以下、本発明の実施の形態に係る媒体供給機構について、図面を参照しながら説明する。
図1は、印刷システム100の内部構成を示す図である。
図2は、媒体供給装置1及び印刷装置101の制御構成を示す図である。
なお、図1に示す前後、上下、及び左右の各方向は、説明の便宜上の方向にすぎないが、例えば、前後方向及び左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。
図1に示す印刷システム100は、媒体供給装置1と印刷装置101とを備える。詳しくは後述するが、本実施の形態における媒体供給機構は、媒体供給装置1と、印刷装置101のレジストローラ対131までの搬送経路の構成(受け入れローラ対132、レジストセンサS10、及び合流搬送路P3)とを備える。
媒体供給装置1は、媒体Mの供給先装置の一例である印刷装置101に媒体Mを供給する。なお、供給先装置としては、搬送装置、後処理装置などの他の装置であってもよい。また、媒体供給装置1は、印刷装置101等の供給先装置に一体に備えられていてもよい。また、媒体Mとしては、例えば用紙(枚葉紙)であるが、フィルム等の他のシート状の媒体などであってもよい。
図1に示すように、媒体供給装置1は、第1供給部11と、第2供給部12と、第1個別搬送路P1と、第2個別搬送路P2と、合流搬送路P3と、第1~第9搬送ローラ対21~29と、第1~第4搬送駆動部D1~D4と、第1入口通過検知センサS1と、第1出口通過検知センサS2と、第2入口通過検知センサS3と、第2出口通過検知センサS4とを備える。また、図2に示すように、媒体供給装置1は、制御部31と、記憶部32と、インターフェース部33とを備える。
媒体供給装置1は、上段1aと下段1bとに分かれており、第1供給部11が上段1aに配置され、第2供給部12が下段1bに配置されている。このように、第1供給部11及び第2供給部12は、上下に並んで配置されている。第1供給部11及び第2供給部12は、媒体Mを供給する複数の供給部の一例である。この複数の供給部としては、3つ以上の供給部が配置されていてもよい。また、複数の供給部が並べられる方向は、前後方向であっても左右方向であってもよく、特に制限されない。
第1供給部11及び第2供給部12のそれぞれは、積載台11a,12aと、吸着搬送部11b,12bとを有する。
積載台11a,12aには、複数の媒体Mが積載される。
吸着搬送部11b,12bは、例えば、2つのプーリと、これらのプーリに掛け渡されたベルトとを有し、例えばエア吸引によってベルトに吸着された媒体Mを1枚ずつ繰り出す。吸着搬送部11b,12bは、第1供給部11及び第2供給部12の媒体Mを1枚ずつ繰り出す繰り出し部の一例である。
なお、図示はしないが、第1供給部11及び第2供給部12は、積載台11a,12aを上下動させるモータ(アクチュエータの一例)等の積載台昇降駆動部や、吸着搬送部11b,12bの2つのプーリのうちの一方である駆動プーリを回転させるモータ(アクチュエータの一例)等の繰り出し駆動部を有する。
また、第1供給部11及び第2供給部12には、積載台11a,12aに積載された最上位の媒体Mを含む複数の媒体Mを浮上させる浮上エアを吹き出す浮上エア吹き出し機構や、最上位の媒体Mと下位の媒体Mとを分離させる分離エアを吹き出す分離エア吹き出し機構が配置されているとよい。
第1個別搬送路P1は、第1供給部11に連結されている。第2個別搬送路P2は、第2供給部12に連結されている。合流搬送路P3は、第1個別搬送路P1と第2個別搬送路P2とが合流した搬送路であり、印刷装置101のレジストローラ対131まで延びる。なお、第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2は、複数の供給部(第1供給部11及び第2供給部12)のそれぞれに連結された複数の個別搬送路の一例である。
第1個別搬送路P1は、大部分が媒体供給装置1の上段1aに配置され、第2個別搬送路P2は、媒体供給装置1の下段1bに配置されている。第1個別搬送路P1は、下段1bに配置された合流搬送路P3において第2個別搬送路P2と合流する。なお、第1個別搬送路P1は、第2個別搬送路P2よりも媒体Mの搬送方向における長さが長い。
第1~第9搬送ローラ対21~29のそれぞれは、互いに対向して配置された駆動ローラ及び従動ローラを有し、媒体Mをニップしながら搬送する。
第1~第5搬送ローラ対21~25は、媒体供給装置1の上段1aの第1個別搬送路P1において媒体Mを搬送する。第6及び第7搬送ローラ対26,27は、媒体供給装置1の下段1bの第2個別搬送路P2において媒体Mを搬送する。第8及び第9搬送ローラ対28,29は、媒体供給装置1の下段1bの合流搬送路P3において媒体Mを搬送する。また、後述する印刷装置101の受け入れローラ対132は、印刷装置101の合流搬送路P3において媒体Mを搬送する。なお、第1~第5搬送ローラ対21~25と第6及び第7搬送ローラ対26,27とは、第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2(複数の個別搬送路)において媒体Mを搬送する複数の個別搬送部の一例である。また、第8及び第9搬送ローラ対28,29並びに受け入れローラ対132は、合流搬送路P3において媒体Mを搬送する合流搬送部の一例である。
