JP3635913B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電潜像が書き込まれた後、前記静電潜像がトナー像に現像される感光体ベルト、または、像担持体上に形成されたトナー像が1次転写される中間転写ベルト等のトナー像担持ベルトを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記トナー像担持ベルトを用いた画像形成装置において、転写領域通過後の記録シートが中間転写体から剥離せず、定着装置側に搬送されず、紙詰まりや画像乱れが生じるという問題点があった。
これは転写時に帯電した記録シートが転写部付近に形成された転写電界の力を受けてトナー像担持ベルトの方へ引きつけられるために起こると考えられる。
【0003】
従来、トナー像担持ベルトからトナー像を転写された記録シートのトナー像転写後の剥離不良を解決するための技術として、次の技術(J01),(J02)が知られている。
(J01)特開平6−149074号公報記載の技術
この公報には、記録シートへの転写部の下流側、且つ転写後の記録シートと感光体ベルトとの間の位置に記録シート除電部材を設ける技術が記載されている。
(J02)特公平8−23719号公報記載の技術
この公報には記録シートへのトナー像転写部の下流側、転写ローラの記録シート排出側に、アース金属板と、それに転写ローラ側から当接し転写部側に突出した絶縁性遮蔽板とからなる剥離プレートを設ける技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術には次の問題点がある。
(前記(J01)の問題点)
前記(J01)の技術は、記録シートを除電することにより、記録シートが感光体ベルトに静電的に吸着されるのを防ぐ技術であるが、感光体ベルトに近接した除電部材からの放電により、感光体ベルトの電気的特性の変化や放電生成物の付着といった障害が起こることがある。
(前記(J02)の問題点)
前記(J02)の技術は、記録シートの帯電そのものを利用して記録シートをトナー像担持ベルトの逆側に引きつける技術であるが、高含水の薄紙など腰の弱い記録シートの場合には、剥離後の垂れ下がりによって記録シート先端が剥離プレートに接触し、紙詰まりや画像乱れを起こすことがある。
【0005】
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01)〜(O03)を技術的課題とする。
(O01)除電用の高電圧電源を必要とする除電器を使用せずに、トナー像担持ベルトからの記録シートの剥離を安定して行えるようにすること。
(O02)記録シート搬送の障害となる可能性のある部材を記録シートの搬送経路上に配置せずに、トナー像担持ベルトからの記録シートの剥離を安定して行えるようにすること。
(O03)環境や記録シートの特性に依存せずに、トナー像担持ベルトからの記録シートの剥離を安定して行えるようにすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決するための本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコ()で囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0007】
(第1発明)
前記課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、下記の要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする、
(A01)内側転写ロール(29)を含む複数の支持ロール(25〜29)により回転可能に支持され、且つ表面にトナー像が形成されるトナー像担持ベルト(B)、
(A02)前記トナー像担持ベルト(B)を挟んで前記内側転写ロール(29)に対向して配置されるとともに前記トナー像担持ベルト(B)との間に転写領域(Q4)を形成する外側転写部材(30)、
(A03)前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像が前記転写領域(Q4)を通過する際に前記転写領域(Q4)に記録シートを通過させるシート搬送装置(42〜47)、
(A04)前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)を有するとともに、前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域(Q4)を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像を転写する転写器(T2)、
(A05)前記転写領域(Q4)通過後のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と非接触状態で前記トナー像担持ベルト(B)に沿って配置された転写領域(Q4)下流側の電界を調節する電界調節用導電性部材(51)、
(A06)前記転写領域(Q4)下流側において前記外側転写部材(30)および内側転写ロール(29)間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材(51)に付与する電界調節電位付与手段(53;54)。
【0008】
(第1発明の作用)
前記構成を備えた第1発明の画像形成装置では、内側転写ロール(29)を含む複数の支持ロール(25〜29)により回転可能に支持されたトナー像担持ベルト(B)の表面にトナー像が形成される。
前記トナー像担持ベルト(B)を挟んで前記内側転写ロール(29)に対向して配置される外側転写部材(30)は、前記トナー像担持ベルト(B)との間に転写領域(Q4)を形成する。
シート搬送装置(42〜47)は、前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像が前記転写領域(Q4)を通過する際に前記転写領域(Q4)に記録シートを通過させる。
前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)を有する転写器(T2)は、前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域(Q4)を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像を転写する。
前記転写領域(Q4)通過後のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と非接触状態で前記トナー像担持ベルト(B)に沿って配置された電界調節用導電性部材(51)は、電界調節電位付与手段(53;54)により、前記転写領域(Q4)下流側において前記外側転写部材(30)および内側転写ロール(29)間に形成される電界を弱める電位が付与される。
