JPH08237108A - 電荷漏れを低減したダイナミック・ロジック回路を含む装置及び同装置の製造方法並びにロジック信号の処理方法 - Google Patents

電荷漏れを低減したダイナミック・ロジック回路を含む装置及び同装置の製造方法並びにロジック信号の処理方法

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JPH08237108A
JPH08237108A JP7307787A JP30778795A JPH08237108A JP H08237108 A JPH08237108 A JP H08237108A JP 7307787 A JP7307787 A JP 7307787A JP 30778795 A JP30778795 A JP 30778795A JP H08237108 A JPH08237108 A JP H08237108A
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    • HELECTRICITY
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    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
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    • H03K19/0963Synchronous circuits, i.e. using clock signals using transistors of complementary type

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電荷漏れによる故障の可能性及び最大動作周波
数の低下を最小限に抑制し、ノイズ抑制能力を向上すべ
く改善されたアウトプット信号レベルを提供すると同時
に、消費電力を削減する低い閾値電圧を備えたトランジ
スタを含むダイナミック・ロジック回路を備えた装置を
提供すること。 【解決手段】ダイナミック・ロジック回路は低クロック
信号によってオンされ、かつプリチャージ・ノード22p
をプリチャージ電圧まで充電する1つのP-MOSFET14を有
する。複数のN-MOSFET12a,12bはロジック回路12を形成
し、ロジック信号を論理的に処理してノード22pから出
力された電荷に対する導電路を選択的に提供する。N-MO
SFET16は高クロック信号によってオンされ、かつノード
22pの電圧をロジック回路12と協働して放電電圧まで条
件的に放電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイナミック・ロジ
ック回路、より詳細には低い電源電圧で動作するダイナ
ミック・ロジック回路に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】相補型
金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(C−MOSF
ET)を使用するダイナミック・ロジック回路は、高速
なうえに消費電力が低く、必要とされる設置面積が小さ
い等の利点を有する。このため、同ダイナミック・ロジ
ック回路の利用は近年増加し続けている。ダイナミック
・ロジック回路に含まれる一般的なロジック・セルは、
クロック・インプットを備えた1つのP型金属酸化膜半
導体電界効果トランジスタ(P−MOSFET)と、1
つ以上のロジック・インプットをともなう1つ以上のN
型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(N−MOS
FET)を含む1つのN型MOSFETロジック回路
と、クロック・インプットを備えた1つのN−MOSF
ETとを有する。アウトプット・ノードはP−MOSF
ETによってほぼ電源電圧VDDまでプリチャージされ
る。更に、アウトプット・ノードは前記した1つのN−
MOSFETと協働するN−MOSFETロジック回路
により、単相クロックに基づいて回路基準電圧VSSま
で条件的に放電される。プリチャージ段階はクロックが
低(即ち、ロジック0)の際に実現され、P−MOSF
ETプリチャージ・トランジスタがオンされる。評価段
階("Evaluate" phase)はクロックが高(即ち、ロジッ
ク1)の場合に実現され、前記した1つのN−MOSF
ET放電トランジスタまたはアース・スイッチ("Groun
d switch")がオンされる。多くの場合、1つのセット
を構成する複数の従属接続されたダイナミック・ロジッ
ク・ブロック(A cascaded set of such dynamic logic
blocks)のプリチャージ及び同ブロックの評価を1つ
のクロック信号を用いて実施すべく、スタティックC−
MOSFETインバータ・セルは前記のロジック・セル
に基づいて動作する。多くの場合、この種のダイナミッ
ク・ロジックはドミノ・ロジックと称される。ドミノ・
ロジックに関する更に詳細な説明は1993年にアディ
ソン・ウェズレー出版社(Addison-Wesley PublishingC
ompany)から出版された“CMOSVLSIデザインの
原理、システム展望第2版(Principles of CMOS VLSI
Design, A systems Perspective (Second edition))”
の301〜311頁に記載されているエヌ.エッチ.イ
ー.ベスト及びケー.エシュラギアン(N.H.E.Weste an
d K.Eshraghian)の記述に開示されている。
【0003】MOSFET技術の進歩により、構成素子
の小型化、特にチャネル長さの短縮などによるMOSF
ETの小型化が絶え間なく続けられてきた。これは1つ
の集積回路(IC)に含まれるMOSFETの集積度を
高め、さらには必要とされる電源電圧(VDD)の低下
を可能にした。このうちの前者の効果としては小型化及
び動作周波数の増加が挙げられ、後者の効果としては消
