JP2001225766A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2001225766A JP2000040986A JP2000040986A JP2001225766A JP 2001225766 A JP2001225766 A JP 2001225766A JP 2000040986 A JP2000040986 A JP 2000040986A JP 2000040986 A JP2000040986 A JP 2000040986A JP 2001225766 A JP2001225766 A JP 2001225766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出材からなるフロアパネルの剛性確保と、
前後方向衝突時における車体発生反力の低下との両立を
図る。 【解決手段】 車両の前面衝突時にフロントサイドメン
バ10からダッシュクロスメンバ5に作用する衝突入力
は、補強メンバ22,26によりフロアパネル1のトン
ネル部1B、サイドシル部1Cに車室側から車外側へ向
けてほぼ面直方向に曲げ荷重として作用してこれらを車
外側へ曲げ方向に座屈変形させ、車体発生反力を低下さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造、
とりわけ、アルミ合金等の軽量金属材料により前後方向
に押出成形したフロアパネルとその前後端部に結合され
るクロスメンバとの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の前面衝突時にフロントサイドメン
バに作用する衝突初期入力の分散対策として、例えば特
開平10−203422号公報に示されているように、
フロントサイドメンバの後部にエクステンションメンバ
を配設したモノコック車体構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の車体構造は
ダッシュパネルが板材で構成されているため、フロント
サイドメンバから伝達される衝突入力をダッシュパネル
のみで保持することができず、主としてフロアパネルと
の下面に延設したエクステンションメンバに沿ってフロ
ア前後方向に荷重を伝達する構造としてある。
【0004】つまり、フロントサイドメンバからの入力
をダッシュパネルで広い範囲に分散することが困難な構
造であるがゆえに、衝突入力に対してエクステンション
メンバを通過する荷重が支配的となり、エクステンショ
ンメンバに集中する荷重によって発生する歪みを緩和す
るために該エクステンションメンバおよびその配設部周
りの補強が必要となり、重量が増加して要望されている
車体の軽量化に逆行してしまう。
【0005】一方、車体の軽量化と剛性確保の両立を狙
ってフロアパネルをアルミ合金等の軽量金属材料によっ
て車体前後方向に閉断面構造に押出成形したものが知ら
れている。
【0006】このようなフロアパネルにその断面に対し
て垂直な方向、即ち、軸方向に荷重を伝達するとフロア
変形荷重はその断面が大きいために極めて大きくなり、
フロアパネルに面直方向(曲げ方向)に荷重をかけた際
の変形荷重に対して数倍から数十倍に達してしまう。
【0007】その結果、衝突時の車体発生反力が大きく
なりがちとなってこれを適当な低い値にコントロールす
るのが困難となる問題が生じる。
【0008】即ち、衝突時の車体発生反力を低くするた
めに例えば押出材の閉断面積を小さくすると、本来押出
材からなるフロアパネルが持つメリットである高い剛性
や、フロアパネルへのクロスメンバ付設廃止といった効
果を減じてしまう問題を生じる。
【0009】そこで、本発明は押出材からなるフロアパ
ネルの剛性確保と、前後方向衝突時における車体発生反
力の低下とを両立させることができる自動車の車体構造
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車幅方向中央部にトンネル部を備えると共に、車幅
方向側部にサイドシル部を備えた車体前後方向に押出成
形したフロアパネルと、車幅方向中央部に前記トンネル
部に嵌合するトンネル嵌合部を切欠形成して、前記フロ
アパネルと前後方向に突き合わせて結合したクロスメン
バと、クロスメンバの両側部に前後方向に突出して結合
されたサイドメンバと、を備えた自動車の車体構造にお
いて、前記クロスメンバとフロアパネルとに亘って、車
両の前後方向衝突時にサイドメンバからクロスメンバに
作用する衝突入力を、フロアパネルに車室側から車外側
へ向けてほぼ面直方向に伝達させる入力伝達手段を設け
たことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の入力伝達手段を、フロアパネルのトンネル部の上面
に連結したことを特徴としている。
【0012】請求項3の発明にあっては、請求項1に記
載の入力伝達手段を、フロアパネルのトンネル部の上面
とサイドシル部の側面に連結したことを特徴としてい
る。
【0013】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
に記載の入力伝達手段の剛性を、フロアパネルの該入力
伝達手段を連結した部分の曲げ剛性よりも高く設定した
ことを特徴としている。
【0014】請求項5の発明にあっては、請求項1〜4
に記載のフロアパネルの入力伝達手段との連結部分に、
該フロアパネルの変形のトリガーとなる変形促進部を設
けたことを特徴としている。
【0015】請求項6の発明にあっては、請求項5に記
載の変形促進部を、フロアパネルに設けた脆弱部で構成
したことを特徴としている。
【0016】請求項7の発明にあっては、請求項6に記
載のフロアパネルに凹部を設けて脆弱部を構成したこと
