JP2022137627A

JP2022137627A - 搬送装置

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Publication number: JP2022137627A
Application number: JP2021037194A
Authority: JP
Inventors: 亮介宮地; Ryosuke Miyachi; 悦久森田; Etsuhisa Morita
Original assignee: Riso Kagaku Corp
Current assignee: Riso Kagaku Corp
Priority date: 2021-03-09
Filing date: 2021-03-09
Publication date: 2022-09-22
Also published as: CN115043236A; US20220289507A1

Abstract

【課題】搬送装置において、簡素な構成で、媒体の斜行の発生を抑制する。
【解決手段】搬送装置は、第１湾曲部分Ｃ１（湾曲部分の一例）を有する第１個別搬送路Ｐ１（搬送路の一例）と、この第１個別搬送路Ｐ１に配置され、媒体Ｍをニップしながら搬送する第２搬送ローラ対２２（１対の搬送部材の一例）とを備え、この第２搬送ローラ対２２には、第１湾曲部分Ｃ１において少なくとも一部が湾曲した状態で媒体Ｍが進入し、第１個別搬送路Ｐ１（突出部Ｐ１ｅ）は、第２搬送ローラ対２２のうちの一方の一例である駆動ローラ２２ａに向けて媒体Ｍをガイドする。
【選択図】図４

Description

本発明は、媒体を搬送する搬送装置に関する。

従来、用紙の搬送路を屈曲させた場合における搬送方向に対する用紙の傾きを修正するために、用紙の傾きを検知し、用紙の傾きを補正する後処理装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１６－１８３０３９号公報

用紙等の媒体を搬送する搬送装置において、搬送路が湾曲部分を有する場合、搬送される媒体は、湾曲部分よりも下流側又は湾曲部分に配置された１対の搬送部材に進入する際に、湾曲部分において少なくとも一部が湾曲した状態となる。

搬送路の湾曲部分は、直進部分と比較して、搬送抵抗を軽減するために１対のガイド板の間隔が広くなっている場合がある。特にこの場合には、湾曲部分において媒体の自由度が高くなり、媒体の先端の位置が安定しない。そのため、例えば、媒体の幅方向の一方側（例えば、装置フロント側）の先端が１対の搬送部材のうちの一方に接触し、媒体の幅方向の他方側（例えば、装置リア側）の先端が１対の搬送部材のうちの他方に接触することがある。このように媒体の先端が幅方向の一方側と他方側とで異なる搬送部材に接触すると、１対の搬送部材の摩擦力（搬送力）の差によって媒体の斜行が発生しやすくなる。なお、サイズが小さい媒体や薄い媒体ほど、湾曲部分において自由度が高くなり、媒体の先端が幅方向の一方側と他方側とで異なる搬送部材に接触しやすくなるため、斜行が発生しやすい。

そこで、上述のように媒体の傾きを検知し、媒体の傾きを補正することも考えられるが、媒体の斜行を検知するセンサや、このセンサの検知結果に基づき媒体の斜行を補正する斜行補正部などを配置することになるため、構造が複雑化する。

本発明の目的は、簡素な構成で、媒体の斜行の発生を抑制することができる搬送装置を提供することである。

１つの態様では、搬送装置は、湾曲部分を有する搬送路と、前記搬送路に配置され、前記媒体をニップしながら搬送する１対の搬送部材とを備え、前記１対の搬送部材には、前記湾曲部分において少なくとも一部が湾曲した状態で前記媒体が進入し、前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの一方に向けて前記媒体をガイドする。

前記態様によれば、簡素な構成で、媒体の斜行の発生を抑制することができる。

一実施の形態における印刷システムの内部構造を示す正面図である。一実施の形態における媒体供給装置及び印刷装置の制御構成を示す図である。一実施の形態における第１湾曲部分の周囲の構造を示す正面図である。図３のIV-IV断面図である。変形例における図３のIV-IV断面図である。

以下、本発明の実施の形態に係る搬送装置について、図面を参照しながら説明する。

図１は、印刷システム１００の内部構造を示す正面図である。

図２は、媒体供給装置１及び印刷装置１０１の制御構成を示す図である。

なお、図１及び後述する図３～図５に示す前後、上下、及び左右の各方向は、説明の便宜上の方向にすぎないが、例えば、前後方向及び左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。

図１に示す印刷システム１００は、媒体供給装置１と印刷装置１０１とを備える。本実施の形態に係る搬送装置は、媒体供給装置１の後述する第１個別搬送路Ｐ１等の搬送路と、媒体供給装置１の後述する第２搬送ローラ対２２等の１対の搬送部材とを備えるものであればよい。そのため、本実施の形態では、媒体供給装置１及び印刷システム１００のそれぞれが、媒体Ｍを搬送する搬送装置の一例として機能する。但し、本実施の形態に係る搬送装置としては、印刷装置１０１などの、媒体Ｍに印刷等の処理を行う処理装置、媒体Ｍの搬送のみを行う搬送装置などであってもよい。

媒体供給装置１は、媒体Ｍの供給先装置の一例である印刷装置１０１に媒体Ｍを供給する。なお、供給先装置としては、後処理装置などの他の装置であってもよい。また、媒体供給装置１は、印刷装置１０１等の供給先装置に一体に備えられていてもよい。また、媒体Ｍとしては、例えば用紙（枚葉紙）であるが、フィルム等の他のシート状の媒体などであってもよい。

