硬化性組成物、 硬化物、 カラーフィルタ及ぴ液晶表示装置 く技術分野 >
本発明は、 光又は熱による硬化性組成物に関し、 更に詳しくは、 プリント配 線板、 液晶表示素子、 プラズマディスプレイ、 大規模集積回路、 薄型トランジス タ、 半導体パッケージ、 カラーフィルタ、 有機エレクト口ルミネッセンス等にお 明
けるソルダーレジスト膜ゃカバーレイ膜、 及び各種電子部品の絶縁被覆層の形成 に有用であって、 特に、 レーザー光による直接描画に用いるに好適な硬化性組成 書
物に関する。
また本発明は、 液晶ディスプレイ等の液晶パネルに用いられる、 カラーフィル タ用、 ブラックマトリックス用、 オーバーコート用、 リブ用及びスぺーサー用硬 化性組成物、 及びこれを用いて形成された硬化物、 及びこれを有するカラーフィ ルタ、 液晶表示装置に関する。 ' く背景技術〉
従来より、 例えばプリント配線板では、 電子部品を半田付けして配線する際、: 不必要な部分に半田が付着するのを防止すると共に、 回路が直接空気に暴露され るのを防止する保護皮膜として、 回路導体の半田付けする部分を除いた面にソル ダーレジストを設けることが行われている。 そのソルダーレジストの形成には、 感光性画像形成材料 (以下、 画像形成材料 (A) と称することがある。〉 等を用い たリソグラフィ一法が広く用いられている。
画像形成材料 (A) とは、 仮支持フィルム上に感光性組成物層を形成し、 その 感光性組成物層表面を被覆フィルムで覆ったドライフィルムレジスト材等をいう。
リソグラフィ一法は以下の手順で行われる。 まず、 画像形成材料 (A) の被覆 フィルムを剥離して被加工基板上に積層することにより感光性画像形成材(以下、 画像形成材 (B ) と称することがある。) が作製される。 画像形成材 (B ) は、 被
加工基板上に直接に感光性組成物の塗布液を塗布し乾燥させて感光性組成物層を 形成し、 必要に応じてその感光性組成物層表面を保護層で覆うことによっても作 製される。
次に、 これらの画像形成材 (B ) の被加工基板上の感光性組成物層を、 回路パ タ^"ンが描かれたマスクフィルムを通して画像露光する。 そして、 仮支持フィル ム、 或いは保護層を剥離し、 露光部と非露光部の現像液に対する溶解性の差を利 用して現像処理することによって回路パターンに対応したレジスト画像を形成す る。 更に、 このレジスト画像をレジストとして被加工基板にソルダー加工等する ことにより、 マスクフィルムに描かれた回路パターンが基板上に形成される。 一方、 近年、 露光光源にレーザー光を用いることにより、 マスクフィルムを用 いずに、 コンピュータ一等のデジタル情報から直接画像を形成するレーザー直接 描画法が、 生産性のみならず、 解像性や位置精度等の向上も図れることから注目 されるに到り、 それに伴い、 リ ソグラフィ一法においてもレーザー光の利用が盛 んに研究されている。
ところで、 レーザー光源としては、 紫外から赤外領域までの種 の光源が知ら れているが、 画像露光に利用できるレーザー光源としては、 出力、 安定性、 感光 能力、 及びコス ト等の点から、 アルゴンイオンレーザー、 ヘリウムネオンレーザ 一、 Y A Gレーザー、 及び半導体レーザー等の可視から赤外領域の光を発するも のが主力となっており、 例えば、 波長 4 8 8 n mのアルゴンイオンレーザ 、 波 長 5 3 2 n mの F D— Y A Gレーザーを用いたリソグラフィ一法は既に実用化に 到っている。 又、 近年のレーザー技術の著しい進歩により、 青紫色領域で安定的 に発振できる半導体レーザーも利用できるようになった。 しかしながら、 従来の 感光性組成物は、 レーザー光による E接描画法においては、 未だ感度が必ずしも 充分とは言えず、 特に青紫色半導体レーザーの場合にはその出力が他の可視領域 等に比して低いこともあって、 それに対応する感光性組成物の感度、 及び現像性 等は、 直接描画法においてはもとよりリソグラフィ一法においても実用化できる レベルには達していないのが現状である。 この為、 レーザー露光可能なソルダ^" レジスト用材料が強く求められている。
一方、 プリント配線板用のソルダーレジス トとしては、 高精度、 高密度、 環境 問題への配慮等の点から、 液状のレジス トインキが使用され、 その液状レジス ト インキとして、 古くより、 例えば、 エポキシ樹脂の α, 一不飽和モノカルボン 酸付加生成物と二塩基性カルボン酸無水物との反応生成物、 光重合性単量体、 及 び光重合開始剤を含有する光硬化性レジストインキ組成物等が知られている。 また、 メ ツキレジス ト、 エッチングレジス ト、 或いはソルダーレジス ト等用の 光硬化性感光性組成物の感度、 現像性、 及びそれにより形成された画像の耐久性 等の改良を目的として、エポキシ樹脂の α, ]3—不飽和モノカルボン酸付加体に、 多価カルボン酸若しくはその無水物を付加させた、 アル力リ可溶性の変性ェポキ シアタリレート樹脂を含有させた感光性組成物、 並びに、 それをドライフィルム レジスト材として基板上に積層するか、 或いはその組成物塗布液を基板上に塗布 し乾燥させて感光性組成物層を形成したフォトレジスト用画像形成材を高圧水銀 灯、 或いは可視レーザー、 或いは赤外レーザーで露光し現像処理する画像形成方 法(例えば、特許文献 1、特許文献 2、及び特許文献 3参照。)等が知られている。 更に、 半田耐熱性等を高めることを目的として、 ビス (ヒドロキシフエニル) フルオレン型エポキシ樹脂と (メタ) アクリル酸の反応物を更に多塩基性カルボ ン酸若しくはその無水物と反応させて得られる変性エポキシァクリレート樹脂を 用いたソルダーレジス ト樹脂組成物も知られている(例えば、特許文献 4参照。)。„ . しかしながら、 これらに記載される光硬化性組成物は、 感度の面で未だ改良の 余地を残すものであると共に、 被加工基板との密着性、 特にソルダーレジスト等 として高温下におかれたときの密着性が劣るものであった。
また一方、 液晶ディスプレイ等の分野では、 液晶パネルに用いられるカラーフィ ルタ、 ブラックマトリ ックス、 オーバ コ^"ト、 リブ及びスぺーサ一等を形成す る際、 樹脂、 光重合性モノマー及び光重合開始剤等からなる樹脂組成物が用いら れてきた。 樹脂組成物は、 現像性、 パターン精度、 密着性等の観点から種々の組 成が提案されているが、その一つとして、形成プロセスにおいて短時間での形成、 歩留まりの向上を目的として、 上記樹脂組成物に含まれる樹脂として、 エポキシ 樹脂と不飽和基含有カルボン酸またはその無水物の反応物をさらに多塩基性カル
ボン酸またはその無水物と反応させて得られる不飽和基含有樹脂を用いた技術が 開示されている (特許文献 5)。 一方、液晶パネル用樹脂組成物には、 高い硬化性 や優れた機械的特性が要求される場合がある。
例えば、 スぺーサー (本明細書において、 「スぺーサ一」 とは、 樹脂組成物によ り形成されるものであって、 所謂、 柱状スぺーサ一、 フォトスぺーサ一などを示 す。) は、液晶パネルにおいて 2枚の基板の間隔を一定に保つ目的で使用されるも のであるが、 液晶パネル製造時に、 カラーフィルタと基板を高温高圧下で圧着す る工程を経るため、 圧着前後での変形が少なく、 スぺーサ一機能が維持されると いう物性が要求されていた。 即ち、 外部圧力により変形しても、 外部圧力が除か れた場合には元の形状に戻ることが、 実使用環境下におけるスぺーサー用樹脂組 成物の機械的特性として必要であった。 この機械的特性を満たすものとしては、 多官能ァクリレートモノマーの含有量を規定した樹脂組成物等が提案されている
(特許文献 6)。
しかしながら、 こうしたスぺーサ一は、 上記の機械的特性を有しながら、 なおか つ、 パターン精度及び密着性も要求される。 一方、 パターン精度、'密着性の向上 を目的として、 単に上述の一般的な不飽和基含有樹脂を用いたのみではスぺーサ 一に適した機械的特性を有する樹脂組成物を形成することはできなかった。 また 要求される機械特性のうち、 圧着工程での総変形量が大きい、 即ち柔らかいスぺ ーサ一の要求があるものの、上述の一般的な不飽和基含有樹脂を用いたのみでは、 単に柔らかいスぺーサーを形成する事はできるものの、 外部圧力が除かれた後の 回復が不十分で圧着前後での変形が大きく、 実用に耐えうるものではなかった。
[特許文献 1 ]
特開平 5— 2041 50号公報
[特許文献 2]
特開 2000— 147767号公報
[特許文献 3 ]
特開 2001— 2286 1 1号公報
[特許文献 4] .
