JP2019004082A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】コア面積の減少を抑制しつつ、コイルの位置ずれに対するマージンを確保すること。【解決手段】複数の絶縁層12が積層された絶縁体部10と、平面導体32及び平面導体32の一部を構成するランド34と、ランド34間を接続するスルーホール導体36と、を含み、絶縁体部10の内部に設けられたスパイラル状のコイル30と、を備え、コイル30は、複数の絶縁層12の積層方向で平面視したときに、略長方形の環状形状をしていて、ランド34は、前記平面視したときに、略長方形の環状形状をしたコイル30の角部に配置され且つ平面導体32の直線部40の外側の輪郭42の延長線上よりもコイル30の中心側に位置するように平面導体32の直線部40に対して屈曲していて、スルーホール導体36は、前記平面視したときに、略円形状をしていて、ランド34の幅よりも長く且つランド34の長さよりも短い、コイル部品。【選択図】図7

Description

本発明は、コイル部品に関する。
複数の絶縁層が積層された絶縁体部と、複数の絶縁層に設けられた平面導体がスルーホール導体で接続されることで形成されたコイルと、を備えるコイル部品が知られている。例えば、スルーホール導体の中心が平面導体の幅方向の中心よりもコイルの外側寄りに配置されたコイル部品が知られている(例えば、特許文献1)。例えば、スルーホール導体が接続されるランドが、コイルの軌道の長辺が延在する方向で軌道の外側に突出し且つコイルの軌道の短辺が延在する方向で軌道の外側に突出しないように配置されたコイル部品が知られている(例えば、特許文献2)。
国際公開第2007/037097号公報 特開2010−245134号公報
コイル部品の小型化が進んでいるため、スルーホール導体が接続されるランドをコイルの外側に突出して設けた場合、ランドと絶縁体の表面との間隔が狭くなり、コイルの位置ずれのマージンが小さくなってしまう。また、コア面積の減少はコイル特性の劣化を招くことから、コア面積が小さくならないようにすることが望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、コア面積の減少を抑制しつつ、コイルの位置ずれのマージンを確保することを目的とする。
本発明は、複数の絶縁層が積層された絶縁体部と、平面導体及び前記平面導体の一部を構成するランドと、前記ランド間を接続するスルーホール導体と、を含み、前記絶縁体部の内部に設けられたスパイラル状のコイルと、を備え、前記コイルは、前記複数の絶縁層の積層方向で平面視したときに、略長方形の環状形状をしていて、前記ランドは、前記平面視したときに、略長方形の環状形状をした前記コイルの角部に配置され且つ前記平面導体の直線部の外側の輪郭の延長線上よりも前記コイルの中心側に位置するように前記平面導体の前記直線部に対して屈曲していて、前記スルーホール導体は、前記平面視したときに、略円形状をしていて、前記ランドの幅よりも長く且つ前記ランドの長さよりも短い、コイル部品である。
上記構成において、前記ランド及び前記スルーホール導体は、略長方形の環状形状をした前記コイルの4つの前記角部のうちの少なくとも2つの角部に配置されている構成とすることができる。
上記構成において、前記ランドの幅の長さは、前記平面導体の前記直線部の幅の長さ以上である構成とすることができる。
上記構成において、前記ランドは、前記平面導体の幅方向の中心線に対して略対称な形状をしている構成とすることができる。
上記構成において、前記スルーホール導体の中心は、前記平面導体の幅方向の中心線上に略位置する構成とすることができる。
上記構成において、前記絶縁体部の表面に設けられ、前記コイルに電気的に接続された外部電極を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記ランドの形状は、前記平面視したときに、円弧と直線で構成された形状又は楕円形状である構成とすることができる。
本発明によれば、コア面積の減少を抑制しつつ、コイルの位置ずれのマージンを確保することができる。
図1(a)は、比較例1に係るコイル部品の分解平面図、図1(b)は、内部を透視したコイル部品の平面図、図1(c)は、コア面積を示す図である。 図2(a)は、比較例2に係るコイル部品の分解平面図、図2(b)は、内部を透視したコイル部品の平面図、図2(c)は、コア面積を示す図である。 図3(a)は、比較例3に係るコイル部品の分解平面図、図3(b)は、内部を透視したコイル部品の平面図、図3(c)は、コア面積を示す図である。 図4(a)及び図4(b)は、比較例3に係るコイル部品で生じる課題を説明する図(その1)である。 図5は、比較例3に係るコイル部品で生じる課題を説明する図(その2)である。 図6(a)は、実施例1に係るコイル部品の分解平面図、図6(b)は、内部を透視したコイル部品の平面図、図6(c)は、コア面積を示す図である。 図7は、コイルの角部近傍を拡大した平面図である。 図8(a)は、実施例1に係るコイル部品の断面図、図8(b)は、コイル部品の上面図、図8(c)は、コイル部品の下面図である。 図9(a)及び図9(b)は、実施例1に係るコイル部品の効果を説明する図である。 図10(a)及び図10(b)は、スルーホール導体を形成する際の課題を説明する平面図、図10(c)は、実施例1におけるスルーホール導体の形成での効果を説明する平面図である。 図11(a)及び図11(b)は、比較例1及び比較例3におけるランド近傍の拡大図、図11(c)は、実施例1におけるランド近傍の拡大図である。 図12(a)から図12(c)は、コイル部品のQ値及びL値の実験結果を示す図である。 図13は、ランドの他の形状を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
まず初めに、比較例に係るコイル部品について説明する。図1(a)は、比較例1に係るコイル部品500の分解平面図、図1(b)は、内部を透視したコイル部品500の平面図、図1(c)は、コア面積70を示す図である。図1(a)及び図1(b)のように、比較例1のコイル部品500は、平面導体32とランド34とスルーホール導体36が設けられた複数の絶縁層12が積層されて絶縁体部10が形成されている。絶縁体部10の内部には、平面導体32とランド34とスルーホール導体36で形成されたコイル30が内蔵されている。
コイル30は、平面視において、略長方形の環状形状をしている。略長方形とは、長方形の角部が丸く曲線になっていたり、直線状に屈曲したり切り欠き状になっていたりするものである。曲線は通常円弧の一部であるが、円弧以外の曲線であってもよい。直線状に屈曲したり切り欠き状になっている場合は厳密には長方形ではなく、4角が全て屈曲したり切り欠き状になっている場合は八角形となるが、これらも略長方形で表されるものとする。コイル30を構成する平面導体32は、1層1層では略長方形とはならないが、複数層をコイル軸方向より透視した平面視においては、複数の層の平面導体32が重なって略長方形の環状形状となる。
ランド34は、略長方形の環状形状をしたコイル30の長辺側の直線部に、コイル30の内側に突出して設けられている。ランド34は略円形状をしていて、その直径は平面導体32の幅よりも大きくなっている。ここで、単に平面導体32の幅と言っているものは、特記しない限り平面導体32の直線部の幅方向の長さ寸法のことである。平面導体32はランド34を一部に含む連続した導体であるが、そのうちランド34が略円形とみなせる場合は、その略円形の部分がランド34の領域である。後述するようにランド34が略円形ではなく略楕円形とみなせる場合は、その略楕円形の部分がランド34の領域である。同様にランド34の形状が円弧と直線で構成された形状である場合などでも、ランド34の領域は円弧と直線で構成された形状の領域である。ランド34の領域部分が平面導体32の残り領域と直線的に、幅方向の長さ寸法が変わらずに一体化されている場合などで、かつランド34の全体形状が略円形、略楕円形等の図形で把握しにくい場合は、スルーホール接続部中心点を含む幅方向の線分にて、それより先端部分の平面導体32の領域を折り返した領域をランド34の領域と定義する。
図2(a)は、比較例2に係るコイル部品600の分解平面図、図2(b)は、内部を透視したコイル部品600の平面図、図2(c)は、コア面積70を示す図である。図2(a)及び図2(b)のように、比較例2のコイル部品600では、ランド34が、略長方形の環状形状をしたコイル30の短辺側の直線部に、コイル30の内側に突出して設けられている。
図3(a)は、比較例3に係るコイル部品700の分解平面図、図3(b)は、内部を透視したコイル部品700の平面図、図3(c)は、コア面積70を示す図である。図3(a)及び図3(b)のように、比較例3のコイル部品700では、ランド34が、略長方形の環状形状をしたコイル30の角部に、コイル30の内側に突出して設けられている。
