JP3032671B2 - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP3032671B2 JP5290306A JP29030693A JP3032671B2 JP 3032671 B2 JP3032671 B2 JP 3032671B2 JP 5290306 A JP5290306 A JP 5290306A JP 29030693 A JP29030693 A JP 29030693A JP 3032671 B2 JP3032671 B2 JP 3032671B2
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
    • G03G15/1635Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap the field being produced by laying down an electrostatic charge behind the base or the recording member, e.g. by a corona device
    • G03G15/1645Arrangements for controlling the amount of charge

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写装置に係わり、特に
記録担持体に被転写材(トナー)で像を形成し、コロナ
放電により転写媒体(用紙)を被転写材の帯電荷と逆極
性に帯電して該被転写材を転写媒体に転写する転写装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式プリンタ等の記録装置では、
光学像を照射して感光ドラム上に静電潜像を形成し、し
かる後、静電潜像を現像してトナー像にし、該トナー像
を用紙に転写することにより印刷を行う。図13は露光
源としてレーザ光を用いる電子写真式プリンタの全体構
成図であり、1は光導電体(感光体)を表面に有する感
光ドラムで、A矢印方向に一定速度で回転するもの、2
は感光ドラム表面を一様に帯電する前帯電器、3は感光
ドラム上に光学像を照射して静電潜像を形成する露光用
の光学ユニット、4は静電潜像に対応したトナー像を形
成する現像ユニットで、トナー供給部4a、現像部4b
を備えている。5はトナー像を用紙CPに転写する転写
帯電器、6は光を照射して感光ドラム上の帯電荷を除去
する光除電器、7は感光ドラム上に残留するトナーを除
去・清掃するクリーナで、ブラシ7a,ブレード7bを
備えている。8、9は用紙搬送用のローラ、10は用紙
に転写されたトナー像を定着させる定着部であり、例え
ば熱定着ローラ10a等で構成されている。
【0003】11は印刷用紙CPを検出する検出部、1
2は高圧電源であり、前帯電器2に電圧VCを印加して
コロナ放電を発生させる電源部12aと、現像部4bの
マグネットロール(現像ロール)MGRに現像バイアス
電圧VBを印加してトナーを所定極性に帯電させる電源
部12bと、転写帯電器5に転写電圧VTを印加してコ
ロナ放電を発生させる電源部(定電流源)12cを備え
ている。用紙CPは図示しない右方のホッパーから1枚
づつ繰り出され、矢印B方向に搬送され、転写帯電器
5、定着部10を介して左方の図示しないスタッカーに
排出される。
【0004】前帯電器2により一様に例えばプラス帯電
された感光ドラム1表面に光学像を照射すると光があた
った部分の電位が下がり、静電潜像が形成される。つい
で、現像ユニット部4において、所定の現像電圧VB
バイアスされたマグネットロールMGRを回転してプラ
ス帯電したトナーを感光ドラム表面に擦り付けると該ト
ナ−は静電潜像上に移動してトナー像が形成される。し
かる後、転写帯電器5において用紙CPの裏面からトナ
ー像の帯電電位と逆極性(マイナス)の電位でコロナ放
電を発生すれば、用紙はマイナスに帯電され、これによ
りトナー像は用紙CPに吸着されて転写される。転写帯
電器5でトナー像を転写された用紙CPは搬送されて定
着部10に到り、ここで熱定着されて左方の図示しない
スタッカーに排出される。又、トナー像が用紙に転写さ
れた後、感光ドラム1は更に回転し、光除電器6で除電
され、クリーナ7で残留トナーを除去され、次の静電潜
像の形成に備えられる。尚、光学ユニット3による光学
像の照射開始、終了のタイミングや転写帯電器5による
コロナ放電の開始、終了のタイミングは、検出部11に
より用紙先端を検出した時刻を基準に図示しない制御部
で制御され、正しく用紙上に印刷ができるようになって
いる。
【0005】図14は露光用の光学ユニット3の構成図
であり、3aはレーザダイオード、3bはコリメートレ
ンズ、3cはレーザ光を感光ドラム1の長手方向(C矢
印方向)に走査させるポリゴンミラー、3dはF−θレ
ンズ(結像レンズ)、3eはポリゴンミラーを一定速度
で回転するスピンドルモータである。ドットイメージの
印刷情報によりレーザダイオード3aをオン・オフ制御
してレーザ光をオン・オフ変調する。印刷情報によりオ
