JPH04480A - 電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば感光体への露光をレーザビームを使用
して行なうレーザプリンタ等の電子写真装置に関する。

［従来の技術］ 電子写真装置、例えばレーザプリンタは、表面が光導電
性物質からなる感光体ドラムの表面を均一に帯電した後
、その表面をレーザビームで露光して画像情報を静電潜
像の形で記録し、その静電潜像にトナーによる現像を行
った後記録媒体である用紙に転写し、さらにその用紙を
定着して印刷を行うようになっている。

このようなレーザプリンタの転写部には高圧な転写電圧
を発生する転写電圧発生回路が使用されているが、その
回路は従来第５図に示すように構成されていた。すなわ
ち、自励発信用の巻線１を設けたコンバータトランス２
、このコンバータトランス２を励振制御するスイッチン
グトランジス夕３、コンバータトランス２に添設され、
転写電圧の誤差電圧を検出する誤差検出回路４、この誤
差検出回路４から誤差電圧と外部入力される転写信号と
に基づいてコンバータトランス２の２次側から出力され
る転写電圧を一定に制御する制御回路５からなる自励式
のコンバータ回路で構成されていた。

また像を用紙に転写する場合、用紙に生成される電荷量
が転写される像の品質、すなわち印字の品質を大きく左
右することが知られており、このため転写電圧は常に最
良の印字品質になるようにレベルが設定されている。し
かし転写電圧を印加する場合は電極を用紙の転写側を表
面とすると裏面側に接触させるので、用紙に生成される
電荷量は用紙の厚さや質によって変化する。このため従
来は、自励式コンバータを使用している関係から転写信
号レベルを可変抵抗を有するボリュウムで可変して出力
される転写電圧を調整できるようになっていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしこのように自励式コンバータ回路を使用した場合
コンバータトランスとして自励発信用の巻線を持つこと
になり、トランスとして形状が大きくかつ重量の重いも
のを使用しなければならなかった。

またボリュウムを使用して転写電圧の調整を行なうため
、例えば−時的に厚さや質の異なる用紙を使用する場合
、ボリュウムを回転して転写電圧の調整を行なった後、
また元の用紙に戻すためボリュウムを逆回転して元の状
態に転写電圧の調整を行なう必要があり、このときボリ
ュウムの位置を元の位置に正確に戻す作業が面倒であっ
た。かといってボリュウムの位置を適当に戻すと転写電
圧が用紙に最適な電圧にならなくなり印字品質が低下す
ることになる。このように従来のボリュウム調整では転
写電圧を元の電圧に戻すときの再現性が悪い問題があっ
た。

そこで本発明は、コンバータ回路を他励式にすることに
よって使用するコンバータトランスの小形化及び軽量化
を図ることができ、かつ転写電圧を調整するときの再現
性を良好にできる電子写真装置を提供しようとするもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、帯電部で帯電された感光体に対して露光部で
露光して静電潜像を形成し、その静電潜像に現像部で現
像を行った後、その現像された像を転写部で給紙される
記録媒体に転写する電子写真装置において、転写部に設
けられ、コンバータトランス、このコンバータトランス
を励振制御するスイッチング手段及び前記コンバータト
ランスに添設され転写電圧の誤差電圧を検出する誤差検
出回路からなり、コンバータトランスの２次側から転写
電圧を出力する他励式コンバータ回路と、段階的に設定
された印字の濃淡レベルを外部キー指定する入力手段と
、この入力手段により指定された濃淡レベルの情報と誤
差検出回路からの誤差電圧の情報に基づいてスイッチン
グ手段をスイッチング制御する転写信号の周波数及びデ
ユーティ比を算出し対応する転写信号を出力する制御手
段を設けたものである。

［作用］ このような構成の本発明においては、制御手段からの転
写信号によってスイッチング手段がスイッチング動作し
、コンバータ回路は他励発信する。

そしてコンバータ回路のコンバータトランスの２次側か
ら転写電圧が出力されて転写動作に寄与する。

入力手段において印字の濃淡レベルをキー指定すること
によりそのキー信号に応して制御手段は転写信号の周波
数及びデユーティ比を設定する。

従ってキー指定により転写電圧は段階的に可変する。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお
、本実施例は本発明をレーザプリンタに適用したものに
ついて述べる。

第１図に示すように筐体１１内の略中央部には表面が光
導電性物質からなる感光体ドラム１２が配置されている
。この感光体ドラム１２は後述するメイン駆動モータに
より一方向、すなわち図中時計方向に回転駆動されるも
のであり、その感光体ドラム１２の周囲には電子写真プ
ロセスに従い、感光体ドラム１２の感光体を帯電させる
帯電部１３、この帯電部１３で帯電された感光体に対し
てレーザビームを照射して情報を露光記録して静電潜像
を形成する露光部１４、感光体に形成された静電潜像に
現像剤であるトナーを付着させる現像部１５、給紙され
る用紙へ感光体ドラム１２からトナー像を転写させる転
写部１６、転写済みの像を消すための除電部１７が順に
配置されている。

