JP6529277B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真技術を用いて像担持体に担持されたトナー像を記録材に転写する画像形成装置に関する。特に、中間転写ベルトに担持されたトナー像を記録材に転写する中間転写方式の画像形成装置に関する。
従来、回転する無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと記す)に担持されたトナー像を、該中間転写ベルトに転写回転体(転写ベルト又は転写ローラ)を当接させた転写ニップで、記録材へと転写させる画像形成装置が知られている。中間転写ベルトから記録材へトナー像を転写させるために、転写回転体には高い電圧が印加されることから、転写ニップには強い電界が生じている。記録材は、搬送ガイドによって中間転写ベルトに沿うようにして転写ニップへと案内されている。
ところで、中間転写ベルトは回転中に振動することがある。中間転写ベルトが振動すると、転写ニップの上流(中間転写ベルトの回転方向上流側)で中間転写ベルトのトナー像担持面と記録材との間に隙間が生じ得る。上述のように、転写ニップには強い電界が生じていることから、転写ニップの上流で上記の隙間が生じた場合、中間転写ベルトと記録材との間に異常放電が起こりやすい。異常放電が起こると、中間転写ベルトに担持されたトナーの電荷が失われ、電荷の失われたトナーは中間転写ベルトから記録材へ転写されない。そうすると、異常放電の起こった箇所の画像が白く抜けたような画像不良(白抜け又は白花などと呼ばれる)が発生する。そこで、中間転写ベルトの内周側(トナー像担持面と反対の裏面側)に振動防止部材を設け、中間転写ベルトを裏面から押圧して転写回転体側に張り出すことで、異常放電の原因となる中間転写ベルトの振動を抑制する装置が提案されている(特許文献1)。
特開2002−82543号公報
しかし、振動防止部材による中間転写ベルトの張り出し量が大きくなると、搬送ガイドにより案内される記録材と中間転写ベルトとの距離が近くなる。そうした場合、特に記録材が厚紙やコート紙などの曲げ剛性の高い記録材であれば、振動防止部材よりも中間転写ベルトの回転方向上流側では記録材が中間転写ベルトに突き当たって曲がった状態となり、記録材と中間転写ベルトとが強く擦れることがある。記録材と中間転写ベルトとが強く擦れると、中間転写ベルトに担持された未定着のトナー像が乱れ、その結果、転写後の記録材に「がさつき」などと呼ばれる画像不良が発生する、という問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、振動防止部材により中間転写ベルトを転写回転体側に張り出した場合に生じ得る、記録材と中間転写ベルトとの擦れを原因とする画像不良を防ぐことのできる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する無端状の像担持ベルトと、前記像担持ベルトの内周側に設けられ、前記像担持ベルトに当接する内側ローラと、前記内側ローラよりも前記像担持ベルトの回転方向上流に設けられ、前記像担持ベルトを内周側から張架する張架手段と、前記像担持ベルトを挟んで前記内側ローラに対向して設けられ、前記内側ローラとの間で転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ前記像担持ベルトから前記記録材にトナー像を転写する外側ローラと、記録材の搬送方向に関して、前記転写ニップ部よりも上流に配置され、記録材を前記転写ニップ部に搬送する搬送ローラと、記録材の第一面をガイド可能な第一ガイドと、前記第一ガイドと前記像担持ベルトとの間に配置され、記録材が前記像担持ベルトに向かう動きを規制するとともに、記録材の第二面をガイド可能な第二ガイドとを有し、記録材の搬送方向に関して、前記搬送ローラよりも下流で前記転写ニップ部よりも上流に配置され、記録材を前記転写ニップ部に向けて案内可能な案内部材と、前記像担持ベルトの回転方向において、前記内側ローラと前記張架手段との間に形成される前記像担持ベルトの張り面を外側へ張り出すように、前記内側ローラよりも上流で前記第二ガイドよりも下流で、前記像担持ベルトを内周側から接触して押圧するとともに、記録材が前記転写ニップ部を通過しているときに記録材と前記像担持ベルトが接触する部分の裏面を押圧可能な押圧部材と、を備え、前記第二ガイドは、前記内側ローラの回転中心と前記外側ローラの回転中心とを結ぶ線が前記像担持ベルトに交わる点と、前記押圧部材の前記像担持ベルトに接触する部分の前記回転方向下流側の先端とを結ぶ基準線よりも、前記転写ニップ部側の先端が前記像担持ベルトから離れた側に位置する、ことを特徴とする。
本発明によれば、押圧部材により像担持ベルトの張り面が外側へ張り出されていても、記録材は案内部材により像担持ベルトと擦れることなく像担持ベルトに向けて案内されるので、擦れを原因とする画像不良を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 振動防止部材及び搬送ガイドを示す概略図である。 振動防止部材と搬送ガイドを説明する図である。 本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の振動防止部材及び搬送ガイドを示す概略図である。 