したがって、転写領域(Q4)を通過した記録シートをトナー像担持ベルト(B)側に引き寄せる電界が弱まるので、トナー像担持ベルト(B)への記録シートの吸着によるジャム(紙詰まり)が減少する。
【0009】
(第2発明)
第2発明の画像形成装置は、下記の要件(B01)〜(B06)を備えたことを特徴とする、
(B01)内側転写ロール(29)を含む複数の支持ロール(25〜29)により回転可能に支持され、且つ表面にトナー像が形成されるトナー像担持ベルト(B)、
(B02)前記トナー像担持ベルト(B)を挟んで前記内側転写ロール(29)に対向して配置されるとともに前記トナー像担持ベルト(B)との間に転写領域(Q4)を形成する外側転写部材(30)、
(B03)前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像が前記転写領域(Q4)を通過する際に前記転写領域(Q4)に記録シートを通過させるシート搬送装置(42〜47)、
(B04)前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)を有するとともに、前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域(Q4)を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像を転写する転写器(T2)、
(B05)前記転写領域(Q4)通過前のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と非接触状態で前記トナー像担持ベルト(B)に沿って配置された転写領域(Q4)上流側の電界を調節する電界調節用導電性部材(55)、
(B06)前記転写領域(Q4)上流側において前記外側転写部材(30)および内側転写ロール(29)間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材(55)に付与する電界調節電位付与手段(57)。
【0010】
(第2発明の作用)
前記構成を備えた第2発明の画像形成装置では、前記転写領域(Q4)に進入前のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と非接触状態で前記トナー像担持ベルト(B)に沿って配置された電界調節用導電性部材(55)は、電界調節電位付与手段(57)により、前記転写領域(Q4)上流側において前記外側転写部材(30)および内側転写ロール(29)間に形成される電界を弱める電位が付与される。
したがって、転写領域(Q4)に進入前のトナー像担持ベルト(B)上のトナーを飛散させる電界が弱まるので、トナー像担持ベルト(B)上のトナーの乱れを減少させることができる。
【0011】
(第3発明)
第3発明の画像形成装置は、下記の要件(C01)〜(C06)を備えたことを特徴とする、
(C01)内側転写ロール(29)を含む複数の支持ロール(25〜29)により回転可能に支持され、且つ表面にトナー像が形成されるトナー像担持ベルト(B)、
(C02)前記トナー像担持ベルト(B)を挟んで前記内側転写ロール(29)に対向して配置されるとともに前記トナー像担持ベルト(B)との間に転写領域(Q4)を形成する外側転写部材(30)、
(C03)前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像が前記転写領域(Q4)を通過する際に前記転写領域(Q4)に記録シートを通過させるシート搬送装置(42〜47)、
(C04)前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)を有するとともに、前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域(Q4)を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像を転写する転写器(T2)、
(C05)前記転写領域(Q4)通過後のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と接触状態または非接触状態で前記トナー像担持ベルト(B)に沿って配置された転写領域(Q4)下流側の電界を調節する弾性材料製の電界調節用導電性部材(51)、
(C06)前記転写領域(Q4)下流側において前記外側転写部材(30)および内側転写ロール(29)間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材(51)に付与する電界調節電位付与手段(53)。
【0012】
(第3発明の作用)
前記構成を備えた第1発明の画像形成装置では、内側転写ロール(29)を含む複数の支持ロール(25〜29)により回転可能に支持されたトナー像担持ベルト(B)の表面にトナー像が形成される。
前記トナー像担持ベルト(B)を挟んで前記内側転写ロール(29)に対向して配置される外側転写部材(30)は、前記トナー像担持ベルト(B)との間に転写領域(Q4)を形成する。
シート搬送装置(42〜47)は、前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像が前記転写領域(Q4)を通過する際に前記転写領域(Q4)に記録シートを通過させる。
前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)を有する転写器(T2)は、前記内側転写ロール(29)および外側転写部材(30)間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域(Q4)を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト(B)上のトナー像を転写する。
前記転写領域(Q4)通過後のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と非接触状態で前記トナー像担持ベルト(B)に沿って配置された電界調節用導電性部材(51)は、電界調節電位付与手段(53)により、前記転写領域(Q4)下流側において前記外側転写部材(30)および内側転写ロール(29)間に形成される電界を弱める電位が付与される。
したがって、転写領域(Q4)を通過した記録シートをトナー像担持ベルト(B)側に引き寄せる電界が弱まるので、トナー像担持ベルト(B)への記録シートの吸着によるジャム(紙詰まり)が減少する。
前記弾性材料製の電界調節用導電性部材(51)は、前記転写領域(Q4)通過後のトナー像担持ベルト(B)内側に前記トナー像担持ベルト(B)と接触状態または非接触状態で配置して使用できる。また前記電界調節用導電性部材(51)は弾性を有するので、非接触状態で使用していた際に、トナー像担持ベルト(B)の位置変動によってトナー像担持ベルト(B)と接触しても、トナー像担持ベルト(B)を傷付けることが無い。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1発明の実施の形態1)
