JP3335055B2 - カラー画像形成装置における画像転写点位置決定方法およびカラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置における画像転写点位置決定方法およびカラー画像形成装置

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JP3335055B2
JP3335055B2 JP33553195A JP33553195A JP3335055B2 JP 3335055 B2 JP3335055 B2 JP 3335055B2 JP 33553195 A JP33553195 A JP 33553195A JP 33553195 A JP33553195 A JP 33553195A JP 3335055 B2 JP3335055 B2 JP 3335055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図6〜図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図5) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体を含む印刷
ユニットを複数そなえ、各印刷ユニットにおいてシート
状媒体上に異なる色を順次重ね合わせて印刷することに
より、このシート状媒体上にカラー画像を形成する装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】例えばカラー画像形成装置としての電子
写真式プリンタは、一般的には、図6に示すように構成
されている。つまり、図6に示す電子写真式プリンタ1
は、カラー印刷エンジン2,用紙カセット3,4,用紙
送出部5,用紙排出部6,用紙スタッカ7,電源/制御
部8等を有して構成されている。
【0004】この電子写真式プリンタ1では、印刷を施
される転写紙(シート状媒体)18は、用紙カセット
3,4に収納されており、印刷時には、用紙送出部5に
より送り出され、搬送ガイド(搬送経路)24に沿い搬
送ローラ23により案内されてカラー印刷エンジン2に
送り込まれる。そして、後述のごとく構成されるカラー
印刷エンジン2においてカラー印刷を施された転写紙1
8は、用紙排出部6を経由し搬送ガイド(搬送経路)2
4に沿い搬送ローラ23により案内されて、用紙スタッ
カ7へ排出される。
【0005】なお、電源/制御部8は、プリンタ1の動
作に必要な電力を各部分へ供給する機能と、カラー印刷
エンジン2による印刷動作を含むプリンタ1全体の動作
を制御する機能とを有するものである。また、図6に示
すプリンタ1では、転写紙18に対して両面印刷を施す
べく、用紙排出部6側に片面印刷済の転写紙18を反転
するための両面機構部(図示せず)と、この両面機構部
により反転された転写紙18を再度カラー印刷エンジン
2へ送り込むための搬送ガイド(搬送経路)24Aとが
そなえられている。
【0006】そして、一般に、カラー画像を印刷するた
めのカラー印刷エンジン2は、4つの印刷ユニット10
Y,10M,10C,10Kと、定着部16と、転写紙
18を搬送するための樹脂製で無端状の転写ベルト(静
電吸着ベルト等の搬送ベルト)17とを有している。印
刷ユニット10Y,10M,10C,10Kは、それぞ
れ、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),
ブラック(K)の各色のトナー像(現像像)を転写紙1
8に転写すべく、感光体(転写ドラム,潜像担持体)1
1,前帯電器12,光学部13,現像部14,転写ロー
ラ15を有して構成されており、これらの印刷ユニット
10Y,10M,10C,10Kは、転写ベルト17に
沿って略平行に並列して配置されている。
【0007】ここで、感光体11は、図示しない駆動モ
ータにより回転駆動されるようになっている。前帯電器
12は、感光体11の表面を一様に帯電させるものであ
り、光学部13は、記録情報(印刷データに関する情
報)に応じた画像光を感光体11の表面に投射するもの
である。この光学部13により、感光体11の表面で印
刷データに応じたパターンの露光が行なわれ、静電潜像
が形成されるようになっている。
【0008】また、現像部14は、感光体11の表面に
形成された静電潜像を現像するもので、実際には、感光
体11の表面にトナーを供給して可視画像であるトナー
像(顕像,現像像)を形成することにより現像を行なっ
ている。転写ローラ15は、転写ベルト17(つまりは
転写紙18)を挟んで感光体11と対向するように配置
され、この転写ローラ15と感光体11とによる画像転
写点25に、転写ベルト17により搬送されてきた転写
紙18を挟み込むことで、この転写点25において感光
体11上のトナー像が転写紙18上へ転写されるように
なっている。
【0009】さらに、定着部16は、各印刷ユニット1
0Y,10M,10C,10Kにより各色のトナー像を
転写された転写紙18が送られてくると、熱,圧力ある
いは光等により、転写紙18上のトナー像をその転写紙
18に対して定着させるためのものである。一方、転写
ベルト17は、駆動ローラ19,従動ローラ20および
