JP5052813B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5052813B2
JP5052813B2 JP2006109733A JP2006109733A JP5052813B2 JP 5052813 B2 JP5052813 B2 JP 5052813B2 JP 2006109733 A JP2006109733 A JP 2006109733A JP 2006109733 A JP2006109733 A JP 2006109733A JP 5052813 B2 JP5052813 B2 JP 5052813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
input
length
output circuit
mos transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006109733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007287720A (ja
Inventor
俊明 岩松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2006109733A priority Critical patent/JP5052813B2/ja
Priority to US11/733,351 priority patent/US7834377B2/en
Publication of JP2007287720A publication Critical patent/JP2007287720A/ja
Priority to US12/906,720 priority patent/US8110852B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5052813B2 publication Critical patent/JP5052813B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1203Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body the substrate comprising an insulating body on a semiconductor body, e.g. SOI
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0207Geometrical layout of the components, e.g. computer aided design; custom LSI, semi-custom LSI, standard cell technique

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

本発明は半導体集積回路装置に関し、特にSOI基板上に配設された半導体集積回路装置に関する。
入出力回路(I/O)部、ロジック回路部、メモリ部等の機能の異なる複数の回路部を同一基板上に有する昨今の半導体集積回路装置(LSI)においては、外部電源から複数の電圧を供給する構成を採用している。
例えば、入出力回路部用に3.3V電源を使用し、ロジック回路部、メモリ部等のLSIのコア部分に相当するコア回路部用に1.2V電源を使用する2電源のLSIが比較的多く実用化されている。
ここで、LSIを構成するそれぞれの回路部に含まれるMOSトランジスタの構造(ゲート長やゲート絶縁膜の厚さ)は、電源電圧により異なるが、MOSトランジスタのチャネル幅も回路部によって異なる。
例えば、3.3V電源を使用する入出力回路部のMOSトランジスタでは、チャネル幅は100μm以上に設定される。これは、特許文献1においても開示されているように、入出力回路部のMOSトランジスタには優れたノイズ耐性を要求されるからである。
一方、ロジック回路部、メモリ部のようなコア回路部においては、集積度の向上を目的として、チャネル幅は数μm程度に設定される。
このように、入出力回路部とコア回路部とではMOSトランジスタの構造が大きく異なり、特に入出力回路部を構成するMOSトランジスタでは、チャネル幅を長くすることが要求されているが、1本のゲート電極だけで上記要求に応じるためには、当然ながら、当該ゲート電極のチャネル幅方向の長さは100μm以上になってしまう。
ここで、入出力回路部は、その機能上、LSIの端縁部に沿って配設され、その配設領域の平面視形状は細長い矩形状とされることが多く、MOSトランジスタのゲート電極のチャネル幅方向の長さを無制限に大きくすることができない。
そこで、1本の長いゲート電極を有する1つのMOSトランジスタの代わりに、複数本の同じ長さのゲート電極を並列に配設して、複数のMOSトランジスタが並列に接続された構成が採用されている。
この場合、各ゲート電極の活性領域(ここではSOI層)上部分の長さ(フィンガー長、と呼称)の合計がチャネル幅となり、当該チャネル幅が1本の長いゲート電極を有する1つのMOSトランジスタのチャネル幅に相当するように、複数本のゲート電極のフィンガー長を設定する。
例えば、チャネル幅が100μmのMOSトランジスタが要求される場合は、フィンガー長が50μmの2個のMOSトランジスタを並列に並べる、あるいは、フィンガー長が25μmの4個のMOSトランジスタを並列に並べることで、面積上の制約を回避していた。
このように、従来のLSIの入出力回路部においては、面積上の制約を考慮するだけでMOSトランジスタの構造を決定していたが、これは、いわゆるバルク基板と呼称されるシリコン基板上に直接に半導体装置を形成したバルクデバイスを対象としていたためであり、昨今の主流であるSOIデバイスにおいては、以下に説明する制約がある。
すなわち、シリコン基板上に埋め込み酸化膜およびSOI(Silicon On Insulator)層が順に配設されたSOI基板上に形成した半導体装置、いわゆるSOIデバイスは、寄生容量を低減でき、高速で安定な動作および低消費電力という特徴を有し、携帯機器などに使用されている。
SOIデバイスの一例としては、SOI層の表面内に埋め込み酸化膜に達するトレンチを設け、該トレンチ内に絶縁物を埋め込むことで形成された完全トレンチ分離(FTI)絶縁膜により、素子間を電気的に分離する完全トレンチ分離構造のSOIデバイスがある。
しかし、衝突電離現象によって発生するキャリア(NMOSではホール)がチャネル形成領域を含むボディ領域に溜まり、これによりキンクが発生したり、動作耐圧が低下したり、また、ボディ領域の電位が安定しないために遅延時間の周波数依存性が発生する等の基板浮遊効果により生ずる種々の問題点があった。
そこで考案されたのが、特許文献2に開示されている、トレンチの底部と埋め込み酸化膜との間に所定厚さのSOI層が残るようにSOI層の表面内にトレンチを形成し、該トレンチ内に絶縁物を埋め込むことで形成された部分トレンチ分離絶縁膜を有した部分トレンチ分離(PTI)構造である。
PTI構造の採用により、部分トレンチ分離絶縁膜の下部のウエル領域を通じてキャリアの移動が可能であり、キャリアがボディ領域に溜まるということを防止でき、またウエル領域を通じてボディ領域の電位を固定することができるので、基板浮遊効果による種々の問題が発生しない。
特開2000−349165号公報(図3) 特開2000−243973号公報(図1〜図3)
PTI構造を採用する場合、ゲート電極のゲート幅方向の端部外方のSOI層の表面内に、ボディ領域と同じ導電型の高濃度不純物領域を設けてボディコンタクト領域とし、当該ボディコンタクト領域を上層の配線層に電気的に接続することでボディ領域の電位を固定することが一般的である。
しかしながらPTI構造を採用した場合に、MOSトランジスタのチャネル幅を無制限に大きくすると、ゲート電極下のボディ領域が長くなり、結果としてボディ抵抗が高くなってボディ領域の電位を固定することが困難になり、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下するという問題が発生する。
このように、PTI構造を採用したSOIデバイスにおいては、トランジスタ特性の低下を抑制する点からMOSトランジスタのチャネル幅方向の長さを大きくできないという問題があり、それは、面積上の制約を回避するためにゲート電極を並列に配置するという従来の設計指標だけでは解消できなかった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、SOI基板上に配設され、入出力回路部およびコア回路部を有し、入出力回路部の電源電圧がコア回路部の電源電圧よりも高い半導体集積回路装置において、入出力回路部を構成するMOSトランジスタの基板浮遊効果に起因する特性低下を防止した半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1記載の半導体集積回路装置は、SOI基板上に配設され、入出力回路部と、前記入出力回路部よりも内部に配置され、前記入出力回路部よりも低い電源電圧で動作するコア回路部とを備えた半導体集積回路装置であって、前記入出力回路部は、第1導電型の第1のMOSトランジスタを備え、前記コア回路部は、前記第1導電型の第2のMOSトランジスタを備え、前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第1のフィンガー長は、前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第2のフィンガー長よりも短く設定され、前記入出力回路部および前記コア回路部の、それぞれの前記第1および第2のMOSトランジスタは、前記第1および第2のゲート電極のゲート幅方向の両端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記第1および第2のゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される両側電位固定のトランジスタを含む