第1~第4搬送駆動部D1~D4は、第1~第9搬送ローラ対21~29の駆動ローラを回転させるモータ(アクチュエータの一例)である。第1搬送駆動部D1は、第1及び第2搬送ローラ対21,22の駆動ローラを回転させる。第2搬送駆動部D2は、第3~第5搬送ローラ対23~25の駆動ローラを回転させる。第3搬送駆動部D3は、第6及び第7搬送ローラ対26,27の駆動ローラを回転させる。第4搬送駆動部D4は、第8及び第9搬送ローラ対28,29の駆動ローラを回転させる。第1及び第2搬送駆動部D1,D2と第3搬送駆動部D3とは、複数の個別搬送部(第1~第7搬送ローラ対21~27)を駆動する個別搬送駆動部の一例である。第4搬送駆動部D4及び受け入れローラ対132を駆動する図示しない搬送駆動部は、合流搬送部(第8及び第9搬送ローラ対28,29並びに受け入れローラ対132)を駆動する合流搬送駆動部の一例である。
第1入口通過検知センサS1、第1出口通過検知センサS2、第2入口通過検知センサS3、及び第2出口通過検知センサS4は、媒体Mの通過を検知する例えば反射型又は透過型の光電センサである。
第1入口通過検知センサS1は、第1搬送ローラ対21の搬送方向における下流側において第1搬送ローラ対21に隣接して配置されている。第1出口通過検知センサS2は、第5搬送ローラ対25の搬送方向における下流側において第5搬送ローラ対25に隣接して配置されている。これにより、第1入口通過検知センサS1は、第1個別搬送路P1の入口近傍において媒体Mの通過を検知し、第1出口通過検知センサS2は、第1個別搬送路P1の出口近傍において媒体Mの通過を検知する。
第2入口通過検知センサS3は、第6搬送ローラ対26の搬送方向における下流側において第6搬送ローラ対26に隣接して配置されている。第2出口通過検知センサS4は、第9搬送ローラ対29の搬送方向における下流側において第9搬送ローラ対29に隣接して配置されている。これにより、第2入口通過検知センサS3は、第2個別搬送路P2の入口近傍において媒体Mの通過を検知し、第2出口通過検知センサS4は、合流搬送路P3のうち媒体供給装置1の出口近傍において媒体Mの通過を検知する。
なお、第1入口通過検知センサS1、第1出口通過検知センサS2、及び第2入口通過検知センサS3は、複数の個別搬送路(第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2)に配置され、到達検知センサ(後述するレジストセンサS10)に到達する前の媒体Mの通過を検知する複数の通過検知センサの一例である。
図2に示す制御部31は、媒体供給装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を有し、媒体供給装置1の各部を制御する。例えば、制御部31は、第1~第4搬送駆動部D1~D4を用いて第1~第7搬送ローラ対21~27(個別搬送部)と第8及び第9搬送ローラ対28,29(合流搬送部)とを制御する。なお、媒体供給装置1が印刷装置101などの供給先装置に一体に備えられる場合などには、供給先装置の制御部(例えば、後述する印刷装置101の制御部151)が制御部31として機能してもよい。
記憶部32は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)などのメモリを有する。なお、媒体供給装置1が印刷装置101などの供給先装置に一体に備えられる場合などには、供給先装置の記憶部(例えば、後述する印刷装置101の記憶部152)が記憶部32として機能してもよい。
インターフェース部33は、印刷装置101等の外部機器との間で各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部33は、印刷装置101のインターフェース部153から、媒体Mの供給開始要求や後述するレジストセンサ到達タイミングなどの情報を受け、制御部31は、これらの情報に基づき、媒体供給装置1の各部の動作を制御する。
次に、印刷装置101について説明する。
図1及び図2に示すように、印刷装置101は、印刷部110と、吸着搬送部120と、搬送部130と、レジストセンサS10と、供給先搬送路P11と、循環反転搬送路P12と、反転部140と、制御部151と、記憶部152と、インターフェース部153とを備える。なお、図1には、合流搬送路P3及び供給先搬送路P11を実線で示し、循環反転搬送路P12を破線で示す。
