JP2001156261A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JP2001156261A
JP2001156261A JP2000116521A JP2000116521A JP2001156261A JP 2001156261 A JP2001156261 A JP 2001156261A JP 2000116521 A JP2000116521 A JP 2000116521A JP 2000116521 A JP2000116521 A JP 2000116521A JP 2001156261 A JP2001156261 A JP 2001156261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
substrate bias
speed
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000116521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3928837B2 (ja
Inventor
Sukeyuki Miyazaki
祐行 宮▲崎▼
Koichiro Ishibashi
孝一郎 石橋
Takekazu Ono
豪一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000116521A priority Critical patent/JP3928837B2/ja
Priority to US09/661,371 priority patent/US6466077B1/en
Priority to KR1020000054011A priority patent/KR100786444B1/ko
Publication of JP2001156261A publication Critical patent/JP2001156261A/ja
Priority to US10/207,903 priority patent/US6778002B2/en
Priority to US10/889,141 priority patent/US6867637B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3928837B2 publication Critical patent/JP3928837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/205Substrate bias-voltage generators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を縮小しつつ、製品歩留りの改善と
信頼性を確保しつつ高速化を実現し、製品歩留りの向上
と使い勝手のよい半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 CMOSで構成される主回路に対して、
その動作速度に対応した速度検出信号を形成する速度モ
ニタ回路と、上記主回路及び上記速度モニタ回路を構成
するPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MO
SFETとがそれぞれ形成される半導体領域に、対応す
る基板バイアス電圧を供給する基板バイアス制御回路を
設け、上記基板バイアス制御回路により、複数種類の動
作速度に対応して設定された速度信号と上記速度検出信
号とが一致するように上記基板バイアス電圧を形成す
る。主回路を構成するMOSFETが形成される半導体
領域に基板バイアス回路により正のバイアス電圧を供給
するとともに、上記半導体領域とソースとの間に流れる
基板電流に応答して上記半導体領域に供給れる電流を制
限する電流制限回路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は半導体集積回路装置
に関し、主に複数通りの動作速度で動作させられるCM
OS回路や高速動作が要求されるCMOS回路を備えた
ものに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明を成した後の調査によって、後で
説明する本発明に関連すると思われるものとして、特開
平11−122047号公報(以下、先行技術1とい
う)があることが判明した。先行技術1の公報において
は、処理性能を劣化させることなく消費電流を低減する
ため、内部回路に含まれるMOSトランジスタのバック
ゲートへ与えられるバックゲート電圧の電圧レベルを、
モード検出信号からの動作モードに応じて、複数の異な
る電圧レベルの電圧を発生する電圧発生回路の出力電圧
を選択して供給してMOSトランジスタのしきい値電圧
を変化させるものである。また、上記のような先行技術
1とは発明の前提が異なり、本願発明者等によりなさ
れ、基板バアイス制御によりMOSトランジスタのプロ
セスばらつきを補償するという発明を本願出願人が特開
平8−274620号公報(以下、先行技術2という)
において提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術1におい
ては、低消費電力のためにMOSトランジスタのバック
ゲート電圧を変化させるために、それに対応した数の電
圧発生回路を有するものである。かかる電圧発生回路
は、負のバックゲート電圧を形成する場合には例えば上
記公報の添付図面の図9に示されるようなチャージポン
プ回路が用いられる。このチャージポンプ回路は、DC
−DCコンバータであるが、その電圧変換効率は低くそ
の消費電力は比較的大きなものとなる。
【0004】上記先行技術1においては、上記のように
複数通りの動作モードがある場合、それに対応した数の
電圧発生回路が必要となって回路規模を大きくしてしま
うとともに、1つの動作モードにおいては必要なバッグ
ゲートは1つであるのに対して、上記のように複数通り
の動作モードに対応したバックゲートを発生させるもの
では、使用しないバックゲート電圧を発生させるために
無駄な電流消費を生じさせてしまうという問題がある。
そこで、1つの動作モードのときには、それに対応した
電圧発生回路のみを動作させ、他のバックゲート電圧に
対応された電圧発生回路の動作を停止させればよいが、
その場合には動作モードの切り換え応答性が犠牲になっ
てしまうものである。
【0005】前記先行技術1のかかる問題を解決するた
めに、それとは全く別の観点で本願発明者等においては
先に発明された先行技術2を組み合わせることにより、
回路の簡素化と低消費電力化を併せ持つ上に、プロセス
ばらつきにも対応でき、製品歩留りの大幅な改善を可能
とするCMOS構成の半導体集積回路装置や製品歩留り
の改善と信頼性とを確保しつつ高速化を可能にしたMO
S構成の半導体集積回路装置を開発するに至った。
【0006】この発明の目的は、回路規模を縮小しつ
つ、低消費電力化と製品歩留りの向上を実現した半導体
集積回路装置を提供することにある。この発明の目的
は、上記に加えて使い勝手の改善を実現した半導体集積
回路装置を提供することにある。この発明の他の目的
は、製品歩留りの改善と信頼性を確保しつつ高速化を実
現した半導体集積回路装置を提供することにある。この
発明の更に他の目的は、上記に加えて、制御性と素子の
微細化に適合した半導体集積回路装置を提供することに
ある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な
特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。CMOSで構成される主回路に対し
て、その動作速度に対応した速度検出信号を形成する速
度モニタ回路と、上記主回路及び上記速度モニタ回路を
構成するPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型
MOSFETとがそれぞれ形成される半導体領域に、対
応する基板バイアス電圧を供給する基板バイアス制御回
路を設け、上記基板バイアス制御回路により、複数種類
の動作速度に対応して設定された速度信号と上記速度検
出信号とが一致するように上記基板バイアス電圧を形成
する。
【0008】本願において開示される発明のうち他の代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りであ
る。CMOSで構成される主回路に対して、その動作速
度に対応した速度検出信号を形成する速度モニタ回路
と、電源電圧発生回路とを設け、上記電源電圧発生回路
により、複数種類の動作速度に対応して設定された速度
信号と上記速度検出信号とが一致するように上記主回路
と速度モニタ回路の動作電圧を制御する。
【0009】本願において開示される発明のうち更に他
の代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通り
である。主回路を構成するMOSFETが形成される半
導体領域に基板バイアス回路により正のバイアス電圧を
供給するとともに、上記半導体領域とソースとの間に流
れる基板電流に応答して上記半導体領域に供給れる電流
を制限する電流制限回路を設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る半導体
集積回路装置の一実施例の基本的なブロック図が示され
ている。同図には、この発明に関連する回路ブロックを
取り出して示されている。同図の各回路ブロックは、公
知のCMOS集積回路の製造技術によって、特に制限さ
れないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上
において形成される。
【0011】本願において、用語「MOS」は、本来は
メタル・オキサイド・セミコンダクタ構成を簡略的に呼
称するようになったものと理解される。しかし、近年の
一般的呼称でのMOSは、半導体装置の本質部分のうち
のメタルをポリシリコンのような金属でない電気導電体
に換えたり、オキサイドを他の絶縁体に換えたりするも
のもの含んでいる。CMOSもまた、上のようなMOS
に付いての捉え方の変化に応じた広い技術的意味合いを
持つと理解されるようになってきている。MOSFET
又はMOSトランジスタもまた同様に狭い意味で理解さ
れているのではなく、実質上は絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタとして捉えられるような広義の構成をも含めて
の意味となってきている。本発明のCMOS、MOSF
ET及びMOSトランジスタ等は一般的呼称に習ってい
る。
【0012】同図の主回路は、その基本的な構成である
Pチャンネル型MOSFETQ1とNチャンネル型MO
SFETQ2からなるCMOSインバータ回路が代表と
して例示的に示されている。かかるCMOS回路を用い
て主回路が構成されてなる半導体集積回路装置が消費す
る電力には,スイッチング時の充放電によるダイナミッ
クな消費電力と,サブスレッショルドリーク電流による
スタティックな消費電力が存在する。ダイナミックな消
費電力は,電源電位vddの二乗に比例するため,電源
電位vddの値を下げると効果的に消費電力を低下でき
る。近年、上記主回路として、例えばマイクロプロセッ
サ等では,電源電位vddを下げて低消費電力化する傾
向にある。
【0013】上記CMOS回路の動作速度は電源電位v
ddの低下にともない遅くなる。動作速度の劣化を防ぐ
ためには,電源電位vddの低下にともないMOSFE
Tのしきい値電圧を下げる必要がある。しかし、しきい
値電圧を下げると図35のしきい値電圧と電流との特性
図に示すように極端にサブスレッショルドリーク電流が
増加する。このため、電源電位vddの低下が進むにつ
れて、従来はそれほど大きくなかったサブスレッショル
ドリーク電流によるスタティックな消費電力の増加が顕
著になってきた。このため、高速性と低電力性の二点を
両立したマイクロプロセッサ等のCMOSデジタル回路
を実現することが重要な課題となっている。
【0014】上記の問題を解決する方法として、前記先
行技術1(例えば特開平11−122047号公報)に
より提案されているように、基板バイアスを動作モード
に応じて複数の異なる電位に固定することにより、MO
Sトランジスタのしきい値電圧を調整する方法が挙げら
れる。しかしながら、先行技術1では、前記のようにバ
ックゲート電圧に対応した、言い換えるならば、低速動
作モード、中速動作モード及び高速動作モードのそれぞ
れに対応して複数の電圧発生回路を必要とするため、回
路規模が大きくなってしまうとともに、電圧発生回路で
の無駄な電流消費が生じてしまうという問題を有する。
【0015】この実施例では、前記本願発明者等におい
て先に開発された先行技術2における電圧制御技術を利
用するものである。すなわち、主回路の動作速度を測定
するために同じCMOS回路で速度モニタ回路を構成す
る。速度モニタ回路及び主回路は、基板バイアス制御回
路で形成されたPMOS基板バイアス及びNMOS基板
バイアスによりMOSFETのしきい値電圧を変化させ
ることができ、その結果動作速度を制御することができ
る。
【0016】速度モニタ回路は、速度切り換えのための
制御信号を受け、その動作速度に応じて速度検出信号を
出力する。基板バイアス制御回路は、速度モニタ回路が
出力する速度検出信号をもとに速度モニタ回路の動作速
度を検出し、上記制御信号と比較して動作速度が所望の
値になるようにPMOS基板バイアス及びNMOS基板
バイアスを発生して、速度モニタ回路及び主回路のPチ
ャンネル型MOSFETQ1とNチャンネル型MOSF
ETQ2がそれぞれ形成される半導体領域(通常、ウェ
ル領域)に供給する。
【0017】例えば、速度モニタ回路に対して上記制御
信号により設定された動作速度に対して、その速度検出
信号が遅い場合は基板バイアスを浅くしてMOSFET
のしきい値電圧を下げるように制御して、速度モニタ回
路及び主回路の動作速度を速くする。反対に、速度モニ
タ回路の速度検出信号上記設定値よりも速い場合は基板
バイアスを深くしてMOSFETのしきい値電圧を上
げ、速度モニタ回路及び主回路の動作速度を遅くする。
速度モニタ回路の動作速度が上記設定値に等しい時には
基板バイアスをそのまま保ち続ける。この結果、速度モ
ニタ回路及び主回路は、上記制御信号により設定された
動作モードに対応した動作速度を保つことができる。
【0018】この実施例では、特に制限されないが、P
MOS基板バイアスは電圧vhh1〜vhh2、及びN
MOS基板バイアスはvll1〜vll2のように、逆
バイアスにも順バイアスにも印加することができるよう
にされている。図36の基板バイアスとしきい値電圧と
の特性図に示すように、(a)に示したNチャンネル型
MOSFETの特性と、(b)に示したPチャンネル型
MOSFETの特性に示すように、MOSトランジスタ
に逆バイアスを印加すると、基板バイアスは深くなる方
向で、しきい値電圧は高くなる。MOSトランジスタに
順バイアスを印加すると、基板バイアスは浅くなる方向
で、しきい値電圧は低くなる。
【0019】例えばNチャンネル型MOSFETは基板
バイアスを大きくするとしきい値電圧が下がり、Pチャ
ンネル型MOSFETは基板バイアスを小さくするとし
きい値電圧が下がる。Nチャンネル型MOSFETで
は、基板バイアスがNチャンネル型MOSFETのソー
ス電位と比較して負の電位である場合、PN接合の逆方
向にバイアスされている事から逆バイアスと呼ばれる。
また、基板バイアスがソース電位と比較して正の電位で
ある場合、PN接合の順方向にバイアスされている事か
ら順バイアスと呼ばれる。Pチャンネル型MOSFET
の場合は反対で、基板バイアスがPチャンネル型MOS
FETのソース電位と比較して正の電位である場合を逆
バイアス、負の電位である場合を順バイアスと呼ぶ。
【0020】以下、本明細書においては、基板バイアス
をMOSFETの逆バイアス方向に大きくすることを
「基板バイアスを深くする」と、また順バイアス方向に
大きくする事を「基板バイアスを浅くする」と表現す
る。このことから、CMOS回路は基板に逆バイアスを
印加すると動作速度を遅くし、順バイアスを印加すると
動作速度を速くすることがわかる。
【0021】この実施例では、各動作モードに対応して
共通に用いられる速度モニタ回路と基板バイアス制御回
路により、各動作モードに応じた複数通りのPMOSバ
イアスとNMOSバイアスを形成することができる。こ
の結果、回路の簡素化を図ることができるときもに、そ
の動作モードでは使用しないバックゲート電圧に対応し
た電圧発生回路が存在しないから、そこでの無駄な電流
消費がなく、効率のよい電圧発生動作を行わせることが
できる。例えば、半導体集積回路装置が何も動作を行わ
ないスタンバイ状態、遅い信号処理動作で設定される低
速モード、中間的な信号処理動作時に設定される中速モ
ード及び最高速の信号処理時に設定される高速モードの
4通りの動作モードを設けても、上記速度モニタ回路及
び基板バイアス制御回路はそれぞれの動作モードに対し
て共通に使用される。
【0022】このことは、単に回路の簡素化や低消費電
力をもたらすことだけではなく、上記制御信号の設定に
より、上記低速モードと中速モードとの中間に例えば低
中速モードを設定したり、上記中速モードと高速モード
との間に例えば中高速モードを設定したりすることもで
きる。つまり、上記の回路構成では上記制御信号の変更
による、いわばソフトウェアによりCMOS回路の動作
速度をその時々の信号処理時間に応じて任意の速度に設
定することができ、使い勝手の飛躍的な向上も実現でき
るという別の効果も奏することができる。
【0023】この実施例においては、別の観点からする
と半導体集積回路装置の製造歩留りを飛躍的に改善する
ことができる。近年のようにMOSFETの微細化が進
むと、作成プロセスにおけるMOSFET寸法やMOS
FET性能のばらつきが大きくなる。ところで、マイク
ロプロセッサ等のCMOS回路で構成される半導体集積
回路装置では、多数のMOSFETを総合した結果が動
作速度や消費電力を決定する。このため、マイクロプロ
セッサチップの内部でMOSFETが性能ばらつきを持
っている場合でも、チップとして性能を見た場合には個
々のMOSFET性能のばらつきは平均化される。従っ
て、チップ内の性能平均がチップ間でばらつきを持つ事
が問題となる。
【0024】図37に示すように、チップの数が多いと
チップ内の平均しきい値電圧は図のように正規分布をす
る。この分布の広がりが、近年の微細化により大きくな
ってきている。このようにばらつきを持つマイクロプロ
セッサ等の半導体集積回路装置において、全マイクロプ
ロセッサチップに対し、前記先行技術1のような低速と
高速動作モードに対応して固定的な基板バイアスを逆バ
イアス(例えば−1.5V)や順バイアス(例えば+
0.5V)として印加すると、ばらつきの分布は図38
のように広がりを持ったまま変化する。
【0025】もし仮に図38の(a)点よりもしきい値
電圧が低くなるとサブスレッショルドリーク電流による
スタティックな消費電力が増大しすぎるとしたら、製造
されたマイクロプロセッサチップのうち約1/3は高速
モードで使用できない。同様に、図38の(b)点より
もしきい値電圧が高くなると動作速度が遅くなりすぎる
としたら、やはりチップの約1/3が低消費電力モード
で使用できないことになる。結局、チップの歩留りは1
/3にしかならず、半導体集積回路装置の製造効率を悪
化させるものになる。
【0026】この実施例においては、前記のように速度
モニタ回路と基板バイアス制御回路を組み合わせて、P
MOS基板バイアス及びNMOS基板バイアスを形成す
るものであるために、個々のチップのしきい値電圧の分
布がばらつき抑制効果によって狭い範囲に集中すること
となる。つまり、個々のチップ毎において、基板バイア
スを逆バイアスから順バイアスまでの間(例えば−1.
5Vから+0.5V)変化させることにより、マイクロ
プロセッサチップの性能ばらつきを所望の位置に抑制で
きる。
【0027】上記のようにばらつきを抑制する位置を、
モード切替信号により変化させると、図40のように高
速モード、中速モード、低速低消費電力モードのそれぞ
れの位置にばらつきを集約させることができる。したが
って、本願発明の適用によって、CMOSデジタル回路
で構成されるマイクロプロセッサチップは、前記のよう
に高速化と低消費電力化を同時に実現しつつ、さらにチ
ップの歩留まりを飛躍的に向上させる事ができる。
【0028】また、このばらつきを抑制する位置を図4
1のようにサブスレッショルドリーク電流が増大しすぎ
る限界である(a)点に置くと、約1/3のマイクロプ
ロセッサチップを(a)点にそろえることができ、最高
速モードを設定する事ができる。同様に動作速度が遅く
なる限界である(b)点にばらつきの抑制位置を置く
と、約1/3のチップを(b)点にそろえることがで
き、最低消費電力モードを設定する事ができる。さら
に、CMOS回路が動作しないスタンバイ状態において
は、基板バイアスを最も深く印加する事により図42の
ようにスタンバイモードを設定し、超低消費電力モード
にすることができる。
【0029】この実施例のように共通に使用される基板
バイアス制御回路において、基板バイアス電圧を前記図
36に示したように順バイアスから逆バイアスの範囲で
変化させることは、制御効率を高くする上で極めて有益
なものとなる。すなわち、本願出願人の先願に係る先行
技術2のように、MOSFETに対して逆バイアス電圧
のみを印加して、そのしきい値電圧(Threshold Voltag
e)を変化させる場合に比べ、この実施例のように順バイ
アスから逆バイアスの範囲とした場合は、図43の特性
図に示すように基板バイアス(Substrate Bias) の電圧
変化幅をほぼ半減させることができる。
【0030】図43には、基板バイアスとしきい値電圧
の関係を示す特性図が示されている。順バイアスと逆バ
イアスとを用い、しきい値電圧を0.15Vに制御する
場合、ベスト(BEST)側の範囲でばらつきが生じるMOS
FETのしきい値電圧を上記目標の0.15Vに戻すに
は最大で電圧(c)の基板バイアスを発生させればよい
し、ワートス(WORST)側の範囲でばらつきが生じるMO
SFETのしきい値電圧を上記目標の0.15Vに戻す
には、最大で(b)の基板バイアス電圧を発生させれば
よい。つまり、上記ベストとワートスの範囲でばらつき
を持つMOSFETのしきい値電圧を目標値(TYPCAL)
に制御するに必要な制御電圧の範囲は、(b)+(c)
のように約1V程度でよい。
【0031】これに対して、先行技術2のように逆バイ
アス電圧のみを用いるものでは、MOSFETのしきい
値電圧を全体的に小さくなるように下側にシフトさせ
る。つまり、前記ワースト(WORST)特性を図示の
ように下げた特性として、これに従って、前記のTYP
ICAL特性をBEST特性に置き換え、WORST特
性をTYPCAL特性に置き換えるようにするもので
る。この場合には、前記と同じ範囲でばらつきを持つM
OSFETを目標値に制御するに必要な制御電圧の範囲
は、(a)のように約1.9Vまで大きくする必要があ
る。
【0032】更に別の観点からすると、この実施例のよ
うに基板バイアスを順バイアスから逆バイアスの範囲で
変化させることは、高集積化を図る上で極めて有益なも
のとなる。すなわち、図44に示されたしきい値電圧
(Threshold Voltage)とゲート長(Gete Length)との特
性図において、基板バイアス電圧Vbbの電圧値が逆バ
イアス方向に大きいときにはゲート長の変化に対するし
きい値電圧の変化が大きくなる。特に、素子の微細化の
ためにゲート長を短くし、ショートチャンネル効果が生
じる付近で設計すると、ゲート長のプロセスばらつきに
対するしきい値電圧の変化が極端に大きくなる。
【0033】MOSFETのレイアウト設計において、
高集積化のために上記ショートチャンネル効果が生じる
付近でMOSFETのゲート長を設定することが多い。
この場合、この実施例のように基板バイアスを順バイア
スから逆バイアスの範囲で変化させ、MOSFETを大
きな逆バイアス電圧を印加した状態で動作させないよう
にすると、上記しきい値電圧の変化幅が小さくすること
ができ、素子の微細化を図りつつ安定したしきい値電圧
の設定及び制御が可能になるものである。
【0034】ところで、基板バイアスを順バイアスに印
加してマイクロプロセッサの性能ばらつきを抑制するに
あたり、次の問題が生じる。まず、順バイアスでしきい
値を下げることによりサブスレッショルドリーク電流が
増加する。次に、順バイアスによりMOSトランジスタ
の基板内部でバイポーラ構造のバイポーラ電流が増大す
る。さらに、順バイアスによりラッチアップが発生しつ
いにはMOSFETを破壊に至らしめる。
【0035】つまり、CMOS回路に順バイアスをかけ
た場合、しきい値電圧の低下に伴いサブスレッショルド
リーク電流が増加し、順バイアスによりCMOS回路を
形成している基板の内部でバイポーラ電流が増加し、ま
た順バイアスが大きすぎるとラッチアップ現象を起こし
てMOSトランジスタを破壊する可能性がある。これ
ら、電流の増加は、半導体集積回路装置の低消費電力化
にとっては致命的な欠点となる。またラッチアップは起
きてはならない。
【0036】そこで、この実施例では、電流増加とラッ
チアップの発生を防止するため、電力制限回路は主回路
の電流または温度を計測し、主回路がある一定の電流ま
たは温度を示した場合には、制限信号を発生して基板バ
イアス制御回路がPMOS基板バイアス及びNMOS基
板バイアスをそれ以上浅くしないように制限する。この
ことで、電流増加とラッチアップの発生を防止できる。
このことにより、信頼性の高いマイクロプロセッサを提
供できる。このような電力制限回路の付加によって、前
記のような動作制御よる種々の利点を享受しつつ、半導
体集積回路装置の信頼性を実現するものである。
【0037】図2には、本発明に係る半導体集積回路装
置の一実施例のブロック図が示されている。同図は、図
1の速度モニタ回路及び基板バイアス制御回路をより具
体的に示したものであり、速度モニタ回路は、クロック
デューティ変換回路と遅延列から構成され、基板バイア
ス制御回路は位相周波数比較回路と基板バイアス発生回
路から構成される。以下、主回路の代表として示された
CMOSインバータ回路は、前記図1のCMOSインバ
ータ回路と同様であり、その回路記号は省略するもので
ある。
【0038】クロックデューティ変換回路は、速度情報
が周波数の形態とされたクロック信号からなる制御信号
を受け、かかる制御信号のデューティ比を所望の値に変
化させて基準信号として出力する。例えば、図6の波形
図に示したように、制御信号に対して周波数を1/4に
分周し、デューティ比を1:3にした信号を基準信号と
して出力させる。この基準信号は、遅延列により遅延さ
れる。遅延列は上記基準信号を受けて、PMOS基板バ
イアス及びNMOS基板バイアスの値に応じた遅延時間
を経て遅延信号を出力する。
【0039】例えば、上記遅延列は図4に示されている
ように、CMOSインバータ回路が直列接続されてお
り、初段のインバータに基準信号が供給される。各イン
バータのMOSトランジスタには、PMOS基板バイア
ス及びNMOS基板バイアスが印加され、かかる基板バ
イアスに対応して遅延時間を変化させられる。この実施
例では、最終段から3個めのインバータ出力の遅延が、
図6の制御信号(クロック信号)1周期だけ遅れるよう
な段数のインバータを接続する。例えば、最終段から4
段目のインバータから出力を遅延信号11として取り出
し、2段目のインバータ出力を遅延信号12として取り
出す。
【0040】この時遅延列の入出力信号は図7のように
なる。すなわち、基準信号の立ち下がりエッジと比べ
て、遅延信号11の立ち上がりエッジは速く発生し遅延
信号12の立ち上がりエッジは遅く発生するように設計
されている。それぞれの位相差は、基準信号と遅延信号
11、あるいは基準信号と遅延信号12とのAND(ア
ンド)をとることで計測できる。
【0041】図7に示した状態、つまり、基準信号の立
ち下がり、言い換えるならば、制御信号の1周期に対し
て、遅延信号11の立ち上がりは速く、遅延信号12の
立ち上がりは遅くなるような位相関係が標準的な遅延列
の持つ遅延時間であり、プロセスばらつきや電源電位の
変動、温度の変化等により遅延列の遅延時間が変化する
と、図2に示した位相周波数比較回路が速いか遅いかを
判断する。例えば遅延列の遅延時間が速くなると、遅延
信号11と12の立ち上がりエッジは基準信号の立ち下
がりエッジよりも速く発生し、逆に遅延時間が遅くなる
と遅延信号11と12の立ち上がりエッジは遅く発生す
るようになる。
【0042】遅延時間が速い場合は、位相周波数比較回
路はダウン信号を出力し、遅延時間が遅い場合は位相周
波数比較回路がアップ信号を出力する。基板バイアス発
生回路は、ダウン信号を受け取ると基板バイアスを深く
する。すなわち、PMOS基板バイアスを大きくし、N
MOS基板バイアスを小さくして逆バイアス方向に基板
バイアスを深くしていく。その結果、遅延列及び主回路
の動作速度は遅くなる。また基板バイアス発生回路がア
ップ信号を受け取ると、基板バイアスを浅くする。すな
わち、PMOS基板バイアスを小さくし、NMOS基板
バイアスを大きくして順バイアス方向に基板バイアスを
浅くしていく。その結果、遅延列及び主回路の動作速度
は速くなる。
【0043】上記のような帰還制御動作によって、遅延
列の動作速度が設定値になると、アップ信号やダウン信
号はとまり、基板バイアス発生回路も一定の基板バイア
スを供給することで、遅延列と主回路の動作速度が一定
に保たれる。遅延列は、インバータ以外にもANDゲー
トやNORゲートといったCMOS論理回路を用いても
よいし、また主回路となるマイクロプロセッサのクリテ
ィカルパスと同じ組合せのCMOS回路を用いてもよ
い。
【0044】電力制限回路は、主回路の電流若しくは温
度を計測し、電流値若しくは温度が設定の値よりも大き
くなると制限信号を発生する。制限信号が位相周波数比
較回路31に入力される場合、位相周波数比較回路はアッ
プ信号を停止する。また、制限信号が基板バイアス発生
回路に入力される場合、基板バイアス発生回路は現時点
の基板バイアスより浅い基板バイアスを供給しなくな
る。このようにして、主回路の電流が増大したり温度が
上昇しすぎるのを防ぎ、しきい値電圧低下に伴うサブス
レッショルドリーク電流の上昇を抑え、順バイアスに伴
うバイポーラ電流の増加を抑え、ラッチアップの発生を
防ぐ。
【0045】図3には、本発明の他の実施例のブロック
図が示されている。同図は、図1の速度モニタ回路及び
基板バイアス制御回路をより具体的に示したものであ
り、速度モニタ回路は、リング発振回路から構成され、
基板バイアス制御回路は位相周波数比較回路と基板バイ
アス発生回路から構成される。リング発振回路は、PM
OS基板バイアス及びNMOS基板バイアスの値に応じ
て発振周波数を変化させ、速度検出信号としての発振信
号を出力する。
【0046】図5にはリング発振回路の一実施例の回路
図が示されている。図のように、リング発振回路は、奇
数個のCMOSインバータ回路がリング状に接続されて
おり、一ヶ所から発振信号が出力される。各インバータ
のMOSFETには、PMOS基板バイアス及びNMO
S基板バイアスが印加され、その遅延時間が変化させら
れることにより発振周波数を調節できる。位相周波数比
較回路では、速度情報が周波数の形態とされたクロック
信号からなる制御信号とリング発振回路の発振信号の周
波数を比較する。
【0047】図8に位相周波数比較回路の一実施例の回
路図が示されている。制御信号とリング発振回路の発振
信号の周波数が等しい時、位相周波数比較回路は出力を
出さない。つまり、上記両信号の周波数(位相)が等し
いときには、例えばアップ信号とダウン信号は共にロウ
レベルのままである。プロセスばらつきや電源電位の変
動、温度の変化等によりリング発振回路の遅延列の遅延
時間が変化して発振周波数が変化すると、位相周波数比
較回路がアップ信号またはダウン信号を出力する。
【0048】例えばリング発振回路の発振周波数が制御
信号よりも高くなると、位相周波数比較回路はダウン信
号を例えばハイレベルとし、発振周波数が低い場合は位
相周波数比較回路がアップ信号を例えばハイレベルとす
る。基板バイアス発生回路は、ダウン信号のハイレベル
により基板バイアスを深くするよう動作する。すなわ
ち、PMOS基板バイアスを大きくし、NMOS基板バ
イアスを小さくして逆バイアス方向に基板バイアスを深
くしていく。その結果、上記リング発振回路の遅延列の
遅延時間が長くなってリング発振回路の発振周波数が低
くなる。基板バイアス発生回路は、上記のようにアップ
信号がハイレベルにされると、基板バイアスを浅くす
る。すなわち、PMOS基板バイアスを小さくし、NM
OS基板バイアスを大きくして順バイアス方向に基板バ
イアスを浅くしていく。その結果、リング発振回路の発
振周波数は高くなる。
【0049】上記のような帰還制御動作によって、リン
グ発振回路の発振周波数が制御信号の周波数と等しくな
ると、アップ信号やダウン信号はとまり、基板バイアス
発生回路も一定の基板バイアスを供給することで、遅延
列と主回路の動作速度が一定に保たれる。上記リング発
振回路を構成する遅延列は、インバータ以外にもAND
ゲートやNORゲートといったCMOS論理回路を用い
てもよいし、また主回路となるマイクロプロセッサのク
リティカルパスと同じ組合せのCMOS回路を用いても
よい。
【0050】この実施例においても、電力制限回路は、
主回路の電流若しくは温度を計測し、電流値若しくは温
度が設定の値よりも大きくなると制限信号を発生する。
制限信号が位相周波数比較回路に入力される場合、位相
周波数比較回路はアップ信号を停止する。また、制限信
号が基板バイアス発生回路に入力される場合、基板バイ
アス発生回路は現時点の基板バイアスより浅い基板バイ
アスを供給しなくなる。このようにして、主回路の電流
が増大したり温度が上昇しすぎるのを防ぎ、しきい値電
圧低下に伴うサブスレッショルドリーク電流の上昇を抑
え、順バイアスに伴うバイポーラ電流の増加を抑え、ラ
ッチアップの発生を防ぐ。
【0051】図9には、図2又は図3に示された基板バ
イアス発生回路の一実施例の回路図が示されている。こ
の実施例の基板バイアス発生回路は、アップ/ダウンカ
ウンタ、デコーダ、D/Aコンバータから構成される。
アップ/ダウンカウンタは、前記位相周波数比較回路で
形成されたアップ信号及びダウン信号を受け、アップ信
号ではカウンタ信号のカウントを増加し、ダウン信号で
はカウンタ信号のカウントを減少する。
【0052】デコーダは上記アップ/ダウンカウンタの
カウンタ信号をデコードし、デコーダ信号を出力する。
D/Aコンバータはデコーダ信号に応じた電位をPMO
S基板バイアス、NMOS基板バイアスとして出力す
る。例えばNMOS基板バイアスを逆バイアス−1.5
Vから順バイアス+0.5Vまで変化させる場合、ダウ
ン信号がアサート(例えばハイレベル)されるとNMO
S基板バイアスは深くなる方向、すなわち+0.5Vか
ら−1.5Vの方向へダウン信号に応じて所定の電圧毎
に変化していく。また、アップ信号がアサート(例えば
ハイレベル)されるとNMOS基板バイアスは浅くなる
方向、すなわち−1.5Vから+0.5Vの方向へアッ
プ信号に応じて所定の電圧毎に変化していく。
【0053】また、例えばPMOS基板バイアスを逆バ
イアス+1.5V(電源電位が1.8Vのの時には3.
3V)から順バイアス−0.5V(電源電位が1.8V
の時には1.3V)まで変化させる場合、ダウン信号が
アサートされるとPMOS基板バイアスは深くなる方
向、すなわち−0.5Vから+1.5Vの方向へダウン
信号に応じて所定の電圧毎に変化していく。また、アッ
プ信号がアサートされるとPMOS基板バイアスは浅く
なる方向、すなわち+1.5Vから−0.5Vの方向へ
アップ信号に応じて所定の電圧毎に変化していく。
【0054】図10には、図2又は図3に示された基板
バイアス発生回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の基板バイアス発生回路は、アップ/ダ
ウンシフトレジスタ、D/Aコンバータから構成され
る。アップ/ダウンシフトレジスタは、前記位相周波数
比較回路で形成されたアップ信号及びダウン信号を受
け、アップ信号によりレジスタ信号出力のうち選択され
る位置を上に移動し、ダウン信号によりレジスタ信号出
力のうち選択される位置を下に移動する。
【0055】D/Aコンバータはレジスタ信号に応じた
電位をPMOS基板バイアス、NMOS基板バイアスと
して出力する。例えばNMOS基板バイアスを逆バイア
ス−1.5Vから順バイアス+0.5Vまで変化させる
場合、ダウン信号がアサートされるとNMOS基板バイ
アスは深くなる方向、すなわち+0.5Vから−1.5
Vの方向へダウン信号に応じて所定の電圧毎に変化して
いく。 また、アップ信号がアサートされるとNMOS
基板バイアスは浅くなる方向、すなわち−1.5Vから
+0.5Vの方向へアップ信号に応じて所定の電圧毎に
変化していく。
【0056】例えばPMOS基板バイアスを逆バイアス
+0.5V(電源電位が1.8Vの時には3.3V)か
ら順バイアス−0.5V(電源電位が1.8Vの時には
1.3V)まで変化させる場合、ダウン信号がアサート
されるとPMOS基板バイアスは深くなる方向、すなわ
ち−0.5Vから+1.5Vの方向へダウン信号に応じ
て所定の電圧毎に変化していく。また、アップ信号がア
サートされるとPMOS基板バイアスは浅くなる方向、
すなわち+1.5Vから−0.5Vの方向へアップ信号
に応じて所定の電圧毎に変化していく。
【0057】図11には、図2又は図3に示された基板
バイアス発生回路の更に他の一実施例の回路図が示され
ている。この実施例の基板バイアス発生回路はインバー
タ回路、チャージポンプ、ループフィルタ、DC/DC
コンバータから構成される。チャージポンプは、前記位
相周波数比較回路で形成されたアップ信号をインバータ
で反転した信号と、ダウン信号を入力し、アップ信号が
入っている間は電源電位vddから電流が出力に供給さ
れ、ダウン信号が入っている間は電源電位vss方向へ
電流が出力から放出され、出力の電位を変化させる。
【0058】この出力電位は抵抗と容量からなるループ
フィルタを通って直流電位になり、直流電位はDC/D
CコンバータによりPMOS基板バイアスとNMOS基
板バイアスに変換される。例えばNMOS基板バイアス
を逆バイアス−1.5Vから順バイアス+0.5Vまで
変化させる場合、ダウン信号がアサートされるとNMO
S基板バイアスは深くなる方向、すなわち+0.5Vか
ら−1.5Vの方向へダウン信号に応じてアナログ的に
変化していく。また、アップ信号がアサートされるとN
MOS基板バイアスは浅くなる方向、すなわち−1.5
Vから+0.5Vの方向へアップ信号に応じてアナログ
的に変化していく。
【0059】例えばPMOS基板バイアスを逆バイアス
+1.5V(電源電位が1.8Vの時には3.3V)か
ら順バイアス−0.5V(電源電位が1.8Vの時には
1.3V)まで変化させる場合、ダウン信号がアサート
されるとPMOS基板バイアスは深くなる方向、すなわ
ち−0.5Vから+1.5Vの方向へダウン信号に応じ
てアナログ的に変化していく。また、アップ信号がアサ
ートされるとPMOS基板バイアスは浅くなる方向、す
なわち+1.5Vから−0.5Vの方向へアップ信号に
応じてアナログ的に変化していく。
【0060】図12には、電力制限回路の一実施例のブ
ロック図示されている。この実施例の電力制限回路は、
電流測定回路と電圧比較器から構成される。電流測定回
路は測定している電流を電圧値に変換して出力電圧を生
成する。電圧比較器は基準電位と出力電圧の電位を比較
し、出力電圧が基準電位より大きくなると制限信号をア
サートする。
【0061】図14には、上記電流測定回路の一実施例
の回路図が示されている。この回路では、PMOS基板
バイアスによるPMOSトランジスタのリーク電流を測
定し電圧に変換する。つまり、Pチャンネル型MOSF
ETのゲートとソースに電源電圧vddを供給し、その
基板(バックゲート)にPMOS基板バイアスを印加す
る。Pチャンネル型MOSFETのゲートに上記のよう
にソースと同電位の電源電圧vddを印加した場合、オ