第1発明の画像形成装置の実施の形態1は、前記第1発明において下記の要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記電界調節用導電性部材(51)の前記内側転写ロール(29)に対向する端部であるロール対向端部を被覆する絶縁性遮蔽部材(52)。
【0014】
(第1発明の実施の形態1の作用)
前記構成を備えた第1発明の実施の形態1では、前記電界調節用導電性部材(51)の前記内側転写ロール(29)に対向する部分であるロール対向部分を被覆する絶縁性遮蔽部材(52)により、前記電界調節用導電性部材(51)および前記内側転写ロール(29)間の漏電(放電)を防止することができる。
【0015】
(第2発明の実施の形態1)
第2発明の画像形成装置の実施の形態1は、前記第2発明において下記の要件(B07)を備えたことを特徴とする。
(B07)前記電界調節用導電性部材(55)の前記内側転写ロール(29)に対向する端部であるロール対向端部を被覆する絶縁性遮蔽部材(56)。
【0016】
(第2発明の実施の形態1の作用)
前記構成を備えた第2発明の実施の形態1では、前記電界調節用導電性部材(55)の前記内側転写ロール(29)に対向する端部であるロール対向端部を被覆する絶縁性遮蔽部材(57)により、前記電界調節用導電性部材(55)および前記内側転写ロール(29)間の漏電(放電)を防止することができる。
【0017】
(第3発明の実施の形態1)
第3発明の画像形成装置の実施の形態1は、前記第3発明において下記の要件(C07)を備えたことを特徴とする。
(C07)前記電界調節用導電性部材(51)の前記トナー像担持ベルト(B)と反対側部分を被覆する剛性の板状絶縁部材(52)。
【0018】
(第3発明の実施の形態1の作用)
前記構成を備えた第2発明の実施の形態1では、剛性の板状絶縁部材(52)は、前記電界調節用導電性部材(51)の前記トナー像担持ベルト(B)と反対側部分を被覆する。前記電界調節用導電性部材(51)を内側転写ロール(29)に接近して配置しても、前記板状絶縁部材(52)により、電界調節用導電性部材(51)および内側転写ロール(29)間の放電を防止することができる。また、剛性の板状絶縁部材(52)を使用することにより弾性材料製の電界調節用導電性部材(51)を所定位置に板状に支持することができる。
【0019】
(第3発明の実施の形態2)
第3発明の画像形成装置の実施の形態2は、前記第3発明または第3発明の実施の形態1において下記の要件(C08)を備えたことを特徴とする。
(C08)前記電界調節用導電性部材(51)の前記内側転写ロール(29)に近接する端部の位置である上流端をPaとし、前記転写領域(Q4)を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記上流端Paを通り且つ前記直線L1に垂直な直線L2との交点をPbとし、前記直線L2とトナー像担持ベルト(B)との交点をPcとし、前記PaおよびPcの距離をe、PbおよびPcの距離をfとした場合に、前記eおよびfが式e≦fを満たすように配置された前記内側転写ロール(29)、前記外側転写部材(30)および前記電界調節用導電性部材(51)。
【0020】
(第3発明の実施の形態2の作用)
前記構成を備えた第3発明の画像形成装置の実施の形態2では、前記電界調節用導電性部材(51)の前記内側転写ロール(29)に近接する端部の位置である上流端をPaとし、前記転写領域(Q4)を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記上流端Paを通り且つ前記直線L1に垂直な直線L2との交点をPbとし、前記直線L2とトナー像担持ベルト(B)との交点をPcとし、前記PaおよびPcの距離をe、PbおよびPcの距離をfとした場合に、前記内側転写ロール(29)、前記外側転写部材(30)および前記電界調節用導電性部材(51)は、前記eおよびfが式e≦fを満たすように配置される。
この場合、転写領域(Q4)を通過した記録シートの先端が前記直線L1に沿って搬送され、前記直線L2上に到達したとき、前記シート先端とトナー像担持ベルト(B)との間隔は、前記トナー像担持ベルト(B)と前記電界調節用導電性部材(51)との間隔よりも長い。したがって、トナー像担持ベルト(B)が帯電している場合、トナー像担持ベルト(B)は、前記間隔の短い電界調節用導電性部材(51)との間で電荷の移動が行われるので、前記間隔の長い前記記録シートとの間の電界は小さくなる。
このため、前記記録シートがトナー像担持ベルト(B)から受ける静電力は弱くなり、記録シートがトナー像担持ベルト(B)に吸着され難くなる。
【0021】
(第3発明の実施の形態3)
第3発明の画像形成装置の実施の形態3は、前記第3発明または第3発明の実施の形態1もしくは2において下記の要件(C09),(C010)を備えたことを特徴とする、
(C09)前記転写領域(Q4)下流側に配置されて前記転写領域(Q4)を通過した記録シートをガイドする下流側シートガイド(46)、
(C010)前記転写領域(Q4)を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記電界調節用導電性部材(51)の前記内側転写ロール(29)から離れた端部である下流端を通り且つ前記直線L1に垂直な直線L3との交点をP1、前記直線L3とトナー像担持ベルト(B)との交点をP2、前記直線L3と前記シートガイドとの交点をP3とし、前記P1およびP2間の距離をg、前記P1およびP3間の距離をhとした場合に、前記gおよびhが式h≦gを満たすように配置された前記内側転写ロール(29)、前記外側転写部材(30)、前記電界調節用導電性部材(51)、前記トナー像担持ベルト(B)および前記下流側シートガイド(46)。
【0022】
(第3発明の実施の形態3の作用)
前記構成を備えた第3発明の画像形成装置の実施の形態3では、前記転写領域(Q4)下流側に配置された下流側シートガイド(46)は、前記転写領域(Q4)を通過した記録シートをガイドする。
前記転写領域(Q4)を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記電界調節用導電性部材(51)の前記内側転写ロール(29)から離れた端部である下流端を通り且つ前記直線L1に垂直な直線L3との交点をP1、前記直線L3とトナー像担持ベルト(B)との交点をP2、前記直線L3と前記下流側シートガイド(46)との交点をP3とし、前記P1およびP2間の距離をg、前記P1およびP3間の距離をhとした場合に、前記内側転写ロール(29)、前記外側転写部材(30)、前記電界調節用導電性部材(51)、前記トナー像担持ベルト(B)および前記下流側シートガイド(46)は、前記gおよびhが式h≦gを満たすように配置される。