駆動制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、振動防止部材が中間転写ベルトを裏面(トナー像担持面と反対側)から押圧して中間転写ベルトの振動を抑制する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写ベルトを用いる画像形成装置であれば、タンデム型/1ドラム型、帯電方式、静電像形成方式、現像方式、転写方式、定着方式の区別無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト40に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光体としての感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト40に転写(一次転写)される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト40上のイエロートナー像に重ねて転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム1C、1Kにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト40に順次重ねて転写される。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置5Y、5M、5C、5Kで使用するトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同様に構成される。そこで、以下では、画像形成部PY、PM、PC、PKの区別を表す符号末尾のY、M、C、Kを省略した符号を構成部材に付して、画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作を総括的に説明する。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、感光ドラム1を中心にして、コロナ帯電器3、露光装置4、現像装置5、一次転写ローラ6、およびドラムクリーニング装置7が配置されている。感光ドラム1は外周面に感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
コロナ帯電器3は、例えばコロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム1の表面を、一様な負極性の暗部電位に帯電させる。露光装置4は、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1の表面に画像の静電潜像を書き込む。露光装置4によって感光ドラム1に書き込まれる静電潜像は小さいドット画像の集合体であるので、このドット画像の密度を変化させれば感光ドラム1の表面に形成されるトナー像の濃度を変化させることができる。例えば各色のトナー像はそれぞれ最大濃度が1.5〜1.7程度、最大濃度である場合のトナー載り量は0.4〜1.6mg/cm程度である。
現像装置5は、トナーを感光ドラム1に供給して静電潜像をトナー像に現像する。現像装置5は、感光ドラム1の表面にわずかな隙間を隔てて配置した現像スリーブ(不図示)を感光ドラム1のカウンタ方向に回転させる。現像装置5は、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を帯電させて、現像スリーブに担持させて感光ドラム1との対向部へ搬送する。直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブに印加されることで、負極性に帯電した非磁性トナーが相対的に正極性になった感光ドラム1の露光部分へ移転して静電像が反転現像される。
一次転写ローラ6は、中間転写ベルト40に圧接して、感光ドラム1と中間転写ベルト40との間に一次転写部(ニップ)T1を形成する。正極性の直流電圧が一次転写ローラ6に印加されることで、感光ドラム1上の負極性のトナー像が中間転写ベルト40に転写される。一次転写ローラ6は、感光ドラム1に支持された中間転写ベルト40に例えば総荷重10N(1kgf)で当接し、中間転写ベルト40に従動して回転する。一次転写ローラ6は、金属軸上に半導電性のポリウレタン系発泡ゴムの弾性層を有する弾性ローラを使用し、周面のアスカーC硬度10でローラ抵抗1×10Ωである。ローラ抵抗は、温度23℃、相対湿度50%RHの環境で、一次転写ローラ6の金属軸の両端に各500gの錘を載せ、電流計を介してアースされた金属板に押圧し、金属軸の片端に2kVの電圧を印加して金属板に流れる電流から算出した。
ドラムクリーニング装置7は、一次転写部T1を通過して感光ドラム1の表面に残留した転写残トナーを回収する。ドラムクリーニング装置7は、デュロメータA硬度70で2mm厚のポリウレタン材質のクリーニングブレード(不図示)を感光ドラム1に摺擦している。
<中間転写ベルト>
像担持ベルトとしての中間転写ベルト40は感光ドラム1に当接して回転する無端ベルト状の中間転写体であり、図中矢印R2方向に例えば250〜300mm/secで回転する。中間転写ベルト40は樹脂材料を用いて無端状に形成されて、その内周側に張架手段としてのテンションローラ41、内側ローラとしての二次転写内ローラ42、駆動ローラ43が当接するようにして設けられている。中間転写ベルト40は、これらテンションローラ41、二次転写内ローラ42、駆動ローラ43に張力一定に張架される。例えば、不図示のばねのような弾性部材によって中間転写ベルト40を裏面から表面へと押す力がテンションローラ41に加えられて、中間転写ベルト40は2〜5kg程度の張力で張架される。本実施形態において、テンションローラ41は二次転写内ローラ42よりも中間転写ベルト40の回転方向上流に配置され、二次転写内ローラ42との間で中間転写ベルト40を張架する。また、テンションローラ41は、テンションローラ41よりも中間転写ベルト40の回転方向上流に配置される駆動ローラ43との間で中間転写ベルト40を張架する。なお、中間転写ベルト40の裏面とは、中間転写ベルト40のトナー像を担持する面(トナー像担持面)と反対側の面つまりは内周側の面をさす。
