JPH0215014Y2 - - Google Patents

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JPH0215014Y2
JPH0215014Y2 JP15746684U JP15746684U JPH0215014Y2 JP H0215014 Y2 JPH0215014 Y2 JP H0215014Y2 JP 15746684 U JP15746684 U JP 15746684U JP 15746684 U JP15746684 U JP 15746684U JP H0215014 Y2 JPH0215014 Y2 JP H0215014Y2
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JP15746684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の前部車体構造、特にダツシユ
パネルの左右両端部をフロントサイドメンバおよ
びロツカに結合する結合部の構造に関するもので
ある。
〔従来技術〕 第6図に示すような自動車において、フロアの
両側縁に沿つて形成したロツカ1の前端(図示A
部)は車室前部を仕切るダツシユパネルの両端に
接合されている。
第4図は従来の接合部の縦断面図を、第5図は
水平断面図をそれぞれ示すもので、ダツシユパネ
ル3の下部は後方へ傾斜し、傾斜面31の下縁は
フロアパネル4の前縁に接合されている。ダツシ
ユパネル傾斜面31の前面には断面L字形でダツ
シユパネル3よりもやや厚いトルクボツクスパネ
ル5が接合してあり、該パネル5と上記傾斜面3
1とで第4図に示すように縦断面三角形の閉断面
Y′を形成している。なお、左右のロツカ1(第
6図)の内側にはこれに沿つて前部が斜め上方へ
立上るフロントサイドメンバが配されて上記前部
にダツシユパネル傾斜面31の前面が接合されい
る。そして第5図に示すようにトルクボツクスパ
ネル5の左右両端はフロントサイドメンバ2とロ
ツカ1とに結合され、上記閉断面Y′は長方形の
水平断面形状をなしている。
ところで、ダツシユパネル3へはエンジン支持
部材や足まわり部材から振動が入力されることか
ら、ダツシユパネル3とロツカ1およびフロント
サイドメンバ2との接合部のねじり剛性を強化す
る必要があるが、従来の接合構造では高速走行や
悪路走行時にねじり剛性は必ずしも充分といえ
ず、更に剛性を強化することが要請されている。
ルーフが開放されるコンバーチブル車やタルガト
ツプ車では車体全体の剛性低下が避けられないた
め、上記の要請は特に強い。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記の要請にこたえ、ダツシユパネル
全体ないしはトルクボツクスパネルの板厚を現状
よりも厚くすることなく、ダツシユパネルを、ロ
ツカおよびフロントサイドメンバに結合する結合
部のねじり剛性を強化した車体前部構造を提供す
ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図ないし第3図で示すように、ダツシユパ
ネル3の下部両端(図では一端のみを示す)をフ
ロントサイドメンバ2の前部に接合し、フロント
サイドメンバ2とロツカ1とを、ダツシユパネル
3に代えてこれよりも厚いダツシユ補強パネル6
にて結合し、かつ該補強パネル6はロツカ1に結
合される外側部分を斜め後方へ延出せしめること
により該補強パネル6とトルクボツクスパネル5
との間に外側へ幅が増加する閉断面Yを形成した
ことを特徴とする。
〔作用効果〕
強固なフロントサイドメンバ2とロツカ1とを
ダツシユパネル3よりも厚いトルクボツクスパネ
ル5およびダツシユ補強パネル6で結合するとと
もに、両パネル5,6間に外側へ広がる充分に広
い閉断面を形成したのでダツシユパネル3、フロ
ントサイドメンバ2およびロツカ1の結合部のね
じり剛性が強化され、結合部にきしみ音が発生す
ることなく、かつダツシユパネル3の振動も低減
される。
〔実施例〕
第1図ないし第3図により本考案の実施例を説
明する。
車両の側縁には前後方向にロツカ1が、その内
側には同じく前後方向にフロントサイドメンバ2
が配設してある。
車室の前部にはエンジンルームと車室とを仕切
るダツシユパネル3が設置してある。ダツシユパ
ネル3の下部は斜め後方へ傾斜する傾斜面31を
形成している。傾斜面31の左右両端部はロツカ
1とフロントサイドメンバ2との間に上縁部分を
残して角形の切欠き32が形成してあり、切欠き
32はダツシユパネル3よりも厚いダツシユ補強
パネル6により補充してある。該補強パネル6は
ダツシユパネル傾斜面31と共通面をなす傾斜面
61と、傾斜面61の下端から後方へ水平に延在
する底面62と、傾斜面61の外側部から斜め後
方へ延出する延出部63とよりなる。傾斜面61
の周縁は上記切欠き32の縁部に車室側から接合
してある。補強パネル底面62の端縁には、その
上面からフロアパネル4の両端前縁が接合してあ
る。フロアパネル4の前端中央部はダツシユパネ
ル3の下縁の室内側に接合してある。ロツカ1は
ロツカインナパネル11のおよびロツカアウタパ
ネル12とよりなり、ロツカインナパネル11に
は、上記ダツシユ補強パネル6の延出部63の端
部側面が接合してある。またロツカインナパネル
11にはフロアパネル4の側端縁が接合してあ
る。フロントサイドメンバ2はその前部がダツシ
ユパネル傾斜面31に沿つて立上る傾斜部となつ
ており、この傾斜部はダツシユパネル3の上記切
欠き32の縦縁とダツシユ補強パネル傾斜面61
の接合部に接合してある。フロントサイドメンバ
2の前後方向の水平部はダツシユ補強パネル底面
62とフロアパネル4との接合部に接合してあ
る。
5はトルクボツクスパネルであつて、ダツシユ
補強パネル6とほぼ同じ板厚であり、断面L字形
でダツシユ補強パネル6とほぼ同じ幅を有する。
該パネル5はダツシユパネル傾斜面31の前方に
配され、その上縁はダツシユパネル3の上記切欠
き32の上縁とダツシユ補強パネル6との接合部
に接合してある。また、トルクボツクスパネル5
の後縁はダツシユ補強パネル底面62とフロアパ
ネル4の接合部に接合してある。
この結果、第2図に示すように、縦断面がトル
クボツクスパネル5とダツシユ補強パネル6とで
ほぼ直角三角形をなし、第3図に示すように水平
断面がトルクボツクス5、ダツシユ補強パネル
6、フロントサイドメンバ2およびロツカインナ
パネル11とでほぼ直角三角形で、水平断面が外
側方向へ幅が漸次広がるほぼ長方形状の閉断面Y
が形成される。
しかして上記の構造において、ロツカ1とフロ
ントサイドメンバ2とはトルクボツクスパネル5
とともに、従来のダツシユパネルに代えてこれよ
りも厚い補強パネル6で結合されており、しかも
両パネル5,6間には外側方向へ向けて前後幅が
なめらかに拡大し、従来構造(第5図)よりも充
分に大きい閉断面Yを構成しているので、従来構
造よりもねじり剛性が著しく強化され、高速走
行、悪路走行時にもきしみ音が発生することがな
い。また、ダツシユパネル3の両端は上記により
剛性が強化された結合部に結合せしめてあるの
で、その振動は著しく低減される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は実施例構造の斜視図、第2図は
第1図の−線に沿う縦断面図、第3図は第1
図の−線に沿う水平断面図、第4図および第
5図は従来構造を示すもので、第4図は縦断面
図、第5図は水平断面図、第6図は自動車の側面
図である。 1……ロツカ、11……ロツカインナパネル、
12……ロツカアウタパネル、2……フロントサ
イドメンバ、3……ダツシユパネル、31……傾
斜面、4……フロアパネル、5……トルクボツク
スパネル、6……ダツシユ補強パネル、63……
ダツシユ補強パネルの延出部、Y……本考案によ
る閉断面、Y′……従来構造の閉断面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室とエンジンルームとを区画し、下部が後方
    へ傾斜する傾斜面をなすダツシユパネルの左右両
    端部の下部傾斜面を、該傾斜面に沿つて立上るフ
    ロントサイドメンバの前部に結合し、フロントサ
    イドメンバの前部とフロントサイドメンバの外側
    に位置するロツカインナパネルの前部とを、ダツ
    シユパネルよりも厚くロツカ側が斜め後方に延出
    するダツシユ補強パネルで結合し、ダツシユ補強
    パネルの下縁を、該パネルの前方に配してフロン
    トサイドメンバの前部とロツカ前端とを結合する
    縦断面L字形のトルクボツクスパネルの下縁およ
    びフロアパネルの前縁との接合部に結合するとと
    もに、ダツシユ補強パネルの上縁を、トルクボツ
    クスパネルの上縁とダツシユパネルとの接合部に
    結合し、上記ダツシユ補強パネルとトルクボツク
    スパネルとの間に、ロツカインナパネル方向へ漸
    次幅が増加する閉断面を形成したことを特徴とす
    る自動車の前部車体構造。
JP15746684U 1984-10-18 1984-10-18 Expired JPH0215014Y2 (ja)

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JP15746684U JPH0215014Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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JP15746684U JPH0215014Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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JPS6172476U JPS6172476U (ja) 1986-05-16
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ID=30715459

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JP15746684U Expired JPH0215014Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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JPH0745409Y2 (ja) * 1989-01-27 1995-10-18 ダイハツ工業株式会社 自動車の車室前下部構造

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JPS6172476U (ja) 1986-05-16

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