この場合、転写領域(Q4)を通過した記録シートの先端が前記直線L1に沿って搬送され、前記直線L3上に到達したとき、前記記録シート先端とトナー像担持ベルト(B)との間隔は、前記記録シート先端と前記下流側シートガイド(46)との間隔よりも長い。したがって、記録シートは、間隔の長いトナー像担持ベルト(B)よりも、前記間隔の短い下流側シートガイド(46)との間に形成される電界の影響を受け易くなる。
このため、前記記録シートがトナー像担持ベルト(B)から受ける静電力により記録シートがトナー像担持ベルト(B)に吸着される可能性が小さくなる。
【0023】
【実施例】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は本発明の画像形成装置の実施例1の説明図である。図2は前記図1の要部拡大説明図で、図2Aは前記図1の要部拡大図、図2Bは前記図2Aの部分変更説明図である。図3は前記図2Aの要部拡大図である。
図1において、画像形成装置Fは、UI(ユーザインタフェース)と、原稿(図示せず)を載置する透明なプラテンガラス2とを有している。前記UIは、図示しないがコピースタートキー、フルカラーモード選択キー、テンキー、表示器等を有している。
【0024】
フルカラーモードが選択された場合、前記プラテンガラス2上に置かれた原稿は原稿照明ユニット3の光源4により照明される。原稿反射光は、原稿照明ユニット3の第1ミラー5およびミラーユニット6の第2ミラー7および第3ミラー8で反射し、結像レンズ9を通って、CCDによりR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)のアナログ信号として読み取られる。
CCDの読取画像信号は、コントローラCにより制御されるIPSに入力される。IPSの画像読取データ出力手段11は、入力された読取画像信号をAD変換し、画像データ出力手段12は、画像メモリ13を有し前記AD変換されたデータをY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の画像データに変換して濃度補正、拡大縮小補正等のデータ処理を施し、書込用画像データ(レーザ駆動データ)として出力する。
【0025】
レーザ駆動信号出力装置14は、前記IPSから順次入力されるY,M,C,Kの画像データに応じた画像のレーザ駆動信号を所定のタイミングで、ROS(光走査装置、すなわち、潜像形成装置)に順次出力する。前記ROSは、前記レーザ駆動信号により変調されたレーザビームLを出力する。
回転移動する像担持体16は帯電器17により帯電された後に前記潜像書込位置Q1において、前記レーザビームLにより静電潜像が書き込まれ、前記静電潜像は現像領域Q2において回転軸18aと共に回転するK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色の現像装置18k〜18cを有するロータリ式の現像ユニット18により順次各色のトナー像に現像される。現像された各色のトナー像は順次、1次転写領域Q3において1次転写ロール(1次転写器)T1により中間転写ベルト(トナー像担持ベルト)Bに重ねて1次転写される。
前記1次転写領域Q3を通過した像担持体16表面は像担持体クリーナ20により残留トナーが除去される。
【0026】
前記中間転写ベルトBは駆動ロール25、テンションロール26、アイドラロール27,28および内側2次転写ロール(バックアップロール)29を含むベルト支持ロール25〜29により回転可能に支持されている。
前記内側2次転写ロール29に前記中間転写ベルトBを挟んで対向する位置には、外側2次転写ロール30が内側2次転写ロール29から離れた離隔位置および押圧される近接位置の間で離接可能(離隔および接近可能)に配置されている。前記内側2次転写ロール表面には電極ロール31が接触しており、トナーの帯電極性(本実施例ではマイナス)と同極性の2次転写電圧が印加される。外側2次転写ロール30の芯金はアースされている。
前記内側2次転写ロール29、外側2次転写ロール30および電極ロール31により2次転写器T2が構成される。
【0027】
前記2次転写器T2は、前記外側2次転写ロール30および前記中間転写ベルトBのニップ(接触領域)により形成される2次転写領域Q4を通過する記録シートSに、前記中間転写ベルトB上に重ねて1次転写されたトナー像を一括して2次転写する。
前記1次転写器ロール(1次転写器)T1および2次転写器T2の印加電圧は電源回路E(図2参照)の1次転写電源回路E1および2次転写電源回路E2から供給される。
前記外側2次転写ロール30は2次転写ロールクリーナ33により表面付着トナーが回収される。また、前記中間転写ベルトBの表面に沿って、前記2次転写領域Q4の下流側には剥離爪34およびベルトクリーナ35が配置されている。
【0028】
また、前記中間転写ベルトBの回転位置検出用のマークを検出するためのベルト位置センサSN1が設けられている。ベルト位置センサSN1から出力される中間転写ベルトBの回転位置検出信号によって、像担持体16に対する潜像書込タイミングの制御が行われる。
給紙トレイ41に収容された記録シートSは、ピックアップロール42により取り出され、さばきロール43で1枚づつ分離され、レジロール44で一旦停止されて、所定のタイミングで記録シート案内部材45から前記2次転写領域Q4に搬送される。2次転写領域Q4通過時に中間転写ベルトB上のトナー像が2次転写された記録シートSはシートガイド(2次転写領域下流側シートガイド)46、シート搬送ベルト47により定着領域Q6に搬送される。前記定着領域Q6を通過する際に前記記録シートS上の2次転写トナー像は、定着装置48の一対の定着ロールによって定着され、排紙トレイ49に排出される。
前記符号42〜47により示された要素により、本実施例1のシート搬送装置(42〜47)が構成されている。
【0029】
(中間転写ベルト(トナー像担持ベルト)B)
本実施例1において、前記中間転写ベルト(トナー像担持ベルト)Bは、アクリル、塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボ、ポリイミド等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させ、例えば厚さ0.1mmに形成されており、その体積抵抗率は106〜1014Ω・cmに調整されている。ただし、この体積抵抗率は、あまり低いと2次転写の転写電界が拡がり、正規の2次転写領域Q4よりも手前側で、記録シートと中間転写ベルトBとの距離が開いた状態で転写が起こってしまい、トナー飛散を引き起こすし、逆にあまり抵抗を高くすると、帯電防止剤の密度が下がることになり、転写電界をかけていくと中間転写ベルトBの抵抗値の経時低下が転写性の悪化として現れるので、特に対策を講じない限りは、体積抵抗率をさらに絞り込み、106〜108Ω・cmに調整する事が望ましい。
【0030】