なお、前記帯電部１３には帯電チャージャ１３ａが設け
られ、前記転写部１６には転写チャージャ１６ａが設け
られ、かつ前記現像部１５には現像ローラ１５ａが設け
られている。

前記筐体１１の一方の側に設けられた給紙カセット１８
から給紙ローラ１９の動作によって用紙２０が所定のタ
イミングで１枚ずつ引き出され、かつ引き出された用紙
が搬送ローラ２１によって前記転写部１６の転写チャー
ジャ１６ａの位置に搬送されるようになっている。

前記転写部１６において感光体ドラム１２からトナー像
が転写された用紙１２は搬送ローラ２２によって定着部
２３に供給され、その定着部２３で定着された後前記筐
体１１の他方の側に設けられた用紙排出口２４から筐体
外に排出されるようになっている。

また前記筐体１１の一方の側の上面には操作パネル２５
が設けられ、この操作パネル２５には印字の濃淡レベル
をキー指定するためのキースイッチ２６及び印字の濃淡
等を表示するための表示装置２７が設けられている。

第２図は回路構成を示すブロック図で、３１は制御部本
体を構成するＣＰＵ　（中央処理装置）、３２はこのＣ
ＰＵ３１が各部を制御するためのプログラムデータを格
納したＲＯＭ　（リード・オンリ・メモリ）、３３は外
部のホストコンピュータから送られてくる画像情報や各
種の処理データを格納するバッファメモリ、Ａ４やＢ５
等の標準サイズの普通用紙の転写電圧に対応する基本電
圧データを格納した基本電圧メモリ３３ａ１キー指定さ
れる濃淡レベルの増減分のバイアス電圧データを格納す
るバイアス電圧メモリ３３ｂ等を設けたＲＡＭ　（ラン
ダム・アクセス・メモリ）、３４は入出力ポート、３５
は外部のホストコンピュータから画像情報の受信等を行
うインターフェースで、これらはパスライン３６によっ
て接続されている。

前記入出力ポート３４には、メイン駆動モータ３７、前
記帯電部１３、転写部１６、除電部１７、露光部１４、
定着部２３、前記給紙ローラ１９、搬送ローラ２１，２
２を駆動する駆動モータ３８、前記転写部１６から出力
される転写電圧の誤差電圧をデジタル化するＡ／Ｄ変換
装置３９がそれぞれ接続されている。

前記転写部１６には第３図に示す構成の他励式コンバー
タ回路が設けられている。このコンバータ回路はコンバ
ータトランス４１、このコンバータトランス４１を励振
制御するスイッチングトランジスタ４２及び前記コンバ
ータトランス４１に添設され転写電圧の誤差電圧を検出
する誤差検出回路４３からなり、コンバータトランス４
１の２次側から転写電圧Ｖ。を出力するようになってい
る。そして前記スイッチングトランジスタ４２のベース
に前記入出力ポート３４から転写信号が入力されるよう
になっている。

前記ＣＰＵ３１はプログラムデータに基づいて第４図に
示す制御及び処理を行うようになっている。

電源が投入されると、Ｓｌにて各種のイニシャライズ処
理が行われ、この処理が終了すると続いてＢ２にて表示
装置２７に装置のステータスを表示する。

そしてホストコンピュータからのデータ受信及びキース
イッチ２６の入力待ちとなる。

この状態でＳ、にてキースイッチ２６により印字の濃淡
レベルのキー指定があると、そのキーデータを濃淡の増
減分のバイアス電圧データとしてＲＡＭ３３のバイアス
電圧メモリ３３ｂに記憶する。そしてＢ４にて表示装置
２７に印字の濃淡度を表示させる。

二の状態で印字の濃淡度のセットが終了したが否かをチ
エツクし、終了しなければキースイッチ２６の入力待ち
にルーチンを戻し、また終了であればＳ２のステータス
表示にルーチンを戻す。

またホストコンピュータからデータ、すなわち画像情報
を受信するとＳ、にて印字パターンへの変換を行い印字
像をパターン形成する。続いてＳ６にて駆動モータ３８
を動作させ、給紙ローラ１９及び搬送ローラ２１，２２
を駆動させる。これにより給紙カセット１８から用紙２
ｏが１枚引き出され転写部１６に搬送される。

一方、Ｓ７にて帯電部１３を動作させ帯電チャージャ１
３ａにより帯電電圧を発生させて感光体ドラム１２の感
光体を帯電させる。続いてＳ８にて露光部１４を動作さ
せレーザビームにより帯電された感光体に印字パターン
に基づいて静電潜像を形成し、さらにその静電潜像に対
して現像部１５によりトナーで現像を行う。

続いて感光体ドラム１２における現像された部位が転写
位置に到達するタイミング、すなわちＳ１０にて転写電
圧のオン制御を行う。このオン制御はＲＡＭ３３の基本
電圧メモリ３３ｇから基本電圧データを読出すとともに
バイアス電圧メモリ３３ｂからバイアス電圧データを読
出し、基本電圧データにバイアス電圧データを加算させ
転写電圧値を決定する。一方、誤差検出回路４３からの
誤差電圧がＡ／Ｄ変換装置３９で変換されたデジタル値
を入出力ポート３４から読取り、決定された転写電圧と
比較する。そしてこの比較結果に基づいて転写信号の周
波数とデユーティ比を算出し、他励式コンバータ回路の
スイッチングトランジスタ４２に転写信号を供給する。

