JP2007157983A - 積層インダクタ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F3/10Composite arrangements of magnetic circuits
    • H01F3/14Constrictions; Gaps, e.g. air-gaps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core

Abstract

【課題】 直流重畳特性を向上させることができ、しかも、インダクタンス値の低下を防ぐことができる積層インダクタを提供する。
【解決手段】 コイルの内側を通過する磁束を遮るように配された磁束通過抑制層11cによって磁束密度増加が抑制されるため、直流電流を印加した際における磁気飽和を抑えて直流重畳特性を向上させることができる。また、磁束通過抑制層11cのコイル中心部分の厚さを導体層近傍部分の厚さよりも薄くすることにより、磁束密度の低いコイル中心部分の磁気抵抗を低減して該磁気抵抗の影響によるインダクタンス値の低下を防ぐことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、積層インダクタに関する。
閉磁路型の積層インダクタはコイルを形成する複数の導体層が磁性体層を介して積層された構造を有するが、所定値以上の直流電流を印加すると磁気飽和によってインダクタンスが低下する現象を生じる。この現象は閉磁路型の積層インダクタを開磁路化することによって、具体的には、図20に示すように積層体1の磁性体層1bの間に非磁性の絶縁体層1cを介在させることによって改善が可能である。因みに、図20中の2は1対の外部電極、1aはコイルを構成する複数の導体層である。
特開昭56−155516号公報
磁性体層1bの間に非磁性の絶縁体層1cを介在させた図20の積層インダクタにあっては、非磁性の絶縁体層1cによって磁気飽和を抑えて直流重畳特性を向上させることができる。しかし、磁性体層1bの間に介在された非磁性の絶縁体層1cの厚さが均一であると、磁束密度の低いコイル中心部分においても磁気抵抗が高いために該磁気抵抗の影響でインダクタンス値が低下してしまう不具合がある。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、直流重畳特性を向上させることができ、しかも、インダクタンス値の低下を防ぐことができる積層インダクタを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、コイルを形成する複数の導体層が磁性体層を介して積層された構造を有する積層インダクタであって、コイルの内側を通過する磁束を遮るように少なくとも1つの磁束通過抑制層が設けられており、該磁束通過抑制層のコイル中心部分の厚さは導体層近傍部分の厚さよりも薄い、ことをその特徴とする。
この積層インダクタによれば、コイルの内側を通過する磁束を遮るように配された磁束通過抑制層によって磁束密度増加が抑制されるため、直流電流を印加した際における磁気飽和を抑えて直流重畳特性を向上させることができる。また、磁束通過抑制層のコイル中心部分の厚さを導体層近傍部分の厚さよりも薄くすることにより、磁束密度の低いコイル中心部分の磁気抵抗を低減して該磁気抵抗の影響によるインダクタンス値の低下を防ぐことができる。
本発明によれば、直流重畳特性を向上させることができ、しかも、インダクタンス値の低下を防ぐことができる積層インダクタを提供できる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
[第1実施形態]
図1〜図11は本発明の第1実施形態を示す。図1は積層インダクタの斜視図、図2は図1のa1−a1線断面図、図3は図1のa2−a2線断面図、図4は図1に示した積層体の分解斜視図、図5及び図6は図1に示した積層インダクタの製造プロセスの一部を示す部分斜視図及びa3−a3線断面図、図7は図1に示した積層インダクタの直流重畳特性を示す図、図8は図1に示した積層インダクタのインダクタンス変化率を示す図、図9及び図10は製造プロセスの変形例を示す部分斜視図及びa4−a4線断面図、図11は製造プロセスの他の変形例を示す断面図である。
まず、図1〜図3を参照して、積層インダクタ10の構造について説明する。
積層インダクタ10は、直方体形状の積層体11と、積層体11の長さ方向両端部に設けられたAg等の金属材料から成る外部電極12,12とを備える。
積層体11はコイルを構成する複数の導体層11aが磁性体層11bを介して積層された構造を有しており、該積層体11の積層方向中央には磁性体層11bの1つと置換する形態で磁束通過抑制層11cが介装されている。
