JP2005128482A - プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な装置構成により低コストで、転写時において、薄い転写媒体の放電模様の発生および厚い転写媒体のゴーストの発生を防止して、安定した転写を達成することのできる、プロセスカートリッジ、および、そのプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 プロセスカートリッジ17の下側筐体54に段差部61を形成して、可撓性樹脂フィルムからなるフィルム部材60を、先端部63が撓むように後端部64を段差部61に固定し、そのフィルム部材60で用紙3を感光ドラム27に案内する。これにより、腰の弱い薄い用紙3を、感光ドラム27の回転方向における転写位置の上流側で密着させて放電を防止し、腰の強い用紙3を、フィルム部材60の先端部63が用紙3の先端が向かう方向に撓ませて、挙動異常を防止しつつ案内し、ゴーストの発生を防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、および、その画像形成装置に備えられるプロセスカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置には、通常、静電潜像の現像によりトナー像が担持される感光ドラムを備えるプロセスユニットが、画像形成装置に着脱自在に装着されている。
感光ドラムは、転写ローラに接触するように対向配置され、用紙が感光ドラムと転写ローラとの間を通過する間に、その用紙にトナー像を転写することによって、用紙に画像を形成するようにしている。
このようなトナー像の転写においては、通常、図11に示すように、プロセスユニット71の筐体72が、用紙73を感光ドラム74と転写ローラ75との間の接触部分である転写位置に案内できるように、感光ドラム74と転写ローラ75との間における用紙73の搬送方向上流側に延びるようなガイド部材76として形成されている。
しかるに、感光ドラム74と転写ローラ75との転写位置の上流側において、ガイド部材76によって案内される用紙73と感光ドラム74との間に隙間Vがあると、それらの間に放電を生ずる場合がある。そのような放電が生ずると、特に薄い用紙73においては、「ツキヌケ」と呼ばれる用紙73を貫通するような、斑点状の放電模様が現われる。
そのため、図12に示すように、用紙73の先端を、まず、感光ドラム74の回転方向における転写位置の上流側において密着させ、その後、感光ドラム74と転写ローラ75との転写位置に進入するように、ガイド部材76を、感光ドラム74に対して近接して配置するものが知られている。
また、たとえば、低湿時には、転写ニップ形成部材を転写ニップに近接して配置する一方、高湿時には、転写ニップ形成部材を転写ニップよりも上流側に離間して配置することにより、高湿時の放電やトナーの散りを防止して、転写効率を向上させることが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平11−338279号公報
しかし、図12に示すように、ガイド部材76を感光ドラム74に対して近接して配置すると、薄い用紙73は良好に案内される一方で、厚い用紙73では、たとえば、両面印刷を行なう場合、すでに1面目を印刷してカールがついた状態で2面目の印刷を行なうと、用紙73の先端部が挙動異常を起こしやすく、先端部において転写不良を生じ、その転写残が感光ドラム74の1周後にゴーストとして現れるという不具合がある。
また、転写ニップ形成部材を、転写ニップに対して近接または離間させるには、モータやカムなどの駆動機構や、駆動機構を制御するための制御機構が必要となり、装置構成が複雑となり、コストの上昇を生じる。
本発明の目的は、簡易な装置構成により低コストで、転写時において、薄い転写媒体の放電模様の発生および厚い転写媒体のゴーストの発生を防止して、安定した転写を達成することのできる、プロセスカートリッジ、および、そのプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、少なくとも像担持体を備え、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、転写媒体を前記像担持体に向けて案内するための案内部材を備え、その案内部材は、前記像担持体に近接する先端部が撓むように構成され、先端部とは反対側の後端部が位置固定されていることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材の後端部が位置固定される一方、先端部が撓むように構成されているので、薄い転写媒体を案内する場合においては、その薄い転写媒体の腰が弱いために、その薄い転写媒体の先端が像担持体に当接しても、案内部材は、あまり撓まずに、そのまま、薄い転写媒体を像担持体に密着させて転写位置へ案内することができる。そのため、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を防止することができる。また、厚い転写媒体を案内する場合においては、その厚い転写媒体の先端が像担持体に当接すると、案内部材は、厚い転写媒体の腰が強いために、その厚い転写媒体の先端が向かう方向に対応して撓み、その厚い転写媒体の先端を、折れることのないように転写位置へ案内することができる。そのため、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記案内部材の前記先端部の撓みを利用して、前記像担持体に対する前記転写媒体の先端の当接位置を設定するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材の先端部の撓みを利用して、薄い転写媒体と厚い転写媒体とで、それらの先端の像担持体に対する当接位置を、それぞれ設定することができる。そのため、案内部材の先端部の像担持体に対する当接位置を機械的に設定するための駆動機構を用いることなく、低コストで、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生、および、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を、確実に防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記案内部材は、可撓性部材と、その可撓性部材を保持する保持部材とにより構成され、前記保持部材は、プロセスカートリッジの筐体に対して固定であり、前記案内部材の先端部は前記可撓性部材のみによって構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材は、プロセスカートリッジの筐体に対して固定されている保持部材によって保持されているため、その可撓性部材の先端部のみによって構成されている案内部材の先端部は、後端部が確実に固定された状態で、自由に撓むことができる。そのため、簡単な構成により、薄い転写媒体および厚い転写媒体を、それぞれに対応して確実に案内することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記保持部材は、プロセスカートリッジの筐体の一部を構成していることを特徴としている。
このような構成によると、保持部材が、プロセスカートリッジの筐体の一部であるため、可撓性部材を安定して保持することができ、また、専用の保持部材を用いる場合に比べ簡易な構成で実現できる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記像担持体と、それに対向配置される転写部材とは、前記転写媒体を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、前記像担持体の表面には現像剤像が形成されており、前記像担持体と前記転写部材との間を前記転写媒体が搬送されることにより、前記転写媒体上に前記現像剤像が転写されることを特徴としている。
このような構成によると、転写媒体は、像担持体と転写部材との間で搬送されながら、像担持体の表面に形成される現像剤像が転写される。そのため、上記案内部材により転写媒体の特性に適した搬送が像担持体および転写部材に対して行なわれることで、精度のよい転写を達成することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3ないし5のいずれかに記載の発明において、前記保持部材には、前記可撓性部材を保持するための段差部が設けられ、前記可撓性部材の前記先端部とは反対側の後端部が、前記段差部に支持されるように構成されており、その段差部に前記後端部を支持させた時の可撓性部材の上面が、前記段差部の高さと同一またはそれ以下になるように前記段差部の高さが設定されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材の上面が段差部の高さと同一またはそれ以下であるため、案内部材に搬送されてきた転写媒体が、段差部と可撓性部材との境界で引っ掛かることなく、円滑に搬送される。そのため、転写媒体を円滑に案内することができる。
なお、段差部に対して、可撓性部材を接着層を介して取り付けるような場合、その接着層の厚みも考慮して、段差部の高さを設定する必要がある。