こうして他励式コンバータ回路から所望の転写電圧ｖｏ
が発生する。

この転写電圧Ｖ。により給紙される用紙２０に対して感
光体ドラム１２からトナー像が転写される。

そしてこの転写動作が終了するとＳ１１にて用紙２０が
用紙排出口２４から外部に排出されるまでに要する時間
経過後に駆動モータ３８を停止し搬送ローラ２１，２２
を停止させる。

またＳ１□にて転写動作が終了すると転写部１６からの
転写電圧の発生を停止させる。

そしてルーチンを８２のステータス表示に戻す。

このような構成の本実施例においては、感光体ドラム１
２の感光体は帯電部１３で均一に帯電された後露光部１
４からのレーザビームによって露光され画像情報が静電
潜像として記録される。そしてこの静電潜像に対して現
像部１５でトナーにより現像が行われ、、転写部１６に
て給紙カセット１８から搬送される用紙に転写される。

そして用紙はその後定着部２３を介して用紙排出口２４
がら排出される。一方、転写を終了した感光体は次の帯
電に供えて除電部１７により除電される。

こうして１枚の用紙に対する印刷が行われ、この動作が
繰り返されて複数の用紙に対する印刷が行われることに
なる。

そして転写部１６においては他励式のコンバータ回路を
使用して転写電圧■。を発生させているので、従来の自
励式のものに比べて自励発信用の巻線が不要となりコン
バータトランス４１を小形化かつ軽量化できる。

またコンバータ回路を他励式としたのでスイッチングト
ランジスタ４２に供給する転写信号はＣＰＵ３１の処理
によって入出力ポート３４を介して発生させることが可
能となり、従って転写電圧を決める転写信号の周波数や
デユーティ比の決定をソフト的に行うことができる。す
なわちキースイッチ２６のキーデータに基づいて転写電
圧を段階的、すなわちデジタル的に調整できることにな
る。

従って例えば普通用紙を使用して印字を行い、その途中
で一時的に葉書等の厚めの用紙に印字を行う場合、キー
スイッチ２６を操作して増減させるバイアス電圧を可変
すればよく、またこの印字か終了して再び普通用紙に印
字を行うときにはキースイッチ２６を前と同じ操作を行
ってバイアス電圧を可変すればよく、ボリュームを回転
操作するものに比べて設定変更が容易となり、しかも前
の状態に正確にしかも簡単に戻すことができ再現性に優
れている。

また印字時の濃淡を調整する場合表示装置２７に濃淡度
が表示されるので、濃淡度を表示確認しながら正確に設
定することができる。

なお、前記実施例は本発明をレーザプリンタに適用した
ものについて述べたが必ずしもこれに限定されるもので
はなく、複写機やレーザ以外の発光素子を使用したプリ
ンタにも適用できるものである。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、コンバータ回路を
他励式にすることによって使用するコンバータトランス
の小形化及び軽量化を図ることができ、かつ転写電圧を
調整するときの再現性を良好にできる電子写真装置を提
供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の実施例を示すもので、第１
図はレーザプリンタの構成を示す図、第２図は回路構成
を示すブロック図、第３図は転写部のコンバータ回路の
回路図、第４図はＣＰＵによる処理及び制御を示す流れ
図、第５図は従来例を示す回路図である。 １２・・・感光体ドラム、 １３・・・帯電部、 １４・・・露光部、 １５・・・現像部、 １６・・・転写部、 ２６・・・キースイッチ、 ３１・・・ＣＰＵ　（中央処理装置）、３３ａ・・・基
本電圧メモリ、 ３３ｂ・・・バイアス電圧メモリ、 ４１・・・コンバータトランス、 ４２・・・スイッチングトランジスタ （スイッチング手段）、 ４３・・・誤差検出回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帯電部で帯電された感光体に対して露光部で露光して静
   電潜像を形成し、その静電潜像に現像部で現像を行った
   後、その現像された像を転写部で給紙される記録媒体に
   転写する電子写真装置において、前記転写部に設けられ
   、コンバータトランス、このコンバータトランスを励振
   制御するスイッチング手段及び前記コンバータトランス
   に添設され転写電圧の誤差電圧を検出する誤差検出回路
   からなり、前記コンバータトランスの２次側から転写電
   圧を出力する他励式コンバータ回路と、段階的に設定さ
   れた印字の濃淡レベルを外部キー指定する入力手段と、
   この入力手段により指定された濃淡レベルの情報と前記
   誤差検出回路からの誤差電圧の情報に基づいて前記スイ
   ッチング手段をスイッチング制御する転写信号の周波数
   及びデューティ比を算出し対応する転写信号を出力する
   制御手段を設けたことを特徴とする電子写真装置。