JPH05232753A - ベルト部材の張力付与装置 - Google Patents
ベルト部材の張力付与装置Info
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- JPH05232753A JPH05232753A JP4069665A JP6966592A JPH05232753A JP H05232753 A JPH05232753 A JP H05232753A JP 4069665 A JP4069665 A JP 4069665A JP 6966592 A JP6966592 A JP 6966592A JP H05232753 A JPH05232753 A JP H05232753A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/75—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
- G03G15/754—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to band, e.g. tensioning
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成装置に用いられるベルト部材装置に
おいて、駆動用のロール部材等の偏心により、ベルト部
材に振れが発生することに対応させて、張力付与装置に
設けるスプリングの力を適正な値を有するものとして設
け、ベルト部材の各地点での振れの影響を防止する。 【構成】 電子複写機におけるベルト部材２は、ドライ
ブロールとテンションロール１５とに掛け渡されてお
り、テンションロールに設けたスプリング１６により、
ドライブロールからテンションロール１５を離間させる
方向に張力が付与される。前記張力付与装置において、
スプリングのバネ定数ｋを、ベルト部材のバネ定数に対
して１／５０以下の値に設定するか、あるいは、張力付
与装置を構成するテンションロールの移動機構の摺動部
を含めた移動抵抗に対して、スプリングのバネ定数を１
／５０以下になるように設定している。
おいて、駆動用のロール部材等の偏心により、ベルト部
材に振れが発生することに対応させて、張力付与装置に
設けるスプリングの力を適正な値を有するものとして設
け、ベルト部材の各地点での振れの影響を防止する。 【構成】 電子複写機におけるベルト部材２は、ドライ
ブロールとテンションロール１５とに掛け渡されてお
り、テンションロールに設けたスプリング１６により、
ドライブロールからテンションロール１５を離間させる
方向に張力が付与される。前記張力付与装置において、
スプリングのバネ定数ｋを、ベルト部材のバネ定数に対
して１／５０以下の値に設定するか、あるいは、張力付
与装置を構成するテンションロールの移動機構の摺動部
を含めた移動抵抗に対して、スプリングのバネ定数を１
／５０以下になるように設定している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の装
置において、ベルト状感光体や、画像の転写部で用紙を
担持しながら走行するベルト装置、または、感光体に形
成したトナー画像を、用紙に転写するために用いられる
中間転写体としてのベルト装置に対して、張力を付与す
る装置に関し、特に、駆動ロールやテンションロール等
の回転により、ベルトの振れまたは走行速度のバラツキ
を容易に吸収し得るようにする装置に関する。
置において、ベルト状感光体や、画像の転写部で用紙を
担持しながら走行するベルト装置、または、感光体に形
成したトナー画像を、用紙に転写するために用いられる
中間転写体としてのベルト装置に対して、張力を付与す
る装置に関し、特に、駆動ロールやテンションロール等
の回転により、ベルトの振れまたは走行速度のバラツキ
を容易に吸収し得るようにする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術および解決を要する課題】電子写真複写機
等のように、電子写真方式を用いてコピーを作成する画
像形成装置においては、画像担持体として感光体ドラム
等を用いており、該画像担持体に形成したトナー画像を
用紙に転写し、そのトナー画像を担持する用紙を定着装
置に通して定着し、コピーを作成する機構を用いてい
る。これに対して、画像担持体としてベルト状感光体を
用い、該ベルト状感光体に対して電子写真方式を構成す
る各機構を配置し、前記感光体に形成したトナー画像を
用紙に転写して、コピーを作成する機構を用いることも
行われている。
等のように、電子写真方式を用いてコピーを作成する画
像形成装置においては、画像担持体として感光体ドラム