また、請求項7に記載の発明は、請求項3ないし6のいずれかに記載の発明において、前記保持部材の前記段差部に対して、前記転写媒体の搬送方向上流側には、リブ部材が設けられており、そのリブ部材における前記転写媒体の搬送方向下流側の先端部が、前記段差部における前記転写媒体の搬送方向上流側の高さと略同じ高さで設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、リブ部材における転写媒体の搬送方向下流側の先端部が、段差部における転写媒体の搬送方向上流側の高さと略同じ高さで設けられているので、段差部に搬送されてきた転写媒体が、リブ部材と段差部と境界で引っ掛かることなく、円滑に搬送される。そのため、転写媒体を円滑に搬送することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項3ないし7のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向と平行する方向のヤング率Eと、前記像担持体の長手方向と平行する方向で、かつ前記可撓性部材の最も広い面に垂直な向きの断面二次モーメントIとの積EIが、3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲となるように、形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材のヤング率Eと断面二次モーメントIとの積EIが、3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲であるので、可撓性部材は、保持部材に保持された状態で、転写媒体の厚さに応じて良好に撓むことができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材は、プレス加工により裁断することにより所定形状に形成され、そのプレス加工において先に裁断刃と接触する側の面を表面、その反対側の面を裏面とした場合に、前記表面が前記転写媒体と接触するように配置し、前記裏面が前記保持部材の前記段差部に対向するように配置することを特徴としている。
このような構成によると、表面がプレス加工のだれ面とされるので、転写媒体を、可撓性部材に引っ掛かけることなく、円滑に案内することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9いずれかに記載の発明において、前記案内部材における転写媒体の搬送方向と直交し、前記像担持体の軸方向と略平行な方向の幅Wgが、前記転写媒体の最大幅Wpに対して下記の関係を満たすことを特徴としている。
Wg≧Wp−0.04 (m)
このような構成によると、転写媒体を、その幅方向において均等に案内することができる。そのため、転写媒体の幅方向における均一な転写を達成することができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、前記案内部材の先端部の長さが、1mm以上であることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材の先端部の長さが1mm以上であるため、転写媒体の厚みに応じた十分な撓みを確保することができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の発明において、前記案内部材の先端部の端縁が、前記像担持体と接触しないように設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材の先端部の端縁が像担持体と接触しないので、これらの接触による摩擦抵抗の発生、それに起因する摩耗や損傷を防止することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の発明において、前記案内部材は、前記像担持体と前記転写媒体との接触角度θがθ<90°となるように案内可能な位置に、設けられていることを特徴としている。
像担持体と転写媒体との接触角度が90°であると、転写媒体が像担持体に接触したときには、その先端がジャムとなり、また、接触角度が90°を超えると、接触部分に対して転写位置の反対側に案内されようになる。
しかし、このような構成によると、転写媒体が像担持体に接触したときには、像担持体と転写媒体との接触角度θがθ<90°となるように案内されるので、転写媒体を転写位置へ円滑に案内することができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項5ないし13のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材の先端部の端縁は、前記像担持体と前記転写部材との接触部分と、前記案内部材よりも前記転写媒体の搬送方向上流側に配置され、かつ互いに対向配置される2つのレジスト手段の接触部分とを結ぶ線分に対して、上側に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材の先端部の端縁が、像担持体と転写部材との接触部分と2つのレジスト手段の接触部分とを結ぶ線分に対して、上側に配置されるので、転写媒体を、像担持体の移動方向における像担持体と転写部材との接触部分の上流側に向かって案内することができる。そのため、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を、確実に防止することができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項3ないし14のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材が、絶縁性材料から形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が絶縁性材料から形成されているので、像担持体からの転写媒体を介する導電を防止することができる。そのため、現像剤像の確実な転写を達成することができる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項3ないし15のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向と直交する幅方向において、分割して形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が転写媒体の搬送方向と直交する幅方向において分割して形成されているので、転写媒体の搬送時の摩擦抵抗を低減することができ、円滑な案内を達成することができる。
また、請求項17に記載の発明は、請求項3ないし15のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びた切れ目が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が、薄く、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向に細長く形成されている場合に、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに生じる皺を、切れ目で吸収することができる。そのため、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。
また、可撓性部材の先端部が、切れ目によって、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向において複数の部分に分割されるので、幅方向に狭い転写媒体の搬送時に、可撓性部材を転写媒体と接触する部分だけで撓ませることができ、可撓性部材の全体が撓むのを防止することができる。そのため、幅狭な転写部材を連続搬送した場合に、可撓性部材の全体にくせが付くのを抑制することができ、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
また、請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記可撓性部材は、前記切れ目の前記後端部側の端部に形成され、前記切れ目からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が切れ目の端部から裂けるのを防止することができる。
また、請求項19に記載の発明は、請求項3ないし15のいずれかに記載の発明において、前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びたスリット状の切り込み部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が、薄く、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向に細長く形成されている場合に、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに生じる皺を、切り込み部で吸収することができる。そのため、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。
また、切り込み部に幅を持たせれば、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを防止することができる。
さらに、可撓性部材の先端部が、切り込み部によって、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向において複数の部分に分割されるので、幅方向に狭い転写媒体の搬送時に、可撓性部材を転写媒体と接触する部分だけで撓ませることができ、可撓性部材の全体が撓むのを防止することができる。そのため、幅狭な転写部材を連続搬送した場合に、可撓性部材の全体にくせが付くのを抑制することができ、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記切り込み部は、平面視略矩形状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを防止することができる。
また、請求項21に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記切り込み部は、平面視略V字状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分の先端部間が離れるので、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを一層防止することができる。