張力付与用のローラ(テンショナー)21,22の外周
に無端状に巻回され、図示しない駆動モータの回転駆動
力を駆動ローラ19から伝達されて駆動されるもので、
その外側面(感光体11に対向する面)に、図示しない
帯電器により帯電させた転写紙18を静電吸着させて、
印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kへ順に搬
送するようになっている。
【0010】なお、各印刷ユニット10Y,10M,1
0C,10Kにおける転写紙18への画像転写点25の
直前には、転写紙18の先端を揃えるためのレジストロ
ーラ(図示せず)がそなえられている。上述の構成によ
り、図6に示す電子写真式プリンタ1では、転写紙18
が、用紙カセット3または4から用紙送出部5を経由し
てカラー印刷エンジン2の転写ベルト17上へ送り込ま
れ、この転写ベルト17により搬送されて印刷ユニット
10Y,10M,10C,10Kを通過した後、定着部
16へ送り込まれる。これらの印刷ユニット10Y,1
0M,10C,10Kを転写紙18が通過する際に、転
写紙18には各色(Y,M,C,K)のトナー像が転写
される。また、そのトナー像は、転写紙18が定着部1
6を通過する際に転写紙18に対して定着される。
【0011】このように各印刷ユニット10Y,10
M,10C,10Kにおいて転写紙18上に異なる色を
順次重ね合わせて印刷することにより、この転写紙18
上にカラー画像が形成される。上述のような電子写真式
プリンタ1において、転写ベルト17用の駆動ローラ1
9や、この駆動ローラ19を駆動するための駆動系(図
示せず)における駆動ギアなどが偏心していると、転写
ベルト17に速度変動を生じる。この速度変動の発生
は、駆動ローラ19やその駆動系をどんなに厳密に製作
しても避けられないもので、通常、その速度変動は、図
7に示すように、駆動ローラ19の1回転を1周期とす
る一定の周期性を有し、駆動ローラ19が1回転する毎
に同じ速度変動が繰り返される。
【0012】このような速度変動を生じると、各印刷ユ
ニット10Y,10M,10C,10Kにおいて感光体
11および転写ローラ15によりトナー像を同一の転写
紙18に転写する場合に、そのトナー像の転写位置が、
各印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kで微妙
にずれてしまうおそれがある。特に、複数色を重ね合わ
せることによりカラー画像を形成する装置では、上述の
ような微妙な位置ずれが色ずれとなって現れ、カラー画
像の印刷品質が低下してしまう。
【0013】そこで、従来、転写紙18への画像転写点
25の間隔(転写間距離)Lを駆動ローラ19の周長π
d(dは駆動ローラ径)の整数倍に設定することが提案
されている。つまり、図7に示すような周期性をもつ速
度変動が生じても、転写間距離Lが駆動ローラ19の周
長πdの整数倍に設定されていれば、同一の転写紙18
が各印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kの画
像転写点に到達した時点で、速度変動の位相は同じにな
る。従って、同一の転写紙18について各画像転写点で
のトナー像の転写位置がずれるのを防止することができ
る。
【0014】より厳密に言えば、転写ローラ19の速度
変動の周期は、実際には駆動ローラ19の周長πdでは
なく、図8に示すように、駆動ローラ19に巻き付く転
写ベルト17の厚さtを考慮した仮想円26の周長π
(d+2t)に対応する。従って、上記転写間距離Lを
この仮想円26の周長π(d+2t)の整数倍とするこ
とにより、より確実に各画像転写点でのトナー像の転写
位置がずれるのを防止することができる。なお、この技
術は、特開昭64−31173号公報に開示されてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のごと
く印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kにより
4色の重ね印刷によりカラー画像を形成する装置(プリ
ンタ1)では、単色印刷をする際においても、全ての印
刷ユニット10Y,10M,10C,10Kを常に動作
させているため、使用頻度の少ない印刷ユニットの感光
体11が消耗するとともにその印刷ユニットで用いる現
像剤が劣化して、使用頻度の少ない印刷ユニットの寿命
を縮めてしまう。
【0016】また、使用しない印刷ユニットも同時に動
作させることにより、無駄な電力を消費する上、使用し
ない印刷ユニットの感光体11に残留したトナーが汚れ
として転写紙18に付着して印字品質に悪影響を及ぼす
こともある。そこで、転写ローラ15を上下方向(感光
体11に対する離接方向)に移動可能に設け、且つ、全
ての印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kの使
用状態では各画像転写点を緩やかな弧(山形)を描くよ
うに配置したカラー画像形成装置も提案されている。つ
まり、各印刷ユニット10Y,10M,10C,10K
における感光体11および転写ローラ15を、水平面に
対する高さを変えて並列的に配置し、転写紙18の搬送
ルート(つまり転写ベルト17)を弧状にしている。
【0017】このようなカラー画像形成装置では、使用
しない色成分の印刷ユニットにおいては、所定の機構を
用いて転写ローラ15を感光体11から離隔する方向
(下方向)に移動させることにより、転写ベルト17と
ともに転写紙18を感光体11から離隔させることが可
能で、感光体11に対して転写紙18が接触しない状態
にすることができる。
【0018】ところが、上述のように転写ベルト17を
弧状に配置した場合、使用しない印刷ユニットの転写ロ
ーラ15を降下させて転写ベルト17を感光体11から
離隔させると、使用しない印刷ユニット前後の印刷ユニ
ットの画像転写点間の搬送ルートは、弧状から直線状に
変化する。従って、各印刷ユニット10Y,10M,1
0C,10Kの転写間距離Lを駆動ローラ19の周長π
dまたはπ(d+2t)の整数倍に設定すると、搬送ル
ートが弧状から直線状に変化することにより、使用しな
い印刷ユニット前後の印刷ユニットの転写間距離が短く
なって前記周長πdまたはπ(d+2t)の整数倍に一
致しなくなってしまう。
【0019】このため、全ての印刷ユニット10Y,1
0M,10C,10Kを用いて印刷を行なう場合、転写
位置ずれは発生しなくても、使用しない印刷ユニットの
転写ローラ15を降下させて印刷ユニット10Y,10
M,10C,10Kの一部を用いて印刷を行なう場合に
は、速度変動による転写位置ずれが発生して色ずれが生
じてしまい、カラー画像の印刷品質が低下してしまう。
【0020】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、複数の印刷ユニットの使用/未使用によって
転写間距離が変動しても、駆動系の速度変動に伴う転写
位置ずれの発生を出来る限り抑制することにより、使用
頻度の少ない印刷ユニットの延命,消費電力の削減,残
留トナーによる汚れの防止をはかりながら、色ずれの発
生を低減してカラー画像の印刷品質を確保できるように
した、カラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカラー画像形成装置は、複数色を重ね合わ
せてカラー画像をシート状媒体上に形成すべく画像転写
点でシート状媒体に現像像を転写しシート状媒体に対す
る印刷を各色毎に行なう複数の印刷ユニットと、各印刷
ユニットによるシート状媒体に対する印刷を連続的に行
なうべく複数の印刷ユニットにおける画像転写点を通過
するように連続的に形成された搬送経路に沿ってシート
状媒体を搬送する搬送手段とをそなえるとともに、各印
刷ユニットの状態を、その印刷ユニットがシート状媒体
に接し画像転写点での印刷を行なう接触状態とシート状
媒体が搬送経路とともに画像転写点から離れその印刷ユ
ニットによる印刷を行なわない離隔状態とのいずれか一
方に切り換える切換機構を各印刷ユニットにそなえてな
るものにおいて、前記搬送経路は、前記切換機構によ
り、該印刷ユニットに対して接触状態と離隔状態とに移
動可能であり、且つ、全ての印刷ユニットの使用状態で
は各画像転写点を水平面に対する高さを変えて並列的に
配置し、該搬送経路が該印刷ユニットの方向に緩やかな
山形を描くように配置され、搬送経路上流側の1番目の
画像転写点および2番目の画像転写点を、これらの画像
転写点間の搬送経路長が搬送手段の駆動系の速度変動周
期に対応する基準長の整数倍になるように配置し、2番
目の画像転写点よりも搬送経路下流側の各画像転写点
を、搬送経路上流側から順に以下の手順〜で決定さ
れた位置に配置したことを特徴としている(請求項1,
4)。
【0022】搬送経路上流側からi(≧3)番目の画
像転写点の仮位置もしくは配置領域を決める。 1番目〜i−1番目の各画像転写点から前記仮位置も
しくは前記配置領域に到達する搬送経路のうち、切換機
構によって切り換えられる接触状態/離隔状態に応じて
最短になる搬送経路を、1番目〜i−1番目の画像転写
点のそれぞれについて求める。
【0023】で求められた最短搬送経路に沿って1
番目〜i−1番目の各画像転写点から前記仮位置の近傍
もしくは前記配置領域内に、前記基準長の整数倍の搬送
経路長で到達する点の位置を求める。 で求められたi−1個の点の位置に基づいてi番目
の画像転写点の位置を決定する。
【0024】このとき、搬送手段を、シート状媒体を載
置した状態で駆動ローラによって駆動される搬送ベルト
により構成し、前記基準長を、その駆動ローラの周長と
してもよい(請求項2,5)。また、搬送手段を、シー
ト状媒体を載置した状態で駆動ローラによって駆動され
る搬送ベルトにより構成し、駆動ローラの直径をdとし
搬送ベルトの厚さをtとした場合、前記基準長をπ(d
+2t)としてもよい(請求項3,6)。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2〜図5は本発明の一実施形態
としてのカラー画像形成装置(電子写真式プリンタ)を
示すもので、図2はその内部構成を模式的に示す側面
図、図3はその切換機構の構成を模式的に示す斜視図、
図4および図5はその切換機構の動作を説明すべく搬送
系を模式的に示す側面図である。また、図1は、本実施
形態のカラー画像形成装置における画像転写点の位置を
決定するための方法を説明するための図である。
【0026】なお、本実施形態でも、本発明を電子写真
式プリンタに適用した場合について説明する。図2に示
すように、本実施形態の電子写真式プリンタ1Aも、図
6にて前述した電子写真式プリンタ1とほぼ同様に構成
されており、本実施形態のプリンタ1Aについての説明
は、図1〜図5を参照しながら、その要部(本発明の特
徴部分)を抽出して行なう。従って、図1〜図5中にお
いて、図6により前述したものと同一部分には同一の符
号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
【0027】本実施形態のプリンタ1Aと図6に示した
プリンタ1とで異なる点は、転写ベルト17による転写
紙18の搬送経路が緩やかな弧(山形)を描くように配
置されている点と、各印刷ユニット10Y,10M,1
0C,10Kに切換機構30がそなえられている点と、
各印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけ
る画像転写点25(A〜D)が図1にて後述する手法に
よりその位置を決定されて配置されている点との3点で
あり、これらの点について以下に詳述する。
【0028】本実施形態のプリンタ1Aでは、使用頻度
の少ない印刷ユニットの延命や消費電力の削減や残留ト
ナーによる汚れの防止をはかるために、各印刷ユニット
10Y,10M,10C,10Kにおける転写ローラ1
5を上下方向(感光体11に対する離接方向)に移動可
能に設けるとともに、全ての印刷ユニット10Y,10
M,10C,10Kの使用状態では各画像転写点25が
緩やかな弧(山形)を描くように配置されている。
【0029】つまり、各印刷ユニット10Y,10M,
10C,10Kにおける感光体11と転写ローラ15と
により転写紙18へ画像が転写される点(画像転写点)
25の位置A〜Dを、水平面に対する高さを変えて並列
的に配置することにより、転写紙18の搬送ルート(つ
まり転写ベルト17)を弧状に配置している。また、切
換機構30は、各印刷ユニット10Y,10M,10
C,10Kの状態を、感光体11が転写紙18に接し画
像転写点25での印刷を行なう接触状態(図4参照)と
転写紙18が搬送経路である転写ベルト17とともに画
像転写点25から離れ印刷ユニットによる印刷を行なわ
ない離隔状態(図5参照)とのいずれか一方に切り換え
るものであり、具体的には図3に示すごとく構成されて
いる。
【0030】従って、使用しない色成分の印刷ユニット
においては、切換機構30を用いて転写ローラ15を感
光体11から離隔する方向(下方向)に移動させること
により、転写ベルト17とともに転写紙18を感光体1
1から離隔させることが可能で、感光体11に対して転
写紙18が接触しない状態にすることができるようにな
っている。
【0031】例えば印刷ユニット10Cを使用しない場
合、図4に示すように全ての印刷ユニット10Y,10
M,10C,10Kを用いてカラー画像印刷を行なって
いる状態から、印刷ユニット10Cの切換機構30を動
作させて、図5に示すように転写ローラ15を下方へ移
動させる。これにより、弧状に配置されている転写ベル
ト17は、印刷ユニット10Cにおいて感光体11(位
置Cの画像転写点25)から離隔することになって、転
写紙18は、感光体11に接することなく印刷ユニット
10Cを通過する。
【0032】このとき、印刷ユニット10C前後の印刷
ユニット10M,10Kの画像転写点25,25間の搬
送経路(転写ベルト17)は、図4に示すごとく位置
B,C,Dを通過していた弧状から、図5に示すごとく
位置Bから位置Dへ直接的に到達する直線状に変化す
る。なお、図4および図5において切換機構30の図示
は省略されている。
【0033】ここで、図3により、切換機構30の構成
について詳細に説明する。図3に示すように、各印刷ユ
ニット10Y,10M,10C,10Kの転写ローラ1
5を昇降駆動するための切換機構30は、上レバー3
3,下レバー34,バネ35および駆動ギヤ37からな
る機構を、転写ローラ15の両側にそなえて構成されて
いる。図3では、一方の側の機構のみを示している。
【0034】上レバー33と下レバー34とは接続ピン
36により相互に回転可能に連結した状態でプリンタ1
Aの本体側(例えば図示しない筐体等)に取り付けられ
ており、上レバー33の一端側には、転写ローラ15の
端部の回転軸15aを軸支する軸受け部33aが形成さ
れている。また、上レバー33の他端側と下レバー34
の一端側とはバネ35を介装して接続されている。この
バネ35は、転写ローラ15を感光体11に押圧する方
向への付勢力を上レバー33に付与するもので、感光体
11と転写ローラ15との間に転写紙18が転写ベルト
17に沿って搬送された時、上レバー33がバネ35の
付勢力に対抗して接続ピン36周りに回動して転写ロー
ラ15が若干下降することにより、転写紙18の紙厚を
吸収できるようになっている。
【0035】なお、下レバー34には、ストッパ34b
が形成されている。このストッパ34bは、バネ35と
の間に接続ピン36をはさんだ位置において、上レバー
33の上面に当接するように形成されており、このスト
ッパ34bに上レバー33が当接することにより、バネ
35の付勢力に伴う上レバー33の回動が規制され、転
写ローラ15が感光体11に対して過度に押圧されるの
を抑制している。
【0036】また、下レバー34の下部外縁は、接続ピ
ン36を中心とする円弧状に形成され、この円弧状外縁
に、駆動ギヤ37と噛み合うラック34aが形成されて
いる。そして、駆動ギア37は、図示しないパルスモー
タによって、A方向又はB方向へ回転駆動されるもの
で、この駆動ギア37の回転駆動力によって転写ローラ
15,上レバー33,下レバー34およびバネ35の全
体が接続ピン36周りにC方向又はD方向へ回動され、
これに伴い転写ローラ15が昇降駆動されるようになっ
ている。
【0037】このような切換機構30においては、駆動
ギヤ37をB方向に回動させると、下レバー34がD方
向へ回動するとともに、上レバー33もストッパ38に
当接しながらD方向へ回動する。これにより、転写ロー
ラ15は下降して感光体13から離れることとなり、各
印刷ユニット10Y,10M,10C,10Kは、転写
紙18が画像転写点25から離れた離隔状態(図5参
照)になる。
【0038】また、駆動ギア37をA方向に回動させる
と、下レバー34がC方向へ回動するとともに、上レバ
ー33もバネ35の付勢力を受けながらC方向へ回動す
る。これにより、転写ローラ15は上昇駆動され、転写
ローラ15が感光体11に対して適当な力で押圧される
所定の位置まで上昇すると、各印刷ユニット10Y,1
0M,10C,10Kは、感光体11が転写紙18に接
し画像転写点25での印刷を行なう接触状態(図4参
照)になる。
【0039】このとき、離隔状態になった印刷ユニット
10Y,10M,10C,10Kの現像部14および感
光体13は、転写ベルト17(搬送経路)から分離され
るため、印刷時においても、現像部14の現像剤の攪拌
および感光体11の回動動作を行なう必要がなくなり、
使用頻度の少ない印刷ユニットにおける感光体11の消
耗や残留トナーによる汚れを防ぐとともに、その印刷ユ
ニットで用いる現像剤の劣化をも防ぎ、使用頻度の少な
い印刷ユニットの寿命を延ばすことができるほか、消費
電力の削減も実現できるのである。
【0040】ところで、使用しない印刷ユニットの転写
ローラ15を切換機構30により降下させて転写ベルト
17を感光体11から離隔させると、図5にも示した通
り、使用しない印刷ユニット前後の印刷ユニットの画像
転写点25,25間の搬送経路(転写ベルト17)が弧
状から直線状に変化するため、画像転写点25,25間
の距離が変動することになる。
【0041】例えば、図4に実線で示す搬送経路と図5
に示す搬送経路とを比較すると、図4では、4つの転写
ローラ15が全て感光体11(画像転写点25)に接す
る位置に配置去れているが、図5では、印刷ユニット1
0Cの転写ローラ15のみが感光体11から離隔した位
置に配置されている。このとき、図4に示す位置Bから
位置Cまでの搬送経路長および位置Bから位置Cを経由
して位置Dに到達する搬送経路長を、いずれも、搬送手
段(転写ベルト17)の駆動系(駆動ローラ19)の速
度変動周期に対応する基準長の整数倍に設定している
と、図5に示すように、印刷ユニット10Cの転写ロー
ラ15を感光体11から離隔した場合、位置Bから位置
Cを経由するとなく直接的に位置Dに到達する搬送経路
長は、前記基準長の整数倍から大きくずれることにな
り、速度変動による転写位置ずれが発生して色ずれが生
じてしまうおそれがある。図5に示す位置Bから位置D
に直線的に到達する搬送経路長を前記基準長の整数倍に
合わせることは極めて難しく、転写間距離(感光体間距
離)や駆動ローラ19の径の大きな制約になる。
【0042】そこで、本実施形態の電子写真式プリンタ
1Aでは、各印刷ユニット10Y,10M,10C,1
0Kにおける画像転写点25の位置A〜Dは、図1を参
照しながら以下に説明する手法で決定されている。な
お、図1では、印刷ユニット10Yおよび10Kにおけ
る画像転写点25は同じ高さ位置(y方向位置)y0
配置され、印刷ユニット10Mおよび10Cにおける画
像転写点25は同じ高さ位置y1 に配置されるものと
し、その高さ位置y0 ,y1 は予め決められている。こ
こでは、位置y1 は位置y0 よりもhだけ高い位置に決
められているものとする。
【0043】また、図1では、説明を簡単にするため、
各画像転写点25を結ぶ搬送経路を直線として扱ってい
る。実際には、転写ベルト17が接する転写ローラ15
の曲率も考慮する必要があるが、これは無視できるの
で、本実施形態では、上述のごとく搬送経路は直線とし
て扱う。さらに、図1においては、印刷ユニット10
Y,10M,10C,10Kにおける画像転写点25に
ついて本実施形態の手法で決定された位置をそれぞれ
A,B,C,Dとして表示するとともに、前記基準長を
0 として表示している。
【0044】まず、搬送経路の最も上流側にある印刷ユ
ニット10Yの画像転写点25の位置Aを適当に決め、
その位置Aを基準として下流側の画像転写点25の位置
B〜Dを順次決定する。印刷ユニット10Mの画像転写
点25の位置Bは、高さ位置y1 において、位置Aから
の直線距離が基準長L0 の2倍となる点に決定される。
【0045】次に、印刷ユニット10Cの画像転写点2
5の位置Cを決定する手順について説明すると、まず、
その画像転写点25が配置されるべき位置の近傍に、仮
位置もしくは配置領域を決定する。ここでは、例えば、
高さ位置y1 において位置Bからx方向に基準長L0
2倍程度離れた付近を、画像転写点25の配置領域とし
て決めておく。
【0046】そして、先に決定された位置AおよびBか
らその配置領域に到達する搬送経路のうち、切換機構3
0によって切り換えられる接触状態/離隔状態に応じて
最短になる搬送経路を、各位置A,Bのそれぞれについ
て求める。ここでは、図1に示すように、位置Aからの
最短搬送経路は、当然、位置Aからその配置領域へ向か
う直線になり、位置Bからの最短搬送経路は、当然、位
置Bからその配置領域へ向かう直線になる。
【0047】この後、各最短搬送経路に沿って位置A,
Bから、その配置領域内の高さ位置y1 に、基準長L0
の整数倍の搬送経路長で到達する点の位置を求める。図
1に示す例では、位置Aからの搬送経路は、基準長L0
の4倍の搬送経路長で位置A 1 に到達し、位置Bからの
搬送経路は、基準長L0 の2倍の搬送経路長で位置B 1
に到達したものとする。
【0048】そして、印刷ユニット10Cの画像転写点
25の位置Cを、これらの位置A1およびB1 の中点と
して決定する。次に、印刷ユニット10Kの画像転写点
25の位置Dを決定する手順について説明すると、印刷
ユニット10Cの画像転写点25の位置Cを決定する場
合と同様に、まず、その画像転写点25が配置されるべ
き位置の近傍に、仮位置もしくは配置領域を決定する。
ここでは、例えば、高さ位置y0 において位置Cから基
準長L0 の2倍程度離れた付近を、画像転写点25の配
置領域として決めておく。
【0049】そして、先に決定された位置A,B,Cか
らその配置領域に到達する搬送経路のうち、切換機構3
0によって切り換えられる接触状態/離隔状態に応じて
最短になる搬送経路を、各位置A〜Cのそれぞれについ
て求める。ここでは、図1に示すように、位置Aからの
最短搬送経路は、当然、位置Aからその配置領域へ向か
う直線になり、位置Bからの最短搬送経路は、当然、位
置Bからその配置領域へ向かう直線になり、位置Cから
の最短搬送経路は、当然、位置Cからその配置領域へ向
かう直線になる。
【0050】この後、各最短搬送経路に沿って位置A〜
Cから、その配置領域内の高さ位置y0 に、基準長L0
の整数倍の搬送経路長で到達する点の位置を求める。図
1に示す例では、位置Aからの搬送経路は、基準長L0
の6倍の搬送経路長で位置A 2 に到達し、位置Bからの
搬送経路は、基準長L0 の4倍の搬送経路長で位置B 2
に到達し、位置Cからの搬送経路は、基準長L0 の2倍
の搬送経路長で位置C 2 に到達したものとする。
【0051】そして、印刷ユニット10Kの画像転写点
25の位置Dを、これらの位置A2,B2 ,C2 に基づ
いて決定する。例えば、これら3つの位置A2 ,B2
2の平均位置を位置Dとして決定する。位置Dは、以
下に説明するように、3つの位置A2 ,B2 ,C2 に対
する重み付けを行なって決定してもよい。つまり、図1
に示すように、位置B2 ,C2 間の既知の距離をLBC
位置A2 ,B2 間の既知の距離をLAB、決定すべき位置
Dと各位置A2 ,B2 ,C2 との未知の距離をそれぞれ
A ,xB ,xC 、各位置A2 ,B2 ,C2 に対する重
みをmA ,mB ,mC とすると、下記3元1次連立方程
式を解くことにより、位置Dを決定することができる。
【0052】mA ・xA =mB ・xB +mC ・xCA =LAB−xBC =LBC+xB 位置Dを位置B2 からの距離xB として決定するものと
すれば、上記式を解くことにより、xB =(mA ・LAB
−mC ・LBC)/(mA +mB +mC )が得られる。
【0053】ここで、mA =mB =mC とすれば、xB
=(LAB−LBC)/3つまり3つの位置A2 ,B2 ,C
2 の平均位置が位置Dとなる。また、例えば印刷ユニッ
ト10Cを使用しないで印刷を行なうことが多いプリン
タ1Aであれば、位置Bからの到達点位置B2 に対する
重みmB を他の重みmA ,mC よりも大きく設定するこ
とにより、位置Dは、位置B2 に近い位置に決定される
ことになる。
【0054】なお、図1では、位置Cを位置A1 および
1 の中点として決定する際、この場合にも、上述のご
とく各位置A1 ,B1 に対する重み付けを行なって、位
置Cを決定するようにしてもよい。ここで、駆動ローラ
19の直径をdとし搬送ベルトの厚さをtとした場合、
基準長L0 としては、駆動ローラ19の周長πdを用い
てもよいし、π(d+2t)を用いてもよい。厳密に言
えば、転写ローラ19の速度変動の周期は、実際には駆
動ローラ19の周長πdではなく、図8にて前述したよ
うに、駆動ローラ19に巻き付く転写ベルト17の厚さ
tを考慮した仮想円26の周長π(d+2t)に対応す
る。従って、基準長L0 を、この仮想円26の周長π
(d+2t)の整数倍とすることにより、より確実に各
画像転写点でのトナー像の転写位置がずれるのを防止す
ることができる。
【0055】このように、本発明の一実施形態によれ
ば、上述のごとく決定された位置A〜Dに各印刷ユニッ
ト10Y,10M,10C,10Kの画像転写点25を
配置することにより、切換機構30によりどの印刷ユニ
ットが未使用になっても、使用する印刷ユニットの画像
転写点25の配置位置は、他の画像転写点25から基準
長L0 の略整数倍の位置になる。
【0056】従って、印刷ユニット10Y,10M,1
0C,10Kの使用/未使用によって転写間距離が変動
しても、駆動系の速度変動に伴う転写位置ずれの発生を
出来る限り抑制でき、使用頻度の少ない印刷ユニットの
延命,消費電力の削減,残留トナーによる汚れの防止を
はかりながら、色ずれの発生を低減してカラー画像の印
刷品質を確保することができるのである。
【0057】なお、上述した実施形態では、4つの画像
転写点25の位置を決定する場合について説明している
が、本発明は、これに限定されるものではなく、3つ以
上の印刷ユニットを装置であれば、上述の実施形態と同
様にして適用され、上述の実施形態と同様の作用効果を
得ることができる。また、上述した実施形態では、基準
長L0 の整数倍として2倍,4倍,6倍の場合について
説明しているが、本発明は、これに限定されるものでは
ない。
【0058】さらに、図1にて説明した画像転写点25
の決定手法では、4つの画像転写点25が2つの高さ位
置y0 ,y1 のいずれかに位置するものとし、位置C,
Dのx方向位置を決定する場合について説明している
が、本発明は、これに限定されるものではなく、画像転
写点25が緩やかな弧状(山形)に配置され、切換機構
30により転写ローラ15を下降させることで印刷ユニ
ットを未使用状態にできるようになっていれば、上述の
実施形態と同様にして適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のカラー画
像形成装置における画像転写点位置決定方法(請求項1
〜3)およびカラー画像形成装置(請求項4〜6)によ
れば、複数の印刷ユニットの使用/未使用によって転写
間距離が変動しても、駆動系の速度変動に伴う転写位置
ずれの発生を出来る限り抑制できるように各印刷ユニッ
トにおける画像転写点の位置が決定され、その位置に画
像転写点が配置されているので、使用頻度の少ない印刷
ユニットの延命,消費電力の削減,残留トナーによる汚
れの防止をはかりながら、色ずれの発生を低減してカラ
ー画像の印刷品質を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのカラー画像形成装
置における画像転写点位置決定方法を説明するための図
である。
【図2】本発明の一実施形態としてのカラー画像形成装
置の内部構成を模式的に示す側面図である。
【図3】本実施形態における切換機構の構成を模式的に
示す斜視図である。
【図4】本実施形態における切換機構の動作を説明すべ
く搬送系を模式的に示す側面図である。
【図5】本実施形態における切換機構の動作を説明すべ
く搬送系を模式的に示す側面図である。
【図6】一般的なカラー画像形成装置の内部構成を模式
的に示す側面図である。
【図7】転写ベルト(搬送ベルト)の速度変動の周期性
を示すグラフである。
【図8】駆動ローラに巻き付く転写ベルト(搬送ベル
ト)の厚さを考慮した仮想円を示す図である。
【符号の説明】
1,1A 電子写真式プリンタ(カラー画像形成装置) 2 カラー印刷エンジン 3,4 用紙カセット 5 用紙送出部 6 用紙排出部 7 用紙スタッカ 8 電源/制御部 10Y,10M,10C,10K 印刷ユニット 11 感光体(転写ドラム,潜像担持体) 12 前帯電器 13 光学部 14 現像部 15 転写ローラ 15a 回転軸 16 定着部 17 転写ベルト(搬送ベルト,搬送経路,搬送手段) 18 転写紙(シート状媒体) 19 駆動ローラ(駆動系) 20 従動ローラ 21,22 張力付与用のローラ(テンショナー) 23 搬送ローラ 24,24A 搬送ガイド 25 画像転写点(A〜D) 26 仮想円 30 切換機構 33 上レバー 33a 軸受け部 34 下レバー 34a ラック 34b ストッパ 35 バネ 36 接続ピン 37 駆動ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色を重ね合わせてカラー画像をシー
    ト状媒体上に形成すべく、画像転写点で該シート状媒体
    に現像像を転写して該シート状媒体に対する印刷を各色
    毎に行なう複数の印刷ユニットと、 各印刷ユニットによる該シート状媒体に対する印刷を連
    続的に行なうべく、該複数の印刷ユニットにおける該画
    像転写点を通過するように連続的に形成された搬送経路
    に沿って該シート状媒体を搬送する搬送手段とをそなえ
    るとともに、 前記の各印刷ユニットの状態を、該印刷ユニットが該シ
    ート状媒体に接し前記画像転写点での印刷を行なう接触
    状態と該シート状媒体が前記搬送経路とともに前記画像
    転写点から離れ該印刷ユニットによる印刷を行なわない
    離隔状態とのいずれか一方に切り換える切換機構を、前
    記の各印刷ユニットにそなえてなるカラー画像形成装置
    において、 搬送経路上流側の1番目の画像転写点と2番目の画像転
    写点との間の搬送経路長が該搬送手段の駆動系の速度変
    動周期に対応する基準長の整数倍になるようにこれらの