ここで、積層体11の層構造を図4を参照して説明する。積層体11は、Ni−Zn−Cu系フェライト材料等から成る高透磁率の磁性体層S11〜S13,S15〜S18と、Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S11〜S13,S15〜S18よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S14とを含む。
磁性体層S11〜S13,S15〜S17の上側それぞれには、Ag等の金属材料から成るコ字形のコイル用導体層C11〜C13,C15〜C17が配されている。また、磁性体層S11〜S13,S15〜S16のそれぞれには、上側と下側のコイル用導体層を磁性体層S11〜S13,S15〜S16をそれぞれ介して接続するためのスルーホールH11〜H13,H15〜H16がコイル用導体層C11〜C13,C15〜C16の端部と重なるように形成されている。ここでのスルーホールH11〜H13,H15〜H16とは、磁性体層に予め形成した孔にコイル用導体層と同一材料を充填したものを指す。磁性体層S18は上下部のマージンを確保するためのもので、該磁性体層S18にはコイル導体及びスルーホールは形成されていない。
磁束通過抑制層S14の上側には、Ag等の金属材料から成るコ字形のコイル用導体層C14が配されている。また、磁束通過抑制層S14には、上側と下側のコイル用導体層と磁束通過抑制層S14を介して接続するためのスルーホールH14がコイル用導体層C14の端部と重なるように形成されている。ここでのスルーホールH14とは、磁性体層に予め形成した孔にコイル用導体層と同一材料を充填したものを指す。
コイル用導体層C11〜C17はスルーホールH11〜H16を介し接続されて螺旋状のコイルを構成する。コイルを構成する最上位のコイル用導体層C11と最下位のコイル用導体層C17には引出し部C11a,C17aが設けられていて、各引出し部C11a,C17aの一方は外部電極12,12の一方に接続され、他方は外部電極12,12の他方に接続されている。
図2及び図3から分かるように、前記磁束通過抑制層11cはコイル中心部分(薄肉部TP)の厚さが導体層近傍部分の厚さよりも薄く形成されている。詳しくは、磁束通過抑制層11cのコイル内側に存する部分の厚さは導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。具体的な数値例を挙げれば、各磁性体層11bの厚さが約15μmの場合、磁束通過抑制層11cの導体層近傍部分の厚さは約15μmでコイル中心の最も薄い部分の厚さは約10μmである。
次に、図5及び6を参照して、前記積層インダクタ10の製造プロセスについて説明する。因みに、製造プロセスの一部を示す図5及び6は積層体1個分に対応する部分のみを示すものである。
製造に際しては、Ni−Zn−Cu系フェライト材料等から成る高透磁率の磁性体層S11〜S13,S15〜S18を構成するための第1フェライトシート(図示省略)を作製する。
具体的には、FeO2 ,CuO,ZnO,NiOを主材料とする仮焼粉砕後のフェライト微粉末にエチルセルロース,テピネオールを加え、これらを混練して第1フェライトペーストを得た後、この第1フェライトペーストをドクターブレード法等の手法によってシート化して第1フェライトシートを得る。
また、Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S11〜S13,S15〜S18よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S14を構成するための第2フェライトシートF11(図6(C)参照)を作製する。
具体的には、FeO2 ,CuO,ZnOを主材料とする仮焼粉砕後のフェライト微粉末にエチルセルロース,テピネオールを加え、これらを混練して第2フェライトペーストを得た後、この第2フェライトペーストをドクターブレード法等の手法によってシート化してベース層F11a(図5参照)を得る。そして、第2フェライトペーストをスクリーン印刷用マスクM11(図5参照)を用いてベース層F11aの一方の主面上に印刷して所定の印刷パターンF11b(図6(A)及び図6(B)参照)を得る。このマスクM11はメッシュM11aのコイル内側部分に対応する領域にペースト通過を妨げる同心状の複数の環状マスクパターンM11bを有しており、印刷により得られる印刷パターンF11bはコイル内側部分に対応する領域に位置する同心状の複数の環状部分を含み、各環状部分の隣接距離がコイル中心部分に向かって徐々に大きくなり、且つ、各環状部分のペースト量がコイル中心部分に向かって徐々に少なくなるパターンとなる(図6(A)及び図6(B)参照)。そして、印刷パターンF11bを自らの粘性及び流動性によってレベリングさせると共にベース層F11aと一体化させて第2フェライトシートF11を得る(図6(C)参照)。図6(C)から分かるように、第2フェライトシートF11のコイル内側部分に対応する領域はその厚さがコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。
そして、第1フェライトシートと第2フェライトシートF11に金型による打ち抜きやレーザ加工による穿孔等の手法によってスルーホールを所定配列で形成する。そして、スルーホール形成後の第1フェライトシート上と第2フェライトシートF11上にスクリーン印刷等の手法によって導電ペーストを所定パターンで印刷する。ここでの導電ペーストには例えばAgを主成分とした金属ペーストが用いられる。
そして、導電ペースト印刷後の第1フェライトシートと第2フェライトシートF11を、シート間の導電ペーストパターンがスルーホールを介して互いに接続され螺旋状のコイルが構成されるように積層圧着してシート積層体を得る。ここでは第1フェライトシートと第2フェライトシートF11を図4を引用して説明した層構造が得られる順序で積層する。
そして、シート積層体を単位寸法に切断して積層体を得る。そして、積層体を空気中にて約500℃で1時間加熱してバインダ成分を除去し、バインダ成分除去後の積層体を空気中にて800〜900℃で2時間焼成する。
そして、焼成後の積層体の両端部にディップ法等の手法によって導電ペーストを塗布する。ここでの導電ペーストには例えばAgを主成分とした前記同様の金属ペーストが用いられる。そして、導電ペースト塗布後の積層体を空気中にて約600℃で1時間焼成して外部電極を得る。そして、各外部電極にメッキ処理を施す。
次に、図7及び図8を参照して、前記積層インダクタ10の直流重畳特性とインダクタンス変化率について説明する。
因みに、図7及び図8に示した比較例は図20に示した積層インダクタに相当するものであって、コイル用導体層1aはAg等の金属材料から成り、磁性体層1bはNi−Zn−Cu系フェライト材料等から成り、非磁性の絶縁体層1cはZn−Cu系フェライト材料等から成る。また、非磁性の絶縁体層1cの厚さは均一であり、各磁性体層1bの厚さが約15μmの場合、非磁性の絶縁体層1cの導体層近傍部分の厚さは約15μmでコイル中心部分の厚さも約15μmである。この比較例の積層インダクタの製造プロセスは、第2フェライトシートとして均一厚さのものを作製した点以外は、前記積層インダクタ10の製造プロセスと同じである。
図7は横軸が重畳直流電流(mA)で縦軸がインダクタンス値(μH)のグラフであり、前記積層インダクタ10の直流重畳特性を実線で示し、比較例の積層インダクタの直流重畳特性を破線で示してある。同図から分かるように、前記積層インダクタ10にあっては10mAを基準とした直流電流域において比較例の積層インダクタよりも直流重畳特性が改善されている。
図8は横軸が重畳直流電流(mA)で縦軸がインダクタンス値の変化率(%)のグラフであり、前記積層インダクタ10の直流重畳特性を実線で示し、比較例の積層インダクタの直流重畳特性を破線で示してある。同図から分かるように、前記積層インダクタ10にあっては10mAを基準とした直流電流域において比較例の積層インダクタよりもインダクタンス変化率が改善されている。
前述の積層インダクタ10にあっては、コイルの内側を通過する磁束を遮るように配された磁束通過抑制層11cによって磁束密度増加が抑制されているため、直流電流印加時における磁気飽和を抑えて直流重畳特性を向上させることができる。換言すれば、磁気飽和によってインダクタンスが低下する直流電流値を高値にシフトすることができる。
また、磁束通過抑制層11cのコイル中心部分の厚さを導体層近傍部分の厚さよりも薄くすることにより、直流電流印加時における導体層近傍部分の磁気飽和を抑えつつ同時にコイル中心部分の磁気抵抗を下げることができるので、磁気抵抗の影響によるインダクタンス値の低下を防いで直流重畳特性及びインダクタンス変化率をさらに改善することができる。特に、磁束通過抑制層11cのコイル内側に存する部分の厚さを導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くすることにより、コイル内側を通る磁束の密度分布に見合った磁気抵抗分布を確保してインダクタンス値の低下を効果的に防ぐことができる。
次に、図9及び図10を参照して、先に述べた製造プロセスの変形例、具体的には第2フェライトシートの作製手順の変形例について説明する。
Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S11〜S13,S15〜S18よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S14を構成するための第2フェライトシートF12(図10(C)参照)を作製するときには、前記と同じ第2フェライトペーストをドクターブレード法等の手法によってシート化してベース層F12a(図9参照)を得る。そして、前記と同じ第2フェライトペーストをスクリーン印刷用マスクM12(図9参照)を用いてベース層F12aの一方の主面上に印刷して所定の印刷パターンF12b(図10(A)及び図10(B)参照)を得る。このマスクM12はメッシュM12aのコイル内側部分に対応する領域の中心部にペースト通過を妨げる略楕円形のマスクパターンM12bを有しており、印刷により得られる印刷パターンF12bはコイル内側部分に対応する領域の中心部に略楕円形の孔を含むパターンとなる(図10(A)及び図10(B)参照)。そして、印刷パターンF12bを自らの粘性及び流動性によってレベリングさせると共にベース層F12aと一体化させて第2フェライトシートF12を得る(図10(C)参照)。図10(C)から分かるように、第2フェライトシートF12のコイル内側部分に対応する領域はその厚さがコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。
次に、図11を参照して、先に述べた製造プロセスの他の変形例、具体的には第2フェライトシートの作製手順の他の変形例について説明する。
Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S11〜S13,S15〜S18よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S14を構成するための第2フェライトシートF13(図11(C)参照)を作製するときには、PET(ポリエチレンテレフタレート)等から成るキャリアフィルムCFを用意する(図11(A)参照)。このキャリアフィルムCFはコイル内側部分に対応する領域に厚さ方向で上向きに湾曲した湾曲部CFaを有する。そして、キャリアフィルムCF上に前記と同じ第2フェライトペーストをドクターブレード法等の手法によって塗工する(図11(B)参照)。そして、塗工フェライトペーストF13aを乾燥させた後にこれからキャリアフィルムCFを剥離して第2フェライトシートF13を得る(図11(C)参照)。図11(C)から分かるように、第2フェライトシートF13のコイル内側部分に対応する領域はその厚さが導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。
尚、前述の説明では、積層体11に単一の磁束通過抑制層11cを設けたものを示したが、2以上の磁束通過抑制層11cを積層方向で隣接して設けたり、或いは、2以上の磁束通過抑制層11cを積層方向で間隔をおいて設けるようにしても、前記同様の作用効果を得ることができる。
[第2実施形態]
図12〜図17は本発明の第2実施形態を示す。図12は積層インダクタの斜視図、図13は図12のb1−b1線断面図、図14は図12のb2−b2線断面図、図15は図12に示した積層体の分解斜視図、図16及び図17は図12に示した積層インダクタの製造プロセスの一部を示す部分斜視図及びb3−b3線断面図、図18及び図19は製造プロセスの変形例を示す部分斜視図及びb4−b4線断面図である。
まず、図12〜図14を参照して、積層コンデンサ20の構造について説明する。
積層インダクタ20は、直方体形状の積層体21と、積層体21の長さ方向両端部に設けられたAg等の金属材料から成る外部電極22,22とを備える。
積層体21はコイルを構成する複数の導体層21aが磁性体層21bを介して積層された構造を有しており、該積層体21の積層方向中央の導体層21aの内側には該導体層21aの内側形状と等しい形状で磁束通過抑制層21cが介装されている。
ここで、積層体21の層構造を図15を参照して説明する。積層体21は、Ni−Zn−Cu系フェライト材料等から成る高透磁率の磁性体層S21〜S28と、Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S21〜S28よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S29とを含む。
磁性体層S21〜S27の上側それぞれには、Ag等の金属材料から成るコ字形のコイル用導体層C21〜C27が配されている。また、磁性体層S21〜S26のそれぞれには、上側と下側のコイル用導体層を磁性体層S21〜S26をそれぞれ介して接続するためのスルーホールH21〜H26がコイル用導体層C21〜C26の端部と重なるように形成されている。ここでのスルーホールH21〜H26とは、磁性体層に予め形成した孔にコイル用導体層と同一材料を充填したものを指す。磁性体層S28は上下部のマージンを確保するためのもので、該磁性体層S28にはコイル導体及びスルーホールは形成されていない。
磁束通過抑制層S29は磁性体層S24の上側に存するコイル用導体層C24の内側に配されている。磁束通過抑制層S29の形状はコイル用導体層C24の内側形状と等しく、その最大厚さはコイル用導体層C24の厚さと等しい。
コイル用導体層C21〜C27はスルーホールH21〜H26を介し接続されて螺旋状のコイルを構成する。コイルを構成する最上位のコイル用導体層C21と最下位のコイル用導体層C27には引出し部C21a,C27aが設けられていて、各引出し部C21a,C27aの一方は外部電極22,22の一方に接続され、他方は外部電極22,22の他方に接続されている。
図13及び図14から分かるように、前記磁束通過抑制層21cはコイル中心部分(薄肉部TP)の厚さが導体層近傍部分の厚さよりも薄く形成されている。詳しくは、磁束通過抑制層21cの厚さは導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。具体的な数値例を挙げれば、各導体層21aの厚さが約15μmの場合、磁束通過抑制層21cの導体層近傍部分の厚さは約15μmでコイル中心の最も薄い部分の厚さは約10μmである。
次に、図16及び図17を参照して、前記積層インダクタ20の製造プロセスについて説明する。因みに、製造プロセスの一部を示す図16及び17は積層体1個分に対応する部分のみを示すものである。
製造に際しては、Ni−Zn−Cu系フェライト材料等から成る高透磁率の磁性体層S21〜S28を構成するためのフェライトシート(図示省略)を作製する。
具体的には、FeO2 ,CuO,ZnO,NiOを主材料とする仮焼粉砕後のフェライト微粉末にエチルセルロース,テピネオールを加え、これらを混練して第1フェライトペーストを得た後、この第1フェライトペーストをドクターブレード法等の手法によってシート化してフェライトシートを得る。
そして、フェライトシートに金型による打ち抜きやレーザ加工による穿孔等の手法によってスルーホールを所定配列で形成する。そして、スルーホール形成後のフェライトシート上にスクリーン印刷等の手法によって導電ペーストを所定パターンで印刷する。ここでの導電ペーストには例えばAgを主成分とした金属ペーストが用いられる。
そして、前記フェライトシートのうち磁性体層S24を構成するためのフェライトシートF21上の導電ペーストパターンD21の内側に、Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S21〜S28よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S29を構成するためのフェライト層L21(図17(C)参照)を形成する。
具体的には、FeO2 ,CuO,ZnOを主材料とする仮焼粉砕後のフェライト微粉末にエチルセルロース,テピネオールを加え、これらを混練して第2フェライトペーストを得た後、この第2フェライトペーストをスクリーン印刷用マスクM21(図16参照)を用いてフェライトシートF21上の導電ペーストパターンD21の内側に印刷して所定の印刷パターンL21a(図17(A)及び図17(B)参照)を得る。このマスクM21はメッシュM21aのコイル内側部分に対応する領域にペースト通過を妨げる同心状の複数の環状マスクパターンM21bを有すると共にコイル外側部分に対応する領域にペースト通過を妨げるマスクパターン(符号無し)を有しており、印刷により得られる印刷パターンL21aは導電ペーストパターンD21の内側に同心状の複数の環状部分を含み、各環状部分の隣接距離がコイル中心部分に向かって徐々に大きくなり、且つ、各環状部分のペースト量がコイル中心部分に向かって徐々に少なくなるパターンとなる(図17(A)及び図17(B)参照)。そして、印刷パターンL21aを自らの粘性及び流動性によってレベリングさせてフェライト層L21を得る(図17(C)参照)。図17(C)から分かるように、フェライト層L21はその厚さが導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。
そして、フェライト層形成後のフェライトシートF21と他のフェライトシートを、シート間の導電ペーストパターンがスルーホールを介して互いに接続され螺旋状のコイルが構成されるように積層圧着してシート積層体を得る。ここではフェライト層形成後のフェライトシートF21と他のフェライトシートを図15を引用して説明した層構造が得られる順序で積層する。
そして、シート積層体を単位寸法に切断して積層体を得る。そして、積層体を空気中にて約500℃で1時間加熱してバインダ成分を除去し、バインダ成分除去後の積層体を空気中にて800〜900℃で2時間焼成する。
そして、焼成後の積層体の両端部にディップ法等の手法によって導電ペーストを塗布する。ここでの導電ペーストには例えばAgを主成分とした前記同様の金属ペーストが用いられる。そして、導電ペースト塗布後の積層体を空気中にて約600℃で1時間焼成して外部電極を得る。そして、各外部電極にメッキ処理を施す。
前述の積層インダクタ20にあっては、コイルの内側を通過する磁束を遮るように配された磁束通過抑制層21cによって磁束密度増加が抑制されているため、直流電流印加時における磁気飽和を抑えて直流重畳特性を向上させることができる。換言すれば、磁気飽和によってインダクタンスが低下する直流電流値を高値にシフトすることができる。
また、磁束通過抑制層21cのコイル中心部分の厚さを導体層近傍部分の厚さよりも薄くすることにより、直流電流印加時における導体層近傍部分の磁気飽和を抑えつつ同時にコイル中心部分の磁気抵抗を下げることができるので、磁気抵抗の影響によるインダクタンス値の低下を防いで直流重畳特性及びインダクタンス変化率をさらに改善することができる。特に、磁束通過抑制層21cの厚さを導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くすることにより、コイル内側を通る磁束の密度分布に見合った磁気抵抗分布を確保してインダクタンス値の低下を効果的に防ぐことができる。
次に、図18及び図19を参照して、先に述べた製造プロセスの変形例、具体的にはフェライト層の形成手順の変形例について説明する。
Zn−Cu系フェライト材料等から成り磁性体層S21〜S28よりも透磁率が低い磁束通過抑制層S29を構成するためのフェライト層L22(図19(C)参照)を形成するときには、前記と同じ第2フェライトペーストをスクリーン印刷用マスクM22(図18参照)を用いてフェライトシートF21上の導電ペーストパターンD21の内側に印刷して所定の印刷パターンL22a(図19(A)及び図19(B)参照)を得る。このマスクM22はメッシュM22aのコイル内側部分に対応する領域の中心部にペースト通過を妨げる略楕円形のマスクパターンM22bを有すると共にコイル外側部分に対応する領域にペースト通過を妨げるマスクパターン(符号無し)を有しており、印刷により得られる印刷パターンL22aは導電ペーストパターンD21の内側に位置し、且つ、その中心部に略楕円形の孔を含むパターンとなる(図19(A)及び図19(B)参照)。そして、印刷パターンL22aを自らの粘性及び流動性によってレベリングさせてフェライト層L22を得る(図19(C)参照)。図19(C)から分かるように、フェライト層L22はその厚さが導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている。
尚、前述の説明では、積層体21に単一の磁束通過抑制層21cを設けたものを示したが、2以上の磁束通過抑制層21cを積層方向で隣接して設けたり、或いは、2以上の磁束通過抑制層21cを積層方向で間隔をおいて設けるようにしても、前記同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態を示す積層インダクタの斜視図である。 図1のa1−a1線断面図である。 図1のa2−a2線断面図、図4は 図1に示した積層体の分解斜視図である。 図1に示した積層インダクタの製造プロセスの一部を示す部分斜視図である。 図1に示した積層インダクタの製造プロセスの一部を示す部分斜視図及びa3−a3線断面図である。 図1に示した積層インダクタの直流重畳特性を示す図である。 図1に示した積層インダクタのインダクタンス変化率を示す図である。 製造プロセスの変形例を示す部分斜視図である。 製造プロセスの変形例を示す部分斜視図及びa4−a4線断面図である。 製造プロセスの他の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示す積層インダクタの斜視図である。 図12のb1−b1線断面図である。 図12のb2−b2線断面図である。 図12に示した積層体の分解斜視図である。 図12に示した積層インダクタの製造プロセスの一部を示す部分斜視図である。 図12に示した積層インダクタの製造プロセスの一部を示す部分斜視図及びb3−b3線断面図である。 製造プロセスの変形例を示す部分斜視図である。 製造プロセスの変形例を示す部分斜視図及びb4−b4線断面図である。 従来例を示す積層インダクタの断面図である。
符号の説明
10…積層インダクタ、11…積層体、11a…導体層、11b…磁性体層、11c…磁束通過抑制層、12…外部電極、20…積層インダクタ、21…積層体、21a…導体層、21b…磁性体層、21c…磁束通過抑制層、22…外部電極。

Claims (4)

  1. コイルを形成する複数の導体層が磁性体層を介して積層された構造を有する積層インダクタであって、
    コイルの内側を通過する磁束を遮るように少なくとも1つの磁束通過抑制層が設けられており、該磁束通過抑制層のコイル中心部分の厚さは導体層近傍部分の厚さよりも薄い、
    ことを特徴とする積層インダクタ。
  2. 磁束通過抑制層の厚さは導体層近傍部分からコイル中心部分に向かって徐々に薄くなっている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層インダクタ。
  3. 磁束通過抑制層は少なくとも1つの磁性体層と置換する形態で設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の積層インダクタ。
  4. 磁束通過抑制層は少なくとも1つの導体層の内側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の積層インダクタ。
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