印刷部110は、例えば、印刷に用いられる各色分の図示しないラインヘッド型インクジェットヘッドを有する。なお、印刷部110の印刷方式は、インクジェット印刷方式以外の印刷方式であってもよい。
図1に示すように、吸着搬送部120は、印刷部110に対向するように配置されている。吸着搬送部120は、媒体Mを吸着しながら、搬送ベルトによって媒体Mを搬送する。
搬送部130は、印刷部110に向けて搬送される媒体Mが突き当てられることで、媒体Mの斜行を補正するレジストローラ対131と、媒体供給装置1から続く合流搬送路P3において媒体Mを搬送する受け入れローラ対132と、供給先搬送路P11又は循環反転搬送路P12において媒体Mを搬送する複数の搬送ローラ対133とを有する。レジストローラ対131、受け入れローラ対132、及び複数の搬送ローラ対133は、媒体Mをニップしながら搬送する。
レジストセンサS10は、レジストローラ対131の搬送方向における上流側の合流搬送路P3においてレジストローラ対131の近傍に配置されている。レジストセンサS10は、合流搬送路P3に配置され、媒体Mの到達タイミングを検知する到達検知センサの一例である。この到達検知センサとしては、媒体供給装置1の合流搬送路P3に配置された上述の第2出口通過検知センサS4であってもよい。なお、上述のように、本実施の形態における媒体供給機構は、媒体供給装置1と、印刷装置101のレジストローラ対131までの搬送経路の構成とを備えるため、受け入れローラ対132及びレジストセンサS10は、媒体供給機構の一部といえる。
供給先搬送路P11は、媒体供給装置1から続く合流搬送路P3に連結され、レジストローラ対131から搬送方向における下流側に延びている。図1に示す印刷システム100において、印刷装置101の搬送方向における下流側に他の印刷装置や媒体排出装置が配置される場合には、これらの装置の搬送路に供給先搬送路P11が連結される。
循環反転搬送路P12には、印刷部110によって片面の印刷が行われた媒体Mに対して反対側の面にも印刷が行われる場合などに媒体Mが搬送される。
反転部140は、循環反転搬送路P12に搬送された媒体Mの表裏を反転させる反転経路やスイッチバックローラ対などを有する。
図2に示す制御部151は、印刷装置101全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU)を有し、印刷装置101の各部を制御する。
記憶部152は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAMなどのメモリを有する。
インターフェース部153は、媒体供給装置1や、印刷データを送信するユーザ端末等の外部機器との間で、各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部153は、上述のように、媒体Mの供給開始要求や後述するレジストセンサ到達タイミングなどの情報を媒体供給装置1のインターフェース部33に送る。
以下、媒体供給装置1の動作について上述の説明と重複する事項については適宜省略しながら説明する。
まず、図2に示す制御部31は、インターフェース部33が印刷装置101(インターフェース部153)から媒体Mの供給開始要求を受けると、図1に示す第1供給部11の媒体Mと第2供給部12の媒体Mとを交互に又は片方のみの媒体Mを供給するように第1供給部11及び第2供給部12を制御する。
制御部31は、第1供給部11から媒体Mを供給させた場合、第1供給部11から供給された媒体Mを第1個別搬送路P1において搬送するように第1搬送駆動部D1及び第2搬送駆動部D2を用いて第1~第5搬送ローラ対21~25を制御する。媒体Mは、第1個別搬送路P1において搬送される際には、第1入口通過検知センサS1及び第1出口通過検知センサS2によって通過を検知される。
制御部31は、第2供給部12から媒体Mを供給させた場合、第2供給部12から供給された媒体Mを第2個別搬送路P2において搬送するように第3搬送駆動部D3を用いて第6及び第7搬送ローラ対26,27を制御する。媒体Mは、第2個別搬送路P2において搬送される際には、第2入口通過検知センサS3によって通過を検知される。
また、制御部31は、第1個別搬送路P1又は第2個別搬送路P2から搬送されてくる媒体Mを合流搬送路P3において搬送するように第4搬送駆動部D4を用いて第8及び第9搬送ローラ対28,29を制御する。媒体Mは、合流搬送路P3において搬送される際には、第2出口通過検知センサS4によって通過を検知される。
これにより、媒体Mは、媒体供給装置1の合流搬送路P3に連結された印刷装置101の合流搬送路P3に供給され、レジストローラ対131に突き当てられて斜行が補正された後、印刷部110によって印刷が行われる。媒体Mは、印刷装置101の合流搬送路P3において搬送される際には、レジストセンサS10によって通過(到達)を検知される。この媒体MのレジストセンサS10への到達タイミングは、印刷装置101(インターフェース部153)から媒体供給装置1(インターフェース部33)に送られる。