図１に示すように、媒体供給装置１は、第１供給部１１と、第２供給部１２と、第１個別搬送路Ｐ１と、第２個別搬送路Ｐ２と、合流搬送路Ｐ３と、第１～第９搬送ローラ対２１～２９と、第１～第４搬送駆動部Ｄ１～Ｄ４と、第１入口通過検知センサＳ１と、第１出口通過検知センサＳ２と、第２入口通過検知センサＳ３と、第２出口通過検知センサＳ４とを備える。また、図２に示すように、媒体供給装置１は、制御部３１と、記憶部３２と、インターフェース部３３とを備える。

媒体供給装置１は、上段１ａと下段１ｂとに分かれており、第１供給部１１が上段１ａに配置され、第２供給部１２が下段１ｂに配置されている。このように、第１供給部１１及び第２供給部１２は、上下に並んで配置されている。第１供給部１１及び第２供給部１２は、媒体Ｍを供給する供給部の一例である。この供給部としては、単一の供給部又は３つ以上の供給部であってもよい。また、複数の供給部が並べられる方向は、前後方向であっても左右方向であってもよく、特に制限されない。

第１供給部１１及び第２供給部１２のそれぞれは、積載台１１ａ，１２ａと、吸着搬送部１１ｂ，１２ｂと、媒体厚さ設定部１１ｃ，１２ｃとを有する。

積載台１１ａ，１２ａには、複数の媒体Ｍが積載される。

吸着搬送部１１ｂ，１２ｂは、例えば、２つのプーリと、これらのプーリに掛け渡されたベルトとを有し、例えばエア吸引によってベルトに吸着された媒体Ｍを１枚ずつ繰り出す。吸着搬送部１１ｂ，１２ｂは、第１供給部１１及び第２供給部１２の媒体Ｍを１枚ずつ繰り出す繰り出し部の一例である。

媒体厚さ設定部１１ｃ，１２ｃは、積載台１１ａ，１２ａに積載された媒体Ｍの厚さがユーザによって設定される。例えば、媒体厚さ設定部１１ｃ，１２ｃは、媒体Ｍが厚紙であることを表す「厚紙」と記載された位置と、媒体Ｍが普通紙であることを表す「普通紙」と記載された位置と、媒体Ｍが薄紙であることを表す「薄紙」と記載された位置とに移動可能なレバー又はダイヤルなどを有する。後述する制御部３１は、媒体厚さ設定部１１ｃ，１２ｃにおいて設定された媒体Ｍの厚さの情報を取得する。なお、制御部３１は、印刷ジョブ、印刷装置１０１の操作パネルなどで設定された媒体Ｍの厚さの情報を取得してもよい。

また、図示はしないが、第１供給部１１及び第２供給部１２は、積載台１１ａ，１２ａを上下動させるモータ（アクチュエータの一例）等の積載台昇降駆動部や、吸着搬送部１１ｂ，１２ｂの２つのプーリのうちの一方である駆動プーリを回転させるモータ（アクチュエータの一例）等の繰り出し駆動部などを有する。

また、第１供給部１１及び第２供給部１２には、積載台１１ａ，１２ａに積載された最上位の媒体Ｍを含む複数の媒体Ｍを浮上させる浮上エアを吹き出す浮上エア吹き出し機構や、最上位の媒体Ｍと下位の媒体Ｍとを分離させる分離エアを吹き出す分離エア吹き出し機構などが配置されているとよい。

第１個別搬送路Ｐ１は、第１供給部１１に連結されている。第２個別搬送路Ｐ２は、第２供給部１２に連結されている。合流搬送路Ｐ３は、第１個別搬送路Ｐ１と第２個別搬送路Ｐ２とが合流した搬送路であり、印刷装置１０１のレジストローラ対１３１まで延びる。なお、第１個別搬送路Ｐ１及び第２個別搬送路Ｐ２は、複数の供給部（第１供給部１１及び第２供給部１２）のそれぞれに連結された複数の個別搬送路の一例である。

第１個別搬送路Ｐ１は、大部分が媒体供給装置１の上段１ａに配置され、第２個別搬送路Ｐ２は、媒体供給装置１の下段１ｂに配置されている。第１個別搬送路Ｐ１は、下段１ｂに配置された合流搬送路Ｐ３において第２個別搬送路Ｐ２と合流する。このように、媒体供給装置１の搬送路は、第１個別搬送路Ｐ１と、第２個別搬送路Ｐ２と、合流搬送路Ｐ３の一部とを有する。なお、第１個別搬送路Ｐ１は、第２個別搬送路Ｐ２よりも搬送方向Ｔにおける長さが長い。

第１供給部１１から供給される媒体Ｍは、第１個別搬送路Ｐ１及び合流搬送路Ｐ３において搬送されるため、第１供給部１１から供給される媒体Ｍの搬送経路は、第１個別搬送路Ｐ１及び合流搬送路Ｐ３を通る。また、第２供給部１２から供給される媒体Ｍは、第２個別搬送路Ｐ２及び合流搬送路Ｐ３において搬送されるため、第２供給部１２から供給される媒体Ｍの搬送経路は、第２個別搬送路Ｐ２及び合流搬送路Ｐ３を通る。

