JP2010026320A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリンタ1の本体ケーシング2には、用紙100を搬送する搬送ベルト9と、搬送ベルト9に対して用紙100の搬送方向上流側に配置される第1ガイド部材24とが設けられている。カバー51には、カバー51が接近位置にあるときに搬送ベルト9に対して搬送方向上流側に配置される押圧部材31が設けられている。押圧部材31は、搬送方向に対して直交する幅方向における用紙100の中央領域100Aのみを押圧するので、押圧された中央領域100Aは、押圧部材31に対向配置された第1ガイド部材24に押し付けられる。これにより、搬送ベルト9へ向けて搬送される用紙100では、中央領域100Aのみに抵抗が生じるので、中央領域100Aが幅方向における両端部100Bよりも先に搬送されることがなく、用紙100の中央先行を抑制することができる。
【選択図】図2
Description
ここで、たとえば多数の転写材が積層状態で高温多湿下に放置された場合、積層方向において上部を除く位置にある転写材では、周縁部だけが大気に露出されるので、直交方向において、中央領域が乾燥したままの状態にある一方で、両端部側が大気中の水分を吸収して湿ってしまう。つまり、この転写材では、湿り具合が直交方向において異なる。また、この転写材では、中央領域が乾燥している一方で両端部側が湿っていることから、中央領域が硬く、両端部側が軟らかくなる。
ここで、特許文献1のカラー画像形成装置では、転写材吸着ロールが直交方向に延びており、転写材吸着ロールでは、直交方向における両端部がカラー画像形成装置本体側に支持されている。つまり、転写材吸着ロールでは、直交方向において、両端部の剛性が中央部の剛性よりも高い。そのため、転写材搬送ベルトの上流側において転写材が転写材吸着ロールと回動ロールとに挟まれた場合、この転写材では、直交方向において、両端部側が中央領域よりも強く挟まれるので、両端部側が中央領域に遅れて搬送される。そのため、特許文献1のカラー画像形成装置では、中央先行が、抑制されるどころか、逆に促進されてしまう。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記押圧部材は、前記カバーが前記接近位置にあるときに前記第1ガイド部材に対して接離可能であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記カバーは、揺動することによって前記接近位置と前記離間位置とに移動可能であり、前記搬送方向における前記第1ガイド部材の下流側端部において前記押圧部材に当接される部分は、前記搬送方向下流側へ向かうに従って前記搬送部材に近付く傾斜面であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記第2ガイド部材には、前記押圧部材を支持し、揺動自在な支持部材が設けられていることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記支持部材は、前記カバーが前記接近位置にあるときに、前記搬送方向において前記一端が前記他端よりも下流側に配置され、かつ、前記搬送方向下流側へ向かうに従って前記一端側が記録媒体に近付くように、傾斜していることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において、前記カバーが前記接近位置にあるときに前記押圧部材に対して前記搬送方向上流側に配置され、記録媒体における少なくとも前記中央領域に接触することによって所定のタイミングで前記搬送方向下流側へ記録媒体を送り出すレジストローラを備えていることを特徴としている。
そして、装置本体には、記録媒体を搬送する搬送部材と、搬送部材に対して記録媒体の搬送方向(以下では、単に「搬送方向」ということがある。)上流側に配置される第1ガイド部材とが設けられている。
カバーが接近位置にあるとき、押圧部材は、搬送方向に対して直交する方向(以下では「直交方向」ということがある。)における記録媒体の中央領域のみを押圧するので、押圧された中央領域は、押圧部材に対向配置された第1ガイド部材に押し付けられる。
また、押圧部材は、カバーが接近位置にあるときには第1ガイド部材に接近し、カバーが離間位置にあるときには第1ガイド部材から離間するので、カバーを離間位置に移動させることによって、押圧部材を装置本体から離間させ、装置本体内の部品を、押圧部材に干渉させることなく容易に交換することができる。