次に、媒体供給機構における媒体Mの搬送速度の決定処理について説明する。
図3は、媒体供給機構における媒体Mの搬送速度と経過時間との関係を示す図である。なお、図3は、第2供給部12から媒体Mが供給される場合の例である。
まず、第2供給部12が媒体Mの供給を開始させると、媒体Mは、吸着搬送部12bによって、徐々に加速した後に等速で第2個別搬送路P2に搬送される。制御部31は、媒体Mが第2入口通過検知センサS3まで搬送されると(時刻t11a)、媒体Mを搬送速度v1で搬送するように第2個別搬送路P2の第6及び第7搬送ローラ対26,27と合流搬送路P3の第8及び第9搬送ローラ対28,29とを制御する。
なお、媒体Mの第2入口通過検知センサS3の通過時間の一例である通過タイミング(時刻t11a)は、媒体Mと吸着搬送部12bとの滑りが多く搬送率が低くなることによって、予め決定された理論値である基準通過時間としての基準通過タイミング(時刻t11)よりも遅れている。そのため、図4(比較例その1)にも示すように、制御部31は、媒体Mの遅れを取り戻すために、第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)において、第2出口通過検知センサS4とレジストセンサS10との間の搬送速度v0よりも速くなるように搬送速度v1を決定している。なお、通過タイミングを一例とする通過時間及び後述する到達タイミングを一例とする到達時間は、通過タイミング及び到達タイミングの瞬間に限らず、近似誤差範囲内を含む。例えば、制御部31は、第2入口通過検知センサS3、レジストセンサS10等が検知したタイミングに所定の位で四捨五入、切り捨てなどが行われるなどした近似タイミングを通過時間及び到達時間として取得してもよい。
一方、図5(比較例その2)に示すように、媒体Mと吸着搬送部12bとの滑りが少なく搬送率が高くなることによって、媒体Mの第2入口通過検知センサS3の通過タイミング(時刻t11b)が予め決定された理論値である基準通過タイミング(時刻t11)よりも速くなる場合もある。この場合、制御部31は、第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)において、第2出口通過検知センサS4とレジストセンサS10との間の搬送速度v0よりも遅くなるように搬送速度v2を決定する。なお、このような媒体Mの第2入口通過検知センサS3の通過タイミング(時刻t11a,t11b)の基準通過タイミング(時刻t11)からのズレは、浮上エアによって浮上し、分離エアによって下位の媒体Mと分離した最上位の媒体Mが吸着搬送部11b,12bによって吸着搬送される場合に限らず、捌き板などによって最上位の媒体Mと下位の媒体Mとを分離させる場合にも、捌き板と媒体Mとの間に働く摩擦などによって生じるものである。
図3に戻り、制御部31は、媒体Mが第2出口通過検知センサS4まで搬送されると(時刻t12)、上述のように速めた搬送速度v1を搬送速度v0に戻して媒体Mを搬送するように合流搬送路P3の第8及び第9搬送ローラ対28,29を制御する。また、印刷装置101の受け入れローラ対132は、第8及び第9搬送ローラ対28,29と同じ搬送速度v0で媒体Mを搬送する。
これにより、媒体Mは、レジストセンサS10によって媒体Mの通過(到達)が検知され(時刻t13)、レジストローラ対131との衝突音を低減するために搬送部130によって搬送速度が減速された後、等速でレジストローラ対131に突き当たる(時刻t14)。その後、受け入れローラ対132は、媒体Mの搬送を停止させる。なお、受け入れローラ対132は、媒体Mがレジストローラ対131に突き当たったとき(時刻t14)に媒体Mの搬送を停止させないことによって、その後のわずかな搬送によって媒体Mを弛ませながら斜行を補正する。
制御部31は、上述のようにレジストセンサS10の検知結果である到達時間としての到達タイミングを取得するが、この到達タイミングと予め決定された基準到達時間としての基準到達タイミング(時刻t13)とのズレが発生する場合がある。なお、制御部31は、印刷装置101から受ける媒体Mの供給開始要求、供給動作開始などのタイミングを起点として、タイマを用いて到達タイミングを計測するとよいが、第2入口通過検知センサS3の通過タイミングの時刻などを起点としてもよい。
図3に太い破線で示すように、到達タイミングが時刻t13よりも遅い時刻t13aである場合、制御部31は、後続の媒体Mの第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)の搬送速度v1を搬送速度v1aに速めるように、第6~第9搬送ローラ対26~29を制御する。上述のように、搬送速度v1は、第2入口通過検知センサS3の通過タイミングによって変動するため、先行する媒体Mと後続の媒体Mとで完全に同一速度であるとは限らないが、基本的には同一速度といえる。なお、図3に太い破線で示すように到達タイミングが時刻t13よりも遅い時刻t13aである場合で、且つ、上述の図5に示すように後続の媒体Mの第2入口通過検知センサS3の通過タイミング(時刻t11b)が予め決定された基準通過タイミング(時刻t11)よりも速くなる場合、検知センサのタイミングに応じて、制御部31は、搬送速度をv0からv2に下げた後、(v1a-v1)分上昇させるか、または、搬送速度を、v0から(v1a-v1)分上昇させた後、(v0―v2)分下降させるように、第6~第9搬送ローラ対26~29を制御するとよい。
後続の媒体Mは、第2供給部12のみから連続的に媒体Mの供給が行われる場合には、到達タイミングと基準到達タイミング(時刻t13)とのズレのある先行する媒体Mに対して、例えば2枚後の媒体Mである。但し、後続の媒体Mは、ズレのある先行する媒体Mの次に搬送されている媒体Mであってもよい。後続の媒体Mは、既に第2供給部12から供給され、第2個別搬送路P2において搬送されている場合には、第2個別搬送路P2における搬送途中に搬送速度が調整されればよい。また、第1供給部11と第2供給部12とから交互に媒体Mの供給が行われる場合には、後続の媒体Mは、例えば1つ前に第2供給部12から供給される媒体Mである。
制御部31は、媒体Mの搬送方向における長さ及び搬送速度のうちの少なくとも一方と、第2個別搬送路P2の搬送方向における長さとに基づいて、後続の媒体Mが何枚後に搬送される媒体Mであるかを調整するとよい。第2個別搬送路P2は、搬送方向における長さが第1個別搬送路P1とは異なるため、第2供給部12から媒体Mが供給される第2個別搬送路P2と第1供給部11から媒体Mが供給される第1個別搬送路P1とで、個別搬送路P1,P2ごとに後続の媒体Mが何枚後に搬送される媒体Mであるかを調整するとよい。なお、図3~図5には、第2供給部12から媒体Mが供給される場合の例を示すが、第1供給部11から媒体Mが供給される場合には、時刻t11の第2入口通過検知センサS3への基準通過タイミングを第1入口通過検知センサS1への基準通過タイミングに置き換えて同一の処理が行われればよい。
図3に細い破線で示すように、到達タイミングが基準到達タイミング(時刻t13)よりも速い時刻t13bである場合、制御部31は、後続の媒体Mの第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)の搬送速度v1を搬送速度v1bに遅くするように、第6~第9搬送ローラ対26~29を制御する。
このように、制御部31は、先行する媒体MのレジストセンサS10への到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレを後続の媒体Mの搬送速度にフィードバックすることによって、後続の媒体MのレジストセンサS10への到達タイミングを基準到達タイミング(時刻t13)に近づけ、ひいては、後続の媒体Mがレジストローラ対131に突き当てられる突き当て時間の一例である突き当てタイミングを、基準突き当て時間の一例である基準突き当てタイミング(時刻t14)に近づける。そのため、媒体Mの斜行補正量(補正期間)のばらつきが抑制される。
なお、図3の例では、制御部31は、レジストセンサS10への到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレに基づいて後続の媒体Mの第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)における搬送速度を決定しているが、第2出口通過検知センサS4への到達タイミングと基準到達タイミング(時刻t12)とのズレに基づいて後続の媒体Mの第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)における搬送速度を決定してもよい。このように、制御部31は、合流搬送路P3に配置された第2出口通過検知センサS4(到達検知センサの一例)の検知結果である媒体Mの到達タイミングを取得してもよい。
ところで、制御部31が、後続の媒体Mの第2出口通過検知センサS4とレジストセンサS10との間(合流搬送路P3及び供給先搬送路P11)ではなく、第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)の搬送速度v1を調整していることによって、媒体供給装置1のみで搬送速度の調整が完結する。一方、媒体供給装置1及び印刷装置101の両方で搬送速度の調整を行う場合、媒体供給装置1の第8及び第9搬送ローラ対28,29による搬送速度と印刷装置101の受け入れローラ対132による搬送速度とが合わず、媒体Mが印刷装置101側に引っ張られたり或いは弛んだりする場合がある。このような搬送速度の不一致は、媒体供給装置1のインターフェース部33と印刷装置101のインターフェース部153との通信(基板間通信)やファームウェアにおける測定精度の限界によって、媒体供給装置1と印刷装置101とで媒体MのレジストセンサS10への到達タイミングの測定結果に差が生じてしまうことに起因するものであり、例えば1[msec]の差で約20[mm/s]の搬送速度の差が生じる。
なお、上述の説明とは異なり、先行する媒体MのレジストセンサS10への到達タイミングに基づいて、その後、この先行する媒体MのレジストセンサS10とレジストローラ対131との間の搬送速度を調整することによってレジストローラ対131への突き当てタイミングを一定に近づけることも考えられるが、この場合、レジストローラ対131に突き当てられる際の搬送速度が一定にならないことによって、斜行補正量がばらつきやすい。
図6は、搬送速度の補正後の媒体Maの位置関係を説明するための図である。
図7は、レジストセンサS10への到達タイミングのズレ及びそれに対応する補正量の関係を示すテーブルである。
図6に示すように、レジストローラ対131への突き当てタイミングが基準突き当てタイミングよりも遅れてn枚目の媒体Mが搬送されている場合、通常、n+1枚目の媒体M及びn+2枚目の媒体Mも、レジストローラ対131への突き当てタイミングが基準突き当てタイミングよりも遅れるように搬送される。
しかしながら、例えばn枚目よりも前に搬送された先行する媒体MのレジストセンサS10への到達タイミングの遅れ(図3に示す時刻t13a参照)に基づいて、n+1枚目の媒体Mから図1に示す第2入口通過検知センサS3と第2出口通過検知センサS4との間(第2個別搬送路P2及び合流搬送路P3)の搬送速度v1が搬送速度v1aに速くなるように調整されると、補正後のn+1枚目の媒体Maは、n枚目の媒体Mに近づく。これにより、例えば、レジストローラ対131に突き当てられているn枚目の媒体Mにn+1枚目の媒体Mが衝突してジャムが生じたり、或いは、n枚目の媒体Mとn+1枚目の媒体Mとの間の隙間で、第2個別搬送路P2における第6及び第7搬送ローラ対26,27や合流搬送路P3における第8及び第9搬送ローラ対28,29の回転速度を変更する時間を確保できなくなったりする。
そのため、制御部31は、特に、媒体Mの供給間隔(複数の媒体M間の隙間)が短いときや搬送速度が速いときなどには、媒体MのレジストセンサS10への到達タイミングの基準到達タイミングからのズレを後続の媒体Mで一度に解消するのではなくズレの一部を解消するように後続の媒体Mの搬送速度を決定するとよい。
例えば、制御部31は、記憶部32に記憶された図7に示すテーブルを参照し、到達タイミングが基準到達タイミングよりも5[msec]、4[msec]、又は3[msec]速い場合には、後続の媒体Mの到達タイミングを5[msec]、4[msec]、又は3[msec]遅くするのではなく、その一部の2[msec]遅くするように後続の媒体Mの搬送速度の補正を行う。また、制御部31は、到達タイミングが基準到達タイミングよりも2[msec]速い場合には、後続の媒体Mの到達タイミングを2[msec]遅くするのではなく、その一部の1[msec]遅くするように後続の媒体Mの搬送速度の補正を行う。
制御部31は、その逆に、到達タイミングが基準到達タイミングよりも5[msec]、4[msec]、又は3[msec]遅い場合には、後続の媒体Mの到達タイミングを2[msec]速くするように後続の媒体Mの搬送速度の補正を行う。また、制御部31は、到達タイミングが基準到達タイミングよりも2[msec]遅い場合には、後続の媒体Mの到達タイミングを1[msec]速くするように後続の媒体Mの搬送速度の補正を行う。
制御部31は、到達タイミングが基準到達タイミングよりも1[msec]速いか或いは1[msec]遅い場合やズレがない場合(0[msec])には、後続の媒体Mの搬送速度の補正を行わない。すなわち、制御部31は、先行する媒体Mと同一の条件で後続の媒体Mを搬送するように第6~第9搬送ローラ対26~29を制御する。
図7に示す到達タイミング補正量は、媒体Mの供給間隔及び搬送速度に応じて決定されるとよい。そのため、図7に示すテーブルは、媒体Mの供給間隔、搬送速度など(その他、媒体Mの搬送方向における長さ(サイズ)、搬送経路形状(第1個別搬送路P1又は第2個別搬送路P2)など)に応じて複数種類、記憶部32に記憶されているとよい。
例えば、媒体Mの供給間隔が短いほど或いは搬送速度が速いほど、到達タイミングのズレに対して到達タイミング補正量は十分に小さくなるとよく、媒体Mの供給間隔が長いほど或いは搬送速度が遅いほど、到達タイミングのズレに対して到達時間補正量の一例である到達タイミング補正量を小さくする量は減らすか無くすとよい。
