JP2017224714A - コモンモードノイズフィルタ - Google Patents

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健志 市原
Takeshi Ichihara
健志 市原
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【課題】本発明は、絶縁性の劣化を防止できるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。【解決手段】本発明のコモンモードノイズフィルタは、磁性体シート11aで構成された第1の磁性体部12および第2の磁性体部13と、積層方向において前記第1の磁性体部12と前記第2の磁性体部13に挟まれ、ガラスセラミックからなる非磁性体シート14aを積層して形成された非磁性体部14と、前記非磁性体部14に形成され互いに対向する第1のコイル15、第2のコイル16とを備え、前記磁性体シート11aを磁性材料で形成された磁性部11bと、前記磁性部11bの周囲を覆うガラスセラミック部11cとで構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用されるコモンモードノイズフィルタに関するものである。
従来のこの種のコモンモードノイズフィルタは、図5、図6に示すように、フェライトからなる磁性体シートを積層して形成された第1の磁性体部1および第2の磁性体部2と、第1の磁性体部1と第2の磁性体部2に挟まれ、ガラスセラミックからなる非磁性体シートを積層して形成された非磁性体部3と、非磁性体部3に形成され互いに対向する第1のコイル4、第2のコイル5とを備えていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2012−69643号公報
上記した従来のコモンモードノイズフィルタにおいては、熱収縮率が異なる非磁性体部3と磁性体部1、2とを積層しているため、同時に焼成すると非磁性体部3と磁性体部1、2との界面でクラックが発生し、これにより、電解液や水分が内部に浸入して、絶縁性が劣化する可能性があるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、絶縁性の劣化を防止できるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
上記目的を解決するために本発明は、磁性体シートで構成された第1の磁性体部および第2の磁性体部と、積層方向において第1の磁性体部と第2の磁性体部に挟まれ、ガラスセラミックからなる非磁性体シートを積層して形成された非磁性体部と、非磁性体部に形成され互いに対向する第1のコイル、第2のコイルとを備え、磁性体シートを、磁性材料からなる磁性部と、磁性部の周囲に位置するガラスセラミック部とで構成した。
本発明のコモンモードノイズフィルタは、非磁性体部と磁性体シートの露出部分とを同じガラスセラミックで構成しているため、同時に焼成しても非磁性体部と磁性体部との界面でクラックが発生しにくくなり、これにより、電解液や水分が内部に浸入して絶縁性が劣化するのを防止できるという効果を奏するものである。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 図1のA−A線断面図 同コモンモードノイズフィルタの主要部の斜視図 同コモンモードノイズフィルタの他の例の断面図 従来のコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 図4のB−B線断面図
図1は本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタの断面図、図2は図1のA−A線断面図である。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタは、図1、図2に示すように、磁性材料からなる磁性体シート11aで構成された第1の磁性体部12および第2の磁性体部13と、積層方向において第1の磁性体部12と第2の磁性体部13に挟まれ、ガラスセラミックからなる非磁性体シート14aを積層して形成された非磁性体部14と、非磁性体部14に形成され互いに対向する第1のコイル15、第2のコイル16とを備えている。また、これらの構成により積層体17が形成されている。
そして、磁性体シート11aを、磁性材料からなる磁性部11bと、磁性部11bの周囲に位置するガラスセラミック部11cとで構成している。
上記構成において、前記第1の磁性体部12は、磁性体シート11aで構成されている。そして、前記第2の磁性体部13は、第1の磁性体部12の上方において、磁性体シート11aで構成されている。
ここで、磁性体シート11aは、図3に示すように、シート状に構成されたNi−Cu−Znフェライト等のフェライト系磁性材料からなる磁性部11bと、非磁性体部14と同じ材料であるガラスセラミックからなるガラスセラミック部11cとで形成されている。ガラスセラミック部11cは、積層方向と直交する方向において、磁性部11bの両端面、両側面(周囲)を覆うように位置している。この構成により、第1、第2の磁性体部12、13における磁性部11bは積層体17の両側面と両端面からは露出せず、第1、第2の磁性体部12、13の露出した両側面と両端面はガラスセラミックになっている。
この磁性体シート11aは、ガラスセラミックで構成されたシートにレーザ照射、パンチング等の方法により孔をあけ、この孔に磁性材料を充填することによって形成する。なお、この孔は必ずしもシートを貫通しなくてもよい。
また、磁性部11bは、上面視で、第1のコイル15、第2のコイル16を構成するコイル導体の最内周で囲まれた部分より面積を大きくし、最外周で囲まれた部分より面積を小さくするのが好ましい。そして、磁性体シート11aは矩形状で、その長手方向、短手方向において磁性部11bの長さがガラスセラミック部11cの長さより長い。
