JP3266939B2 - トナー画像記録装置 - Google Patents

トナー画像記録装置

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JP3266939B2
JP3266939B2 JP19819692A JP19819692A JP3266939B2 JP 3266939 B2 JP3266939 B2 JP 3266939B2 JP 19819692 A JP19819692 A JP 19819692A JP 19819692 A JP19819692 A JP 19819692A JP 3266939 B2 JP3266939 B2 JP 3266939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー画像記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いて感光体などの
像担持体上に2種のトナー像を得る技術として、例えば
3レベル露光方式による技術が知られている。3レベル
露光方式にあっては、はじめに感光体表面を所定電位
(V0)に均一帯電し、帯電した感光体に像露光を行な
い、電位V0よりも小さい値の電位(V1)を有する領域と、
さらに電位V1よりも小さい値の電位(V2)を有する領域と
を形成することで、V0、V1およびV2からなる3レベル潜
像を得る。ここで、3レベル潜像の内、電位V0とV2の間
に存在する中間電位V1は、印刷物の地の部分、すなわち
背景部をなす領域であり、通常、この領域には現像剤は
付着しない。上記のようにして感光体に形成された潜像
の内、電位V0とV2の領域は、それぞれの現像装置によっ
て現像され、感光体上に2種のトナー像が形成されるこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な3レベル露光方式、あるいはこれに類する方式を用い
て感光体上にトナー像を得るトナー画像記録装置におい
ては、電位差|V0-V2|を中間電位V1で略二分し、電位
差|V0-V1|を第1トナー像を得るための電位として用
い、電位差|V1-V2|を第2トナー像を得るための電位
として用いている。従って、このようなトナー画像記録
装置において単色印刷を行なう場合には、2色印刷時の
略半分の帯電電位で足りることになる。しかしながら、
従来においては、単色印刷/2色印刷にかかわらず、感
光体表面を電位V0まで帯電させた上で像露光が行なわれ
ていたため、単色印刷時において感光体が過剰に帯電さ
れる状態となり、感光体寿命を短くしてしまうという欠
点があった。
【0004】本発明の目的は、単色印刷時と多色印刷時
とで帯電手段による帯電電圧を切り替えるようにし、像
担持体の過剰帯電を低減し、像担持体の長寿命化を図る
ことが可能なトナー画像記録装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像担持体表
面を均一に帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体に
像露光を行ない、第1色用の潜像と第2色用の潜像を形
成する潜像形成手段と、第1色用潜像と第2色用潜像を
現像し、前記像担持体上に第1トナー像と第2トナー像
を形成する現像手段とを備えたトナー画像記録装置にお
いて、前記像担持体上に第1色用潜像または第2色用潜
像のいずれか一方の潜像を形成し、前記像担持体上に単
色トナー像を得る単色モードと、前記像担持体上に第1
色用潜像および第2色用潜像を形成し、前記像担持体上
に多色トナー像を得る多色モードとが選択可能であると
ともに、前記単色モード時における像担持体表面電圧
が、前記多色モード時における像担持体表面電圧の略1
/2となるように前記帯電手段を制御する制御手段を備
えることにより達成される。
【0006】
【作用】上記構成によれば、単色印刷時と多色印刷時と
で像担持体の表面電圧が切り替えられるため、像担持体
の過剰帯電が低減され、像担持体の長寿命化を図ること
ができるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本発明によるトナー像の記録は、電子写真法、静電
記録法或いはこれに類似記録法を利用できるものであ
るが、以下では電子写真記録法とレーザ走査露光方式を
組合せたレーザプリンタに適用した場合を例示して説明
する。
【0008】(実施例1) 図1には本発明の一実施例が示されている。本実施例は
像担持体として光導電感光体を、トナー像を形成する現
像方式として帯電極性が異なる2種類のトナー像(例え
ば2色のトナー)を有する現像剤により同時に2種類の
トナー像を現像する方式を用いて、単色、2色、多色、
フルカラーのプリントが可能な装置の構成を示すもので
ある。ここで本実施例では2種類のトナーとしては2種
類の色とした場合で述べるが、色に限定されず、性質の
異なるもの例えば、磁性、電気抵抗等の違いでもよく、
この場合これらの単一もしくは多種の性質が合成された
トナー画像を得ることになる。
【0009】まず、単色もしくは2色のトナー像を記録
(例えば記録用紙)の片面あるいは両面に記録するこ
とについて述べる。
【0010】像担持体はドラム基体1にベルト状感光体
2が巻回されたもので、感光体2は一定量使用するとド
ラム基体1内から繰り出され、使用後は再びドラム基体
1内に巻き込み収納するようになっている。ドラム基体
1上の感光体2の表面は回転につれ帯電器3にて一様に
コロナ帯電される。帯電器3には帯電電圧をコントロー
ルするグリット4が設置されており、帯電器3のコロナ
ワイヤには高圧電源5が、グリット4にはグリット電源
6が接続されている。本実施例では感光体2は負に帯電
されるものとして記してある。続いてレーザ光源7から
出射されたレーザ光8を照射して感光体2上に記録すべ
き情報に対応した電荷潜像を形成する。このとき記録情
報源9からの信号でレーザ光源7をドライブする。
【0011】レーザ光8の照射により、2種類のトナー
像(例えば2色)を形成するための2種類の電荷潜像を
形成する(後述図2参照)ので、2種類の電荷潜像が正
しく、一定範囲の大きさに作られるように、帯電器3に
より帯電する表面電圧とレーザ光8での光量を制御す
る。感光体2の表面電圧を電位センサ10を用いて、レ
ーザ光を照射しない非露光部の表面電圧V01、第1の情
報源で露光した部位の表面電圧V1R、第2の情報源で露
光した部位の表面電圧(残留電圧)V2Rのうち少なくと
も2つを測定しV01−V1RならびにV1R−V2Rが一定範
囲内になるようにコントローラ11にてグリット電源
6、レーザ光源7をドライブして制御するのである。
【0012】各々の表面電圧は後続の現像特性によって
も変わるが、V01−V1RとV1R−V2Rは略等しく、各々
はV01の略1/2で300〜500V程度であるのが好
ましい。感光体2として有機光導電体を用いる場合、V
2Rは50〜150Vで、使用温度や使用時間に伴い変
化、変動するために上述のように表面電圧を検出し、V
01−V1RおよびV1R−V2Rの値を制御することにより、
安定した2種類の画像が得られるのである。
【0013】次に、このようにして形成された2つの電
荷潜像を、2種のトナーを用いて現像する。例えば黒色
トナーと有彩色カラートナーを用いて2色のトナー像を
形成する。黒色と有彩色カラートナーを用いる場合、混
色による画像汚れの防止ならびに黒色によるシャープな
像をうるために第1の現像をカラートナーによる正規現
像、第2の現像を黒色トナーによる反転現像が好まし
い。
【0014】第1現像器12aにはバイアス電源13a
がスイッチ14aを介し接続してありバイアス電圧とし
て周波数200〜5kHz、実効電圧0〜500Vの交
流電圧を直流電圧約V1Rに重畳して印加し、トナーとし
ては正極性に帯電したトナーイエロ(Y)色トナーと、
負極性に帯電したマゼンタ(M)色トナーを混合したも
のが用いられる。正に帯電したY色トナーはV1Rより大
きい負の表面電圧をもつ所に付着し、負に帯電したM色
トナーはV1Rより小さい負の表面電圧をもつ所に付着
し、Y色とM色の2色のトナー像が現像される。一方、
第2の現像器12bには、第1の現像器12aと同様の
バイアス電源13bがスイッチ14bを介して接続され
ており、トナーとしては正に帯電したシアン(C)色ト
ナーと負に帯電したブラック(K)色トナーを混合した
ものが用いられる。
【0015】バイアス電源13aと13bは用いるトナ
ーの性質により電圧、周波数が若干異なる方が良い場合
もあるが、通常同一仕様とすることも可能でこの場合、
共通電源とし、スイッチ14a、14bで各々の現像器
12a、12bに接続するようにすれば、装置を簡易化
できる。第2の現像器12bを選択した場合、前述の第
1の現像器12aで現像した場合と同様にしてC色とK
色の2色のトナー像が形成される。
【0016】上記の現像に際し現像剤として磁性キャリ
アとトナーとから成る2成分現像剤を用いる場合、潜像
の周辺効果に基づく異なった色同志の混色を防ぎ、かつ
均一性の良いトナー像を得るためには、その動的(動作
状態での)な現像剤の電気抵抗は106〜1011Ωc
m、望ましくは108〜1010Ωcmであって、その現
像ギャップを0.5〜2mm、望ましくは0.7〜1.
5mmとすると良い。また、バイアス直流電圧に重畳し
た交流電圧は、凝集した異色間もしくは同色間トナー同
志を分離させ混色を防ぎ、さらには、かぶり現像を抑止
させるものであって、現像剤の性質によっては省略する
ことも可能である。なお上記説明で色と帯電極性の関係
は一実施例であってこれに限定されるものではない。
【0017】以上の現像操作により感光体2上に形成さ
れた2色のトナー像は互に帯電極性が異なるものであ
る。従って転写前に両者の帯電極性を揃えるために帯電
器16にスイッチ15を介して高圧電源17を接続しコ
ロナ帯電する。その帯電極性は正又は負のどちらでも良
いが、ここでは、負の高圧電源17による負帯電の場合
で示してある。このようにして帯電極性を揃えられたト
ナー像を、まず中間転写体である誘電体ベルト19に転
写せしめて第1面トナー像25とする。続いて同様にし
て感光体2上に第2面トナー像18を作る。第1面トナ
ー像25は転写器20にて転写用の高圧電源21b、2
1cの作用の下で誘電体ベルト19に転移された後、帯
電器22にて帯電極性を正に反転される。このとき、帯
電器22にて帯電極性を正に反転される。このとき、帯
電器22にはスイッチ23にて高圧電源24が接続され
る。このようにして第1面トナー像25が得られる。
【0018】次に記録紙26がイメージセンサ27の下
を通過した後レジストローラ28にて整姿、搬送され転
写部に繰り出される。転写部では、記録紙26は感光体
2を巻回したドラムと誘電体ベルト19に挟まれた形で
3者は同期速度で移動する。誘電体ベルト19は用紙搬
送の役割を兼務している。感光体2上には第2面トナー
像18が形成されており、その帯電極性は負であり、一
方誘電体ベルト19上には第1面トナー像25が形成さ
れており、その帯電極性は正である。また転写器20に
印加する電圧をスイッチ21aで正の高圧電源21cを
選ぶと、このコロナ帯電の極性は正である。従って転写
部においては、第1面トナー像25と第2面トナー像1
8とは各々記録紙26表裏に同時に転移する。このよう
にして最終記録体の両面に第1、第2のトナー像18、
25が転写された転写後、記録紙29はヒートロール3
0、ヒートロール31にて両面に熱が加えられ同時に定
着される。
【0019】記録紙29の両面への転写後、誘電体ベル
ト19に残留する電荷ならびにトナーは除電器32にス
イッチ33を動作せしめ交流電源34を印加して電荷を
除電、中和した後、クリーナ35を接触させ残留トナー
を除去する。このようにして誘電体ベルト19は、次の
第1面トナー像25を転移形成のために備えられる。ま
た感光体2に残留する電荷ならびにトナーはイレーザ3
6(ACコロナもしくは一様露光の単独または両者の組
合せ)を作用させた後、クリーナ37にて除去され、次
の作像に供される。
【0020】以上のようにして、連続的に記録紙に2色
のトナー像を両面に記録することが可能となる。本装置
によれば、記録紙26の任意の片面に記録することも可
能である。すなわち、上述した第1面トナー像25もし
くは第2面トナー像18の一方を形成し、記録紙26に
転写すれば良いのである。さらに、記録紙26の一方に
既に他の情報もしくは不要のプリントがあるとき(例え
ば裏紙にプリントする場合)にはイメージセンサ27に
てその有無を検出し、必要な面にのみ記録させることも
できる。上記では各面に2色で記録する場合で述べた
が、片面に2色もしくは単色、片面に単色のみ、両面に
単色、各面に異なる色など色々な組合せで記録できる。
【0021】感光体2の表面電圧を制御するために電位
センサ10を用いることを述べたが、センサ10の感度
の経時変化の影響を防ぐには、基準電圧にて随時比較、
調整するのが望ましい。本実施例においては、感光体の
継目を塞ぐドラムキャップ38を導体でつくり、これを
一定の電圧に保つことで達成できる。この電圧を電位セ
ンサ10で検出し、比較するのである。ドラムキャップ
38に定電圧素子、コンデンサを接続すれば、一定の電
圧を得ることができる。
【0022】なお、本実施例で転写器20はコロナ帯電
器を用いているが、この代りに電圧を印加したロールを
用いることもできる。この場合、感光体2のドラムと接
する誘電体ベルト19の曲率半径を小さく出来るので、
記録紙の転写部からの分離が円滑にできる利点、高圧電
源の電圧が低くても良いこと、感光体2と記録紙26と
の密着性を良くできるなどの利点がある。
【0023】また、第1、2の記録媒体の形状は本実施
例以外にドラム−ドラム状、ベルト−ベルト状、ベルト
−ドラム状のいずれの組合せでも良く、第2の記録媒体
(誘電体ベルト)は誘電体である必要は必ずしもなく、
半導電体、導体であっても良い。導体の場合には、転写
時のバイアス電源をこれに直接接続する。
【0024】以上述べた図1の構成は本発明の基本形で
ある。次にこの基本形を用いて単色、2色、マルチカラ
ー、フルカラー記録することを説明する。第1、2現像
器12a、12bのトナーの色と帯電極性が前述のもの
であるとき、Y、M、C、Kの各色の単色は露光による
潜像形成、現像器の選択により感光体上にトナー像を形
成しこれを記録紙26の表面に記録できる。このときト
ナーの帯電極性に応じて転写器20に印加する高圧電圧
をスイッチ21aにて負極性の高圧電源21b、正極性
の高圧電源21cのどちらか選択すれば、帯電器16を
動作させずにトナー像を記録紙26に転写できる。例え
ば負極性のK色トナーの場合、負極性の高圧電源21b
を選択する。このようにすると、帯電器16のトナー像
に対する帯電により発生する若干のトナー像の乱れを防
止できること、異極性トナーにより混色トナーの転写を
防止できること、かぶりトナーの転写を防止もしくは軽
減できること、感光体への再帯電によるストレスを軽減
できること、コロナ帯電器より発生するオゾンの量を総
合的に減少させることができることなどの利点を持つ。
【0025】次に、YM、CKの2色記録は前述したよ
うに第1、第2現像器12a、12bの選択のみで1回
の現像、1回の転写で記録紙26表面に記録できる。勿
論この色の組合せは、第1、2現像器12a、12bが
各々もつトナーの色の組合せを変えれば、MC、YKも
しくはYC、MKのように選定することも可能である。
【0026】任意の2色、マルチカラー、フルカラー像
をプリントする場合には、誘電体ベルト19にまず1も
しくは2色のトナー像を1回の転写で形成し、続いて他
の1もしくは2色トナー像を位置合せして転写し、さら
に合成されたカラートナー像を記録紙26の裏面に転写