を特徴としている。
【0017】請求項8の発明にあっては、請求項6に記
載のフロアパネルに小孔を設けて脆弱部を構成したこと
を特徴としている。
【0018】請求項9の発明にあっては、請求項6に記
載のフロアパネルにパネル剛性の変化を持たせて脆弱部
を構成したことを特徴としている。
【0019】請求項10の発明にあっては、請求項1〜
9に記載のフロアパネルを内壁と外壁およびこれら内,
外壁間に介在させた前後方向に延びる複数のリブ壁とを
備えた閉断面構造に形成して、入力伝達手段を前記内壁
に連結したことを特徴としている。
【0020】請求項11の発明にあっては、請求項1〜
10に記載の入力伝達手段を、車両の前後方向衝突時に
サイドメンバからクロスメンバに作用する衝突入力で回
転変位してフロアパネルへ入力伝達可能に、これらクロ
スメンバとフロアパネルとに跨って連結した補強メンバ
で構成したことを特徴としている。
【0021】請求項12の発明にあっては、請求項11
に記載のフロアパネルに、補強メンバの回転変位を規制
する回転規制手段を設けたことを特徴としている。
【0022】請求項13の発明にあっては、請求項1〜
9に記載のフロアパネルを、内壁と外壁およびこれら
内,外壁間に介在させた前後方向に延びる複数のリブ壁
とを備えた閉断面構造に形成する一方、入力伝達手段
を、車両の前後方向衝突時にサイドメンバからクロスメ
ンバに作用する衝突入力で回転変位してフロアパネルへ
入力伝達可能に、これらクロスメンバとフロアパネルの
内壁とに跨って連結した補強メンバで構成し、かつ、該
フロアパネルの内壁に対して外壁の板厚を厚く設定し
て、該外壁により前記補強メンバの回転変位を規制する
ようにしたことを特徴としている。
【0023】請求項14の発明にあっては、請求項1〜
13に記載のクロスメンバを、内壁と外壁およびこれら
内,外壁間に介在させた車幅方向に延びる複数のリブ壁
とを備えた閉断面構造に車幅方向に押出成形したことを
特徴としている。
【0024】請求項15の発明にあっては、請求項14
に記載のクロスメンバが、前傾したトーボード部と該ト
ーボード部からほぼ垂直に立上がる縦壁部とを備えたダ
ッシュクロスメンバであって、フロアパネルのトンネル
部およびサイドシル部の各前端を該トーボード部に連接
結合する一方、フロアパネルのフロア一般部を、トーボ
ード部の傾斜下縁よりも後方にオフセットした位置で該
トーボード部に連接結合し、入力伝達手段をフロアパネ
ルの前記フロア一般部よりも前方に突出している部分に
連結したことを特徴としている。
【0025】請求項16の発明にあっては、請求項15
に記載のフロア一般部の前端と、トーボード部の傾斜下
縁とのオフセット量を車体重量が重くなるほど短く設定
したことを特徴としている。
【0026】請求項17の発明にあっては、請求項1
5,16に記載の入力伝達手段をトンネル部のフロア一
般部よりも前方に突出した部分の上面に連結すると共
に、該連結部分の近傍に上端をステアリングメンバに結
合したインストステイの下端を連結したことを特徴とし
ている。
【0027】請求項18の発明にあっては、請求項17
に記載のトンネル部を単壁構造としたことを特徴として
いる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
前後方向衝突時にサイドメンバからクロスメンバに作用
する衝突入力は、入力伝達手段によってフロアパネルに
車室側から車外側へ向けてほぼ面直方向に曲げ荷重とし
て作用して該フロアパネルが車外側へ曲げ方向に座屈変
形する。
【0029】この結果、サイドメンバの軸方向の潰れ変
形によるエネルギー吸収とフロアパネルの曲げ方向の座
屈変形によるエネルギー吸収とによって衝突エネルギー
吸収量を拡大できると共に、フロアパネルの断面積を小
さくしなくても該フロアパネルの曲げ方向の座屈変形に
よって車体発生反力を低くすることができるから、押出
材からなるフロアパネル本来の利点を損なうことなく車
体発生反力の低下を実現することができる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、フロアパネルのほぼ面直方向の
衝突入力作用点が、該フロアパネルの車幅方向中央部の
前後方向骨格部であるトンネル部の上面に設定されるか
ら、該トンネル部から曲げ方向の座屈変形を開始させて
フロアパネルの曲げ方向の座屈変形をスムーズに行わせ
ることができて、車体発生反力の低下を効果的に行わせ
ることができる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、フロアパネルのほぼ面直方向の
衝突入力作用点が、該フロアパネルの車幅方向中央部の
前後方向骨格部であるトンネル部の上面と、フロアパネ
ルの車幅方向側部の前後方向骨格部であるサイドシル部
の側面とに設定されるから、これらトンネル部およびサ
イドシル部から曲げ方向の座屈変形を開始させてフロア
パネルの曲げ方向の座屈変形をスムーズに行わせること
ができて、車体発生反力の低下をより一層効果的に行わ
せることができる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、入力伝達手段の剛性がフロ
アパネルの剛性入力作用点部分の曲げ剛性よりも高いた
め、入力伝達手段の変形を抑えてフロアパネルへの入力
伝達を確実に行わせることができる。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、入力伝達手段から衝突入力
が作用すると、フロアパネルは該入力伝達手段との連結
部分に設けた変形促進部が座屈変形のトリガーとなって
該フロアパネルの曲げ方向の座屈変形を、設定した部分
で速やかに、かつ、整然と行わせることができる。