等を用いており、該画像担持体に形成したトナー画像を
用紙に転写し、そのトナー画像を担持する用紙を定着装
置に通して定着し、コピーを作成する機構を用いてい
る。これに対して、画像担持体としてベルト状感光体を
用い、該ベルト状感光体に対して電子写真方式を構成す
る各機構を配置し、前記感光体に形成したトナー画像を
用紙に転写して、コピーを作成する機構を用いることも
行われている。
【０００３】前述したように、ベルト状感光体を用いる
電子写真複写機としては、例えば、特開平１−３１２５
７７号公報等に示されるような装置が知られている。ま
た、カラー電子複写機においては、特開昭５９−１６８
４６７号公報等に示されるように、ベルト部材に用紙を
支持させる状態で、複数の画像転写部に沿わせて用紙を
搬送する機構を用いることが行われている。前記従来例
に示されるカラー電子複写機においては、用紙を支持す
るベルト部材に沿わせて、複数のカラートナー画像を形
成する現像装置を配置し、用紙が移動するにしたがっ
て、各現像装置からカラートナー画像を用紙に重ねて転
写する手段を用いている。
電子写真複写機としては、例えば、特開平１−３１２５
７７号公報等に示されるような装置が知られている。ま
た、カラー電子複写機においては、特開昭５９−１６８
４６７号公報等に示されるように、ベルト部材に用紙を
支持させる状態で、複数の画像転写部に沿わせて用紙を
搬送する機構を用いることが行われている。前記従来例
に示されるカラー電子複写機においては、用紙を支持す
るベルト部材に沿わせて、複数のカラートナー画像を形
成する現像装置を配置し、用紙が移動するにしたがっ
て、各現像装置からカラートナー画像を用紙に重ねて転
写する手段を用いている。
【０００４】前述したように、ベルト部材を用いる画像
形成装置では、該ベルト部材を駆動ロールとテンション
付与用のロールとに掛け渡し、前記ベルト部材を一定の
速度で駆動するようにしている。ところが、前記ベルト
部材を用いる装置では、ベルトの長さと幅とを厳密に構
成した場合でも、そのベルトを駆動するためのロール部
材の軸とベルトに接する円周部分とが、そのベルトの幅
方向に対して、正確に同一の直径の円弧を形成していな
い場合には、ベルト部材の移動速度を一定に保ち得ない
という問題が発生する。
形成装置では、該ベルト部材を駆動ロールとテンション
付与用のロールとに掛け渡し、前記ベルト部材を一定の
速度で駆動するようにしている。ところが、前記ベルト
部材を用いる装置では、ベルトの長さと幅とを厳密に構
成した場合でも、そのベルトを駆動するためのロール部
材の軸とベルトに接する円周部分とが、そのベルトの幅
方向に対して、正確に同一の直径の円弧を形成していな
い場合には、ベルト部材の移動速度を一定に保ち得ない
という問題が発生する。
【０００５】例えば、駆動ロールやテンションロール
は、機械加工、成形加工、または、ロール部材の研磨等
により構成されるが、前記ロールのベルトに接する円弧
部分の軸心が、軸部材に対して正確に軸心を一致させる
ように構成されているものではない。また、ロールを駆
動してベルト部材を駆動する際に、そのベルト部材に対
して、ロールの偏心量に応じた脈動が発生することは避
けられないものとなる。前記ベルト装置において、駆動
ロールはフレームに対して固定位置に保持されており、
テンションロールはスプリング等を用いたテンション付
与手段を介して支持され、ベルトに対して一定の張力を
付与するように設けられている。
は、機械加工、成形加工、または、ロール部材の研磨等
により構成されるが、前記ロールのベルトに接する円弧
部分の軸心が、軸部材に対して正確に軸心を一致させる
ように構成されているものではない。また、ロールを駆
動してベルト部材を駆動する際に、そのベルト部材に対
して、ロールの偏心量に応じた脈動が発生することは避
けられないものとなる。前記ベルト装置において、駆動
ロールはフレームに対して固定位置に保持されており、
テンションロールはスプリング等を用いたテンション付
与手段を介して支持され、ベルトに対して一定の張力を
付与するように設けられている。
【０００６】そこで、仮に、テンションロールが移動不
能な状態に配置され、ベルト部材に対して一定の張力を
付与する状態で、フレームに保持されている場合を想定
すると、そのテンションロールの偏心量に応じて、ベル
ト部材には振れの影響が発生し、ベルト部材はテンショ
ンロールの偏心量に応じてベルトが伸縮することにな
る。前記ベルトの伸縮による影響は、ベルトの材質、サ
イズ、ベルト面上の位置等によって異なるものであり、
ロール部材の偏心の程度や、ロールに対するベルトの巻
き付け角度等によっても異なる値となる。また、一般の
