JP2001036093A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001036093A
JP2001036093A JP11209427A JP20942799A JP2001036093A JP 2001036093 A JP2001036093 A JP 2001036093A JP 11209427 A JP11209427 A JP 11209427A JP 20942799 A JP20942799 A JP 20942799A JP 2001036093 A JP2001036093 A JP 2001036093A
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film
substrate
insulating film
layer
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JP11209427A
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Masashige Aoyama
将茂 青山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Element Separation (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寄生サイリスタによるラッチアップ発生を抑
止し、かつパターン面積の縮小を可能にすると共に、V
ssラインを2種類持つことを可能にする。 【解決手段】 半導体基板上の埋め込み絶縁膜上に形成
される半導体層上にMOSトランジスタが形成され、前
記埋め込み絶縁膜を貫通して前記基板上にコンタクトす
るコンタクト孔内に埋め込まれたプラグと、このプラグ
上に形成される配線層とを有する半導体装置が、リード
フレーム50上のアイランド51上に搭載され、このア
イランド51上に搭載された半導体装置のあるパッド5
4とグラウンドラインVssAにつながるある入出力ピ
ン53とが金属配線55を介して接続され、基板裏面に
接触するアイランド51とグラウンドラインVssBに
つながるある入出力ピン53とが金属配線55を介して
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、更に言えばSOI(Silicon On Insulator)構造
の電界効果トランジスタ(以下、SOI型トランジス
タ)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号処理化が進むにつれ
てA/D,D/A変換器の位置付けが重要になってきて
おり、更にLSIコスト低減化のためそれらのアナログ
コアはデジタル部と一体(1チップ)化されつつある。
【0003】図18(a)は従来のアナログ・デジタル
混載型の半導体装置を示す断面図であり、例えば、P型
の半導体基板70には、アナログ部を構成する通常のC
MOS構造である、P型ウエル71とN型ウエル72が
形成され、同じくデジタル部を構成するP型ウエル73
とN型ウエル74が形成されている。そして、各ウエル
71,72,73,74にはそれぞれP+層75,N+
層76,P+層77,N+層78が形成され、各電源ラ
インVddA,VddBと各グラウンドラインVss
A,VssBに接続されている。尚、図示しないが各ウ
エル上には各種MOSトランジスタが形成されている。
【0004】しかしながら、上記構造では、デジタル部
のPウエル73で発生したノイズがP型基板70を介し
てアナログ部のグラウンドとなるPウエル71に影響を
与えることがあった。
【0005】そこで、従来、このようなノイズの影響を
低減する目的で、2重ウエル構造の半導体装置が開発さ
れた。
【0006】上記2重ウエル構造の半導体装置の特徴
は、図18(b)に示すように上記従来例1の構造に比
して、そのアナログ部を構成するN型ウエル72A内に
P型ウエル71Aが形成されていることである。その他
の構造は、従来例1の構造と同じである。
【0007】このような構造とすることで、PN接合に
よる絶縁及びNウエル72Aによるシールドによってノ
イズによる影響を低減化している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように2重ウエル
構造の半導体装置は、ノイズによる影響を低減化するの
に適した構造であるが、2重ウエルと基板間でpnpn
構成となり、寄生サイリスタができてしまい、ラッチア
ップが発生するという問題があった。これを防止するに