第１個別搬送路Ｐ１は、第１搬送ローラ対２１と第２搬送ローラ対２２との間に設けられ、搬送方向Ｔにかけて右方向から下方向に湾曲する第１湾曲部分Ｃ１と、第５搬送ローラ対２５と第８搬送ローラ対２８との間に設けられ、搬送方向Ｔにかけて下方向から右下方向に湾曲する第２湾曲部分Ｃ２とを有する。

第２個別搬送路Ｐ２は、第７搬送ローラ対２７と第８搬送ローラ対２８との間に設けられ、搬送方向Ｔにかけて右方向から右下方向に湾曲する第３湾曲部分Ｃ３を有する。

合流搬送路Ｐ３は、媒体供給装置１と印刷装置１０１とに亘って第９搬送ローラ対２９とレジストローラ対１３１との間に設けられ、搬送方向Ｔにかけて右下方向から右上方向に湾曲する第４湾曲部分Ｃ４を有する。

第１～第９搬送ローラ対２１～２９のそれぞれは、互いに対向して配置された駆動ローラ及び従動ローラを有し、媒体Ｍをニップしながら搬送する。

第１～第５搬送ローラ対２１～２５は、媒体供給装置１の上段１ａの第１個別搬送路Ｐ１において媒体Ｍを搬送する。第６及び第７搬送ローラ対２６，２７は、媒体供給装置１の下段１ｂの第２個別搬送路Ｐ２において媒体Ｍを搬送する。第８及び第９搬送ローラ対２８，２９は、媒体供給装置１の下段１ｂの合流搬送路Ｐ３において媒体Ｍを搬送する。なお、第１～第５搬送ローラ対２１～２５と第６及び第７搬送ローラ対２６，２７とは、第１個別搬送路Ｐ１及び第２個別搬送路Ｐ２（複数の個別搬送路）において媒体Ｍを搬送する複数の個別搬送部の一例である。また、第８及び第９搬送ローラ対２８，２９並びに後述する印刷装置１０１の受け入れローラ対１３２は、合流搬送路Ｐ３において媒体Ｍを搬送する合流搬送部の一例である。

図３は、第１湾曲部分Ｃ１の周囲の構造を示す正面図である。なお、図３では、図１に示す第１入口通過検知センサＳ１の図示を省略する。

図３に示すように、第１個別搬送路Ｐ１は、第１湾曲部分Ｃ１に設けられ媒体Ｍをガイドする１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂと、第１湾曲部分Ｃ１の下流側の直進部分に設けられ媒体Ｍをガイドする１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄとを有する。なお、一例ではあるが、第１湾曲部分Ｃ１は、曲率中心が曲率中心Ｃ１ａで中心角が９０度の円弧をなす。

第１湾曲部分Ｃ１が設けられていることによって、第１湾曲部分Ｃ１において搬送方向Ｔの一部が湾曲した状態の媒体Ｍが第２搬送ローラ対２２に進入する。そして、第２搬送ローラ対２２は、媒体Ｍをニップしながら搬送する。なお、媒体Ｍが第２搬送ローラ対２２に進入するとき、媒体Ｍは、搬送方向Ｔの上流側において第１搬送ローラ対２１によってニップされている。

ここで、第２搬送ローラ対２２は、第１個別搬送路Ｐ１（搬送路の一例）に配置され、媒体Ｍをニップしながら搬送する１対の搬送部材の一例である。この搬送部材としては、ローラに限らず、ベルトなどの他の搬送部材であってもよい。また、１対の搬送部材としては、互いに対向して媒体Ｍをニップしながら搬送するものであれば、一方の搬送部材と他方の搬送部材とで、形状、大きさ、材質などが異なっていてもよい。

１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂの間隔Ｗは、媒体Ｍの第２搬送ローラ対２２への進入時における、ガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂの搬送方向Ｔに対する媒体Ｍの搬送方向の傾き（斜行量）が規定値以下となる範囲で広くなるように定められているとよい。例えば、最も媒体Ｍの傾きが大きくなる条件（例えば、Ａ５サイズの薄紙を用いた条件など、媒体Ｍの幅などのサイズが小さく且つ媒体Ｍが薄い条件）で、搬送される媒体Ｍの傾きを繰り返し計測し、この傾きの平均値、最大値などが規定値以下となる中で最大の間隔Ｗが定められるとよい。間隔Ｗが狭いと、媒体Ｍの搬送抵抗となるため、搬送抵抗を低減する観点では、間隔Ｗは広いことが望ましい。また、媒体Ｍの幅などのサイズが小さく且つ媒体Ｍが薄い条件で媒体Ｍの傾きが大きくなるのは、媒体Ｍには第１湾曲部分Ｃ１において変形（応力）が発生するが、サイズが大きい媒体Ｍや厚さのある媒体Ｍは、剛性が大きいため、変形が発生しにくいが、サイズが小さい媒体Ｍや薄い媒体Ｍは、剛性が小さく、変形が発生して自由度が高くなるためである。

