JPH08181598A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH08181598A JPH08181598A JP6325573A JP32557394A JPH08181598A JP H08181598 A JPH08181598 A JP H08181598A JP 6325573 A JP6325573 A JP 6325573A JP 32557394 A JP32557394 A JP 32557394A JP H08181598 A JPH08181598 A JP H08181598A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/003—Modifications for increasing the reliability for protection
- H03K19/00315—Modifications for increasing the reliability for protection in field-effect transistor circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/02—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
- H01L27/04—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
- H01L27/08—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
- H01L27/085—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only
- H01L27/088—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate
- H01L27/092—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate complementary MIS field-effect transistors
- H01L27/0921—Means for preventing a bipolar, e.g. thyristor, action between the different transistor regions, e.g. Latchup prevention
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置におけるCMOS出力バッファで
のラッチアップを防止する。 【構成】 電源電位Vccと接地電位Vss間に直列に
接続されたPMOS21及びNMOS22は、出力バッ
ファ制御回路40からのデータ信号G1,G2に基づ
き、オン、オフ動作して出力信号を生成する。Vpp発
生回路50は、電源電位Vccよりも高い電位Vppを
生成し、PMOS21のバックゲートバイアスは電位V
ppに設定される。サージ電圧によるラッチアップトリ
ガ電流が生じても、PMOS21のバックゲートバイア
スがVppに設定されているので、Nウエル抵抗で生じ
る電位差が小さくなり、Nウエル2と基板1間に存在す
る寄生バイポーラトランジスタのベース電位は、電位V
pp近傍になる。よって、基板1に流れ込む電流が抑え
られ、ラッチアップ強度が向上する。
のラッチアップを防止する。 【構成】 電源電位Vccと接地電位Vss間に直列に
接続されたPMOS21及びNMOS22は、出力バッ
ファ制御回路40からのデータ信号G1,G2に基づ
き、オン、オフ動作して出力信号を生成する。Vpp発
生回路50は、電源電位Vccよりも高い電位Vppを
生成し、PMOS21のバックゲートバイアスは電位V
ppに設定される。サージ電圧によるラッチアップトリ
ガ電流が生じても、PMOS21のバックゲートバイア
スがVppに設定されているので、Nウエル抵抗で生じ
る電位差が小さくなり、Nウエル2と基板1間に存在す
る寄生バイポーラトランジスタのベース電位は、電位V
pp近傍になる。よって、基板1に流れ込む電流が抑え
られ、ラッチアップ強度が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS(Complemen
tary-Metal Oxide Semiconductor IC)で構成された出力
バッファを搭載した半導体装置に関するものである。
tary-Metal Oxide Semiconductor IC)で構成された出力
バッファを搭載した半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOSで構成された出力バッフ
ァ(以下、CMOS出力バッファという)を有する半導
体装置は、例えばP型基板に形成されている。そのCM
OS出力バッファは、電源電位Vccと接地電位Vss
間に直列に接続されたPチャネル型電界効果トランジス
タ(以下、PMOSという)とNチャネル型電界効果ト
ランジスタ(以下、NMOSという)を備えている。P
MOS及びNMOSのドレイン同士が接続されると共に
出力端子に接続され、それらPMOS及びNMOSのソ
ースが、電源電位Vccと接地電位Vssにそれぞれ接
続されている。P型基板にはN型ウエルが形成されてい
る。N型ウエル中にPMOSが形成され、そのN型ウエ
ルは電源電位Vccにバイアスされている。一方、P型
基板は、入力ピンの電位がアンダーシュートしてもNウ
エルとP型基板間が順方向バイアスとならないように、
負の電位Vbbにバイアスされている。これらPMOS
とNMOSの各ゲートに与えられる電位が共に接地電位
Vssレベルのとき、出力端子からハイレベルの信号が
出力され、各ゲートに与えられる電位が共に電位Vcc
レベルのときロウレベルの信号が出力される。
ァ(以下、CMOS出力バッファという)を有する半導
体装置は、例えばP型基板に形成されている。そのCM
OS出力バッファは、電源電位Vccと接地電位Vss
間に直列に接続されたPチャネル型電界効果トランジス
タ(以下、PMOSという)とNチャネル型電界効果ト
ランジスタ(以下、NMOSという)を備えている。P
MOS及びNMOSのドレイン同士が接続されると共に
出力端子に接続され、それらPMOS及びNMOSのソ
ースが、電源電位Vccと接地電位Vssにそれぞれ接
続されている。P型基板にはN型ウエルが形成されてい
る。N型ウエル中にPMOSが形成され、そのN型ウエ
ルは電源電位Vccにバイアスされている。一方、P型
基板は、入力ピンの電位がアンダーシュートしてもNウ
エルとP型基板間が順方向バイアスとならないように、
負の電位Vbbにバイアスされている。これらPMOS
とNMOSの各ゲートに与えられる電位が共に接地電位
Vssレベルのとき、出力端子からハイレベルの信号が
出力され、各ゲートに与えられる電位が共に電位Vcc
レベルのときロウレベルの信号が出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CMOS出力バッファを有した半導体装置では、次のよ
うな課題があった。負の電位Vbbをオンチップで発生
させているダイナミック型ランダムアクセスメモリ(以
下、DRAMという)等において、CMOSで構成され
