JP2001044037A - 積層インダクタ - Google Patents

積層インダクタ

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JP2001044037A
JP2001044037A JP11219591A JP21959199A JP2001044037A JP 2001044037 A JP2001044037 A JP 2001044037A JP 11219591 A JP11219591 A JP 11219591A JP 21959199 A JP21959199 A JP 21959199A JP 2001044037 A JP2001044037 A JP 2001044037A
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laminate
laminated
inductor
insulator
magnetic
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Hideya Maki
秀哉 牧
Kenichi Hoshi
健一 星
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F3/00Cores, Yokes, or armatures
    • H01F3/10Composite arrangements of magnetic circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気飽和による特性劣化が少ない積層インダ
クタを提供する。 【解決手段】 積層体110は、強透磁率の第1フェラ
イトシート115と、内層に配置した低透磁率又は非磁
性体の第2フェライトシート116とを一体に積層して
なる。第2フェライトシート116は、該シート116
により分割された積層体110の各領域におけるインダ
クタ素子がそれぞれほぼ等しい大きさの重畳直流電流に
より磁気飽和を生じるような位置に配置した。これによ
り、大きい重畳直流電流を流すことができるとともに、
直流重畳特性は従来の積層インダクタと同様の特性曲線
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層インダクタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層インダクタは、例えばNi−
Zn−Cu系のフェライト材料などからなる磁性体シー
トに、Ag等を主成分とする内部電極用の導電性ペース
トを所定パターンに塗布し、この磁性体シートを積層し
た構造となっている。ここで、各磁性体シートに形成さ
れた内部電極は、ビアホールを介して隣り合う層間で相
互に接続している。これにより、積層体内にコイルを形
成している。また、積層体の両端部には、内部電極に接
続する外部電極が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばスイ
ッチング電源回路のチョークコイル等では、比較的大き
い重畳直流電流を流す必要がある。しかしながら、従来
の積層インダクタでは、小さい重畳直流電流により磁性
体が磁気飽和を生じ、これにより急激なインダクタンス
低下を招いていた。すなわち、従来の積層インダクタで
は、このような大きい重畳直流電流を流す用途には不向
きであった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、磁気飽和による特性
劣化が少ない積層インダクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、コイルを形成する導体と絶縁
体とを積層してなる積層体を備えた積層インダクタにお
いて、前記導体は、絶縁体の積層方向を軸方向とするコ
イルが形成されるように相互に接続され、前記積層体
は、高透磁率の磁性体からなる複数の第1絶縁体と、積
層体の内層に配置され低透磁率の磁性体又は非磁性体か
らなる少なくとも1つ以上の第2絶縁体とを積層してな
り、前記第2絶縁体は、該第2絶縁体により積層方向に
分割された各領域におけるインダクタ素子がそれぞれほ
ぼ等しい大きさの重畳直流電流により磁気飽和を生じる
ように積層体内に配置されていることを特徴とするもの
を提案する。
【0006】本発明によれば、積層体の内層には低透磁
率の磁性体又は非磁性体からなる第2絶縁体が少なくと
も1つ以上積層されているので、積層体内には、前記第
2絶縁体に分割された領域においてそれぞれ閉磁路が形
成される。すなわち、従来の積層インダクタでは、積層
体内全体で1つの大きな閉磁路が形成されていたが、本
発明に係る積層インダクタでは、前記各分割領域間で磁
束の結合が無くなり又は大幅に弱まるため、それぞれ各
領域において小さな閉磁路が形成される。ここで、第2
絶縁体により分割された各領域においては、コイルの巻