ン・オフ変調されたレ−ザ光はコリメートレンズ3bを
介してポリゴンミラー3cに到る。ポリゴンミラー3c
はスピンドルモータ3eにより一定速度で回転している
から、入射レーザ光をF−θレンズ3dを介して感光ド
ラム1の長手方向(C矢印方向)に繰返し移動させる。
従って、感光ドラム1をA矢印方向に回転させながら、
印刷情報によりオン・オフ変調されたレーザ光をドラム
長手方向に走査させれば、ドットイメージの光学像が照
射されたことになり、感光ドラム表面にドットイメージ
の静電潜像が形成される。
【0006】転写帯電器5の帯電線5aには−4KV〜
−7KVの直流高電圧が印加されて、定電流が流れるよ
うになっている。このため、帯電線5aと帯電器のシャ
ーシ5b間、あるいは帯電線5aと感光ドラム1間でリ
ークが発生することがある。又、帯電線5aに導電性の
異物が付着し、あるいは汚れや傷によりリークを生じる
場合もある。リークした時、転写帯電器5のインピーダ
ンスZは減小する。転写帯電器5は正常時、図15(a)
に示すように定電流源12cより直流高電圧VT(=V
TN=iT・ZN)を印加されて一定の電流iTが流れるよ
うに制御されている。このため、リークが発生してイン
ピーダンスがZNからZLに減小すると、図15(b)に示
すように印加電圧はVTL(=iT・ZL)に低下する。印
加電圧が低下すると、記録担持体すなわち感光ドラム1
上に形成されたトナー像は転写媒体である用紙CPに正
常に転写されなくなる。尚、短絡が発生した場合には、
インピーダンスZは更に低下してVTS=(iT・ZS)と
なり転写は不可能となる。
【0007】従来は、転写が正常に行われたこと、換言
すれば正常に転写が行われなかったこと(転写抜け)を
検出する有効な手段はなく、定電流源の保護回路、すな
わち、過電流検出回路または過電圧検出回路を備えてい
るのみであった。しかし、これらは、定電流源を駆動す
る駆動回路や負荷(転写帯電器)の破損に対する保護の
ために設けられた検出回路であり、これらの設定値は転
写を保証する値よりはるかに高く設定されており、リー
クによる転写抜けを検出できない。特開昭63-10167号公
報には、転写帯電器のコロナ放電用として用いられる定
電流源の異常を電流値の変動により検出することが示さ
れている。すなわち、転写帯電器に流れ込む転写電流が
設定値以上変動する場合には電源異常が発生しているも
のとするものである。しかし、かかる公知例の方法では
電源異常は検出できるが、リークによる放電異常、換言
すればリークによる転写抜けは検出できない。なぜなら
ば、リークによる放電異常に際して、転写帯電器に流れ
込む電流は若干変化しても、直ちにフィードバックがか
かって電流値は一定となるように制御されるからであ
る。このように電流値を一定にするのが定電流源の本質
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上より、従来はリー
クによる転写抜けを自動的に直ちに検出できず、何枚か
印刷してからユーザが転写抜けを発見するもので、多数
枚の不良印刷が行われてしまう問題があった。すなわ
ち、従来は転写抜けが発生しても正常に印刷されたもの
として出力される問題があった。又、従来はリークによ
る転写抜け、換言すれば放電異常の検出が遅れ、別の異
常を誘導する問題があった。更に、従来は印刷不良(転
写抜け)を発見しても、どこに異常が発生しているのか
判別が難しく保守作業が面倒となる問題があった。以上
から本発明の第1の目的は、リークなどによる放電異
常、すなわち転写抜けを自動的に検出して警報を発生で
きる転写装置を提供することである。本発明の第2の目
的は、転写電圧あるいは転写電流値を変更して転写能力
を変えても、確実に転写抜けを検出できる転写装置を提
供することである。本発明の第3の目的は、印刷速度等
に基づいて転写抜け検出感度を変更できる転写装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。21は電子写真式プリンタにおける記録担持
体(感光ドラム)、22は前帯電器、23は光学ユニッ
ト、24は静電潜像をトナー像に現像する現像部、25
は転写装置、26は光除電器、27はクリーナである。
転写装置25において、30はコロナ放電により用紙C
PをトナーTNの帯電荷と逆極性に帯電する転写帯電
器、40は転写電圧値VTCと、転写を保証する転写保
証電圧値VACを設定する設定部、50は設定された転
写電圧値VTCに応じた値を有する転写電圧VTを転写
帯電器に印加して定電流iTを該転写帯電器に供給する
定電流源、60は転写帯電器の印加電圧VTを検出する
電圧検出部、70は転写保証電圧値VACに応じた転写
電圧VAを出力する転写電圧発生部、80は検出電圧VT
と転写保証電圧VAを比較し、検出電圧が転写保証電圧
より小さくなったときにアラームALM1を発生する比
較部である。
【0010】
【作用】転写に際して、設定部40は最良の転写が得ら
れる転写電圧値VTCを設定すると共に、転写を保証す
る転写保証電圧値VACを設定する。定電流源50は設
定された値の転写電圧が転写帯電器30に印加されて一