フ状態にされてリーク電流が抵抗に流れる。
【0062】MOSFETは、正の温度特性を持つもの
であるために、主回路の電流が増大したり温度が上昇し
すぎると、しきい値電圧低下に伴うサブスレッショルド
リーク電流が増大し、抵抗で発生する電圧降下を大きす
る。この電圧降下が、基準電圧より高くなると、電圧比
較回路により上記制限信号を形成する。このため、電圧
比較回路は、上記基準電圧付近の入力信号に対して高感
度の電圧比較動作、言い換えるならば、高利得の電圧増
幅動作を行うよう形成される。
【0063】上記構成において、Pチャンネル型MOS
FETの基板バイアスとして、順バイアスを印加してデ
ィプレッションモードにすれば、上記のようにゲートと
ソースとを同電位としても電流が流れる。しかしなが
ら、前記のような帰還制御動作での基板バイアス制御回
路では、Pチャンネル型MOSFETをディプレッショ
ンモードにするような基板バイアスを行わないから、上
記リーク電流が抵抗に流れるものとなる。
【0064】図15には、上記電流測定回路の他の一実
施例の回路図が示されている。この回路は、NMOS基
板バイアスによるNMOSトランジスタのリーク電流を
測定し電圧に変換する。つまり、Nチャンネル型MOS
FETのドレインに電源電圧vddを供給し、ゲートと
ソースを共接続して回路の接地電位vssとの間に抵抗
を接続する。Nチャンネル型MOSFETのゲートとソ
ースを接続した場合、オフ状態にされてリーク電流が抵
抗に流れる。前記同様に主回路の電流が増大したり温度
が上昇しすぎると、しきい値電圧低下に伴ってリーク電
流が増大し、抵抗で発生する電圧降下を大きする。この
電圧降下分が、基準電圧より高くなると、電圧比較回路
により上記制限信号を形成する。
【0065】図16には、上記電流測定回路の更に他の
実施例の回路図が示されている。この回路は、前記のよ
うなゲートとソースが共通接続されたPチャンネル型M
OSFETとNチャンネル型MOSFETを共通接続
し、Nチャンネル型MOSFETのソースと回路の接地
電位vssとの間に上記抵抗を接続するものである。つ
まり、電源電圧vddと回路の接地電位vssとの間
に、逆方向の電圧が印加されるダイオード接続のPチャ
ンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFET及
び抵抗を直列形態に接続する。この実施例回路では、P
MOS基板バイアス及びNMOS基板バイアスによりC
MOS回路のサブスレッショルドリーク電流を検出し、
それを抵抗に流すことにより電圧信号に変換するもので
ある。
【0066】図17には、上記電流測定回路の他の一実
施例の概略素子構造断面図が示されている。この同図で
は、寄生素子の役割を判り易くするために、使用するM
OSFETを前記のような単なる回路記号ではなく、デ
バイスの断面構造で表している。この実施例で使用する
Nチャンネル型MOSFETは、特に制限されないが、
P型基板上に形成された深い深さのウェル領域(N-isol
ation)にpウェルが形成されて、n領域からなるソース
とドレインが形成される。このような素子構造では、N
チャンネル型MOSFETの基板内に存在するNPN型
バイポーラトランジスタ、つまり、n領域をコレクタと
し、Pウェルをベースとし、深い深さのウェル領域(N-
isolation)をエミッタとするNPN型の寄生トランジス
タが存在する。
【0067】上記コレクタとして作用するn領域には、
抵抗を介して電源電圧vddを印加し、エミッタとして
作用するウェル領域(N-isolation)には抵抗を介して回
路の接地電位vssを供給する。上記Pウェルには、前
記主回路や速度モニタ回路等のNチャンネル型MOSF
ETと同様に、NMOS基板バイアスが印加されてい
る。上記寄生バイポーラ型トランジスタのコレクタ−エ
ミッタ経路には電流が流れないようにバイアスする必要
があり、プロセスばらつき等によってNMOS基板バイ
アスによって電流を生じると、出力電圧が低下して、前
記のような電圧比較回路でそれを検出することができ
る。
【0068】図18には、上記電流測定回路の更に他の
一実施例の概略素子構造断面図が示されている。この同
図でも前記同様に寄生素子の役割を判り易くするため
に、使用するMOSFETを前記のような単なる回路記
号ではなく、デバイスの断面構造で表している。この実
施例で使用するPチャンネル型MOSFETは、特に制
限されないが、P型基板に形成されたN型ウェル領域に
形成される。この構成に代えて、前記同様に深い深さの
ウェル領域(N-isolation)にN型ウェル領域を形成して
もよい。
【0069】このような素子構造では、Pチャンネル型
MOSFETの基板内に存在するPNP型バイポーラト
ランジスタ、つまり、P基板をコレクタとし、Nウェル
をベースとし、ソース,ドレインを構成するp領域をエ
ミッタしたPNP型の寄生トランジスタが存在する。上
記コレクタとして作用するP基板には、抵抗を介して回
路の接地電位vssを印加し、エミッタとして作用する
p領域には抵抗を介して電源電圧vddを供給する。上
記Nウェルには、前記主回路や速度モニタ回路等のPチ
ャンネル型MOSFETと同様に、PMOS基板バイア
スが印加されている。上記寄生バイポーラ型トランジス
タのコレクタ−エミッタ経路には電流が流れないように
バイアスする必要があり、プロセスばらつき等によって
PMOS基板バイアスによって電流を生じると、出力電
圧が低下して、前記のような電圧比較回路でそれを検出
することができる。
【0070】これらの各実施例回路により、電力制限回
路は主回路のサブスレッショルドリーク電流やバイポー
ラ構造に起因するリーク電流が設定値より大きくなる
と、制限信号をアサートする。実際の回路においては、
前述の異なる複数の電力測定回路を用いて複数の電力制
限回路を形成し、全制限信号出力のOR(論理和)をと
って基板バイアス制御回路への制限信号を供給してもよ
い。
【0071】図13には、上記電力制限回路の他の一実
施例のブロック図が示されている。この実施例の電力制
限回路は、温度測定回路と電圧比較器から構成される。
温度測定回路は測定している温度を電圧値に変換して出
力電圧を生成する。電圧比較器は基準電位と出力電位の
電位を比較し、出力電圧が基準電位より大きくなると制
限信号をアサートする。
【0072】図19には、上記温度測定回路の一実施例
の回路図が示されている。この回路では、ダイオードの
逆接合抵抗が温度により変化することを利用している。
つまり、温度が高くなると、逆接合抵抗が小さくなって
固定抵抗との抵抗比が変化して、出力電圧を電源電圧v
dd方向に変化させる。電圧比較器は、上記のような出
力電圧と基準電位とを比較し、出力電圧が基準電位より
大きくなると制限信号をアサートする。従って、この温
度検出回路により、温度を測定しそれを電圧に変換でき
る。
【0073】この温度測定回路の検出信号を受けて電力
制限回路は主回路の温度が設定値よりも高くなると、制
限信号をアサートする。実際の回路においては、温度測
定用の電力制限回路と電流測定用の電力制限回路を組み
あわせ、必要な種類の電力測定回路を用いて複数の電力
制限回路を形成し、全制限信号出力のOR(論理和)を
とって基板バイアス回路への制限信号を供給してもよ
い。
【0074】図20には、本発明の他の一実施例のブロ
ック図が示されている。同図は、基本的には図1の変形
例であり、速度モニタ回路に対して、制御信号発生回路
が設けられる。制御信号発生回路は、クロック信号とモ
ード切替信号を受けて、モード切替信号に対応してクロ
ック信号の周波数を変化させる。つまり、低速モード、
中速モード及び高速モードのいずれか1つを選択し、制
御信号として速度モニタ回路に供給する。
【0075】この構成では、クロック信号を基準とし
て、その周波数を基準にモード切替信号に対応した複数
種類の周波数にされた制御信号を形成することができ
る。つまり、半導体集積回路装置の内部で周波数の形態
とされた制御信号(速度情報)を形成することができ
る。他の構成は、前記図1の実施例と同様である。
【0076】図24には、図20の実施例における制御
信号発生回路の一実施例のブロック図が示されている。
この実施例の制御信号発生回路はクロック発生回路、分
周回路、セレクタから構成される。クロック信号は例え
ば位相同期ループ回路などで構成されるクロック発生回
路により周波数を逓倍させる。かかる逓倍された生成ク
ロック信号は、分周回路を用いて分周される。分周回路
では、複数の分周段を持ち、各分周段からそれぞれの段
数に応じた分周信号が形成される事により複数の異なる
周波数を持った分周信号を生成する。
【0077】セレクタは上記複数の分周信号の中から、
モード切替信号に応じて1つの分周信号を選択し、前記
のように周波数の形態とされた制御信号として、前記の
ような速度モニタ回路に供給する。このような制御信号
発生回路を用いることによって、前記図20の実施例に
示されたように、モード切替信号に応じた周波数の制御
信号を速度モニタに供給する事ができる。
【0078】前記図40に示されたように、高速モー
ド、中速モード及び低速モードの中かから、マイクロプ
ロセッサの性能ばらつきを高速モードに統一するために
は、図20の実施例のようにモード切替信号を用いて周
波数の高い制御信号を供給すればよい。また、同様に、
マイクロプロセッサの性能ばらつきを中速モードあるい
は低速モードに統一するためには、図20の実施例でモ
ード切替信号を用いて周波数の低い分周信号を選択して
制御信号を形成し、速度モニタ回路に供給すればよい。
【0079】図21には、本発明の他の一実施例のブロ
ック図が示されている。同図は、基本的には図1の変形
例であり、速度モニタ回路に直接モード切替信号を供給
する。モード切替信号を用いて速度モニタ回路の遅延時
間若しくはリング発振回路の発振周波数を変化させる事
で、主回路を高速モード、中速モード、低速モードとい
った、所望のモードごとにばらつきを抑制できる。他の
構成は、前記図1の実施例と同様である。
【0080】図22には、本発明の他の一実施例のブロ
ック図が示されている。同図は、図2の実施例にモード
切替信号を付加した変形例であり、図2の実施例におけ
る遅延列に直接モード切替信号が供給される。つまり、
遅延列に対してモード切替信号により遅延段数が切替ら
れる。
【0081】例えば、遅延段数を少なくすると、同じ基
板バイアスなら遅延時間が短くなる。その結果、基準と
なるクロック信号の1周期に上記遅延時間を合わせるよ
うに基板バイアスを逆バイアス方向に大きくする。つま
り、遅延段数が少なくなった分だけ1つの遅延段当たり
の遅延時間を大きくするような基板バイアスの制御がか
かることとなる。かかる基板バイアスでは、上記のよう
な速度モニタ回路での長くされた遅延時間に対応して主
回路は、低速モードで動作することとなる。
【0082】逆に、遅延段数を増やすと、同じ基板バイ
アスなら遅延時間が長くなる。その結果、長くなった遅
延時間を基準となるクロック信号を1周期に合わせるよ
うに基板バイアスを順バイアス方向に小さくして、遅延
段数が多くなくなった分だけ1つの遅延段当たりの遅延
時間を小さくするような基板バイアスの制御が行われ
る。これにより、上記とは逆に主回路及び速度モニタ回
路は高速モードに設定される。中速モードは、その中間
の遅延段数が選択される。
【0083】図25には、上記図22の遅延列の一実施
例の回路図が示されている。遅延列は、インバータ等の
CMOS論理回路で構成される複数個の遅延素子と2つ
のセレクタ22、セレクタ23からなる。遅延素子は直
列に接続され、初段の遅延素子に基準信号が入力され
る。遅延素子列の任意の位置から出力が出され、セレク
タ22やセレクタ23はモード切替信号に応じた位置に
ある遅延素子の出力を選択し、遅延信号11、遅延信号
12として出力する。
【0084】上記遅延信号11と12は、前記図7に示
した位相関係のときに動作モードに対応した目標値に基
板バイアスが設定される。逆にいうなら、基準信号のパ
ルス幅(クロック信号の1周期)に対して、遅延信号1
1は短く、遅延信号12は長くなるように基板バイアス
の制御がなされる。この基準信号のパルス幅が一定であ
るので、モード切替信号によりセレクタ22と23によ
り遅延列の遅延段数が切り替えられることによって、個
々の遅延段での遅延時間が選択された段数と逆比例とな
るように基板バイアスが制御されるので、主回路での動
作速度の切り替えが行われる。上記遅延列の遅延素子は
インバータ以外にもNANDやNORといったCMOS
論理回路でよく、あるいはマイクロプロセッサのクリテ
ィカルパスを用いてもよい。
【0085】図26には、上記遅延列の他の一実施例の
回路図が示されている。この実施例では、図25と逆
に、モード選択信号に応じてセレクタ24により、基準
信号をどの位置の遅延素子(遅延段)へ入力させるかを
決定する。出力位置は固定されている。これらの構成に
よっても、前記図25と同様な動作を行わせることがで
きる。この実施例でも、前記同様に高速モードでは遅延
素子列中の遅延素子数を増やし、遅延列の遅延時間を長
くする。逆に低速モードでは遅延素子列中の遅延素子数
を減らし、遅延列中の遅延時間を短くする。この実施例
では、上記2つの遅延信号11と12の組み合わせによ
り、速度判定を行う場合において、1つのセレクタ24
により構成できるので、回路の簡素化を図ることができ
る。
【0086】図23には、本発明の更に他の一実施例の
ブロック図が示されている。同図は、図3の実施例にモ
ード切替信号を付加した変形例であり、図3の実施例に
おけるリング発振回路に直接モード切替信号が供給され
る。つまり、リング発振回路に対してモード切替信号に
よりリング発振回路のインバータ段数が切替られる。
【0087】例えば、遅延段数を少なくすると、同じ基
板バイアスなら帰還ループでの遅延時間が短くなる。そ
の結果、リング発振回路の発振周波数は高くなる。した
がって、基準となるクロック信号の周波数(位相)とリ
ング発振回路の発振周波数を合わせるようにリング発振
回路の発振周波数を低くするように、基板バイアスを逆
バイアス方向に変化させる。つまり、リング段数が少な
くなった分だけ1つの遅延段当たりの遅延時間を大きく
するような基板バイアスの制御がかかることとなり、か
かる基板バイアスでは、主回路は低速モードで動作する
こととなる。
【0088】逆に、遅延段数を増やすと、同じ基板バイ
アスなら遅延時間が長くなる。その結果、リング発振回
路の発振周波数は高くなる。したがって、基準となるク
ロック信号の周波数に上記リング発振回路の発振周波数
を合わせるように(遅延時間を短くするように)基板バ
イアスを順バイアス方向に小さくするような制御がかか
り、上記のように遅延段数が多くなくなった分だけ1つ
の遅延段当たりの遅延時間を小さくするような基板バイ
アスが小さくなる。これにより、上記とは逆に主回路及
び速度モニタ回路は高速モードに設定される。中速モー
ドは、その中間の遅延段数が選択される。
【0089】図27には、リング発振回路の一実施例の
回路図が示されている。リング発振回路は、インバータ
等のCMOS論理回路で構成される複数個かつの遅延素
子とセレクタ25からなる。遅延素子はリング状に接続
され、任意の遅延素子から発進信号を出力する。モード
切替信号に応じて、セレクタ25はインバータ列が何段
でリングを形成するかを決定する。遅延素子はインバー
タ以外にもNANDやNORといったCMOS論理回路
でよく、あるいはマイクロプロセッサのクリティカルパ
スを用いてもよい。これらの構成により、図23実施例
では、例えば高速モードではリング発進回路中の素子数
を増やし、発振周波数を低くする。逆に低速モードでは
リング発進回路中の素子数を減らして、リング発進回路
中の遅延時間を高くする。
【0090】図28には、この発明に係る半導体集積回
路装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。こ
の実施例の半導体集積回路装置は、主回路に対して1つ
の制御回路が設けられる。この実施例では、前記図1等
で説明してきた基板バイアスを制御するための制御回路
が組み込まれている。同一チップにこのような制御回路
を組み込み、半導体集積回路装置の主回路のPMOS基
板バイアス及びNMOS基板バイアスを生成する事が可
能である。制御回路に与えられる制御信号及びモード切
替信号は、チップの外部から供給されてもよい。あるい
はチップ内で命令をデコードして与えてもよい。
【0091】図29には、この発明に係る半導体集積回
路装置の他の一実施例の概略ブロック図が示されてい
る。この実施例では、主回路の規模が大きい場合、主回
路は複数のブロックに分割される。このように分割され
た複数のブロック毎に前記図1等で説明した制御回路が
設けられる。このことにより基板に生じる基板ノイズを
防止したり、あるいはブロック毎に異なる制御をする事
で、きめ細かな高速化や低消費電力化を実現できる。こ
の場合でも、制御信号及びモード切替信号はチップ外部
から供給されても、チップ内部から命令を与えてもよ
い。また、制御信号及びモード切替信号をブロック毎に
変える事で、前述したブロック毎の異なる制御を可能と
する。
【0092】図30には、この発明に係る半導体集積回
路装置の他の一実施例の概略ブロック図が示されてい
る。この実施例でも、主回路は複数のブロックに分割さ
れる。このように分割された複数のブロックが設けられ
た場合、制御回路のうち直接的に基板バイアスを形成す
るD/Aコンバータ回路だけを、各ブロック毎に分散し
て複数個配置することにより、面積の増加を抑える事が
できる。
【0093】図31には、この発明に係る半導体集積回
路装置の更に他の一実施例の概略ブロック図が示されて
いる。この実施例では、主回路内に制御回路を組み込
み、制御回路のうちD/Aコンバータだけを主回路のチ
ップと別チップで用意し、制御回路からデコーダ信号を
D/Aコンバータに伝え、それに応じてD/Aコンバー
タがPMOS基板バイアス及びNMOS基板バイアスを
主回路に供給する。このようにD/Aコンバータを別チ
ップで用意する場合には、バイポーラ型トランジスタ等
を用いて低電源インピーダンスで基板バイアス電圧を形
成することができる。
【0094】図32には、この発明に係る半導体集積回
路装置の一実施例の構成図が示されている。この実施例
では、動作モードは通常動作とスタンバイモードの2種
類から構成される。主回路及び速度モニタ回路の電源電
圧がvdd=1.8V、vss=0.0vである場合、
制御を行わなければPMOS基板バイアスを1.8V、
NMOS基板バイアスを0.0Vとすることで通常動作
を行わせる。しきい値電圧のばらつき制御動作をするた
めには、PMOS基板バイアスを逆バイアス3.3Vか
ら順バイアス1.3Vまで変化させ、NMOS基板バイ
アスを逆バイアス−1.5Vから順バイアス0.5Vま
で変化させる。
【0095】そして、主回路が動作をしないスタンバイ
モードにあるときには、基板バイアスを最も深くする、
すなわちPMOS基板バイアスを3.3V、NMOS基
板バイアスを−1.5Vとすることで、スタンバイ中の
サブスレッショルドリーク電流を低減できる。これらの
動作を組み合わせる事で、高速でかつ低消費電力な半導
体集積回路装置を実現する事ができる。このような動作
モードの指示は、例えば前記制御信号をロウレベル又は
ハイレベルに固定すること、言い換えるならば、速度情
報が周波数の形態で入力されたクロック信号の周波数を
ゼロにすればよい。あるいは、前記モード切替信号によ
り、モニタ回路や基板バイアス制御回路の動作を実質的
に停止させ、上記電圧3.3Vと−1.5Vを固定的に
供給するものであってもよい。
【0096】図33には、この発明に係る半導体集積回
路装置の他の一実施例の構成図が示されている。この実
施例では、電源電圧の制御によって、前記基板バイアス
の制御と同様な速度制御を行うようにするものである。
つまり、前記図1ないし図32等で説明した実施例で
は、主回路や速度モニタの動作速度を制御するために、
基板バイアスを変化させるものであるが、このような基
板バイアスの制御の代わりに、電源電圧を制御しても同
じように高速化、低消費電力化、ばらつきの抑制を同時
に実現する事ができる。
【0097】この場合は、電源電圧が1.3Vと0.5
Vのときに低電力、あるいはスタンバイモードにあり、
電源電位が3.3Vと−1.5Vの時に高速モードにな
る。そして、かかる低速モードあるいは高速モードにお
けるMOSFETのしきい値電圧のばらつき制御は、高
電圧側が3.3V〜1.3Vであり、低電圧側が−1.