本発明に係る請求項9記載の半導体集積回路装置は、SOI基板上に配設され、入出力回路部と、前記入出力回路部よりも内部に配置され、前記入出力回路部よりも低い電源電圧で動作するコア回路部とを備えた半導体集積回路装置であって、前記入出力回路部は、第1群の複数種類のMOSトランジスタを備え、前記コア回路部は、第2群の複数種類のMOSトランジスタを備え、前記入出力回路部の前記第1群の複数種類のMOSトランジスタは、それぞれのゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定されるフィンガー長がそれぞれ異なり、前記コア回路部の前記第2群の複数種類のMOSトランジスタは、それぞれのゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定されるフィンガー長がそれぞれ異なり、前記第1群の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長が、前記コア回路部の前記第2群の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長よりも短く、前記入出力回路部および前記コア回路部の、前記第1および第2群の複数種類のMOSトランジスタは、前記それぞれのゲート電極の、ゲート幅方向の両端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記それぞれのゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される両側電位固定のトランジスタと、前記それぞれのゲート電極の、ゲート幅方向の一方端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記それぞれのゲート電極下のボディ領域が電気的に接続されるボディコンタクト領域を備えた、片側電位固定のトランジスタとを含む
本発明に係る請求項1記載の半導体集積回路装置によれば、入出力回路部の第1のMOSトランジスタの第1のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第1のフィンガー長が、第2のMOSトランジスタの第2のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第2のフィンガー長よりも短く設定されているので、コア回路部よりも高い電源電圧が供給される入出力回路部において、MOSトランジスタのドレイン端での衝突電離現象が顕著に発生する場合であっても、基板浮遊効果を確実に抑制することができ、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できる。
本発明に係る請求項9記載の半導体集積回路装置によれば、入出力回路部の第1群の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長が、コア回路部の第2群の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長よりも短く設定されているので、同一回路部内にフィンガー長が異なる複数種類のMOSトランジスタを備える場合でも、コア回路部よりも高い電源電圧が供給される入出力回路部において、MOSトランジスタのドレイン端での衝突電離現象が顕著に発生する場合であっても、基板浮遊効果を確実に抑制することができ、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できる。
<実施の形態>
<A.ボディ領域の電位固定について>
まず、図1および図2を用いて、PTI構造を採用したSOIデバイスにおけるボディ領域の電位固定について説明する。
図1は、PTI構造を採用したPチャネル型MOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)N10の平面構成を示す図であり、図2は、図1におけるA−A線での矢視断面図である。図1において、SOI基板SB上に2本のゲート電極GTがゲート長方向に並列して配設され、2本のゲート電極GTの間のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したドレイン領域DRが配設され、ドレイン領域DRとは反対側のゲート電極GTの側面外方のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したソース領域SRが配設されている。
そして、2つのゲート電極GTのゲート幅方向の一方の端部外方には、ドレイン領域DRおよびソース領域SRを含む活性領域から離れた位置にボディコンタクト領域BCが設けられている。
ボディコンタクト領域BCは、ゲート電極GT直下のSOI層の領域に対応するボディ領域の電位を固定するための不純物領域であり、ボディ領域と同一導電型の不純物が導入されている。ボディコンタクト領域BCと活性領域との間には部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されている。
なお、ドレイン領域DR、ソース領域SRおよびボディコンタクト領域BCは、コンタクト部CHを介して上層の配線(図示せず)に接続されている。また、ゲート電極GTのゲート幅方向の他方の端部は、共通に接続されており、コンタクト部CHを介して上層の配線(図示せず)に接続されている。
また、図2に示すように、SOI基板SBは、シリコン基板1上に埋め込み酸化膜2およびSOI層3が順に配設された構成を有し、ゲート電極GTとSOI層3との間にはゲート絶縁膜GXが配設されている。
また、ゲート電極GTを含めて、SOI基板SB上を覆うように層間絶縁膜4が配設され、層間絶縁膜4上には配線層WRが配設されて、コンタクト部CHに接続される構成となっている。
そして、ドレイン領域DRおよびソース領域SRを含む活性領域を規定するように、埋め込み酸化膜2に達する厚さの完全トレンチ分離絶縁膜FTが配設され、素子間を電気的に完全に分離する構造となっている。
ボディコンタクト領域BCと活性領域との間には、底部と埋め込み酸化膜との間にSOI層3が残るように形成された部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設され、ボディコンタクト領域BCは部分トレンチ分離絶縁膜PT下のSOI層3(ウエル領域)を介してボディ領域に電気的に繋がっている。
なお、NMOSトランジスタN10においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部のうち一方の端部外方にボディ領域の電位を固定することができるボディコンタクト領域を備えた構成となっている。このように、ボディ領域のゲート幅方向の一方の端部の外方にボディコンタクト領域を備えた構成を片側電位固定と呼称する。
この構成により、部分トレンチ分離絶縁膜の下部のウエル領域を通じてキャリアの移動が可能であり、キャリアがボディ領域に溜まるということを防止でき、またウエル領域を通じてボディ領域の電位を固定することができるので、基板浮遊効果による種々の問題を防止できる。
しかし、SOIデバイスはバルクデバイスに比べてゲート電極下のボディ領域の抵抗が高いので、バルクデバイスよりもフィンガー長を短くする。
また、電源電圧が高くなるに従って、ドレイン端での衝突電離現象が顕著になるので、基板浮遊効果も顕著となる。このため、電源電圧が高い入出力回路部では、電源電圧が低いコア回路部よりも、MOSトランジスタのフィンガー長を短くする。これが、本発明の基本的な技術思想である。
まず、本発明を適用する半導体集積回路装置の全体構成の一例について、図3に示すブロック図を用いて説明する。
図3に示す半導体集積回路装置100は、入出力回路(I/O)部101、ロジック回路部102、メモリ部103、アナログ回路部104および演算部105を有し、入出力回路部101は、半導体集積回路装置100の4辺に沿って配設されている。入出力回路部101を除く回路部が、いわゆるコア回路部であり、入出力回路部には3.3V電源を使用し、コア回路部には1.2V電源を使用するものとする。
なお、上記構成は一例であり、本発明の適用はこれに限定されるものはなく、入出力回路部とコア回路部とを有する半導体集積回路装置であれば、本発明を適用可能である。
<B.第1の装置構成例>
次に、図3におけるI/O部101およびロジック回路部102に跨る領域X部分の詳細を示す図4を用いて、I/O部101およびロジック回路部102の第1の構成例について説明する。
<B−1.I/O部の構成>
図4において、I/O部101には、Pチャネル型MOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)P1とNチャネル型MOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)N1とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G1が共通に接続されたトランジスタ列と、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G1が共通に接続されたトランジスタ列とを有している。
ここで、PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1は、ゲート長方向に並列して配設された2本のゲート電極G1をそれぞれ有し、PMOSトランジスタP1においては、ゲート電極G1の間のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したドレイン領域23が配設され、ドレイン領域23とは反対側のゲート電極G1の側面外方のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したソース領域22が配設されている。従って、PMOSトランジスタP1は2つのPMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。
同様に、NMOSトランジスタN1においては、ゲート電極G1の間のSOI基板SBの表面内に、N型不純物を導入したドレイン領域13が配設され、ドレイン領域13とは反対側のゲート電極G1の側面外方のSOI基板SBの表面内には、N型不純物を導入したソース領域12が配設されている。従って、NMOSトランジスタN1は2つのNMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。
PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1のそれぞれの活性領域の周囲は、部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれ、2つのゲート電極G1のゲート幅方向の両端部外方には、それぞれ活性領域から離れた位置にボディコンタクト領域24および14が設けられている。なお、部分トレンチ分離絶縁膜PTの外側のSOI基板SBの表面内には完全トレンチ分離絶縁膜が形成されている。
ボディコンタクト領域24および14は、何れも2つのゲート電極G1の配列方向に沿って連続的に配設されている。なお、ボディコンタクト領域24および14は、部分トレンチ分離絶縁膜PTと完全トレンチ分離絶縁膜との境界部分に配設されている。
このような構成を採ることで、PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部の電位を固定することができ、実質的にボディ領域のボディ抵抗を片側電位固定の場合の半分にすることができる。このように、ボディ領域のゲート幅方向の両端部外方にボディ領域の電位を固定することができるボディコンタクト領域を備えた構成を両側電位固定と呼称する。
また、PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタN2は、ゲート長方向に並列して配設された4本のゲート電極G1をそれぞれ有しており、PMOSトランジスタP2は4つのPMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。なお、基本的なトランジスタ構造はPMOSトランジスタP1と同じであり、説明は省略する。
同様に、NMOSトランジスタN2は4つのNMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。なお、基本的なトランジスタ構造はNMOSトランジスタN1と同じであり、説明は省略する。
<B−2.ロジック回路部の構成>
また、ロジック回路部102においては、PMOSトランジスタP11とNMOSトランジスタN11とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G11が共通に接続されたトランジスタ列と、PMOSトランジスタP12とNMOSトランジスタN12とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G11が共通に接続されたトランジスタ列とを有している。
ここで、PMOSトランジスタP11およびNMOSトランジスタN11に共通なゲート電極G11は1本であり、PMOSトランジスタP11においては、ゲート電極G11のゲート長方向の両側面外方のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したソース領域42およびドレイン領域43が配設されている。
同様に、NMOSトランジスタN11においては、ゲート電極G11のゲート長方向の両側面外方のSOI基板SBの表面内には、N型不純物を導入したソース領域32およびドレイン領域33が配設されている。
PMOSトランジスタP11およびNMOSトランジスタN11のそれぞれの活性領域の周囲は、部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれ、ゲート電極G11のゲート幅方向の両端部外方には、それぞれ活性領域から離れた位置にボディコンタクト領域44および34が設けられている。なお、部分トレンチ分離絶縁膜PTの外側のSOI基板SBの表面内には完全トレンチ分離絶縁膜が形成されている。
なお、ボディコンタクト領域44および34は、部分トレンチ分離絶縁膜PTと完全トレンチ分離絶縁膜との境界部分に配設されている。
このような両側電位固定の構成を採ることで、PMOSトランジスタP11およびNMOSトランジスタN11においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部の電位を固定することができ、実質的にボディ領域のボディ抵抗を片側電位固定の場合の半分にすることができる。
また、PMOSトランジスタP12およびNMOSトランジスタN12は、ゲート長方向に並列して配設された2本のゲート電極G11をそれぞれ有し、PMOSトランジスタP12においては、ゲート電極G11の間のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したドレイン領域43が配設され、ドレイン領域43とは反対側のゲート電極G11の側面外方のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したソース領域42が配設されている。従って、PMOSトランジスタP12は2つのPMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。
同様に、NMOSトランジスタN12においては、ゲート電極G11の間のSOI基板SBの表面内に、N型不純物を導入したドレイン領域33が配設され、ドレイン領域33とは反対側のゲート電極G11の側面外方のSOI基板SBの表面内には、N型不純物を導入したソース領域32が配設されている。従って、NMOSトランジスタN12は2つのNMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。
PMOSトランジスタP12およびNMOSトランジスタN12のそれぞれの活性領域の周囲は、部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれ、2つのゲート電極G11のゲート幅方向の両端部外方には、それぞれ活性領域から離れた位置にボディコンタクト領域44および34が設けられている。なお、部分トレンチ分離絶縁膜PTの外側のSOI基板SBの表面内には完全トレンチ分離絶縁膜が形成されている。
ボディコンタクト領域44および34は、何れも2つのゲート電極G11の配列方向に沿って連続的に配設されている。なお、ボディコンタクト領域44および34は、部分トレンチ分離絶縁膜PTと完全トレンチ分離絶縁膜との境界部分に配設されている。
なお、PMOSトランジスタP12およびNMOSトランジスタN12においても、両側電位固定を採用していることは説明するまでもない。
<B−3.I/O部とロジック回路部との比較>
次に、図4を参照してI/O部101およびロジック回路部102を構成するMOSトランジスタの比較を行う。
まず、I/O部101において、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1とで構成されるトランジスタ列に着目すると、PMOSトランジスタP1のゲート電極G1のフィンガー長(ゲート電極の活性領域上部分の長さ)A1は、NMOSトランジスタN1のゲート電極G1のフィンガー長B1よりも約2倍の長さを有するように構成されている。これは、PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタN2においても同じである。
ここで、PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタN2においては、それぞれ4つのPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタが並列に接続されているので、PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタN2のそれぞれの総フィンガー長が、PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタN2のそれぞれのゲート幅ということになり、PMOSトランジスタP2およびNMOSトランジスタN2のそれぞれのゲート幅は、PMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1のそれぞれのゲート幅の2倍ということになる。
なお、PMOSトランジスタP1(P2)のゲート電極G1のフィンガー長A1が、NMOSトランジスタN1(N2)のゲート電極G1のフィンガー長B1よりも約2倍の長さを有するように構成されている理由は以下の通りである。
すなわち、NMOSトランジスタの単位チャネル幅あたりの電流量は、PMOSトランジスタの約2倍であり、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタのそれぞれにおいて、基板浮遊効果を抑制できる最大のフィンガー長は、PMOSトランジスタの最大フィンガー長の約2分の1が、NMOSトランジスタの最大フィンガー長に相当するという関係が成り立つからである。これは、I/O部101に限定されるものではなく、コア回路部においても同様である。
次に、ロジック回路部102において、PMOSトランジスタP11とNMOSトランジスタN11とで構成されるトランジスタ列に着目すると、PMOSトランジスタP11のゲート電極G11のフィンガー長a1は、NMOSトランジスタN11のゲート電極G11のフィンガー長b1よりも約2倍の長さを有するように構成されている。これは、PMOSトランジスタP12およびNMOSトランジスタN12においても同じである。
次に、I/O部101のPMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1、ロジック回路部102のPMOSトランジスタP11およびNMOSトランジスタN11のそれぞれのフィンガー長に着目すると、それらのフィンガー長の大小関係は以下のようになっていることが判る。
すなわち、PMOSトランジスタP11のフィンガー長a1は、PMOSトランジスタP1のフィンガー長A1よりも長く、NMOSトランジスタN11のフィンガー長b1は、NMOSトランジスタN1のフィンガー長B1よりも長い。一方、NMOSトランジスタN11のフィンガー長b1は、PMOSトランジスタP1のフィンガー長A1よりも短い。以上をまとめると、a1>A1>b1>B1となる。