費電力の低減が挙げられる。しかし、MOSFETをさ
らに低い電源電圧で動作させた場合、MOSFETに流
れる電流が低減する。これは、最大動作周波数の低下を
招来するため望ましくない。従って、回路の性能低下を
最小限に抑制すべくMOSFETに流れる電流の低減を
最小限に抑制する必要がある。これを実現すべくMOS
FETの閾値電圧(VTH)が引下げられる。しかし、こ
れはMOSFETの漏れ電流、即ち、装置をオフにした
際にMOSFETに流れる電流を増加させるため望まし
くない。MOSFETの漏れ電流の増加は各ロジック・
セルのアウトプット・ノードへの電荷漏れ及び同アウト
プット・ノードからの電荷漏れを招来する。これは十分
なVDD値及びVSS値をアウトプット信号レベルを用
いて実現及び維持することを阻害する。この結果、アウ
トプット・ノードへの電荷漏れまたは同アウトプット・
ノードからの電荷漏れによって引起こされるデータ損失
によりノイズ抑制能力が低下し、故障の可能性が増大す
る。
【0004】従って、本発明の目的はデータ格納ノード
への電荷漏れ及び同データ格納ノードからの電荷漏れに
よるデータ損失に起因する故障の可能性を最小限に抑制
し、最大動作周波数の低下を最小限に抑制し、ノイズ抑
制能力を向上すべく改善されたアウトプット信号レベル
を提供すると同時に、低い電源電圧の使用による消費電
力の削減を実現する低い閾値電圧を備えたトランジスタ
を含むダイナミック・ロジック回路を備えた装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様に基
づく電荷漏れを低減したダイナミック・ロジック回路を
有する装置は基準ノード、プリチャージ・ノード、プリ
チャージ回路、ロジック回路及び放電回路を含む。トラ
ンジスタの有効閾値電圧を引上げて電荷漏れを低減すべ
く、選択された電圧バイアスが動作の評価段階において
放電回路に印加される。基準ノードは基準電圧を確立す
る。プリチャージ・ノードに電荷が印加されることによ
り、同プリチャージ・ノードは自身に付随するプリチャ
ージ電圧を有するプリチャージ状態までプリチャージさ
れる。さらに、プリチャージ・ノードは電荷を出力する
ことにより、自身に付随する放電電圧を有する放電状態
まで放電される。プリチャージ・ノードに接続されたプ
リチャージ回路はプリチャージ・ノードに対して選択的
に電荷を印加する。同じくプリチャージ・ノードに接続
されたロジック回路にロジック信号が入力された際、同
ロジック回路はロジック信号に基づいてプリチャージ・
ノードから出力された電荷に対する導電路を提供する。
ロジック回路及び基準ノードに接続された放電回路はプ
リチャージ・ノードから出力された電荷をロジック回路
導電路を介して基準ノードへ選択的に放電する。放電電
圧はプリチャージ電圧及び基準電圧の中間値である。1
つの態様において、放電回路は補助バイアス電圧源を含
む。また、別の態様では、放電回路は放電トランジスタ
にプルアップ電圧を印加するプルアップ・トランジスタ
を含む。
【0006】
【発明の実施の形態】特に明記しない限り、全てのP−
MOSFET及びN−MOSFET基板またはバルク
(bulk)は、それぞれに対応するMOSFETソースに
接続されている(例えば、P−MOSFET及びN−M
OSFETは、一般的に電源ノードVDD及びVSSに
対してそれぞれ接続されている)。また、各トランジス
タの横に示す複数の数値は、同トランジスタのチャネル
幅及びチャネル長さをそれぞれ示す。例えば、図1に示
すMOSFET12a,12bのチャネル幅及びチャネ
ル長さは、それぞれ10ミクロン及び0.6ミクロンで
ある。これらの寸法は例示を目的とするものであり、特
定の半導体製造技術を必要とはしないうえ、同半導体製
造技術に限定されない。さらに、同寸法は半導体製造技
術の進歩に合わせて縮小などの変更が可能である。例え
ば、本発明を具体化した回路の製造は、周知の各種半導
体製造プロセスに基づいて行い得る。
【0007】更に、ロジック回路の各種の態様を以下に
例示する。但し、否定(Inversion)、論理積(AN
D)、論理和(OR)、否定論理和(NOR)、否定論
理積(NAND)及び排他的論理和(EXCLUSIV
E−OR)等の全てのロジック機能は本発明に基づく電
荷漏れの低減とあわせて実現可能である。更に、以下の
説明ではロジック1がロジック高(例えば、正の電圧)
であり、ロジック0がロジック低(例えば、回路基準電
圧とほぼ同じ電圧)であるポジティブ・ロジックに基づ
く。しかし、周知の回路設計理論に基づいてP−MOS
FET及びN−MOSFETを互いに適切に入れ換える
ことにより、電荷漏れを低減した本発明に基づくロジッ
ク回路をネガティブ・ロジック(即ち、ロジック1がロ
ジック低(例えば、負の電圧)であって、ロジック0が
ロジック高(例えば、回路基準電圧とほぼ同じ電圧)で
あるロジック)に基づいて使用し得る。
【0008】図1は本発明の1つの態様に基づくダイナ
ミック・ロジック回路10を示す。ダイナミック・ロジ
ック回路10は図1に示すようにそれぞれ接続されたロ
ジック回路12、プリチャージP−MOSFET14、
放電(または“評価”)N−MOSFET16、バイア
ス電圧源18、スタティックC−MOSFETインバー
タ20及びプリチャージ・ノード22pを含む。ノード
22nについては以下に改めて詳述する。図1に示すダ
イナミック・ロジック回路10は2つのインプットを備
えたORゲートである。しかし、ロジック回路12を適
切に再設計することにより前記した他のロジック回路の
実現が可能である。
【0009】周知のドミノ・ロジック原理に基づき、単
相クロック信号CLKがロジック低である場合、プリチ
ャージ・トランジスタ14はオンとなり、放電トランジ
スタ16はオフとなる。この結果、プリチャージ・ノー
ド22pは電源VDDからプリチャージ・トランジスタ
14を介して入力された電流の電荷によってプリチャー
ジされる。これにより、プリチャージ・ノード22pは
インプット・ロジック信号A,Bのロジック状態に影響
されることなく、電源電圧VDDにほぼ等しい自身のプ
リチャージ電圧VPN(P)(即ち、プリチャージ・ト
ランジスタ14を横切る際の僅かな電圧降下分を電源電
圧VDDから差引いた値)を有するプリチャージ状態に
達する。
【0010】プリチャージ・ノード22pがロジック1
(VPN(P)≒VDD)まで充電された場合、インバ
ータ20からのアウトプット・レベルOUTはロジック
0(≒VSS)となる。クロック信号CLKがロジック
高となった場合、プリチャージ・トランジスタ14はオ
フとなり、放電トランジスタ16はオンとなる。これに
より、“評価段階”が開始される。この結果、プリチャ
ージ・ノード22pはインプット信号A,Bのロジック
状態に基づいて条件的に放電される。例えば、ロジック
・インプットA,Bのうちの少なくとも一方がロジック
1である場合、プリチャージ・ノード22pは放電され
る。
【0011】評価段階では、インプットA及びBのうち
の少なくとも一方がロジック1である場合、プリチャー
ジ・ノード22pは自身に付随する放電電圧VPN
(D)を有する放電状態へ放電される。従来のダイナミ
ック・ロジック回路では、放電電圧VPN(D)は基準
電圧VSSにほぼ等しい。しかし、本発明では、放電電
圧VPN(D)はプリチャージ電圧レベルVPN(P)
と、回路基準ノード24に付随する回路基準電圧VSS
との中間値である。この中間電圧レベルはVSS1とし
て表され、かつ電圧源18によって決定される。(バイ
アス電圧VSS1は放電トランジスタ16に対する仮想
アースとして機能するため、ダイナミック・ロジック回
路10は“二重の”回路アースを有するとみなすことが
できる。)
【0012】電圧源18は周知の技術のうちのいずれか
1つに基づいて実現し得る。例えば図2において、簡単
な電圧源18は抵抗分圧ネットワーク18aを含み得る
(このような抵抗器は従来の技術に基づいて設計された
MOSFETを用いて実現し得る)。
【0013】放電トランジスタ16のソースに印加され
る電圧VSS1はVDD及びVSSの中間値である。M
OSFETの閾値電圧(VTH)がネガティブの場合、V
SS1はMOSFET閾値電圧(VTH)の絶対値及び所
定のマージン電圧を合計した値だけVSSより僅かに高
い電圧となる。MOSFETの閾値電圧(VTH)がポジ
ティブの場合、VSS1は所定のマージン電圧と等しい
値だけVSSより僅かに高くなる。この結果、クロック
信号CLKがロジック0であるプリチャージ段階におい
て、放電トランジスタ16のソース・ゲート間バイアス
は、同放電トランジスタ16に対して逆方向バイアスを
印加するために同放電トランジスタ16のゲート・ソー
ス間バイアスが閾値電圧より十分低くなることを保証す
るのに十分な高い値を形成する。これにより、電荷がプ
リチャージ・ノード22pから基準ノード24へ向けて
放電トランジスタ16を介して漏れることが実質的に防
止される。さらに、クロック信号CLKがロジック1で
あり、ロジック・インプットA,Bが不活性(即ち、ロ
ジック0)である評価段階において、VSS1はMOS
FET12a,12bに対する逆方向バイアスの印加を
保証する。この結果、電荷がプリチャージ・ノード22
pからMOSFET12a,12b及び放電トランジス
タ16を介して基準ノード24へ漏れることが実質的に
防止される。
【0014】図3は図1のダイナミック・ロジック回路
10における時間に対する電圧の変化を示す。ここで、
VDDは1ボルトであり、VSSは回路アース(0ボル
ト)である。さらに、バイアス電圧VSS1は0.2ボ
ルトであり、第2のロジック・インプットBはロジック
0である。プリチャージ・ノード電圧VPNはクロック
信号CLKがロジック0であるプリチャージ段階におい
てほぼVDDまで充電される。クロック信号CLKがロ
ジック1である評価段階において、プリチャージ・ノー
ド電圧VPNはロジック・インプットAがロジック0か
らロジック1へ変化することに対応してほぼVSS1ま
で放電される。従って、インバータ20から出力される
アウトプット・レベルOUTは、ロジック0におけるプ
リチャージ電圧(≒VSS)からロジック1における電
圧(≒VDD)へ変化する。
【0015】図4は本発明の別の態様に基づくダイナミ
ック・ロジック回路110aを示す。ダイナミック・ロ
ジック回路110aは、前記のロジック回路12、プリ
チャージ・トランジスタ14、放電トランジスタ16及
びインバータ20を有する以外に、プルアップP−MO
SFET26を備えている。更に、これらの各素子は図
4に示すようにそれぞれ接続されている。ダイナミック
・ロジック回路110aの動作はMOSFETの低い閾
値電圧を補償すべく、別の電圧源18に代えてプルアッ
プ・トランジスタ26を使用する点を除けば図1のダイ
ナミック・ロジック回路10の動作に類似している。プ
ルアップ・トランジスタ26は放電トランジスタ16の
ドレインにおける電圧を、基準ノード24における回路
基準電圧VSSより僅かに高い電圧レベルVSS2まで
引上げる。クロック信号CLKがロジック0であるプリ
チャージ段階において、プリチャージ・ノード22pか
らロジック回路12及び放電トランジスタ16を通じて
漏出する全ての電荷は、電源VDDからプルアップ・ト
ランジスタ26を通じて流れる電流によって補充され
る。従って、プリチャージ・ノード22pの電圧レベル
VPN(P)はほぼVDDに維持され、同プリチャージ
・ノード22pのプリチャージ状態は影響を受けない。
クロック信号CLKがロジック1である評価段階におい
て、プリチャージ・ノード22pはロジック回路12及
び放電トランジスタ16を通じて基準ノード24へ条件
的に放電される。しかし、プリチャージ・ノード電圧V
PNの放電電圧レベルVPN(D)は、プルアップ・ト
ランジスタ26のプルアップ動作によりVSS2で自身
の最低値に達する。
【0016】図4のダイナミック・ロジック回路110
aの効果を実現すべく図5(a)、図5(b)及び図5
(c)にそれぞれ示す各種のプルアップ・トランジスタ
26a,26b,26cの使用が可能である。
【0017】図6は図4のダイナミック・ロジック回路
110aにおける時間に対する電圧の変化を示す。クロ
ック信号CLKがロジック0であるプリチャージ段階に
おいて、プリチャージ・ノード電圧VPNはほぼVDD
に達し、さらにロジック・インプットAのロジックが低
から高へ変化した際にVSS2によって示す中間電圧ま
で放電される。
【0018】図7は本発明の更に別の態様に基づくダイ
ナミック・ロジック回路110bを示す。ダイナミック
・ロジック回路110bは図1に示すダイナミック・ロ
ジック回路10において詳述したロジック回路12、プ
リチャージ・トランジスタ14、放電トランジスタ16
及びインバータ20を含むとともに、切換式プルアップ
P−MOSFET28を含む。さらに、これらの各素子
は図7に示すようにそれぞれ接続されている。ダイナミ
ック・ロジック回路110bの動作はプルアップ・トラ
ンジスタ28のプルアップ動作を除けば図1及び図4に
それぞれ示すダイナミック・ロジック回路10,110
aの動作に類似している。ダイナミック・ロジック回路
110bにおいて、アウトプット信号OUTは放電トラ
ンジスタ16のドレインに対するプルアップ・トランジ
スタ28のプルアップ動作を制御する。プリチャージ段
階において、プリチャージ・ノード電圧VPNが高であ
り、かつアウトプット電圧OUTが低(≒VSS)であ
る場合に、プルアップ・トランジスタ28はオンとな
り、図4において詳述したように放電トランジスタ16
を介して漏出する全ての漏れ電流が補充される。評価段
階において、プリチャージ・ノード電圧VPNが高であ
り、かつアウトプット電圧OUTが低の際に、プルアッ
プ・トランジスタ28はオンの状態に維持される。しか
し、プリチャージ・ノード22pが放電され、同プリチ
ャージ・ノード22pの電圧レベルが自身の放電電圧V
PN(D)まで低下した際に、アウトプット電圧OUT
はロジック1(≒VDD)となり、プルアップ・トラン
ジスタ28をオフにする。これにより、放電トランジス
タ16のドレインにおける電圧VSS3は概ね基準ノー
ド24における基準電圧VSSまで低下する。
【0019】図8は図7のダイナミック・ロジック回路
110bにおける時間に対する電圧の変化を示す。クロ
ック信号CLKがロジック0であるプリチャージ段階に
おいて、プリチャージ・ノード電圧VPNは、低いアウ
トプット電圧OUTによってオンされたプルアップ・ト
ランジスタ28のプルアップ動作により、放電トランジ
スタ16のドレイン電圧VSS3同様にほぼVDDまで
充電される。クロック信号CLKがロジック1である評
価段階において、放電トランジスタ16のドレイン電圧
VSS3は放電トランジスタ16及びプルアップ・トラ
ンジスタ28からなる2つのMOSFET導電チャネル
の電圧分割動作(Voltage divider action of the two
conducting MOSFET channels)によって確立された電圧
レベル(このケースにおいて約0.3ボルト)まで低下
する。ロジック・インプットAが低から高へ変化した際
に、プリチャージ・ノード電圧VPNは現時点において
高(即ち、ロジック1)であるアウトプット電圧OUT
によってオフされたプルアップ・トランジスタ28のプ
ルアップ動作の終結により、放電トランジスタ16のド
レイン電圧VSS3同様にほぼVSSまで放電される。
【0020】図9は本発明に基づく更に複雑なダイナミ
ック・ロジック回路210を示す。ダイナミック・ロジ
ック回路210において、インプット・ロジック信号C
及びインプット・ロジック信号Dから論理積が求められ
る。そして、この論理積及びインプットEから論理和が
求められ、この論理和はインバータ20によって反転さ
れる。前記の説明から、アウトプット電圧OUTによっ
て切換えられるプルアップ・トランジスタ28は、プリ
チャージ段階において放電トランジスタ16を通じて漏
出した全ての漏れ電流を補充すべく使用される。キーパ
ーP−MOSFET30はプリチャージ段階及び評価段
階の両方において、プリチャージ・ノード22p及びノ
ード32の間における電荷の分割を防止すべく、インプ
ット・トランジスタ12c上のロジック信号Cに対して
使用される。
【0021】本発明に基づく電荷の漏れを低減したダイ
ナミック・ロジック回路はネガティブ・ロジックを用い
た動作を実現すべく使用できる。例えば、図1、図4、
図7及び図9にそれぞれ示すダイナミック・ロジック回
路10,110a,110b,210におけるネガティ
ブ・ロジックは、(1)ネガティブ・ロジック・クロッ
クCLK及びインプット・ロジック信号A,B,C,
D,Eを使用し、(2)ロジック回路12を形成するN
−MOSFET12a,12b,12c,12d,12
eをそれぞれP−MOSFETと置換し、(3)インバ
ータ20のインプットをノード22nに接続することに
より同ノード22nをノード22pに代えてプリチャー
ジ・ノードとして使用し、(4)VDDによってバイア
スを印加されるキーパーP−MOSFET26,28を
VSSによってバイアスを印加されるN−MOSFET
と置換することにより実現可能である。電荷及び電流の
流れを従来の電荷/電流の流れ(即ち、ポジティブから
ネガティブへ)に代えて電子の電荷/電流の流れ(即
ち、ネガティブからポジティブへ)によって示すことに
より、例えばノード22nをVSSまでプリチャージ
し、さらには条件的にVDDまで放電する等のネガティ
ブ・ロジックの動作を前記の説明に基づいて説明し得
る。
【0022】図10に示すように、本発明に基づくダイ
ナミック・ロジック回路(例えば、図1、図4、図7及
び図9にそれぞれ示すダイナミック・ロジック回路1
0,110a,110b,210)は集積回路(IC)
300内に集積した際に最も効果的に使用できる。前記
の説明に基づいて、データ格納ノードへの電荷漏れ、ま
たは同データ格納ノードからの電荷漏れによるデータ損
失に起因する故障の可能性を最小限に抑制し、最大動作
周波数の低下を最小限に抑制し、ノイズ抑制能力の向上
を実現すべく改善されたアウトプット信号レベルを提供
すると同時に、更に低い電源電圧(例えば、3ボルト未
満)の使用による消費電力節約の効果を最大限に発揮す
べく、IC300は低い閾値電圧を有するトランジスタ
を含む多数の集積されたダイナミック・ロジック回路1
0/110a/110b/210を有し得る。例えば、
コンピュータ400に多くのIC300を組込むことに
より、システムが必要とする供給電力(例えば、出力電
力レベル、フィルタリング等)及びシステムが必要とす
る冷却能力(例えば、ファンのサイズ及びパワー、ヒー
ト・シンクの数量及び寸法、空気フィルタ等)を緩和で
きる。この結果、更に軽量、かつ冷却能力の高いオペレ
ーティング・システムが形成される。
【0023】以上詳述したように、本発明において、電
圧バイアスはダイナミック・ロジック回路に含まれるト
ランジスタの有効閾値電圧を動作の評価段階において引
上げるべく同ダイナミック・ロジック回路内に選択的に
印加される。この結果、電荷漏れが低減され、ピーク信
号電圧レベルの維持が可能になる。これはデータ格納ノ
ードへの電荷漏れ及び同データ格納ノードからの電荷漏
れによるデータ損失に起因する故障の可能性を最小限に
抑制し、最大動作周波数の低下を最小限に抑制し、さら
にはノイズ抑制能力を向上すべく改善されたアウトプッ
ト信号レベルを提供すると同時に、低い電源電圧(例え
ば3.5ボルト未満)の使用による消費電力節約の効果
を最大限に発揮する低い閾値電圧を備えたトランジスタ
を含むロジック回路の実現を許容する。
【0024】本発明の構造及び方法の変更が本発明の範
囲及び精神を逸脱することなく実施可能なことは当業者
にとって自明である。本発明を特定の望ましい実施の形
態に関連して詳述したが、本発明は前記の実施の形態に
限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】本発明によればダイナミック・ロジック
回路におけるデータ格納ノードへの電荷の漏れ及び同デ
ータ格納ノードからの電荷の漏れによるデータ損失に起
因する故障の可能性が最小限に抑制され、最大動作周波
数の低下が最小限に抑制され、ノイズ抑制能力を向上す
べく改善されたアウトプット信号レベルが提供されると
同時に、低い電源電圧の使用による消費電力の削減を行
い得るという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの態様に基づくダイナミック・ロ
ジック回路の回路図。
【図2】図1の回路に使用する電圧源の例を示す回路
図。
【図3】図1の回路における時間に対する電圧の変化を
示す線図。
【図4】本発明の別の態様に基づくダイナミック・ロジ
ック回路の回路図。
【図5】(a)は図4の回路に用いるプルアップ・トラ
ンジスタの回路図。(b)は図4の回路に用いる別のプ
ルアップ・トランジスタの回路図。(c)は図4の回路
に用いる更に別のプルアップ・トランジスタの回路図。
【図6】図4の回路における時間に対する電圧の変化を
示す線図。
【図7】本発明の別の態様に基づくダイナミック・ロジ
ック回路の回路図。
【図8】図7の回路における時間に対する電圧の変化を
示す線図。
【図9】本発明の更に複雑なダイナミック・ロジック回
路を示す回路図。
【図10】集積回路内への本発明のダイナミック・ロジ
ック回路の集積及び同ダイナミック・ロジック回路のコ
ンピュータへの組込みを示す斜視図。
【符号の説明】
12…ロジック回路導電路を提供するロジック回路、1
2a,12b,12c,12d,12e…N型MOSF
ET、14…プリチャージ回路のP型MOSFET、1
6…放電回路の放電トランジスタ、18…放電回路のバ
イアス電圧源、20…インバータ、22p…プリチャー
ジ・ノード、24…基準ノード、26,26a,26
b,26c,28…放電回路のプルアップ・トランジス
タ、A,B,C,D,E…ロジック信号、OUT…アウ
トプット信号、VSS…基準電圧、VSS1…バイアス
電圧、VSS2,VSS3…プルアップ電圧、VPN
(P)…プリチャージ電圧、VPN(D)…放電電圧。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷漏れを低減したダイナミック・ロジ
    ック回路を含む装置であって、前記ダイナミック・ロジ
    ック回路は、 自身に付随する基準電圧(VSS)を有する基準ノード
    (24)と、 複数の電荷を印加され、自身に付随するプリチャージ電
    圧(VPN(P))を有するプリチャージ状態までプリ
    チャージされ、さらには前記複数の電荷を出力し、自身
    に付随する放電電圧(VPN(D))を有する放電状態
    まで放電するプリチャージ・ノード(22p)と、 前記プリチャージ・ノード(22p)に対して前記複数
    の電荷を選択的に印加すべく同プリチャージ・ノード
    (22p)に接続されたプリチャージ回路(14)と、 ロジック信号(A,B,C,D,E)を受信し、さらに
    は同ロジック信号(A,B,C,D,E)に基づいてプ
    リチャージ・ノード(22p)から出力された前記複数
    の電荷に対する導電路を提供すべくプリチャージ・ノー
    ド(22p)に接続されたロジック回路(12)と、 前記プリチャージ・ノード(22p)からロジック回路
    導電路(12)を介して出力された複数の電荷を基準ノ
    ード(24)へ選択的に放電すべくロジック回路(1
    2)及び基準ノード(24)に接続された放電回路(1
    6,18,26,26a,26b,26c,28)と、
    前記放電電圧(VPN(D))がプリチャージ電圧(V
    PN(P))及び基準電圧(VSS)の中間値であるこ
    ととを含む装置。
  2. 【請求項2】 前記プリチャージ回路(14)は第1の
    クロック信号状態の際に前記複数の電荷をプリチャージ
    ・ノード(22p)へ印加し、前記放電回路(16,1
    8,26,26a,26b,26c,28)は第2のク
    ロック信号状態の際にプリチャージ・ノード(22p)
    からロジック回路導電路(12)を介して出力された複
    数の電荷を基準ノード(24)へ放電する請求項1に記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 前記放電回路(16)は複数のクロック
    信号状態のうちのいずれか1つにおいて選択的に逆方向
    バイアスを印加される請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記プリチャージ回路(14)はP型M
    OSFETを含む請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ロジック回路(12)は前記ロジッ
    ク信号(A,B,C,D,E)を論理的に処理すべく少
    なくとも1つのN型MOSFET(12a,12b,1
    2c,12d,12e)を含む請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記放電回路(16,18)は、 前記プリチャージ電圧(VPN(P))及び基準電圧
    (VSS)の中間値であるバイアス電圧(VSS1)を
    出力すべく基準ノード(24)に接続されたバイアス電
    圧源(18)と、前記放電電圧(VPN(D))がバイ
    アス電圧(VSS1)にほぼ等しいことと、 前記バイアス電圧(VSS1)を印加され、さらにはプ
    リチャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷をバイアス電圧
    源(18)を介して基準ノード(24)へ選択的に放電
    すべくロジック回路(12)及びバイアス電圧源(1
    8)に接続された放電トランジスタ(16)とを含む請
    求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記放電回路(16,26,26a,2
    6b,26c)は、 プルアップ電圧(VSS2)を印加され、さらにはプリ
    チャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷を基準ノード
    (24)へ選択的に放電すべくロジック回路(12)及
    び基準ノード(24)に接続された放電トランジスタ
    (16)と、 前記プルアップ電圧(VSS2)を出力すべく放電トラ
    ンジスタ(16)に接続されたプルアップ・トランジス
    タ(26,26a,26b,26c)とを含む請求項1
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】 緩衝されたアウトプット信号(OUT)
    を出力するために、プリチャージ電圧(VPN(P))
    及び放電電圧(VPN(D))をそれぞれ緩衝すべくプ
    リチャージ・ノード(22p)に接続されたインバータ
    (20)を更に含む請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記放電回路(16,28)は、 プルアップ電圧(VSS3)を印加され、さらにはプリ
    チャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷を基準ノード
    (24)へ選択的に放電すべくロジック回路(12)及
    び基準ノード(24)に接続された放電トランジスタ
    (16)と、 前記緩衝されたアウトプット信号(OUT)を受信し、
    さらには同アウトプット信号(OUT)に基づいてプル
    アップ電圧(VSS3)を出力すべく放電トランジスタ
    (16)及びインバータ(20)に接続されたプルアッ
    プ・トランジスタ(28)とを含む請求項8に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ダイナミック・ロジック回路を集
    積した集積回路(300)を更に含む請求項1に記載の
    装置。
  11. 【請求項11】 前記ダイナミック・ロジック回路を組
    込んだコンピュータを更に含む請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 電荷漏れを低減したダイナミック・ロ
    ジック回路を含む装置の製造方法であって、 自身に付随する基準電圧(VSS)を有する基準ノード
    (24)を提供する工程と、 複数の電荷を印加され、自身に付随するプリチャージ電
    圧(VPN(P))を有するプリチャージ状態までプリ
    チャージされ、さらには前記複数の電荷を出力し、自身
    に付随する放電電圧(VPN(D))を有する放電状態
    まで放電するプリチャージ・ノード(22p)を提供す
    る工程と、 前記プリチャージ・ノード(22p)に対して前記複数
    の電荷を選択的に印加すべく同プリチャージ・ノード
    (22p)に接続されたプリチャージ回路(14)を提
    供する工程と、 ロジック信号(A,B,C,D,E)を受信し、さらに
    は同ロジック信号(A,B,C,D,E)に基づいてプ
    リチャージ・ノード(22p)から出力された複数の電
    荷に対する導電路を提供すべくプリチャージ・ノード
    (22p)に接続されたロジック回路(12)を提供す
    る工程と、 プリチャージ・ノード(22p)からロジック回路導電
    路(12)を介して出力された複数の電荷を基準ノード
    (24)へ選択的に放電すべくロジック回路(12)及
    び基準ノード(24)に接続された放電回路(16,1
    8,26,26a,26b,26c,28)を提供する
    工程と、前記放電電圧(VPN(D))がプリチャージ
    電圧(VPN(P))及び基準電圧(VSS)の中間値
    であることとを含む方法。
  13. 【請求項13】 前記プリチャージ回路(14)を提供
    する工程は第1のクロック信号状態の際に前記複数の電
    荷をプリチャージ・ノード(22p)へ印加するプリチ
    ャージ回路(14)を提供することを含み、前記放電回
    路(16,18,26,26a,26b,26c,2
    8)を提供する工程は第2のクロック信号状態の際にプ
    リチャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷を基準ノード
    (24)へ放電する放電回路(16,18,26,26
    a,26b,26c,28)を提供することを含む請求
    項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記放電回路(16)を提供する工程
    は複数のクロック信号状態のうちのいずれか1つにおい
    て選択的に逆方向バイアスを印加される放電回路(1
    6)を提供することを含む請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記プリチャージ回路(14)を提供
    する工程はP型MOSFETを提供することを含む請求
    項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ロジック回路(12)を提供する
    工程は前記ロジック信号(A,B,C,D,E)を論理
    的に処理すべく少なくとも1つのN型MOSFET(1
    2a,12b,12c,12d,12e)を提供するこ
    とを含む請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記放電回路(16,18)を提供す
    る工程は、 前記プリチャージ電圧(VPN(P))及び基準電圧
    (VSS)の中間値であるバイアス電圧(VSS1)を
    出力すべく基準ノード(24)に接続されたバイアス電
    圧源(18)を提供する工程と、前記放電電圧(VPN
    (D))がバイアス電圧(VSS1)にほぼ等しいこと
    と、 前記バイアス電圧(VSS1)を印加され、さらにはプ
    リチャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷をバイアス電圧
    源(18)を介して基準ノード(24)へ選択的に放電
    すべくロジック回路(12)及びバイアス電圧源(1
    8)に接続された放電トランジスタ(16)を提供する
    工程とを含む請求項12に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記放電回路(16,26,26a,
    26b,26c)を提供する工程は、 プルアップ電圧(VSS2)を印加され、さらにはプリ
    チャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷を基準ノード
    (24)へ選択的に放電すべくロジック回路(12)及
    び基準ノード(24)に接続された放電トランジスタ
    (16)を提供する工程と、 前記プルアップ電圧(VSS2)を出力すべく放電トラ
    ンジスタ(16)に接続されたプルアップ・トランジス
    タ(26,26a,26b,26c)を提供する工程と
    を含む請求項12に記載の方法。
  19. 【請求項19】 緩衝されたアウトプット信号(OU
    T)を出力するために、プリチャージ電圧(VPN
    (P))及び放電電圧(VPN(D))をそれぞれ緩衝
    すべくプリチャージ・ノード(22p)に接続されたイ
    ンバータ(20)を提供する工程を更に含む請求項12
    に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記放電回路(16,28)を提供す
    る工程は、 プルアップ電圧(VSS3)を印加され、さらにはプリ
    チャージ・ノード(22p)からロジック回路導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷を、基準ノード
    (24)へ選択的に放電すべくロジック回路(12)及
    び基準ノード(24)に接続された放電トランジスタ
    (16)を提供する工程と、 前記緩衝されたアウトプット信号(OUT)を受信し、
    さらには同アウトプット信号(OUT)に基づいてプル
    アップ電圧(VSS3)を出力すべく放電トランジスタ
    (16)及びインバータ(20)に接続されたプルアッ
    プ・トランジスタ(28)を提供する工程とを含む請求
    項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記ダイナミック・ロジック回路を集
    積した集積回路(300)を提供する工程を更に含む請
    求項12に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ダイナミック・ロジック回路を組
    込んだコンピュータを提供する工程を更に含む請求項1
    2に記載の方法。
  23. 【請求項23】 電荷漏れを低減する一方で、ロジック
    信号(A,B,C,D,E)をダイナミック、かつ論理
    的に処理する方法であって、 自身に付随する基準電圧(VSS)を有する基準ノード
    (24)を形成する工程と、 プリチャージ・ノード(22p)を自身に付随するプリ
    チャージ電圧(VPN(P))を有するプリチャージ状
    態まで複数の電荷でプリチャージする工程と、 ロジック信号(A,B,C,D,E)を受信し、さらに
    は同ロジック信号(A,B,C,D,E)に基づいて導
    電路(12)を提供する工程と、 前記プリチャージ・ノード(22p)から導電路(1
    2)を介して前記複数の電荷を出力し、さらには前記プ
    リチャージ・ノード(22p)を自身に付随する放電電
    圧(VPN(D))を有する放電状態まで放電する工程
    と、 前記プリチャージ・ノード(22p)から導電路(1
    2)を介して出力された複数の電荷を基準ノード(2
    4)へ選択的に放電する工程と、前記放電電圧(VPN
    (D))がプリチャージ電圧(VPN(P))及び基準
    電圧(VSS)の中間値であることとを含む方法。
  24. 【請求項24】 前記プリチャージ・ノード(22p)
    を自身に付随するプリチャージ電圧(VPN(P))を
    有するプリチャージ状態まで複数の電荷でプリチャージ
    する工程は、第1のクロック信号状態の際にプリチャー
    ジ・ノード(22p)をプリチャージすることを含み、
    前記プリチャージ・ノード(22p)から導電路(1
    2)を介して出力された複数の電荷を基準ノード(2
    4)へ選択的に放電する工程は、第2のクロック信号状
    態の際にプリチャージ・ノード(22p)から導電路
    (12)を介して出力された複数の電荷を基準ノード
    (24)へ放電することを含む請求項23に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 前記プリチャージ・ノード(22p)
    から導電路(12)を介して出力された複数の電荷を基
    準ノード(24)へ選択的に放電する工程は、複数のク
    ロック信号状態のうちのいずれか1つにおいて、放電回
    路(16)に対して選択的に逆方向バイアスを印加する
    ことを含む請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記プリチャージ・ノード(22p)
    を自身に付随するプリチャージ電圧(VPN(P))を
    有するプリチャージ状態まで複数の電荷でプリチャージ
    する工程は、P型MOSFET(14)を用いてプリチ
    ャージ・ノード(22p)をプリチャージすることを含
    む請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ロジック信号(A,B,C,D,
    E)を受信し、さらには同ロジック信号(A,B,C,
    D,E)に基づいて導電路(12)を提供する工程は、
    少なくとも1つのN型MOSFET(12a,12b,
    12c,12d,12e)へ前記ロジック信号(A,
    B,C,D,E)を入力して同信号を論理的に処理する
    とともに、同信号に基づいて導電路(12)を提供する
    ことを含む請求項23に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記プリチャージ・ノード(22p)
    から導電路(12)を介して出力された複数の電荷を基
    準ノード(24)へ選択的に放電する工程は、プリチャ
    ージ電圧(VPN(P))及び基準電圧(VSS)の中
    間値であるバイアス電圧(VSS1)を印加され、さら
    には同バイアス電圧(VSS1)に基づいてプリチャー
    ジ・ノード(22p)から導電路(12)を介して出力
    された複数の電荷をバイアス電圧源(18)を介して基
    準ノード(24)へ選択的に放電することと、前記放電
    電圧(VPN(D))がバイアス電圧(VSS1)にほ
    ぼ等しいことを含む請求項23に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記プリチャージ・ノード(22p)
    から導電路(12)を介して出力された複数の電荷を基
    準ノード(24)へ選択的に放電する工程は、プルアッ
    プ・トランジスタ(26,26a,26b,26c)を
    介してプルアップ電圧(VSS2)を印加され、さらに
    はプリチャージ・ノード(22p)から導電路(12)
    を介して出力された複数の電荷を基準ノード(24)へ
    選択的に放電することを含む請求項23に記載の方法。
  30. 【請求項30】 緩衝されたアウトプット信号(OU
    T)を出力するために、プリチャージ・ノード(22
    p)から出力されたプリチャージ電圧(VPN(P))
    及び放電電圧(VPN(D))をそれぞれ印加され、さ
    らには同プリチャージ電圧(VPN(P))及び放電電
    圧(VPN(D))をそれぞれ反転する工程を含む請求
    項23に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記プリチャージ・ノード(22p)
    から導電路(12)を介して出力された複数の電荷を基
    準ノード(24)へ選択的に放電する工程は、緩衝され
    たアウトプット信号(OUT)を受信し、かつ同アウト
    プット信号(OUT)に基づいてプルアップ・トランジ
    スタ(28)を介してプルアップ電圧(VSS3)を印
    加され、さらにはプリチャージ・ノード(22p)から
    導電路(12)を介して出力された複数の電荷を基準ノ
    ード(24)へ選択的に放電することを含む請求項30
    に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記電荷漏れを低減する一方で、プリ
    チャージ・ノード(22p)とともにロジック信号
    (A,B,C,D,E)をダイナミック、かつ論理的に
    処理する方法の各工程は集積回路(300)内で実施さ
    れる請求項23に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記電荷漏れを低減する一方で、プリ
    チャージ・ノード(22p)とともにロジック信号
    (A,B,C,D,E)をダイナミック、かつ論理的に
    処理する方法の各工程はコンピュータ内で実施される請
    求項23に記載の方法。
  34. 【請求項34】 電荷漏れを低減したダイナミック・ロ
    ジック回路を含む装置であって、 前記ダイナミック・ロジック回路は3.5ボルト未満の
    電源電圧で動作すべく複数の低電力型MOS素子を含む
    装置。
JP7307787A 1994-12-16 1995-11-27 電荷漏れを低減したダイナミック・ロジック回路を含む装置及び同装置の製造方法並びにロジック信号の処理方法 Pending JPH08237108A (ja)

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