JP6391288B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真技術を用いて像担持体に担持されたトナー像を記録材に転写する画像形成装置に関する。特に、中間転写ベルトに担持されたトナー像を記録材に転写する中間転写方式の画像形成装置に関する。
従来、回転する無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと記す)に担持されたトナー像を、該中間転写ベルトに転写回転体(転写ベルト又は転写ローラ)を当接させた転写ニップで、記録材へと転写させる画像形成装置が知られている。中間転写ベルトから記録材へトナー像を転写させるために、転写回転体には高い電圧が印加されることから、転写ニップには強い電界が生じている。
ところで、中間転写ベルトは回転中に振動することがある。中間転写ベルトが振動すると、転写ニップの上流(記録材の搬送方向上流側)で中間転写ベルトのトナー像担持面と記録材との間に隙間が生じ得る。上述のように、転写ニップには強い電界が生じていることから、転写ニップの上流で上記の隙間が生じた場合、中間転写ベルトと記録材との間に異常放電が起こりやすい。異常放電が起こると、中間転写ベルトに担持されたトナーの電荷が失われ、電荷の失われたトナーは中間転写ベルトから記録材へ転写されない。そうすると、異常放電の起こった箇所の画像が白く抜けたような画像不良(白抜け又は白花などと呼ばれる)が発生する。
そこで、中間転写ベルトの内周側(トナー像担持面と反対の裏面側)に振動防止部材を配置し、中間転写ベルトを裏面から押圧して転写回転体側に張り出すことで、異常放電の原因となる中間転写ベルトの振動を抑制する装置が提案されている(特許文献1)。これによれば、転写ニップの上流で中間転写ベルトのトナー像担持面と記録材とが隙間なく密着された状態で、記録材は転写ニップに送り込まれる。
特開2002−82543号公報
ところで、振動防止部材によって中間転写ベルトが転写回転体側に張り出されると、記録材と中間転写ベルトとは振動防止部材が設けられる前に比べて高い圧力で接することになる。ただし、記録材と中間転写ベルトとがあまりに高い圧力で接すると、白抜け以外の他の画像不良(例えば、がさつきなど)が生じやすくなる。そこで、記録材と中間転写ベルトとが必要以上に高い圧力で接するのを防ぐために、搬送ガイドによって記録材の移動向きが規制されて、記録材は中間転写ベルトに沿うようにして搬送されている。
しかし、記録材の最後端が搬送ガイドを抜けてしまうと、上述したような搬送ガイドによる規制がなくなるので、記録材は特にその後端縁で中間転写ベルトを張り出し向きとは反対側に押し上げる。振動防止部材による中間転写ベルトの張り出しが大きく、また記録材が厚紙やコート紙などの曲げ剛性の高い記録材である場合には特に、この中間転写ベルトを押し上げる力が強く働き得る。そうすると、中間転写ベルトが記録材の後端縁で持ち上げられることによって撓んでしまい、特に転写ニップの入口から記録材の後端縁までの間で中間転写ベルトと記録材との間には隙間が生じ得る。隙間が生じてしまうと、上述した異常放電が起こって白抜けが発生し得る。このように、従来では振動防止部材を設けたとしても、厚紙やコート紙などの曲げ剛性の高い記録材を用いた場合などに、異常放電を原因とする白抜けが発生し得る、という問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、振動防止部材(押圧部材)を設けた場合に、記録材と中間転写ベルト(像担持ベルト)とが離間することにより発生し得る異常放電を原因とする画像不良を、記録材上に顕在化させないようにした画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して回転する無端状の像担持ベルトと、前記像担持ベルトの内周側に設けられ、前記像担持ベルトに当接する内側ローラと、前記内側ローラに対し前記像担持ベルトを挟んで設けられ、前記像担持ベルトに接触して転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ前記像担持ベルトから前記記録材にトナー像を転写する外側ローラと、前記内側ローラと前記外側ローラとの間に電圧を印加して、前記像担持ベルトから前記転写ニップ部で搬送される記録材にトナー像を転写する電源と、前記内側ローラよりも前記像担持ベルトの回転方向上流側に設けられた押圧部材であって、前記内側ローラの回転中心と前記外側ローラの回転中心を結ぶ第1の仮想線に直交し、前記押圧部材が設けられていないと仮定した場合の前記転写ニップ部を通る第2の仮想線よりも前記外側ローラ側の位置で、前記像担持ベルトを内周側から押圧する前記押圧部材と、備え、前記押圧部材は、前記像担持ベルトの回転方向に関し、前記押圧部材の前記像担持ベルトと接触する部分の下流端と前記転写ニップ部の上流端との間の前記像担持ベルトのベルト面に沿った長さが、記録材の搬送方向に関し、記録材の表面の上流端部の画像形成領域外である余白の長さよりも短くなるように設けられることを特徴とする。