さらに、磁性部11bの上面視での形状は、矩形状となっているが、円形状、楕円形状等の他の形状でもよい。
なお、図1、図2では、第1の磁性体部12、第2の磁性体部13は、それぞれ2層の磁性体シート11aを積層して構成されているが、2層に限定されるものではない。
さらに、図4に示すように、第1の磁性体部12の下面、第2の磁性体部13の上面にガラスセラミックで形成された他の非磁性体シート18を積層してもよい。他の非磁性体シート18は、その全体がガラスセラミックで構成されたものである。
このように、積層体17の全面をガラスセラミックで構成すれば、積層体17の上面、下面から電解液や水分が内部へ浸入するのも防止することができ、より好ましい。
また、前記非磁性体部14は、複数の非磁性体シート14aを積層することによって形成され、また、この非磁性体シート14aは、非晶質のガラスで構成された非磁性材料と結晶質のSiO2フィラーとを含有するガラスセラミックのシートで構成されている。したがって、積層体17の少なくとも両側面と両端面の4面はガラスセラミックで形成されていることになる。
さらに、前記第1のコイル15、第2のコイル16は、非磁性体部14内に埋設され、それぞれ渦巻状のコイル導体で形成されている。また、第1のコイル15、第2のコイル16を構成するコイル導体は、それぞれ非磁性体層14aにAgを渦巻状にめっきまたは印刷することにより形成されている。そして、第1のコイル15と第2のコイル16とが互いに対向し、かつ磁気結合するようになっている。
図1、図2では、第1のコイル15を2つのコイル導体で構成し、コイル導体同士はビア電極15aを介して互いに接続し、第2のコイル16を2つのコイル導体で構成し、コイル導体同士はビア電極16aを介して互いに接続しているが、第1のコイル15、第2のコイル16をそれぞれ1つの渦巻状のコイル導体で構成してもよい。
また、第1のコイル15を構成するコイル導体と、第2のコイル16を構成するコイル導体とを交互に配置しているが、第1のコイル15を構成するコイル導体を、第2のコイル16を構成する2つのコイル導体で挟むように配置してもよい。
さらに、第1のコイル15、第2のコイル16は、第1、第2の磁性体部12、13に接するようにしてもよい。
そして、非磁性体部14において、第1のコイル15と第2のコイル16との磁気結合をさらに強めるために、上面視で第1のコイル15、第2のコイル16のコイル導体の内側、外側に、磁性材料からなる磁性ビアを形成してもよい。
このとき、磁性体シート11aの磁性部11bは、非磁性体部14上下に位置しているもので、磁性ビアとは異なる。上面視での磁性体シート11aの面積は磁性ビアの面積より大きく、磁性体シート11aと磁性ビアは別個に形成される。
上記した構成により、積層体17が形成される。また、この積層体17の両端面には、4つの外部電極(以下、図示せず)が設けられ、そしてこの外部電極はそれぞれ第1のコイル15、第2のコイル16の各両端部と接続されている。さらに、外部電極は、積層体17の端面に樹脂と銀からなるペーストを印刷することにより形成され、またこれらの表面にめっきによってニッケルめっき層を形成するとともに、このニッケルめっき層の表面にめっきによってすずやはんだ等の低融点金属めっき層を形成する。
上記したように本発明の一実施の形態におけるコモンモードノイズフィルタにおいては、非磁性体部14と磁性体シート11aにおける積層体17端面、側面から露出した部分を同じガラスセラミックで構成しているため、焼成することによって、非磁性体部14と磁性体シート11aのガラスセラミック部11cとが一体化し、これにより、非磁性体部14と磁性体部12、13との界面でクラックが発生しにくくなり、電解液や水分が内部に浸入して絶縁性が劣化するのを防止できるという効果が得られるものである。
本発明に係るコモンモードノイズフィルタは、絶縁性の劣化を防止できるという効果を有するものであり、特にデジタル機器やAV機器、情報通信端末等に使用されるコモンモードノイズフィルタ等において有用となるものである。
11a 磁性体シート
11b 磁性部
11c ガラスセラミック部
12 第1の磁性体部
13 第2の磁性体部
14 非磁性体部
14a 非磁性体シート
15、16 第1、第2のコイル

Claims (2)

  1. 磁性体シートで構成された第1の磁性体部および第2の磁性体部と、積層方向において下方の前記第1の磁性体部と上方の前記第2の磁性体部に挟まれ、ガラスセラミックからなる非磁性体シートを積層して形成された非磁性体部と、前記非磁性体部に形成され互いに対向する第1のコイル、第2のコイルとを備え、前記磁性体シートを磁性材料で形成された磁性部と、前記磁性部の周囲に位置するガラスセラミック部とで構成したコモンモードノイズフィルタ。
  2. 前記第1の磁性体部の下面、前記第2の磁性体部の上面に、ガラスセラミックからなる他の非磁性体シートを形成した請求項1に記載のコモンモードノイズフィルタ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007119426A1 (ja) * 2006-03-24 2007-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. インダクタンス部品
JP2012069754A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Taiyo Yuden Co Ltd コモンモードノイズフィルタ
JP2012160496A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Kyocera Corp 積層型電子部品および積層型電子部品の製造方法

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