    1番目および2番目の画像転写点の位置を決定した後、 前記2番目の画像転写点よりも搬送経路下流側の各画像
    転写点の位置を、搬送経路上流側から順に以下の手順
    (1)〜(4)で決定することを特徴とする、カラー画
    像形成装置における画像転写点位置決定方法。 (1)搬送経路上流側からi(≧3)番目の画像転写点
    の仮位置もしくは配置領域を決める。 (2)1番目〜i−1番目の各画像転写点から前記仮位
    置もしくは前記配置領域に到達する搬送経路のうち、該
    切換機構によって切り換えられる接触状態/離隔状態に
    応じて最短になる搬送経路を、1番目〜i−1番目の画
    像転写点のそれぞれについて求める。 (3)(2)で求められた最短搬送経路に沿って1番目
    〜i−1番目の各画像転写点から前記仮位置の近傍もし
    くは前記配置領域内に、前記基準長の整数倍の搬送経路
    長で到達する点の位置を求める。 (4)(3)で求められたi−1個の点の位置に基づい
    てi番目の画像転写点の位置を決定する。
  2. 【請求項2】 該搬送手段が、該シート状媒体を載置し
    た状態で駆動ローラによって駆動される搬送ベルトによ
    り構成され、前記基準長が該駆動ローラの周長であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載のカラー画像形成装置に
    おける画像転写点位置決定方法。
  3. 【請求項3】 該搬送手段が、該シート状媒体を載置し
    た状態で駆動ローラによって駆動される搬送ベルトによ
    り構成され、該駆動ローラの直径をdとし該搬送ベルト
    の厚さをtとした場合、前記基準長がπ(d+2t)で
    あることを特徴とする、請求項1記載のカラー画像形成
    装置における画像転写点位置決定方法。
  4. 【請求項4】 複数色を重ね合わせてカラー画像をシー
    ト状媒体上に形成すべく、画像転写点で該シート状媒体
    に現像像を転写して該シート状媒体に対する印刷を各色
    毎に行なう複数の印刷ユニットと、 各印刷ユニットによる該シート状媒体に対する印刷を連
    続的に行なうべく、該複数の印刷ユニットにおける該画
    像転写点を通過するように連続的に形成された搬送経路
    に沿って該シート状媒体を搬送する搬送手段とをそなえ
    るとともに、 前記の各印刷ユニットの状態を、該印刷ユニットが該シ
    ート状媒体に接し前記画像転写点での印刷を行なう接触
    状態と該シート状媒体が前記搬送経路とともに前記画像
    転写点から離れ該印刷ユニットによる印刷を行なわない
    離隔状態とのいずれか一方に切り換える切換機構を、前
    記の各印刷ユニットにそなえてなるカラー画像形成装置
    において、前記搬送経路は、前記切換機構により、該印刷ユニット
    に対して接触状態と離隔状態とに移動可能であり、且
    つ、全ての印刷ユニットの使用状態では各画像転写点を
    水平面に対する高さを変えて並列的に配置し、該搬送経
    路が該印刷ユニットの方向に緩やかな山形を描くように
    配置され、 搬送経路上流側の1番目の画像転写点および2番目の画
    像転写点を、これらの画像転写点間の搬送経路長が該搬
    送手段の駆動系の速度変動周期に対応する基準長の整数
    倍になるように配置し、 前記2番目の画像転写点よりも搬送経路下流側の各画像
    転写点を、搬送経路上流側から順に以下の手順(1)〜
    (4)で決定された位置に配置したことを特徴とする、
    カラー画像形成装置。 (1)搬送経路上流側からi(≧3)番目の画像転写点
    の仮位置もしくは配置領域を決める。 (2)1番目〜i−1番目の各画像転写点から前記仮位
    置もしくは前記配置領域に到達する搬送経路のうち、該
    切換機構によって切り換えられる接触状態/離隔状態に
    応じて最短になる搬送経路を、1番目〜i−1番目の画
    像転写点のそれぞれについて求める。 (3)(2)で求められた最短搬送経路に沿って1番目
    〜i−1番目の各画像転写点から前記仮位置の近傍もし
    くは前記配置領域内に、前記基準長の整数倍の搬送経路
    長で到達する点の位置を求める。 (4)(3)で求められたi−1個の点の位置に基づい
    てi番目の画像転写点の位置を決定する。
  5. 【請求項5】 該搬送手段が、該シート状媒体を載置し
    た状態で駆動ローラによって駆動される搬送ベルトによ
    り構成され、前記基準長が該駆動ローラの周長であるこ
    とを特徴とする、請求項4記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 該搬送手段が、該シート状媒体を載置し
    た状態で駆動ローラによって駆動される搬送ベルトによ
    り構成され、該駆動ローラの直径をdとし該搬送ベルト
    の厚さをtとした場合、前記基準長がπ(d+2t)で
    あることを特徴とする、請求項4記載のカラー画像形成
    装置。
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