ベルト駆動装置の場合のように、ドライブロールとテン
ションロールとにベルト部材を掛け渡し、ドライブロー
ルを駆動することによってベルト部材を移動させる形式
の装置では、テンションロールをスプリング等を用い
て、張力付与方向に移動させ得るように構成することに
より、ロール部材の偏心による影響を軽減することがで
きるものとなる。しかし、そのように、テンション付与
手段を移動可能に設けた場合でも、該テンション付与手
段の移動抵抗や、テンション付与用の部材のバネ定数等
により、ベルト部材の搬送面または作用面での速度のバ
ラツキが、画像形成に影響を与えるという問題がある。
能な状態に配置され、ベルト部材に対して一定の張力を
付与する状態で、フレームに保持されている場合を想定
すると、そのテンションロールの偏心量に応じて、ベル
ト部材には振れの影響が発生し、ベルト部材はテンショ
ンロールの偏心量に応じてベルトが伸縮することにな
る。前記ベルトの伸縮による影響は、ベルトの材質、サ
イズ、ベルト面上の位置等によって異なるものであり、
ロール部材の偏心の程度や、ロールに対するベルトの巻
き付け角度等によっても異なる値となる。また、一般の
ベルト駆動装置の場合のように、ドライブロールとテン
ションロールとにベルト部材を掛け渡し、ドライブロー
ルを駆動することによってベルト部材を移動させる形式
の装置では、テンションロールをスプリング等を用い
て、張力付与方向に移動させ得るように構成することに
より、ロール部材の偏心による影響を軽減することがで
きるものとなる。しかし、そのように、テンション付与
手段を移動可能に設けた場合でも、該テンション付与手
段の移動抵抗や、テンション付与用の部材のバネ定数等
により、ベルト部材の搬送面または作用面での速度のバ
ラツキが、画像形成に影響を与えるという問題がある。
【０００７】これに対して、カラー電子複写機等の装置
では、前記特開昭５９−１６８４６７号公報等に示され
るように、複数の現像装置でそれぞれ形成したカラート
ナー画像を、順次重ねて用紙に転写する方式を用いる場
合がある。前記従来例に示されるような装置では、ベル
ト部材の両側に配置される２つのロール部材を、それぞ
れドライブロールとして構成し、両ローラを同期駆動す
る方式を用いている。ところが、前述したように、テン
ション付与手段を設けたロールと、対向するドライブロ
ールとを同一の径のロールとして構成し、両ロールを同
期駆動した場合でも、各ロールの部分でのベルトに対す
る駆動半径が異なることになり、該ベルト部材に対する
伸縮作用が異なる状態で出現する。したがって、ベルト
部材に用紙を保持させた状態で、カラートナー画像を重
ねて転写する場合に、そのカラートナー画像にズレが発
生して、カラーコピーの画質が低下するという問題が発
生する。
では、前記特開昭５９−１６８４６７号公報等に示され
るように、複数の現像装置でそれぞれ形成したカラート
ナー画像を、順次重ねて用紙に転写する方式を用いる場
合がある。前記従来例に示されるような装置では、ベル
ト部材の両側に配置される２つのロール部材を、それぞ
れドライブロールとして構成し、両ローラを同期駆動す
る方式を用いている。ところが、前述したように、テン
ション付与手段を設けたロールと、対向するドライブロ
ールとを同一の径のロールとして構成し、両ロールを同
期駆動した場合でも、各ロールの部分でのベルトに対す
る駆動半径が異なることになり、該ベルト部材に対する
伸縮作用が異なる状態で出現する。したがって、ベルト
部材に用紙を保持させた状態で、カラートナー画像を重
ねて転写する場合に、そのカラートナー画像にズレが発
生して、カラーコピーの画質が低下するという問題が発
生する。
【０００８】
【発明の目的】本発明は、前述したように、ベルト部材
を用いた画像転写部での用紙の搬送装置、あるいは、ト
ナー画像の担持を行う中間担持体として構成した装置、
または、ベルト部材状感光体において、ベルト部材の振
れ等の影響を受けて画像のズレ等が発生することを防止
するもので、張力付与装置におけるテンションスプリン
グのバネ定数と、張力付与装置の移動負荷の条件を設定
することにより、ベルト部材に振動が発生することを防
止できるようにする装置を提供することを目的としてい
る。
を用いた画像転写部での用紙の搬送装置、あるいは、ト
ナー画像の担持を行う中間担持体として構成した装置、
または、ベルト部材状感光体において、ベルト部材の振
れ等の影響を受けて画像のズレ等が発生することを防止
するもので、張力付与装置におけるテンションスプリン
グのバネ定数と、張力付与装置の移動負荷の条件を設定
することにより、ベルト部材に振動が発生することを防
止できるようにする装置を提供することを目的としてい
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、電
子写真複写機等の画像形成装置に用いられ、画像を転写
する用紙を担持するか、またはトナー画像を形成する
か、あるいはトナー画像を担持する等の目的に使用され
るベルト装置における駆動機構に関する。本発明におい
ては、前記ベルト装置の作用面を形成するベルトの走行
方向の両端部に、駆動機構とテンション付与手段とを配
置し、前記ベルトの作用面のバネ定数に対して、ベルト
にテンションを付与する手段の実質的なバネ定数を、１
／５０以下に設定している。また、本発明のベルト装置
において、ベルトの伸縮を吸収するために、テンション
付与手段による移動時の負荷が、ベルトの作用面のバネ
定数に対して、１／５０以下の値に設定され、かつ、前
記張力をテンション用のロール部材の両側に対して、均
一に付与することができる。
子写真複写機等の画像形成装置に用いられ、画像を転写
する用紙を担持するか、またはトナー画像を形成する
か、あるいはトナー画像を担持する等の目的に使用され
るベルト装置における駆動機構に関する。本発明におい
ては、前記ベルト装置の作用面を形成するベルトの走行
方向の両端部に、駆動機構とテンション付与手段とを配
置し、前記ベルトの作用面のバネ定数に対して、ベルト
にテンションを付与する手段の実質的なバネ定数を、１
／５０以下に設定している。また、本発明のベルト装置
において、ベルトの伸縮を吸収するために、テンション
付与手段による移動時の負荷が、ベルトの作用面のバネ
定数に対して、１／５０以下の値に設定され、かつ、前
記張力をテンション用のロール部材の両側に対して、均
一に付与することができる。
【００１０】前述したように、ベルト部材を支持するロ
ールに対して、張力付与装置により適正な値の張力を付
与することにより、ロール部材の偏心等によりベルト部
材に振れの影響が発生した場合でも、その張力付与装置
により振れを吸収させることができる。そして、用紙に
カラートナー画像を重ねて転写する場合でも、各画像転
写部に対して用紙の位置を正確に位置決めすることがで
き、画像にズレが発生することを防止して、品質の良好
なカラーコピーを作成することができる。また、本発明
のベルト部材の張力付与装置は、一般のベルト部材に対
する張力付与装置に比較して、構成を複雑にすることは
なく、スプリングによる張力の値を適正なものとして設
定するのみであるから、張力付与装置の機構を簡素化す
ることができる。
ールに対して、張力付与装置により適正な値の張力を付
与することにより、ロール部材の偏心等によりベルト部
材に振れの影響が発生した場合でも、その張力付与装置
により振れを吸収させることができる。そして、用紙に
カラートナー画像を重ねて転写する場合でも、各画像転
写部に対して用紙の位置を正確に位置決めすることがで
き、画像にズレが発生することを防止して、品質の良好
なカラーコピーを作成することができる。また、本発明
のベルト部材の張力付与装置は、一般のベルト部材に対
する張力付与装置に比較して、構成を複雑にすることは
なく、スプリングによる張力の値を適正なものとして設
定するのみであるから、張力付与装置の機構を簡素化す
ることができる。
【００１１】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のベルト
部材の張力付与装置を説明する。図１および図２に示さ
れる例は、カラー電子複写機における画像形成装置１を
示している。前記画像形成装置１においては、カラート
ナー画像を形成するための現像装置３〜６を、ベルト部
材２の経路に沿わせて配置し、ベルト部材２に保持され
る用紙に対して、各現像装置で形成したカラートナー画
像を重ねて転写する方式の装置を構成している。前記ベ
ルト部材２に対して、ドライブロール１０と、アイドラ
ーロール１１、従動ロール１２およびテンションロール
１５により、駆動と案内を行うための機構を配置してお
り、前記ベルト部材２に対して、テンションロールを設
けた張力付与装置１４により適正な張力を付与する状態
で、ドライブロール１０を用いて駆動する。
部材の張力付与装置を説明する。図１および図２に示さ
れる例は、カラー電子複写機における画像形成装置１を
示している。前記画像形成装置１においては、カラート
ナー画像を形成するための現像装置３〜６を、ベルト部
材２の経路に沿わせて配置し、ベルト部材２に保持され
る用紙に対して、各現像装置で形成したカラートナー画
像を重ねて転写する方式の装置を構成している。前記ベ
ルト部材２に対して、ドライブロール１０と、アイドラ
ーロール１１、従動ロール１２およびテンションロール
１５により、駆動と案内を行うための機構を配置してお