特開平 4一 355 ¾ 50号公報
[特許文献 5 ]
特開 2001— 174621号公報
[特許文献 6 ]
特開 2002- 174812号公報 く発明の開示〉
本発明は、 前述の従来技術に鑑みてなされたものであって、 従って、 本発明の 目的は、 高感度であると共に、 被加工基板に対する密着性及びその耐熱性に優れ る硬化性組成物であって、 特に、 ソルダーレジスト用として、 又、 レーザー光に よる直接描画に用いるに好適な硬化性組成物を提供することにある。
また本発明の他の目的は、 上記課題を解決した、 液晶ディスプレイ等の液晶パ ネルに用いられる、 カラーフィルタの画像形成用、 ブラックマトリックス用、 ォ 一バーコ一ト用、 リブ用及びスぺーサー用硬化性組成物を提供することにある。 本発明者らは、 上記課題について鋭意検討した結果、 硬化性組成物中に、 特定 の (特に炭素数 5以上のエチレン性不飽和基含有カルボニルオギシ基を有すこと に特徴がある) 不飽和基含有化合物を含有させることにより、 上記目的を達成可 能である事を見出し、 本発明を完成するに至った。 即ち、 本発明の要旨は次の通 りである。
1. 下記一般式 (I) で表される化合物を含有する硬化性組成物
R2一 CH2— pH— CH厂 (θ ττα n—— R4
〔式 (I ) 中、 R1は、 置換基を有していても良いアルキレン基、 又は置換基を有 していても良いァリーレン基を示し、 nは 0〜1 0の整数であり、 4個のベンゼ ン環は更に置換基を有していても良い。 R2は置換基を有していても良い炭素数 5 以上のエチレン性不飽和基含有カルボ二ルォキシ基を示し、 R3、 R4は、 それぞ れ独立して任意の置換基を示す。〕
2 . 微小硬度計による負荷一除荷試験において、 総変形量が 1 . 3 5 μ m以上及 び/又は負荷時の変位が 0 . 2 5 ιηの時の荷重 Nが 0 . 5 0 g f 以下であり、 且つ、 弾性復元率が 5 0。/。以上及ぴ Z又は回復率が 8 0。/。以上である硬化物を形 成しうることを特徴とする硬化性組成物。 ·
3 . 底面断面積が 2 5 m 2以下であり、 且つ弾性復元率が 5 0。/。以上及び Z又 は回復率が 8 5 %以上である硬化物を形成しうることを特徴とする硬化性組成物。
4 . 前記 1又は 2に記載の硬化性組成物を用いて形成された硬化物。
5 . 前記 4に記載の硬化物を有するカラーフィルタ。
6 . 前記 4に記載の硬化物を有する液晶表示装置。 本発明は、 高感度であると共に、 基板に対する密着性及びその耐熱性に優れる 硬化性組成物であって、 特に、 ソルダーレジスト用として、 又、 レーザー光によ る直接描画に用いるに好適な硬化性組成物を提供することが出来る。
また本発明により、 高い硬化性及び優れた機械的特性を有する、 液晶ディスプ レイ等の液晶パネルに用いられる、カラーフィルタ用、ブラックマトリックス用、 オーバーコート用、 リブ用及ぴスぺ一サー用硬化性組成物を提供することが出来 る。
<図面の簡単な説明〉
図 1は、 スぺーサーバターンを上から見た際のプロファイルする位置を示す模 式図である。
図 2は、 スぺーサーパターンの縦断図のプロファイルを示す模式図である。
図 3は、 スぺーサ一の負荷一除荷試験における荷重一変位曲線を示す模式図で ある。 なお、 図中の符号は、 それぞれ、 1はスぺーサーパターン、' 2はスぺーサーパ ターンの中軸 3はプロファイル位置、 4はスぺーサーパターンの縦断図のプロ ファイル、 5は基板面から最高位置までの高さ、 6は基板面から最高位置までの 高さの 9 0 %の高さ、 7は上断面の円の直径 AA ' を示している。
<発明を実施するための最良の形態 >
以下、 本発明を詳細に説明する。 なお、 以下の記載は本発明の実施態様の一例 であり、 本発明はその要旨を超えない限り、 これらに特定されない。
[ 1 ] 硬化性組成物
本発明の硬化性組成物は、 (A— 1 )一般式(I ) で表される化合物及び/"又は (A— 2 ) トリスフ ノールメタン構造を有する化合物 {以下、 併せて (A) 成 分と称することがある。 } を含有することが特徴である。 また、 更に (B ) 光重合 開始剤及び Z又は熱重合開始剤、 及び (C ) エチレン性不飽和化合物を含有する こどが好ましい。 , また、 本発明の硬化性組成物をソルダーレジスト用、 オーバーコート用、 リブ 用或いはスぺーサー用として用いる場合には、 更に (D ) エポキシ化合物、 (E ) エポキシ硬化剤、 (F ) ァミノ化合物、 (H) 無機充填剤を含有させても良い。 ま た本発明の硬化性組成物をカラーフィルタ用またはブラックマトリックス用とし て用いる場合には、 更に (L ) 色材及び (M) 分散剤及び/または分散助剤を含 有する事が好ましい。
また本発明の硬化性組成物をレーザー直接描画法に用いる場合には、更に (J ) 増感色素を含有することが好ましい。
また他の構成要件として、 更に (G ) 重合加速剤、 (I ) 界面活性剤、 (K) 他 のアルカリ可溶性樹脂、 (N) その他の添加剤等を挙げる事が出来る。
または、 本発明の硬化性組成物は、 後述する微小硬度計による負荷一除荷試験 S において、 総変形量が 1. 3 5 μ m以上及び/又は負荷時の変位が 0. 25 μ m の時の荷重 Nが 0. 50 g f以下であり、 且つ、 弾性復元率が 50 %以上及び Z 又は回復率が 80 %以上である硬化物を形成しうることが特徴である。
または、 本発明の硬化性組成物は、 後述する底面断面積が 25 /xm2以下であ り、 且つ弾性復元率が 50%以上及び Z又は回復率が 8 5%以上である硬化物を 形成しうることが特徴である。
以下、 本発明の硬化性組成物の各構成要件について説明する。 .
[1 - 1] (A— 1) 一般式 (I) で表される化合物'
本発明の硬化性組成物は下記一般式 (I) で表される化合物 (A— 1) を含有す る事が特徴である。
〔式 (I) 中、 R1は、 置換基を有していても良いアルキレン基、 又は置換基を有 していても良いァリーレン基を示す。 R2は置換基を有していても良い炭素数 5以 上のエチレン性不飽和基含有カルボ二ルォキシ基を示す。 R3、 R4は、 それぞれ 独立して任意の置換基を示す。 nは 0~ 1 0の整数である。 4個のベンゼン環は 更にそれぞれ独立して置換基を有していても良い。〕
ここで、 R1のアルキレン基としては、 炭素数が 1〜 5であるのが好ましく、 メチレン基、 エチレン基、 プロピレン基、 プチレン基が更に好ましく、 又、 ァリ 一レン基としては、 炭素数が 6〜10であるのが好ましく、 フエ二レン基である
のが更に好ましい。中で、本発明においては、アルキレン基であるのが好ましい。 又、 これらのアルキレン基、 ァリーレン基の置換基としては、 例えば、 炭素数が
1〜 1 5のアルキル基等が挙げられる。 又、 nは 0〜 1 0の整数であり、 0〜5 であるのが好ましく、 0 ~ 3であるのが更に好ましい。 nが前記範囲超過では、 硬化性組成物を硬化物とした際、 現像時に画像部として膜減り等が生じたり、 耐 熱性が低下したりすることとなる。
R 1の「有していても良い」置換基としては、例えば、水素原子、ハロゲン原子、 水酸基、 炭素数 1〜: L 0のアルキル基、 炭素数 2〜 1 0のァルケ-ル基、 フエ二 ル基、 力ルポキシル基、 スルファニル基、 ホスフイノ基、 アミノ基、 ニトロ基等 が挙げられる。 '
R2の置換基を有していても良いエチレン性不飽和基含有力ルポニルォキシ基 の炭素数は 5以上であれば、 上限は特に制限はないが、 好ましくは 5 0、 更に好 ましくは 3 0である。 本発明の硬化性組成物をソルダーレジスト用に用いる場合 は、 炭素数の上限は 2 0が更に好ましく、 1 5が特に好ましい。
また、 R2のエチレン性不飽和基含有カルボニルォキシ基は、 下記一般式 (Π ) で表される基であるのが更に好ましい。
〔式(Π ) 中、 R 7、 R 8、 R 9はそれぞれ独立して水素原子又はメチル基を示し、 Y 1は任意の 2価基を示す。 式中 *は、 一般式 (I ) で表される化合物の一 C H 2 一と R 2との結合を示す。〕 なお、 Y 1は好ましくは置換基を有していても良いアルキレン基又は Z及ぴ置 換基を有していても良いァリーレン基と、 カルポニルォキシ基とを含む 2価基を 示す。
更に好ましくは置換基を有していても良い炭素数 1~10のアルキレン基又は 、 /及び置換基を有していても良い炭素数 1〜 1◦のァリーレン基と、 カルボニル ォキシ基とを含む 2価基を示す。
R3は、 好ましくは水素原子、 下記式 (Ma) で表される置換基、 及び (nib) で表される置換基を示す。
O
一 C一 R51
〔式 (ma) 中、 R51は置換基を有していても良いアルキル基、 置換基を有して いても良いアルケニル基、 置換基を有していても良いシクロアルキル基、 置換基 を有していても良いシクロアルケ-ル基、 置換基を有していても良いァリール基 を示す。〕
ここで、 R51のアルキル基としては炭素数が 1〜20であるのが好ましく、又、 アルケニル基としては炭素数が 2〜20であるのが好ましく、 又、 シクロアルキ ル基としては炭素数が 3〜20であるのが好ましく、 又、 シクロアルケエル基と しては炭素数が 3〜 20であるのが好ましく、 又、 アリ^"ル基としては炭素数が 6〜20であるのが好ましい。
RSIの置換基に 「有していても良い」 置換基としては、 例えば、 水素原子、 ハ ロゲン原子、 水酸基、 炭素数 1〜 10のアルキル基、 炭素数 2〜 10のアルケニ ル基、 フエ-ル基、 力ルポキシル基、 カルボニル基、 スノレファ-ル基、 ホスフィ ノ基、 アミノ基、 ニトロ基等が挙げられる。 中でも、 カルボキシル基を有してい るのが好ましい。
O
II H (nib)
— C一 N— R52
〔式 (fflb) 中、 R52は置換基を有していても良いアルキル基、 置換基を有して 、 いても良いアルケニル基、 置換基を有していても良いシクロアルキル基、 置換基 を有していても良いシクロアルケエル基、 置換基を有していても良いァリール基 を示す。〕
ここで、 R52のアルキル基としては炭素数が 1〜20であるのが好ましく、又、 ァルケ-ル基としては炭素数が 2〜20であるのが好ましく、 又、 シクロアルキ ル基としては炭素数が 3〜20であるのが好ましく、 又、 シクロアルケニル基と しては炭素数が 3〜20であるのが好ましく、 又、 ァリール基としては炭素数が 6〜 20であるのが好ましい。
R52の置換基に 「有していても良い」 置換基としでは、 例えば、 水素原子、 ハ ロゲン原子、 水酸基、 炭素数 1〜 10のアルキル基、 炭素数 2~10のァルケ- ル基、 フエエル基、 力ルポキシル基、 カルボ-ル基、 スルファニル基、 ホスフィ ノ基、 アミノ基、 ニトロ基等が挙げられる。
R4で表される置換基は特に制限はないが、 例えば、 下記一般式 (IV) で表され る置換基が挙げられる。 '
R2— CH2— CH— CH2— (OR1) n—氺
I · .
