JPH01299029A - 熱線反射膜 - Google Patents

熱線反射膜

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JPH01299029A
JPH01299029A JP63129600A JP12960088A JPH01299029A JP H01299029 A JPH01299029 A JP H01299029A JP 63129600 A JP63129600 A JP 63129600A JP 12960088 A JP12960088 A JP 12960088A JP H01299029 A JPH01299029 A JP H01299029A
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JP
Japan
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palladium
heat ray
silver
metal layer
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Pending
Application number
JP63129600A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Okuda
奥田 和秀
Yasumitsu Watanabe
渡辺 康光
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、太陽光線中に含まれる熱線を効率よく反射し
、かつ可視光線の透過率が良好であり。
しかも耐久性に優れた熱線反射膜に関するものである。
(従来の技術) 従来、建物、車両、ショーケース等の空調の効率を上げ
るために、建物、車両の窓ガラス又はショーケース等を
構成するガラスの上に、熱線反射膜が直接又はフィルム
を介して形成されている。
しかるに、従来の熱線反射膜はアルミニウムを蒸着して
形成したものであるため、室内等がうす暗くなる欠点が
あった。
この欠点を改良するために、銀等の金属層に高屈折率反
射防止層を設けて透明性を改良させたもの等が提案され
ている(例えば、特開昭51−66841号公報)。し
かしながら、上記の提案においては、金属層が銀のみか
らなる単一の層であるため、耐久性に問題がある。この
点を改良するために、銀と銅、チタン等との混合層を形
成して耐久性を改良したものが提案されている(例えば
特公昭61−34384号公報、特開昭54−3357
5号公報)が、この場合は銅、チタンの膜厚を厚くしな
ければ十分な耐久性が得られず。
一方、厚くすれば透過率が低下するという問題があった
したがって2本発明の目的は、透明性に優れるとともに
耐久性に優れた熱線反射膜を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記のごとき課題を解決する−ために、
鋭意研究の結果、金属層と反射防止層からなる熱線反射
膜の金属層に銀とパラジウムとからなる層を設けること
により、上記の目的が達成しうろことを見出し本発明に
到達した。
すなわち1本発明は、透明基体上に、銀とパラジウムと
からなる金属層を形成し、金属層上に透明な反射防止層
を形成してなり、上記金属層は厚さが30Å〜300人
であってかつパラジウムを0.5重量%〜30重量%含
有し、上記反射防止層の厚さが100Å〜5000人で
あることを特徴とする熱線反射膜を要旨とするものであ
る。
以下2本発明の詳細な説明する。
まず1本発明における透明基体としてはガラス仮、プラ
スチック板、プラスチックフィルム等の透明基体があげ
られる。
次に1本発明の熱線反射膜は、上記のような透明基体に
、銀とパラジウムとからなる金属層が形成されているも
のである。
かかる金属層は、銀とパラジウムとが混合した層でも、
銀層とパラジウム層とに分離した多層構成でもよいが、
より優れた耐久性を与えるためには多層構成であること
が好ましい。金属層中のパラジウムの含有量は、0.5
重量%〜30重量%であることが必要であり、好ましく
は1.5重量%〜12重量%である。パラジウムの含有
量が0.5重量%未満では耐久性が十分でなく、一方、
30重量%を超える場合は透明性が十分でない。さらに
、この銀とパラジウムとからなる金属層の厚さは、30
Å〜300人であることが必要であり。
好ましくは80Å〜200人である。金属層の厚さが3
0人未満では熱線反射効果が十分でなく。
一方300人を超える場合は透明性が十分でない。
上記の銀とパラジウムとからなる金属層は、真空蒸着法
、イオンブレーティング法、スッパタリング法等の真空
薄膜形成法により形成することができるが、薄膜の付着
強度、成膜速度等の点から高周波による。又はホローカ
ソードガンを用いたイオンブレーティング法や、プラズ
マ発生装置を用いたイオンビームミキシング法、シート
プラズマ法等が望ましい。
さらに1本発明の熱線反射膜は、上記金属層の上に透明
な反射防止層が形成されたものである。
透明な反射防止層としては、いわゆる透明なものの他生
透明又は着色透明のものでもよい。かかる反射防止層は
2例えば、インジウム1スズ等の酸化物を主体としたも
のが挙げられる。具体的には。
酸化インジウム、酸化スズ、酸化スズとアンチモン混合
物、酸化インジウムと酸化スズの混合物(以下ITOと
いう)等が挙げられるが、透明性の点からITOが好ま
しい。反射防止層の厚さは100Å〜5000人、好ま
しくは200Å〜1000人である。この範囲以外では
透明性が十分でなく、特に反射防止層がない場合には著
しく透明性が低下する。
かかる反射防止層は金属層と同様な方法で形成されるが
、上記と同様な理由でイオンブレーティング法や、プラ
ズマ発生装置を用いたイオンビームミキシング法、シー
トプラズマ法等が望ましい。
本発明の熱線反射膜においては、上記のように透明基体
上に金属層を形成し、その上に透明な反射防止層を形成
するものであるが、透明基体と金属層との間に、さらに
上記の透明な反射防止層を形成してもよい。すなわち、
透明基体に直接金属層を形成することなく、透明基体上
に透明な反射防止層を介して金属層を形成し、この金属
層の上に透明な反射防止層を形成してもよい。
また、i3明基体との付着力向上のために、透明基体の
上にアンカー処理剤を塗布したり、透明基体がフィルム
のときはフィルム表面の放電処理又は化学処理などを施
してもよい。
(実施例) 次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
(1)透過率(%) 透明性を評価するために9分光光度計(@日立製作所型
:U−3400)により可視光(550nm及び150
0nm)の透過率を測定した。
(2)耐久性 耐久性を評価するために、恒温恒温器(ヤマト科学■製
:IH−42H)を用いて40℃×90%RHX 50
0時間後の外観変化を目視した。
実施例1,2 ポリエチレンテレフタレートフィルム(透過率86%、
厚み100μm)と銀、パラジウム、ITo(酸化イン
ジウム/酸化スズ−95重量%15重量%)のベレット
を、それぞれ所定の位置にセットした真空装置内をI 
X 10−’Torrまで排気した後、酸素ガスを5 
X 10−’Torrまで導入し。
高周波プラズマ(13,5611z、50W)を発生さ
せ、電子銃によりITOベレットを加熱蒸発させ、5人
/Sの成膜速度で厚さ300人の170層をフィルム上
に形成した。次いで、室温まで冷却の後、アルゴンガス
をl X 10−’Torrまで導入し、上記と同様に
高周波プラズマを発生させ、電子銃により銀ペレットを
加熱蒸発させて、5人/Sの成膜速度で厚さ120人の
銀層を形成し、引き続き1人/Sの成膜速度で厚さ5人
(実施例1)及び10人(実施例2)のパラジウム層を
形成した。しかる後に、室温まで冷却の後、上記と同様
な方法で金属層上に厚さ300人の170層を形成した
得られた熱線反射フィルムの透過率及び耐久性を測定し
た。得られた結果を第1表に示す。
実施例3 ポリエチレンテレフタレートフィルム(透過率86%、
厚み100μm)とi艮、パラジウム、ITO(酸化イ
ンジウム/酸化スズ−95重量%15重量%)のペレッ
トを、それぞれ所定の位置にセットした真空装置内をI
 X 10 ”’Torrまで排気した後、アルゴンガ
スをI X 10−’Torrまで導入し、高周波プラ
ズマ(13,56Hz、 50W)を発生させて7電子
銃により銀ペレットを加熱蒸発させて5人/Sの成膜速
度で厚さ120人の銀層を形成した。
引き続き、1人/Sの成膜速度で厚さ5人のパラジウム
層を形成した。次いで、室温まで冷却の後。
酸素ガスを5 X 10−’Torrまで導入し、上記
と同様にして高周波プラズマを発生させ、電子銃により
ITOを加熱蒸発させて、5人/Sの成膜速度で厚さ3
00人のT2O層を金属層上に形成した。
得られた熱線反射フィルムの透過率及び耐久性を測定し
た。得られた結果を第1表に示す。
比較例1. 2. 3. 4. 5 実施例1におけるパラジウムに代えて、銅及びチタン金
属を用いて金属層を形成した以外は実施例1と同様にし
て各種の熱線反射フィルムを形成した。すなわち、金属
層として、銀120人/銅5人(比較例1)、銀120
人/!l1i130人(比較例2)、銀120人/チタ
ン5人(比較例3)。
銀120人/チクン30人(比較例4)の多層金属層及
び金属層として、銀120人(比較例5)の単層の金属
層を有する熱線反射フィルムを作成した。
得られた熱線反射フィルムの透過率及び耐久性を測定し
た。得られた結果を第1表に示す。
比較例6.7 実施例3におけるパラジウムに代えて、銅及びチタン金
属を用いて金属層を形成した以外は実施例1と同様にし
て各種の熱線反射フィルムを形成した。すなわち、金属
層として、銀120人/銅5人(比較例6)、銀120
人/チタン5人(比較例7)の熱線反射フィルムを作成
した。
得られた熱線反射フィルムの透過率及び耐久性を測定し
た。得られた結果を第1表に示す。
比較例8 ポリエチレンテレフタレートフィルム上に、実施例3と
同様な金属層の形成方法によって、銀120人/パラジ
ウム5人の金属層のみを形成した熱線反射フィルムを作
成した。
得られた熱線反射フィルムの透過率及び耐久性を測定し
た。得られた結果を第1表に示す。
第1表 第1表から明らかなように1本発明の熱線反射膜は十分
な透過率を示して良好な透明性を有し。
かつ格段に優れた耐久性を有する。これに対して。
比較例の熱線反射膜は、耐久性に劣っていることが判る
(発明の効果) 本発明の熱線反射膜は、特定のパラジウム含存量の銀と
パラジウムとからなる金属層を形成しかつ透明な反射防
止層を形成してなるので、優れた透明性と耐久性を有す
るものであり、特に耐久性に優れるものである。かかる
熱線反射膜は、建物の窓1車両の窓、ショーケース等の
熱線反射膜として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基体上に、銀とパラジウムとからなる金属層
    を形成し、金属層上に透明な反射防止層を形成してなり
    、上記金属層は厚さが30Å〜300Åであってかつパ
    ラジウムを0.5重量%〜30重量%含有し、上記反射
    防止層の厚さが100Å〜5000Åであることを特徴
    とする熱線反射膜。
JP63129600A 1988-05-26 1988-05-26 熱線反射膜 Pending JPH01299029A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63129600A JPH01299029A (ja) 1988-05-26 1988-05-26 熱線反射膜

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JP63129600A JPH01299029A (ja) 1988-05-26 1988-05-26 熱線反射膜

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JPH01299029A true JPH01299029A (ja) 1989-12-01

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