本発明によれば、押圧部材による異常放電を原因とする画像不良の発生を抑制する場合に、記録材によって像担持ベルトが持ち上げられて記録材と像担持ベルトとが離間することにより発生し得る画像不良を、記録材上に顕在化させないことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 振動防止部材を説明するための図である。 異常放電による画像不良の発生原理について説明するための図である。 連結部材を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、振動防止部材が中間転写ベルトを裏面(トナー像担持面と反対側)から押圧して中間転写ベルトの振動を抑制する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写ベルトを用いる画像形成装置であれば、タンデム型/1ドラム型、帯電方式、静電像形成方式、現像方式、転写方式、定着方式の区別無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト40に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光体としての感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト40に転写(一次転写)される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト40上のイエロートナー像に重ねて転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム1C、1Kにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト40に順次重ねて転写される。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置5Y、5M、5C、5Kで使用するトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同様に構成される。そこで、以下では、画像形成部PY、PM、PC、PKの区別を表す符号末尾のY、M、C、Kを省略した符号を構成部材に付して、画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作を総括的に説明する。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、感光ドラム1を中心にして、コロナ帯電器3、露光装置4、現像装置5、転写ローラ6、およびドラムクリーニング装置7が配置されている。感光ドラム1は外周面に感光層が形成され、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
コロナ帯電器3は、例えばコロナ放電に伴う荷電粒子を照射して感光ドラム1の表面を、一様な負極性の暗部電位に帯電させる。露光装置4は、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1の表面に画像の静電潜像を書き込む。露光装置4によって感光ドラム1に書き込まれる静電潜像は小さいドット画像の集合体であるので、このドット画像の密度を変化させれば感光ドラム1の表面に形成されるトナー像の濃度を変化させることができる。例えば各色のトナー像はそれぞれ最大濃度が1.5〜1.7程度、最大濃度である場合のトナー載り量は0.4〜1.6mg/cm程度である。
現像装置5は、トナーを感光ドラム1に供給して静電潜像をトナー像に現像する。現像装置5は、感光ドラム1の表面にわずかな隙間を隔てて配置した現像スリーブ(不図示)を感光ドラム1のカウンタ方向に回転させる。現像装置5は、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を帯電させて、現像スリーブに担持させて感光ドラム1との対向部へ搬送する。直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブに印加されることで、負極性に帯電した非磁性トナーが相対的に正極性になった感光ドラム1の露光部分へ移転して静電像が反転現像される。
一次転写ローラ6は、中間転写ベルト40に圧接して、感光ドラム1と中間転写ベルト40との間に一次転写部(ニップ)T1を形成する。正極性の直流電圧が一次転写ローラ6に印加されることで、感光ドラム1上の負極性のトナー像が中間転写ベルト40に転写される。一次転写ローラ6は、感光ドラム1に支持された中間転写ベルト40に例えば総荷重10N(1kgf)で当接し、中間転写ベルト40に従動して回転する。一次転写ローラ6は、金属軸上に半導電性のポリウレタン系発泡ゴムの弾性層を有する弾性ローラを使用し、周面のアスカーC硬度10でローラ抵抗1×10Ωである。ローラ抵抗は、温度23℃、相対湿度50%RHの環境で、一次転写ローラ6の金属軸の両端に各500gの錘を載せ、電流計を介してアースされた金属板に押圧し、金属軸の片端に2kVの電圧を印加して金属板に流れる電流から算出した。
