JP3200179B2 - 画像形成装置の転写装置 - Google Patents

画像形成装置の転写装置

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JP3200179B2
JP3200179B2 JP20167792A JP20167792A JP3200179B2 JP 3200179 B2 JP3200179 B2 JP 3200179B2 JP 20167792 A JP20167792 A JP 20167792A JP 20167792 A JP20167792 A JP 20167792A JP 3200179 B2 JP3200179 B2 JP 3200179B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機やプ
リンタの画像形成装置の転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置における転写装
置は、像担持体の静電潜像に付着したトナー粒子を所定
の極性に帯電させ、且つ像担持体と転写ローラの間に電
界を加えて、この間に転写紙を通すことにより、像担持
体上のトナー像を転写紙に転写している。
【0003】像担持体としてベルト状感光体を用いた画
像形成装置の転写装置の構成は、例えば図12に示すよ
うに、2個の平行な支張ローラ1及び支張ローラ2に張
られたベルト状感光体3に支張ローラ1及び2の軸方向
に平行な転写ローラ4を当接したものである。
【0004】この転写装置において、転写ローラ4はベ
ルト状感光体3に軽く当接した状態であるから、ベルト
状感光体3はたわんで転写ローラ4とベルト状感光体3
の間の摩擦力も小さくなり、転写紙6にスリップ等が生
じて良好な転写を行なうのに都合が悪い。そこで、例え
ば実開昭60−44060号公報には、転写ローラを、
一方の支張ローラにベルト状感光体を支張ローラの周面
に沿ってややたわませた状態で圧接する位置に配置する
ことにより、転写ローラとベルト状感光体との摩擦力を
強めようとする転写装置が開示されている。
【0005】また、像担持体として円筒体を用いた画像
形成装置の転写装置の構成は、金属例えば、アルミニウ
ム製の円筒の表面に光導電性物質層を設けたものがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、像担持
体としてベルト状感光体を用いた画像形成装置における
上記従来の転写装置においては、転写紙が厚紙、OHP
等の腰の強い場合は、図12に示すように、ベルト状感
光体3と転写ローラ4の当接力より転写紙6の腰が勝っ
てベルト状感光等体3を極部的に押すことになり、転写
紙6が転写ローラ4とベルト状感光体3との間にサンド
イッチ状に挾持されないで、転写ローラ4と転写紙6の
間及び転写紙とベルト状感光体との間にギャップ11が
できてしまうので、このギャップ11ができた所では、
感光体ベルト3上のトナー像(静電潜像)が転写紙6に
転写されなくなり、不良画像が生じる。このギャップ1
1ができないように、転写ローラ4の加圧力を上げる
と、転写ローラ4はベルト状感光体3に深くくい込むと
同時に、ベルト状感光体3の張力による反発力も受ける
ので転写ローラ4の位置が安定しなくなるという問題点
があった。また、複数のローラ(支張ローラ、転写ロー
ラ等)を別個の駆動装置や駆動を伝達する係合装置によ
り理想的に等速で回動されることは困難である。例え
ば、同一の駆動装置でギヤ等の係合装置により複数のロ
ーラを回転させると、回転数は目的値に合わせることが
できるが、ローラの径、振れ等の機械的な精度のバラツ
キのため、ローラ表面の移動速度を目的値に合わせるの
は困難である。そこで、複数のローラを等速で回転させ
るためには、これらを直接当接させて連れ回りにする方
がコストもかからず、等速に近づけることができる。
【0007】両者の当接部分の摩擦力であるが、両者の
慣性モーメント、軸受け摩擦力等が抵抗力となり、この
抵抗力が前記摩擦力より大きくなるとスリップが起き
て、両者が連れ回らなくなるという問題点があった。特
に、ベルト状感光体3と転写ローラ4の等速性は、ベル
ト状感光体3上のトナー像を転写紙6に、延び縮み、ス
リップ等がなく、忠実に転写するために重要である。
【0008】そこで、この発明は、上述した従来の問題