中間転写ベルト40は、裏面側から樹脂層、弾性層、表層が順に形成された3層構造の無端状のベルトである。樹脂層には、例えばポリイミドやポリカーボネート等の樹脂材料が用いられて、厚みが70〜100μmに形成される。弾性層は、例えばウレタンゴムやクロロプレンゴム等の弾性材料が用いられて、厚みが200〜250μmに形成される。表層は、中間転写ベルト40表面へのトナーの付着力が小さく且つ二次転写ニップT2でトナーが記録材Bに転写しやすい材料が用いられる。例えば、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の樹脂材料のうちいずれか1種類が用いられる。あるいは弾性材ゴム、エラストマー、ブチルゴム等の弾性材料のうち2種類以上が用いられる。弾性材料を用いる場合、表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、例えばフッ素樹脂等の粉体、粒子を1種類あるいは2種類以上、またはこれらの粒径を異ならしたものを分散混合したものを用いるとよい。表層は、厚みが5〜10μmに形成される。また、中間転写ベルト40にはカーボンブラック等の抵抗値調整用の導電剤が添加されて、体積抵抗率が1×10〜1×1014Ω・cmに調整されている。
レジストローラ13は、中間転写ベルト40のトナー像にタイミングを合わせて転写ニップ部としての二次転写ニップT2へ記録材Bを送り出す。レジストローラ13が記録材Bを送り出す先には、上ガイド14及び下ガイド15が互いに対向するように配置された搬送ガイド200が設けられ、記録材Bはこの搬送ガイド200の上ガイド14と下ガイド15との間に送り出される。上ガイド14及び下ガイド15を有する搬送ガイド200は、レジストローラ13によって送り出された記録材Bの移動向きを規制して、記録材Bを二次転写ニップT2に向けて案内する。中間転写ベルト40に近い側(像担持ベルト側)の上ガイド14は記録材Bが中間転写ベルト40に近づく動きを規制し、中間転写ベルト40から遠い側の下ガイド15は記録材Bが中間転写ベルト40から離れる動きを規制する。
中間転写ベルト40に担持された四色のトナー像は、二次転写ニップT2へ搬送されて二次転写ニップT2で記録材Bに一括二次転写される。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40のトナー像に重ね合わせて記録材Bを搬送して二次転写ニップT2を通過させる。二次転写ニップT2によって四色のトナー像を二次転写された記録材Bは、二次転写ニップT2から搬送ベルト61へ送り出される。搬送ベルト61は、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bを、トナー像の転写された面の反対側で支持して定着装置60へ案内する。
定着部としての定着装置60は、二つの回転体(60a、60b)が当接して定着ニップ部としての定着ニップT3を形成し、定着ニップT3で記録材Bを搬送しつつ当該記録材Bにトナー像を定着する。定着装置60では、内部からランプヒータ等(不図示)で加熱される加熱ローラ60aに、付勢機構(不図示)によって加圧ローラ60bを圧接させて定着ニップT3を形成している。記録材Bが定着ニップT3で挟持搬送されることにより加熱/加圧されて、トナー像が記録材Bに定着される。定着装置60によりトナー像の定着された記録材Bは、機体外へ排出される。
ベルトクリーニング装置44は、不図示のクリーニングブレードを中間転写ベルト40に摺擦して、二次転写ニップT2を通過して中間転写ベルト40に残留した転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置44は、デュロメータA硬度75で2mm厚のポリウレタンのクリーニングブレードで、先端を中間転写ベルト40の表面にカウンタ方向に当接させている。ベルトクリーニング装置44は、記録材Bに転写されることなく二次転写ニップT2を通過した中間転写ベルト40上の転写残トナーを回収する他、二次転写ニップT2で記録材Bから中間転写ベルト40へ付着した紙粉等を中間転写ベルト40から除去する。
<二次転写ベルトユニット>
二次転写ベルトユニット36は、転写ベルトとしての二次転写ベルト12、二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23を備える。二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23は、二次転写ベルト12の内周側に設けられる。二次転写ローラ10は、二次転写内ローラ42との間で二次転写ニップT2を形成する。ここでは、二次転写ベルト12と中間転写ベルト40とを挟んで二次転写内ローラ42との間で二次転写ニップT2を形成している。二次転写ニップT2に転写電界が生じることで、中間転写ベルト40のトナー像が記録材Bへ転写される。二次転写ベルト12は高抵抗性の樹脂材料を用いて無端ベルト状に形成され、二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23によって張架されている。二次転写ベルト12は中間転写ベルト40に同期して図中矢印R3方向に回転し、レジストローラ13によって送り出された記録材Bを二次転写ニップT2を通過させて搬送ベルト61側に搬送する。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40のトナー像を記録材Bに転写する際に帯電して記録材Bに密着し、未定着トナー像が担持された記録材Bを中間転写ベルト40から分離して搬送ベルト61に送り出す。
