JP2007293263A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
画像品質の低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】 ベルトに用紙3を搬送する搬送装置と、ベルト搬送面と対向配置され、搬送装置により搬送されてくる用紙3をベルトの搬送面に向けて案内する突出リブとを備え、突出リブ200は、用紙3のベルトの搬送面に当接する面の反対面に当接して、用紙3の先端のうち記録シート搬送方向と直交する幅方向の中央部がベルトの搬送面に向けて突出するように湾曲させて、用紙3の先端をベルトの搬送面に向けて案内することを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に記録シートを搬送するベルトに記録シートを案内する技術に関する。
従来より、画像形成装置において、記録シートを搬送するベルトと、ベルトの搬送面に対向配置され、ベルトにより搬送されてくる記録シート表面に画像を形成する画像形成手段を備えたものが知られている。
このような画像形成装置において、記録シート搬送方向におけるベルトの上流側から送られてくる記録シートがベルトに接触するときに、記録シートとベルト搬送面との間に空気が閉じ込められて、記録シートがベルト搬送面から部分的に浮き上がる場合がある。記録シートがこのような状態で画像形成手段まで搬送されてその表面に画像が形成されると、形成される画像の品質が低下する可能性がある。
例えば電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成手段が感光体により構成され、記録シートが感光体とベルト搬送面との間に搬送されるとともに、転写手段に転写バイアスが印加されてその記録シートの表面に現像剤像が転写(形成)されるが、記録シートがベルト搬送面から浮き上がった状態で転写が行われると、この浮き上がった部分に転写バイアスが十分に印加されずに現像剤像が転写されない所謂転写抜けが生じることにより画像品質が低下する可能性がある。
そこで例えば特許文献1に記載の画像形成装置においては、記録シート搬送方向におけるベルトの上流側に配置され、記録シートのベルト搬送面と対向する面に当接して、記録シート先端の記録シート搬送方向と直交する幅方向の中央部がベルト搬送面に向けて突出するように記録シートを湾曲させながら、その先端をベルトに案内する案内部材が設けられている。
このような構成によると、記録シートが案内部材により湾曲されながら案内されると、まずその記録シートの湾曲されて搬送面側に突出した幅方向中央部がベルト搬送面に当接し、搬送されながら次第にその当接領域が記録シートの幅方向両端側へ向けて広がって行くとともにベルト搬送面と記録シートとの間にある空気がその両端側へ追い出されるように、記録シートをベルトに導くことが可能となる。このように、記録シートとベルト搬送面にある空気が両端側へと追い出されることにより、記録シートとベルト搬送面との間に空気が閉じ込められて、記録シートが搬送面から部分的に浮き上がって画像品質が低下することを抑制することができる。
特開平11−349182号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成において、案内部材が記録シートのベルト搬送面と対向する面に当接しているので、記録シート先端が案内部材からの抗力により、ベルト搬送面から離れる方向へ反ってしまう可能性がある。さらに、記録シート先端は、ベルト搬送面から離れるようにカールした状態で案内部材に当接すると、ベルト搬送面からさらに反った状態となる。このように記録シートがその先端がベルト搬送面から反った状態でベルトに当接すると、記録シート先端側がベルト搬送面と密着せず浮いた状態となり、
記録シートと搬送面と間に空気が閉じ込められて画像品質が低下する可能性がある。
そこで、本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、画像品質の低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、記録シートを載せて搬送する搬送面を有するベルトと、ベルトと対向して配され、ベルトにより搬送されてくる記録シート表面に画像を形成する画像形成手段と、ベルトに記録シートを搬送する搬送手段と、搬送面と対向配置され、搬送手段により搬送されてくる記録シートをベルトの搬送面に向けて案内する案内部材とを備え、搬送手段は、記録シートの先端を、案内部材に向けて送り、案内部材は、記録シートのベルトの搬送面に当接する面の反対面に当接して、記録シートの先端のうち記録シート搬送方向と直交する幅方向の中央部をベルトの搬送面に向けて突出するように湾曲させて、記録シートの先端をベルトの搬送面に向けて案内することを特徴とする。
このような構成によると、記録シートが案内部材により湾曲されながら案内されると、まずその記録シートの湾曲されて搬送面側に突出した幅方向中央部がベルト搬送面に当接し、搬送されながら次第にその当接領域が記録シートの幅方向両端側へ向けて広がって行くとともにベルト搬送面と記録シートとの間にある空気がその両端側へ追い出されるように、記録シートをベルトに導くことが可能となる。
また、記録シート先端をベルト搬送面に向けて案内する案内部材が、記録シートのベルト搬送面に対向する面と反対面に当接しているので、記録シート先端はベルト搬送面から離れるように反ることが規制されるとともに、特許文献1に記載の構成に比べてより確実にベルト搬送面に当接する。この結果、記録シート先端とベルト搬送面との間に空気が閉じ込められることにより記録シート表面に形成される画像の品質が低下することを抑制することができる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1において、搬送手段は、案内部材の記録シート搬送方向における上流側に配され、記録シートをベルトへ搬送する搬送ローラと、搬送ローラから送られてくる記録シートの先端を案内部材に向けて案内するガイド部材とを有し、ガイド部材は、記録シート搬送方向の上流側から下流側へ向かうにしたがって、ベルト搬送面と直交する方向において次第にベルト搬送面から離れた後に次第に搬送面に近づくように凹状に形成されるとともに、記録シートのベルト搬送面に対向する面と反対面に当接して記録シートの先端を案内部材に向けて案内することを特徴とする。
このような構成によると、記録シートの先端は、搬送ローラにより凹状に凹んだガイド部材に送られるので、記録シートの先端は、ガイド部材の下流側に至るまで送られている間に、ガイド部材から離れづらくなり、より確実にその先端を案内部材へ案内することができる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2において、搬送ローラによる記録シートの搬送速度が、ベルトによる記録シートの搬送速度よりも大きくなるように設定されていることを特徴とする。
このような構成によると、ベルトと搬送ローラとの間で記録シートが撓んで、記録シートのベルト搬送面と対向する面と反対面が、凹状に凹んだガイド部により確実に当接しやすくなる。この結果、その面がより確実に案内部材に案内されることで、より確実にその面の記録シート搬送方向における幅方向の中央部がベルト搬送面に向けて突出され、その
面とベルト搬送面との間に空気が閉じ込められることをより確実に抑制することができる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1乃至3の何れかにおいて、案内部材は、搬送されてくる記録シートの記録シート搬送方向に直交する幅方向における中央部に対向する位置において、記録シートのベルトの搬送面と対向する面の反対面に当接するように突出するリブにより構成されたことを特徴とする。
このような構成によると、リブは、面状に広がったものに比べて、記録シートとの接触面積が小さく、記録シートへの搬送抵抗を低減することができる。この結果、記録シートのジャムが発生することをより抑制することができる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4において、リブは、リブの突出量が、記録シート搬送方向における上流側から下流側に向かうに従って、次第に増大するように形成されていることを特徴とする。
このような構成によると、滑らかに搬送することができるので、搬送抵抗が急激に大きくなってジャムが発生する可能性を抑制することができる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、案内部は、搬送されてくる記録シート表面の幅方向における中央部に対向する位置において回転可能に支持され、記録シートのベルトの搬送面と対向する面の反対面に当接するように突出する回転体を備えていることを特徴とする。
このような構成によると、回転可能に支持された回転体は、記録シートが当接したときに、その当接による力を逃がす方向へ回転することができるので、記録シートへの搬送抵抗を低減することができる。この結果、記録シートのジャムが発生することをより抑制することが可能となる。
請求項7に記載の画像形成装置は、案内部材と対向配置され、記録シートの案内部材と当接する面と反対側の面に当接することで、記録シートの先端をベルトの搬送面に向けて案内する補助案内部材を備えたことを特徴とする。
このような構成によると、記録シートが案内部材と補助案内部材との間において搬送されるので、その記録シートの挙動が安定する。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項7において、ベルトは画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられ、補助案内部材は、ベルトと一体的に設けられたことを特徴とする。
このような構成によると、補助案内部材がベルトと一体的なので、ベルトに対する位置精度がより高くなり、記録記録シートがより確実にベルト搬送面へ案内される。
また、ベルトを画像形成装置本体から取り外すことで、補助案内部材において詰まった記録シートを取り除くことがより容易となる。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1乃至8の何れかにおいて、画像形成手段は、ベルトの搬送面に対向配置され、現像剤像が形成される1つまたは複数の感光体と、感光体の表面を露光することにより、その表面に静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像が形成された感光体の表面に現像剤を供給することにより、その静電潜像を可視化された
現像剤像とする現像手段と、転写バイアスが印加され、感光体の表面に形成された現像剤像を、ベルトの搬送面にて搬送されてくる記録シートの表面に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、ベルト搬送面と記録シートとの間に空気が閉じ込められると転写抜けが発生する可能性があるが、本発明においては、上述のように記録シートとベルト搬送面との間に空気が閉じ込められにくい構成となっており、そのような転写抜けが発生することを抑制することができる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項9において、画像形成手段は、記録シート搬送方向に沿って、複数の感光体を備えたことを特徴とする。
このような構成によると、このような所謂タンデム方式の画像形成装置において、上述のようにより転写抜けを防止することができる。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項9又は10において、画像形成手段のうち、少なくとも感光体は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられたフレームに支持され、案内部材は、フレームと一体的に設けられたことを特徴とする。
このような構成によると、感光体と案内部材がフレームを介して一体的に設けられているので、案内部材の感光体に対する位置精度が向上し、感光体と対向するベルトに向けて記録シートを精度よく案内することが可能となる。
また、フレームを画像形成装置本体から取り外すことで、案内部材において詰まった記録シートを容易に取り除くことができる。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項1乃至11の何れかにおいて、バイアスが印加され、案内部材により案内されてくる記録シートをベルトの搬送面に静電吸着させる静電吸着手段を備えたことを特徴とする。
このような構成によると、記録シートがベルト搬送面に静電吸着されることで、記録シートをベルト搬送面により確実に密着させることが可能となる反面、記録シートとベルトとの間に空気が閉じ込められると、その空気の周囲においてベルトと記録シートとが密着しているので、その空気が逃げづらくなる。しかしながら、本発明においては上述のように、記録シートがベルト搬送面に接触してゆく過程において、シートとベルト搬送面との間にある空気を逃がすように構成されているので、そのように記録シートとベルト搬送面との間において空気が閉じ込められることを抑制することが可能となる。
請求項13に記載の画像形成装置は、請求項1乃至12の何れかにおいて、画像形成手段により表面に画像が形成された記録シートを反転させた後、再び搬送手段に送る再搬送機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の画像形成装置。
このような構成によると、再搬送機構により送られてきた用紙は、すでに印字された面の反対面が案内部材に当接するので、印字された面が汚れたり、その面からトナーが飛散する可能性を抑制することができる。
請求項14に記載の画像形成装置は、請求項2において、搬送ローラは、記録シートの先端補正を行う機能を備えたレジストローラであることを特徴とする。
ベルト側へ記録シートを送り出す搬送ローラが記録シートの先端補正を行うレジストロ
ーラであるため、他にレジストローラを設ける必要がなく、構成が簡単になる。
請求項15に記載の画像形成装置は、請求項1において、ガイド部材に対する記録シートの先端の当接角度が、常に45°以下となるように設定されていることを特徴とする。
ガイド部材に対する記録シートの先端の当接角度が、常に45°以下となるように設定されている。記録シートの先端がガイド部材に対し大きな当接角度で押し付けられると、記録シートにかかる負荷が大きくなり、記録シートの先端がダメージを受けるおそれがあるが、本構成によれば、記録シートの先端がガイド部材に対し常に緩やかな角度で当接するため、記録シートがダメージを受けることを防止できる。
請求項16に記載の画像形成装置は、請求項2において、搬送ローラにおける記録媒体の送り出し方向は、ベルトの搬送面に直交する方向よりも当該ベルトにおける記録媒体の搬送方向に向けて傾斜していることを特徴とする。
搬送ローラにおける記録シートの送り出し方向は、ベルトにおける記録シートの搬送面に直交する方向よりもベルトにおける記録シートの搬送方向に向けて傾斜している。これにより、装置の小型化を図った場合にも、記録シートの搬送路中における用紙の曲がりを小さく抑えることができる。
請求項17に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項16の何れかにおいて、案内部材は、搬送されてくる記録シートの表面へ向けて突出した位置と、その突出位置よりも記録シートの表面から退避した位置との間を変位可能に支持され、案内部材を突出した位置へ向けて付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする。
コシの弱い記録シートが用いられた場合、記録シートとベルト搬送面との間に空気が溜まって画像品質が低下しやすいので、記録シートを記録シートの幅方向中央部がベルト搬送面へ突出するように湾曲させるとともに、その中央部からベルトに接触させることが望ましい。
しかしながら、コシの強い記録シートが用いられた場合、記録シートのコシが強いために記録シートに皺がよりずらく、記録シートとベルト搬送面との間に空気が溜まるという問題は発生しずらい。逆に、そのようにコシの強い記録シートが所定以上の力で無理に湾曲されると、その湾曲がもとに戻りづらい場合がある。そのような記録シートが大きく湾曲した状態でベルトの搬送面へ送られると、記録シートがその搬送面へ載って転写位置へ送られても湾曲したままの状態となり、記録シートに現像剤像が正常に転写されない可能性がある。つまり、このようにコシの強い記録シートが用いられる場合は、記録シートは大きく湾曲されないことが望ましい。
そこで請求項17の発明によると、コシの弱い記録シートが案内部材に当接したときには、記録シートのコシ(弾性力)により案内部材が退避した位置へ向けて押されるが、その押す力が付勢手段の付勢力に打ち負けて、案内部材は退避した位置まで変位しない。この結果、記録シートは、案内部材により記録シートの幅方向中央部がベルト搬送面へ向けて突出するように十分に湾曲される。このようにして、記録シートとベルト搬送面との間に空気が溜まることにより、画像品質が低下することを抑制することが可能となる。
一方、コシの強い記録シートが案内部材に当接したときには、記録シートのコシ(弾性力)により案内部材が退避した位置へ向けて押されるが、その押す力が付勢手段の付勢力に打ち勝って、案内部材は退避した位置まで変位する。この結果、記録シートが過度に湾曲することを抑制することが抑制される。このようにして、コシの強い記録シートが湾曲したまま画像形成手段により画像が形成されて、その画像の品質が低下することを抑制することが可能となる。
ここで記録シートの「コシの強さ」とは、記録シートの弾性力の大きさ、あるいは変形のしづらさを指す。そのため、コシの強い記録シートは、皺がよりづらい。
請求項18に記載の画像形成装置は、請求項1乃至16の何れかにおいて、案内部材は、搬送されてくる記録シートの表面へ向けて突出した位置と、その突出位置よりも記録シートの表面から退避した位置との間を変位可能に支持され、案内部材は、記録シートしてコシの弱いシートが当接したときは突出した位置にあり、記録シートとして前記コシの弱いシートよりもコシの強いシートが当接したときは退避した位置に退避することを特徴とする。
<第1実施形態>次に本発明の第1実施形態を図1から図9を参照して説明する。図1は本実施形態の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図であり、図2は本体ケーシングから給紙トレイを引き出した状態を示す側断面図である。このレーザプリンタ1は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体の一例としての感光体ドラム42を備えた、ダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録シートの一例としての用紙3を搬送する搬送ユニット4及び、搬送ユニット4によって搬送される用紙3に対し画像を形成する画像形成手段の一例としての画像形成部5などを備えている。なお、以下の説明において、図1の紙面に向かって右側を「前側(正面側)」とし、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって上側を「上側」とし、紙面に向かって下側を「下側」とする。
搬送ユニット4は、本体ケーシング2の下部に、本体ケーシング2に対して前方へ引き出し可能に設けられている。搬送ユニット4は、ユニットフレーム7を備えており、そのユニットフレーム7の下側に、画像形成部5へ給紙するための用紙3を積載可能な薄皿状の給紙トレイ8がユニットフレーム7に対して着脱可能に設けられている。給紙トレイ8の前端部に設けられた前壁8Aは、本体ケーシング2の前面における最下位置に配されており、この前壁8Aを前側に引くことで、図2に示すように、給紙トレイ8をユニットフレーム7から取り外して単独で本体ケーシング2の前方へ引き出し可能となっている。
給紙トレイ8の底面には、用紙3を積載し、前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板(図示せず)が設けられている。給紙トレイ8の前端上方位置には、ユニットフレーム7に保持されたピックアップローラ9が設けられ、さらにその前方に同じくユニットフレーム7に保持された給紙ローラ10が設けられている。また、給紙トレイ8の前部にはバネ11の付勢力により給紙ローラ10に圧接する分離パッド12が設けられている
。さらに給紙ローラ10の斜め前上方には、一対の紙粉取りローラ13A,13Bが設けられており、これらの紙粉取りローラ13A,13Bのうち一方の紙粉取りローラ13Aはユニットフレーム7に、他方の紙粉取りローラ13Bは給紙トレイ8における前壁8A裏面の上端部に取り付けられている。
給紙トレイ8の最上位にある用紙3は、前述した用紙押圧板の付勢力によってピックア
ップローラ9に向かって押圧され、ピックアップローラ9の回転によって、給紙ローラ10と分離パッド12との間に向けて搬送開始される。そして、その用紙3は、給紙ローラ10の回転によって、給紙ローラ10と分離パッド12との間に挟まれたときに1枚ごとに捌かれて斜め前上方へと送られる。そして、その1枚の用紙3は一対の紙粉取りローラ13A,13Bによって紙粉が取り除かれた後、紙粉取りローラ13A,13Bから略上方に向かって形成されたトレイ側給紙路19(図6参照)を通過して搬送ローラの一例としてのレジストローラ17A,17Bに搬送される。本発明における搬送手段は、本実施形態においては一例として、レジストローラ17A、17Bおよび後述するガイド部材により構成される。
図3は本体ケーシングから搬送ユニットを引き出した状態を示す側断面図である。
搬送ユニット4の前端部には、前壁15が、本体ケーシング2の前面と給紙トレイ8の前壁8Aとに概ね面一状に連なるように設けられている。搬送ユニット4は、この前壁15を前側に引くことで、図3に示すように、搬送ユニット4全体を本体ケーシング2に対して前方へ引き出し可能となっている。また、前壁15の下部には、手差し用の用紙3を差し込み可能な手差し用給紙口18A(図6参照)が開口している。前壁15の内側には、搬送ローラとしての一対のレジストローラ17A,17Bが設けられており、手差し用給紙口18Aから連なる手差し側給紙路18(図6参照)と、前述の紙粉取りローラ13A,13Bから略上方に向かうトレイ側給紙路19とがレジストローラ17A,17Bの直前位置で合流している。レジストローラ17A,17Bでは、前述の両給紙路18,19から送られてくる用紙3を斜行補正した後に、給紙パス20を通してベルト29上面へ送り出す。この給紙パス20は、ユニットフレーム7の上面に一体的に形成された内側ガイド部材21と、その上方位置に対向して取り付けられたガイド部材22との間に構成され、全体として上方に凸状に湾曲した形状となっている。なお、ガイド部材22やその周囲の構成については後に詳細に説明する。
ユニットフレーム7は、内側ガイド部材21の後方位置に上方に開口した皿状のベルトユニット装着部24を備えており、ここにベルトユニット25が着脱可能に装着されている。ベルトユニット25は、上方に開口した箱状のベルトフレーム26(図6参照、図1〜図5では図示を省略している。)を備えており、ベルトユニット25を構成する各部品がその内側に収容されている。ベルトユニット25は前後に離間して平行に配された一対のベルト支持ローラ27,28と、両ローラ27,28間に掛け渡されたベルト29とを備え、後側のベルト支持ローラ28が図示しないモータの動力により回転駆動されることでベルト29が循環移動する構成になっている。前側のベルト支持ローラ27は、後側のベルト支持ローラ28よりもやや高い位置に設けられ、ベルト29の上面である用紙3の搬送面29Aは水平よりもやや後端下がりに傾斜している。ベルト29の内側には、後述するプロセスカートリッジ35の各感光体ドラム42と対向配置される4つの転写手段および静電吸着手段の一例としての転写ローラ31が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光体ドラム42と対応する転写ローラ31との間にベルト29を挟んだ状態となっている。また、ベルト29の下側には、ベルト29上に付着した残留トナーを清掃するためのクリーニングローラ32が設けられている。前述のレジストローラ17A,17Bから送り出された用紙3は、給紙パス20を通過して、ベルト29の搬送面29A前端付近に当接し、ここでベルト29の搬送面29Aに転写ローラ31に印加された転写バイアスにより静電吸着され、ベルト29の循環移動に伴って後方へ搬送される。
画像形成部5は、本体ケーシング2内におけるベルトユニット25の上方位置に設けられ、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの各色に対応する画像を形成するための、露光手段の一例としてのスキャナ部34及びプロセスカートリッジ35が前後に交互に並んで4つずつ設けられている。スキャナ部34は、図示しないレーザダイオードが発生したレーザ光Lを所定面に沿って順次方向を変えるように反射するポリゴンミラー36と、そ
のポリゴンミラー36に反射されたレーザ光Lをプロセスカートリッジ35の感光体ドラム42に向けて折り返す折返しミラー37と、そのレーザ光Lの光路に設けられたfθレンズ38とを、スキャナケース39内に収納して構成されている。各スキャナケース39は、外形が板状をなしており、それぞれ上端側が前側へ向かうように傾斜した姿勢で取り付けられている。
図4はカバーを開放した状態を示す側断面図である。
プロセスカートリッジ35は、枠状のカートリッジフレーム41の下部に、表面に感光層を有する感光体ドラム42を回転可能に備え、更にその周囲に、感光体ドラム42の表面を一様に帯電させるスコロトロン型帯電器43を備えている。また、カートリッジフレーム41には現像手段の一例としての現像カートリッジ44が着脱可能に装着されている。現像カートリッジ44は、下側に開放した箱形のケース45を備えており、このケース45は上端側が前側へ向かうように傾斜した姿勢で取り付けられている。ケース45内の上部には現像剤としての各色のトナーが収容されるトナー収容室47が形成されており、トナー収容室47内には、トナーを撹拌するためのアジテータ(図示せず)が回転可能に設けられている。また、ケース45内におけるトナー収容室47の下側には、供給ローラ48、現像ローラ49および層厚規制ブレード(図示せず)が設けられている。なお、このプロセスカートリッジ35は、本体ケーシング2に対し着脱可能とされており、図4に示すように、本体ケーシング2に対して斜め前上方へ離脱され、またその反対方向に装着されるようになっている。
トナー収容室47から放出されたトナーは、供給ローラ48の回転により現像ローラ49に供給され、このとき、供給ローラ48と現像ローラ49との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ49上に供給されたトナーは、現像ローラ49の回転に伴って、層厚規制ブレードの先端と現像ローラ49との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ49上に担持される。感光体ドラム42の表面は、その回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器43により一様に正帯電された後、スキャナ部34からのレーザ光Lの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ49の回転により、現像ローラ49上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム42に対向して接触するときに、感光体ドラム42の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム42の静電潜像は、可視像化され、感光体ドラム42の表面には反転現像によるトナー像が担持される。
その後、各感光体ドラム42の表面上に担持されたトナー像は、ベルト29によって搬送される用紙3が、感光体ドラム42と転写ローラ31との間の転写位置を通る間に、転写ローラ31に印加される転写バイアスによって、用紙3に順次転写される。トナー像が転写された用紙3は、次いで定着器51に搬送される。
定着器51は、本体ケーシング2内におけるベルト29の後方に配置されている。この定着器51は、互いに対向配置された加熱ローラ52及び加圧ローラ53等から構成され、用紙3上に転写されたトナー像を紙面に熱定着させる。そして、熱定着された用紙3は、Uターン状に折り返しつつ本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ54へ搬送される。本体ケーシング2の上面には、ヒンジ部55Aを中心に開閉可能なカバー55が設けられ、そのカバー55の上面が排紙ローラ54から排出された画像形成後の用紙3が積載される排出トレイ56になっている。また、このカバー55を開放することにより、図4に示すように、各プロセスカートリッジ35が交換可能な状態となる。
上記のように本実施形態のレーザプリンタ1では、下側から順に、本体ケーシング2内の給紙トレイ8、ベルトユニット25、画像形成部5、そして本体ケーシング2上面の排出トレイ56が、上下に積み重なるように構成されており、給紙トレイ8から前側に送り
出された用紙が、Uターン状に折り返してベルト29上を後方に搬送され、さらに後部で再び折り返して上面の排出トレイ8に至る、いわゆるS字状の搬送路を備えている。
次に搬送ユニット4におけるガイド部材22及びその周囲の構成について図6及び図7を参照してより詳細に説明する。
図6はガイド部材22の近傍を拡大して示した側断面図であり、図7はガイド部材近傍の拡大側断面図である。一対のレジストローラ17A,17Bは、互いに外径が等しく、両レジストローラ17A,17Bのニップ位置17Cはベルト29の搬送面29Aの延長線上付近に位置している(図7参照)。また、前側のレジストローラ17Bが後側のレジストローラ17Aよりもやや上側に配置されており、両レジストローラ17A,17Bの中心軸を結ぶ線と水平軸とのなす角Aは0°<A<90°の範囲に設定されている。つまり、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1(前述の中心軸を結ぶ線と直交する方向)は、垂直軸に対してベルト29側へ向けて斜め上向きに傾斜している。ここで、前述した手差し側給紙路18は、手差し用給紙口18Aの近傍ではほぼ水平であり、即ち手差し側給紙路18に対する用紙3の挿入方向D2は後方向きにほぼ水平になっている。また、手差し側給紙路18は、手差し用給紙口18Aから下流側へ行くに連れ、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1に近い角度になるように斜め後上方に向けて湾曲している。また、前述した一対の紙粉取りローラ13A,13Bによるトレイ側給紙路19への用紙3の送り出し方向D3(両紙粉取りローラ13A,13Bの中心軸を結ぶ線と直交する方向)は、垂直よりも僅かに斜め前上方向きに傾斜している。そして、トレイ側給紙路19は、下流側に行くに連れて、やはりレジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1に近い角度になるように斜め後上方に向けて若干湾曲している。レジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1は、手差し側給紙路18への用紙の挿入方向D2と、紙粉取りローラ13A,13Bによる用紙3の送り出し方向D3との中間の方向であるから、いずれの給紙路18,19を通過する用紙3についても曲がりが小さく抑えられる。従って、このような構成によれば、装置の小型化を図った場合にも、各給紙路18,19における用紙3の曲がりを小さく抑えられ、もって用紙3やレジストローラ17A,17B等にかかる負荷を抑えることができる。
また、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1は、ベルト29の搬送面29Aに直交する方向よりも搬送面29Aによる用紙3の搬送方向に向けて傾斜している。ここで、仮に、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1を、搬送面29Aに直交する方向に設定した場合には、給紙パス20中における用紙3の曲率が大きくなってしまう。また、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の送り出し方向D1を搬送面29Aと平行方向とした場合には、後述するように用紙3を給紙パス20中で所定量湾曲させようとすると、用紙3の湾曲部分における曲率がやはり大きくなってしまう。これらの場合に比べて、本構成によれば、給紙パス20内における用紙3の曲がり(曲率)をより小さく構成することができる。従って、このような構成によれば、装置の小型化を図った場合にも、給紙パス20における用紙3の曲がりを小さく抑えられ、もって用紙3やレジストローラ17A,17Bやベルト29等にかかる負荷を抑えることができる。
ガイド部材22は、合成樹脂材によって形成されており、給紙パス20に面した板状部58を備えている。この板状部58の幅寸法は、ベルトユニット25におけるベルトフレーム26の幅寸法と同程度とされている。ガイド部材22の前端下部には左右両側(幅方向両側)に一対の軸部59が突出して形成されており、各軸部59がユニットフレーム7側に設けられた軸受け部(図示せず)に保持されることで、ガイド部材22が軸部59を中心に回動可能に取り付けられている。板状部58の下面には、レジストローラ17A,17Bより送り出される用紙3の先端が摺接可能なガイド面60が形成されている。このガイド面60は
、用紙搬送方向における上流側から下流側へ行くに連れて、搬送面29Aと直交する方向において、次第に搬送面29Aから離れた後に、次第に搬送面29Aに近づくように凹状に形成されている。板状部58の下流側端部には、左右両端から下方へ向けて位置決め突起61が突設されており、この位置決め突起61の先端をベルトフレーム26の側壁26A上端面に当接させることで、ガイド部材22の下流側端部の位置決めがなされている。また、板状部58の下流側端部には、ガイド面60とは反対面側に板状部58とほぼ直交する方向へ延出した補強縁部62が全幅にわたって形成されている。これにより、ガイド部材22のベルト29側の強度が確保されている。
また、ベルト29の上方には、前述したプロセスカートリッジ35の備えるケース45の下端部45Aがベルト29の搬送面29Aに対向して配置されており、ガイド部材22の下流側端部がこのケース45の下端部45Aと搬送面29Aとの間に入り込むように配置されている。ガイド部材22の下流側端部は、ケース45の下端部45Aによって上方への変位が規制される。
ベルト29の内側には、前側のベルト支持ローラ27(最もガイド部材寄りのベルト支持ローラ)の下流側に、続いて第1色目の転写を行うための転写ローラ31が配置されている。ガイド部材22のベルト側端部は、ベルト29の搬送面29Aにおけるベルト支持ローラ27の支持位置よりも下流側の位置に、搬送面29Aから若干離間して配置されている。また、なお、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の搬送速度Vr(レジストローラ17A,17Bの外周速度にほぼ等しい)は、ベルト29における用紙3の搬送速度Vb(ベルト29の移動速度とほぼ等しい)に対し、Vr>Vbの関係にある。
内側ガイド部材21は、ユニットフレーム7の前部上面に一体に形成されており、用紙3が摺接可能で、かつガイド面60に対向するように凸状に湾曲した凸状ガイド面63を備えている。
ガイド部材22には、ガイド面60の下流側端部と隣接配置されるとともに、ベルト29の搬送面29Aに対向配置された、案内部材の一例としての突出リブ200が一体的に固定されている。
図8は図6におけるX−X矢視断面図である。
突出リブ200は、図8に示すように、ガイド部材22の幅方向中央部、つまり搬送されてくる用紙3の幅方向中央部に対向する位置において、搬送されてくる用紙3に当接するように突出して2つ設けられている。
突出リブ200の幅方向における両側においては、突出リブ200よりも小さな突出量で突出した複数の案内リブ210がガイド部材22に固定されている。
突出リブ200の突出した先端部201は、図6および図7に示すように上流側から下流側に向うにしたがって、突出量が次第に増大するように傾斜して形成されている。
内側ガイド部材21には、図6乃至図8に示すように、ガイド部材22に対向して突出する、補助案内部材の一例としての1対のリブ220および複数のリブ223が形成されている。
一対のリブ220は、図8に示すように、幅方向に沿って1対の突出リブ200との間に挟まれるように配置され、1対のリブ220の幅方向における両側には、複数のリブ2
23が固定されている。
ガイド面60により用紙3が突出リブ200に向けて案内されてくると、用紙3の搬送面29Aに対向する面の反対面の幅方向中央部が突出リブ200の先端部201に当接して、用紙3の先端のうち幅方向中央部が前記ベルトの搬送面29Aに向けて突出するように湾曲する。
このとき、リブ220および223は、用紙3の搬送面29Aと対向する面に接触して、用紙3の搬送をより安定させる。
図9は用紙先端がベルト搬送面へ接触する様子を表す模式図である。
そして、突出リブ200により案内された用紙3は、図9に示すように、幅方向中央部が搬送面29Aに向けて突出した状態で、先端を搬送面29Aに向けて移動する。
用紙3が突出リブ200により湾曲されながら案内されると、まずその用紙3の湾曲されて搬送面29A側に突出した幅方向中央部が搬送面29Aに当接し、搬送されながら次第にその当接領域が用紙3の幅方向両端側へ向けて広がって行くとともに搬送面29Aと用紙3との間にある空気がその両端側へ追い出されるように、用紙3をベルトの搬送面29Aに導くことが可能となる。
また、用紙3の先端を搬送面29Aに向けて案内する突出リブ200が、用紙3の搬送面29Aに対向する面と反対面に当接しているので、用紙3の先端は搬送面29Aから離れるように反ることが規制されるとともに、特許文献1に記載の構成に比べてより確実に搬送面29Aに当接する。この結果、用紙3の先端と搬送面29Aとの間に空気が閉じ込められることにより転写抜けが生じることを抑制し、用紙3に形成される画像の品質が低下することを抑制することができる。
また、用紙3先端の幅方向中央部をこのように湾曲させるために、先端面積が小さな突出リブ200を用いているので、仮に用紙との接触部が面状に広がったものを用いる場合に比べて、用紙3との接触面積が小さくなり、用紙3への搬送抵抗を低減することができる。この結果、用紙3が突出リブ200付近で詰まることを抑制することができる。
突出リブ200の突出した先端部201は、上流側から下流側に向うにしたがって、突出量が次第に増大するように傾斜して形成されているので、用紙3が突出リブ200に当接したときに、急激に用紙3への搬送抵抗が増加することを抑制することができる。この結果、突出リブ200付近で、用紙3が詰まることを抑制することができる。
用紙3が搬送面29Aに静電吸着されることで、用紙3を搬送面29Aにより確実に密着させることが可能となる反面、用紙3と搬送面29Aとの間に空気が閉じ込められると、その空気の周囲において搬送面29Aと用紙3とが密着しているので、その空気が逃げづらくなる。しかしながら、本発明においては上述のように、用紙3が搬送面29Aに接触してゆく過程において、用紙3と搬送面29Aとの間にある空気を逃がすように構成されているので、そのように用紙3と搬送面29Aとの間において空気が閉じ込められることを抑制することが可能となる。
また、用紙3の先端は、レジストローラ17A、17Bにより凹状に凹んだガイド面60に送られるので、用紙3の先端は、ガイド面60の下流側に至るまで送られている間に、ガイド面60から離れづらくなり、より確実に用紙3の先端を突出リブ200へ案内することができる。
また、レジストローラ17A、17Bによる用紙3の搬送速度が、ベルト29による搬
送速度よりも大きいので、ベルト29とレジストローラ17A、17Bとの間で用紙3が撓んで、用紙3の搬送面29Aと対向する面の反対面が、凹状に凹んだガイド面60により確実に当接しやすくなる。この結果、その面がより確実に突出リブ200に案内されることで、より確実にその面の幅方向の中央部が搬送面29Aに向けて突出され、その面と搬送面29Aとの間に空気が閉じ込められることをより確実に抑制することができる。
レジストローラ17A,17Bによって用紙3が送り出されると、その用紙3の先端がガイド面60の上流側端部付近に当接する。そして、レジストローラ17A,17Bが用紙3を押し出すにつれ、用紙3の先端がガイド面60に摺接しつつ下流側へ移動し、それに伴って用紙3の先端が次第に突出リブ200側へ向きを変える。ここで、本実施形態では、ガイド面60に対する用紙3の先端の当接角度Eが常に45°以下となるように設定されている。この用紙3の先端の当接角度Eは、図6に示すように、用紙3先端とその接点におけるガイド面60の法線とのなす角度をCとすると、「E=90°−C」によって求められる。用紙3の先端がガイド面60に対して大きな角度で当接すると、用紙3にかかる負荷が大きくなって用紙3の先端がダメージを受けるおそれがあるが、本構成によれば用紙3がガイド面60に対して常に緩やかな角度で当接するため用紙3にかかる負荷を小さく抑えることができる。
このようにして用紙3の先端がガイド面60に摺接しつつ下流側へ進むと、用紙3におけるその先端とレジストローラ17A,17Bによるニップ位置17Cとの中間部は、徐々に上側へ凸となるように湾曲される。そして、その用紙3の中間部とガイド面60との間には、用紙3の腰によって隙間Sができる(図6の鎖線参照)。
そして、用紙3の先端が突出リブ200の下流側端部を越えて、ベルト29の搬送面29Aに当接すると、用紙3が搬送面29A上に静電吸着して、ベルト29の移動に伴って後方へ搬送される。ここで、突出リブ200から送り出された用紙3はベルト29の搬送面29Aに対し斜め上方から当接する。即ち、突出リブ200からの用紙3の送り出し方向と搬送面29Aとのなす角度Fが0<F<30°となる。このため、レジストローラ17A,17Bからの用紙3に対する押し出し力が用紙3をベルト29の搬送面29Aに押し付けるように作用して、用紙3が搬送面29Aに対して浮き上がることなく確実に密着する。
このようにしてベルト29上に吸着した用紙3の先端は、直ぐにその下流側に配置された感光体ドラム42と第1色目の転写ローラ31との間に挟み込まれ、ここで第1色目の転写が行われる。そして、用紙3がベルト29の移動に伴って下流側へ進むにつれ、各感光体ドラム42及び転写ローラ31により順次他の各色の転写が行われる。ここで、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の搬送速度Vrがベルト29による用紙3の搬送速度Vbよりも大きいことから、レジストローラ17A,17Bとベルト29との間では徐々に用紙3がたるみ、このたるみは用紙3とガイド面60との間にできた隙間Sに逃がされる。このとき、用紙3はガイド部材22及び内側ガイド部材21により湾曲された姿勢となっているため、平面状の姿勢からたるませる場合に比べて、用紙3やレジストローラ17A,17B等にかかる負荷が少なく、容易にたるませることができる。
用紙3の後端がレジストローラ17A,17Bのニップ位置17Cを抜けると、用紙3後端が厚み方向に振動することがある。しかし、本構成では、用紙3が表裏両側に配されたガイド部材22または内側ガイド部材21に当接することによって、その振動が抑制される。従って、用紙3後端の振動が転写位置まで伝わって色ずれ等を生じることを防止できる。
図5はベルトユニットを搬送ユニットから取り外した状態を示す側断面図である。
本レーザプリンタ1においてジャム処理やベルト29の交換等を行う場合には、まず図
3に示すように、搬送ユニット4を本体ケーシング2の前側に引き出す。これにより、用紙3がベルト29上や、あるいは定着器51の周囲でジャムを起こした場合には、ジャムを解消することができる。また、用紙3が給紙パス20内やレジストローラ17A,17B付近でジャムを起こした場合には、図5に示すように、ガイド部材22の後端を持ち上げてガイド部材22を回動させ、給紙パス20を開放することで、ジャム処理を容易に行うことができる。また、ベルトユニット25の交換を行う場合には、前述のように、ガイド部材22を開放させた上で、ベルトユニット25をベルトユニット装着部24から上方に取り外して交換する。なお、用紙3が給紙ローラ10や紙粉取りローラ13A,13B付近でジャムを起こした場合には、図2に示すように、給紙トレイ8をユニットフレーム7に対して引き出すことで、ジャムを解消することができる。
以上のように本実施形態によれば、ガイド部材22は、用紙3の先端が摺接するガイド面60を備え、このガイド面60が用紙3の搬送方向下流側へ行くに連れて次第に向きを変えるように凹状に湾曲した形状となっている。この構成により、レジストローラ17A,17Bから送り出された用紙3は、その先端がガイド部材22のガイド面60に摺接しつつ下流側へ進むに連れ、先端からレジストローラ17A,17Bによるニップ位置までの部分が、次第に湾曲した姿勢となり、またその用紙3が有する腰のためにガイド面60との間に隙間が空く。これにより、用紙3を円滑に湾曲させることができる。また、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の搬送速度Vrがベルト29による搬送速度Vbよりも大きい場合には、ガイド面60との隙間に用紙3のたるみが逃がされるため、用紙3を容易にたるませることができる。従って、用紙3自体に大きな負荷を掛けることなく用紙3を安定的に搬送することができる。
また、ガイド部材22から送り出された用紙3がベルト29の搬送面29Aに対し、斜め上方から当接する。ガイド部材22から送り出された用紙3がベルト29の搬送面29Aに対し平行に当接するように構成した場合には、用紙3が搬送面29Aから浮き上がってしまう場合があるが、本構成によれば、用紙3がベルト29の搬送面29Aに押し付けられるため、用紙3を搬送面29Aに確実に密着させることができる。
また、レジストローラ17A,17Bによる用紙3の搬送速度Vrがベルト29による用紙3の搬送速度Vbに対し、Vr>Vbとなるように設定されている。これにより、ベルト29及びレジストローラ17A,17B間での用紙3の引っ張り合い等により、用紙3の搬送が不安定になって記録される画像の品質に悪影響を及ぼすことを防止できる。
また、ベルト29側へ用紙3を送り出す搬送ローラが用紙3の先端補正を行うレジストローラ17A,17Bであるため、他にレジストローラを設ける必要がなく、構成が簡単になる。
また、ガイド部材22のガイド面60に対する用紙3の先端の当接角度が、常に45°以下となるように設定されている。用紙3の先端がガイド面60に対し大きな当接角度で押し付けられると、用紙3にかかる負荷が大きくなり、用紙3の先端がダメージを受けるおそれがあるが、本構成によれば、用紙3の先端がガイド面60に対し常に緩やかな角度で当接するため、用紙3がダメージを受けることを防止できる。
また、ガイド部材22との間で用紙3の搬送路を構成する内側ガイド部材21が設けられ、この内側ガイド部材21にガイド面60に対向するように凸状に湾曲した凸状ガイド面63が形成されているため、用紙3を円滑に案内することができ、例えば用紙3の後端が厚み方向に振動した場合にもその振動を低減することができる。
また、ガイド部材22は、用紙3の搬送路である給紙パス20を開放するように移動可
能とされているため、ガイド部材22の内側で紙詰まりとなった用紙3のジャム処理が容易である。
また、レジストローラ17A,17Bにおける用紙3の送り出し方向D1は、ベルト29における用紙3の搬送面29Aに直交する方向よりもベルト29における用紙3の搬送方向に向けて傾斜している。これにより、装置の小型化を図った場合にも、給紙パス20中における用紙3の曲がりを小さく抑えることができる。
また、ガイド部材22の下流側端部にガイド面60とは反対面側に延出した補強縁部62を形成したことにより、ガイド部材22端部の強度を向上させることができる。
また、本実施形態のレーザプリンタ1によれば、ガイド面60を有するガイド部材22を備えた搬送ユニット4によって、用紙3の搬送精度が確保されるため、高品質の画像形成を行うことができる。
また、最もガイド部材22寄りに配置されたベルト支持ローラ27の下流側に続いて転写ローラ31が配置され、ガイド部材22は、用紙3の先端をベルト29におけるベルト支持ローラ27の支持位置と転写ローラ31の当接位置との間に当接させるように構成されている。これにより、ベルト支持ローラ27と転写ローラ31との間に用紙3をベルト29に押し付けるためのローラ等を設ける必要がない。従って、部品点数の削減や装置の小型化を図ることができる。
また、ガイド部材22の一部がプロセスカートリッジ35とベルト29との間に入り込むように配置することで、装置の小型化を図ることができる。ベルト29また、レジストローラ17A,17B、ガイド部材22及びベルト29を備えて構成される搬送ユニット4が本体ケーシング2に対して引き出し可能に形成されているため、ジャム処理や部品交換等のメンテナンスが容易である。
また、用紙3の搬送路をいわゆるS字状に構成することで、装置をコンパクトに構成できる。
また、本発明を各色ごとの現像カートリッジ44と感光体ドラム42とを備えたダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタに適用することで、用紙3の搬送精度が確保されるため、高品質のカラー画像形成を行うことができる。
<第2実施形態>
図10、図11を用いて第2実施形態について説明する。第1実施形態の構成と略同様の構成については省略する。
図10はガイド部材近傍の拡大側断面図であり、図11は図10におけるX−X矢視断面図である。
第1実施形態においては、用紙3の幅方向を搬送面29Aに向けて突出させるために、突出リブ200が用いられたが、本実施形態においては、その代わりに案内部材および回転体の一例としてのコロ240を用いた点が異なる。
よって、第1実施形態と同一の点については説明を省略する。
ガイド部材22には、図10および図11に示すように、ガイド面60の搬送方向下流側において隣接するとともに、搬送面29Aに対向配置された、案内部材の一例としてのコロ240が回転可能に支持されている。
コロ240は、図11に示すように、ガイド部材22の幅方向中央部において、周面241がリブ210よりも突出するように、ガイド部材22の有する軸受け243に回転軸240aを介して回転可能に支持されている。
このような構成によると、ガイド面60により用紙3がコロ240に向けて案内されてくると、用紙3の搬送面29Aに対向する面の反対面の幅方向中央部がコロ240の周面241に当接して、用紙3の先端のうち幅方向中央部が前記ベルトの搬送面29Aに向けて突出するように湾曲する。このようにして、用紙3がコロ240の周面2410により湾曲されながら案内されると、まずその用紙3の湾曲されて搬送面29A側に突出した幅方向中央部が搬送面29Aに当接し、搬送されながら次第にその当接領域が用紙3の幅方向両端側へ向けて広がって行くとともに搬送面29Aと用紙3との間にある空気がその両端側へ追い出されるように、用紙3を搬送面29Aに導くことが可能となる。
また、用紙3がコロ240に当接したときに、その当接による力を逃がすようにコロが回転するので、用紙3への搬送抵抗を抑制することができる。この結果、コロ240付近で用紙3がつまることを抑制できる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について図12を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態とガイド部材65の形状が異なり、それ以外の構成は第1実施形態と略同様である。第1実施形態の構成と略同様の構成については説明を省略する。。
図12はガイド部材近傍の拡大側断面図である。
本実施形態のガイド部材65は、給紙パス20に沿って形成された板状部66を備えており、この板状部66の下面には、レジストローラ17A,17Bより送り出される用紙3の先端が摺接可能なガイド面67が形成されている。このガイド面67は、第1実施形態のものと同様に、上流側から下流側へ行くに連れて次第に向きを変えるように凹状に湾曲した形状であり、搬送面29Aと直交する方向において、次第に搬送面29Aから離れた後に、次第に搬送面29Aに近づくように凹状に形成されている。。図12において、板状部66上の点Gは、レジストローラ17A,17Bから送り出された用紙3の先端が最初に板状部66に当接する箇所を示しており、ガイド面67の上流側端部と一致する。板状部66には、このガイド面67の上流側端部から上流側へ延長した延長ガイド面68が形成されており、この延長ガイド面68はレジストローラ17A,17Bのニップ位置の近傍まで延長して形成されている。延長ガイド面68は、斜め後下方向きに傾斜するとともにガイド面67に対しなだらかに連なって形成されており、用紙3の一部(先端以外の部分)が摺接可能とされている。
さらに、ガイド面27の下流側端に隣接して第1実施形態と同様の突出リブ200が設けられ、ガイド部材25に対向してリブ220が設けられている。
このようにガイド部材65には、用紙3の先端が当接するガイド面67よりも上流側へ延長した延長ガイド面68がレジストローラ17A,17Bの近傍まで形成されているため、例えば用紙3の後端がレジストローラ17A,17Bを抜けたときに跳ね上がって振動を引き起こすことを抑制することができる。従って、用紙3を安定した状態で搬送することができ、記録される画像の品質を確保することができる。
また、同図においては、用紙3の先端が上記の点Gに当接したときの用紙3の位置を線P1で示し、この位置から用紙3が下流側へP2,P3,... ,P8と順次移動したときの、用紙3の先端とガイド面67との接点における用紙3とガイド面67の法線とのなす角度の一例を示している。既述のように、用紙3の先端のガイド面67に対する当接角度Eは、用紙3の先端とその接点におけるガイド面67の法線とのなす角度をCとすると、「E=90°−C」によって求められる。これにより、用紙3がP1の位置にあるときには、E=90°−64°=26°となり、用紙3がP2,P3...と移動するにつれて、
Eの値が順に32°,34°,35°,39°,40°,40°,32°となだらかに変
化する。なお、P1〜P8の位置は、用紙3が十分に高い剛性を有すると仮定した場合における位置を示しており、実際には、用紙3はその腰の強弱に応じて外側に湾曲するため、当接角度Eの値は上記の値よりも小さくなる。
以上のように本実施形態では、ガイド面67に対する用紙3の先端の当接角度Eが常に45°以下(40°以下)となるように設定されている。これにより、用紙3がガイド面67に対して常に緩やかな角度で当接するため、用紙3にかかる負荷を小さく抑えることができる。また、用紙3は、先端が最初にガイド部材65に当接したときが最も曲げにくいが、上記のように、用紙3の先端の当接角度Eがガイド面67上においてG点付近で小さい値をとるように設定されているため、用紙3やレジストローラ17A,17Bに大きな負荷をかけることなく、曲げを開始することができる。
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について図13を参照して説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と略同様の構成については説明を省略する。
図13はガイド部材近傍の拡大側断面図である。
本実施形態では、ガイド面71を有する画像形成装置本体に設けられたガイド部材70の下流側に、プロセスカートリッジ72に着脱可能に設けられた現像カートリッジ73の備えるケース74の下端部において案内部材の一例としての突出リブ250がベルト29の搬送面29Aに対向して設けられている。。即ち、本実施形態では、突出リブ250がガイド70から送られてきた用紙3先端の幅方向中央部を搬送面29Aに向けて突出させるとともに、用紙3先端を搬送面29Aに向けて送る。
このような構成によると、ガイド面71により用紙3が突出リブ250に向けて案内されてくると、用紙3の搬送面29Aに対向する面の反対面の(記録シート搬送方向における)幅方向中央部が当接して、用紙3の先端のうち幅方向中央部が前記ベルトの搬送面29Aに向けて突出するように湾曲する。このようにして、用紙3が突出リブ250により湾曲されながら案内されると、まずその用紙3の湾曲されて搬送面29A側に突出した幅方向中央部が搬送面29Aに当接し、搬送されながら次第にその当接領域が用紙3の幅方向両端側へ向けて広がって行くとともに搬送面29Aと用紙3との間にある空気がその両端側へ追い出されるように、用紙3を搬送面29Aに導くことが可能となる。
また、突出リブ250は画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジ73に固定される一方、ガイド部材70は画像形成装置本体に突出リブ250とは別体的に設けられているので、突出リブ250とガイド部材70との間で用紙3が詰まったときに、現像カートリッジ73を画像形成装置本体から取り外せば、その用紙3を取り除くことが容易となる。
<第5実施形態>
次に本発明の第5実施形態について図14乃至16を参照して説明する。ただし、図14および15においては、案内部材の一例としての突出リブ270および補助案内部材の一例としてのリブ280は省略されている。なお、以下の説明において、第1実施形態と略同様の構成については、説明を省略する。
図14は画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図であり、
図15は画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図であり、図16はガイド部材近傍の拡大側断面図である。
本実施形態のレーザプリンタ80は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体ドラム116を備えた、ダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。レーザプリンタ80は、本体ケーシング81内に、記録シートとしての用紙82を搬送する用紙搬送装置83や、用紙搬送装置83によって搬送される用紙82に対し画像を形成する画像形成ユニット84などを備えている。なお、以下の説明において、図15における右側を前方とする。
本体ケーシング81の下部には、前方へ引き出し可能な給紙トレイ86が設けられ、ここに積載された用紙82がピックアップローラ87、給紙ローラ88、分離パッド89、一対の紙粉取りローラ90によって、用紙搬送装置83の有するレジストローラ91A,91Bへ供給される。
用紙搬送装置83は、一対のレジストローラ91A,91Bと、ガイド部材92及びベルトユニット94とを備えて構成されている。レジストローラ91A,91Bから送り出された用紙82は、ガイド部材92及び内側ガイド部材93の間に構成される給紙パス95を通過して、ベルトユニット94のベルト96上に搬送される。ベルトユニット94は、前後一対のベルト支持ローラ97、内側ガイド部材93と、ベルト96、クリーニングローラ98、転写ローラ99等を備えており、全体が本体ケーシング81に対して着脱可能とされている。用紙82がベルト96上を後方へ搬送される間に、画像形成ユニット84の有する感光体ドラム116と、ベルトユニット94の有する転写ローラ31とにより、各色に対応した画像の転写が行われる。そして、その用紙82は、ベルトユニット94の後方に配された定着器100を経て、排紙ローラ101により本体ケーシング81上面の排出トレイ102上に排出される。
本体ケーシング81の上部には、各感光体ドラム116へレーザ光Lを出射する露光手段の一例としてのスキャナ部104が設けられており、そのスキャナ部104とベルト96との間に画像形成ユニット84が収容されている。本体ケーシング81の前面には、開閉可能な前面カバー105が設けられており、この前面カバー105を開放することで、画像形成ユニット84が本体ケーシング81の前方へ引き出し可能となる。画像形成ユニット84は、略箱形のフレーム107を備えている。フレーム107には上方に開放した4つのカートリッジ装着部108が前後に並んで設けられ、各カートリッジ装着部108には各色に対応した4つの現像カートリッジ109が着脱可能に装着されている。各現像カートリッジ109は、ケース110内にトナー収容室111、供給ローラ112、現像ローラ113及び層厚規制ブレード114を備えている。また、フレーム107には、各カートリッジ装着部108の下部に現像ローラ113及び転写ローラ99に対向配置される感光体ドラム116が保持され、さらにその周囲にスコロトロン型帯電器117、クリーニングブラシ118が保持されている。また、フレーム107の前部底面には、凹状に湾曲したガイド面119を備えた前述のガイド部材92が一体的に形成されている。また、ガイド部材92の前端側(上流側)には一方のレジストローラ91Bが保持されている。なお、本体ケーシング81側には、ガイド面119に対向する凸状ガイド面120を備えた内側ガイド部材93と、もう一方のレジストローラ91Aとが設けられている。
ガイド部材92の幅方向中央部においては、案内部材の一例としての突出リブ270が用紙3の幅方向における中央部に当接するように突出して固定されている。
内側ガイド部材120には、ガイド部材92に対向して突出する補助案内部材の一例としてのリブ280が固定されている。
ガイド面119により用紙82が突出リブ270に向けて案内されてくると、用紙82のベルト96の搬送面に対向する面の反対面の(記録シート搬送方向における)幅方向中央部が当接して、用紙82の先端のうち幅方向中央部がベルト96の搬送面に向けて突出するように湾曲する。このようにして、用紙82が突出リブ270により湾曲されながら案内されると、まずその用紙82の湾曲されてベルト96の搬送面側に突出した幅方向中央部がその搬送面に当接し、搬送されながら次第にその当接領域が用紙82の幅方向両端側へ向けて広がって行くとともにその搬送面と用紙82との間にある空気がその両端側へ追い出されるように、用紙82を搬送面に導くことが可能となる。
リブ280(内側ガイド)がベルト96と図示しない連結機構により一体的設けられているので、ベルト96に対する位置精度がより高くなり、用紙82がより確実にベルト96の搬送面へ案内される。
また、ベルト96を画像形成装置本体から取り外すことで、リブ280において詰まった用紙82を取り除くことがより容易となる。
感光体ドラム116と突出リブ270がフレーム107を介して一体的に設けられているので、突出リブ270の感光体ドラム116に対する位置精度が向上し、感光体ドラム116と対向するベルト96に向けて用紙82を精度よく案内することが可能となる。
また、フレーム107を画像形成装置本体から取り外すことで、突出リブ270において詰まった用紙82を容易に取り除くことができる。
本実施形態のレーザプリンタ80では、画像形成ユニット84を本体ケーシング81から引き出すことで、各現像カートリッジ109の交換を行うことができる。また、引き出した画像形成ユニット84を本体ケーシング81から取り外すことで、ベルト96の上面や、給紙パス95が開放された状態となるため、ジャム処理やあるいはベルト96等の部品の交換作業を容易に行うことができる。
<第6実施形態>
次に本発明の第6実施形態について図17を参照して説明する。なお、以下の説明において、第5実施形態と略同様の構成については、特に述説明を省略する。
図17は画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図である。
レーザプリンタ80において、表面に画像が形成された用紙82は排紙ローラ101まで送られ、排紙ローラ101が逆回転することより再搬送機構機構290に送り込まれる。最搬送機構290により送り込まれた用紙82は、反転された状態で再びレジストローラ91A、91Bに送られる。(図17中の破線が排紙ローラ101が逆回転してからの用紙の搬送経路)
このような構成によると、再搬送機構290により送られてきた用紙82は、すでに印字された面の反対面が突出リブ270に当接するので、印字された面が汚れたり、その面からトナーが飛散する可能性を抑制することができる。
<第7実施形態>
次に本発明の第7実施形態について図18乃至図22を参照して説明する。なお、以下の説明において、第5実施形態と略同様の構成については、説明を省略する。
本実施形態における案内部材700は、まず、案内されてくる用紙82の表面へ向けて突出した位置とその用紙82の表面から退避した位置との間をスライド可能に支持されている点が第5実施形態の突出リブ270と異なる。
図18は案内部材700が用紙82の表面へ向けて突出した位置にある状態を示した側断面図であり、図19は案内部材700がその突出した位置よりも用紙82の表面から退避した位置にある状態を示した側断面図である。
図18に示すガイド面920は、フレーム107に固定されている。
フレーム107には、案内部材700を、ガイド面920より案内されてくる用紙82へ向けて突出した位置と、その用紙82から退避した位置との間をスライド移動可能に支持する支持部材800が固定されている。ここで、上記「退避した位置」は、上記「突出した位置」に対して、前側よりも斜め上側を向く側に位置する。また、案内部材700がそのようにスライド移動する方向を以降、「スライド方向」とし、スライド方向において上記「突出した位置」の側を「突出側」とするとともに上記「退避した位置」の側を「退避側」とする。
[案内部材700]
図20は案内部材700を下側から見た斜視図であり、図21は案内部材700の図18におけるA方向矢視図である。
案内部材700は、図20および図21に示すように、幅方向両側にそれぞれ配された第1側部740と、第2側部750と、幅方向中央に配された中央部730とを一体的に有している。
中央部730は、図18および図19に示すように、下側(突出側)に配されたスライド部710と、上側(退避側)に配された受け部730とを一体的に有した、側面視略台形状の部材である。また、中央部730のスライド部710と受け部730との間には、支持部材800を露出するための露出孔700cが形成されている。
スライド部710は爪部711を一体的に有し、その爪部711は、後述する支持部材800に形成されたスライド孔835(図22参照)にスライド方向にスライド移動可能に嵌合している。
受け部730は、付勢手段の一例としての圧縮コイルバネ810(図22参照)と嵌合して、スライド方向において用紙82へ向けて突出側へ向けて付勢される。ここで、後述するように、ガイド面920から案内されてきた用紙82が案内部材700に当接すると、案内部材700は用紙82のコシ(弾性力)により退避側へ向けて押される。
中央部730のベルト96の搬送面96Aに対向する側における下側には用紙83の幅方向中央部をベルト搬送面へ向けて突出させる第1面700aが形成され、下側の上端部に連続して第2面700bが形成されている。
第1面700aは、図18および図19に示すように、略水平方向に延びるベルト搬送面に対して、前側に向うに従って上側へ向けて伸びるように傾斜して形成された平面である。
第2面700bは、前側に向うに従って上側へ向けて傾斜して伸びるとともに上側へ向う傾斜が第1面700aよりも急な平面であるように形成されている。
第1側部740には、スライド方向へ延びる筒状の筒状スライド孔741が形成されている。この筒状スライド孔741は、後述する支持部材800における第1規制部材810(図22参照)にスライド方向にスライド可能に支持されている。
第2側部750には第1側部740と同様に筒状スライド孔751が形成されており、この筒状スライド孔752は後述する支持部材800における第2規制部材820にスライド方向にスライド可能に支持されている。
[支持部材800]
図22は支持部材800の図20におけるA方向矢視図である。ただし、図22において案内部材700やガイド面920などは、説明のため省略されている。
支持部材800は、図20および図22に示すように、幅方向両側に配された補助案内面870と、補助案内面870よりも幅方向内側に配された第1規制部材810および第2規制部材820と、第1規制部材810および第2規制部材820よりも幅方向内側に配された第3規制部材830とを一体的に有している。
補助案内面870は、図20に示すように、案内リブ700の第1面700aよりも常に搬送されてくる用紙82から退避した位置に形成されており、ガイド面920から案内されてくる用紙82の幅方向両側をさら下流側へ向けて案内する。
第2規制部材820および第3規制部材830は、スライド方向に直交する断面が略矩形のスライド方向に延びる棒状の部材である。
そして、第2規制部材820および第3規制部材830は、それぞれが筒状スライド孔741および筒状スライド孔751と嵌合することで、それらの孔を介して案内部材700のスライド方向と直交する全ての方向の動きを規制するとともに、案内部材700をスライド方向にスライド移動可能に支持している。
第3規制部材830には、突出側においてスライド孔835が形成され、退避側においてバネ座840が形成され、スライド孔835とバネ座840との間にはバネ孔850が形成されている。
スライド孔835は、図18、図19および図22に示すように、スライド部710の爪部711と嵌合することで案内部材700をスライド方向にスライド可能に支持するとともに、爪部71の突出側への移動を規制する突出側規制面835aと、爪部71の退避側への移動を規制する退避側規制面835bとを有している。
バネ座840には、図18および図19に示すように、(圧縮)コイルバネ810の一端が支持されている。ここで、圧縮コイルバネ810は、案内部材700を突出側へ付勢するものであるが、そのコイルバネ810の付勢力について説明する。
つまり、圧縮コイルバネ810の付勢力は、用紙82としてコシの弱い普通紙が案内部材700に当接した場合には、用紙82のコシ(弾性力)により案内部材700を介して退避側へ押されてもほとんど変位しない程度の大きさである。
一方、圧縮コイルバネ810の大きさは、用紙82として普通紙よりもコシの強い厚紙が案内部材700に当接した場合には、用紙82のコシ(弾性力)により退避側へ押されるとその押す力に打ち負けて、案内部材700が上述の「退避した位置」へ移動するまで縮む程度に抑えられている。
バネ孔850は、スライド方向へ延びる長方形状の孔であり、バネ810とバネ座820の一部と受け部730の一部とを保持し、それらの幅方向への変位を規制する。
[ガイド面920]
ガイド面920には、図20に示すように、幅方向中央部において、案内部材700のスライド方向の退避側を挟むように、コの字形状の切欠部921が形成されている。
ガイド面920の先端部923は、図18に示すように、後側に向うに従って下側へ向けて傾斜するように形成されるとともに、案内部材700がスライド方向の突出した位置にあるときに、側面視において案内部材700の第2面700bと交差して伸びるように形成されている。
[作用・効果]
次に、本実施形態の構成による作用・効果について説明する。
用紙82としてコシの弱い普通紙がガイド面920より案内されてきた場合、用紙82の先端部が、搬送されるに従って順番に、案内部材700の第2面700b、第2面700bと第1面700aとの境目としての角部700d、第1面700aに当接する。
用紙82が第1面700aに当接しているときにおいて、第1面700aは、図18に示すように、用紙82のコシにより第1面700aに対して略直交する方向を向く力Fにより押される。ここで、力Fは、スライド方向の退避側を向く成分fを有しているので、案内部材700は退避側へ押されることになる。しかしながら、案内部材700は、普通紙のコシによってそのように押されても、コイルバネ810の付勢力によりほとんど変位しない。
つまり、このように普通紙が用いられる場合において、案内部材700が常に「突出した位置」にあるので、普通紙は、案内部材700に当接することにより、その幅方向中央部がベルト搬送面へ向けて突出するように湾曲された状態で、ベルト搬送面96Aに当接する。
一方、用紙82として普通紙よりもコシの強い厚紙がガイド面920により案内されてきた場合、普通紙の場合と同様に、案内部材700の第1面700aは、用紙82のコシにより、用紙82から第1面700aに略直交する方向を向く力F´を受ける。そして、力F´はスライド方向の退避側を向く成分f´を有するが、普通紙のコシに比べて厚紙のコシは強いため、F´の大きさはFよりも大きく、結果としてf´の大きさもfよりも大きくなる。そのため、力f´により、案内部材700はコイルバネ810の力に抗して「突出した位置」から図19に示す「退避した位置」へ変位する。
このようにして、厚紙が使用された場合は、用紙82は案内部材700により大きく湾曲されることなくベルトの搬送面96Aに接触する。
用紙82としてコシの弱い普通紙が用いられた場合、用紙82とベルト搬送面との間に空気が溜まって画像品質が低下しやすいので、第5実施形態などで記載したように、用紙82を用紙82の幅方向中央部がベルト搬送面へ突出するように湾曲させるとともに、その中央部からベルトに接触させることが望ましい。
しかしながら、用紙82として普通紙よりもコシの強い厚紙が用いられた場合、用紙82のコシが強いために、特に用紙82とベルト搬送面との間に空気が溜まるという問題は発生しない。逆に、そのようにコシの強い用紙82が所定以上の力で無理に湾曲されると、その湾曲がもとに戻りづらい場合がある。つまり、そのような用紙82が大きく湾曲した状態でベルトの搬送面96Aへ送られると、用紙82がその搬送面へ載って転写位置へ送られても湾曲したままとなり、用紙82に現像剤像が正常に転写されない可能性がある。
そこで、本実施形態においては、用紙82として普通紙がガイド面920から案内されてきた場合は、案内部材700は、用紙82の中央部をベルト搬送面へ向けて十分に湾曲させてからベルト搬送面へ接触させる一方、用紙82として厚紙がガイド面920から案内されてきた場合は、「退避した位置」へ変位することによりあまり大きく湾曲させない。
このようにして、普通紙が用いられた場合には、ベルト搬送面と用紙82との間に空気が溜まることを抑制できるとともに、厚紙が用いられた場合には、厚紙を大きく湾曲させすぎて画像品質を低下させることを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、厚紙よりもコシの弱い用紙として普通紙が用いられていたが、普通紙の替わりに普通紙よりもさらにコシの弱い薄紙が用いられていても良い
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態について図23乃至図27を参照して説明する。なお、以下の説明において、第6実施形態と略同様の構成については、説明を省略する。
本実施形態における突出リブ900は、特に、案内されてくる用紙82へ向けて突出した位置とその用紙82から退避した位置との間を揺動可能に支持されており、その揺動がCPUにより制御されている点が第6実施形態の突出リブ270と異なる。
図23は、本実施形態におけるレーザプリンタ80の側断面図である。
レーザプリンタ80は、図23に示すように、レジストローラ91A、91Bよりも用紙82の搬送方向上流側に配されるとともに用紙82の先端の通過を検知するセンサAと、突出リブ900よりも上記搬送方向下流側に配されるとともに用紙82の後端の通過を検知するセンサB(図24参照)とを備えている。
図24(a)は突出リブ900が「突出した位置」にある状態を示した側断面図であり、図24(b)は突出リブ900が「退避した位置」にある状態を示した側断面図である。図25(a)は突出リブ900が「突出した位置」にある状態を示した図24(a)におけるP−P矢視断面図であり、図25(b)は突出リブ900が「退避した位置」にある状態を示した図24(b)におけるP−P矢視断面図である。
突出リブ900は、図24および図25に示すように、側面視楔形状に形成され、ガイド面119から搬送されてくる用紙82をベルトの搬送面96Aへ向けて案内する案内面900aと、搬送方向上流側においてフレーム107に揺動可能に支持された揺動軸900bとを有している。
このような構成により、突出リブ900は、図24(a)および図24(b)に示すように、案内面900aがガイド面119から搬送されてくる用紙82の表面へむけて突出する「突出した位置」と、案内面900aがその用紙82の表面から退避した「退避した位置」との間を揺動軸900bを軸として揺動可能となっている。ここで、図24に示すように、揺動方向のうち「突出した位置」の側を「突出側」とし、「退避した位置」の側を「退避側」とする。
突出リブ900において、案内面900bの反対側には、図25に示すように、一端部がフレーム107に固定された引張りコイルバネ950の他端部が固定されている。このような構成により、突出リブ900は、引張りコイルバネ950により「退避側」へ付勢されている。
突出リブ900における案内面900aの反対側には、突出リブ900の位置を「突出した位置」と「退避した位置」の何れかに切換えるための切換部材960が当接している。
切換部材960は、突出リブ900の案内面900aの反対面に当接するカム910と、カム910の幅方向一方側に配された引張りコイルバネ930と、カム910の幅方向他端側に配されたソレノイド970とを備えている。
カム910は、フレーム107に幅方向にスライド移動可能に支持されており、幅方向他方側において突出側へ突出した突出面910bと、幅方向一方側において突出面910bよりも退避側へ退避した退避面910aと、幅方向に対して傾斜するように伸びるとともに突出面910bおよび退避面910aを連結する傾斜面910cとを有している。
引張りコイルバネ930は、一端部がフレーム107に固定されるとともに他端部がカム910に固定されており、カム910を幅方向一方側へ付勢する。
ソレノイド970は、カム910に固定されており、ON状態ではカム910を幅方向の他方側へ付勢し、OFF状態ではその付勢力を解除する。ここで、ソレノイド970がON状態とはソレノイド970に電力が供給されている状態を指し、ソレノイド970がOFF状態とはソレノイド970に電力が供給されていない状態を指す。ソレノイドにこのような構成により、カム910は、ソレノイド970がOFF状態にあるときは、引張りコイルバネ930の付勢力により図25(a)に示すように、突出面910bが突出リブ900と当接する位置において支持されている。一方、カム910は、ソレノイド970がON状態にあるときは、ソレノイド970の付勢力が引っ張りコイルバネ950および引張りコイルバネ970の付勢力に打ち勝つことにより、図25(b)に示すように退避面900aが突出リブ900に当接する位置までスライド移動する。
図26は、レーザプリンタ80のブロック図である。
レーザプリンタ80は、図26に示すように、さらに、装置全体を統括制御する制御部990と、ユーザが操作可能な操作キー(不図示)などを有する操作部980とを備えている。制御部990には、操作部980、センサA、センサB、ソレノイド970、画像形成ユニット94、用紙搬送装置83、および操作部980などが電気接続されている。
制御部990は、各種演算処理を行うCPUと、CPUにより実行される各種プログラムを記憶するROMと、CPUによるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAMとを備えている。そして制御部990は、CPUによりそれら各種プログラムを実行することにより、画像形成ユニット94を通じた画像形成を実現する。
操作部980は、ユーザの操作キーによる入力操作により、画像が形成される用紙82が普通紙か厚紙の何れかの選択を受け付ける。ここで、厚紙とは、普通紙よりもコシが強い用紙のことを指す。そして、その普通紙および厚紙の選択結果は、電気信号として制御部990に送信される。
センサAにより用紙82の先端が通過したことが検知されると、その検知結果が電気信号として制御部990に送信され、制御部990においてセンサA通過フラグがONとなる。
センサBにより用紙の後端が通過したことが検知されると、その検知結果が電気信号として制御部990に送信され、制御部990においてセンサB通過フラグがONとなる。
図27はソレノイド制御処理を表すフローチャートである。
このソレノイド制御処理は、制御部990のCPUにより実行されるものであり、レーザプリンタ80の電源がONになっている状態において、所定時間毎(例えば0.1秒毎)に起動される。
このソレノイド制御処理が起動されると、制御部990のCPUは、用紙82の先端がセンサAを通過したか否かを判断する(S1000)。
そして、S1000において、用紙82の先端がセンサAを通過していないと判断すると(S1000でNo)、そのソレノイド制御処理を終了する。
一方、用紙82の先端がセンサAを通過したと(センサAフラグがONであると)判断すると(S1000でYes)、S1010へ移行する。
S1010に移行すると、センサA通過フラグをOFFとし、操作部980おいて使用される用紙82として厚紙が設定されていない、つまり普通紙が設定された判断すると(S1010でNo)、そのソレノイド制御処理を終了する。
一方、厚紙が使用されていると判断すると(S1010でYes)、S1030へ移行する。
S1030へ移行すると、ソレノイド970をON状態とする。
このようにソレノイド970がON状態になると、カム910がソレノイド970に幅方向他方側へ付勢されて、図25(a)に示す突出面910bが突出リブ900に当接する位置から、図25(b)に示す退避面910aが突出リブ900に対向する位置へスライド移動する。
このスライド移動の過程で、突出リブ900は、引張りばね950により退避側へ付勢されとともに傾斜面910cに摺接しながら退避位置へ移動する。この結果、図24(b)に示すように案内面900aが搬送されてくる用紙82(厚紙)の表面から退避した位置にあるので、厚紙である用紙82は大きく湾曲されることなくベルトの搬送面96Aへ案内される。
また、このようにしてS1030の処理が終了すると、S1050へ移行し、用紙82の後端がセンサBを検知するまで待機し、用紙82の後端がセンサBを検知したと(センサBフラグがONであると)判断すると(S1050でYes)、S1070へ移行する。
S1070へ移行すると、センサB通過フラグをOFFとするとともに、ソレノイド970をOFF状態とする。
このようにソレノイドがOFF状態となると、ソレノイド970のカム910に対する付勢力が解除されるとともに、カム910が引張りコイルバネ930により幅方向一方側へ付勢される。このようにして、カム910は、図25(b)に示す退避面910aが突出リブ900に当接する位置から、図25(a)に示す突出面910bが突出リブ900に当接する位置へスライド移動する。
このスライド移動の過程で、突出リブ900は、図24(a)に示すように、傾斜面910cに摺接しながら突出位置へ移動する。
[作用・効果]
用紙82としてコシの弱い普通紙が用いられた場合、用紙82とベルト搬送面96Aとの間に空気が溜まって画像品質が低下しやすいので、第6実施形態などで記載したように、用紙82を用紙82の幅方向中央部がベルト搬送面96Aへ突出するように湾曲させるとともに、その中央部からベルト搬送面96Aに接触させることが望ましい。
しかしながら、用紙82として普通紙よりもコシの強い厚紙が用いられた場合、用紙82のコシが強いために、特に用紙82とベルト搬送面との間に空気が溜まるという問題は発生しない。逆に、そのようにコシの強い用紙82が所定以上の力で無理に湾曲されると、その湾曲がもとに戻りづらい場合がある。つまり、そのような用紙82が大きく湾曲した状態でベルトの搬送面へ送られると、用紙82がその搬送面へ載って転写位置へ送られても湾曲したままで、用紙82に現像剤像が正常に転写されない可能性がある。
そこで、本実施形態においては、用紙82として普通紙がガイド面920から案内されてきた場合は、案内部材700は、用紙82の中央部をベルト搬送面へ向けて十分に湾曲させてからベルト搬送面へ接触させる一方、用紙82として厚紙がガイド面920から案内されてきた場合は、案内部材700が「退避した位置」へ変位することによりあまり大きく湾曲させない。
このようにして、普通紙が用いられた場合には、ベルト搬送面と用紙82との間に空気が溜まることを抑制できるとともに、厚紙が用いられた場合には、厚紙を大きく湾曲させすぎて画像品質を低下させることを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、操作部980により厚紙か普通紙かの設定がなされる構成であったが、厚紙か普通紙かをセンサにより検知してもよい。
<第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態について図28及び図29を参照して説明する。なお、以下の説明において、第8実施形態と略同様の構成については、説明を省略する。
第8実施形態において、突出リブ900が、用紙82として普通紙が用いられているときには「突出した位置」にあり、用紙82として厚紙が用いられているときには「退避した位置」にあるように構成されていた。
これに対して本実施形態においては、そのような構成の替わりに、突出リブ900が、用紙82の第1面に画像が形成される場合は「退避した位置」にあり、用紙82の第2面に画像が形成される場合は「突出した位置」にあるように構成されている。
ここで、用紙82の第1面とは、用紙82の裏面および表面の何れにも画像が形成されていない状態における何れかの面を指し、用紙82の第2面とは、第1面に画像が形成された状態における第1面の反対面を指す。
図28は、本実施形態における、レーザプリンタ80の側断面図である。
機械的な構成で、第8実施形態と異なる点は、再搬送機構290において、用紙82の先端を検知するセンサCが設けられた点である。センサCは制御部990に電気接続され、用紙82の先端の通過がセンサCに検知されるとその検知結果が制御部990に送信され、制御部990においてセンサC通過フラグはONとなる。
図29はソレノイド制御処理を表すフローチャートである。
このソレノイド制御処理は、制御部990のCPUにより実行されるものであり、レーザプリンタ80の電源がONになっている状態において、所定時間毎(例えば0.1秒毎)に起動される。
このソレノイド制御処理が起動されると、制御部990のCPUは、用紙82の先端がセンサAを通過したか否かを判断する(S2000)。
そして、S2000において、用紙82の先端がセンサAを通過していないと判断すると(S2000でNo)、そのソレノイド制御処理を終了する。
一方、用紙82の先端がセンサAを通過したと(センサA通過フラグがONであると)判断すると(S2000でYes)、S2010へ移行する。
S2010に移行すると、センサA通過フラグをOFFとし、用紙82の先端がセンサCを通過していると(センサC通過フラグがONであると)判断すると、つまり用紙82はつまりすでに用紙82の第1面には画像が形成されており第2面に画像を形成されるために搬送されていると判断すると(S2010でYes)、センサC通過フラグをOFFとし、そのソレノイド制御処理を終了する。
一方、用紙82の先端がセンサCを通過していないと判断する、つまり用紙82は第1面に画像を形成されるために搬送されていると判断すると(S2010でNo)、S2030へ移行する。
S2030へ移行すると、ソレノイド970をON状態とする。
このようにソレノイド970がON状態になると、突出リブ900は、「突出した位置」から「退避した位置」へ移動する。この結果、用紙82の第1面に画像が形成される場合は、案内面900aが搬送されてくる用紙82表面から退避した位置にあるので、用紙82は大きく湾曲されることなくベルトの搬送面96Aへ案内される。
また、このようにしてS2030の処理が終了すると、S2050移行し、用紙82の後端がセンサBを検知するまで待機し、用紙82の後端がセンサBを検知したと(センサB通過フラグがONであると)判断すると(S2050でYes)、S2070へ移行する。
S2070へ移行すると、センサB通過フラグをOFFとし、ソレノイド970をOFF状態とする。
このようにソレノイドがOFF状態となると、突出リブ900は「退避した位置」から「突出した位置」へ移動する。この結果、用紙82の第2面に画像が形成される場合は、用紙82の中央部がベルト搬送面96Aへ向けて突出するように十分に湾曲させられるとともに、ベルト搬送面96Aへ向けて案内される。
[作用・効果]
用紙82が第1面に画像を形成されるためにベルトの搬送面96Aに案内される場合は、画像がまだ形成されていないために用紙82の表面の平面度が高く、ベルト搬送面96Aと用紙82の表面との間に空気が溜まる可能性が低い場合がある。このような場合、第1面の画像形成時においては、用紙82の中央部を前述のように湾曲させることは、用紙82に負担をかけないために避けたほうが望ましい場合がある。
一方、用紙82の第2面に画像を形成されるためにベルトの搬送面96Aに案内される場合は、すでに第1面に画像が形成されているため用紙82の表面の平面度が低下しているので、ベルト搬送面96Aと用紙82の表面との間に空気が溜まる可能性が高い。従って、用紙82の第2面に画像が形成される場合は、用紙82がベルト搬送面96Aに接触する前に、前述のように用紙82の中央部がベルト搬送面96へ向けて突出するように湾曲されていることが望ましい。
本実施形態においては、用紙82の第1面に画像が形成される場合は、突出リブ900が「退避した位置」にあるので、用紙82が大きく湾曲されることがない。この結果、用紙82に不要に負担をかけることが抑制できる。
一方、用紙82の第2面に画像が形成されるばあいは、突出リブ900が「突出した位置」にあるので、用紙82の中央部がベルト搬送面96Aに向けて突出するように十分に湾曲されるので、ベルト搬送面96Aと用紙82の表面との間に空気が溜まることが抑制される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。記録シート記録シート2)画像が記録される記録シートとしては、用紙の他にOHP用のプラスチックシートや布製のシート等を用いても良い。本発明のカートリッジとして、上記第1実施形態では感光体ドラム及び現像器(現像カートリッジ)を備えたものを示し、上述の実施形態では現像器のみを備えたものを示したが、カートリッジを現像器と別体として感光体ドラムのみを備えるように構成しても良い。
本発明の第1実施形態における画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 本体ケーシングから給紙トレイを引き出した状態を示す側断面図 本体ケーシングから搬送ユニットを引き出した状態を示す側断面図 カバーを開放した状態を示す側断面図 ベルトユニットを搬送ユニットから取り外した状態を示す側断面図 ガイド部材近傍の拡大側断面図 ガイド部材近傍の拡大側断面図 図6におけるX−X矢視断面図 用紙先端がベルト搬送面へ接触する様子を表す模式図 ガイド部材近傍の拡大側断面図 図10におけるX−X矢視断面図 ガイド部材近傍の拡大側断面図 ガイド部材近傍の拡大側断面図 画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 ガイド部材近傍の拡大側断面図 画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 案内部材700が用紙82の表面へ向けて突出した位置にある状態を示し た側断面図である。 案内部材700がその突出した位置よりも用紙82の表面から退避した位 置にある状態を示した側断面図である。 案内部材700を下側から見た斜視図である。 案内部材700の図18におけるA方向矢視図である。 支持部材800の図20におけるA方向矢視図である。 レーザプリンタ80の側断面図である。 (a)は突出リブ900が「突出した位置」にある状態を示した側断面図であり、(b)は突出リブ900が「退避した位置」にある状態を示した側断面図である。 (a)は突出リブ900が「突出した位置」にある状態を示した図24(a)におけるP−P矢視断面図であり、(b)は突出リブ900が「退避した位置」にある状態を示した図24(b)におけるP−P矢視断面図である。 レーザプリンタ80のブロック図である。 ソレノイド制御処理を表すフローチャートである。 レーザプリンタ80の側断面図である。 ソレノイド制御処理を表すフローチャートである。
符号の説明
200 突出リブ
220 リブ
22 ガイド部材
17A、17B レジストローラ

Claims (18)

  1. 記録シートを載せて搬送する搬送面を有するベルトと、
    前記ベルトと対向して配され、前記ベルトにより搬送されてくる記録シート表面に画像を形成する画像形成手段と、
    前記ベルトに記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送面と対向配置され、前記搬送手段により搬送されてくる記録シートを前記ベルトの搬送面に向けて案内する案内部材とを備え、
    前記搬送手段は、記録シートの先端を、前記案内部材に向けて送り、
    前記案内部材は、記録シートの前記ベルトの搬送面に当接する面の反対面に当接して、記録シートの先端のうち記録シート搬送方向と直交する幅方向の中央部を前記ベルトの搬送面に向けて突出するように湾曲させて、記録シートの先端を前記ベルトの搬送面に向けて案内することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送手段は、前記案内部材の記録シート搬送方向における上流側に配され、記録シートを前記ベルトへ搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラから送られてくる記録シートの先端を前記案内部材に向けて案内するガイド部材とを有し、
    前記ガイド部材は、記録シート搬送方向の上流側から下流側へ向かうにしたがって、前記ベルト搬送面と直交する方向において次第に前記ベルト搬送面から離れれた後に次第に前記搬送面に近づくように凹状に形成されるとともに、記録シートの前記ベルト搬送面に対向する面と反対面に当接して記録シートの先端を前記案内部材に向けて案内することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送ローラによる記録シートの搬送速度が、前記ベルトによる記録シートの搬送速度よりも大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記案内部材は、搬送されてくる記録シートの記録シート搬送方向に直交する幅方向における中央部に対向する位置において、記録シートの前記ベルトの搬送面と対向する面の反対面に当接するように突出するリブにより構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記リブは、前記リブの突出量が、記録シート搬送方向における上流側から下流側に向かうに従って、次第に増大するように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記案内部は、搬送されてくる記録シート表面の前記幅方向における中央部に対向する位置において回転可能に支持され、記録シートの前記ベルトの搬送面と対向する面の反対面に当接するように突出する回転体を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記案内部材と対向配置され、記録シートの前記案内部材と当接する面と反対側の面に当接することで、前記記録シートの先端を前記ベルトの搬送面に向けて案内する補助案内部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記ベルトは画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられ、
    前記補助案内部材は、前記ベルトと一体的に設けられたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段は、
    前記ベルトの搬送面に対向配置され、現像剤像が形成される1つまたは複数の感光体と、
    前記感光体の表面を露光することにより、その表面に静電潜像を形成する露光手段と、
    静電潜像が形成された前記感光体の表面に現像剤を供給することにより、その静電潜像を可視化された現像剤像とする現像手段と、
    転写バイアスが印加され、前記感光体の表面に形成された現像剤像を、前記ベルトの搬送面にて搬送されてくる記録シートの表面に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段は、記録シート搬送方向に沿って、前記複数の感光体を備えたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成手段のうち、少なくとも前記感光体は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられたフレームに支持され、
    前記案内部材は、前記フレームと一体的に設けられたことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. バイアスが印加され、前記案内部材により案内されてくる記録シートを前記ベルトの搬送面に静電吸着させる静電吸着手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成手段により表面に画像が形成された記録シートを反転させた後、再び前記搬送手段に送る再搬送機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の画像形成装置。
  14. 前記搬送ローラは、記録シートの先端補正を行う機能を備えたレジストローラであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  15. 前記ガイド部材に対する記録シートの先端の当接角度が、常に45°以下となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 前記搬送ローラにおける前記記録媒体の送り出し方向は、前記ベルトの搬送面に直交する方向よりも当該ベルトにおける記録媒体の搬送方向に向けて傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  17. 前記案内部材は、搬送されてくる記録シートの表面へ向けて突出した位置と、その突出位置よりも前記記録シートの表面から退避した位置との間を変位可能に支持され、
    前記案内部材を突出した位置へ向けて付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の画像形成装置。
  18. 前記案内部材は、搬送されてくる記録シートの表面へ向けて突出した位置と、その突出位置よりも前記記録シートの表面から退避した位置との間を変位可能に支持され、
    前記案内部材は、記録シートしてコシの弱いシートが当接したときは突出した位置にあり、記録シートとして前記コシの弱いシートよりもコシの強いシートが当接したときは退避した位置に退避することを特徴とする。
    ことを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の画像形成装置。
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