点を解消して、比較的腰の強い転写紙であっても転写紙
とベルト状感光体及び転写ローラとの間にギャップが生
じることなく、又両者が忠実に等速で連れ回ることによ
り良好な転写を行なうことのできる簡単な構成の画像形
成装置の転写装置を提供することを課題としている。ま
た、像担持体として円筒体を用いた画像形成装置におけ
る上記従来の転写装置においては、転写動作時に、転写
ローラも帯電することになり、像担持体との間に引き合
う力が働くようになるため、転写紙が、この像担持体と
転写ローラとの挾持部分を通過した後に、転写紙と像担
持体間の付着力が転写紙の腰の強さに勝るようになっ
て、転写紙が像担持体から分離しないで付着したままに
なるという問題点があった。この問題点は、転写紙の帯
電量が多い程、転写紙が薄く腰が弱い程、又像担持体の
曲率半径が大きい程発生し易くなる。
【0009】また、従来、転写ローラの像担持体への圧
接は、単に加圧スプリング等の加圧手段のみで行なわれ
ているものがほとんどであるが、加圧スプリングの加圧
力や機種によるバラツキ、あるいは経時変化等により、
転写ローラと像担持体との圧接状態は不安定になり易
く、このため良好な転写を行なえないことがあった。そ
こで、この発明は上述した従来の問題点を解消して、転
写紙が、像担持体と転写ローラとの挾持部分を通過後、
像担持体から速やかに分離し、且つ転写ローラの像担持
体に対する圧接状態が常に一定になって、常に良好な転
写を行なうことのできる画像形成装置の転写装置を提供
することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ベルト状の像担持体と、この像担持体を支張する複数の
支張ローラと、前記像担持体上のトナー像を転写紙に転
写するための転写ローラとを備えた画像形成装置の転写
装置において、前記転写ローラに対して、前記像担持体
を介して当接し、この当接面側には毛足の短い樹脂ブラ
シからなる弾性層が形成されており、且つ当接方向に所
定の圧力で付勢された形で配置されたバックアップ部材
を備えたことにある。
【0011】請求項5記載の発明は、感光ドラムと、こ
の感光ドラムとの間に転写紙を挾持して感光ドラム上
トナー像を転写紙に転写する転写ローラとを備えた画像
形成装置の転写装置において、前記感光ドラムは記転
写ローラを圧接するための弾性層を有しており、前記の
挾持している部分は、前記転写ローラに追従した円弧状
であリ、前記転写ローラの軸方向の長さが、前記感光ド
ラムの軸方向の長さよりも長く形成され、且つ、前記転
写ローラは、その外径が、前記感光ドラムとの当接面
の、前記感光ドラムの帯電領域の境界線内近傍の所定位
置からその端部に向けて徐々に減少していく形状を有し
ていることにある。また、請求項6においては、前記感
光体ドラムは感光体ドラム、前記転写部材は転写ローラ
であって、この感光体ドラムと同軸で、その両端部に、
感光体ドラムと前記転写ローラとの当接状態を規制する
規制部材を設けたことにある。
【0012】
【作用】したがって、転写動作時には、転写ローラ接離
手段により、転写ローラがベルト状の像担持体に当接さ
れ、転写紙は当接面に毛足の短い樹脂ブラシからなる
性層を有するバックアップ部材によって圧接された像担
持体と転写ローラの間に適度な圧力で挾持されることに
なり、それらの間の摩擦力が強まり、良好な転写が行な
われる。請求項5では、感光体ドラムの写ローラと
当接面は、弾性層が形成されているので、これらに挾持
される転写紙の挾持部分は転写ローラに追従して、円弧
状となり、転写紙は転写ローラ側に曲げられるため、転
写動作後、転写紙が感光体ドラムに付着したままになる
ことはない。また、感光体ドラムに応力の集中する部分
がなく、感光体ドラムの弾性層を保護することになる。
また、請求項6では、感光体ドラムを同軸に規制部材を
設けているので、転写ローラの感光体ドラムに対する当
接状態が一定に保たれる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1において、支張ローラ2に張られたベルト
状の像担持体であるベルト状感光体3の下面側に転写ロ
ーラ4が所定の圧力で付勢された形で当接されており、
この転写ローラ4に対し、バックアップ部材5がベルト
状感光体3を介して所定の圧力で当接する形で配置され
ている。このバックアップ部材5はステンレス、アルミ
等から成る板材5aに、ゴム、スポンジ等の弾性層5b
を貼り合わせたものである。
【0014】この構成において、転写動作時に、バック
アップ部材5の弾性層5bがベルト状感光体3を転写ロ
ーラ4に押し付けるので、転写ローラ4の位置が保たれ
た状態で、転写紙6とベルト状感光体3の間、又転写紙
6と転写ローラ4の間にギャップが生じることなく、転
写紙6をベルト状感光体3に隙間なく追従させることが
できる。
【0015】このバックアップ部材5は弾性層5bの材
質の関係で、ベルト状感光体3に対する摺動抵抗が大き
くなるため、この弾性層5bを毛足の短い(1〜3m
m)ナイロンブラシで形成し、アルミの板材5aに垂直
に約25本/cm2立てたものにすると、摺動抵抗が小
さくなり、ベルト状感光体3が摩耗するのを抑えること
ができる。
【0016】次に第2の実施例を図2を参照して説明す
る。同図において、図1の実施例と同一部材には同一符
号を付している。この実施例においては、バックアップ
部材5の代わりに、バックアップ支張ローラ7がベルト
状感光体3を撓ませた状態(矢印A方向に加圧された状
態)で、図示しない軸受部材により軸支されている。そ
して、転写ローラ4は、図3に示すように、支点8aで
装置本体側に回転可能に支持されたアーム8の一端に軸
支されており、このアーム8の他端にはソレノイド9が
連結され、且つ装置本体側に一端を固定されたスプリン
グ10が取り付けられている。このアーム8、ソレノイ
ド9、スプリング10等により転写ローラ接離手段が構
成されている。
【0017】ところで、バックアップ支張ローラ7は、
ステンレスの芯金7aの外周にゴム硬度50度のクロロ
プレンゴムから成る弾性層7bを設けたものとしたが、
このクロロプレンゴムに限らず、シリコン等の他の材料
でも良く、ゴム硬度も特に限定はしない。但し、ゴム硬
度が70〜80度以上になると、弾性がなくなるので不
適である。また、この弾性層7bはゴム材料を発泡させ
たものか、あるいは図1の実施例に示したブラシであっ
ても良い。
【0018】この構成において、転写動作の時は図3に
示すように、ソレノイド9をオフにすることにより、転
写ローラ4が矢印B方向に移動して、ベルト状感光体3
と転写紙6とをバックアップ支張ローラ7との間に適度
の圧力で挾持する(図2参照)。また、転写動作以外の
非転写動作時は、ソレノイド9をオンにすることによ
り、転写ローラ4をベルト状感光体3から分離(破線で
示す)する。
【0019】この場合、ベルト状感光体3はバックアッ
プ支張ローラ7の周面にならって撓み転写ローラ4との
当接部分では曲面状をなしている。従って、この曲面状
のベルト状感光体3と転写ローラ4との間に転写紙6が
送られてここを通過するときに、転写紙6はまっすぐ進
みベルト状感光体3は曲面に沿って転写紙6から離れ、
転写済みの転写紙6が再びベルト状感光体3に触れてト
ナー像が再転写されるのを防止する。この実施例におい
ても、図1の実施例と同様に、バックアップ支張ローラ
7の矢印A方向の圧力と転写ローラ4の矢印B方向の圧
力にベルト状感光体3と転写紙6とが挾まれているた
め、それらの間の摩擦力を大きくすることができ、それ
らの連れ回りを等速にすることができる。この実施例に
おいても図1の実施例同様、転写ローラ4とベルト状感
光体3とは連れ回りにより回転する構成であるため、転
写ローラ4には直接、図示しない駆動モータの動力は伝
えられていない。
【0020】次に請求項5に基づく第3の実施例を図4
を参照して説明する。同図において、像担持体である感
光体ドラム21に転写ローラ22が所定の加圧力で当接
している。この感光体ドラム21は芯金21a、剛性層
21b、弾性層21c、弾性層21cを覆う可撓性薄層
21dから成り、可撓性薄層の表面が像担持面になって
いる。
【0021】弾性層21cはゴム硬度20度から60度
のゴム、又はスポンジ硬度30度以上のスポンジが良
く、転写ローラ22若しくはその表層より柔らかいもの
が良い。例えば、転写ローラ22がゴム硬度60度のゴ
ムから成る場合は、弾性層21cのゴム硬度は40度以
下とする。
【0022】可撓性層21dは薄く、柔かい程良いが、
摩耗性や破損度を考慮して薄過ぎないようにする。ま
た、この実施例のように像担持体が静電潜像を有する感
光体ドラム21の場合は、導電層、感光層が必要となる
ので、可撓性層21dを用いるが、中間転写体を用いる