外側ローラとしての二次転写ローラ10は、二次転写内ローラ42に対し中間転写ベルト40の回転方向上流側へ0〜4mmずれた位置に配置される。二次転写ローラ10は、中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を介して二次転写内ローラ42に圧接して、中間転写ベルト40との間で二次転写ニップT2を形成する。
二次転写ローラ10は、金属軸上にイオン導電系発泡ゴム(NBRゴム)の弾性層を形成したローラ材を使用し、外周面のアスカーC硬度30〜40でローラ抵抗1×10〜1×10Ωである。こうすることで、二次転写ローラ10が、二次転写内ローラ42や中間転写ベルト40に対し変形して当接できるようにしてある。それ故に、二次転写ローラ10は、後述する振動防止部材55による中間転写ベルト40の張り出しに応じて変形し得る。また、二次転写ローラ10と二次転写内ローラ42とがオフセットされて配置されている場合などに、中間転写ベルト40が二次転写ローラ10だけに接触して二次転写ニップT2を形成する領域が生じ得る。なお、二次転写ローラ10の外径は例えば24mmであり、ローラ表面粗さは例えば6.0〜12.0μmである。また、二次転写ローラ10の二次転写内ローラ42への当接圧は、約50Nである。
二次転写ローラ10には、供給バイアス可変の二次転写高圧電源11が取り付けられている。二次転写内ローラ42を接地電位(0V)に接続する一方で、二次転写高圧電源11により二次転写ローラ10へトナーと逆極性の正極性の電圧(二次転写電圧)を印加することで、二次転写ニップT2に転写電界が生じる。この転写電界に応答して、中間転写ベルト40に担持されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの負極性のトナー像は、記録材Bへ一括二次転写される。そして、二次転写電圧の印加により二次転写ベルト12に生じる静電気によって、記録材Bは二次転写ベルト12に吸着される。二次転写ベルト12の表面に吸着された記録材Bは、記録材Bの搬送方向下流側に設けられた張架ローラ21に沿う二次転写ベルト12の湾曲面の曲率によって、二次転写ベルト12の表面から分離して搬送ベルト61に受け渡される。
<振動防止部材>
本発明の実施形態に係る画像形成装置100には、二次転写ニップT2よりも中間転写ベルト40の回転方向上流側で中間転写ベルト40を裏面から押圧し、中間転写ベルト40をその表面側(トナー像担持面側)へ張り出す振動防止部材55が配置されている。振動防止部材55は、例えば、中間転写ベルト40を張架するテンションローラ41、二次転写内ローラ42、駆動ローラ43が組み付けられた転写ユニットフレーム(不図示)や、画像形成装置の装置本体のフレーム(不図示)などに支持されている。この振動防止部材55について、図2及び図3を用いて説明する。ただし、図2では二次転写ベルト12の図示を、図3では二次転写ローラ10、二次転写ベルト12、下ガイド15の図示を省略している。
押圧部材としての振動防止部材55は、例えばポリエステル等の樹脂材料を用いて板状に形成されている。一例として、振動防止部材55の厚みは0.4〜0.6mmに、全幅は中間転写ベルト40の全幅に亘って当接し得る330〜380mmの幅に形成される。PET樹脂シートを用いて振動防止部材55を形成する場合には、低い電気抵抗のPET樹脂シートを用いると、二次転写ローラ10への二次転写電圧の印加に伴い振動防止部材55に電流が流れて転写不良を生じさせる恐れがある。反対に高い電気抵抗のPET樹脂シートを用いると、振動防止部材55と中間転写ベルト40との摩擦によって静電気(摩擦帯電)が生じて、振動防止部材55に中間転写ベルト40が吸着して中間転写ベルト40の回転を妨げてしまい得る。そこで、振動防止部材55には中抵抗の電気抵抗に予め調整済みのPET樹脂シートを用いるのがよい。
振動防止部材55は、二次転写ニップT2の上流(中間転写ベルト40の回転方向上流側)で、記録材Bと中間転写ベルト40とを密着させるために設けられる。そのために、振動防止部材55は、記録材Bと中間転写ベルト40との間に隙間(ギャップ)の生じない押圧量が予め決められ、該押圧量にあわせた縦位置(図では上下方向の位置)に配置される。押圧量は、図3に示すように、中間転写ベルト40の仮想張り面40aから中間転写ベルト40の張り面40bまでの張り出し量Zである。仮想張り面40aは、仮に振動防止部材55により押圧されていない場合の、二次転写内ローラ42とテンションローラ41との間に形成される中間転写ベルト40の仮の張り面である。他方、張り面40bは、振動防止部材55により実際に押圧されている場合の、二次転写内ローラ42とテンションローラ41との間に形成される中間転写ベルト40の実際の張り面である。振動防止部材55は中間転写ベルト40を表側(トナー像担持面側)に、例えば1.0〜3.0mm張り出させる任意の縦位置に設けられる。このように、中間転写ベルト40は、テンションローラ41と二次転写内ローラ42との間に形成される張り面が、振動防止部材55によって仮想張り面40aよりも外側に張り出されている。言い換えれば、中間転写ベルト40は、テンションローラ41と二次転写内ローラ42のそれぞれが中間転写ベルト40を張架する側で、テンションローラ41と二次転写内ローラ42との両方に接する共通の接線Fよりも外側に張り出されている。