回数が全体の約(1/分割数)となるので、それぞれ発
生する磁界強度も約(1/分割数の二乗)となる。これ
により、従来の積層インダクタと比較して磁気飽和の生
じる重畳直流値を大きくすることができる。
【0007】また、第2絶縁体に分割された各領域にお
けるインダクタンス素子がそれぞれほぼ等しい大きさの
重畳直流電流により磁気飽和を生じるので、本発明に係
る積層インダクタは、通常の1つのインダクタンス素子
が有する直流重畳特性と同様の特性曲線を有するものと
なる。
【0008】本発明の好適な態様の一例として、請求項
2の発明では、請求項1記載の積層インダクタにおい
て、前記積層体は、前記第2絶縁体により外層が形成さ
れているとともに、該第2絶縁体により積層方向に分割
された各領域がそれぞれ等しい厚さの第1絶縁体により
構成されていることを特徴とするものを提案する。
【0009】本発明によれば、第2絶縁体により分割さ
れた各領域におけるインダクタンス素子がそれぞれほぼ
等しい磁気抵抗の磁路を形成するので、各領域における
インダクタンス素子がそれぞれほぼ等しい大きさの重畳
直流電流により確実に磁気飽和を生じる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態に係る積層インダクタについて図1〜図
3を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係る
積層インダクタの外観斜視図、図2は第1の実施の形態
に係る積層インダクタの図1におけるA−A’線矢視方
向断面図、図3は第1の実施の形態に係る積層体の分解
斜視図である。なお、図2と図3とでは、説明の便宜上
コイルの巻回数等が異なっている。
【0011】積層インダクタ100は、図1に示すよう
に、磁性又は非磁性の絶縁材料からなる略直方体形状の
積層体110と、積層体110の長手方向両端部に形成
された一対の外部電極120とを有している。
【0012】積層体110は、図2に示すように、Ni
−Zn−Cu系のフェライト材料からなり高透磁率を有
する強磁性体層111と、Ni−Zn−Cu系のフェラ
イト材料からなり前記強磁性体層111よりも小さい透
磁率を有する非強磁性体層112とを積層した構造とな
っている。非強磁性体層112は、積層体110の内層
に形成されている。
【0013】ここで、非強磁性体層112の透磁率は、
強磁性体層111の透磁率の1/3以下であることが好
ましく、さらに好ましくは1/10以下である。透磁率
が1/3以下であれば、巻回数が2倍以上の差となった
ときに磁界強度の差が10倍以上になるので、ここで他
の磁界との結合を抑えることができるからである。
【0014】また、強磁性体層111と非強磁性体層1
12は、両者の線膨張係数差が小さいものが好ましい。
両者の線膨張係数差が大きなものでは、積層インダクタ
の実装時などに積層体110にクラックや反りが生じる
場合があるからである。具体的には、両者の線膨張係数
差が2×10-7/℃以下であることが好ましい。
【0015】さらに、強磁性体層111と非強磁性体層
112とは互いに組成が異なるため積層体110の側面
には両者間に段差が形成されるが、該段差は30μm以
下であることが好ましい。外部電極120形成時の歩留
まりが悪化する場合があるからである。
【0016】さらに、非強磁性体層112の層厚は、5
〜100μm程度が好ましく、さらに好ましくは10〜
50μ程度である。5μm未満だと結合が不安定となり
電気的特性にばらつきが生じる点で好ましくなく、ま
た、100μmより大きいと小型化に適さないからであ
る。なお、本実施の形態の積層インダクタは、積層方向
の厚みが約1.2mmである。
【0017】また、積層体110には、図2に示すよう
に、コイルを形成する導体である内部電極113が埋設
されている。内部電極113が形成するコイルは、コイ
ルの軸方向、すなわちコイル内部における磁束の形成方
向が積層体110の積層方向(図2における紙面の上下
方向)となっている。内部電極113が形成するコイル
の一端側は積層体110の一方の端面に引き出され、他
端側は積層体110の他方の端面に引き出されている。
積層体110の端面に引き出されている内部電極113
は、前記外部電極120に接続している。内部電極11
3及び外部電極120は、それぞれAg又はAgを主成
分とする金属材料からなる。
【0018】積層体110のさらに詳細な構造について
図3を参照して説明する。積層体110は、図3に示す
ように、複数の絶縁性を有するフェライトシートを積層
した構造を有する。すなわち、積層体110は、高透磁
率を有する多数の第1フェライトシート115と、第1
フェライトシート115よりも透磁率の低い数枚(図で
は2枚)の第2フェライトシート116とを一体に積層
している。この第1フェライトシート115により前記
強磁性体層111が形成され、第2フェライトシート1
16により前記非強磁性体層112が形成される。
【0019】第1フェライトシート115には、積層体
110の外層側の数枚(図では上層側の3枚及び下層側
の2枚)を除き、所定パターンの内部電極113が形成
されている。また、第2フェライトシート116にも内
部電極113が形成されている。各シートに形成された
内部電極113の端部は、積層体110全体で1つのコ
イルを形成するように、ビアホール(図示省略)を介し
て隣り合うシートの内部電極113と接続している。ま
た、コイルの巻き始め又は巻き終わりに相当する内部電
極113の端部は、シートの縁部に形成された引出部1
13aと接続している。
【0020】第2フェライトシート116は、積層体1
10の内層に配置されている。具体的には、第2フェラ
イトシート116は、該第2フェライトシート116に
より積層方向に分割された積層体110の各領域におい
て、すなわち、各強磁性体層111において、該領域に
おけるインダクタ素子がそれぞれほぼ等しい大きさの重
畳直流電流により磁気飽和を生じるような位置に1枚ず
つ配置されている。すなわち、第2フェライトシート1
16が形成する非強磁性体層112は強磁性体層111
と比較して透磁率が小さいため、非強磁性体層112を
貫く磁路はほとんど形成されない。これにより、図2の
実線矢印に示すように、積層体110には強磁性体層1
11を通る又は積層体110の外部空間を通る磁路が主
として形成される。つまり、各強磁性体層111に生じ
る磁界と他の強磁性体層111の磁界との結合が抑えら
れる。ここで、各強磁性体層111内に形成されるコイ
ルの巻回数は全体の約(1/分割数)となり、一方でコ
イルにより発生する磁界強度はコイルの巻回数の二乗に
比例するので、積層体110内に生じる磁界強度は、非
強磁性体層112を有しない通常の積層インダクタと比
較して小さなものとなる。従って、各強磁性体層111
における各インダクタンス素子は、磁気飽和が生じる重
畳直流電流値が従来の積層インダクタに比較して大きな
ものとなる。そして、各領域において磁気飽和が生じる
重畳直流電流値がほぼ等しくなるように第2フェライト
シートの配置位置を設定することにより、全体として通
常の積層インダクタと同様の直流重畳特性を有する積層
インダクタとなる。
【0021】次に、この積層インダクタ100の製造方
法について説明する。なお、ここでは多数の積層インダ
クタ100をまとめて製造する場合について説明する。
【0022】まず、第1フェライトシート及び第2フェ
ライトシートを作成する。具体的には、FeO2,Cu
O,ZnO,NiOからなる仮焼粉砕後のフェライト微
粉末に、エチルセルロース、テルピネオールを加え、こ
れを混練してフェライトペーストを得る。このフェライ
トペーストをドクターブレード法等を用いてシート化し
て第1フェライトシートを得る。第2フェライトシート
は、前記第1フェライトシートと同材料について混合比
を変更して用いることにより、第1フェライトシートよ
りも透磁率が低くなるように作成する。第2フェライト
シートの作成方法は、第1フェライトシートと同様であ
る。
【0023】次に、これら第1及び第2フェライトシー
トに金型による打ち抜きやレーザ加工などの手段を用い
てビアホールを形成する。次いで、第1及び第2フェラ
イトシートに導電性ペーストを所定パターンで印刷す
る。ここで、導電性ペーストとしては、例えばAgを主
成分とした金属ペーストを用いる。
【0024】次に、これら第1及び第2フェライトシー
トを、シート間の導体性ペーストが互いにビアホールで
接続されるように積層圧着してシート積層体を得る。こ
こで、第1及び第2フェライトシートは、図3を参照し
て前述したように所定の順序で積層する。
【0025】次に、シート積層体を単位寸法になるよう
に切断して積層体110を得る。次いで、この切断され
た積層体を空気中にて約500℃で1時間加熱してバイ
ンダ成分を除去する。さらにこの積層体を空気中にて約
800〜900℃で2時間焼成する。
【0026】次いで、この積層体110の両端部にディ
ップ法などを用いて導電性ペーストを塗布する。さらに
積層体110を空気中にて約600℃で1時間焼成する
ことにより、外部電極120を形成する。ここで、導電
性ペーストとしては、内部電極形成用のものと同じ組成
のものを用いた。最後に、外部電極120にメッキ処理
を施し積層インダクタ100が得られる。
【0027】このような積層インダクタ100では、積
層体110の内層には第2フェライトシート116によ
り形成された低透磁率の非強磁性体層112が少なくと
も1つ以上形成されているので、積層体110内には、
該非強磁性体層112に分割された各強磁性体層111
においてそれぞれ閉磁路が形成される。すなわち、従来
の積層インダクタ100では、積層体内全体で1つの大
きな閉磁路が形成されていたが、本発明に係る積層イン
ダクタ100では、各強磁性体層111間で磁束の結合
が無くなり又は大幅に弱まるため、それぞれ各領域にお
いて小さな閉磁路が形成される。ここで、非強磁性体層
112により分割された各領域においては、コイルの巻
回数が全体の約(1/分割数)となるので、それぞれ発
生する磁界強度も約(1/分割数の二乗)となる。これ
により、従来の積層インダクタと比較して磁気飽和の生
じる重畳直流電流値を大きくすることができる。
【0028】また、非強磁性体層112に分割された各
領域におけるインダクタンス素子がそれぞれほぼ等しい
大きさの重畳直流電流により磁気飽和を生じるので、積
層インダクタ100は、通常の1つのインダクタンス素
子が有する直流重畳特性と同様の特性曲線を有するもの
となる。
【0029】本実施の形態に係る積層インダクタ100
の直流重畳特性について図4のグラフを参照して説明す
る。図4は、第1の実施の形態に係る積層インダクタの
直流重畳特性を示すグラフであり、横軸に重畳直流電
流、縦軸にインダクタンスをとっている。なお、図4で
は、本実施の形態に係る積層インダクタ100の特性を
実線で示すとともに、比較対象として従来の積層インダ
クタの特性を点線で示している。
【0030】図4から分かるように、本実施の形態に係
る積層インダクタ100は、従来のものと比較して高い
重畳直流電流を流しても磁気飽和による急激なインダク
タンスの低下を招くことがない。従って、例えばスイッ
チング電源回路におけるチョークコイルのように高い電
流を流す用途に好適なものとなる。なお、非強磁性体層
112により分割された各領域における磁界強度が従来
なものと比較して小さくなる結果、図4からも分かるよ
うに、積層インダクタ100のインダクタンスは小さな
ものとなる。しかしながら、分割数や内部電極の形成パ
ターン等を調整することにより所望のインダクタンスを
有するとともに、必要電流値までの直流重畳特性が良好
な積層インダクタを得ることができる。
【0031】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図5及び図6を参照して説明する。図5
は第2の実施の形態に係る積層インダクタの断面図、図
6は第2の実施の形態に係る積層体の分解斜視図であ
る。なお、図5と図6とでは、説明の便宜上コイルの巻
回数等が異なっている。
【0032】本実施の形態に係る積層インダクタ200
が、第1の実施の形態に係る積層インダクタ100と相
違する点は、積層体210の積層構造にある。他の構成
については第1の実施の形態と同様なので、ここでは相
違点のみ説明する。
【0033】この積層インダクタ200の積層体210
は、図5に示すように、Ni−Zn−Cu系のフェライ
ト材料からなり高透磁率を有する強磁性体層211と、
Ni−Zn−Cu系のフェライト材料からなり前記強磁
性体層211よりも小さい透磁率を有する非強磁性体層
212とを積層した構造となっている。非強磁性体層2
12は、積層体210の内層に形成されているとともに
外層側にも形成されている。また、積層体210の内層
に形成される複数の強磁性体層211はそれぞれほぼ等
しい厚みを有している。
【0034】すなわち積層体210は、図6に示すよう
に、高透磁率を有する第1フェライトシート215と、
第1フェライトシート215よりも透磁率の低い第2フ
ェライトシート216とを一体に積層した構造となって
いる。これにより、第1フェライトシート215が前記
強磁性体層211を形成し、第2フェライトシート21
6が非強磁性体層212を形成する。ここで、積層体2
10の外側の数枚(図では上層側の3枚及び下層側の2
枚)は、低透磁率の第2フェライトシート216であ
る。また、第2フェライトシート216に挟まれた第1
フェライトシート215は、それぞれ等しい枚数(図で
は4枚)が積層されている。これにより第1フェライト
シート215により形成される各強磁性体層211はそ
れぞれ等しい厚みを有する。
【0035】このような積層インダクタ200は、第2
フェライトシート216により形成された非強磁性体層
212を積層体210の外層に有しており、且つ、該非
強磁性体層212により分割された強磁性体層211は
それぞれほぼ等しい厚みを有するので、各強磁性体層2
11に生じる磁界強度を等しくすることができる。これ
により、確実に各強磁性体層211におけるインダクタ
ンス素子がそれぞれほぼ等しい大きさの重畳直流電流に
より磁気飽和を生じることになる。他の作用及び効果並
びに製造方法については第1の実施の形態と同様であ
る。
【0036】なお、第1及び第2の実施の形態では、積
層体の内層に形成する非強磁性体層として強磁性体層よ
りも透磁率の低い磁性体を用いたが、本発明はこれに限
定されるものではない。例えばZn−Cu系のフェライ
トからなる非磁性体(μ=1)を用いてもよい。なお、
この場合には、非強磁性体層の強磁性体層との境界面
に、強磁性体層からの拡散層が形成される。ここで、拡
散層をNiの磁性層比が10%以上の層と定義すると、
この拡散層は5μm以内となるように形成すると好まし
い。拡散により磁性材料特性が変動し、狙った電気的特
性を得ることができない場合があるからである。
【0037】さらに、第1及び第2の実施の形態では、
積層体の内層に2つの非強磁性体層を形成したが、すな
わち、2枚の第2フェライトシートを内層に積層するこ
とにより積層体内の強磁性体領域を3分割したが、本発
明はこれに限定されるものではない。すなわち、積層体
の内層に1つの非強磁性体層を形成し、換言すれば、1
枚の第2フェライトシートを内層に積層することにより
積層体内の強磁性体領域を2分割してもよい。さらに、
積層体の内層に3つ以上の非強磁性体層を形成し、換言
すれば、3枚以上の第2フェライトシートを内層に積層
することにより積層体内の強磁性体領域を4つ以上に分
割してもよい。
【0038】さらに、第1及び第2の実施の形態では、
積層インダクタの一例としてコイルを1つ有するものを
示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例
えば、コイルを複数有する積層インダクタアレイ、積層
トランス、積層コモンモードチョークコイルなどであっ
てもよい。さらに、積層体内にインダクタ以外の他の素
子(例えばコンデンサ)を有する積層LC複合部品、積
層フィルタなどであってもよい。
【0039】さらに、第1及び第2の実施の形態では、
積層体をシート積層法により形成したが印刷法により形
成してもよい。
【0040】さらに、第1及び第2の実施の形態では、
積層インダクタの有用な用途として電源回路におけるチ
ョークコイルを例示したが、本発明はこれに限定される
ものではない。他の電子回路(例えば信号系の回路)で
あっても本発明に係る積層インダクタは有用である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
積層体の内層には低透磁率の磁性体又は非磁性体からな
る第2絶縁体が少なくとも1つ以上積層されているの
で、積層体内には、前記第2絶縁体に分割された領域に
おいてそれぞれ閉磁路が形成される。すなわち、従来の
積層インダクタでは、積層体内全体で1つの大きな閉磁
路が形成されていたが、本発明に係る積層インダクタで
は、前記各分割領域間で磁束の結合が無くなり又は大幅
に弱まるため、それぞれ各領域において小さな閉磁路が
形成される。ここで、第2絶縁体により分割された各領
域においては、コイルの巻回数が全体の約(1/分割
数)となるので、それぞれ発生する磁界強度も約(1/
分割数の二乗)となる。これにより、従来の積層インダ
クタと比較して磁気飽和の生じる重畳直流電流値を大き
くすることができる。
【0042】また、第2絶縁体に分割された各領域にお
けるインダクタンス素子がそれぞれほぼ等しい大きさの
重畳直流電流により磁気飽和を生じるので、本発明に係
る積層インダクタは、通常の1つのインダクタンス素子
が有する直流重畳特性と同様の特性曲線を有するものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る積層インダクタの外観
斜視図
【図2】第1の実施の形態に係る積層インダクタの図1
におけるA−A’線矢視方向断面図
【図3】第1の実施の形態に係る積層体の分解斜視図
【図4】第1の実施の形態に係る積層インダクタの直流
重畳特性を示すグラフ
【図5】第2の実施の形態に係る積層インダクタの断面
【図6】第2の実施の形態に係る積層体の分解斜視図
【符号の説明】
100,200…積層インダクタ、110,210…積
層体、111,211…強磁性体層、112,212…
非強磁性体層、113,213…内部電極、115,2
15…第1フェライトシート、116,216…第2フ
ェライトシート、120,220…外部電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを形成する導体と絶縁体とを積層
    してなる積層体を備えた積層インダクタにおいて、 前記導体は、絶縁体の積層方向を軸方向とするコイルが
    形成されるように相互に接続され、 前記積層体は、高透磁率の磁性体からなる複数の第1絶
    縁体と、積層体の内層に配置され低透磁率の磁性体又は
    非磁性体からなる少なくとも1つ以上の第2絶縁体とを
    積層してなり、 前記第2絶縁体は、該第2絶縁体により積層方向に分割
    された各領域におけるインダクタ素子がそれぞれほぼ等
    しい大きさの重畳直流電流により磁気飽和を生じるよう
    に積層体内に配置されていることを特徴とする積層イン
    ダクタ。
  2. 【請求項2】 前記積層体は、前記第2絶縁体により外
    層が形成されているとともに、該第2絶縁体により積層
    方向に分割された各領域がそれぞれ等しい厚さの第1絶
    縁体により構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の積層インダクタ。
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