このような低めの抵抗値に調整された中間転写ベルトBを用いた場合、転写後の記録シートは内側2次転写ロール29に印加されるバイアスと逆極性に帯電される傾向にある。(これは、転写ニップ部の抵抗が低くなったためにアースされた外側2次転写ロール30からの逆極性電荷が流入し易くなるためと考えられる。)その結果、本発明によらなければ、2次転写後帯電して出てきた記録シートは、10mm程頭を出したところで、外側2次転写ロール30と内側2次転写ロール29の間に形成されている電界から力を受けて中間転写ベルトBに貼り付き、剥離不良を起こす。
【0031】
(2次転写領域下流側の電界を調節する電界調節用導電性部材51)
前記剥離不良防止のため、前記2次転写領域Q4通過後の中間転写ベルトBの内側に前記中間転写ベルトと非接触状態で前記中間転写ベルトに沿って、電界調節用導電性部材51が配置されている。
前記電界調節用導電性部材51には、前記内側2次転写ロール29および外側2次転写ロール30により2次転写領域Q4下流側に形成される電界を小さくするための電位を付与する必要があるが、本実施例1では外側2次転写ロール30がアースされているので、電界調節用導電性部材51も導電部材53によりアースされる。前記電界調節用導電性部材51をアースする導電部材53により本実施例1の電界調節電位付与手段が構成されている。
このように、電界調節用導電性部材51を外側2次転写ロール30とほぼ同電位に保つことによって、2次転写領域Q4下流側に形成される前記電界を弱め、記録シートが中間転写ベルトB側(内側2次転写ロール29側)に引っ張られることを防いでいる。以下で、より具体的に電位設定と電界抑制効果について説明する。
【0032】
図2において、中間転写ベルトB上のマイナス帯電のトナーを転写するため、電極ロール31を介して内側2次転写ロール29表面に負のDCバイアス、例えば−2kVを印加し、対向電極である外側2次転写ロール30の芯金(金属シャフト)をアースして2次転写電界を形成する。
図4は内側2次転写ロール29表面から外側2次転写ロール30に至る電位の変遷を模式的に示した線グラフである。
図4の下側における横断面図に沿った内側2次転写ロール29→外側2次転写ロール30間の電位推移を示す模式図は、図4の上側の図の横断面と傍記された太い矢印が横切る部分の電位をプロットしている。
内側2次転写ロール29の表面を横切る点では、内側2次転写ロール29自体の沿面抵抗により、電極ロール31との接点における電位−2kVから数百V電圧降下した電位になっている。
【0033】
一方、外側2次転写ロール30表面は、内側2次転写ロール29と、中間転写ベルトBおよび記録シートを挟んで圧接している2次転写領域(転写Nip部)Q4でも−数十〜−数百V程度の電位であり、ロールの回転に伴って前記2次転写領域(転写Nip部)Q4から離れると、表面の電荷は急速にアースされた外側2次転写ロール30の芯金(シャフト)に流れていってしまうので、前記横軸の線が外側2次転写ロール30表面を横切る点では、電位はほとんど0Vになっている。
したがって、もし仮に前記電界調節用導電性部材51が無いならば、内側2次転写ロール29表面と外側2次転写ロール30表面との間には1kV以上の電位差が生じていることになり、記録シートの搬送経路上には、外側2次転写ロール30表面から内側2次転写ロール29表面に向かう電界が形成されることになる(図4の下側図の太い破線で示されたグラフ)。
【0034】
ここでアースされた電界調節用導電性部材51を図2に示された所定の位置に入れてやると、外側2次転写ロール30表面とはほとんど同電位であるので、記録シートの搬送経路上の電位勾配(電界強度)は著しく緩やかになる(図4の下側図の太い実線で示されたグラフ)。
すなわち、前記電界調節用導電性部材51により2次転写領域Q4通過後の記録シートに作用する電界が抑制される。ただし、その分内側2次転写ロール29表面と電界調節用導電性部材51の間の電界が強くなる(図4参照)。
外側2次転写ロール30の表面層の抵抗が高い場合には、前記2次転写領域(転写Nip部)Q4から離れた位置でも外側2次転写ロール30表面が−数十〜−数百Vの電位を持っていることもある。しかしながら、その場合、充分な転写性を得るためには、全体の印加電圧を上げる必要があり、内側2次転写ロール29表面の電位もそれに伴って(絶対値が)高くなるので、相対的な電位差は依然として、1kV程度のオーダーである。
【0035】
したがって、この場合、電界調節用導電性部材51をアースする代わりに、図2Bに示すように、バイアス印加電源54(図2B参照)により−数百Vの電圧を印加してやることで、電界の発生を抑制し剥離不良を防ぐことができる。アースしていると、今度は逆向きに電界ができ、外側2次転写ロール30に巻き付くような形で紙詰まりを起こすおそれがある。肝要なことは、外側2次転写ロール30表面との電位差を(絶対値で)数百Vに抑えるように電界調節用導電性部材51の電位を調整してやることである。おおむね電位差500V程度に抑えてやれば効果が認められるが、秤量の低い薄紙まで確実に剥離するためには電位差300V程度以下にするのが望ましい。
図2Bに示すように、前記バイアス印加電源54を設けた場合には、前記バイアス印加電源54が、前記転写領域Q4下流側において前記外側転写部材30および内側転写ロール29間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材51に付与する電界調節電位付与手段を構成する。
【0036】
次に、電界調節用導電性部材51の置かれるべき位置について述べる。
図3には、前記2次転写領域(Nip)Q4の開放点から電界調節用導電性部材51先端までの中間転写ベルトBに沿った距離a、中間転写ベルトBに沿う方向の電界調節用導電性部材51の幅b、中間転写ベルトBから電界調節用導電性部材51までの垂直方向の距離c、電界調節用導電性部材51の、中間転写ベルトBに対し垂直方向の厚みd、が記されている。
転写後の記録シートは、前記2次転写領域Q4から10mm程度出てきたところで、中間転写ベルトBの方に持ち上げられ剥離不良が生じるので、中間転写ベルトBの持ち上がり角度にもよるが、考え得る可能なaの値としては、8mm〜12mmが最も効果が高く、14mm〜18mmでは、効果はあるが、高湿度の環境下における薄紙の剥離には不十分であり、20mm以上になると、ほとんど効果が無くなる。
【0037】
また、記録シートの排出スピードにもよるが、記録シートが自重で電界の力に打ち勝ち、まっすぐ排出されるには少なくとも2次転写領域Q4から20mm程度出て来ている必要があること、また、2次転写領域Q4から20mm程度離れれば、電界強度もかなり弱くなることから、bの設定はa+b=20mmとなる程度の幅で充分である。もちろん、もっと広くても発明の効果を奏する。
c、dに関しては、特に他部材との干渉がなければ、どのように設定しても発明の効果には大きくは影響しない。cまたはdの大きさは、電界調節用導電性部材51と外側2次転写ロール30との間の電位勾配に影響するが、実質的にはaを小さくするための制限を受けると考えた方がよい。cおよびdを、可能な限り小さく設定すれば、aを小さくできるからである。