【0034】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の発明の効果に加えて、変形促進部はフロアパネルに脆
弱部を設定することで容易に構成することができる。
【0035】請求項7,8,9に記載の発明によれば、
何れも請求項6の発明の効果に加えて、脆弱部はフロア
パネルに凹部又は小孔を形成するといった簡単な加工手
段によって、あるいはパネル剛性に変化を持たせるとい
った簡単な設計によって容易に構成できて、コスト的に
有利に得ることができる。
【0036】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1〜9の発明の効果に加えて、フロアパネルをフロア剛
性上およびフロア面形状的に、剛性が高くかつフラット
面の理想的な閉断面構造とすることができると共に、入
力伝達手段から伝達される衝突入力でフロアパネルをそ
の内壁から座屈変形を開始させて外壁に変形を波及させ
ることによって、閉断面構造であってもスムーズな曲げ
方向の座屈変形を行わせて、フロア剛性の確保と車体発
生反力の低下とを両立させることができる。
【0037】請求項11に記載の発明によれば、請求項
1〜10の発明の効果に加えて、車両の前後方向衝突時
にサイドメンバからクロスメンバに衝突入力が作用し
て、該クロスメンバが車室側へ後退変形すると、これと
一体的に補強メンバが回転変位して直ちにフロアパネル
へほぼ面直方向へ入力伝達を行わせて該フロアパネルを
曲げ方向に座屈変形させることができる。
【0038】この結果、クロスメンバの車両衝突方向前
方に存在する各種の車載機能部品がクロスメンバに干渉
する前にフロアパネルを曲げ方向に座屈変形させること
ができると共に、該車載機能部品のクロスメンバへの干
渉後にフロアパネルに前後方向(軸方向)に荷重が作用
しても、該フロアパネルの曲げ方向の座屈変形によって
急激な圧潰荷重の立上がりを抑制し、車体発生反力のピ
ーク値を低めながら衝突エネルギーを効率良く吸収する
ことができる。
【0039】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11の発明の効果に加えて、補強メンバの回転変位量を
回転規制手段によって、フロアパネルを適度に低い車体
発生反力で変形させて安定してエネルギー吸収するため
のきっかけを作るための必要最小限の回転に規制するこ
とが可能となり、従って、クロスメンバの車室内への侵
入を必要最小限にとどめることが可能となる。
【0040】請求項13に記載の発明によれば、請求項
11の発明と同様の効果が得られる他、補強メンバの回
転変位量をフロアパネルの板厚の厚い外壁の回転規制作
用によって、フロアパネルを適度に低い車体発生反力で
曲げ方向に座屈変形させて安定してエネルギー吸収する
ためのきっかけを作るための必要最小限の回転に規制す
ることが可能となり、従って、クロスメンバの車室内へ
の侵入を必要最小限にとどめることが可能となる。
【0041】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1〜13の発明の効果に加えて、車両の前後方向衝突時
にサイドメンバからの車体前後方向の衝突入力を、剛性
の高いクロスメンバで受け止めて該クロスメンバを介し
て広い範囲に荷重を分散負担させることができて、衝突
入力がフロアパネルに前後方向に作用するのを抑制して
車体発生反力を低下させることができる。
【0042】請求項15に記載の発明によれば、請求項
14の発明の効果に加えて、フロアパネルの入力伝達手
段が連結されてフロア一般部よりも前方に突出している
部分は、他の部分に較べて曲げ剛性が低くなることか
ら、入力伝達手段を介してほぼ面直方向に作用する衝突
入力が適度に低い段階で曲げ方向に座屈変形させること
ができ、従って、車体発生反力を更に低めることができ
る。
【0043】また、車両の前面衝突時にはサイドメンバ
からの衝突入力によってダッシュクロスメンバのトーボ
ード部の傾斜下縁の曲折部が曲げモーメント最大位置と
なるが、フロア一般部はこのトーボード部の傾斜下縁よ
りも後方にオフセットした位置で該トーボード部に連接
結合して、前記曲げモーメント最大位置に対して押出方
向が直交した断面急変部(継目部分)を分離することが
でき、ダッシュクロスメンバとフロアパネルとの結合部
に極端な応力集中部分を生じることがなく、従って、ダ
ッシュクロスメンバの車室側への後退変形による車室内
への侵入を可及的に小さく抑制することができる。
【0044】請求項16に記載の発明によれば、請求項
15の発明の効果に加えて、フロア一般部の前端とトー
ボード部の傾斜下縁のオフセット量を調整することでフ
ロア一般部よりも前方に突出した部分の曲げ剛性を調整
して、キャビン強度を車体重量に応じてコントロールす
ることができる。
【0045】即ち、一般に車体重量の大きい車両ほどキ
ャビンに求められる強度は大きくなるが、前記オフセッ
ト量を車体重量が重くなるほど短く設定することによっ
て、前記フロア全体の曲げ剛性を高めて要求される高い
キャビン強度を得ることができる。
【0046】請求項17に記載の発明によれば、請求項
15,16の発明の効果に加えて、車両の前面衝突時に
おけるサイドメンバ、ダッシュクロスメンバからの入力
が、入力伝達手段によりトンネル部上面にほぼ面直方向
に下向きに変換され、これによりトンネル部が下向きに
座屈変形するのに伴ってインストステイのトンネル部側
の連結部分が下方に引き込まれる動きに連動して、ステ
アリングメンバを車室下方に引き込む。
【0047】この結果、ステアリングコラムがフロント
コンパートメントにおけるエンジン等の搭載機能部品に
押されて車室上方へ突出する挙動を抑制することができ