なお、ガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂの間隔Ｗは、第１湾曲部分Ｃ１の全体において一定でなくともよい。また、傾きの計測は、突出部Ｐ１ｅが設けられた第１個別搬送路Ｐ１、すなわち、第２搬送ローラ対２２のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドする第１個別搬送路Ｐ１において行われるとよいが、突出部Ｐ１ｅが設けられる前の第１個別搬送路Ｐ１、すなわち第２搬送ローラ対２２のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドしない第１個別搬送路Ｐ１において行われてもよい。

１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄには、第２搬送ローラ対２２が媒体Ｍの搬送経路に突出するための孔が設けられている。例えば、一方のガイド板Ｐ１ｃには、第２搬送ローラ対２２の駆動ローラ２２ａが媒体Ｍの搬送経路に突出するための孔が設けられ、他方のガイド板Ｐ１ｄには、第２搬送ローラ対２２の従動ローラ２２ｂが媒体Ｍの搬送経路に突出するための孔が設けられている。なお、１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂと１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄとの間には隙間があるが、ガイド板Ｐ１ａとガイド板Ｐ１ｃとが一体に設けられたり、或いは、ガイド板Ｐ１ｂとガイド板Ｐ１ｄとが一体に設けられたりしていてもよい。

図４に示すように、ガイド板Ｐ１ｄには、１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄ間の媒体Ｍの搬送経路へ突出する突出部Ｐ１ｅが例えば一体に設けられている。この突出部Ｐ１ｅは、媒体Ｍの幅方向の一方側と他方側とに亘って設けられているか、或いは、媒体Ｍの幅方向の一方側と他方側とにそれぞれ１つ以上設けられていることが望ましい。また、突出部Ｐ１ｅは、第２搬送ローラ対２２の駆動ローラ２２ａに向けて媒体Ｍをガイドするために、搬送方向Ｔに進むほど搬送経路への突出量が大きくなるように傾斜している。このように、突出部Ｐ１ｅは、第２搬送ローラ対２２のうちの湾曲部分Ｃ１の曲率中心Ｃ１ａ側（内側）の駆動ローラ２２ａに向けて媒体Ｍをガイドする。

なお、図５に示す変形例のように、ガイド板Ｐ１ｄではなくガイド板Ｐ１ｃに、１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄ間の媒体Ｍの搬送経路へ突出する突出部Ｐ１ｆが例えば一体に設けられていてもよい。突出部Ｐ１ｆの搬送経路への突出量は、図４に示す突出部Ｐ１ｅの搬送経路への突出量よりも少ない。突出部Ｐ１ｆは、媒体Ｍの幅方向の一方側と他方側とに亘って設けられているか、或いは、媒体Ｍの幅方向の一方側と他方側とにそれぞれ１つ以上設けられていることが望ましい。また、突出部Ｐ１ｆは、第２搬送ローラ対２２の従動ローラ２２ｂに向けて媒体Ｍをガイドするために、搬送方向Ｔに進むほど搬送経路への突出量が大きくなるように傾斜している。このように、突出部Ｐ１ｆは、第２搬送ローラ対２２のうちの湾曲部分Ｃ１の曲率中心Ｃ１ａとは反対側（外側）の従動ローラ２２ｂに向けて媒体Ｍをガイドする。

第１個別搬送路Ｐ１は、上述の突出部Ｐ１ｅ又は突出部Ｐ１ｆを有することによって、１対の搬送部材（第２搬送ローラ対２２）のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドする。

なお、第１個別搬送路Ｐ１が第２搬送ローラ対２２のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドするためには、例えば、第１個別搬送路Ｐ１が１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄとは別に設けられた突出部や第１個別搬送路Ｐ１のエア吹き出し部によるエアの吹き出しなどによって媒体Ｍをガイドしてもよい。また、第２搬送ローラ対２２のみ或いは第２搬送ローラ対２２及び１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄの両方と、１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂとを媒体Ｍの厚さ方向にシフトして配置してもよいし、或いは、駆動ローラ２２ａと従動ローラ２２ｂとの搬送方向Ｔの位置をずらしてローラ対向角度を変更してもよい。このように、第２搬送ローラ対２２のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドするための構成は、１対のガイド板Ｐ１ｃ，Ｐ１ｄに設けられた突出部Ｐ１ｅ，Ｐ１ｆを用いた構成に限られない。

また、第２搬送ローラ対２２は、第１個別搬送路Ｐ１の直進部分に配置されているが、第１湾曲部分Ｃ１に配置されていてもよいし、或いは、第１湾曲部分Ｃ１よりも下流側の他の湾曲部分などに配置されていてもよい。また、媒体Ｍは、第１搬送ローラ対２１によってニップされた状態で第２搬送ローラ対２２に進入するが、媒体Ｍは、第１搬送ローラ対２１によってニップされていない状態で第２搬送ローラ対２２に進入してもよい。その場合には、第１湾曲部分Ｃ１において媒体Ｍが更に斜行しやすくなるため、媒体Ｍの斜行も発生しにくい条件で１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂの間隔Ｗが更に狭く定められるとよい。ここで、斜行とは、媒体Ｍの幅方向における一方側と他方側とで、搬送方向Ｔにおける位置が異なる状態をいう。

第１個別搬送路Ｐ１を一例とする搬送路は、例えば、第２湾曲部分Ｃ２又は第３湾曲部分Ｃ３において一部が湾曲した状態で進入する媒体Ｍをニップしながら搬送する第８搬送ローラ対２８のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドしてもよいし、或いは、第４湾曲部分Ｃ４において一部が湾曲した状態で進入する媒体Ｍをニップしながら搬送する後述する受け入れローラ対１３２のうちの一方に向けて媒体Ｍをガイドしてもよい。

図１に戻り、第１～第４搬送駆動部Ｄ１～Ｄ４は、第１～第９搬送ローラ対２１～２９の駆動ローラを回転させるモータ（アクチュエータの一例）である。第１搬送駆動部Ｄ１は、第１及び第２搬送ローラ対２１，２２の駆動ローラを回転させる。第２搬送駆動部Ｄ２は、第３～第５搬送ローラ対２３～２５の駆動ローラを回転させる。第３搬送駆動部Ｄ３は、第６及び第７搬送ローラ対２６，２７の駆動ローラを回転させる。第４搬送駆動部Ｄ４は、第８及び第９搬送ローラ対２８，２９の駆動ローラを回転させる。第１及び第２搬送駆動部Ｄ１，Ｄ２と第３搬送駆動部Ｄ３とは、複数の個別搬送部（第１～第５搬送ローラ対２１～２５及び第６及び第７搬送ローラ対２６，２７）を駆動する個別搬送駆動部の一例である。第４搬送駆動部Ｄ４及び受け入れローラ対１３２を駆動する図示しない搬送駆動部は、合流搬送部（第８及び第９搬送ローラ対２８，２９並びに受け入れローラ対１３２）を駆動する合流搬送駆動部の一例である。

第１入口通過検知センサＳ１、第１出口通過検知センサＳ２、第２入口通過検知センサＳ３、及び第２出口通過検知センサＳ４は、媒体Ｍの通過を検知する例えば反射型又は透過型の光電センサである。

第１入口通過検知センサＳ１は、第１搬送ローラ対２１の搬送方向Ｔにおける下流側において第１搬送ローラ対２１に隣接して配置されている。第１出口通過検知センサＳ２は、第５搬送ローラ対２５の搬送方向Ｔにおける下流側において第５搬送ローラ対２５に隣接して配置されている。これにより、第１入口通過検知センサＳ１は、第１個別搬送路Ｐ１の入口近傍において媒体Ｍの通過を検知し、第１出口通過検知センサＳ２は、第１個別搬送路Ｐ１の出口近傍において媒体Ｍの通過を検知する。

第２入口通過検知センサＳ３は、第６搬送ローラ対２６の搬送方向Ｔにおける下流側において第６搬送ローラ対２６に隣接して配置されている。第２出口通過検知センサＳ４は、第９搬送ローラ対２９の搬送方向Ｔにおける下流側において第９搬送ローラ対２９に隣接して配置されている。これにより、第２入口通過検知センサＳ３は、第２個別搬送路Ｐ２の入口近傍において媒体Ｍの通過を検知し、第２出口通過検知センサＳ４は、合流搬送路Ｐ３のうち媒体供給装置１の出口近傍において媒体Ｍの通過を検知する。

なお、第１入口通過検知センサＳ１、第１出口通過検知センサＳ２、及び第２入口通過検知センサＳ３は、複数の個別搬送路（第１個別搬送路Ｐ１及び第２個別搬送路Ｐ２）に配置され、到達検知センサ（後述するレジストセンサＳ１０）に到達する前の媒体Ｍの通過を検知する複数の通過検知センサの一例である。

図２に示す制御部３１は、媒体供給装置１全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ（例えばＣＰＵ：Central Processing Unit）を有し、媒体供給装置１の各部を制御する。例えば、制御部３１は、第１～第４搬送駆動部Ｄ１～Ｄ４を用いて第１～第７搬送ローラ対２１～２７（個別搬送部）と第８及び第９搬送ローラ対２８，２９（合流搬送部）とを制御する。なお、媒体供給装置１が印刷装置１０１などの供給先装置に一体に備えられる場合などには、供給先装置の制御部（例えば、後述する印刷装置１０１の制御部１５１）が制御部３１として機能してもよい。

記憶部３２は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるＲＯＭ（Read Only Memory）、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるＲＡＭ（Random Access Memory）などのメモリを有する。なお、媒体供給装置１が印刷装置１０１などの供給先装置に一体に備えられる場合などには、供給先装置の記憶部（例えば、後述する印刷装置１０１の記憶部１５２）が記憶部３２として機能してもよい。

インターフェース部３３は、印刷装置１０１等の外部機器との間で各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部３３は、印刷装置１０１のインターフェース部１５３から、媒体Ｍの供給開始要求やレジストセンサ到達タイミングなどの情報を受け、制御部３１は、これらの情報に基づき、媒体供給装置１の各部の動作を制御する。

次に、印刷装置１０１について説明する。

図１及び図２に示すように、印刷装置１０１は、印刷部１１０と、吸着搬送部１２０と、搬送部１３０と、レジストセンサＳ１０と、供給先搬送路Ｐ１１と、循環反転搬送路Ｐ１２と、反転部１４０と、制御部１５１と、記憶部１５２と、インターフェース部１５３とを備える。なお、図１には、合流搬送路Ｐ３及び供給先搬送路Ｐ１１を実線で示し、循環反転搬送路Ｐ１２を破線で示す。

印刷部１１０は、例えば、印刷に用いられる各色分の図示しないラインヘッド型インクジェットヘッドを有する。なお、印刷部１１０の印刷方式は、インクジェット印刷方式以外の印刷方式であってもよい。

図１に示すように、吸着搬送部１２０は、印刷部１１０に対向するように配置されている。吸着搬送部１２０は、媒体Ｍを吸着しながら、搬送ベルトによって媒体Ｍを搬送する。

搬送部１３０は、印刷部１１０に向けて搬送される媒体Ｍが突き当てられることで、媒体Ｍの斜行を補正するレジストローラ対１３１と、媒体供給装置１から続く合流搬送路Ｐ３において媒体Ｍを搬送する受け入れローラ対１３２と、供給先搬送路Ｐ１１又は循環反転搬送路Ｐ１２において媒体Ｍを搬送する複数の搬送ローラ対１３３とを有する。レジストローラ対１３１、受け入れローラ対１３２、及び複数の搬送ローラ対１３３は、媒体Ｍをニップしながら搬送する。なお、上述のように第１個別搬送路Ｐ１に突出部Ｐ１ｅが設けられていることによって、媒体Ｍの斜行の発生が抑制されるが、仮に突出部Ｐ１ｅが設けられない場合には、媒体Ｍの斜行が大きくなり、レジストローラ対１３１によっては斜行を補正しきれなくなる事態が生じ得る。

レジストセンサＳ１０は、レジストローラ対１３１の搬送方向Ｔにおける上流側の合流搬送路Ｐ３においてレジストローラ対１３１の近傍に配置されている。レジストセンサＳ１０は、合流搬送路Ｐ３に配置され、媒体Ｍの到達時間の一例である到達タイミングを検知する到達検知センサの一例である。この到達検知センサとしては、媒体供給装置１の合流搬送路Ｐ３に配置された上述の第２出口通過検知センサＳ４であってもよい。なお、本実施の形態における搬送装置は、媒体供給装置１と、この媒体供給装置１から印刷装置１０１のレジストローラ対１３１までの搬送経路の構成とを備えるものとみなしてもよく、その場合には、受け入れローラ対１３２及びレジストセンサＳ１０は、搬送装置の一部といえる。

供給先搬送路Ｐ１１は、媒体供給装置１から続く合流搬送路Ｐ３に連結され、レジストローラ対１３１から搬送方向Ｔにおける下流側に延びている。図１に示す印刷システム１００において、印刷装置１０１の搬送方向Ｔにおける下流側に他の印刷装置や媒体排出装置が配置される場合には、これらの装置の搬送路に供給先搬送路Ｐ１１が連結される。

循環反転搬送路Ｐ１２には、印刷部１１０によって片面の印刷が行われた媒体Ｍに対して反対側の面にも印刷が行われる場合などに媒体Ｍが搬送される。

反転部１４０は、循環反転搬送路Ｐ１２に搬送された媒体Ｍの表裏を反転させる反転経路やスイッチバックローラ対などを有する。

図２に示す制御部１５１は、印刷装置１０１全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ（例えばＣＰＵ）を有し、印刷装置１０１の各部を制御する。

記憶部１５２は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるＲＯＭ、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるＲＡＭなどのメモリを有する。

インターフェース部１５３は、媒体供給装置１や、印刷データを送信するユーザ端末等の外部機器との間で、各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部１５３は、上述のように、媒体Ｍの供給開始要求やレジストセンサ到達タイミングなどの情報を媒体供給装置１のインターフェース部３３に送る。

以下、媒体Ｍの供給、搬送、印刷の各動作について、上述の説明と重複する事項については適宜省略しながら説明する。

まず、図２に示す制御部３１は、インターフェース部３３が印刷装置１０１（インターフェース部１５３）から媒体Ｍの供給開始要求を受けると、図１に示す第１供給部１１の媒体Ｍと第２供給部１２の媒体Ｍとを交互に又は片方のみの媒体Ｍを供給するように第１供給部１１及び第２供給部１２を制御する。

制御部３１は、第１供給部１１から媒体Ｍを供給させた場合、第１供給部１１から供給された媒体Ｍを第１個別搬送路Ｐ１において搬送するように第１搬送駆動部Ｄ１及び第２搬送駆動部Ｄ２を用いて第１～第５搬送ローラ対２１～２５を制御する。媒体Ｍは、第１個別搬送路Ｐ１において搬送される際には、第１入口通過検知センサＳ１及び第１出口通過検知センサＳ２によって通過を検知される。また、上述のように、媒体Ｍは、図４に示す突出部Ｐ１ｅによって、第２搬送ローラ対２２の駆動ローラ２２ａに向けてガイドされる。そのため、媒体Ｍの幅方向における先端は、駆動ローラ２２ａに接触してから第２搬送ローラ対２２によって搬送される。