定の転写電流iTが流れるように定電流制御する。これ
により、転写帯電器30はコロナ放電により用紙CPを
トナーTNの帯電荷と逆極性に帯電してトナー像を用紙
に転写する。電圧検出部60は転写帯電器30への印加
電圧VTを検出し、比較部80は検出電圧VTと転写保証
電圧VAを比較し、検出電圧VTが転写保証電圧VAより
小さい場合にはリーク等の放電異常が発生して、転写抜
けが発生したものとしてアラームALM1を発生する。
このように、転写保証電圧を設定し、転写帯電器への印
加電圧がこの転写保証電圧以下になったか否かを監視す
ることにより、確実に、かつ自動的に、しかも直ちに、
リークなどによる放電異常、すなわち転写抜けを検出で
きる。
【0011】又、設定部40は種々の転写電圧値VTC
と転写保証電圧値VACをそれぞれ可変に設定できるよ
うにする。例えば、転写帯電器30に対向する用紙部分
(先端、中央、後端等)に対応させて転写電圧値と転写
保証電圧値を記憶しておき、転写帯電器30に対向する
用紙部分を検出し、該用紙部分に応じた転写電圧値と転
写保証電圧値を設定する。このようにすれば、用紙部分
に応じて最適の転写能力で転写ができると共に、転写能
力に応じた転写抜けの検出ができる。更に、比較部80
は、検出電圧VTが転写保証電圧VAより設定時間以上小
さくなったときにアラームを発生するようにし、該時間
を例えば記録速度(高速/中速/低速)に応じて可変す
る。すなわち、高速になる程、異常放電の時間が短くて
も転写抜けに対する影響度が大きいから設定時間を短く
する。このようにすれば、印刷速度等に基づいて転写抜
けの検出感度を変更でき、転写抜けを確実に検出でき
る。
【0012】
【実施例】 (a) 本発明の転写装置の概略 図2は本発明の転写装置のブロック構成図である。図
中、25は転写装置、30はコロナ放電により印刷用紙
をトナー像の帯電荷と逆極性に帯電する転写帯電器、4
0は電子写真式プリンタのプロセス全体を制御すると共
に、転写電圧値VTC、転写を保証する転写保証電圧値
VAC、異常検出時間TD等を設定するプロセス制御部
である。転写電圧値の設定は、例えば、−5KVを設定
する場合にはVTC=1とし、−6KVを設定する場合
にはVTC=2とし、−7KVを設定する場合にはVT
C=3とする。尚、転写帯電器30では転写電圧VT
転写電流iTは後述するように比例するから転写電圧値
に代えて転写電流値を設定することもできる。
【0013】50は設定された転写電圧値VTCに応じ
た電圧VTを転写帯電器30に印加すると共に定電流iT
を転写帯電器30に供給する定電流源、60は転写帯電
器の印加電圧VTを検出する電圧検出部、70は設定さ
れた転写保証電圧値VACに応じた転写保証電圧VA
発生する転写保証電圧発生部、80は検出電圧VT′と
転写保証電圧VAを比較し、検出電圧が転写保証電圧よ
り小さくなったときにアラームALM1を発生する比較
部である。定電流源50は図示しないが過電流検出回路
あるいは過電圧検出回路を備え、転写電圧VTあるいは
転写電流iTが設定されている過電圧あるいは過電流値
以上になると電源異常を示すアラーム信号ALM2を出
力する。90は異常検出時間設定部、100はアラーム
信号ALM1,ALM2の論理和をアラーム信号ALM
として出力するオアゲートである。
【0014】印刷用紙先端が転写帯電器30に位置する
タイミングを見計らって、プロセス制御部40は最良の
転写が得られる転写電圧値VTCを定電流源50に設定
すると共に、転写を保証する転写保証電圧値VACを転
写保証電圧発生部70に設定する。定電流源50は設定
された値を有する転写電圧VTが転写帯電器30に印加
されて一定の転写電流iTが流れるように定電流制御す
る。これにより、転写帯電器30はコロナ放電により印
刷用紙をトナー像の帯電荷と逆極性に帯電し、該トナー
像を印刷用紙に転写可能となる。電圧検出部60は転写
帯電器30への印加電圧VTを検出し、転写保証電圧発
生部70は設定された値を有する転写保証電圧VAを出
力する。比較部80は検出電圧VT′と転写保証電圧VA
を比較し、検出電圧VTが転写保証電圧VAより大きい場
合にはリーク等の放電異常が発生しておらず、転写抜け
なく正常に印刷が行われていると判断する。しかし、リ
ーク等の放電異常が発生すると転写帯電器30のインピ
ーダンスが低下するため(電流iTの値は一定)、転写帯
電器30の印加電圧VTが減小し、検出電圧VT′が転写
保証電圧VAより小さくなる。かかる場合には、比較部
80は放電異常すなわち転写抜けが発生したものとして
アラームALM1を発生し、オアゲート100を介して
プロセス制御部40に通知する。プロセス制御部40は
アラーム信号ALMを受信すると、印刷を停止すると同
時に、異常発生を上位装置に通知する。
【0015】図3はアラーム検出のタイムチャ−トであ
る。転写電圧駆動信号VTONがハイレベルとなると定
電流源50は転写帯電器30に転写電圧VTを印加す
る。かかる状態で、リークが発生すると転写電圧VT
転写保証電圧VA以下になり(尚、以後、大小関係は絶
対値を基準に考えるものとする)、比較部80はアラー
ムALM1を出力する。以上では、アラーム信号ALM