する。例えば、フルカラー像を得る場合第1現像器12
aでY、Mトナー像を現像しこれを誘電体ベルト19上
に転写し、続いて第2現像器12bでC、Kトナー像を
形成しこれを誘電体ベルト19上に位置合せして合成す
るのである。
【0027】このとき、色の組合せ、色順序としては
(Y、M)の次に(C、K)を作像するのが最も望まし
い。これは、フルカラーでの発色を考えるにトナーは重
なった形となることが望ましいが、この色の組合せであ
るとYとC、MとCの重ねが可能であり色再現範囲が拡
がる、YとMの重ねはできないがM色はもともとYとM
の重ね色である赤色に近くYとMの並置でも赤色の再現
が可能だからである。色順序は明度の大きい色を先に現
像すると記録紙上では、上層にくるので望ましい。この
点から通常(Y、M)、(C、K)の組合せ及び色順序
が良い。
【0028】一方位置合せ精度上から(M、C)と
(Y、K)の組合せとし画像処理でカラーと黒色とを分
離する手法をとり入れると、位置合せ精度を緩くでき
る。即ちM、CはKと重なることはないし、MとCは1
回で書き込むので2回の転写による位置ずれはないし、
M、CとYとの重ねは視覚的にYが目立たないので実用
上それ程問題にならない。
【0029】このようにして本実施例によれば、感光体
2からの1回の転写で単色および特定の2色を記録紙2
6の表面、裏面もしくは両面に、感光体2からの2回の
転写で記録紙26の裏面に任意の2色、マルチカラー、
フルカラーの記録が可能となり、これらを選定できる。
【0030】次に図1の構成によりマルチカラー、フル
カラーを形成する更に他の場合について述べる。これ
は、感光体2上に単色のトナー像を形成し、1色毎に誘
電体ベルト19に位置合せして転写し、合成したカラー
トナー像を記録紙26の裏面に転写するものである。例
えば明度の大きいY、M、C、Kの順に4回の転写で誘
電体ベルト19上にカラー像を形成する。これでは各色
カラートナーは重ねて形成できるので色再現範囲の広い
カラー像を得ることができる。この作像プロセスにおい
ては、帯電器16による転写前の帯電は、各色トナー4
色について行っても良いが、転写器20に印加する電圧
と同極性のトナーで作像するときのみ動作させた方が、
感光体2へのストレス軽減、画質低下を防ぐ上で望まし
い。
【0031】次に図1構成の装置を用いてカラー画像を
形成する更に他の場合を説明する。前述までは、感光体
2上に形成するトナー像は1回の潜像形成で2色までの
トナー像を得るものであるが、図1の構成によれば2〜
4回の潜像形成で感光体上にフルカラー像を形成し、そ
れを記録紙26あるいは誘電体ベルト19に転写でき、
両面へのフルカラー像のプリントが可能となる。
【0032】まず2回の潜像形成でフルカラー像を作る
ことを説明する。前述のように、感光体2に2つの情報
で変調したレーザビーム露光で2色に対応する電荷潜像
を形成し、第1の現像器12aを動作せしめ、Y、M色
のトナー像をつくる。帯電器16、誘電体ベルト19、
クリーナ37を動作させない(誘電体ベルト19、クリ
ーナ37は感光体2と非接触)で、再び帯電器3を動作
させ感光体2を帯電し、他の2つの情報でレーザビーム
を変調し、露光により他の2色に対応する電荷潜像を形
成し、第2の現像器12bを動作せしめ、C、K色のト
ナー像を先きのY、Mトナー像に位置合せして現像す
る。従って、この第2の現像では、感光体2表面とソフ
ト現像もしくは非接触であるのが望ましい。このように
してフルカラー像が感光体上に形成される。このフルカ
ラー像を帯電器16を動作させ、トナーの帯電極性を揃
えた後、記録紙26又は誘電体ベルト19に転写するの
である。この作像法にあっては第2回目の潜像形成では
感光体2上にトナーがある状態で露光するために作像の
色順序は明度並びに透明性の良い(Y、M)につづき
(C、K)とするのが望ましい。
【0033】次に、3〜4回の潜像形成、現像で感光体
2上にフルカラートナー像を形成することを述べる。前
述の感光体ドラムを2回転で感光体2上にトナー像を重
ねていくのと同様であるが、この場合は1回転毎に1色
づつ位置合せして重ねていくものである。例えば、第1
回転目では、Y色に対応する潜像を作り第1現像器12
aでY色トナー像を形成する。第2回転目ではM色に対
応する潜像を形成し第1現像器12aでM色トナー像を
位置合せして形成する。以下同様にして第3回転目で第
2現像器12bでC色トナー像を、必要に応じ第4回転
目でK色トナー像を形成する。このようにしてフルカラ
ートナー像を感光体2上に作り、これを記録紙26また
は誘電体ベルト19上に転写するものである。これは前
述の1回転で2色つづトナー像を形成し重ねていくもの
に比し、1色つづ重ねるものであるためより広い色再現
範囲を得ることができる。色順序は前述と同様に露光時
のトナーの遮蔽効果軽減、現像器内への不用異色トナー
の混入の影響軽減の点から明度、透明度の大きい順が望
ましい。また第2回目からの現像では感光体2と現像剤
とはソフトタッチ或いは非接触であるのが望ましい。
【0034】以上図1の構成で、単色からフルカラー像
を得る幾つかを説明したが、これらのうち任意の数だけ
組合せて選択できる装置とすれば、必要な記録内容(単
色、特定の色、任意の2色、マルチカラー、フルカラ
ー、片面、両面など)、画質を持つプリント像を適正な
プリント速度で得ることができる。
【0035】図2は感光体に形成される潜像の電位分布
を示すものである。同図(a)は図1で説明した基本形
に対するものであり、感光体の表面はまず表面電圧V01
に帯電され、次に露光により、このV01を略2分するよ
うに第1の潜像イと第2の潜像ロとを同時に形成する。
中間露光領域の表面電圧がV1Rであり、全露光強度領域
がV2Rで、感光体が持つ残留電圧レベルはほぼV2Rであ
る。このようにして形成された二つの潜像イ、ロを異な
る色のトナー、異なる帯電極性を持つトナー像で現像し
て2色のトナー像を得るのである。現像器に略V1Rに等
しいバイアス電圧を印加することで、感光体と同極性の
帯電極性を持つトナーは口部に、反対極性を持つトナー
はイ部に付着する。
【0036】同図(b)、(c)は、図1構成の装置
で、単色を記録する場合の望ましい潜像形成を示すもの
で(b)は感光体の帯電極性と反対極性を持つトナーで
単色現像するとき(正規現像)、(c)は同極性を持つ
トナーで単色現像するとき(反転現像)である。(b)
では、感光体表面をV01´に帯電し、露光によりV2R
で電圧を下げ潜像イを形成し、現像時の直流成分をバイ
アス電圧として略V2Rを印加し、イ部にトナーを付着さ
せる。(c)では露光により潜像ロを形成し、現像時の
直流成分をバイアス電圧として略V01´を印加して、ロ
部にトナーを付着させる。このようにすることで感光体
への帯電による負荷を軽減するとともに現像時の混色や
かぶりを軽減することができる。
【0037】〔実施例 2〕図3は本発明の他の実施例
が示されている。この実施例の構成は図1の構成と基本
的には同じであるが現像器が各色のトナー毎に1個づつ
用意し、選択して順次使う点のみ異なる。例えば、図1
でのトナーの色とトナーの帯電極性をもつY、M、C、
K色に対応する4ヶ所に現像器12c、12d、12
e、12fを設け、スイッチ14c、14d、14e、
14fでバイアス電源13c、13d、13e、13f
(これらは、共通の電源から抵抗分配器で必要なバイア
ス電圧を発生させても良い)に接続する。第1の潜像形
成(第1回転目)でY、Mに対応する潜像を形成した
後、Y、Mの2つの現像器12c、12dを同時に動作
せしめ、Y、M色のトナー像を感光体2上に現像する。
このときの電荷潜像と現像バイアス電圧の関係は後述の
図4で述べる。
【0038】同様にして、C、Kの組合せ、M、Cの組
合せ、Y、Kの組合せでもできる。そのために、図1の
構成に比し特定2色(位置ずれの発生しない組合せ、1
回の潜像形成で作像できる2色、本実施例ではMY、C
K、YK、MC)の数が多くなること、色順序の組合せ
の選択範囲が広がること、各色の現像特性の調整がしや
すく不都合な混色やかぶりの発生を抑止できる(後述の
図4での説明参照)ことなどの利点があるが、機能は前
述の図1での構成と同様にもたすことができる。従っ
て、プリント内容、画質の選定については前述の図1で
の場合と同様の効果を得ることができる。
【0039】図4は、図3構成の実施例装置を用いて記
録する場合における感光体2上に形成される潜像と現像
時に現像器に印加するバイアス電圧(直流成分)との関
係を示したものである。同図で、感光体は負帯電である
ので電圧の極性は負である。同図(a)は、1回の潜像
形成で2色のトナー像を形成する場合で2ヶの現像器例
えばY色現像器12c、M色現像器12d(共に図3参
照)を用いる。Y色、M色トナーの帯電極性は図1での
場合と同様各々正、負極性とする。Y色現像器には潜像
の中間露光レベル域V1Rより大きいバイアス電圧V
b1を、M色現像器にはV1Rより小さいバイアス電圧Vb2
を印加するとイ部にはY色、ロ部にはM色トナーが付着
する。現像時には単色であるからどれか一つを動作させ
れば良い。各々の直流バイアス電圧には図1で述べたと
同様の交流バイアス電圧を重畳すると現像効率の向上、
不用トナーの混色防止、かぶり低減に効果がある。
【0040】現像剤として磁性キャリアとトナーとから
成る2成分現像剤を用いる場合には、図1でも例示し
た、キャリアとして平均粒径50〜150μmのフェラ
イト、マグネタイト、鉄粉を用い、現像剤としての動的
電気抵抗が106〜1011Ωm、望ましくは108〜10
10Ωcmであって、その現像ギャップを0.5〜2m
m、望ましくは0.7〜1.5mmとすると良い。同図
(b)、(c)は、図3構成で単色記録する場合の望ま
しい潜像形態と現像器に印加するバイアス電圧(直流成
分)の関係を示したものである。(a)での例と対応さ
せると(b)はY色現像器、(c)はM色現像器の場合
に相当し各々バイアス電圧VBN、VBRを印加する。勿論
交流電圧を重畳しても良い。感光体2を帯電器4(共に
図3参照)で帯電する電圧は(a)の場合のV0に対
し、(b)、(c)では約その1/2で良く、感光体へ
の負荷を軽減でき、感光体を長寿命化できる。
【0041】本実施例によれば、図1の構成に比し、現
像器に印加するバイアス電圧の設定値を各色毎に設定で
きるので使える現像剤や感光体の範囲も広く、画質も制
御しやすい利点がある。例えば感光体では、図4
(b)、(c)のようにして使う場合、図2(b)、
(c)と比較して残留電圧V2Rが高い感光体を用いるこ
とができる。また、単色で記録する場合、図4(b)、
(c)以外に図4(a)で一方の露光情報なしで露光す
れば単色記録できるが、いづれの場合でも単色記録時に
は帯電器16を動作させないで転写器20(いずれも図
3参照)に印加する電圧の極性をトナーの帯電極性に対
応させたものとすることが可能である。
【0042】この場合図1の構成のときに述べた利点の
他、各々の現像器に混入した異色異極性のトナーを現像
時に感光体に付着せしめることにより分離することがで
きる。この付着トナーは極性が異なるので転写されず最
終画像には影響しない。例えば、図4(b)でY色現像
器に混入したM色トナーがあるとすると、M色トナーは
BNより低い部分V2Rに付着し、Y色トナーはV02イ部
に付着し転写部ではY色トナーのみ記録紙に転移させる
のである。混入異色トナーは感光体に付着したままクリ
ーナ37で除去される。
【0043】〔実施例 3〕図5は本発明のトナー画像
記録装置の帯電器の他の実施例が示されている。トナー
の極性ならびに帯電量を揃えるための帯電器16やトナ
ークリーニング前にトナーの帯電量を一定にするための
帯電器或いは感光体上に残留電圧やトナーが付着した状
態(例えば感光体上にカラートナー像を重ねて形成する
プロセス)での帯電器3として適した帯電器の構造例で
ある。
【0044】同図(イ)において、帯電器はシールド電
極39、コロナワイヤ40、スクリーングリッド42か
ら構成され、シールド電極39とコロナワイヤ40間に
コロナ放電をさせるための直流電源41が接続され、ス
クリーングリッドには交流電源43と電圧制御電源44
とが直列に接続されている。かかる構成の帯電器におい
ては被帯電物体表面電圧は電圧制御電源44の電圧に略
等しい電圧まで帯電され飽和特性を有するが交流電圧が
重畳されているため、被帯電物体表面電圧が予め帯電さ
れていて不均一であっても、短時間に均一性良く帯電す
ることができる。通常コロナワイヤ40には4〜7k
V、スクリーングリッド42には100〜5000H
z、実効電圧100〜800Vの交流電圧を200〜1
000Vの直流電圧に重畳した電圧を印加する。
【0045】同図(ロ)ではコロナワイヤ40に実効電
圧3〜6kV、100〜5000Hzの交流電圧を印加
し、スクリーングリッド42には200〜1000Vの
直流電圧を印加する。かかる構成の帯電器でも、電圧制
御電源44の電圧に略等しい電圧まで帯電できるが、コ
ロナワイヤ40部で発生するコロナは交流であるため
に、被帯電物体表面電圧の帯電前の値が部分的に制御電
圧以上の部位があっても均一に帯電できる。
【0046】同図(ハ)では、シールド電極39の開放
端部に補助電極45を設け、これに同図(イ)と同様の
交流電圧を印加する。かかる構造によっても、被帯電物
体表面の過帯電防止や均一帯電の促進が可能となる。
【0047】同図(ニ)では、シールド電極39内に2
本のコロナワイヤ40a、40bを設け、帯電器入口側
のコロナワイヤ40aに実効電圧3〜6kV、100〜
5000Hzの交流電圧を、出口側のコロナワイヤ40
bには4〜7kVの直流電圧を印加する。かかる構成の
帯電器によれば、入口側の交流コロナで被帯電物体の表
面電圧を低いレベルに落した後出口側の直流コロナで所
望する電圧に帯電できるので、被帯電物体表面電圧の帯
電前の値が部分的に所要電圧より高い所があっても均一
に帯電できる。
【0048】感光体表面に異極性トナーが存在し、これ
らトナーの帯電極性と帯電量を揃えるには、これら図5
のような交流成分をもたせる構成が良く、特に(ロ)、
(ニ)が効果的である。
【0049】図1、図3構成の記録装置では、感光体を
くり返し使用するので、感光体の疲労現象に伴う残留電
圧の増大を抑えることが安定したカラー画像を連続して
得る上で重要である。感光体が2〜3層構造の積層型感
光体の場合、残留電圧の発生蓄積が電荷搬送層や表面保
護層で起こることが多い。このような場合、図1、図3
で用いるイレーザ36の消去光は、電荷発生層に吸収さ
れる光だけでなく、電荷搬送層や表面保護層にも吸収さ
れ、それらの層内で光励起キャリアを発生するものであ
ることが望ましい。この光励起キャリアの発生により残
留電圧の増大を防ぐことができる。
【0050】〔実施例 4〕図6には本発明のトナー画
像記録装置の感光体の他の実施例が示されている。感光
体として、導体基板46上に電荷発生層47、電荷搬送
層48を積層した2層型の有機光導電感光体を用いたも
のである。イレーズ(消去)光49の光成分は、電荷搬
送層48を大部分が透過し電荷発生層47に達し、この
層47内で光励起電荷キャリアを発生する光(例えば波
長650nm)と、電荷搬送層48にその一部が吸収さ
れ、この層48内で光励起電荷キャリアを発生する光
(例えば波長550nm)とから成る。消去光49とし
てこのような2波長型のもの或いは550〜650nm
(黄色)光を用いる。このようにすると、電荷搬送層内
に電荷が蓄積し残留電圧が上昇する現象や残像発生現象
を防ぐことができる。このように、図1、図3実施例に
示したような情報記録光源として波長600〜900n
mのレーザやLED光源を、記録体としてこの波長領域
近傍に主感度をもつ積層型感光体を用いる場合、消去光
49としてこの情報記録光源の波長より短い波長成分を
含むのが良い。
【0051】以上の実施例で説明した様に、これら実施
例は第1の記録媒体上に単一もしくは多種のトナー画像
を形成し、これを記録紙に直接転写する工程と、第1の
記録媒体上に形成したトナー画像を第2の記録媒体上に
転写合成する工程とを持ち、各種のトナー画像を選択記
録できる装置である。従って用いるトナーの種類は、実
施例で示した、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラック色
の組合せのみならず、レッド、グリーン、ブルー、ブラ
ック色の組合せ、或いは目的に応じ任意の色や他の物性
を組合せてもよいことは無論である。さらに実施例で
は、1回の潜像形成に際し2種類の情報で変調し、これ
を帯電極性が異なる2種類のトナーで現像することを基
本とする作像プロセスを用いているが、1回の潜像形成
に際しひとつの情報で変調し、これを単一極性のトナー
を用いて現像する工程(正規現像または反転現像)をく
り返し第1の記録媒体上もしくは第2の記録媒体上に1
種或いは数種のトナー像を形成するようにしても良い。
【0052】このように本実施例によれば、第1の記録
媒体上に多種のトナー像を選択形成する手段と、第2の
記録媒体上に該トナー像を転移せしめる手段と、第1、
第2の記録媒体間に最終記録媒体を通過せしめる手段
と、該最終記録媒体の表面もしくは裏面にトナー像を選
択転移せしめる手段とを設けたので、目的に応じた多種
類のトナー画像を最も短い時間で連続的に得ることがで
きる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、像担持体表面を均一に
帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体に像露光を行
ない、第1色用の潜像と第2色用の潜像を形成する潜像
形成手段と、第1色用潜像と第2色用潜像を現像し、前
記像担持体上に第1トナー像と第2トナー像を形成する
現像手段とを備えたトナー画像記録装置において、前記
像担持体上に第1色用潜像または第2色用潜像のいずれ
か一方の潜像を形成し、前記像担持体上に単色トナー像
を得る単色モードと、前記像担持体上に第1色用潜像お
よび第2色用潜像を形成し、前記像担持体上に多色トナ
ー像を得る多色モードとが選択可能であるとともに、前
記単色モード時における像担持体表面電圧が、前記多色
モード時における像担持体表面電圧の略1/2となるよ
うに前記帯電手段を制御する制御手段を備えたので、単
色印刷時における像担持体の過剰帯電が解消され、像担
持体の長寿命化を図ることが可能なトナー画像記録装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー画像記録装置の一実施例の説明
図である。
【図2】図1での潜像状態を説明する感光体に形成され
る潜像の電位分布を示すもので、(a)は2色のトナー
像を得る場合、(b)は感光体の帯電極性と反対極性を
持つトナーで単色現像する場合、(c)は同極性を持つ
トナーで単色現像する場合の電位分布図である。
【図3】本発明のトナー画像記録装置の他の実施例の説
明図である。
【図4】図3での潜像状態を説明する電荷濳像と現像バ
イアス電圧との関係を示すもので、(a)は1回の潜像
形成で2色のトナー像を形成する場合、(b)は単色記
録する場合でY色現像器の場合、(c)は単色記録する
場合でM色現像器の場合の電圧特性図である。
【図5】本発明のトナー画像記録装置の帯電器の他の実
施例を示すもので(イ)はシールド電極、コロナワイ
ヤ、スクリーングリッドから構成されシールド電極とコ
ロナワイヤ間に直流電源が接続された場合、(ロ)は
(イ)と同じ構成でスクリーングリッドに直流電源、シ
ールド電極とコロナワイヤ間に交流電源が接続された場
合、(ハ)はシールド電極の開放端部に補助電極を設
け、これに(イ)と同様に交流電源を接続した場合、
(ニ)はシールド電極内に2本のコロナワイヤを設け、
一方のコロナワイヤに交流電源、他方のコロナワイヤに
直流電源を接続した場合の説明図である。
【図6】本発明のトナー画像記録装置の感光体の他の実
施例の2層型の有機光導電感光体の説明図である。
【符号の説明】
1…ドラム基体、2…ベルト状感光体、3…帯電器、7
…レーザ光源、12a…第1現像器、12b…第2現像
器、16…帯電器、19…誘電体ベルト、20…転写
器、22…帯電器、26…記録紙、30、31…ヒート
ローラ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体表面を均一に帯電させる帯電手段
    と、帯電した像担持体に像露光を行ない、第1色用の潜
    像と第2色用の潜像を形成する潜像形成手段と、第1色
    用潜像と第2色用潜像を現像し、前記像担持体上に第1
    トナー像と第2トナー像を形成する現像手段とを備えた
    トナー画像記録装置において、 前記像担持体上に第1色用潜像または第2色用潜像のい
    ずれか一方の潜像を形成し、前記像担持体上に単色トナ
    ー像を得る単色モードと、前記像担持体上に第1色用潜
    像および第2色用潜像を形成し、前記像担持体上に多色
    トナー像を得る多色モードとが選択可能であるととも
    に、前記単色モード時における像担持体表面電圧が、前
    記多色モード時における像担持体表面電圧の略1/2
    なるように前記帯電手段を制御する制御手段を備えたこ
    とを特徴とするトナー画像記録装置。
  2. 【請求項2】像担持体表面を均一に帯電させる帯電手段
    と、帯電した像担持体に像露光を行ない、正規現像によ
    って可視化される第1潜像と、反転現像によって可視化
    される第2潜像とを形成する潜像形成手段と、第1潜像
    と第2潜像を現像し、前記像担持体上に第1トナー像と
    第2トナー像を形成する現像手段とを備えたトナー画像
    記録装置において、 前記像担持体上に第1潜像または第2潜像のいずれか一
    方の潜像を形成し、前記像担持体上に単色トナー像を得
    る単色モードと、前記像担持体上に第1潜像および第2
    潜像を形成し、前記像担持体上に多色トナー像を得る多
    色モードとが選択可能であるとともに、前記単色モード
    時における像担持体表面電圧が、前記多色モード時にお
    ける像担持体表面電圧の略1/2となるように前記帯電
    手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とするトナ
    ー画像記録装置。
  3. 【請求項3】 像担持体表面を均一に帯電させる帯電手段
    と、 帯電した像担持体に像露光を行ない、第1色用の潜像と
    第2色用の潜像を形成する潜像形成手段と、 第1色用潜像と第2色用潜像を現像し、前記像担持体上
    に第1トナー像と第2トナー像を形成する現像手段と、 前記像担持体上に保持された第1トナー像および第2ト
    ナー像のいずれか一方のトナー像の極性を他方のトナー
    像の極性に揃える転写前帯電手段と、 前記像担持体に対向し、無端移動可能に設けられた中間
    転写体と、 第1トナー像と第2トナー像を前記中間転写体側へ静電
    吸着させる転写手段と、 前記像担持体と中間転写体との間から送り出された記録
    材の表裏両側に設けられた加熱手段を有し、前記記録材
    に保持されたトナー像を当該記録材に定着させる定着手
    段と、 前記像担持体上に形成された第1トナー像および/また
    は第2トナー像を前記像担持体から前記記録材の表側の
    面に直接転写する第1モードと、前記像担持体上に形成
    された第1トナー像および/または第2トナー像を一時
    的に前記中間転写体上に転写し、中間転写体上のトナー
    像を、送り込まれてきた記録材の裏側の面に転写する第
    2モードとを選択可能とし、前記記録材への片面/両面
    印刷を切り替える制御手段とを備えたトナー画像記録装
    置であって、 前記像担持体上に単色トナー像を形成する場合の像担持
    体表面電圧が、多色トナー像を形成する場合の像担持体
    表面電圧の略1/2となるように前記帯電手段を制御す
    る手段を備えたことを特徴とするトナー画像記録装置。
  4. 【請求項4】 像担持体表面を均一に帯電させる帯電手段
    と、 帯電した像担持体に像露光を行ない、正規現像によって
    可視化される第1潜像と、反転現像によって可視化され
    る第2潜像とを形成する潜像形成手段と、 第1潜像と第2潜像を現像し前記像担持体上に第1トナ
    ー像と第2トナー像を形成する現像手段と、 前記像担持体上に保持された第1トナー像および第2ト
    ナー像のいずれか一方のトナー像の極性を他方のトナー
    像の極性に揃える転写前帯電手段と、 前記像担持体に対向し、無端移動可能に設けられた中間
    転写体と、 第1トナー像と第2トナー像を前記中間転写体側へ静電
    吸着させる転写手段と、 前記像担持体と中間転写体との間から送り出された記録
    材の表裏両側に設けられた加熱手段を有し、前記記録材
    に保持されたトナー像を当該記録材に定着させる定着手
    段と、 前記像担持体上に形成された第1トナー像および/また
    は第2トナー像を前記像担持体から前記記録材の表側の
    面に直接転写する第1モードと、前記像担持体上に形成
    された第1トナー像および/または第2トナー像を一時
    的に前記中間転写体上に転写し、中間転写体上のトナー
    像を、送り込まれてきた記録材の裏側の面に転写する第
    2モードとを選択可能とし、前記記録材への片面/両面
    印刷を切り替える制御手段とを備えたトナー画像記録装
    置であって、 前記像担持体上に単色トナー像を形成する場合の像担持
    体表面電圧が、多色トナー像を形成する場合の像担持体
    表面電圧の略1/2となるように前記帯電手段を制御す
    る手段を備えたことを特徴とするトナー画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体上に単色のトナー像記録を行
    なう時は、前記転写前帯電手段によるトナー像の極性制
    御を禁止するとともに、前記転写手段の極性を、前記像
    担持体上に保持されたトナーの帯電極性と反対極性に設
    定する手段を備えたことを特徴とする請求項3または4
    記載のトナー画像記録装置。
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