り、前記ベルト部材２に対して、テンションロールを設
けた張力付与装置１４により適正な張力を付与する状態
で、ドライブロール１０を用いて駆動する。
【００１２】前記画像形成装置１においては、ベルト部
材の移動経路に沿って配置する複数のロール部材を、装
置のフレーム７、７ａに支持し、ドライブロール１０に
対して図示を省略した駆動機構を用いて駆動する。ま
た、本発明の装置では、テンションロール１５に対して
も駆動手段を接続し、ドライブロール１０とテンション
ロール１５とを連動させて駆動することもできる。前記
画像形成装置１においては、複数の現像装置３〜６から
の画像転写部に対して、ベルト部材２の下面を支持する
支持ロール８……をそれぞれ配置し、図示を省略した転
写コロトロン等を設け、現像装置の感光体ドラムに形成
したトナー画像を用紙に転写させるようにする。
材の移動経路に沿って配置する複数のロール部材を、装
置のフレーム７、７ａに支持し、ドライブロール１０に
対して図示を省略した駆動機構を用いて駆動する。ま
た、本発明の装置では、テンションロール１５に対して
も駆動手段を接続し、ドライブロール１０とテンション
ロール１５とを連動させて駆動することもできる。前記
画像形成装置１においては、複数の現像装置３〜６から
の画像転写部に対して、ベルト部材２の下面を支持する
支持ロール８……をそれぞれ配置し、図示を省略した転
写コロトロン等を設け、現像装置の感光体ドラムに形成
したトナー画像を用紙に転写させるようにする。
【００１３】前記図２に示される画像形成装置１におい
て、テンションロール１５はスプリング１６を介して支
持され、フレーム７・７ａに対して移動可能に設けられ
ている。また、前記テンションロール１５をフレームに
対して摺動可能に支持するための手段としては、従来の
テンションロールの軸支機構と同様に、任意の手段を用
いることができる。そして、前記テンションロール１５
に対して、スプリング１６により押圧する手段を用い
て、テンションロール１５を、ドライブロール１０から
離間する方向に付勢し、ベルト部材に対して、一定の張
力を付与させるように構成している。なお、本発明の実
施例においては、テンションロールに対して圧縮スプリ
ングを配置する例で示しているが、前記テンション付与
部材としては、引張スプリング、トーションスプリング
等のように、弾性により力を加えることのできる任意の
手段を用いることが可能である。
て、テンションロール１５はスプリング１６を介して支
持され、フレーム７・７ａに対して移動可能に設けられ
ている。また、前記テンションロール１５をフレームに
対して摺動可能に支持するための手段としては、従来の
テンションロールの軸支機構と同様に、任意の手段を用
いることができる。そして、前記テンションロール１５
に対して、スプリング１６により押圧する手段を用い
て、テンションロール１５を、ドライブロール１０から
離間する方向に付勢し、ベルト部材に対して、一定の張
力を付与させるように構成している。なお、本発明の実
施例においては、テンションロールに対して圧縮スプリ
ングを配置する例で示しているが、前記テンション付与
部材としては、引張スプリング、トーションスプリング
等のように、弾性により力を加えることのできる任意の
手段を用いることが可能である。
【００１４】前述したように構成される本発明の画像形
成装置において、ベルト部材２に対して、テンションロ
ール１５により張力を付与する作用を検討する。図３に
示されるように、ベルト部材２はテンションロール１５
に対して角度θの範囲で巻き掛けられており、該テンシ
ョンロール１５に対してスプリング１６により、張力が
付与される状態に設けられている。前記図３に示される
モデルでは、ベルト部材２のバネ定数をｋ１、スプリン
グのバネ定数をｋとすると、図４のモデルのように置き
換えて、単純化することができ、２つの部材のバネ定数
はｋ＞ｋ１として設定される。
成装置において、ベルト部材２に対して、テンションロ
ール１５により張力を付与する作用を検討する。図３に
示されるように、ベルト部材２はテンションロール１５
に対して角度θの範囲で巻き掛けられており、該テンシ
ョンロール１５に対してスプリング１６により、張力が
付与される状態に設けられている。前記図３に示される
モデルでは、ベルト部材２のバネ定数をｋ１、スプリン
グのバネ定数をｋとすると、図４のモデルのように置き
換えて、単純化することができ、２つの部材のバネ定数
はｋ＞ｋ１として設定される。
【００１５】前記図４に示されるモデルにおいて、ベル
ト部材２がテンションロールの振れにより±ｄｘだけ変
位した影響を考えると、点ｘ１の位置での変位量はｄｘ
１、点ｘ２の位置での変位量はｄｘ２となり、ｄｘ１＞