請求項3に記載の発明によれば、押圧部材は、カバーが接近位置にあるときに第1ガイド部材に対して接離可能であるので、接離することによって、必要以上に記録媒体に抵抗を生じさせない程度の適切な強さで記録媒体の中央領域を押圧することができる。
これにより、搬送部材の直前において、記録媒体の中央先行を抑制することができる。そのため、押圧部材を過ぎて搬送部材へ向かう記録媒体に中央先行が生じることはなく、記録媒体は、中央先行がない状態を保ったまま、速やかに搬送部材に受け渡され、その状態で引き続き搬送される。
請求項5に記載の発明によれば、搬送方向における第1ガイド部材の下流側端部において押圧部材に当接される部分は、搬送方向下流側へ向かうに従って搬送部材に近付く傾斜面である。これにより、押圧部材を過ぎて搬送部材へ向かう記録媒体は、この傾斜面に案内されることによって、円滑に搬送部材に受け渡される。そのため、記録媒体の円滑な搬送を達成することができる。
そして、押圧部材が第2ガイド部材に支持されていることから、第2ガイド部材は、記録媒体を案内する役割と押圧部材を支持する役割とを兼ねるので、部品点数の削減を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、支持部材では、揺動中心を挟むように配置される一端および他端において、一端で押圧部材が支持されており、そして、カバーが接近位置にあるときに一端側の押圧部材が第1ガイド部材に向かうように他端が付勢部材によって付勢されている。そのため、押圧部材は、付勢部材に付勢されることによって、第1ガイド部材に確実に接近し、記録媒体の中央領域を強く押圧することができる。
これにより、支持部材において、他端が付勢部材に付勢されることによって一端側の押圧部材が第1ガイド部材に接近すると、押圧部材は、押圧部材と第1ガイド部材との間を通過する記録媒体の中央領域を押圧するときに、この中央領域に対して、付勢部材の付勢力の一部を、搬送方向上流側に作用させることができる。そのため、記録媒体の中央領域のみに抵抗が生じ、記録媒体の中央先行を確実に抑制することができる。
これに反し、搬送方向において他端が一端よりも下流側に配置され、かつ、搬送方向上流側へ向かうに従って一端側が記録媒体に近付くように支持部材が傾斜している場合には、押圧部材は、搬送されてきた記録媒体を押圧するどころか、逆に記録媒体によって第1ガイド部材側へ押圧され、第1ガイド部材との隙間を塞いでしまう。この場合、記録媒体は、押圧部材と第1ガイド部材との間を通過することができず、ジャムが生じ得る。
請求項11に記載の発明によれば、カバーが接近位置にあるときに押圧部材に対して搬送方向上流側に配置されたレジストローラが、記録媒体における少なくとも中央領域に接触することによって所定のタイミングで搬送方向下流側へ記録媒体を送り出す。これより、記録媒体では、直交方向において、どうしても中央領域が両端部よりも先に搬送され易くなるので、レジストローラを通過した後に中央先行が生じ易いが、このような場合であっても、レジストローラの搬送方向下流側の押圧部材によって、記録媒体の中央先行を抑制することができる。
図1Aは、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの一実施形態を示す側断面図である。図1Bは、図1Aにおいて、カバー周辺を抜き出して示した図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(他の図についても同様)。ここで、左右方向と幅方向とは同じであり、水平方向は、幅方向および前後方向を含んでいる。
4色のトナー像が転写された用紙100は、搬送ベルト9によって、後側の定着部11に搬送される。用紙100上に転写されたトナー像は、定着部11で熱定着される。その後、用紙100は、各種ローラにより、後側から前側に方向を変えながら上昇し、本体ケーシング2上部の排出トレイ12に排出される。
ここで、プリンタ1は、各色に対応して、4つのプロセスカートリッジ13を備えている。なお、以下では、4つのプロセスカートリッジ13を、各色に対応して、プロセスカートリッジ13K(ブラック)、プロセスカートリッジ13C(シアン)、プロセスカートリッジ13M(マゼンタ)、プロセスカートリッジ13Y(イエロー)と区別する。