O (IV)
I
R3
〔式 (IV) 中、 R R2、 R 3及び nは一般式 (I) におけると同義。 式中 *は、 一般式 (I) で表される化合物の一 O—と R4の結合を示す。〕
一般式 (I) におけるベンゼン環の置換基としては、 例えば、 炭素数が 1〜1 5のアルキル基、 炭素数が 1〜1 5のアルコキシ基、 炭素数が 2〜1 5のァシル 基、 炭素数が 6〜14のァリール基、 カルボキシル基、 水酸基、 炭素数 2〜1 6 のアルコキシカルボ二ル基、 ハロゲン原子等が挙げられ、 炭素数が 1〜5のアル
キル基、 フエエル基、 ハロゲン原子が更に好ましい。
一般式 (I ) で表される化合物は、 その構造を持っているものであれば、 その 製造方法については特に限定されないが、 例えば下記一般式 (V) で表されるビ ス (ヒ ドロキシフエ-ル) フルオレン型エポキシ化合物より得られる化合物を挙 げる事ができ、 更に具体的には一般式 (V ) で表される化合物を原料として、 こ れに炭素数 5以上のエチレン性不飽和基含有カルボ-ルォキシ基を形成し、 更に 多価カルボン酸並びにその無水物、 及びィソシァネート基を有する化合物の何れ かにより選ばれる 1以上の化合物を反応させることにより得られる化合物を挙げ る事が出来る。
〔式 (V ) 中、 R n、 4個のベンゼン環の更に有していても良い置換基は、 そ れぞれ式 (I ) におけると同義。 R 5は、 式 (I ) における R 1と同義。〕
これらの前記一般式(V) で表されるビス (ヒ ドロキシフェ^ル) フルオレン型 エポキシ化合物を形成するビス (ヒ ドロキシフエ-ル) フルオレンとしては、 例 えば、 9 , 9 _ビス (4, 一ヒ ドロキシフエ二ノレ) フノレオレン、 9, 9一ビス (4, —ヒ ドロキシ一 3 ' —メチノレフエ- レ) フノレオレン、 9, 9—ビス (4, 一ヒ ド 口キシ一 3, 、 5 ' 一ジメチノレフエ二ノレ) フノレオレン、 9 , 9—ビス (4, ーヒ ドロキシー 3 ' —メ トキシフエ二ノレ) フノレオレン、 9, 9—ビス (4, 一ヒ ドロ キシ一 3 ' —フノレォロフエ-ノレ) フスレオレン、 9 , 9一ビス (4, 一ヒ ドロキシ 一 3 ' —クロ口フエニル) フノレオレン、 9, 9一ビス (4, ーヒ ドロキシ一 3, 、 5 ' ージクロ口フエ二ノレ) フノレオレン、 9, 9一ビス (4 ' ーヒ ドロキシ一 3, 一ブロモフエ二ノレ) フルオレン、 9, 9—ビス (4, ーヒ ドロキシー 3, 、 5 ' ージプロモフエニル) フルオレン等が挙げられる。 これらのビス (ヒドロキシフ
ェニル) フルオレン型エポキシ化合物は単独で用いても、 2種以上を併用しても ヽ 良い。
又、 前記一般式(V )で表されるビス (ヒ ドロキシフエ-ル) フルオレン型ェポ キシ化合物に形成させるエチレン性不飽和基含有カルボニルォキシ基の炭素数は 5以上であれば、 上限は特に制限はないが、 好ましくは 5 0、 更に好ましくは 2 0である。 本発明の硬化性組成物をソルダーレジス ト用に用いる場合は、 炭素数 の上限は 2 0が更に好ましく、 1 5が特に好ましい。炭素数が前記範囲未満では、 硬化性組成物を硬化物とした際、 柔軟性が不足して基板に対する密着性が劣るこ ととなり、 一方、 炭素数が多すぎると耐熱性が低下することとなる。
これらのェチレン性不飽和基含有カルボ-ルォキシ'基は、 下記一般式(Π )で表 される基であるのが好ましい。
〔式 (Π ) 中、 R 7、 R R 9は水素原子又はメチル基を示し、 Y 1は任意の 2価 基を.示す。 式中 *は、 ビス (ヒドロキシフエ-ル) フルオレン型エポキシ化合物, のエポキシ基の開環により生ずるメチレン基との結合を示す。〕
ここで、 前記一般式(Π )で表されるエチレン性不飽和基含有力ルポエルォキシ 基は、 前記一般式 (V ) で表される化合物を原料とした反応により、 結果として 形成されていればその形成方法は限定されるものではない。 その形成方法として は、 具体的には、 前記一般式 (V ) で表される化合物に、 エチレン性不飽和基含 有カルボン酸類を反応させる方法や、 まずェチレン性不飽和基を含有しないカル ボン酸類を反応させた後に、 続く反応により形成させる等の方法を挙げる事が出 来る。
そのエチレン性不飽和基含有カルボン酸類としては、例えば、 (メタ) アクリル 酸〔尚、本発明において、 「 (メタ) アクリル」 とは、 「アクリル」 又は/及ぴ「メ
タクリル」 を意味するものとする。〕 とラク トン或いはポリラタ トンとの反応生成 、 物類、 無水琥珀酸、 無水アジピン酸、 無水マレイン酸、 無水フマル酸、 無水イタ コン酸、 テトラヒ ドロ無水フタル酸、 メチルテトラヒ ドロ無水フタル酸、 へキサ ヒ ドロ無水フタル酸、 メチルへキサヒ ドロ無水フタル酸、 メチルエンドメチレン テトラヒ ドロ無水フタル酸、 無水フタル酸等の飽和若しくは不飽和ジカルボン酸 無水物と、 ヒ ドロキシェチル (メタ) ァクリレート、 ヒ ドロキシプロピル (メタ) アタリレート、 ヒ ドロキシブチル (メタ) アタリレート、 ポリエチレングリコー ルモノ (メタ) アタリレート、 グリセリンジ (メタ) アタリレート、 トリメチロ ールプロパンジ (メタ) ァクリレート、 ペンタエリスリ トールジ (メタ) ァクリ レート、 ペンタエリスリ トー ^/レトリ (メタ) アタリレート、 ジペンタエリスリ ト 一ルペンタ (メタ) アタリレート等の (メタ) アタリレート等の 1分子中に 1個 以上のヒ ドロキシル基を有する'(メタ) ァクリレート誘導体とを反応させて得ら れる半エステル類、 前記の如き飽和若しくは不飽和ジカルボン酸無水物と、 フエ ニルダリシジルエーテル、 グリシジル (メタ) アタリレート、 3, 4一エポキシ シク口へキシルメチル (メタ) アタリレート、 8, 9一エポキシ 〔ビシクロ [ 4 .
3 . 0 ]ノニー 3—ィル〕 (メタ)アタリレート、 8 , 9—エポキシ〔ビシク口 [ 4 .
3 . 0 ] ノニー 3—^ rル〕 ォキシメチル (メタ) アタリレート等の不飽和基含有 グリ.シジル化合物と 'を反応させて得られる半エステル類等が挙げられる'。:これら. の中で、 本発明においては、 無水琥珀酸、 無水マレイン酸、 テトラヒ ドロ無水フ タル酸、 無水フタル酸等と、 ヒ ドロキシェチル (メタ) アタリレート、 ヒ ドロキ シプロピル (メタ) ァクリレート、 ヒ ドロキシブチル (メタ) ァクリレート、 ぺ ンタエリスリ トーノレトリ (メタ) ァクリレート、 ジペンタエリスリ トーノレペンタ
(メタ)ァクリレート、等とを反応させて得られる半エステル類が特に好ましい。
これらは単独で用いても、 2種以上を併用しても良い。
またそのエチレン性不飽和基を含有しないカルボン酸類としては、 乳酸、 ジヒ ド ロキシプロピオン酸などの水酸基含有カルボン酸おょぴその無水物、 琥珀酸、 マ レイン酸、 テトラヒ ドロフタル酸、 フタル酸、 酒石酸等の飽和若しくは不飽和ジ カルボン酸およびその無水物が挙げられる。. 続いて、 生成する水酸基やカルボキ
シル基に反応する官能基を有する化合物を反応させて、 炭素数 5以上のエチレン 、 性不飽和基含有カルボ-ルォキシ基を形成させる。 ここで、 水酸基やカルボキシ ル基に反応する官能基を有する化合物としては、 エポキシ基、 カルボキシル基、 イソシァネート基を有する化合物が好ましく、 具体的には、 前記のエチレン性不 飽和基含有カルボン酸類、 前記の不飽和基含有グリシジル化合物等のエチレン性 不飽和基含有化合物などを挙げる事が出来るが、 これらに限定されるものではな い。
又、 前記一般式(V)で表されるビス (ヒ ドロキシフエニル) フルオレン型ェポ キシ化合物を原料として、 これに炭素数 5以上のエチレン性不飽和基含有力ルポ -ルォキシ基を形成した後、 更に反応させる多価カルボン酸若しくはその無水物 としては、 例えば、 琥珀酸、 マレイン酸、 ィタコン酸、 テトラヒ ドロフタル酸、 メチノレテトラヒ ドロフタノレ酸、 へキサヒ ドロフタノレ酸、 メチノレへキサヒ ドロフタ ル酸、 メチルエンドメチレンテトラヒ ドロフタル酸、 フタル酸等の飽和若しくは 不飽和ジカルボン酸及ぴそれらの酸無水物、 トリメリット酸及ぴその無水物、 及 び、 ピロメリット酸、 ベンゾフエノンテトラカルポン酸、 ビフエ ルテトラカル ボン酸、 ビフエ-ルエーテルテトラカルボン酸、 ブタンテトラカルボン酸等の置 換されていても良い脂肪族あるいは芳香族テトラカルボン酸及びそれらの酸無水 物等が挙げられる。 これらの中で、 テトラヒ ドロフタル酸、 フタル酸等のジカル ボン酸及ぴその酸無水物、 トリメリット酸及ぴその無水物、 ピロメリット酸、 ビ フエ-ルテトラカルポン酸、 ブタンテトラカルボン酸等のテトラカルボン酸及び その酸二無水物等が、 硬化性組成物としてアルカリ現像時の非画像部の溶解除去 性に優れるので好ましく、 テトラヒ ドロフタル酸、 フタル酸等のジカルボン酸及 びその酸無水物、 トリメリット酸及びその無水物等の 3価以下のカルボン酸及ぴ その無水物が特に好ましい。
またそのイソシァネート基を有する化合物としては、 ブタンイソシァネート、 3—クロ口ベンゼンイソシァネート、 シクロへキサンイソシァネート、 3 _イソ プロぺノィルー a , ひージメチルベンジルイソシァネート等の有機モノイソシァ ネート、パラフエ-レンジィソシァネート、 2 , 4—トリレンジィソシァネート、
2, 6—トリレンジイソシァネート、 4, 4' ージフエニルメタンジイソシァネ ート、 ナフタレン一 1 , 5—ジイソシァネート、 トリジンジイソシァネート等の 芳香族ジイソシァネート、 へキサメチレンジイソシァネート、 2, 4, 4一トリ メチルへキサメチレンジイソシァネート、 ダイマー酸ジィソシァネート等の脂肪 族ジイソシァネート、イソホロンジイソシァネート、 4 , 4' ーメチレンビス (シ クロへキシノレイソシァネート) 、 ω, ω' —ジイソシネートジメチノレシクロへキ サン等の脂環族ジイソシァネート、 キシリレンジイソシァネート、 α, a, a' , α' ーテトラメチルキシリレンジィソシァネート等の芳香環を有する脂肪族ジィ ソシァネート、 リジンエステルトリイソシァネート、 1 , 6, 1 1—ゥンデカン トリイソシァネート、 1, 8—ジイソシァネート一 4'—イソシァネートメチルォ クタン、 1, 3, 6 _へキサメチレントリイソシァネート、 ビシクロヘプタント リイソシァネート、 トリス (イソシァネートフエ-ルメタン) 、 トリス (イソシ ァネートフエ-ル) チォホスフェート等のトリイソシァネート、 及びこれらの 3 量体、 水付加物、 及びこれらのポリオール付加物等が挙げられる。 好ましいのは 有機ジイソシァネートの二、 三量体で、 最も好ましいのはトリレンジイソシァネ ートのトリメチロールプロパン付加物、 トリレンジイソシァネートの三量体、 ィ ソホロンジイソシァネートの三量体である。 これらは単独で用いても、 2種以上 を併用しても良い。 - . 尚、 本発明における一般式 ( Γ) で表される化合物としては、 酸価が 3 0〜 1 5 Omg · K O HZ gであるのが好ましく、 40〜: L O Omg · KOH/gであ るのが更に好ましい。 又、 ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフィーによるポリ スチレン換算の重量平均分子量が 1 , 0 0 0〜 1 0 0, 000であるのが好まし く、 1, 5 0 0〜: L 0, 000であるのが更に好ましい。
又、 本発明における一般式 (I ) で表される化合物の具体的な合成方法を挙げ るならば、例えば前記特許文献 4等に記載の従来公知の方法により、具体的には、 前記ビス (ヒ ドロキシフエニル) フルオレン型エポキシ化合物をメチルェチルケ トン、 ェチルセ口ソルブァセテート、 ブチルセ口ソルプアセテート等の有機溶剤 に懸濁又は溶解させ、 トリェチルァミン、 ベンジルジメチルァミン、 トリベンジ
ルァミン等の第 3級ァミン類、 又は、 テトラメチルアンモェゥムクロライド、 メ 、 チノレトリェチルアンモ-ゥムク口ライド、テトラェチ アンモニゥムクロライド、 テトラプチノレアンモニゥムクロライド、 トリメチノレべンジノレアンモニゥムクロラ ィド等の第 4級アンモ-ゥム塩類、トリフ ニルホスフィン等の燐化合物、又は、 トリフエニルスチビン等のスチビン類等の触媒の'存在下、 ハイドロキノン、 ハイ ドロキノンモノメチルエーテル、 メチルハイドロキノン等の熱重合禁止剤の共存 下に、 前記エチレン性不飽和基含有カルボン酸類を、 エポキシ化合物のエポキシ 基の 1化学当量に対じて通常 0. 8〜1. 5化学当量、 好ましくは 0. 9〜1.