このように、I/O部101とロジック回路部102との関係においては、少なくとも、同じ導電型のMOSトランジスタでは、ロジック回路部102を構成するMOSトランジスタのフィンガー長の方が、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長よりも長くなるように設定されている。
なお、上記においては、I/O部101とロジック回路部102との関係として説明したが、I/O部101とコア回路部に含まれる他の回路部との関係についても同じである。
これは、入出力回路部およびコア回路部を有する従来の半導体集積回路装置においては見られなかった構成である。
<B−4.効果>
上述したように、入出力回路部を構成するMOSトランジスタのフィンガー長を、コア回路部のMOSトランジスタのフィンガー長よりも短くすることで、コア回路部よりも高い電源電圧が供給される入出力回路部において、ドレイン端での衝突電離現象が顕著に発生する場合であっても、基板浮遊効果を確実に抑制することができ、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できる。
なお、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できることは、Pチャネル型であってもNチャネル型であっても同様である。
なお、図4においては、NMOSトランジスタN11のフィンガー長b1は、PMOSトランジスタP1のフィンガー長A1よりも短いものとして示したが、NMOSトランジスタN11のフィンガー長b1がPMOSトランジスタP1のフィンガー長よりも長い場合、あるいは両者が同じ場合も想定される。
ここで、a1>b1>A1>B1という関係が成立するように各トランジスタのフィンガー長が設定された場合の具体例としては、いわゆる90nmノードと呼称される半導体装置を例に採れば、a1(4μm)>b1(2μm)>A1(1μm)>B1(0.5μm)という関係を挙げることができる。
また、図4に示したI/O部101およびロジック回路部102の構成例では、何れのMOSトランジスタも両側電位固定を採用しているが、両側電位固定を採用する場合は、実質的にボディ領域のボディ抵抗を片側電位固定の場合の半分にすることができるので、基板浮遊効果を抑制する効果が高くなる。これは、換言すれば、片側電位固定のMOSトランジスタに比べて、フィンガー長を倍にした場合でも、片側電位固定のMOSトランジスタと同程度の基板浮遊効果の抑制力を持つことを意味しており、両側電位固定を採用することで、フィンガー長を長く設定することができる。
なお、図4に示すように、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長を、ロジック回路部102を構成するMOSトランジスタのフィンガー長よりも短くした場合でも、I/O部101を構成する各MOSトランジスタ(MOSトランジスタが複数個並列に接続されたもの)のそれぞれの総フィンガー長が、I/O部101を構成するMOSトランジスタに要求されるゲート幅に等しくなるように、並列接続するMOSトランジスタの個数を設定すれば、I/O部101の機能が損なわれることはない。
<C.第2の装置構成例>
次に、図5を用いて、I/O部101およびロジック回路部102の第2の構成例について説明する。
<C−1.I/O部の構成>
図5において、I/O部101には、PMOSトランジスタP21とNMOSトランジスタN21とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G1が共通に接続されたトランジスタ列と、PMOSトランジスタP22とNMOSトランジスタN22とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G1が共通に接続されたトランジスタ列とを有している。
なお、PMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21の基本的なトランジスタ構造は、図4を用いて説明したPMOSトランジスタP1およびNMOSトランジスタN1と同じであり、説明は省略する。従って、PMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21は、2つのMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、それぞれ便宜的に1つのトランジスタとして扱う。
PMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21の、2つのゲート電極G1のゲート幅方向の両端部外方には、それぞれ活性領域から離れた位置にボディコンタクト領域24および14が設けられている。そして、ボディコンタクト領域24および14と、PMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21のそれぞれの活性領域との間には、部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されており、ボディコンタクト領域24および14は部分トレンチ分離絶縁膜PT下のSOI層(ウエル領域)を介してボディ領域に電気的に繋がっている。
従って、PMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部のうち一方の端部の電位を固定する片側電位固定を採用している。
なお、部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設された部分を除くPMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21の周囲には、完全トレンチ分離絶縁膜が形成されている。
また、PMOSトランジスタP22およびNMOSトランジスタN22は、ゲート長方向に並列して配設された4本のゲート電極G1をそれぞれ有しており、PMOSトランジスタP22は4つのPMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。なお、基本的なトランジスタ構造はPMOSトランジスタP21と同じであり、説明は省略する。
同様に、NMOSトランジスタN22は4つのNMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。なお、基本的なトランジスタ構造はNMOSトランジスタN21と同じであり、説明は省略する。
<C−2.ロジック回路部の構成>
また、ロジック回路部102においては、PMOSトランジスタP31とNMOSトランジスタN31とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G11が共通に接続されたトランジスタ列と、PMOSトランジスタP32とNMOSトランジスタN32とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G11が共通に接続されたトランジスタ列とを有している。
なお、PMOSトランジスタP31およびNMOSトランジスタN31の基本的なトランジスタ構造は、図4を用いて説明したPMOSトランジスタP11およびNMOSトランジスタN11と同じであり、説明は省略する。
PMOSトランジスタP31およびNMOSトランジスタN31の、ゲート電極G11のゲート幅方向の両端部外方には、それぞれ活性領域から離れた位置にボディコンタクト領域44および34が設けられている。そして、ボディコンタクト領域44および34と、PMOSトランジスタP31およびNMOSトランジスタN31のそれぞれの活性領域との間には、部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されており、ボディコンタクト領域444および34は部分トレンチ分離絶縁膜PT下のSOI層(ウエル領域)を介してボディ領域に電気的に繋がっている。
従って、PMOSトランジスタP31およびNMOSトランジスタN31においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部のうち一方の端部の電位を固定する片側電位固定を採用している。
また、PMOSトランジスタP32およびNMOSトランジスタN32は、ゲート長方向に並列して配設された2本のゲート電極G11をそれぞれ有しており、PMOSトランジスタP32は4つのPMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。なお、基本的なトランジスタ構造はPMOSトランジスタP31と同じであり、説明は省略する。
同様に、NMOSトランジスタN32は4つのNMOSトランジスタが並列に接続された構成となるが、便宜的に1つのトランジスタとして扱う。なお、基本的なトランジスタ構造はNMOSトランジスタN31と同じであり、説明は省略する。
<C−3.I/O部とロジック回路部との比較>
次に、図5を参照してI/O部101およびロジック回路部102を構成するMOSトランジスタの比較を行う。
まず、I/O部101において、PMOSトランジスタP21とNMOSトランジスタN21とで構成されるトランジスタ列に着目すると、PMOSトランジスタP21のゲート電極G1のフィンガー長A2は、NMOSトランジスタN21のゲート電極G1のフィンガー長B2よりも約2倍の長さを有するように構成されている。これは、PMOSトランジスタP22およびNMOSトランジスタN22においても同じである。
ロジック回路部102において、PMOSトランジスタP31とNMOSトランジスタN31とで構成されるトランジスタ列に着目すると、PMOSトランジスタP31のゲート電極G11のフィンガー長a2は、NMOSトランジスタN31のゲート電極G11のフィンガー長b2よりも約2倍の長さを有するように構成されている。これは、PMOSトランジスタP32およびNMOSトランジスタN32においても同じである。
次に、I/O部101のPMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21、ロジック回路部102のPMOSトランジスタP31およびNMOSトランジスタN31のそれぞれのフィンガー長に着目すると、それらのフィンガー長の大小関係は以下のようになっていることが判る。