5V〜0.5Vとなる。上記低電圧側は接地電位vss
に固定するものであってもよい。このような電源電圧を
制御する場合は、前記図2等の実施例におけるアップと
ダウン信号の入力を交換する必要がある。
【0098】図34には、この発明に係る半導体集積回
路装置の更に他の一実施例の構成図が示されている。こ
の実施例では、基本的には図33と同様に電源電圧の制
御によって、前記基板バイアスの制御と同様な速度制御
を行うようにするものである。前記図33と異なる点
は、MOSFETの基板バイアスをvddやvssに固
定し、電源電圧を制御するものである。この場合には、
図33のように低電圧側を接地電位に固定するというよ
うな変形を採ることができず、例えば電源電圧が1.3
Vと0.5Vのときに低電力、あるいはスタンバイモー
ドにあり、電源電位が3.3Vと−1.5Vの時に高速
モードになり、かかる低速モードあるいは高速モードに
おけるMOSFETのしきい値電圧のばらつき制御は、
高電圧側が3.3V〜1.3Vであり、低電圧側が−
1.5V〜0.5Vとなる。したがって、基板バイアス
を固定した場合、ソースに与えられる電源電圧との相対
的関係で、前記基板バイアスの制御と同様となり、図3
3の実施例に比べて制御性を改善することができる。
【0099】以上の実施例では、高速かつ低消費電力で
動作が可能な半導体集積回路において,以下に示す課題
を同時に満たすCMOS回路,及びそれで構成されたC
MOS−LSIチップならびに半導体集積回路装置を提
供できる。 (1)CMOS回路の性能ばらつきを抑制し歩留まりを
向上する。 (2)ばらつきによって,低速になったチップを高速化
できる。 (3)ばらつきによって高消費電力になったチップを低
電力化できる。
【0100】この発明の基板バイアス電圧の制御による
前記半導体集積回路装置の製造歩留りを改善するという
発想は、次のような発展形へと導かれる。すなわち、近
年のようなMOSFETの低電圧動作のために、しき値
電圧を低くする必要がある。しかし、このようにしきい
値電圧を低くするためにはゲート絶縁膜の膜厚を薄く形
成することが必要であり、作成プロセスにおけるばらつ
きが大きくなるとともに、耐圧が低下して信頼性に問題
が生じる。
【0101】そこで、発展させられた本発明の別の実施
例では、プロセス的な真性のしきい値電圧は耐圧やプロ
セスのばらつきを優先させて比較的大きく設定する。い
わば一世代前の確立されたプロセスを用いることによ
り、比較的安定した素子特性ばらつきやゲート絶縁耐圧
を確保することができる。しかし、このような素子をそ
のまま用いると、低消費電力化のために動作電圧を低く
すると回路が動作しないか、あるいは回路が動作しても
充分な動作電流が得られなくなって、所望の動作速度が
得られなくってしまう。そこで、所望の回路動作を実現
するために、言い換えるならば、実効的なMOSFET
のしきい値電圧を低くするために、MOSFETが形成
される半導体領域に順バイアス方向の基板電圧を与える
ようにするものである。つまり、前記の「基板バイアス
を浅くする」ためだけの基板バイアス回路を設ける。
【0102】もとより、MOSFETの基板バイアスを
浅くするとMOSFETのしきい値電圧を低して動作速
度を速すること自体は、一般的に知られている。しかし
ながら、このように基板バイアスを浅くするのは、基板
バイアスを深くすることとの組み合わせからなるもので
あり、MOSFETが形成される半導体領域に専ら順バ
イアス電圧のみを供給するようにして、信頼性や所望の
動作速度を確保しつつ、製品歩留りの改善を図るという
ような発想は存在しない。
【0103】つまり、従来技術では、MOSFETが形
成される半導体領域に順バイアスを加えてMOSFET
のしきい値電圧を低して動作を高速にすると、反面にお
いてラッチアップ等の素子破壊に至るという致命的な問
題が生じるため、比較的大きな素子のプロセスばらつき
を考慮したマージンを設けるなど、素子破壊防止を最優
先の条件として回路を構成するものである。これに対し
て、本願発明の発展させられた発明の別の実施例では、
以下に説明するような電流制限回路の付加によって、高
い信頼性のもとに所望の動作速度を確保しつつ、製品歩
留りの改善を図ることができるものとなる。そして、制
御性と素子の微細化に適合した半導体集積回路装置を得
ることができる。
【0104】図45には、本発明に係る半導体集積回路
装置の他の一実施例の基本的なブロック図が示されてい
る。同図には、前記同様に本発明に関連する回路ブロッ
クを取り出して示されている。基板バイアス発生回路S
BG1は、主回路LSI1を構成するMOSFETの基
板に与える電圧を発生し、PMOSトランジスタへの基
板バイアスN1とnMOSトランジスタへの基板バイア
スN3を出力する。上記基板バイアスN1とN3は、上
記MOSFETのソースとそれが形成される半導体領域
との間のPN接合に順バイアス方向の電圧とされる。
【0105】このような順バイアスN1とN3を印加し
た場合において、前記のようなラッチアップ等による素
子破壊を確実に防止するために電流制限回路CLC1お
よびCLC2が設けられる。これらの電流制限回路CL
C1およびCLC2のそれぞれは、上記基板バイアスN
1およびN3を受けて、同じ電位の基板バイアスをN
2,N4として主回路LSI1のMOSFETの基板に
供給するとともに、それに流れる電流を制限するように
機能する。
【0106】上記電流制限回路CLC1およびCLC2
は、基板バイアス発生回路SBG1が発生する基板バイ
アスにより主回路LSI1内で流れる素子破壊に至るよ
うな電流量を制限する。つまり、PMOSトランジスタ
の基板バイアスが電源電位VDDよりも低い場合、ある
いはNMOSトランジスタの基板バイアスがグランド電
位よりも高い場合、この基板バイアスは順方向バイアス
となり、トランジスタ内に存在するPN接合や、寄生バ
イポーラトランジスタに大きな電流を流してしまう。こ
の大電流は、無駄な電力を増やし、主回路LSI1を誤
動作させ、また大電流が流れすぎてトランジスタを破壊
してしまうラッチアップという現象を引き起こすことが
ある。
【0107】そこで、電流制限回路CLC1およびCL
C2を用いて主回路LSI1内のMOSトランジスタ基
板に流れる電流量を制限することで、主回路LSI1の
動作信頼性を向上させることができる。前記図14ない
し図19のような実施例の電力制限回路は、それモニタ
回路に流れる電流を検知して、主回路での電流制御を行
なうようにするものである。これに対して、図45の実
施例は、主回路そのものに流れる電流に応答して、その
電流制限をものであるので信頼性の上で格段に優れてい
る。つまり、前記の実施例では、1つの半導体集積回路
に形成される素子特性のばらつきの影響を受けるので、
素子ばらつきのワーストケースを考慮したマージンが必
要になるものである。これに対して、この実施例では、
主回路そのものに流れる電流に応答して電流制限動作が
行なわれるために素子ばらつきを考慮したマージンが不
要になるものである。
【0108】図46には、本発明に係る半導体集積回路
装置の他の一実施例の基本的なブロック図が示されてい
る。この実施例では、基板バイアス発生回路SBG1
は、図46に示すように、基板バイアス用電圧源VGN
1と電流増幅回路AMP1,AMP2から構成されるこ
とに着目し、上記電流増幅回路AMP1,AMP2の電
流供給能力に電流制限機能を付加するものである。別の
見方をすると、電流増幅回路は出力回路であり、有限の
出力インピーダンスを有している。この出力インピーダ
ンスを積極的に活用し、主回路そのものに流れる電流が
予め決められた電流量を超えたなら、その電圧降下によ
って順方向のバイアス電圧を低下させられるため、リー
ク電流量制限が行なわれるものである。
【0109】つまり、基板バイアス用電圧源VGN1
は、主回路LSI1に与える基板バイアスにあたる電圧
をそれぞれN5,N6から出力する。電流増幅回路AM
P1,AMP2はN5,N6の電位を保ったまま、供給
できる電流量を増幅させる。このようにして、増幅され
て充分な電流を供給できるようになった基板バイアス発
生回路SBG1は基板バイアスをN1,N3から出力す
る。これらのバイアスは、主回路LSI1に与えられ
る。このことにより、主回路LSI1に与えられる順バ
イアスにより、MOSトランジスタ内部に存在するP/
N接合や寄生バイポーラトランジスタに流れる無駄な電
流を減らして誤動作を抑えることができる。この実施例
では、出力回路の出力インピーダンスを利用するので、
回路素子数を低減できるものとなる。
【0110】電流増幅回路AMP1,AMP2による電
流を制限は、基板バイアスを供給する主回路LSI1の
回路規模が変わる場合には、規模に応じて電流制限回路
AMP1,AMP2を設計しなおす必要がある。この点
に関しては、前記図45の実施例のように基板バイアス
回路SBG1は、専ら基板バイアスの出力とし、その電
流量制限を電流制限回路CLC1及びCLC2に受け持
たせた方が回路の設計の簡素化あるは汎用化できる点で
優れている。つまり、電流制限回路CLC1,CLC2
を基板バイアス発生回路SBG1と主回路LSI1の間
に設ければ、基板バイアス回路SBG1を標準化(セル
化)しておき、電流制限回路CLC1,CLC2だけ
を、個々の回路に対応して設計することにより主回路L
SI1に応じた最適な電流制限が簡単に実現できる。
【0111】図47には、上記電流制限回路の一実施例
が回路図が示されている。この実施例では、上記電流制
限回路は、抵抗RES1で構成される。前記図45にお
いて、接続端子N1,N2間に対応した素子が示されて
いるが、接続端子N3,N4間においても同様な抵抗が
設けられる。例えば主回路LSI1が標準的な100万
MOSトランジスタ規模のマイクロプロセッサである場
合には、基板バイアス用に約1mA程度の電流を供給で
きれば充分であると仮定すると、0.5Vの順バイアス
を与える場合には0.5kΩの抵抗が必要になる。
【0112】上記の抵抗値0.5kΩを持つ抵抗RES
1を通常の半導体プロセスで用いられるアルミニウムあ
るいは銅などの配線で作ろうとすると、面積が大きくな
り無駄になる。例えば、0.5μm幅のアルミニウム配
線では、0.5kΩの抵抗を実現するためには4mもの
長さが必要となってしまう。そこで、この実施例の抵抗
RES1は、ポリシリコン配線や拡散層抵抗など、比較
的抵抗の高い材料を用いて形成される。このような素子
を用いた場合には、配線長が10μm程度と面積も小さ
く済み、またアルミニウムや銅などの端子間接続用の配
線については設計上の長さ等を考慮する必要がなくな
り、設計が簡易になる。この抵抗RES1による電流制
限回路は、基板電圧制限回路と見ることもできる。つま
り、上記リーク電流に対応して、抵抗RES1で電圧降
下が発生して基板に印加される順バイアス電圧が小さく
され、結果としてリーク電流が制限される。
【0113】前記図46に示される電流増幅回路AMP
1,AMP2で電流量を制限するための設計をする場合
には、上記主回路LSI1のMOSトランジスタ規模な
どに対応して個々に設計する必要があるが、前記図45
のように電流制限回路CLC1,CLC2を用い、それ
を抵抗RES1で行う場合には、上記主回路LSI1の
MOSトランジスタ規模などに対応して抵抗値の変更だ
けで済む。
【0114】図48には上記電流制限回路の他の一実施
例の回路図が示されている。この実施例の電流制限回路
は、NMOSトランジスタMN1で構成される。通常
は、制御電圧VCNT1を電源電圧と等しくし、NMO
SトランジスタMN1の寸法を調整することで、電流制
限量を制御する。制御電圧VCNT1を可変にすると、
NMOSトランジスタMN1の寸法は一定にしたまま、
すなわち主回路LSI1の回路規模によって設計を変更
することなしに、制御電圧VCNT1を変化させること
で、最適な電流制限が可能となる。
【0115】図49には上記電流制限回路の他の一実施
例の回路図が示されている。この実施例の電流制限回路
は、PMOSトランジスタMP1で構成される。通常
は、制御電圧VCNT2をグランド電圧と等しくし、P
MOSトランジスタMP1の寸法を調整することで、電
流制限量を制御する。制御電圧VCNT2を可変にする
と、PMOSトランジスタMP1の寸法は一定にしたま
ま、すなわち主回路LSI1の回路規模によって設計を
変更することなしに、制御電圧VCNT2を変化させる
ことで、最適な電流制限が可能となる。
【0116】図50には上記電流制限回路の他の一実施
例の回路図が示されている。この実施例では、カレント
ミラー型回路により、電流制限を実現している。電流
は、この回路を構成するMOSトランジスタMP11,
MP12,MN13の寸法により、あるいは制御電圧V
CNT3の電圧により制御できる。つまり、制御電圧V
CNT3がゲートに印加されたNMOSトランジスタM
N13により電流を形成し、それをPMOSトランジス
タM12,M13によるカレントミラー回路に供給して
電流制限を行なうようにするものである。この場合、接
続端子N1とN2の間に流れる最大電流は、MOSトラ
ンジスタMP11,MP12,MN13の寸法、あるい
は制御電圧VCNT3の電圧により制御できるが、基板
電流がそれ以下の場合には基板電流に従った電流しか流
れないのはいうまでもない。
【0117】図51には電流制限回路の他の一実施例の
回路図が示されている。この実施例では、図50の実施
例と同様にカレントミラー型回路により、電流制限を実
現している。この実施例では、MOSトランジスタの導
電型が前記図50の実施例とは逆になっており、前記同
様に電流は、この回路を構成するMOSトランジスタM
N11,MN12,MP13の寸法により、あるいは制
御電圧VCNT4の電圧により制御できる。
【0118】図52は、この発明を説明するための半導
体集積回路装置の概略素子構造断面図が示されている。
この実施例では、基板制御用3重ウエル構造に向けられ
ている。基板バイアス制御を実現するためには、シリコ
ンウエハのP型基板PSUB1と、各MOSトランジス
タのウエルを構成するP型ウエルPWEL1,N型NW
EL1それぞれをN型基板分離層NISO1で分離する
必要があり、図のような素子断面構造になる。
【0119】このとき、MOSトランジスタに順バイア
スを与えると、ウエル内に存在するP/N接合に順方向
電流C1が流れる。この電流は、電流制限回路CLC
1,CLC2で供給電流を制限することにより直接抑制
できる。また、MOSトランジスタの基板内には図に示
すように寄生バイポーラトランジスタNPN1,PNP
1が存在する。寄生バイポーラトランジスタNPN1で
は、ベース電流を電流制限回路CLC2で制限し、コレ
クタ/エミッタ間電流を電流制限回路CLC1で制限す
ることにより過大電流が流れるのを防いでいる。寄生バ
イポーラトランジスタPNP1では、電流制限回路CL
C1がベース電流を制限し、またN型基板分離層NIS
O1の厚みによりこのトランジスタのベース距離が長く
なることで、コレクタ/エミッタ間電流は小さくなる。
このようにして、電流制限回路CLC1やCLC2は、
順方向の基板バイアスによって増加するP/N接合電流
や、寄生バイポーラ電流を抑制する。
【0120】図53は、この発明を説明するための半導
体集積回路装置の概略素子構造断面図が示されている。
この実施例でも、前記同様に基板制御用3重ウエル構造
に向けられている。上記3重ウエル構造では、隣接する
P型ウェルPWEL1とN型ウェルNWEL1との間で
も寄生バイポーラトランジスタNPN2,PNP2が存
在する。このトランジスタは、サイリスタ構造をしてお
り、ひとたびバイポーラ動作を始めると大電流を流して
しまい、ラッチアップという現象をおこす。その結果、
基板内に過大電流が流れてMOSトランジスタを破壊し
てしまったり、回路の誤動作を引き起こすことになる。
この実施例では、前記のような電流制限回路CLC1,
CLC2が電流量を制限することによって、このラッチ
アップが起こらないように抑制している。
【0121】図54には、この発明を説明するための半
導体集積回路装置の概略素子構造断面図が示されてい
る。この実施例では基板制御用シリコン・オン・インシ
ュレータ構造に向けられている。基板バイアス制御を実
現するもう一つの手段として、P型基板PSUB1とM
OSトランジスタのウエルを酸化膜分離層SOI1によ
って分離する方法がある。この場合も、基板バイアスを
順バイアスにすると、P/N接合順方向電流C1や、寄
生バイポーラトランジスタNPN3,PNP3によるラ
ッチアップ現象がおこりやすくなるが、電流制限回路C
LC1,CLC2によって、その危険性を取り除くこと
ができる。
【0122】図55には、本発明に係る半導体集積回路
装置の他の一実施例の基本的なブロック図が示されてい
る。基板バイアス発生回路SBG1が生成した基板バイ
アスはノード(接続点)N1,N3を通して電流制限回
路CLC11,CLC12に供給され、ノード(接続
点)N2,N4を経て主回路LSI1の基板に供給され
る。電流制限回路CLC11,CLC12は、選択回路
SEL1の選択信号N11に応じて電流制限量を変化さ
せる。このことにより、主回路LSI1の基板制御を行
う際に、製造プロセスのばらつきや回路規模に応じて最
適な電流制限を設計変更することなく行うことが可能で
ある。また動作中に温度や電源電圧などが変化するよう
な場合でも、そのつど最適な電流制限を施すことが可能
である。
【0123】図56には、本発明に係る半導体集積回路
装置の他の一実施例の基本的ブロック図が示されてい
る。基板バイアス発生回路SBG1は、基板バイアス用
電圧源VGN1および電流増幅回路AMP1,AMP2
から構成されている。電流増幅回路AMP1,AMP2
は、その出力インピーダンスが選択回路SEL1の選択
信号N11により、最適な電流制限を行うよう制御され
る。このような出力インピーダンスの制御によって、主
回路LSI1の基板制御を行う際に、製造プロセスのば
らつきや回路規模に応じた最適な電流制限を設計変更す
ることなく行うことが可能となる。
【0124】図57には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の一実施例の回路図が示されている。こ
の実施例の電流制限回路は、並列な複数の抵抗RES1
1,RES12,RES13,RES14からなる。抵
抗は、それと直列に配置されたスイッチ用のNチャンネ
ル型MOSトランジスタMN21,MN22,MN2
3,MN24によって選ばれる。選択回路SEL1はス
イッチ用のNチャンネル型MOSトランジスタのうち1
つのスイッチを選び、そこに配置されている抵抗が電流
制限回路として動作する。抵抗RES11,RES1
2,RES13,RES14は異なる抵抗値を持ってお
り、選択回路SEL1の信号に応じて電流制限量を変え
ることが可能とされる。この構成に変え、スイッチ用ス
イッチ用MOSトランジスタは1ないし複数個が同時に
オン状態にされるようにし、その合成抵抗値を変化させ
ることによって、電流制限量を変えるようにしてもよ
い。
【0125】図58には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、並列な複数の抵抗R
ES11,RES12,RES13,RES14からな
る。抵抗は、それと直列に配置されたスイッチ用のPチ
ャンネル型MOSトランジスタMP21,MP22,M
P23,MP24によって選ばれる。選択回路SEL1
はスイッチ用のPチャンネル型MOSトランジスタのう
ち1つのスイッチを選び、そこに配置されている抵抗が
電流制限回路として動作する。抵抗RES11,RES
12,RES13,RES14は異なる抵抗値を持って
おり、選択回路SEL1の信号に応じて電流制限量を変
えることが可能である。この構成に変え、前記同様にス
イッチ用スイッチ用MOSトランジスタは1ないし複数
個が同時にオン状態にされるようにし、その合成抵抗値
を変化させることによって、電流制限量を変えるように
してもよい。
【0126】図59には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、複数の並列なNチャ
ンネル型MOSトランジスタMN31,MN32,MN
33,MN34からなる。各Nチャンネル型のMOSト
ランジスタは寸法がそれぞれ異なり、選択回路SEL1
により選ばれた少なくとも1つのトランジスタが持つイ
ンピーダンスにより、電流制限を行うことができる。各
トランジスタの寸法が同じで、選択回路SEL1が選ぶ
トランジスタ数を変化させることによっても電流制限量
を制御することができる。
【0127】図60には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、1つのNチャンネル
型MOSトランジスタMN41で構成される。選択回路
SEL11が出力する制御用アナログ電圧N31の電圧
値に応じてNチャンネル型MOSトランジスタMN41
のインピーダンスは変化するので、選択回路SEL11
によって電流制限量を変化させることができる。
【0128】図61には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、複数の並列なPチャ
ンネル型MOSトランジスタMP31,MP32,MP
33,MP34からなる。各Pチャンネル型トランジス
タは寸法がそれぞれ異なり、選択回路SEL1により選
ばれた少なくとも1つのトランジスタが持つインピーダ
ンスにより、電流制限を行うことができる。各トランジ
スタの寸法が同じで、選択回路SEL1が選ぶトランジ
スタ数を変化させることによっても電流制限量を制御す
ることができる。
【0129】図62には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、1つのPチャンネル
型MOSトランジスタMP41で構成される。選択回路
SEL11が出力する制御用アナログ電圧N31の電圧
値に応じてPチャンネル型MOSトランジスタMP41
のインピーダンスは変化するので、選択回路SEL11
によって電流制限量を変化させることができる。
【0130】図63には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、カレントミラー回路
が用いられる。カレントミラー回路に供給する電流を形
成するNチャンネル型MOSトランジスタをNMOSト
ランジスタMN51,MN52,MN53,MN54の
ように並列に配置し、各Nチャンネル型MOSトランジ
スタの寸法を異なるように設定しておき、選択回路SE
L1に選ばれたMOSトランジスタに流れる電流に応じ
て、上記カレントミラー回路を動作させて電流制限量を
調節することができる。上記各トランジスタ寸法が異な
っていても同じでも、選択回路SEL1が選ぶトランジ
スタの数を変化させることにより、同様に電流制限量を
調節するようにしてもよい。
【0131】図64には、前記図55の実施例に対応し
た電流制限回路の他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例の電流制限回路は、カレントミラー回路
が用いられる。カレントミラー回路に供給する電流を形
成するPチャンネル型MOSトランジスタをMP51,
MP52,MP53,MP54のように並列に配置し、
各PMOSトランジスタの寸法を異なるもので構成する
と、選択回路SEL1に選ばれたトランジスタに応じ
て、電流制限量を調節できる。各トランジスタ寸法が異
なっていても同じでも、選択回路SEL1が選ぶトラン
ジスタの数を変化させることにより、同様に電流制限量
を調節できる。
【0132】図65には、前記図57等の実施例に用い
られる選択回路の一実施例のブロック図が示されてい
る。主回路LSI1内部に制御電流選択レジスタREG
1が設けられる。このレジスタREG1には、内部命令
によりレジスタ信号N41を生成し、選択回路SEL1
がその信号をデコードすることにより、前記選択信号N
21,N22,N23,N24を形成される。
【0133】図66には、前記選択回路の他の一実施例
のブロック図が示されている。主回路LSI1の入出力
端子部分に制御電流選択ピンPIN1が設けられる。こ
の制御電流選択ピンPIN1には、かかる選択ピンに電
源電圧に対応したハイレベルと回路の接地電位に対応し
たロウレベルの供給することにより選択信号N42が生
成され、選択回路SEL1がその信号をデコードするこ
とにより、選択信号N21,N22,N23,N24が
形成される。
【0134】図67には、前記選択回路の他の一実施例
のブロック図が示されている。主回路LSI1内部に制
御電流選択ヒューズFUS1が設けられる。このヒュー
ズFUS1は、半導体ウェハ上に回路が完成された時点
でレーザー光線により選択的に切断されること応じて選
択信号N43を生成し、選択回路SEL1がその信号を
デコードすることにより、選択信号N21,N22,N
23,N24が形成される。
【0135】図68には、前記選択回路の他の一実施例
のブロック図が示されている。主回路LSI1内部に基
板電流検出回路SCD1が設けられる。この基板電流検
出回路SCD1は主回路LSI1の基板電流を測定し、
電流に応じて選択信号N44を生成し、選択回路SEL
1がその信号をデコードすることにより、選択信号N2
1,N22,N23,N24を出力する。
【0136】図69には、前記図62等の実施例に用い
られる選択回路の一実施例のブロック図が示されてい
る。主回路LSI1内部に制御電流選択レジスタREG
1が設けられる。このレジスタREG1には、内部命令
によりレジスタ信号N41を生成し、選択回路SEL1
がその信号をデコード(又はデジタル/アナログ変換)
することにより前記選択信号N31が形成される。
【0137】図70には、前記選択回路の他の一実施例
のブロック図が示されている。主回路LSI1の入出力
端子部分に制御電流選択ピンPIN1が設けられる。こ
の制御電流選択ピンPIN1には、かかる選択ピンに電
源電圧に対応したハイレベルと回路の接地電位に対応し
たロウレベルの供給することにより選択信号N42が生
成され、選択回路SEL1がその信号をデコード(又は
デジタル/アナログ変換)することにより前記選択信号
N31が形成される。
【0138】図71には、前記選択回路の他の一実施例
のブロック図が示されている。主回路LSI1内部に制
御電流選択ヒューズFUS1が設けられる。このヒュー
ズFUS1は、半導体ウェハ上に回路が完成された時点
でレーザー光線により選択的に切断されること応じて選
択信号N43を生成し、選択回路SEL1がその信号を
デコード(又はデジタル/アナログ変換)することによ
り前記選択信号N31が形成される。
【0139】図72には、前記選択回路の他の一実施例
のブロック図が示されている。主回路LSI1内部に基
板電流検出回路SCD1が設けられる。この基板電流検
出回路SCD1は主回路LSI1の基板電流を測定し、
電流に応じて選択信号N44を生成し、選択回路SEL
1がその信号をデコード(又はデジタル/アナログ変
換)することにより前記選択信号N31が形成される。
【0140】図73には、前記基板電流検出回路の一実
施例のブロック図が示されている。この実施例の基板電
流検出回路は、リーク電流測定回路LCM1、比較器C
MP1、アップカウンタUCT1、分周器DIV1から
構成される。リーク電流測定回路LCM1は、測定され
たリーク電流に応じた出力電圧をN51から発生し、比
較器CMP1はN51の電圧と基準電位VRF1を比較
する。リーク電流に対応した電圧N51が基準電位VR
F1より低い間は、比較器CMP1からアップ信号N5
2が出力される。
【0141】分周器DIV1はクロック信号CLK1を
分周して適当な周波数に落とし、アップカウンタUCT
1のカウント用クロックN53を与える。アップカウン
タUCT1はアップ信号N52を受け取るとカウント用
クロックN53に従って出力信号N44をカウントアッ
プしていく。リーク電流測定回路LCM1の測定する電
流が所定の値以上になり、出力電圧N51が基準電位V
RF1より高くなると、比較器CMP1はアップ信号を
出力しなくなり、アップカウンタUCT1は出力信号の
カウントアップを停止する。
【0142】アップカウンタUCT1の出力信号N44
がカウントアップされると、図68で示される選択回路
SEL1の出力がアップしていき、例えば図57に示す
ような電流制限回路が供給できる電流量が増える。この
ようにして、リーク電流測定回路LCM1によって測定
されるリーク電流が所定の値以上に増加すると、アップ
カウンタUCT1の出力が固定され、最適な電流制限回
路が自動的に選択されることになる。
【0143】図74には、前記基板電流検出回路の他の
一実施例のブロック図が示されている。この実施例の基
板電流検出回路は、リーク電流測定回路LCM1、比較
器CMP2、ダウンカウンタDCT1、分周器DIV1
から構成される。リーク電流測定回路LCM1は、測定
されたリーク電流に応じた出力電圧をN51から発生
し、比較器CMP2はN51の電圧と基準電位VRF2
を比較する。リーク電流に対応した電圧N51が基準電
位VRF2より高い間は、比較器CMP2からダウン信
号N54が出力される。
【0144】分周器DIV1はクロック信号CLK1を
分周して適当な周波数におとし、ダウンカウンタDCT
1のカウント用クロックN53を与える。ダウンカウン
タDCT1はダウン信号N54を受け取るとカウント用
クロックN53に従って出力信号N44をカウントダウ
ンしていく。リーク電流測定回路LCM1の測定する電
流が所定の値以上になり、出力電圧N51が基準電位V
RF2より低くなると、比較器CMP2はダウン信号を
出力しなくなり、ダウンカウンタDCT1は出力信号の
カウントダウンを停止する。
【0145】ダウンカウンタDCT1の出力信号N44
がカウントダウンされると、図68で示される選択回路
SEL1の出力がダウンしていき、例えば図57に示す
ような電流制限回路が供給できる電流量が減る。このよ
うにして、リーク電流測定回路LCM1によって測定さ
れるリーク電流が所定の値以下に現象すると、ダウンカ
ウンタDCT1の出力が固定され、最適な電流制限回路
が自動的に選択されることになる。
【0146】図75には、前記基板電流検出回路の他の
一実施例のブロック図が示されている。この実施例の基
板電流検出回路は、リーク電流測定回路LCM1、比較
器CMP1、CMP2、アップダウンカウンタUDT
1、分周器DIV1から構成される。リーク電流測定回
路LCM1は、測定されたリーク電流に応じた出力電圧
をN51から発生し、比較器CMP1,CMP2はそれ
ぞれN51の電圧と基準電位VRF1、VRF2を比較
する。
【0147】リーク電流に対応した電圧N51が基準電
位VRF1より低い間は、比較器CMP1からアップ信
号N52が出力される。リーク電流に対応した電圧N5
1が基準電位VRF2より高い間は、比較器CMP2か
らダウン信号N54が出力される。分周器DIV1はク
ロック信号CLK1を分周して適当な周波数におとし、
アップダウンカウンタUDT1のカウント用クロックN
53を与える。
【0148】アップダウンカウンタUDT1はアップ信
号N52を受け取るとカウント用クロックN53に従っ
て出力信号N44をカウントアップし、ダウン信号N5
4を受け取るとカウント用クロックN53に従って出力
信号N44をカウントアップていく。リーク電流測定回
路LCM1の測定する電流がある2つの所定値の間とな
り、出力電圧N51が基準電位VRF1より高く、VR
F2より低くなると,比較器CMP1,CMP2はアッ
プ、ダウン信号を出力しなくなり、アップダウンカウン
タUDT1は出力信号の変化を停止する。
【0149】アップダウンカウンタの出力信号N44が
カウントアップされると、図68で示される選択回路S
EL1の出力がアップしていき、例えば図57に示すよ
うな電流制限回路が供給できる電流量が増える。また、
出力信号N44がカウントダウンされると、電流制限回
路が供給できる電流量は減少する。このようにして、リ
ーク電流測定回路LCM1によって測定されるリーク電
流が所定の値となると、アップダウンカウンタUDT1
の出力が固定され、最適な電流制限回路が自動的に選択
されることになる。
【0150】図76には、前記リーク電流測定回路の一
実施例の素子構造断面図が示されている。Nチャンネル
型MOSトランジスタの基板に順バイアスを印加したと
きに生じるリーク電流は、図76に示すようにN型拡散
層n+,P型ウエルPWEL1,N型基板分離層NIS
O1を流れる。そこで、図のように抵抗RES21とR
ES22を接続し、N51端子からの出力電圧を測定す
ると、リーク電流の大きさに応じた電圧が観測される。
この電圧の大小によってリーク電流の増加、減少を判別
することができる。
【0151】図77には、前記リーク電流測定回路の他
の一実施例の素子構造断面図が示されている。Pチャン
ネル型MOSトランジスタの基板に順バイアスを印加し
たときに生じるリーク電流は、図77に示すようにP型
拡散層p+,N型ウエルNWEL1,N型基板分離層N
ISO1,P型基板PSUB1を流れる。そこで、図の
ように抵抗RES23とRES24を接続し、N51端
子からの出力電圧を測定すると、リーク電流の大きさに
応じた電圧が観測される。この電圧の大小によってリー
ク電流の増加、減少を判別することができる。
【0152】図78には、この発明に係る半導体集積回
路装置の他の一実施例の基本的ブロック図が示されてい
る。前記のように速度モニタDMN61の遅延に応じて
基板バイアス制御を行うシステム(半導体集積回路装
置)において、基板バイアス発生回路SBG61の出力
に電流制限回路CLC61,CLC62を配置すること
によって、主回路LSI1のトランジスタ基板内で無駄
なリーク電流が増加することを防止し、回路の動作信頼
性を向上することができる。これらの電流制限回路CL
C61,CLC62は、前記図47〜図51及び図57
〜図72等が用いられる。
【0153】つまり、前記図1などに示すような電力制
限回路の場合は、回路の電力が増加しすぎることを防ぐ
ために、出力電圧を制御しているのに対し、この実施例
の方式は、基板バイアス回路から基板に与えられる出力
電流そのものを制限することにより、MOSトランジス
タ基板内の無駄なリーク電流を抑制することで回路の誤
動作を防止し、ラッチアップ現象を起きにくくしてトラ
ンジスタの破壊を防ぐことで、回路動作の信頼性を向上
することができる。
【0154】別の観点では、前記電力制限回路は、モニ
タ回路(電流測定回路)を設けてそこでのリーク電流を
測定して基板バイアス回路を制御するものである。1つ
の半導体チップに形成される素子は、同時に形成される
ので似た特性を持つものであるが、全く同じになるので
はなく、相互にプロセスばらつきを持つものとなる。し
たがって、主回路に流れるリーク電流と前記電流測定回
路に流れる電流とは必ずしも精度よく一致してない場合
がある。このため、前記の電流制限回路ではプロセスば
らつきのワーストケースを想定した一定のマージンを設
定する必要がある。これに対して、この実施例では主回
路に流れるリーク電流に応答として、電力制限動作が行
なわれるので信頼性が高く、かつ基板バイアス制御範囲
を広くできる。
【0155】図79には、本発明に係る半導体集積回路
装置の一実施例のブロック図が示されている。この実施
例の集積回路(主回路)LSI11は、入出力モジュー
ルIO1、プロセッサコアCORE1、基板制御回路S
CNT1から構成されている。主回路LSI11と外部
との信号のやりとりは、入出力モジュールIO1が入出
力信号SIG1を用いて行う。入出力モジュールIO1
用には、例えば3.3Vの電圧源VDDQが用いられ
る。プロセッサコアCORE1には、例えば1.5Vの
電源VDDが用いられる。
【0156】前記図1の実施例のようにMOSトランジ
スタが形成される半導体領域又は基板に負電圧から正電
圧までの範囲でバイアス電圧を設定するものでは、基板
制御回路SCNT1にも外部から電源が供給され、基板
制御用電源として例えば3.3VのVWELL1および
−1.5VのVSUB1が与えられる。また、プロセッ
サコアCORE1用の電源VDDも供給される。これら
の電源を用いて、制御用基板バイアスN71,N72を
発生し、プロセッサコアCORE1に供給してコアの回
路速度を制御する。
【0157】図80には、本発明に係る半導体集積回路
装置の他の一実施例のブロック図が示されている。この
実施例の集積回路(主回路)LSI11は、入出力モジ
ュールIO1、プロセッサコアCORE1、基板制御回
路SCNT1、チャージポンプ回路CHP1から構成さ
れている。主回路LSI11と外部との信号のやりとり
は、入出力モジュールIO1が入出力信号SIG1を用
いて行う。入出力モジュールIO1用には、例えば3.
3Vの電圧源VDDQが用いられる。プロセッサコアC
ORE1には、例えば1.5Vの電源VDDが用いられ
る。
【0158】前記図1の実施例のようにMOSトランジ
スタが形成される半導体領域又は基板に負電圧から正電
圧までの範囲でバイアス電圧を設定するものでは、チャ
ージポンプ回路CHP1には電源VDDQとVDDが与
えられ、これらの電圧を用いて基板制御用電圧VWEL
L2およびVSUB2を主回路LSI11内部で生成す
る。基板制御回路SCNT1にはチャージポンプ回路C
HP1が内部で生成した電位を、例えば3.3VのVW
ELL2および−1.5VのVSUB2として与えられ
る。これらの電源を用いて、制御用基板バイアスN7
1,N72を発生し、プロセッサコアCORE1に供給
してコアの回路速度を制御する。
【0159】図81には、上記チャージポンプ回路の一
実施例の回路図が示されている。例えば図のように、リ
ングオシレータ,容量,ダイオード接続された2つのN
MOSトランジスタを用いることで、NMOSトランジ
スタ用基板バイアス電源として−1.5VのVSUB2
を生成することができる。
【0160】図82には、上記チャージポンプ回路の一
実施例の回路図が示されている。例えば図のように、リ
ングオシレータ,容量,ダイオード接続された2つのP
MOSトランジスタを用いることで、電源電圧VDD以
上に昇圧されたMOSトランジスタ用基板バイアス電源
として3.3VのVWELL2を生成することができ
る。
【0161】図83には、本発明の他の一実施例の基本
的ブロック図が示されている。この実施例は、前記図7
8の変形例であり、前記図1の実施例のように速度モニ
タDMN61の遅延に応じて基板バイアス制御を行う半
導体集積回路装置において、基板バイアス発生回路SB
G61の出力に電流制限回路CLC61,CLC62を
配置することによって、主回路LSI1のトランジスタ
基板内で無駄なリーク電流が増加することを防止し、回
路の動作信頼性を向上するものである。
【0162】速度モニタDMN61の基板には、前記図
78の実施例とは異なり基板バイアス発生回路SBG6
1の出力N62,N64を直接接続し、電流制限を行わ
ない。速度モニタDMN61を構成するMOSトランジ
スタの数は、主回路LSI1に比べるとごくわずかであ
り、リーク電流の増加は問題にならない。速度モニタD
MN61では、電流制限を行わずに最適な基板バイアス
を設定し、主回路LSI1では電流制限を行うことによ
って誤動作等を防止することができる。
【0163】前記図1などに示す電力制限回路は、ある
個所でリーク電流を測定し、それが設定値を超えないよ
うに制限を与えるが、その場合、リーク電流を測定して
いる位置と主回路LSI1全体のリーク電流にずれがあ
る場合、電力制限の役目を果たせないことがある。これ
に対して、前記図78や図83の実施例のようにすれ
ば、実際のLSI1が消費する電流を制限することがで
きる。
【0164】図84には、本発明に係る半導体集積回路
装置の一実施例のブロック図が示されている。集積回路
(主回路)LSI11は、入出力モジュール101,プ
ロセッサコアCORE1、基板制御回路SCNT1から
構成されている。主回路LSI11と外部との信号のや
りとりは、入出力モジュールIO1が入出力信号SIG
1を用いて行う。入出力モジュールIO1用には、例え
ば3.3Vの電圧源VDDQが用いられる。プロセッサ
コアCORE1には、例えば1.5Vの電源VDDが用
いられる。
【0165】前記図45の実施例のようにMOSトラン
ジスタが形成される半導体領域又は基板に正電圧のバイ
アス電圧のみを供給するものでは、基板制御回路SCN
T1が生成する基板バイアスが順バイアスのみとなるの
で、電源としてVDDだけを利用すればよい。つまり、
前記図79のように他の外部電源を用いたり、図80の
ようにチャージポンプ回路を持つ必要も無くなり、設計
が簡易になるとともに、電力も削減できる。
【0166】さらに、もし入出力モジュールIO1とプ
ロセッサコアCORE1が同じ電位の電源で動く場合に
は、1種類の電源だけでまかなえるという利点がある。
基板制御回路SCNT1が出力する制御用基板バイアス
N71,N72は、電源VDDを降圧するだけで生成で
きる。これは、バイアス値を固定して順バイアスを印加
し主回路LSI11の動作速度を向上させる場合でも、
また、基板バイアスを順バイアスの範囲で変化させて特
性変動を補償する場合でも同じである。
【0167】図85には、本発明を説明するための半導
体集積回路装置の速度分布図が示されている。集積回路
の動作速度が、製造プロセスのばらつきによって分布を
持つ。例えば、MOSトランジスタのゲート絶縁膜等を
厚く形成して、そのしきい値電圧を大きくすると、の
特性のようにチップの速度が低くなっている。これに対
して、順バイアスを印加することによって、の分布の
ように全体が移動し、全体として集積回路の動作速度が
速くすることができる。
【0168】この場合、の分布曲線の右端は、動作電
力からくる動作速度の限界である。順バイアスを印加す
ると、の分布曲線の右端部分は、電力の限界領域に入
ってしまい、この部分にある集積回路は熱暴走を起こし
たり誤動作を起こすなどの問題を有するので、製品とし
ては使用できなくなる。つまり、この電力限界領域に入
るチップは、不良チップとして使用できない。実際に
は、電力限界領域には、温度変化や安全マージンを考慮
して電力限界領域を動作速度の低い方に設定することが
必要とされる。このようにすると、更に不良チップが増
加して製品歩留りが悪くなってしまう。
【0169】そこで、本発明に係る電流制限回路を用い
ると、電力限界領域にまで集積回路の速度を速めずに制
限することができる。これにより、図86の速度分布曲
線のようになり、電力制限で使えない集積回路が現れる
ことを防ぐことができる。つまり、前記製造プロセスに
より設定されたしきい値電圧によるのような速度分布
曲線を持つチップに対して、前記のような順バイアス電
圧を与え、かつ主回路に流れるリーク電流に応答して電
流制限を行なうような安全回路を付加することにより、
前記電力の限界領域に入ってしまい、熱暴走を起こした
り誤動作を起こすなどの問題を有すものは、上記電流制
限回路により電力限界領域に入らないように制限され
る。
【0170】この構成により、前記電流制限回路が動作
して電流制限が行なわれるチップは、集積回路が熱暴走
を起こしたり誤動作を起こすなどの問題を生じる上記電
力の限界領域に入る直前で動作することなり、チップの
動作速度が最高レベルを維持しつつ、その安全性又は信
頼性を確保することができるので、製品としての歩留り
を大幅に改善できるものとなる。
【0171】図87には、前記順バイアス値を変化させ
て動作速度を一定に補償する例が示されている。一定の
ばらつきを持つ集積回路に対して、補償中心よりも速い
ものには順バイアスを小さくして速度を遅くし、補償中
心よりも遅いものには順バイアスを大きくして速くし、
の分布特性のように全集積回路の速度を補償中心に集
める。
【0172】ところが、動作時の環境などにより集積回
路の温度が上がるような場合、の分布曲線に示すよう
に集積回路の速度は低下する。すると、前記順バイアス
値を変化させて、温度上昇による速度低下分を補うよう
に分布曲線のあみかけを行った領域には、更に順バイ
アスをかけることが必要となり、電力限界を超えてしま
うことがある。そのような場合にも、電流制限回路を設
けることによって、集積回路の電力が限界を超えてしま
うことを防止することができるものとなる。
【0173】上記の実施例から得られる作用効果は、次
の通りである。 (1) CMOSで構成される主回路に対して、その動
作速度に対応した速度検出信号を形成する速度モニタ回
路と、上記主回路及び上記速度モニタ回路を構成するP
チャンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFE
Tとがそれぞれ形成される半導体領域に、対応する基板
バイアス電圧を供給する基板バイアス制御回路を設け、
上記基板バイアス制御回路により、複数種類の動作速度
に対応して設定された速度信号と上記速度検出信号とが
一致するように上記基板バイアス電圧を形成することに
より、回路規模を縮小しつつ、低消費電力化と製品歩留
りの向上を実現した半導体集積回路装置を得ることがで
きるという効果が得られる。
【0174】(2) 上記に加えて、上記動作速度を低
速度モード、中速度モード及び高速度モードと動作停止
モードのいずれか少なくとも2つを含むものとすること
により、それぞれの回路機能に対応させて低消費電力化
を実現することができるという効果が得られる。
【0175】(3) 上記に加えて、上記基板バイアス
制御回路として、上記主回路及び速度モニタ回路をそれ
ぞれ構成するPチャンネル型MOSFETとNチャンネ
ル型MOSFETのそれぞれに対して、上記半導体領域
とソース領域とが順方向から逆方向の範囲で所望の基板
バイアス電位を与えるようにすることにより、効率的な
バイアス制御が可能になるとともに、ショートチャンネ
ル効果によるしきい値電圧の変動が抑えられるから素子
の微細化に適合させることができるという効果が得られ
る。
【0176】(4) 上記に加えて、上記速度モニタ回
路をクロックデューティ変換回路と遅延列で構成し、速
度情報を周波数の形態で入力されたクロック信号をクロ
ックデューティ変換回路により所望のデューティ比を持
つ信号に変換して基準信号とし、上記遅延列により上記
基準信号を入力して所望の遅延時間を経て少なくとも1
つの遅延信号を出力させ、位相周波数比較回路と基板バ
イアス発生回路により基板バイアス制御回路を構成し
て、上記基準信号と上記遅延信号を入力して2信号の位
相差を比較し位相差に応じてアップ信号若しくはダウン
信号を出力させて基板バイアス発生回路により上記Pチ
ャンネル型MOSFETの基板バイアス及びNチャンネ
ル型MOSFETの基板バイアスを生成することによ
り、上記クロック信号の周波数と上記遅延列の遅延時間
の組み合わせより、簡単な構成でしかも上記クロック信
号の周波数を変化させるというソトフウェア的な信号入
力によっても上記主回路を所望の動作速度に設定できる
という効果が得られる。
【0177】(5) 上記に加えて、上記速度モニタ回
路を上記バイアス電圧に対応して発振周波数が変化する
リング発振回路で構成し、位相周波数比較回路と基板バ
イアス発生回路とで基板バイアス制御回路を構成し、速
度情報が周波数の形態で入力されたクロック信号と上記
発振信号を入力して2信号の周波数差を比較し周波数差
に応じてアップ信号若しくはダウン信号を出力させて、
基板バイアス発生回路により上記Pチャンネル型MOS
FETの基板バイアス及びNチャンネル型MOSFET
の基板バイアスを生成することにより、上記クロック信
号の周波数と上記リング発振回路の遅延段数の組み合わ
せより、簡単な構成でしかも上記クロック信号の周波数
を変化させるというソトフウェア的な信号入力によって
も上記主回路を所望の動作速度に設定できるという効果
が得られる。し、
【0178】(6) 上記に加えて、電力制限回路を更
に設け、上記主回路の電流若しくは温度に応じて少なく
とも1つの制限信号を発生し、上記速度モニタ回路によ
る上記基板バイアス制御回路に対する制御に制限を与
え、上記主回路に流れる電流若しくは上記主回路の動作
温度が所望の値より大きくなることを防ぐことにより、
上記基板バイアスを順バイアス領域まで使用しつつ、半
導体集積回路装置の高信頼性を実現することができると
いう効果が得られる。
【0179】(7) 上記に加えて、上記電力制限回路
として、上記位相周波数比較回路及び上記基板バイアス
発生回路のうち少なくとも一方に上記制限信号を伝える
ようにすることにより、上記基板バイアスを順バイアス
領域まで使用しつつ、半導体集積回路装置の高信頼性を
実現することができるという効果が得られる。
【0180】(8) 上記に加えて、制御信号発生回路
を更に設け、クロック信号及び動作速度を指示するモー
ド切替信号を受けて、上記複数種類の動作速度に対応し
て設定された速度信号を形成することにより、半導体集
積回路装置の内部で速度設定信号を形成することができ
るから、使い勝手を良くすることができるという効果が
得られる。
【0181】(9) 上記に加えて、上記制御信号発生
回路として、クロック発生回路と分周回路と第1のセレ
クタとで構成し、上記クロック発生回路により所定の周
波数のクロック信号を形成し、上記分周回路により少な
くとも2種類の周波数を持つ分周信号を出力し、上記第
1のセレクタにより上記モード切替信号対応した上記分
周信号のうち1つの周波数の分周信号を選んで出力させ
ることにより、簡単な構成で上記複数種類の速度情報を
半導体集積回路装置の内部で発生させることができると
いう効果が得られる。
【0182】(10) 上記に加えて、 上記速度モニ
タ回路の遅延列に出力選択回路を設けけ、上記基準信号
を入力して所望の遅延時間を経た複数通りの遅延信号の
中の1つを動作速度を指示するモード切替信号に対応し
て出力させることにより、簡単な構成で上記複数種類の
速度情報を半導体集積回路装置の内部で発生させること
ができるという効果が得られる。
【0183】(11) 上記に加えて、上記速度モニタ
回路のリング発振回路に複数の帰還ループの選択回路を
設け、上記複数の帰還ループの中の1つを動作速度を指
示するモード切替信号に対応して選択することにより、
簡単な構成で上記複数種類の速度情報を半導体集積回路
装置の内部で発生させることができるという効果が得ら
れる。
【0184】(12) 上記に加えて、上記主回路を複
数の回路ブロックに分割し、上記回路ブロック毎に上記
速度モニタ回路及び基板バイアス制御回路を設けること
によって、回路ブロック毎のきめこまかな速度制御が実
施でき、いっそうの低消費電力化を図ることができると
いう効果が得られる。
【0185】(13) 上記に加えて、上記基板バイア
ス制御回路として基板電圧に対応したでデジタル信号を
形成する制御信号発生回路と、上記デジタル信号を受け
てアナログ電圧を形成するD/A変換回路を上記分割さ
れた複数の回路ブロック毎に設けることにより、基板バ
イアスの安定化を図りつつ回路の簡素化を図ることがで
きるという効果が得られる。
【0186】(14) 上記に加えて、上記基板バイア
ス制御回路を基板電圧に対応したでデジタル信号を形成
する制御信号発生回路とし、上記半導体集積回路装置の
外部に上記デジタル信号を受けて上記基板電圧を形成す
るD/A変換回路を設けることにより、それぞれの半導
体集積回路装置に最適な基板バイアス電源を選択するこ
とができるという効果が得られる。
【0187】(15) 上記に加えて、少なくとも上記
主回路を構成するPチャンネル型MOSFETとNチャ
ンネル型MOSFETとがそれぞれ形成される半導体領
域の各々に、対応する基板バイアス電圧を供給する電圧
供給経路に設けられたインピーダンス手段からなり、か
かるインピーダンス手段に流れる電流に応答して上記半
導体領域に供給される正のバイアス電圧を制限すること
より、実際のLSI1が消費するリーク電流に対応した
高い精度での電力制限動作が可能となり、信頼性の向上
を図ることができるという効果が得られる。
【0188】(16) 上記に加えて、上記インピーダ
ンス手段として半導体集積回路に形成される抵抗素子を
用いることにより、高集積化を維持することができると
いう効果が得られる。
【0189】(17) 上記に加えて、上記インピーダ
ンス手段としてゲートに定常的に所定電圧が印加されて
オン状態にされたMOSFETを用いることにより、高
集積化を維持することができるという効果が得られる。
【0190】(18) 上記に加えて、上記インピーダ
ンス手段として、複数個の抵抗素子と、かかる複数個の
抵抗素子を選択するスイッチ素子とを用い、上記スイッ
チ素子の選択的なスイッチ制御により複数通りの抵抗値
に設定することにより最適な電力制御を選択することが
できるという効果が得られる。
【0191】(19) 上記に加えて、上記インピーダ
ンス手段として、複数個のMOSFETと、かかる複数
個のMOSFETを選択的にオン状態にさせる制御回路
により構成し、MOSFETのの選択的な動作により複
数通りの抵抗値に設定することにより最適な電力制御を
選択することができるという効果が得られる。
【0192】(20) CMOSで構成される主回路に
対して、その動作速度に対応した速度検出信号を形成す
る速度モニタ回路と、電源電圧発生回路とを設け、上記
電源電圧発生回路により、複数種類の動作速度に対応し
て設定された速度信号と上記速度検出信号とが一致する
ように上記主回路と速度モニタ回路の動作電圧を制御す
る回路規模を縮小しつつ、低消費電力化と製品歩留りの
向上を実現した半導体集積回路装置を得ることができる
という効果が得られる。
【0193】(21) 主回路を構成するMOSFET
が形成される半導体領域に基板バイアス回路により正の
バイアス電圧を供給するとともに、上記半導体領域とソ
ースとの間に流れる基板電流に応答して上記半導体領域
に供給れる電流を制限する電流制限回路を設けることに
より、製品歩留りの改善と信頼性を確保しつつ高速化を
実現した半導体集積回路装置を得ることができるという
効果ガ得られる。
【0194】(22) 上記に加えて、上記電流制限回
路として上記基板バイアス回路に設けられて、上記基板
電圧を出力する出力回路の出力インピーダンスを利用し
て構成することにより、回路素子数を削減することがで
きるという効果が得られる。
【0195】(23) 上記に加えて、上記電流制限回
路として半導体集積回路に形成される抵抗素子を用いる
ことにより、高集積化を維持しつつ主回路の回路規模に
応じた電流制限動作の回路設計が容易になるという効果
が得られる。
【0196】(24) 上記に加えて、上記電流制限回
路としてゲートに定常的に所定電圧が印加されてオン状
態にされたMOSFETを用いることにより、高集積化
を維持しつつ主回路の回路規模に応じた電流制限動作の
回路設計が容易になるという効果が得られる。
【0197】(25) 上記に加えて、上記電流制限回
路として複数個の抵抗素子と、かかる複数個の抵抗素子
を選択するスイッチ素子を用い、上記スイッチ素子の選
択的なスイッチ制御により複数通りの抵抗値を設定する
ことにより、最適な電力制御を選択することができると
いう効果が得られる。
【0198】(26) 上記に加えて、上記電流制限回
路として複数個のMOSFETと、かかる複数個のMO
SFETを選択的にオン状態にさせる制御回路を用い、
MOSFETのの選択的な動作により複数通りの抵抗値
に設定することにより、最適な電力制御を選択すること
ができるという効果が得られる。
【0199】(27) 上記に加えて、上記MOSFE
TをPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MO
SFETからなるCMOS回路とし、上記基板バイアス
回路を上記Pチャンネル型MOSFETに対応した第1
基板バイアス回路と、上記Nチャンネル型MOSFET
に対応した第2基板バイアス回路で構成することによ
り、個々のMOSFETに対応した基板電圧を得ること
ができるという効果が得られる。
【0200】(28) 主回路を構成するMOSFET
が形成される半導体領域に正のバイアス電圧を発生する
基板電圧バイアス回路と、上記バイアス電圧を上記半導
体領域に伝えるとともに、その最大電流が一定に制限さ
れたMOSFETを設けることにより、製品歩留りの改
善と信頼性を確保しつつ高速化を実現した半導体集積回
路装置を得ることができるという効果ガ得られる。
【0201】(29) 上記に加えて、上記電流制限を
行なうMOSFETは、所定の定電流が流れるようにさ
れたMOSFETと電流ミラー形態に接続されるものを
用いることにより、安定した電流制限動作を行なわせる
ことができるという効果が得られる。
【0202】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、速度
モニタ回路、基板バイアス制御回路、及び位相周波数比
較回路や基板バイアス電圧発生回路の具体的構成は、種
々の実施形態を採ることができるものである。この発明
は、MOSFETで構成される半導体集積回路装置に広
く利用することができる。
【0203】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。CMOSで構成される主回路に対し
て、その動作速度に対応した速度検出信号を形成する速
度モニタ回路と、上記主回路及び上記速度モニタ回路を
構成するPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型
MOSFETとがそれぞれ形成される半導体領域に、対
応する基板バイアス電圧を供給する基板バイアス制御回
路を設け、上記基板バイアス制御回路により、複数種類
の動作速度に対応して設定された速度信号と上記速度検
出信号とが一致するように上記基板バイアス電圧を形成
することにより、回路規模を縮小しつつ、低消費電力化
と製品歩留りの向上を実現した半導体集積回路装置を得
ることができる。
【0204】CMOSで構成される主回路に対して、そ
の動作速度に対応した速度検出信号を形成する速度モニ
タ回路と、電源電圧発生回路とを設け、上記電源電圧発
生回路により、複数種類の動作速度に対応して設定され
た速度信号と上記速度検出信号とが一致するように上記
主回路と速度モニタ回路の動作電圧を制御する回路規模
を縮小しつつ、低消費電力化と製品歩留りの向上を実現
した半導体集積回路装置を得ることができる。
【0205】主回路を構成するMOSFETが形成され
る半導体領域に基板バイアス回路により正のバイアス電
圧を供給するとともに、上記半導体領域とソースとの間
に流れる基板電流に応答して上記半導体領域に供給れる
電流を制限する電流制限回路を設けることにより、製品
歩留りの改善と信頼性を確保しつつ高速化を実現した半
導体集積回路装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例
を示す基本的なブロック図である。
【図2】本発明に係る半導体集積回路装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係る半導体集積回路装置の他の一実施
例を示すブロック図である。
【図4】図1の遅延列の一実施例を示す回路図である。
【図5】図3のリング発振回路の一実施例を示す回路図
である。
【図6】図2のクロックデューティ変換回路の動作を説
明するための波形図である。
【図7】図2の遅延列の動作を説明するための波形図で
ある。
【図8】図2及び図3の位相周波数比較回路の一実施例
を示す回路図である。
【図9】図2及び図3の基板バイアス発生回路の一実施
例を示すブロック図である。
【図10】上記基板バイアス発生回路の他の一実施例を
示すブロック図である。
【図11】上記基板バイアス発生回路の更に他の一実施
例を示すブロック図である。
【図12】図2及び図3の電力制限回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図13】上記電力制限回路の他の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図14】上記電力制限回路に用いられる電流測定回路
の一実施例を示す回路図である。
【図15】上記電流測定回路の他の一実施例を示す回路
図である。
【図16】上記電流測定回路の他の一実施例を示す回路
図である。
【図17】上記電流測定回路の他の一実施例を示す概略
素子構造断面図である。
【図18】上記電流測定回路の他の一実施例を示す概略
素子構造断面図である。
【図19】上記電力制限回路に用いられる温度測定回路
の一実施例を示す回路図である。
【図20】本発明に係る半導体集積回路装置の他の一実
施例を示すブロック図である。
【図21】本発明に係る半導体集積回路装置の他の一実
施例を示すブロック図である。
【図22】本発明に係る半導体集積回路装置の他の一実
施例を示すブロック図である。
【図23】本発明に係る半導体集積回路装置の他の一実
施例を示すブロック図である。
【図24】図20の制御信号発生回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図25】図22の遅延列の一実施例を示す回路図であ
る。
【図26】上記遅延列の他の一実施例を示す回路図であ
る。
【図27】図23のリング発振回路の一実施例を示す回
路図である。
【図28】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図29】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図30】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図31】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図32】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施
例を示す構成図である。
【図33】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す構成図である。
【図34】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す構成図である。
【図35】この発明を説明するためのしきい値電圧と電
流の特性図である。
【図36】この発明を説明するためのしきい値電圧の基
板バイアス特性図である。
【図37】この発明を説明するためのチップ内しきい値
電圧平均値の分布図である。
【図38】この発明を説明するためのチップ内しきい値
電圧平均値の分布図である。
【図39】この発明を説明するためのチップ内しきい値
電圧平均値の分布図である。
【図40】この発明を説明するためのチップ内しきい値
電圧平均値の分布図である。
【図41】この発明を説明するためのチップ内しきい値
電圧平均値の分布図である。
【図42】この発明を説明するためのチップ内しきい値
電圧平均値の分布図である。
【図43】この発明を説明するためのしきい値電圧と基
板バイアスとの特性図である。
【図44】この発明を説明するためのしきい値電圧とゲ
ート長との特性図である。
【図45】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す基本的なブロック図である。
【図46】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す基本的なブロック図である。
【図47】図45の電流制限回路の一実施例を示す回路
図である。
【図48】図45の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図49】図45の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図50】図45の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図51】図45の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図52】この発明を説明するための半導体集積回路装
置の概略素子構造断面図である。
【図53】この発明を説明するための半導体集積回路装
置の概略素子構造断面図である。
【図54】この発明を説明するための半導体集積回路装
置の概略素子構造断面図である。
【図55】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す基本的なブロック図である。
【図56】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示す基本的なブロック図である。
【図57】図55の電流制限回路の一実施例を示す回路
図である。
【図58】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図59】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図60】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図61】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図62】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図63】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図64】図55の電流制限回路の他の一実施例を示す
回路図である。
【図65】図57等の選択回路の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図66】図57等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図67】図57等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図68】図57等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図69】図62等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図70】図62等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図71】図62等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図72】図62等の選択回路の他の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図73】図68等の基板電流検出回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図74】図68等の基板電流検出回路の他の一実施例
を示すブロック図である。
【図75】図68等の基板電流検出回路の他の一実施例
を示すブロック図である。
【図76】図73等のリーク電流測定回路の一実施例を
示す素子構造断面図である。
【図77】図73等のリーク電流測定回路の他の一実施
例を示す素子構造断面図である。
【図78】この本発明に係る半導体集積回路装置の他の
一実施例を示す基本的ブロック図である。
【図79】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図80】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図81】図80の チャージポンプの一実施例を示す
回路図である。
【図82】図80のチャージポンプの他の一実施例を示
す回路図である。
【図83】この本発明に係る半導体集積回路装置の他の
一実施例を示す基本的ブロック図である。
【図84】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一
実施例を示すブロック図である。
【図85】この発明を説明するための半導体集積回路装
置の動作速度分布図である。
【図86】この発明を説明するための半導体集積回路装
置の動作速度分布図である。
【図87】この発明を説明するための半導体集積回路装
置の動作速度分布図である。
【符号の説明】
Q1,Q2…MOSFET、AMP1、AMP2…電流
増幅回路、CHP1:チャージポンプ回路、CLC1〜
CLC62…電流制限回路、CMP1,CMP2…比較
器、CORE1…プロセッサコア、DCT1…ダウンカ
ウンタ、DIV1…分周器、DMN61…速度モニタ回
路、FUS1…制御電流選択ヒューズ、IO1…入出力
モジュール、LCM1…リーク電流測定回路、LSI
1,LSI11…主回路、MN1〜MN54:Nチャン
ネル型MOSトランジスタ、MP1〜MP54…Pチャ
ンネル型MOSトランジスタ、n+…N型拡散層、NI
SO1…N型基板分離層、NPN1〜NPN3…NPN
型バイポーラトランジスタ、NWEL1〜NWEL3:
N型ウエル、p+…P型拡散層、PIN1…制御電流選
択ピン、PNP1〜PNP3…PNP型バイポーラトラ
ンジスタ、PSUB1…P型基板、PWEL1〜PWE
L3…P型ウエル、REG1…制御電流選択レジスタ、
RES1〜RES24…抵抗、SBG1,SBG61…
基板バイアス発生回路、SCD1…基板電流検出回路、
SCNT1…基板制御回路、SEL1,SEL11…選
択回路、SOI1…酸化膜分離層、UCT1…アップカ
ウンタ、UDC1…アップダウンカウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 19/094 H03M 1/66 (72)発明者 小野 豪一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5F038 AV06 AV13 AV18 BB02 BB08 BG04 BG05 BG06 BG09 BH20 DF01 DF03 DF04 DF08 DT12 EZ06 EZ20 5F048 AA07 AB03 AB10 AC03 AC10 BA01 BA16 BE02 BE03 CC13 CC14 5J001 AA05 AA11 BB12 DD09 5J022 AB01 BA05 BA06 CD03 CE06 CE09 CG01 5J056 AA03 BB02 BB17 BB57 CC00 DD13 DD29 EE04 FF08 KK01 KK03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOSで構成されるクロック信号によ
