JPH06214470A - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JPH06214470A
JPH06214470A JP5124135A JP12413593A JPH06214470A JP H06214470 A JPH06214470 A JP H06214470A JP 5124135 A JP5124135 A JP 5124135A JP 12413593 A JP12413593 A JP 12413593A JP H06214470 A JPH06214470 A JP H06214470A
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sheet
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drum
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Osamu Yoshimura
理 吉村
Shigeki Hayashi
重貴 林
Hiroshi Ishida
博 石田
Hiroshi Kubota
宏 久保田
Yasuo Hatate
泰雄 幡手
Masahiro Hashizume
昌浩 橋詰
Hiroyuki Ueda
博之 上田
Tadakazu Ogiri
忠和 大桐
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    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/163Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
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    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00367The feeding path segment where particular handling of the copy medium occurs, segments being adjacent and non-overlapping. Each segment is identified by the most downstream point in the segment, so that for instance the segment labelled "Fixing device" is referring to the path between the "Transfer device" and the "Fixing device"
    • G03G2215/00409Transfer device

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写ローラを感光体ドラムと非接触状態で配
置したものにおいて、画像むらの発生を極力防止する。 【構成】 感光体ドラム表面と転写ローラ11とを用紙
Pの厚さよりも大きい間隙をおいて対向配置する一方、
レジストローラ対9とドラム1との間に、用紙Pをドラ
ム表面に所定角度でもって当接させる方向に誘導する下
側ガイド部材14を配設することにより、このガイド部
材14の上面を経てドラム表面に当接した用紙Pがドラ
ム表面に沿って撓曲変形しながら密着するように構成
し、さらに下側ガイド部材14の上面と一定の空隙を存
して対向し、且つ、ドラム表面と非接触状態で近接する
位置に、前記ドラム表面の移動速度と等しい周速度で回
転駆動される搬送ローラ17を設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に組み込まれ、該装
置に内蔵の静電潜像担持体の表面に形成されたトナー像
を転写用紙等のシート状物へ転写する転写装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より電子複写機等において静電潜像
担持体の表面に形成されたトナー像の静電転写を行う装
置としては、前記担持体に電荷を供給する手段としてコ
ロナ放電器を用いた非接触型のコロナ転写方式によるも
の、あるいは前記電荷供給手段として導電ローラを用い
た接触型のバイアスローラ転写方式によるものが代表的
に挙げられる。
【0003】前者のコロナ転写方式を用いた転写装置は
図5に模式的に示すように、静電潜像担持体としての感
光体ドラム21と所要の間隙をおいてコロナ放電器22
を配設してなり、回転する前記ドラム21と放電器22
との間に移送される転写用紙Pの背面側からトナーとは
逆極性のコロナチャージを付与することにより用紙Pを