また、請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発明において、前記可撓性部材は、前記切り込み部の前記後端部側の端部に形成され、前記切り込み部からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、切り込み部が平面視略V字状に形成されている場合に、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを確実に防止することができる。
また、請求項23に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記切り込み部は、平面視略U字状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、切り込み部の端部から可撓性部材が裂けるのを防止することができる。
また、請求項24に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1ないし23のいずれかに記載のプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジにおいて前記像担持体から前記転写媒体へ転写された現像剤像を、定着させるための定着手段とを備えたことを特徴としている。
このようなプロセスカートリッジを備えれば、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を防止することができ、また、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を防止することができる。そのため、安定した画像形成を達成することができる。
また、請求項25に記載の発明は、画像形成装置であって、像担持体と、転写媒体を前記像担持体に向けて案内するための案内部材とを備え、その案内部材は、前記像担持体に近接する先端部が撓むように構成され、先端部とは反対側の後端部が位置固定されていることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材の後端部が位置固定される一方、先端部が撓むように構成されているので、薄い転写媒体を案内する場合においては、その薄い転写媒体の腰が弱いために、その薄い転写媒体の先端が像担持体に当接しても、案内部材は、あまり撓まずに、そのまま、薄い転写媒体を像担持体に密着させて転写位置へ案内することができる。そのため、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を防止することができる。また、厚い転写媒体を案内する場合においては、その厚い転写媒体の先端が像担持体に当接すると、案内部材は、厚い転写媒体の腰が強いために、その厚い転写媒体の先端が向かう方向に対応して撓み、その厚い転写媒体の先端を、折れることのないように転写位置へ案内することができる。そのため、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を防止することができる。
また、請求項26に記載の発明は、請求項25に記載の発明において、前記案内部材は、前記転写媒体の搬送方向と平行する方向のヤング率Eと、前記像担持体の長手方向と平行する方向で、かつ前記先端部の最も広い面に垂直な向きの断面二次モーメントIとの積EIが、3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲となるように、形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材のヤング率Eと断面二次モーメントIとの積EIが、3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲であるので、案内部材は、転写媒体の厚さに応じて良好に撓むことができる。
また、請求項27に記載の発明は、請求項25または26に記載の発明において、前記案内部材は、前記転写媒体の搬送方向と直交する幅方向において、分割して形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、案内部材が転写媒体の搬送方向と直交する幅方向において分割して形成されているので、転写媒体の搬送時の摩擦抵抗を低減することができ、円滑な案内を達成することができる。
また、請求項28に記載の発明は、請求項25ないし27のいずれかに記載の発明において、前記案内部材は、可撓性部材と、その可撓性部材を保持する保持部材とにより構成され、前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びた切れ目が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が、薄く、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向に細長く形成されている場合に、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに生じる皺を、切れ目で吸収することができる。そのため、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。
また、可撓性部材の先端部が、切れ目によって、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向において複数の部分に分割されるので、幅方向に狭い転写媒体の搬送時に、可撓性部材を転写媒体と接触する部分だけで撓ませることができ、可撓性部材の全体が撓むのを防止することができる。そのため、幅狭な転写部材を連続搬送した場合に、可撓性部材の全体にくせが付くのを抑制することができ、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
また、請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、前記案内部材は、前記切れ目の前記後端部側の端部に形成され、前記切れ目からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が切れ目の端部から裂けるのを防止することができる。
また、請求項30に記載の発明は、請求項28または29に記載の発明において、前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びたスリット状の切り込み部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が、薄く、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向に細長く形成されている場合に、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに生じる皺を、切り込み部で吸収することができる。そのため、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。
また、切り込み部に幅を持たせれば、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを防止することができる。
さらに、可撓性部材の先端部が、切り込み部によって、転写媒体の搬送方向に直交する幅方向において複数の部分に分割されるので、幅方向に狭い転写媒体の搬送時に、可撓性部材を転写媒体と接触する部分だけで撓ませることができ、可撓性部材の全体が撓むのを防止することができる。そのため、幅狭な転写部材を連続搬送した場合に、可撓性部材の全体にくせが付くのを抑制することができ、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
また、請求項31に記載の発明は、請求項30に記載の発明において、前記切り込み部は、平面視略矩形状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを防止することができる。
また、請求項32に記載の発明は、請求項30に記載の発明において、前記切り込み部は、平面視略V字状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分の先端部間が離れるので、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを一層防止することができる。
また、請求項33に記載の発明は、前記案内部材は、前記切り込み部の前記後端部側の端部に形成され、前記切り込み部からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、切り込み部が平面視略V字状に形成されている場合に、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを確実に防止することができる。
また、請求項34に記載の発明は、請求項30に記載の発明において、前記切り込み部は、平面視略U字状に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、切り込み部の端部から可撓性部材が裂けるのを防止することができる。