制御部３１は、第２供給部１２から媒体Ｍを供給させた場合、第２供給部１２から供給された媒体Ｍを第２個別搬送路Ｐ２において搬送するように第３搬送駆動部Ｄ３を用いて第６及び第７搬送ローラ対２６，２７を制御する。媒体Ｍは、第２個別搬送路Ｐ２において搬送される際には、第２入口通過検知センサＳ３によって通過を検知される。

また、制御部３１は、第１個別搬送路Ｐ１又は第２個別搬送路Ｐ２から搬送されてくる媒体Ｍを合流搬送路Ｐ３において搬送するように第４搬送駆動部Ｄ４を用いて第８及び第９搬送ローラ対２８，２９を制御する。媒体Ｍは、合流搬送路Ｐ３において搬送される際には、第２出口通過検知センサＳ４によって通過を検知される。

これにより、媒体Ｍは、媒体供給装置１の合流搬送路Ｐ３に連結された印刷装置１０１の合流搬送路Ｐ３に供給され、レジストローラ対１３１に突き当てられて斜行が補正された後、印刷部１１０によって印刷が行われる。媒体Ｍは、印刷装置１０１の合流搬送路Ｐ３において搬送される際には、レジストセンサＳ１０によって通過（到達）を検知される。この媒体ＭのレジストセンサＳ１０への到達タイミングは、印刷装置１０１（インターフェース部１５３）から媒体供給装置１（インターフェース部３３）に送られる。

以上説明した本実施の形態では、搬送装置（例えば媒体供給装置１）は、第１湾曲部分Ｃ１（湾曲部分の一例）を有する第１個別搬送路Ｐ１（搬送路の一例）と、この第１個別搬送路Ｐ１に配置され、媒体Ｍをニップしながら搬送する第２搬送ローラ対２２（１対の搬送部材の一例）とを備える。この第２搬送ローラ対２２には、第１湾曲部分Ｃ１において少なくとも一部が湾曲した状態で媒体Ｍが進入し、第１個別搬送路Ｐ１は、第２搬送ローラ対２２の一方の一例である駆動ローラ２２ａに向けて媒体Ｍをガイドする。

このように第１湾曲部分Ｃ１において少なくとも一部が湾曲した状態で第２搬送ローラ対２２に進入する媒体Ｍを、第２搬送ローラ対２２のうちの一方である駆動ローラ２２ａに向けてガイドすることによって、第１湾曲部分Ｃ１において自由度が高くなった媒体Ｍの先端を駆動ローラ２２ａと従動ローラ２２ｂとのうち駆動ローラ２２ａのみに接触するか或いは第２搬送ローラ対２２の中間位置に進入しやすくすることができる。そのため、媒体Ｍの先端が幅方向の一方側において駆動ローラ２２ａに接触し、他方側において従動ローラ２２ｂに接触する場合に生じる、駆動ローラ２２ａと従動ローラ２２ｂとの摩擦力（搬送力）の差による媒体Ｍの斜行の発生を抑制することができる。また、媒体Ｍの斜行を検知するセンサや、媒体Ｍの斜行を補正する斜行補正部などを配置しなくとも、媒体Ｍの斜行の発生を抑制することができるため、搬送装置を簡素な構成にすることができる。

よって、本実施の形態によれば、簡素な構成で、媒体Ｍの斜行の発生を抑制することができる。

また、本実施の形態では、第１個別搬送路Ｐ１は、媒体Ｍの搬送経路へ突出する突出部Ｐ１ｅ，Ｐ１ｆを有し、この突出部Ｐ１ｅ，Ｐ１ｆは、第２搬送ローラ対２２のうちの一方（駆動ローラ２２ａ又は従動ローラ２２ｂ）に向けて媒体Ｍをガイドする。

これにより、突出部Ｐ１ｅ，Ｐ１ｆを用いた簡素な構成で、媒体Ｍの先端が幅方向の一方側において駆動ローラ２２ａに接触し、他方側において従動ローラ２２ｂに接触するのをより確実に回避することができる。したがって、媒体Ｍの斜行の発生をより一層抑制することができる。

また、本実施の形態では、第１湾曲部分Ｃ１は、媒体Ｍをガイドする１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂを含み、この１対のガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂの間隔Ｗは、媒体Ｍの第２搬送ローラ対２２への進入時における、ガイド板Ｐ１ａ，Ｐ１ｂの搬送方向Ｔに対する媒体Ｍの搬送方向の傾きが規定値以下となる範囲で広くなるように定められている。

これにより、第１湾曲部分Ｃ１において自由度が高くなった媒体Ｍの先端が幅方向の一方側において駆動ローラ２２ａに接触し、他方側において従動ローラ２２ｂに接触するのをより確実に回避することができる。したがって、媒体Ｍの斜行の発生をより一層抑制することができる。また、間隔Ｗが狭くなる場合に増加する媒体Ｍの搬送抵抗を抑えることができるため、媒体Ｍの搬送速度の低下を抑えることができる。

また、本実施の形態では、第１個別搬送路Ｐ１は、第２搬送ローラ対２２のうちの第１湾曲部分Ｃ１の曲率中心Ｃ１ａ側の駆動ローラ２２ａに向けて媒体Ｍをガイドする。

これにより、媒体Ｍは、第１湾曲部分Ｃ１において、遠心力によって、第１湾曲部分Ｃ１の曲率中心Ｃ１ａとは反対側の外側に寄るため、このように外側に寄った媒体Ｍを、例えば、突出部Ｐ１ｅに接触させやすくすることができることで、駆動ローラ２２ａ側にガイドしやすくなる。

また、本実施の形態の変形例（図５）では、第１個別搬送路Ｐ１は、第２搬送ローラ対２２のうちの湾曲部分Ｃ１の曲率中心Ｃ１ａとは反対側の従動ローラ２２ｂに向けて媒体Ｍをガイドする。

これにより、媒体Ｍは、第１湾曲部分Ｃ１において、遠心力によって、第１湾曲部分Ｃ１の曲率中心Ｃ１ａとは反対側の外側（従動ローラ２２ｂ側）に寄るため、媒体Ｍを従動ローラ２２ｂ側にガイドしやすくなる。そのため、例えば、図５に示すように媒体Ｍをガイドするための突出部Ｐ１ｆが用いられる場合には、図４に示すように駆動ローラ２２ａに向けて媒体Ｍをガイドする突出部Ｐ１ｅが用いられる場合と比較して、突出部Ｐ１ｆの突出量が少ない、より簡素な構成とすることができる。

なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明及びその他の発明を付記する。

［付記１］
湾曲部分を有する搬送路と、
前記搬送路に配置され、前記媒体をニップしながら搬送する１対の搬送部材とを備え、
前記１対の搬送部材には、前記湾曲部分において少なくとも一部が湾曲した状態で前記媒体が進入し、
前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの一方に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする搬送装置。
［付記２］
前記搬送路は、前記媒体の搬送経路へ突出する突出部を有し、
前記突出部は、前記１対の搬送部材のうちの一方に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする付記１記載の搬送装置。
［付記３］
前記湾曲部分は、前記媒体をガイドする１対のガイド板を含み、
前記１対のガイド板の間隔は、前記媒体の前記１対の搬送部材への進入時における、前記ガイド板の搬送方向に対する前記媒体の搬送方向の傾きが規定値以下となる範囲で広くなるように定められている
ことを特徴とする付記１又は２記載の搬送装置。
［付記４］
前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの前記湾曲部分の曲率中心側の搬送部材に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする付記１から３のいずれか記載の搬送装置。
［付記５］
前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの前記湾曲部分の曲率中心とは反対側の搬送部材に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする付記１から３のいずれか記載の搬送装置。

１媒体供給装置
１ａ上段
１ｂ下段
１１第１供給部
１１ａ積載台
１１ｂ吸着搬送部
１１ｃ媒体厚さ設定部
１２第２供給部
１２ａ積載台
１２ｂ吸着搬送部
１２ｃ媒体厚さ設定部
２１～２９第１～第９搬送ローラ対
２２ａ駆動ローラ
２２ｂ従動ローラ
３１制御部
３２記憶部
３３インターフェース部
１００印刷システム
１０１印刷装置
１１０印刷部
１２０吸着搬送部
１３０搬送部
１３１レジストローラ対
１３２受け入れローラ対
１３３搬送ローラ対
１４０反転部
１５１制御部
１５２記憶部
１５３インターフェース部
Ｃ１～Ｃ４第１～第４湾曲部分
Ｃ１ａ曲率中心
Ｄ１～Ｄ４第１～第４搬送駆動部
Ｍ媒体
Ｐ１第１個別搬送路
Ｐ１ａ～Ｐ１ｄガイド板
Ｐ１ｅ，Ｐ１ｆ突出部
Ｐ２第２個別搬送路
Ｐ３合流搬送路
Ｐ１１供給先搬送路
Ｐ１２循環反転搬送路
Ｓ１第１入口通過検知センサ
Ｓ２第１出口通過検知センサ
Ｓ３第２入口通過検知センサ
Ｓ４第２出口通過検知センサ
Ｓ１０レジストセンサ
Ｔ搬送方向

Claims

湾曲部分を有する搬送路と、
前記搬送路に配置され、前記媒体をニップしながら搬送する１対の搬送部材とを備え、
前記１対の搬送部材には、前記湾曲部分において少なくとも一部が湾曲した状態で前記媒体が進入し、
前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの一方に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする搬送装置。
前記搬送路は、前記媒体の搬送経路へ突出する突出部を有し、
前記突出部は、前記１対の搬送部材のうちの一方に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする請求項１記載の搬送装置。
前記湾曲部分は、前記媒体をガイドする１対のガイド板を含み、
前記１対のガイド板の間隔は、前記媒体の前記１対の搬送部材への進入時における、前記ガイド板の搬送方向に対する前記媒体の搬送方向の傾きが規定値以下となる範囲で広くなるように定められている
ことを特徴とする請求項１又は２記載の搬送装置。
前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの前記湾曲部分の曲率中心側の搬送部材に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項記載の搬送装置。
前記搬送路は、前記１対の搬送部材のうちの前記湾曲部分の曲率中心とは反対側の搬送部材に向けて前記媒体をガイドする
ことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項記載の搬送装置。