JP2845186B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
半導体装置とその製造方法Info
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- JP2845186B2 JP2845186B2 JP7316329A JP31632995A JP2845186B2 JP 2845186 B2 JP2845186 B2 JP 2845186B2 JP 7316329 A JP7316329 A JP 7316329A JP 31632995 A JP31632995 A JP 31632995A JP 2845186 B2 JP2845186 B2 JP 2845186B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に短チャネル効果が抑えられ、か
つ遅延時間の短縮された絶縁ゲート電界効果トランジス
タを有する半導体装置およびその製造方法に関する。
の製造方法に関し、特に短チャネル効果が抑えられ、か
つ遅延時間の短縮された絶縁ゲート電界効果トランジス
タを有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁ゲート電界効果トランジスタの微細
化は、LSIの高集積化と共に遅延時間の短縮をもたら
してきた。しかし、微細化が進むに従い、短チャネル効
果により微細化自体が難しくなると同時に、拡散層接合
容量や拡散層寄生抵抗など微細化しても小さくならない
因子の遅延時間に占める割合が大きくなり、たとえ短チ
ヤネル効果を抑制してさらに微細化できたとしても遅延
時間の短縮が行われにくくなっている。
化は、LSIの高集積化と共に遅延時間の短縮をもたら
してきた。しかし、微細化が進むに従い、短チャネル効
果により微細化自体が難しくなると同時に、拡散層接合
容量や拡散層寄生抵抗など微細化しても小さくならない
因子の遅延時間に占める割合が大きくなり、たとえ短チ
ヤネル効果を抑制してさらに微細化できたとしても遅延
時間の短縮が行われにくくなっている。
【0003】短チャネル効果の抑制と拡散層接合容量の
削減を同時に行う方法として特開昭60−10769号
公報に開示される半導体装置がある。以下図10を参照
してこの従来例について説明する。図10は従来例のC
MOSトランジスタの構造を示す模式的断面図であり、
図中符号102はフィールド酸化膜、104はnウエ
ル、107はゲート酸化膜、109はゲート電極、11
4はソースn+ 拡散層、115はドレインn+ 拡散層、
118はソースp+ 拡散層、119はドレインp + 拡散
層、121はp型シリコン基板、122はp型領域、1
31はN−MOS、132はP−MOSを示す。
削減を同時に行う方法として特開昭60−10769号
公報に開示される半導体装置がある。以下図10を参照
してこの従来例について説明する。図10は従来例のC
MOSトランジスタの構造を示す模式的断面図であり、
図中符号102はフィールド酸化膜、104はnウエ
ル、107はゲート酸化膜、109はゲート電極、11
4はソースn+ 拡散層、115はドレインn+ 拡散層、
118はソースp+ 拡散層、119はドレインp + 拡散
層、121はp型シリコン基板、122はp型領域、1
31はN−MOS、132はP−MOSを示す。
【0004】p型シリコン基板121のPーMOS13
2領域にnウエル104を形成する。N−MOS131
領域には、ゲート電極109の形成される領域以外をマ
スクで覆ってボロンをイオン注入し、ゲート電極109
の形成される領域の下部にのみソースn+ 拡散層11
4、ドレインn+ 拡散層115からの空乏層拡大による
パンチスルーを防止し得るような濃度のp型領域122
をソースn+ 拡散層114、ドレインn+ 拡散層115
より深く形成する。その後通常のCMOS製造工程に従
い、ゲート電極109、およびN−MOS131のソー
スn+ 拡散層114とドレインn+ 拡散層115、P−
MOS132のソースp+ 拡散層118とドレインp+
拡散層119を形成する。
2領域にnウエル104を形成する。N−MOS131
領域には、ゲート電極109の形成される領域以外をマ
スクで覆ってボロンをイオン注入し、ゲート電極109
の形成される領域の下部にのみソースn+ 拡散層11
4、ドレインn+ 拡散層115からの空乏層拡大による
パンチスルーを防止し得るような濃度のp型領域122
をソースn+ 拡散層114、ドレインn+ 拡散層115
より深く形成する。その後通常のCMOS製造工程に従
い、ゲート電極109、およびN−MOS131のソー
スn+ 拡散層114とドレインn+ 拡散層115、P−
MOS132のソースp+ 拡散層118とドレインp+
拡散層119を形成する。
【0005】この従来例の特徴は、N−MOS131に
おいて、ゲート電極109下部にのみソースn+ 拡散層
114、ドレインn+ 拡散層115からの空乏層拡大抑
制用のp型領域122をソースn+ 拡散層114、ドレ
インn+ 拡散層115より深く形成していることであ
る。このために、短チャネル効果が抑制され、しかもN
−MOS131のソース、ドレイン拡散層底部の基板不
純物濃度がゲート電極下に比ベて低く保たれているため
に、ソース、ドレイン拡散層接合容量の増大が抑えられ
る。
おいて、ゲート電極109下部にのみソースn+ 拡散層
114、ドレインn+ 拡散層115からの空乏層拡大抑
制用のp型領域122をソースn+ 拡散層114、ドレ
インn+ 拡散層115より深く形成していることであ
る。このために、短チャネル効果が抑制され、しかもN
−MOS131のソース、ドレイン拡散層底部の基板不
純物濃度がゲート電極下に比ベて低く保たれているため
に、ソース、ドレイン拡散層接合容量の増大が抑えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、空乏層拡大抑制用のp型領域122を
形成するために、ゲート電極109が形成される領域の
みに開口部をもつマスクを用いてイオン注入するが、そ
のマスクに目ずれが生じると、チャネル部の不純物分布
が変わり、しきい値が変動してしまう。これは、しきい
値バラツキの増大をもたらす。
来例においては、空乏層拡大抑制用のp型領域122を
形成するために、ゲート電極109が形成される領域の
みに開口部をもつマスクを用いてイオン注入するが、そ
のマスクに目ずれが生じると、チャネル部の不純物分布
が変わり、しきい値が変動してしまう。これは、しきい
値バラツキの増大をもたらす。
【0007】また、前記従来の実施例においては、拡散
層接合容量の低減は行われるものの、拡散層寄生抵抗の
低減は行われないが、遅延時間を短縮するためには拡散
層寄生抵抗も低減する必要がある。
層接合容量の低減は行われるものの、拡散層寄生抵抗の
低減は行われないが、遅延時間を短縮するためには拡散
層寄生抵抗も低減する必要がある。
【0008】本発明の目的は、短チャネル効果が抑えら
れ、遅延時間の短縮された、しきい値バラツキの小さい
絶縁ゲート電界効果トランジスタを有する半導体装置お
よびその製造方法を提供することにある。
れ、遅延時間の短縮された、しきい値バラツキの小さい
絶縁ゲート電界効果トランジスタを有する半導体装置お
よびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1導電型半導体基板上の第2導電型チャネル絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタを備えた半導体装置において、
電界効果トランジスタの基板の表面より所定の深さに空
乏層拡大抑制用に基板より濃度の高い第1導電型領域が
設けられ、基板の表面に形成された第2導電型であるソ
ース拡散層の底面は空乏層拡大抑制用の第1導電型領域
のピーク濃度位置近傍またはそれよりも表面側に位置
し、基板の表面に形成された第2導電型であるドレイン
拡散層の底面は空乏層拡大抑制用の第1導電型領域のピ
ーク濃度位置よりも深く形成されている。
第1導電型半導体基板上の第2導電型チャネル絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタを備えた半導体装置において、
電界効果トランジスタの基板の表面より所定の深さに空
乏層拡大抑制用に基板より濃度の高い第1導電型領域が
設けられ、基板の表面に形成された第2導電型であるソ
ース拡散層の底面は空乏層拡大抑制用の第1導電型領域
のピーク濃度位置近傍またはそれよりも表面側に位置
し、基板の表面に形成された第2導電型であるドレイン
拡散層の底面は空乏層拡大抑制用の第1導電型領域のピ
ーク濃度位置よりも深く形成されている。
【0010】ソース拡散層およびドレイン拡散層には、
それぞれチヤネル側に浅い第2導電型ソース拡張領域お
よび第2導電型ドレイン拡張領域が設けられていてもよ
く、ソース拡散層にのみ、チャネル側に浅い第2導電型
ソース拡張領城が設けられていてもよい。
それぞれチヤネル側に浅い第2導電型ソース拡張領域お
よび第2導電型ドレイン拡張領域が設けられていてもよ
く、ソース拡散層にのみ、チャネル側に浅い第2導電型
ソース拡張領城が設けられていてもよい。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法は、第1導
電型半導体基板上の第2導電型チャネル絶縁ゲート電界
効果トランジスタを備えた半導体装置の製造方法におい
て、第1導電型半導体基板に基板の表面より所定の深さ
に空乏層拡大抑制用に基板より濃度の高い第1導電型領
域を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程と、基
板の表面に第2導電型であるソース拡散層およびドレイ
ン拡散層を形成する第1の拡散層形成工程と、ソース拡
散層をマスクしてドレイン拡散層にのみ第2導電型不純
物を、第1の拡散層形成工程より高いエネルギーでイオ
ン注入する第2の拡散層形成工程と、熱処理により不純
物を活性化する工程とを有する。
電型半導体基板上の第2導電型チャネル絶縁ゲート電界
効果トランジスタを備えた半導体装置の製造方法におい
て、第1導電型半導体基板に基板の表面より所定の深さ
に空乏層拡大抑制用に基板より濃度の高い第1導電型領
域を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程と、基
板の表面に第2導電型であるソース拡散層およびドレイ
ン拡散層を形成する第1の拡散層形成工程と、ソース拡
散層をマスクしてドレイン拡散層にのみ第2導電型不純
物を、第1の拡散層形成工程より高いエネルギーでイオ
ン注入する第2の拡散層形成工程と、熱処理により不純
物を活性化する工程とを有する。
【0012】ゲート電極形成後に全面に第2導電型不純
物を低エネルギーでイオン注入する工程と、ゲート電極
側壁に絶縁膜を形成する工程と、全面に第2導電型不純
物をイオン注入する工程とによって第1の拡散層形成工
程を行ってもよく、ゲート電極形成後にドレイン領域を
マスクしてソース領域にのみ第2導電型不純物を低エネ
ルギーでイオン注入する工程と、ゲート電極側壁に絶縁
膜を形成する工程と、全面に第2導電型不純物をイオン
注入する工程とによって第1の拡散層形成工程を行って
もよい。
物を低エネルギーでイオン注入する工程と、ゲート電極
側壁に絶縁膜を形成する工程と、全面に第2導電型不純
物をイオン注入する工程とによって第1の拡散層形成工
程を行ってもよく、ゲート電極形成後にドレイン領域を
マスクしてソース領域にのみ第2導電型不純物を低エネ
ルギーでイオン注入する工程と、ゲート電極側壁に絶縁
膜を形成する工程と、全面に第2導電型不純物をイオン
注入する工程とによって第1の拡散層形成工程を行って
もよい。
【0013】本発明の製造方法で製造された半導体装置
では、ソース拡散層底部およびゲート電極下部に空乏層
拡大抑制領域が存在する。この領域は、基板と同導電型
で基板より濃度が高いので、ソース、ドレイン拡散層か
ら空乏層が拡がってパンチスルーが起こるのを抑制す
る。従って、短チャネル効果の抑制には、従来例のゲー
ト電極下部のみに設けられたパンチスルー抑制用の領域
と同等の効果を持つ。
では、ソース拡散層底部およびゲート電極下部に空乏層
拡大抑制領域が存在する。この領域は、基板と同導電型
で基板より濃度が高いので、ソース、ドレイン拡散層か
ら空乏層が拡がってパンチスルーが起こるのを抑制す
る。従って、短チャネル効果の抑制には、従来例のゲー
ト電極下部のみに設けられたパンチスルー抑制用の領域
と同等の効果を持つ。
【0014】図9はCMOSインバータの回路図であ
り、図中符号91はN−MOS、92はP−MOS、9
4、98はソース、95、99はドレインである。LS
Iを構成する回路要素の中で最も基本となるCMOSイ
ンバータは図9に示されるようなものであるが、出力端
子0UTに電気的につながっているのはP−MOS、N
−MOSのドレイン拡散層95、99である。よってソ
ース拡散層94、98の容量を変えなくてもドレイン拡
散層95、99の容量を減らせば遅延時間は短縮され
る。本発明ではドレイン拡散層底面が空乏層拡大抑制領
域のピーク濃度位置よりも深くなるように形成されてお
り、ドレイン拡散層の底面から伸びる空乏層内の基板不
純物濃度が低くなっているため、接合容量が小さくなっ
ている。このようにドレイン拡散層の接合容量が小さい
ため遅延時間が短縮される。
り、図中符号91はN−MOS、92はP−MOS、9
4、98はソース、95、99はドレインである。LS
Iを構成する回路要素の中で最も基本となるCMOSイ
ンバータは図9に示されるようなものであるが、出力端
子0UTに電気的につながっているのはP−MOS、N
−MOSのドレイン拡散層95、99である。よってソ
ース拡散層94、98の容量を変えなくてもドレイン拡
散層95、99の容量を減らせば遅延時間は短縮され
る。本発明ではドレイン拡散層底面が空乏層拡大抑制領
域のピーク濃度位置よりも深くなるように形成されてお
り、ドレイン拡散層の底面から伸びる空乏層内の基板不
純物濃度が低くなっているため、接合容量が小さくなっ
ている。このようにドレイン拡散層の接合容量が小さい
ため遅延時間が短縮される。
【0015】また、本発明の請求項3または請求項6
は、ソース拡散層にのみ浅い拡張領域を設け、ドレイン
拡散層に拡張領域を設けない構造の半導体装置またはそ
の製造方法である。このようにドレイン拡散層に拡張領
域を設けないと、設けた場合に比ベて同じゲート長では
実効チャネル長が長くなり、より短チャネル効果が起こ
りにくくなる。また、拡散層寄生抵抗は遅延時間に影響
を及ぼすが、寄与が大きいのはソース側の寄生抵抗であ
る。本発明ではソース拡散層に拡張領域が設けられてい
るので、ソース拡散層寄生抵抗は低く抑えられ、遅延時
間は短縮される。なお、空乏層拡大抑制用の第1導電型
不純物は、ソース拡散層、ドレイン拡散層を含むトラン
ジスタの素子領域全面にドーピングされるので、従来例
のような、イオン注入マスクの目ずれに起因するしきい
値バラツキは起こらない。
は、ソース拡散層にのみ浅い拡張領域を設け、ドレイン
拡散層に拡張領域を設けない構造の半導体装置またはそ
の製造方法である。このようにドレイン拡散層に拡張領
域を設けないと、設けた場合に比ベて同じゲート長では
実効チャネル長が長くなり、より短チャネル効果が起こ
りにくくなる。また、拡散層寄生抵抗は遅延時間に影響
を及ぼすが、寄与が大きいのはソース側の寄生抵抗であ
る。本発明ではソース拡散層に拡張領域が設けられてい
るので、ソース拡散層寄生抵抗は低く抑えられ、遅延時
間は短縮される。なお、空乏層拡大抑制用の第1導電型
不純物は、ソース拡散層、ドレイン拡散層を含むトラン
ジスタの素子領域全面にドーピングされるので、従来例
のような、イオン注入マスクの目ずれに起因するしきい
値バラツキは起こらない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の
CMOSトランジスタの構造を示す模式的断面図であ
り、図中符号11はシリコン基板、12はフィールド酸
化膜、13はpウエル、14はnウエル、15、16は
空乏層拡大抑制領域、17はゲート酸化膜、19はゲー
ト電極、21はシリコン酸化膜、22はソースnー 拡散
層、23はドレインnー 拡散層、24はソースn+ 拡散
層、25はドレインn+ 拡散層、26はソースpー 拡散
層、27はドレインpー 拡散層、28はソースp+ 拡散
層、29はドレインp+ 拡散層、31はN−MOS、3
2はP−MOSである。
の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の
CMOSトランジスタの構造を示す模式的断面図であ
り、図中符号11はシリコン基板、12はフィールド酸
化膜、13はpウエル、14はnウエル、15、16は
空乏層拡大抑制領域、17はゲート酸化膜、19はゲー
ト電極、21はシリコン酸化膜、22はソースnー 拡散
層、23はドレインnー 拡散層、24はソースn+ 拡散
層、25はドレインn+ 拡散層、26はソースpー 拡散
層、27はドレインpー 拡散層、28はソースp+ 拡散
層、29はドレインp+ 拡散層、31はN−MOS、3
2はP−MOSである。
【0017】シリコン基板11表面には素子分離領域と
なるフイールド酸化膜12が形成されている。N−MO
S領域には、ボロンが1×1016cmー3ドーピングされ
たpウェル13が形成されており、表面から100nm
の位置にピークをもつp型不純物からなる空乏層拡大抑
制領域15が設けられている。基板表面上にはゲート酸
化膜17上にn型にドープされたポリシリコンからなる
ゲート電極19が形成されており、ゲート電極19の側
壁にはシリコン酸化膜21が形成されている。pウェル
13内にはソースnー 拡散層22、ドレインnー 拡散層
23、ソースn + 拡散層24、ドレインn+ 拡散層25
が形成されている。ここで、ソースn+拡散層24の底
面は、空乏層拡大抑制領域15の濃度がビークとなる深
さにあり、ドレインn+ 拡散層25の底面は、空乏層拡
大抑制領域15より深く表面から180nmの深さにあ
る。
なるフイールド酸化膜12が形成されている。N−MO
S領域には、ボロンが1×1016cmー3ドーピングされ
たpウェル13が形成されており、表面から100nm
の位置にピークをもつp型不純物からなる空乏層拡大抑
制領域15が設けられている。基板表面上にはゲート酸
化膜17上にn型にドープされたポリシリコンからなる
ゲート電極19が形成されており、ゲート電極19の側
壁にはシリコン酸化膜21が形成されている。pウェル
13内にはソースnー 拡散層22、ドレインnー 拡散層
23、ソースn + 拡散層24、ドレインn+ 拡散層25
が形成されている。ここで、ソースn+拡散層24の底
面は、空乏層拡大抑制領域15の濃度がビークとなる深
さにあり、ドレインn+ 拡散層25の底面は、空乏層拡
大抑制領域15より深く表面から180nmの深さにあ
る。
【0018】P−MOS領域には燐が1×1016cmー3
ドーピングされたnウエル14が形成されており、表面
から100nmの位置にピークをもつn型不純物からな
る空乏層拡大抑制領域16が設けられている。基板表面
上にはゲート酸化膜17上にp型にドープされたボリシ
リコンからなるゲート電極19が形成されており、ゲー
ト電極19の側壁にはシリコン酸化膜21が形成されて
いる。また、nウエル14内にはソースpー 拡散層2
6、ドレインpー 拡散層27、ソースp+ 拡散層28、
ドレインp+ 拡散層29が形成されている。ここで、ソ
ースp+ 拡散層28の底面は、空乏層拡大抑制領域16
の濃度がピークとなる深さにあり、ドレインp+ 拡散層
29の底面は、空乏層拡大抑制領域16より深く表面か
ら180nmの深さにある。表面に形成された層間絶縁
膜中のコンタクト孔を介してソース、ドレイン拡散層と
配線とが接続されている。
ドーピングされたnウエル14が形成されており、表面
から100nmの位置にピークをもつn型不純物からな
る空乏層拡大抑制領域16が設けられている。基板表面
上にはゲート酸化膜17上にp型にドープされたボリシ
リコンからなるゲート電極19が形成されており、ゲー
ト電極19の側壁にはシリコン酸化膜21が形成されて
いる。また、nウエル14内にはソースpー 拡散層2
6、ドレインpー 拡散層27、ソースp+ 拡散層28、
ドレインp+ 拡散層29が形成されている。ここで、ソ
ースp+ 拡散層28の底面は、空乏層拡大抑制領域16
の濃度がピークとなる深さにあり、ドレインp+ 拡散層
29の底面は、空乏層拡大抑制領域16より深く表面か
ら180nmの深さにある。表面に形成された層間絶縁
膜中のコンタクト孔を介してソース、ドレイン拡散層と
配線とが接続されている。
【0019】次に、先述した本発明の第1の実施の形態
の半導体装置の製造方法について図2から図4に基づい
て説明する。図2、図3および図4は第1の実施の形態
の半導体装置の製造方法を示す模式的断面図であり、図
2(a)は、pウエルに空乏層拡大抑制領域を形成中、
(b)はnウエルに空乏層拡大抑制領域を形成中、
(c)はゲート電極の形成された状態、図3(d)はp
ウエルにソースnー 拡散層とドレインnー 拡散層を形成
中、(e)はnウエルにソースpー 拡散層とドレインp
ー 拡散層を形成中、(f)はpウエルにソースn+ 拡散
層とドレインn+ 拡散層を形成中、図4(g)はnウエ
ルにソースp+ 拡散層とドレインp+ 拡散層を形成中、
(h)はpウエルのドレインn+ 拡散層を更に深く形成
中、(i)はnウエルにドレインp+ 拡散層を更に深く
形成中を示す。
の半導体装置の製造方法について図2から図4に基づい
て説明する。図2、図3および図4は第1の実施の形態
の半導体装置の製造方法を示す模式的断面図であり、図
2(a)は、pウエルに空乏層拡大抑制領域を形成中、
(b)はnウエルに空乏層拡大抑制領域を形成中、
(c)はゲート電極の形成された状態、図3(d)はp
ウエルにソースnー 拡散層とドレインnー 拡散層を形成
中、(e)はnウエルにソースpー 拡散層とドレインp
ー 拡散層を形成中、(f)はpウエルにソースn+ 拡散
層とドレインn+ 拡散層を形成中、図4(g)はnウエ
ルにソースp+ 拡散層とドレインp+ 拡散層を形成中、
(h)はpウエルのドレインn+ 拡散層を更に深く形成
中、(i)はnウエルにドレインp+ 拡散層を更に深く
形成中を示す。
【0020】図2(a)に示すようにシリコン基板11
のN−MOSを形成する領域にpウェル13を、P−M
OSを形成する領域にnウエル14を形成し、LOCO
S法により素子分離領域であるフィールド酸化膜12を
形成した後、P−MOSを形成する領域をレジストによ
るマスクで覆い、N−MOS領域にBF2 をエネルギー
150keVで注入量2×1012cmー2〜5×1013c
mー2注入して空乏層拡大抑制領域15を形成する。
のN−MOSを形成する領域にpウェル13を、P−M
OSを形成する領域にnウエル14を形成し、LOCO
S法により素子分離領域であるフィールド酸化膜12を
形成した後、P−MOSを形成する領域をレジストによ
るマスクで覆い、N−MOS領域にBF2 をエネルギー
150keVで注入量2×1012cmー2〜5×1013c
mー2注入して空乏層拡大抑制領域15を形成する。
【0021】次に図2(b)に示すようにN−MOSを
形成する領域をレジストによるマスクで覆い、P−MO
S領域に燐をエネルギー80keVで注入量2×1012
cm ー2〜5×1013cmー2注入して空乏層拡大抑制領域
16を形成する。
形成する領域をレジストによるマスクで覆い、P−MO
S領域に燐をエネルギー80keVで注入量2×1012
cm ー2〜5×1013cmー2注入して空乏層拡大抑制領域
16を形成する。
【0022】次に図2(c)に示すように、シリコンの
露出した部分を熱酸化してゲート酸化膜17を形成した
後、多結晶シリコンをCVD法により推積し、それらを
パターニングすることによってゲート電極19を形成す
る。
露出した部分を熱酸化してゲート酸化膜17を形成した
後、多結晶シリコンをCVD法により推積し、それらを
パターニングすることによってゲート電極19を形成す
る。
【0023】次に図3(d)に示すように、P−MOS
を形成する領城をレジストによるマスクで覆い、イオン
注入法により砒素をエネルギー20keVでドーズ量5
×1012cmー2〜1×1014cmー2注入してN−MOS
のソースnー 拡散層22およびドレインnー 拡散層23
を形成する。
を形成する領城をレジストによるマスクで覆い、イオン
注入法により砒素をエネルギー20keVでドーズ量5
×1012cmー2〜1×1014cmー2注入してN−MOS
のソースnー 拡散層22およびドレインnー 拡散層23
を形成する。
【0024】同様に図3(e)に示すように、N−MO
Sを形成する領域をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法によりBF2 +をエネルギー20keVでドーズ
量5×1012cmー2〜1×1014cmー2注入してP−M
OSのソースpー 拡散層26およびドレインpー 拡散層
27を形成する。
Sを形成する領域をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法によりBF2 +をエネルギー20keVでドーズ
量5×1012cmー2〜1×1014cmー2注入してP−M
OSのソースpー 拡散層26およびドレインpー 拡散層
27を形成する。
【0025】次に、シリコン酸化膜を全面に堆積して、
それを異方性エツチングすることによりゲート電極側壁
にシリコン酸化膜21を形成する。続いて図3(f)に
示すように、P−MOSを形成する領域をレジストによ
るマスクで覆い、イオン注入法により砒素をエネルギー
20keVでドーズ量5×1014cmー2〜2×1015c
mー2注入してN−MOSのソースn+ 拡散層24および
ドレインn+ 拡散層25を形成する。
それを異方性エツチングすることによりゲート電極側壁
にシリコン酸化膜21を形成する。続いて図3(f)に
示すように、P−MOSを形成する領域をレジストによ
るマスクで覆い、イオン注入法により砒素をエネルギー
20keVでドーズ量5×1014cmー2〜2×1015c
mー2注入してN−MOSのソースn+ 拡散層24および
ドレインn+ 拡散層25を形成する。
【0026】同様に図4(g)に示すように、N−MO
Sを形成する領域をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法によりBF2 +をエネルギー20keVでドーズ
量5×1014cmー2〜2×1015cmー2イオン注入して
P−MOSのソースp+ 拡散層28およびドレインp+
拡散層29を形成する。
Sを形成する領域をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法によりBF2 +をエネルギー20keVでドーズ
量5×1014cmー2〜2×1015cmー2イオン注入して
P−MOSのソースp+ 拡散層28およびドレインp+
拡散層29を形成する。
【0027】次に図4(h)に示すように、N−MOS
のドレイン領域以外をレジストによるマスクで覆い、イ
オン注入法により砒素をエネルギー50keVでドーズ
量3×1015cmー2イオン注入してN−MOSのドレイ
ンn+ 拡散層25を改めて深く形成する。このようにし
て形成されたドレインn+ 拡散層の底面は空乏層拡大抑
制領域15より深くなっている。
のドレイン領域以外をレジストによるマスクで覆い、イ
オン注入法により砒素をエネルギー50keVでドーズ
量3×1015cmー2イオン注入してN−MOSのドレイ
ンn+ 拡散層25を改めて深く形成する。このようにし
て形成されたドレインn+ 拡散層の底面は空乏層拡大抑
制領域15より深くなっている。
【0028】同様に図4(i)に示すように、P−MO
Sのドレイン領域以外をレジストによるマスクで覆い、
イオン注入法によりBF2 +をエネルギー35keVでド
ーズ量3×1015cmー2注入してP−MOSのドレイン
p+ 拡散層29を改めて深く形成する。このようにして
形成されたドレインp+ 拡散層の底面は空乏層拡大抑制
領城16より深くなっている。
Sのドレイン領域以外をレジストによるマスクで覆い、
イオン注入法によりBF2 +をエネルギー35keVでド
ーズ量3×1015cmー2注入してP−MOSのドレイン
p+ 拡散層29を改めて深く形成する。このようにして
形成されたドレインp+ 拡散層の底面は空乏層拡大抑制
領城16より深くなっている。
【0029】続いてメタル配線等の後工程を行う(図1
参照)。すなわち、層間膜としてCVD法によりシリコ
ン酸化膜を例えば500nm堆積させる。そして熱工程
を加えることにより、上記注入した不純物イオンを活性
化させる。続いて該層間膜を選択的にエツチングし、ソ
ース、ドレイン拡散層およびゲート電極とのコンタクト
孔を形成する。この後アルミニウム膜をスパッタ法で堆
積させ、パターニングすることにより配線部を形成す
る。最後に表面にシリコン酸化膜を例えば1000nm
形成し、保護膜とする。
参照)。すなわち、層間膜としてCVD法によりシリコ
ン酸化膜を例えば500nm堆積させる。そして熱工程
を加えることにより、上記注入した不純物イオンを活性
化させる。続いて該層間膜を選択的にエツチングし、ソ
ース、ドレイン拡散層およびゲート電極とのコンタクト
孔を形成する。この後アルミニウム膜をスパッタ法で堆
積させ、パターニングすることにより配線部を形成す
る。最後に表面にシリコン酸化膜を例えば1000nm
形成し、保護膜とする。
【0030】ここで、N−MOSのソース拡散層および
ドレイン拡散層の深さ方向の不純物濃度分布を調べるた
めに、図4(i)のA−A’断面およびB−B’断面に
沿った濃度分布を図5に示した。図5は空乏層拡大抑制
領城15を形成するためのBF2 +のイオン注入をドーズ
量2×1013cmー2で行い、ソースn+ 拡散層を形成す
るための砒素のイオン注入をドーズ量2×1015cmー2
で行った結果である。また、図5にはゼロバイアス時の
空乏層の大きさも示してある。ソースn+ 拡散層と基板
ボロンの交点は基板ボロン濃度がピークとなる位置にな
っている。それに対しドレインn+ 拡散層と基板ボロン
の交点はそれよりも深くなっている。そして空乏層内の
ボロン濃度は、ソース側ではほぼピーク濃度のままであ
るのに対しドレイン側ではビーク濃度より低くなってい
る。そのため空乏層幅はソース側が32nmであるのに
比べドレイン側は100nmと大きくなっている。結果
として拡散層底面容量もソース側では2fF/μmであ
るのに対しドレイン側では1fF/μmとなっており、
ドレイン側はソース側の半分になっている。
ドレイン拡散層の深さ方向の不純物濃度分布を調べるた
めに、図4(i)のA−A’断面およびB−B’断面に
沿った濃度分布を図5に示した。図5は空乏層拡大抑制
領城15を形成するためのBF2 +のイオン注入をドーズ
量2×1013cmー2で行い、ソースn+ 拡散層を形成す
るための砒素のイオン注入をドーズ量2×1015cmー2
で行った結果である。また、図5にはゼロバイアス時の
空乏層の大きさも示してある。ソースn+ 拡散層と基板
ボロンの交点は基板ボロン濃度がピークとなる位置にな
っている。それに対しドレインn+ 拡散層と基板ボロン
の交点はそれよりも深くなっている。そして空乏層内の
ボロン濃度は、ソース側ではほぼピーク濃度のままであ
るのに対しドレイン側ではビーク濃度より低くなってい
る。そのため空乏層幅はソース側が32nmであるのに
比べドレイン側は100nmと大きくなっている。結果
として拡散層底面容量もソース側では2fF/μmであ
るのに対しドレイン側では1fF/μmとなっており、
ドレイン側はソース側の半分になっている。
【0031】次に、第2の実施の形態の半導体装置につ
いて図6に基づいて説明する。図6は本発明の第2の実
施の形態のCMOSトランジスタの構造を示す模式的断
面図であり、図中符号61はシリコン基板、62はフィ
ールド酸化膜、63はpウエル、64はnウエル、6
5、66は空乏層拡大抑制領域、67はゲート酸化膜、
69はゲート電極、71はシリコン酸化膜、72はソー
スnー 拡散層、74はソースn+ 拡散層、75はドレイ
ンn+ 拡散層、76はソースpー 拡散層、78はソー
スp+ 拡散層、79はドレインp+ 拡散層、81はN−
MOS、82はP−MOSである。
いて図6に基づいて説明する。図6は本発明の第2の実
施の形態のCMOSトランジスタの構造を示す模式的断
面図であり、図中符号61はシリコン基板、62はフィ
ールド酸化膜、63はpウエル、64はnウエル、6
5、66は空乏層拡大抑制領域、67はゲート酸化膜、
69はゲート電極、71はシリコン酸化膜、72はソー
スnー 拡散層、74はソースn+ 拡散層、75はドレイ
ンn+ 拡散層、76はソースpー 拡散層、78はソー
スp+ 拡散層、79はドレインp+ 拡散層、81はN−
MOS、82はP−MOSである。
【0032】シリコン基板61表面には素子分離領域と
なるフイールド酸化膜62が形成されている。N−MO
S領域には、ボロンが1×1016cmー3ドーピングされ
たpウェル63が形成されており、表面から100nm
の位置にピークをもつp型不純物からなる空乏層拡大抑
制領域65が設けられている。基板表面上にはゲート酸
化膜67上にn型にドープされたボリシリコンからなる
ゲート電極69が形成されており、ゲート電極69の側
壁にはシリコン酸化膜71が形成されている。pウェル
63内にはソースnー 拡散層72、ソースn+ 拡散層7
4、ドレインn + 拡散層75が形成されている。ソース
nー 拡散層72は、ソース拡散層寄生抵抗の増加を抑え
てドレイン電流を大きくするためのものである。第1の
実施の形態と異なりドレインにnー 拡散層が設けられて
いない。これは、ドレイン拡散層の寄生抵抗は、ソース
拡散層に比ベるとドレイン電流に対する寄与が小さいか
らである。ソースn+ 拡散層74の底面は、空乏層拡大
抑制領域65の濃度がピークとなる深さにあり、ドレイ
ンn+ 拡散層75の底面は、空乏層拡大抑制領城65よ
り深く表面から180nmの深さにある。
なるフイールド酸化膜62が形成されている。N−MO
S領域には、ボロンが1×1016cmー3ドーピングされ
たpウェル63が形成されており、表面から100nm
の位置にピークをもつp型不純物からなる空乏層拡大抑
制領域65が設けられている。基板表面上にはゲート酸
化膜67上にn型にドープされたボリシリコンからなる
ゲート電極69が形成されており、ゲート電極69の側
壁にはシリコン酸化膜71が形成されている。pウェル
63内にはソースnー 拡散層72、ソースn+ 拡散層7
4、ドレインn + 拡散層75が形成されている。ソース
nー 拡散層72は、ソース拡散層寄生抵抗の増加を抑え
てドレイン電流を大きくするためのものである。第1の
実施の形態と異なりドレインにnー 拡散層が設けられて
いない。これは、ドレイン拡散層の寄生抵抗は、ソース
拡散層に比ベるとドレイン電流に対する寄与が小さいか
らである。ソースn+ 拡散層74の底面は、空乏層拡大
抑制領域65の濃度がピークとなる深さにあり、ドレイ
ンn+ 拡散層75の底面は、空乏層拡大抑制領城65よ
り深く表面から180nmの深さにある。
【0033】P−MOS領域には燐が1×1016cmー3
ドーピングされたnウエル64が形成されており、表面
から100nmの位置にピークをもつn型不純物からな
る空乏層拡大抑制領域66が設けられている。基板表面
上にはゲート酸化膜67上にp型にドープされたポリシ
リコンからなるゲート電極69が形成されており、ゲー
ト電極の側壁にはシリコン酸化膜71が形成されてい
る。
ドーピングされたnウエル64が形成されており、表面
から100nmの位置にピークをもつn型不純物からな
る空乏層拡大抑制領域66が設けられている。基板表面
上にはゲート酸化膜67上にp型にドープされたポリシ
リコンからなるゲート電極69が形成されており、ゲー
ト電極の側壁にはシリコン酸化膜71が形成されてい
る。
【0034】nウェル64内にはソースpー 拡散層7