1化学当量となる量で加え、 通常 60〜 1 50°C、 好ましくは 80〜 1 20°Cの 温度で付加反応させ、 引き続き、 前記多価カルボン酸若しくはその無水物を、 前 記反応で生じた水酸基の 1化学当量に対して通常 0. 05〜1. 0化学当量とな る量で加えて、前記条件下で反応を続ける等の方法により製造することができる。
[1 -2] (A- 2) トリスフ ノールメタン構造を有する樹脂
本発明の硬化性組成物は後述する [ 1一 1 5] 及び 又は [1— 1 6] に記載 の物性条件を満たせば、 [ 1 _ 1 ]に記載の (A— 1 )成分に加え、又は(A— 1 ) 成分の代わりに、 (A— 2)トリスフェノールメタン構造を有する樹脂を含有して いても良い。 . „ 本発明のトリスフエノールメタン構造を有する樹脂としては、 その樹脂構造中 にトリスフエノールメタン構造を有していれば特に限定はされないが、 例えば、 トリスフエノールメタン構造を有するエポキシ樹脂と、 (メタ)ァクリル酸及ぴそ の無水物、或いは前記のエチレン性不飽和基含有カルボン酸類との反応生成物に、 前記の多価カルボン酸若しくはその無水物を反応させて得られる樹脂を好ましい ものとして挙げる事が出来る。
ここで、 トリスフエノールメタン構造を有するエポキシ樹脂は、 例えば日本化 薬社製 「EP PN— 501 H」 「EP PN— 50 1 HY」 「EPPN— 502H」 等を挙げることが出来る。
また、 トリスフェノールメタン構造を有する樹脂としては、 例えば、 日本化薬
社製 「TCR 1025」 「TCR 1 064」 「TCR 1 286」 等を挙げることが 、 出来る。 本発明の硬化性組成物の構成要件となる (A— 1) 成分及び/又は (A— 2) 成分の二重結合の重量あたりの量は、 二重結合当量:(二重結合当量) = (化合物 の重量 (g〉) (化合物の二重結合含有 m o 1数) で表され、 単位重量あたりの 二重結合が多いほど二重結合当量の値は小さくなる。 本発明の硬化性組成物をス ぺーサ一用途で用いる場合は、回復率及び/又は弾性回復率向上のため、 (A)全 体の二重結合量が 5 50以下であることが好ましく、更に好ましくは 400以下、 最も好ましくは 3 50以下である。
尚、 本発明の硬化性組成物全体としての二重結合量は 200以下であることが 好ましく、 更に好ましくは 1 60以下、 最も好ましくは 1 50以下である。
二重結合当量はエチレン性二重結合をもつ化合物の合成時の仕込み量から上記 式にて計算することもできるし、 レジスト等の複雑系においては公知の方法によ り溶液の二重結合当量を測定した後、 レジストの固形分濃度を公知の方法により 測定して、 (二重結合当量) = (レジストの二重結合当量) X (固形分濃度) によ り算出することもできる。
[1 -3] (B) 光重合開始剤及び/又は熱重合開始剤 .
本発明の硬化性組成物は、 更に (B) 光重合開始剤及び/又は熱重合開始剤を 含有していても良い。 (B)成分の光重合開始剤は、硬化性組成物が活性光線の照 射を受けたときに、ラジカル、酸、又は塩基等の活性種を発生し、前記一般式( I ) で表される化合物、 及び必要に応じて用いられる、 後述する (C) 成分のェチレ ン性不飽和化合物を重合に到らしめる活性化合物であって、 例えば、 ァセトフエ ノン類、 ベンゾフエノン類、 ヒ ドロキシベンゼン類、 チォキサントン類、 アント ラキノン類、 ケタール類、 へキサァリールビイミダゾール類、 チタノセン類、 ノヽ ロゲン化炭化水素誘導体類、有機硼素酸塩類、ォニゥム塩類、スルホン化合物類、 力ルバミン酸誘導体類、 スルホンアミ ド類、 トリアリールメタノール類等が挙げ
られる。
そのァセトフエノン類としては、例えば、 2, 2—ジェトキシァセトフエノン、 2, 2—ジメ トキシ一 2—フエニノレアセトフエノン、 1ーヒ ドロキシシクロへキ シルフエ-ルケトン、 1ーヒ ドロキシ一 1一 (ρ—ドデシルプェニル) ケトン、 1ーヒ ドロキシ一 1ーメチノレエチノレー (p—イソプロピノレフェニノレ) ケトン、 1 一トリクロロメチルー ( p ·—ブチルフエニル) ケトン、 ひーヒ ドロキシ一 2—メ チルフエ-ルプロパノン、 及び後述する α—アミノアセトフエノン等が、 又、 ベ ンゾフエノン類としては、例えば、ベンゾフエノン、 2—メチルベンゾフエノン、 3—メチノレべンゾフエノン、 4ーメチノレべンゾフエノン、 2—力ノレポキシベンゾ フエノン、 2—クロ口べンゾフエノン、 4一プロモベンゾフエノン、 ミヒラーゲ トン等が、 又、 ヒ ドロキシベンゼン類としては、 例えば、 2—ヒ ドロキシ一 4— η—オタ トキシベンゾフエノン、 2—ヒ ドロキシ一 4一べンジノレべンゾフエノン、 2— (2—ヒ ドロキシ一 5—メチルフエニル) ベンゾトリァゾール、 4ージー t ーブチノレフエニノレー 3, 5—ジー t—ブチノレー 4ーヒ ドロキシベンゾエート等が、 又、 チォキサントン類としては、 例えば、 チォキサントン、 2ーェチルチオキサ ントン、 2—イソプロピルチォキサントン、 2, 4一ジメチルチオキサントン、 2, 4一ジェチルチオキサントン、 2, 4ージィソプロピルチオキサントン、 2 一クロ口チォキサントン等が、 又、 アントラキノン類とじては、 例えば、 2—メ. チルアントラキノン等が、 又、 ケタール類としては、 例えば、 ベンジルジメチル ケタール等が、 それぞれ挙げられる。
また、 そのへキサァリールビイミダゾール類としては、 例えば、 2, 2 '—ビス ( o—クロ口フエニル)一 4 , 4,, 5, 5,一テトラフエ二ルビィミダゾール、 2 , 2,一ビス (o—クロ口フエ二ノレ) 一 4, 4,, 5, 5,ーテトラ (o , p—ジクロ 口フエ二ノレ) ビイミダゾール、 2, 2,一ビス (o, p—ジクロロフエ-ズレ) 一4 , 4,, 5, 5,ーテトラ (o, : p—ジクロ口フエ-ル) ビイミダゾール、 2, 2,一 ビス (o—クロ口フエニル) 一4 , 4,, 5, 5,一テトラ (p—フルオロフェニノレ) ビイ ミダゾーノレ、 2 , 2 '—ビス (o—クロ口フエ二ノレ) ー 4, 4 ', 5, 5 '—テ トラ (o, : —ジブロモフエニル) ビイミダゾール、 2 , 2,一ビス (o—ブロモ
フエニル) 一 4, 4,, 5 , 5,ーテトラ (o , p—ジクロロフエニル) ビイミダゾ 一ノレ、 2, 2,一ビス ( o—クロ口フエ-ノレ) 一 4 , 4', 5 , 5,一テトラ (p— クロ口ナフチル) ビイミダゾール等が挙げられる。 中で、 へキサフエ二ルビイミ ダゾール化合物が好ましく、 そのィミダゾール環上の 2, 2,一位に結合したベン ゼン環の o—位がハロゲン原子で置換されたものが更に好ましく、 そのィミダゾ ール環上の 4, 4,, 5, 5,一位に結合したベンゼン環が無置換、 又は、 ハロゲン 原子或いはアルコキシカルボ-ル基で置換されたものが特に好ましい。
また、 そのチタノセン類としては、 例えば、 ジシクロペンタジェエルチタユウ ムジクロライ ド、 ジシクロペンタジェェ /レチタニウムビスフエ二ノレ、 ジシクロぺ ンタジェェノレチタニウムビス ( 2, 4ージフノレオロフ'ェェノレ)、 ジシクロペンタジ ェニノレチタニウムビス ( 2, 6—ジフノレオロフェニノレ)、 ジシクロペンタジェェノレ チタニウムビス ( 2 , 4 , 6— トリフノレオロフェニノレ)、 ジシクロペンタジェ二ノレ チタニウムビス ( 2, 3, 5 , 6—テトラフノレオロフェニノレ)、 ジシクロペンタジ ェニノレチタニウムビス ( 2, 3 , 4 , 5, 6—ペンタフノレオロフェェノレ)、 ジ (メ チノレシクロペンタジェ二ノレ) チタェゥムビス (2, 6—ジフノレオロフェニノレ)、 ジ'
(メチルシク口ペンタジェニル) チタニウムビス (2 , 3 , 4, 5 , 6—ペンタ フノレオ口フエ-ノレ)、 ジシクロペンタジェ二ノレチタニウムビス 〔2, 6—ジフノレオ ロー 3— (1一ピロリル) フエエル〕 等が挙げられる。 中で、 ジシクロペンタジ ェニル構造とビスフエニル構造を有するチタン化合物が好ましく、 ビスフエ-ル 環の o—位がハロゲン原子で置換されたものが特に好ましい。
また、 そのハロゲン化炭化水素誘導体類としては、 ハロメチル化 s—トリアジ ン誘導体類が挙げられ、 例えば、 2 , 4, 6—トリス (モノクロロメチル) 一 s ートリアジン、 2, 4, 6—トリス (ジクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2, 4, 6—トリス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2—メチルー 4, 6— ビス (トリクロロメチノレ) 一 s—トリアジン、 2— n—プロピル一4, 6—ビス
(トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2— (α, a , /3—トリクロロェチル) — 4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2—フエニル一 4, 6 —ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2— (ρ—メ トキシフエ-ル)
一 4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s —トリアジン、 2— ( 3, 4一ェポキ シフエ-ル) 一4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2— ( p —クロ口フエ-ル) _ 4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2 一 〔 1一 (p—メ トキシフエニル) 一 2 , 4—ブタジェニル〕 一 4 , 6—ビス (ト リクロロメチノレ) 一 s—トリアジン、 2—スチリノレー 4 , 6—ビス (トリクロ口 メチル) 一 s _トリァジン、 2— ( p—メ トキシスチリル) - 4 , 6 -ビス (ト リクロロメチノレ) 一 s—トリアジン、 2— ( p—メ トキシ一 m—ヒ ドロキシスチ リル) 一4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2— (p— i 一
一 4 , 6—ビス (トリクロロメチル) トリアジ ン、 2— ( p—トリル) 一 4, 6—ビス (トリク口ロメチル) 一 s—トリァジン、 2— (p—メ トキシナフチル) 一 4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリ ァジン、 2— (p—エトキシナフチル) 一 4, 6—ビス (トリクロロメチル) 一 s—トリアジン、 2— (p—エトキシカルポュルナフチル) 一 4, 6—ビス (ト リクロロメチノレ) 一 s—トリアジン、 2—フエ二ルチオ一 4, 6—ビス (トリク ロロメチ /レ) 一 s—トリアジン、 2—ベンジ/レチォ一 4 , 6—ビス (トリクロ口 メチル) 一 s—トリアジン、 2 , 4 , 6—トリス (ジブロモメチル) 一 s—トリ ァジン、 2, 4, 6—トリス (トリプロモメチル) 一 s—トリアジン、 2—メチ ルー 4, 6—ビス (トリプロモメチル) 一 s—トリアジン、 2—メ トキシー 4,. 6—ビス (トリプロモメチル) 一 s—トリアジン等のハロメチル化 s—トリアジ ン誘導体類が挙げられ、 中で、 ビス (トリハロメチノレ) 一 s—トリアジン類が好 ましい。