比較例1から比較例3のように、ランド34がコイル30の内側に突出して設けられた場合、コイル30の外側に突出して設けられた場合に比べて、コイル30と絶縁体部10の表面との間隔が狭くなることが抑制される。しかしながら、コア面積70の減少が生じてしまう。
ここで、比較例1から比較例3におけるコア面積70を比較する。コア面積70を比較するにあたり、絶縁層12の短辺を249μm、長辺を445μm、スルーホール導体36の直径を42μm、ランド34の直径を53μm、平面導体32の幅を28μmとした。また、コイル30の軌道の長辺側と絶縁体部10の端との距離D1及び短辺側と絶縁体部10の端との距離D2を30μmとした。この場合、比較例1及び比較例2では、図1(c)及び図2(c)のように、コア面積70は0.396μmであった。比較例3では、図3(c)のように、コア面積70は0.419μmであった。このことから、コア面積70の減少を抑制するには、ランド34は略長方形の環状形状をしたコイル30の角部に配置することが好ましいことが分かる。
しかしながら、比較例3のコイル部品700では、図4(a)、図4(b)、及び図5で説明する理由によって、コイル30と絶縁体部10の表面との間隔の減少が生じることがある。
図4(a)、図4(b)、及び図5は、比較例3に係るコイル部品700で生じる課題を説明する図である。図4(a)及び図4(b)のように、ランド34に対してスルーホール導体36の位置が絶縁体部10の短手方向及び長手方向にずれて形成された場合、スルーホール導体36がランド34よりもコイル30の外側に突出する部分P1が生じることがある。これにより、コイル30と絶縁体部10の表面との間隔の減少が生じてしまう。
また、ランド34の直径が平面導体32の幅よりも大きい場合、平面導体32やランド34などを形成する導電性ペーストの塗布量が多くなる。このため、図5のように、複数の絶縁層12を積層することでランド34の設計形状(点線)よりも導電性ペースト37が広がり、コイル30と絶縁体部10の表面との間隔の減少が生じることがある。
コイル30と絶縁体部10の表面との間隔の減少が生じると、絶縁体部10に対するコイル30の位置ずれのマージンが減少する。その結果、例えばコイル30が絶縁体部10に対して位置ずれをして形成された場合に、コイル30が絶縁体部10の表面に露出したり、コイル30が絶縁体部10の表面に設けられた外部電極50に接触したりすることがある。
また、比較例3によれば、図4(a)及び図4(b)のように、ランド34に対してスルーホール導体36の位置がずれて形成された場合に、スルーホール導体36がランド34よりもコイル30の内側に突出する部分P2が生じることがある。この場合、コア面積の減少が生じてしまう。また、図5のように、平面導体32やランド34などを形成する導電性ペースト37の塗布量が多くて複数の絶縁層12を積層することで導電性ペースト37が広がった場合、コア面積の減少が生じてしまう。
図6(a)は、実施例1に係るコイル部品100の分解平面図、図6(b)は、内部を透視したコイル部品100の平面図、図6(c)は、コア面積70を示す図である。図6(a)及び図6(b)のように、実施例1のコイル部品100は、平面導体32とランド34とスルーホール導体36が設けられた複数の絶縁層12が積層されている。複数の絶縁層12が積層されることで、直方体形状をした絶縁体部10が形成されている。なお、絶縁体部10は、完全な直方体形状の場合に限られず、例えば各頂点が丸みを帯びている場合、各稜(各面の境界部のこと)が丸みを帯びている場合、又は各面が曲面を有している場合などの略直方体形状の場合でもよい。
ランド34は平面導体32の一部を構成していて、ランド34の幅は平面導体32の幅と同じ又は略同じになっている。複数の絶縁層12のうちの隣接する絶縁層12に設けられた平面導体32は、ランド34に接し且つ絶縁層12を厚さ方向に貫通したスルーホール導体36によって接続されている。よって、平面導体32はスルーホール導体36を介してスパイラル状に伸びていて、これにより、絶縁体部10の内部にコイル30が形成されている。コイル30は、所定の周回単位を有すると共に周回単位によって規定される面と略直交するコイル軸を有する。
絶縁層12(すなわち絶縁体部10)は、例えばガラスを主成分とした絶縁材料又はフェライトなどの磁性体材料で形成されている。絶縁体部10は、例えば幅寸法が0.05mm〜0.3mm、長さ寸法が0.1mm〜0.6mm、高さ寸法が0.05mm〜0.5mmである。平面導体32、ランド34、及びスルーホール導体36(すなわちコイル30)は、例えば銅、アルミニウム、ニッケル、銀、白金、又はパラジウムなどの金属材料、又はこれらを含む合金金属材料で形成されている。
コイル30は、複数の絶縁層12の積層方向で平面視したときに、複数の絶縁層12に設けられた平面導体32が重なり合うことで略長方形の環状形状をしている。ランド34は、略長方形の環状形状をしたコイル30の角部38に配置されている。
ここで、ランド34及びスルーホール導体36について図7を用いて説明する。図7は、コイル30の角部38近傍を拡大した平面図である。図7のように、ランド34及びスルーホール導体36は、コイル30の角部38に設けられている。ランド34は、平面導体32の直線部40に対してコイル30の内側方向に屈曲している。このため、ランド34は、平面導体32の直線部40の外側の輪郭42の延長線上よりもコイル30の中心側に位置している。複数の絶縁層12に設けられたランド34は、平面導体32の直線部40に対して同じ角度又は略同じ角度で屈曲していて、例えば45°程度で屈曲している。
ランド34の幅W1は、例えば平面導体32の直線部40の幅W2と同じ長さであるが、直線部40の幅W2以上の長さであってもよい。複数の絶縁層12に設けられたランド34が重なる領域は、平面視において、例えば2つの円弧と直線で構成された形状をしているが、後述するような楕円形状などのその他の形状であってもよい。スルーホール導体36は、円形状又は略円形状をしていて、ランド34の幅W1よりも長く且つランド34の長さL1よりも短くなっている。すなわち、スルーホール導体36は、ランド34で覆われていない領域を有する。なお、略円形とは真円ではないがほぼ円形と見なせる場合を含むものである。
図8(a)は、実施例1に係るコイル部品100の断面図、図8(b)は、コイル部品100の上面図、図8(c)は、コイル部品100の下面図である。図8(a)から図8(c)のように、絶縁体部10は、上面14と、下面16と、1対の端面18と、1対の側面20と、を有し、X軸方向に幅方向、Y軸方向に長さ方向、Z軸方向に高さ方向の各辺を有する直方体形状をしている。下面16は実装面であり、上面14は下面16に対向する面である。端面18は上面14及び下面16の1対の辺(例えば短辺)に接続された面であり、側面20は上面14及び下面16の1対の辺(例えば長辺)に接続された面である。
絶縁体部10の表面に、絶縁体部10の内部に設けられたコイル30に電気的に接続された外部電極50が設けられている。外部電極50は、絶縁体部10の内部に設けられた引出導体46を介して平面導体32に接続されている。引出導体46は、例えば平面導体32などと同じ金属材料で形成されている。
外部電極50は、絶縁体部10の下面16から端面18及び側面20を経由して上面14まで延在して設けられている。すなわち、外部電極50は、絶縁体部10の5面を覆う5面電極である。なお、外部電極50は、絶縁体部10の下面16から端面18を経由して上面14まで延在した3面電極であってもよいし、下面16から端面18まで延在した2面電極であってもよいし、下面16にだけ設けられた1面電極であってもよい。
外部電極50は、絶縁体部10の表面に設けられた第1金属層52と、第1金属層52を覆う第2金属層54と、第2金属層54を覆う第3金属層56と、を含む。第1金属層52、第2金属層54、及び第3金属層56は、ペースト塗布、めっき、又はスパッタリングなどの薄膜プロセスで用いられる方法によって形成される。第1金属層52は、例えば銅、アルミニウム、ニッケル、銀、白金、又はパラジウムなどの金属材料、又はこれらを含む合金金属材料で形成されている。第3金属層56は、例えば半田濡れ性の良好な金属で形成されていて、錫めっき層である。第2金属層54は、例えば第3金属層56の表面に接合する半田に第1金属層52が拡散することを抑制するための層であり、ニッケルめっき層である。
ここで、実施例1におけるコア面積70について説明する。実施例1のコア面積70を算出するにあたり、比較例1から比較例3で算出したコア面積70と比較できるよう、絶縁層12の短辺を249μm、長辺を445μm、スルーホール導体36の直径を42μm、ランド34の幅を28μm、平面導体32の幅を28μmとした。また、スルーホール導体36の中心が、平面導体32の直線部40の幅方向の中心線のうちのスルーホール導体36の中心に最も近い位置から縦横それぞれに8.9μmオフセットしているとした。さらに、コイル30の軌道の長辺側と絶縁体部10の端との距離D1及び短辺側と絶縁体部10の端との距離D2を30μmとした。この場合、図6(c)のように、実施例1のコア面積70は、比較例1から比較例3のコア面積70よりも大きく、0.422μmであった。実施例1と比較例3は共にコイル30の角部にランド34が設けられているが、比較例3に比べて実施例1のコア面積70が大きくなったのは、比較例3ではランド34が円形状であるのに対し、実施例1では円弧と直線で構成された形状をしているためである。
実施例1のコイル部品100は、以下の方法によって製造することができる。まず、絶縁層12の前駆体であるグリーンシートを用意する。グリーンシートは、例えばガラスなどを主原料とする絶縁性材料スラリーをドクターブレード法などによりフィルム上に塗布することで形成される。なお、絶縁性材料として、ガラスを主成分とした材料の他、フェライトなどを用いた磁性体を用いてもよい。グリーンシートの厚みは特に限定なく、例えば5μm〜60μmであり、一例として20μmである。
グリーンシートの所定の位置、すなわちスルーホール導体36が形成される位置に、レーザ加工などによってスルーホールを形成する。そして、グリーンシートに印刷法(例えばスクリーン印刷法)を用いて導電性ペースト材料を印刷することで平面導体32、ランド34、及びスルーホール導体36の前駆体を形成する。これらは焼成されることで、平面導体32、ランド34、及びスルーホール導体36となる。続いて、複数のグリーンシートを所定の順序で積層し、積層方向に圧力を加えて複数のグリーンシートを圧着する。そして、圧着したグリーンシートをチップ単位に切断した後、所定温度(例えば700℃〜900℃程度)にて焼成を行って、絶縁体部10を形成する。
続いて、絶縁体部10の所定の位置に外部電極50を形成する。外部電極50は、例えば電極ペーストを塗布し、所定温度(例えば500℃〜700℃)で焼付けを行い、さらにめっきを施すことにより形成される。これにより、実施例1のコイル部品100が形成される。
実施例1によれば、図7のように、ランド34は、コイル30の角部38に設けられ、平面導体32の直線部40の外側の輪郭42の延長線上よりもコイル30の中心側に位置するように平面導体32の直線部40に対して屈曲している。スルーホール導体36は、ランド34の幅W1よりも長く且つランド34の長さL1よりも短くなっている。これによる効果を図9(a)及び図9(b)を用いて説明する。
図9(a)及び図9(b)は、実施例1に係るコイル部品100の効果を説明する図である。図9(a)及び図9(b)のように、スルーホール導体36がランド34に対して絶縁体部10の短手方向及び長手方向に位置ずれして形成された場合でも、スルーホール導体36が平面導体32よりも外側に位置して形成されることが抑制される。つまり、コイル30と絶縁体部10の表面との間隔が狭くなることが抑制される。また、実施例1におけるランド34は、比較例3のような円形状のランド34に比べて面積を小さくできるため、ランド34などを形成する導電性ペーストの塗布量を抑えることができる。よって、複数の絶縁層12を積層する際の導電性ペーストの広がりを抑えることができ、コイル30と絶縁体部10の表面との間隔が減少することを抑制できる。したがって、コイル30が絶縁体部10に対して位置ずれをして形成された場合でも、コイル30が絶縁体部10の表面に露出することや外部電極50に接触することが抑制される。また、ランド34がコイル30の角部38に設けられていることで、図6(c)で説明したように、コア面積70の減少を抑制できる。また、上述したように、ランド34などを形成する導電性ペーストの広がりを抑えることができるため、これによってもコア面積70の減少を抑制できる。したがって、実施例1によれば、コア面積70の減少を抑制しつつ、コイル30の位置ずれのマージンを確保することができる。
図6(b)のように、ランド34及びスルーホール導体36は、コイル30の4つの角部38の全てに設けられている。この場合、図9(a)及び図9(b)のように、スルーホール導体36の位置がずれて形成された場合において、スルーホール導体36がコア面積を減らす方向に移動する部分Q1と、コア面積を増やす方向に移動する部分Q2と、が生じるようになる。このため、スルーホール導体36がずれて形成された場合でも、コア面積70が減少することを抑制できる。なお、ランド34及びスルーホール導体36は、コイル30の4つの角部38の全てに設けられている場合に限らず、4つの角部38のうちの少なくとも2つの角部38に設けられていれば、コア面積70の減少を抑制できる。なお、コア面積70の減少を抑制する点から、ランド34及びスルーホール導体36はコイル30の4つの角部38のうちの対角上に位置する角部38に設けられていることが好ましい。
図7で説明したように、ランド34の幅W1は、平面導体32の直線部40の幅W2以上の長さになっている。これにより、スルーホール導体36がランド34に対して位置ずれして形成された場合でも、隣接する絶縁層12のランド34間がスルーホール導体36で接続されなくなることを抑制できる。なお、ランド34などを形成する導電性ペーストの広がりを抑制する点からは、ランド34の幅W1は、平面導体32の直線部40の幅W2と同じ長さ又は略同じ長さである場合が好ましい。なお、略同じ長さとは、ランド34の幅W1と平面導体32の直線部40の幅W2とが同じ場合における導電性ペーストの広がり具合と同等となる程度に同じ場合を含むものである。
図10(a)及び図10(b)は、スルーホール導体36を形成する際の課題を説明する平面図、図10(c)は、実施例1におけるスルーホール導体36の形成での効果を説明する平面図である。上述したように、スルーホール導体36は、レーザ加工などによって形成したスルーホールに印刷法を用いて導電性ペースト材料を充填することで形成される。この際に、図10(a)のように、ランド34がスルーホール60よりも小さいと、導電性ペーストがグリーンシート62に接する面積が小さくなって密着力が弱くなる。このため、導電性ペーストがグリーンシート62に保持され難くなり、スルーホール60内に導電性ペーストが充填され難くなる。
図10(b)のように、ランド34がスルーホール60よりも大きいと、導電性ペーストはグリーンシート62に保持されてスルーホール60内に充填されるようになる。しかしながら、導電性ペーストがスルーホール60内に充填される過程においてスルーホール60内に存在した空気が抜け難いため、導電性ペースト内に空気が入り込み易くなる。この空気はその後の乾燥時の膨張などによって外部に抜け出ることがあり、スルーホール60内の導電性ペーストの充填量が不足することがある。
一方、実施例1では、図10(c)のように、ランド34は幅方向においてスルーホール60よりも短く、長さ方向においてスルーホール60よりも長い。このため、導電性ペーストがグリーンシート62に保持されてスルーホール60内に充填されるようになると共に、スルーホール60内に存在していた空気が導電性ペーストの充填の際に外部に排出され易くなる。よって、スルーホール60内への導電性ペーストの充填性を向上させることができ、スルーホール導体36を安定して形成することができる。
図11(a)及び図11(b)は、比較例1及び比較例3におけるランド34近傍の拡大図、図11(c)は、実施例1におけるランド34近傍の拡大図である。図11(a)及び図11(b)のように、ランド34がコイル30の内側に突出して設けられている場合、スルーホール導体36の中心48を平面導体32の幅方向の中心線44上に合わせることができない。一方、実施例1では、図11(c)のように、平面導体32の一部を構成するランド34は、平面導体32の幅方向の中心線44に対称な形状をしているため、スルーホール導体36の中心48を平面導体32の幅方向の中心線44上に合わせることができる。スルーホール導体36の中心48はランド34の中心に一致又は略一致している。実際のコイル部品では、スルーホール導体36の中心48はランド34の中心に一致させる設計を行っても、積層位置ズレや印刷位置ずれなどの生産上の変動要因で不一致となる場合がある。ここでいう略一致とは、複数のコイル部品100についての複数の層のスルーホール導体36の中心48とランド34の中心の位置を観察した場合、中心間の距離の度数バラツキの中央値がスルーホール導体36の幅のプラスマイナス10%以内であり、生産上の変動要因を考慮した場合、事実上一致した設計であると認められうることをいう。
ここで、スルーホール導体36の中心48が平面導体32の中心線44に一致することの効果を、発明者が行った実験に基づいて説明する。発明者は、スルーホール導体36の中心48が平面導体32の中心線44からずれることで、コイル部品100のQ値及びL値にどのような影響を及ぼすかを調べる実験を行った。
図12(a)から図12(c)は、コイル部品100のQ値及びL値の実験結果を示す図である。図12(a)から図12(c)において、横軸は平面導体32の中心線44に対するスルーホール導体36の中心48のずれ量である。ずれ量が正の場合は、スルーホール導体36がランド34に対してコイル30の外側にずれた場合であり、ずれ量が負の場合は、反対に、スルーホール導体36がランド34に対してコイル30の内側にずれた場合である。図12(a)及び図12(b)の縦軸はコイル部品100のQ値であり、図12(c)の縦軸はコイル部品100のL値である。なお、図12(a)から図12(c)はそれぞれ、800MHz、2400MHz、500MHzの高周波信号を用いたときの結果である。
図12(a)及び図12(b)のように、スルーホール導体36の中心48が平面導体32の中心線44からずれる量が大きくなるほど、Q値が低下することが分かる。図12(c)のように、スルーホール導体36の中心48が平面導体32の中心線44からずれることで、L値が変動することが分かる。
したがって、実施例1のように、ランド34は、平面導体32の中心線44に対称又は略対称な形状にする。そして、スルーホール導体36の中心48は、平面導体32の幅方向の中心線44上に位置又は略位置するようにすることが好ましい。これにより、Q値の低下を抑制することができる。なお、略対称な形状及び略位置するとは、Q値の低下を抑制できる程度に略対称な形状及び略位置することを含むものである。また、略位置するとは、上述したのと同様に、スルーホール導体36の中心48と平面導体32の幅方向の中心線44との距離がスルーホール導体36の幅のプラスマイナス10%以内である場合を含むものである。
なお、実施例1では、図7のように、ランド34の形状は平面視において円弧と直線で構成された形状である場合を例に示したが、これに限られない。図13は、ランド34の他の形状を示す平面図である。図13のように、ランド34の形状は平面視において楕円形状をしている場合でもよい。この場合でも、コア面積70を大きくできる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 絶縁体部
12 絶縁層
14 上面
16 下面
18 端面
20 側面
30 コイル
32 平面導体
34 ランド
36 スルーホール導体
38 角部
40 直線部
42 輪郭
44 中心線
46 引出導体
48 中心
50 外部電極
52 第1金属層
54 第2金属層
56 第3金属層
60 スルーホール
62 グリーンシート
70 コア面積

Claims (7)

  1. 複数の絶縁層が積層された絶縁体部と、
    平面導体及び前記平面導体の一部を構成するランドと、前記ランド間を接続するスルーホール導体と、を含み、前記絶縁体部の内部に設けられたスパイラル状のコイルと、を備え、
    前記コイルは、前記複数の絶縁層の積層方向で平面視したときに、略長方形の環状形状をしていて、
    前記ランドは、前記平面視したときに、略長方形の環状形状をした前記コイルの角部に配置され且つ前記平面導体の直線部の外側の輪郭の延長線上よりも前記コイルの中心側に位置するように前記平面導体の前記直線部に対して屈曲していて、
    前記スルーホール導体は、前記平面視したときに、略円形状をしていて、前記ランドの幅よりも長く且つ前記ランドの長さよりも短い、コイル部品。
  2. 前記ランド及び前記スルーホール導体は、略長方形の環状形状をした前記コイルの4つの前記角部のうちの少なくとも2つの角部に配置されている、請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記ランドの幅の長さは、前記平面導体の前記直線部の幅の長さ以上である、請求項1または2記載のコイル部品。
  4. 前記ランドは、前記平面導体の幅方向の中心線に対して略対称な形状をしている、請求項1から3のいずれか一項記載のコイル部品。
  5. 前記スルーホール導体の中心は、前記平面導体の幅方向の中心線上に略位置する、請求項1から4のいずれか一項記載のコイル部品。
  6. 前記絶縁体部の表面に設けられ、前記コイルに電気的に接続された外部電極を備える、請求項1から5のいずれか一項記載のコイル部品。
  7. 前記ランドの形状は、前記平面視したときに、円弧と直線で構成された形状又は楕円形状である、請求項1から6のいずれか一項記載のコイル部品。
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