た出力バッファは、静電気等で発生する正のサージに対
するラッチアップ耐性が低いという問題があった。図2
は、ラッチアップ現象を説明するための出力バッファの
断面図であり、この図を参照しつつ、従来技術の課題を
説明する。図2は、P型基板1とそれに形成されたNウ
エル2とを示している。Nウエル2に、ドレイン3とソ
ース4とゲート5からなるPMOSが形成され、P型基
板1にはドレイン6とソース7とゲート8からなるNM
OSが形成されている。Nウエル2にはバイアス電位V
ccに接続されたアクティブ領域9が形成され、P型基
板1にはバイアス電位Vbbに接続されたアクティブ領
域10が形成されている。このような構成のCMOS出
力バッファには、図2のような寄生バイポーラトランジ
スタ11,12,13,14,15が存在する。トラン
ジスタ11,12はnpn型バイポーラトランジスタと
なり、トランジスタ13〜15はpnp型バイポーラト
ランジスタとなる。
CMOS出力バッファを有した半導体装置では、次のよ
うな課題があった。負の電位Vbbをオンチップで発生
させているダイナミック型ランダムアクセスメモリ(以
下、DRAMという)等において、CMOSで構成され
た出力バッファは、静電気等で発生する正のサージに対
するラッチアップ耐性が低いという問題があった。図2
は、ラッチアップ現象を説明するための出力バッファの
断面図であり、この図を参照しつつ、従来技術の課題を
説明する。図2は、P型基板1とそれに形成されたNウ
エル2とを示している。Nウエル2に、ドレイン3とソ
ース4とゲート5からなるPMOSが形成され、P型基
板1にはドレイン6とソース7とゲート8からなるNM
OSが形成されている。Nウエル2にはバイアス電位V
ccに接続されたアクティブ領域9が形成され、P型基
板1にはバイアス電位Vbbに接続されたアクティブ領
域10が形成されている。このような構成のCMOS出
力バッファには、図2のような寄生バイポーラトランジ
スタ11,12,13,14,15が存在する。トラン
ジスタ11,12はnpn型バイポーラトランジスタと
なり、トランジスタ13〜15はpnp型バイポーラト
ランジスタとなる。
【0004】ここで、バイポーラトランジスタのオン電
圧、つまりビルトインポテンシャルをBP(通常、約
0.8V程度である)、及びPMOSの閾値電圧をVt
pとする。電圧Vtp>BPの場合に、出力端子OUT
からの正のサージ電圧がVcc+BP程度まで上昇する
と、トランジスタ13,14がPMOSよりも先にオン
となる。トランジスタ14を流れる電流は電源Vcc側
に流れ、トランジスタ13を流れる電流は基板1に流れ
込む。このとき、各トランジスタ13,14を流れる電
流はポテンシャルが異なるため、トランジスタ13に流
れる電流の方が大きくなる。即ち、大部分の電流が基板
1に流れる。図示しないバイアス電位Vbb発生回路の
電流供給能力は、スタンバイ電流を低く抑えるためにそ
れ程高くはない。正のサージによって基板1に流れ込む
電流と、バイアス電位Vbb発生回路の電流供給能力を
比較すると、圧倒的に基板1に流れ込む電流の方が大き
く、また、基板抵抗16の抵抗値は通常かなり大きいの
で、トランジスタ11のベースの電位が急激に上昇す
る。基板1に電流が流れる込むと、基板1の電位Vbb
が急激に上昇し、トランジスタ11がオン状態になる。
よって、電源Vcc→Nウエル抵抗17→トランジスタ
11→接地電位Vssの経路で流れ、この電流がラッチ
アップのトリガ電流となる。
圧、つまりビルトインポテンシャルをBP(通常、約
0.8V程度である)、及びPMOSの閾値電圧をVt
pとする。電圧Vtp>BPの場合に、出力端子OUT
からの正のサージ電圧がVcc+BP程度まで上昇する
と、トランジスタ13,14がPMOSよりも先にオン
となる。トランジスタ14を流れる電流は電源Vcc側
に流れ、トランジスタ13を流れる電流は基板1に流れ
込む。このとき、各トランジスタ13,14を流れる電
流はポテンシャルが異なるため、トランジスタ13に流
れる電流の方が大きくなる。即ち、大部分の電流が基板
1に流れる。図示しないバイアス電位Vbb発生回路の
電流供給能力は、スタンバイ電流を低く抑えるためにそ
れ程高くはない。正のサージによって基板1に流れ込む
電流と、バイアス電位Vbb発生回路の電流供給能力を
比較すると、圧倒的に基板1に流れ込む電流の方が大き
く、また、基板抵抗16の抵抗値は通常かなり大きいの
で、トランジスタ11のベースの電位が急激に上昇す
る。基板1に電流が流れる込むと、基板1の電位Vbb
が急激に上昇し、トランジスタ11がオン状態になる。
よって、電源Vcc→Nウエル抵抗17→トランジスタ
11→接地電位Vssの経路で流れ、この電流がラッチ
アップのトリガ電流となる。
【0005】Nウエル抵抗17も比較的大きな抵抗であ
り、トリガ電流が流れると、その抵抗17の両端の点
A,Bに、トリガ電流量に応じた電位差が生じる。その
ため、トランジスタ15のベース電位が低くなる。一
方、トランジスタ15のエミッタの電位は電源電位Vc
cであるので、該トランジスタ15のべース・エミッタ
間に電位差が生じ、該電位差が電圧BPよりも大きくな
れば、トランジスタ15がオンする。そのため、電源電
位Vccから基板1へ電流が流れ、再び基板1の電位V
bbが上昇する。結果として、電源Vcc→Nウエル抵
抗17→トランジスタ11→接地電位Vssの経路で電
流が流れ、点A,B間の電位差がさらに大きくなり、最
終的にラッチアップに至り、電源電位Vccから接地電
位Vssに電流が流れ続ける。その結果、半導体装置が
発熱し、半導体装置が破壊される可能性がある。一方、
電圧Vtp>BPのとき、ラッチアップにはならない
が、PMOSの閾値電圧Vtpを下げると、出力端子O
UTから電源電位Vccに電流が流れる出力ピンリーク
が発生し易くなり、また、電源ノイズにより、出力バッ
ファの誤動作も発生する可能性があった。
り、トリガ電流が流れると、その抵抗17の両端の点
A,Bに、トリガ電流量に応じた電位差が生じる。その
ため、トランジスタ15のベース電位が低くなる。一
方、トランジスタ15のエミッタの電位は電源電位Vc
cであるので、該トランジスタ15のべース・エミッタ
間に電位差が生じ、該電位差が電圧BPよりも大きくな
れば、トランジスタ15がオンする。そのため、電源電
位Vccから基板1へ電流が流れ、再び基板1の電位V
bbが上昇する。結果として、電源Vcc→Nウエル抵
抗17→トランジスタ11→接地電位Vssの経路で電
流が流れ、点A,B間の電位差がさらに大きくなり、最
終的にラッチアップに至り、電源電位Vccから接地電
位Vssに電流が流れ続ける。その結果、半導体装置が
発熱し、半導体装置が破壊される可能性がある。一方、
電圧Vtp>BPのとき、ラッチアップにはならない
が、PMOSの閾値電圧Vtpを下げると、出力端子O
UTから電源電位Vccに電流が流れる出力ピンリーク
が発生し易くなり、また、電源ノイズにより、出力バッ
ファの誤動作も発生する可能性があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の電源電位と該第1の電源電位よりも低い第2
の電源電位との間に直列に接続された第1の導電型の第
1のMOSトランジスタ及び第2の導電型の第2のMO
Sトランジスタを有し、各ゲートにそれぞれ与えられた