ｄｘ２の関係となる。前述したように、２つの直列状に
接続したバネ部材に対して作用する力ｄＦは、 ｄＦ＝ｄｘ１×ｋ＝ｄｘ２×ｋ１であり、 ｄｘ２＝ｄｘ１×（ｋ／ｋ１）となる。
ト部材２がテンションロールの振れにより±ｄｘだけ変
位した影響を考えると、点ｘ１の位置での変位量はｄｘ
１、点ｘ２の位置での変位量はｄｘ２となり、ｄｘ１＞
ｄｘ２の関係となる。前述したように、２つの直列状に
接続したバネ部材に対して作用する力ｄＦは、 ｄＦ＝ｄｘ１×ｋ＝ｄｘ２×ｋ１であり、 ｄｘ２＝ｄｘ１×（ｋ／ｋ１）となる。
【００１６】そこで、例えば、ドライブロール１０とテ
ンションロール１５との間隔Ｌ＝７５５mmとした場合
に、ベルト部材に支持される用紙に対して、各現像装置
の部分での位置の変動の値を、１μm 以下に押さえよう
とすると、 ｄｘ２＝０．０００５＞ｄｘ１（ｋ／ｋ１）） ｄｘ１＝０．１mm ここで、ベルト部材２の作用長さＬに対して、前記点ｘ
２での伸び量をｄＬとすると、 バネ定数ｋ＝Ｗ／ｄＬ＝ＥＡ／Ｌ＝200 ×34／755 ＝９
kgf ／mm ｋ＜０．０４５（kgf ／mm） となる。 実際には、２本のスプリングにより張力を加えているの
で、片側のスプリングに対しては、 ｋ／２≦０．０２３kgf ／mmとなる。
ンションロール１５との間隔Ｌ＝７５５mmとした場合
に、ベルト部材に支持される用紙に対して、各現像装置
の部分での位置の変動の値を、１μm 以下に押さえよう
とすると、 ｄｘ２＝０．０００５＞ｄｘ１（ｋ／ｋ１）） ｄｘ１＝０．１mm ここで、ベルト部材２の作用長さＬに対して、前記点ｘ
２での伸び量をｄＬとすると、 バネ定数ｋ＝Ｗ／ｄＬ＝ＥＡ／Ｌ＝200 ×34／755 ＝９
kgf ／mm ｋ＜０．０４５（kgf ／mm） となる。 実際には、２本のスプリングにより張力を加えているの
で、片側のスプリングに対しては、 ｋ／２≦０．０２３kgf ／mmとなる。
【００１７】前述したようにして計算した結果と、実際
にコピーから読み取った結果とを比較したものが、図５
に示されるグラフのようになる。前記図５のグラフにお
いては、縦軸に位置ズレ増加量Ｙを、横軸にバネの特性
を示しているもので、計算した値の線Ａと、実際にコピ
ーから読み取った値Ｂとが、ほぼ近似する状態となって
いる。したがって、本発明のように、張力を付与するた
めのスプリングに対して、前述したような性質を有する
バネを使用することによって、用紙を支持するベルト部
材での振れの問題を解消することができる。
にコピーから読み取った結果とを比較したものが、図５
に示されるグラフのようになる。前記図５のグラフにお
いては、縦軸に位置ズレ増加量Ｙを、横軸にバネの特性
を示しているもので、計算した値の線Ａと、実際にコピ
ーから読み取った値Ｂとが、ほぼ近似する状態となって
いる。したがって、本発明のように、張力を付与するた
めのスプリングに対して、前述したような性質を有する
バネを使用することによって、用紙を支持するベルト部
材での振れの問題を解消することができる。
【００１８】なお、前述した本発明の実施例において
は、用紙を支持してカラートナー画像を順次重ねて転写
する方式のベルト部材装置の場合で説明したが、本発明
のベルト部材としては、ベルト部材状感光体、または、
中間転写体ベルトに対しても同様に適用することが可能
である。そして、前記ベルト部材状感光体の場合でも、
該感光体に形成されるトナー画像に対して、ベルト部材
の振れによる画像の乱れが発生することを防止すること
ができる。
は、用紙を支持してカラートナー画像を順次重ねて転写
する方式のベルト部材装置の場合で説明したが、本発明
のベルト部材としては、ベルト部材状感光体、または、
中間転写体ベルトに対しても同様に適用することが可能
である。そして、前記ベルト部材状感光体の場合でも、
該感光体に形成されるトナー画像に対して、ベルト部材
の振れによる画像の乱れが発生することを防止すること
ができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、前述したように、ベルト部材
を駆動するテンションロールに対して、張力付与装置に
より適正な値の張力を付与することにより、ロール部材
の偏心等によりベルト部材に振れが発生した場合でも、
その張力付与装置により振れを吸収させることができ
る。そして、用紙にカラートナー画像を重ねて転写する
場合でも、各画像転写部に対して用紙の位置を正確に位
置決めすることができ、画像にズレが発生することを防
止して、品質の良好なカラーコピーを作成することがで
きる。また、本発明のベルト部材の張力付与装置は、一
般のベルト部材に対する張力付与装置に比較して、構成
を複雑にすることはなく、スプリングによる張力の値を
適正なものとして設定するのみであるから、張力付与装
置の機構を簡素化することができる。
を駆動するテンションロールに対して、張力付与装置に
より適正な値の張力を付与することにより、ロール部材
の偏心等によりベルト部材に振れが発生した場合でも、
その張力付与装置により振れを吸収させることができ
る。そして、用紙にカラートナー画像を重ねて転写する
場合でも、各画像転写部に対して用紙の位置を正確に位
置決めすることができ、画像にズレが発生することを防
止して、品質の良好なカラーコピーを作成することがで
きる。また、本発明のベルト部材の張力付与装置は、一
般のベルト部材に対する張力付与装置に比較して、構成
を複雑にすることはなく、スプリングによる張力の値を
適正なものとして設定するのみであるから、張力付与装
置の機構を簡素化することができる。
【図１】 電子複写機に用いられるベルト部材装置の側
面図である。
面図である。
【図２】 図１に示されるベルト部材装置の平面図であ
る。
る。
【図３】 本発明の張力付与装置の説明図である。
【図４】 図３に示される装置を簡素化したモデルであ
る。
る。
【図５】 本発明の装置による実験値と計算値を示すグ
ラフである。
ラフである。
１ 画像形成装置、 ２ ベルト部材、 １０
ドライブロール、１４ 張力付与装置、 １５ テ
ンションロール、１６ スプリング。
ドライブロール、１４ 張力付与装置、 １５ テ
ンションロール、１６ スプリング。
Claims (2)
- 【請求項１】 電子写真複写機等の画像形成装置に用い
られ、画像を転写する用紙を担持するかまたはトナー画
像を形成するか、あるいはトナー画像を担持する等の目
的に使用されるベルト装置において、 前記ベルト装置の作用面を形成するベルトの走行方向の
両端部に、駆動機構とテンション付与手段とを配置し、 前記ベルトの作用面のバネ定数に対して、ベルトにテン
ションを付与する手段の実質的なバネ定数を、１／５０
以下に設定することを特徴とするベルト部材の張力付与
装置。 - 【請求項２】 前記ベルト装置において、ベルトの伸縮
を吸収するために、テンション付与手段による移動時の
負荷が、ベルトの作用面のバネ定数に対して、１／５０
以下の値に設定されることを特徴とする請求項１に記載
のベルト部材の張力付与装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4069665A JPH05232753A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ベルト部材の張力付与装置 |
| US08/019,353 US5309203A (en) | 1992-02-19 | 1993-02-18 | Belt-type image forming apparatus having vibration resistance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4069665A JPH05232753A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ベルト部材の張力付与装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05232753A true JPH05232753A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13409358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4069665A Pending JPH05232753A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | ベルト部材の張力付与装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5309203A (ja) |
| JP (1) | JPH05232753A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989000706A1 (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-26 | Showertek, Inc. | Self-supported, adjustable, condensation-free shower mirror |
| US4836668A (en) * | 1987-07-22 | 1989-06-06 | Shower Tek, Inc. | Self-supported, adjustable, condensation-free shower mirror |
| US6505026B2 (en) | 2000-08-11 | 2003-01-07 | Ricoh Company, Ltd. | Belt driving device and image forming apparatus using the same |
| JP2006235235A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Kyocera Mita Corp | ベルト駆動装置および画像形成装置 |
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| US5376999A (en) * | 1993-06-08 | 1994-12-27 | Xerox Corporation | Device for minimizing intermediate belt stretch and shrinkage in xerographic copier |
| JPH08185005A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カラー画像形成装置 |
| US5678149A (en) * | 1995-05-15 | 1997-10-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
| JP3335055B2 (ja) * | 1995-12-22 | 2002-10-15 | 富士通株式会社 | カラー画像形成装置における画像転写点位置決定方法およびカラー画像形成装置 |
| JP3351311B2 (ja) * | 1997-09-19 | 2002-11-25 | 松下電器産業株式会社 | 画像表示装置 |
| US6463247B1 (en) * | 1999-06-15 | 2002-10-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Color image formation apparatus using plural photosensitive drums |
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| US3974952A (en) * | 1974-09-10 | 1976-08-17 | Eastman Kodak Company | Web tracking apparatus |
| JPS59168467A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-22 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JPH01312577A (ja) * | 1988-06-13 | 1989-12-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置のクリーニング装置 |
| US5160946A (en) * | 1991-07-19 | 1992-11-03 | Xerox Corporation | Image registration system |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP4069665A patent/JPH05232753A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-18 US US08/019,353 patent/US5309203A/en not_active Expired - Lifetime
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| JP2006235235A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Kyocera Mita Corp | ベルト駆動装置および画像形成装置 |
| JP4634187B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2011-02-16 | 京セラミタ株式会社 | ベルト駆動装置および画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5309203A (en) | 1994-05-03 |
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