6、ソースp+ 拡散層78、ドレインp+ 拡散層79が
形成されている。ソースpー 拡散層を設けているのは、
ソース拡散層寄生抵抗の増加を抑えてドレイン電流を大
きくするためのものである。第1の実施の形態と異なり
ドレインにpー 拡散層が設けられていない。これは、ド
レイン拡散層の寄生抵抗は、ソース拡散層に比ベるとド
レイン電流に対する寄与が小さいからである。ソースp
+ 拡散層78の底面は、空乏層拡大抑制領域66の濃度
がピークとなる深さにあり、ドレインp+ 拡散層79の
底面は、空乏層拡大抑制領域66より深く表面から18
0nmの深さにある。表面に形成された層間絶縁膜中の
コンタクト孔を介してソース、ドレイン拡散層と配線と
が接続されている。
6、ソースp+ 拡散層78、ドレインp+ 拡散層79が
形成されている。ソースpー 拡散層を設けているのは、
ソース拡散層寄生抵抗の増加を抑えてドレイン電流を大
きくするためのものである。第1の実施の形態と異なり
ドレインにpー 拡散層が設けられていない。これは、ド
レイン拡散層の寄生抵抗は、ソース拡散層に比ベるとド
レイン電流に対する寄与が小さいからである。ソースp
+ 拡散層78の底面は、空乏層拡大抑制領域66の濃度
がピークとなる深さにあり、ドレインp+ 拡散層79の
底面は、空乏層拡大抑制領域66より深く表面から18
0nmの深さにある。表面に形成された層間絶縁膜中の
コンタクト孔を介してソース、ドレイン拡散層と配線と
が接続されている。
【0035】次に、先述した本発明の第2の実施の形態
の半導体装置の製造方法について図7および図8に基づ
いて説明する。図7および図8は第2の実施の形態の半
導体装置の製造方法を示す模式的断面図であり、図7
(a)は、pウエルにソースn ー 拡散層を形成中、
(b)はnウエルにソースpー 拡散層を形成中、(c)
はpウエルにソースn+ 拡散層とドレインn+ 拡散層を
形成中、図8(d)はnウエルにソースp+ 拡散層とド
レインp+ 拡散層を形成中、(e)はpウエルのドレイ
ンn+ 拡散層を更に深く形成中、(f)はnウエルのド
レインp+ 拡散層を更に深く形成中を示す。
の半導体装置の製造方法について図7および図8に基づ
いて説明する。図7および図8は第2の実施の形態の半
導体装置の製造方法を示す模式的断面図であり、図7
(a)は、pウエルにソースn ー 拡散層を形成中、
(b)はnウエルにソースpー 拡散層を形成中、(c)
はpウエルにソースn+ 拡散層とドレインn+ 拡散層を
形成中、図8(d)はnウエルにソースp+ 拡散層とド
レインp+ 拡散層を形成中、(e)はpウエルのドレイ
ンn+ 拡散層を更に深く形成中、(f)はnウエルのド
レインp+ 拡散層を更に深く形成中を示す。
【0036】第1の実施例と同様に、N−MOS、P−
MOSそれぞれの領域にpウエル63、nウエル64を
形成し、素子分離領域となるフイールド酸化膜62を形
成した後、空乏層拡大抑制領域65、66を形成する。
MOSそれぞれの領域にpウエル63、nウエル64を
形成し、素子分離領域となるフイールド酸化膜62を形
成した後、空乏層拡大抑制領域65、66を形成する。
【0037】次に図7(a)に示すように、N−MOS
のソース領域以外をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法により砒素をエネルギー20keVでドーズ量
5×1012cmー2〜1×1014cmー2注入してN−MO
Sのソースnー 拡散層72を形成する。
のソース領域以外をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法により砒素をエネルギー20keVでドーズ量
5×1012cmー2〜1×1014cmー2注入してN−MO
Sのソースnー 拡散層72を形成する。
【0038】同様に図7(b)に示すように、P−MO
Sのソース以外の領域をレジストによるマスクで覆い、
イオン注入法により例えばBF2 +をエネルギー20ke
Vでドーズ量5×1012cmー2〜1×1014cmー2注入
してP−MOSのソースpー拡散層76を形成する。
Sのソース以外の領域をレジストによるマスクで覆い、
イオン注入法により例えばBF2 +をエネルギー20ke
Vでドーズ量5×1012cmー2〜1×1014cmー2注入
してP−MOSのソースpー拡散層76を形成する。
【0039】次に、シリコン酸化膜を全面に堆積して、
それを異方性エツチングすることによりゲート電極側壁
にシリコン酸化膜71を形成する。続いて図7(c)に
示すように、P−MOSを形成する領域をレジストによ
るマスクで覆い、イオン注入法により砒素をエネルギー
20keVでドーズ量5×1014cmー2〜2×1015c
mー2注入してN−MOSのソースn+ 拡散層74および
ドレインn+ 拡散層75を形成する。
それを異方性エツチングすることによりゲート電極側壁
にシリコン酸化膜71を形成する。続いて図7(c)に
示すように、P−MOSを形成する領域をレジストによ
るマスクで覆い、イオン注入法により砒素をエネルギー
20keVでドーズ量5×1014cmー2〜2×1015c
mー2注入してN−MOSのソースn+ 拡散層74および
ドレインn+ 拡散層75を形成する。
【0040】同様に図8(d)に示すように、N−MO
Sを形成する領域をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法によりBF2 +をエネルギー20keVでドーズ
量5×1014cmー2〜2×1015cmー2イオン注入して
P−MOSのソースp+ 拡散層78およびドレインp+
拡散層79を形成する。
Sを形成する領域をレジストによるマスクで覆い、イオ
ン注入法によりBF2 +をエネルギー20keVでドーズ
量5×1014cmー2〜2×1015cmー2イオン注入して
P−MOSのソースp+ 拡散層78およびドレインp+
拡散層79を形成する。
【0041】次に図8(e)に示すように、N−MOS
のドレイン以外の領域をレジストによるマスクで覆い、
イオン注入法により砒素をエネルギー50keVでドー
ズ量3×1015cmー2注入してN−MOSのドレインn
+ 拡散層75を改めて深く形成する。このようにして形
成されたドレインn+ 拡散層の底面は空乏層拡大抑制領
域65より深くなっでいる。
のドレイン以外の領域をレジストによるマスクで覆い、
イオン注入法により砒素をエネルギー50keVでドー
ズ量3×1015cmー2注入してN−MOSのドレインn
+ 拡散層75を改めて深く形成する。このようにして形
成されたドレインn+ 拡散層の底面は空乏層拡大抑制領
域65より深くなっでいる。
【0042】同様に図8(f)に示すように、P−MO
Sのドレイン以外の領域をレジストによるマスクで覆
い、イオン注入法により例えばBF2 +をエネルギー35
keVでドーズ量3×1015cmー2注入してP−MOS
のドレインp+ 拡散層79を改めて深く形成する。この
ようにして形成されたドレインp+ 拡散層の底面のp−
n接合位置は空乏層拡大抑制領城66より深くなってい
る。
Sのドレイン以外の領域をレジストによるマスクで覆
い、イオン注入法により例えばBF2 +をエネルギー35
keVでドーズ量3×1015cmー2注入してP−MOS
のドレインp+ 拡散層79を改めて深く形成する。この
ようにして形成されたドレインp+ 拡散層の底面のp−
n接合位置は空乏層拡大抑制領城66より深くなってい
る。
【0043】続いて第1の実施の形態と同様なメタル配
線等の後工程を行い本発明の第2の実施の形態に基づく
CMOSが完成する。
線等の後工程を行い本発明の第2の実施の形態に基づく
CMOSが完成する。
【0044】この実施の形態では、N−MOSにおいて
もP−MOSにおいでもソース拡散層にのみnー または
pー 拡張領域が設けられており、ドレイン拡散層には設
けられていない。そのため同じゲート長でも第1の実施
の形態に比ベて実効チャネル長が長くなり、より短チャ
ネル効果が起こりにくくなる。一方、ソース拡散層にn
ー またはpー 拡張領域が設けられているので拡散層寄生
抵抗による遅延時問の増大は防がれている。また、ドレ
イン接合容量も第1の実施の形態と同様に低減されてい
る。
もP−MOSにおいでもソース拡散層にのみnー または
pー 拡張領域が設けられており、ドレイン拡散層には設
けられていない。そのため同じゲート長でも第1の実施
の形態に比ベて実効チャネル長が長くなり、より短チャ
ネル効果が起こりにくくなる。一方、ソース拡散層にn
ー またはpー 拡張領域が設けられているので拡散層寄生
抵抗による遅延時問の増大は防がれている。また、ドレ
イン接合容量も第1の実施の形態と同様に低減されてい
る。
【0045】
【発明の効果】第1の効果は、短チャネル効果が抑制さ
れ、かつドレイン接合容量の小さい絶縁ゲート電界効果
トランジスタが提供されるということである。これによ
り、高集積で遅延時間の短縮されたLSIが提供できる
ようになる。その理由は空乏層拡大抑制領域が短チャネ
ル効果を抑制するが、ドレイン拡散層の底面がこの空乏
層拡大抑制領域より深く形成されているのでドレイン接
合容量は小さくなるからである。
れ、かつドレイン接合容量の小さい絶縁ゲート電界効果
トランジスタが提供されるということである。これによ
り、高集積で遅延時間の短縮されたLSIが提供できる
ようになる。その理由は空乏層拡大抑制領域が短チャネ
ル効果を抑制するが、ドレイン拡散層の底面がこの空乏
層拡大抑制領域より深く形成されているのでドレイン接
合容量は小さくなるからである。
【0046】第2の効果は、短チャネル効果が抑制さ
れ、ドレイン接合容量が小さく、かつソース拡散層寄生
抵抗の小さい絶縁ゲート電界効果トランジスタが提供さ
れるということである。これにより、高集積で遅延時間
の短縮されたLSIが提供できるようになる。その理由
は空乏層拡大抑制領域が短チャネル効果を抑制するが、
ドレイン拡散層の底面がこの空乏層拡大抑制領城より深
く形成されており、さらにソース拡散層にのみ接合の浅
い拡張領域が設けられているからである。
れ、ドレイン接合容量が小さく、かつソース拡散層寄生
抵抗の小さい絶縁ゲート電界効果トランジスタが提供さ
れるということである。これにより、高集積で遅延時間
の短縮されたLSIが提供できるようになる。その理由
は空乏層拡大抑制領域が短チャネル効果を抑制するが、
ドレイン拡散層の底面がこの空乏層拡大抑制領城より深
く形成されており、さらにソース拡散層にのみ接合の浅
い拡張領域が設けられているからである。
【図1】本発明の第1の実施の形態のCMOSトランジ
スタの構造を示す模式的断面図である。
スタの構造を示す模式的断面図である。
【図2】第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示
す模式的断面図である。(a)は、pウエルに空乏層拡
大抑制領域を形成中の状態である。(b)はnウエルに
空乏層拡大抑制領域を形成中の状態である。(c)はゲ
ート電極の形成された状態である。
す模式的断面図である。(a)は、pウエルに空乏層拡
大抑制領域を形成中の状態である。(b)はnウエルに
空乏層拡大抑制領域を形成中の状態である。(c)はゲ
ート電極の形成された状態である。
【図3】第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示
す模式的断面図である。(d)はpウエルにソースnー
拡散層とドレインnー 拡散層を形成中の状態である。
(e)はnウエルにソースpー 拡散層とドレインpー 拡
散層を形成中の状態である。(f)はpウエルにソース
n+ 拡散層とドレインn+ 拡散層を形成中の状態であ
る。
す模式的断面図である。(d)はpウエルにソースnー
拡散層とドレインnー 拡散層を形成中の状態である。
(e)はnウエルにソースpー 拡散層とドレインpー 拡
散層を形成中の状態である。(f)はpウエルにソース
n+ 拡散層とドレインn+ 拡散層を形成中の状態であ
る。
【図4】第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示
す模式的断面図である。(g)はnウエルにソースp+
拡散層とドレインp+ 拡散層を形成中の状態である。
(h)はpウエルのドレインn+ 拡散層を更に深く形成
中の状態である。(i)はnウエルにドレインp+ 拡散
層を更に深く形成中の状態である。
す模式的断面図である。(g)はnウエルにソースp+
拡散層とドレインp+ 拡散層を形成中の状態である。
(h)はpウエルのドレインn+ 拡散層を更に深く形成
中の状態である。(i)はnウエルにドレインp+ 拡散
層を更に深く形成中の状態である。
【図5】図4(i)のA−A’断面およびB−B’断面
に沿った濃度分布を示すグラフである。
に沿った濃度分布を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態のCMOSトランジ
スタの構造を示す模式的断面図である。
スタの構造を示す模式的断面図である。
【図7】第2の実施の形態の半導体装置の製造方法を示
す模式的断面図である。(a)は、pウエルにソースn
ー 拡散層を形成中の状態である。(b)はnウエルにソ
ースpー 拡散層を形成中の状態である。(c)はpウエ
ルにソースn+ 拡散層とドレインn+ 拡散層を形成中の
状態である。
す模式的断面図である。(a)は、pウエルにソースn
ー 拡散層を形成中の状態である。(b)はnウエルにソ
ースpー 拡散層を形成中の状態である。(c)はpウエ
ルにソースn+ 拡散層とドレインn+ 拡散層を形成中の
状態である。
【図8】第2の実施の形態の半導体装置の製造方法を示
す模式的断面図である。(d)はnウエルにソースp+
拡散層とドレインp+ 拡散層を形成中の状態である。
(e)はpウエルのドレインn+ 拡散層を更に深く形成
中の状態である。(f)はnウエルにドレインp+ 拡散
層を更に深く形成中の状態である。
す模式的断面図である。(d)はnウエルにソースp+
拡散層とドレインp+ 拡散層を形成中の状態である。
(e)はpウエルのドレインn+ 拡散層を更に深く形成
中の状態である。(f)はnウエルにドレインp+ 拡散
層を更に深く形成中の状態である。
【図9】CMOSインバータの回路図である。
【図10】従来例のCMOSトランジスタの構造を示す
模式的断面図である。
模式的断面図である。
11、61 シリコン基板 12、62、102 フィールド酸化膜 13、63 pウエル 14、64、104 nウエル 15、16、65、66 空乏層拡大抑制領域 17、67、107 ゲート酸化膜 19、69、109 ゲート電極 21、71 シリコン酸化膜 22、72、112 ソースnー 拡散層 23 ドレインnー 拡散層 24、74 ソースn+ 拡散層 25、75、115 ドレインn+ 拡散層 26、76 ソースpー 拡散層 27 ドレインpー 拡散層 28、78、118 ソースp+ 拡散層 29、79、119 ドレインp+ 拡散層 31、81、91、131 N−MOS 32、82、92、132 P−MOS 94、98 ソース 95、99 ドレイン 121 p型シリコン基板 122 p型領域
Claims (6)
- 【請求項1】 第1導電型半導体基板に第2導電型チャ
ネル絶縁ゲート電界効果トランジスタを備えた半導体装
置において、前 記基板の表面より所定の深さの位置に設けられ、前記
電界効果トランジスタのチャネル領域直下からソース、
ドレイン領域に延在して設けられた、空乏層拡大抑制用
の前記基板より不純物濃度の高い第1導電型領域を有
し、 前記基板に形成された第2導電型であるソース拡散層の
底面は前記空乏層拡大抑制用の第1導電型領域のピーク
濃度位置近傍またはそれよりも表面側に位置し、 前記基板に形成された第2導電型であるドレイン拡散層
の底面は前記空乏層拡大抑制用の第1導電型領域のピー
ク濃度位置よりも深く形成されていることを特微とする
半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記ソース拡散層および前記ドレイン拡散層には、それ
ぞれチヤネル側に浅い第2導電型ソース拡張領域および
第2導電型ドレイン拡張領域が設けられていることを特
微とする半導体装置 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置において、 前記ソース拡散層にのみ、チャネル側に浅い第2導電型
ソース拡張領城が設けられていることを特徴とする半導
体装置 - 【請求項4】 第1導電型半導体基板に第2導電型チャ
ネル絶縁ゲート電界効果トランジスタを備えた半導体装
置の製造方法において、素子分離領域で囲まれた素子形成領域の全面に第1導電
型不純物イオンを注入して、 前記基板の表面より所定の
深さの位置に空乏層拡大抑制用に前記基板より濃度の高
い第1導電型領域を形成する工程と、前記素子形成領域の絶縁膜上に ゲート電極を形成する工
程と、前記素子形成領域に第2導電型不純物イオンを注入し
て、底面が前記空乏層拡大抑制用の第1導電型領域のピ
ーク濃度位置近傍またはそれよりも表面側に位置する ソ
ース拡散層およびドレイン拡散層を形成する第1の拡散
層形成工程と、 前記ソース拡散層をマスクして前記ドレイン拡散層にの
み第2導電型不純物を、前記第1の拡散層形成工程より
高いエネルギーでイオン注入して、ドレイン拡散層の底
面を前記空乏層拡大抑制用の第1導電型領域のピーク濃
度位置より深くする第2の拡散層形成工程とを有するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 ゲート電極形成後に全面に第2導電型不純物を第1のエ
ネルギーでイオン注入する工程と、ゲート電極側壁に絶
縁膜を形成する工程と、全面に第2導電型不純物を前記
第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーでイオン
注入する工程とを順次行うことによって前記第1の拡散
層形成工程を行うことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 ゲート電極形成後に前記ドレイン領域をマスクして前記
ソース領域にのみ第2導電型不純物を第1のエネルギー
でイオン注入する工程と、ゲート電極側壁に絶縁膜を形
成する工程と、全面に第2導電型不純物を前記第1のエ
ネルギーよりも高い第2のエネルギーでイオン注入する
工程とを順次行うことによって前記第1の拡散層形成工
程を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7316329A JP2845186B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 半導体装置とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7316329A JP2845186B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 半導体装置とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162301A JPH09162301A (ja) | 1997-06-20 |
JP2845186B2 true JP2845186B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=18075923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7316329A Expired - Fee Related JP2845186B2 (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 半導体装置とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845186B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060086977A1 (en) | 2004-10-25 | 2006-04-27 | Uday Shah | Nonplanar device with thinned lower body portion and method of fabrication |
US7518196B2 (en) | 2005-02-23 | 2009-04-14 | Intel Corporation | Field effect transistor with narrow bandgap source and drain regions and method of fabrication |
US7858481B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-12-28 | Intel Corporation | Method for fabricating transistor with thinned channel |
US8362566B2 (en) | 2008-06-23 | 2013-01-29 | Intel Corporation | Stress in trigate devices using complimentary gate fill materials |
-
1995
- 1995-12-05 JP JP7316329A patent/JP2845186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09162301A (ja) | 1997-06-20 |
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