場合は、可撓性層21dは必須ではなく、弾性層21c
の表面を像担持面としても良い。さらに、転写ローラ2
2は剛性でも弾性でも良いが、上述したように、像担持
体21より硬い材質であることが必要である。上記構成
において、転写動作時には、転写ローラ22が感光体ド
ラム21の可撓性層21dを所定の圧力で圧接して、可
撓性層21d及び弾性層21cを図示するようにへこま
せ、円弧状の挾持部分を形成する。この状態で、転写紙
はその挾持部分に追従して通過するため、その通過経路
は一点鎖線で示すようになり、転写ローラ22側に曲げ
られるようになる。したがって、転写動作後、転写紙は
矢印のように進行し、感光体ドラム21の可撓性層21
dに付着したままになることはない。
【0023】次に請求項5に基づく第4の実施例を図5
を参照して説明する。第3の実施例の像担持体は感光体
ドラム21であったのに対して、この実施例では第2の
実施例と同様に複数の支張ローラ及びバックアップ支張
ローラ26で支持されているベルト上感光体23を用い
ている。バックアップ支張ローラ26は芯金26aと弾
性体26bとから成り、転写ローラ22との間にベルト
状感光体23を挾持している。
【0024】この構成において、第3の実施例と同様
に、転写ローラ22が弾性体26bを所定の圧力で当接
して弾性体26bを図示するようにへこませるので、ベ
ルト状感光体23と転写ローラ22の圧接部分は円弧状
となり、転写紙はこの挾持部分に追従して、一点鎖線で
示すような通過経路に従って進む。
【0025】さらに、弾性体を用いた第5の実施例を図
6を参照して説明する。同図において、感光体ドラム2
1は第3の実施例を示したものと同一であり、転写ロー
ラ22の代わりに転写ベルト27を用いている。この転
写ベルト27は支張ローラ28,29及びバックアップ
支張ローラ210によって支張されている。この第5の
実施例も第3及び第4の実施例と同様に、転写ベルト2
7のバックアップ支張ローラ210で圧接されている部
分が感光体ドラム21の弾性層21cをへこませるの
で、転写紙もその円弧状の挾持部分に追従して通過し、
一点鎖線で示すような通過経路となる。
【0026】なお、バックアップ支張ローラ210は、
固定部材であっても良いが、転写ベルト27の駆動トル
ク、この固定部材と転写ベルト27の摩耗を考えると、
やはりこの実施例の様にローラタイプとする方が好まし
い。
【0027】次に、請求項5に基づく第6の実施例を図
7及び図8を参照して説明する。第3の実施例に示す感
光体ドラム21と転写ローラ22の構成を軸方向に直交
する方向から見ると、図7に示すように、転写ローラ2
2は剛体あるいは弾性層21c(図4参照)よりも硬い
弾性体であるため、転写ローラ22は感光体ドラム21
に喰い込む形で当接している。そして、感光体ドラム2
1の長手方向(軸方向)の長さが転写ローラ22の長さ
より長い場合には、転写ローラ22の両端部(図中2A
の部分)で応力が集中し、感光体ドラム21の可撓性層
21d(図4参照)の像担持面を破損させてしまう可能
性がある。そこで、図8に示すように、転写ローラ22
の長さを感光体ドラム21の長さより長く形成して、上
述した応力が感光体ドラム21に集中する部分2Aがな
くなるように構成している。
【0028】次に、請求項5に基づく第7の実施例を図
9を参照して説明する。同図において、この実施例は、
図4に示した実施例と同様の構成であって、異なる点
は、転写ローラ22’が感光体ドラム21の帯電領域幅
2Bの境界線(破線で示す)のやや内側から端部に向か
って、その外径が徐々に細かくなるような形状に形成さ
れている点である。この構成によっても、前述した応力
の集中による感光体ドラム21表面の破損を防止するこ
とができる。また、感光体ドラム21の帯電極性と同極
性のトナーによって現像を行なう(反転現像)画像形成
装置においては、トナーは感光体ドラム21の帯電して
いない部分(帯電領域2B以外の部分)に付着するた
め、帯電領域2Bの外側部分に図示しない現像装置ある
いはクリーニング装置から飛散した装置内の浮遊トナー
が付着することがあるが、この実施例の転写ローラ2
2’は感光体ドラム21と帯電領域2B内でのみ当接し
ているので、転写ローラ22へ上記トナーが逆転写され
て転写ローラ22が汚染されるのを防止することができ
る。