また、 その有機硼素酸塩類としては、 例えば、 有機硼素アンモニゥム錯体、 有 機硼素ホスホニゥム錯体、 有機硼素スルホ二ゥム錯体、 有機硼素ォキソスルホ二 ゥム錯体、有機硼素ョードニゥム錯体、有機硼素遷移金属配位錯体等が挙げられ、 その有機硼素ァ-オンとしては、 例えば、 n—プチルートリフエニル硼素ァ-ォ ン、 n—ブチノレートリス (2 , 4, 6—トリメチルフエ-ル) 硼素ァニオン、 n ーブチ —トリス (ρ—メ トキシフエニル) 硼素ァニオン、 11 —ブチノレートリス ( ρ—フルオロフェニル) 硼素ァニオン、 η—プチルートリス (m—フノレオロフ
ェニル) 硼素ァニオン、 n—プチルートリス (3—フルオロー 4一メチルフエ二 、 ル) 硼素ァニオン、 nーブチルートリス (2 , 6—ジフルオロフヱニル) 硼素ァ ユオン、 n—プチルートリス (2, 4, 6—トリフルオロフェニル) 硼素ァニォ ン、 n—プチノレートリス (2 , 3 , 4, 5 , 6—ペンタフノレオロフェ -ル) 硼素 ァニオン、 n—プチノレートリス (p—クロ口フエ二ノレ) 硼素ァニオン、 n—プチ ノレートリス (2, 6—ジフノレオロー 3—ピロリノレフェニノレ) 一硼素ァニオン等の アルキル一トリフエ-ル硼素ァユオンが好ましく、 又、 対カチオンとしては、 ァ ンモニゥムカチ才ン、 ホスホニゥムカチ才ン、 スゾレホニゥムカチ才ン、 ョードニ ゥムカチオン等のォニゥム化合物が好ましく、 テトラアルキルアンモニゥム等の 有機アンモニゥムカチオンが特に好ましい。 '
また、 そのォ-ゥム塩類としては、 例えば、 テトラメチルアンモニゥムブロマ イ ド、 テトラエチノレアンモェゥムブロマイ ド等のアンモ-ゥム塩、 ジフエ-ルョ 一ドニゥムへキサフノレオロアノレセネート、 ジフエニノレョードニゥムテトラフノレオ ロボレート、 ジフエ二/レョードエゥム p—トノレエンスノレホネート、 ジフエ-ノレョ 一ドエゥムカンファースノレホネー ト、 ジシク口へキシノレョードニゥムへキサフノレ ォロアルセネート、 ジシクロへキシルョードニゥムテトラフルォロポレート、 ジ シク口へキシノレョ一ドニゥム p—ト /レエンスノレホネート、 ジシク口へキシノレョー ドニゥムカンファースルホネート等のョード -ゥム塩、 トリフエ-ルスルホニゥ ムへキサフノレオロアノレセネート、 トリフエニノレスノレホニゥムテトラフルォロボレ ート、 トリフエニルスルホニゥム ρ—トルエンスルホネート、 トリフエ-ルスル ホニゥムカンファースノレホネート、 ト リシク口へキシノレスノレホ-ゥムへキサフノレ ォロアルセネート、 トリシク口へキシルスルホ-ゥムテトラフルォロポレート、 ト リシク口へキシノレスノレホニゥム p—トノレエンスノレホネート、 ト リシク口へキシ ルスルホニゥムカンファースルホネート等のスルホ二ゥム塩等が挙げられる。
また、 そのスルホン化合物類としては、 例えば、 ビス (フエニルスルホニル) メタン、 ビス (p—ヒ ドロキシフエニノレス/レホニゾレ) メタン、 ビス (p—メ トキ シフエニノレスノレホ-ノレ) メタン、 ビス (<¾—ナフチノレスノレホニノレ) メタン、 ビス
( i8—ナフチルスルホニル) メタン、 ビス (シクロへキシルスルホニル) メタン、
ビス ( t一プチルスルホエル) メタン、 フエニルスルホニル (シクロへキシルス 、 ルホュル) メタン等のビス (スルホ -ル) メタン化合物、 フエニルカルボニル(フ ェニルスノレホニノレ) メタン、ナフチノレカノレポ二ノレ(フエニノレスノレホニノレ) メタン、 フエ-ルカルボニル (ナフチルスルホニル) メタン、 シクロへキシルカルボニル
(フエニノレスノレホニノレ) メタン、 t一プチノレカノレポ二ノレ (フエニノレスノレホニノレ) メタン、 フエ-ルカルボ-ル (シクロへキシルスルホニル) メタン、 フエエノレカ ルポ-ル (t一プチルカルボ -ル) メタン等のカノレポ二ノレ (スルホニル) メタン 化合物、 ビス (フエニルスルホェノレ) ジァゾメタン、 ビス (p—ヒドロキシフエ -ノレス/レホニノレ) ジァゾメタン、 ビス (p—メ トキシフエニノレスノレホニノレ) ジァ ゾメタン、 ビス (ひ一ナフチノレス/レホニノレ) ジァゾメタン、 ビス ( β —ナフチル スノレホェノレ) ジァゾメタン、 ビス (シクロへキシノレスノレホニノレ) ジァゾメタン、 ビス (tーブチルスルホ -ル) ジァゾメタン、 フエニルスルホニル (シクロへキ シルスルホニル) ジァゾメタン、 ビス (スルホニル) ジァゾメタン化合物、 フエ 二ノレカノレポ二/レ (フエエノレスノレホ-ノレ) ジァゾメタン、 ナフチノレカノレポ-ノレ (フ ェニノレスノレホニノレ) ジァゾメタン、 フエニルカルボ二ノレ (ナフチルスルホュル) ジァゾメタン、シク口へキシノレカゾレポ二ノ (フエ-ノレスノレホニノレ)ジァゾメタン、 tーブチノレカノレポ-ノレ (フエニノレスノレホニノレ) ジァゾメタン、 フエ二ノレカノレポ二 ル (シクロへキシルスルホ-ル.) ジァゾメタン、 フエ二ルカルポュル (t _プチ 一 ルカルポ-ル) ジァゾメタン等のカルボニル (スルホニル) ジァゾメタン化合物' 等が挙げられる。
また、 その力ルバミン酸誘導体類としては、 例えば、 ベンゾィルシクロへキシ ルカルバメート、 2—二トロベンジルシクロへキシルカルバメート、 3, 5—ジ メ トキシベンジルシクロへキシルカルバメート、 3—二トロフエエルシクロへキ シルカルバメート等が、 又、 そのスルホンアミ ド類としては、 例えば、 N—シク 口へキシノレ一 4ーメチノレフエニノレスノレホンアミ ド、 N—シクロへキシノレ一 2—ナ フチルスルホンアミ ド等が、 又、 そのトリァリールメタノール類としては、 例え ば、 トリフエニルメタノール、 トリ (4—クロ口フエニル) メタノール等が、 そ れぞれ挙げられる。
また、 本発明の硬化性組成物を構成する (B ) 成分の熱重合開始剤は、 硬化性 組成物が加熱されたときに、 ラジカル等の活性種を発生し、 前記一般式 ( I ) で 表される化合物、 及び必要に応じて用いられる、 後述する (C ) 成分のエチレン 性不飽和化合物を重合に到らしめる活性化合物であって、 例えば、 有機過酸化物 類、 及ぴァゾ系化合物類等が挙げられる。
その有機過酸化物類としては、 例えば、 メチルェチルケトンパーオキサイ ド、 メチルイソブチルケトンパーォキサイ ド、 ァセチルァセトンパーォキサイド、 シ クロへキサノンパーオキサイ ド、 メチルシクロへキサノンパー.オキサイ ド、 3 ,
3, 5 _トリメチルシクロへキサノンパーォキサイ ド等のケトンパーォキサイ ド 類、 イソプチルパーオキサイ ド、 3 , 5 , 5—トリメチルへキサノィルパーォキ サイ ド、 ベンゾィルパーォキサイ ド、 o—メチルベンゾィルパーォキサイ ド、 m 一クロ口べンゾィノレパーオキサイ ド、 2 , 4—ジクロ口ベンゾィルパーォキサイ ド、 m—トルオイルパーオキサイ ド等のジァシルバーオキサイ ド類、 t一ブチル ハイ ド口パーオキサイ ド、 クメンハイ ド口パーオキサイド、 ジイソプロピルベン ゼンハイ ドロパ オキサイ ド、 p—メンタンハイド口パーオキサイド、 2 , 5 - ジメチルへキサン一 2 , 5—ジハイ ド口パーオキサイ ド、 1, 1 , 3, 3—テト ラメチノレブチノレハイ ドロパーォキサイ ド、 2, 4, 4ートリメチノレペンチルー 2 一ハイドロ.パーォキサイド等のハイドロパーォキサイド類、 ジー t—プチルバ ォキサイ ド、 t一プチルクミルパーォキサイ ド、 ジクミルパーォキサイド、 1 , 3 (又は 1, 4 ) 一ビス ( t一プチルパーォキシイソプロピル) ベンゼン、 2, 5—ジメチノレー 2, 5—ジ (t一ブチルパーォキシ) へキサン、 2, 5—ジメチ ルー 2, 5—ジ ( t一ブチルパーォキシ) へキシン一 3等のジアルキルパーォキ サイド類、 1 , 1一ビス (t一プチルパーォキシ) シクロへキサン、 1, 1ービ ス ( t—プチルパーォキシ) 一 3, 3 , 5—トリメチルシクロへキサン、 2, 2 —ビス ( t一プチノレパーォキシ) ブタン、 4, 4—ビス ( t一ブチルパーォキシ) 吉草酸— n—プチルエステル等のパーォキシケタール類、 t一プチルパーォキシ アセテート、 t一ブチルパーォキシォク トエート、 t一ブチルパーォキシピバレ ート、 t一ブチルパーォキシネオデカノエ—ト、 t一プチルパーォキシ一 3 , 5 ,
5—トリメチノレへキサノエート、 t一プチノレパーォキシラウレート、 ジ _ tーブ チノレパーォキシトリメチノレアジぺート、 t一プチ/レパーォキシベンゾエート、 CK ークミルパーォキシネオデカノエート、 2 , 4 , 4ートリメチルペンチルバ一才 キシフエノキシァセテート等のアルキルパーエステル類、 ジー 2—ェチノレへキシ ルパーォキシジカーボネート、 ジ— 2—ェトキシェチルパーォキシジカーボネー ト、 ジイソプロピルパーォキシジカーボネート、 ジメ トキシイソプロピルバーオ キシジカーボネート、 ジー 3—メ トキシブチノレパーォキシジカーボネート、 ビス ( 3—メチル一 3—メ トキシブチル) バーオキシジカーボネート、 t一プチルバ ーォキシィソプロピルカーボネート、 t—プチルバーオキシァリルカーボネート、 ビス (4一 t—ブチノレシクロへキシノレ) パーォキシジカーボネート、 ァセチノレシ ク口へキシノレスノレホニ/レバーォキシジカーボネート等のパーォキシカーボネート 類等が挙げられる。
また、 そのァゾ系化合物類としては、 例えば、 1 , 1 'ーァゾビスシクロへキサ ンー 1一力ルポ二トリル、 2, 2,一ァゾビス( 2, 4ージメチルバレ口-トリル)、 2, 2,一ァゾビス (4ーメ トキシ一 2, 4ージメチルバレロニトリノレ)、 2 , 2, ーァゾビス(メチルイソブチレ一ト)、 ひ, α,一ァゾビス(ィソプチロェトリル)、 4 , 4,ーァゾビス (4—シァノバレイン酸) 等が挙げられる。 ·
以上の (Β ) 成分の光重合開始剤又は 及び熱重合開始剤の中で、 本発明にお いては、 光重合開始剤-のァセトフェノン類としてのひ一アミノアセトフエノ-ン誘 導体が好ましく、 下記一般式 (VII) で表されるものが特に好ましい。
〔式 (VII) 中、 R
35は、 置換基を有していてもよいアルキル基、 置換基を有し ていてもよいァリル基、 .又は置換基を有していてもよいフエ二ル基を示し、 R
36 は、 置換基を有していてもよいアルキル基、 又は置換基を有していてもよいァリ ル基を示し、 R
37及び R