    り動作する主回路と、CMOSで構成され、速度検出信
    号を発生する速度モニタ回路と、 上記主回路及び上記速度モニタ回路を構成するPチャン
    ネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFETとが
    それぞれ形成される半導体領域に、基板バイアス電圧を
    供給する基板バイアス制御回路を備え、 上記クロック信号の周期と上記速度モニタ回路の遅延時
    間が一致するように上記基板バイアス電圧が発生される
    ことにより、上記主回路が上記クロック信号に同期して
    動作することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記動作速度は、低速、中速、高速とスタンバイのいず
    れか少なくとも2つを含むものであることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記基板バイアス制御回路は、上記主回路及び速度モニ
    タ回路をそれぞれ構成するPチャンネルMOSFETと
    Nチャンネル型MOSFETのそれぞれに対して順方向
    から逆方向の範囲で所望の基板バイアス電位を与えるも
    のであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
    いて、 上記速度モニタ回路は、クロックデューティ変換回路と
    遅延列を含み、 上記クロックデューティ変換回路は、速度情報が周波数
    の形態で入力されたクロック信号を受けて所望のデュー
    ティ比を持つ信号に変換して基準信号として出力し、 上記遅延列は上記基準信号を入力して所望の遅延時間を
    経て少なくとも1つの遅延信号を出力し、 上記基板バイアス制御回路は、位相周波数比較回路と基
    板バイアス発生回路とを含み、 上記位相周波数比較回路は、上記基準信号と上記遅延信
    号を入力して2信号の位相差を比較し位相差に応じてア
    ップ信号若しくはダウン信号を出力し、 上記基板バイアス発生回路は、上記アップ信号と上記ダ
    ウン信号を受けてそれに対応した上記Pチャンネル型M
    OSFETの基板バイアス及びNチャンネル型MOSF
    ETの基板バイアスを生成するものであることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 電力制限回路を更に有し,上記電力制限回路は上記主回
    路の電流若しくは温度に応じて少なくとも1つの制限信
    号を発生し、上記速度モニタ回路による上記基板バイア
    ス制御回路に対する制御に制限を与え、上記主回路に流
    れる電流若しくは上記主回路の動作温度が所望の値より
    大きくなることを防ぐようにしてなること特徴とする半
    導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記電力制限回路は、上記位相周波数比較回路及び上記
    基板バイアス発生回路のうち少なくとも一方に上記制限
    信号を伝えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 制御信号発生回路を更に備え、 上記制御信号発生回路は、クロック信号及び動作速度を
    指示するモード切替信号を受けて、上記複数種類の動作
    速度に対応して設定された速度信号を形成するものであ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記制御信号発生回路は、クロック発生回路と分周回路
    と第1のセレクタとを備え、 上記クロック発生回路は、所定の周波数のクロック信号
    を形成し、 上記分周回路は、上記クロック発生回路で形成されたク
    ロック信号を受けて、少なくとも2種類の周波数を持つ
    分周信号を出力し、 上記第1のセレクタは、上記モード切替信号を受け、そ
    れに対応して上記分周信号のうち1つの周波数の分周信
    号を選んで出力することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項4において、 上記速度モニタ回路の遅延列は、出力選択回路を更に備
    え、 上記基準信号を入力して所望の遅延時間を経た複数通り
    の遅延信号の中の1つを動作速度を指示するモード切替
    信号に対応して出力するものであることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 上記主回路は、複数の回路ブロックに分割され、 上記回路ブロック毎に上記速度モニタ回路及び基板バイ
    アス制御回路が設けられてなることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 上記基板バイアス制御回路は、基板電圧に対応したでデ
    ジタル信号を形成する制御信号発生回路と、上記デジタ
    ル信号を受けてアナログ電圧を発生させるD/A変換回
    路からなり、 上記主回路は、複数の回路ブロックに分割され、 上記分割された複数の回路ブロックに対応して共通に上
    記速度モニタ回路及び基板バイアス制御回路の制御信号
    発生回路を設け、 上記分割された各回路ブロック毎に上記D/A変換回路
    を設けてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、 上記基板バイアス制御回路は、基板電圧に対応したでデ
    ジタル信号を形成する制御信号発生回路からなり、 上記半導体集積回路装置の外部に上記デジタル信号を受
    けて、上記基板電圧を形成するD/A変換回路が設けら
    れてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 請求項3において、 電流制限手段を更に有し,上記電流制限手段は、少なく
    とも上記主回路を構成するPチャンネル型MOSFET
    とNチャンネル型MOSFETとがそれぞれ形成される
    半導体領域の各々に対応する基板バイアス電圧を供給す
    る電圧供給経路に設けられ、上記半導体領域に供給され
    る正のバイアス電圧による電流が過度に流れることを防
    止することを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 上記電流制限手段は、半導体集積回路に形成される抵抗
    素子により構成されることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 上記電流制限手段は、ゲートに定常的に所定電圧が印加
    されてオン状態にされたMOSFETにより構成される
    ものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 請求項13において、 上記電流制限手段は、複数個の抵抗素子と、かかる複数
    個の抵抗素子を選択するスイッチ素子とを含み、上記ス
    イッチ素子の選択的なスイッチ制御により複数通りの抵
    抗値に設定されるものであることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  17. 【請求項17】 請求項13において、 上記電流制限手段は、複数個のMOSFETと、かかる
    複数個のMOSFETを選択的にオン状態にさせる制御
    回路により構成されて、MOSFETのの選択的な動作
    により複数通りの抵抗値に設定されるものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 CMOSで構成される主回路と、 上記主回路と同様なCMOSで構成され、上記主回路の
    CMOS回路における動作速度に対応した速度検出信号
    を形成する速度モニタ回路と、 電源電圧発生回路とを備え、 上記電源電圧発生回路により、複数種類の動作速度に対
    応して設定された速度信号と上記速度検出信号とが一致
    するように上記主回路と速度モニタ回路の動作電圧を制
    御してなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 MOSFETで構成される主回路と、 上記MOSFETが形成される半導体領域に正のバイア
    ス電圧を供給する基板バイアス回路と、 上記MOSFETが形成される半導体領域とソースとの
    間に流れる基板電流に応答して上記半導体領域に供給さ
    れる電流を制限する電流制限回路とを備えてなることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 上記電流制限回路は、上記基板バイアス回路に設けられ
    て、上記基板電圧を出力する出力回路の出力インピーダ
    ンスを利用して構成されることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  21. 【請求項21】 請求項19において、 上記電流制限回路は、半導体集積回路に形成される抵抗
    素子により構成されることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  22. 【請求項22】 請求項19において、 上記電流制限回路は、ゲートに定常的に所定電圧が印加
    されてオン状態にされたMOSFETにより構成される
    ものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 請求項19において、 上記電流制限回路は、複数個の抵抗素子と、かかる複数
    個の抵抗素子を選択するスイッチ素子とを含み、上記ス
    イッチ素子の選択的なスイッチ制御により複数通りの抵
    抗値に設定されるものであることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  24. 【請求項24】 請求項19において、 上記電流制限回路は、複数個のMOSFETと、かかる
    複数個のMOSFETを選択的にオン状態にさせる制御
    回路により構成されて、MOSFETのの選択的な動作
    により複数通りの抵抗値に設定されるものであることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  25. 【請求項25】 請求項19ないし24のいずれかにお
    いて、 上記MOSFETは、Pチャンネル型MOSFETとN
    チャンネル型MOSFETからなり、 上記基板バイアス回路は、上記Pチャンネル型MOSF
    ETに対応した第1基板バイアス回路と、上記Nチャン
    ネル型MOSFETに対応した第2基板バイアス回路か
    らなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】 MOSFETで構成される主回路と、 上記MOSFETが形成される半導体領域に正のバイア
    ス電圧を発生する基板電圧バイアス回路と上記バイアス
    電圧を上記半導体領域に伝えるとともに、その最大電流
    が一定に制限されたMOSFETを含む電流制限回路と
    を備えてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  27. 【請求項27】 請求項26において、 上記MOSFETは、所定の定電流が流れるようにされ
    たMOSFETと電流ミラー形態に接続されるものであ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
JP2000116521A 1999-09-13 2000-04-18 半導体集積回路装置 Expired - Fee Related JP3928837B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000116521A JP3928837B2 (ja) 1999-09-13 2000-04-18 半導体集積回路装置
US09/661,371 US6466077B1 (en) 1999-09-13 2000-09-13 Semiconductor integrated circuit device including a speed monitor circuit and a substrate bias controller responsive to the speed-monitor circuit
KR1020000054011A KR100786444B1 (ko) 1999-09-13 2000-09-14 반도체 집적 회로 장치
US10/207,903 US6778002B2 (en) 1999-09-13 2002-07-31 Semiconductor integrated circuit device including a substrate bias controller and a current limiting circuit
US10/889,141 US6867637B2 (en) 1999-09-13 2004-07-13 Semiconductor integrated circuit device including a substrate bias controller and a current limiting circuit

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25879299 1999-09-13
JP11-258792 1999-09-13
JP2000116521A JP3928837B2 (ja) 1999-09-13 2000-04-18 半導体集積回路装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006316669A Division JP4507121B2 (ja) 1999-09-13 2006-11-24 半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001156261A true JP2001156261A (ja) 2001-06-08
JP3928837B2 JP3928837B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=26543829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000116521A Expired - Fee Related JP3928837B2 (ja) 1999-09-13 2000-04-18 半導体集積回路装置

Country Status (3)

Country Link
US (3) US6466077B1 (ja)
JP (1) JP3928837B2 (ja)
KR (1) KR100786444B1 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001071445A1 (en) * 2000-03-17 2001-09-27 Sony Corporation Power supply control device, semiconductor device and method of driving semiconductor device
JP2001345693A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JP2003142598A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JP2004228417A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置
JP2005197411A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
JP2005340426A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Sony Corp 半導体装置
US7071768B2 (en) 2002-08-08 2006-07-04 Fujitsu Limited Semiconductor integrated circuit having controllable internal supply voltage
WO2006132358A1 (ja) * 2005-06-09 2006-12-14 Autonetworks Technologies, Ltd. 同軸コネクタ及び同軸コネクタのコネクタハウジングへの取付け構造
US7285451B2 (en) 2005-04-15 2007-10-23 Nec Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device manufacturing method
JP2007336119A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nec Electronics Corp 半導体装置、及びインピーダンス制御方法
JP2007538474A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 アルテラ コーポレイション 集積回路の性能を調整するための装置および方法
JP2008011323A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動作速度検出装置
US7411435B2 (en) 2005-02-03 2008-08-12 Elpida Memory, Inc. Duty detection circuit
US7466186B2 (en) 2004-07-27 2008-12-16 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit
KR100890382B1 (ko) 2007-12-27 2009-03-25 주식회사 하이닉스반도체 지연 회로와 이를 구비하는 반도체 메모리 소자
WO2009123090A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 独立行政法人産業技術総合研究所 再構成可能集積回路
JP2009303012A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Olympus Corp 固体撮像装置
WO2010082239A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 パナソニック株式会社 比較器およびa/d変換器
US7853844B2 (en) 2006-04-18 2010-12-14 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit system, semiconductor integrated circuit, operating system, and control method for semiconductor integrated circuit
JP2011238741A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及びそれを備えた電圧制御装置
JP2012516650A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 アップル インコーポレイテッド 動的な電圧及び周波数管理
JP2015027068A (ja) * 2013-06-21 2015-02-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
JP2015089134A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ボディバイアス制御回路
JP2016195282A (ja) * 2011-05-31 2016-11-17 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2017224978A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 東芝メモリ株式会社 半導体装置
JP2018056558A (ja) * 2016-09-23 2018-04-05 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2018207281A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 三重富士通セミコンダクター株式会社 発振回路及び電圧制御装置

Families Citing this family (115)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW400650B (en) * 1996-11-26 2000-08-01 Hitachi Ltd Semiconductor integrated circuit device
JP3853513B2 (ja) * 1998-04-09 2006-12-06 エルピーダメモリ株式会社 ダイナミック型ram
JP4743570B2 (ja) * 2001-04-10 2011-08-10 ルネサスエレクトロニクス株式会社 電源回路を内蔵した半導体集積回路および液晶表示制御装置並びに携帯用電子機器
US7941675B2 (en) 2002-12-31 2011-05-10 Burr James B Adaptive power control
US7180322B1 (en) 2002-04-16 2007-02-20 Transmeta Corporation Closed loop feedback control of integrated circuits
US6731158B1 (en) * 2002-06-13 2004-05-04 University Of New Mexico Self regulating body bias generator
US6784722B2 (en) * 2002-10-09 2004-08-31 Intel Corporation Wide-range local bias generator for body bias grid
JP2004165649A (ja) * 2002-10-21 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
JP4079752B2 (ja) * 2002-11-08 2008-04-23 沖電気工業株式会社 加入者回路
US7228242B2 (en) 2002-12-31 2007-06-05 Transmeta Corporation Adaptive power control based on pre package characterization of integrated circuits
US7949864B1 (en) 2002-12-31 2011-05-24 Vjekoslav Svilan Balanced adaptive body bias control
US7786756B1 (en) * 2002-12-31 2010-08-31 Vjekoslav Svilan Method and system for latchup suppression
US7205758B1 (en) 2004-02-02 2007-04-17 Transmeta Corporation Systems and methods for adjusting threshold voltage
US7642835B1 (en) 2003-11-12 2010-01-05 Robert Fu System for substrate potential regulation during power-up in integrated circuits
US7953990B2 (en) 2002-12-31 2011-05-31 Stewart Thomas E Adaptive power control based on post package characterization of integrated circuits
CN100508211C (zh) * 2003-01-21 2009-07-01 西北大学 快速开关功率绝缘栅半导体器件
US7498865B2 (en) * 2003-02-25 2009-03-03 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit with reduced speed variations
US7131089B2 (en) * 2003-06-20 2006-10-31 Texas Instruments Incorporated Computer program for programming an integrated circuit speed capability indicator
JP4031399B2 (ja) * 2003-07-08 2008-01-09 セイコーインスツル株式会社 半導体集積回路装置
JP4318511B2 (ja) * 2003-08-26 2009-08-26 三洋電機株式会社 昇圧回路
DE10342997A1 (de) * 2003-09-17 2005-04-28 Infineon Technologies Ag Elektronischer Schaltkreis, Schaltkreis-Testanordnung und Verfahren zum Ermitteln der Funktionsfähigkeit eines elektronischen Schaltkreises
JP2005166698A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
US7649402B1 (en) 2003-12-23 2010-01-19 Tien-Min Chen Feedback-controlled body-bias voltage source
US7012461B1 (en) 2003-12-23 2006-03-14 Transmeta Corporation Stabilization component for a substrate potential regulation circuit
US7129771B1 (en) 2003-12-23 2006-10-31 Transmeta Corporation Servo loop for well bias voltage source
US7692477B1 (en) 2003-12-23 2010-04-06 Tien-Min Chen Precise control component for a substrate potential regulation circuit
US7859062B1 (en) 2004-02-02 2010-12-28 Koniaris Kleanthes G Systems and methods for integrated circuits comprising multiple body biasing domains
US7816742B1 (en) * 2004-09-30 2010-10-19 Koniaris Kleanthes G Systems and methods for integrated circuits comprising multiple body biasing domains
US7774625B1 (en) 2004-06-22 2010-08-10 Eric Chien-Li Sheng Adaptive voltage control by accessing information stored within and specific to a microprocessor
US7562233B1 (en) 2004-06-22 2009-07-14 Transmeta Corporation Adaptive control of operating and body bias voltages
FR2872630B1 (fr) * 2004-07-01 2006-12-01 St Microelectronics Sa Circuit integre tolerant au phenomene de verrouillage
US7782090B2 (en) * 2004-08-02 2010-08-24 Panasonic Corporation Semiconductor device
US7319357B2 (en) * 2004-08-24 2008-01-15 Texas Instruments Incorporated System for controlling switch transistor performance
US7955797B2 (en) 2004-10-25 2011-06-07 Advanced Technology Materials, Inc. Fluid storage and dispensing system including dynamic fluid monitoring of fluid storage and dispensing vessel
FR2878665B1 (fr) * 2004-11-30 2007-05-25 St Microelectronics Rousset Circuit amplificateur a transconductance a gain negatif
US7321254B2 (en) * 2004-12-03 2008-01-22 Lsi Logic Corporation On-chip automatic process variation, supply voltage variation, and temperature deviation (PVT) compensation method
US7453311B1 (en) * 2004-12-17 2008-11-18 Xilinx, Inc. Method and apparatus for compensating for process variations
US20060132218A1 (en) * 2004-12-20 2006-06-22 Tschanz James W Body biasing methods and circuits
KR100743623B1 (ko) * 2004-12-22 2007-07-27 주식회사 하이닉스반도체 반도체 장치의 전류 구동 제어장치
JP2006217540A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Fujitsu Ltd 半導体集積回路および半導体集積回路の制御方法
US7391111B2 (en) * 2005-05-20 2008-06-24 Texas Instruments Incorporated Systems and methods for maintaining performance at a reduced power
JP4846272B2 (ja) 2005-06-07 2011-12-28 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
TW200722344A (en) * 2005-08-22 2007-06-16 Advanced Tech Materials Material containment system
US20070047364A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 International Business Machines Corporation Methods and apparatus for varying a supply voltage or reference voltage using independent control of diode voltage in asymmetrical double-gate devices
US20070139098A1 (en) * 2005-12-15 2007-06-21 P.A. Semi, Inc. Wearout compensation mechanism using back bias technique
US20070247196A1 (en) * 2006-04-07 2007-10-25 Thomas Niedermeier Circuit and method for configuring a circuit
JP4978950B2 (ja) * 2006-04-10 2012-07-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置及び基板バイアス制御方法
JP5052813B2 (ja) * 2006-04-12 2012-10-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
US7508432B2 (en) * 2006-07-19 2009-03-24 Eastman Kodak Company CCD with improved substrate voltage setting circuit