各プロセスカートリッジ13のケーシング(プロセスケーシング14)内には、対応する感光ドラム3と、スコロトロン型帯電器4と、現像ローラ6と、供給ローラ15と、トナーホッパ16とが主に配置されている。感光ドラム3、現像ローラ6および供給ローラ15の各中心軸(回転軸)は、幅方向に沿って延びている。各プロセスカートリッジ13では、トナーホッパ16に収容されたトナーが、供給ローラ15によって現像ローラ6に供給され、上述したように、現像ローラ6に担持される。
ここで、本体ケーシング2の前壁には、正面視において略矩形をなす板状のカバー51が設けられている。カバー51は、本体ケーシング2の前壁の下端に設けられた揺動軸52を中心に揺動自在となるように、本体ケーシング2の前壁に支持されている。揺動軸52は、幅方向に沿って延びており、カバー51は、揺動することによって、図1Bに示すように、略垂直方向に延びて起立する接近位置(実線で示したカバー51を参照)と、略水平に沿う程度に前側へ傾倒する離間位置(点線で示したカバー51を参照)とに移動可能である。
2.用紙搬送ユニット
図1Aに示すように、プリンタ1には、給紙カセット7から搬送されてきた用紙100を定着部11まで搬送するための用紙搬送ユニット20が備えられている。以下では、特に言及がない限り、カバー51は接近位置にあるものとする。
用紙搬送ユニット20は、本体ケーシング2内において、給紙カセット7の上方、かつ、各プロセスカートリッジ13(プロセスユニット50)の下方に配置されている。用紙搬送ユニット20は、上述した搬送ベルト9および転写ローラ10を備え、さらに、フレーム21と、駆動ローラ22と、従動ローラ23とを備えている。
駆動ローラ22および従動ローラ23は、それぞれの中心軸が幅方向に延びた状態で、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている(図1Aも参照)。具体的には、駆動ローラ22は、フレーム21の後端部に支持されており(図2では図示されていない)、従動ローラ23は、フレーム21の前端部に支持されている。
第1ガイド部材24は、幅方向に長手の板状であり、搬送ベルト9よりも幅広である。図示されていないが、第1ガイド部材24は、フレーム21の左端部21A(図2参照)の前端部と右端部21B(図2参照)の前端部と間に架設されることによってフレーム21に支持されている。この状態において、第1ガイド部材24は、搬送ベルト9において従動ローラ23の上端部に一致する部分の近傍に対して、所定の間隔を隔てて上から対向しており、第1ガイド部材24のいずれの部分も搬送ベルト9に接触していない。第1ガイド部材24の上面の少なくとも後側部分は、斜め後側下方へ傾斜しており、第1ガイド面24Aとされる。このように傾斜する第1ガイド面24は、後側へ向かうに従って搬送ベルト9の上側部分9Aに上から近付く傾斜面である。
第2ガイド部材25は、幅方向に長手の板状であり、第1ガイド部材24とほぼ同じ幅方向寸法を有している。図2に示すように、第2ガイド部材25は、フレーム21でなく、カバー51の後側面に一体的に備えられている。
支持部材30は、幅方向にやや長手、かつ、平面視で略矩形状の板状である(ドットで示した部分を参照、図1A、図1Bおよび図3も同様)。
支持部材30は、第2ガイド部材25にほぼ沿うように斜め後側下方へ傾斜した状態で、第2ガイド部材25によって揺動自在に支持されている。支持部材30の揺動中心30Aは、図3に示すように、左側面視において、支持部材30の上下(前後)方向における略中央にあり、支持部材30の揺動軸は、揺動中心30Aを通って幅方向に延びている。ここで、支持部材30の下端(後端)を一端30Bとし、支持部材30の上端(前端)を他端30Cとする。揺動中心30Aは、一端30Bおよび他端30Cによって上下前後方向から挟まれている。このような支持部材30が揺動すると、一端30Bおよび他端30Cが上下する。詳しくは、一端30Bが上昇すると他端30Cが下降し、一端30Bが下降すると他端30Cが上昇する。
ここで、押圧部材31は、カバー51が接近位置にあるときには第1ガイド部材24に上から接近し(実線で示した押圧部材31を参照)、カバー51が離間位置にあるときには第1ガイド部材24から前側へ離間している(点線で示した押圧部材31を参照)。
3.用紙搬送
ここでは、図1Aに示す給紙カセット7の用紙100が搬送ベルト9まで搬送される流れを詳しく説明する。また、以下では、カバー51は接近位置にあるものとする。
1対のレジストローラ18は、搬送されてきた用紙100の先端(搬送方向下流側端であり、以下同じ。)を挟み、所定のタイミングで回転することによって、この用紙100を搬送方向下流側の搬送ベルト9へ向けて送り出す。このとき、1対のレジストローラ18は、用紙100において幅方向(用紙100の搬送方向に対して直交する方向)における少なくとも中央領域100A(図2参照)に接触することによって用紙100を送り出す。図3では、レジストローラ18によって送り出された直後の用紙100の先端Xが示されている。
ここで、用紙100では、上述した中央領域100Aと、押圧部材31とが幅方向において一致している(図2参照)。そのため、用紙100では、中央領域100Aのみが、押圧部材31と第1ガイド面24Aの後端部との接触部分に到達する。なお、用紙100がレジストローラ18から後向きに搬送されていることから、第1ガイド面24Aの後端部は、用紙100の搬送方向における第1ガイド部材部材24の下流側端部である。
そのため、用紙100の先端Zにおける中央領域100Aは、ばね34の付勢力に抗して押圧部材31を上方ヘ押し上げて第1ガイド面24Aの後端部から離間させ、これによって押圧部材31と第1ガイド面24Aとの間に形成された隙間を通って後側へ進行する。これに伴い、用紙100の先端Zは、幅方向における全域に亘って、左側面視で押圧部材31を後側へ通過する。その結果、用紙100全体は、引き続き後向きに搬送される。
以上のように、給紙カセット7の用紙100は、搬送方向上流側から順に、レジストローラ18、第2ガイド部材25、押圧部材31、第1ガイド部材24を通過して、その後、搬送ベルト9に受け渡される。そのため、搬送ベルト9に対して用紙100の搬送方向における上流側に押圧部材31および第1ガイド部材24が配置され、押圧部材31に対して搬送方向上流側にレジストローラ18が配置されていることがわかる。
なお、搬送ベルト9、転写ローラ10、フレーム21、駆動ローラ22、従動ローラ23および第1ガイド部材24は、ユニット化されて、まとめてベルトユニット56とされる。ベルトユニット56は、プロセスユニット50同様、カバー51を離間位置に移動させてから、本体ケーシング2に対して前側から着脱可能である(図1B参照)。ここで、プロセスユニット50だけを着脱しようとしたときにベルトユニット56がプロセスユニット50に干渉しないので、プロセスユニット50とベルトユニット56とを一緒に着脱しなくてもよい(つまり、プロセスユニット50だけを着脱できる)。
4.作用効果
(1)以上のように、このプリンタ1は、図1Bに示すように、本体ケーシング2に接近した接近位置と、本体ケーシング2から離間した離間位置とに移動可能なカバー51を備えている。
また、カバー51には、カバー51が接近位置にあるときに搬送ベルト9に対して搬送方向における上流側に配置される押圧部材31が設けられている。
これにより、図2を参照して、搬送ベルト9へ向けて搬送される用紙100では、中央領域100Aのみに抵抗が生じるので、中央領域100Aが他の領域(幅方向における両端部100B)よりも先に搬送されることがなく、用紙100の中央先行を抑制することができる。
また、図2を参照して、用紙100が中央先行しようとすると、幅方向において両端部100Bから中央領域100Aへ向かう力が発生するが、押圧部材31が中央領域100Aのみを押圧することによって、用紙100には、中央領域100Aから両端部100Bへ向かう力が作用されるので、用紙100において、幅方向における力が相殺される。
(2)図2に示すように、押圧部材31は、モータ等の駆動力を受けることなく、搬送される用紙100に接触することによって回転可能なローラであるので、用紙100の中央領域100Aを押圧している最中では、回転することによって、必要以上に用紙100に抵抗を生じさせない。そのため、中央先行を抑制しつつ、用紙100を搬送ベルト9へ向けて円滑に搬送することができる。
(3)図3に示すように、押圧部材31は、カバー51が接近位置にあるときに第1ガイド部材24に対して接離可能であるので、接離することによって、必要以上に用紙100に抵抗を生じさせない程度の適切な強さで用紙100の中央領域100Aを押圧することができる。
(4)押圧部材31は、カバー51が接近位置にあるときに搬送方向における第1ガイド部材24の下流側端部(第1ガイド面24Aの後端部であって、搬送ベルト9に最も近い部分)に当接可能である。
つまり、搬送ベルト9の直前で用紙100の中央先行を抑制しておくことによって、中央先行が生じた状態で用紙100が搬送ベルト9に搬送されることを効果的に抑制することができる。