【0029】次に、請求項6に基づく第8の実施例を図
10及び図11を参照して説明する。同図において、基
本構成は、図4に示した第3の実施例と同様であるが、
異なっている点は、感光体ドラム21と同軸に、その両
端部に、規制部材211を設けている点である。この規
制部材211は感光体ドラム21と転写ローラ22の当
接状態を一定に規制するものであって、感光体ドラム2
1の外径よりもやや小さな外径を有している。そして、
転写ローラ22には従来と同様に加圧スプリング212
が固定されており、これは、図11に示すように、転写
ローラ22の軸の移動をガイドするスプリングケース2
13内に納められている。加圧スプリング212の加圧
力は、転写ローラ22が規制部材211に当接するのに
充分な大きさである。また、転写ローラ22は剛体であ
ることが望ましく、弾性体を用いる場合は、規制部材2
11と当接する部だけは剛体で構成するようにする。こ
の構成において、図11に示すように、転写ローラ22
の弾性層21cへの喰い込み深度が規制部材211によ
り常に一定に規制され、感光体ドラム21に対する転写
ローラ22の当接状態、即ち、転写紙の感光体ドラム2
1ヘの圧接状態を常に一定に保つものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、転写ローラに対して、ベルト状感光体を介して当接
し、この当接面側に毛足の短い樹脂ブラシからなる弾性
層を有するバックアップ部材を設けたので、転写動作時
に、転写紙とベルト状感光体の間、又転写紙と転写ロー
ラの間にギャップが生じるのを防止することができ、良
好な転写を行なうことができる。また、ベルト状感光体
と転写ローラ及び転写紙を等速にすることができ、延び
縮みやスリップが生じることなく、ベルト状感光体上の
トナー像を忠実に転写紙上に転写することができる。ま
た、請求項4では、ベルト状感光体の転写ローラの当接
する部分が曲率を有しているため、転写された転写紙は
速やかに離れて、ベルト状感光体にトナー像が再転写さ
れるのを防止することができるものである。
【0031】請求項5によれば感光体ドラムは写ロー
ラを圧接するための弾性層を有しており、転写ローラと
の間に転写紙を挾持する部分は転写ローラに追従した円
弧状であるので、転写紙の感光体ドラムへの圧接が良好
となり転写動作後、転写紙は感光体ドラムに付着したま
まになることなく、速やかに分離する。これにより、画
像抜けや再転写のない、良好な転写を行なうことができ
る。また、転写ローラの軸方向の長さが感光体ドラムの
軸方向の長さよりも長いので、感光体ドラムの弾性層に
応力が集中する部分がなく、その弾性層を破損や傷から
保護することができる。
【0032】さらに、請項5によれば、転写ローラ
を、その外径が感光体ドラムの帯電領域幅の内側から端
部に向けて除々に減少する形状としたので、感光体ドラ
ムの弾性層に応力が集中する部分がなく、弾性層を破損
から保護することができる。また、転写ローラは、感光
体ドラムの帯電領域内でのみ当接するので、感光体ドラ
ムの帯電領域の外側に付着する浮遊トナー等により、転
写ローラが汚染されるのを防止することができる。
【0033】請求項6によれば、感光体ドラムと同軸
に、転写ローラの感光体ドラムに対する当接状態を規制
する規制部材を設けたもので、従来のように加圧スプリ
ングのバラツキや経時変化等により、転写ローラと感光
体ドラムとの当接状態が不安定になることなく常に一定
の当接状態を保つことができ、良好な転写を行なうこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図3】転写ローラ接離手段を示す概略構成図である。
【図4】この発明の第3の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図5】この発明の第4の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図6】この発明の第5の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図7】転写ローラの感光体ドラムに対する当接状態を
示す説明図である。
【図8】この発明の第6の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図9】この発明の第7の実施例を示す転写装置の概略