以上、基本的にはaを小さくして、電界調節用導電性部材51の先端を前記2次転写領域Q4に近づけてやればやる程良いのであるが、電界調節用導電性部材51と内側2次転写ロール29との距離が、あまり近くなると、高湿度環境下で漏電が起こるので、電界調節用導電性部材51と内側2次転写ロール29との間に絶縁性の漏電防止部材(絶縁性遮蔽部材)52が設けられている。
【0038】
(実施例1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施例1の画像形成装置では、内側転写ロール29を含む複数の支持ロール25〜29により回転可能に支持された中間転写ベルト(トナー像担持ベルト)Bの表面にトナー像が形成される。
前記トナー像担持ベルトBを挟んで前記内側転写ロール29に対向して配置される外側転写部材30は、前記トナー像担持ベルトBとの間に転写領域Q4を形成する。
シート搬送装置42〜47は、前記トナー像担持ベルトB上のトナー像が前記転写領域Q4を通過する際に前記転写領域Q4に記録シートを通過させる。
前記内側転写ロール29、外側転写部材30および電極ロール31を有する転写器T2は、前記内側転写ロール29および外側転写部材30間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域Q4を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルトB上のトナー像を転写する。
前記転写領域Q4通過後のトナー像担持ベルトB内側に前記トナー像担持ベルトBと非接触状態で前記トナー像担持ベルトBに沿って配置された電界調節用導電性部材51は、電界調節電位付与手段53(または54)により、前記転写領域Q4下流側において前記外側転写部材30および内側転写ロール29間に形成される電界を弱める電位が付与される。
したがって、転写領域Q4を通過した記録シートをトナー像担持ベルトB側に引き寄せる電界が弱まるので、トナー像担持ベルトBへの記録シートの吸着によるジャム(紙詰まり)が減少する。
【0039】
(実施例2)
図5は本発明の画像形成装置の実施例2の説明図で、前記実施例1の図2に対応する図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図5において、前記電界調節用導電性部材51と同様の電界調節用導電性部材55が2次転写器T2の上流側に設けられているが、これは以上述べてきたものと全く同じ機構によって、2次転写領域Q4の上流側の電界を抑制する。また、電界調節用導電性部材55の下流端(内側2次転写ロール29に対向する端部)は、絶縁性の漏電防止部材(絶縁性遮蔽部材)56により被覆されている。
【0040】
前記電界調節用導電性部材55は、剥離には影響を及ぼさないが、2次転写領域Q4手前(上流)の余分な電界によるトナー飛散(前述)を防ぐことに効果を発揮する。この図5では、2次転写領域Q4上流側(手前側)に、記録シート案内部材45が配置されているので、記録シート案内部材45と中間転写ベルト(トナー像担持ベルト)B内側の電界調節用導電性部材55とをともにアースする事で電位勾配を無くし、余分な転写電界を抑制している。
前記電界調節用導電性部材55をアースする導電部材57により、前記転写領域Q4上流側において前記外側転写部材30および内側転写ロール29間に形成される電界を弱める電位を、前記電界調節用導電性部材55に付与する電界調節電位付与手段が構成されている。
【0041】
電界調節用導電性部材55の取り付け位置に関する諸条件も、前記電界調節用導電性部材51の条件と同様である。ただし、この実施例2においては、電界調節用導電性部材55は中間転写ベルトBと角度θをなして取り付けられている。この電界調節用導電性部材55と中間転写ベルトBとのなす角度も、前記パラメータc、dと同じく、装置の作用効果には重大な影響を及ぼさないので、他部材との干渉、漏電などの問題の起こらない限りは、比較的自由に設定することができるものの、やはり、aを小さくすることを考えれば、角度θを小さくとった方が有利であることは言うまでもない。
【0042】
(実施例3)
図6は本発明の画像形成装置の実施例3の説明図で、前記実施例2の図5に対応する図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成されている。
図6において、2次転写領域Q4通過後の記録シートをガイドするシートガイド46と電界調節用導電性部材51とをアースすることにより、前記内側2次転写ロール29および外側2次転写ロール30により形成される2次転写領域Q4下流側の電界を小さくしている。これにより記録シートの剥離性を良くしている。
【0043】
(実施例4)
図7は本発明の画像形成装置の実施例4の説明図で、前記実施例2の図5に対応する図である。
なお、この実施例4の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例4は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成されている。
図7において、電極ロール31がアースされ、外側2次転写ロール30の芯金(シャフト)には正のDCバイアス、例えば、+2kVを印加して転写電界を形成する。この場合、前記内側2次転写ロール29表面と外側2次転写ロール30表面との間にできる前記2次転写領域Q4下流側の電界は、実施例1の場合と同じであるが、今度は、外側2次転写ロール30表面の電位はマイナスではなく、+数十〜+数百Vになっている。
したがって、この場合に記録シートの搬送経路上の電界を抑制するために、電界調節用導電性部材51に+数百Vの電圧が印加されている。これにより、前記内側2次転写ロール29および外側2次転写ロール30により形成される2次転写領域Q4下流側の電界を小さくして、記録シートの剥離性を良くしている。
【0044】
(実施例5)
図8は同実施例5の電界調節用導電性部材の説明図で、図8Aは斜視図、図8Bは前記図8AのVIIIB−VIIIB線断面図、図8Cは実施例5の電界調節用導電性部材の変形例の説明図である。図9は本発明の画像形成装置の実施例5の説明図で、図9Aは記録シート先端が2次転写領域を通過した直後の状態を示す図、図9Bは記録シート先端が前記図9Aの位置からさらに少し移動した状態を示す図である。
なお、この実施例5の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例5は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
【0045】
図8において、電界調節用導電性部材51は、弾性の有る導電性発泡体により構成されており、絶縁性樹脂板(板状絶縁部材)52に接着されている。すなわち、剛性の板状絶縁部材52は、前記電界調節用導電性部材51の前記トナー像担持ベルトBと反対側部分を被覆する。また、前記電界調節用導電性部材51は、中間転写ベルトBに接触しても、中間転写ベルトBを損傷しないように弾性体で構成されている。
