JPH07137660A - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JPH07137660A
JPH07137660A JP31420893A JP31420893A JPH07137660A JP H07137660 A JPH07137660 A JP H07137660A JP 31420893 A JP31420893 A JP 31420893A JP 31420893 A JP31420893 A JP 31420893A JP H07137660 A JPH07137660 A JP H07137660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
dash panel
dash
panel
front side
Prior art date
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Pending
Application number
JP31420893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Mori
健雄 森
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH07137660A publication Critical patent/JPH07137660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダッシュパネルの強度向上を図る。 【構成】 車体前部のエンジンルームと車室とを画成す
るダッシュパネル11のうち、フロアトンネル12と車
体両側の剛体部であるロッカ部17との間を平面状のダ
ッシュロアパネル11aによって継ぐとともに、このダ
ッシュロアパネル11aのエンジンルーム側の面に、フ
ロントサイドメンバ14の一部を溶接して取付けて、フ
ロントサイドメンバ14を介して入力される衝突荷重等
を、ダッシュパネル11への引っ張り力として支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体前部のエンジン
ルームと車室内とを画成するダッシュパネルとフロント
サイドメンバ等からなる車体前部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車体前部の構造部材の一つであるフロン
トサイドメンバは、エンジンルーム内の重量物であるエ
ンジンを含むパワーユニット等がマウントされている。
また、このフロントサイドメンバは、エンジンルーム側
からダッシュパネルの下端を潜って車室内側に延設され
てフロアフレームとなってフロアパネルに連結されてい
る。そして衝突時等に車体前方からこのフロントサイド
メンバに加わる荷重を、後方のフロアパネルに伝達する
とともに、前記ダッシュパネルのエンジンルーム側の面
にその一部を当接させて取付けることにより、衝突時等
に前方から加わる荷重をこのダッシュパネルによっても
支持している。しかし、フロントサイドメンバにはパワ
ーユニット等の重量物がマウントされていることから、
衝突時等にフロントサイドメンバを介してダッシュパネ
ルに伝達される荷重が大きくなり、したがって、ダッシ
ュパネルの強度が必要とされるため、厚い鋼板を用いる
か、補強材を設ける必要があった。
【0003】図5は、実開昭64−28379号公報に
記載されている従来の車体前部構造の一例を示すもの
で、車体前部のエンジンルーム側と車室側内とを画成す
るダッシュパネル1は、その両側を、車室の中央を前後
方向に設けられているフロアトンネル2の前端部2a
と、車室内両側壁3の前端部3aに支持してほぼ垂直に
設けられている。
【0004】そして、前記ダッシュパネル1の下部で、
前記フロアトンネル2の前端2aと両側の側壁3の前端
3aとのほぼ中間には、フロントサイドメンバ4が、車
体前後方向に長く配設されており、その前端側はエンジ
ンルーム内に配設されるとともに、その後端側は、ダッ
シュパネル1のエンジンルーム側の面に当接して取付け
られるとともに、このダッシュパネル1の下端を潜って
車室内側に延設されてフロアフレーム4aとなってい
る。そして、車室内側の前記ダッシュパネル1の下端付
近およびフロアトンネル2の側面には、断面L字形の補
強用フレーム5が、その一側面をほぼ水平にしてその端
縁部を前記ダッシュパネル1に結合するとともに、もう
一方の側面をほぼ垂直にして、その端縁部をフロア面6
に結合して閉断面状に設けられている。したがって、ダ
ッシュパネル1の下部に補強用フレーム5を設けて補強
することによって、フロントサイドメンバ4の車室内方
向への移動が規制される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前述した
従来の車体前部構造においては、フロントサイドメンバ
4が取付けられるダッシュパネル1の下部ダッシュパネ
ル1の強度不足を補強用フレーム5を設けることによっ
て部分的に補強し、その強度アップが図られている。そ
のためダッシュパネル1の強度はアップするが、補強用
フレーム5を設けた分だけ重量が増加してしまい、また
車室内に補強フレーム5が出張るため、その分、車室ス
ペースが狭くなるという問題があった。
【0006】この発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、車重を増加させることなくダッシュパネルの強度を
アップすることができる車体前部構造を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、車体前部のエンジンルーム
と車室内とを画成するダッシュパネルの前記エンジンル
ーム側の面に、前記エンジンルームから前記車室内に亘
って車体前後方向に配設されたフロントサイドメンバ
を、このフロントサイドメンバに車体前方側から加わる
荷重を前記ダッシュパネルに伝達可能に当接させて取付
けた車体前部構造において、前記ダッシュパネルのう
ち、車室内側のフロアトンネルと、車体両側の剛体部と
の間を継ぐ部分を平面状に形成するとともに、このダッ
シュパネルの前記平面状に形成された部分のエンジンル
ーム側の面に、前記フロントサイドメンバの一部を当接
させて取付けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記のように、ダッシュパネルのうち、車室内
中央のフロアトンネルと、車体両側のロッカ部やフロン
トピラー等の剛体部との間を継ぐ部分を平面状に形成す
るとともに、このダッシュパネルの平面状に形成された
部分のエンジンルーム側の面に、前記フロントサイドメ
ンバの一部を、荷重を伝達可能に当接させて取付けてい
るため、車体前方側から前記フロントサイドメンバを圧
縮する方向の荷重が加わると、これがダッシュパネルに
伝達される。その場合、このダッシュパネルのうち、そ
の中央部分のフロントサイドメンバの取付け部と、左右
両側の剛体部に対する取付け部とを結んでいる部分は平
面状となっていて、延び変形が生じないようになってい
るため、ダッシュパネルに引張力が生じて、フロントサ
イドメンバの車体後方への移動を阻止する。すなわち、
フロントサイドメンバをダッシュパネルで充分支持でき
るので、フロントサイドメンバ取付け部の付近を補強す
るため補強フレーム等その他の部材が不要となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。
【0010】図1および図2は、この発明の車体前部構
造の第1実施例を示すもので、車体の前部のエンジンル
ーム側(図1において左斜め上方)と車室側との境に鋼
製のダッシュパネル11が設けられている。このダッシ
ュパネル11の車体フロア面16に接続した下部には、
平面状で所定幅の帯状のダッシュロアパネル11aが設
けられている。また車室内中央に前後方向に延設された
フロアトンネル12の前端部12aと、車体側部のフロ
ア面16に近い位置の剛体部であるロッカ部17の前端
部17aと、これらフロアトンネル12の前端部12a
とロッカ部17の前端部17aとのほぼ中央において、
車体前後方向のほぼ垂直な面内に配設されたクランク状
のフロントサイドメンバ14の取付け面14aは、図2
に示すように前記フロアトンネル12の前端部12aと
ロッカ部17の前端部17aとを結ぶ直線Lより若干車
体後方側に形成されているダッシュパネル11の取付け
面に溶接されて取付けられている。
【0011】また、フロントサイドメンバ14の車体後
方側は、ダッシュロアパネル11aの下を潜って車室内
側のフロア面16の下側に延設されてフロアフレーム1
4bとなり、フロア面16の下面に溶接されて固定され
ている。さらに、ダッシュロアパネル11aの両側寄り
と、ロッカ部17の前端寄りとには、ロッカ部17の前
端部17aからほぼ等距離の位置を斜めに継ぐように溶
接してリィンホース19が設けられ、このリィンホース
19によってロッカ部17の横曲げ強度の向上が図られ
ている。なお、図1において符号11bはタイヤハウス
の車室内側への膨らみ、18はフロントピラーである。
【0012】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明すると、ダッシュパネル11のうち、フロ
ア面16に近い下部において、車体中心線CL上のフロ
アトンネル12の前端部12aと、車体両側の剛体部で
あるロッカ部17の前端部17aとの間を、それぞれ平
面状のダッシュロアパネル11aによって継いでこの平
面状のダッシュロアパネル11aのエンジンルーム側の
面に、フロントサイドメンバ14の取付け面14aを溶
接して取付ける。この取付け面14aが前記フロアトン
ネル12の前端部12aとロッカ部17の前端部17a
とを結ぶ直線Lより車体後方側に位置するので、車両の
衝突時等に、フロントサイドメンバ14を介して伝達さ
れる荷重が、取付け面14aからダッシュロアパネル1
1aに加わった際に引っ張り力として作用する。そのた
め、従来のダッシュパネルの場合のように曲げモーメン
トが加わらず、最も大きい引っ張り応力によって荷重を
支えることとなり、このダッシュロアパネル11aによ
って、フロントサイドメンバ14の車室内方向への移動
を効果的に防ぐことができる。
【0013】したがって、ダッシュパネル11のフロン
トサイドメンバ取付け部の付近を補強するための他の部
材が不要となり、重量およびコストを削減できるととも
に、車室内スペース、特に前席のレッグルームを広くす
ることができる。
【0014】また、図3および図4はこの発明の第2実
施例を示すもので、車体の前部のエンジンルーム側(図
3において左斜め上方)と車室側との境に鋼製のダッシ
ュパネル21が設けられている。このダッシュパネル2
1には、車室内中央を前後方向に延設されたフロアトン
ネル22の前端部22aと、車体両側方上部の剛体部で
あるフロントピラー28に取付けられたカウルサイド部
29の補強されたビード部29aとの間を直線的に結ぶ
ように平面部21a,21aが形成されている。
【0015】また前記フロアトンネル22と車体両側部
下部のロッカ部27とのほぼ中央付近には、それぞれク
ランク状のフロントサイドメンバ24が、ほぼ垂直な面
内に車体前後方向に配設されており、このフロントサイ
ドメンバ24の取付け面24aが、ダッシュパネル21
の前記平面部21aのエンジンルーム側の面に溶接され
て取付けられている。また、フロントサイドメンバ24
の車体後方側は、ダッシュロアパネル21bの下端を潜
って車室内側のフロア面26の下側に延在してフロアフ
レーム24bとなり、フロア面26の下面に溶接されて
固定されている。なお、図3において符号21cはタイ
ヤハウスの車室内側への膨らみ、21dはステアリング
コラム挿通孔、21eはインパネ用ワイヤハーネス挿通
孔である。
【0016】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明すると、ダッシュパネル21のうち、フロ
ア面26に近い下部において、車体中心線CL上のフロ
アトンネル22の前端部22aと、ダッシュパネル21
の上部で、車体両側の剛体部であるフロントピラー28
の車室内側に取付けられたカウルサイド部29の波状に
形成されたビード部29aとの間を、平面部21aによ
って直線的に接続したので、フロントサイドメンバ24
を介して車体前方側から加わる衝突荷重等がこのダッシ
ュパネル21の平面部21aに伝達され、この力が曲げ
力等に比べて有利な引っ張り力として作用するため、こ
の平面部21aによって、フロントサイドメンバ24の
車室内方向への移動を効果的に防ぐことができる。した
がって、ダッシュパネル21のフロントサイドメンバ取
付け部の付近を補強するための他の部材が不要となる。
その結果、重量およびコストを削減できるとともに、車
室内スペース、特に前席のレッグルームを広くすること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の車体前部
構造は、エンジンルームと車室とを画成するダッシュパ
ネルのうち、フロアトンネルと車体両側の剛体部との間
を継ぐ部分を平面状に形成するとともに、この平面状に
形成された部分のエンジンルーム側の面に、フロントサ
イドメンバの一部を当接させて取付けたので、車両衝突
時等にフロントサイドメンバを介して車両の前方から加
わる荷重が、前記ダッシュパネルの平面状に形成された
部分に伝達されて、この平面状の部分を後方へ押す。そ
の結果、この荷重がダッシュパネルの平面状に形成され
た部分に引っ張り力として作用するため、前方からの荷
重に対するダッシュパネルの強度を向上でき、また軽量
化およびコストダウンが図れるとともに車室内スペース
を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の車体前部構造を示す一
部切欠斜視図である。
【図2】第1実施例の車体前部構造の概略を示す平面図
である。
【図3】この発明の第2実施例の車体前部構造を示す一
部切欠斜視図である。
【図4】第2実施例の車体前部構造の概略を示す平面図
である。
【図5】従来の車体前部構造を示す一部切欠斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 ダッシュパネル 11a ダッシュロアパネル 12 フロアトンネル 14 フロントサイドメンバ 14a 取付け面 17 ロッカ部 21 ダッシュパネル 21a 平面部 22 フロアトンネル 24 フロントサイドメンバ 24a 取付け面 28 フロントピラー 29 カウルサイド部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部のエンジンルームと車室内とを
    画成するダッシュパネルの前記エンジンルーム側の面
    に、前記エンジンルームから前記車室内に亘って車体前
    後方向に配設されたフロントサイドメンバを、このフロ
    ントサイドメンバに車体前方側から加わる荷重を前記ダ
    ッシュパネルに伝達可能に当接させて取付けた車体前部
    構造において、 前記ダッシュパネルのうち、車室内側のフロアトンネル
    と、車体両側の剛体部との間を継ぐ部分を平面状に形成
    するとともに、このダッシュパネルの前記平面状に形成
    された部分のエンジンルーム側の面に、前記フロントサ
    イドメンバの一部を当接させて取付けたことを特徴とす
    る車体前部構造。
JP31420893A 1993-11-19 1993-11-19 車体前部構造 Pending JPH07137660A (ja)

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JP31420893A JPH07137660A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 車体前部構造

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JP31420893A JPH07137660A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 車体前部構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6688676B1 (en) 2000-02-18 2004-02-10 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle structure with load transmission elements
JP2008094134A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Toyota Motor Corp 車両前部構造
JP2013032036A (ja) * 2011-07-30 2013-02-14 Honda Motor Co Ltd 車両の前部車体

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