ドラムクリーニング装置7は、一次転写部T1を通過して感光ドラム1の表面に残留した転写残トナーを回収する。ドラムクリーニング装置7は、デュロメータA硬度70で2mm厚のポリウレタン材質のクリーニングブレードを感光ドラム1に摺擦している。
<中間転写ベルト>
像担持ベルトとしての中間転写ベルト40は感光ドラム1に当接して回転する無端ベルト状の中間転写体であり、図中矢印R2方向に例えば250〜300mm/secで回転する。中間転写ベルト40は樹脂材料を用いて無端状に形成されて、その内周側にテンションローラ41、内側ローラとしての二次転写内ローラ42、駆動ローラ43が当接するようにして設けられている。中間転写ベルト40は、これらテンションローラ41、二次転写内ローラ42、駆動ローラ43に張力一定に張架される。例えば、不図示のばねのような弾性部材によって中間転写ベルト40を裏面から表面へと押す力がテンションローラ41に加えられて、中間転写ベルト40は2〜5kg程度の張力で張架される。なお、中間転写ベルト40の裏面とは、中間転写ベルト40のトナー像を担持する面(トナー像担持面)と反対側の面つまりは内周側の面をさす。
中間転写ベルト40は、裏面側から樹脂層、弾性層、表層が順に形成された3層構造の無端状のベルトである。樹脂層には、例えばポリイミドやポリカーボネート等の樹脂材料が用いられて、厚みが70〜100μmに形成される。弾性層は、例えばウレタンゴムやクロロプレンゴム等の弾性材料が用いられて、厚みが200〜250μmに形成される。表層は、中間転写ベルト40表面へのトナーの付着力が小さく且つ二次転写ニップT2でトナーが記録材Bに転写しやすい材料が用いられる。例えば、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂等の樹脂材料のうちいずれか1種類が用いられる。あるいは弾性材ゴム、エラストマー、ブチルゴム等の弾性材料のうち2種類以上が用いられる。弾性材料を用いる場合、表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、例えばフッ素樹脂等の粉体、粒子を1種類あるいは2種類以上、またはこれらの粒径を異ならしたものを分散混合したものを用いるとよい。表層は、厚みが5〜10μmに形成される。また、中間転写ベルト40にはカーボンブラック等の抵抗値調整用の導電剤が添加されて、体積抵抗率が1×10〜1×1014Ω・cmに調整されている。
レジストローラ13は、中間転写ベルト40のトナー像にタイミングを合わせて転写ニップ部としての二次転写ニップT2へ記録材Bを送り出す。レジストローラ13が記録材Bを送り出す先には、上ガイド14及び下ガイド15が互いに対向するように配置されており、記録材Bはこの上ガイド14と下ガイド15との間に送り出される。搬送ガイドとしての上ガイド14及び下ガイド15は、レジストローラ13によって送り出された記録材Bの移動向きを規制する。詳しくは、上ガイド14は記録材Bが中間転写ベルト40に近づく動きを規制し、下ガイド15は記録材Bが中間転写ベルト40から離れる動きを規制する。これによって、記録材Bは中間転写ベルト40に沿うようにして二次転写ニップT2へと搬送される。そのため、記録材Bが搬送ガイド(14,15)によって規制されていれば、記録材Bと中間転写ベルト40とは必要以上に高い圧力で接することがない。
中間転写ベルト40に担持された四色のトナー像は、二次転写ニップT2へ搬送されて二次転写ニップT2で記録材Bに一括二次転写される。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40のトナー像に重ね合わせて記録材Bを搬送して二次転写ニップT2を通過させる。二次転写ニップT2によって四色のトナー像を二次転写された記録材Bは、二次転写ニップT2から搬送ベルト61へ送り出される。搬送ベルト61は、二次転写ニップT2から送り出された記録材Bを、トナー像の転写された面の反対側で支持して定着装置60へ案内する。
定着部としての定着装置60は、二つの回転体(60a、60b)が当接して定着ニップ部としての定着ニップT3を形成し、定着ニップT3で記録材Bを搬送しつつ当該記録材Bにトナー像を定着する。定着装置60では、内部からランプヒータ等(不図示)で加熱される加熱ローラ60aに、付勢機構(不図示)によって加圧ローラ60bを圧接させて定着ニップT3を形成している。記録材Bが定着ニップT3で挟持搬送されることにより加熱/加圧されて、トナー像が記録材Bに定着される。定着装置60によりトナー像の定着された記録材Bは、機体外へ排出される。
ベルトクリーニング装置44は、不図示のクリーニングブレードを中間転写ベルト40に摺擦して、二次転写ニップT2を通過して中間転写ベルト40に残留した転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置44は、デュロメータA硬度75で2mm厚のポリウレタンのクリーニングブレードで、先端を中間転写ベルト40の表面にカウンタ方向に当接させている。ベルトクリーニング装置44は、記録材Bに転写されることなく二次転写ニップT2を通過した中間転写ベルト40上の転写残トナーを回収する他、二次転写ニップT2で記録材Bから中間転写ベルト40へ付着した紙粉等を中間転写ベルト40から除去する。
<二次転写ベルトユニット>
二次転写ベルトユニット36は、二次転写ベルト12、二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23を備える。転写ベルトとしての二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40に当接して二次転写ニップT2を形成する。二次転写ニップT2に転写電界が生じることで、中間転写ベルト40のトナー像が記録材Bへ転写される。二次転写ベルト12は高抵抗性の樹脂材料を用いて無端ベルト状に形成され、二次転写ローラ10、張架ローラ21、駆動ローラ22、テンションローラ23によって張架されている。二次転写ベルト12は中間転写ベルト40に同期して図中矢印R3方向に回転し、レジストローラ13によって送り出された記録材Bを二次転写ニップT2を通過させて搬送ベルト61側に搬送する。二次転写ベルト12は、中間転写ベルト40のトナー像を記録材Bに転写する際に帯電して記録材Bに密着し、未定着トナー像が担持された記録材Bを中間転写ベルト40から分離して搬送ベルト61に送り出す。
外側ローラとしての二次転写ローラ10は、二次転写内ローラ42よりも先に中間転写ベルト40に接触するように配置されている。具体的には、中間転写ベルト40の回転方向に直交する面において、二次転写内ローラ42よりも中間転写ベルト40の回転方向上流側へ0〜4mmずれた位置にオフセットされて設けられている。より詳しくは、後述の図2に示すように、二次転写ローラ10は、第二交点Qが第一交点Jよりも中間転写ベルト40の回転方向上流側に位置するように設けられている。ここで、第二交点Qは、二次転写ローラ10の回転中心Gから接線Sに下ろした垂線と前記接線Sとが交わる交点である。接線Sは、二次転写内ローラ42の中間転写ベルト40に接する周面の接線のうち、振動防止部材55が中間転写ベルト40に接する位置を通る接線である。詳しくは、後述する振動防止部材55が中間転写ベルト40に接する位置Pと、二次転写内ローラ42が中間転写ベルト40に回転方向上流側で接する位置(点O)とを結ぶ二次転写内ローラ42の接線である。第一交点Jは、二次転写内ローラ42の回転中心Hから下ろした垂線と接線Sとが交わる交点である。二次転写ローラ10は、中間転写ベルト40及び二次転写ベルト12を挟んで二次転写内ローラ42に圧接して、中間転写ベルト40との間で二次転写ニップT2を形成する。
二次転写ローラ10は、金属軸上にイオン導電系発泡ゴム(NBRゴム)の弾性層を形成したローラ材を使用し、外周面のアスカーC硬度30〜40でローラ抵抗1×10〜1×10Ωである。こうすることで、二次転写ローラ10が、二次転写内ローラ42や中間転写ベルト40に対し変形して当接できるようにしてある。それ故に、二次転写ローラ10は、後述する振動防止部材55による中間転写ベルト40の張り出しに応じて変形し得る。また、二次転写ローラ10と二次転写内ローラ42とがオフセットされて配置されている場合などに、中間転写ベルト40が二次転写ローラ10だけに接触して二次転写ニップT2を形成する領域が生じ得る。なお、二次転写ローラ10の外径は例えば24mmであり、ローラ表面粗さは例えば6.0〜12.0μmである。また、二次転写ローラ10の二次転写内ローラ42への当接圧は、約50Nである。
二次転写ローラ10には、供給バイアス可変の二次転写高圧電源11が取り付けられている。二次転写内ローラ42を接地電位(0V)に接続する一方で、二次転写高圧電源11により二次転写ローラ10へトナーと逆極性の正極性の電圧(二次転写電圧)を印加することで、二次転写ニップT2に転写電界が生じる。この転写電界に応答して、中間転写ベルト40に担持されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの負極性のトナー像は、記録材Bへ一括二次転写される。そして、二次転写電圧の印加により二次転写ベルト12に生じる静電気によって、記録材Bは二次転写ベルト12に吸着される。二次転写ベルト12の表面に吸着された記録材Bは、記録材Bの搬送方向下流側に設けられた張架ローラ21に沿う二次転写ベルト12の湾曲面の曲率によって、二次転写ベルト12の表面から分離して搬送ベルト61に受け渡される。
<振動防止部材>
本実施形態に係る画像形成装置100には、二次転写ニップT2よりも中間転写ベルト40の回転方向上流側で中間転写ベルト40の裏面を押圧して、中間転写ベルト40をその表面側(トナー像担持面側)へ張り出す振動防止部材55が固定配置されている。振動防止部材55は、例えば、中間転写ベルト40を張架するテンションローラ41、二次転写内ローラ42、駆動ローラ43が組み付けられた転写ユニットフレーム(不図示)や、画像形成装置の装置本体のフレーム(不図示)などに固定支持されている。この振動防止部材55について、図2を用いて説明する。図2は、振動防止部材55を説明するための図である。
押圧部材としての振動防止部材55は、例えばポリエステル等の樹脂材料を用いて板状に形成されている。一例として、振動防止部材55の厚みは0.4〜0.6mmに、全幅は中間転写ベルト40の全幅に亘って当接し得る330〜380mmの幅に形成される。また、PET樹脂シートを用いて振動防止部材55を形成する場合には、低い電気抵抗のPET樹脂シートを用いると、二次転写ローラ10への二次転写電圧の印加に伴い振動防止部材55に電流が流れて転写不良を生じさせる恐れがある。反対に高い電気抵抗のPET樹脂シートを用いると、振動防止部材55と中間転写ベルト40との摩擦によって静電気(摩擦帯電)が生じて、振動防止部材55に中間転写ベルト40が吸着して中間転写ベルト40の回転を妨げてしまい得る。そこで、振動防止部材55には中抵抗の電気抵抗に予め調整済みのPET樹脂シートを用いるのがよい。
振動防止部材55は、二次転写ニップT2の上流(記録材Bの搬送方向上流側)で記録材Bと中間転写ベルト40とを密着させる。そのために、振動防止部材55は、記録材Bと中間転写ベルト40との間に隙間(ギャップ)の生じない侵入量が予め決められ、該侵入量にあわせた縦位置(記録材Bの搬送方向に交差する向きの位置)に配置される。侵入量は、振動防止部材55により押圧されていない場合の中間転写ベルト40の張り面から、振動防止部材55により押圧されている場合の中間転写ベルト40の張り面までの変位長に相当する。具体的には、振動防止部材55は中間転写ベルト40の張り面を表側(トナー像担持面側)に、例えば1.0〜3.0mmで張り出させる任意の縦位置に配置される。また、詳しくは後述するが、振動防止部材55は所定の横位置(記録材Bの搬送方向に並行する向きの位置)に配置される。そして、振動防止部材55は中間転写ベルト40の回転を妨げない向きに、つまりはその先端55aを中間転写ベルト40の回転方向下流側に向けて配置される。これにより、振動防止部材55は中間転写ベルト40に対しその回転方向R2に順方向に当接する。
ところで、振動防止部材55の侵入量は、表面の凹凸が大きい記録材Bへトナー像を転写する場合などに大きくするとよい。振動防止部材55の侵入量を大きくすれば、記録材Bと中間転写ベルト40とは高い圧力で接触するので、中間転写ベルト40と接触する側の記録材B表面の凹凸が平滑化されて、結果として白抜けが発生し難くなる。ただし、振動防止部材55の侵入量を大きくすればするほど、記録材Bが搬送ガイド(14,15)を抜けたときに中間転写ベルト40との間に隙間が生じ易くなる、という問題がある。以下、この点について図3を用いて説明する。図3は、異常放電による画像不良の発生原理について説明するための図である。
図3に示すように、振動防止部材55により中間転写ベルト40が押圧されていると、二次転写ニップT2は、そのニップラインNが振動防止部材55の設けられていない場合のニップラインN’よりも二次転写ローラ10の回転中心により近い側に形成される。この場合に、図2に示したように記録材Bが搬送ガイド(14,15)によって規制された状態にあれば、記録材Bは必要以上に中間転写ベルト40を押し上げることがないので、記録材Bは中間転写ベルト40から離間しない。つまり、記録材Bは中間転写ベルト40によって抑えつけられて、二次転写ニップT2上流で中間転写ベルト40に接触した状態が維持される。したがって、異常放電の原因となる隙間が生じずに白抜けは発生し難い。なお、図3に示した振動防止部材55の設けられていない場合のニップラインN’は、記録材Bが二次転写ニップT2’に挟持された際に、二次転写ローラ10と二次転写内ローラ42の各回転中心を結ぶ線(不図示)に対して垂直な向きに形成される。
ところが、図3に示すように、記録材Bの最後端Baが搬送ガイド(14,15)を抜けて搬送ガイド(14,15)による規制がなくなると、記録材BはほぼニップラインN’に沿って姿勢を保とうとする。そうすると、図示のように、記録材Bは最後端Ba(より詳しくは後端縁)で中間転写ベルト40を張り出し向きとは反対側につまりはニップラインN’側に押し上げる。特に、振動防止部材55による中間転写ベルト40の張り出しが大きくニップラインN’とニップラインNとが大きく離れており、また記録材Bが厚紙やコート紙などの曲げ剛性の高い記録材である場合などには、中間転写ベルト40を押し上げる力が強く働く。中間転写ベルト40は記録材Bの最後端Baで持ち上げられると、二次転写内ローラ42と中間転写ベルト40とが接する回転方向上流側の位置(点O)及び記録材Bの最後端Baを支点にして撓む。中間転写ベルト40が撓むと、中間転写ベルト40と記録材Bとが離間してそれらの間に隙間Mが生じ、上述のようにして当該箇所で異常放電が起こり白抜けが発生し得る。なお、曲げ剛性の高い記録材Bとしては、坪量が82[g/m]以上の、厚紙、コート紙、OHPシートなどがある。
