JPH08237083A - ダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置及びその装置の製造方法並びに信号の処理方法 - Google Patents

ダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置及びその装置の製造方法並びに信号の処理方法

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JPH08237083A
JPH08237083A JP7329195A JP32919595A JPH08237083A JP H08237083 A JPH08237083 A JP H08237083A JP 7329195 A JP7329195 A JP 7329195A JP 32919595 A JP32919595 A JP 32919595A JP H08237083 A JPH08237083 A JP H08237083A
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ポール デスーザ ゴッドフレイ
James F Testa
エフ.テスタ ジェームズ
Douglas A Laird
エイ.レアド ダグラス
James B Burr
ビー.バー ジェームズ
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    • H03K19/0008Arrangements for reducing power consumption
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    • HELECTRICITY
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
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    • H03K19/0963Synchronous circuits, i.e. using clock signals using transistors of complementary type

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い電源電圧の使用による利点を最大限に利
用でき、消費電力の節約と図り、動作不良の確率を最小
にするとともに、最大動作周波数の低下を最小とし対雑
音性の改善を図ること。 【解決手段】 ダイナミック単相クロック動作インバー
タ・ラッチは、信号ノード16と第1のノード・バイア
ス回路12とからなる。ノード16は複数の電荷を入力
し自身に付随する充電電圧を有する充電状態まで充電す
るとともに、複数の電荷を出力し自身に付随する放電電
圧を有する放電状態まで放電する。バイアス回路12は
信号ノード16に接続され、データ信号Aと、活性クロ
ック状態及び不活性クロック状態を有するクロック信号
CLKとを受信し、それらの信号に対応して活性クロッ
ク状態の間に順方向バイアスが印加され、複数の電荷の
ための第1の導電路24を形成するとともに、不活性ク
ロック状態の間にノード16の放電電圧によって部分的
に逆バイアスが印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダイナミック論理
回路に係り、詳しくは低い電源電圧で動作するダイナミ
ック論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、従来のダイナミック
単相クロック動作インバータ・ラッチは一般的に、直列
に接続された単相クロック動作インバータ(即ち、単反
転動作を行う相補型金属酸化膜半導体電界効果トランジ
スタ(MOSFET)tp0,tn0,tp1,tn1
の間にクロック動作を行うために、トーテムポール型に
接続されたN型MOSFETを伴う)を有する。ゆえ
に、データ入力信号DINの論理レベルに基づいて、出
力信号QOUTは、クロック信号CLKが活性(高)状
態の間ロジック1に充電されたり、ロジック0に放電さ
れたりする。図2はこの動作をグラフにより表してい
る。
【0003】MOSFETの技術が進歩してきたことに
より、個々のMOSFETは徐々に小型化されてきた。
例えば、サイズが小さくなっており、特にチャネルの長
さが短くなっている。このため、1つの集積回路(I
C)中にさらに多くのMOSFETを集積化できるとと
もに、必要な電源電圧VDDをより小さくすることがで
きるようになっている。前者の利点はサイズを小さく
し、動作周波数を高くできることであり、後者の利点は
消費電力を小さくできることである。しかしながら、近
年の低い電源電圧で動作するMOSFETでは、MOS
FETに流れる電流が小さくなり、最大動作周波数が低
くなるという望ましくない作用を有する。従って、回路
性能の低下を最小限にするため、MOSFETのしきい
値電圧(Vth)を低くすることによって、MOSFET
に流れる電流の低下が最小限にされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これに
よりMOSFETの漏れ電流、即ちMOSFET素子に
供給される電圧をオフした時、MOSFETに流れる電
流が増加するという望ましくない作用が生じる。その結
果、各ロジック・セルのダイナミック・ノードへ電荷が
漏れたり、そのダイナミック・ノードから電荷が漏れた
りする。又、ロジック・セルがダイナミック出力信号レ
ベルをその最大ダイナミック充電電圧レベル及び最大放
電電圧レベルに維持することが妨げられている。それに
より、対雑音性が低下するとともに、ダイナミック・ノ
ードに望ましくない電荷が漏れたり、そのノードから望
ましい電荷が漏れ出ることによるデータの損失に起因し
て、動作不良の確率が増すことになる。
【0005】そのような漏れ作用は、いくつかの回路の
ノードや素子に”大きな”バイアスが加わっている間、
多くのノードや素子は”動的”にのみバイアスが印加さ
れることによってさらに悪化する。以下の表1に示すよ
うに、例えばいくつかの回路のノードや素子に大きなバ
イアスが加わっている間、即ち活性的にVDD(”1
h”)まで上昇されたりVSS(”0h”)まで低下さ
れたりする間、多くのノードや素子には動的にのみバイ
アスが加わっている。即ち、ほぼ電圧VDD(”1
d”)まで充電されたり、ほぼ電圧VSS(”0d”)
まで放電されたりする。
【0006】
【表1】 図1に示す回路において生じる上記のような電荷漏れの
結果は、図3にグラフにより示している。上記のよう
に、この電荷漏れにより対雑音性が大幅に低下するとと