すなわち、PMOSトランジスタP31のフィンガー長a2は、PMOSトランジスタP21のフィンガー長A2よりも長く、NMOSトランジスタN31のフィンガー長b2は、NMOSトランジスタN21のフィンガー長B2よりも長い。
一方、NMOSトランジスタN31のフィンガー長b2は、PMOSトランジスタP21のフィンガー長A2よりも短い。以上をまとめると、a2>A2>b2>B2となる。
このように、I/O部101とロジック回路部102との関係においては、少なくとも、同じ導電型のMOSトランジスタでは、ロジック回路部102を構成するMOSトランジスタのフィンガー長の方が、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長よりも長くなるように設定されているという点では、図4を用いて説明したI/O部101およびロジック回路部102の構成例と同じである。
しかし、先に説明したように、I/O部101のPMOSトランジスタP21、P22、NMOSトランジスタN21、N22、およびロジック回路部102のPMOSトランジスタP31、P32およびNMOSトランジスタN31、N32においては、片側電位固定を採用しているので、両側電位固定を採用する場合に比べて、各トランジスタのフィンガー長は短く設定されている。
なお、図5においては、NMOSトランジスタN31のフィンガー長b2は、PMOSトランジスタP21のフィンガー長A2よりも短いものとして示したが、NMOSトランジスタN31のフィンガー長b2がPMOSトランジスタP21のフィンガー長よりも長い場合、あるいは両者が同じ場合も想定される。
ここで、a2>b2>A2>B2という関係が成立するように各トランジスタのフィンガー長が設定された場合の具体例としては、いわゆる90nmノードと呼称される半導体装置を例に採れば、a2(2μm)>b2(1μm)>A2(0.5μm)>B2(0.25μm)という関係を挙げることができる。
なお、上記においては、I/O部101とロジック回路部102との関係として説明したが、I/O部101とコア回路部に含まれる他の回路部との関係についても同じである。
<C−4.効果>
上述したように、入出力回路部を構成するMOSトランジスタのフィンガー長を、コア回路部のMOSトランジスタのフィンガー長よりも短くすることで、コア回路部よりも高い電源電圧が供給される入出力回路部において、ドレイン端での衝突電離現象が顕著に発生する場合であっても、基板浮遊効果を確実に抑制することができ、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できる。これは、Pチャネル型であってもNチャネル型であっても同様である。
なお、片側電位固定のMOSトランジスタを採用すると、両側電位固定のMOSトランジスタを採用する場合に比べて、各トランジスタのフィンガー長を短く設定しなければならないが、両側電位固定のMOSトランジスタに比べて、部分トレンチ分離絶縁膜の形成領域が限られた部分で済むので、構造的に単純化される。従って、MOSトランジスタの面積効率を高めることができ、集積度を高めることができる。
また、部分トレンチ分離絶縁膜がドレイン領域やソース領域を囲むように形成された場合、当該部分トレンチ分離絶縁膜下のSOI層とドレイン領域および/またはソース領域との接触部分にはPN接合が形成されることになる。そして、PN接合部分で接合リークが発生すると、MOSトランジスタの動作特性に影響を及ぼす場合があるので、部分トレンチ分離絶縁膜の形成領域が少なくて済むという点で、片側電位固定を採用する利点がある。
<D.第3の装置構成例>
次に、図6を用いて、I/O部101およびロジック回路部102の第3の構成例について説明する。
<D−1.I/O部の構成>
図6において、I/O部101には、PMOSトランジスタP21とNMOSトランジスタN21とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G1が共通に接続されたトランジスタ列と、PMOSトランジスタP41とNMOSトランジスタN41とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G2が共通に接続されたトランジスタ列とを有している。
ここで、PMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21は、図5を用いて説明した構成と同じであるので、説明は省略する。
PMOSトランジスタP41およびNMOSトランジスタN41に共通なゲート電極G2は1本であり、PMOSトランジスタP41においては、ゲート電極G2のゲート長方向の両側面外方のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したソース領域62およびドレイン領域63が配設されている。
同様に、NMOSトランジスタN41においては、ゲート電極G2のゲート長方向の両側面外方のSOI基板SBの表面内に、N型不純物を導入したソース領域52およびドレイン領域53が配設されている。
そして、PMOSトランジスタP41においては、ソース領域62の周囲が部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれるとともに、ドレイン領域63のゲート幅方向の両側面に接するように部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されている。
同様に、NMOSトランジスタN41においては、ソース領域52の周囲が部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれるとともに、ドレイン領域53のゲート幅方向の両側面に接するように部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されている。
そして、PMOSトランジスタP41のソース領域62を囲む部分トレンチ分離絶縁膜PTは、その一部が、PMOSトランジスタP21の、ゲート電極G1のゲート幅方向の端部外方に配設されたボディコンタクト領域24に達するように配設されている。
また、NMOSトランジスタN41のソース領域52を囲む部分トレンチ分離絶縁膜PTは、その一部が、NMOSトランジスタN21の、ゲート電極G1のゲート幅方向の端部外方に配設されたボディコンタクト領域14に達するように配設されている。
このような構成を採ることで、PMOSトランジスタP41およびNMOSトランジスタN41においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部の電位を固定することができ、実質的にボディ領域のボディ抵抗を片側電位固定の場合の半分にすることができ、基板浮遊効果を抑制する効果が高くなる。
従って、PMOSトランジスタP41およびNMOSトランジスタN41においては、フィンガー長を片側電位固定のPMOSトランジスタP21およびNMOSトランジスタN21よりも長くすることができる。
<D−2.ロジック回路部の構成>
図6において、ロジック回路部102には、PMOSトランジスタP32とNMOSトランジスタN32とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G11が共通に接続されたトランジスタ列と、PMOSトランジスタP51とNMOSトランジスタN51とがゲート幅方向に平列して配設され、両トランジスタのゲート電極G12が共通に接続されたトランジスタ列とを有している。
ここで、PMOSトランジスタP32およびNMOSトランジスタN32は、図5を用いて説明した構成と同じであるので、説明は省略する。
PMOSトランジスタP51およびNMOSトランジスタN51に共通なゲート電極G12は1本であり、PMOSトランジスタP51においては、ゲート電極G2のゲート長方向の両側面外方のSOI基板SBの表面内には、P型不純物を導入したソース領域82およびドレイン領域83が配設されている。
同様に、NMOSトランジスタN51においては、ゲート電極G12のゲート長方向の両側面外方のSOI基板SBの表面内に、N型不純物を導入したソース領域72およびドレイン領域73が配設されている。
そして、PMOSトランジスタP51においては、ソース領域82の周囲が部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれるとともに、ドレイン領域83のゲート幅方向の両側面に接するように部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されている。
同様に、NMOSトランジスタN51においては、ソース領域72の周囲が部分トレンチ分離絶縁膜PTによって囲まれるとともに、ドレイン領域73のゲート幅方向の両側面に接するように部分トレンチ分離絶縁膜PTが配設されている。
そして、PMOSトランジスタP51のソース領域82を囲む部分トレンチ分離絶縁膜PTは、その一部が、PMOSトランジスタP32の、ゲート電極G11のゲート幅方向の端部外方に配設されたボディコンタクト領域44に達するように配設されている。
また、NMOSトランジスタN51のソース領域72を囲む部分トレンチ分離絶縁膜PTは、その一部が、NMOSトランジスタN32の、ゲート電極G11のゲート幅方向の端部外方に配設されたボディコンタクト領域34に達するように配設されている。
このような構成を採ることで、PMOSトランジスタP51およびNMOSトランジスタN51においては、ボディ領域のゲート幅方向の両端部の電位を固定することができ、実質的にボディ領域のボディ抵抗を片側電位固定の場合の半分にすることができ、基板浮遊効果を抑制する効果が高くなる。
従って、PMOSトランジスタP51およびNMOSトランジスタN51においては、フィンガー長を片側電位固定のPMOSトランジスタP32およびNMOSトランジスタN32よりも長くすることができる。
<D−3.I/O部とロジック回路部との比較>
次に、図6を参照してI/O部101およびロジック回路部102を構成するMOSトランジスタの比較を行う。
I/O部101においては、両側電位固定のPMOSトランジスタP41、NMOSトランジスタN41と、片側電位固定のPMOSトランジスタP21、NMOSトランジスタN21とを備えている。
先に説明したように、両側電位固定のMOSトランジスタにおいては、フィンガー長を片側電位固定のMOSトランジスタよりも長くすることができ、PMOSトランジスタP41のゲート電極G2のフィンガー長A3およびNMOSトランジスタN41のゲート電極G2のフィンガー長B3は、それぞれPMOSトランジスタP21のゲート電極G1のフィンガー長A2およびNMOSトランジスタN21のゲート電極G1のフィンガー長B2の約2倍の長さを有するように構成されている。
ロジック回路部102においては、両側電位固定のPMOSトランジスタP51、NMOSトランジスタN51と、片側電位固定のPMOSトランジスタP32、NMOSトランジスタN32とを備えている。そして、PMOSトランジスタP51のゲート電極G12のフィンガー長a3およびNMOSトランジスタN51のゲート電極G12のフィンガー長b3は、それぞれPMOSトランジスタP32のゲート電極G11のフィンガー長a2およびNMOSトランジスタN32のゲート電極G11のフィンガー長b2の約2倍の長さを有するように構成されている。
次に、I/O部101のPMOSトランジスタP21、NMOSトランジスタN21およびPMOSトランジスタP41、NMOSトランジスタN41と、ロジック回路部102のPMOSトランジスタP32、NMOSトランジスタN32およびPMOSトランジスタP51、NMOSトランジスタN51とのそれぞれのフィンガー長に着目すると、それらのフィンガー長の大小関係は以下のようになっていることが判る。
すなわち、PMOSトランジスタP32のフィンガー長a2は、PMOSトランジスタP21のフィンガー長A2よりも長く、NMOSトランジスタN32のフィンガー長b2は、NMOSトランジスタN21のフィンガー長B2よりも長い。
一方、NMOSトランジスタN32のフィンガー長b2は、PMOSトランジスタP21のフィンガー長A2よりも短い。以上をまとめると、a2>A2>b2>B2となる。
また、PMOSトランジスタP51のフィンガー長a3は、PMOSトランジスタP41のフィンガー長A3よりも長く、NMOSトランジスタN51のフィンガー長b3は、NMOSトランジスタN41のフィンガー長B3よりも長い。
一方、NMOSトランジスタN51のフィンガー長b3は、PMOSトランジスタP41のフィンガー長A3よりも短い。以上をまとめると、a3>A3>b3>B3となる。
このように、I/O部101とロジック回路部102との関係においては、少なくとも、同じ導電型のMOSトランジスタでは、ロジック回路部102を構成するMOSトランジスタのフィンガー長の方が、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長よりも長くなるように設定されているという点では、図4を用いて説明したI/O部101およびロジック回路部102の構成例と同じである。
しかし、先に説明したように、両側電位固定のMOSトランジスタにおいては、フィンガー長を片側電位固定のMOSトランジスタよりも長くすることができるので、同じ導電型であっても、両側電位固定のPMOSトランジスタP41のフィンガー長は、片側電位固定のPMOSトランジスタP32よりも長くなっている。
このように、同じ導電型であっても電位固定の方式が異なれば、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長の方が長くなる場合もあるが、導電型が同じで、電位固定の方式も同じであれば、ロジック回路部102を構成するMOSトランジスタのフィンガー長の方が、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長よりも長くなるように設定する。
なお、上記においては、I/O部101とロジック回路部102との関係として説明したが、I/O部101とコア回路部に含まれる他の回路部との関係についても同じである。
なお、図6に示したI/O部101およびロジック回路部102を構成するMOSトランジスタにおいては、I/O部101のNMOSトランジスタN21、ロジック回路部102のNMOSトランジスタN32を、片側電位固定のMOSトランジスタとして示したが、NMOSトランジスタは基板浮遊効果が発生しやすいので、NMOSトランジスタについては両側電位固定としても良い。
<D−4.効果>
上述したように、入出力回路部を構成するMOSトランジスタのフィンガー長を、コア回路部のMOSトランジスタのフィンガー長よりも短くすることで、コア回路部よりも高い電源電圧が供給される入出力回路部において、ドレイン端での衝突電離現象が顕著に発生する場合であっても、基板浮遊効果を確実に抑制することができ、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できる。これは、Pチャネル型であってもNチャネル型であっても同様である。
なお、片側電位固定のMOSトランジスタと両側電位固定のMOSトランジスタとを混載する場合は、導電型が同じで、電位固定の方式も同じMOSトランジスタについては、ロジック回路部102を構成するMOSトランジスタのフィンガー長の方が、I/O部101を構成するMOSトランジスタのフィンガー長よりも長くなるように設定すれば、上記効果を得ることができる。
この場合、入出力回路部およびコア回路部においては、フィンガー長が異なる複数種類のMOSトランジスタを有していることになり、入出力回路部の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長が、コア回路部の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長よりも短いと言い換えることができる、基板浮遊効果に起因してトランジスタ特性が低下することを防止できる。
<E.変形例>
以上説明した本発明に係る実施の形態においては、SOI基板上に半導体集積回路装置を構成するものとし、SOI層の結晶方位や結晶面方位はSOI基板全面において同一であるものとして説明し、基本的には、PMOSトランジスタのフィンガー長は、NMOSトランジスタの2倍に設定するものとして説明した。
これは、PMOSトランジスタの電流駆動能力がNMOSトランジスタの半分程度であることに起因しているが、最近では、SOI基板上で、部分的に結晶方位あるいは結晶面方位を変更したSOI基板を作成する技術が開示されている。
例えば、M.Yang et al.,「High Performance CMOS Fabricated on Hybrid Substrate With Different Crystal Orientations」IEDM 2003,pp.453-456においては、PMOSトランジスタを形成する領域のSOI層の結晶面方位を(110)面とし、NMOSトランジスタを形成する領域のSOI層の結晶面方位を(100)面とすることで、PMOSトランジスタのチャネル方向を<110>方向とし、NMOSトランジスタのチャネル方向を<100>方向とする技術が開示されている。
この構成を採用すると、PMOSトランジスタの電流駆動力を高めることができ、PMOSトランジスタのフィンガー長を、NMOSトランジスタの3分の2に設定することが可能となる。
図7には、(110)面を有するSOI層3a上にPMOSトランジスタP10を形成し、(100)面を有するSOI層3上にNMOSトランジスタN20を形成した場合の、ゲート幅方向での断面図を示している。
図7に示すように、SOI基板SBは、シリコン基板1上に埋め込み酸化膜2およびSOI層3が順に配設された構成を有し、SOI層3の一部分が(110)面を有するSOI層3aとなった構成を有している。
SOI層3においては、紙面に垂直な方向が結晶方位<100>となり、SOI層3aにおいては、紙面に垂直な方向が結晶方位<110>となっているので、NMOSトランジスタN20のチャネル方向は<100>方向となり、PMOSトランジスタP10のチャネル方向は<110>方向となる。
そして、PMOSトランジスタP10のゲート電極G10のフィンガー長は、PMOSトランジスタP10のゲート電極G10の約3分の2の長さを有するように構成されている。
なお、ゲート電極G10とSOI層3aとの間、およびゲート電極G20とSOI層3との間には、ゲート絶縁膜GXが配設されている。
また、ゲート電極G10およびG20を含めて、SOI基板SB上を覆うように層間絶縁膜4が配設され、層間絶縁膜4上には配線層WRが配設されて、コンタクト部CHに接続される構成となっている。
上記のような構成を採ることで、PMOSトランジスタのフィンガー長はNMOSトランジスタの3分の2に設定されることになるので、同一回路部内において、電位固定の方式が同じ場合、PMOSトランジスタのフィンガー長が、NMOSトランジスタの3分の2に設定される場合もあり、例えば図4に示したように、PMOSトランジスタP1のゲート電極G1のフィンガー長が、NMOSトランジスタN1のゲート電極G1のフィンガー長よりも約2倍の長さを有するという構成に限定されるものではない。
また、以上説明した本発明に係る実施の形態においては、SOI基板上に半導体集積回路装置を構成するものとしたが、例えば、特開平8−213562号公報には、SOI基板領域とバルク基板領域とを備え、入出力回路をバルク基板領域に、内部回路をSOI基板領域に形成した半導体装置が提案されている。
このような、構成を採る場合、バルク基板領域に形成する回路部を構成するMOSトランジスタのフィンガー長は、面積上の制約を回避できるように設定すれば良く、本発明に係るフィンガー長の制約はSOI基板領域に形成する回路部に適用すれば良い。
PTI構造を採用したSOIデバイスにおけるボディ領域の電位固定を説明するための平面図である。 PTI構造を採用したSOIデバイスにおけるボディ領域の電位固定を説明するための断面図である。 本発明を適用する半導体集積回路装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る半導体集積回路装置の第1の構成例を説明する平面図である。 本発明に係る半導体集積回路装置の第2の構成例を説明する平面図である。 本発明に係る半導体集積回路装置の第3の構成例を説明する平面図である。 部分的に結晶面方位を変更したSOI基板上に配設された半導体集積回路装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