そこで、記録材Bの最後端Ba(上流端部)が搬送ガイド(14,15)を抜けたときに画像不良が生じる上記問題を解決するために、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、振動防止部材55を以下に示すような横位置に配置している。図2に示すように、振動防止部材55の先端55aと中間転写ベルト40とが接触する位置P(押圧部材の像担持ベルトと接触する部分の下流端)と、中間転写ベルト40が二次転写ローラ10に接触開始する位置C(転写ニップ部の上流端)との間隔Dが記録材Bの後端余白L内となるように、振動防止部材55は配置される。ここで、これら間隔Dと後端余白Lとの関係を式1に示す。
D≦L ・・・ 式1
このようにして、振動防止部材55は、二次転写ニップT2の入口Cから記録材Bの後端余白Lまでの範囲内で、中間転写ベルト40を押圧するように設けられる。本明細書において、記録材Bの画像形成領域外(画像が形成される画像形成領域(作像領域)以外の領域)を余白と呼び、特に記録材Bの搬送方向後端側の余白を後端余白と呼ぶ。この後端余白は、画像形成装置100の機種毎に製品仕様上の最大画像形成領域外における最小余白などとして予め決められている。画像形成装置100の機種にもよるが、後端余白は例えば1〜4mm程度である。勿論、これに限らず、利用者が記録材Bのサイズに従って後端余白を適宜に設定可能であってもよい。なお、記録材Bの画像形成領域は、感光ドラム1においてトナー像が形成される領域つまり潜像の形成領域でもある。
他方、中間転写ベルト40が二次転写内ローラ42に接触する位置Oに先端55aを位置付けるようにして振動防止部材55が配置されると、振動防止部材55が二次転写内ローラ42の駆動を阻害し得る。二次転写内ローラ42は中間転写ベルト40を張架する機能を有することからすれば、二次転写内ローラ42の駆動が阻害されると、中間転写ベルト40が潤滑に駆動されなくなる。その場合、一次転写や二次転写を行う際にトナー像が所定位置からずれてしまう。また、中間転写ベルト40が二次転写ローラ10に接触開始する位置Cに先端55aを位置付けるようにして振動防止部材55が配置されると、振動防止部材55が二次転写ローラ10の駆動を阻害し得る。これらに鑑み、振動防止部材55の先端55aが、中間転写ベルト40が二次転写ローラ10に接触開始する位置Cよりも中間転写ベルト40の回転方向上流に位置するように、振動防止部材55は配置される。
[比較例]
ここで、本発明の実施形態に係る画像形成装置100を用いて画像評価をおこなった結果を表1に示す。ここでは、後端余白(L)が2.0mm、2.5mm、3.0mmの後端余白(L)の異なる複数の画像形成装置100を用いて、上述した位置Pと位置Cとの間隔Dを変化させたときの白抜けの有無について実験を行った。表1では、記録材上に白抜けが見られた(顕在化している)場合を「×」で、記録材上に白抜けが見られなかった(顕在化していない)場合を「○」で示している。
Figure 0006391288
表1から理解できるように、後端余白(L)が2.0mmの場合、間隔Dが2.0mm以下では白抜けが顕在化しておらず、間隔Dが2.5mmで白抜けが顕在化している。後端余白(L)が2.5mmの場合、間隔Dが2.5mm以下では白抜けが顕在化しておらず、間隔Dが3.0mmで白抜けが顕在化している。後端余白(L)が3.0mmの場合、間隔Dが3.0mm以下では白抜けが顕在化しておらず、間隔Dが3.5mmで白抜けが顕在化している。この実験結果から、白抜けが顕在化しない間隔Dは後端余白(L)に正比例して拡がることがわかる。つまり、後端余白(L)以下の間隔Dの範囲で異常放電が発生する限りにおいては、白抜けが顕在化せず何ら問題ない。
そこで、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、式1に示した「間隔D≦後端余白L」となるように振動防止部材55を配置することで、異常放電が発生し得る範囲を記録材Bの画像形成領域外の後端余白L内に収めている。こうすると、図2に示すように、振動防止部材55の先端55aと二次転写ニップT2との間の中間転写ベルト40のベルト面40aは、二次転写ニップT2の入口Cからの長さが記録材Bの後端余白Lよりも短くなる。つまり、記録材Bの最後端Baが中間転写ベルト40を持ち上げて隙間Mを生じ得る範囲は、二次転写ニップT2の入口Cから振動防止部材55の先端55aと中間転写ベルト40とが接触する位置Pまでの範囲に限られる。この範囲(ベルト面40a)においても、記録材Bの最後端Baが搬送ガイド(14,15)を抜けた場合に、記録材Bが中間転写ベルト40から離間して異常放電が起こり得る(図3参照)。しかし、このベルト面40aは、二次転写ニップT2の入口Cからの長さが記録材Bの後端余白Lよりも短いことから、異常放電が発生してもその範囲は記録材Bの後端余白L内に収まる。そのため、記録材Bと中間転写ベルト40との間に生じた隙間Mでの異常放電がもともとトナー像の形成されていない画像形成領域外で発生することから、そこで生じた白抜けは記録材上に現れない(顕在化しない)。