はNウエル(例えば、Nウエル72A)の拡散深さを、
もう一方のNウエル(例えば、Nウエル74)よりも深
くしなければならず、微細化が困難であった。
【0009】また、図19(a),(b)に示すような
遅延インバータ82を2重ウエル構造の半導体装置で構
成した場合の課題を、図20に示す上記遅延インバータ
を構成したパターンレイアウト図を参照しながら説明す
る。
【0010】図20において、各Pチャネル型MOSト
ランジスタ80と各Nチャネル型MOSトランジスタ8
1とがそれぞれゲート接続され、前段のインバータを構
成するPチャネル型MOSトランジスタ80のドレイン
領域とNチャネル型MOSトランジスタ81のドレイン
領域とが共通接続されて次段のインバータを構成するP
チャネル型MOSトランジスタ80とNチャネル型MO
Sトランジスタ81とが共通接続されたゲートに接続さ
れている。
【0011】そして、各Pチャネル型MOSトランジス
タ80のソース領域は電源ラインVddAにそれぞれ接
続され、各Nチャネル型MOSトランジスタ81のソー
ス領域はグラウンドラインVssAにそれぞれ接続され
ている。
【0012】以上説明したようなパターンレイアウトに
なるわけであるが、上記Nチャネル型MOSトランジス
タ81は拡散領域であるPウエル71A内に形成され、
前述したようにラッチアップ防止のために深くすると、
このPウエル71Aの拡散によるパターン面積の増大分
(Nウエル72とNチャネル型MOSトランジスタ81
のソース・ドレイン領域間の間隔(図20の間隔α)を
空ける必要がある。)を考慮してパターン設計しなけれ
ばならず、パターン面積が大きくなってしまうという問
題があった。
【0013】即ち、Nウエル72AよりPウエル71A
は濃く、しかも深くしなければならず、横方向にもPウ
エルが広がる。
【0014】更に言えば、アナログ・デジタル混載回路
において、2重ウエル構造で低抵抗のグランド分離を図
ることが難しかった。つまり、P型基板のウエルよりも
深い部分に濃い濃度層を形成する必要があった。
【0015】従って、本発明では寄生サイリスタによる
ラッチアップ発生を抑止し、かつパターン面積の縮小を
可能にすると共に、低抵抗なグラウンドラインを2種類
持つことを可能にする半導体装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の半導体
装置は、図9及び図16に示すように一導電型、例えば
高濃度のP型の半導体基板1上の埋め込み絶縁膜2上に
形成される半導体層上にMOSトランジスタが形成され
るもので、前記埋め込み絶縁膜2を貫通して前記基板1
上にコンタクトするコンタクト孔23と、このコンタク
ト孔23内に埋め込まれたプラグ40と、このプラグ4
0上に形成される配線層とを有し、これらから構成され
る半導体装置がリードフレーム50上のアイランド51
上に搭載され、このアイランド51上に搭載された半導
体装置のあるパッド54と第1のグラウンドライン(V
ssA)につながるある入出力ピン53とが金属配線を
介して接続され、基板裏面に接触するアイランド51と
第2のグラウンドライン(VssB)につながるある入
出力ピン53とが金属配線を介して接続されていること
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置に係る
一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】図9及び図16において、1は一導電型、
例えば高濃度のP型シリコン基板等の半導体基板であ
り、この基板1上にはSiO2膜等から成る埋め込み絶
縁膜2が形成され、その上に形成されたシリコン膜から
成る半導体層3A,3B(図4参照)上に半導体素子
(MOSトランジスタ)が形成されている。そして、前
記埋め込み絶縁膜2を貫通して前記基板1上にコンタク
トするコンタクト孔23が形成され、このコンタクト孔
23内に埋め込まれたタングステン膜から成るプラグ4
0と、このプラグ40上に配線層とを有し、これらから
構成される半導体装置がリードフレーム50上のアイラ
ンド51上に搭載され、このアイランド51上に搭載さ
れた半導体装置のあるパッド54と第1のグラウンドラ
イン(VssA)につながるある入出力ピン53とが金
属配線55を介して接続され、基板裏面に接触するアイ
ランド51と第2のグラウンドライン(VssB)につ
ながるある入出力ピン53とが金属配線55を介して接
続されていることを特徴としている。
【0019】以下、上記半導体装置の製造方法について
図面を参照しながら説明する。
【0020】先ず、図1において、前記基板1上に周知
なSOI製法技術を用いておよそ7000Åの膜厚のS
iO2膜等から成る埋め込み絶縁膜2を形成し、その上
におよそ2000Åの膜厚のポリシリコン膜(シリコン
膜でも良い。)3を形成する。そして、このポリシリコ
ン膜3にN−型不純物、例えばリンイオンをおよそ90
KeVの加速電圧で、5×1013/cm2の注入量でイ
オン注入することで、その不純物濃度が1×1016/c
3程度のN−型層とする。
【0021】次に、図2において、前記ポリシリコン膜
3上を熱酸化しておよそ500Åの膜厚のパッド酸化膜
4を形成し、このパッド酸化膜4上に開口部を有するお
よそ1500Åの膜厚のシリコン窒化膜5を形成する。
【0022】続いて、図3において、前記シリコン窒化
膜5をマスクに周知のLOCOS(Local Oxidation Of
Silicon)法によりおよそ7000Åの膜厚の素子分離
膜6を形成する。
【0023】次に、図4において、前記シリコン窒化膜
5を除去した後に、前記N−型層化されたポリシリコン
膜3内のP−型層化したい領域上に開口部を有するレジ
スト膜7を形成した状態で、P−型不純物、例えばボロ
ンイオンをおよそ100KeVの加速電圧で、5×10
13/cm2の注入量でイオン注入することで、その不純
物濃度が1×1016/cm3程度のP−型層とする。こ
れにより、前記ポリシリコン膜3は、N−型層3AとP
−型層3Bの半導体層となり、この各層上に半導体素子
が形成される。
【0024】続いて、図5及び図10において、前記素
子分離膜6以外の活性領域の半導体層(N−型層3Aと
P−型層3B)上を熱酸化しておよそ70Åの膜厚のゲ
ート酸化膜8を形成した後に、このゲート酸化膜3上に
例えば、およそ1000Åの膜厚の導電化されたポリシ
リコン膜9とおよそ1000Åの膜厚のタングステンシ
リサイド(WSix)膜10から成る積層膜を形成し、
この積層膜をパターニングして各ゲート電極11A,1
1B,11C,11Dを形成する。
【0025】ここで、前記ゲート電極11A,11Bは
入力回路用のもので、およそ2.0μm程度のゲート長
を有し、前記ゲート電極11C,11Dは内部回路用の
もので、およそ0.3μm程度のゲート長を有してい
る。尚、各ゲート電極は、ポリシリコン膜だけの単層膜
であっても良い。
【0026】次に、図6及び図11において、周知なC
MOS構造のソース・ドレイン形成方法によりレジスト
(PR)膜をマスクにして導電型に合わせて所望の不純
物をイオン注入することで、前記ゲート電極11A,1
1B,11C,11Dに隣接するように、それぞれ前記
N−型層3A,3Cには低濃度のLP型ソース・ドレイ
ン領域12を形成し、前記P−型層3B,3Dには低濃
度のLN型ソース・ドレイン領域13を形成すると共
に、前記N−型層3A,3C及びP−型層3B,3Dの
一部にもそれぞれLP層14及びLN層15を形成する
(図11及び図12参照)。尚、ここで、前記LP層1
2,14は低濃度のP型層であり、N−層3A,3Cよ
り濃度が高く、およそ1017〜1018/cm3程度であ
る。また、前記LN層13,15は低濃度のN型層であ
り、P−層3B,3Dより濃度が高く、およそ1017
1018/cm3程度である。
【0027】そして、前記ゲート電極11A,11B,
11C,11Dの側壁部に側壁絶縁膜17を形成した後
にサリサイド技術を用いて、前記ソース・ドレイン領域
12,13上にチタンシリサイド(TiSi2)膜18
を形成する。尚、本工程は周知なサリサイド技術であり
説明を簡略するが、例えば、基板全面におよそ400Å
の膜厚のチタン膜をスパッタ蒸着した後に、RTA(ラ
ビッド・サーマル・アニール)処理して、チタン膜とシ
リコンとを反応させ、そして、素子分離膜6及び側壁絶
縁膜17上に残留した未反応のチタン膜及びチタン反応
物(TiN膜)を除去することで、図6に示すように前
記ソース・ドレイン領域12,13の表層にチタンシリ
サイド膜18を形成するものである。
【0028】尚、RTA処理は、過剰なシリサイド化が
進まないように2ステップで行っている。即ち、第1回
目のRTA処理をおよそ650℃〜700℃で、10〜
45秒ほど行い、続いて第2回目のRTA処理をおよそ
750℃〜850℃で、10〜45秒ほど行っている。
【0029】続いて、図7において、全面にCVD酸化
膜及びBPSG膜等から成るおよそ6000Åの膜厚の
層間絶縁膜19を形成した後に、この層間絶縁膜19上
に第1のレジスト(PR)膜20(図8参照)を形成
し、このレジスト膜20をマスクにして図7に示すよう
に前記ソース・ドレイン領域12,13上(チタンシリ
サイド膜18を介して)にコンタクトする第1のコンタ
クト孔21を形成する。
【0030】更に、前記LP層14及びLN層15上に
開口を有する第2のレジスト(PR)膜22(図8参
照)を形成し、このレジスト膜22をマスクにして図1
3に示すように前記LP層14及びLN層15内に前記
基板1表層まで到達する深い第2のコンタクト孔23を
形成する。尚、図8は図13のA−A断面図である。
【0031】そして、前記第1及び第2のレジスト膜2
0,22を除去した後に、前記LP型ソース・ドレイン
領域12及びLP層14上に開口を有する不図示の第3
のレジスト膜を形成し、図8及び図13に示すように、
このレジスト膜をマスクにしてLP型ソース・ドレイン
領域12及びLP層14にリンイオンをおよそ25Ke
Vの加速電圧で、3×1014/cm2の注入量でイオン
注入してP+型ソース・ドレイン領域25及びP+層2
6を形成する。
【0032】また、前記第3のレジスト膜を除去した後
に、前記LN型ソース・ドレイン領域13及びLN層1
5上に開口を有する不図示の第4のレジスト膜を形成
し、このレジスト膜をマスクにしてLN型ソース・ドレ
イン領域13及びLN層15に二フッ化ボロンイオンを
およそ40KeVの加速電圧で、5×1015/cm2
注入量でイオン注入してN+型ソース・ドレイン領域2
7及びN+層28を形成する。
【0033】そして、図9に示すように前記第1及び第
2のコンタクト孔21,23内に前記ソース・ドレイン
領域25,27及びP+層26,N+層28にコンタク
トするようにタングステン膜から成るプラグ40を埋め
込み、このプラグ40上に配線層41,42,43(V
dd1),44(Vss1),45,46(Vdd
2),47(Vss2)を形成する(図15参照)。こ
れにより、入力回路31用のMOSトランジスタ34,
35及び内部回路36用のMOSトランジスタ37,3
8が構成される。
【0034】図14は本発明が適用される半導体装置、
特に入力回路部の等価回路図であり、図15はそのレイ
アウト図である。
【0035】図14において、30は入力パッドであ
り、この入力パッド30を通じて侵入するESDノイズ
から入力回路31を保護するために保護ダイオード3
2,33が形成されている。尚、前記入力回路31は、
電源ラインVdd1にそのソース電極が接続されたPチ
ャネル型MOSトランジスタ34と、このPチャネル型
MOSトランジスタ34のドレイン電極が、そのソース
電極がグラウンドラインVss1に接続されたNチャネ
ル型MOSトランジスタ35のドレイン電極に接続され
て成る構成である。
【0036】図15は上記図14の構成を便宜的に表し
たレイアウト図であり、図示したように前記入力パッド
30と前記P+層26及びN+層28とがAl合金(A
l−Si,Al−Cu,Al−Si−Cu等)から成る
配線層41を介して相互接続され、またPチャネル型M
OSトランジスタ34のドレイン電極と、Nチャネル型
MOSトランジスタ35のドレイン電極とが配線層42
を介して相互接続され、更にPチャネル型MOSトラン
ジスタ34のソース電極と、電源ラインVdd1とが配
線層43を介して相互接続されると共に、Nチャネル型
MOSトランジスタ35のソース電極と、グラウンドラ
インVss1とが配線層44を介して相互接続されてい
る。
【0037】このような構成により、例えば入力パッド
30を通じて侵入したESDノイズ(電荷)を基板側に
確実に逃がすことができ、静電破壊強度を高めることが
できる。
【0038】以上、本発明構造では不要な電荷を基板側
に引き抜くようにしたことで、例えば、特開平7−27
3340号公報等に紹介された技術、MOSトランジス
タのチャネル領域の一部をゲート電極とは別の電極に接
続することで、その電極を通じて基板電位を制御するも
の比して、更なる不要電荷の引き抜きが可能になり、特
性劣化の抑止が図れる。
【0039】更に、本発明の半導体装置では、ESDノ
イズ(電荷)を基板側に逃がす構成であり、例えば図1
6に示すようにリードフレーム50のアイランド51上
に当該半導体装置を搭載させ、この半導体装置の各パッ
ド54と電源ラインVddA、VddB及びグラウンド
ラインVssAに接続された入出力ピン53とを金属配
線55を介して接続し、前記アイランド51とグラウン
ドラインVssBに接続された入出力ピン53とを金属
配線55を介してを接続することで、グラウンドライン
(VssAとVssB)を埋め込み絶縁膜2上と基板裏
面からの2種類持つことができる。従って、例えばアナ
ログ・デジタル混載回路において、容易にそのグランド
分離が図れ、しかも従来の2重ウエル構造のグランド分
離に比して微細化に有利な構造である。
【0040】更に言えば、半導体装置をアイランド51
上に搭載することで、上述したESDノイズ(電荷)を
基板側に逃がす面積が大きくなり、更なるESDノイズ
(電荷)の低減化が図れる。尚、上記公報に紹介された
技術のように引き出し電極を通じて基板電位を制御する
ものでは、その効果を十分に発揮するために配線幅を広
くする必要も生じ、パターン設計する上で制約となって
しまうおそれもある。
【0041】また、前記埋め込み絶縁膜2を貫通して基
板上にコンタクトする配線層の抵抗分を下げる場合に
は、前記基板1と埋め込み絶縁膜2との間に高濃度層
(例えば、エピタキシャル層や拡散領域)を形成するこ
とで対応できる。
【0042】図17は従来(図19に示す)の遅延イン
バータ構成を、本発明を用いて構成した場合の遅延イン
バータ62のパターンレイアウト図を示している。
【0043】図17において、各Pチャネル型MOSト
ランジスタ60と各Nチャネル型MOSトランジスタ6
1とがそれぞれゲート接続され、前段のインバータを構
成するPチャネル型MOSトランジスタ60のドレイン
領域とNチャネル型MOSトランジスタ61のドレイン
領域とが共通接続されて次段のインバータを構成するP
チャネル型MOSトランジスタ60とNチャネル型MO
Sトランジスタ61とが共通接続されたゲートに接続さ
れている。
【0044】そして、図9に示すように前記埋め込み絶
縁膜2を貫通して基板上にコンタクトするコンタクト孔
23を形成し、このコンタクト孔23内にプラグ40を
埋め込み、この上に電源ライン(VddA),グラウン
ドライン(VssA)に接続される配線層を形成してい
る。
【0045】このように本発明では、SOI構造のMO
Sトランジスタを形成することで、従来の2重ウエル構
造のような寄生サイリスタによるラッチアップ発生を抑
止でき、かつNチャネル型MOSトランジスタ61の形
成領域を従来のようにPウエル71A内とする必要がな
くなるため、そのPウエル71Aの拡散による面積増大
分を考慮してパターン設計する必要がなくなり、パター
ン面積を縮小することができ、微細化に有利な構造を提
供することができる。
【0046】更に、上記半導体装置をリードフレーム5
0のアイランド51上に搭載させ、各パッド54と電源
ラインVddA,VddB,グラウンドラインVssA
に接続された入出力ピン53とを金属配線55を介して
接続し、前記アイランド51とグラウンドラインVss
Bに接続された入出力ピン53とを接続することで、グ
ラウンド抵抗の低いグラウンドライン(VssAとVs
sB)を埋め込み絶縁膜2上と基板裏面の2種類持つこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、SOI構造のMOSト
ランジスタを形成することで、従来の2重ウエル構造の
ような寄生サイリスタによるラッチアップ発生を抑止で
き、かつNチャネル型MOSトランジスタの形成領域を
Pウエル内とする必要がなくなるため、そのPウエルに
相当する面積分だけパターン面積を縮小することがで
き、更なる微細化が図れる。
【0048】また、埋め込み絶縁膜を貫通して基板上に
コンタクトするコンタクト孔を形成し、このコンタクト
孔内に金属膜を埋め込み、この上に電源ラインに接続さ
れる配線層を形成して、不要な電荷を基板側に引き抜く
ようにしたことで、不要な電荷を確実に引き抜くことが
でき、特性劣化を抑止できる。
【0049】更に、リードフレームのアイランド上に搭
載させた半導体装置の各パッドと電源ラインVddA,
VddB,グラウンドラインVssAに接続された入出
力ピンとを接続し、前記アイランドとグラウンドライン
VssBに接続された入出力ピンとを接続することで、
グラウンドライン(VssAとVssB)を埋め込み絶
縁膜上と基板裏面の2種類持つことができるようにな
り、アナログ・デジタル混載回路において、容易に抵抗
の低いグランド分離が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図2】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図3】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図5】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図6】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図7】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図8】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図9】本発明の一実施形態の半導体装置の製造方法を
示す図である。
【図10】本発明の一実施形態の半導体装置のパターン
レイアウト図である。
【図11】本発明の一実施形態の半導体装置のパターン
レイアウト図である。
【図12】本発明の一実施形態の半導体装置のパターン
レイアウト図である。
【図13】本発明の一実施形態の半導体装置のパターン
レイアウト図である。
【図14】本発明の一実施形態の半導体装置の等価回路
図である。
【図15】本発明の一実施形態の半導体装置のパターン
レイアウト図である。
【図16】本発明の一実施形態の半導体装置の平面図で
ある。
【図17】本発明の一実施形態の半導体装置のパターン
レイアウト図である。
【図18】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図19】従来の半導体装置を示す等価回路図である。
【図20】従来の半導体装置のパターンレイアウト図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 623A Fターム(参考) 5F032 AA09 AA13 BA01 CA17 CA20 CA21 5F048 AC04 BA09 BB05 BB08 BB12 BG01 BG07 BG12 CC06 5F110 AA04 AA15 AA22 BB04 BB20 CC02 DD05 DD13 DD21 DD22 DD25 EE05 EE09 EE14 EE32 EE37 FF02 FF23 GG02 GG12 GG13 GG24 GG28 GG32 GG34 GG52 HJ01 HJ04 HJ13 HK05 HK33 HK40 HL04 HL05 HL14 HL27 HM15 HM17 NN03 NN04 NN22 NN23 NN35 NN62 NN66 NN71 QQ11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の絶縁膜と、この絶縁膜上
    に形成される半導体層と、この半導体層上にゲート酸化
    膜を介して形成されるゲート電極と、このゲート電極に
    隣接するように形成されるソース・ドレイン領域とを有
    する半導体装置において、 前記絶縁膜を貫通して前記基板上にコンタクトするコン
    タクト孔と、 前記コンタクト孔内に埋め込まれた金属膜と、 前記金属膜上に形成された配線層とを有し、 これらから構成される半導体装置がリードフレーム上の
    アイランド上に搭載されていることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上の絶縁膜上に形成される半
    導体層と、 前記半導体層の所定領域に形成される素子分離膜と、 前記素子分離膜以外の半導体層上にゲート酸化膜を介し
    て形成されるゲート電極と、 前記ゲート電極に隣接するように形成されるソース・ド
    レイン領域と、 前記基板全面を被覆するように形成される層間絶縁膜
    と、 前記層間絶縁膜を介して前記ソース・ドレイン領域上に
    コンタクトする第1のコンタクト孔と、 前記層間絶縁膜を介して前記絶縁膜を貫通して前記基板
    上にコンタクトする第2のコンタクト孔と、 前記第1及び第2のコンタクト孔内に埋め込まれる金属
    膜と、 前記金属膜上に形成された配線層とを有し、 これらから構成される半導体装置がリードフレーム上の
    アイランド上に搭載されていることを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記アイランド上に搭載された半導体装
    置のあるパッドと第1のグラウンドラインにつながるあ
    る入出力ピンとが金属配線を介して接続され、基板裏面
    に接触するアイランドと第2のグラウンドラインにつな
    がるある入出力ピンとが金属配線を介して接続されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半
    導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203748A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Sanyo Electric Co Ltd 駆動回路
JP2007287720A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置

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