帯電させてドラム表面に部分的に吸着させるとともに、
クーロン力によってドラム表面の帯電トナーを用紙Pに
転移させるものである。
【0004】ところが上記コロナ転写方式の場合、静電
気の作用によってドラム1に吸着した用紙Pが自然分離
しない場合が多く、このため別に分離手段を設ける必要
がある。また、放電器22に高電圧を印加するため、人
体に有害なオゾンが相当量発生するという不都合があ
る。
【0005】これに対し後者のバイアスローラ転写方式
を用いた転写装置は図6に模式的に示すように、炭素や
アルカリ金属を混入して導電性を持たせたウレタン樹脂
等からなる転写ローラ23を感光体ドラム21に転接す
る位置に配設してあり、該ドラム21と転写ローラ23
との周面間に進入してきた転写用紙Pを転写ローラ23
によってドラム表面に付着しているトナーに圧接させる
とともに、転写ローラ23の軸心にトナーと逆極性の転
写電圧を印加してドラム21上のトナー像を用紙Pに転
写するものであり、前者のコロナ転写方式と比べてオゾ
ンの発生も少なく、用紙分離手段も不必要である等の点
で有利である。
【0006】しかしながら、上記バイアスローラ転写方
式の場合、ドラム21の表面と転写ローラ23の表面が
用紙Pを挟んで圧接するものであるため、ドラム21の
中央部付近のトナーが用紙Pに転移されない、いわゆる
中抜け現象や、用紙上に転写された画像の周辺部にトナ
ーが飛散して付着する、いわゆる画像塵現象が発生する
傾向があった。
【0007】このようなバイアスローラ転写方式の問題
点を解決するために本出願人は、図7に模式的に示すよ
うに、転写ローラ23が感光体ドラム21及び用紙Pと
非接触状態を保つように、該ローラ23をドラム21か
ら用紙Pの厚さよりも大きい間隔をおいて配設し、これ
によって用紙Pに転写された画像の中抜け現象や画像塵
現象の発生を防止するようにしたものを先に提案した
(特願平4−284120号)。
【0008】なお、図7において、24は用紙移送用の
レジストローラ対、25a、25bは用紙Pをドラム表
面へ案内するガイド部材、26は転写済み用紙Pを定着
ローラ対(図示せず)へ案内するガイドテーブルであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術の場合、
転写ローラ23が感光体ドラム21の表面と離間して位
置しているにも拘らず、該ドラム表面のトナー像が用紙
Pに過不足なく良好に転写されるのは、転写ローラ23
から用紙Pの裏面側に向けて微小コロナ放電が生成され
ているためと考えられており、実際、トナー像の転写性
能に関しては良好な試験結果が得られている。
【0010】しかし、その反面、転写ローラ23がドラ
ム表面と接触していないことによって、用紙Pの裏支え
が存在しないことになるため、用紙Pの動きが不安定に
なり、該用紙Pとドラム表面との接触圧に変動が生じ
て、転写された画像にむらが発生するという新たな問題
点が生じた。
【0011】即ち、上記先行技術においては、レジスト
ローラ対24がドラム21の回転に対応して用紙Pをド
ラム表面の周速度と等速で送り出すことにより、用紙P
がガイド部材25a、25bに沿ってドラム側へ案内さ
れる。用紙Pの先端が下側ガイド部材25bの端部から
迫り出してドラム表面に当接した後、該用紙Pはドラム
21の表面に沿って撓曲して該ドラム表面の転写域に密
着しつつ、該ドラム表面の周速度と等速で移動し、その
後ドラム表面から分離するまでの間に、前記ドラム表面
の転写域に密着しているシートの裏側から転写ローラ2
3によりトナー像の転写が行われる。
【0012】ドラム表面から離れた用紙Pは、その長さ
にもよるが、自重によって下降しつつ搬送方向下流側へ
と移動し、ガイドテーブル26の上面に達した後、レジ
ストローラ対24から離れ、その後はドラム21の回転
に従ってガイドテーブル26上に沿って移送される。こ
のように用紙Pはドラム表面に当接する直前部分及びガ
イドテーブル26との沿接始端部において撓曲し、その
撓曲によって生じる用紙の腰の強さが該用紙Pのドラム
表面に接する部分に接触圧として作用する。
【0013】ところで、用紙Pの送り速度、ガイド部材
25a、25bの案内面の角度等は、該用紙Pをドラム
表面に等速で密着させる条件に適合するように設定され
てはいるが、実際には転写域周囲の温度、湿度等の環境
条件によって用紙Pの腰の強さ、つまり弾力性等が変化
する。
【0014】このため、用紙Pが撓曲し過ぎて、つまり
腰がだれてドラム表面に所要の接触圧で接触しなかった
り、あるいは給紙機構の複数個所に設けられた給紙ロー
ラの紙送り速度に若干の累積誤差が生じたりするために
ドラム21上のトナー像と用紙Pとの位置関係にズレが
生じたりすることが避けられない。
【0015】このような給紙に関わる誤差要因は、従来
のような接触型の転写ローラの場合、該ローラがドラム
21と同期回転して用紙Pの搬送速度を規制するので問
題とはならなかったが、上記先行技術のように転写ロー
ラがドラム21と非接触である場合、用紙Pの搬送速度
や転写タイミングを強制的に規定する手段がないため、
転写された画像のむらをなくすことは構成上、無理があ
った。
【0016】特に、ドラム21から分離した用紙Pは、
その後、定着ローラ対に引っ張られるが、実際には定着
ローラ対とレジストローラ対24とでは微妙な周速度差
が存在するため、用紙Pが定着ローラ対によって過度な
引っ張り作用を受けたり、逆にドラム21と定着ローラ
対との間で用紙Pが撓んだりする虞が生じる。但し、こ
の点については、通常、用紙Pが両方のローラ対間で僅
かに撓むように、レジストローラ対24及び定着ローラ
対を構成する各ローラの径を設定している。
【0017】また、短い用紙Pでは、転写中に用紙Pの
後端がレジストローラ対24から離れる場合がある。こ
のような場合は、用紙Pがドラム表面に静電気力で吸着
される現象を利用し、静電気による吸着力でもって用紙
Pの一部をドラム表面に保持させることにより、該用紙
Pを姿勢が乱れることなく定着ローラ対まで搬送できる
ように、各ローラやガイド部材の配置を設定している。
【0018】しかしながら、上記先行技術による構成で
は図7に示すように、用紙Pがレジストローラ対24に
ニップされている状態では、該用紙Pの移動速度とドラ
ム表面の周速度とが一致した状態に保持されているが、
図8に示すように、用紙Pの後端がレジストローラ対2
4から離れた後は、用紙Pはその腰の強さによって上側
ガイド部材25aに密着し、その移動速度が僅かに変化
するため、ドラム表面に形成された潜像が用紙Pの後半
部では微妙に位置ズレした状態で転写されることにな
る。
【0019】また、レジストローラ対24から離れた用
紙Pの後端部分が上側ガイド部材25aと干渉しないよ
うに、例えば図9に示すように、該上側ガイド部材25
aの傾き角度を水平に近い角度まで変位させた態様とす
ると、用紙Pのドラム表面に対する進入角度が変位して
ドラム表面の転写域における密着状態が変化するため画
像濃度が変化することになる。従って、高品位な画像が
要求される場合、上記のように各ローラやガイド部材の
配置を厳密に設定し、あるいはガイド部材の姿勢を変化
させただけでは、十分な転写精度を実現することは困難
であった。
【0020】本発明は、上記のような問題点を解決する
もので、転写ローラ等の電荷供給手段を感光体ドラム等
の静電潜像担持体と非接触状態で配置したものにおい
て、転写用シートを前記担持体表面と接触する方向に積
極的に搬送することにより、画像むらの発生を極力防止
するようにした転写装置を提供することを目的とするも
のである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の構成では、転写用シートの搬送方向に
対し順方向に移動する静電潜像担持体と前記シートの搬
送経路を挟んで対向する位置に、前記担持体の表面に付
着した帯電トナーと逆極性に帯電される電荷供給手段を
前記シートの厚さよりも大きい間隙をおいて配設すると
ともに、前記シートの搬送経路上で、且つ、前記担持体
と非接触状態で近接する位置に、前記シートを前記担持
体表面と接触する方向に強制搬送するための搬送ローラ
を配設し、さらに該搬送ローラを前記担持体の表面速度
と等しい周速度で回転駆動させるローラ駆動手段を設け
ている。
【0022】上記構成において、搬送ローラは転写用シ
ートの静電潜像担持体の表面との接触面(表面)、また
は該接触面の反対面(裏面)のいずれに転接させるよう
にしてもよい。搬送ローラを転写用シートの裏面に転接
させる構成では、該シートは搬送ローラと静電潜像担持
体間に挟まれることになる。
【0023】逆に、搬送ローラを転写用シートの表面に
転接させる構成では、静電潜像担持体と搬送ローラが離
れた位置で共に表面に当接することになるが、この場
合、搬送ローラとの間でシートを挟み込むための構成を
付加すれば搬送ローラによるシートの搬送をより確実な
ものとすることができる。この構成としては、転写用シ
ートの搬送経路上に位置して該シートの静電潜像担持体
の表面との接触面の反対面を支持するガイド部材あるい
は、電荷供給手段としての回転自在なローラ体が挙げら
れる。
【0024】さらに、ガイド部材上に搬送ローラを配設
する場合、転写用シートが供給されていない状態では、
該搬送ローラがガイド部材の上面に摺接しないようにす
ることが望ましい。
【0025】上記技術的課題を解決するために本発明の
第2の構成では、レジストローラ対と、静電潜像担持体
と、この担持体表面に付着した帯電トナーと逆極性に帯
電される電荷供給手段とを備え、前記担持体表面と電荷
供給手段とを転写用シートの厚さよりも大きい間隙をお
いて対向配置する一方、前記レジストローラ対と前記担
持体との間に、前記シートを前記担持体表面に所定角度
でもって当接させる方向に誘導するガイド部材を配設す
ることにより、該ガイド部材の上面を経て担持体表面に
当接したシートが前記担持体表面に沿って撓曲変形しな
がら密着するように構成し、さらに前記ガイド部材の上
面と一定の空隙を存して対向し、且つ、前記担持体と非
接触状態で近接する位置に、前記担持体表面の移動速度
と等しい周速度で回転駆動される搬送ローラを設けてい
る。
【0026】上記構成において、好ましくは搬送ローラ
の表面とガイド部材上面との間隔を0.2mm〜1mm程度に
設定する。
【0027】
【作用】本発明の第1の構成によると、搬送経路上を移
動する転写用シートは静電潜像担持体の表面に接近した
とき、該シートの表面または裏面が先端側から搬送ロー
ラの周面に接触し、シートには搬送ローラの回転駆動に
よる補助的な搬送力が作用する。この搬送ローラは担持
体表面の周速度と同一周速度で回転しているため、シー
トは温度、湿度等の環境条件の変動によって腰の強さ等
の特性が変化したところで、前記搬送ローラの積極的な
搬送作用によって担持体表面の周速度と等しい速度で、
所定の進入姿勢でもって正しく担持体表面に当接させる
ことができる。
【0028】また、シートの搬送が進み、該シートにレ
ジストローラ対による搬送方向上流側からの搬送力が作
用しなくなった時点でも、搬送ローラの搬送力が、シー
トがほぼ後端まで静電気力によって担持体表面に吸着さ
れるまでの間、連続して作用しているので、シートの後
端まで安定した接触圧で担持体表面に接触させることが
可能になり、シート上にむらのない良好な画像を得るこ
とができる。
【0029】また、本発明の第2の構成によると、転写
用シートの先端が担持体表面に当接した後は、該シート
は担持体表面に沿って撓曲変形しながら静電気力により
吸着して該担持体表面に密着した状態で搬送され、シー
トは担持体表面からの反力を受けて、該シート自体が有
する腰によって担持体表面とガイド部材の先端部との間
で撓曲し、これによって該シートの撓曲部分が搬送ロー
ラに圧接し、該搬送ローラから搬送方向への駆動力が付
与される。
【0030】前記シートの後端がレジストローラ対を離
れた後も、該シートはそれ自体の腰の強さによって前記
担持体表面とガイド部材先端間で撓曲し、これによって
該シートの撓曲部分が搬送ローラに圧接し、該搬送ロー
ラから搬送方向の駆動力が付与される。従って、上記本
発明の第1の構成と同様に、シートがレジストローラ対
を離れた後も、搬送ローラがシートの搬送力を補うた
め、該シートの搬送状態はレジストローラ対にニップさ
れている時点とほぼ同様に保持される。
【0031】また、ガイド部材の上面と搬送ローラとが
常時一定の空隙を存して離間していることにより、該ガ
イド部材の上面と搬送ローラ間にシートが供給されてい
ない状態にあっても、搬送ローラがガイド部材上面に摺
接して異音を発生したり、その摺接による摩擦のために
搬送ローラの負荷トルクが増大するといった不都合もな
く、転写時において円滑且つ静粛な運転状態が確保され
る。
【0032】
【実施例】図1及び図2は本発明の第1実施例を示して
おり、この実施例では本発明を電子複写機の転写装置に
適用している。図1は前記複写機の要部を模式的に示し
ている。同図において、1は静電潜像担持体としての感
光体ドラムであって、アルミニウム等の金属製素管の表
面にアモルファスシリコン(a-Si)系、 その他の感
光体材料からなる感光層を形成してなるものである。
【0033】このドラム1は機械本体内においてほぼ水
平に配置され、該機械本体内に設けられた駆動系2(図
2参照)によって図上、矢印Aで示す時計回り方向へ回
転駆動される。なお、該ドラム1の回転方向は後述する
転写域において、転写用紙Pの搬送方向と順方向となる
ように設定されている。そして、このドラム表面はその
回転方向に従って帯電域3、露光域4、現像域5、転写
域6、クリーニング域7及び除電域8がその順序で設定
されている。
【0034】上記のような構成を備えた複写機において
は、帯電域3でコロナ放電等によってドラム1の表面感
光層が帯電される。帯電されたドラム表面には露光域4
において、機内に設けられた光学系(図示せず)によっ
て読み取られた原稿画像の反射光L1が照射されて静電
潜像が形成される。
【0035】この静電潜像には現像域5において、帯電
トナーが付着されてトナー像が形成される。さらに前記
ドラム1上のトナー像は後に詳述するように、転写域6
において、レジストローラ対9により、複数の矢印Bで
示す用紙搬送経路に沿って送給されてきた転写用紙(転
写用シート)Pに転写される。
【0036】転写後、ドラム表面に残存したトナーはク
リーニング域7で除去され、さらに除電域8においてド
ラム表面に除電光L2が照射されて除電され、前回の帯
電時からドラム1が丁度1回転したところで次の帯電に
備えられる。一方、転写域6でトナー像が転写された用
紙Pは定着ローラ対10へ送られ、該定着ローラ対10
間を通過する間に加熱、加圧されて該用紙P上にトナー
像が定着される。
【0037】このような構成を有する複写機において、
本実施例の転写装置は前記ドラム表面の転写域6に関し
て設けられている。図2は本発明の主要部を構成する電
荷供給手段及び搬送ローラとドラム1との配置関係を示
している。図1及び図2において、11は電荷供給手段
としての転写ローラであって、ドラム1の下方におい
て、該ドラム1の表面と用紙搬送経路Bを挟んで用紙P
の厚さよりも大きい間隙を存して近接対向する位置に、
ドラム軸と平行に配設されている。
【0038】この転写ローラ11は転写時において、ド
ラム表面に付着した帯電トナーとは逆極性の電圧が印加
されることにより、現像域5においてドラム表面に付着
した帯電トナーを用紙Pに転移させるもので、少なくと
もドラム表面のトナー像形成領域1aの軸方向長さ以上
の長さを有するローラ本体11aを回転軸11b周りに
一体的に固着してなる長軸ローラ状に形成されている。
【0039】また、該転写ローラ11のローラ本体11
aは例えば炭素やアルカリ金属を混入したポリスチレン
樹脂やウレタン樹脂のような導電性樹脂材料や導電性ゴ
ム材料等により形成することができる。図1中、12は
転写ローラ11に転写電圧を供給する電源である。
【0040】前記レジストローラ対9とドラム1との間
には上下のガイド部材13、14が用紙搬送経路Bを挟
んで対向する状態で配設され、また、転写ローラ11よ
りも用紙搬送方向下流側となる用紙搬送経路B上にはガ
イドテーブル15が配設されている。16はガイドテー
ブル15と定着ローラ対10間に配設された用紙ガイド
である。
【0041】前記下側ガイド部材14はレジストローラ
対9によって送給される用紙Pをドラム1の表面に向か
って所定の進入角度でもって当接させる方向に誘導する
もので、その上面はドラム1側に向かって上昇する一定
角度の平坦な傾斜面に形成されている。
【0042】また、上側ガイド部材13は用紙Pが移動
中、下側ガイド部材14から遊離することを防止すると
ともに、現像域5からトナーが落下した場合に該トナー
が転写前の用紙P上に落下、付着するのを防止するもの
で、ドラム1に近づくほど下側ガイド部材14に接近す
るように傾斜させてある。さらに、ガイドテーブル15
は転写ローラ11と近接して配置され、その上面はドラ
ム1の下端よりも更に低い位置に設定されている。
【0043】このような構成において本実施例では、用
紙搬送経路B上で、且つ、ドラム1と非接触状態で近接
する位置に搬送ローラ17を設けている。この搬送ロー
ラ17は下側ガイド部材14に案内されてドラム表面へ
送られる用紙Pを該ドラム表面と接触する方向に強制搬
送するために設けられたもので、具体的には下側ガイド
部材14の傾斜上面とドラム表面との間で、該ドラム表
面に可及的に近接する位置に配設されており、ドラム表
面の周速度と等しい周速度で逆転駆動され、その周面上
部が用紙Pの裏面に転接するように構成されている。
【0044】また、この搬送ローラ17は導電性シリコ
ンゴム等の比較的摩擦係数の大きい材料により形成され
ている。さらに、該搬送ローラ17は転写ローラ11と
同様にドラム表面のトナー像形成領域1aの軸方向長さ
以上の長さにわたって設けることが必要であるが、その
態様としては例えば図2に示すように、1本のローラ体
で構成するもの、その他、短寸の搬送ローラ状体を複数
個、同軸上で同時回転できるように構成したもの等であ
ってもよい。
【0045】また、ローラ径は用紙Pの搬送に支障がな
いものであれば、小径であるほどドラム表面に近接配置
するのに好都合である。さらに、ニードル状の小径搬送
ローラを用紙搬送経路Bに沿って複数個配列するように
したものも本発明に含まれることは勿論である。
【0046】図2において、前記駆動系2は複写機各部
の駆動源となる主モータ18と動力伝達系19とにより
構成されている。なお、図2では動力伝達系19をブラ
ックボックスでのみ示し、具体的な構造を省略してい
る。
【0047】即ち、本実施例が対象としている複写機に
おいては、主モータ18の駆動力をギア列、クラッチ機
構、リンク機構等からなる動力伝達系19を介してレジ
ストローラ対9、ドラム1、転写ローラ11及び搬送ロ
ーラ17を含む各駆動部に必要な動力を伝達しており、
且つ、該動力伝達系19においては、それぞれの駆動部
の速度比、駆動方向、駆動タイミング等を相互に連関さ
せてある。