もに、望ましくない電荷が信号ノードに漏れ込んだり、
望ましい電荷が信号ノードから漏れ出たりすることによ
って生じるデータの損失に起因して回路の誤動作がかな
り増加することになる。
【0007】従って、ダイナミック単相クロック動作イ
ンバータ・ラッチは低いしきい値電圧を有するトランジ
スタを備えることが望まれる。それにより、低い電源電
圧の使用による効果を最大限に得ることができるととも
に、ダイナミック・データ格納ノードへの漏れ電荷又は
そのノードからの漏れ電荷によって生じるデータ損失に
起因する動作不良の確率を最小にするとともに、最大動
作周波数の低下を最小とし対雑音性の改善を図ることが
できる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施形態に基
づく漏れ電荷を減少させるダイナミック単相クロック動
作インバータ・ラッチは、信号ノードとノード・バイア
ス回路とを有している。信号ノードは電荷を入力し、自
身に付随する充電電圧を有する充電状態まで充電され
る。また、信号ノードは電荷を放出し、自身に付随する
放電電圧を有する放電状態まで放電する。ノード・バイ
アス回路は信号ノードに接続され、データ信号と、第1
の活性クロック状態及び第1の不活性クロック状態を有
するクロック信号とを受信する。また、それらの信号に
応じてクロック信号が活性クロック状態の間に、ノード
・バイアス回路には順方向バイアスが印加され、電荷の
ための第1の導電路を形成する。さらに、クロック信号
が不活性クロック状態の間に、信号ノードの放電電圧に
よってノード・バイアス回路には部分的に逆方向バイア
スが印加される。
【0009】上記の特徴や他の特徴、及び本発明の効果
は以下に記載の発明の詳細な説明及び図面を参照して詳
述される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下の説明において、特に断らな
い限り全てのP型MOSFET及びN型MOSFET基
板(又は”バルク”(" bulk"))はそれぞれに接続さ
れた共通の電源端子(例えば、一般的に2つの電源ノー
ドVDD,VSSのそれぞれ)に接続されていると仮定
する。また、様々なトランジスタに付された英数字の説
明記号は、それぞれチャネルの幅及び長さを示してい
る。(例えば、図1に示すP型MOSFETtp0,t
p1の幅及び長さはそれぞれ10ミクロン及び0.6ミ
クロンである。)そのような寸法は必要な要件ではなく
一般的なものであり、またいかなる特定の半導体製造技
術にも限定されるものではない。また、半導体製造方法
に関する技術がさらに進歩することにより、上記のよう
な寸法は望ましいもの(例えば、小さく)に変更されて
もよい。(例えば、本発明を具体化する回路構成は、数
多くの公知の半導体製造方法に基づいて行われる。)さ
らに、回路の基準、アース、ノードは端子15(一般的
に、共通の基準、又はアースは0ボルトの電位)である
とする。
【0011】以下、自己反転バイアスを伴うダイナミッ
ク単相クロック動作インバータ・ラッチの一実施形態に
ついて説明する。しかしながら、付加的なダイナミック
論理回路(例えば、論理積(AND)、論理和(O
R)、否定論理和(NOR)、否定論理積(NAN
D)、排他的論理和(EXCLUSIVE−OR)、排
他的否定論理和(EXCLUSIVE−NOR)等)
は、本発明に基づいて漏れ電荷を防ぐために自己反転バ
イアスを使用することにより実現される。以下、主とし
て正(positive)ロジックの観点から説明する。即ち、
ロジック1がロジック”高”("high")(例えば、正の
電圧)であり、ロジック0がロジック”低”("low" )
(例えば、ほぼ回路の基準電位と同じ電圧)である。
【0012】しかしながら、以下に詳述するように、本
発明に基づいて漏れ電荷を防ぐ自己反転バイアスを有す
るダイナミック論理回路は、公知の回路設計理論に基づ
いてP型MOSFETとN型MOSFETとを適切に入
れ換えて、負(”nagative”)ロジックを使用してもよ
い(即ち、ロジック1をロジック低("low" )(例え
ば、負の電圧)とし、ロジックをロジック高("high")
(例えば、ほぼ回路の基準電位と同じ電圧)としてもよ
い)。そして、上記のように”従来”の電荷又は電流の
流れ(即ち、正から負)の観点の代わりに、”電子”の
電荷又は電流の流れ(即ち、負から正)の観点から電荷
及び電流を説明することにより、負ロジックを遂行する
動作については、例えば信号ノードを電圧VSSまで”
充電”したり電圧VDDまで”放電”したりするという
動作に基づいて説明することができる。
【0013】図4に示すように、本発明を具体化した一
実施形態に基づくダイナミック単相クロック動作インバ
ータ・ラッチ回路10は、ダイナミック信号ノード16
に接続された2つのノード・バイアス回路12,14、
ダイナミック信号ノード16と出力ノード20との間に
接続されたインバータ回路18、及び出力ノード20と
ダイナミック信号ノード16との間に接続された電圧プ
ルアップ回路22を有している。第1のノード・バイア
ス回路12において、P型MOSFET12pとN型M
OSFET12nとは両者12p,12nのドレイン端
子を介してトーテムポール型に接続されており、P型M
OSFET12pのソース端子は端子13(VDD)に
接続されるとともに、N型MOSFET12nのソース
端子は信号ノード16に接続されている。P型MOSF
ET12pのゲート端子はデータ入力信号Aを受信し、
N型MOSFET12nのゲート端子はクロック信号C
LKを受信する。ここで、クロック信号CLKの活性状
態及び不活性状態はそれぞれロジック状態1,0に対応
している。第2のノード・バイアス回路14において、
第1のN型MOSFET14na及び第2のN型MOS
FET14nbはそれぞれ両者14na,14nbのド
レイン端子とソース端子とを介してトーテムポール型に
接続されており、第1のN型MOSFET14naのソ
ース端子は端子15(VSS)に接続されるとともに、
第2のN型MOSFET14nbのドレイン端子は信号
ノード16に接続されている。第1のN型MOSFET
14naのゲート端子はデータ入力信号Aを受信し、第
2のN型MOSFET14nbのゲート端子はクロック
信号CLKを受信する。
【0014】クロック信号CLKが活性状態(CLKが
高)の時、第1のノード・バイアス回路12のN型MO
SFET12nと第2のノード・バイアス回路14の第
2のN型MOSFET14nbとは共にオンされる。従
って、信号ノード16の電圧は、第1のノード・バイア
ス回路12のP型MOSFET12pと第2のノード・
バイアス回路12のP型MOSFET14naとによる
信号の反転動作により、データ入力信号Aを反転させた
ものとなる。データ入力信号Aがロジック0の場合、第
1のノード・バイアス回路12の両MOSFET12
p,12nには順方向バイアスが加わり、第2のノード
・バイアス回路14はオフされる。そのため、第1のノ
ード・バイアス回路12は、電圧VDDとほぼ等しい充
電電圧まで信号ノード16を充電するために、第1の導
電路が形成され、端子13から信号ノード16へ電荷を
導く(以下、詳述するようにインバータ回路18と電圧
プルアップ回路22との動作による)。逆に、データ入
力Aがロジック1の場合、第2のノード・バイアス回路
14の両MOSFET14na,14nbには順方向バ
イアスが加わり、第1のノード・バイアス回路12はオ
フされる。この結果、第2の導電路が形成され、電荷は
信号ノード16から端子15(例えば、回路のアース)
へ導かれるため、信号ノード16は電圧VSSとほぼ等
しい放電電圧まで放電する。
【0015】一旦信号ノード16がその充電電圧まで充
電されたり放電電圧まで放電されて、クロック信号CL
Kが不活性状態(CLKが低)になると、本発明に基づ
いて回路10の自己反転バイアス動作が始まる。例え
ば、データ入力信号Aがロジック1でありかつクロック
信号CLKが活性状態である時、信号ノード16は放電
電圧(ほぼ電圧VSS)まで放電する。クロック信号C
LKが不活性状態になることにより、わずかな漏れ電
流、即ち電荷が第1のノード・バイアス回路12のMO
SFET12p,12nを通って信号ノード16に流れ
始める。これにより、ノード16の電圧は電圧VSSか
らわずかに上昇する。しかしながら、クロック信号CL
Kが不活性状態においてロジック0であるため、信号ノ
ード16の電圧が少しでも上昇するとN型MOSFET
12nのゲート−ソース間電圧は負の方向に増大する。
これにより、N型MOSFET12nには逆方向バイア
スが加わり、N型MOSFET12nを通って電荷がさ
らに漏れることを防いでいる。従って、ノード16の電
圧は安定し、その電圧の上昇が抑制される。
【0016】信号ノード16の電圧は、出力ノード20
における出力ロジック信号Qを提供するためにインバー
タ回路18によって、一時的に記憶される(buffered)
とともに反転される。また、出力ノード20の出力ロジ
ック信号Qは電圧プルアップ回路22を駆動するために
使用される。図4から明らかなように、データ入力信号
Aがロジック1(及びクロック信号が活性状態)である
時、信号ノード16の電圧はほぼ電圧VSS(即ち、信
号Q* はロジック0)と等しくなるとともに、出力ロジ
ック信号Qは第1の出力ロジック信号としてのロジック
1となる。ゆえに、電圧プルアップ回路22のP型MO
SFET22pa,pbは共にオフされ、上述したよう
に第1のノード・バイアス回路12におけるN型MOS
FET12nの逆方向バイアス動作により、ノード16
の電圧はほぼ電圧VSSまで低下する。オフとなってい
る電圧プルアップ回路22、即ちP型MOSFET22
pa,22bを通って漏れるいかなる電荷の電位も、以
下に述べる漏れ電流の方向制御技術によって実質的に取
り除かれる。
【0017】逆に、データ入力信号Aがロジック0(か
つクロック信号CLKが活性状態)である時、信号ノー
ド16の電圧はほぼ電圧VDD(即ち、信号Q* はロジ
ック1)に等しくなり出力信号Qは第2の出力ロジック
信号としてのロジック0となる。その結果、電圧プルア
ップ回路のP型MOSFET22pa,22pbは共に
オンされる(N型MOSFET22nはオフされる)。
これにより、電圧VDDとほぼ等しいプルアップ電圧が
ノード16に印加される。従って、ノード16から第2
のノード・バイアス回路14のオフとなっているN型M
OSFET14na,14nbを通って漏れ出ようとす
る全ての電荷は、電圧プルアップ回路22によって再び
補充される。
【0018】図4に示すように、電圧プルアップ回路2
2の全てのMOSFET22n,22pa,22pbの
ゲート端子は、帰還ロジック信号Qを受信するために同
じノードに接続されている。P型MOSFET22p
a,22pbは端子13と信号ノード16との間にトー
テムポール型に接続され、第1のP型MOSFET22
paのソース端子は端子13に接続され、第2のP型M
OSFET22pbのドレイン端子は信号ノード16に
接続されている。N型MOSFET22nのソース端子
は端子15に接続され、ドレイン端子は第1及び第2の
P型MOSFET22pa,22pbのドレイン端子及
びソース端子のそれぞれに接続されている。
【0019】帰還ロジック信号Qがロジック0である
時、両P型MOSFET22pa,22pbは共にオン
され、N型MOSFET22nはオフされる。そのた
め、N型MOSFET22nに影響を与えることなく、
オンとなっているP型MOSFET22pa,22pb
を介してプルアップ電圧はノード16に印加される。逆
に、帰還ロジック信号Qがロジック1である時、両P型
MOSFET22pa,22pbは共にオフされ、N型
MOSFET22nはオンされる。そのため、プルアッ
プ電圧はノード16には印加されない。しかしながら、
N型MOSFET22nのゲート端子におけるロジック
1の信号Qと、N型MOSFET22nのソース端子に
おける電圧VSSとによりN型MOSFET22nには
バイアスが印加される。従って、オフとなっている第1
のP型MOSFET22paは非導通であるがわずか
に”漏れ”を有するチャネルを伴うとともに、N型MO
SFET22nのチャネルが導通し、そのチャネルは全
ての漏れ電流(ILEAK)のための漏れ電流路24を形成
する。その漏れ電流(ILEAK)は別の経路でノード16
へ流れ込むことにより、ほぼ電圧VSSであるノード1
6における電圧の上昇を招く。さらに、N型MOSFE
T22nはオンとなっており、そのゲート端子にロジッ
ク1の信号Qが入力されているため、P型MOSFET
22pbには大きな逆方向バイアスが印加される。これ
により、微弱な漏れ電流を除く全ての漏れ電流がP型M
OSFET22pbを通ってノード16へ流れることを
防いでいる。(そのような漏れ電流の方向制御技術によ
り、ノード16へ漏れる電流の量を数マイクロ・アンペ
アから数ピコ・アンペア又はそれ未満に減少させること
がコンピュータ・シミュレーションで判明している。) 図5に基づいて、上述した図4の回路の動作を説明す
る。図5に示すように、例えばクロック信号CLKが活
性状態の時、出力ロジック信号Qはデータ入力信号Aに
追従する。逆に、クロック信号CLKが不活性状態の
時、クロック信号CLKが直前の活性状態であった時の
データ入力信号Aのレベルに基づき、出力ロジック信号
Qはそのレベルで維持される。
【0020】図6に示すように、ダイナミック単相クロ
ック動作インバータ・ラッチ10aは本発明の別の実施
形態に基づいて具体化され、その回路10aは出力信号
*を直接ノード16から受信している。この回路10
aは出力信号Q* がインバータ回路18aを通過しない
ため時間遅れを生じず、出力信号Q* を即座に受信でき
るという効果を奏する。又、この回路10aによれば、
他の回路とのインターフェイスを必要とする出力ノード
をMOSFET素子が駆動する必要がないことから、イ
ンバータ回路18aのMOSFET素子をより小型化す
ることができる。
【0021】図7に示すように、クロック信号CLKが
活性状態の時、出力信号Q* はデータ入力信号Aを反転
させたものとなる。逆に、クロック信号CLKが不活性
状態の時、クロック信号CLKが直前の活性状態であっ
た時のデータ入力信号Aのレベルに基づいて、出力信号
* はそのレベルに維持される。
【0022】図8に示すように、ダイナミック単相クロ
ック動作インバータ・ラッチ10bは本発明の別の実施
形態に基づいて具体化され、その回路10bは電圧プル
アップ回路22がより優れた効果を奏するように改良さ
れてインバータ回路22bを構成している(上述した漏
れ電流の方向を制御する構造も有している)。
【0023】図9に示すように、クロック信号CLKが
活性状態である時、出力信号Q* はデータ入力信号Aを
反転させたものとなる。逆に、クロック信号CLKが不
活性状態である時、クロック信号CLKが直前の活性状
態であった時のデータ入力信号Aのレベルに基づいて、
出力信号Q* はそのレベルに維持される。(図9に示す
ように、図8のラッチ10bでは、図6のラッチ10a
よりも出力信号Q* の低レベルが電圧VSSにさらに近
くなっている。) 図10に示すように、ダイナミック単相クロック動作イ
ンバータ・ラッチ30は本発明の別の実施形態に基づい
て具体化され、その回路30は図4のラッチ10のP型
MOSFETをN型MOSFETで、N型MOSFET
をP型MOSFETで適切に置き換え、上記したように
負ロジックで動作するように構成したものである(図8
の動作に類似したノード・バイアス回路32,34、ダ
イナミック単一ノード36、インバータ回路38及び電
圧プルダウン回路42を提供するため)。ここで、P型
MOSFET32paは第1のMOSFET、P型MO
SFET32pbは第2のMOSFET、P型MOSF
ET34pは第3のMOSFETを構成している。従っ
て、クロック信号CLK* は活性の低状態及び不活性の
高状態となり、このラッチは図8について前述した説明
に基づいて動作する。
【0024】図11に示すように、クロック信号CLK
が活性状態の時、出力ロジック信号Qはデータ入力信号
Aに追従する。逆に、クロック信号CLKが不活性状態
の時、クロック信号CLKが直前の活性状態であった時
のデータ入力信号Aのレベルに基づいて、出力ロジック
信号Qはそのレベルに維持される。
【0025】図12に示すように、図10のラッチ30
はダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチ3
0aを提供するように改良され、その回路30aは出力
信号Q* を直接ダイナミック信号ノード36から受信し
ている。図6のラッチ10aの説明において上述したよ
うに、この回路30aは出力信号Q* がインバータ回路
38aを通過しないないため時間遅れを生じず、出力信
号Q* を即座に受信できるという効果を奏する。又、こ
の回路30aによれば、他の回路とのインターフェイス
を必要とする出力ノードをMOSFET素子が駆動する
必要がないことから、インバータ回路38aのMOSF
ET素子をより小型化することができる。
【0026】図13に示すように、クロック信号CLK
が活性状態の時、出力信号Q* はデータ入力信号Aを反
転させたものとなる。逆に、クロック信号CLKが不活
性状態の時、クロック信号CLKが直前の活性状態であ
った時のデータ入力信号Aのレベルに基づいて、出力信
号Q* はそのレベルに維持される。
【0027】図14に示すように、本発明の別の実施形
態に基づくダイナミック単相クロック動作増幅回路は、
出力信号ノード16aに接続された2つのノード・バイ
アス回路12a,14a、インバータ回路18a及び電
圧プルアップ回路22a/22bを有している。この回
路の動作は、一般的に図4の回路10の説明に基づいて
いる。しかしながら、データ入力信号Aを処理するため
に用いられた単一のMOSFET12p,14naに代
えて、マルチビット入力信号DATAを処理するため
に、より複雑なPロジック分岐回路(P-logic subcircu
it)12pa、Nロジック分岐回路(N-logic subcircu
it)14naaが使用される。従って、この論理増幅回
路によって行われる論理関数は、広く公知となっている
設計理論に基づいて望ましいように選択される。
【0028】図15に示すように、例えば図10の一般
的な論理増幅回路に基づく2入力のNANDゲート回路
が構成される。マルチビット入力信号DATAはロジッ
ク信号A,Bを有する。その信号A,Bは、論理的にP
ロジック分岐回路12pb及びNロジック分岐回路nb
をそれぞれ構成するP型MOSFET素子とN型MOS
FET素子とにおいてNAND動作を行う。図16に示
すように、本発明に基づき漏れ電流を減少させたダイナ
ミック単相クロック動作インバータ・ラッチ(例えば、
図4の回路10)は、集積回路(IC)100内に集積
化された時、最も効果を発揮できる。上述の説明に基づ
いて、IC100はしきい値電圧を低くしたトランジス
タを有する多くのダイナミック回路10を集積化して設
計される。そのため、低い電源電圧(例えば、3ボルト
未満)の使用により消費電力の抑制という効果を最大に
得ることができるとともに、データ格納ノードへ流れる
漏れ電流と、そのノードから流れる漏れ電流とによって
生じる動作不良の確率を最小にできる。また、最大動作
周波数の低下を最小限にとどめ、対雑音性を向上させる
ことができる。例えば、コンピュータ200中にそのよ
うな多くのIC100を統合することにより、そのシス
テムが必要とする供給電力(例えば、出力電力レベル、
フィルタリング等)及びシステムが必要とする冷却能力
(例えば、ファンのサイズ、ヒートシンクの容量、数量
及びサイズ、空気フィルタ等)に余裕ができるため、よ
り軽く、より冷却能力のあるシステムとなる。加えて、
IC100は3.5ボルト未満の電源電圧でも動作し、
上記の効果を得ることができる。
【0029】この発明の構造及び動作方法において、こ
の発明の趣旨を逸脱しない範囲内で様々な他の改良や置
き換えを行ってもよい。本発明においては、特定の望ま
しい実施形態に関して述べたが、特許請求の範囲に記載
の発明はそのような特定の実施形態に限定されるもので
はない。特許請求の範囲は本発明の範囲を定義するもの
であり、それにより特許請求の範囲内の構造及び方法、
並びにそれらと均等のものが含まれる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ダイナミック単相クロ
ック動作は低いしきい値電圧を有するトランジスタを備
えることにより実質的に電荷漏れを伴うことなく、非常
に低い電源電圧で動作する。そのため、低い電源電圧の
使用による電力の低減を最大限に得ることができるとと
もに、データ格納ノードへの漏れ電荷又はそのノードか
らの漏れ電荷によって生じるデータ損失に起因する動作
不良の確率を最小にし、最大周波数の低下を最小とし対
雑音性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のダイナミック単相クロック動作インバ
ータ・ラッチを示す概略回路図。
【図2】 図1の回路におけるクロック、入力及び出力
信号の電圧対時間の関係を示す図。
【図3】 従来のしきい値電圧のMOSFETを低い電
源電圧で動作させた場合であって、図1の回路における
クロック、入力及び出力信号の電圧対時間の関係を示す
図。
【図4】 本発明の一実施形態に基づく漏れ電荷を減少
させたダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッ
チを示す概略回路図。
【図5】 従来のしきい値電圧のMOSFETを低い電
源電圧で動作させた場合であって、図4の回路における
クロック、入力及び出力信号の電圧対時間の関係を示す
図。
【図6】 本発明の別の実施形態に基づく漏れ電荷を減
少させたダイナミック単相クロック動作インバータ・ラ
ッチを示す概略回路図。
【図7】 図6の回路におけるクロック、入力及び出力
信号の電圧対時間の関係を示す図。
【図8】 本発明の別の実施形態に基づく漏れ電荷を減
少させたダイナミック単相クロック動作インバータ・ラ
ッチを示す概略回路図。
【図9】 図8の回路におけるクロック、入力及び出力
信号の電圧対時間の関係を示す図。
【図10】 本発明の別の実施形態に基づく漏れ電荷を
減少させたダイナミック単相クロック動作インバータ・
ラッチを示す概略回路図。
【図11】 図10の回路におけるクロック、入力及び
出力信号の電圧対時間の関係を示す図。
【図12】 本発明の別の実施形態に基づく漏れ電荷を
減少させたダイナミック単相クロック動作インバータ・
ラッチを示す概略回路図。
【図13】 図12の回路におけるクロック、入力及び
出力信号の電圧対時間の関係を示す図。
【図14】 本発明の別の実施形態に基づく漏れ電荷を
減少させたダイナミック単相クロック動作論理増幅回路
における概略回路図。
【図15】 図14のダイナミック単相クロック動作論
理増幅回路における一般的な概略回路図。
【図16】 コンピュータ内に配置された集積回路内に
本発明の漏れ電荷を減少させたダイナミック単相クロッ
ク動作インバータ・ラッチを統合した図。
【符号の説明】
10,10a,10b,30,30b…ダイナミック単
相クロック動作インバータ・ラッチ、12,32…第1
のノード・バイアス回路、12n,14na,22n,
34n…N型MOSFET(N型金属酸化膜半導体電界
効果トランジスタ)、12p,22pa,22pb,3
2pa,32pb,34p…P型MOSFET(P型金
属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)、13…端子、
14,34…第2のノード・バイアス回路、15…端
子、16,16a,16b,36…ダイナミック信号ノ
ード、18,18a,38,38a…インバータ回路、
20,40…出力ノード、22,22a,22b…電圧
プルアップ回路、42,42a…電圧プルダウン回路、
100…IC(集積回路)、200…コンピュータ、A
…データ入力信号、CLK…クロック信号、Q…出力ロ
ジック信号、Q* …出力信号、VDD…電源電圧、VS
S…回路基準電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴッドフレイ ポール デスーザ アメリカ合衆国 95112 カリフォルニア 州 サンホセ サウス トゥエルブス ス トリート 298 (72)発明者 ジェームズ エフ.テスタ アメリカ合衆国 94043 カリフォルニア 州 マウンテンビュー ダブリュ.ミドル フィールド 1555 ナンバー1 (72)発明者 ダグラス エイ.レアド アメリカ合衆国 95032 カリフォルニア 州 ロスゲトス サイプレス ウェイ 16981 (72)発明者 ジェームズ ビー.バー アメリカ合衆国 94404 カリフォルニア 州 フォスター シティ リド レーン 938

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電荷を入力し、自身に付随する充
    電電圧を有する充電状態まで充電するとともに、前記複
    数の電荷を出力し、自身に付随する放電電圧を有する放
    電状態まで放電するための信号ノードと、 前記信号ノードに接続され、データ信号と活性クロック
    状態及び不活性クロック状態を有するクロック信号とを
    受信し、それらの信号に応じて前記活性クロック状態の
    間に順方向バイアスが加わり、前記複数の電荷のための
    第1の導電路を形成するとともに、さらには前記不活性
    クロック状態の間に、前記信号ノードの放電電圧によっ
    て部分的に逆方向バイアスが印加される第1のノード・
    バイアス回路とからなるダイナミック単相クロック動作
    インバータ・ラッチを有する装置。
  2. 【請求項2】 前記信号ノードに接続されるとともに、
    データ信号とクロック信号とを受信し、それらの信号に
    応じて前記複数の電荷のための第2の導電路を形成する
    第2のノード・バイアス回路をさらに備えた請求項1に
    記載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッ
    チを有する装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のノード・バイアス回
    路は、第1及び第2の複数のMOSFETをそれぞれ有
    する請求項2に記載のダイナミック単相クロック動作イ
    ンバータ・ラッチを有する装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のノード・バイアス回路は、前
    記データ信号を受信するためのP型MOSFETと、前
    記クロック信号を受信するための第1のN型MOSFE
    Tとを有し、前記第2のノード・バイアス回路は、デー
    タ信号を受信するための第2のN型MOSFETと、前
    記クロック信号を受信するための第3のN型MOSFE
    Tとを有する請求項2に記載のダイナミック単相クロッ
    ク動作インバータ・ラッチを有する装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のN型MOSFETには、さら
    に前記不活性状態の間に、前記放電電圧によって逆方向
    バイアスが印加される請求項4に記載のダイナミック単
    相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のノード・バイアス回路は、前
    記データ信号を受信するための第1のP型MOSFET
    と、前記クロック信号を受信するための第2のP型MO
    SFETとを有し、前記第2のノード・バイアス回路
    は、前記データ信号を受信するためのN型MOSFET
    と、前記クロック信号を受信するための第3のP型MO
    SFETとを有する請求項2に記載のダイナミック単相
    クロック動作インバータ・ラッチを有する装置。
  7. 【請求項7】 前記第3のP型MOSFETには、さら
    に前記不活性状態の間に、前記放電電圧によって逆方向
    バイアスが印加される請求項6に記載のダイナミック単
    相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のノード・バイアス回路は、さ
    らに前記信号ノードが前記充電状態の間に、前記複数の
    電荷のための第2の導電路を形成する請求項1に記載の
    ダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有
    する装置。
  9. 【請求項9】 前記信号ノードに接続されるとともに、
    前記充電電圧及び放電電圧を受信し、それぞれの電圧に
    応じて第1及び第2の出力ロジック信号を提供するイン
    バータ回路と、 前記インバータ回路及び前記信号ノードに接続されると
    ともに、前記第1及び第2の出力ロジック信号を受信
    し、それらの信号に応じて前記信号ノードにプルアップ
    電圧を提供する電圧プルアップ回路とをさらに備えた請
    求項1に記載のダイナミック単相クロック動作インバー
    タ・ラッチを有する装置。
  10. 【請求項10】 前記信号ノードに接続されるととも
    に、前記充電電圧及び放電電圧を受信し、それぞれの電
    圧に応じて第1及び第2の出力ロジック信号を提供する
    インバータ回路と、 前記インバータ回路及び前記信号ノードに接続されると
    ともに、前記第1及び第2の出力ロジック信号を受信
    し、それらの信号に応じて前記信号ノードにプルダウン
    電圧を提供する電圧プルダウン回路とをさらに備えた請
    求項1に記載のダイナミック単相クロック動作インバー
    タ・ラッチを有する装置。
  11. 【請求項11】 前記ダイナミック単相クロック動作イ
    ンバータ・ラッチが集積化された集積回路をさらに含む
    請求項1に記載のダイナミック単相クロック動作インバ
    ータ・ラッチを有する装置。
  12. 【請求項12】 前記ダイナミック単相クロック動作が
    統合されたコンピュータをさらに含む請求項1に記載の
    ダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有
    する装置。
  13. 【請求項13】 複数の電荷を入力し、自身に付随する
    充電電圧を有する充電状態まで充電するとともに、前記
    複数の電荷を出力し、自身に付随する放電電圧を有する
    放電状態まで放電する信号ノードを提供する工程と、 前記信号ノードに接続され、データ信号と、活性クロッ
    ク状態及び不活性クロック状態を有するクロック信号と
    を受信し、それらの信号に応じて前記活性クロック状態
    の間に順方向バイアスが加わり、前記複数の電荷のため
    の第1の導電路を提供するとともに、さらには前記不活
    性クロック状態の間に、前記信号ノードの放電電圧によ
    って部分的に逆方向バイアスが印加される第1のノード
    ・バイアス回路を提供する工程とからなるダイナミック
    単相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 第2のノード・バイアス回路を提供す
    る工程をさらに含み、前記第2のノード・バイアス回路
    は前記信号ノードに接続されるとともに、データ信号と
    クロック信号とを受信し、それらの信号に応じて前記複
    数の電荷のための第2の導電路を形成する請求項13に
    記載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッ
    チを有する装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2のノード・バイアス
    回路を提供する工程は、第1及び第2の複数のMOSF
    ETをそれぞれ提供する工程を含む請求項14に記載の
    ダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有
    する装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1のノード・バイアス回路を提
    供する工程は、前記データ信号を受信するためのP型M
    OSFETと、前記クロック信号を受信するための第1
    のN型MOSFETとを提供する工程を含み、前記第2
    のノード・バイアス回路を提供する工程は、データ信号
    を受信するための第2のN型MOSFETと、前記クロ
    ック信号を受信するための第3のN型MOSFETとを
    提供する工程を含む請求項14に記載のダイナミック単
    相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のノード・バイアス回路を提
    供する工程は、さらに前記不活性クロック状態の間に、
    前記放電電圧によって逆方向バイアスが印加される第1
    のN型MOSFETを提供する工程を含む請求項16に
    記載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッ
    チを有する装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1のノード・バイアス回路を提
    供する工程は、前記データ信号を受信するための第1の
    P型MOSFETと、前記クロック信号を受信するため
    の第2のP型MOSFETとを提供する工程を含み、前
    記第2のノード・バイアス回路を提供する工程は、前記
    データ信号を受信するための第1のP型MOSFET
    と、前記クロック信号を受信するための第2のP型MO
    SFETとを提供する工程を含む請求項14に記載のダ
    イナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有す
    る装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1のノード・バイアス回路を提
    供する工程は、さらに前記不活性クロック状態の間に、
    前記放電電圧によって逆方向バイアスが印加される第3
    のP型MOSFETを提供する工程を含む請求項18に
    記載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッ
    チを有する装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1のノード・バイアス回路は、
    さらに前記信号ノードが前記充電状態の間に、前記複数
    の電荷のための第2の導電路を提供する請求項13に記
    載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチ
    を有する装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 インバータ回路と電圧プルアップ回路
    とを提供する工程をさらに含み、前記インバータ回路は
    前記信号ノードに接続されるとともに、前記充電電圧及
    び放電電圧を受信し、それぞれの電圧に応じて第1及び
    第2の出力ロジック信号を提供し、 前記電圧プルアップ回路は前記インバータ回路及び前記
    信号ノードに接続されるとともに、前記第1及び第2の
    出力ロジック信号を受信し、それらの信号に応じて前記
    信号ノードにプルアップ電圧を提供する請求項13に記
    載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチ
    を有する装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 インバータ回路と電圧プルダウン回路
    とを提供する工程をさらに含み、前記インバータ回路は
    前記信号ノードに接続されるとともに、前記充電電圧及
    び放電電圧を受信し、それぞれの電圧に応じて第1及び
    第2の出力ロジック信号を提供し、 前記電圧プルダウン回路は前記インバータ回路及び前記
    信号ノードに接続されるとともに、前記第1及び第2の
    出力ロジック信号を受信し、それらの信号に応じて前記
    信号ノードにプルダウン電圧を提供する請求項13に記
    載のダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチ
    を有する装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記ダイナミック単相クロック動作イ
    ンバータ・ラッチが内部に集積化される集積回路を提供
    する工程をさらに含む請求項13に記載のダイナミック
    単相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置の製
    造方法。
  24. 【請求項24】 前記ダイナミック単相クロック動作イ
    ンバータ・ラッチが内部に統合されるコンピュータを提
    供する工程をさらに含む請求項13に記載のダイナミッ
    ク単相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置の
    製造方法。
  25. 【請求項25】 データ信号と活性クロック状態及び不
    活性クロック状態を有するクロック信号とを受信し、そ
    れらの信号に応じて前記活性クロック状態の間に、複数
    の電荷のための第1の導電路を形成するために第1のノ
    ード・バイアス回路に順方向バイアスを印加し、 自身に付随する充電電圧を有する充電状態まで、前記複
    数の電荷を前記第1の導電路を介して導いて前記信号ノ
    ードを充電し、 自身に付随する放電電圧を有する放電状態まで、前記複
    数の電荷を前記信号ノードから前記第2の導電路を介し
    て導いて前記信号ノードを放電し、 前記不活性クロック状態の間に、前記信号ノードの放電
    電圧によって前記第1のノード・バイアス回路を部分的
    に逆方向バイアスを印加する単相クロックに基づきデー
    タ・ビットを動的に反転及びラッチングする方法。
  26. 【請求項26】 データ信号とクロック信号とを受信
    し、それらの信号に応じて、前記活性クロック状態の間
    に複数の電荷のための第1の導電路を形成するために、
    第1のノード・バイアス回路を順方向バイアスとする請
    求項25に記載の単相クロックに基づきデータ・ビット
    を動的に反転及びラッチングする方法。
  27. 【請求項27】 データ信号と、活性クロック状態及び
    不活性クロック状態を有するクロック信号とを受信し、
    それらの信号に応じて、前記活性クロック状態の間に第
    1のノード・バイアス回路に順方向バイアスを印加する
    工程は、前記データ信号と前記クロック信号とを受信
    し、それらの信号に応じて第1の複数のMOSFETを
    順方向バイアスとする工程を含み、前記データ信号と前
    記クロック信号とを受信し、それらの信号に応じて、前
    記活性クロック状態の間に第2のノード・バイアス回路
    を順方向バイアスとする工程は、前記データ信号と前記
    クロック信号を受信し、それらの信号に応じて第2の複
    数のMOSFETを順方向バイアスとする工程を含む請
    求項26に記載の単相クロックに基づきデータ・ビット
    を動的に反転及びラッチングする方法。
  28. 【請求項28】 データ信号と活性クロック状態及び不
    活性クロック状態を有するクロック信号とを受信し、そ
    れらの信号に応じて、前記活性クロック状態の間に第1
    のノード・バイアス回路に順方向バイアスを印加する工
    程は、 第1のP型MOSFETにより前記データ信号を受信す
    る工程と、 第1のN型MOSFETにより前記クロック信号を受信
    する工程と、 前記データ信号及び前記クロック信号に基づいて前記第
    1のP型MOSFET及び前記第1のN型MOSFET
    により前記第1の導電路を形成する工程とを含み、 データ信号とクロック信号とを受信し、それらの信号に
    応じて、前記活性クロック状態の間に第2のノード・バ
    イアス回路を順方向バイアスとする工程は、 第2のN型MOSFETにより前記データ信号を受信す
    る工程と、 第3のN型MOSFETにより前記クロック信号を受信
    する工程と、 前記データ信号及び前記クロック信号に基づいて前記第
    2及び第3のN型MOSFETにより前記第2の導電路
    を形成する工程とを含む請求項26に記載の単相クロッ
    クに基づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチング
    する方法。
  29. 【請求項29】 データ信号と活性クロック状態及び不
    活性クロック状態を有するクロック信号とを受信し、そ
    れらの信号に応じて、前記活性クロック状態の間に第1
    のノード・バイアス回路に順方向バイアスを印加する工
    程は、前記不活性状態の間に前記信号ノードの放電電圧
    により前記第1のN型MOSFETを逆方向バイアスを
    印加する工程を含む請求項28に記載の単相クロックに
    基づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチングする
    方法。
  30. 【請求項30】 データ信号と活性クロック状態及び不
    活性クロック状態を有するクロック信号とを受信し、そ
    れらの信号に応じて、前記活性クロック状態の間に第1
    のノード・バイアス回路に順方向バイアスを印加する工
    程は、 第1のP型MOSFETにより前記データ信号を受信す
    る工程と、 第2のP型MOSFETにより前記クロック信号を受信
    する工程と、 前記データ信号及び前記クロック信号に基づいて前記第
    1及び第2のP型MOSFETにより前記第1の導電路
    を形成する工程とを含み、 データ信号とクロック信号とを受信し、それらの信号に
    応じて、前記活性クロック状態の間に第2のノード・バ
    イアス回路を順方向バイアスとする工程は、 N型MOSFETにより前記データ信号を受信する工程
    と、 第3のP型MOSFETにより前記クロック信号を受信
    する工程と、 前記データ信号及び前記クロック信号に基づいて前記N
    型MOSFET及び前記第3のN型MOSFETにより
    前記第2の導電路を形成する工程とを含む請求項26に
    記載の単相クロックに基づきデータ・ビットを動的に反
    転及びラッチングする方法。
  31. 【請求項31】 データ信号と活性クロック状態及び不
    活性クロック状態を有するクロック信号とを受信し、そ
    れらの信号に応じて、前記活性クロック状態の間に第1
    のノード・バイアス回路に順方向バイアスを印加する工
    程は、前記不活性状態の間に前記信号ノードの放電電圧
    により前記第1のP型MOSFETに逆方向バイアスを
    印加する工程を含む請求項30に記載の単相クロックに
    基づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチングする
    方法。
  32. 【請求項32】 前記信号ノードが前記充電状態の間
    に、第2の導電路を介して別の複数の電荷を前記信号ノ
    ードへ導く工程をさらに含む請求項25に記載の単相ク
    ロックに基づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチ
    ングする方法。
  33. 【請求項33】 前記充電電圧及び放電電圧を受信し、
    それぞれの電圧に応じて第1及び第2の出力ロジック信
    号を提供する工程と、 第1及び第2の出力ロジック信号を受信し、それらの信
    号に応じて前記信号ノードにプルアップ電圧を提供する
    工程とをさらに含む請求項25に記載の単相クロックに
    基づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチングする
    方法。
  34. 【請求項34】 前記充電電圧及び放電電圧を受信し、
    それぞれの電圧に応じて第1及び第2の出力ロジック信
    号を提供する工程と、 第1及び第2の出力ロジック信号を受信し、それらの信
    号に応じて前記信号ノードにプルダウン電圧を提供する
    工程とをさらに含む請求項25に記載の単相クロックに
    基づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチングする
    方法。
  35. 【請求項35】 上記の工程を集積回路内で実行する工
    程をさらに含む請求項25に記載の単相クロックに基づ
    きデータ・ビットを動的に反転及びラッチングする方
    法。
  36. 【請求項36】 上記工程をコンピュータ内で実行する
    工程をさらに含む請求項25に記載の単相クロックに基
    づきデータ・ビットを動的に反転及びラッチングする方
    法。
  37. 【請求項37】 3.5ボルト未満の電源電圧で動作す
    る複数の低電力MOS素子を有するダイナミック単相ク
    ロック動作インバータ・ラッチを備えた装置。
JP7329195A 1994-12-16 1995-12-18 ダイナミック単相クロック動作インバータ・ラッチを有する装置及びその装置の製造方法並びに信号の処理方法 Pending JPH08237083A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7446589B2 (en) 2003-08-13 2008-11-04 Fujitsu Limited Pulse generation circuit
KR100924341B1 (ko) * 2007-06-28 2009-10-30 주식회사 하이닉스반도체 래치 회로
CN111865291A (zh) * 2020-07-08 2020-10-30 上海华虹宏力半导体制造有限公司 一种抗双节点翻转的锁存器

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CN111865291B (zh) * 2020-07-08 2024-04-19 上海华虹宏力半导体制造有限公司 一种抗双节点翻转的锁存器

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