(5)搬送方向における第1ガイド部材24の下流側端部において押圧部材31に当接される部分である第1ガイド面24Aの後端部は、搬送方向下流側(後側)へ向かうに従って搬送ベルト9に近付く傾斜面である。これにより、押圧部材31を過ぎて搬送ベルト9へ向かう用紙100は、この第1ガイド面24Aに案内されることによって、円滑に搬送ベルト9に受け渡される。そのため、用紙100の円滑な搬送を達成することができる。
(6)図3に示すように、カバー51には、カバー51が接近位置にあるときに、第1ガイド部材24に対向し、搬送ベルト9へ向けて用紙100を案内する第2ガイド部材25が備えられている。そのため、用紙100は、第1ガイド部材24だけでなく、第2ガイド部材25によっても案内されることによって、搬送ベルト9へ向けて円滑に案内される。
逆に、第2ガイド部材25が押圧部材31を支持しないのであれば、幅方向に延びる鉄軸等をカバー51に設けて、この鉄軸で押圧部材31を支持しなければならず、その場合、第2ガイド部材25が押圧部材31を支持する場合よりも、コストが高くなる。
(7)第2ガイド部材25には、押圧部材31を支持し、揺動自在な支持部材30が設けられているので、押圧部材31は、支持部材30とともに揺動することによって、第1ガイド部材24に対して簡易に接離可能となる。
(8)支持部材30では、揺動中心30Aを挟むように配置される一端30Bおよび他端30Cにおいて、一端30Bで押圧部材31が支持されており、そして、カバー51が接近位置にあるときに一端30B側の押圧部材31が第1ガイド部材24に向かうように他端30Cがばね34によって付勢されている。そのため、押圧部材31は、ばね34に付勢されることによって、第1ガイド部材24に確実に接近し、用紙100の中央領域100Aを強く押圧することができる。
(9)支持部材30は、カバー51が接近位置にあるときに、搬送方向において一端30Bが他端30Cよりも下流側(後側)に配置され、かつ、搬送方向下流側へ向かうに従って一端30B側が用紙100に近付くように、斜め後側下方へ傾斜している。
これに反し、搬送方向において他端30Cが一端30Bよりも下流側に配置され、かつ、搬送方向上流側へ向かうに従って一端30B側が用紙100に近付くように支持部材30が他端30Cから一端30Bへ向けて斜め前側下方へ傾斜している場合には、押圧部材31は、搬送されてきた用紙100を押圧するどころか、逆に用紙100によって第1ガイド部材24側へ押圧され、第1ガイド部材24との隙間を塞いでしまう。この場合、用紙100は、押圧部材31と第1ガイド部材24との間を通過することができず、ジャムが生じ得る。
(10)図2に示すように、カバー51には、カバー51が離間位置(図1B参照)にあるときに支持部材30の揺動を規制する突起53が設けられているので、カバー51が離間位置にあるときに支持部材30が不必要に揺動することを防止できる。
(11)図3に示すように、カバー51が接近位置にあるときに押圧部材31に対して搬送方向上流側に配置されたレジストローラ18が、用紙100における少なくとも中央領域100Aに接触することによって所定のタイミングで搬送方向下流側へ用紙100を送り出す。これより、用紙100では、幅方向において、どうしても中央領域100Aが両端部100B(図2参照)よりも先に搬送され易くなるので、レジストローラ18を通過した後に中央先行が生じ易いが、このような場合であっても、レジストローラ18の搬送方向下流側の押圧部材31によって、用紙100の中央先行を抑制することができる。
(12)レジストローラ18は、カバー51に支持されているので、図1Bの点線で示すようにカバー51を離間位置に移動させることによって、レジストローラ18を本体ケーシング2から離間させ、本体ケーシング2内の部品(プロセスユニット50やベルトユニット56)を、レジストローラ18に干渉させることなく容易に交換することができる。
5.変形例
上記の実施形態では、図3に示すように、ばね34を用いて、支持部材30の一端30Bに設けられた押圧部材31を用紙100側へ付勢しているが、支持部材30、ばね34および押圧部材31に代え、たとえば、弾性を有するフィルムを用いてもよい。その場合、フィルムは、予め撓んだ状態でカバー51(詳しくは第2ガイド部材25)に取り付けられており、撓んだフィルムが元の形状に復元しようとするときに、フィルムの先端が、押圧部材31となって、用紙100の中央領域を押圧する。
2 本体ケーシング
9 搬送ベルト
18 レジストローラ
24 第1ガイド部材
24A 第1ガイド面
25 第2ガイド部材
30 支持部材
30A 揺動中心
30B 一端
30C 他端
31 押圧部材
34 ばね
51 カバー
53 突起
100 用紙
100A 中央領域
Claims (12)
- 装置本体と、
前記装置本体に接近した接近位置と、前記装置本体から離間した離間位置とに移動可能なカバーと、
前記装置本体に設けられ、記録媒体を搬送する搬送部材と、
前記カバーに設けられ、前記カバーが前記接近位置にあるときに前記搬送部材に対して記録媒体の搬送方向における上流側に配置され、前記搬送方向に対して直交する方向における記録媒体の中央領域のみを押圧する押圧部材と、
前記装置本体に設けられ、前記搬送部材に対して前記搬送方向上流側に配置され、前記カバーが前記接近位置にあるときに前記押圧部材に対向し、前記搬送部材へ向けて記録媒体を案内する第1ガイド部材と
を備え、
前記押圧部材は、前記カバーが前記接近位置にあるときには前記第1ガイド部材に接近し、前記カバーが前記離間位置にあるときには前記第1ガイド部材から離間することを特徴とする、画像形成装置。 - 前記押圧部材は、搬送される記録媒体に接触することによって回転可能なローラであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記押圧部材は、前記カバーが前記接近位置にあるときに前記第1ガイド部材に対して接離可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記押圧部材は、前記カバーが前記接近位置にあるときに前記搬送方向における前記第1ガイド部材の下流側端部に当接可能であることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記カバーは、揺動することによって前記接近位置と前記離間位置とに移動可能であり、
前記搬送方向における前記第1ガイド部材の下流側端部において前記押圧部材に当接される部分は、前記搬送方向下流側へ向かうに従って前記搬送部材に近付く傾斜面であることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記カバーには、前記カバーが前記接近位置にあるときに、前記第1ガイド部材に対向し、前記搬送部材へ向けて記録媒体を案内する第2ガイド部材が備えられ、
前記押圧部材は、前記第2ガイド部材に支持されていることを特徴とする、請求項3ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第2ガイド部材には、前記押圧部材を支持し、揺動自在な支持部材が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記支持部材は、揺動中心を挟むように配置される一端および他端を含み、前記一端で前記押圧部材を支持しており、
前記カバーが前記接近位置にあるときに前記押圧部材が前記第1ガイド部材に向かうように前記他端を付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記支持部材は、前記カバーが前記接近位置にあるときに、前記搬送方向において前記一端が前記他端よりも下流側に配置され、かつ、前記搬送方向下流側へ向かうに従って前記一端側が記録媒体に近付くように、傾斜していることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記カバーには、前記カバーが前記離間位置にあるときに前記支持部材の揺動を規制する規制部材が設けられていることを特徴とする、請求項7ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記カバーが前記接近位置にあるときに前記押圧部材に対して前記搬送方向上流側に配置され、記録媒体における少なくとも前記中央領域に接触することによって所定のタイミングで前記搬送方向下流側へ記録媒体を送り出すレジストローラを備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記レジストローラは、前記カバーに支持されていることを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。
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JP (1) | JP5024214B2 (ja) |
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