以上のように、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、二次転写ニップT2上流に振動防止部材55を設ける場合に、二次転写ニップT2の入口Cから記録材Bの後端余白Lまでの範囲内で中間転写ベルト40を押圧させる位置に設けた。これによれば、振動防止部材55の先端55aと二次転写ニップT2との間の中間転写ベルト40のベルト面40aは、二次転写ニップT2の入口Cからの長さが記録材Bの後端余白Lよりも短くなる。したがって、記録材Bが搬送ガイド(14,15)を抜けた後に、記録材Bによって中間転写ベルト40が持ち上げられて記録材Bが中間転写ベルト40から離間することにより発生していた白抜けの問題を解決できる。すなわち、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、異常放電が発生する領域を画像形成領域外に限定できることから、例え記録材Bが中間転写ベルト40から離間して異常放電が発生したとしても、それを原因とする白抜けは画像上に顕在化されない。
ところで、PET樹脂シートからなるシート状の振動防止部材55を用いる場合、振動防止部材55は中間転写ベルト40の回転方向に対し順方向に当接されるように設けられても、その先端55aは中間転写ベルト40との摩擦によって徐々に摩耗する。振動防止部材55の摩耗が進むと中間転写ベルト40を押圧する機能が失われるので、利用者は摩耗の進んだ振動防止部材55を交換するのが望ましい。しかし、上述したように、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、振動防止部材55と二次転写内ローラ42及び二次転写ローラ10との配置位置関係(特には横位置)が重要な意味を持っている。そのため、単に振動防止部材55のみを交換できるようにするだけでは、利用者が上述した「間隔D≦後端余白L」を満たす横位置に振動防止部材55を適切に配置するのが難しい。そこで、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、利用者が振動防止部材55と二次転写内ローラ42との位置関係さらには二次転写ローラ10との位置関係を特に意識せずとも、振動防止部材55を容易に交換できるようにしている。以下、図4を用いて説明する。図4は、連結部材を示す側面図である。
図4に示すように、振動防止部材55と二次転写内ローラ42とは側面端部(図4手前側)で板状の第一連結部材81に連結され、一つの二次転写対向ユニット80として構成される。振動防止部材55には中間転写ベルト40に対向する面の反対側に支持部材56が設けてあり、振動防止部材55は該支持部材56を介して第一連結部材81に着脱可能に取り付けられている。二次転写内ローラ42は、シャフト42aを介して第一連結部材81に回転自在に取り付けられている。これら振動防止部材55と二次転写内ローラ42とは、二次転写対向ユニット80内において所定の位置関係となるように第一連結部材81に取り付けられている。ここでの所定の位置関係とは、第一連結部材81が後述するようにして第二連結部材82と嵌合されて装置本体に取り付けられた場合に、振動防止部材55が上述の「間隔D≦後端余白L」(式1参照)を満たす横位置に位置付けられる位置関係である。
第一連結部材81には凹部81aが形成されており、該凹部81aには第二連結部材82の凸部82aが嵌合できるようになっている。第二連結部材82には、二次転写ローラ10がシャフト10aを介して回転自在に取り付けられている。すなわち、二次転写ローラ10は、二次転写内ローラ42及び振動防止部材55に対してそれらとの位置関係を変えずに、二次転写対向ユニット80に着脱可能になっている。また、第一連結部材81と第二連結部材82とが嵌合した状態で、二次転写ローラ10と二次転写内ローラ42とが中間転写ベルト40を挟んで当接するように、二次転写ローラ10と二次転写内ローラ42とは第一連結部材81、第二連結部材82に設けられる。
振動防止部材55は、装置本体から二次転写内ローラ42と一緒に取り出せる。すなわち、利用者の作業負担を減らしてスムーズに振動防止部材55を交換できるようにしている。上述したように、二次転写ローラ10と二次転写内ローラ42が中間転写ベルト40を介して当接した際に互いの位置が規定されるようになっている。また、二次転写内ローラ42は第一連結部材81によって振動防止部材55との位置関係が決められている。そのため、二次転写ローラ10と振動防止部材55との位置も変化し得ない。したがって、振動防止部材55を交換する際に、利用者は振動防止部材55と二次転写内ローラ42との位置関係さらには二次転写ローラ10との位置関係を意識せずとも、振動防止部材55を適切な横位置に配置することができる。つまり、利用者は第一連結部材81に振動防止部材55を取り付けるだけで、振動防止部材55を二次転写ニップT2の入口Cから記録材Bの後端余白Lまでの範囲内で中間転写ベルト40を押圧させる位置に設けることができる。
なお、上述した実施形態では、二次転写ベルト12を用いた画像形成装置を示したがこれに限られない。例えば、二次転写ベルト12を用いず、二次転写ローラ10のみで中間転写ベルト40に直接接触して二次転写ニップT2を形成し二次転写し得るように構成した画像形成装置であってもよい。また、図1に示したような装置本体接地面に対して水平方向に記録材Bを搬送する横搬送型の画像形成装置に限らず、装置本体接地面に対して垂直方向に記録材Bを搬送する縦搬送型の画像形成装置であってもよい。
なお、振動防止部材55は板状に形成されたシート部材に限定されるものでなく、例えば円筒状に形成されたローラであってよい。
10…二次転写ローラ、12…二次転写ベルト、21…張架ローラ、
36…二次転写ベルトユニット、40…中間転写ベルト、40a…ベルト面、
42…二次転写内ローラ、55…振動防止部材、81…第一連結部材、
82…第二連結部材、100…画像形成装置、B…記録材、T2…二次転写ニップ

Claims (7)

  1. 表面にトナー像を担持して回転する無端状の像担持ベルトと、
    前記像担持ベルトの内周側に設けられ、前記像担持ベルトに当接する内側ローラと、
    前記内側ローラに対し前記像担持ベルトを挟んで設けられ、前記像担持ベルトに接触して転写ニップ部を形成し、前記転写ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ前記像担持ベルトから前記記録材にトナー像を転写する外側ローラと、
    前記内側ローラと前記外側ローラとの間に電圧を印加して、前記像担持ベルトから前記転写ニップ部で搬送される記録材にトナー像を転写する電源と、
    前記内側ローラよりも前記像担持ベルトの回転方向上流側に設けられた押圧部材であって、前記内側ローラの回転中心と前記外側ローラの回転中心を結ぶ第1の仮想線に直交し、前記押圧部材が設けられていないと仮定した場合の前記転写ニップ部を通る第2の仮想線よりも前記外側ローラ側の位置で、前記像担持ベルトを内周側から押圧する前記押圧部材と、備え、
    前記押圧部材は、前記像担持ベルトの回転方向に関し、前記押圧部材の前記像担持ベルトと接触する部分の下流端と前記転写ニップ部の上流端との間の前記像担持ベルトのベルト面に沿った長さが、記録材の搬送方向に関し、記録材の表面の上流端部の画像形成領域外である余白の長さよりも短くなるように設けられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記外側ローラは、前記像担持ベルトの回転方向に直交する面において、前記内側ローラの前記像担持ベルトに接する周面の接線のうち、前記押圧部材が前記像担持ベルトに接する位置を通る接線に、前記内側ローラの回転中心から下ろした垂線が前記接線と交わる第一交点よりも、該外側ローラの回転中心から前記接線に下ろした垂線が前記接線と交わる第二交点が前記像担持ベルトの回転方向上流側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記外側ローラは弾性層を有する弾性ローラであり、前記像担持ベルトに直接接触して前記転写ニップ部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記外側ローラは、無端状の転写ベルトを前記内側ローラとで挟んで前記像担持ベルトに当接させ、前記転写ベルトと前記像担持ベルトとで前記転写ニップ部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記押圧部材は、板状に形成された一部を前記像担持ベルトに接触させて前記像担持ベルトを押圧することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記押圧部材は、ローラであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 記録材の前記余白は、予め決められた最小余白であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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