14,24,34,44 ボディコンタクト領域、PT 部分トレンチ分離絶縁膜、FT 完全トレンチ分離絶縁膜。

Claims (9)

  1. SOI基板上に配設され、
    入出力回路部と、
    前記入出力回路部よりも内部に配置され、前記入出力回路部よりも低い電源電圧で動作するコア回路部とを備えた半導体集積回路装置であって、
    前記入出力回路部は、第1導電型の第1のMOSトランジスタを備え、
    前記コア回路部は、前記第1導電型の第2のMOSトランジスタを備え、
    前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第1のフィンガー長は、前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第2のフィンガー長よりも短く設定され
    前記入出力回路部および前記コア回路部の、それぞれの前記第1および第2のMOSトランジスタは、前記第1および第2のゲート電極のゲート幅方向の両端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記第1および第2のゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される両側電位固定のトランジスタを含む、半導体集積回路装置。
  2. SOI基板上に配設され、
    入出力回路部と、
    前記入出力回路部よりも内部に配置され、前記入出力回路部よりも低い電源電圧で動作するコア回路部とを備えた半導体集積回路装置であって、
    前記入出力回路部は、第1導電型の第1のMOSトランジスタを備え、
    前記コア回路部は、前記第1導電型の第2のMOSトランジスタを備え
    前記第1のMOSトランジスタの第1のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第1のフィンガー長は、前記第2のMOSトランジスタの第2のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第2のフィンガー長よりも短く設定され、
    前記入出力回路部および前記コア回路部の、それぞれの前記第1および第2のMOSトランジスタは、前記第1および第2のゲート電極のゲート幅方向の一方端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記第1および第2のゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される片側電位固定のトランジスタを含む、半導体集積回路装置。
  3. 前記第1導電型は型である、請求項1または請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1導電型はN型である、請求項1または請求項2記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記入出力回路部は、第2導電型の第3のMOSトランジスタを備え、
    前記コア回路部は、前記第2導電型の第4のMOSトランジスタを備え、
    前記入出力回路部の前記第3のMOSトランジスタの第3のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第3のフィンガー長は、前記コア回路部の前記第4のMOSトランジスタの第4のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第4のフィンガー長よりも短く設定され、
    前記第3および第4のMOSトランジスタは、前記第3および第4のゲート電極のゲート幅方向の両端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記第3および第4のゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される両側電位固定のトランジスタを含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記入出力回路部は、第2導電型の第3のMOSトランジスタを備え、
    前記コア回路部は、前記第2導電型の第4のMOSトランジスタを備え、
    前記入出力回路部の前記第3のMOSトランジスタの第3のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第3のフィンガー長は、前記コア回路部の前記第4のMOSトランジスタの第4のゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定される第4のフィンガー長よりも短く設定され、
    前記第3および第4のMOSトランジスタは、前記第3および第4のゲート電極のゲート幅方向の一方端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記第3および第4のゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される片側電位固定のトランジスタを含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記入出力回路部の、前記第3のMOSトランジスタの前記第3のフィンガー長は、前記第1のMOSトランジスタの前記第1のフィンガー長よりも短く設定され、
    前記コア回路部の、前記第4のMOSトランジスタの前記第4のフィンガー長は、前記第2のMOSトランジスタの前記第2のフィンガー長よりも短く設定される、請求項5または請求項6記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記第1導電型はP型であり、前記第2導電型はN型である、請求項記載の半導体集積回路装置。
  9. SOI基板上に配設され、
    入出力回路部と、
    前記入出力回路部よりも内部に配置され、前記入出力回路部よりも低い電源電圧で動作するコア回路部とを備えた半導体集積回路装置であって、
    前記入出力回路部は、第1群の複数種類のMOSトランジスタを備え、
    前記コア回路部は、第2群の複数種類のMOSトランジスタを備え、
    前記入出力回路部の前記第1群の複数種類のMOSトランジスタは、それぞれのゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定されるフィンガー長がそれぞれ異なり、
    前記コア回路部の前記第2群の複数種類のMOSトランジスタは、それぞれのゲート電極の、活性領域上部分の長さで規定されるフィンガー長がそれぞれ異なり、
    前記第1群の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長が、前記コア回路部の前記第2群の複数種類のMOSトランジスタのそれぞれのフィンガー長のうちの最大フィンガー長よりも短く、
    前記入出力回路部および前記コア回路部の、前記第1および第2群の複数種類のMOSトランジスタは、前記それぞれのゲート電極の、ゲート幅方向の両端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記それぞれのゲート電極下のボディ領域が電気的に接続される両側電位固定のトランジスタと、前記それぞれのゲート電極の、ゲート幅方向の一方端部の外方の前記SOI基板の表面内に配設されたボディコンタクト領域に、前記それぞれのゲート電極下のボディ領域が電気的に接続されるボディコンタクト領域を備えた、片側電位固定のトランジスタと、を含む、半導体集積回路装置。
JP2006109733A 2006-04-12 2006-04-12 半導体集積回路装置 Expired - Fee Related JP5052813B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109733A JP5052813B2 (ja) 2006-04-12 2006-04-12 半導体集積回路装置
US11/733,351 US7834377B2 (en) 2006-04-12 2007-04-10 Semiconductor integrated circuit device
US12/906,720 US8110852B2 (en) 2006-04-12 2010-10-18 Semiconductor integrated circuit device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109733A JP5052813B2 (ja) 2006-04-12 2006-04-12 半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007287720A JP2007287720A (ja) 2007-11-01
JP5052813B2 true JP5052813B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=38604018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006109733A Expired - Fee Related JP5052813B2 (ja) 2006-04-12 2006-04-12 半導体集積回路装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7834377B2 (ja)
JP (1) JP5052813B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7473946B2 (en) * 2006-02-22 2009-01-06 International Business Machines Corporation CMOS structure and method including multiple crystallographic planes
JP5052813B2 (ja) * 2006-04-12 2012-10-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
US7989893B2 (en) * 2008-08-28 2011-08-02 International Business Machines Corporation SOI body contact using E-DRAM technology
JP2010067930A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2010141263A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Toshiba Corp 半導体装置
JP2010165787A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Toshiba Corp 半導体装置
US8546907B2 (en) * 2009-04-15 2013-10-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Enhanced transmission lines for radio frequency applications
US8680617B2 (en) * 2009-10-06 2014-03-25 International Business Machines Corporation Split level shallow trench isolation for area efficient body contacts in SOI MOSFETS
CN102779849B (zh) 2011-05-09 2015-01-21 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 半导体器件和用于制造半导体器件的方法
TW201801247A (zh) 2016-03-31 2018-01-01 天工方案公司 用於場效電晶體的基體接觸件
CN107706233B (zh) * 2016-08-08 2022-07-12 联华电子股份有限公司 半导体元件及其制作方法
US10103258B2 (en) 2016-12-29 2018-10-16 Texas Instruments Incorporated Laterally diffused metal oxide semiconductor with gate poly contact within source window
KR102618711B1 (ko) * 2017-01-17 2024-01-02 삼성전자주식회사 반도체 소자 및 이의 제조 방법
DE102017110536B4 (de) * 2017-05-15 2022-06-30 Infineon Technologies Ag Halbleitervorrichtung mit breiter Bandlücke, die Gatefinger zwischen Bondpads enthält, und Halbleitermodul
EP3654385A4 (en) 2017-08-07 2020-11-18 TowerJazz Panasonic Semiconductor Co., Ltd. SEMICONDUCTOR COMPONENT
CN111817699A (zh) * 2019-04-12 2020-10-23 三星电子株式会社 包括电源门控单元的集成电路
US11476279B2 (en) 2020-08-06 2022-10-18 Globalfoundries U.S. Inc. Devices with staggered body contacts

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3307478B2 (ja) * 1993-09-13 2002-07-24 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置
JPH08125034A (ja) * 1993-12-03 1996-05-17 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JPH1197705A (ja) * 1997-09-23 1999-04-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体集積回路
JP4540146B2 (ja) * 1998-12-24 2010-09-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
JP4995364B2 (ja) 1999-03-25 2012-08-08 セイコーインスツル株式会社 半導体集積回路装置
JP2001036093A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
JP3928837B2 (ja) * 1999-09-13 2007-06-13 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置
JP2001339046A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JP4798881B2 (ja) * 2001-06-18 2011-10-19 富士通セミコンダクター株式会社 半導体集積回路装置
US7068552B2 (en) * 2001-06-21 2006-06-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Sense amplifier
JP4004040B2 (ja) * 2002-09-05 2007-11-07 株式会社東芝 半導体装置
JP2004186666A (ja) * 2002-10-09 2004-07-02 Fujitsu Ltd 半導体集積回路装置
JP4811901B2 (ja) * 2004-06-03 2011-11-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2006156778A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びそのレイアウト設計方法
JP5052813B2 (ja) * 2006-04-12 2012-10-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070241365A1 (en) 2007-10-18
US7834377B2 (en) 2010-11-16
US20110031535A1 (en) 2011-02-10
JP2007287720A (ja) 2007-11-01
US8110852B2 (en) 2012-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052813B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP6825476B2 (ja) 半導体装置
US6924560B2 (en) Compact SRAM cell with FinFET
US8338864B2 (en) Semiconductor device
JP4841204B2 (ja) 半導体装置
US7391095B2 (en) Semiconductor device
JP2007287718A (ja) 半導体装置
KR20070015856A (ko) 반도체장치 및 그것을 이용한 반도체집적회로
JP5775065B2 (ja) 明白に異なる閾値電圧を有するトランジスタを持つsoiから製造する集積回路
JP5701831B2 (ja) パスゲートを備えた半導体記憶装置
JP2008130670A (ja) 半導体装置、論理回路および電子機器
KR20110065343A (ko) 절연막 아래 후방 컨트롤 게이트가 매설된 절연기판상 반도체(SeOI) 상의 균일한 트랜지스터 회로
KR20190143425A (ko) 불연속적인 pmos 핀 라인들을 갖는 finfet sram
WO2016117288A1 (ja) 半導体集積回路装置
US9484424B2 (en) Semiconductor device with a NAND circuit having four transistors
JP4864344B2 (ja) 半導体装置
US7893483B2 (en) Neuron device
JP2023171884A (ja) 半導体装置
WO2021090471A1 (ja) 半導体集積回路装置
US5808346A (en) Semiconductor device structure which provides individually controllable body-terminal voltage of MOS transistors
US20110049631A1 (en) Semiconductor integrated circuit having insulated gate field effect transistors
JP5270938B2 (ja) 半導体集積回路及び半導体集積回路の設計方法
TW201618282A (zh) 半導體裝置
JP2008053288A (ja) 半導体集積回路及びその製造方法
JP2013171895A (ja) 半導体メモリ装置およびその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090311

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090311

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5052813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees