JP2012038806A - 積層型コイル - Google Patents

積層型コイル Download PDF

Info

Publication number
JP2012038806A
JP2012038806A JP2010175424A JP2010175424A JP2012038806A JP 2012038806 A JP2012038806 A JP 2012038806A JP 2010175424 A JP2010175424 A JP 2010175424A JP 2010175424 A JP2010175424 A JP 2010175424A JP 2012038806 A JP2012038806 A JP 2012038806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
laminated
outer peripheral
coil pattern
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010175424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5482554B2 (ja
Inventor
Keisuke Iwasaki
恵介 岩崎
Kazuyoshi Uchiyama
一義 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010175424A priority Critical patent/JP5482554B2/ja
Priority to TW100121956A priority patent/TWI431646B/zh
Priority to KR1020110065496A priority patent/KR101247231B1/ko
Priority to US13/196,563 priority patent/US8159322B2/en
Priority to CN201110229134.7A priority patent/CN102376440B/zh
Publication of JP2012038806A publication Critical patent/JP2012038806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5482554B2 publication Critical patent/JP5482554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0033Printed inductances with the coil helically wound around a magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/004Printed inductances with the coil helically wound around an axis without a core

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】 コイルパターンの径を大きくし、かつ積層体の外周面に絶縁膜を形成した積層型コイルにおいて、絶縁性をより確実にする。
【解決手段】 積層型コイル100は、絶縁層1と、コイルパターン2とが、所望の順番に積層され、一体化されてなる積層体3と、層の異なるコイルパターン2が相互に接続されて形成されたコイル5と、積層体3の両端に形成された1対の外部電極6a、6bと、積層体3の外周面に形成された絶縁膜7とを備え、コイルパターン2の少なくとも1つは、外周縁の少なくとも一部分が、絶縁層1の外周縁に接しているが、絶縁層1の4つの角部Cには接しないようにした。すなわち、コイルパターン非形成部Nを設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、積層型コイルにかかり、さらに詳しくは、コイルパターンの径を大きくし、かつ積層体の外周面に絶縁膜を形成した積層型コイルに関する。
近時、電気・電子分野において、小型化が可能で、量産性にも優れる、積層型コイルが多く使用されている。この積層型コイルは、複数の絶縁層と、複数のコイルパターンとを、所望の順番に積層し、一体化し、コイルパターンを順に接続することにより、積層体の内部にコイルを形成したものである。コイルパターンの外周縁は、一般に、積層体の外周面に露出することがないよう、絶縁層の外周縁よりも内側に、ギャップを設けて形成される。なお、絶縁層には、磁性体または非磁性体が用いられる。
この積層型コイルにおいて、コイルパターンを大きくすることにより、コイル特性を向上できることが知られている。
たとえば、絶縁層が磁性体からなる磁芯型の積層型コイルにおいて、コイルパターンの幅を同一に保ったまま、コイルパターンの内径および外形を大きくすると、コイルの直流重畳特性を向上させることができる。
また、絶縁層が非磁性体からなる空芯型の積層型コイルにおいて、コイルパターンの幅を同一に保ったまま、コイルパターンの内径および外形を大きくすると、コイルのQ値を大きくすることができる。
また、磁芯型および空芯型の積層型コイルにおいて、内径を同一に保ったまま、コイルパターンの幅を大きく(外径を大きく)すると、コイルパターンの直流抵抗を小さくすることができ、コイルのQ値を大きくすることができる。
しかしながら、積層型コイルにおいて、コイルパターンを大きくすると、積層体の全体形状が大きくなってしまうという問題がある。
そこで、特許文献1(特開2000‐133521号公報)では、この問題を解決したものとして、コイルパターンは大きくするが、コイルパターンの外周縁と絶縁層の外周縁のギャップを零にすることにより、積層体の全体形状を大きくすることを回避した積層型コイルが提案されている。そして、コイルパターンが積層体の外周面に露出する問題については、積層体の外周面に、絶縁性樹脂からなる絶縁膜を形成することにより解決している。
図5〜7に、特許文献1に開示された積層型コイル300を示す。ただし、図5は斜視図、図6(A)は図5の鎖線X‐X部分の断面図、図6(B)は図5の鎖線Y‐Y部分の断面図、図7は分解斜視図である。なお、図7においては、外部電極と絶縁膜の図示を省略している。
図5〜7に示すように、積層型コイル300は、磁性体または非磁性体からなる矩形状の絶縁層101と、コイルパターン102とが、所望の順番に積層され、一体化されて積層体103が形成されている。コイルパターン102は、径が大きく形成されており、外周縁が、全周にわたり、絶縁層101の外周縁に接している。すなわち、コイルパターン102の外周縁と、絶縁層101の外周縁との間のギャップは、零になっている。そして、コイルパターン102が、絶縁層101を貫通して形成されたビアホール導体104aを介して接続されて、積層体103内にコイル105が形成されている。なお、積層体103の両端近傍にはコイルパターン102は積層されず、コイル105を外部に引出すためのビアホール導体104bが形成された複数の絶縁層101が積層されている。
そして、積層体103の両端には、1対の外部電極106a、106bが形成され、外部電極106aはコイル105の一方の端部に、外部電極106bはコイル105の他方の端部に、それぞれ接続されている。また、積層体103の外周面には、絶縁性樹脂からなる絶縁膜107が形成されている。絶縁膜107は、積層体103の外周面に露出したコイルパターン102の外周縁を、外部から絶縁するために設けられたものである。
なお、かかる構造からなる積層型コイル300において、絶縁層101を磁性体で形成した場合、コイルは磁芯型となるが、コイルパターン102の外周縁が積層体103の外周面に達しているため、開磁路型のコイルとなる。したがって、磁気飽和が起こりにくく、直流電流が流れた時のインダクタンスの低下が抑えられ、直流重畳特性が改善されたものになる。
この従来の積層型コイル300は、たとえば、次の方法で製造される。
多数個の積層型コイル300を一括して製造するために、絶縁層101のもととなる、複数枚の、セラミックなどからなるマザーグリーンシート(図示せず)を準備する。そして、各マザーグリーンシートに、複数個の積層型コイル300用の、ビアホール導体104aまたは104bと、必要に応じてコイルパターン102とを形成する。ビアホール導体104a、104bは、たとえば、マザーグリーンシートに予め形成した孔に導電性ペーストを埋め込むことにより形成する。コイルパターン102は、たとえば、マザーグリーンシートの表面に、導電性ペーストを所定の形状にスクリーン印刷することにより形成する。
次に、所定のビアホール導体104a、104b、コイルパターン102が形成されたマザーグリーンシートを、所定の順番に積層し、加圧したうえ、所定のプロファイルで焼成して、複数の積層体103を含んだ積層体ブロックを形成する。そして、積層体ブロックを、複数の積層体103にカットする。
次に、積層体103の外周面に絶縁膜107を形成し、さらに積層体103の両端面に外部電極106a、106bを形成して、積層型コイル300は完成する。絶縁膜107は、たとえば、熱硬化性のエポキシ樹脂を浸漬(ディップ)や印刷により塗布し、加熱して硬化させることにより形成する。外部電極106a、106bは、たとえば、積層体103の端部を導電性ペーストに浸漬し、導電性ペーストを塗布し、焼付けることにより形成する。外部電極106a、106bは、さらに、めっきにより外層が形成される場合もある。
特開2000‐133521号公報
上述した従来の積層型コイル300は、上述した構造とすることにより、全体形状を大きくすることなく、コイルパターンを大きくし、コイル特性の向上をはかることが可能になっている。
しかしながら、従来の積層型コイル300には、次のような問題があった。すなわち、積層型コイル300は、積層体103の外周面に絶縁膜107を形成するが、図6(B)に示すように、積層体103の稜線部分、いいかえれば絶縁層101の4つの角部Cにおいて、絶縁膜107の付着が不十分となり、コイルパターン102が外部に露出してしまうことがあった。上述のとおり、絶縁膜107は、エポキシ樹脂を塗布し、加熱して硬化させる方法などにより形成するが、塗布したエポキシ樹脂が、表面張力により、積層体103の外周面中央に移動してしまい、積層体103の稜線部分において不足してしまうことがあった。
そして、コイルパターン102が、積層体103の稜線部分において絶縁膜107から露出すると、積層型コイル300は、絶縁が部十分な不良品になってしまうことがあった。あるいは、外部電極106a、106bの外層をめっきにより形成する場合には、この部分でめっきが成長してしまい、不良品になってしまうことがあった。
本発明の積層型コイルは、上述した従来の問題を解決するためになされたものである、その手段として、本発明の積層型コイルは、矩形状の絶縁層と、コイルパターンとが、それぞれ複数、交互に積層され、一体化されてなる積層体と、コイルパターンが相互に接続されて、積層体の内部に形成されたコイルと、積層体の両端に形成され、コイルの両端とそれぞれ接続された1対の外部電極と、積層体の外周面に形成された絶縁膜とを備え、コイルパターンの少なくとも1つは、外周縁の少なくとも一部分が、絶縁層の外周縁に接しているが、絶縁層の4つの角部には接しないようにした。すなわち、絶縁層の4つの角部近傍に、コイルパターン非形成部を設けた。
本発明の積層型コイルは、上述した構成としたことにより、全体形状を大きくすることなく、コイルパターンを大きくして、コイル特性の向上をはかることができ、しかも、コイルパターンが特に積層体の稜線部分において外部に露出することがないため、絶縁不良で不良品となることがない。
なお、コイルパターンを大きくすることにより、次のコイル特性が向上する。磁芯型の積層型コイルにおいて、コイルパターンの幅を同一に保ったまま、コイルパターンの内径および外径を大きくすると、コイルの直流重畳特性が向上する。空芯型の積層型コイルにおいて、コイルパターンの幅を同一に保ったまま、コイルパターンの内径および外径を大きくすると、コイルのQ値を大きくすることができる。磁芯型および空芯型の積層型コイルにおいて、内径を同一に保ったまま、コイルパターンの幅を大きく(外径を大きく)すると、コイルパターンの直流抵抗を小さくすることができ、コイルのQ値を大きくすることができる。
本発明の実施形態にかかる積層型コイル100を示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる積層型コイル100を示す断面図であり、図1の鎖線X‐X部分を示す。 本発明の実施形態にかかる積層型コイル100を示す分解斜視図である。なお、図3においては、外部電極6a、6bと絶縁膜7との図示を省略している。 本発明の変形例にかかる積層型コイル200を示す断面図である。 従来の積層型コイル300を示す斜視図である。 図6(A)は、従来の積層型コイル300を示す断面図であり、図5の鎖線X‐X部分を示す。図6(B)は、従来の積層型コイル300を示す断面図であり、図5の鎖線Y‐Y部分を示す。 従来の積層型コイル300を示す分解斜視図である。なお、図7においては、外部電極106a、106bと絶縁膜107との図示を省略している。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。
[実施形態]
図1〜3に、本発明の実施形態にかかる積層型コイル100を示す。ただし、図1は斜視図、図2は図1の鎖線X‐X部分の断面図、図3は分解斜視図である。なお、図3においては、外部電極6a、6bと絶縁膜7の図示を省略している。
図1〜3に示すように、積層型コイル100は、矩形状の絶縁層1と、略コの字状のコイルパターン2とが、交互に積層され、一体化されて積層体3が形成されている。積層体3の大きさは任意であるが、たとえば、縦0.6mm、横1.0mm、長さ1.9mmとする。
絶縁層1には、たとえば、フェライトなどの磁性体や、誘電体セラミックなどの非磁性体を用いることができる。絶縁層1に磁性体を用いた場合には、積層型コイル100は磁芯型になる。絶縁層1に非磁性体を用いた場合には、積層型コイル100は空芯型になる。絶縁層1の大きさは任意であるが、たとえば、縦0.6mm、横1.0mm、厚さ40μmとする。
コイルパターン2には、たとえば、銀、パラジウム、銅、金、銀パラジウムなどを用いることができる。コイルパターン2の幅の大きさは任意であるが、たとえば、100μmとする。
コイルパターン2は、外周縁が、絶縁層1の外周縁に接している。すなわち、コイルパターン2の外周縁と、絶縁層1の外周縁との間のギャップは、零になっている。しかしながら、コイルパターン2は、絶縁層1の4つの角部Cには接していない。すなわち、絶縁層1の4つの角部C近傍には、それぞれ、コイルパターン非形成部Nが設けられている。コイルパターン非形成部Nは、たとえば、直角二等辺三角形からなる。なお、二等辺三角形の二等辺の長さは任意であるが、たとえば、80μmとする。ただし、この二等辺の長さは、後で説明する絶縁膜7の厚みにもよるが、50μm以上であることが好ましい。
そして、コイルパターン2が、絶縁層1を貫通して形成されたビアホール導体4aを介して接続されて、積層体3内にコイル5が形成されている。なお、積層体3の両端近傍にはコイルパターン2は積層されず、コイル5を外部に引出すためのビアホール導体4bが形成された複数の絶縁層1が積層されている。
そして、積層体3の両端には、1対の外部電極6a、6bが形成され、外部電極6aはコイル5の一方の端部に、外部電極6bはコイル5の他方の端部に、それぞれ接続されている。外部電極6a、6bには、たとえば、銅、銀、ニッケルなどを用いることができる。また、外部電極6a、6bは、単層に限らず、材料を変えて、多層に形成することもできる。
また、積層体3の外周面には、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂からなる絶縁膜7が形成されている。絶縁膜7の厚みは、積層体3の大きさにもよるが、積層体3の外周面の中央付近において、たとえば、50〜100μm程度になる。しかしながら、積層体3の稜線部分、いいかえれば絶縁層1の4つの角部C近傍において、従来と同様に、絶縁膜7の厚みは小さくなっている。しかしながら、上述のとおり、絶縁層1の4つの角部C近傍にはコイルパターン非形成部Nが設けられているため、この部分からコイルパターン2が積層体3の側面部に露出することはない。したがって、この部分の絶縁膜7の厚みが小さくても、積層型コイル100の絶縁性が低下することはない。
かかる構造からなる、本発明の実施形態にかかる積層型コイル100は、たとえば、次の方法で製造される。
まず、多数個の積層型コイル100を一括して製造するために、絶縁層1のもととなる、複数枚の、マザーグリーンシート(図示せず)を準備する。マザーグリーンシートは、磁性体または非磁性体と結合材などを混練して作成したスラリー状の原料を、ドクターブレードなどを用いて、シート状にしたものである。
次に、各マザーグリーンシートに、複数個の積層型コイル100用の、ビアホール導体4aまたは4bと、必要に応じてコイルパターン2とを形成する。ビアホール導体4a、4bは、たとえば、マザーグリーンシートに予め形成した孔に導電性ペーストを埋め込むことにより形成する。コイルパターン2は、たとえば、マザーグリーンシートの表面に、導電性ペーストを所定の形状にスクリーン印刷することにより形成する。
次に、所定のビアホール導体4a、4b、コイルパターン2が形成されたマザーグリーンシートを、所定の順番に積層し、加圧したうえ、所定のプロファイルで焼成して、複数の積層体3を含んだ積層体ブロックを形成する。
次に、積層体ブロックを、複数の積層体3にカットする。なお、各積層体3へのカットは、上記焼成の前におこなっても良い。
次に、積層体3の外周面に絶縁膜7を形成する。絶縁膜7は、積層体3の外周面に、たとえば、熱硬化性のエポキシ樹脂を、浸漬(ディップ)や印刷により塗布し、加熱して硬化させることにより形成する。
次に、積層体3の両端面に外部電極6a、6bを形成する。外部電極6a、6bは、たとえば、積層体3の端部を導電性ペーストに浸漬して、導電性ペーストを塗布し、焼付けることにより形成する。さらに、その上に、めっきなどにより、外層を形成するようにしても良い。なお、積層体3への、絶縁膜7の形成と、外部電極6a、6bの形成とは、順番を入れ替えても良い。
以上、本発明の実施形態にかかる積層型コイル100、および、その製造方法の一例について説明した。しかしながら、本発明がこれらの内容に限定されることはなく、発明の主旨に沿って、種々の変更をなすことができる。
たとえば、絶縁層1やコイルパターン2の、形状、大きさ、層数などは任意であり、上記の内容には限定されない。
また、上記においては、積層型コイル100は、コイルパターン2の接続をビアホール導体4a、コイル5の外部への引出をビアホール導体4bによりおこない、グリーンシートを用いたシート積層工法とよばれる方法により製造しているが、絶縁体の絶縁性ペーストと、コイルパターンの導電性ペーストとを、交互に、印刷して塗り重ねてゆく、印刷積層工法とよばれる方法で積層型コイルを製造する場合には、ビアホール導体は省略することができる。
[変形例]
図4に、本発明の変形例にかかる積層型コイル200を示す。ただし、図4は、積層型コイル200の断面図である。
積層型コイル200は、上述した実施形態にかかる積層型コイル100のコイルパターン2の形状を変更し、その他の部分については積層型コイル100と同様にした。
すなわち、積層型コイル200のコイルパターン12は、絶縁層1の4つの角部C近傍において、内周縁および外周縁を曲線状にした。積層型コイル200は、コイルパターン非形成部N’により十分な絶縁性を確保したうえで、コイルパターン12をより大きくすることができ、コイル特性の向上をはかることが可能になっている。
1:絶縁層
2、12: コイルパターン
3:積層体
4a、4b:ビアホール導体
5:コイル
6a、6b:外部電極
7:絶縁膜
N、N’:コイルパターン非形成部


Claims (5)

  1. 矩形状の絶縁層と、コイルパターンとが、それぞれ複数、交互に積層され、一体化されてなる積層体と、
    前記コイルパターンが相互に接続されて、前記積層体の内部に形成されたコイルと、
    前記積層体の両端に形成され、前記コイルの両端とそれぞれ接続された1対の外部電極と、
    前記積層体の外周面に形成された絶縁膜と、を備えた積層型コイルであって、
    前記コイルパターンの少なくとも1つは、外周縁の少なくとも一部分が、前記絶縁層の外周縁に接しているが、前記絶縁層の4つの角部には接していない、積層型コイル。
  2. 前記絶縁層が磁性体からなる、請求項1に記載された積層型コイル。
  3. 前記絶縁層が非磁性体からなる、請求項1に記載された積層型コイル。
  4. 前記絶縁膜が絶縁性樹脂からなる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された積層型コイル。
  5. 前記コイルパターン相互の接続が、ビアホール導体によりおこなわれている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された積層型コイル。
JP2010175424A 2010-08-04 2010-08-04 積層型コイル Active JP5482554B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010175424A JP5482554B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 積層型コイル
TW100121956A TWI431646B (zh) 2010-08-04 2011-06-23 積層型線圈
KR1020110065496A KR101247231B1 (ko) 2010-08-04 2011-07-01 적층형 코일
US13/196,563 US8159322B2 (en) 2010-08-04 2011-08-02 Laminated coil
CN201110229134.7A CN102376440B (zh) 2010-08-04 2011-08-03 层叠型线圈

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010175424A JP5482554B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 積層型コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012038806A true JP2012038806A (ja) 2012-02-23
JP5482554B2 JP5482554B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=45555726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010175424A Active JP5482554B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 積層型コイル

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8159322B2 (ja)
JP (1) JP5482554B2 (ja)
KR (1) KR101247231B1 (ja)
CN (1) CN102376440B (ja)
TW (1) TWI431646B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017527424A (ja) * 2014-09-05 2017-09-21 ハイパーファイン リサーチ,インコーポレイテッド 低磁場磁気共鳴撮像方法及び装置
JP2019004082A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 太陽誘電株式会社 コイル部品
JP2020035855A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 株式会社村田製作所 積層コイル部品、及び、積層コイル部品の製造方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5126243B2 (ja) * 2010-02-08 2013-01-23 株式会社村田製作所 電子部品
JP2012186440A (ja) * 2011-02-18 2012-09-27 Ibiden Co Ltd インダクタ部品とその部品を内蔵しているプリント配線板及びインダクタ部品の製造方法
KR102052596B1 (ko) * 2014-06-25 2019-12-06 삼성전기주식회사 칩형 코일 부품 및 그 제조방법
US10813564B2 (en) 2014-11-11 2020-10-27 Hyperfine Research, Inc. Low field magnetic resonance methods and apparatus
KR101630091B1 (ko) * 2014-12-24 2016-06-13 삼성전기주식회사 칩 전자부품 및 그 제조방법
KR101630090B1 (ko) * 2014-12-24 2016-06-13 삼성전기주식회사 적층 전자부품 및 그 제조방법
KR101883043B1 (ko) * 2016-02-19 2018-07-27 삼성전기주식회사 코일 부품
JP6489097B2 (ja) * 2016-10-31 2019-03-27 株式会社村田製作所 電子部品
WO2018098141A1 (en) 2016-11-22 2018-05-31 Hyperfine Research, Inc. Systems and methods for automated detection in magnetic resonance images
US10539637B2 (en) 2016-11-22 2020-01-21 Hyperfine Research, Inc. Portable magnetic resonance imaging methods and apparatus
US10627464B2 (en) 2016-11-22 2020-04-21 Hyperfine Research, Inc. Low-field magnetic resonance imaging methods and apparatus
JP6575537B2 (ja) * 2017-01-10 2019-09-18 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP7015650B2 (ja) * 2017-07-03 2022-02-03 太陽誘電株式会社 コイル部品
JP6683183B2 (ja) * 2017-10-16 2020-04-15 株式会社村田製作所 積層コイル部品
JP2019096818A (ja) 2017-11-27 2019-06-20 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
KR102064068B1 (ko) * 2018-04-25 2020-01-08 삼성전기주식회사 코일 전자부품
JP6962297B2 (ja) * 2018-08-31 2021-11-05 株式会社村田製作所 積層コイル部品
KR102194723B1 (ko) * 2019-11-29 2020-12-23 삼성전기주식회사 칩형 코일 부품 및 그 제조방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339105A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Tokin Ceramics Corp 積層型圧電セラミックス及びその製造方法
JP2002343649A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Koa Corp 積層セラミックチップ部品
JP2003282327A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Koa Corp 積層セラミックチップ部品およびその製造方法
JP2003309015A (ja) * 2002-04-12 2003-10-31 Mitsui Chemicals Inc 磁気コア用接着性樹脂組成物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY122218A (en) * 1998-02-02 2006-03-31 Taiyo Yuden Kk Multilayer electronic component and manufacturing method therefor
JP3351738B2 (ja) * 1998-05-01 2002-12-03 太陽誘電株式会社 積層インダクタ及びその製造方法
JP3077061B2 (ja) 1998-10-28 2000-08-14 株式会社村田製作所 積層型コイル
JP2001085230A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Murata Mfg Co Ltd インダクタ
JP2001313212A (ja) 2000-04-28 2001-11-09 Murata Mfg Co Ltd 積層型コイル及びその製造方法
JP2002237419A (ja) 2001-02-08 2002-08-23 Eiwa:Kk プレーナートランス
US7176772B2 (en) * 2003-10-10 2007-02-13 Murata Manufacturing Co. Ltd. Multilayer coil component and its manufacturing method
JP4737938B2 (ja) 2004-02-13 2011-08-03 株式会社ピーアイ技術研究所 コイル用リング状絶縁板の製造方法
JP2006310475A (ja) 2005-04-27 2006-11-09 Murata Mfg Co Ltd 積層コイル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339105A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Tokin Ceramics Corp 積層型圧電セラミックス及びその製造方法
JP2002343649A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Koa Corp 積層セラミックチップ部品
JP2003282327A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Koa Corp 積層セラミックチップ部品およびその製造方法
JP2003309015A (ja) * 2002-04-12 2003-10-31 Mitsui Chemicals Inc 磁気コア用接着性樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017527424A (ja) * 2014-09-05 2017-09-21 ハイパーファイン リサーチ,インコーポレイテッド 低磁場磁気共鳴撮像方法及び装置
US11175364B2 (en) 2014-09-05 2021-11-16 Hyperfine, Inc. Low field magnetic resonance imaging methods and apparatus
JP2019004082A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 太陽誘電株式会社 コイル部品
JP2020035855A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 株式会社村田製作所 積層コイル部品、及び、積層コイル部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102376440A (zh) 2012-03-14
CN102376440B (zh) 2014-04-16
KR101247231B1 (ko) 2013-03-25
JP5482554B2 (ja) 2014-05-07
US8159322B2 (en) 2012-04-17
TWI431646B (zh) 2014-03-21
US20120032767A1 (en) 2012-02-09
KR20120023516A (ko) 2012-03-13
TW201222584A (en) 2012-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5482554B2 (ja) 積層型コイル
JP2012064683A (ja) 積層型コイル
KR101670184B1 (ko) 적층 전자부품 및 그 제조방법
JP3686908B2 (ja) 積層型コイル部品及びその製造方法
JP5807650B2 (ja) 積層コイル及びその製造方法
JP7044508B2 (ja) 磁気結合型コイル部品
JP2016515305A (ja) ラミネートポリマーを使用するプレーナ磁気技術に関する装置および方法
JPH10172831A (ja) 積層型インダクタ
CN107112112B (zh) 线圈部件
US11031168B2 (en) Laminated coil component
JP4831101B2 (ja) 積層トランス部品及びその製造方法
CN108695051B (zh) 电子部件
JP2001313212A (ja) 積層型コイル及びその製造方法
WO2012144103A1 (ja) 積層型インダクタ素子及び製造方法
JP2006261577A (ja) 積層型インダクタ
KR20180024045A (ko) 적층 전자부품 및 그 제조방법
JP2003217935A (ja) 積層インダクタアレイ
JP2018056190A (ja) 積層型電子部品の製造方法
JP6562158B2 (ja) 積層トロイダルコイルおよびその製造方法
JP6132027B2 (ja) 積層型インダクタ素子の製造方法、および積層型インダクタ素子
KR20150025936A (ko) 적층형 인덕터 및 이의 제조 방법
JP2013135109A (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP2016171160A (ja) 積層インピーダンス素子
JP2003037014A (ja) 積層インダクタ搭載構造
JP2017224714A (ja) コモンモードノイズフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130930

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5482554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150