JP5168624B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては、オプション装置として、給紙バンクやテーブルなどの載置台を備えたものがあり、ユーザーの希望により載置台上に画像形成装置本体を載せて設置する。そして、従来は一般に載置台上に画像形成装置本体を載置した後、ねじなどの締結部材で載置台と画像形成装置本体とを締結して、画像形成装置本体と載置台とを一体化している。
ところが、オプション装置である載置台を画像形成装置本体に増設する作業をユーザーが行ったときには、載置台上に画像形成装置本体を載置した後に締結部材によって載置台と画像形成装置本体とを締結するのを忘れたり怠ったりする場合があった。この場合、比較的小さな外力でも載置台と画像形成装置本体とが分離して載置台上から画像形成装置本体が落下する恐れがある。
特許文献1に記載の複写機においては、複写機本体の底板に孔が開けられており、その孔に連通して複写機本体内側の底板上に円筒状部材が設けられている。また、複写機本体を載置する載置台上には上記底板に開けられた孔に対応して配置された外周面に溝を有するピンが取り付けられている。載置台上に複写機本体を載置するときには、載置台上のピンと上記底板の孔との位置を合わせて載置台の上方から複写機本体を置く。すると、孔に挿入されたピンは円筒部材内に緩く入り込む。このような構成とすることで、複写機本体に外力が加えられ複写機本体が載置台上で傾くと、円筒部材の先端がピンの溝に引っ掛かり円筒部材とピンとが係止され、それ以上複写機本体が載置台上で傾かなくなる。よって、載置台上に複写機本体を載置した後に締結部材によって載置台と複写機本体とを締結しなくても、載置台上から複写機本体が落下するのを抑制できるとされている。
特開2002−326424号公報
しかしながら、特許文献1に記載の複写機においては、ピンの長さが短かったり、円筒部材の内径がピンの径に対して大きすぎたりすると、載置台上で複写機本体が傾いたときに円筒部材の先端がピンの溝に引っ掛からず円筒部材とピンとが係合しない恐れがある。そのため、載置台上で複写機本体が傾くことで複写機本体の底板に開けられた孔からピンが抜けてしまい、載置台上から複写機本体が落下してしまうといった問題が生じ得る。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、装置本体に外力が加えられたとしも載置台上から装置本体が落下してしまうのを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、載置台と、該載置台上に載置される装置本体と、該載置台の該装置本体が載置される載置部に設けられたピン状部材と、該装置本体の底板に開けられた、該ピン状部材が入り込む開口部とを備えた画像形成装置において、該載置台上に載置された該装置本体が該載置部に対して傾かないように、該開口部よりも上方で該開口部に入り込んだ該ピン状部材と嵌合する嵌合部材を装置本体内に設け、該ピン状部材の外周面に溝を設けており、該溝を境に該ピン状部材の先端側の径が根元側の径よりも小さいことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記嵌合部材と上記ピン状部材とが嵌合すると、該嵌合部材がピン状部材軸方向に対して直交する方向に該ピン状部材を押圧するように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記嵌合部材が上記装置本体の重心へ向かう方向に上記ピン状部材を押圧することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の画像形成装置において、段曲げにより上記開口部に対してオフセットされた嵌合部で上記ピン状部材と嵌合するように、上記嵌合部材が上記底板に設けられており、段曲げ方向は該嵌合部材が該ピン状部材を押圧する方向であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記嵌合部材はコの字型に曲げられており、2面以上で上記底板に取り付けられることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4または5の画像形成装置において、上記嵌合部材は複数の取り付け箇所で上記底板に取り付けられており、該複数の取り付け箇所のうち1箇所と上記底板とが掛止させることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置において、上記1箇所は上記装置本体の重心に近い側にあることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項4、5、6または7の画像形成装置において、上記嵌合部は長孔であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項4、5、6、7または8の画像形成装置において、上記嵌合部は上記対向する面に突き出し加工によって形成された孔であることを特徴とするものである
た、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または画像形成装置において、上記ピン状部材の上記載置部との付け根部分に座を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または0の画像形成装置において、上記嵌合部材の側壁によってガイドされながら上記底板に開けられた開口部に対する上記ピン状部材の挿抜方向へ変位可能で該嵌合部材に取り付けられた、少なくとも上記開口部を覆うキャップ部材を有することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の画像形成装置において、上記キャップ部材には上記嵌合部材から該キャップ部材が抜けるのを止めるストッパが設けられており、該キャップ部材を該嵌合部材に取り付けるときに該キャップ部材が弾性変形可能であることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項11または12の画像形成装置において、上記キャップ部材は樹脂により成形されたものであることを特徴とするものである。
本発明においては、嵌合部材とピン状部材とが嵌合することで、載置部に対して装置本体が傾くのを回避することができる。これによって、装置本体に外力が加えられ載置部に対し装置本体が傾くことで装置本体の底板が載置部から遠ざかり、上記底板に設けられた開口部からピン状部材が抜けてしまうようなことがない。したがって、装置本体に外力が加えられたとしも、ピン状部材が上記開口部に入り込んだ状態を維持することができるので、載置台上から装置本体が落下してしまうのを防止できる。
以上、本発明によれば、装置本体に外力が加えられたとしも載置台上から装置本体が落下してしまうのを防止できるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態の画像形成装置は、いわゆるタンデム方式を採用した複写機の適用例である。図2は、この複写機の概略を示す概略断面図である。
まず、本実施形態に係る画像を形成された記録体Srから画像を読み取る自動画像読取装置300の基本的な構成について説明する。図2において、自動画像読取装置300は、画像読取部310と、記録体自動送り部350とを備えている。画像読取部310は、記録体フレーム301と、これの上部に固定された第1コンタクトガラス302、第2コンタクトガラス303とからなる筐体を有する。画像読取部310内では、光源304や第1ミラーを有する第1走行体305と、第2ミラーや第3ミラーを有する第2走行体306とが、第1コンタクトガラス302に平行に移動して記録体Srを光走査する。第2走行体306には、第1走行体305の1/2の速度で移動する公知の光学系が採用されている。光源304から発せられて記録体で反射した走査光は、第1ミラー、第2ミラー、第3ミラー上で順次反射して、固定レンズ307で結像された後、固体撮像素子(CCD)308に取り込まれる。取り込まれた結像データはデジタル信号として適宜処理され、ファクシミリ機能によって電話回線を介して遠隔地へ送られたり、画像形成部1に送られたりする。
記録体自動送り部350は、第1コンタクトガラス302、第2コンタクトガラス303に向けて押さえる第1圧板363、第2厚板357を有している。そして、図示しない回動軸を中心に回動せしめられることで、コンタクトガラスを境にして見開かれる。閉じられた状態では、本のような厚い記録体Srでも第1圧板363によって第1コンタクトガラスに密着せしめることができる。本のように綴じられていなシート状の記録体Srについては、複数重ねた束の状態で、給送記録体積載部361の可動板362上に第1面(奇数頁)を上面にしてセットすることができる。
スキャン開始命令が操作者によって送られると、最上部の記録体Srに当接している給送ローラ352が図中矢印方向に回転し、その記録体Srを記録体給送部351に送る。この記録体給送部351内では、2枚以上重なった状態で記録体Srが送られてきても、分離ローラ対353によって確実に1枚づつ分離されて搬送される。そして、記録体搬送手段たる搬送用ローラ対354、搬送ローラ355,358、拝送ローラ対359を順次経て図中矢印に排出され、記録体拝送トレイ360上に第1面を下にしてスタックされる。
排出に至るまでの間に、記録体Srの第2面(偶数頁)の画像情報がイメージセンサー356によって読み取られる。この後、記録体Srが第2圧板357と第2コンタクトガラス303の間を通過しているときに、その第1面の画像情報が画像読取部310に読み取られる。このとき、画像読取部310は、第1走行体305、第2走行体306を移動させることなく、光走査を行うことができる。第1圧板363の記録体Srに接する部分には白色シート363aが貼りつけてある。裏面が透けるような薄い記録体Srであると、圧板363の色が読み取り手段で背景として読み取られてしまうからである。同じ理由で、搬送ローラ355、第2圧板357も白色にしてある。
図3は、イメージセンサー356を示す平断面図である。イメージセンサー356は、記録体Srに対面するガラス356a、画像の読み取り面を照明する光源たるLEDアレイ356b、結像素子であるレンズアレイ356c、等倍センサ356dなどを有している。結像レンズを使用しない密着センサなどを採用することも可能である。
本などの厚い記録体Srについては、コンタクトガラス302上にセットし、圧板363で押しつけるが、このとき、自動記録体送り部350が正規位置よりも浮き上がる。このため、第2厚板357も第2コンタクトガラス303から浮き上がってしまう。そこで、第2圧板357の第2コンタクトガラス303からの浮き上がりを検知する浮き上がり検知センサー364が設けられている。この浮き上がり検知センサー364による検知結果に基づいて、イメージセンサー356による読取が禁止されるようになっている。よって、厚い記録体Srが第1コンタクトガラス302上にセットされたままで、記録体Srの読み取りが行われるといった不具合が発生しない。
記録体Srの画像情報がイメージセンサー356によって読み取られているときに、他の記録体Srを割り込み処理によって読み取らせてプリントアウトしたい場合には、画像読取部310を用いる。具体的には、まず、図示しない「割り込み中断ボタン」を押下して自動送りによる画像読取を中断させる。次に、記録体Srを給送用記録体積載部361や記録体拝送トレイ360にスタックさせたままの状態で、自動記録体送り部350を見開いた後、新たな記録体を第1コンタクトガラス302上にセットする。そして、自動記録体送り部350を閉じた後、図示しない「割り込みスキャンボタン」を押下して、割り込みスキャンを実施させるのである。
次に、この複写機本体100の内部構成について図2及び図4を用いて説明する。図4は、この複写機本体100における画像形成部1の概略を示す概略断面図である。この複写機本体100の装置の内部には、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(Bk)の各色の画像を形成するための画像形成手段として、4個の潜像担持体であるドラム状の感光体2Y,2M,2C,2Bkが図中左右方向に等間隔で離間させて並列に配設されている。そして複写機本体100の動作時に、不図示の駆動源により矢印方向に回転する。
感光体2の周囲には、現像装置など、電子写真方式の画像形成装置に必要な部材、装置が配備され画像形成部1として構成されているが、作像する画像のトナー色に対応させるよう、便宜上各作像装置を示す番号の後ろに、その色を表わすY(イエロー),C(シアン),M(マゼンタ),Bk(ブラック)を添え字として附すことにする。特に一般的説明では、これらの添え字を省略する場合もある。また4個の画像形成部1Y,1C,1M,1Bkは、いずれも同じ構成となっている。
図4に示すイエロー画像用の感光体2Yを備える画像形成部1Yに着目すると、感光体2Yの周囲には静電写真プロセスに従い 帯電ローラ4aYを備えた帯電装置4Y、現像ローラ5aY、現像ブレード5bY、スクリュー5cY等を有する現像装置5Y、クリーニングブラシ3aY、クリーニングブレード3bY、回収スクリュー3bY等を備えるクリーニング装置3Y等の作像部材が順に配設されている。
この感光体2Yは例えば直径30〜120mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機半導体層を設けた層構造よりなる。他の感光体2C,2M,2Bkについても、その周囲に配備される部材は同様である。即ち、作像に用いるトナーの色が異なるだけである。なお、感光体としてはベルト状のものを用いることも可能である。
図2に示すように、感光体2Y,2C,2M,2Bkの下方には各色毎の画像データ対応のレーザ光を帯電手段で一様に帯電済みの各感光体2の表面に走査し、静電潜像を形成するための露光装置8が設けられている。各帯電装置4と各現像装置5との間には、この露光装置8により照射するレーザ光が感光体2に向けて入り込むように、細長いスペースが感光体2の回転軸の方向に確保されている。
図示例の露光装置8は、レーザ光源、ポリゴンミラー等を用いたレーザスキャン方式の露光装置で、不図示の4個の半導体レーザから、形成すべき画像データに応じて変調したビーム光8Y,8C,8M,8Bkを発する。露光装置8は金属あるいは樹脂製の筐体により、光学部品、制御用部品を収納し、上面の出射口には、透光性の防塵部材を備えている。本実施形態では1個の筐体で構成されているが、複数の露光装置を、各画像形成部1に個別に設けることもできる。上記レーザを採用する露光装置のほかに、公知のLEDアレイと結像手段とを組合せた露光装置も採用できる。
イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(Bk)の各色トナーは、各色を扱う現像装置5Y,5C,5M,5Bkで消費されると、不図示のトナー検知手段により検知され、複写機本体100の上部に備える各色のトナーを収納しているトナーカートリッジ40Y,40C,40M,40Bkから、不図示の供給手段により、各現像装置5に供給される。各トナーカートリッジの外殻は、樹脂あるいは紙からなる容器で、一部に排出口を備え、複写機本体100の装着部TSに容易に着脱でき、装着したとき、この排出口が複写機本体100本体に設けた個別のトナー補給手段と結合する。各色のトナーカートリッジ40が誤って装着されて別の色を扱う現像装置にトナーが補給されないよう、装着部TSとトナーカートリッジ40との形状が対をなすようにするなど、誤装着防止手段が設けてある。
現像装置5には、トナーとキャリヤとの攪拌、搬送用のスクリュー5cが2本備えてある。現像装置5が複写機本体100に装着されているとき、上記トナー補給手段の一端が、図で左側のスクリュー5cの上部に接続されている。スクリュー5cによりトナーは、矢印方向に回転する現像ローラ5aに供給されるが、ブレード5bにより、現像ローラ5a表面のトナー層の厚みが所定の厚みになるよう規制される。現像ローラ5aは、ステンレスやアルミニウム製の円筒で、回転可能にかつ感光体2との距離が正規に確保されるように現像装置5のフレームに支持され、内部には所定の磁力線が構成されるようにマグネットが備えてある。レーザビームにより各感光体2の表面に形成された色毎の静電潜像は、所定の色のトナーを扱う現像装置5により現像され、顕像となる。
感光体2Y,2C,2M,2Bkの上部には、中間転写ユニット6が配備されている。複数のローラ6b,6c,6d,6eにより支持、張架された像担持体としての中間転写ベルト6aが矢印方向に走行するよう、ローラ6bが回転する。この中間転写ベルト6aは無端状で、各感光体2の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。ベルト内周部には 各感光体2に対向させて一次転写ローラ7Y,7C,7M,7Kが設けられている。
中間転写ベルト6aの外周部には、ローラ6eに対向する位置にクリーニング装置6hが設けられている。このクリーニング装置6hはベルト6aの表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。このクリーニング装置6hに対向するローラ6eは、ベルト6aにテンションを与える機構を備える。常に適切なベルトテンションを確保するため移動するが、対向するクリーニング装置6hも連動して移動が可能となっている。
なお、この中間転写ベルト6aは、例えば、基体の厚さが50〜600μmの樹脂フィルム或いはゴムを基体とするベルトであって、各感光体2が担持するトナー像を、一次転写ローラ7に印加するバイアスにより静電的にベルト表面に転写を可能とする抵抗値を有する。なお上記の中間転写ベルト6aに関連する部材は、中間転写ユニット6として構成してあり、画像形成装置100に着脱が可能となっている。
中間転写ベルトの一つの実施形態として、中間転写ベルト6aは、ポリアミドにカーボンを分散し、その体積抵抗値は、10〜1012Ωcm程度に抵抗が調整されたものである。ベルトの走行を安定させるためのベルト寄り止めリブを、ベルト片側あるいは両側端部に設けてある。
一次転写ローラの一つの実施形態として、一次転写ローラ8は芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴム材料を被覆したもので、芯金部に、不図示の電源からバイアスが印加される。導電性ゴム材料はウレタンゴムにカーボンが分散され、体積抵抗10Ωcm程度に抵抗が調整されている。なお、ゴム層を有さない金属ローラも採用が可能である。
中間転写ベルト6aの外周で、支持ローラ6bの近傍には、二次転写ローラ14aが設けてある。二次転写ローラ14aは芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴムを被覆したもので、芯金部に、電源14bからバイアスが印加される。上記ゴムにはカーボンが分散されており、体積抵抗は10Ωcm程度に抵抗が調整されたものである。中間転写ベルト6aと二次転写ローラ14aとの間に記録体Sを通過させながら、バイアスを印加することで中間転写ベルト6a上に担持されたトナー画像が記録体Sへ静電的に転写される。
露光装置8の下方には複数段、例えば2段の給送カセット9A,9Bが引出し可能に配設されている。これらの給送カセット内に収納された記録体Sは、対応する給送ローラ10A,10Bの回転により選択的に送り出され、分離手段11A,11Bと、搬送ローラ対12A,12Bにより給送搬送経路P1に送られる。
給送搬送経路P1には、二次転写部へ記録体Sを送り出す給送タイミングをとるため、一対のレジストローラ13が設けてある。記録体Sは、レジストローラ対13から、中間転写ベルト6aと二次転写ローラ14aとで構成される二次転写部に向けて搬送される。
図2の右側に設けてある手差し給送トレイ25aは使用しないとき、回動させて複写機本体100の一部のフレームFに収納が可能である。手差し給送トレイ25aに収納された最上位の記録体Sは、給送ローラ26により給送され、確実に一枚だけ搬送されるように分離手段27で分離され、搬送ローラ対22,24により搬送路P1を経て前記一対のレジストローラ13に送られる。
二次転写部の上方には加熱手段を有する定着装置15が設けられている。この例では、ヒータを内蔵したローラ15a,15bから構成されているが、ベルトを採用したタイプ、また加熱の方式もIHを採用したものなど、適宜採用できる。
切り換えガイドG1は回動可能で、図示の状態では、定着の終了した記録体を排送路P3に案内し、一対の排送ローラ16により、複写機本体100上部の排送スタック部Tに排送、スタックさせる。
図2の複写機本体100は、記録体Sの両面に自動的に画像を形成することができるよう、記録体Sの反転、再給送のための搬送路やローラを備えている。
具体的には、フレームFの内部にスイッチバック路P5と再給送路P6を備え、給送路P1へ片面に画像形成を終えた記録体Sを搬送させるよう、切り換えガイドG1,G2や反転可能のローラ18aや反転可能のローラ22等を備えている。反転可能の駆動ローラ22には、ローラ23,24が当接しており、このローラ22が時計方向に回転するときには、ローラ24とによって手差し給送トレイ25aからの記録体搬送をおこない、反時計方向に回転するときには、ローラ23とによってレジストローラ13の方向に記録体Sを再給送させる。切り換えガイドG1が図示の状態から時計方向に回動すると、定着の終了した記録体Spは、ローラ対17により搬送路P4に案内され、切り換えガイドG2を経てローラ18a,18bへと搬送され、一旦スイッチバック路P5に送られる。ローラ18aが反時計方向に回転し、かつ切り換えガイドG2が反時計方向に回動することで、記録体Sは再給送路P6に送られる。ローラ対15c,20及び14c,21により搬送される記録体はさらにローラ対22,23に搬送され、レジストローラ対13に到達する。
また、定着装置15の上方で、ローラ対18の搬送方向下流にある第4切り換えガイドG4が、図2の状態から反時計方向に回動し、定着後の記録体Spを案内し、拝送路P8に搬送させ、排送トレイ28に排出させることができる。