なお、制御部31は、レジストセンサS10への到達タイミングの基準到達タイミングからのズレ、媒体Mの供給間隔、媒体Mの搬送速度、媒体Mの搬送方向における長さなどに基づいて、到達タイミング補正量を演算して決定してもよい。
また、制御部31は、印刷装置101の操作パネルなどでユーザによって入力される搬送速度の調整値などの設定を取得し、この設定に基づいて搬送速度を調整してもよい。これにより、媒体供給装置1の機体ごとの個体差を補正することができる。
以上説明した本実施の形態では、媒体供給機構は、媒体Mを供給する複数の供給部の一例である第1供給部11及び第2供給部12と、これらの第1供給部11及び第2供給部12のそれぞれに連結された複数の個別搬送路の一例である第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2と、これらの第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2のそれぞれにおいて媒体Mを搬送する複数の個別搬送部の一例である第1~第5搬送ローラ対21~25並びに第6及び第7搬送ローラ対26,27と、第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2が合流した合流搬送路P3と、この合流搬送路P3において媒体Mを搬送する合流搬送部の一例である第8及び第9搬送ローラ対28,29並びに受け入れローラ対132と、第1~第9搬送ローラ対21~29を制御する制御部31とを備える。この制御部31は、合流搬送路P3に配置された到達検知センサの一例であるレジストセンサS10(又は第2出口通過検知センサS4)の検知結果である媒体Mの到達時間の一例である到達タイミング(時刻t13a,t13b)と、予め決定された基準到達時間の一例である基準到達タイミング(時刻t13)とのズレに基づいて後続の媒体Mの搬送速度を決定し、第1~第9搬送ローラ対21~29を制御する。
このように、制御部31は、第1供給部11に連結された第1個別搬送路P1における搬送速度と、第2供給部12に連結された第2個別搬送路P2における搬送速度と、合流搬送路P3における搬送速度とを、レジストセンサS10への到達タイミング(時刻t13a,t13b)と予め決定された基準到達タイミング(時刻t13)とのズレに基づいて調整することができる。そのため、第1個別搬送路P1と第2個別搬送路P2とで搬送方向における長さや配置される搬送ローラ対や搬送駆動部が異なることによって搬送速度のズレ方が異なっても、第1個別搬送路P1と第2個別搬送路P2とのそれぞれで搬送速度を調整することができる。また、後続の媒体Mは、搬送途中でズレが生じてから搬送速度が調整されるのではなく、先行する媒体Mのズレに基づいて搬送速度が調整されるため、レジストセンサS10(印刷装置101)への到達タイミングのズレを抑制しやすい。更には、印刷装置101における搬送速度の調整を要さずに、媒体供給装置1において、媒体Mの搬送速度を調整することができるため、媒体供給装置1の搬送速度と印刷装置101の搬送速度とをそれぞれ調整する場合と比較して、媒体供給装置1と印刷装置101とで調整による搬送速度のズレが発生するのを回避することができる。よって、本実施の形態によれば、第1供給部11及び第2供給部12から供給される媒体Mの印刷装置101への到達タイミング(到達時間)のズレを抑制することができる。
また、本実施の形態では、媒体供給機構は、第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2のそれぞれに配置され、レジストセンサS10に到達する前の媒体Mの通過を検知する複数の通過検知センサの一例である第2入口通過検知センサS3(又は第1入口通過検知センサS1)を更に備える。制御部31は、第2入口通過検知センサS3によって検知される後続の媒体Mの通過時間の一例である通過タイミング(時刻t11a)と予め決定された基準通過時間の一例である基準通過タイミング(時刻t11)とのズレ、及び、後続の媒体Mに対して先行する媒体Mの到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレに基づいて、後続の媒体Mの搬送速度を決定する。
これにより、第1供給部11及び第2供給部12から第2個別搬送路P2(又は第1個別搬送路P1)への媒体Mの供給速度や供給開始タイミングなどにズレが生じても、レジストセンサS10ひいてはレジストローラ対131への到達時間のズレを抑制することができる。
また、本実施の形態では、第1個別搬送路P1と第2個別搬送路P2とは、搬送方向における長さが互いに異なり、制御部31は、第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2ごとに、先行する媒体Mの到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレに基づいて搬送速度を決定する後続の媒体Mが先行する媒体Mに対して何枚後に搬送される媒体Mであるかを調整する。
これにより、先行する媒体MのレジストセンサS10への到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレを、長さが異なる第1個別搬送路P1及び第2個別搬送路P2のそれぞれにおいて可能な範囲で速く後続の媒体Mにおいて抑制することができる。
また、本実施の形態では、制御部31は、到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレの一部を解消するように後続の媒体Mの搬送速度を決定する。
ところで、例えば、制御部31が後続の媒体Mの搬送速度を速める調整を行う場合には、先行する媒体Mの到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレを解消するように搬送速度が速められる図6に示すn+1枚目の媒体M(補正後の媒体Ma)が、レジストローラ対131に突き当てられている1つ前のn枚目の媒体Mに衝突してジャムが生じたり、或いは、n枚目の媒体Mとn+1枚目の媒体Mとの間の隙間で第1~第9搬送ローラ対21~29の回転速度を変更する時間を確保できなくなったりする。それに対して、本実施の形態では、ズレを徐々に解消することによって、n枚目の媒体Mとn+1枚目の媒体Mとの間隔を極端に変動させるのを回避することができるため、上述のジャムの発生を抑制することができるとともに、上述の第1~第9搬送ローラ対21~29の回転速度の変更時間を確保することができる。
また、本実施の形態では、制御部31は、到達タイミング(時刻t13a,t13b)と基準到達タイミング(時刻t13)とのズレと、媒体Mの供給間隔及び搬送速度に応じて決定される到達時間補正量の一例である到達タイミング補正量とが対応付けられたテーブルに基づいて、後続の媒体Mの搬送速度を決定する。
これにより、制御部31がテーブルを参照するという簡単な処理によって、到達タイミング補正量を決定することができる。更には、例えば、媒体Mの供給間隔が長いほど或いは搬送速度が遅いほど、到達タイミングのズレに対して到達タイミング補正量を小さくする量を減らすか無くすことができる。そのため、上述のジャムの発生の抑制及び第1~第9搬送ローラ対21~29の回転速度の変更時間の確保を行いながら到達タイミング補正量を大きくすることができるため、到達タイミングを基準到達タイミングに近づけることができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
媒体を供給する複数の供給部と、
前記複数の供給部のそれぞれに連結された複数の個別搬送路と、
前記複数の個別搬送路のそれぞれにおいて前記媒体を搬送する複数の個別搬送部と、
前記複数の個別搬送路が合流した合流搬送路と、
前記合流搬送路において前記媒体を搬送する合流搬送部と、
前記複数の個別搬送部及び前記合流搬送部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記合流搬送路に配置された到達検知センサの検知結果である前記媒体の到達時間と、予め決定された基準到達時間とのズレに基づいて後続の前記媒体の搬送速度を決定し、前記複数の個別搬送部及び前記合流搬送部を制御する
ことを特徴とする媒体供給機構。
[付記2]
前記複数の個別搬送路のそれぞれに配置され、前記到達検知センサに到達する前の前記媒体の通過を検知する複数の通過検知センサを更に備え、
前記制御部は、前記通過検知センサによって検知される前記後続の媒体の通過時間と予め決定された基準通過時間とのズレ、及び、前記後続の媒体に対して先行する前記媒体の前記到達時間と前記基準到達時間とのズレに基づいて、前記後続の媒体の搬送速度を決定する
ことを特徴とする付記1記載の媒体供給機構。
[付記3]
前記複数の個別搬送路は、前記搬送方向における長さが互いに異なり、
前記制御部は、前記複数の個別搬送路ごとに、先行する前記媒体の前記到達時間と前記基準到達時間とのズレに基づいて搬送速度を決定する前記後続の媒体が前記先行する媒体に対して何枚後に搬送される媒体であるかを調整する
ことを特徴とする付記1又は2記載の媒体供給機構。
[付記4]
前記制御部は、前記到達時間と前記基準到達時間とのズレの一部を解消するように前記後続の媒体の搬送速度を決定する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか記載の媒体供給機構。
[付記5]
前記制御部は、前記到達時間と前記基準到達時間とのズレと、前記媒体の供給間隔及び搬送速度に応じて決定される到達時間補正量とが対応付けられたテーブルに基づいて、前記後続の媒体の搬送速度を決定する
ことを特徴とする付記4記載の媒体供給機構。