なお、前記図8A、図8Bに示す電界調節用導電性部材51および絶縁性樹脂板52は、図8Cに示すように、湾曲形状とすることが可能である。前記湾曲形状とすることにより、電界調節用導電性部材51が中間転写ベルトBと接触する際、電界調節用導電性部材51の端縁ではなく湾曲面が滑らかに接触するため、、前記接触時の中間転写ベルトBに与える力を少なくすることが可能となる。
【0046】
図9において、2次転写領域Q4の下流側には、前記下流側シートガイド46との間に、記録シートの除電を行うためのデタックソー58が配置されており、デタックソー58には除電用電源59の除電電圧が印加されている。
前記電界調節用導電性部材51の前記内側転写ロール29に近接する端部の位置である上流端をPaとし、前記転写領域Q4を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記上流端Paを通り且つ前記直線L1に垂直な直線L2との交点をPbとし、前記直線L2とトナー像担持ベルトBとの交点をPcとし、前記PaおよびPcの距離をe、PbおよびPcの距離をfとした場合に、前記内側転写ロール29、前記外側転写部材30および前記電界調節用導電性部材51は、前記eおよびfが式e≦fを満たすように配置されている。
【0047】
また、前記転写領域Q4を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記電界調節用導電性部材51の前記内側転写ロール29から離れた端部である下流端を通り且つ前記直線L1に垂直な直線L3との交点をP1、前記直線L3とトナー像担持ベルトBとの交点をP2、前記直線L3と前記シートガイドとの交点をP3とし、前記P1およびP2間の距離をg、前記P1およびP3間の距離をhとした場合に、前記内側転写ロール29、前記外側転写部材30、前記電界調節用導電性部材51、前記トナー像担持ベルトBおよび前記下流側シートガイド46は、前記gおよびhが式h≦gを満たすように配置されている。
【0048】
(実施例5の作用)
前記実施例5では、前記電界調節用導電性部材51を内側転写ロール29に接近して配置しても、前記電界調節用導電性部材51の前記トナー像担持ベルトBと反対側部分を被覆する剛性の板状絶縁部材52により、電界調節用導電性部材51および内側転写ロール29間の放電を防止することができる。また、剛性の板状絶縁部材52を使用することにより弾性材料製の電界調節用導電性部材51を所定位置に板状に支持することができる。
図9に示すeおよびfが式e≦fを満たすように配置される場合、転写領域Q4を通過した記録シートの先端が前記直線L1に沿って搬送され、前記直線L2上に到達したとき、前記シート先端とトナー像担持ベルトBとの間隔は、前記トナー像担持ベルトBと前記電界調節用導電性部材51との間隔よりも長い。したがって、トナー像担持ベルトBが帯電している場合、トナー像担持ベルトBは、前記間隔の短い電界調節用導電性部材51との間で電荷の移動が行われるので、前記間隔の長い前記記録シートとの間の電界は小さくなる。
このため、前記記録シートがトナー像担持ベルトBから受ける静電力は弱くなり、記録シートがトナー像担持ベルトBに吸着され難くなる。
【0049】
図9において、前記転写領域Q4を通過した記録シートをガイドする前記下流側シートガイド46は、gおよびhが式h≦gを満たすように配置される。
この場合、転写領域Q4を通過した記録シートの先端が前記直線L1に沿って搬送され、前記直線L3上に到達したとき、前記記録シート先端とトナー像担持ベルトBとの間隔は、前記記録シート先端と前記下流側シートガイド46との間隔よりも長い。したがって、記録シートは、間隔の長いトナー像担持ベルトBよりも、前記間隔の短い下流側シートガイド46との間に形成される電界の影響を受け易くなる。
このため、前記記録シートがトナー像担持ベルトBから受ける静電力により記録シートがトナー像担持ベルトBに吸着される可能性が小さくなる。このため、記録シートがトナー像担持ベルトに吸着されて発生するジャムが少なくなる。
【0050】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)本発明は複数の像担持体と前記複数の像担持体表面の移動経路にそれぞれ設定された各1次転写領域を順次通過する中間転写ベルトとを備えたタンデム型の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)本発明は、中間転写ベルトBの代わりに感光体ベルトを使用した画像形成装置にも適用可能である。その場合、感光体ベルト上のトナー像を記録シートに直接転写する転写器は2次転写器ではない。
(H03)前記実施例1〜4における外側2次転写ロール30の代わりに、コロトロン式またはパッド式の転写部材を使用することが可能である。
【0051】
【発明の効果】
前述の本発明の画像形成装置は、下記の効果を奏することができる。
(E01)除電用の高電圧電源を必要とする除電器を使用せずに、トナー像担持ベルトからの記録シートの剥離を安定して行うことができる。
(E02)記録シート搬送の障害となる可能性のある部材を記録シートの搬送経路上に配置せずに、トナー像担持ベルトからの記録シートの剥離を安定して行うことができる。
(E03)環境や記録シートの特性に依存せずに、トナー像担持ベルトからの記録シートの剥離を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の画像形成装置の実施例1の説明図である。
【図2】 図2は前記図1の要部拡大説明図で、図2Aは前記図1の要部拡大図、図2Bは前記図2Aの部分変更説明図である。
【図3】 図3は前記図2Aの要部拡大図である。
【図4】 図4は内側2次転写ロール29表面から外側2次転写ロール30に至る電位の変遷を模式的に示した線グラフである。
【図5】 図5は本発明の画像形成装置の実施例2の説明図で、前記実施例1の図2に対応する図である。
【図6】 図6は本発明の画像形成装置の実施例3の説明図で、前記実施例2の図5に対応する図である。
【図7】 図7は本発明の画像形成装置の実施例4の説明図で、前記実施例2の図5に対応する図である。
【図8】 図8は同実施例5の電界調節用導電性部材の説明図で、図8Aは斜視図、図8Bは前記図8AのVIIIB−VIIIB線断面図、図8Cは実施例5の電界調節用導電性部材の変形例の説明図である。
【図9】 図9は本発明の画像形成装置の実施例5の説明図で、図9Aは記録シート先端が2次転写領域を通過した直後の状態を示す図、図9Bは記録シート先端が前記図9Aの位置からさらに少し移動した状態を示す図である。
【符号の説明】
B…トナー像担持ベルト(中間転写ベルト)、Q4…転写領域(2次転写領域)、T2…転写器(2次転写器)、