【0048】従って、本実施例では用紙Pが搬送経路B
上をドラム表面の周速度と同一速度で移送されるよう
に、レジストローラ対9及び搬送ローラ17をそれぞれ
ドラム表面の周速度と同一周速度で、且つ、用紙Pをド
ラム側へ移動させる方向に回転駆動し、また、ドラム1
を予め設定されたタイミングで駆動するように構成され
ている。
【0049】上記構成の転写装置においては、レジスト
ローラ対9がドラム1の回転に対応して用紙Pをドラム
表面の周速度と等しい周速度で送り出すことにより、用
紙Pが下側ガイド部材14に沿ってドラム側へ案内され
る。このとき用紙Pはドラム表面に接触する直前に搬送
ローラ17の周面上部に接触し、該搬送ローラ17によ
って強制的にドラム側へドラム表面と等しい周速度で搬
送され、さらにドラム表面に当接した後、ガイドテーブ
ル15へ送られる。
【0050】この場合、用紙Pはその裏面がドラム表面
の直前位置で搬送ローラ17に転接し、これによって一
定速度の搬送力が与えられて強制移送される。このとき
該用紙Pは搬送ローラ17に裏面を支持されているた
め、先端部が自重により撓曲して下垂する間もなく、ほ
ぼ搬送ローラ17との接線方向に移動し、直後に表面が
ドラム表面に当接することになる。従って、温度、湿度
等の環境条件によって用紙Pの弾力性が変化するような
場合にも、用紙Pは先端部が下垂してドラム表面から離
れる間もなく、ドラム表面に静電気力により吸着され
る。
【0051】しかも、ドラム表面に接触した状態では、
該用紙Pは表裏面をドラム表面と搬送ローラ17の周面
間に挟まれた形となるので、ドラム表面と同一周速度で
逆方向に回転している搬送ローラ17からの駆動力を受
けて一定の接触圧でもってドラム表面と位置ズレするこ
となく接触しながら搬送方向に移送されることになる。
【0052】このようにして用紙Pがドラム表面と接触
している間、転写ローラ11には電源12からドラム表
面のトナー像とは逆極性の電圧が印加されており、これ
によって発生するクーロン力によりドラム表面に付着し
ている帯電トナーが用紙Pの表面に転移する。従って、
用紙P上の転写画像に画像むらが生じることが確実に防
止される。
【0053】転写を終えた用紙Pはドラム表面から離
れ、先端部がガイドテーブル26の上面に達した後、後
端部がレジストローラ対9から離れ、その後はドラム1
の回転に従ってガイドテーブル15上に沿って移送さ
れ、さらに用紙ガイド16を経て定着ローラ対10へ送
られる。
【0054】図3は本発明の第2実施例を示している。
この実施例の転写装置は上記第1実施例装置とは搬送ロ
ーラ17の配設位置が相違している。なお、本実施例で
上記各実施例と構成が共通する部分には同一符号を付し
て重複を避けるためにその説明を省略する。
【0055】即ち、本実施例では搬送ローラ17は用紙
搬送経路B上に設けられた下側ガイド部材14の傾斜上
面の下流側端部とほぼ接触する位置に配設されており、
ドラム表面の周速度と等しい周速度で同方向に回転駆動
され、その周面上部が用紙Pの表面に転接するように構
成されている。
【0056】このような構成では、用紙搬送経路B上を
移送される用紙Pは下側ガイド部材14の下流側端部に
達したところで、該下側ガイド部材14と搬送ローラ1
7との間に挟まれ、該搬送ローラ17によってドラム表
面側へ強制搬送される。
【0057】この場合、下側ガイド部材14の下流側端
部をドラム1に可及的に近接して配置するのであり、従
って搬送ローラ17もドラム表面に近接して位置するこ
とになるので、前述の第1実施例と同様に、用紙Pは搬
送ローラ17からの駆動力を受けて一定の接触圧でドラ
ム表面と位置ズレすることなく接触しながら搬送方向に
移送されることになる。
【0058】図4は本発明の第3実施例を示している。
この実施例の転写装置は、転写ローラ11の上方に搬送
ローラ17をその周面が該転写ローラ11の周面と転接
する状態で配設したものである。なお、本実施例で上記
各実施例と構成が共通する部分には同一符号を付して重
複を避けるためにその説明を省略する。
【0059】即ち、本実施例では前記転写ローラ11を
上記各実施例のそれよりも用紙搬送方向上流側に偏位
し、しかもドラム表面とは用紙Pの厚さよりも広い間隔
を保つ位置に配設してあり、該転写ローラ11及びこれ
と転接する搬送ローラ17は、いずれもドラム表面の周
速度と等しい周速度で回転駆動される。
【0060】なお、搬送ローラ17はドラム1と同方向
に、転写ローラ11はドラム1と逆方向に回転させるこ
とは言うまでもない。また、下側ガイド部材14はその
下流側端部が両ローラ11、17の転接部と可及的に近
接するように配置し、その傾斜上面のほぼ延長線上に両
ローラ11、17の転接部が位置するようにしている。
【0061】このような構成では、用紙搬送経路B上を
移送される用紙Pは先端部が下側ガイド部材14を離れ
たところで、転写ローラ11と搬送ローラ17との間に
挟まれ、該搬送ローラ17によってドラム表面側へ強制
搬送される。
【0062】この場合、搬送ローラ17はドラム表面に
可及的に近接させることが必要であることと、転写ロー
ラ11をその周面がドラム表面に近接した所定位置に配
置する必要があることから、該転写ローラ11は小径の
ものを使用することが望ましい。
【0063】このように構成することにより、搬送ロー
ラ17はドラム表面に近接して位置することになるの
で、上記各実施例と同様に用紙Pは該搬送ローラ17に
よって一定の接触圧でもってドラム表面と位置ズレする
ことなく接触しながら搬送方向に移送されることにな
る。
【0064】ところで、前記第2実施例のように、下側
ガイド部材14上に搬送ローラ17を配設した構成で
は、搬送ローラ17と下側ガイド部材14との間を用紙
Pが通過しているときは、該ローラ17が用紙Pに転接
して本来の補助搬送機能を果たすのであるが、用紙Pが
供給されていないときや、存在しない状態では、該搬送
ローラ17が下側ガイド部材14の上面に直接接触する
ことになる。
【0065】従って、搬送ローラ17が駆動していると
きは、静止面である下側ガイド部材14の上面に搬送ロ
ーラ17が摺接して異音を発したり、あるいは摺接によ
って発生する摩擦のために搬送ローラ17に無理な負荷
トルクが加わり、該ローラ17が損傷する等の悪影響を
被るという不都合がある。
【0066】このため、本発明者等が搬送ローラ17を
下側ガイド部材14の上面から一定の空隙を存して配置
したところ、搬送ローラ17による用紙Pの補助搬送動
作は有効に作用し、しかも下側ガイド部材14とは非接
触であるため、異音の発生や搬送ローラ17に加わる負
荷トルクの増大等の悪影響を完全に排除できるという結
果が得られた。
【0067】図10〜図12は、上記のように搬送ロー
ラ17を下側ガイド部材14の平坦な上面に対して一定
の空隙を存して配置した具体的構成を示している。な
お、これらの図に示された本発明の第4実施例におい
て、上記各実施例と構成が共通する部分には同一符号を
付して重複を避けるためにその説明を省略する。
【0068】即ち、本実施例では、用紙搬送経路B上に
設けられた下側ガイド部材14の平坦な傾斜上面と対向
する位置、特にドラム表面と可及的に近接する該上面の
下流側端近傍部分と対向する位置に、搬送ローラ17を
一定の空隙gを存して配設しており、且つ、該搬送ロー
ラ17をドラム表面の周速度と等しい周速度で同方向に
回転駆動されるように構成している。
【0069】このような構成では、レジストローラ対9
の回転駆動によって用紙搬送経路B上を移送される用紙
Pは、先端部がドラム表面に到達するまでの間は搬送ロ
ーラ17と接触することなく該ローラ17と下側ガイド
部材14間を通過する。そして、用紙Pの先端がドラム
表面に当接した後は、該用紙Pはドラム表面の転写域に
沿って撓曲変形しながら静電気力により吸着して該ドラ
ム表面に密着した状態で搬送される。
【0070】このとき図10に示すように、用紙Pはド
ラム表面からの反力を受けて、該用紙自体が有する腰に
よってドラム表面と下側ガイド部材14の先端部との間
で撓曲し、これによって該用紙Pの撓曲部分が搬送ロー
ラ17に圧接し、該搬送ローラ17から搬送方向への駆
動力が付与される。
【0071】また、用紙Pの搬送が進み、図11に示す
ように、該用紙Pがレジストローラ対9を離れたとき
は、用紙Pの腰によって該用紙Pが跳ね上がって搬送ロ
ーラ17と接触するので、該ローラ17の搬送力は引き
続き用紙Pに伝達される。従って、用紙Pがレジストロ
ーラ対9から離れた後も、搬送ローラ17が用紙Pの搬
送力を補うため、該用紙Pの搬送状態はレジストローラ
対9にニップされている時点とほぼ同様に保持されるこ
とになる。
【0072】このように本実施例では、ドラム表面の用
紙Pとの当接部位と、下側ガイド部材14の先端部、及
び搬送ローラ17の設置部位との都合3点の位置関係を
適正に設定することにより、用紙Pをドラム表面と下側
ガイド部材14の先端部間で撓曲させ得るようにし、こ
れによって発生する用紙自体に生じる腰の強さを利用し
て、該用紙Pを搬送ローラ17に接触させることにより
強制送り可能としている。
【0073】図12に本実施例構成における各部の具体
的寸法の一例を示す。この図に示すものでは、ドラム1
の直径D1:30mm、転写ローラ11の直径D2:14mm、搬
送ローラ17の直径D3:6.5mmに寸法設定したもので
は、ドラム表面と下側ガイド部材先端間の間隔L1:3m
m、下側ガイド部材14の上面と転写ローラ11の周面
間の間隔L2:2.2mmに設定している。また、下側ガイド
部材14の上面と搬送ローラ17の周面間の空隙g:0.
2〜1mmに設定している。なお、該空隙gの寸法は必ずし
もその範囲に限定されるものではない。
【0074】このように各部の寸法が設定されたもので
は、ドラム表面の近傍まで用紙Pを搬送させておいて、
最終的に搬送ローラ17を離れたときには、残りの用紙
Pとドラム表面間の距離が10mm以内の短い間隔にあるの
で、用紙Pはドラム表面に静電気力で吸着されて乱れる
ことなく搬送されることになる。
【0075】なお、上記いずれの実施例においても、静
電潜像担持体として回転する感光体ドラムを使用したも
のを示したが、本発明の構成はその他、無端ベルト状感
光体を巡回回転させる方式のもの等に対応させることが
できる。また、電荷供給手段としては転写ローラのよう
な回転ローラ体でなく、ドラムとの対向位置で固定した
ものも使用することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明の転写装置
は、電荷供給手段を静電潜像担持体の表面と非接触状態
で配置することにより、転写用シート上に転移したトナ
ー像の中抜け現象や画像塵現象を防止することができる
ものでありながら、さらに搬送ローラによって転写用シ
ートに安定した搬送力を与えるとともに、その直後、該
シートを担持体表面に沿って該担持体表面と同一速度で
接触させるようにすることにより、シートを必要にして
十分な接触圧でもって担持体表面に確実に接触させるこ
とができるようにしているので、温度、湿度等の環境条
件によってシートの弾力性が変化するような場合にも、
安定した接触圧で担持体表面に接触させることができ、
シート上にむらのない良好な画像を得ることができる。
【0077】また、転写用シートの後端がレジストロー
ラ対を離れてからは、該シートはそれ自体の腰の強さに
よって前記担持体表面とガイド部材先端間で撓曲し、こ
れによって該シートの撓曲部分が搬送ローラに圧接し、
該搬送ローラから搬送方向の駆動力が付与されるので、
シートがレジストローラ対を離れた後、該シートのほぼ
後端まで静電気力によって担持体表面に吸着されるまで
の間、搬送ローラがシートの搬送力を補うことになり、
シートの後端まで安定した接触圧で担持体表面に接触さ
せることが可能になる。
【0078】また、請求項4、5によるときは、ガイド
部材の上面と一定の空隙、好ましくは 0.2mm〜1mm程度
の間隔を存して対向し、且つ、静電潜像担持体と非接触
状態で近接する位置に、前記担持体表面の移動速度と等
しい周速度で回転駆動される搬送ローラを設けているの
で、ガイド部材の上面と搬送ローラ間にシートが供給さ
れていない状態にあっても、搬送ローラがガイド部材上
面に摺接して異音を発生したり、その摺接による摩擦の
ために搬送ローラの負荷トルクが増大するといった不都
合もなく、転写時において円滑且つ静粛な運転状態を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を備えた複写機の第1実施例を模
式的に示す要部正面図。
【図2】 その要部を取り出して模式的に示す拡大斜視
図。
【図3】 本発明の第2実施例を模式的に示す要部正面
図。
【図4】 本発明の第3他の実施例を模式的に示す要部
正面図。
【図5】 コロナ転写方式を用いた従来例を模式的に示
す正面図。
【図6】 バイアスローラ転写方式を用いた従来例を模
式的に示す正面図。
【図7】 先行技術の要部を模式的に示す正面図。
【図8】 その不都合な状態を模式的に示す要部正面
図。
【図9】 別態様の上側ガイド部材を用いた場合の不都
合な状態を模式的に示す要部正面図。
【図10】 本発明の第4実施例を模式的に示す要部正
面図。
【図11】 その他の動作状態を模式的に示す要部正面
図。
【図12】 その具体的な寸法を例示するための要部正
面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(静電潜像担持体) 9 レジストローラ対 11 転写ローラ(電荷供給手段) 14 下側ガイド部材 17 搬送ローラ P 用紙(転写用シート) B 搬送経路 g 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 宏 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 幡手 泰雄 鹿児島県鹿児島市星ケ峰4丁目20番地11号 (72)発明者 橋詰 昌浩 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 上田 博之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 大桐 忠和 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写用シートの搬送方向に対し順方向に
    移動する静電潜像担持体と前記シートの搬送経路を挟ん
    で対向する位置に、前記担持体の表面に付着した帯電ト
    ナーと逆極性に帯電される電荷供給手段を前記シートの
    厚さよりも大きい間隙をおいて配設するとともに、前記
    シートの搬送経路上で、且つ、前記担持体と非接触状態
    で近接する位置に、前記転写用シートを前記担持体表面
    と接触する方向に強制搬送するための搬送ローラを配設
    し、さらに該搬送ローラを前記担持体の表面速度と等し
    い周速度で回転駆動させるローラ駆動手段を設けたこと
    を特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】 搬送ローラは、静電潜像担持体の表面と
    の接触面の反対面に転接する位置に配設されている請求
    項1の転写装置。
  3. 【請求項3】 電荷供給手段は回転自在なローラ体によ
    り構成され、搬送ローラは該ローラ体の周面と転接する
    位置に配設されている請求項1の転写装置。
  4. 【請求項4】 レジストローラ対と、静電潜像担持体
    と、この担持体表面に付着した帯電トナーと逆極性に帯
    電される電荷供給手段とを備え、前記担持体表面と電荷
    供給手段とを転写用シートの厚さよりも大きい間隙をお
    いて対向配置する一方、前記レジストローラ対と前記担
    持体との間に、前記シートを前記担持体表面に所定角度
    でもって当接させる方向に誘導するガイド部材を配設す
    ることにより、該ガイド部材の上面を経て担持体表面に
    当接したシートが前記担持体表面に沿って撓曲変形しな
    がら密着するように構成し、さらに前記ガイド部材の上
    面と一定の空隙を存して対向し、且つ、前記担持体と非
    接触状態で近接する位置に、前記担持体表面の移動速度
    と等しい周速度で回転駆動される搬送ローラを設けたこ
    とを特徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】 搬送ローラの表面とガイド部材上面との
    間隔は 0.2mm〜1mm程度に設定されている請求項5の転
    写装置。
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