1,ALM2をオアゲートを介してプロセス制御部40
に通知したが、オアゲートを介さず別々にプロセス制御
部40に通知することもできる。このようにすれば、転
写抜けアラームか、過電流(過電圧)アラームかの区別
ができる。又、転写保証電圧VAは設定された転写電圧
の90%というように定めておけば、一々転写保証電圧
値VACを設定する必要はなく、転写電圧値より計算す
ることができる。
【0016】ところで、プロセス制御部40は種々の転
写電圧値と転写保証電圧値をそれぞれ可変に設定できる
ようになっている。例えば、転写帯電器30に対向する
用紙部分(先端、中央、後端等)に対応させて転写電圧
値と転写保証電圧値をメモリに記憶しておき、転写帯電
器30に対向する用紙部分を検出し、該用紙部分に応じ
た転写電圧と転写保証電圧を設定する。このようにすれ
ば、用紙部分に応じて最適の転写能力で転写ができ、し
かも転写能力に応じた転写抜けの検出ができる。図4は
3つの転写電圧値VT1〜VT3と転写保証電圧値VA
1〜VA3を連続的に設定した場合のアラーム検出のタ
イムチャ−トである。転写電圧駆動信号VTONがハイ
レベルとなると定電流源50は転写電圧値VTC(=1
〜3)に応じた転写電圧VT(=VT1〜VT3)を転
写帯電器30に印加する。又、転写保証電圧発生部70
は転写保証電圧値VACに応じた転写保証電圧VA(=
VA1〜VA3)を出力する。かかる場合、VTC=2
に応じた転写電圧VT(=VT2)を転写帯電器30に
印加している状態で、リークが発生すると転写電圧VT
は転写保証電圧VA(=VA2)以下になり、比較部8
0はアラームALM1を出力する。
【0017】比較部80は検出電圧VTが転写保証電圧
Aより設定時間以上小さくなったときにアラームを発
生するもので、該時間を可変に設定できるようになって
いる。すなわち、プロセス制御部40は転写電圧値VT
C、転写保証電圧値VACの設定と同時に、異常検出の
設定時間データTDを異常検出時間設定部90に入力す
る。設定時間は例えば記録速度(高速/中速/低速)に
応じて可変するものとし、高速になる程異常と認定する
ための設定時間を短くする。これは、高速になる程、異
常放電の転写抜けに対する影響度が大きいからである。
異常検出時間設定部90は設定時間データTDが指示す
る設定時間を比較部80に入力し、比較部80は、検出
電圧VTが転写保証電圧VAより設定時間以上小さくなっ
たときにアラーム信号ALM1を発生する。以上によ
り、印刷速度等に基づいて転写抜けの検出感度を変更で
き、転写抜けを確実に検出できる。
【0018】(b) プロセス制御部 図5は転写帯電器に対向する用紙部分に応じて転写電圧
と転写保証電圧を可変に設定すると共に、記録速度(高
速/中速/低速)に応じて異常検出の設定時間を可変に
する場合のプロセス制御部の構成図である。40はプロ
セス制御部、110は記録装置の操作パネル、120は
用紙搬送系の転写帯電器のホッパ側に設けられた用紙端
部検出部であり、用紙先端を検出した場合に信号SPを
出力する。プロセス制御部40において、40aはプロ
セッサ、40bはメモリであり、転写帯電器30に対向
する用紙部分(先端部、中央部、後端部)に応じた転写
電圧VTと転写保証電圧VA並びに記録速度に応じたク
ロック(設定時間)CLK1〜CLK3をそれぞれ記憶
する。40cは用紙先端検出時刻からの経過時間を計時
するタイマ、40dは経過時間をデコードすることによ
り、転写帯電器30に位置する用紙部分(先端部、中央
部、後端部)の別を出力するデコーダである。
【0019】予め、操作パネル110を操作して、用紙
部分(先端部、中央部、後端部)に応じた転写電圧VT
と転写保証電圧VAをメモリ40bに記憶すると共に、
記録速度に応じたクロック(設定時間)CLK1〜CL
K3をメモリ40bに記憶する。又、記録装置の高速/
中速/低速の別を設定をしておく。かかる状況で、用紙
端部検出部120により用紙先端が検出されると(SP
=”1”)、タイマ40cは経過時間の計時を開始す
る。経過時間が予め定められた第1の時間になって用紙
先端が転写帯電器30に到達すると、デコーダ40dは
用紙先端信号をプロセッサ40aに入力する。プロセッ
サ40aは転写電圧駆動信号VTONを出力すると共
に、用紙先端部に応じた転写電圧VTと転写保証電圧V
Aをメモリ40bから読み出して出力し、同時に記録速
度に応じたクロック特定データ(設定時間データ)TD
を出力する。以上により、前述の転写電圧の発生・帯電
制御、異常放電による転写抜けの検出制御が行われる。
【0020】用紙が送られて、経過時間が第2の時間に
なって印刷用紙の中央部が転写帯電器に到達すれば、デ
コーダは用紙中央信号をプロセッサ40aに入力する。
プロセッサ40aは用紙中央部に応じた転写電圧VTと
転写保証電圧VAをメモリ40bから読み出して出力
し、転写電圧発生・帯電制御、転写抜けの検出制御を実
行させる。引き続き用紙が送られて、経過時間が第3の
時間になって印刷用紙の後端部が転写帯電器に到達すれ
ば、デコーダは用紙後端信号をプロセッサ40aに入力
する。プロセッサ40aは用紙後端に応じた転写電圧V