29…内側転写ロール、30…外側転写部材(外側2次転写ロール)、51…電界調節用導電性部材、52…絶縁性遮蔽部材、53;54…電界調節電位付与手段、55…電界調節用導電性部材、56…絶縁性遮蔽部材、57…電界調節電位付与手段、
(25〜29)…支持ロール、(42〜47)…シート搬送装置。
Claims (8)
- 下記の要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(A01)内側転写ロールを含む複数の支持ロールにより回転可能に支持され、且つ表面にトナー像が形成されるトナー像担持ベルト、
(A02)前記トナー像担持ベルトを挟んで前記内側転写ロールに対向して配置されるとともに前記トナー像担持ベルトとの間に転写領域を形成する外側転写部材、
(A03)前記トナー像担持ベルト上のトナー像が前記転写領域を通過する際に前記転写領域に記録シートを通過させるシート搬送装置、
(A04)前記内側転写ロールおよび外側転写部材を有するとともに、前記内側転写ロールおよび外側転写部材間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト上のトナー像を転写する転写器、
(A05)前記転写領域通過後のトナー像担持ベルト内側に前記トナー像担持ベルトと非接触状態で前記トナー像担持ベルトに沿って配置された転写領域下流側の電界を調節する電界調節用導電性部材、
(A06)前記転写領域下流側において前記外側転写部材および内側転写ロール間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材に付与する電界調節電位付与手段。 - 下記の要件(A07)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、
(A07)前記電界調節用導電性部材の前記内側転写ロールに近接する端部であるロール対向端部を被覆する絶縁性遮蔽部材。 - 下記の要件(B01)〜(B06)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(B01)内側転写ロールを含む複数の支持ロールにより回転可能に支持され、且つ表面にトナー像が形成されるトナー像担持ベルト、
(B02)前記トナー像担持ベルトを挟んで前記内側転写ロールに対向して配置されるとともに前記トナー像担持ベルトとの間に転写領域を形成する外側転写部材、
(B03)前記トナー像担持ベルト上のトナー像が前記転写領域を通過する際に前記転写領域に記録シートを通過させるシート搬送装置、
(B04)前記内側転写ロールおよび外側転写部材を有するとともに、前記内側転写ロールおよび外側転写部材間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト上のトナー像を転写する転写器、
(B05)前記転写領域通過前のトナー像担持ベルト内側に前記トナー像担持ベルトと非接触状態で前記トナー像担持ベルトに沿って配置された転写領域上流側の電界を調節する電界調節用導電性部材、
(B06)前記転写領域上流側において前記外側転写部材および内側転写ロール間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材に付与する電界調節電位付与手段。 - 下記の要件(B07)を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置、
(B07)前記電界調節用導電性部材の前記内側転写ロールに近接する端部であるロール対向端部を被覆する絶縁性遮蔽部材。 - 下記の要件(C01)〜(C06)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(C01)内側転写ロールを含む複数の支持ロールにより回転可能に支持され、且つ表面にトナー像が形成されるトナー像担持ベルト、
(C02)前記トナー像担持ベルトを挟んで前記内側転写ロールに対向して配置されるとともに前記トナー像担持ベルトとの間に転写領域を形成する外側転写部材、
(C03)前記トナー像担持ベルト上のトナー像が前記転写領域を通過する際に前記転写領域に記録シートを通過させるシート搬送装置、
(C04)前記内側転写ロールおよび外側転写部材を有するとともに、前記内側転写ロールおよび外側転写部材間に転写電圧が印加されたときに前記転写領域を通過する記録シート上に前記トナー像担持ベルト上のトナー像を転写する転写器、
(C05)前記転写領域通過後のトナー像担持ベルト内側に前記トナー像担持ベルトと接触状態または非接触状態で前記トナー像担持ベルトに沿って配置された転写領域下流側の電界を調節する弾性材料製の電界調節用導電性部材、
(C06)前記転写領域下流側において前記外側転写部材および内側転写ロール間に形成される電界を弱める電位を前記電界調節用導電性部材に付与する電界調節電位付与手段。 - 下記の要件(C07)を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置、
(C07)前記電界調節用導電性部材の前記トナー像担持ベルトと反対側部分を被覆する剛性の板状絶縁部材。 - 下記の要件(C08)を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の画像形成装置、
(C08)前記電界調節用導電性部材の前記内側転写ロールに近接する端部の位置である上流端をPaとし、前記転写領域を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記上流端Paを通り且つ前記直線L1に垂直な直線L2との交点をPbとし、前記直線L2とトナー像担持ベルトとの交点をPcとし、前記PaおよびPcの距離をe、PbおよびPcの距離をfとした場合に、前記eおよびfが式e≦fを満たすように配置された前記内側転写ロール、前記外側転写部材および前記電界調節用導電性部材。 - 下記の要件(C09),(C010)を備えたことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか記載の画像形成装置、
(C09)前記転写領域下流側に配置されて前記転写領域を通過した記録シートをガイドする下流側シートガイド、
(C010)前記転写領域を通過する記録シートの進行方向に引いた直線L1と前記電界調節用導電性部材の前記内側転写ロールから離れた端部である下流端を通り且つ前記直線L1に垂直な直線L3との交点をP1、前記直線L3とトナー像担持ベルトとの交点をP2、前記直線L3と前記シートガイドとの交点をP3とし、前記P1およびP2間の距離をg、前記P1およびP3間の距離をhとした場合に、前記gおよびhが式h≦gを満たすように配置された前記内側転写ロール、前記外側転写部材、前記電界調節用導電性部材、前記トナー像担持ベルトおよび前記シートガイド。
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