電位に基づき該第1及び第2のトランジスタがオン、オ
フ動作して出力信号を生成する出力バッファを備えた半
導体装置において、次のような構成にしている。即ち、
第1の発明の半導体装置は、第1のMOSトランジスタ
のバックゲートバイアスを第1の電源電位よりも高い第
3の電源電位に設定する構成としている。第2の半導体
装置は、第1のMOSトランジスタを形成するウエル
に、該第1のMOSトランジスタのバックゲートバイア
スをとるためのアクティブ領域を、該第1のMOSトラ
ンジスタを囲うように配置している。第3の発明の半導
体装置は、第1の電源電位と第2のMOSトランジスタ
の間に該第1のMOSトランジスタに並列の第1の導電
型の第3のMOSトランジスタを設けている。そして、
第3のMOSトランジスタのゲートを第1の電源電位に
接続し、該第3のトランジスタのバックゲートバイアス
を第1の電源電位または該第1の電源電位よりも高い電
位に設定する構成としている。
に、第1の電源電位と該第1の電源電位よりも低い第2
の電源電位との間に直列に接続された第1の導電型の第
1のMOSトランジスタ及び第2の導電型の第2のMO
Sトランジスタを有し、各ゲートにそれぞれ与えられた
電位に基づき該第1及び第2のトランジスタがオン、オ
フ動作して出力信号を生成する出力バッファを備えた半
導体装置において、次のような構成にしている。即ち、
第1の発明の半導体装置は、第1のMOSトランジスタ
のバックゲートバイアスを第1の電源電位よりも高い第
3の電源電位に設定する構成としている。第2の半導体
装置は、第1のMOSトランジスタを形成するウエル
に、該第1のMOSトランジスタのバックゲートバイア
スをとるためのアクティブ領域を、該第1のMOSトラ
ンジスタを囲うように配置している。第3の発明の半導
体装置は、第1の電源電位と第2のMOSトランジスタ
の間に該第1のMOSトランジスタに並列の第1の導電
型の第3のMOSトランジスタを設けている。そして、
第3のMOSトランジスタのゲートを第1の電源電位に
接続し、該第3のトランジスタのバックゲートバイアス
を第1の電源電位または該第1の電源電位よりも高い電
位に設定する構成としている。
【0007】
【作用】以上のように、半導体装置を構成しているの
で、第1の発明では、サージ電圧によってトリガ電流が
発生しても、出力バッファ中の第1のMOSトランジス
タと基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタのベ
ース電位が、第1のMOSトランジスタのバックゲート
バイアスを第1の電源電位にした場合よりも高くなる。
よって、その寄生トランジスタを流れる電流が抑えられ
る。第2の発明によれば、第1のMOSトランジスタの
バックゲートバイアスをとるアクティブ領域を第1のM
OSトランジスタの周囲に形成することによって、ウエ
ル抵抗が減じられ、ウエル抵抗で生じる電位差が小さく
なる。そのため、出力バッファ中の第1のMOSトラン
ジスタと基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタ
のベース電位が高くなり、その第1のMOSトランジス
タと基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタを流
れる電流が、抑えられる。第3の発明によれば、サージ
電圧が出力端子に生じたとき、第1のMOSトランジス
タのドレインとソース間に寄生するバイポーラトランジ
スタと、第3のMOSトランジスタのドレインとソース
間に寄生するバイポーラトランジスタとを介して、第1
の電源電位に電流が流れる。よって、第1のMOSトラ
ンジスタのソースから基板に流れる電流が減少し、ラッ
チアップトリガ電流が小さくなる。従って、前記課題を
解決できるのである。
で、第1の発明では、サージ電圧によってトリガ電流が
発生しても、出力バッファ中の第1のMOSトランジス
タと基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタのベ
ース電位が、第1のMOSトランジスタのバックゲート
バイアスを第1の電源電位にした場合よりも高くなる。
よって、その寄生トランジスタを流れる電流が抑えられ
る。第2の発明によれば、第1のMOSトランジスタの
バックゲートバイアスをとるアクティブ領域を第1のM
OSトランジスタの周囲に形成することによって、ウエ
ル抵抗が減じられ、ウエル抵抗で生じる電位差が小さく
なる。そのため、出力バッファ中の第1のMOSトラン
ジスタと基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタ
のベース電位が高くなり、その第1のMOSトランジス
タと基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタを流
れる電流が、抑えられる。第3の発明によれば、サージ
電圧が出力端子に生じたとき、第1のMOSトランジス
タのドレインとソース間に寄生するバイポーラトランジ
スタと、第3のMOSトランジスタのドレインとソース
間に寄生するバイポーラトランジスタとを介して、第1
の電源電位に電流が流れる。よって、第1のMOSトラ
ンジスタのソースから基板に流れる電流が減少し、ラッ
チアップトリガ電流が小さくなる。従って、前記課題を
解決できるのである。
【0008】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例の半導体装置の要部を示
す図であり、図1の(1)には、CMOS出力バッファ
とその周辺の回路が示され、図1の(2)には、CMO
S出力バッファの断面図が示されている。図1の半導体
装置のCMOS出力バッファ20は、第1の電源電位V
ccと第2の電源電位である接地電位Vss間に接続さ
れた第1のMOSトランジスタであるPMOS21と第
2のMOSトランジスタであるNMOS22とで構成さ
れている。PMOS21のソースが電源電位Vccに接
続され、NMOS22のソースが接地電位Vssに接続
されている。PMOS21とNMOS22のドレイン同
士が接続され、それらドレインは出力端子OUTに接続
されている。各PMOS21とNMOS22のゲートに
は、出力バッファ制御回路40の2つの出力G1,G2
がそれぞれ入力される接続となっている。この半導体装
置には、例えば一般的な昇圧回路で構成されたオンチッ
プのVpp発生回路50が設けられている。Vpp発生
回路50も、電源電位Vccと接地電位Vss間に接続
され、Vpp発生回路50の出力する第3の電源電位V
ppが、PMOS21のバックゲートに接続されてい
る。Vpp発生回路50は、電源電位Vcc+α(α>
0)の電位を出力する機能を有している。即ち、Vpp
発生回路50の出力電位は、電源投入の後に昇圧電位V
cc+αとなり、その昇圧電位は電源を切るまでその電
位に保持されて、PMOS21のバックゲートバイアス
となる。出力バッファ制御回路40は出力バッファ20
を制御するものであり、例えばDRAMのメモリアレイ
からの読出したデータに対応する信号G1,G2をPM
OS21,NMOS22のゲートに与える機能を有して
いる。出力バッファ20、出力バッファ制御回路40及
びVpp発生回路50は、例えばP型基板1に形成され
ている。
す図であり、図1の(1)には、CMOS出力バッファ
とその周辺の回路が示され、図1の(2)には、CMO