また、振動防止部材55は所定の横位置(図では左右方向の位置)に配置される。詳しくは、図2に示すように、二次転写ニップT2の入口Cから中間転写ベルト40の回転方向上流側へ3〜15mm離した位置に、先端55aが位置づけられて振動防止部材55は配置される。すなわち、振動防止部材55は、例えば中間転写ベルト40と二次転写内ローラ42とが中間転写ベルト40の回転方向上流側で接触する位置Oに先端55aが位置づけられると、二次転写内ローラ42の駆動を阻害し得る。また、振動防止部材55は、例えば位置Oから二次転写ニップT2の入口Cまでの範囲に先端55aが位置づけられると、二次転写ローラ10の駆動を阻害し得る。二次転写内ローラ42や二次転写ローラ10の駆動が阻害されると、中間転写ベルト40が滑らかに駆動されなくなる。その場合に、一次転写や二次転写が行われると、トナー像が所定位置からずれてしまう。そこで、振動防止部材55は、上記したように二次転写ニップT2の入口Cから3〜15mm離れた位置に、先端55aが位置付けられるように配置される。さらに、振動防止部材55は中間転写ベルト40の回転を妨げない向きに、つまりはその先端55aを中間転写ベルト40の回転方向下流側に向けて配置されている。そのため、振動防止部材55は中間転写ベルト40に対し回転方向R2に沿って順方向に当接する。また、振動防止部材55は先端55a側が撓んで中間転写ベルト40を押し付けるため、ある程度の範囲(図2において範囲PR)をもって中間転写ベルト40に当接する。なお、上記の位置Oと二次転写ニップT2の入口Cとは同じ位置となっていてもよい。
ところで、記録材Bは、二次転写ニップT2の位置Qと押圧最下流位置Pとを通る基準線Sより中間転写ベルト40により近い位置で搬送される場合がある。二次転写ニップT2の位置Qは、二次転写内ローラ42の回転中心と二次転写ローラ10の回転中心とを結ぶ線と中間転写ベルト40とが交わる点(第一の点)である。押圧最下流位置P(第二の点)は、振動防止部材55と中間転写ベルト40との接触部分PRのうち、中間転写ベルト40の回転方向の最下流の振動防止部材55との接触位置である。反対に、接触部分PRのうち中間転写ベルト40の回転方向の最上流の振動防止部材55との接触位置は、押圧最上流位置Rと呼ぶ。基準線Sは、二次転写内ローラ42とテンションローラ41との間で外側(表面側)へ張り出すように、振動防止部材55が中間転写ベルト40を内周側から接触して押圧しているときの、上記の位置Qと位置Pとを通る線である(図3参照)。ただし、振動防止部材55の押圧量によっては、押圧最下流位置Pより中間転写ベルト40の回転方向上流側で、記録材Bは中間転写ベルト40に突き当たって曲がった状態になりやすい。従来では、特に記録材Bが厚紙やコート紙などの曲げ剛性の高い記録材であると、そうした状態になりやすい。この状態では、記録材Bと中間転写ベルト40とが強く接触するので、こすれ(擦れ)が生じやすい。そして、記録材Bと中間転写ベルト40とが擦れると、中間転写ベルト40に担持された未定着のトナー像が乱れるので、その結果、二次転写後の記録材Bの画像が乱れる所謂「がさつき」が発生する。
なお、ここでは押圧最下流位置Pが振動防止部材55の先端55aの位置と一致する場合を示したが、これに限られない。押圧最下流位置Pと振動防止部材55の先端55aの位置は、一致していなくてもよい。なお、曲げ剛性の高い記録材Bとしては、坪量が200[g/m]以上の、厚紙、コート紙、OHPシートなどがある。
本願発明者らは、振動防止部材55の押圧量と記録材Bに発生する画像不良(白抜け、がさつき)との関係を調べるべく、坪量200g/m以上の厚紙を通紙して実験を行った。その実験結果を表1に示す。表1は、図3に示した上ガイド14´のように、先端14a´が基準線Sよりも中間転写ベルト40(張り面40b)に近い側に位置するように、上ガイドが配置された場合の実験結果を示す。他方、表2は、図3に示した上ガイド14のように、先端14aが基準線Sよりも中間転写ベルト40(張り面40b)から離れた側に位置するように、上ガイドが配置された場合の実験結果を示す。
Figure 0006529277
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表1及び表2に示すように、仮想張り面40aから張り面40bまで中間転写ベルト40を押圧する振動防止部材55の押圧量が1.0mmより小さい場合には、記録材Bと中間転写ベルト40との間の異常放電に起因する「白抜け」が生じた。他方、振動防止部材55の押圧量が1.0mm以上である場合には、白抜けが生じなかった。この実験結果からは、振動防止部材55の押圧量が1.0mm以上に設定されることに伴い、中間転写ベルト40の張り面40bが外側へより深く張り出されると白抜けが改善されることが理解できる。ただし、振動防止部材55の押圧量を大きくし過ぎると、振動防止部材55は中間転写ベルト40との接触面にかかる負荷を増すので、中間転写ベルト40はスムーズに回転しづらくなる。これを避けるため、振動防止部材55の押圧量は例えば3.0mm以下に抑えるのが望ましい。これに鑑みて、既に述べた通り、振動防止部材55は中間転写ベルト40を例えば1.0〜3.0mmの押圧量で張り出させる任意の縦位置に設けられる。
また、表1と表2とを比較して理解できるように、上ガイド14´の配置では、振動防止部材55の押圧量が1.0mm以上である場合に、記録材Bと中間転写ベルト40との擦れに起因する「がさつき」が生じた(表1参照)。しかし、上ガイド14の配置では(表2参照)、振動防止部材55の押圧量に関わらず「がさつき」が生じなかった。このことから、「がさつき」に関しては、搬送ガイド200(より詳しくは上ガイド14)の配置が影響するものと考えられる。以下、説明する。
<搬送ガイド>
本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、搬送ガイド200によって、上述した記録材Bと中間転写ベルト40との擦れを原因とする「がさつき」の画像不良の発生を防止するようにした。図2に示すように、記録材Bは、二次転写ニップT2に挟まれた状態で、押圧最下流位置Pより中間転写ベルト40の回転方向上流で基準線Sよりも中間転写ベルト40から離れるように、搬送ガイド200によって案内される。そうなるように、搬送ガイド200は配置されている。
案内部材としての搬送ガイド200は、記録材Bが中間転写ベルト40に近づく動きを規制する上ガイド14と、記録材Bが中間転写ベルト40から離れる動きを規制する下ガイド15とを有する。第二ガイドとしての上ガイド14と、第一ガイドとしての下ガイド15とは、中間転写ベルト40の外側(表面側)に記録材Bの搬送方向に沿って上下二段に配置される。上ガイド14は、下ガイド15と中間転写ベルト40との間に配置されている。上ガイド14は、二次転写ニップT2側(転写ニップ部側、記録材Bの搬送方向下流側)の先端14aが、押圧最下流位置Pより中間転写ベルト40の回転方向上流に且つ基準線Sよりも中間転写ベルト40から離れる側に位置づけられるように配置される。すなわち、上ガイド14は、振動防止部材55の押圧量に応じて変動する中間転写ベルト40の張り面40b(図3参照)の位置に関わらず、先端14aが基準線Sよりも中間転写ベルト40から離れた側に位置するように配置される。他方、下ガイド15は、上ガイド14に対向するように且つ上ガイド14よりも中間転写ベルト40から離れた位置に配置される。また、下ガイド15は、記録材Bの搬送方向下流側の先端15aが押圧最上流位置Rよりも二次転写ニップT2に近い位置に位置づけられるように配置される。
また、上ガイド14は押圧最下流位置Pより中間転写ベルト40の回転方向上流側に配置されている。これは、二次転写ニップT2の上流で記録材Bが中間転写ベルト40にある程度の長さをもって密着していないと、記録材Bと中間転写ベルト40との間に隙間ができ、当該箇所で異常放電を原因とする白抜けなどの画像不良が発生するからである。この画像不良を防ぐには、二次転写ニップT2の上流において5〜10mm以上にわたって記録材Bを中間転写ベルト40に沿わせるように案内するのがよい。そのために、上ガイド14は押圧最下流位置Pより中間転写ベルト40の回転方向上流側に設けられる。
以上の搬送ガイド200の配置によれば、記録材Bは二次転写ニップT2に挟まれた状態で、押圧最下流位置Pよりも中間転写ベルト40の回転方向上流で、基準線Sより中間転写ベルト40から離れた側から二次転写ニップT2に向けて案内される。特に、記録材Bが曲げ剛性の高い記録材である場合、記録材Bは中間転写ベルト40に対して、接触部分PRから中間転写ベルト40の回転方向上流に離れた位置に向かう動きをするが、上ガイド14によってその動きが規制される。この上ガイド14による記録材Bの動きの規制に従って、記録材Bは中間転写ベルト40に沿って接触部分PRにより近い中間転写ベルト40の回転方向下流側の位置に向かう動きをする。そして、記録材Bは接触部分PRの位置で中間転写ベルト40に密着し、二次転写ニップT2に向かう。このように、上述した搬送ガイド200特には上ガイド14の配置によれば、曲げ剛性の高い記録材Bであっても、案内した記録材Bが中間転写ベルト40に突き当たって曲がった状態にならない。記録材Bが曲がった状態にならなければ、記録材Bと中間転写ベルト40とが強く擦れて中間転写ベルト40に担持された未定着のトナー像が乱れることがない。したがって、二次転写後の記録材に「がさつき」は発生し難い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の振動防止部材及び搬送ガイドを示す概略図である。
本発明の第二実施形態に係る画像形成装置では、振動防止部材55を駆動して押圧量を変更させることが可能となっている。図4に示すように、振動防止部材55は、第一駆動回動軸75に連結されている。第一駆動回動軸75は、装置本体に回動自在に取り付けられている。この第一駆動回動軸75は、押圧量変更部としての第一駆動モータ73によって図中Y方向に回動されるようになっている。第一駆動モータ73によって第一駆動回動軸75が回動されると、第一駆動回動軸75の回動に応じて振動防止部材55が回動角度を変えて回動される。振動防止部材55は回動すると、先端55aが中間転写ベルト40に対して変位する。すなわち、第一駆動回動軸75の回動に従って振動防止部材55の姿勢が決まり、その姿勢に応じた振動防止部材55の押圧量が決まる。図4の場合、第一駆動回動軸75が時計向きに回動した場合には押圧量が小さくなり、反時計向きに回動した場合には押圧量が大きくなる。
また、上ガイド14を駆動して上ガイド14の位置を変更することが可能となっている。図4に示すように、上ガイド14は回動軸としての第二駆動回動軸76に連結され、第二駆動回動軸76を中心に回動可能に設けられている。第二駆動回動軸76は、装置本体に回動自在に取り付けられている。この第二駆動回動軸76は、ガイド移動部としての第二駆動モータ74によって図中X方向に回動されるようになっている。第二駆動モータ74によって第二駆動回動軸76が回動されると、第二駆動回動軸76の回動に応じて上ガイド14が中間転写ベルト40に接離する向きに回動角度を変えて回動される。すなわち、第二駆動回動軸76の回動に従って上ガイド14の姿勢が決まる。一方、下ガイド15は上ガイド14に図示を省略した連結部材によって連結されており、上ガイド14の回動に応じて同期して回動する。そのため、上ガイド14と下ガイド15との相対的な位置関係は変化しない。これにより、上ガイド14の姿勢が決まれば下ガイド15の姿勢も決まり、記録材Bの案内方向が決まる。上ガイド14は回動すると、先端14aが中間転写ベルト40に対して変位する。図4の場合、先端14aは、第二駆動回動軸76が時計向きに回動した場合に中間転写ベルト40に近づき、反時計向きに回動した場合に中間転写ベルト40から遠ざかる。