構成図である。
【図10】この発明の第8の実施例を示す転写装置の概
略構成図である。
【図11】この発明の第8の実施例の転写装置を軸方向
から見た概略構成図である。
【図12】従来の転写装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,2 支張ローラ 3 ベルト状感光体 4 転写ローラ 5 バックアップ部材 6 転写紙 7 バックアップ支張ローラ 8,9,10 転写ローラ接離手段 21 像担持体(感光体ドラム) 21c 弾性層 22 転写部材(転写ローラ) 211 規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−213885(JP,A) 特開 昭64−88485(JP,A) 特開 平1−179959(JP,A) 特開 昭63−208877(JP,A) 特開 平2−228683(JP,A) 特開 平1−316774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 21/00 350 G03G 5/10 G03G 15/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト状の像担持体と、この像担持体を支
    張する複数の支張ローラと、前記像担持体上のトナー像
    を転写紙に転写するための転写ローラとを備えた画像形
    成装置の転写装置において、前記転写ローラに対して、
    前記像担持体を介して当接し、この当接面側には毛足の
    短い樹脂ブラシからなる弾性層が形成されており、且つ
    当接方向に所定の圧力で付勢された形で配置されたバッ
    クアップ部材を備えていることを特徴とする画像形成装
    置の転写装置。
  2. 【請求項2】前記転写ローラを、転写動作に応じて前記
    像担持体に対して接離動させる転写ローラ接離手段を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
    の転写装置。
  3. 【請求項3】前記転写ローラには、駆動モータによる動
    力が直接伝達されていないことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置の転写装置。
  4. 【請求項4】前記バックアップ部材は、前記複数の支張
    ローラの内の一つであって、その外周面に前記弾性層が
    設けられ、且つ前記像担持体の当接面が前記付勢によっ
    て所定の曲率を持つように配置されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置の転写装置。
  5. 【請求項5】感光ドラムと、この感光ドラムとの間に転
    写紙を挾持して感光ドラム上のトナー像を転写紙に転写
    する転写ローラとを備えた画像形成装置の転写装置にお
    いて、前記感光ドラムは記転写ローラを圧接するため
    の弾性層を有しており、前記の挾持している部分は、前
    記転写ローラに追従した円弧状であリ、前記転写ローラ
    の軸方向の長さが、前記感光ドラムの軸方向の長さより
    も長く形成され、且つ、前記転写ローラは、その外径
    が、前記感光ドラムとの当接面の、前記感光ドラムの帯
    電領域の境界線内近傍の所定位置からその端部に向けて
    徐々に減少していく形状であることを特徴とする画像形
    成装置の転写装置。
  6. 【請求項6】感光ドラムと、この感光ドラムとの間に転
    写紙を挾持して感光ドラム上のトナー像を転写紙に転写
    する転写ローラとを備えた画像形成装置の転写装置にお
    いて、前記感光ドラムは前記転写ローラを圧接するため
    の弾性層を有しており、前記の挾持している部分は、前
    記転写ローラに追従した円弧状であリ、前記転写ローラ
    軸方向の長さが、前記感光ドラムの軸方向の長さより
    も長く形成され、且つ、前記感光ドラムと同軸で、その
    両端部に、感光ドラムと前記転写ローラとの当接状態を
    規制する規制部材が設けられていることを特徴とする画
    像形成装置の転写装置。
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