て、乗員とステアリングリムとの2次衝突を抑制するこ
とが可能となる。
【0048】請求項18に記載の発明によれば、請求項
17の発明の効果に加えて、トンネル部を単壁構造とし
てあるため、該トンネル部への各種機能部品の搭載に際
して、ボルト・ナット等の止着部品の設置を容易に行え
て、前記機能部品の搭載作業性を向上することができ
る。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0050】図1〜4において、1は平坦なフロア一般
部1Aと、車幅方向中央部のトンネル部1Bと、車幅方
向側部のサイドシル部1Cとを備えたフロアパネルを示
し、この実施形態では前記各部1A,1B,1Cを一体
としてアルミ合金等の軽量金属材料により内壁2と外壁
3とを有する閉断面構造に車体前後方向に押出成形して
あり、これら内,外壁2,3間には前後方向に延びる複
数のリブ壁4を介在させて剛性を高めてある。
【0051】5はフロアパネル1の前端部に結合される
クロスメンバとしてのダッシュクロスメンバを示し、該
ダッシュクロスメンバ5は通常のプレス成形したダッシ
ュロアパネルと同様に、傾斜したトーボード部5Aと該
トーボード部5Aからほぼ垂直に立上がる縦壁部5Bと
を備え、フロアパネル1と同様の軽量金属材料により内
壁6と外壁7とを有する閉断面構造に車幅方向に押出成
形してあって、これら内,外壁6,7間に車幅方向に延
びる複数のリブ壁8を介在させて剛性を高めてある。
【0052】ダッシュクロスメンバ5のトーボード部5
Aのほぼ中央部には、前記トンネル部1Bに嵌合するト
ンネル嵌合部5Cを切欠形成してある。
【0053】ダッシュクロスメンバ5の外面側には、縦
壁部5Bからトーボード部5Aに廻り込んでダッシュレ
インフォース部材9を接合配置してあり、該ダッシュレ
インフォース部材9の車幅方向両側部に前方に向けて延
設したアーム部9Aに、サイドメンバとしてのフロント
サイドメンバ10を嵌合して接合固定してある。
【0054】これら左右のフロントサイドメンバ10,
10の前端部はファーストクロスメンバ11およびバン
パーアーマチュア12により連結してあり、これらフロ
ントサイドメンバ10、ファーストクロスメンバ11、
バンパーアーマチュア12等によってフロントコンパー
トメントF・Cの骨格を構成している。
【0055】前記フロアパネル1とダッシュクロスメン
バ5は、それらを前後方向に突き合わせた状態で、具体
的にはトンネル部1Bの前端部にトンネル嵌合部5Cを
嵌合し、サイドシル部1Cの前端末をトーボード部5A
に突き合わせた状態でそれらの継目部分をレーザー溶
接,ミグ溶接等により溶接して結合するが、フロア一般
部1Aとトーボード部5Aとの結合位置は、前記トンネ
ル部1Bおよびサイドシル部1Cとトーボード部5Aと
の結合位置よりも、フロアパネル1の前後方向中央側
(後方)にオフセットした位置に設定してある。
【0056】この実施形態にあっては、フロア一般部1
Aの前端部にトンネル部1Bの下縁からサイドシル部1
Cの内側下縁に亘って平面略矩形状に切欠部1Dを形成
する一方、トーボード部5Aの傾斜下縁から後方に向け
て前記切欠部1Dに嵌合する平面略矩形状の平坦な連接
部5Dを上,下壁6,7とそれらを継ぐ複数のリブ壁8
とからなる閉断面構造で延設し、これら切欠部1Dと連
接部5Dとを嵌合してそれらの継目部分を同様に溶接し
て結合して、フロア一般部1Aと整合した平坦なフロア
面を構成してある。
【0057】前記サイドシル部1Cの前端部分は連接部
5Dの側部上に重合して前端をトーボード部5Aに突き
合わせて結合するようにしているため、該サイドシル部
1Cの前端部の連接部5D上に重合する部分は、該連接
部5Dの板厚(高さ)相当分で切削加工してある。
【0058】図4中、13はフロアパネル1の後端に連
接結合したクロスメンバとしてのリヤシートクロスメン
バ、14は該リヤシートクロスメンバ13に連接結合し
たリヤフロアパネル、15はフロントピラー、16はセ
ンターピラー、17はリヤピラー、18はルーフパネ
ル、19はリヤフェンダ、20はフロントコンパートメ
ントF・Cの主要骨格部を兼ねたストラットハウジング
を示す。
【0059】ここで、前記ダッシュクロスメンバ5とフ
ロアパネル1との間に亘って、車両の前面衝突時にフロ
ントサイドメンバ10からダッシュクロスメンバ5に作
用する衝突入力を、フロアパネル1に車室側から車外側
へ向けてほぼ面直方向に伝達させる入力伝達手段21を
設けてある。
【0060】この実施形態では前記入力伝達手段21
を、車幅方向中央部と、車幅方向側部とに配設してあ
り、車幅方向中央部にあっては入力伝達手段21を前記
トンネル部1Bのフロア一般部1Aよりも前方に突出し
た前端部分の上面(内壁2)に連結してあり、車幅方向
側部にあっては入力伝達手段21を前記サイドシル部1
Cのフロア一般部1Aよりも突出した前端部分の側面
(内壁2)に連結してあって、これら入力伝達手段2
1,21はそれらを連結したトンネル部1Bおよびサイ
ドシル部1Cの前記前端部分の曲げ剛性よりも剛性を高
く設定してある。
【0061】22,26は前記入力伝達手段21を構成
する補強メンバで、車幅方向中央部の補強メンバ22は
ダッシュクロスメンバ5とトンネル部1Bとにブリッジ
状に跨って連結され、車両の前面衝突時にフロントサイ
ドメンバ10からダッシュクロスメンバ5に作用する衝
突入力で後方に回転変位して、該フロントサイドメンバ
10の軸線方向に働く荷重をトンネル部1Bの上面に下
向きに方向変換して伝達可能としてある。
【0062】この補強メンバ22はダッシュクロスメン
バ5の内壁6と、トンネル部5Bの上面側の内壁2にそ
れぞれ溶接等により接合されるブラケット部23,24
と、車幅方向両側部に膨出成形した一対の補強ビード部
25とを備えている。
【0063】車幅方向側部の補強メンバ26は、本実施
形態ではダッシュクロスメンバ5の側部とフロントピラ
ー15とに亘る領域に接合配置されるダッシュサイドメ
ンバ27の下側部に一体成形してある。
【0064】具体的には、前記補強メンバ26は図5,
6に示すようにダッシュクロスメンバ5とフロントピラ
ー15の下端部およびサイドシル部1Cの前端部とに跨
るように車室側に向けて膨出成形されていて、前記ダッ
シュクロスメンバ5、フロントピラー15およびサイド
シル部1Cとが集合する隅部に接合されて該隅部に跨
り、ダッシュクロスメンバ5からサイドシル部1Cの前
端部分に向けて斜状に延びる閉断面部28を構成するよ
うにしている。
【0065】ダッシュサイドパネル27のダッシュクロ
スメンバ5に沿うフロントパネル27Aと、フロントピ
ラー15に沿うサイドパネル27Bとでなす隅角部に
は、平面略三角形状の複数のリブ29を上下方向に多段
状に設けて、車両の前面衝突によりフロントサイドメン
バ10からダッシュクロスメンバ5に衝突入力が作用す
ることにより、ダッシュサイドパネル27が前記上下方
向に多段配置したリブ29のフロントピラー15側の端
点を結んでできた直線Oをほぼ回転軸線として回転変位
し易いようにしてある。
【0066】トンネル部1Bの前記補強メンバ22との
連結部分、およびサイドシル部1Cの前記補強メンバ2
6との連結部分には、それぞれこれらトンネル部1B、
サイドシル部1Cの変形のトリガーとなる変形促進部3
0と、補強メンバ22,26の回転変位を規制する回転
規制手段32とを設けてある。
【0067】図7〜9にトンネル部1Bにおける変形促
進部30と、回転規制手段32とを代表してその具体例
を示している。
【0068】この変形促進部30はトンネル部1Bの上
面に脆弱部31を設けて構成することができ、この脆弱
部31はトンネル部31における内壁2の板厚を薄く、
そして、外壁3の板厚を厚く設定してこれら内,外壁
2,3でパネル剛性に変化を持たせるだけでもよいが、
図7,8に示すように内壁2に複数個の小孔31aを設
ける他、図9に示すように内壁2に凹部31bを設けて
脆弱部31とすることができる。
【0069】また、前述のようにトンネル部1Bはその
内壁2に対して外壁3の板厚を厚く設定してあるから、
この板厚の厚い外壁3自体を回転規制手段32として、
車両の前面衝突時に補強メンバ22の回転変位により内
壁2が下方に変形して外壁3に底付きすると、この外壁
3によって補強メンバ22の回転変位を規制するように
している。
【0070】図3において33は左右のフロントピラー
15,15に跨って結合されて、図外のステアリングコ
ラムを指示するステアリングメンバ、34は上端をステ
アリングメンバ33に結合し、下端をトンネル部1Bに
連結して図外のインストルメントパネルロアを支持する
インストステイを示し、本実施形態では該インストステ
イ34の下端を前記トンネル部1Bの補強メンバ22を
連結した部分の近傍に連結してある。
【0071】以上の実施形態の構造によれば、車両の前
面衝突によりフロントサイドメンバ10に軸線方向に衝
突入力が作用すると、この衝突入力はダッシュクロスメ
ンバ5に作用すると共に、入力伝達手段21を構成する
補強メンバ22,26によってフロアパネル1のトンネ
ル部1Bの上面およびサイドシル部1Cの側面に、車室
側から車外側へ向けてほぼ面直方向に曲げ荷重として作
用してこれらトンネル部1B、サイドシル部1Cを車外
側へ曲げ方向に座屈変形させてフロアパネル1の車外側
への曲げ方向の座屈変形を誘発させる。
【0072】この結果、フロントサイドメンバ1の軸方
向の潰れ変形によるエネルギー吸収だけでなくフロアパ
ネル1の曲げ方向の座屈変形によるエネルギー吸収も行
なうことが出来衝突エネルギー吸収量を拡大できる。特
に本発明ではフロア面直方向の荷重によりフロアに確実
に座屈変形が発生し、この部を起点として確実に座屈変
形を発生させる事が出来る。又、フロアパネル1の閉断
面積を小さくしなくても該フロアパネル1の曲げ方向の
座屈変形によって車体発生反力を低くすることができる
から、押出材からなるフロアパネル本来の利点を損なう
ことなく車体発生反力の低下を実現することができる。
【0073】図10は前記トンネル部1Bにおける曲げ
方向の座屈変形の態様を模式的に示しており、同図の
(A)は車両が衝突物40と前面衝突した際のフロント
サイドメンバ10、ダッシュクロスメンバ5、補強メン
バ22への入力状況を示し、フロントサイドメンバ10
に衝突入力Fが軸線方向に作用すると、ダッシュクロス
メンバ5の支持反力によって該フロントサイドメンバ1
0は同図の(B)に示すように前端側から軸方向に潰れ
変形すると共に、ダッシュクロスメンバ5の車室側への
後退変形に伴ってこれと一体的に補強メンバ22が後方
へ回転変位して前記衝突入力Fを直ちにトンネル部1B
の上面へほぼ面直方向に下向きに伝達させる。
【0074】ここで、ダッシュクロスメンバ5は前述の
ように閉断面構造に車幅方向に押出成形してあるため剛
性が高く、フロントサイドメンバ10の前端側からの潰
れ変形を整然と良好に行わせると共に、ダッシュクロス
メンバ10からフロントピラー15等へ広い範囲に荷重
を分散負担させて、衝突入力がフロアパネル1に前後方
向に作用するのを抑制する。
【0075】また、補強メンバ22はトンネル部1Bの
該補強メンバ22を連結した部分における曲げ剛性より
も剛性を高く設定してあるため、フロントサイドメンバ
10からの衝突入力を確実に方向変換してトンネル1B
に伝達させることができる。
【0076】一方、前述のようにトンネル部1Bの上面
にほぼ面直方向に衝突入力Fが方向変換されて伝達され
ると、該上面における内壁2から座屈変形を開始させて
外壁3に変形を波及させ、トンネル部1Bを下方へ曲げ
方向に座屈変形させるが、前記内壁2の補強メンバ22
との連結部近傍には変形促進部30を設けてあるため、
この変形促進部30が変形のトリガーとなって該変形促
進部30を設定した部分でトンネル部1Bの座屈変形
を、エンジン41等の搭載機能部品がダッシュクロスメ
ンバ5に干渉する以前に速やかに、かつ、整然と行わせ
ることができる。
【0077】また、前記トンネル部1Bの座屈変形初期
において、前述のように内壁2が座屈変形を開始して板
厚の厚い外壁3に底付きすると、該外壁3の回転規制作
用によって補強メンバ22の回転変位を規制するため、
この補強メンバ22の回転変位量を、トンネル部1Bを
適度に低い車体発生反力で変形させて安定してエネルギ
ー吸収するためのきっかけを作るための必要最小限の回
転に規制することができ、従って、ダッシュクロスメン
バ5の車室内への侵入を必要最小限にとどめることがで
きる。
【0078】そして、フロントサイドメンバ10の軸方
向の潰れ変形が進行して、同図の(C)に示すようにエ
ンジン41等の搭載機能部品がダッシュクロスメンバ5
に干渉すると、衝突物40からの入力Fはエンジン41
等からダッシュクロスメンバ5へ通過する経路が最短と
なるため、直接エンジン41等からダッシュクロスメン
バ5への荷重の伝達が支配的となり、該ダッシュクロス
メンバ5からフロアパネル1に前後方向入力として伝達
されるが、この時フロアパネル1は既に曲げ方向に座屈
変形しているため急激な圧潰荷重の立上がりが抑制さ
れ、車体発生反力のピーク値を低めながら衝突エネルギ
ーを効率良く吸収することができる。
【0079】因みに、図11の(A)〜(C)は本実施
形態の構造に対比して、補強メンバ22のないモデルの
座屈変形の態様を示したもので、同図の(A),(B)
に示す衝突経過後、(C)に示すようにエンジン41等
がダッシュクロスメンバ5に干渉して、該ダッシュクロ
スメンバ5からフロアパネル1に前後方向に衝突入力F
が伝達されると、該フロアパネル1の圧潰荷重はフロア
パネル1の閉断面積に応じて極めて大きくなって車体発
生反力のピーク値が高くなってしまう。
【0080】また、車幅方向側部にあっては、図5,6
に示すようにフロントサイドメンバ10からダッシュク
ロスメンバ5に衝突入力Fが作用することにより、該ダ
ッシュクロスメンバ5が車室側へ後退変位するのに伴っ
てダッシュサイドパネル27が回転軸線O周りに回転変
位して補強メンバ26の側方への回転変位を促し、該補
強メンバ26の回転変位によってフロントサイドメンバ
10に軸方向に作用する衝突入力Fをサイドシル部1C
の側面(内壁2)にほぼ面直方向に方向変換して車外側
への曲げ荷重として伝達する。
【0081】これにより、内壁2から座屈変形を開始さ
せてサイドシル部1Cを側方へ曲げ方向に座屈変形させ
る。
【0082】図12のa線は本実施形態における車体発
生反力(キャビンG)特性を、b線は前記対比モデル構
造の車体発生反力特性を示している。
【0083】同図において(A)の領域は前記図10,
11の(A)に対応したフロントサイドメンバ10の前
端部の潰れ変形時における車体発生反力を、(B)の領
域は図10,11の(B)に対応したダッシュクロスメ
ンバ5の後退変形時における車体発生反力を、(C)の
領域は図10,11の(C)に対応したエンジン41と
ダッシュクロスメンバ5との干渉時における車体発生反
力を示しており、同図中のPはフロアパネル1の座屈
タイミングを、P,Pはエンジン41とダッシュク
ロスメンバ5との干渉タイミングを示している。
【0084】この特性図から明らかなように、(A)領
域のフロントサイドメンバ10の前端部が潰れ変形して
いるときには本実施形態と対比モデルとの差異は殆どな
いが、(B)領域において本実施形態でフロアパネル1
が座屈変形した以降は対比モデルと較べて車体発生反力
が低減し、(C)領域における平均車体発生反力(平均
キャビンG)をGbからGaへと低下できることがわか
る。
【0085】また、特に本実施形態ではフロアパネル1
のフロア一般部1Aとダッシュクロスメンバ5のトーボ
ード部5Aとの結合位置は、トンネル部1Bおよびサイ
ドシル部1Cとトーボード部5Aとの結合位置よりも後
方にオフセットした位置に設定して、補強メンバ22,
26をトンネル部1B、サイドシル部1Cの前記フロア
一般部1Aよりも前方に突出した各前端部分に連結して
あるため、これらトンネル部1Bおよびサイドシル部1
Cのフロア一般部1Aよりも前方に突出した前端部分は
他の部分に較べて曲げ剛性が低くなることから、補強メ
ンバ22,26を介してほぼ面直方向に作用する衝突入
力が適度に低い段階で曲げ変形させることができ、従っ
て、車体発生反力を更に高めることができる。
【0086】これを図13〜15により前記トンネル部
1B周りにおける曲げ剛性の変化状況を例に採って具体
的に説明する。
【0087】図13,14に示すようにダッシュクロス
メンバ5のトーボード部5Aから後方へ延設した連接部
5Dは、フロアパネル1のフロア一般部1Aの切欠部1
Dに嵌合して接合されて該フロア一般部1Aと整合して
平坦なフロア面を構成しており、押出方向が直交したフ
ロアパネル1とダッシュクロスメンバ5とが分割線C・
Lを境にして前後方向に入り組んでいる。
【0088】フロアパネル1は閉断面構造に前後方向に
押出成形してあるため、上下方向荷重に対する曲げ強度
は大きく、他方ダッシュクロスメンバ5は閉断面構造に
車幅方向に押出成形してあるため、トーボード部5A,
連接部5Dの上下方向荷重に対する曲げ強度は前記フロ
アパネル1よりも小さい。
【0089】これを単純なはりモデルにおきかえると図
15に示すように、フロアパネル1のフロア一般部1A
よりも前方の部分でははりが細く曲げ剛性が低いことが
解る。
【0090】従って、補強メンバ22を介してトンネル
部1Bの前端部分の上面にほぼ面直方向に衝突入力が作
用した場合に、該衝突入力が適度に低い段階でフロアパ
ネル1を下向きに曲げ方向に座屈変形させることができ
て、車体発生反力の低下を実現することができる。
【0091】また、前記フロア一般部1Aの前端とトー
ボード部5Aの傾斜下縁とのオフセット量Lを調整する
ことで、フロアパネル1のフロア一般部1Aよりも前方
に突出した部分の曲げ剛性を調整して、キャビン強度を
車体重量に応じてコントロールすることができる。
【0092】これは、一般に車体重量の大きい車両ほど
キャビンに求められる強度は大きくなるが、前記オフセ
ット量Lを車体重量が重くなるほど短く設定して、例え
ば図16,17に示すようにオフセット量を前記Lから
Laへと短く設定することによって、図18のはりモデ
ルに示すようにはりの太さを大きくしてフロア全体の曲
げ剛性を高めて要求される高いキャビン強度を得ること
ができる。
【0093】一方、本実施形態にあっては前述のよう
に、インストステイ34の下端をトンネル部1Bの補強
メンバ22を連結した部分の近傍に連結してあるため、
図19,20に示すように、車両の前面衝突時にフロン
トサイドメンバ10、ダッシュクロスメンバ5からの入
力が、補強メンバ22によりトンネル部1Bの上面にほ
ぼ面直方向に下向きに変換され、これによりトンネル部
1Bが下向きに座屈変形するのに伴ってインストステイ
34のトンネル部1B側の連結部分が下方に引き込まれ
る動きに連動して、ステアリングメンバ33を車室下方
に引き込む。
【0094】この結果、ステアリングコラム35がエン
ジン41等に押されて車室上方へ突出する挙動を抑制す
ることができて、乗員とステアリングリム36との2次
衝突を抑制することができる。
【0095】なお、図19,20中、37はステアリン
グラック、38はステアリングコラムブラケットを示
す。
【0096】前記実施形態にあっては、補強メンバ22
の下端を連結するトンネル部1Bを、内,外壁2,3と
リブ4とで閉断面構造としているが、該トンネル部1B
を単壁構造として本願発明を適用して前述と同様の効果
を得ることができる。
【0097】トンネル部1Bを単壁構造とした場合、該
トンネル部1Bへの各種機能部品の搭載に際して、ボル
ト・ナット等の止着部品の設置を容易に行えて、前記機
能部品の搭載作業性を向上することができる。
【0098】また、フロア一般部1Aとトンネル部1B
およびサイドシル部1Cとを、閉断面構造に一体に車体
前後方向に押出成形しているが、これらは分割して単独
に押出成形して、車幅方向に結合したフロア構成とする
こともできる。
【0099】なお、フロアパネル1は前記閉断面構造に
限らず、車幅方向に凹凸が連続した開断面形状にして車
体前後方向に押出成形してもよい。
【0100】また、前記実施形態ではクロスメンバとし
てダッシュクロスメンバ5を例示したが、フロアパネル
1の後端に結合されるリヤシートクロスメンバ13との
結合部に適用して前述と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同実施形態の組付状態を車室側から見た斜視
図。
【図4】同実施形態のフロントコンパートメント側から
見た車体全体の外観斜視図。
【図5】同実施形態の車幅方向側部の補強メンバ配設状
態を示す斜視図。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図。
【図7】トンネル部における補強メンバ配設状態を示す
斜視図。
【図8】図7のB−B線に沿う断面図。
【図9】脆弱部の異なる例を示す図8と同様の断面図。
【図10】本発明の第1実施形態の車両前面衝突時にお
けるトンネル部周りの変形態様を段階を追って模式的に
示す側面説明図。
【図11】本発明の第1実施形態の対比モデルを示す図
9と同様の説明図。
【図12】車両前面衝突時における車体発生反力を説明
する特性図。
【図13】本発明の第1実施形態のダッシュクロスメン
バとトンネル部周りとの配置関係を示す略示的平面説明
図。
【図14】図13の側面説明図。
【図15】図13,14の構造をはりモデルとして示し
た説明図。
【図16】本発明の第1実施形態のダッシュクロスメン
バとトンネル部周りとの配置関係の異なる例を示す略示
的説明図。
【図17】図16の側面説明図。
【図18】図16,17の構造をはりモデルとして示し
た説明図。
【図19】本発明の第1実施形態のトンネル部における
補強メンバとインストステイとの配置関係を模式的に示
す側面説明図。
【図20】図19の車両前面衝突時における変形状態を
模式的に示す側面説明図。
【符号の説明】
1 フロアパネル 1A フロア一般部 1B トンネル部 1C サイドシル部 2 内壁 3 外壁 4 リブ 5 ダッシュクロスメンバ(クロスメンバ) 5A トーボード部 5B 縦壁部 5C トンネル嵌合部 6 内壁 7 外壁 8 リブ 10 フロントサイドメンバ(サイドメンバ) 21 入力伝達手段 22,26 補強メンバ 30 変形促進部 31 脆弱部 31a 小孔 31b 凹部 32 回転規制手段 33 ステアリングメンバ 34 インストステイ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向中央部にトンネル部を備えると
    共に、車幅方向側部にサイドシル部を備えて車体前後方
    向に押出成形したフロアパネルと、 車幅方向中央部に前記トンネル部に嵌合するトンネル嵌
    合部を切欠形成して、前記フロアパネルと前後方向に突
    き合わせて結合したクロスメンバと、 クロスメンバの両側部に前後方向に突出して結合された
    サイドメンバと、を備えた自動車の車体構造において、 前記クロスメンバとフロアパネルとに亘って、車両の前
    後方向衝突時にサイドメンバからクロスメンバに作用す
    る衝突入力を、フロアパネルに車室側から車外側へ向け
    てほぼ面直方向に伝達させる入力伝達手段を設けたこと
    を特徴とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 入力伝達手段を、フロアパネルのトンネ
    ル部の上面に連結したことを特徴とする請求項1に記載
    の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 入力伝達手段を、フロアパネルのトンネ
    ル部の上面とサイドシル部の側面に連結したことを特徴
    とする請求項1に記載の自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 入力伝達手段の剛性を、フロアパネルの
    該入力伝達手段を連結した部分の曲げ剛性よりも高く設
    定したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    自動車の車体構造。
  5. 【請求項5】 フロアパネルの入力伝達手段との連結部
    分に、該フロアパネルの変形のトリガーとなる変形促進
    部を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載の自動車の車体構造。
  6. 【請求項6】 変形促進部を、フロアパネルに設けた脆
    弱部で構成したことを特徴とする請求項5に記載の自動
    車の車体構造。
  7. 【請求項7】 フロアパネルに凹部を設けて脆弱部を構
    成したことを特徴とする請求項6に記載の自動車の車体
    構造。
  8. 【請求項8】 フロアパネルに小孔を設けて脆弱部を構
    成したことを特徴とする請求項6に記載の自動車の車体
    構造。
  9. 【請求項9】 フロアパネルにパネル剛性の変化を持た
    せて脆弱部を構成したことを特徴とする請求項6に記載
    の自動車の車体構造。
  10. 【請求項10】 フロアパネルを内壁と外壁およびこれ
    ら内,外壁間に介在させた前後方向に延びる複数のリブ
    壁とを備えた閉断面構造に形成して、入力伝達手段を前
    記内壁に連結したことを特徴とする請求項1〜9の何れ
    かに記載の自動車の車体構造。
  11. 【請求項11】 入力伝達手段を、車両の前後方向衝突
    時にサイドメンバからクロスメンバに作用する衝突入力
    で回転変位してフロアパネルへ入力伝達可能に、これら
    クロスメンバとフロアパネルとに跨って連結した補強メ
    ンバで構成したことを特徴とする請求項1〜10の何れ
    かに記載の自動車の車体構造。
  12. 【請求項12】 フロアパネルに、補強メンバの回転変
    位を規制する回転規制手段を設けたことを特徴とする請
    求項11に記載の自動車の車体構造。
  13. 【請求項13】 フロアパネルを、内壁と外壁およびこ
    れら内,外壁間に介在させた前後方向に延びる複数のリ
    ブ壁とを備えた閉断面構造に形成する一方、入力伝達手
    段を、車両の前後方向衝突時にサイドメンバからクロス
    メンバに作用する衝突入力で回転変位してフロアパネル
    へ入力伝達可能に、これらクロスメンバとフロアパネル
    の内壁とに跨って連結した補強メンバで構成し、かつ、
    該フロアパネルの内壁に対して外壁の板厚を厚く設定し
    て、該外壁により前記補強メンバの回転変位を規制する
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記
    載の自動車の車体構造。
  14. 【請求項14】 クロスメンバを、内壁と外壁およびこ
    れら内,外壁間に介在させた車幅方向に延びる複数のリ
    ブ壁とを備えた閉断面構造に車幅方向に押出成形したこ
    とを特徴とする請求項1〜13の何れかに記載の自動車
    の車体構造。
  15. 【請求項15】 クロスメンバが、前傾したトーボード
    部と該トーボード部からほぼ垂直に立上がる縦壁部とを
    備えたダッシュクロスメンバであって、フロアパネルの
    トンネル部およびサイドシル部の各前端を該トーボード
    部に連接結合する一方、フロアパネルのフロア一般部
    を、トーボード部の傾斜下縁よりも後方にオフセットし
    た位置で該トーボード部に連接結合し、入力伝達手段を
    フロアパネルの前記フロア一般部よりも前方に突出して
    いる部分に連結したことを特徴とする請求項14に記載
    の自動車の車体構造。
  16. 【請求項16】 フロア一般部の前端と、トーボード部
    の傾斜下縁とのオフセット量を車体重量が重くなるほど
    短く設定したことを特徴とする請求項15に記載の自動
    車の車体構造。
  17. 【請求項17】 入力伝達手段をトンネル部のフロア一
    般部よりも前方に突出した部分の上面に連結すると共
    に、該連結部分の近傍に上端をステアリングメンバに結
    合したインストステイの下端を連結したことを特徴とす
    る請求項15,16に記載の自動車の車体構造。
  18. 【請求項18】 トンネル部を単壁構造としたことを特
    徴とする請求項17に記載の自動車の車体構造。
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