前記中間転写媒体上のトナー像と逆極性
の電圧を前記コロナ放電器に印加して前記中間転写媒体
上のトナー像を前記記録媒体に転写する二次転写工程を
有する静電画像形成装置において、少なくとも前記コロ
ナ放電器の放電ワイヤに、実質的にトナーの極性と同一
極性の電圧を印加すると共にこの電圧値を変更すること
のできる電圧変更手段と、当該静電画像形成装置が配置
されている環境条件を検出する環境検出手段と、を有
し、前記環境検出手段により検出された環境条件に基づ
き、前記電圧変更手段による印加電圧を制御することと
した(請求項9)。 (10) 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9記
載の静電画像形成装置において、コロナ放電器に印加さ
れる、実質的にトナーの極性と同一極性の電圧は、直流
波形、交流波形、パルスに直流を重畳した波形、非対称
パルス波形、の何れかであることとした(請求項1
0)。 (11) 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、
請求項10記載の静電画像形成装置において、実質的に
トナーの極性と同一極性の定電圧を、コロナ放電器に印
加することとした(請求項11)。 (12) 像担持体または中間転写媒体に対向配置さ
れ、前記像担持体または前記中間転写体上のトナー像の
帯電極性と逆極性の電圧印加により、記録媒体に前記ト
ナー像を静電的に転写する転写手段を具備した静電画像
形成装置において、前記転写手段の前記記録媒体搬送方
向下流側に配置されていて、前記記録媒体を除電する除
電手段と、この除電手段に近接配置された導電性部材を
備え、この導電性部材に、前記像担持体または前記中間
転写媒体に担持された前記トナー像の帯電極性と同極性
の電圧を印加する電圧印加手段を有していて、前記電圧
印加手段から前記導電性部材への電圧印加は、前記像担
持体上のトナー像が転写されずに転写位置を通過すると
きに行なうこととした(請求項12)。 (13) (12)記載の静電画像形成装置において、
前記導電性部材は、前記トナー像と同極性の電圧印加に
より、前記像担持体または前記中間転写媒体から前記除
電手段へのトナー転移を抑制することとした(請求項1
3)。 (14) (13)記載の静電画像形成装置において、
前記導電性部材は、前記像担持体または前記中間転写媒
体の移動方向と直交する幅方向に広がりを有するものと
した(請求 項14)。 (15) (14)記載の静電画像形成装置において、
前記導電性部材は、前記除電手段の前記記録媒体搬送方
向の上流側と下流側に設けられていることとした(請求
項15)。 (16) (12)記載の静電画像形成装置において、
前記除電手段は、ブラシ形状または針形状の電極部を有
することとした(請求項16)。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の実施に適する静電画像形成装置の例 A.中間転写媒体を使用するタイプ 図8は中間転写媒体を使用するカラー用の静電画像形成
装置の全体構成、図9は同要部構成を示している。これ
ら図において、露光手段としての書き込み光学ユニット
400は、原稿画像を色分解して読み取り、電気的な信
号であるカラー画像データに変換するカラースキャナ2
00からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿
画像に対応した光書き込みを行い、像担持体である感光
体402上に静電潜像を形成する。
【0031】当該書き込み光学ユニット400は、レー
ザ発光手段(レーザダイオード)404とその発光駆動
制御部(図示せず)、ポリゴンミラー406とその回転
用モータ408、f/θレンズ410や反射ミラー41
2等で構成されている。
【0032】感光体402は、矢印の如く反時計回りの
向きに回転する。その周囲には、感光体クリーニングユ
ニット414、除電ランプ416、電位センサ420、
現像手段としての回転式現像装置422のうち、選択さ
れた現像器(図8の例では現像器438)、現像濃度パ
ターン検知器424、中間転写媒体としての中間転写ベ
ルト426等が配置されている。中間転写ベルトとして
は、体積抵抗率1×108〜1012Ω・cm、表面抵抗
率1×108〜1011Ω(JISK6911)の中抵抗
ベルト、エチレンテトラフロロエチレン(ETFE)、
エピクロルヒドリンゴムなどが使用される。あるいは、
ベルト状でなく、ドラム状として使用される。
【0033】回転式現像装置422は、ブラック用現像
器428、シアン用現像器430、マゼンタ用現像器4
32、イエロー用現像器434と、各現像器を回転させ
る図示しない回転駆動部とからなっている。各現像器
は、静電潜像を可視像化するために、現像剤の穂を感光
体402の表面に接触させて回転する現像スリーブや、
現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像パドル
等で構成されている。
【0034】待機状態では、回転式現像装置422は、
ブラック現像の位置にセットされており、コピー動作が
開始されると、カラースキャナ200で所定のタイミン
グからブラック画像のデータの読み取りがスタートし、
この画像データに基づき、レーザ光による光書き込み・
潜像形成が始まる(以下、ブラック画像データによる静
電潜像をブラック潜像と称する。シアン、マゼンタ、イ
エローについても同じである)。
【0035】このブラック潜像の先端部から現像するた
めに、ブラック用現像器の現像位置に潜像先端部が到達
する前に、現像スリーブを回転開始してブラック潜像を
ブラックトナーで現像する。そして、以後、ブラック潜
像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がブラック現
像位置を通過した時点で、速やかにブラックのための現
像位置から次の色現像位置まで、回転式現像装置が回転
する。当該動作は、少なくとも、次の画像データによる
潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0036】像形成サイクルが開始されると、まず、感
光体402は矢印の如く、反時計回りに、そして、中間
転写ベルト426は時計回りの向きに、図示しない駆動
モータによって回転させられる。中間転写ベルト426
の回転に伴って、ブラックトナー像形成、シアントナー
像形成、マゼンタトナー像形成、イエロートナー像形成
が行われ、最終的にブラック(Bk)、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に、中間転写ベル
ト426上に重ねられ、トナー像が作られる。ここで、
上記のように重ねトナー像を作成するに際し、画像先端
位置を合わせるのに、所要時間を短縮するために、中間
転写ベルトの支持ローラを移動することにより、図9に
破線で示すように中間転写ベルト426を感光体402
から離間させ、この離間した状態のもとで、該中間転写
ベルト426を早送りすることが行われる。
【0037】先ず、ブラック像形成は以下のように行わ
れる。帯電手段としての帯電器418は、コロナ放電に
よって感光体402を負電荷で約−700Vに一様に帯
電する(帯電工程)。続いてレーザ発光手段404はブ
ラック信号に基づいてラスタ露光を行う(露光工程)。
このように、ラスタ露光が行われたとき、当初一様に荷
電された感光体402の露光された部分は、露光光量に
比例する電荷を消失し、静電潜像が形成される。回転式
現像装置422内のトナーは、フェライトキャリアとの
撹拌によって負極性に帯電され、また、本現像装置のブ
ラック現像スリーブは、感光体402の金属基体層に対
して図示しない電源手段によって負の直流電位と交流と
が重畳された電位のバイアスが印加されている。
【0038】この結果、感光体402の電荷が残ってい
る部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、つま
り露光された部分にはブラックトナーが吸着され、潜像
と相似なブラック可視像が形成されることになる(現像
工程)。
【0039】中間転写ベルト426は、駆動ローラ44
4、転写対向ローラ446、クリーニング対向ローラ4
48及び従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより駆動制御されるようになっている。
【0040】感光体402上に形成されたブラックトナ
ー像は、感光体と接触状態で等速駆動している中間転写
ベルト426の表面に一次転写手段としてのベルト転写
コロナ放電器450によって転写される(一次転写工
程)。以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー像の
転写を一次転写と称する。ベルト転写コロナ放電器45
0の放電効率(分配比)は、15〜35%程度である。
【0041】感光体402上に存在する若干の未転写残
留トナーは、感光体402の次色の再利用に備えて感光
体クリーニングユニット414で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由した図示しない廃
トナータンクに蓄えられる。なお、中間転写ベルト42
6上では、感光体402に順次形成されるブラック、シ
アン、マゼンタ、イエローの各トナー像を正確に順次位
置合わせし、もって4色重ねのベルト転写画像が形成さ
れ、その後、二次転写手段としての転写コロナ放電器4
54を使用して記録媒体としての記録紙に一括転写する
(二次転写工程)。
【0042】感光体402側では、ブラック工程の次に
シアン工程に進むのであるが、所定のタイミングからカ
ラースキャナによるシアン画像のデータの読み取りが始
まり、その画像データによるレーザ光書き込みで、シア
ン潜像形成を行うのである。シアン用現像器430は、
その現像位置に対して、先のブラック現像後端部が通過
した後でかつ、シアン潜像の先端が到達する前に回転式
現像装置422の回転動作を行い、シアン潜像をシアン
トナーで可視像化する。
【0043】以後、シアン現像領域の現像を続けるが、
潜像後端部が通過した時点で、先のブラック現像器の場
合と同様にシアン現像ユニットの回転動作を行う。これ
もやはり、マゼンタの潜像先端部が到達する前に完了さ
せる。なお、マゼンタ及びイエロー工程については、そ
れぞれの画像データ読み取り、潜像形成、現像の動作
が、上述のブラック及びシアンの工程と同じであるので
説明を省略する。
【0044】二次転写手段としてのコロナ放電器454
は、コロナ放電方式にて、DC又はAC+DC成分を印
加して、中間転写ベルト上の重なりトナー像を記録媒体
上に転写する。分配比は15〜35%程度で、ベルト転
写コロナ放電器と同様である。 給紙バンク456内の
各記録紙カセット458、460、462には装置本体
内のカセット464に収容された記録紙のサイズとは異
なる各種サイズの記録紙が収容されており、これらのう
ち、指定(選択)されたサイズ紙の収容カセットから、
給紙コロ466によってレジストローラ方向に給紙・搬
送される。図中符号468はOHP用紙や厚紙等のため
の手差し給紙トレイを示す。
【0045】像形成が開始される時期に、記録紙は上記
何れかのカセットの給紙口から給送され、レジストロー
ラ対470のニップ部で待機する。そして、コロナ放電
器454に中間転写ベルト426上のトナー像先端がさ
しかかるときに、丁度、記録紙先端がこの像先端に一致
する如く、レジストローラ対470が駆動され、紙と像
のレジスト合わせが行われる。
【0046】このようにして、記録紙が中間転写ベルト
と重ねられて、正電位につながれたコロナ放電器454
の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で記録紙が
正電荷で荷電され、トナー画像の実質的部分が記録紙上
に転写される。つづいて、コロナ放電器454の図の左
側に配置された図示しない除電ブラシの個所を通過する
ときに、記録紙は除電され、中間転写ベルト426から
剥離して搬送ベルト472に移る。
【0047】中間転写ベルト426から4色重ねトナー
像を一括転写された記録紙は、搬送ベルト472で定着
器474に搬送され、所定温度にコントロールされた定
着ローラ476と加圧ローラ478とのニップ部でトナ
ー像を融解定着され、排出ローラ対480で機外へ送り
出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックさ
れ、フルカラーコピーを得る。中間転写ベルト426へ
画像転写後の感光体402は、ブラシローラやゴムブレ
ードからなる感光体クリーニングユニット414でその
表面をクリーニングされ、また、除電ランプ416で均
一に除電される。
【0048】記録紙にトナー像を転写した後の中間転写
ベルト426は、クリーニング装置452において再び
ブレード接離機構でブレード押圧することで、その表面
をクリーニングされるようになっている。リピートコピ
ーのときは、カラースキャナの動作及び感光体への画像
形成が、1枚目の4色目画像工程に引き続き行われ、所
定のタイミングで2枚目の1色目画像工程へと進むこと
となる。又、中間転写ベルトの方は、1枚目の4色重ね
画像の転写紙への一括転写工程に引き続き、クリーニン
グ装置452でクリーニングされた表面領域に、2枚目
のブラックトナー像を一次転写される。その後は、上記
した通りに1枚目と同じ動作を経る。
【0049】以上は、A4サイズ横送りの4色フルカラ
ーを得るコピーモードの説明であるが、3色コピーモー
ドや2色コピーモードの場合には、指定された色と回数
の分に関して上記と同様の動作が行われることとなる。
また、単色コピーモードの場合には、所定枚数が終了す
るまでの間、回転式現像装置422の所定色の現像器の
みを現像作動状態、即ち、所定色の現像位置状態にし
て、クリーニング装置452のブレードをベルトに押圧
状態のまま、連続的にコピー動作する。
【0050】次に、本装置として最長サイズであるA3
サイズでフルカラーコピーを行う場合について説明す
る。中間転写ベルト426が1周する毎に1色作像し
て、4回転した時点で4色作像を完了するのがそのサイ
ズのカラーコピーとしては効率的であるが、中間転写ベ
ルトの周長をできる限り、最大サイズに合わせて短くす
ると、当該最大サイズのコピー作動においては、スキャ
ナリターンする時間がなくなる等の問題がある。 一
方、A3サイズのような使用頻度の低い最大サイズでの
コピー動作を想定して中間転写ベルトを寸法取りする
と、当該サイズより小さく使用頻度の高いA4やB5の
サイズのコピーの場合に、作像に寄与しない無駄時間が
増えるとの問題がある。そこで、A3サイスのコピーの
場合には、中間転写ベルトを2周させる間に1作像する
ように構成するものである。即ち、ブラックトナー像を
ベルトに転写した後、次の1周は、現像、転写が行われ
ずに回転し、その次の1周で現像、一次転写が行われ
る。
【0051】このように、中間転写ベルトの周長を抑え
て、小サイズコピーの場合でも所定のコピースピードを
確保し、しかもプリント可能最大サイズを小さくするこ
ともない方法として、所謂「空回転」を設けることが提
案され、中間転写ベルトの周長に近いサイズのコピーの
際には、各色の一次転写の間で中間転写ベルトに転写を
行わない「空回転」の間にスキャナリターン等の動作を
行うこととしている。しかし、この場合には、フルカラ
ー画像を形成するときには、コロナ放電器454の部位
を中間転写ベルト426上のトナー像が6回も通過する
こととなり、遊離トナーが放電ワイヤに付着する頻度が
増すこととなる。
【0052】何れにしても、中間転写媒体を使用するタ
イプの静電画像形成装置では、カラーコピーの場合、該
中間転写媒体の表面に形成されたトナー像を重ね転写す
るために、トナー像を中間転写媒体上に担持したまま、
コロナ放電器454部を通過することとなり、本発明を
適用しない場合には、遊離トナーがコロナ放電器454
の放電ワイヤに付着しやすい状況となっている。特に、
多色重ねの部は、数層のトナーが付着し、顕著である
(ブルーバイオレットなど)。
【0053】B.中間転写媒体を使用しないタイプ 図8、図9に示した例では、中間転写ベルトを使用する
タイプであるが、本例は、図10に示すように、中間転
写ベルトを使用しない。よって、像担持体としての感光
体402に形成されたトナー像は記録媒体としての記録
紙に転写されて定着器に向けて送り出され、定着工程を
経てコピーとして取り出される。
【0054】図10において、感光体402のまわりに
は、矢印で示す回転方向順に、帯電器418、前記図8
に示した書き込み光学ユニット400と同じ露光手段、
回転式現像装置422、転写手段としてのコロナ放電器
454、感光体クリーニングユニット414等が設けら
れている。画像の作成に際し、帯電器418は感光体4
02を一様に負帯電し、露光手段により原稿画像を露光
し、回転式現像装置422を用いて負帯電されたトナー
により可視像化する。
【0055】この可視像たるトナー像を、感光体に対向
させて配置されたコロナ放電器454と感光体との間に
破線矢印の向きに送り込まれる記録媒体としての記録紙
に転写する。この転写に際しては、記録紙の背面からコ
ロナ放電器によるコロナ放電を行うことにより、記録紙
を感光体402に形成されたトナー像の帯電極性(−)
と逆極性の(+)に帯電させて、感光体上のトナー像を
記録紙に転写する。転写後の転写紙は分離チャージャ4
03の働きで感光体402から分離されて矢印方向に送
り出される。
【0056】このように、中間転写媒体を使用しないタ
イプの静電画像形成装置においても、フルカラー画像の
形成に際しては、感光体クリーニングユニット414を
感光体から離間させた状態として感光体402上に順次
カラー像を重ねていき、重ね転写像を作成する。そし
て、記録紙にフルカラートナー像を一括転写した後、感
光体クリーニングユニット414を感光体402に接触
させて感光体をクリーニングする。ここで、重ね転写像
の作成過程では、コロナ放電器454の部位を記録紙が
ない状態でトナー像が通過することとなり、本発明を適
用しない場合には、遊離トナーがコロナ放電器454の
放電ワイヤに付着しやすい状況となっている。
【0057】(2)請求項1、請求項に対応する説明 請求項1記載の発明は、図10に示したように中間転写
媒体を使用しないタイプの静電画像形成装置を前提に
し、請求項7記載の発明は図9に示したように中間転写
媒体を使用するタイプの静電画像形成装置を前提にした
ものである。何れにしても、コロナ放電器454の放電
ワイヤに実質的にトナーの極性と同一極性の電圧を印加
することを可能とする極性切り替え手段を設けた点で共
通するので、共通の構成部分を取り出して説明した図1
により具体的に説明する。
【0058】図1において、コロナ放電器454の放電
ワイヤを符号1で示している。この例に使用される静電
画像形成装置では、トナーの極性は(−)である。放電
ワイヤ1の端子は、切り替えスイッチ4により、電源2
の(+)極性側端子又は電源3の(−)極性側端子とに
選択的に接続可能になっている。
【0059】通常転写モード、つまり、記録紙への転写
に際しては、放電ワイヤ1には、トナーの極性と逆極性
の電圧を印加する必要があるので、切り替えスイッチ4
により、放電ワイヤ1と電源2とが接続されるようにす
る。通常の転写が行われるとき以外のとき、例えば、重
ねトナー像を形成する過程において、記録紙がない状態
のもとで、コロナ放電器454部をトナー像が通過する
ときには、遊離トナーがコロナ放電器454の放電ワイ
ヤ1へ付着するので、これを防止するため、切り替えス
イッチ4により、電源3を選択して、放電ワイヤ1に
(−)極性の電圧を印加する。以下、このモードをコロ
ナ放電器をクリーンな状態に保持するという意味でクリ
ーンモードと称する。ここで、切り替えスイッチ4は極
性切り替え手段の一例である。又、電源2により印加さ
れる電圧は、実質的にトナーの極性と同一極性の電圧と
する。この実質的というのは、トナーの保有電荷との関
係で実際にという意味である。
【0060】図9に示したように中間転写媒体を使用す
るタイプの静電画像形成装置の場合には、図5に示すよ
うに、ベルト転写コロナ放電器450による一次転写ト
ナー像、つまり、Bk(ブラック),C(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロー)のトナー像がコロナ放電
器454を通過する間だけ、コロナ放電器454の放電
ワイヤ1に(−)極性の電圧を印加して、遊離トナーの
付着を防止する。
【0061】そして、最終トナー像であるY(イエロ
ー)を含む4色のトナー像がコロナ放電器454を通過
する二次転写時に、該コロナ放電器454の放電ワイヤ
1にトナーの極性と逆極性である(+)極性の電圧を印
加する。中間転写媒体を使用しないタイプの静電画像形
成装置の場合にも、これに準じ、重ね転写像をつくるた
めに、記録紙がない状態のもとでトナー像がコロナ放電
器454を通過する間だけ、コロナ放電器454の放電
ワイヤ1に(−)極性の電圧を印加して、遊離トナーの
付着を防止する。
【0062】そして、最終トナー像であるY(イエロ
ー)を含む4色のトナー像が記録紙と共にコロナ放電器
454を通過する転写時に、該コロナ放電器454の放
電ワイヤ1にトナーの極性と逆極性である(+)極性の
電圧を印加する。以上の例では、トナー像がコロナ放電
器454を通過してから、次のトナー像がコロナ放電器
454に至るまでの間については、放電ワイヤ1に電圧
を印加しないようにしているが、この間についても
(−)極性の電圧を印加しつづけるようにしてもよい。
【0063】(3)請求項2、請求項、請求項に対
応する説明 請求項2記載の発明は、図10に示したように中間転写
媒体を使用しないタイプの静電画像形成装置を前提に
し、請求項9記載の発明は図9に示したように中間転写
媒体を使用するタイプの静電画像形成装置を前提にす
る。何れにしても、コロナ放電器454のケーシングに
も電圧を印加する点で共通するので、共通の構成部分を
取り出して説明した図2により具体的に説明する。
【0064】図2において、放電ワイヤ1については、
図1の実施例と同じように、電源2、電源3の何れかに
ついて、切り替えスイッチ4により切り替え可能となっ
ている。一方、ケーシング5については、切り替えスイ
ッチ6により、電源3と接地部との切り替えが可能とな
っている。切り替えスイッチ4と切り替えスイッチ6と
は連動して作動させることが可能である。
【0065】通常の転写、つまり、記録紙への転写に際
しては、放電ワイヤ1には、転写を行うためにトナーの
極性(−)と逆極性(+)の電圧を印加する必要があ
り、ケーシング5は接地しておく必要がある。そこで、
記録紙への転写に際しては、切り替えスイッチ4を、放
電ワイヤ1が電源2と接続される状態にする。同時に切
り替えスイッチ6を、ケーシング5が接地される状態に
する。
【0066】また、クリーンモード、つまり、前記した
ように、記録紙がない状態のもとで、コロナ放電器45
4の部位をトナー像が通過するときには、切り替えスイ
ッチ4を、放電ワイヤ1が電源3に接続される状態にす
ると共に、切り替えスイッチ6についても、ケーシング
5が電源3に接続される状態にする。このようにすれ
ば、放電ワイヤ1ばかりでなく、ケーシング5について
も、遊離トナーの付着を防止することができる。ケーシ
ング5に対する遊離トナーの付着が防止されれば、放電
ワイヤ1に吸着される遊離トナーの付着もより一層防止
されるからである。ケーシング5に対する電圧印加のタ
イミングは、放電ワイヤ1に対する電圧印加のタイミン
グと同じである。
【0067】図9に示した中間転写媒体を使用したタイ
プの静電画像形成装置についての、ケーシング5に対す
る電圧印加のタイミングを図6に示す。この例では、ケ
ーシング5には、最終トナー像であるY(イエロー)を
含む4色のトナー像がコロナ放電器454を通過する二
次転写時にだけ、該コロナ放電器454の放電ワイヤ1
にトナーの極性と逆極性である(+)極性の電圧を印加
し、ケーシング5については接地する。これ以外のとき
には、放電ワイヤ1及びケーシング5に(−)極性の電
圧を印加する。ここで、放電ワイヤ1に対する(+)極
性の電圧印加に際し、図6では、立上り及び立ち下がり
の過程が段状に示されているのは、高圧リレーを使用し
たので、極性切り替え時間tが発生したためである。
【0068】図10に示した中間転写媒体を使用しない
タイプの静電画像形成装置については、図6におけるベ
ルト転写コロナ放電器450により感光体402から転
写される転写トナー像を、回転式現像装置422による
トナー像と置き替えることにより、そのトナー像の通過
タイミングに合わせて、コロナ放電器454に対する電
圧の切り替えが行われるものとする。
【0069】ところで、クリーンモードにおいて、放電
ワイヤ1とケーシング5とに同時に、トナーの帯電極性
と同じ極性の電圧を印加する場合に、図2に示した例の
ように、両者の電圧を等しく設定してもよいが、究極的
には、放電ワイヤ1に対するトナー付着を回避できれば
よいのであるから、放電ワイヤ1とケーシング5とに同
時に、トナーの帯電極性と同じ極性の電圧を印加する際
の電圧に差を設けることとする。つまり、絶対値で、放
電ワイヤの電圧≧ケーシングの電圧、の関係を満足する
ようにする。
【0070】具体的には、図3に示すように、図2にお
ける切り替えスイッチ6にかかる回路に代えて、切り替
えスイッチ7にかかる回路を設けている。切り替えスイ
ッチ7は、ケーシング5を、(−)極性の電源8に接続
する場合と、接地する場合とに切り替えることができ
る。この切り替えスイッチ7は、切り替えスイッチ4と
連動して作動し、放電ワイヤ1が電源3と導通すると
き、ケーシング5は電源8と導通するようにされる。ま
た、放電ワイヤ1が電源2と導通するとき、ケーシング
5は接地状態とされる。
【0071】ここで、電源3の電圧を−1.7KVとし
たとき、電源8の電圧を−1KVとする。このような電
圧印加により、(−)極性の遊離トナーは、ケーシング
5に対してよりも、より一層、放電ワイヤ1から排除さ
れることとなる。電源3、電源8は定電圧制御がなさ
れ、電源2は5〜7KVで+200μAでの定電流制御
がなされるものとする。なお、電源3および電源8の電
圧を共に等しく設定して実施する場合は、これら電源
3、電源8の電圧を共に−1.7KVとして実施する例
がある。
【0072】(4)請求項に対応する説明 前記(2)請求項1、請求項6、に対応する説明の項、
(3)請求項2乃至請求項、請求項に対応する説明
の項、で述べた実施例において、クリーンモード時にお
ける放電ワイヤ1に対する印加電圧を、転写モード時に
おける放電ワイヤ1に印加される電圧よりも絶対値で小
さく設定することが必要である。もし、この関係の逆と
した場合には、転写モード時における放電ワイヤへの印
加電圧が、コロナ放電を生じる大きさで設定されること
から、クリーンモード時において印加されるトナーと同
極性の電圧は絶対値で転写モード時における値以上とな
り、従って、記録紙がない状態の下で、トナー像に対し
て直接コロナ放電が行われることとなり、このコロナ放
電により、トナー像が大きく乱されてしまうからであ
る。
【0073】(5)請求項に対応する説明 前記(2)請求項1、請求項6、に対応する説明の項、
(3)請求項2、請求項3、請求項に対応する説明の
項、(4)請求項に対応する説明の項、で述べた実施
例において、感光体402或いは中間転写ベルト426
上のトナーの帯電量をQ,該トナーの質量をMとすると
き、Q/Mの値と遊離トナーの量とは大きな関係があ
る。一般的には、Q/Mの値が少なくなる程、遊離トナ
ーの量も増すといわれている。また、Q/Mの値は絶対
湿度と関係し、絶対湿度は温度と湿度から求められる。
そこで、図7に示すように、当該静電画像形成装置内、
若しくは近傍に温度センサ9と湿度センサ10とを設け
て環境検出手段11を構成し、この環境検出手段11の
出力をCPU12に導くようにしている。
【0074】図7おいて、CPU12は環境検出手段1
1からの出力に基づき、絶対湿度を求めるものである。
又、CPU12は、その絶対湿度に対応して変化するQ
/MのデータをRAM14から得ることができる。RA
M14は、絶対湿度が特定されたときに、その絶対湿度
値に対応して遊離トナーを排除するのに最も適するコロ
ナ放電器454へのトナーと同極性の印加電圧値を決定
する基準となる基準値のデータを有している。
【0075】その基準値を、基準値1、基準値2とすれ
ば、予めRAMに格納されたデータにより、環境検出手
段11により求められた絶対湿度が基準値1より小さい
ときには、コロナ放電器454への印加電圧を所定値よ
り高い設定値αを得るし、基準値2より小さいときに
は、コロナ放電器454への印加電圧を所定値より低い
βを得る。
【0076】このような印加電圧値α或いは印加電圧値
βがコロナ放電器454の放電ワイヤ1に、又、これら
の印加電圧値α、β等よりも小さい印加電圧がケーシン
グ5に所定のタイミングで印加されるようにCPU12
より電圧変更手段13に制御信号を送る。電源及び極性
切り替え手段を含む二次転写パワーパック14は電圧変
更手段13からの出力に基づき、転写モード、クリーン
モードに応じて、画像形成プロセス上の所定のタイミン
グに、コロナ放電器454に所定の電圧を印加する。ま
た、気圧を検知して印加電圧を変更することも可能であ
る。高地など、気圧が下がる環境では放電しやすくな
り、画像を乱すことになるため、気圧が下がったことを
検知した場合には印加電圧を下げるように制御する。
【0077】(6)請求項に対応する説明 前記(2)請求項1、請求項6に対応する説明の項で、
請求項に対応する実施例として、図9に示したように
中間転写媒体を使用するタイプの静電画像形成装置を説
明したが、この中間転写媒体としては、従来技術の項で
述べたように、体積抵抗率1×10〜1012Ω・c
m、表面抵抗率1×10〜1011Ω(JISK69
11)の中抵抗ベルト、あるいは、ドラムが使用され
る。
【0078】このような中抵抗体を使用する場合には、
トナーの保磁力が弱いので、遊離トナーが生じやすくな
り、従って、前記(2)請求項1、請求項3、請求項7
に対応する説明の項で説明したように極性切り替え手段
を設けることがコロナ放電器の放電ワイヤに対する浮遊
トナーの付着防止上、より有効となる。
【0079】(7)請求項、請求項1、請求項1
に対応する説明 今までに述べた全部の実施例に共通することであるが、 a.クリーンモード時において、放電ワイヤ1に印加さ
れる電圧は、放電ワイヤ1に対する遊離トナーの付着を
防止できる大きさで十分である、それよりも大きくなっ
てコロナ放電を開始するようでは、逆にトナー画像を乱
してしまい逆効果となる。よって、クリーンモード時に
放電ワイヤ1に印加する電圧は、放電を開始しない値に
設定するものとする。
【0080】b.クリーンモード時において、該放電ワ
イヤ1に印加される電圧の波形は、直流波形、交流波
形、パルスに直流を重畳した波形、非対称パルス波形、
の何れかとする。これらの何れの波形の電圧であろうと
も、遊離トナーの帯電極性と同極性であって、放電ワイ
ヤ1に対する遊離トナーの付着を防止できればよい。
【0081】c.放電ワイヤ1の直径が60μmであっ
て、中間転写ベルト426上のトナーの帯電量がQ/M
=−30μC/gであり、環境条件が、温度23°C、
相対湿度65%であり、厚さが70Kgの記録紙を使用
するとき、転写モード時において放電ワイヤ1に印加さ
れる電圧については、−1.7KVの定電圧制御とし、
クリーンモード時に放電ワイヤ1に印加される電圧につ
いては、5.0〜7.0KVで+200μAの定電流制
御としたときに、良好な結果を得た。
【0082】図4は、このような結論の理由を説明した
もので、横軸にクリーンモード時の放電ワイヤ1への印
加電圧値をとり、縦軸に放電ワイヤ1へのトナー付着
量、画像乱れ、についての評価をそれぞれとり、上記条
件のもとで、印加電圧を変化させ、各評価を行った結果
を表わしたものである。これによると、放電ワイヤへの
印加電圧が1.5KVを越えるあたりから放電ワイヤに
対するトナー付着量が許容レベル内におさまるようにな
るが、少なくとも2.5KVを越えたころから中間転写
ベルト上のトナー像が乱されることによる画像乱れが生
じ、放電ワイヤに対する遊離トナーの付着量が減少して
該放電ワイヤに対するトナー付着の防止についての問題
解決にはなっても、反面、トナー画像の乱れによって画
像として不良となり、少なくとも2.5KVを越える印
加電圧では実施できない。
【0083】(8)請求項13〜19に対応する説明 請求項1〜1に記載の発明は、図10で説明したよ
うな中間転写媒体を使用しないタイプの静電画像形成装
置に適用することもできるし、図8、図9で説明したよ
う中間転写媒体を使用するタイプの静電画像形成装置に
適用することもできる。以下の例では、図11に示すよ
うに、中間転写媒体を使用するタイプの静電画像形成装
置について説明する。図10に示したような中間転写媒
体を使用しないタイプの静電画像形成装置に適用する場
合には、図11に示したコロナ放電器454およびその
付帯した部材を、図10に示したコロナ放電器454に
おき代えて、以下の説明と同様にして実施する。
【0084】図11において、破線で示す矢印は記録媒
体搬送方向を示し、この経路に従って記録紙が搬送され
る。転写手段としてのコロナ放電器454よりも、記録
媒体搬送方向上、下流側には記録媒体を除電するための
除電手段14が設けられている。除電手段14は導電性
のステンレス製繊維からなるブラシ状部材または、同じ
く導電性のステンレス製針状部材からなる電極部14a
と導電性の基体14bから構成され、電極部14aを構
成するブラシ状部材または針状部材が所定の間隔、例え
ば0.5mmの間隔で基体14bに植設されている。な
お、電極部の材質は導電性であればステンレスに限定さ
れない。電極部14aは基体14bを介して接地されて
いる。
【0085】この除電手段14は、コロナ放電器454
と同様に、中間転写ベルトの移動方向と直交する幅方向
に広がりを有しており、中間転写媒体である中間転写ベ
ルト426(或いは像担持体としての感光体)に対向す
る位置に配置されていて、その尖端は中間転写ベルト4
26の表面から、例えば4mmの距離に近接配置されて
いる。この除電手段14を転写紙搬送方向上流・下流側
から挟んで囲むようにして、導電性部材としての、コの
字状の導電板15が設けられている。この導電板15は
前記幅方向にわたる広がりを有している。転写紙搬送方
向上流側の導電板は、転写コロナ放電器454のケーシ
ングと一体的に構成されている。導電板15は転写コロ
ナ放電器454のケーシングおよび切り替えスイッチ1
6を介して中間転写ベルト426(或いは感光体40
2)上のトナー像の帯電極性と同極性の電源17に接続
されている。また、コロナ放電器454の放電ワイヤ1
は切り替えスイッチ18を介して中間転写ベルト426
(或いは感光体402)上のトナー像の帯電極性と同極
性電源19に接続されている。切り替えスイッチ16と
切り替えスイッチ18とは連動して作動し、放電ワイヤ
1にトナーと異極性の電圧が印加されるときは導電板1
5にはトナーと同極性の電圧が印加されるし、放電ワイ
ヤ1にトナーと同極性の電圧が印加されるときは導電板
15にはトナーと異極性の電圧が印加される。切り替え
スイッチ16および電源17は導電板15にトナーの帯
電極性と同極性の電圧を印加するための電圧印加手段の
一例を構成する。
【0086】コの字状をした導電板15の内側には、転
写後に転写位置から搬送される転写紙を案内するための
ガイド部材20が設けられている。このガイド部材20
は、説明の便宜上、ハッチングを施して示しているが、
前記幅方向に広がりを有するスリット状の形状をしてい
て、転写紙との接触面積を最小限に低減している。
【0087】かかる構成において、図6に示したタイミ
ングチャートに準じて切り替えスイッッチ16、18の
切り替えが行なわれる。つまり、図6に示したコロナ放
電器(454)における電圧印加のタイミングに合わせ
て、図11に示す切り替えスイッッチ16、18を動作
させる。また、中間転写媒体を使用しないタイプの静電
画像形成装置の場合には、図5に示したタイミングチャ
ートに準じて切り替えスイッチ16、18の切り替えが
行なわれる。つまり、図5に示した放電ワイヤ(1)に
おける電圧印加のタイミングに合わせて、図11に示す
切り替えスイッチ18の切り替えが行なわれ、これを連
動して切り替えスイッチ16が切り替えられることとな
る。
【0088】これにより、前記トナー像を構成するトナ
ーの帯電極性を(−)とするとき、例えば、中間転写ベ
ルト426に第1色目のトナー像が担持され、除電手段
14と対向する位置を通過するとき、つまり、記録紙に
トナー像が転写される時以外のとき、これは、また、中
間転写ベルト426上のトナー像が転写されずにコロナ
放電器454と対向する転写位置を通過するときである
が、このときに、切り替えスイッチ16、18は図11
において2点鎖線で示す状態になる。このように、導電
部材15に前記トナーと同極性の(+)極性の電圧が印
加されると、中間転写ベルト426上のトナーと導電板
15とが同一極性なので、双方が電気的に反発し合い、
トナーが除電手段14の方向に飛散することが抑制され
る。言い換えれば除電手段14自体にトナーと同極性の
電圧を印加できないので、除電手段14を囲む導電板1
5にトナーと逆極性の電圧を印加し、トナー飛散を電気
的に抑制するための除電手段14もその範囲に含む電界
を形成しなくなり、トナーが中間転写ベルト426上に
電気的に押さえつけれらることによって、中間転写媒体
から遊離・飛散しなくなり、結果的に除電手段14がト
ナーにより汚れることがなくなる。
【0089】なお、本発明は、上記の例に限定さるもの
ではなく、本発明の技術思想に包含されるものであれ
ば、全て本発明に含まれることは言うまでもない。
【0090】中間転写媒体としては、本例の場合は中間
転写ベルト426のようにベルト形状だけではなく、ド
ラム形状でもよい。除電手段14を備えた転写手段なら
ばコロナ放電器のみならず、転写ローラ、転写ベルト、
転写ブラシでもよく、これら転写手段は中間転写媒体に
対して接離自在に構成し、転写位置を転写せずに通過す
る場合は、中間転写媒体から離間させればよい。トナー
帯電極性、転写および非転写時での転写手段または除電
手段への印加極性、電圧値は実施の形態で述べた例に限
定されない。既述のように、中間転写媒体を用いた装置
だけではなく、感光体から直接転写紙へトナーを転写す
る装置転写手段または除電手段にも適用できる。例え
ば、複数枚の画像形成を行なう場合に、画像間には転写
紙が存在せず、転写手段または除電手段が直接感光体と
対向するため、感光体上の地汚れトナーが転写手段、除
電手段に付着する虞れもあり、これを抑止することもで
きる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、コロナ放電器には、遊
離トナーの帯電極性と同極性のバイアスが印加されるの
で、遊離トナーは静電力によりコロナ放電器より排除さ
れ、コロナ放電器に対する遊離トナーの付着による放電
不良、転写不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電ワイヤに対する印加電圧の切り替え手段を
説明した図である。
【図2】放電ワイヤ及びケーシングに対する印加電圧の
切り替え手段を説明した図である。
【図3】放電ワイヤ及びケーシングに対する印加電圧の
切り替え手段を説明した図である。
【図4】放電ワイヤへの印加電圧の影響を説明した図で
ある。
【図5】一次転写電圧と二次転写電圧との関係を説明し
たタイミングチャートである。
【図6】一次転写電圧の印加タイミングと二次転写電圧
の印加タイミングとの関係を説明したタイミングチャー
トである。
【図7】二次転写電圧を印加するための手段を説明した
ブロック図である。
【図8】中間転写媒体を使用するタイプの静電画像形成
装置全体の構成概要を説明した図である。
【図9】中間転写媒体を使用するタイプの静電画像形成
装置の構成要部を説明した図である。
【図10】中間転写媒体を使用しないタイプの静電画像
形成装置の構成要部を説明した図である。
【図11】コロナ転写器に付帯して除電手段を設けた場
合の静電画像形成装置の構成要部を説明した図である。
【符号の説明】
1 放電ワイヤ 4 (極性切り替え手段としての)切り替えスイッチ 5 ケーシング 7 (極性切り替え手段としての)切り替えスイッチ 11 環境検出手段 13 電圧変更手段 14 除電手段 14a 電極部 15 (導電性部材としての)導電板 16 (電圧印加手段としての)切り替えスイッチ 17 (電圧印加手段としての)電源 402 (像担持体としての)感光体 426 (中間転写媒体としての)中間転写ベルト 454 コロナ放電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川越 克哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭62−91975(JP,A) 特開 平7−306599(JP,A) 特開 平7−319367(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/14 101

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に対向させてコロナ放電器を配置
    し、転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に
    記録媒体を送り込み、この記録媒体の背面から前記コロ
    ナ放電器でコロナ放電を行うことにより前記記録媒体を
    前記像担持体上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極
    性に帯電させて前記像担持体上に形成されたトナー像を
    前記記録媒体に転写する静電画像形成装置において、 少なくとも前記コロナ放電器の放電ワイヤに、実質的に
    トナーの極性と同一極性の電圧を印加することを可能と
    する極性切り替え手段を設け、この極性切り替え手段に
    より、実質的にトナーの極性と同一極性の電圧を、少な
    くとも像担持体上のトナー像が転写されずに、コロナ放
    電器部を通過するときに印加することを特徴とする静電
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体に対向させてコロナ放電器を配置
    し、転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に
    記録媒体を送り込み、この記録媒体の背面から前記コロ
    ナ放電器でコロナ放電を行うことにより前記記録媒体を
    前記像担持体上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極
    性に帯電させて前記像担持体上に形成されたトナー像を
    前記記録媒体に転写する静電画像形成装置において、 少なくとも前記コロナ放電器の放電ワイヤとこのワイヤ
    を囲む導電性部材からなるケーシングに、実質的にトナ
    ーの極性と同一極性の電圧を印加することを可能とする
    極性切り替え手段を設け、この極性切り替え手段によ
    り、実質的にトナーの極性と同一極性の電圧を、前記記
    録媒体にトナー像が転写されるとき以外のときに印加す
    ることを特徴とする静電画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の静電画像形
    成装置において、極性切り替え手段により印加される実質的にトナーの極
    性と同一極性の電圧は、絶対値で、放電ワイヤの電圧≧
    ケーシングの電圧、の関係を満足する ことを特徴とする
    静電画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の静電画像形成装置におい
    て、 記録媒体への非転写時におけるワイヤ印加電圧値は記録
    媒体への転写時におけるワイヤ印加電圧値よりも絶対値
    で小さく設定したことを特徴とする静電画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体に対向させてコロナ放電器を配置
    し、転写に際してこのコロナ放電器と前記像担持体間に
    記録媒体を送り込み、この記録媒体の背面から前記コロ
    ナ放電器でコロナ放電を行うことにより前記記録媒体を
    前記像担持体上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極
    性に帯電させて前記像担持体上に形成されたトナー像を
    前記記録媒体に転写する静電画像形成装置において、 少なくとも前記コロナ放電器の放電ワイヤに、実質的に
    トナーの極性と同一極性の電圧を印加すると共にこの電
    圧値を変更することのできる電圧変更手段と、 当該静
    電画像形成装置が配置されている環境条件を検出する環
    境検出手段と、を有し、前記環境検出手段により検出さ
    れた環境条件に基づき、前記電圧変更手段による印加電
    圧を制御することを特徴とする静電画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体のまわりに、帯電手段、露光手
    段、現像手段、一次転写手段を有すると共に、前記像担
    持体と前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写媒
    体を設け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段と
    してのコロナ放電器を配置して該コロナ放電器と前記中
    間転写媒体との間に記録媒体を通過させるようにしてい
    て、 画像形成に際しては、前記帯電手段により前記感光体を
    帯電させる帯電工程、帯電された感光体を前記露光手段
    により画像情報に従い露光する露光工程、この露光工程
    において露光された前記感光体上の露光部を前記現像手
    段によりトナー像で可視像化する現像工程、このトナー
    像と反対の極性の電圧を前記一次転写手段に印加して前
    記トナー像を前記中間転写媒体上に転写する一次転写工
    程、前記中間転写媒体上のトナー像と逆極性の電圧を前
    記コロナ放電器に印加して前記中間転写媒体上のトナー
    像を前記記録媒体に転写する二次転写工程を有する静電
    画像形成装置において、 少なくとも前記コロナ放電器の放電ワイヤに、実質的に
    トナーの極性と同一極性の電圧を印加することを可能と
    する極性切り替え手段を設けたことを特徴とする静電画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項記載の静電画像形成装置におい
    て、放電ワイヤに印加される電圧は実質的に放電を開始
    しない電圧とすることを特徴とする静電画像形成装置。
  8. 【請求項8】像担持体のまわりに、帯電手段、露光手
    段、現像手段、一次転写手段を有すると共に、前記像担
    持体と前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写媒
    体を設け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段と
    してのコロナ放電器を配置して該コロナ放電器と前記中
    間転写媒体との間に記録媒体を通過させるようにしてい
    て、 画像形成に際しては、前記帯電手段により前記感光体を
    帯電させる帯電工程、帯電された感光体を前記露光手段
    により画像情報に従い露光する露光工程、この露光工程
    において露光された前記感光体上の露光部を前記現像手
    段によりトナー像で可視像化する現像工程、このトナー
    像と反対の極性の電圧を前記一次転写手段に印加して前
    記トナー像を前記中間転写媒体上に転写する一次転写工
    程、前記中間転写媒体上のトナー像と逆極性の電圧を前
    記コロナ放電器に印加して前記中間転写媒体上のトナー
    像を前記記録媒体に転写する二次転写工程を有する静電
    画像形成装置において、 少なくとも前記コロナ放電器の放電ワイヤとこのワイヤ
    を囲む導電性部材からなるケーシングに、実質的にトナ
    ーの極性と同一極性の電圧を印加することを可能とする
    極性切り替え手段を設けたことを特徴とする静電画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】像担持体のまわりに、帯電手段、露光手
    段、現像手段、一次転写手段を有すると共に、前記像担
    持体と前記一次転写手段との間には中抵抗の中間転写媒
    体を設け、この中間転写媒体のまわりに二次転写手段と
    してのコロナ放電器を配置して該コロナ放電器と前記中
    間転写媒体との間に記録媒体を通過させるようにしてい
    て、 画像形成に際しては、前記帯電手段により前記感光体を
    帯電させる帯電工程、帯電された像担持体を前記露光手
    段により画像情報に従い露光する露光工程、この露光部
    を前記現像手段によりトナー像で可視像化する現像工
    程、このトナー像と反対の極性の電圧を前記一次転写手
    段に印加して前記トナー像を前記中間転写媒体上に転写
    する一次転写工程、前記中間転写媒体上のトナー像と逆
    極性の電圧を前記コロナ放電器に印加して前記中間転写
    媒体上のトナー像を前記記録媒体に転写する二次転写工
    程を有する静電画像形成装置において、 少なくとも前記コロナ放電器の放電ワイヤに、実質的に
    トナーの極性と同一極性の電圧を印加すると共にこの電
    圧値を変更することのできる電圧変更手段と、 当該静
    電画像形成装置が配置されている環境条件を検出する環
    境検出手段と、を有し、前記環境検出手段により検出さ
    れた環境条件に基づき、前記電圧変更手段による印加電
    圧を制御することを特徴とする静電画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    記載の静電画像形成装置において、 コロナ放電器に印加される、実質的にトナーの極性と同
    一極性の電圧は、直流波形、交流波形、パルスに直流を
    重畳した波形、非対称パルス波形、の何れかであること
    を特徴とする静電画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項1記載の静電画像形成装置において、 実質的にトナーの極性と同一極性の定電圧を、コロナ放
    電器に印加することを特徴とする静電画像形成装置。
  12. 【請求項12】像担持体または中間転写媒体に対向配置
    され、前記像担持体または前記中間転写体上のトナー像
    の帯電極性と逆極性の電圧印加により、記録媒体に前記
    トナー像を静電的に転写する転写手段を具備した静電画
    像形成装置において、 前記転写手段の前記記録媒体搬送方向下流側に配置され
    ていて、前記記録媒体を除電する除電手段と、この除電
    手段に近接配置された導電性部材を備え、この導電性部
    材に、前記像担持体または前記中間転写媒体に担持され
    た前記トナー像の帯電極性と同極性の電圧を印加する電
    圧印加手段を有していて、前記電圧印加手段から前記導
    電性部材への電圧印加は、前記像担持体上のトナー像が
    転写されずに転写位置を通過するときに行なうことを特
    徴とする静電画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の静電画像形成装置にお
    いて、 前記導電性部材は、前記トナー像と同極性の電圧印加に
    より、前記像担持体または前記中間転写媒体から前記除
    電手段へのトナー転移を抑制することを特徴とする静電
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の静電画像形成装置にお
    いて、 前記導電性部材は、前記像担持体または前記中間転写媒
    体の移動方向と直交する幅方向に広がりを有するもので
    あることを特徴とする静電画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項1記載の静電画像形成装置にお
    いて、 前記導電性部材は、前記除電手段の前記記録媒体搬送方
    向の上流側と下流側に設けられていることを特徴とする
    静電画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項1記載の静電画像形成装置にお
    いて、 前記除電手段は、ブラシ形状または針形状の電極部を有
    することを特徴とする静電画像形成装置。
JP10039096A 1995-05-11 1996-04-22 静電画像形成装置 Expired - Fee Related JP3516551B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039096A JP3516551B2 (ja) 1995-05-11 1996-04-22 静電画像形成装置
US08/647,048 US5890030A (en) 1995-05-11 1996-05-09 Electrostatic image forming apparatus
DE19618905A DE19618905C2 (de) 1995-05-11 1996-05-10 Elektrostatische Bilderzeugungseinrichtung
US09/205,712 US6163661A (en) 1995-05-11 1998-12-04 Electrostatic image forming apparatus capable of reducing defective image transfer caused by free toner particles deposited on a corona discharger

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-113031 1995-05-11
JP11303195 1995-05-11
JP10039096A JP3516551B2 (ja) 1995-05-11 1996-04-22 静電画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0926713A JPH0926713A (ja) 1997-01-28
JP3516551B2 true JP3516551B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=26441417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10039096A Expired - Fee Related JP3516551B2 (ja) 1995-05-11 1996-04-22 静電画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5890030A (ja)
JP (1) JP3516551B2 (ja)
DE (1) DE19618905C2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6184910B1 (en) * 1994-04-08 2001-02-06 Ricoh Company, Ltd. Color image forming apparatus with polygonal mirror rotation phase control
KR100270058B1 (ko) * 1996-04-01 2000-10-16 사가이 가쯔히로 화상형성장치
KR100191203B1 (ko) * 1997-03-14 1999-06-15 윤종용 전자사진 현상방식을 채용한 화상형성장치의 전사 바이어스 제어방법
JPH10333397A (ja) * 1997-04-04 1998-12-18 Canon Inc カラー画像形成装置
JP3635913B2 (ja) * 1998-02-19 2005-04-06 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2000010416A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Canon Inc 画像形成装置
JP3676932B2 (ja) 1998-11-24 2005-07-27 株式会社リコー 転写方法及び画像形成装置
US6341205B1 (en) * 1999-09-08 2002-01-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus with cleaning bias feature
JP4038328B2 (ja) * 1999-10-29 2008-01-23 株式会社リコー 画像形成装置、転写材搬送方法及び転写装置
JP2001201994A (ja) 2000-01-19 2001-07-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3975049B2 (ja) 2000-07-10 2007-09-12 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
JP3963638B2 (ja) 2000-09-07 2007-08-22 株式会社リコー 画像形成装置
US6701100B2 (en) 2001-01-23 2004-03-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including an image carrier and a polarization uniforming structure
US6741821B2 (en) 2001-06-26 2004-05-25 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, and process cartridge for use in image forming apparatus
JP2003029541A (ja) 2001-07-13 2003-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4004020B2 (ja) 2001-07-23 2007-11-07 株式会社リコー バイアス印加方法、バイアス印加装置、画像形成装置
US6868248B2 (en) * 2002-07-19 2005-03-15 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and a method of controlling the image formation apparatus
JP2004109469A (ja) 2002-09-18 2004-04-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US6889021B2 (en) * 2002-09-26 2005-05-03 Aetes Technology Inc. Electrophotograpic printing apparatus including a photoreceptor belt having a defined shape
EP1434104A3 (en) 2002-12-27 2004-11-17 Ricoh Company, Ltd. Magnetic carrier, two-component developer, development method, development device and image forming apparatus of electrophotography
US7203433B2 (en) * 2003-06-25 2007-04-10 Ricoh Company, Ltd. Apparatus for detecting amount of toner deposit and controlling density of image, method of forming misalignment correction pattern, and apparatus for detecting and correcting misalignment of image
JP4778671B2 (ja) * 2003-07-02 2011-09-21 株式会社リコー 画像形成装置に用いる転写用部材の抵抗変化判定方法
US6928250B1 (en) * 2004-04-27 2005-08-09 Xerox Corporation Closed loop control function for corona device
US7242887B2 (en) * 2004-06-17 2007-07-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus which can optimize cleaning time of transfer member contacting inter-image area of image bearing member
US7336918B2 (en) * 2005-10-26 2008-02-26 Kyocera Mita Corporation Image forming device having a drum separation device
EP1788458A2 (en) * 2005-11-18 2007-05-23 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus
JP4886343B2 (ja) * 2006-04-07 2012-02-29 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5032055B2 (ja) 2006-04-26 2012-09-26 株式会社リコー クリーニング装置
JP4724601B2 (ja) * 2006-05-16 2011-07-13 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成方法
JP5095133B2 (ja) * 2006-06-06 2012-12-12 株式会社リコー 転写装置の製造方法
JP2007328198A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5267942B2 (ja) * 2009-03-17 2013-08-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP5549992B2 (ja) * 2009-12-09 2014-07-16 株式会社リコー 電源装置、画像形成装置および電源制御方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4341457A (en) * 1979-09-13 1982-07-27 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic apparatus including an electrostatic separation device
US4367032A (en) * 1980-03-27 1983-01-04 Ricoh Company, Ltd. Electrostatic copying apparatus
JPS5763564A (en) * 1980-10-03 1982-04-17 Olympus Optical Co Ltd Electrophotographic method forming latent image on insulation layer
JPS61226773A (ja) * 1985-03-29 1986-10-08 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 像形成方法及びその装置
JPS638666A (ja) * 1986-06-27 1988-01-14 Ricoh Co Ltd 2色複写方法
JPS6370874A (ja) * 1986-09-12 1988-03-31 Sharp Corp 正転・反転画像形成装置
JPS63199385A (ja) * 1987-02-16 1988-08-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像記録装置
JPH0750362B2 (ja) * 1987-07-09 1995-05-31 キヤノン株式会社 画像形成装置
JPH01144083A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Minolta Camera Co Ltd 作像装置
US5253022A (en) * 1989-05-18 1993-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2898661B2 (ja) * 1989-08-31 1999-06-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5182604A (en) * 1990-03-17 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Transfer roller with voltage polarity control
JP3110539B2 (ja) * 1992-02-17 2000-11-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5438398A (en) * 1992-05-29 1995-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with intermediate transfer member
JPH0720728A (ja) * 1993-07-01 1995-01-24 Minolta Co Ltd 転写チャージャ
DE4333325A1 (de) * 1993-09-30 1995-04-06 Philips Patentverwaltung Röntgenaufnahmegerät mit einem Photoleiter und mit einer Korona-Aufladeeinrichtung
JP3032671B2 (ja) * 1993-11-19 2000-04-17 富士通株式会社 転写装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5890030A (en) 1999-03-30
DE19618905C2 (de) 2000-01-05
US6163661A (en) 2000-12-19
JPH0926713A (ja) 1997-01-28
DE19618905A1 (de) 1996-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3516551B2 (ja) 静電画像形成装置
US5983060A (en) Image forming apparatus which removes a surface potential of an intermediate transfer member
US20020034405A1 (en) Method and apparatus for image forming performing improved cleaning and discharging operations on image forming associated members
JP3718045B2 (ja) 画像形成装置
JPH10274892A (ja) 画像形成装置
KR100305164B1 (ko) 중간전사부재를갖춘화상형성장치
US6016418A (en) Image forming apparatus
JPH1124443A (ja) 画像形成装置
JPH09204107A (ja) 画像形成装置
JP3863246B2 (ja) 画像形成装置
JPH06314035A (ja) 画像形成装置
JP3261927B2 (ja) 画像形成装置
JP3573439B2 (ja) 画像形成装置
JP2001305871A (ja) 画像形成装置
JPH08171318A (ja) 画像形成装置
JP3587955B2 (ja) 静電画像形成方法
JPH0822161A (ja) カラー画像形成装置
JPH10274889A (ja) 画像形成装置
JP2002258626A (ja) 画像形成装置
JPH05303289A (ja) 画像形成装置
JPH07121081A (ja) 画像形成装置
JP3441561B2 (ja) 画像形成装置
JPH0815952A (ja) 画像形成装置
JPH07140809A (ja) 画像形成装置
JPH06175510A (ja) 画像形成方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees