JP3532678B2 - エンジンルームと車室間の隔壁 - Google Patents

エンジンルームと車室間の隔壁

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JP3532678B2
JP3532678B2 JP28256095A JP28256095A JP3532678B2 JP 3532678 B2 JP3532678 B2 JP 3532678B2 JP 28256095 A JP28256095 A JP 28256095A JP 28256095 A JP28256095 A JP 28256095A JP 3532678 B2 JP3532678 B2 JP 3532678B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンルームと
車室との間を隔てる隔壁に関する。 【0002】 【従来の技術】エンジンルームと車室との間はダッシュ
ボード及びトーボードで隔てられているが、これらの隔
壁には、エンジン騒音の車室内への伝播を遮断する役割
がある。このエンジン騒音の透過音量は、隔壁を構成す
る材料の単位面積当たりの重量に比例するので、透過音
を低減するには、隔壁の板厚を大きくしたり、遮音材の
量を増大したりしなければならない。このことは、車両
重量の増大を招き、ひいては製造コストの増大につなが
るので、特に低排気量車の場合には、ある程度室内騒音
が高くなることを是認せざるを得ない面があった。 【0003】押出成形にて形成された中空の閉断面部材
にてエンジンルームと車室間の隔壁を構成することによ
り、その一般面の部分は薄肉の二枚板とし、要所を厚肉
とするなど、部分に応じて肉厚を最適設定し得るので、
高剛性と軽量化とをより一層高いレベルで両立すること
が可能となる。しかも二枚板の間の空隙に発泡材を充填
することで吸音性が高められるので、透過音の低減効率
をより一層向上することができる。ところが、このよう
な発泡材を充填する空隙を有する隔壁を押出成形にて一
体形成するには、大きな金型を要するために製造コスト
が嵩みがちとなる。 【0004】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点、即ちエンジン騒音の車室内への伝播を低減し
ようとすると車両重量や製造コストが嵩みがちとなる点
を改善することを目的に案出されたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、押出成形にて中空に形成さ
れ且つその中空内に発泡材12が充填されたトーボード
9でダッシュボードロワ7とフロアパネル8との間を接
続してなるエンジンルームと車室間の隔壁であって、前
記トーボードの前端に、前記ダッシュボードロワとの結
合部(係合溝18)を有する中空部16を一体形成し
該中空部を、前記トーボードよりも厚肉に形成され、且
つステアリングギアボックス17の取付ベースを備える
ものとしたことを特徴とするものとした。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。 【0007】図1は、本発明に基づき構成された車体の
ダッシュボードからトーボードへと至る部分の断面を示
している。この部分は、フロントウィンドシールド1の
下縁の支持部2及び計器盤装着部3等が設けられると共
に、中空に形成されてエアダクト機能をも併せ持つダッ
シュボードアッパ4と、エンジンルーム5と車室6とを
隔てるダッシュボードロワ7と、フロアパネル8に接続
するトーボード9とからなっている。 【0008】トーボード9は、図2〜図4に併せて示す
ように、一対の板部10を複数のリブ11で連結した態
様に押出成形にて形成されている。そして一対の板部1
0の間には、ウレタン樹脂などの発泡材12が充填され
ている。 【0009】このトーボード9は、その押出方向を車幅
方向に延在すると共に、前後の2分割構成となってお
り、エンジン13のクランクケース側の上方を覆い、エ
ンジン13の作動音および熱の車室6への伝播を遮断し
ている。そして図2及び図3に示すように、前側に位置
する部分と後側に位置する部分との各一対の板部10の
対向端縁同士にそれぞれ上側係合部14と下側係合部1
5とが形成されており、上側の係合部14同士を先に引
っかけ、その部分を支点として回動させて下側の係合部
15同士を引っかけることにより、両者が1つに連続し
た態様に仮止めされた状態となる。この状態で両者の互
いに接合した係合部14・15をレーザー溶接などで溶
接することにより、両者が完全に一体化される。 【0010】このように、比較的広い面積のものを分割
して構成することにより、押出成形の金型を小さくする
ことができるのでコストを低減できる。また両者の接合
部に係合手段を設けることにより、治具を要さずに溶接
時の仮止めができるので、高精度に接合し得る。 【0011】トーボード9の前端部には、図4に示すよ
うに、断面の輪郭形状が概ね三角形をなす中空の厚肉部
16が形成され、エンジン側の面にステアリングギヤボ
ックス17の取付ベースが設けられ、車室側の面にダッ
シュボードロア7との係合溝18が設けられている。 【0012】 【発明の効果】このように本発明によれば、必要最小限
度の部分を押出材で構成することにより、押出成形の金
型を小さくすることができるので、中空の閉断面部材に
てエンジンルームと車室間の隔壁を形成するためのコス
トを低減できる。しかも厚肉で剛性の高い部分がダッシ
ュボードロアとトーボードとの接続部に延在し、そこに
ステアリングギヤボックスを固定し得るので、構造の簡
略化にも寄与し得る。従って、本発明により、エンジン
ルームと車室との間に遮音効果の高い隔壁を低コストで
形成する上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による隔壁部分の断面図。 【図2】図1に於けるA部の展開した状態の拡大断面
図。 【図3】図1に於けるA部の接合した状態の拡大断面
図。 【図4】図1に於けるB部の拡大断面図。 【符号の説明】 1 フロントウィンドシールド 2 下縁支持部 3 計器盤装着部 4 ダッシュボードアッパ 5 エンジンルーム 6 車室 7 ダッシュボードロワ 8 フロアパネル 9 トーボード 10 板部 11 リブ 12 発泡材 13 エンジン 14・15 係合部 16 厚肉部 17 ステアリングギアボックス 18 係合溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−72354(JP,A) 特開 平5−270446(JP,A) 特開 平1−204870(JP,A) 実開 平6−29787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 押出成形にて中空に形成され且つその中
    空内に発泡材が充填されたトーボードでダッシュボード
    ロワとフロアパネルとの間を接続してなるエンジンルー
    ムと車室間の隔壁であって、 前記トーボードの前端に、前記ダッシュボードロワとの
    結合部を有する中空部を一体形成し、該中空部を、前記
    トーボードよりも厚肉に形成され、且つステアリングギ
    アボックスの取付ベースを備えるものとしたことを特徴
    とするエンジンルームと車室間の隔壁。
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