このような構成において、記録体Sの片面に画像を形成する片面印刷時の動作について説明する。
まず、露光装置4の作動により半導体レーザから出射されたイエロー用の画像データ対応のレーザ光8Yが、帯電ローラ4aYにより一様帯電された感光体2Yの表面に照射されることにより静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ローラ5aYによる現像処理を受けてイエロートナーで現像され、可視像となり、感光体2Yと同期して移動する中間転写ベルト6a表面に一次転写ローラ7Yによる転写作用を受けて一次転写される。このような潜像形成、現像、一次転写動作は感光体2C,2M,2Bkでもタイミングをとって順次同様に行われる。
この結果、中間転写ベルト6aの表面上には、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(Bk)の各色トナー画像が、順次重なり合った4色トナー画像として担持され中間転写ベルト6aとともに矢印の方向に移動される。一方感光体2の表面は、クリーニング装置3により、残存するトナーや異物がクリーニングされる。
中間転写ベルト6a上に形成された4色トナー画像は、中間転写ベルト6aと同期して搬送される記録体S上に、二次転写ローラ14aによる転写作用を受けて転写される。そして、中間転写ベルト6a側ではその表面が、ベルトクリーニング装置6hによりクリーニングされ、次の作像・転写工程に備える。
画像が転写された記録体Sは、定着装置15による定着作用を受け、排送ローラ16により排送スタック部Tに、画像面が下向き(フェースダウン)で排送される。
このような構成において、記録体Sの両面に画像を形成する両面記録時の動作について説明する。上記のとおりの動作により、まず記録体Sの片面に画像を中間転写ベルト6aから転写し、定着装置15を通過した記録体Sを、第1切り換えガイドG1によりローラ対17へ向けて案内する。ローラ対17の搬送路下流に設けてある第3切り換えガイドと搬送路P4を経て、図2の回動位置にある第2切り換えガイドG2の上方に進む記録体Sは、搬送路P5へ、ローラ18aと18bで搬送されるが、反転可能の駆動ローラ18aは、時計方向に回転する。ローラ対19も正逆転が可能なローラで、記録体Sを一旦スイッチバック搬送路P5に受け入れた後逆転させ、記録体Sを逆送させる。その時は、第2の切り換えガイドG2は、図の姿勢から反時計方向に回動し、いままで記録体後端であったほうを先端としてローラ対15c,20と14c,21により搬送路P4に向け搬送させる。あとは上記のようにレジストローラ対13に到達させる。レジストローラ対13でタイミングをとって、片面に画像を有している記録体Sを再度、二次転写ローラ14aのある二次転写部に向けて搬送させることにより、中間転写ベルト6a上のトナー画像が記録体Sの他面側に転写される。
記録体Sの第2面に形成すべき画像は、この記録体Sが所定のところまで搬送されたとき開始される作像工程により順次形成される。この場合の作像工程もまた前述の片面印刷時のフルカラートナー画像形成と同様であり、このフルカラートナー画像を中間転写ベルト6a上に担持させる。ただし、記録体は搬送路で前後が反転されているため、最初に作像されたときに対し、記録体搬送方向で逆から作像されるよう、露光装置から出射される画像データの作成が制御、実行される。
このようにして両面にフルカラートナー像が転写された記録体Sは再度、定着装置15による定着処理を経て排送ローラ16により排送スタック部T上に排送される。両面作像の効率を上げるため、搬送路には同時に数枚の記録体を搬送させることができる。記録体Sの表、裏に形成すべき画像の形成タイミングは制御手段(不図示)により実行される。
本実施形態においては、感光体2上に形成されるトナー像の極性はマイナスであり、一次転写ローラ7にプラスの電荷を与えることで感光体2上のトナー像は中間転写ベルト6a表面に転写される。また、二次転写ローラ14aにプラスの電荷を与えることで中間転写ベルト6a表面のトナー像が、記録体Sに転写される。
なお、これらの片面印刷、両面印刷動作に関して、フルカラー印刷を実行させる例で説明したが、ブラックによるモノクロ印刷時にあっては、使用されない感光体が存在する。使用されない感光体2Y,2C,2Mあるいは現像装置5Y,5C,5Mを稼動させないだけでなく、これらの使用されない感光体2と中間転写ベルト6aとを非接触に保つための機構を備えている。本実施形態では、ローラ6dと一次転写ローラ7Y,7C,7Mを支持する内部フレーム6fを、軸6gを中心に回動可能に支持し、感光体2から遠ざかる方向(図2で時計方向)に回動させることにより、感光体2Bkだけが中間転写ベルト6aと接触して、作像工程を実行することにより、ブラックトナーによるモノクロ画像を作成する。このようにすることで、感光体2や中間転写ベルト6aなどの寿命向上の点で有利である。
メンテナンスや部品交換等の必要性が生じた場合には、不図示の外装カバー等を開放し、メンテナンスをおこなうが、図4に示した画像形成部1を構成する部材をユニット化し、プロセスカートリッジとして交換すると都合がよい。
図4に示す画像形成部1をプロセスカートリッジとして構成したとき、複写機本体100への装着用のガイド部や把手を設けて着脱を容易なものとする。その他プロセスカートリッジの特性や稼動の状況を記憶する記憶装置(例えばICタグ)などを備えておくと、保守の指針となり好都合である。さらに、中間転写ベルトユニット6に関してメンテナンスや交換等をする場合、ベルトと感光体2を離間させ、中間転写ベルトユニットを引出すようにもできる。
図5は、図2の状態からフレームFを開放した状態の部分図である。下方の回動軸Faを回動中心として、上方を開放可能な構造にしてある。開放に先立ち、図示していないロックレバーの操作により開放させることによってほとんどの搬送路が開放できるため、ジャムした記録体Sの処置が容易にできる。搬送路P2とP5とを両側に形成した二次転写ユニット14はローラ23の中心を回動中心としており、フレームFを図5のように開放したとき、二次転写ローラ14aが中間転写ベルト6aから離れ、かつローラ14cがローラ21と離れるように、二次転写ユニット14に回動習性を与えてある。この二次転写ユニット14は、内部に電源14bを備え、ケース外部は記録体の搬送機能を有したユニットである。
定着装置15も搬送用ローラ15cと搬送用のガイド面とを有しており、一部が搬送路P6を構成している。この定着装置15は、図5の状態で、図の右方に引き出し可能に支持されている。従って定着装置内部で発生した記録体ジャムの処理も容易にできる。
図2に示した装置は、下部に別の給紙バンク50(テーブル)を備えている。この例では2個の給送カセット9C,9Dを備えているが、さらに個数を増やしたタイプのものも採用でき、記録体収納数を多くした給送カセットを内蔵したタイプでもよい。
本実施形態に複写機においては、上述したように搬送路中で紙詰まりなどが生じた際には、紙縦搬送ユニット130を図6に示すように位置Xから位置Yへ変位させ搬送路を開放させる。
ここで、紙縦搬送ユニット130を位置Xから位置Yへ変位させることで複写機本体100の重心が図中右方向に移動する。そのため、紙縦搬送ユニット130が位置Yにある状態で図中矢印Z方向の外力などが複写機本体100に加えられた場合には、複写機全体が図中右方向へ転倒してしまう可能性が高くなることが分かる。特に、複写機本体100と給紙バンク50とが固定されていない場合には、給紙バンク50上で複写機本体100のみが図中右方向へ傾き、複写機本体100と給紙バンク50とが分離して、給紙バンク50上から複写機本体100が落下する恐れがある。
[構成例1]
図7に、図2の複写機本体100の構造体を構成する、複写機本体100の底部に設けられた底板であるベース120を示す。ベース120には、図8に示す給紙バンク50上部に設けられた載置部であるステー40にカシメられて取り付けられたピン41が入り込む開口121が設けられている。そして、給紙バンク50上に複写機本体100を載せるときに、ピン41を開口121に入り込ませることで、複写機本体100と給紙バンク50との位置決めを行うことができる。
開口121の近傍の拡大図を図9に示す。図9に示すように開口121の近傍のベース120上にはブラケット32が取り付けられている。このブラケット32には段曲げによりベース120との取り付け面から上方にオフセットされた位置に、開口121から複写機本体100内に入り込んだピン41と決まる円形の開口31が設けられている。この開口31の直径はピン41の直径と略同径であり、ピン41が開口31に嵌ると図1に示すように殆どガタを持たない状態でピン41と開口31とが嵌合する。これにより、開口31とピン41とが嵌合して複写機本体100のピン軸方向に対して交差する方向の移動が規制することができる。
図10は、図9を複写機本体前側斜め上方から開口121やブラケット32などを見たときの図である。図10に示すように、ベース120に設けられた開口121の中心とブラケット32に設けられた開口31の中心とが同一直線状となるように構成している。
これにより、図6に示したように複写機本体100が横からの外力を受けたとしても、開口31のエッジ33などがピン41に引っ掛かりエッジ33とピン41とがロックされ給紙バンク50のステー40に対して複写機本体100が傾くのを回避することができる。よって、複写機本体100に外力が加えられステー40に対し複写機本体100が傾く複写機本体100の回動動作により、ピン41が複写機本体100のベース120に設けられた開口121から抜けてしまうことがない。したがって、複写機本体100に外力が加えられたとしも給紙バンク50上から複写機本体100が落下してしまうのを防止できる。
また、ブラケット32の開口31が設けられた箇所は、ベース120との取り付け面から上方にオフセットされているため、撓むなどの変形がし易くなる。そのため、複写機本体100を給紙バンク50へセットする際にピンとブラケット32との干渉をキャンセルすることができ、複写機本体100と給紙バンク50との着脱性が損なわれない。なお、ブラケット22としては厚さ1mmから1.5mm程度の板金を用いるのが好ましい。
[構成例2]
本構成例のおいては、図11に示すように、ベース120に設けられた開口121の中心に対してブラケット32に設けられた開口31の中心をピン挿入方向に対して直交する方向(本構成例においては図5中右方向)にオフセットとした構成となっている。
図12に、給紙バンク50上に複写機本体100を載せ、給紙バンク50に設けられたピン41が開口121を介して開口31に嵌め込まれた状態を示す。図11に示したように、開口121の中心に対して開口31の中心がピン挿入方向に対して直交する方向にオフセットしているため、ピン41を開口121を介して開口31に嵌め込むことで図中Aの箇所にてブラケット32とピン41とが干渉する。このとき、ブラケット32はピン41によって図中矢印B方向に押圧され、図中矢印B方向に撓む。その結果、図中矢印B方向の押圧力の反力によって、ブラケット32の開口31の内壁やエッジ33などがピン41に押し付けられた状態となる。
このように押し付けられた状態となることで開口31のエッジ33などがピン41に引っ掛かり易くなりロック性が向上する。その結果、図6に示すような複写機本体100が横方向からの外力などを受けたとしても、複写機本体100が給紙バンク50上で傾くのをより回避することができる。したがって、給紙バンク50上で複写機本体100が傾くことによって開口121からピン41が抜け、給紙バンク50から複写機本体100が落下してしまうのをより防止することができる。
また、図11と図12とから、ブラケット32のピン41に対する押し付け方向は、複写機全体で見て図6中右方向となる。ここで、複写機本体100及び給紙バンク50の重心が、装置正面から見て右側(図6中右側)にあるとすると、複写機本体100が図6に示した横方向からの外力を受けたときに、ブラケット32の開口31のエッジ33が更にピン41に押し付けられる構成となるため、開口31のエッジ33などがピン41により引っ掛かり易くなりロック性がより向上する。よって、複写機本体100が横方向などからの外力を受けたとしても、複写機本体100が給紙バンク50上で傾くのをより回避することができる。したがって、給紙バンク50上で複写機本体100が傾くことによって開口121からピン41が抜け給紙バンク50から複写機本体100が落下してしまうことより防止することができる。
また、給紙バンク50上から複写機本体100を外すときには、ブラケット32からの押し付けに対してピン41が逃げる方向に給紙バンク50が傾くため、ブラケット32とピン41とのロックが解除され外し易くなる。よって、複写機本体100と給紙バンク50との着脱性が向上する。
また、上述したようにブラケット32の開口31のエッジ33はピン41に対し図13に示す矢印C方向(図12中矢印B方向とは反対方向)に押し付けられる。そのため、ブラケット32の開口31が設けられた箇所は、ピン41に押し付けられる方向(矢印C方向)と直交する曲げ軸E1,E2を中心とした段曲げによって取り付け面からオフセットされている。
これにより、給紙バンク50上に複写機本体100を載せたときのブラケット32とピン41との干渉をブラケット51の撓みなどの変形で吸収する際に、ブラケット32の押し付けの方向(矢印C方向)とブラケット32の撓み易い方向とが同じになる。よって、給紙バンク50上に複写機本体100を載せたときのブラケット51とピン41とが干渉することで生じる抵抗が少なくなり着脱性が向上する。
[構成例3]
本構成例においては、図14に示すようにベース120に取り付けられたブラケット52がコの字型をしており、ブラケット52は2箇所でベース120に取り付けられている。
ブラケット52をコの字型にすることでブラケット52の剛性が大きくなってしまうため、給紙バンク50上に複写機本体100を載せたときのブラケット52とピン41とが干渉することで生じる抵抗が大きくなってしまう。しかしながら、複写機本体100が横方向からの外力を受け開口31のエッジ33などがピン41に引っ掛かるときは、ブラケット52の設置足(ベース120に取り付けているブラケット52の部分)に対して圧縮方向なので剛性が非常に高くなり、ロック性が大きく向上する。
また、図14に示すようにブラケット81に設けられた引っ掛け部53をベース120に設けられた取り付け孔122に潜り込ませて引っ掛けるようになっている。
本構成例のように、ベース120とブラケット52の複数ある取り付け箇所のうち1ヶ所とを引っ掛けにすることで、ベース120に対するブラケット52の固定が自由度を持ち、ブラケット52の撓みなどの変形を許容し易くなる。よって、給紙バンク50上に複写機本体100を載せたときのブラケット52とピン41との干渉をキャンセルし易くなり着脱性が向上する。
また、ブラケット52を引っ掛けによってベース120に取り付ける箇所を複写機本体100及び給紙バンク50の重心に近い側にすることで(本構成例においては、図6中右側に重心があり、取り付け孔122も他方の取り付け部よりも図6中右側に設けられている)、ブラケット81の撓みなどの変形をより許容し易くなり、給紙バンク50上に複写機本体100を載せたときのブラケット52とピン41との干渉をよりキャンセルし易くなり着脱性が向上する。
[構成例4]
本構成例においては、図15に示すようにブラケット52にピン41と嵌合する長孔35が設けられている。ここで、給紙バンク50上で複写機本体100が傾き得る方向(複写機本体100のピン軸方向に対して交差する方向)全てが規制されるように、例えば図8に示したようにブラケット52の開口31とピン41とを嵌合させるような構成の場合においては、給紙バンク50上に複写機本体100を装着するときにブラケット52の開口31とピン41との位置を合わせるのに手間がかかることがある。
本実施形態の複写機本体100のように、紙縦搬送ユニット130を図6に示した位置Xと位置Yとの間で変位させ搬送路を開閉するような構成においては、上述したように紙縦搬送ユニット130が位置Yにあるときに複写機本体100の重心が図6中右方向に移動する。そのため、紙縦搬送ユニット130が位置Yにある状態で図6中矢印Z方向の外力などが複写機本体100に加わる場合、紙縦搬送ユニット130が位置Yにある状態では複写機本体100が図6中右方向へ転倒してしまう可能性が高くなる。
本構成例においては、ブラケット52の長孔35の短手方向は、図6中右方向と同じ向きになっている。これにより、図16に示すように、図6中矢印Z方向の外力などによって複写機本体100が傾斜しようとする方向でブラケット52の長孔35のエッジ36とピン41とが決まった状態で嵌合することになる。よって、複写機本体100が横からの外力を受けたときにブラケット52の長孔35のエッジ36などがピン41に引っ掛かるので、長孔35とピン41とがロックされる。したがって、長孔35の短手方向にあるエッジ36などで給紙バンク50上で複写機本体100が傾くのを規制することができ、少なくとも複写機本体100が図6中右方向へ転倒してしまうのを回避することができる。
そして、ブラケット52の長孔35の長手方向には自由度を持って長孔35にピン41が嵌り込むので、給紙バンク50上に複写機本体100を載せるときの装着性(セット性)を向上させることができる。
また、図17に示すように、ブラケット52のベース120との取り付け面から上方にオフセットされた位置に設けられた長孔37は、上方への突き出しにより構成されている。このように、給紙バンク50上に複写機本体100を載せたときにピン41が長孔37に嵌り込む方向(上方向)にブラケット52の長孔37を突き出しにより構成することで、セット時にピン41の先端が図18に示すブラケット52内側の長孔37近傍のダレ面39と接し、ピン41がダレ面39にガイドされて長孔37に入り込むことができるため装着性(セット性)が向上する。また、複写機本体100の傾きを規制するときには、ブラケット52の長孔37のエッジ38とピン41とが接するためロック性を保つことができる。
[変形例]
本変形例においては、上述したような給紙バンク50に対して複写機本体100が特定の方向へ傾くのを抑制するために、図19に示すような凹形状の切り欠き部61をブラケット62に設けており、給紙バンク50に設けられたピン41と切り欠き部61の内壁やエッジ63などとが決まった状態で嵌合するようになっている。
ブラケット62に凹形状の切り欠き部61を設けた構成においても、図6に示したように複写機本体100が横からの外力を受けた場合に、切り欠き部61のエッジ63などがピン41に引っ掛かり切り欠き部61とピン41とがロックされる。よって、上記外力を受けたとしても複写機本体100が給紙バンク50上で傾くのを回避することができ、給紙バンク50上で複写機本体100が傾くことでピン41がベース120の開口121から抜けてしまうことがない。よって、上記外力を受けたとしても給紙バンク50上から複写機本体100が落下してしまうのを防止することができる。また、切り欠き部61とピン41とを嵌合させる自由度が図1に示したような構成よりも大きくなるので、給紙バンク50上に複写機本体100を載せるときの装着性(セット性)を向上させることができる。
[構成例5]
本構成例においては、図20に示すようにピン41の外周面に溝42が設けられている。そして、この溝42は、給紙バンク50上に複写機本体100を載せた状態で図21に示すようにブラケット61のピン41と嵌合する嵌合部である切り欠き部61よりも上方に位置するように設けられている。
これにより、過剰な負荷によりブラケット62の切り欠き部61のエッジ63がピン41の外周面のストレート部を抜けてしまった場合に、溝41にブラケット62の切り欠き部61のエッジ63が引っ掛かるのでより安全性が確保される。
また、図20に示すようにピン41の根元に座43を設けることで、ブラケット63から押圧によってピン41が倒れてしまうのを抑制することができ、ブラケット63の嵌合部である切り欠き部61のエッジ63がピン41に当たってもピン41が逃げないためロック性が向上する。
[構成例6]
図22に示すピン41の直径は、ピン41に設けられた溝42よりも根元側の直径D1よりも先端側の直径D2の方が小さくなっている。また、ブラケット52の開口37の径とピン41の溝42よりも根元側の直径D1とが略同じ大きさとなっている。これにより、ピン41の溝42より先端側の径が、ブラケット52の開口37の径よりも小さく上記先端側のピン41の外周面と開口37の内壁との間に隙間が形成されるので、複写機本体100と給紙バンク50との着脱性が良くなる。
[構成例7]
図23は、ベース120に設けられたブラケット52にキャップ70を取り付けた状態を示したものである。図24にキャップ70の形状を示す。図24(b)は図24(a)に示した一点鎖線αにおけるキャップ70の断面図である。キャップ70は板金の曲げ加工によって箱形状をしており、キャップ70の側壁にはキャップ内側に向かって曲げられたストッパ71a,71bが設けられている。
図25(a)は、開口121を介して開口37にピン41がはまり込んでいない、ブラケット52とキャップ50のみの状態を示したものである。なお、説明のためキャップ70を切断した状態で示している。図25(b)は、複写機本体100が給紙バンク50上にセットされた状態におけるキャップ70の深さとピン41の長さとの比較説明用の図であり、実際には図25(b)に示すようにピン41がキャップ70を貫通することはない。図25(b)からわかるように、ピン41の長さがキャップ70の深さよりも図中の点線で囲まれたピン先端分だけ長い。そのため、図25(c)に示すように、複写機本体100を給紙バンク50上に載せるとピン41がキャップ70に当接してキャップ70がピン41によって図中矢印方向へ押し上げられる。このとき、ブラケット52を抱え込むように曲げられたキャップ70の側壁の内面がブラケット91の側壁に沿ってガイドされるガイド手段の役割を果たしている。また、給紙バンク50上から複写機本体100を脱着するときには、開口121や開口37などからピン41が抜かれるにつれて、キャップ70は重力によって図25(a)に示した元の状態(最下点)に戻る。
このように、キャップ70はピン41の挿抜方向に変位するため、常にブラケット52に設けられた開口37の直上にキャップ70がある。そのため、ピン41が複写機本体100内に設けられた基盤やハーネスなどの各種部材と接触するのを抑制することができ、ピン41と上記各種部材とが接触することで上記各種部材などが破損するという不具合などが生じ得るのを抑制することができる。また、ピン41が挿入されていないときには、キャップ70によってブラケット52の開口37を塞ぐことで、複写機本体100内のハーネスなどの部材が開口37や開口121から装置外部に出てしまうのを抑制することでき、エンクロージャとして機能させることができる。
また、ピン41の挿抜だけによってキャップ70を変位させ上述したような効果を得ることができるので、キャップ70を変位させるため専用の駆動手段を設ける必要がなく省スペース化を図ることができる。
また、キャップ70は樹脂によって成形するのが好ましく、装置内でキャップ70とハーネスなどの各種部材とが接触してもハーネスなどを傷付けることがない。
図26(b)は図26(a)に示した一点鎖線βにおけるキャップ70の断面図である。キャップ70に設けられた、ストッパ71aとストッパ71bとの間隔W2は、ブラケット52の幅W1よりも小さい。
このような構成にすることで、キャップ70をブラケット52の上方から被せるとき、ブラケット91に接触したストッパ71a,71bを介してキャップ01の側壁がキャップ外側へ向かう方向に「W1−W2」の変形量で弾性変形しながらキャップ01がブラケット91に取り付けられる。そして、ストッパ71a,71bとブラケット91との接触が解除されるとキャップ70の形状が元に戻り、ブラケット内側面52a,52bにストッパ71a,71bが引っ掛かるようになる。よって、ストッパ71a,71bがブラケット内側面52a,52bに引っ掛かることでブラケット52からキャップ70が抜けるのを止めることができる。
また、上述したようにキャップ70をブラケット52に取り付けるための固定部品や工具などが不要なので、ブラケット52へのキャップ70の取り付けが容易且つ安価となる。
以上、本実施形態によれば、載置台である給紙バンク50と、給紙バンク50上に搭載される装置本体である複写機本体100と、給紙バンク50の複写機本体100が載置される載置部であるステー40に設けられたピン状部材であるピン41と、複写機本体100の底板であるベース120に開けられた、ピン41が入り込む開口部である開口121とを備えた画像形成装置である複写機において、給紙バンク50上に載置された複写機本体100がステー40に対して傾かないように、開口121よりも上方で開口121に入り込んだピン41と嵌合する嵌合部材であるブラケットを複写機本体100内に設け、ピン41の外周面に溝42を設けており、溝42を境にピン41の先端側の径が根元側の径よりも小さい。これにより、ブラケットとピン41とが嵌合することで、複写機本体100に外力が加えられたとしてもステー40(給紙バンク50)に対して複写機本体100が傾くのを回避することができる。よって、複写機本体100に外力が加えられ給紙バンク50上で複写機本体100が傾きベース120がステー40から遠ざかることで、ベース120に設けられた開口121からピン41が抜けてしまうようなことがない。したがって、複写機本体100に外力が加えられたとしもステー40上から複写機本体100が落下してしまうのを防止できる。また、ピン41の外周面に溝42を設けることで、過剰な負荷によりブラケットのエッジなどがピン41のストレート部を抜けてしまった場合に、ブラケットのエッジがピン41の溝42に引っ掛かるため、より安全性が確保される。また、溝42を境にピン41の先端側の径が根元側の径よりも小さいことで、上述したように複写機本体100と給紙バンク50との着脱性が良好となる。
また、本実施形態によれば、ブラケットとピン41とが嵌合すると、ブラケットがピン軸方向に対して直交する方向にピン41を押圧するように構成したことで、ブラケットがピン41に確実に押し付けられる状態となりロック性が向上する。
また、本実施形態によれば、ブラケットが複写機本体100の重心へ向かう方向にピン41を押圧することで、ブラケットがよりピン41に押し付けられる状態となるのでロック性がより向上する。
また、本実施形態によれば、段曲げにより開口121に対してオフセットされた開口31などの嵌合部でピン41と嵌合するように、ブラケットがベース120に設けられており、段曲げ方向はブラケットがピン41を押圧する方向である。これにより、ブラケットの押し付け方向とブラケットの変形し易い方向とが同じになるので、セット時の抵抗が少なくなり着脱性が向上する。
また、本実施形態によれば、ブラケットはコの字型に曲げられており、2面以上でベース120に取り付けられることで、ブラケットの剛性が上がってしまうため複写機本体100と給紙バンク50とのセット時の抵抗が大きくなってしまうが、ブラケットの剛性が非常に高くなるのでロック性が大きく向上する。
また、本実施形態によれば、ブラケットは複数の取り付け箇所でベース20に取り付けられており、複数の取り付け箇所のうち1箇所とベース120とを掛止させることで、ブラケットの固定が自由度を持ち、ブラケットの撓み(変形)を許容し易くなる。よって、複写機本体100と給紙バンク50とのセットの際にピン41とブラケットとの干渉をキャンセルし易くなり着脱性が向上する。
また、本実施形態によれば、ベース120と掛止される、ブラケットの複数の取り付け箇所のうちの1箇所が、複写機本体100の重心に近い側にあることで、ブラケットの固定がより自由度を持ち、ブラケットの撓み(変形)をより許容し易くなる。よって、複写機本体100と給紙バンク50とのセットの際にピン41とブラケットとの干渉をよりキャンセルし易くなり着脱性がより向上する。
また、本実施形態によれば、上記嵌合部が長孔35であることで、長孔35の短手方向で給紙バンク50に対する複写機本体100の傾斜方向の移動を規制することができる。また、長孔35の長手方向にピン41の位置決めの自由度が増すのでセット性を損ない過ぎない。
また、本実施形態によれば、上記嵌合部が上記対向する面に突き出し加工によって形成された孔37であることで、セット時にピン41がブラケットのダレ面39と接しダレ面39に沿って孔に入り込むためセット性が向上する。また、複写機本体100の傾きを規制するときにはピン41がエッジ38と接するためロック性を保つことができる
た、本実施形態によれば、ピン41のステー40との付け根部分に座43を設けたことで、ピン41の倒れが抑制されブラケットに設けられた開口のエッジがピン41に当たっても逃げないためロック性が向上する。
また、本実施形態によれば、ブラケットの側壁によってガイドされながらベース120に開けられた開口部21に対するピン41の挿抜方向へ変位可能でブラケットに取り付けられた、少なくとも開口部21を覆うキャップ部材であるキャップ70を有している。これにより、キャップ70はピン41の挿抜方向に変位するため、常にブラケット52に設けられた開口37の直上にキャップ70がある。そのため、ピン41が複写機本体100内に設けられた基盤やハーネスなどの各種部材と接触するのを抑制することができ、ピン41と上記各種部材とが接触することで上記各種部材などが破損するという不具合などが生じ得るのを抑制することができる。また、ピン41が挿入されていないときには、キャップ70によってブラケット70の開口37を塞ぐことで、複写機本体100内のハーネスなどの部材が開口37や開口121から装置外部に出てしまうのを抑制することでき、エンクロージャとして機能させることができる。さらに、ピン41の挿抜だけによってキャップ70を変位させ上述したような効果を得ることができるので、キャップ70を変位させるため専用の駆動手段を設ける必要がなく省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、キャップ70にはブラケット52からキャップ70が抜けるのを止めるストッパ71a,71bが設けられており、キャップ70をブラケット52へ取り付けるときにストッパ71a,71bを介してキャップ70の側壁が弾性変形可能であることで、上述したようにキャップ70をブラケット52に取り付けるための固定部品や工具などが不要なので、ブラケット52へのキャップ70の取り付けが容易且つ安価となる。
また、本実施形態によれば、キャップ70が樹脂により成形されたものであることで、装置内でキャップ70とハーネスなどの各種部材とが接触してもハーネスなどを傷付けることがない。
構成例1においてブラケットに設けられた開口とピンとが嵌合した状態を示した模式図。 本実施形態に係る複写機の概略構成図。 イメージセンサーを示す平断面図。 画像形成部の概略断面図。 フレームFを開放した状態の部分図。 紙縦搬送ユニットを変位させる位置Xと位置Yとを示した模式図。 複写機本体の底部に設けられた底板であるベースの模式図。 給紙バンク上部に設けられた載置部であるステーの模式図。 ベースに設けられた開口近傍の拡大図。 複写機本体前側斜め上方からベースに設けられた開口やブラケットなどを見た斜視図。 ベース設けられた開口の中心に対してブラケットに設けられた開口の中心をピン挿入方向に対して直交する方向にオフセットさせた模式図。 構成例2においてブラケットに設けられた開口とピンとが嵌合した状態を示す模式図。 ブラケットの段曲げ方向を示した模式図。 コの字型のブラケットを用いた場合の模式図。 長孔が設けられたブラケットの模式図。 構成例4においてブラケットに設けられた長孔とピンとが嵌合した状態を示す模式図。 長孔を突き出しによってブラケットに設けた模式図。 ブラケットの長孔の短手方向を通る縦断面図。 凹形状の切り欠き部を設けたブラケットの模式図。 外周面に溝が設けられたピンの模式図。 構成例5においてブラケットに設けられた切り欠き部とピンとが嵌合した状態を示す模式図。 溝を境にピン軸方向で直径を変化させたピンの模式図。 ブラケットにキャップを取り付けた状態を示す模式図。 (a)キャップの形状を示す外観図。(b)図24(a)に示した一点鎖線αにおけるキャップの断面図。 (a)ブラケットに設けられた開口にピンが嵌り込んでいない、ブラケット52とキャップ50とのみの状態を示した模式図。(b)複写機本体が給紙バンク上にセットされた状態におけるキャップの深さとピンの長さとの比較説明図。(c)ピンがキャップに当接してキャップがピンによって上方に押し上げられた状態を示す模式図。 (a)キャップの形状を示す外観図。(b)図26(a)に示した一点鎖線βにおけるキャップの断面図。
符号の説明
13 紙縦搬送ユニット
31 開口
32 ブラケット
33 エッジ
35 開口
36 エッジ
37 開口
38 エッジ
39 ダレ面
40 ステー
41 ピン
42 溝
43 座
50 給紙バンク
52 ブラケット
53 引っ掛け部
61 切り欠き部
62 ブラケット
63 エッジ
70 キャップ
71 ストッパ
100 複写機本体
120 ベース
121 開口
122 取り付け孔
300 自動画像読取装置

Claims (13)

  1. 載置台と、
    該載置台上に載置される装置本体と、
    該載置台の該装置本体が載置される載置部に設けられたピン状部材と、
    該装置本体の底板に開けられた、該ピン状部材が入り込む開口部とを備えた画像形成装置において、
    該載置台上に載置された該装置本体が該載置部に対して傾かないように、該開口部よりも上方で該開口部に入り込んだ該ピン状部材と嵌合する嵌合部材を装置本体内に設け
    該ピン状部材の外周面に溝を設けており、該溝を境に該ピン状部材の先端側の径が根元側の径よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記嵌合部材と上記ピン状部材とが嵌合すると、該嵌合部材がピン状部材軸方向に対して直交する方向に該ピン状部材を押圧するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記嵌合部材が上記装置本体の重心へ向かう方向に上記ピン状部材を押圧することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3の画像形成装置において、
    段曲げにより上記開口部に対してオフセットされた嵌合部で上記ピン状部材と嵌合するように、上記嵌合部材が上記底板に設けられており、段曲げ方向は該嵌合部材が該ピン状部材を押圧する方向であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記嵌合部材はコの字型に曲げられており、2面以上で上記底板に取り付けられることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または5の画像形成装置において、
    上記嵌合部材は複数の取り付け箇所で上記底板に取り付けられており、該複数の取り付け箇所のうち1箇所と上記底板とが掛止させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6の画像形成装置において、
    上記1箇所は上記装置本体の重心に近い側にあることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記嵌合部は長孔であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項4、5、6、7または8の画像形成装置において、
    上記嵌合部は上記対向する面に突き出し加工によって形成された孔であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または画像形成装置において、
    上記ピン状部材の上記載置部との付け根部分に座を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または0の画像形成装置において、
    上記嵌合部材の側壁によってガイドされながら上記底板に開けられた開口部に対する上記ピン状部材の挿抜方向へ変位可能で該嵌合部材に取り付けられた、少なくとも上記開口部を覆うキャップ部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11の画像形成装置において、
    上記キャップ部材には上記嵌合部材から該キャップ部材が抜けるのを止めるストッパが設けられており、該キャップ部材を該嵌合部材に取り付けるときに該キャップ部材が弾性変形可能であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11または12の画像形成装置において、
    上記キャップ部材は樹脂により成形されたものであることを特徴とする画像形成装置。
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