US20080048746A1 (en) * 2006-08-25 2008-02-28 Microchip Technology Incorporated Hysteresis Comparator with Programmable Hysteresis Width
KR100817058B1 (ko) * 2006-09-05 2008-03-27 삼성전자주식회사 룩업 테이블을 이용한 바디 바이어싱 제어회로 및 이의바디 바이어싱 제어방법
JP5034403B2 (ja) * 2006-09-21 2012-09-26 富士通セミコンダクター株式会社 半導体集積回路装置
JP2008099032A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
US7671663B2 (en) * 2006-12-12 2010-03-02 Texas Instruments Incorporated Tunable voltage controller for a sub-circuit and method of operating the same
JP2008153415A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Renesas Technology Corp 半導体集積回路およびその製造方法
US8081011B2 (en) 2007-02-06 2011-12-20 Agere Systems Method and apparatus for regulating a power supply of an integrated circuit
US7791368B2 (en) * 2007-02-06 2010-09-07 Agere Systems Inc. Method and apparatus for regulating a power supply of an integrated circuit
US20080197914A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Daniel Shimizu Dynamic leakage control using selective back-biasing
JP2009088387A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Renesas Technology Corp 半導体装置
TWI349842B (en) * 2007-12-12 2011-10-01 Univ Nat Chiao Tung Self-aware adaptive power control system
US20090160531A1 (en) * 2007-12-20 2009-06-25 Ati Technologies Ulc Multi-threshold voltage-biased circuits
DE102008007029B4 (de) * 2008-01-31 2014-07-03 Globalfoundries Dresden Module One Limited Liability Company & Co. Kg Betrieb einer elektronischen Schaltung mit körpergesteuertem Doppelkanaltransistor und SRAM-Zelle mit körpergesteuertem Doppelkanaltransistor
US20110043128A1 (en) * 2008-04-03 2011-02-24 Pioneer Corporation Circuit device driving method and circuit device
US7816974B2 (en) * 2008-04-04 2010-10-19 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit device
JP2009289997A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujitsu Ltd 温度制御装置及び温度制御方法
US20100045364A1 (en) * 2008-08-25 2010-02-25 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Adaptive voltage bias methodology
US7952423B2 (en) * 2008-09-30 2011-05-31 Altera Corporation Process/design methodology to enable high performance logic and analog circuits using a single process
US7812662B2 (en) * 2008-10-07 2010-10-12 Via Technologies, Inc. System and method for adjusting supply voltage levels to reduce sub-threshold leakage
US20100102872A1 (en) * 2008-10-29 2010-04-29 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Dynamic Substrate Bias for PMOS Transistors to Alleviate NBTI Degradation
US8102002B2 (en) * 2008-12-16 2012-01-24 Analog Devices, Inc. System and method for isolated NMOS-based ESD clamp cell
KR101004677B1 (ko) * 2008-12-30 2011-01-04 주식회사 하이닉스반도체 내부 전원 전압 생성 회로 및 내부 전원 전압 생성 방법
US8913051B2 (en) * 2009-06-30 2014-12-16 Silicon Laboratories Inc. LCD controller with oscillator prebias control
US9058761B2 (en) 2009-06-30 2015-06-16 Silicon Laboratories Inc. System and method for LCD loop control
JP5529450B2 (ja) * 2009-07-15 2014-06-25 スパンション エルエルシー ボディバイアス制御回路及びボディバイアス制御方法
JP4995890B2 (ja) * 2009-12-25 2012-08-08 株式会社東芝 半導体装置及びdc−dcコンバータ
US8258861B2 (en) * 2010-01-08 2012-09-04 Analog Devices, Inc. Systems and methods for minimizing power consumption
US20110189836A1 (en) * 2010-02-04 2011-08-04 Macronix International Co., Ltd. Ion/ioff in semiconductor devices by utilizing the body effect
EP2369622B1 (fr) * 2010-03-24 2015-10-14 STMicroelectronics Rousset SAS Procédé et dispositif de contremesure contre une attaque par injection d'erreur dans un microcircuit électronique
US9483098B2 (en) 2010-04-01 2016-11-01 Qualcomm Incorporated Circuits, systems and methods to detect and accommodate power supply voltage droop
JP2012059328A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Renesas Electronics Corp テスト回路及びそれを備えた半導体集積回路
US9024317B2 (en) * 2010-12-24 2015-05-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor circuit, method for driving the same, storage device, register circuit, display device, and electronic device
US20140021557A1 (en) * 2011-03-30 2014-01-23 Freescale Semiconductor, Inc. Apparatus for forward well bias in a semiconductor integrated circuit
US8723592B2 (en) * 2011-08-12 2014-05-13 Nxp B.V. Adjustable body bias circuit
US9436250B1 (en) 2011-12-19 2016-09-06 Altera Corporation Apparatus for improving power consumption of communication circuitry and associated methods
US8970289B1 (en) * 2012-01-23 2015-03-03 Suvolta, Inc. Circuits and devices for generating bi-directional body bias voltages, and methods therefor
DE102013207324A1 (de) * 2012-05-11 2013-11-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Halbleitervorrichtung und elektronisches Gerät
JP6263833B2 (ja) * 2012-10-22 2018-01-24 株式会社ソシオネクスト 電子回路および半導体装置
US20140214191A1 (en) * 2013-01-31 2014-07-31 Broadcom Corporation Adaptive Integrated Circuit to Optimize Power and Performance Across Process Variations
WO2014135573A1 (en) * 2013-03-07 2014-09-12 Stichting Imec Nederland Circuit and method for detection and compensation of transistor mismatch
FR3003996B1 (fr) * 2013-03-28 2015-04-24 Commissariat Energie Atomique Procede de commande d'un circuit integre
KR20140126146A (ko) * 2013-04-22 2014-10-30 삼성전자주식회사 음 바이어스 온도 불안정 보상 회로를 구비하는 반도체 장치 및 그에 따른 보상 방법
JP6406926B2 (ja) 2013-09-04 2018-10-17 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9939330B2 (en) * 2014-03-28 2018-04-10 Darryl G. Walker Semiconductor device having subthreshold operating circuits including a back body bias potential based on temperature range
US20150381160A1 (en) * 2014-06-26 2015-12-31 Infineon Technologies Ag Robust multiplexer, and method for operating a robust multiplexer
CN105334899B (zh) * 2014-07-28 2017-12-01 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 Pmos晶体管的修复电路及方法
JP6424715B2 (ja) * 2015-04-01 2018-11-21 富士通株式会社 半導体装置、及び、半導体装置の電圧設定方法
US9659933B2 (en) * 2015-04-27 2017-05-23 Stmicroelectronics International N.V. Body bias multiplexer for stress-free transmission of positive and negative supplies
US20170063357A1 (en) * 2015-08-27 2017-03-02 Globalfoundries Inc. Method, apparatus and system for using tunable timing circuits for fdsoi technology
FI20150294A (fi) * 2015-10-23 2017-04-24 Ari Paasio Matalan tehonkulutuksen logiikkaperhe
DK3187960T3 (da) * 2015-12-29 2019-06-24 Gn Hearing As Dynamisk forspænding i spærreretning i en FD-SOI process for optimering af PSU-forholdet
US10469076B2 (en) * 2016-11-22 2019-11-05 The Curators Of The University Of Missouri Power gating circuit utilizing double-gate fully depleted silicon-on-insulator transistor
DK3343769T3 (da) 2016-12-27 2019-05-06 Gn Hearing As Integreret kredsløb, der omfatter justerbar spærreforspænding af én eller flere logiske kredsløbsregioner
AT519539B1 (de) 2016-12-29 2018-10-15 Avl List Gmbh Radarzielemulator mit einer Überblendungsvorrichtung und Verfahren zum Überblenden von Signalen
AT519538B1 (de) 2016-12-29 2019-05-15 Avl List Gmbh Verfahren und System zur simulationsgestützten Bestimmung von Echopunkten sowie Verfahren zur Emulation und Emulationsvorrichtung
AT519540B1 (de) * 2016-12-29 2018-10-15 Avl List Gmbh Schaltvorrichtung für einen Radarzielemulator und Radarzielemulator mit einer solchen Schaltvorrichtung
AT520578B1 (de) 2017-10-06 2021-01-15 Avl List Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Konvertierung eines Radarsignals sowie Prüfstand
EP3743784B1 (en) * 2018-01-25 2022-01-12 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA - Recherche et Développement Electronic device
US10756613B2 (en) * 2018-02-01 2020-08-25 Marvell Asia Pte, Ltd. Controlling current flow between nodes with adjustable back-gate voltage
CN110798197A (zh) * 2018-08-02 2020-02-14 恩智浦美国有限公司 Fd-soi器件校正电路及其方法
US11681313B2 (en) 2020-11-25 2023-06-20 Changxin Memory Technologies, Inc. Voltage generating circuit, inverter, delay circuit, and logic gate circuit
EP4033312B1 (en) 2020-11-25 2024-08-21 Changxin Memory Technologies, Inc. Control circuit and delay circuit
EP4033664B1 (en) * 2020-11-25 2024-01-10 Changxin Memory Technologies, Inc. Potential generation circuit, inverter, delay circuit, and logic gate circuit
EP4033661B1 (en) 2020-11-25 2024-01-24 Changxin Memory Technologies, Inc. Control circuit and delay circuit
JP2023040757A (ja) * 2021-09-10 2023-03-23 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置および半導体装置のボディバイアス制御方法
KR20230140036A (ko) * 2022-03-29 2023-10-06 삼성전자주식회사 바디 바이어스 전압 생성기 및 이를 포함하는 반도체 장치

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5003197A (en) * 1989-01-19 1991-03-26 Xicor, Inc. Substrate bias voltage generating and regulating apparatus
US5461338A (en) * 1992-04-17 1995-10-24 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit incorporated with substrate bias control circuit
US5432731A (en) * 1993-03-08 1995-07-11 Motorola, Inc. Ferroelectric memory cell and method of sensing and writing the polarization state thereof
JP3110262B2 (ja) * 1993-11-15 2000-11-20 松下電器産業株式会社 半導体装置及び半導体装置のオペレーティング方法
KR0169157B1 (ko) * 1993-11-29 1999-02-01 기다오까 다까시 반도체 회로 및 mos-dram
US5753946A (en) * 1995-02-22 1998-05-19 Sony Corporation Ferroelectric memory
JP3557275B2 (ja) 1995-03-29 2004-08-25 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置及びマイクロコンピュータ
JP3641511B2 (ja) * 1995-06-16 2005-04-20 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
JP3732914B2 (ja) * 1997-02-28 2006-01-11 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置
JPH10256915A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Mitsubishi Electric Corp ディジタル/アナログ変換回路
JP3814385B2 (ja) * 1997-10-14 2006-08-30 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置
JP3780713B2 (ja) * 1998-08-25 2006-05-31 富士通株式会社 強誘電体メモリ、強誘電体メモリの製造方法及び強誘電体メモリの試験方法

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6924679B2 (en) 2000-03-17 2005-08-02 Sony Corporation Power supply control device, semiconductor device and method of driving semiconductor device
WO2001071445A1 (en) * 2000-03-17 2001-09-27 Sony Corporation Power supply control device, semiconductor device and method of driving semiconductor device
JP2001345693A (ja) * 2000-05-30 2001-12-14 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
JP2005354718A (ja) * 2000-05-30 2005-12-22 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置
KR100888806B1 (ko) * 2001-11-01 2009-03-16 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 반도체 집적회로 장치 및 웰 바이어스 전압 출력방법
US6653890B2 (en) 2001-11-01 2003-11-25 Renesas Technology Corporation Well bias control circuit
US6847252B1 (en) 2001-11-01 2005-01-25 Renesas Technology Corporation Semiconductor integrated circuit device
JP2003142598A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置
US7071768B2 (en) 2002-08-08 2006-07-04 Fujitsu Limited Semiconductor integrated circuit having controllable internal supply voltage
JP4521546B2 (ja) * 2003-01-24 2010-08-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
JP2004228417A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置
JP2005197411A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
JP4744807B2 (ja) * 2004-01-06 2011-08-10 パナソニック株式会社 半導体集積回路装置
JP2007538474A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 アルテラ コーポレイション 集積回路の性能を調整するための装置および方法
JP2005340426A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Sony Corp 半導体装置
JP4617721B2 (ja) * 2004-05-26 2011-01-26 ソニー株式会社 半導体装置および半導体回路の供給電圧制御方法
US7466186B2 (en) 2004-07-27 2008-12-16 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit
US7411435B2 (en) 2005-02-03 2008-08-12 Elpida Memory, Inc. Duty detection circuit
US7642829B2 (en) 2005-02-03 2010-01-05 Elpida Memory, Inc. Duty detection circuit
US7285451B2 (en) 2005-04-15 2007-10-23 Nec Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device manufacturing method
WO2006132358A1 (ja) * 2005-06-09 2006-12-14 Autonetworks Technologies, Ltd. 同軸コネクタ及び同軸コネクタのコネクタハウジングへの取付け構造
US7853844B2 (en) 2006-04-18 2010-12-14 Panasonic Corporation Semiconductor integrated circuit system, semiconductor integrated circuit, operating system, and control method for semiconductor integrated circuit
JP2007336119A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nec Electronics Corp 半導体装置、及びインピーダンス制御方法
JP2008011323A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動作速度検出装置
US7773434B2 (en) 2007-12-27 2010-08-10 Hynix Semiconductor Inc. Delay circuit and semiconductor memory device having the same
KR100890382B1 (ko) 2007-12-27 2009-03-25 주식회사 하이닉스반도체 지연 회로와 이를 구비하는 반도체 메모리 소자
JP5046142B2 (ja) * 2008-03-31 2012-10-10 独立行政法人産業技術総合研究所 再構成可能集積回路
WO2009123090A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 独立行政法人産業技術総合研究所 再構成可能集積回路
JP2009303012A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Olympus Corp 固体撮像装置
WO2010082239A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 パナソニック株式会社 比較器およびa/d変換器
JP2012516650A (ja) * 2009-01-28 2012-07-19 アップル インコーポレイテッド 動的な電圧及び周波数管理
JP2011238741A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及びそれを備えた電圧制御装置
JP2016195282A (ja) * 2011-05-31 2016-11-17 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2015027068A (ja) * 2013-06-21 2015-02-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
US9201440B2 (en) 2013-06-21 2015-12-01 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit device
JP2015089134A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ボディバイアス制御回路
JP2017224978A (ja) * 2016-06-15 2017-12-21 東芝メモリ株式会社 半導体装置
JP2018056558A (ja) * 2016-09-23 2018-04-05 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2018207281A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 三重富士通セミコンダクター株式会社 発振回路及び電圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3928837B2 (ja) 2007-06-13
US6778002B2 (en) 2004-08-17
US20020186071A1 (en) 2002-12-12
US6867637B2 (en) 2005-03-15
US6466077B1 (en) 2002-10-15
US20040251484A1 (en) 2004-12-16
KR100786444B1 (ko) 2007-12-17
KR20010030382A (ko) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3928837B2 (ja) 半導体集積回路装置
EP3038256B1 (en) Inverter and ring oscillator with high temperature sensitivity
US6933769B2 (en) Bandgap reference circuit
JPH0412649B2 (ja)
US7605601B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP2000022508A (ja) 半導体装置
KR980012291A (ko) 반도체 장치
KR0150750B1 (ko) 대기상태의 전력 소모를 감소시키기 위한 반도체 장치
JPH08272467A (ja) 基板電位発生回路
JPH02271711A (ja) 半導体集積回路用入力回路
JPH08181598A (ja) 半導体装置
KR20000040543A (ko) 반도체 집적회로의 바이어스 회로
US7485931B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP4507121B2 (ja) 半導体集積回路装置
US11695010B2 (en) Semiconductor device
US6194944B1 (en) Input structure for I/O device
US5532652A (en) Oscillation circuit with enable/disable frequency stabilization
JP3865283B2 (ja) 半導体集積回路
JP3446735B2 (ja) 半導体集積回路及び半導体装置の制御方法
JP3373179B2 (ja) 半導体集積回路
KR950007445B1 (ko) 반도체 메모리의 기준전압 발생기
JP3917985B2 (ja) 半導体集積回路装置及びマイクロコンピュータ
JP2004125683A (ja) 半導体集積回路
JPH0556559A (ja) 半導体装置
JPS6350119A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20030724

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20040324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3928837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees