JPH01139247A - 透明積層体 - Google Patents

透明積層体

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Publication number
JPH01139247A
JPH01139247A JP62298468A JP29846887A JPH01139247A JP H01139247 A JPH01139247 A JP H01139247A JP 62298468 A JP62298468 A JP 62298468A JP 29846887 A JP29846887 A JP 29846887A JP H01139247 A JPH01139247 A JP H01139247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
refractive index
film
transparent
laminate
Prior art date
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Pending
Application number
JP62298468A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Okuda
奥田 和秀
Yasumitsu Watanabe
渡辺 康光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01139247A publication Critical patent/JPH01139247A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた透明性を有し透明導電膜や透明ガスバ
リヤ−膜等として好適な透明積層体に関するものである
(従来の技術) 従来、透明基体上に透明基体の屈折率より高い屈折率を
有する薄膜を積層した透明積層体が知られている。かか
る透明積層体においては、薄膜の屈折率及び膜厚によっ
て透過率が大きく変化し。
十分な透明性を有するものではなかった。かかる欠点を
解消するために、たとえば酸化インジウムと酸化スズの
混合物等の透明導電膜では、透明性を上げるために透明
導電膜付与面の逆面に、透明基体の屈折率より低い屈折
率を有する薄膜を付与したものが知られている。また、
AIN、ZnS等の透明ガスバリヤ−膜においては、A
IN、ZnS等の股上に樹脂をコートしたものが知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これら低い屈折率を有する薄膜を付与し
たもの又は樹脂をコートしたものはこれらの薄膜又は樹
脂を付与するという工程が必要であった。
本発明は上記のような問題点を解消しようとするもので
あって、その目的は上記のような薄膜。
樹脂等を付与しなくても十分な透明性を有する透明積層
体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記のごとき問題点を解決するために鋭
意研究の結果、透明基体上に形成する薄膜の屈折率と膜
厚の関係を特定の範囲にすることにより、優れた透明性
を有する透明積層体が得られることを見出し2本発明に
到達した。
すなわち1本発明は、透明基体上に、透明基体の屈折率
より高い屈折率を有する薄膜を積層した透明積層体にお
いて、薄膜の屈折率nと膜厚dとの積ndが (0,5a−0,125)λ< n d < (0,5
a +0.125)λ(ただし、λは透過する光線の波
長、aは0〜10の整数、nd>O,d及びλの単位は
人) を満足することを特徴とする透明積層体を要旨とするも
のである。
以下1本発明の詳細な説明する。
まず1本発明おける透明基体としては、ガラス板、プラ
スチック板、プラスチックフィルム等の透明基体が挙げ
られる。
本発明の透明積層体は、このような透明基体上に酸化イ
ンジウムと酸化スズの混合物、ZnS。
AIN膜等の薄膜を形成したものであるが、かかる薄膜
の屈折率nと膜厚dとの積ndが(0,5a−0,12
5)λ< n d < (0,5a +0.125)λ
を満足することが必要である。すなわち、薄膜の屈折率
に応じて薄膜の膜厚を特定の範囲とするものである。好
ましくは、ndが(0,5a −0,06)λ< n 
d < (0,5a +0.06)  λであり、また
、実用面からaは0〜lOの範囲が好適である。rzf
が上記範囲外では、上限を超える場合も下限を下回る場
合のいずれの場合も反射率が大きくなり、透明性が低下
するので、好ましくない。
上記本発明の透明積層体は、透明基体上に形成する薄膜
の膜厚を薄膜を構成する物質に依存する屈折率に応じて
制御して、イオンブレーティング法、スパッタリング法
等の真空薄膜形成法により形成される。薄膜の付着強度
、成膜速度等の点から高周波によるイオンブレーティン
グ法、又はホローカソードガンを用いたイオンブレーテ
ィング法、プラズマ発生装置を用いたイオンビームミキ
シング法、シートプラズマ法等を採用することが望まし
い。
また、透明基体と薄膜との付着力を向上させるために、
透明基体の表面にアンカー処理剤を塗布したり、フィル
ム表面に放電処理、化学処理等を施しても良い。また、
透明基体の両面に上記薄膜を付与しても良い。
なお1本発明の透明積層体は、従来の積層体のようにそ
の表面に樹脂等を付与しなくても十分な透明性を有する
が9本発明の透明積層体の薄膜面上にその薄膜の屈折率
より低い屈折率の樹脂をコートするとさらに光の透過率
が上がり、より高い透明性が得られる。
(実施例) 次に1本発明を実施例によって具体的に説明する。
以下の実施例における特性値は次の方法で測定したもの
である。
Tl)  透過率(%) 透明性を評価するために9分光光度計(0菊日立製作所
製: U−3400)により可視光(5500人)の透
過率を測定した。
(2)反射率(%) 反射率を評価するために1分光光度計(■日立製作所型
: U−3400)により可視光(5500人)の15
度反射率を測定した。
(3)屈折率はエリプソメータで測定し、膜厚は水晶振
動膜厚計で測定した。
実施例1.2.3.4.比較例L  2. 3ポリエチ
レンテレフタレートフイルム(屈折率1.57.透過率
86%、厚み100μm)と、5重量%の酸化スズを含
む酸化インジウムと酸化スズとの混合物(以下、ITO
という)を各所定の位置にセットした真空装置内をI 
X 10”Torrまで排気し、しかる後に酸素ガスを
5 X 10−’Torrまで導入した。次に、高周波
プラズマ(13,56MI(z、 50W)を発生させ
電子銃によりITOペレットを加熱蒸発させて。
3人/Sの成膜速度で屈折率nが1.9のITO薄膜を
1膜厚がそれぞれ1270人 (実施例1)、1450
人(実施例2)、1800人(実施例3)+1990人
(比較例1)。
2170人(比較例2)、2350人(比較例3)、2
900人(実施例4)になるように成膜した。
得られた透明積層体の透過率2反射率を測定した。得ら
れた結果を第1表に示す。
実施例5.比較例4 真空装置内の所定の位置に、実施例1と同様のポリエチ
レンテレフタレートフィルム(屈折率1゜57、透過率
86%、厚み100μm)とアルミニュウムを各所定の
位置にセントした真空装置内をlXl0−’Torrま
で排気し、窒素ガスをI X 10−’Torrまで導
入した。次いで、高周波プラズマ(13、56M1lz
 、 50W)を発生させ、電子銃によりアルミニュウ
ムペレットを加熱蒸発させてアルミニュウムを窒素プラ
ズマ下で反応させ、3人/Sの成膜速度で屈折率nが2
.0のAIN膜を、膜厚がそれぞれ1375人(実施例
5)、690人(比較例4)となるように成膜した。
得られた透明積層体の透過率2反射率を測定した。得ら
れた結果を第1表に示す。
実施例6.比較例5 真空装置内の所定の位置に、実施例1と同様のポリエチ
レンテレフタレートフィルム(屈折率1゜57、透過率
86%、厚み100 p m)とZnSを各所定の位置
にセントした真空装置内をI X 10−’Torrま
で排気し、ArガスをI X 10− ’Torr導入
し、高周波プラズマ(13,56MHz、 50W)を
発生させ、電子銃によりZnSペレットを加熱蒸発させ
て、3人/S成膜速度で屈折率nが2.3のZnS膜を
、膜厚がそれぞれ1195人(実施例6)、600人(
比較例5)となるように成膜した。
得られた透明積層体の透過率1反射率を測定した。得ら
れた結果を第1表に示す。
第1表 第1表から明らかなように1本発明の透明積層体は、優
れた透過率を示していて良好な透明性を有している。こ
れに対して、比較例の積層体は透明性に劣っている。
(発明の効果) 本発明の透明積層体は、上記のように薄膜の屈折率nと
膜厚dとの積ndが特定の範囲にあるので、優れた透明
性を有するものである。かかる透明積層体は、ITO膜
等からなる透明導電膜として、またZnS、AffN膜
等からなるガスバリヤ−膜等として好適に利用すること
ができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基体上に、透明基体の屈折率より高い屈折率
    を有する薄膜を積層した透明積層体において、薄膜の屈
    折率nと膜厚dとの積ndが (0.5_a−0.125)λ<nd<(0.5_a+
    0.125)λ(ただし、λは透過する光線の波長、a
    は0〜10の整数、nd>0、d及びλの単位はÅ) を満足することを特徴とする透明積層体。
  2. (2)薄膜が酸化インジウムと酸化スズの、混合物から
    なる特許請求の範囲第1項記載の透明積層体。
  3. (3)薄膜がZnSからなる特許請求の範囲第1項記載
    の透明積層体。
  4. (4)薄膜がAlNからなる特許請求の範囲第1項記載
    の透明積層体。
JP62298468A 1987-11-26 1987-11-26 透明積層体 Pending JPH01139247A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5546172A (en) * 1993-11-19 1996-08-13 Fujitsu Limited Transfer omission detector in tranfer unit for image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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