請求項1に記載の発明によれば、簡易な装置構成により低コストで、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を防止することができ、また、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を防止することができる。その結果、安定した転写を達成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、案内部材の先端部の像担持体に対する当接位置を機械的に設定するための駆動機構を用いることなく、低コストで、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生、および、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を、確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、簡単な構成により、薄い転写媒体および厚い転写媒体を、それぞれに対応して確実に案内することができる。
請求項4に記載の発明によれば、可撓性部材を安定して保持することができ、また、専用の保持部材を用いる場合に比べ簡易な構成で実現できる。
請求項5に記載の発明によれば、上記案内部材により転写媒体の特性に適した搬送が像担持体および転写部材に対して行なわれることで、精度のよい転写を達成することができる。
請求項6に記載の発明によれば、転写媒体を円滑に案内することができる。
請求項7に記載の発明によれば、転写媒体を円滑に搬送することができる。
請求項8に記載の発明によれば、可撓性部材が、保持部材に保持された状態で、転写媒体の厚さに応じて良好に撓むことができる。
請求項9に記載の発明によれば、転写媒体を可撓性部材に引っ掛かけることなく、円滑に案内することができる。
請求項10に記載の発明によれば、転写媒体の幅方向における均一な転写を達成することができる。
請求項11に記載の発明によれば、転写媒体の厚みに応じた十分な撓みを確保することができる。
請求項12に記載の発明によれば、案内部材の先端部の端縁と像担持体と接触による摩擦抵抗の発生、それに起因する摩耗や損傷を防止することができる。
請求項13に記載の発明によれば、転写媒体を転写位置へ円滑に案内することができる。
請求項14に記載の発明によれば、転写媒体を、像担持体の移動方向における像担持体と転写部材との接触部分の上流側に向かって案内することができ、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を、確実に防止することができる。
請求項15に記載の発明によれば、現像剤像の確実な転写を達成することができる。
請求項16に記載の発明によれば、転写媒体の搬送時の摩擦抵抗を低減することができ、円滑な案内を達成することができる。
請求項17に記載の発明によれば、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。また、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
請求項18に記載の発明によれば、可撓性部材が切れ目の端部から裂けるのを防止することができる。
請求項19に記載の発明によれば、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。また、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを防止することができる。さらに、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
請求項20に記載の発明によれば、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを防止することができる。
請求項21に記載の発明によれば、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを一層防止することができる。
請求項22に記載の発明によれば、切り込み部が平面視略V字状に形成されている場合に、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを確実に防止することができる。
請求項23に記載の発明によれば、切り込み部の端部から可撓性部材が裂けるのを防止することができる。
請求項24に記載の発明によれば、安定した画像形成を達成することができる。
請求項25に記載の発明によれば、簡易な装置構成により低コストで、薄い転写媒体の放電による放電模様の発生を防止することができ、また、厚い転写媒体の先端が折れることによるゴーストの発生を防止することができる。その結果、安定した画像形成を達成することができる。
請求項26に記載の発明によれば、案内部材が転写媒体の厚さに応じて良好に撓むことができる。
請求項27に記載の発明によれば、転写媒体の搬送時の摩擦抵抗を低減することができ、円滑な案内を達成することができる。
請求項28に記載の発明によれば、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。また、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
請求項29に記載の発明によれば、可撓性部材が切れ目の端部から裂けるのを防止することができる。
請求項30に記載の発明によれば、可撓性部材に皺を生じることなく、可撓性部材を保持部材に対して精度良く取り付けることができる。また、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを防止することができる。さらに、可撓性部材の耐久信頼性の向上を図ることができる。
請求項31に記載の発明によれば、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを防止することができる。
請求項32に記載の発明によれば、可撓性部材を保持部材に取り付けるときに、可撓性部材の切り込み部を挟んで対向する部分が互いに重なるのを一層防止することができる。
請求項33に記載の発明によれば、切り込み部が平面視略V字状に形成されている場合に、可撓性部材が切り込み部の端部から裂けるのを確実に防止することができる。
請求項34に記載の発明によれば、切り込み部の端部から可撓性部材が裂けるのを防止することができる。
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、転写媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10および11と、紙粉取りローラ10および11に対し用紙3の搬送方向下流側(以下、用紙3の搬送方向下流側または上流側を、単に、下流側または上流側という場合がある。)に設けられるレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8および給紙パット9は、互いに対向状に配設され、給紙パット9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。
用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10および11によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に搬送される。レジストローラ12は、互いに対向する1対のローラから構成されており、用紙3をレジスト後に、画像形成位置に送るようにしている。なお、画像形成位置は、用紙3に感光ドラム27上の現像剤像を転写する転写位置であって、本実施形態では感光ドラム27と転写ローラ30との接触位置である。
なお、このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25とを備えている。マルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25は、互いに対向状に配設され、マルチパーパス側給紙パット25の裏側に配設されるばね26によって、マルチパーパス側給紙パット25がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって押圧されている。
マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパーパス側給紙パット25とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、定着手段としての定着部18などを備えている。
スキャナ部16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22、23および24などを備えている。レーザ発光部からの発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22および23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射して、後述するプロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される筐体51と、その筐体51内に、現像カートリッジ28、像担持体としての感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写部材としての転写ローラ30および導電性ブラシ52とを備えている。
筐体51は、用紙3の通過経路を挟んで、上側筐体53と下側筐体54とを備えている。上側筐体53には、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および導電性ブラシ52が収容され、現像カートリッジ28が着脱自在に装着される。また、下側筐体54には、転写ローラ30が収容されている。
現像カートリッジ28は、筐体51に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。
トナーホッパ34内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、略球状をなし、流動性が極めて良好である。なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
そして、トナーホッパ34内のトナーは、トナーホッパ34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36により攪拌されて、トナーホッパ34の側部に開口されたトナー供給口37から放出される。なお、トナーホッパ34の側壁には、トナーの残量検知用の窓38が設けられており、回転軸35に支持されたクリーナ39によって清掃される。
トナー供給口37の側方位置には、供給ローラ33が回転可能に配設されており、また、この供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が回転可能に配設されている。これら供給ローラ33と現像ローラ31とは、それぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。
現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ31には、現像時に、現像バイアスが印加される。
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおいて現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、供給ローラ33の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ31に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の矢印方向(反時計方向)への回転に伴なって、層厚規制ブレード32の押圧部40と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で、上側筐体53に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分がポリカーボネートからなる正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置され、上側筐体53に支持されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
また、導電性ブラシ52は、感光ドラム27の側方位置(現像ローラ31と反対側の側方位置)において、感光ドラム27に対向配置されている。この導電性ブラシ52は、ブラシの先端が感光ドラム27の表面に接触するような状態で、上側筐体53に固定されている。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向するように配置され、下側筐体54に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、イオン導電性タイプの転写ローラであって、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。この転写ローラ30には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像により現像剤像が形成される。
その後、感光ドラム27と転写ローラ30とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム27の表面に担持されている現像剤像が用紙3上に転写される。このように、用紙3を、感光ドラム27と転写ローラ30との間で搬送しながら、感光ドラム27の表面に担持されている現像剤像を転写すれば、後述するフィルム部材60により用紙3の特性に適した搬送が感光ドラム27および転写ローラ30に対して行なわれることで、精度のよい転写を達成することができる。
なお、転写後に、用紙3との接触によって感光ドラム27の表面に付着した紙粉は、その感光ドラム27の表面が、感光ドラム27の回転に伴って、導電性ブラシ51のブラシと対向した時に、そのブラシによって除去される。
定着部18は、プロセスカートリッジ17の側方下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向配置され加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。
加熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45に送られて、その排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
また、このレーザプリンタ1では、転写ローラ30によって用紙3に転写された後に感光ドラム27の表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ31によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収するようにしている。このようなクリーナレス方式によって感光ドラム27上に残存するトナーを回収すれば、トナークリーナ装置や廃トナーの貯留部が不要となり、装置構成の簡略化を図ることができる。
また、このレーザプリンタ1には、用紙3の両面に画像を形成するために、反転搬送部47が設けられている。この反転搬送部47は、排紙ローラ45と、反転搬送パス48と、フラッパ49と、複数の反転搬送ローラ50とを備えている。
排紙ローラ45は、1対のローラからなり、正回転および逆回転の切り換えができるように構成されている。この排紙ローラ45は、上記したように、排紙トレイ46上に用紙3を排紙する場合には、正方向に回転するが、用紙3を反転させる場合には、逆方向に回転する。
反転搬送パス48は、排紙ローラ45から画像形成位置の下方に配設される複数の反転搬送ローラ50まで用紙3を搬送することができるように、上下方向に沿って設けられており、その上流側端部が、排紙ローラ45の近くに配置されるとともに、その下流側端部が、反転搬送ローラ50の近くに配置されている。
フラッパ49は、排紙パス44と反転搬送パス48との分岐部分に臨むように、揺動可能に設けられており、図示しないソレノイドの励磁または非励磁により、排紙ローラ45によって反転された用紙3の搬送方向を、排紙パス44に向かう方向から、反転搬送パス48に向かう方向に切り換えることができるように構成されている。
反転搬送ローラ50は、給紙トレイ6の上方において、略水平方向に複数設けられており、最も上流側の反転搬送ローラ50が、反転搬送パス48の後端部の近くに配置されるとともに、最も下流側の反転搬送ローラ50が、レジストローラ12の下方に配置されるように設けられている。
そして、用紙3の両面に画像を形成する場合には、この反転搬送部47が、次のように動作される。すなわち、一方の面に画像が形成された用紙3が搬送ローラ43によって排紙パス44から排紙ローラ45に送られてくると、排紙ローラ45は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、この用紙3を一旦外側(排紙トレイ46側)に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側に送られ、用紙3の後端が排紙ローラ45に挟まれた時に、正回転を停止する。次いで、排紙ローラ45は、逆回転するとともに、フラッパ49が、用紙3が反転搬送パス48に搬送されるように、搬送方向を切り換えて、用紙3を前後逆向きの状態で反転搬送パス48に搬送するようにする。なお、フラッパ49は、用紙3の搬送が終了すると、元の状態、すなわち、搬送ローラ43から送られる用紙3を排紙ローラ45に送る状態に切り換えられる。
次いで、反転搬送パス48に逆向きに搬送された用紙3は、反転搬送ローラ50に搬送され、この反転搬送ローラ50から、上方向に反転されて、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12に搬送された用紙3は、裏返しの状態で、再び、所定のレジスト後に、画像形成位置に向けて送られ、これによって、用紙3の両面に画像が形成される。
そして、このようなレーザプリンタ1において、プロセスカートリッジ17の下側筐体54は、図2に示すように、転写ローラ30を受け入れる転写ローラ受入部55と、その転写ローラ受入部55の上流側に配置され、用紙3を感光ドラム27に向けて案内するための用紙案内部56とを、連続して一体的に備えている。
転写ローラ受入部55は、用紙3の搬送方向と直交する幅方向(以下、単に幅方向という。)に沿って断面凹状に形成されており、転写ローラ30は、その凹状とされた転写ローラ受入部55に受け入れられ、感光ドラム27の下方においてその感光ドラム27と接触状に対向配置された状態で、この転写ローラ受入部55内において回転可能に支持されている。
用紙案内部56は、下側筐体54の一部をなし、後端部(用紙3の搬送方向上流側となる端部、以下同じ。)から先端部(用紙3の搬送方向下流側となる端部、以下同じ。)に向かってわずかに上方に傾斜する略平板状に形成されており、案内部材である保持部材としての保持部57と、リブ部材58が設けられる導入部59とを、連続して一体的に備えている。
保持部57は、転写ローラ受入部55に対して固定され、その先端部が、転写ローラ受入部55の後端部と連続し、その後端部が、導入部59の先端部と連続するように形成され、後述するフィルム部材60を保持するための段差部61が設けられている。
この段差部61は、下方に向かって窪む断面略 L字状の段差として形成されており、図3に示すように、その段差の高さHが、段差部61にフィルム部材60の後端部64を支持させた時のフィルム部材60の上面が、段差の高さHと同一またはそれ以下になるように設定されている。
導入部59は、図2に示すように、その先端部が、保持部57の後端部と連続し、その後端部が、レジストローラ12の側方近傍に延びるように形成されている。
この導入部59には、リブ部材58が設けられている。リブ部材58は、下側筐体54の補強および用紙搬送時の摩擦抵抗低減を目的として形成され、板状をなし、用紙3の搬送方向に沿って導入部59に立設されており、導入部59の上面において、用紙3の幅方向に沿って互いに所定間隔を隔てて複数形成されている。また、各リブ部材58の先端部は、段差部61の後端部、すなわち、段差を形成している高い面と低い面とのうち高い面の方の高さと略同じ高さで設けられている。
そして、このプロセスカートリッジ17では、保持部57の段差部61に、案内部材である可撓性部材としてのフィルム部材60が支持されている。
このフィルム部材60は、絶縁性材料、たとえば、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂からなり、プレス加工により、厚さ80〜200μmの略矩形状のフィルムとして形成されている。このフィルム部材60は、用紙3の搬送方向と平行する方向のヤング率Eと、感光ドラム27の軸方向と平行する方向で、かつフィルム部材60の最も広い面に垂直な向きの断面二次モーメントIとの積EIが、3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲となるように形成されている。
そして、このフィルム部材60は、その先端部63が、感光ドラム27の近傍において撓むように、その後端部64が、段差部61の上面に、両面テープ62を介して貼着されている。従って、フィルム部材60の厚みだけでなく、両面テープ62の厚みも考慮して、段差部61の高さを設定する必要がある。
このように貼着された状態において、このフィルム部材60は、プレス加工において先に裁断刃と接触する側の面を表面、その反対側の面を裏面とした場合に、その表面、つまり、プレス加工のだれ面が用紙3と接触する上面となるように配置され、その裏面が段差部61の上面と対向する下面となるように配置されている。
また、フィルム部材60の撓み変形可能な先端部63(つまり、フィルム部材60における段差部61の上面と対向していない部分)は、その長さl(図3参照)が1mm以上に設定され、また、その端縁が、感光ドラム27と接触せず、かつ、感光ドラム27と転写ローラ30との接触部分(転写位置)と、互いに対向配置される2つのレジストローラ12の接触部分とを結ぶ線分Lに対して、上側に配置されている。
また、このフィルム部材60は、図4(a)に示すように、フィルム部材60における用紙3の搬送方向と直交し、感光ドラム27の軸方向と略平行な方向の幅、すなわち幅方向の幅Wgが、このレーザプリンタ1で画像形成可能な用紙3の最大幅Wpに対して下記の関係を満たすように設けられている。
Wg≧Wp−0.04 (m)
なお、このプロセスカートリッジ17では、上記の関係を満たすことが好適であるが、フィルム部材60は、図4(a)に示すように、用紙3の幅方向に連続して形成されていてもよく、また、図4(b)に示すように、分割して形成されていてもよい。すなわち、図4(b)では、複数のフィルム部材60が幅方向において所定間隔を隔てて並列状に設けられており、各フィルム部材60の幅Wgiの合計の幅Wgが、上記の関係を満たすことが好適である。
そして、このようにして、段差部61において支持されたフィルム部材60では、フィルム部材60の先端部63の撓みを利用して、感光ドラム27に対する用紙3の先端の当接位置を設定することができ、感光ドラム27と用紙3との接触角度θが、θ<90°となるように案内可能な位置に、設けられている。
次に、このようなプロセスカートリッジ17において、薄い用紙3および厚い用紙3を転写位置に案内する動作について詳述する。
図5には、薄い用紙3を転写位置に案内する状態が示されている。図5に示すように、このプロセスカートリッジ17では、まず、レジストローラ12から薄い用紙3が搬送されてくると、その用紙3の先端は、リブ部材58を通過して、フィルム部材60の後端部64から先端部63に到達し、その後、感光ドラム27における転写位置の上流側に当接するように案内される。
しかし、薄い用紙3は、腰が弱いために、その薄い用紙3の先端が感光ドラム27に当接しても、フィルム部材60の先端部63は、あまり撓まずに、そのまま、薄い用紙3を感光ドラム27に密着させた状態で、転写位置へ案内することができる。
そのため、薄い用紙3の先端は、感光ドラム27と転写ローラ30との転写位置の用紙3の搬送方向上流側において、感光ドラム27との間に隙間を形成せず、それらの間に放電が生じることを抑制することができる。その結果、薄い用紙3において、「ツキヌケ」と呼ばれる用紙3を貫通するような斑点状の放電模様が現われることを、フィルム部材60を設けるのみの簡易な構成により、防止することができる。
また、図6には、厚い用紙3を転写位置に案内する状態が示されている。図6に示すように、このプロセスカートリッジ17では、まず、レジストローラ12から厚い用紙3が搬送されてくると、その用紙3の先端は、リブ部材58を通過して、フィルム部材60の後端部64から先端部63に到達し、その後、感光ドラム27における転写位置の上流側に当接するように案内される。
しかし、厚い用紙3は、腰が強いために、フィルム部材60は、厚い用紙3の先端が感光ドラム27との当接により向かう下方に対応して撓み、その厚い用紙3の先端を、折れることがないように転写位置へ案内することができる。
そのため、厚い用紙3の先端においても、良好な転写を確保することができ、たとえば、両面印刷を行なう場合、すでに1面目を印刷してカールがついた状態で2面目の印刷を行なう場合でも、その2面目が印刷される用紙3の先端に、ゴーストが生じるということを、フィルム部材60を設けるのみの簡易な構成により、防止することができる。
このように、このプロセスカートリッジ17では、フィルム部材60の先端部63の撓みを利用して、薄い用紙3の放電による放電模様の発生、および、厚い用紙3の先端が折れることによるゴーストの発生を、確実に防止することができ、また、特別な駆動機構を用いる必要がないため、低コストで実現できる。
また、このプロセスカートリッジ17では、フィルム部材60の後端部64は、下側筐体54の一部を構成している固定状の保持部57によって保持されているため、フィルム部材60の先端部63は、後端部64が確実に安定して固定された状態で、自由に撓むことができる。そのため、フィルム部材60の後端部64を保持するための専用の保持部材を用いる場合に比べ、簡易な構成によりフィルム部材60の後端部64を保持して、簡単な構成により、薄い用紙3および厚い用紙3を、それぞれに対応して確実に案内することができる。
また、フィルム部材60は、保持部57において保持された状態において、その上面が、段差部61の高さH(図3参照)と同一またはそれ以下とされているので、リブ部材58からフィルム部材60に搬送されてきた用紙3が、段差部61とフィルム部材60との境界で引っ掛かることなく、円滑に搬送される。そのため、用紙3を円滑に案内することができる。
さらに、この下側筐体54では、リブ部材58の先端部が、段差部61の後端部の高さと略同じ高さで設けられているので、段差部61に搬送されてきた用紙3が、リブ部材58と段差部61と境界で引っ掛かることなく、円滑に搬送される。そのため、より一層、用紙3を円滑に搬送することができる。
しかも、フィルム部材60は、プレス加工のだれ面とされる表面が上面、それとは反対側の裏面が下面とされ、その下面が段差部61の上面と対向するように配置されているので、用紙3を、フィルム部材60の裏面の端部に引っ掛かけることなく、円滑に案内することができる。
すなわち、フィルム部材60を、プレス加工によって形成すると、図7に示すように、だれ面とされる表面と反対側の裏面の端部65が、プレス成形時に、裁断刃の剪断力により裁断され、突起状(バリ)となる。そして、そのような裏面を、用紙3と接触する上面として配置すると、その突起状の端部65(バリ)に用紙3が引っ掛かり、円滑な搬送を図ることができない。
しかし、このプロセスカートリッジ17では、上記したように、プレス加工のだれ面とされる表面が上面、それとは反対側の裏面が下面とされ、その下面が段差部61の上面と対向するように、つまり、裏面が用紙3と接触しないように、配置されているので、用紙3を、そのような裏面の端部に引っ掛かけることなく、円滑に案内することができる。
また、このフィルム部材60は、上記したヤング率Eと断面二次モーメントIとの積EIが、3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲となるように形成されているので、保持部57に保持された状態で、用紙3の厚さに応じて良好に撓むことができる。とりわけ、撓み変形可能な先端部63の長さl(図3参照)が、1mm以上に設定されているので、用紙3の厚みに応じた十分な撓みを確保することができる。
また、このフィルム部材60の先端部63の端縁は、感光ドラム27と接触せず、かつ、感光ドラム27と転写ローラ30との接触部分と、互いに対向配置される2つのレジストローラ12の接触部分とを結ぶ線分Lに対して、上側に配置されている。そのため、感光ドラム27と先端部63の端縁との接触による摩擦抵抗の発生、それに起因する摩耗や損傷を防止することができ、かつ、用紙3を、感光ドラム27の回転方向における転写位置の上流側に向かって確実に案内して、薄い用紙3の放電による放電模様の発生を、確実に防止することができる。
また、このフィルム部材60によって案内される用紙3と感光ドラム27との接触角度θが90°であると、用紙3が感光ドラム27に接触したときには、その先端がジャムとなり、また、接触角度θが90°を超えると、接触部分に対して転写位置の反対側に案内されようになる。しかし、このフィルム部材60は、用紙3と感光ドラム27との接触角度θが、θ<90°となるように案内可能な位置に設けられている。そのため、用紙3が感光ドラム27に接触したときには、用紙3と感光ドラム27との接触角度θが、90°未満となるように案内されるので、用紙3を転写位置へ向けて円滑に案内することができる。
また、このフィルム部材60は、樹脂フィルムなどの絶縁性材料から形成されているので、感光ドラム27からの用紙3を介する導電を防止することができる。そのため、現像剤像の確実な転写を達成することができる。
また、このフィルム部材60は、幅方向の幅Wgが、用紙3の最大幅Wpに対して上記した関係を満たすように設けられているので、用紙3を、その幅方向において均等に案内することができる。そのため、用紙3の幅方向における均一な転写を達成することができる。
また、上記した図4(b)で示すように、フィルム部材60を、幅方向において、分割して形成した場合には、フィルム部材60における用紙搬送時の摩擦抵抗を低減することができ、円滑な案内を達成することができる。
図8は、フィルム部材60の他の構成を示す概略平面図である。この図8に示すフィルム部材60の先端部63には、複数の切れ目81が、用紙3の搬送方向に直交する幅方向において略等間隔を隔てて並列状に形成されている。各切れ目81は、用紙3の搬送方向に沿って、フィルム部材60の先端部63の端縁(先端縁)から後端部64(図2参照)に向かう途中まで延びている。より具体的には、各切れ目81は、フィルム部材60の先端縁から後端部64に向かって、フィルム部材60の後端部64に貼着される両面テープ62の先端縁よりも所定間隔だけ先端側の位置まで延びている。
このような複数の切れ目81が形成されることによって、フィルム部材60に皺を生じることなく、フィルム部材60を保持部57(図3参照)に対して精度良く取り付けることができる。
すなわち、フィルム部材60は、厚さが80〜200μmと薄いうえに、幅方向に細長く形成されているので、保持部57に対して、フィルム部材60の幅方向両端部を位置合わせして取り付ける(貼り付ける)と、フィルム部材60の幅方向中央部の位置にずれが生じてしまう。また、保持部57に対して、フィルム部材60の幅方向一端部を位置合わせして、その幅方向一端部から幅方向他端部に向けて順に取り付けていくと、フィルム部材60の幅方向中央部の位置ずれを回避することができるが、フィルム部材60に皺が生じやすいという不具合がある。この実施形態のフィルム部材60では、複数の切れ目81が形成されているので、フィルム部材60を保持部57に対して幅方向一端部から順に取り付けていくときに生じる皺を、各切れ目81で吸収することができる。そのため、フィルム部材60に皺を生じることなく、フィルム部材60を保持部57に対して精度良く取り付けることができる。
また、フィルム部材60の先端部63が、切れ目81によって、幅方向において複数の部分に分割されるので、幅方向に狭い用紙3の搬送時に、フィルム部材60を用紙3と接触する部分だけで撓ませることができる。そのため、幅狭な用紙3を連続搬送した場合に、用紙3と接触する部分の撓みに伴なって、フィルム部材60の全体にくせが付くのを防止することができ、フィルム部材60の耐久信頼性の向上を図ることができる。
なお、切れ目81は、フィルム部材60の先端部63に、1つ(1本)だけ形成されていてもよい。また、複数の切れ目81が形成される場合に、複数の切れ目81の各間の間隔が、必ずしも幅方向において略等間隔に形成されなければならないわけではなく、互いに相違する間隔に形成されてもよい。たとえば、レーザプリンタ1で使用可能な用紙3の各種サイズに合わせて、フィルム部材60の先端部において、そのフィルム部材60上を搬送される各種サイズの用紙3の幅方向両端縁に対向する位置に、それぞれ切れ目81が形成されていてもよい。この場合、用紙3の搬送時に、より確実に、フィルム部材60を用紙3と接触する部分だけで撓ませることができる。
図9は、フィルム部材60の他の構成を示す概略平面図である。この図9において、上述の図8に示す各部に対応する部分には、図8の場合と同一の参照符号を付して示し、以下では、その部分についての詳細な説明を省略する。
図9に示すフィルム部材60では、各切れ目81の後端部64(図2参照)側の端部に分裂防止部82が形成されている。この分裂防止部82は、各切れ目81の端部において、平面視略円形状の空間として形成され、用紙3の搬送方向に沿って、フィルム部材60の用紙3に接触する上面からその反対側の下面まで貫通している。
これによって、フィルム部材60が各切れ目81の端部から裂けるのを防止することができる。
図10(a)ないし(d)は、フィルム部材60の他の構成を示す概略平面図である。これら図10(a)ないし(d)に示すフィルム部材60の先端部63には、用紙3と接触する上面に、複数のスリット状の切り込み部83が、用紙3の搬送方向に直交する幅方向において略等間隔を隔てて並列状に形成されている。各切り込み部83は、用紙3の搬送方向に沿って、フィルム部材60の先端部63の端縁(先端縁)から後端部64(図2参照)に向かう途中まで延びている。より具体的には、各切り込み部83は、フィルム部材60の先端縁から後端部64に向かって、フィルム部材60の後端部64に貼着される両面テープ62の先端縁よりも所定間隔だけ先端側の位置まで延びている。
このような複数の切り込み部83が形成されることによって、切れ目61が形成される場合と同様に、フィルム部材60に皺を生じることなく、フィルム部材60を保持部57(図3参照)に対して精度良く取り付けることができる。また、幅狭な用紙3を連続搬送した場合に、用紙3と接触する部分の撓みに伴なって、フィルム部材60の全体にくせが付くのを防止することができ、フィルム部材60の耐久信頼性の向上を図ることができる。
そのうえ、切り込み部83は、切れ目61とは異なり、用紙3の搬送方向に直交する方向に幅を有しているので、フィルム部材60を保持部57に取り付けるときに、フィルム部材60の切り込み部83を挟んで対向する部分が互いに重なるのを防止することができる。
なお、各切り込み部83は、図10(a)に示すように、平面視略矩形状に形成されていてもよいし、図10(b)に示すように、平面視略V字状に形成されていてもよいし、図10(c)に示すように、平面視略U字状に形成されていてもよい。
各切り込み部83が平面視略矩形状または平面視略U字状に形成されていれば、フィルム部材60が各切り込み部83の後端部64(図2参照)側の端部から裂けるのを防止することができる。
また、各切り込み部83が平面視略V字状に形成されていれば、フィルム部材60の切り込み部83を挟んで対向する部分の先端部間が離れるので、フィルム部材60を保持部57に取り付けるときに、フィルム部材60の切り込み部83を挟んで対向する部分が互いに重なるのを一層防止することができる。
この場合、図10(d)に示すように、切り込み部83の後端部64側の端部に分裂防止部84が形成されるのがより好適である。分裂防止部84は、各切り込み部83の端部において、平面視略円形状の空間として形成され、用紙3の搬送方向に沿って、フィルム部材60の用紙3に接触する上面からその反対側の下面まで貫通している。このような分裂防止部84が形成されることにより、フィルム部材60が各切り込み部83の最深部から裂けるのを防止することができる。
また、切り込み部83は、フィルム部材60の先端部63に、1つだけ形成されていてもよい。また、複数の切り込み部83が形成される場合に、複数の切り込み部83の各間の間隔が、必ずしも幅方向において略等間隔に形成されなければならないわけではなく、互いに相違する間隔に形成されてもよい。たとえば、レーザプリンタ1で使用可能な用紙3の各種サイズに合わせて、フィルム部材60の先端部において、そのフィルム部材60上を搬送される各種サイズの用紙3の幅方向両端縁に対向する位置に、それぞれ切り込み部83が形成されていてもよい。この場合、用紙3の搬送時に、より確実に、フィルム部材60を用紙3と接触する部分だけで撓ませることができる。
本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジの要部側断面図である。 図2に示すプロセスカートリッジの下側筐体の要部側断面図である。 図3に示す下側筐体のフィルム部材の概略平面図であって、(a)は、フィルム部材が幅方向において連続している態様、(b)は、フィルム部材が幅方向において分割されている態様である。 図3に示す下側筐体の要部側断面図であって、薄い用紙3の搬送状態を示す。 図3に示す下側筐体の要部側断面図であって、厚い用紙3の搬送状態を示す。 図3に示す下側筐体のフィルム部材の先端部の要部側断面図である。 フィルム部材の他の構成(切れ目が形成される態様)を示す概略平面図である。 フィルム部材の他の構成(切れ目の端部に分裂防止部が形成される態様)を示す概略平面図である。 フィルム部材の他の構成(切り込み部が形成される態様)を示す概略平面図であり、(a)は、切り込み部が平面視略矩形状に形成される態様を示し、(b)は、平面視略V字状に形成される態様を示し、(c)は、平面視略U字状に形成される態様を示し、(d)は、平面視略V字状の切り込み部の端部に分裂防止部が形成される態様を示す。 従来のプロセスカートリッジでの用紙の搬送状態(筐体の端部をガイド部材とする態様)を示す要部側断面図である。 従来のプロセスカートリッジでの用紙の搬送状態(ガイド部材を感光ドラムに近接させた態様)を示す要部側断面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
3 用紙
17 プロセスカートリッジ
18 定着部
27 感光ドラム
30 転写ローラ
51 筐体
54 下側筐体
57 保持部
58 リブ部材
60 フィルム部材
61 段差部
63 フィルム部材の先端部
64 フィルム部材の後端部
81 切れ目
82 分裂防止部
83 切り込み部
84 分裂防止部

Claims (34)

  1. 少なくとも像担持体を備え、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    転写媒体を前記像担持体に向けて案内するための案内部材を備え、
    その案内部材は、前記像担持体に近接する先端部が撓むように構成され、先端部とは反対側の後端部が位置固定されていることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  2. 前記案内部材の前記先端部の撓みを利用して、前記像担持体に対する前記転写媒体の先端の当接位置を設定するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記案内部材は、可撓性部材と、その可撓性部材を保持する保持部材とにより構成され、前記保持部材は、プロセスカートリッジの筐体に対して固定であり、前記案内部材の先端部は前記可撓性部材のみによって構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記保持部材は、プロセスカートリッジの筐体の一部を構成していることを特徴とする、請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 前記像担持体と、それに対向配置される転写部材とは、前記転写媒体を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、前記像担持体の表面には現像剤像が形成されており、前記像担持体と前記転写部材との間を前記転写媒体が搬送されることにより、前記転写媒体上に前記現像剤像が転写されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記保持部材には、前記可撓性部材を保持するための段差部が設けられ、前記可撓性部材の前記先端部とは反対側の後端部が、前記段差部に支持されるように構成されており、その段差部に前記後端部を支持させた時の可撓性部材の上面が、前記段差部の高さと同一またはそれ以下になるように前記段差部の高さが設定されていることを特徴とする、請求項3ないし5のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記保持部材の前記段差部に対して、前記転写媒体の搬送方向上流側には、リブ部材が設けられており、
    そのリブ部材における前記転写媒体の搬送方向下流側の先端部が、前記段差部における前記転写媒体の搬送方向上流側の高さと略同じ高さで設けられていることを特徴とする、請求項3ないし6のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向と平行する方向のヤング率Eと、前記像担持体の長手方向と平行する方向で、かつ前記可撓性部材の最も広い面に垂直な向きの断面二次モーメントIとの積EIが、
    3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲となるように、形成されていることを特徴とする、請求項3ないし7のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記可撓性部材は、プレス加工により裁断することにより所定形状に形成され、そのプレス加工において先に裁断刃と接触する側の面を表面、その反対側の面を裏面とした場合に、前記表面が前記転写媒体と接触するように配置し、前記裏面が前記保持部材の前記段差部に対向するように配置することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記案内部材における転写媒体の搬送方向と直交し、前記像担持体の軸方向と略平行な方向の幅Wgが、前記転写媒体の最大幅Wpに対して下記の関係を満たすことを特徴とする、請求項1ないし9いずれかに記載のプロセスカートリッジ。
    Wg≧Wp−0.04 (m)
  11. 前記案内部材の先端部の長さが、1mm以上であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記案内部材の先端部の端縁が、前記像担持体と接触しないように設けられていることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記案内部材は、前記像担持体と前記転写媒体との接触角度θがθ<90°となるように案内可能な位置に、設けられていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  14. 前記可撓性部材の先端部の端縁は、前記像担持体と前記転写部材との接触部分と、前記案内部材よりも前記転写媒体の搬送方向上流側に配置され、かつ互いに対向配置される2つのレジスト手段の接触部分とを結ぶ線分に対して、上側に配置されていることを特徴とする、請求項5ないし13のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  15. 前記可撓性部材が、絶縁性材料から形成されていることを特徴とする、請求項3ないし14のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  16. 前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向と直交する幅方向において、分割して形成されていることを特徴とする、請求項3ないし15のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  17. 前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びた切れ目が形成されていることを特徴とする、請求項3ないし15のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  18. 前記可撓性部材は、前記切れ目の前記後端部側の端部に形成され、前記切れ目からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴とする、請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びたスリット状の切り込み部が形成されていることを特徴とする、請求項3ないし15のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  20. 前記切り込み部は、平面視略矩形状に形成されていることを特徴とする、請求項19に記載のプロセスカートリッジ。
  21. 前記切り込み部は、平面視略V字状に形成されていることを特徴とする、請求項19に記載のプロセスカートリッジ。
  22. 前記可撓性部材は、前記切り込み部の前記後端部側の端部に形成され、前記切り込み部からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴とする、請求項21に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 前記切り込み部は、平面視略U字状に形成されていることを特徴とする、請求項19に記載のプロセスカートリッジ。
  24. 請求項1ないし23のいずれかに記載のプロセスカートリッジと、
    前記プロセスカートリッジにおいて前記像担持体から前記転写媒体へ転写された現像剤像を、定着させるための定着手段とを備えたことを特徴とする、画像形成装置。
  25. 像担持体と、転写媒体を前記像担持体に向けて案内するための案内部材とを備え、
    その案内部材は、前記像担持体に近接する先端部が撓むように構成され、先端部とは反対側の後端部が位置固定されていることを特徴とする、画像形成装置。
  26. 前記案内部材は、前記転写媒体の搬送方向と平行する方向のヤング率Eと、前記像担持体の長手方向と平行する方向で、かつ前記先端部の最も広い面に垂直な向きの断面二次モーメントIとの積EIが、
    3.49×10−5≦EI≦1.18×10−3の範囲となるように、形成されていることを特徴とする、請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 前記案内部材は、前記転写媒体の搬送方向と直交する幅方向において、分割して形成されていることを特徴とする、請求項25または26に記載の画像形成装置。
  28. 前記案内部材は、可撓性部材と、その可撓性部材を保持する保持部材とにより構成され、
    前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びた切れ目が形成されていることを特徴とする、請求項25ないし27のいずれかに記載の画像形成装置。
  29. 前記案内部材は、前記切れ目の前記後端部側の端部に形成され、前記切れ目からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴とする、請求項28に記載の画像形成装置。
  30. 前記可撓性部材は、前記転写媒体の搬送方向に沿って、前記可撓性部材の先端部の端縁から、前記先端部とは反対側の後端部に向かう途中まで延びたスリット状の切り込み部が形成されていることを特徴とする、請求項28または29に記載の画像形成装置。
  31. 前記切り込み部は、平面視略矩形状に形成されていることを特徴とする、請求項30に記載の画像形成装置。
  32. 前記切り込み部は、平面視略V字状に形成されていることを特徴とする、請求項30に記載の画像形成装置。
  33. 前記可撓性部材は、前記切り込み部の前記後端部側の端部に形成され、前記切り込み部からの前記可撓性部材の分裂を防止するための分裂防止部を備えていることを特徴とする、請求項32に記載のプロセスカートリッジ。
  34. 前記切り込み部は、平面視略U字状に形成されていることを特徴とする、請求項30に記載のプロセスカートリッジ。
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