第一駆動モータ73及び第二駆動モータ74は、制御部71によって制御される。制御部71は取得部72を有し、制御部71は取得部72から各種情報を取得することができる。制御部71は、駆動制御処理を実行する。この駆動制御処理について、図5を用いて説明する。図5は、駆動制御処理のフローチャートである。
図5に示すように、制御部71は取得部72から記録材Bの紙種情報を取得する(S1)。紙種情報は記録材Bの種類に関する情報であって、例えばラフ紙などの紙種若しくは坪量などの情報を含む。制御部71は、取得した紙種情報に従って記録材Bがラフ紙若しくは坪量200g/m以上の厚紙であるか否かを判定する(S2)。記録材Bがラフ紙や坪量200g/m以上の厚紙でないと判定した場合(S2のNO)、制御部71は当該処理を終了する。つまり、記録材Bがラフ紙や坪量200g/m以上の厚紙でない場合には、二次転写ニップT2の上流で中間転写ベルト40と記録材Bとの間に隙間が生じ難い。そのため、この場合には、振動防止部材55の押圧量を大きくして中間転写ベルト40の張り面を外側へ張り出す必要がないので、制御部71は第一駆動モータ73を駆動しなくてよい。また、振動防止部材55の押圧量を大きくしなければ、上ガイド14の位置を変更する必要もないので、制御部71は第二駆動モータ74を駆動しなくてよい。こうして、制御部71は第一駆動モータ73及び第二駆動モータ74を駆動しないことで、振動防止部材55及び上ガイド14を初期位置に保ち、次の画像形成に備える。初期位置は、押圧量が0mmである場合の位置であってもよいし、あるいは押圧量が0.5〜1.0mm程度である場合の位置であってもよい。
他方、記録材Bがラフ紙や坪量200g/m以上の厚紙であると判定した場合(S2のYES)、制御部71は押圧量を増す向きに振動防止部材55を移動させる(S3)。すなわち、第一駆動モータ73を制御して中間転写ベルト40を押圧する向きに振動防止部材55を動かし、押圧量を大きくする。
そして、制御部71は、中間転写ベルト40から離れる向きに上ガイド14を移動させる(S4)。この場合、第二駆動モータ74を制御して、上ガイド14の先端14aが、押圧最下流位置Pより中間転写ベルト40の回転方向上流に且つ基準線Sよりも中間転写ベルト40から離れる側に位置づけられるように、上ガイド14を動かす。この際には、押圧量の変更量に応じて上ガイド14を移動させるとよい。例えば、押圧量が0.5mmから1.3mmに変更された場合には、上ガイド14(詳しくは先端14a)の位置を0.8mm(1.3−0.5)だけ中間転写ベルト40から遠ざけるように、第二駆動モータ74を制御すればよい。なお、押圧量の変更量は紙種によって異なっていてよい。すなわち、制御部71は、第一の坪量の記録材が第二の坪量の記録材よりも坪量が大きい場合、押圧量の変更量を第二の坪量の記録材よりも大きくして第二駆動モータ74を制御する。例えば、第一の坪量として坪量が280g/mである場合の押圧量の変更量(例えば0.8mm)は、第二の坪量として坪量が250g/mである場合の押圧量の変更量(例えば0.5mm)よりも大きくするとよい。
制御部71は、別途動作中の画像形成ジョブ(不図示)が終了したか否かを判定する(S5)。画像形成ジョブが終了していないと判定した場合(S5のNO)、制御部71は画像形成ジョブが終了するまで当該処理の進行を待機する。画像形成ジョブが終了したと判定した場合(S5のYES)、制御部71は振動防止部材55及び上ガイド14を初期位置に戻すため、第一駆動モータ73及び第二駆動モータ74をそれぞれ制御する(S6,S7)。制御部71は、振動防止部材55及び上ガイド14を初期位置に戻した後、当該処理を終了する。
以上のように、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置では、振動防止部材55及び上ガイド14の位置を変更可能とした。これにより、上述した搬送ガイド200の配置は、振動防止部材55の押圧量が変更されても維持される。そのため、記録材Bは二次転写ニップT2に挟まれた状態で、押圧最下流位置Pよりも中間転写ベルト40の回転方向上流で、基準線Sより中間転写ベルト40から離れた側から二次転写ニップT2に向けて案内される。したがって、曲げ剛性の高い記録材Bであっても、案内した記録材Bが中間転写ベルト40に突き当たって曲がった状態にならないので、二次転写後の記録材Bに「がさつき」は発生し難い。
また、記録材Bの種類(紙種など)に応じて振動防止部材55の押圧量を任意に調整可能にしたので、中間転写ベルト40及び振動防止部材55の寿命を延ばすことができる。すなわち、白抜けが生じやすい記録材B(例えば表面の凹凸の大きい紙など)を用いる場合には、振動防止部材55の押圧量を大きくするとよい。しかし、振動防止部材55の押圧量を大きくすると、中間転写ベルト40と振動防止部材55とは強く当接する。そうなると、中間転写ベルト40及び振動防止部材55の摩耗の進行がはやまる。そこで、記録材Bの種類に応じて振動防止部材55の押圧量を任意に調整可能にし、必要なときにのみ押圧量を大きく変更することで、中間転写ベルト40及び振動防止部材55の寿命を延ばすことができる。
なお、上述した実施形態では、二次転写ベルト12を用いた画像形成装置を示したがこれに限られない。例えば、二次転写ベルト12を用いず、二次転写ローラ10のみで中間転写ベルト40に直接接触して二次転写ニップT2を形成し二次転写し得るように構成した画像形成装置であってもよい。また、図1に示したような装置本体接地面に対して水平方向に記録材Bを搬送する横搬送型の画像形成装置に限らず、装置本体接地面に対して垂直方向に記録材Bを搬送する縦搬送型の画像形成装置であってもよい。
なお、振動防止部材55は板状に形成されたシート部材に限定されるものでなく、例えば円筒状に形成されたローラであってよい。
10…外側ローラ(二次転写ローラ)、12…転写ベルト(二次転写ベルト)、14…第二ガイド(上ガイド)、15…第一ガイド(下ガイド)、36…二次転写ベルトユニット、40…像担持ベルト(中間転写ベルト)、41…張架手段(テンションローラ)、42…内側ローラ(二次転写内ローラ)、55…押圧部材(振動防止部材)、71…制御部、73…押圧量変更部(第一駆動モータ)、74…ガイド移動部(第二駆動モータ)、76…回動軸(第二駆動回動軸)、100…画像形成装置、200…案内部材(搬送ガイド)、B…記録材、T2…転写ニップ部(二次転写ニップ)

Claims (10)

  1. 表面にトナー像を担持して回転する無端状の像担持ベルトと、
    前記像担持ベルトの内周側に設けられ、前記像担持ベルトに当接する内側ローラと、
    前記内側ローラよりも前記像担持ベルトの回転方向上流に設けられ、前記像担持ベルトを内周側から張架する張架手段と
    記像担持ベルトを挟んで前記内側ローラに対向して設けられ、前記内側ローラとの間で転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ前記像担持ベルトから前記記録材にトナー像を転写する外側ローラと、
    記録材の搬送方向に関して、前記転写ニップ部よりも上流に配置され、記録材を前記転写ニップ部に搬送する搬送ローラと、
    記録材の第一面をガイド可能な第一ガイドと、前記第一ガイドと前記像担持ベルトとの間に配置され、記録材が前記像担持ベルトに向かう動きを規制するとともに、記録材の第二面をガイド可能な第二ガイドとを有し、記録材の搬送方向に関して、前記搬送ローラよりも下流で前記転写ニップ部よりも上流に配置され、記録材を前記転写ニップ部に向けて案内可能な案内部材と
    前記像担持ベルトの回転方向において、前記内側ローラと前記張架手段との間に形成される前記像担持ベルトの張り面を外側へ張り出すように、前記内側ローラよりも上流で前記第二ガイドよりも下流で、前記像担持ベルトを内周側から接触して押圧するとともに、記録材が前記転写ニップ部を通過しているときに記録材と前記像担持ベルトが接触する部分の裏面を押圧可能な押圧部材と、を備え、
    前記第二ガイドは、前記内側ローラの回転中心と前記外側ローラの回転中心とを結ぶ線が前記像担持ベルトに交わる点と、前記押圧部材の前記像担持ベルトに接触する部分の前記回転方向下流側の先端とを結ぶ基準線よりも、前記転写ニップ部側の先端が前記像担持ベルトから離れた側に位置する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧部材の前記像担持ベルトに対する押圧量を変更する押圧量変更部を備え、
    前記第二ガイドは、前記押圧量変更部による前記押圧部材の押圧量の変更に応じて変動する前記像担持ベルトの張り面の位置に関わらず、前記転写ニップ部側の先端が前記基準線よりも前記像担持ベルトから離れた側に位置するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記案内部材のうち少なくとも前記第二ガイドの位置を変更するガイド移動部と、
    前記押圧量変更部による前記押圧部材の押圧量の変更量に応じて前記第二ガイドの位置を変更するように、前記ガイド移動部を制御する制御部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記押圧部材は、前記記録材の種類に応じて押圧量が変更可能である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 記録材が第一の坪量である場合に、前記押圧部材の押圧量は第一の押圧量であり、記録材の坪量が前記第一の坪量よりも大きい第二の坪量である場合に、前記押圧部材の押圧量は前記第一の押圧量よりも大きい第二の押圧量である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二ガイドは、回動軸を中心に回動可能に設けられ、
    前記ガイド移動部は、前記回動軸を中心に前記第二ガイドの回動角度を変えて、前記転写ニップ部側の先端が前記基準線よりも前記像担持ベルトから離れた側に位置するように前記第二ガイドの位置を変更する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記外側ローラは弾性層を有する弾性ローラであり、前記像担持ベルトに直接接触するように構成された、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記外側ローラに張架された無端状の転写ベルトを備え、
    前記外側ローラは、前記転写ベルトと前記像担持ベルトとを挟んで前記内側ローラに対向して設けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記押圧部材は、板状である、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記押圧部材は、ローラである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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