Tと転写保証電圧VAをメモリ40bから読み出して出
力し、以後、転写電圧による帯電制御、転写抜けの検出
制御を行わせる。そして、更に用紙が送られて用紙最後
端が転写帯電器を通過したタイミングでデコーダ40d
は用紙通過信号を発生し、該信号によりプロセッサ40
aは転写電圧駆動信号VTONをオフして1枚の印刷用
紙に対する一連の転写制御を終了する。以上では印刷用
紙を検出するセンサーを転写帯電器の前方に1つ設けた
場合であるが、用紙検出センサーを転写帯電器の前方、
後方に1個づつ設けるようにして転写帯電の開始、終了
のタイミングを決定することもできる。
【0021】(c) 転写電圧と転写保証電圧 図6は転写帯電器30の転写電流iTと転写電圧VT及び
転写能力を示す特性図である。転写帯電器では転写電流
Tと転写電圧VTが比例関係にあり、ある一定の負荷イ
ンピーダンスZNになっている。しかし、ある値以上に
なると、転写電流iTに対する転写電圧VTは飽和状態に
なり、インピーダンスが変化する。転写能力から見た場
合、転写電流iTの増加、すなわち転写電圧VTの増加に
より、転写能力は高くなる。しかし、転写電流iTを増
加すると印刷用紙と感光ドラム間の吸着力が大きくな
り、感光ドラムから用紙が分離できにくくなる。そのた
め、分離不良を回避する値が転写能力の上限値となる。
又、転写電圧VTの下限値(転写保証電圧VA)は印刷用
紙に転写される最良のレベルよりはやや印字濃度は低下
するが判読可能なレベルに設定する。最良のレベルは印
刷用紙の転写位置(先端、中央、後端)あるいは用紙の
表面、裏面、用紙の材質等により変化し、例えば図6の
VT1〜VT3となり、又、最良レベルに応じて転写保
証電圧もVA1〜VA3のように変化する。尚、過電流
と過電圧の設定値は転写能力の上限値より更に高い値に
設定されている。
【0022】(d) 異常検出時間 リークした時の異常電圧のパルス幅は一定していない。
低速の記録装置と高速の記録装置ではそのリーク幅の影
響度合が異なる。低速機では、転写抜けが発生していな
い時間でも、高速機では転写抜けとなる。従って、高速
機ほど短いリーク幅を検出できるように感度を向上して
確実に転写抜けを検出する必要がある。一方、短いリー
ク時間では高速機で転写抜けが発生しても低速機では転
写抜けが発生しない。従って、低速機ほど比較的長いリ
ーク幅のみを検出するように感度を落し、確実に転写抜
けを検出する必要がある。高速機/中速機/低速機にお
ける異常検出時間(リーク幅)は実験的に決定すればよ
いが、例えば高速機では5〜10ms、中速機では20
〜30ms、低速機では30〜50msとする。
【0023】(e) 転写装置の詳細な構成 図7は本発明に係る転写装置の詳細な構成図であり、図
2と同一部分には同一符号を付している。図中、30は
転写帯電器、40は印刷用紙が転写帯電器に位置するタ
イミングを見計らって、転写電圧値VTC、転写保証電
圧値VAC、異常検出時間データTD、転写電圧駆動指
令VTONを出力するプロセス制御部、50は定電流
源、60は電圧検出部、70は転写保証電圧発生部、8
0は比較部、90は異常検出時間設定部、110は操作
パネル、130はイネーブル/リセット信号発生部であ
る。
【0024】定電流源50は、プロセス制御部40から
設定された転写電圧値VTCを記憶するレジスタ50a
と、該転写電圧値VTCをアナログに変換するDA変換
器50bと、DA変換器出力を増幅する増幅器50c
と、転写帯電器30に転写電圧VTを印加して一定の電
流iTを供給する定電流回路(高圧発生部)50dを備
えている。電圧検出部60は定電流回路50dの出力電
圧(転写帯電器印加電圧)VTを抵抗R1,R2で分圧し
て比較部80に入力する。転写保証電圧発生部70は、
プロセス制御部40から設定された転写保証電圧値VA
Cを記憶するレジスタ70aと、転写保証電圧値VAC
をアナログに変換するDA変換器70bと、DA変換器
出力を増幅する増幅器70cを備えている。
【0025】比較部80はコンパレータ(CMP)80
aと立上り検出部80bとJ−Kフリップフロップ80
cを備えている。コンパレータ80aは検出電圧VT
と転写保証電圧VAの大小を比較し、VT′<VAのとき
ハイレベルになるリーク発生信号LGSを出力する。立
上り検出部80bはリーク発生信号LGSがハイレベル
になった時、クロック信号CLKに同期してリーク検出
信号LDSをハイレベルにし、次のクロック信号CLK
が発生した時、あるいはリーク発生信号LGSがローレ
ベルになった時にリーク発生信号LGSをローレベルに
する。フリップフロップ80cはリーク発生信号LGS
がハイレベルの時にクロック信号CLKによりセットさ
れてアラーム信号ALM1を出力する。
【0026】異常時間設定部90は、プロセス制御部2
4から設定されたクロック特定データ(設定時間デー
タ)TDを記憶するレジスタ90aと、第1〜第3クロ
ック信号発生部90b〜90dと、所定のクロック信号
を選択して出力するマルチプレクサ(MPX)90eを
有している。第1のクロック信号発生部90bは周期5
〜10msecの第1のクロック信号CLK1を出力し、第
2のクロック信号発生部90cは周期20〜30msecの
第2のクロック信号CLK2を出力し、第3のクロック
信号発生部90dは周期30〜50msecの第3のクロッ
ク信号CLK3を出力する。プロセス制御部40から設
定されるクロック特定データ(設定時間データ)TD
は、高速記録の場合には第1のクロック信号CLK1を
選択すべくTD=1となり、中速記録の場合には第2の
クロック信号CLK2を選択すべくTD=2となり、低
速記録の場合には第3のクロック信号CLK3を選択す
べくTD=3となる。高速のクロック信号であればリー
ク等の異常放電時間が短くてリーク発生信号LGSのハ
イレベル期間が短くても、フリップフロップ80cをセ
ットしてアラーム信号ALM1を出力できる。しかし、
低速クロック信号ではリーク等の異常放電時間が短い時
には、フリップフロップ80cをセットできずアラーム
ALM1を出力しない。
【0027】イネーブル/リセット信号発生部130は
転写電圧駆動指令VTONによりイネーブル信号ENS
を出力し、このイネーブル信号により、比較部80の立
上り検出部80bは放電異常検出(転写抜け検出)が可
能になる。又、イネーブル/リセット信号発生部130
は転写電圧駆動停止指令*VTONにより1クロック時
間だけリセット信号RSTを出力し、定電流源50のレ
ジスタ50a、転写保証電圧発生部のレジスタ70a、
異常時間設定部90のレジスタ90a、フリップフロッ
プ80cの内容を0にリセットする。
【0028】(f) 定電流回路の構成 図8は定電流源における定電流回路(高圧発生部)の構
成図であり、30は負荷となる転写帯電器、50dは定
電流回路である。定電流回路50dにおいて、50d-1は
指令された転写電圧VTinに応じた振幅を有する三角波
電圧信号VSを発生する三角波発生回路、50d-2は転写
帯電器30に流れる転写電流iTを検出する転写電流検
出部、50d-3は三角波電圧信号VSと転写電流iTが流れ
る抵抗R1の端子電圧V1(=iT・R1)の大小を比
較するコンパレータを備えた電圧比較部、50d-4は三角
波電圧信号VSと端子電圧V1の大小に応じて直流電圧
V2をチョッピングしてDC−AC変換するスイッチン
グ部、50d-5はスイッチング部によりDC−AC変換さ
れた交流信号を一次側に入力されるトランス、50d-6は
トランスの二次側出力を整流するダイオード構成の整流
器である。
【0029】スイッチング部50d-4はVS>V1であれ
ばオンし、VS<V1であればオフする。従って、転写
電流iTが一定の電流値Iに等しく、端子電圧V1が実
線のレベルを保持している時、スイッチング部50d-4は
図9のSW1に示すデューティでオン・オフする。かか
る状態において、転写電流iTが一定の電流値I以下に
減小して端子電圧がV1′に低下すると(点線参照)、
SW1′で示すようにスイッチング部50d-4がオンして
いる時間が長くなり、トランス50d-5の二次側出力が増
大する。この結果、V1が増大し、転写電流iTが増加
し、一定値Iに等しくなる。逆に、転写電流iTが一定
の電流値I以上に増加すると、端子電圧V1が増大し
(一点鎖線参照)、SW1″で示すようにスイッチング
部50d-4がオンしている時間が短くなり、トランス50d-5
の二次側出力が減小する。この結果、V1が減小し、転
写電流iTが減小し、一定値Iに等しくなる。又、指令
転写電圧値VTinが増大すると、図10に示すように三
角波電圧信号VSの振幅が増大し、振幅が小さい場合
(点線参照)に比べてスイッチング部50d-4がオンして
いる時間が長くなり、結果的に転写電流iTが増加して
転写能力が向上する。
【0030】(g) 全体の動作 図11は図7に示した転写装置の動作説明の波形図であ
る。印刷用紙先端が転写帯電器30に位置するタイミン
グを見計らって、プロセス制御部40は転写電圧値VT
C、転写保証電圧値VAC、クロック特定データ(設定
時間データ)TD、転写電圧駆動指令VTONを順次出
力し、それぞれ定電流源50のレジスタ50a、転写保
証電圧発生部70のレジスタ70a、異常検出時間設定
部90のレジスタ90a、イネーブル/リセット信号発
生部130に設定する。転写電圧値VTCの設定により
定電流源50は設定された値を有する転写電圧VTを転
写帯電器30に印加して一定の転写電流iTが流れるよ
うに定電流制御する。これにより、転写帯電器30は印
刷用紙をトナー像の帯電荷と逆極性に帯電することが可
能になる。
【0031】電圧検出部60は転写帯電器30への印加
電圧VTを分圧して比較部80に入力し、転写保証電圧
発生部70は設定された値を有する転写保証電圧VA
発生して比較部80に入力する。又、異常検出時間設定
部90はクロック特定データTDが指示するクロック信
号(例えば第1クロック信号CLK1)を選択してクロ
ック信号CLKとして比較部80に入力する。比較部8
0は検出電圧VT′と転写保証電圧VAを比較し、検出電
圧VT′が転写保証電圧VAより大きい場合にはリーク等
の放電異常が発生しておらず、転写抜けなく正常に印刷
が行われていると判断する。
【0032】しかし、リーク等の放電異常により検出電
圧VT′が減小して転写保証電圧VAより小さくなると、
比較部80のコンパレータ80aはハイレベルのリーク
発生信号LGSを出力する。立上り検出部80bはリー
ク発生信号LGSがハイレベルになった時、クロック信
号CLKに同期してリーク検出信号LDSをハイレベル
にし、次のクロック信号CLKが発生した時、あるいは
リーク発生信号LGSがローレベルになった時にリーク
発生信号LDSをローレベルにする。図11の例では次
のクロック信号CLKが発生するまでリーク発生信号L
DSはハイレベルになっているから、該クロック信号に
よりフリップフロップ80cはセットされてアラーム信
号ALM1をプロセス制御部40に出力する。プロセス
制御部40はアラーム信号ALMが発生すると、印刷を
停止すると同時に、異常発生を上位装置に通知する。
【0033】以上ではクロック信号CLKとして高速ク
ロック信号CLK1が選択された場合であるが、低速の
クロック信号CLK2,CLK3がクロック信号CLK
として選択される場合には図11の点線で示すように、
リーク発生信号LDSは次のクロック信号CLKが発生
する前にローレベルになり、放電異常は検出されずアラ
ームは出されない。すなわち、高速クロック信号ほど転
写抜けの検出感度が向上する。
【0034】(h) 本発明の転写ユニットを用いた像形成
装置 図12は本発明の転写ユニットを用いた像形成装置の構
成図である。21は光導電体(感光体)を表面に有する
感光ドラムで、A矢印方向に一定速度で回転するもの、
22は感光ドラム表面を一様に帯電する前帯電器、23
は感光ドラム上に光学像を照射して静電潜像を形成する
露光用の光学ユニット、24は静電潜像に対応したトナ
ー像を形成する現像ユニット、30はトナー像を用紙C
Pに転写する転写帯電器で、図2の転写装置25を構成
するものである。尚、図示しないが感光ドラム21周辺
には感光ドラム上の帯電荷を除去する除電器、感光ドラ
ム上に残留するトナーを除去・清掃するクリーナ等が設
けられている。
【0035】前帯電器22により一様に例えばプラス帯
電された感光ドラム21表面に光学像を照射すると光が
あたった部分の電位が下がり、静電潜像が形成される。
ついで、現像ユニット部24において静電潜像をトナー
で現像してトナー像を形成する。しかる後、転写帯電器
30において用紙CPの裏面からトナー像の帯電電位と
逆極性(マイナス)の電位でコロナ放電を発生すれば、
用紙はマイナスに帯電され、これにより感光ドラム上の
トナー像は用紙CPに吸着されて転写される。トナー像
が用紙に転写された後、感光ドラム1は更に回転し、除
電器で除電され、クリーナで残留トナーを除去され、次
の静電潜像の形成に備えられる。
【0036】151はプレプリントされ、所定サイズに
カットされた用紙CPを多数枚収容するホッパである。
カットされた用紙CPは、その製造時に紙粉除去のため
に導電性ブラシで掃かれるため、導電性ブラシの繊維が
抜けて用紙間に存在していることがある。152はホッ
パから用紙を1枚づつピックして繰り出すピックアップ
ローラ、153はホッパから繰り出された用紙を感光ド
ラム及びスタッカ方向に転送する転送パス、154は用
紙を感光ドラム21から分離する吸着ローラで、図示し
ないブロアでエア吸引されており、感光ドラム21に吸
着した用紙を分離する。155は搬送ベルト、156は
トナー像を用紙に定着させるフラッシュ定着器(定着器
ユニット)、157は裏面に印刷するために用紙移動方
向を反転する反転部、158は用紙を感光ドラム21と
ホッパ151間の搬送パスに反転して戻す反転パス、P
S4〜PS9は搬送パス153上に設けられた用紙検出
センサー、DPS1〜DPS4は用紙反転パス上に設け
られた用紙検出センサーである。
【0037】用紙は、ホッパ151から繰り出され、搬
送パス153を搬送されて転写部(転写帯電器)30に
到り、ここで感光ドラム21上のトナー像が転写され
る。ついで、用紙は吸着ローラ154により感光ドラム
から分離され、搬送ベルト155により定着器ユニット
156に搬送され、該定着器ユニットよりトナー像を定
着される。片面印刷の場合は、そのままスタッカに搬送
されるが、両面印刷の場合は、用紙を反転部157に送
り、ここで用紙移動方向を反転する。用紙は、反転パス
158を搬送され、表裏反転されて搬送パス153に乗
り移る。以後、裏面に転写部30により感光ドラム上の
トナー像を転写され、定着器ユニットで定着されてスタ
ッカに搬送される。尚、光学ユニット23による光学像
の照射開始、終了のタイミングや転写帯電器30による
コロナ放電の開始、終了のタイミングは、用紙センサー
PS5,DPS4により用紙を検出した時刻を基準に図
示しない制御部で制御され、正しく用紙上に印刷ができ
るようになっている。以上、本発明を実施例により説明
したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に
従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除す
るものではない。
【0038】
【発明の効果】以上本発明によれば、転写帯電器の電源
として定電流源を用いる場合、転写保証電圧を設定し、
転写帯電器への印加電圧がこの転写保証電圧以下になっ
たか否かを監視することにより、確実に、かつ自動的
に、しかも直ちに、リークなどによる放電異常、すなわ
ち転写抜けを検出できる。又、本発明によれば、種々の
転写電圧値と転写保証電圧値をそれぞれ可変に設定でき
るようにしたから、例えば用紙部分に応じて最適の転写
能力で転写ができると共に、転写能力に応じた転写抜け
の検出ができる。更に、本発明によれば、検出電圧が転
写保証電圧より設定時間以上小さくなったときにアラー
ムを発生するようにし、かつ、該時間を可変に設定でき
るようにしたから、例えば記録速度(高速/中速/低
速)に応じて設定時間を変更することにより転写抜けの
検出感度を変更でき、転写抜けを確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の転写装置の概略ブロック構成図であ
る。
【図3】アラーム検出タイムチャ−ト(その1)であ
る。
【図4】アラーム検出タイムチャ−ト(その2)であ
る。
【図5】プロセス制御部の要部構成図である。
【図6】転写電流−転写電圧特性図である。
【図7】本発明の転写装置の詳細な構成図である。
【図8】定電流回路の構成図である。
【図9】定電流回路の動作説明波形図(その1)であ
る。
【図10】定電流回路の動作説明波形図(その2)であ
る。
【図11】転写装置の動作説明用のタイムチャ−トであ
る。
【図12】本発明の転写装置を用いた像形成装置の構成
図である。
【図13】電子写真式プリンタの全体構成図である。
【図14】露光用光学ユニットの構成図である。
【図15】各種状態における転写電圧の説明図である。
【符号の説明】
21・・記録担持体(感光ドラム) 24・・現像部 25・・転写装置 30・・転写帯電器 40・・転写電圧値、転写保証電圧値を設定する設定部 50・・定電流源 60・・電圧検出部 70・・転写保証電圧発生部 80・・比較部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−148276(JP,A) 特開 平2−173678(JP,A) 特開 平4−86676(JP,A) 特開 平5−107834(JP,A) 特開 平4−101182(JP,A) 特開 昭62−178981(JP,A) 特開 昭62−56977(JP,A) 特開 昭59−104666(JP,A) 特開 昭59−72067(JP,A) 特開 平4−168465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 15/16 G03G 21/00 386

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録担持体に被転写材で像を形成し、コ
    ロナ放電により転写媒体を被転写材の帯電荷と逆極性に
    帯電して該被転写材を転写媒体に転写する記録装置にお
    ける転写装置において、 コロナ放電を発生する転写帯電器と、 転写電圧あるいは転写電流と転写を保証する転写保証
    電圧とをそれぞれ可変に設定する設定部と、 設定された転写電圧あるいは設定された転写電流に応じ
    た値を有する転写電圧を転写帯電器に印加する定電流源
    構成の高圧発生部と、 転写帯電器の印加電圧を検出する電圧検出部と、 検出電圧と転写保証電圧を比較し、検出電圧が転写保証
    電圧より小さくなったときにアラームを発生する比較
    を備えたことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 前記設定部は、 転写媒体の各部分に対応させて転写電圧あるいは転写電
    流と転写保証電圧とをそれぞれ記憶する記憶手段、 転写帯電器に対向する転写媒体部分に応じた転写電圧あ
    るいは転写電流と転写保証電圧とを前記記憶手段より読
    み出して設定する手段、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 【請求項3】 記録担持体に被転写材で像を形成し、コ
    ロナ放電により転写媒体を被転写材の帯電荷と逆極性に
    帯電して該被転写材を転写媒体に転写する記録装置にお
    ける転写装置において、 コロナ放電を発生する転写帯電器と、 転写電圧あるいは転写電流と、転写を保証する転写保証
    電圧と、放電異常と認定する時間をそれぞれ設定する設
    定部と、 設定された転写電圧あるいは設定された転写電流に応じ
    た値を有する転写電圧を転写帯電器に印加する定電流源
    構成の高圧発生部と、 転写帯電器の印加電圧を検出する電圧検出部と、 検出電圧と転写保証電圧を絶対値比較し、検出電圧が転
    写保証電圧より前記設 定時間以上小さくなったときにア
    ラームを発生する比較部を備え、 前記設定部は、記録速度に応じて前記時間を可変にする
    ことを特徴とする転写装置。
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