S出力バッファの断面図が示されている。図1の半導体
装置のCMOS出力バッファ20は、第1の電源電位V
ccと第2の電源電位である接地電位Vss間に接続さ
れた第1のMOSトランジスタであるPMOS21と第
2のMOSトランジスタであるNMOS22とで構成さ
れている。PMOS21のソースが電源電位Vccに接
続され、NMOS22のソースが接地電位Vssに接続
されている。PMOS21とNMOS22のドレイン同
士が接続され、それらドレインは出力端子OUTに接続
されている。各PMOS21とNMOS22のゲートに
は、出力バッファ制御回路40の2つの出力G1,G2
がそれぞれ入力される接続となっている。この半導体装
置には、例えば一般的な昇圧回路で構成されたオンチッ
プのVpp発生回路50が設けられている。Vpp発生
回路50も、電源電位Vccと接地電位Vss間に接続
され、Vpp発生回路50の出力する第3の電源電位V
ppが、PMOS21のバックゲートに接続されてい
る。Vpp発生回路50は、電源電位Vcc+α(α>
0)の電位を出力する機能を有している。即ち、Vpp
発生回路50の出力電位は、電源投入の後に昇圧電位V
cc+αとなり、その昇圧電位は電源を切るまでその電
位に保持されて、PMOS21のバックゲートバイアス
となる。出力バッファ制御回路40は出力バッファ20
を制御するものであり、例えばDRAMのメモリアレイ
からの読出したデータに対応する信号G1,G2をPM
OS21,NMOS22のゲートに与える機能を有して
いる。出力バッファ20、出力バッファ制御回路40及
びVpp発生回路50は、例えばP型基板1に形成され
ている。
【0009】図1の(2)のように、P型基板1に形成
されたNウエル2中に、PMOS21のドレイン21及
びソース21bが形成され、そのドレイン21とソース
21bの間には、PMOS21のゲート21cが形成さ
れている。一方、NMOS21のドレイン22aとソー
ス22bは、P型基板1中に形成され、そのドレイン2
2aとソース22bの間には、NMOS22のゲート2
2cが形成されている。なお、入力ピンがアンダーシュ
ートしても、P型基板1とNウエル2間が順方向となる
のを防ぐために、P型基板1は負の電圧Vbbにバイア
スされている。次に、図1の半導体装置の動作につい
て、説明する。例えば、DRAM中のメモリセルに格納
されているデータが、相補ビット線対及びセンスアンプ
等を介して読出され、出力バッファ制御回路40に与え
られる。出力バッファ制御回路40は、読出されたデー
タに対応するデータ信号G1,G2を、PMOS21,
NMOS22のゲート21c,22cにそれぞれ出力す
る。各データ信号G1,G2のレベルが共に接地電位V
ssの場合、PMOS21がオフ、及びNMOS22が
オンとなる。よって、出力端子OUTからは、ハイレベ
ルが出力される。各データ信号G1,G2のレベルが共
に電源電位Vccの場合、PMOS21がオン、及びN
MOS22がオフとなる。よって、出力端子OUTから
は、ロウレベルが出力される。本実施例の半導体装置に
おけるラッチアップ強度について、説明する。本実施例
では、PMOS21のバックゲートバイアスを電源電位
Vccよりも高い電位Vppに設定しているので、ラッ
チアップ強度が向上する。
されたNウエル2中に、PMOS21のドレイン21及
びソース21bが形成され、そのドレイン21とソース
21bの間には、PMOS21のゲート21cが形成さ
れている。一方、NMOS21のドレイン22aとソー
ス22bは、P型基板1中に形成され、そのドレイン2
2aとソース22bの間には、NMOS22のゲート2
2cが形成されている。なお、入力ピンがアンダーシュ
ートしても、P型基板1とNウエル2間が順方向となる
のを防ぐために、P型基板1は負の電圧Vbbにバイア
スされている。次に、図1の半導体装置の動作につい
て、説明する。例えば、DRAM中のメモリセルに格納
されているデータが、相補ビット線対及びセンスアンプ
等を介して読出され、出力バッファ制御回路40に与え
られる。出力バッファ制御回路40は、読出されたデー
タに対応するデータ信号G1,G2を、PMOS21,
NMOS22のゲート21c,22cにそれぞれ出力す
る。各データ信号G1,G2のレベルが共に接地電位V
ssの場合、PMOS21がオフ、及びNMOS22が
オンとなる。よって、出力端子OUTからは、ハイレベ
ルが出力される。各データ信号G1,G2のレベルが共
に電源電位Vccの場合、PMOS21がオン、及びN
MOS22がオフとなる。よって、出力端子OUTから
は、ロウレベルが出力される。本実施例の半導体装置に
おけるラッチアップ強度について、説明する。本実施例
では、PMOS21のバックゲートバイアスを電源電位
Vccよりも高い電位Vppに設定しているので、ラッ
チアップ強度が向上する。
【0010】図3は、図1中のCMOS出力バッファの
断面図である。図3には、P型基板1に形成されている
Nウエル2と、ドレイン21aとソース21bとゲート
21cで構成されるPMOS21と、ドレイン22aと
ソース22bとゲート22cで構成されるNMOS22
と、バイアス電位Vppに接続されるNウエル2中のア
クティブ領域24と、バイアス電位Vbbに接続される
基板1中のアクティブ領域25とが示されている。出力
バッファ20には、図3のような寄生バイポーラトラン
ジスタ31,32,33,34,35が存在する。トラ
ンジスタ31,32はnpn型バイポーラトランジスタ
となり、トランジスタ33〜35はpnp型バイポーラ
トランジスタとなる。バイポーラトランジスタのオン電
圧つまりビルトインポテンシャルをBP、及びPMOS
21の閾値電圧をVtpとする。電位Vccより高い電
位Vppが、Vpp≦Vcc+(Vtp−BP)のと
き、出力端子OUTからの正のサージ電圧がVcc+B
P程度まで上昇すると、トランジスタ33,34がPM
OS22よりも先にオンとなる。トランジスタ34を流
れる電流は電源Vcc側に流れ、トランジスタ33を流
れる電流が基板1に流れ込む。このとき、各トランジス
タ33,34を流れる電流はポテンシャルが異なるた
め、トランジスタ33に流れる電流の方が大きくなり、
大部分の電流が基板1に流れる。図示しないバイアス電
位Vbb発生回路の電流供給能力は、スタンバイ電流を
低く抑えるためにそれ程高くはない。そのため、正のサ
ージによって基板1に流れ込む電流と、バイアス電位V
bb発生回路の電流供給能力を比較すると、圧倒的に基
板1に流れ込む電流の方が大きく、また、基板抵抗36
が通常かなり大きいので、トランジスタ31のベースの
電位が急激に上昇する。よって、基板1に電流が流れる
込むと、基板1の電位Vbbが急激に上昇し、トランジ
スタ31がオン状態になる。
断面図である。図3には、P型基板1に形成されている
Nウエル2と、ドレイン21aとソース21bとゲート
21cで構成されるPMOS21と、ドレイン22aと
ソース22bとゲート22cで構成されるNMOS22
と、バイアス電位Vppに接続されるNウエル2中のア
クティブ領域24と、バイアス電位Vbbに接続される
基板1中のアクティブ領域25とが示されている。出力
バッファ20には、図3のような寄生バイポーラトラン
ジスタ31,32,33,34,35が存在する。トラ
ンジスタ31,32はnpn型バイポーラトランジスタ
となり、トランジスタ33〜35はpnp型バイポーラ
トランジスタとなる。バイポーラトランジスタのオン電
圧つまりビルトインポテンシャルをBP、及びPMOS
21の閾値電圧をVtpとする。電位Vccより高い電
位Vppが、Vpp≦Vcc+(Vtp−BP)のと
き、出力端子OUTからの正のサージ電圧がVcc+B
P程度まで上昇すると、トランジスタ33,34がPM
OS22よりも先にオンとなる。トランジスタ34を流
れる電流は電源Vcc側に流れ、トランジスタ33を流
れる電流が基板1に流れ込む。このとき、各トランジス
タ33,34を流れる電流はポテンシャルが異なるた
め、トランジスタ33に流れる電流の方が大きくなり、
大部分の電流が基板1に流れる。図示しないバイアス電
位Vbb発生回路の電流供給能力は、スタンバイ電流を
低く抑えるためにそれ程高くはない。そのため、正のサ
ージによって基板1に流れ込む電流と、バイアス電位V
bb発生回路の電流供給能力を比較すると、圧倒的に基
板1に流れ込む電流の方が大きく、また、基板抵抗36
が通常かなり大きいので、トランジスタ31のベースの
電位が急激に上昇する。よって、基板1に電流が流れる
込むと、基板1の電位Vbbが急激に上昇し、トランジ
スタ31がオン状態になる。
【0011】もし、PMOS21のバックゲートバイア
スが電源電位Vccである場合、電源Vcc→Nウエル
抵抗37→トランジスタ31→接地電位Vssの経路で
トリガ電流が流れる。トリガ電流が流れると、ウエル抵
抗37の両端の点A,Bにトリガ電流量に応じた電位差
が生じ、トランジスタ35のベース電位が低くなる。よ
って、トランジスタ35のべース・エミッタ間に電位差
が生じ、トランジスタ35がオンする。そのため、電源
電位Vccから基板1へ電流が流れて、再び基板1の電
位Vbbが上昇し、結果として、電源Vcc→Nウエル
抵抗37→トランジスタ31→接地電位Vssの経路で
電流が流れ、点A,B間の電位差がさらに大きくなり、
最終的にラッチアップに至る。ところが、本実施例では
PMOS21のバックゲートバイアスが電位Vppとな
っている。バックゲートバイアスが電位Vccに接続さ
れた場合と比較して、トリガ電流が流れたときに、トラ
ンジスタ35のベース電位が高くなる。即ち、トランジ
スタ35を流れる電流が抑えられ、ラッチアップ強度が
向上する。一方、電位Vpp≧Vcc+(Vtp−B
P)の場合には、正のサージ電圧にかかわらずPMOS
21が、トランジスタ33,34よりも先にオンする。
そのため、正のサージ電圧によって流れる電流は、PM
OS21及び外部端子を介して電源電位Vcc側に流れ
る。即ち、基板1には電流が流れ込まないので、ラッチ
アップを防止できる。以上のように、本実施例によれ
ば、CMOS出力バッファにおけるPMOS21のバッ
クゲートバイアスを電源電位Vccよりも高い電位Vp
pに設定しているので、半導体装置のラッチアップ強度
を向上することができる。即ち、ラッチアップによる半
導体装置の破壊が防止できる。
スが電源電位Vccである場合、電源Vcc→Nウエル
抵抗37→トランジスタ31→接地電位Vssの経路で
トリガ電流が流れる。トリガ電流が流れると、ウエル抵
抗37の両端の点A,Bにトリガ電流量に応じた電位差
が生じ、トランジスタ35のベース電位が低くなる。よ
って、トランジスタ35のべース・エミッタ間に電位差
が生じ、トランジスタ35がオンする。そのため、電源
電位Vccから基板1へ電流が流れて、再び基板1の電
位Vbbが上昇し、結果として、電源Vcc→Nウエル
抵抗37→トランジスタ31→接地電位Vssの経路で
電流が流れ、点A,B間の電位差がさらに大きくなり、
最終的にラッチアップに至る。ところが、本実施例では
PMOS21のバックゲートバイアスが電位Vppとな
っている。バックゲートバイアスが電位Vccに接続さ
れた場合と比較して、トリガ電流が流れたときに、トラ
ンジスタ35のベース電位が高くなる。即ち、トランジ
スタ35を流れる電流が抑えられ、ラッチアップ強度が
向上する。一方、電位Vpp≧Vcc+(Vtp−B
P)の場合には、正のサージ電圧にかかわらずPMOS
21が、トランジスタ33,34よりも先にオンする。
そのため、正のサージ電圧によって流れる電流は、PM
OS21及び外部端子を介して電源電位Vcc側に流れ
る。即ち、基板1には電流が流れ込まないので、ラッチ
アップを防止できる。以上のように、本実施例によれ
ば、CMOS出力バッファにおけるPMOS21のバッ
クゲートバイアスを電源電位Vccよりも高い電位Vp
pに設定しているので、半導体装置のラッチアップ強度
を向上することができる。即ち、ラッチアップによる半
導体装置の破壊が防止できる。
【0012】第2の実施例 図4(1)(2)は、本発明の第2の実施例を示すCM
OS出力バッファの断面図であり、図1と共通する要素
には共通の符号が付されている。本実施例は、第1の実
施例における出力バッファ20の構造を変更した半導体
装置であり、他の構造は図1と同様になっている。図1
と同様に、P型基板1に形成されたNウエル2中に、P
MOS21のドレイン21及びソース21bが形成さ
れ、そのドレイン21とソース21bの間には、PMO
S21のゲート21cが形成されている。NMOS21
のドレイン22aとソース22bが、P型基板1中に形
成され、そのドレイン22aとソース22bの間にはN
MOS22のゲート22cが形成されている。P型基板
1は入力ピンがアンダーシュートしても、P型基板とN
ウエル間が順方向となるのを防ぐために、負の電圧Vb
bにバイアスされている。図4の(1)のCMOS出力
バッファにおいては、図1におけるPMOS21のバッ
クゲートバイアスを設定するアクティブ領域24が、ア
クティブ領域26に変更されている。アクティブ領域2
6はPMOS21を形成するNウエル2のエッジに、該
PMOS21を囲うように形成されている。このような
構成の半導体装置も、第1の実施例と同様に動作する。
例えばDRAM中のメモリセルに格納されているデータ
が、相補ビット線対及びセンスアンプ等を介して読出さ
れ、出力バッファ制御回路40に与えられる。出力バッ
ファ制御回路40は、読出されたデータに対応するデー
タ信号G1,G2をPMOS21,NMOS22のゲー
ト21c,22cにそれぞれ出力する。各データ信号G
1,G2のレベルが共に接地電位Vssの場合、PMO
S21がオフ、及びNMOS22がオンとなる。よっ
て、出力端子OUTからは、ハイレベルが出力される。
各データ信号G1,G2のレベルが共に電源電位Vcc
の場合、PMOS21がオン、及びNMOS22がオフ
となる。よって、出力端子OUTからは、ロウレベルが
出力される。
OS出力バッファの断面図であり、図1と共通する要素
には共通の符号が付されている。本実施例は、第1の実
施例における出力バッファ20の構造を変更した半導体
装置であり、他の構造は図1と同様になっている。図1
と同様に、P型基板1に形成されたNウエル2中に、P
MOS21のドレイン21及びソース21bが形成さ
れ、そのドレイン21とソース21bの間には、PMO
S21のゲート21cが形成されている。NMOS21
のドレイン22aとソース22bが、P型基板1中に形
成され、そのドレイン22aとソース22bの間にはN
MOS22のゲート22cが形成されている。P型基板
1は入力ピンがアンダーシュートしても、P型基板とN
ウエル間が順方向となるのを防ぐために、負の電圧Vb
bにバイアスされている。図4の(1)のCMOS出力
バッファにおいては、図1におけるPMOS21のバッ
クゲートバイアスを設定するアクティブ領域24が、ア
クティブ領域26に変更されている。アクティブ領域2
6はPMOS21を形成するNウエル2のエッジに、該
PMOS21を囲うように形成されている。このような
構成の半導体装置も、第1の実施例と同様に動作する。
例えばDRAM中のメモリセルに格納されているデータ
が、相補ビット線対及びセンスアンプ等を介して読出さ
れ、出力バッファ制御回路40に与えられる。出力バッ
ファ制御回路40は、読出されたデータに対応するデー
タ信号G1,G2をPMOS21,NMOS22のゲー
ト21c,22cにそれぞれ出力する。各データ信号G
1,G2のレベルが共に接地電位Vssの場合、PMO
S21がオフ、及びNMOS22がオンとなる。よっ
て、出力端子OUTからは、ハイレベルが出力される。
各データ信号G1,G2のレベルが共に電源電位Vcc
の場合、PMOS21がオン、及びNMOS22がオフ
となる。よって、出力端子OUTからは、ロウレベルが
出力される。
【0013】ここで、本実施例の半導体装置におけるラ
ッチアップ強度について説明する。PMOS21とNM
OS22には、図4の(2)に示すような寄生バイポー
ラトランジスタ31〜35が存在するが、PMOS21
のバックゲートバイアスを電源電位Vccよりも高い電
位Vppに設定しているので、第1の実施例と同様に、
ラッチアップ強度が向上している。また、アクティブ領
域26がPMOS21を囲うように形成されているの
で、Nウエル抵抗38の抵抗値は、第1の実施例におけ
るNウエル抵抗37よりも、小さくなる。そのため、ト
ランジスタ33,35のベース電位が、電位Vppレベ
ル近傍に安定して維持される。そのため、基板1に流れ
込む電流が抑えられ、第1の実施例に比べて、さらにラ
ッチアップ強度が向上する。以上のように、本実施例に
よれば、CMOS出力バッファ20におけるPMOS2
1のバックゲートバイアスを電源電位Vccよりも高い
電位Vppに設定しているので、第1の実施例と同様
に、半導体装置のラッチアップ強度を向上することがで
きる。また、PMOS21のバックゲートバイアスを設
定するアクティブ領域26がPMOS21を囲うように
形成されているので、さらにラッチアップ強度を向上で
きる。
ッチアップ強度について説明する。PMOS21とNM
OS22には、図4の(2)に示すような寄生バイポー
ラトランジスタ31〜35が存在するが、PMOS21
のバックゲートバイアスを電源電位Vccよりも高い電
位Vppに設定しているので、第1の実施例と同様に、
ラッチアップ強度が向上している。また、アクティブ領
域26がPMOS21を囲うように形成されているの
で、Nウエル抵抗38の抵抗値は、第1の実施例におけ
るNウエル抵抗37よりも、小さくなる。そのため、ト
ランジスタ33,35のベース電位が、電位Vppレベ
ル近傍に安定して維持される。そのため、基板1に流れ
込む電流が抑えられ、第1の実施例に比べて、さらにラ
ッチアップ強度が向上する。以上のように、本実施例に
よれば、CMOS出力バッファ20におけるPMOS2
1のバックゲートバイアスを電源電位Vccよりも高い
電位Vppに設定しているので、第1の実施例と同様
に、半導体装置のラッチアップ強度を向上することがで
きる。また、PMOS21のバックゲートバイアスを設
定するアクティブ領域26がPMOS21を囲うように
形成されているので、さらにラッチアップ強度を向上で
きる。
【0014】第3の実施例 図5は、本発明の第3の実施例の半導体装置の要部を示
す図であり、図1と共通する要素には共通の符号が付さ
れている。図5の(1)には、CMOS出力バッファと
その周辺の回路が示され、図5の(2)にはCMOS出
力バッファの断面図が示されている。本実施例の半導体
装置には、第1の実施例と同様の、出力バッファ制御回
路40とVpp発生回路50とを備え、出力バッファ2
0とは異なる出力バッファ60を設けている。この半導
体装置のCMOS出力バッファ60は、電源電位Vcc
と接地電位Vss間に直列に接続された図1と同様のP
MOS21及びNMOS22を有し、さらに、第3のM
OSトランジスタであるPMOS61を設けている。P
MOS61のドレインは、PMOS21及びNMOS2
2のドレインに接続され、ソースが電源電位Vccに接
続されている。即ち、PMOS61は、電源電位Vcc
とNMOS22のドレイン間に、PMOS21に並列に
接続されている。PMOS61のゲートは電源電位Vc
cに接続され、そのPMOS61のバックゲートバイア
スが、電位Vppに設定されている。PMOS61が設
けられることにより、図5の(2)のような寄生バイポ
ーラトランジスタが、CMOS出力バッファ60中のN
ウエル2に形成される。即ち、図3に示された寄生バイ
ポーラトランジスタ31〜35に、寄生バイポーラトラ
ンジスタ71〜73が追加された構造となる。
す図であり、図1と共通する要素には共通の符号が付さ
れている。図5の(1)には、CMOS出力バッファと
その周辺の回路が示され、図5の(2)にはCMOS出
力バッファの断面図が示されている。本実施例の半導体
装置には、第1の実施例と同様の、出力バッファ制御回
路40とVpp発生回路50とを備え、出力バッファ2
0とは異なる出力バッファ60を設けている。この半導
体装置のCMOS出力バッファ60は、電源電位Vcc
と接地電位Vss間に直列に接続された図1と同様のP
MOS21及びNMOS22を有し、さらに、第3のM
OSトランジスタであるPMOS61を設けている。P
MOS61のドレインは、PMOS21及びNMOS2
2のドレインに接続され、ソースが電源電位Vccに接
続されている。即ち、PMOS61は、電源電位Vcc
とNMOS22のドレイン間に、PMOS21に並列に
接続されている。PMOS61のゲートは電源電位Vc
cに接続され、そのPMOS61のバックゲートバイア
スが、電位Vppに設定されている。PMOS61が設
けられることにより、図5の(2)のような寄生バイポ
ーラトランジスタが、CMOS出力バッファ60中のN
ウエル2に形成される。即ち、図3に示された寄生バイ
ポーラトランジスタ31〜35に、寄生バイポーラトラ
ンジスタ71〜73が追加された構造となる。
【0015】本実施例の半導体装置においても、第1,
第2の半導体装置と同様に、例えばDRAM中のメモリ
セルに格納されているデータが、相補ビット線対及びセ
ンスアンプ等を介して読出され、出力バッファ制御回路
40に与えられる。出力バッファ制御回路40は、読出
されたデータに対応するデータ信号G1,G2をPMO
S21,NMOS22のゲート21c,22cにそれぞ
れ出力する。各データ信号G1,G2のレベルが共に接
地電位Vssの場合、PMOS21がオフ、及びNMO
S22がオンとなる。よって、出力端子OUTからは、
ハイレベルが出力される。各データ信号G1,G2のレ
ベルが共に電源電位Vccの場合、PMOS21がオ
ン、及びNMOS22がオフとなる。よって、出力端子
OUTからは、ロウレベルが出力される。
第2の半導体装置と同様に、例えばDRAM中のメモリ
セルに格納されているデータが、相補ビット線対及びセ
ンスアンプ等を介して読出され、出力バッファ制御回路
40に与えられる。出力バッファ制御回路40は、読出
されたデータに対応するデータ信号G1,G2をPMO
S21,NMOS22のゲート21c,22cにそれぞ
れ出力する。各データ信号G1,G2のレベルが共に接
地電位Vssの場合、PMOS21がオフ、及びNMO
S22がオンとなる。よって、出力端子OUTからは、
ハイレベルが出力される。各データ信号G1,G2のレ
ベルが共に電源電位Vccの場合、PMOS21がオ
ン、及びNMOS22がオフとなる。よって、出力端子
OUTからは、ロウレベルが出力される。
【0016】次に、この半導体装置におけるラッチアッ
プ強度について説明する。本実施例も、第1及び第2の
実施例と同様に、PMOS21及びPMOS61のバッ
クゲートバイアスが、電源電位Vccよりも高い電位V
ppに設定されている。そのため、ラッチアップ強度が
向上している。さらに、本実施例ではPMOS61に寄
生バイポーラトランジスタ72が存在するので、正のサ
ージが発生したとき、バイポーラトランジスタ34とバ
イポーラトランジスタ72に分散して電流が流れ、出力
端子OUTから電源電位Vcc側に電流が流れる。よっ
て、基板1に流れる込む電流が減少する、つまり、ラッ
チアップトリガ電流が抑制される。従って、ラッチアッ
プ強度がさらに向上している。なお、PMOS61のゲ
ート幅を大きくすると、さらに、その効果が高くなる。
以上のように、本実施例では、CMOS出力バッファ中
のPMOS21に並列のPMOS61を設けている。そ
のため、ラッチアップトリガ電流を抑制することが可能
となり、半導体装置のラッチアップ強度を向上できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が
可能である。その変形例としては、例えば次のようなも
のがある。
プ強度について説明する。本実施例も、第1及び第2の
実施例と同様に、PMOS21及びPMOS61のバッ
クゲートバイアスが、電源電位Vccよりも高い電位V
ppに設定されている。そのため、ラッチアップ強度が
向上している。さらに、本実施例ではPMOS61に寄
生バイポーラトランジスタ72が存在するので、正のサ
ージが発生したとき、バイポーラトランジスタ34とバ
イポーラトランジスタ72に分散して電流が流れ、出力
端子OUTから電源電位Vcc側に電流が流れる。よっ
て、基板1に流れる込む電流が減少する、つまり、ラッ
チアップトリガ電流が抑制される。従って、ラッチアッ
プ強度がさらに向上している。なお、PMOS61のゲ
ート幅を大きくすると、さらに、その効果が高くなる。
以上のように、本実施例では、CMOS出力バッファ中
のPMOS21に並列のPMOS61を設けている。そ
のため、ラッチアップトリガ電流を抑制することが可能
となり、半導体装置のラッチアップ強度を向上できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が
可能である。その変形例としては、例えば次のようなも
のがある。
【0017】(1) 第1〜第3の実施例では、半導体
装置がDRAMの場合を説明しているが、ラッチアップ
現象は、CMOS出力バッファを有するすべての半導体
装置で問題であり、各種の対策が必要となっている。本
発明はそれらすべて半導体装置に適用が可能であり、別
段の対策を講じることなく簡素な構成でラッチアップ強
度を向上できる。 (2) 第2及び第3の実施例では、第1の実施例と同
様に、PMOS21のバックゲートバイアスを電源電位
Vccよりも高い電位Vppに設定しているが、PMO
S21のバックゲートバイアスを電源電位Vccとして
いる場合でも、同様にラッチアップ強度が、従来に比べ
て向上する。 (3) 第1〜第3の実施例では、P型基板1の電位間
をVbbにバイアスしているが、接地電位Vssに設定
している場合にも適用可能である。この場合、Nウエル
2のバイアスが電位Vccよりも高くしているので、P
MOS21,61でのリーク電流を小さくできるという
効果が、期待できる。 (4) 第1〜第3の実施例では、P型基板1に形成さ
れた半導体装置について説明をしているが、N型基板に
形成された半導体装置についても、適用が可能である。
装置がDRAMの場合を説明しているが、ラッチアップ
現象は、CMOS出力バッファを有するすべての半導体
装置で問題であり、各種の対策が必要となっている。本
発明はそれらすべて半導体装置に適用が可能であり、別
段の対策を講じることなく簡素な構成でラッチアップ強
度を向上できる。 (2) 第2及び第3の実施例では、第1の実施例と同
様に、PMOS21のバックゲートバイアスを電源電位
Vccよりも高い電位Vppに設定しているが、PMO
S21のバックゲートバイアスを電源電位Vccとして
いる場合でも、同様にラッチアップ強度が、従来に比べ
て向上する。 (3) 第1〜第3の実施例では、P型基板1の電位間
をVbbにバイアスしているが、接地電位Vssに設定
している場合にも適用可能である。この場合、Nウエル
2のバイアスが電位Vccよりも高くしているので、P
MOS21,61でのリーク電流を小さくできるという
効果が、期待できる。 (4) 第1〜第3の実施例では、P型基板1に形成さ
れた半導体装置について説明をしているが、N型基板に
形成された半導体装置についても、適用が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1のMOSトランジスタのバックゲートバ
イアスを第1の電源電位よりも高い第3の電源電位に設
定する構成としているので、第1のMOSトランジスタ
と基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタのベー
ス電位が、第1のMOSトランジスタのバックゲートバ
イアスを第1の電源電位にした場合よりも高くなる。よ
って、その寄生トランジスタを流れる電流が抑えられ、
半導体装置におけるラッチ強度を向上することができ
る。第2の発明によれば、第1のMOSトランジスタの
バックゲートバイアスをとるためのアクティブ領域を該
第1のMOSトランジスタを囲うように配置しているの
で、ウエル抵抗で生じる電位差が小さくなり、第1のM
OSトランジスタと基板間に存在する寄生バイポーラト
ランジスタのベース電位が高くなり、その第1のMOS
トランジスタと基板間に存在する寄生バイポーラトラン
ジスタを流れる電流が抑えられ、半導体装置におけるラ
ッチ強度を向上することができる。第3の発明によれ
ば、第1のMOSトランジスタに並列の第3のMOSト
ランジスタを設け、該第3のトランジスタのバックゲー
トには第1の電源電位または該第1の電源電位よりも高
い電位を与える構成としている。そのため、サージ電圧
が出力端子に生じたとき、第1のMOSトランジスタの
ドレインとソース間に寄生するバイポーラトランジスタ
と、第3のMOSトランジスタのドレインとソース間に
寄生するバイポーラトランジスタとを介して、第1の電
源電位に電流が分散して流れ、ラッチアップトリガ電流
を抑制することができる。よって、半導体装置のラッチ
アップ強度が向上する。
によれば、第1のMOSトランジスタのバックゲートバ
イアスを第1の電源電位よりも高い第3の電源電位に設
定する構成としているので、第1のMOSトランジスタ
と基板間に存在する寄生バイポーラトランジスタのベー
ス電位が、第1のMOSトランジスタのバックゲートバ
イアスを第1の電源電位にした場合よりも高くなる。よ
って、その寄生トランジスタを流れる電流が抑えられ、
半導体装置におけるラッチ強度を向上することができ
る。第2の発明によれば、第1のMOSトランジスタの
バックゲートバイアスをとるためのアクティブ領域を該
第1のMOSトランジスタを囲うように配置しているの
で、ウエル抵抗で生じる電位差が小さくなり、第1のM
OSトランジスタと基板間に存在する寄生バイポーラト
ランジスタのベース電位が高くなり、その第1のMOS
トランジスタと基板間に存在する寄生バイポーラトラン
ジスタを流れる電流が抑えられ、半導体装置におけるラ
ッチ強度を向上することができる。第3の発明によれ
ば、第1のMOSトランジスタに並列の第3のMOSト
ランジスタを設け、該第3のトランジスタのバックゲー
トには第1の電源電位または該第1の電源電位よりも高
い電位を与える構成としている。そのため、サージ電圧
が出力端子に生じたとき、第1のMOSトランジスタの
ドレインとソース間に寄生するバイポーラトランジスタ
と、第3のMOSトランジスタのドレインとソース間に
寄生するバイポーラトランジスタとを介して、第1の電
源電位に電流が分散して流れ、ラッチアップトリガ電流
を抑制することができる。よって、半導体装置のラッチ
アップ強度が向上する。
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の要部を示
す図である。
す図である。
【図2】ラッチアップ現象を説明するための出力バッフ
ァの断面図である。
ァの断面図である。
【図3】図1中のCMOS出力バッファの断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示すCMOS出力バッ
ファの断面図である。
ファの断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例の半導体装置の要部を示
す図である。
す図である。
1 P型基板 2 Nウエル 20,60 出力バッファ 21,61 PMOS 22 NMOS 24,26 アクティブ領域 31〜35,71〜73 寄生バイポーラトランジ
スタ 36 基板抵抗 37,38 ウエル抵抗 50 Vpp発生回路
スタ 36 基板抵抗 37,38 ウエル抵抗 50 Vpp発生回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822 27/08 331 D H03K 17/08 C 9184−5K 17/687 19/003 C 19/0948 H01L 27/04 H 9184−5K H03K 17/687 F 19/094 B
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の電源電位と該第1の電源電位より
も低い第2の電源電位との間に直列に接続された第1の
導電型の第1のMOSトランジスタ及び第2の導電型の
第2のMOSトランジスタを有し、各ゲートにそれぞれ
与えられた電位に基づき該第1及び第2のトランジスタ
がオン、オフ動作して出力信号を生成する出力バッファ
を備えた半導体装置において、 前記第1のMOSトランジスタのバックゲートバイアス
を前記第1の電源電位よりも高い第3の電源電位に設定
する構成としたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 第1の電源電位と該第1の電源電位より
も低い第2の電源電位との間に直列に接続された第1の
導電型の第1のMOSトランジスタ及び第2の導電型の
第2のMOSトランジスタを有し、各ゲートにそれぞれ
与えられた電位に基づき該第1及び第2のトランジスタ
がオン、オフ動作して出力信号を生成する出力バッファ
を備えた半導体装置において、 前記第1のMOSトランジスタを形成するウエルに、該
第1のMOSトランジスタのバックゲートバイアスをと
るためのアクティブ領域を該第1のMOSトランジスタ
を囲うように配置したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 第1の電源電位と該第1の電源電位より
も低い第2の電源電位との間に直列に接続された第1の
導電型の第1のMOSトランジスタ及び第2の導電型の
第2のMOSトランジスタを有し、各ゲートにそれぞれ
与えられた電位に基づき該第1及び第2のトランジスタ
がオン、オフ動作して出力信号を生成する出力バッファ
を備えた半導体装置において、 前記第1の電源電位と前記第2のMOSトランジスタの
間に前記第1のMOSトランジスタに並列の前記第1の
導電型の第3のMOSトランジスタを設け、 前記第3のMOSトランジスタのゲートは前記第1の電
源電位に接続され、かつ該第3のトランジスタのバック
ゲートバイアスは前記第1の電源電位または該第1の電
源電位よりも高い電位に設定される構成としたことを特
徴とする半導体装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2008098749A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体集積回路装置 |
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JPH11145311A (ja) * | 1997-11-13 | 1999-05-28 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
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US20080235541A1 (en) * | 2007-03-19 | 2008-09-25 | Powerchip Semiconductor Corp. | Method for testing a word line failure |
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JP4988892B2 (ja) * | 2010-03-23 | 2012-08-01 | 株式会社沖データ | 駆動装置、プリントヘッド及び画像形成装置 |
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-
1995
- 1995-10-21 TW TW084111166A patent/TW365085B/zh not_active IP Right Cessation
- 1995-12-13 DE DE69522789T patent/DE69522789T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-13 EP EP95119653A patent/EP0720295B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-21 US US08/576,614 patent/US5686752A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-27 KR KR1019950058776A patent/KR100318298B1/ko not_active IP Right Cessation
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |