JP2937592B2 - 基板バイアス発生回路 - Google Patents
基板バイアス発生回路Info
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Description
導体集積回路における基板を一定のバイアスレベルに保
持するための基板バイアス電圧を供給する基板バイアス
発生回路に関するものである。
おいては、ラッチアップ防止や、接合容量を減らして高
速化等を図るために、基板バイアス発生回路により、該
半導体集積回路が形成された基板に例えば負の電位であ
る基板バイアス電圧Vbbを印加している。その基板バ
イアス発生回路の一構成例を図2に示す。図2は、従来
の基板バイアス発生回路の一構成例を示す回路図であ
る。
定の基板バイアス電圧Vbbに保持する回路であり、所
定周波数で発振してパルス信号S10を出力するリング
オシレータ構成の発振回路10と、Vbbレベルを検出
してそれに応じた制御信号S20を出力する基板バイア
スレベル検出回路20と、パルス信号S10及び制御信
号S20に基づき基板バイアス電圧Vbbを生成して基
板1へ供給するチャージポンプ回路30とで、構成され
ている。
トとドレインが共通接続されたNチャネル型MOSトラ
ンジスタ(以下、NMOSという)21,22,23を
有し、それらが電源電圧Vcc1と第2の基板バイアス
端子24との間に直列接続されている。NMOS21の
ソース側ノードN21には、MOSレベル変換手段を構
成する4段縦続接続されたインバータ25〜28が接続
されている。このMOSレベル変換手段は、ノードN2
1のレベルが電源電圧Vccと基板バイアス電圧Vbb
間のMOSレベルでない値となるため、その中間電位を
MOSレベルに変換する機能を有している。NMOS2
3のソース側の第2の基板バイアス端子24は、基板1
の抵抗に比べて極めて低抵抗な配線(例えば、メタルや
ポリシリコン等)により、チャージポンプ回路30の第
2の基板バイアス端子24と接続されている。
10と制御信号S20の否定論理積を求める2入力NA
NDゲート31を有し、その出力側ノードN31には、
キャパシタ32を介してノードN32が接続されてい
る。ノードN32には、NMOS33のドレイン及びゲ
ートが接続され、そのソースが接地電位Vss1に接続
されている。さらに、ノードN32には、NMOS34
のソースが接続され、そのゲート及びドレインが第1の
基板バイアス端子35に接続され、該基板バイアス端子
35が基板1と接続されている。この基板1との接続
は、P型基板であればP型拡散層で、N型基板であれば
N型拡散層で可能である。
載した例えば半導体記憶装置におけるチップ内電源配線
のパターンレイアウト(パターン配置)図である。基板
1上には、データ格納用の複数のメモリセルからなるセ
ルアレイ40が設けられ、そのまわりに周辺回路41,
42及び図2の基板バイアス発生回路43が形成されて
いる。さらに、電源電圧Vccを供給する電源パッド4
4と、グランド用の接地パッド45とが設けられてい
る。基板バイアス発生回路43は、基板バイアス電圧V
bbレベルの変化を検知して動作するので、周辺回路4
1,42の動作に伴い発生する電源ノイズの影響を受け
ないように、周辺回路用の電源Vcc2,Vcc3,V
ss2,Vss3とは別電源Vcc1,Vss1で駆動
することが一般的である。
する。図4は、図2の動作波形図であり、Vt1はイン
バータ25の閾値、Vt2はNMOS33の閾値であ
る。発振回路10は、電源電圧Vccと接地電位Vss
間を所定周期で発振し、パルス信号S10をチャージポ
ンプ回路30へ与える。Vbbレベルが設定値以下のと
き、基板バイアスレベル検出回路20内のノードN21
は、インバータ25の閾値Vt1より低く、Vbbレベ
ルが設定値より高いとき、該ノードN21が閾値Vt1
より高くなる。
ドN21のレベルが閾値Vt1より高くなったとき、イ
ンバータ28から出力される制御信号S20のレベルが
“L”レベルから“H”レベルへ遷移する。パルス信号
S10と制御信号S20のレベルが共に“H”レベルの
とき、NANDゲート31の出力側ノードN31が
“H”レベルから“L”レベルへ遷移する。これを受け
て、キャパシタ32の一方の電極側ノードN32は、N
MOS33の閾値Vt2から
ンすると、そのドレインを介して基板1へ、
2,Vt2≒Vt3とすると、ノードN32が(Vbb
−Vt2)レベルになり、NMOS34がオフする。
バイアス電圧Vbbが供給され、基板バイアスレベル検
出回路20内のノードN21がVt1より低くなると、
制御信号S20が“L”レベルへ遷移し、これを受けて
NANDゲート31の出力側ノードN31が“H”レベ
ルへ遷移する。すると、ノードN32のレベルは(Vb
b−Vt2+Vcc)となり、NMOS33がオンし、
該ノードN32のレベルがVt2へと遷移する。これら
の動作をVbbレベルに応じて繰返し、チャージポンプ
回路30から基板1へ、基板バイアス電圧Vbbを供給
する。
成の回路では、次のような課題があった。 (i) 図5は、図2の他の動作波形図である。時刻t
では、まだ基板1へは充分に基板バイアス電圧Vbbが
供給されていない状態を示している。図5に示すよう
に、基板バイアス電圧Vbbが設定値より高くなり、チ
ャージポンプ回路30によってポンピング動作が行われ
ると、NMOS23とNMOS34が低抵抗手段で接続
されているので、図2に示す経路Aを介して基板バイア
スレベル検出回路20が基板バイアス電圧Vbbを検出
する。この検知するVbbレベルは、設定値より高い状
態から、
速にVt1以下に遷移し、基板1に基板バイアス電圧V
bbが充分供給される前(ノードN32のレベルがVb
b−Vt2になってNMOS34がオフする前)に、ポ
ンピング動作を停止させてしまうおそれがある。
レベル検出回路20がVbbレベルを検知し、そのレベ
ルが設定値よりも高いため、再びノードN21のレベル
がVt1以上になり、チャージポンプ回路30がポンピ
ング動作を行う。このように、何度も連続的にチャージ
ポンプ回路30が動作すると、消費電力が増加してしま
うという問題が生じる。
ル検出回路20の具体的な回路図である。基板バイアス
レベル検出回路20において、MOSレベル変換手段を
構成する各インバータ25〜28は例えばCMOSイン
バータで構成されている。ノードN21の電位はインバ
ータ25で反転され、さらにその出力側ノードN25の
電位がインバータ26で反転されてノードN26から出
力される。図7(a),(b)は図6のノイズ有無によ
る動作波形図であり、同図(a)はノイズ無し、同図
(b)はノイズ有りのときの波形図である。図3に示す
ように、基板バイアス発生回路43と他の周辺回路4
1,42の電源は分離しているが、該基板バイアス発生
回路43を構成する発振回路10、基板バイアスレベル
検出回路20及びチャージポンプ回路30の電源(Vc
c1,Vss1)は共通であるため、それらの各回路ブ
ロックで発生する電源ノイズにより、次のような問題を
生じる。
ように、ノードN21のレベルがVt1を越えたとき、
インバータ26の出力側ノードN26が“L”レベルか
ら“H”レベルへと変化し、所定の時間、該レベルが保
持される。ところが、図7(b)に示すように、ノード
N21のレベルがVt1を越えた後で、例えば発振回路
10で発生するVssノイズがのると、ノードN21を
入力とする1段目のインバータ25のNMOSを介して
Vssノイズがその出力側ノードN25へ伝わる。もし
そのVssノイズが2段目のインバータ26の回路閾値
を越えると、その出力側ノードN26の波形が1度
“H”レベルになった後に破線のように再び反転するこ
とが起り得る。また、チャージポンプ回路30で発生す
る電源ノイズによっても、同様のことが起り得る。
らつきによりVbbレベルが変動しても、それに対して
何ら微調整ができず、信頼性の低下につながるという問
題があった。
として、基板バイアス電圧Vbbを基板に充分に供給す
るために何度もポンピング動作することで消費電力が増
大し、電源ノイズによる影響を受け、さらに微調整がで
きないという点について解決した基板バイアス発生回路
を提供するものである。
を解決するために、所定周波数で発振してパルス信号を
出力する発振回路と、前記パルス信号により充放電を行
って生成した基板バイアス電圧を第1の基板バイアス端
子を介して基板に供給するチャージポンプ回路と、第2
の基板バイアス端子を介して前記基板のバイアスレベル
を検出し、それに応じた制御信号を出力して前記チャー
ジポンプ回路の動作をオン,オフ制御する基板バイアス
レベル検出回路とを、備えた基板バイアス発生回路にお
いて、次のような手段を講じている。即ち、前記第1と
第2の基板バイアス端子をパターンレイアウト上分離し
て配置し、かつ該第1と第2の基板バイアス端子を電気
的に前記基板のみを介して接続している。
チャージポンプ回路及び基板バイアスレベル検出回路の
うち、少なくとも基板バイアスレベル検出回路を駆動す
る電源を、発振回路及びチャージポンプ回路を駆動する
電源とは別電源としている。第3の発明は、第1の発明
の基板バイアスレベル検出回路に基板バイアス電圧調整
用のヒューズを設けている。
ス発生回路を構成したので、第1と第2の基板バイアス
端子を、離れた位置で、基板のみを介して相互に接続す
ることにより、チャージポンプ回路から基板に供給され
る基板バイアス電圧の急激なレベル変化が、基板バイア
スレベル検出回路側の第2の基板バイアス端子へすぐに
伝播しない。そのため、基板そのものに充分基板バイア
ス電圧が供給されるまで、基板バイアスレベル検出回路
が制御信号を出力せず、それによって不必要なポンピン
グ動作が減り、消費電力の低減化が図れる。
回路が基板バイアス電圧の微小な変化を検知する際、他
の回路と別電源になっているので、他の回路からの電源
ノイズの影響を排除でき、ポンピング動作の安定性の向
上が図れる。
のヒューズの切断により、製造時の基板バイアス電圧の
ばらつき等の微調整が行え、デバイスの信頼性の向上が
図れる。従って、前記課題を解決できるのである。
発生回路の回路図である。この基板バイアス発生回路
は、従来と同様に基板バイアス電圧Vbbを基板1に供
給する回路であり、ある一定の周期を持ったパルス信号
S100を出力するリングオシレータ構成の発振回路1
00と、Vbbレベルを検出する基板バイアスレベル検
出回路200と、該発振回路100及び基板バイアスレ
ベル検出回路200の出力側に接続され基板1に対して
Vbbを供給するチャージポンプ回路300とで、構成
されている。本実施例では、発振回路100、基板バイ
アスレベル検出回路200及びチャージポンプ回路30
0をそれぞれ別々の電源(Vcc,Vss)で駆動する
構成になっている。即ち、電源電圧Vcc11及び接地
電位Vss11が基板バイアスレベル検出回路200
に、電源電圧Vcc12及び接地電位Vss12が発振
回路100に、電源電圧Vcc13及び接地電位Vss
13がチャージポンプ回路300にそれぞれ印加され
る。
ャージポンプ回路300によって基板1に印加される基
板バイアス電圧Vbbのレベル変動を検知し、そのレベ
ルに応じた制御信号S200をチャージポンプ回路30
0へ出力して該チャージポンプ回路300の動作を制御
する機能を有している。この基板バイアスレベル検出回
路200は、Vbbレベルを検出してそれに応じた検出
信号をノードN203へ出力する検出手段200Aと、
該ノード203上の電位をMOSレベルに変換して制御
信号S200を出力するMOSレベル変換手段200B
とで、構成されている。
03,211〜213,221〜223を有し、それら
が電源電圧Vcc11と第2の基板バイアス端子230
との間に直列に接続されている。NMOS201〜20
3はそれらのドレインとゲートが電源電圧Vcc11に
共通接続され、さらに該NMOS201,202のソー
スとゲート間がヒューズ231,232でそれぞれ接続
されている。NMOS203のソースはノードN203
に接続されている。NMOS211〜213は、それら
のゲートがノードN203に共通接続され、該NMOS
212のドレイン・ソース間がヒューズ233で接続さ
れている。NMOS221〜223のゲートはNMOS
213のソースに共通接続され、該NMOS222のド
レイン・ソース間がヒューズ234で接続されている。
NMOS223のソースは、第2の基板バイアス端子2
30を介して基板1と接続されている。基板1との接続
は、P型基板であればP型拡散層、N型基板であればN
型拡散層で可能である。
4個のインバータ241〜244を有し、それらが縦続
接続されている。ノードN203の電位は電源電圧Vc
c11と接地電位Vss11との間の中間レベルをとる
ため、貫通電流を低減させるために、インバータ241
の相互コンダクタンスgmを小さくし、インバータ24
2,243,244となるに従って該相互コンダクタン
スgmを大きくして、該ノードN203上の中間レベル
の信号をMOSレベルの制御信号S200へと変換させ
ている。
S100と制御信号S200とにより制御され、パルス
信号S100と制御信号S200が共に“H”レベルの
ときにポンピング動作を行い、基板1に対して基板バイ
アス電圧Vbbを供給する機能を有している。このチャ
ージポンプ回路300は、パルス信号S100及び制御
信号S200の否定論理積を求める2入力NANDゲー
ト301を有し、その出力側ノードN301には、充放
電用のキャパシタ302を介してノードN302が接続
されている。ノードN302には、NMOS303のド
レイン及びゲートが接続され、そのソースが接地電位V
ss13に接続されている。さらに、ノードN302に
は、NMOS304のソースが接続され、そのドレイン
及びゲートが、第1の基板バイアス端子305を介して
基板1に接続されている。基板1との接続は、P型基板
であればP型拡散層、N型基板であればN型拡散層で可
能である。
子230と、NMOS304のドレイン側基板バイアス
端子305とは、基板1のパターンレイアウト上離れた
位置に接続され、それらの基板バイアス端子230と3
05とが、電気的には高抵抗の基板抵抗Rのみで接続さ
れた状態となっている。
明する。図8は図1の動作波形図であり、図中のVt1
はインバータ241の回路閾値、Vt2はNMOS30
3の閾値電圧を表わす。また、図1中のNMOS304
は閾値電圧Vt3を有し、ノードN302には寄生容量
Csが存在する。
対して浅くなってくると、ノードN203のレベルも徐
々に上昇する。そのレベルがインバータ241の閾値を
越えると、MOSレベル変換手段200Bが動作を開始
し、該MOSレベル変換手段200Bから出力される制
御信号S200のレベルが“L”レベルから“H”レベ
ルとなり、チャージポンプ回路300がイネーブル状態
となる。発振回路100のパルス信号S100が“L”
レベルから“H”レベルとなると、NANDゲート30
1の出力側ノードN301が“H”レベルから“L”レ
ベルへ遷移する。これを受けてキャパシタ302が蓄積
電荷を放電し、ノードN302のレベルがVt2から
ス電圧Vbbが供給される。
0の基板バイアス端子230と、チャージポンプ回路3
00の基板バイアス端子305とは、極めて大きな基板
抵抗Rを介してのみ接続されている。そのため、NMO
S304の急速なレベル変化はNMOS223へはすぐ
伝播しないので、基板1そのものに充分基板バイアス電
圧Vbbが供給されるまで、ノードN203のレベルが
インバータ241の回路閾値Vt1以下にはならない。
この際、基板バイアスレベル検出回路200の基板バイ
アス端子230とチャージポンプ回路300の基板バイ
アス端子305とをレイアウト上できるだけ離すことに
より、より大きな効果が得られる。
b−Vt2)になると(Cs≪C302かつVt2≒t
t 3とする)、NMOS304がオフする。発振回路1
00より出力されるパルス信号S100が“H”レベル
から“L”レベルになると、NANDゲート301の出
力側ノードN301が“L”レベルから“H”レベルに
なり、ノードN302のレベルが、(Vbb−Vt2+
Vcc)となり、NMOS303がオンし、しばらくす
ると、ノードN302のレベルがVt2となる。チャー
ジポンプ回路300によって基板1に対して充分に基板
バイアス電圧Vbbが供給された後、ノードN203の
レベルがVt1以下となり、これを受けて制御信号S2
00のレベルが“H”レベルから“L”レベルへと変化
し、チャージポンプ回路300のポンピング動作が完全
に終了する。
る。 (a) 基板バイアスレベル検出回路200の基板バイ
アス端子230とチャージポンプ回路300の基板バイ
アス端子305とを、基板抵抗Rを介して接続している
ため、不必要なポンピング動作を防止でき、それによっ
て消費電力を減少できる。
ベル検出回路200、及びチャージポンプ回路300の
各電源電圧Vcc11,Vcc12,Vcc13及び接
地電位Vss11,Vss12,Vss13をそれぞれ
分離している。そのため、例えば、Vbbレベルが上昇
し、ノードN203のレベルがVt1以上になると、イ
ンバータ241がオンし、その出力が“L”レベルとな
る。このとき、発振回路100やチャージポンプ回路3
00で発生する電源ノイズの干渉を受けないため、該イ
ンバータ241の出力が反転したり、あるいはそのイン
バータ241の出力が“L”レベルへ遷移するのに長い
時間を要するということが起らなくなる。また、基板バ
イアスレベル検出回路200はVbbレベルの微小な変
化を検知するので、ノイズの影響を最も受けやすい該基
板バイアスレベル検出回路200の電源を、少なくとも
他の発振回路100やチャージポンプ回路300と分離
しておけば、安定なポンピング動作を行うことができ
る。
0には、ヒューズ231〜234を設けたため、Vbb
レベルの微調整が可能である。製造上のばらつきによ
り、Vbbレベルが管理限界内で設定値よりわずかに高
目に仕上がった場合、ヒューズ231あるいは232の
いずれか一方、またはその両方を切断することにより、
Vbbレベルを低い方へ調整できる。逆にVbbレベル
が低目に仕上がった場合、ヒューズ233または234
のいずれか一方、あるいはその両方を切断すれば、高い
方へ調整できる。このように、製造ばらつき等によるV
bbレベルの調整が可能となるので、デバイスの信頼性
を高めることができる。なお、ヒューズ231〜234
の切断は、冗長救済時に同時に行うことが可能である。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (i) 図1では発振回路100、基板バイアスレベル
検出回路200及びチャージポンプ回路300をそれぞ
れ別電源にしているが、発振回路100とチャージポン
プ回路300の電源を同一にし、それらと基板バイアス
レベル検出回路200とを別電源にするようにしても、
上記実施例とほぼ同様に、電源ノイズの悪影響を防止で
きる。 (ii) 図1の基板バイアスレベル検出回路200で
は、最少数のヒューズ231〜234のみが設けられて
いるが、さらに多くのヒューズを設けることにより、V
bbレベルの調整範囲を広くすることも可能である。
路200及びチャージポンプ回路300は、他のトラン
ジスタを用いた図示以外の回路で構成することも可能で
ある。
によれば、基板バイアスレベル検出回路の第2の基板バ
イアス端子と、チャージポンプ回路の第1の基板バイア
ス端子とを、従来のように低抵抗手段で接続せずに、各
々別々の場所で基板と接続し、さらにその第1と第2の
基板バイアス端子を、電気的には極めて高抵抗の基板を
介してのみ接続している。そのため、基板に充分に基板
バイアス電圧が供給されてから、チャージポンプ動作を
完了することができ、不要なポンピング動作を防止して
消費電力を減少できる。
回路を駆動する電源を、少なくとも発振回路及びチャー
ジポンプ回路を駆動する電源と分離したので、基板バイ
アスレベル検出回路に対する電源ノイズの影響を的確に
防止でき、安定したポンピング動作を行うことができ
る。
検出回路に基板バイアス電圧調整用のヒューズを設けた
ので、そのヒューズの切断によって該基板バイアス電圧
の微調整が可能となり、デバイスの信頼性を高めること
ができる。
図である。
アウト図である。
な回路図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定周波数で発振してパルス信号を出力
する発振回路と、前記パルス信号により充放電を行って
生成した基板バイアス電圧を第1の基板バイアス端子を
介して基板に供給するチャージポンプ回路と、第2の基
板バイアス端子を介して前記基板のバイアスレベルを検
出し、それに応じた制御信号を出力して前記チャージポ
ンプ回路の動作をオン,オフ制御する基板バイアスレベ
ル検出回路とを、備えた基板バイアス発生回路におい
て、 前記第1と第2の基板バイアス端子をパターンレイアウ
ト上分離して配置し、かつ該第1と第2の基板バイアス
端子を電気的に前記基板のみを介して接続したことを特
徴とする基板バイアス発生回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板バイアス発生回路に
おいて、 前記発振回路、チャージポンプ回路及び基板バイアスレ
ベル検出回路のうち、少なくとも基板バイアスレベル検
出回路を駆動する電源を、発振回路及びチャージポンプ
回路を駆動する電源とは別電源としたことを特徴とする
基板バイアス発生回路。 - 【請求項3】 請求項1記載の基板バイアス発生回路に
おいて、 前記基板バイアスレベル検出回路に基板バイアス電圧調
整用のヒューズを設けたことを特徴とする基板バイアス
発生回路。
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