38は各々独立して、 置換基を有していてもよいアルキル 基、 置換基を有していてもよいァリル基、 又は置換基を有していてもよいフエ二 ル基を示し、 R"と R
38とが互いに連結して、 又は、 R
37若しくは R
38と R
35若し くは R
36 とが互いに連結して、 環状構造を形成していてもよく、 ベンゼン環は置 換基を有していてもよい。〕
ここで、 前記一般式 (VII)における R35、 R36、 R 37、 及び R38のアルキル基とし ては、 炭素数 1〜1 5、 特には 1〜1 0のものが好ましい。 又、 アルキル基、 ァ リル基、 及びフエ-ル基における置換基としては、 アルキル基、 アルコキシ基、 ヒ ドロキシアルキル基、 ヒ ドロキシアルコキシ基、 ァセトキシアルコキシ基、 ァ ノレコキシァノレコキシ基、 アルキルカルボュルアルキル基、 アルキルチオ基、 ノヽロ アルキル基、 フエニル基、 ハロゲン原子等が挙げられる。 又、 R 34と R 35とが互 いに連結して、 又は、 R 37若しくは R 38と R35若しくは R36とが互いに連結して、 形成している環状構造としては、 ピロリジン、 ピぺリジン、 ピぺラジン、 モルホ リン、 ォキサゾリジン、 ピリジン等が挙げられる。
また、 ベンゼン環における置換基としては、 アルキル基、 ヒ ドロキシ基、 アル コキシ基、 ァリルォキシ基、 フエノキシ基、 ベンゾィル基、 シリルォキシ基、 メ ルカプト基、 アルキルチオ基、 ァリルチオ基、 シクロアルキルチオ基、 ベンジル チォ基、 フエ二ルチオ基、 アルキルスルホニル基、 フエニルスルホエル基、 アル キルスルフィニル基、 アルキルアミノ基、 ァリルアミノ基、 ピロリジ -ル基、 ピ ペリジエル基、 ピペラジニル基、 モルホリニル基、 ハロゲン原子等が挙げられ、 又、 ベンゼン環は縮合環を形成していてもよく、 その縮合環としては、 フルォレ ノン、 ジベンゾスベロン、 インドリン、 キノキサリン、 力ノレ ^'ゾーノレ、 フエナジ ン、 アタリダノン、 ベンゾジォキソーノレ、 ベンゾフラン、 キサンテン、 キサント ン、 フエノキサジン、 ベンゾチアゾール、 フエノチアジン等が挙げられる。
以上の前記一般式(VII)で表される α—アミノアセトフェノン誘導体として、具
体的に、 化合物の基本骨格により分類してその炭素数毎に例示すれば、 以下の化 合物が挙げられ、 これらの中で、 特に好ましいものは、 R35及ぴ R36が各々独立 して、 メチル基、 ェチル基、 又はべンジル基であり、 R"と R38力 それぞれメ チル基、 又は互いに連結して環状構造を形成したモルホリノ基であり、 ベンゼン 環が、 無置換、 又は置換基としてメチルチオ基、 ジメチルァミノ基、 又はモルホ リノ基を有する、 特に好ましくは p—位にのみモルホリノ基を有する化合物であ る。
基本骨格の炭素数 3に分類するプロパン一 1—オンとして、 1一フエ二ルー 2 —ジメチルアミノー 2—メチル一 3— (4一メチルフエニル) 一プロパン一 1一 オン、 1—フエ二ルー 2—ジメチルアミノー 2—メチル一 3 _ ( 4—メ トキシフ ェニル) —プロパン一 1一オン、 1一フエニル一 2—ジメチルァミノー 2—メチ ノレ一 3— ( 3, 4ージメ トキシフエ二ノレ) 一プロパン一 1—オン、 1一フエ二ノレ 一 2—ジメチルアミノー 2—メチル一 3— (4—メチルチオフエニル) 一プロパ ンー 1一オン、 1—フエニノレー 2ージメチノレアミノー 2—メチノレー 3一 ( 4ーフ ノレオロフェニノレ) 一プロパン一 1—オン、 1—フエニノレー 2—ジメチノレアミノー 2—メチノレー 3— ( 2—クロ口フエ二ノレ) 一プロパン一 1 _オン、 1一フエ二ノレ 一 2—ジメチノレアミノ一 2—メチル一 3 _ ( 4—クロ口フエ-ル) 一プロパン一 1 _オン、 1一フエニノレー 2—ジメチノレアミノ _ 2—メチノレー 3— (4—プロモ フエ二ノレ) 一プロパン _ 1 _オン、 1一フエニノレー 2—ジメチノレアミノー 2—メ チノレー 3— (4一べンゾィノレフエ二ノレ) 一プロパン一 1—オン、 1一フエニノレー 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジル一プロパン一 1一オン、 1, 3—ジフエ二ノレ 一 2—ジメチノレアミノ一 2 _ベンジノレ一プロパン一 1一オン、 1— ( 4ーフノレオ 口フエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノ _ 2—ペンジノレープロパン一 1—オン、 1 _ ( 4ーフノレオロフェニノレ) _ 2—ジメチノレアミノ一 2—べンジノレ一 3—フエ二ノレ 一プロパン一 1—オン、 1— ( 4一ベンゾィルフエニル) 一 2—ジメチルァミノ _ 2—ペンジノレープロパン一 1一オン、 1一 (4ーメチノレチォフエ二ノレ) 一 2— モルホリノ一 2—メチループロパン一 1一オン、 1一 (4—メチルチオフエニル) 一 2—ジメチルァミノ一 2—メチルー 3— (4—メチルフエニル) 一プロパン一
1—オン、 1― ( 4—メチルチオフエニル) 一 2—ジメチルァミノ一 2—メチル — 3— (4ーメ トキシフエニル) 一プロパン一 1一オン、 1— ( 4ーメチルチオ フエニル) 一 2—ジメチルァミノ _ 2—メチル一 3— ( 3, 4ージメ トキシフエ ニル) 一プロパン一 1—オン、 1一 (4ーメチルチオフエニル) _ 2—ジメチル アミノー 2—メチノレー 3— (4ーフノレオ口フエ-ノレ) 一プロパン一 1 _オン、 1 一 (4ーメチルチオフエニル) _ 2—ジメチルアミノー 2—メチルー 3— (2— クロ口フエ二ノレ) 一プロパン一 1一オン、 1一 (4ーメチノレチォフエ二ノレ) ― 2 ージメチノレアミノ一 2—メチノレ一 3 _ ( 4—クロ口フエ二ノレ) 一プロパン一 1— オン、 1 _ ( 4ーメチノレチォフエニル) _ 2—ジメチノレアミノー 2—メチル一 3 - ( 4一ブロモフエ二ノレ) —プロパン一 1—オン、 1― ( 4ーメチノレチォフエ- ル) 一 2—ジメチノレアミノ一 2—メチノレ一 3 - ( 4 _ベンゾィノレフエ二ノレ) —プ 口パン一 1一オン、 1, 3 _ビス (4—メチノレチォフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレア ミノ _ 2—メチル一プロパン一 1 _オン、 1 _ ( 4—プチルチオフエニル) 一 2 一ジメチノレアミノー 2一ペンジノレー 3—フエ二/レープロパン一 1一オン、 1一(4 —シク口へキシノレチォフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジノレ一 3—フ ェエノレープロパン一 1一オン、 1一 ( 4—ベンジルチオフエニル) 一 2—ジメチ ノレアミノ一 2 _ベンジノレープロパン一 1一オン、 1一 (4ージメチノレアミノフエ -ル) 一 2—ジメチルアミノー 2 _ベンジループロパン一 1一オン、 1— - ( 4 ジメチノレアミノフエェ レ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ペンジノレー 3—フエ二ノレ —プロパン一 1一オン、 1 _ ( 4—モルホリノフエ-ル) 一 2—ジメチルァミノ - 2 - ( 2—クロ口ペンテ二ノレ) 一プロパン一 1一オン、 1— ( 4一モノレホリノ フエニル)一 2—ジメチルァミノー 2—べンジループロパン一 1一オン、 1一(4 —モルホリノフエ二ノレ) 一 2ージメチルァミノ一 2—ベンジ 7レー 3一フ^ニノレー プロパン一 1一オン、 1一 (N—メチルインドリン一 5—ィル) 一 2—ジメチル アミノー 2—べンジル一プロパン一 1—オン、 1— (N—ブチルフエノキサジン ― 2—ィル) ― 2—モノレホリノ _ 2—ベンジループロパン一 1—オン等が挙げら れる。
基本骨格の炭素数 4に分類するブタン一 1一オンとして、 1—フエ二ルー 2
ジメチルァミノー 2—ペンジノレーブタン一 1—オン、 1― ( 4—メチノレフエ二ノレ) — 2—ジメチノレアミノー 2—ペンジノレーブタン一 1一オン、 1一 (4ーメ トキシ フエニル) - 2—ジメチルアミノー 2—べンジルーブタン一 1一オン、 1一(3, 5—ジメチルー 4ーメ トキシフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2—べンジノレ一 ブタン一 1—オン、 1一 (3 , 4—ジメ トキシフエエル) _ 2—ジメチルァミノ 一 2—ベンジループタン一 1一オン、 1— ( 3, 4, 5—トリメ トキシフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2—ペンジノレーブタン _ 1一オン、 1一 (4—ヒ ドロキ シフエニル)一 2—ジメチルァミノ _ 2—ベンジルーブタンー 1一オン、 1一〔4 一 (2—ヒ ドロキシエトキシ) フエニル〕 一 2—ジメチルアミノー 2—べンジル 一ブタン一 1—オン、 1一 (4ーァリルォキシフエ-ル) _ 2—ジメチルァミノ 一 2—ペンジノレーブタン一 1—オン、 1一 (4—エトキシカノレポニノレメ トキシフ ェニレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—べンジノレ一ブタン一 1一オン、 1ー 〔4— ( 1, 1, 2— トリメチルプロピルジメチルシリルォキシ) フエニル〕 一 2—ジ メチ 7レアミノー 2—べンジノレーブタンー 1—オン、 1一 (4ーフノレオロフェニノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジスレーブタン一 1—オン、 1 - ■( 4ークロロフ ェニル) - 2—ジメチルァミノー 2—ベンジル一ブタンー 1一オン、 1一 ( 2 , 4—ジク口口フエ-ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジノレ一ブタンー 1ーォ ン、 1一 (3 , 4—ジクロ口フエ-ル) 一 2—ジメチルァミノ一 2 ベンジル ブタン一 1一オン、 1一 (3, 5—ジクロロフエニル) 一 2 ジメチルアミノー 2—ペンジノレープタン一 1—オン、 1— ( 4一ブロモフエ二ノレ) _ 2—ジメチ /レ ァミノ一 2—べンジノレ一ブタン一 1—オン、 1— ( 4—メノレカプトフエ-ノレ) 一 2—ジメチルァミノ _ 2—べンジループタン一 1一オン、 1一 (4—メチルチオ フエ-ル) 一 2—ジメチルアミノー 2 _ベンジルーブタン一 1一オン、 1一 (4 ーメチルチオフエ-ル) 一 2—ジブチルァミノ一 2—べンジノレ一プタンー 1ーォ ン、 1— ( 4ーメチルチオフエ-ル) 一2—ジ (2—メ トキシェチル) アミノー 2—ベンジル一ブタン一 1—オン、 1— 〔4一 (2—メ トキシェチルチオ) フエ エル〕― 2—ジメチルアミノ一 2—ベンジルーブタン一 1—オン、 1一 〔4一 (2 —ヒ ドロキシェチノレチォ) フエュノレ〕 一 2—ジメチノレアミノー 2—ペンジノレーブ
タン一 1一オン、 1一 (4ーォクチルチオフエ-ル) 一 2—ジメチルァミノ一 2 一べンジ/レ一ブタンー 1一オン、 1 - ( 4—メチ /レス/レホニノレフエ二ノレ) 一 2— ジメチノレアミノー 2—べンジノレーブタン一 1—オン、 1ー 〔4一 (4ーメチノレフ ェニノレスノレホニノレ) フエ二ノレ〕 _ 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジノレ一ブタン一 1一オン、 1— ( 4—ベンゼンスノレホニノレフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノ一 2 一べンジノレープタン一 1一オン、 1一 (4ーメチノレスノレフイエノレフエ二ノレ) 一 2 一ジメチ アミノー 2 _ベンジノレ一ブタン一 1—オン、 1— ( 4—ァミノフエ二 ル) 一 2—ジメチルアミノー 2—ベンジル一ブタン一 1 _オン、 1一 (4ーメチ ノレアミノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—べンジノレーブタン一 1一オン、
1一 (4ージメチルァミノフエ二ノレ) 一 2—ジメチルアミノー 2—ベンジル一ブ タン一 1一オン、 1一 (4ージメチルァミノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー
2— (4—メチノレべンジノレ) 一ブタン一 1一オン、 1 _ ( 4ージメチノレアミノフ ェニル) 一 2—ジメチノレアミノ一 2— ( 4 _イソプロピノレベンジノレ) 一ブタン一 1—オン、 1一 (4—ジメチノレアミノフエ二ノレ) - 2—ジメチノレアミノー 2— ( 4 ードデシノレべンジノレ) 一ブタン一 1一オン、 1— ( 4—ジメチノレアミノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノ一 2— ( 1一クロ口へキセニルメチル) 一ブタン一 1ーォ ン、 1一 (4ージメチルァミノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2— ( 2—ピ ネンー 1 0—ィル) 一ブタン一 1—オン、 1一 (4—ジメチルアミノー 2—メチ. ノレフエ二ノレ)一 2—ジメチノレアミノー 2 _ベンジノレーブタン一 1—オン、 1― ( 4 ージメチノレアミノー 3—ェチ 7レフェニノレ) 一 2—ジメチノレアミノ _ 2—べンジノレ 一ブタン一 1一オン、 1一 (4ージェチノレアミノフエ-ル) 一 2—ジメチルアミ ノー 2—べンジルーブタンー 1—オン、 1 _ ( 4—ィソプロピルァミノフエニル) 一 2—ジメチルァミノ一 2—ブチルーブタン一 1一オン、 1— 〔4— ( 2—メ ト キシェチルァミノ) フエニル〕 一 2—ジメチルアミノー 2—ベンジルーブタン一 1—オン、 1一 〔4一 (3—メ トキシプロピルァミノ) フエニル〕 一 2—ジメチ ルァミノ一 2—べンジルーブタン一 1一オン、 1一 (4—ァセチルァミノフエ二 ル) 一 2—ジメチルァミノ一 2—べンジ 7レ一ブタン一 1 _オン、 1— 〔4一 (Ν ーァセチルメチルァミノ) フエ-ル〕 一 2—ジメチルァミノ一 2—ベンジループ
タン一 1一オン、 1 - 〔4一 (N—ァセチルー 3—メ トキシプロピルァミノ) フ ェ -ル〕 一 2—ジメチノレアミノー 2—べンジノレ一ブタン一 1—オン、 1一 (4— ピペリジノフエ-ノレ) - 2ージメチノレアミノー 2—ベンジノレ一プタンー 1一オン、
1 - ( 4—モノレホリ ノフエ-ノレ) 一 2—ジメチ /レアミ ノー 2—べンジノレープタン 一 1—オン、 1一 (4 _モルホリノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2— ( 3, 4—ジメチノレべンジノレ) 一ブタン一 1一オン、 1 一 (4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメチルァミノー 2— ( 4一ェチルベンジル) —ブタン一 1—オン、 1一
( 4一モルホリノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2— (4一イソプロピルべ ンジノレ) 一ブタン一 1一オン、 1一 (4一モノレホリ ノフエ-ノレ) _ 2—ジメチノレ アミノー 2— (4ーブチノレべンジノレ) ープタン一 1二オン、 1一 ( 4—モノレホリ ノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2— ( 4—イソプチノレべンジノレ) 一ブタン 一 1 _オン、 1一 (4一モルホリノフエ-ル) 一 2—ジメチルアミノー 2— (4 ー ドデシノレべンジノレ) 一ブタン一 1—オン、 1— ( 4—モノレホリノフエ-ノレ) 一
2—ジメチルアミノー 2— (4ーヒ ドロキシメチルベンジル) 一ブタン一 1ーォ ン、 1— ( 4一モルホリノフエエル) 一 2—ジメチルァミノ一 2— (4一ァセト キシェチノレべンジノレ) —ブタン一 1一オン、 1 _ ( 4ーモレホリノフエ二ノレ) 一
2—ジメチルアミノー 2— (4ーメ トキシベンジル) 一ブタン一 1一オン、 1一 ( 4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノ一 2— (4—ブトキシベンジ ル) 一ブタン一 1一オン、 1― ( 4一モノレホリノフエェノレ) — 2—ジメチルアミ ノ一 2— 〔4— ( 2—ヒ ドロキシエトキシ) ベンジル〕 一ブタン一 1—オン、 1 一 (4一モルホリノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2 _ 〔4一 (2—メ トキ シエトキシ) ベンジノレ〕 一ブタン一 1一オン、 1 一 (4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメチルアミノー 2— 〔4一 (2— (2—メ トキシエトキシ) エトキシ) ベンジノレ〕 一ブタン一 1一オン、 1— ( 4一モノレホリノフエ-ル) 一 2—ジメチ ルァミノー 2— 〔4一 (2— (2—メ トキシエトキシ) エトキシカルボ-ル) ベ ンジノレ〕 一ブタン一 1一オン、 1一 (4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレ アミノー 2— 〔4一 (2— (2— (2—メ トキシエトキシ) エトキシカルボニル) ェチノレ) ベンジノレ〕 一ブタン一 1一オン、 1— ( 4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2
—ジメチルアミノー 2 _ 〔4一 (2—ブロモェチル) ベンジル〕 一ブタン一 1一 オン、 1 _ ( 4一モルホリノフエ-ル) 一 2—ジメチルアミノー 2— 〔4一 (2 ージェチルアミノエチノレ) ベンジノレ〕 一ブタン一 1 _オン、 1一 (4—モノレホリ ノフエエル) 一 2—ジメチルァミノー 2—べンジループタンー 1一オン一 トリフ ルォロアセテート、 1— ( 4一モルホリノフエ-ル) 一 2—ジメチルァミノ _ 2 一べンジノレーブタン一 1—オンードデシノレベンゼンスノレホネート、 1 一 (4—モ ノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—べンジノレ一ブタン一 1—オン一 p—トルエンスルホネート、 1一 ( 4一モルホリノフエエル) 一 2—ジメチルァ ミノー 2—べンジノレーブタン一 1—オン一カンファースノレホネ^ト、 1一 (4一 モノレホリノフエ-ノレ) - 2—ジェチノレアミノー 2—べンジノレーブタン一 1—オン、 1 一 (4一モルホリノフエニル) 一 2—ジ (2—メ トキシェチル) アミノー 2— ベンジスレーブタン一 1一オン、 1 一 (4一モノレホリノフエ二ノレ) _ 2—プチノレメ チノレアミノー 2—ペンジノレーブタン一 1—オン、 1一 ( 4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—プチノレメチノレアミノ一 2— (4一イソプロピノレべンジノレ) 一ブタン一 1一 オン、 1 _ ( 4一モノレホリノフエエノレ) 一 2—ジブチノレアミノ一 2—ペンジノレー ブタンー 1一オン、 1 - ( 4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ベンジルメチルァミ ノー 2—ベンジスレーブタン一 1—オン、 1 _ ( 3—クロ口 _ 4一モノレホリノフエ -ノレ)一 2—ジメチルアミノー 2—ベンジル一ブタン一 1—オン、 1—〔4— ( 2 , . 6—ジメチノレモノレホリ ン一 4一イスレ) フエ二ノレ〕 _ 2—ジメチノレアミノー 2 _ベ ンジノレーブタン一 1一オン、 1— ( 1 , 4ージメチノレー 1 , 2 , 3 , 4—テトラ ヒ ドロキノキサリンー 6—ィル) 一 2ージメチルァミノー 2—ベンジル一プタン 一 1一オン、 1— (N—ブチルカルバソール一 3 _ィル) 一 2—ジメチルァミノ — 2—べンジノレ一ブタン一 1一オン、 1一 (1 , 3—ベンゾジォキソーノレ一 5— ィル) 一 2—ジメチルアミノー 2—べンジループタン一 1—オン、 1— ( 2, 3 ージヒ ドロべンゾフラン一 5—ィノレ) 一 2—ジメチノレアミノ一 2—べンジノレープ タン一 1 _オン、 1一 (キサンテン一 2—ィル) 一 2—ジメチルアミノー 2—べ ンジノレーブタン一 1一オン、 1 一 ( 2, 3—ジヒ ドロー 2, 3—ジメチノレべンゾ チアゾーノレ一 5ーィノレ) 一 2—ジメチノレアミノ一 2—べンジノレ一プタンー 1—ォ
ン、 2— (2—ジメチルアミノー 2 —べンジループタノィル) 一フルォレノン、 2— ( 2—ジメチノレアミノー 2—べンジル一ブタノィル) ージベンゾスベロン、 3 , 6—ジ ( 2—ジメチルァミノ一 2—べンジループタノィノレ) 一 9一プチルー カルパゾール等が挙げられる。
基本骨格の炭素数 5に分類するペンタン一 1一オンとして、 1一 (4一モルホ リノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2—ァリル一ペンタン一 1一オン、 1— ( 4一モルホリノフエ-ノレ) - 2ージメチノレアミノー 2一ペンジノレーペンタン一 1—オン、 1 一 (4 _モルホリノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2— ( 2 - イソプロピルベンジル) 一ペンタン一 1一オン、 1一 ( 4—モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ブチノレメチノレアミノ一 2— (4—イソブチノレべンジノレ) 一ペンタン一 1 _ オン、 1一 (4—モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—プチノレメチノレアミノ一 2— ( 4 - ブトキシベンジノレ) 一ペンタン一 1一オン等が挙げられる。
更に、 ペンテン一 1一オンとして、 1一フエニノレー 2—ジメチルアミノー 2— メチノレー 4—ペンテン一 1一オン、 1—フエニノレー 2—ジメチノレアミノー 2—ェ チノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1一フエニノレー 2—ジメチノレアミノ一 2—ベン ジノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1—フエ二ノレ一 2一モノレホリノ一 2—メチノレー 4—ペンテン一 1—オン、 1—フエニノレー 2一モノレホリノ一 2 べンジノレ一 4一 ペンテン一 1一オン、 1 , 2 .—ジフエニノレー 2一モノレホリノ一 4一ペンテン X 一オン、 1一 (4一メチルフエ-ル) _ 2—モルホリノ一 2—メチル一4—ペン テン _ 1一オン、 1一 (4ードデシルフェエル) 一 2—モルホリノ一 2—ェチル 一 4一ペンテン一 1 _オン、 1一 (4ーメ トキシフエ二ノレ) ー 2—ジメチノレアミ ノ一 2 —ェチノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1 一 (4—メ トキシフエ二ノレ) 一 2 一ジブチルァミノ一 2—メチルー 4一ペンテン一 1—オン、 1— ( 4—メ トキシ フエニル) 一 2—ピペリジノー 2—ェチルー 4一ペンテン一 1—オン、 1— ( 4 ーメ トキシフエニル) 一 2—ォキサゾリジノ一 2—メチルー 4一ペンテン一 1一 オン、 1一 (4ーメ トキシフエニル) 一 2—モルホリノー 2 —ェチノレー 4一ペン テン一 1一オン、 1— ( 4ーメ トキシフエエノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—フエ二 ノレ— 4一ペンテン一 1一オン、 1ー (3, 4ージメ トキシフエ二ノレ) 一 2—モノレ
ホリノー 2—ェチルー 4一ペンテン一 1—オン、 1— 〔4— ( 2—メ トキシエト キシ) フエ-ル〕 一 2—モルホリノ一 2—メチルー 4—ペンテン一 1一オン、 1 - 〔4 _ ( 2—メ トキシエトキシ) フエ二ノレ〕 一 2—モノレホリノ一 2—ェチルー 4一ペンテン一 1—オン、 1一 〔4一 (2—ヒ ドロキシエト シ) フエニル〕 一 2 _モノレホリノ一 2—ェチノレ一 4—ペンテン一 1 _オン、 1 一 (4—イソプロピ ルォキシフエニル) 一 2—ジメチルァミノ _ 2—ペンジノレー 4一ペンテン一 1― オン、 1一 (4一プチノレォキシフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—ェチノレー 4— ペンテン一 1一オン、 · 1一 〔4一 (2—ァリルォキシエトキシ) フエ-ル〕 一 2 —モノレホリノ一 2—メチノレ一 4 _ペンテン一 1一オン、 1一 〔4 _ ( 2—ァリノレ ォキシエトキシ) フエ二ノレ〕 一 2—モノレホリノ一 2—'ェチノレー 4一ペンテン一 1 —オン、 1― ( 4—トリメチルシリルォキシフエニル) ― 2一モノレホリノ一 2 _ メチノレ一 4 _ペンテン _ 1一オン、 1 _ ( 4—フノレオロフェニノレ) _ 2—ジメチ ノレアミノ _ 2—メチノレー 4—ペンテン一 1一オン、 1― ( 4一フスレオ口フエ二ノレ) _ 2—ジメチノレアミノ一 2—ェチノレー 4一ペンテン _ 1一オン、 1— ( 4ーフノレ オロフェニ レ) - 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジノレ一 4一ペンテン一 1—オン、 1 - ( 4—フノレオ口フエ-ノレ) _ 2—モノレホリノ一 2—メチノレ一 4一ペンテン一
1—オン、 1— ( 4ーフノレオロフェニノレ) 一 2 _モノレホリノ一 2—ェチノレー 4一 ペンテン一 1—オン、 1— ( 4ーフノレオロフェ二/レ) _ 2—モノレホリノ一 2—ェ。 チル _ 4—メチル一 4—ペンテン一 1—オン、 1— ( 4一フルオロフェエル) -
2—モノレホリノ一 2—ェチノレー 5—メチノレ _ 4一ペンテン一 1—オン、 1一 (4 —フノレォロフエ-ノレ) - 2—モノレホリノ一 2—ペンジノレー 4一ペンテン一 1ーォ ン、 1一 (3 , 4—ジクロロフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2—ェチルー 4 一ペンテン一 1一オン、 1一 (3, 5—ジクロロ _ 4—メ トキシフエ二ノレ) 一 2 一モノレホリノ一 2—メチ /レー 4一ペンテン一 1—オン、 1一 (4—ブロモフエ- ノレ) 一 2 _モノレホリノ _ 2—メチノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1一 (4一プロ モフエ-ノレ)一 2—モノレホリノ一 2—ェチ /レー 4—ペンテン一 1一オン、 1— ( 4 —プロモフエ二ノレ) - 2一モノレホリノ一 2— t—プチノレ一 4一ペンテン一 1ーォ ン、 1— ( 4—メチ レチォフエニル) 一 2—ジメチノレアミノ一 2—メチノレー 4—
ペンテン一 1 一オン、 1 一 (4—メチルチオフエニル) _ 2—ジメチルアミノー 2—ェチノレ一 4一ペンテン一 1一オン、 1 一 (4—メチノレチォフエ-ノレ) 一 2— ジメチルァミノ一 2—フエエル一 4一ペンテン一 1一オン、 1 - ( 4ーメチノレチ オフェニノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ペンジノレー 4—ペンテン一 1一オン、
1 - ( 4—メチノレチォフエ-ノレ) 一 2—ピペリジノー 2—ェチノレー 4—ペンテン 一 1—オン、 1 - ( 4ーメチルチオフエニル) 一 2一モルホリ ノ一 2—メチルー 4一ペンテン一 1—オン、 1 _ ( 4ーメチノレチォフエ二ノレ) _ 2—モノレホリノ一
2—ェチノレ一 4一ペンテン一 1一オン、 1 一 (4ーメチノレチォフエ二ノレ) - 2 - モノレホリノ一 2 —ェチノレー 4—メチノレ _ 4—ペンテン _ 1一オン、 1— ( 4—メ チノレチォフエ二ノレ)一 2—モノレホリノ一 2—フエニノレ 4—ペンテン一 1一オン、 1 - ( 4—メチノレチォフエ-ノレ) - 2—モノレホリノ一 2—べンジルー 4一ペンテ ン一 1—オン、 1 - ( 4 —ェチノレチォフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ _ 2—ェチノレ 一 4—ペンテン一 1 _オン、 1一 (4—イソプロピノレチォフエニル) _ 2—モノレ ホリノ一 2—メチノレ一 4一ペンテン一 1一オン、 1 - ( 4—ァリノレチォフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—ェチノレ _ 4一ペンテン _ 1—オン、 1一 〔4一 (2—ヒ ドロキシェチノレチォ) フエ二ノレ〕 _ 2 _モノレホリノ一 2—メチノレー 4—ペンテン — 1—オン、 1— 〔4 _ ( 2—ヒ ドロキシェチノレチォ) フエ二ノレ〕 一 2—モノレホ リノ一 2—ェチノレ一 4一ペンテン, 1一オン、 1一 〔4 _ (.2—ヒ ドロキシェチ ルチオ)フエニル〕一 2—モルホリノ一 2—プロピル一 4 _ペンテン一 1—オン、
1 - 〔4一 (2—ヒ ドロキシェチルチオ) フエ-ル〕 一 2—モルホリノ一 2— t ーブチノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1— 〔4— ( 2—メ トキシカノレポニノレエチ ノレチォ) フエ二ノレ〕 一 2 _モノレホリノ一 2—メチノレ一 4—ペンテン一 1—オン、 1 一 (4—メチルスルホユルフェニル) 一 2—ジメチルァミノ一 2—ェチル一 4 —ペンテン一 1—オン、 1 _ ( 4—プチノレスノレフィ二/レフエニスレ) 一 2—ジメチ ノレアミノ一 2—ェチノレー 4一ペンテン一 1—オン、 1一 〔4一 (4—メチノレフエ -ノレチォ)フエ-ノレ〕 - 2—モノレホリノ _ 2—ェチノレ一 4一ペンテン一 1—オン、 1一 〔4— ( 4—メチルフエニルスルホニル) フエニル〕 _ 2—モルホリノ一 2 ーェチノレー 4ーメチノレー 4一ペンテン一 1—オン、 1— ( 4—クロ口フエニノレチ
ォフエエル) 一 2—ジメチルァミノー 2—ベンジルー 4一ペンテン一 1一オン、 1一 (4ージメチルァミノフエニル) 一 2—ジメチルァミノ _ 2—メチルー 4一 ペンテン一 1一オン、 1一 (4ージメチルァミノフエニル) _ 2—ジメチルアミ ノ一 2—ェチノレー 4一ペンテン一 1—オン、 1 _ ( 4ージメチノレアミノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ペンジノレー 4—ペンテン一 1—オン、 1一 (4ージ メチルァミノフェニル) 一 2—メチルフェエルァミノー 2—ェチル一 4一ペンテ ン一 1一オン、 1一 ( 4ージメチルァミノフエニル) _ 2 _ (ピロリジン一 1— ィノレ) 一 2—メチノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1一 ( 4—ジメチノレアミノフエ -ル) 一 2—モルホリノ一 2—メチル一 4 _ペンテン一 1—オン、 1一 (4—ジ メチノレアミノフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—ェチノレー 4ーメチノレー 4—ペン テン一 1 _オン、 1一 (4—ジメチルァミノフエニル) 一.2—モルホリノー 2— ベンジノレ _ 4—ペンテン一 1一オン、 1 一 (4—ジメチノレアミノフエ-ノレ) - 2 _ ( 2, 6—ジメチノレモノレホリン一 4ーィノレ) 一 2—ェチノレー 4一ペンテン一 1 一オン、 1一 (4—ジェチルァミノフエニル) _ 2—ジメチルアミノー 2 _ベン ジル一 4—ペンテン一 1一オン、 1 - 〔4一ビス ( 2—メ トキシ チル) ァミノ フエ二ノレ〕 _ 2—モ /レホリノ一 2—メチノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1 一 (4 —ブチルァミノフエニル) - 2 _ジブチルァミノ一 2—メチルー 4一ペンテン一 1一オン、 1一 (4ーブチノレアミノフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—メチノレ 4—ペンテン一 1一オン、 1一 (4—ジブチルァミノフエニル) 一2—モルホリ ノ一 2—メチルー 4—ペンテン一 1一オン、 1一 (4ージァリルァミノフエニル) 一 2 _モノレホリノ一 2—メチノレー 4一ペンテン一 1—オン、 1ー 〔4一 (ピロリ ジン一 1一ィル) フエェノレ〕 一 2 _モノレホリノ一 2—メチノレ一 4 _ペンテン一 1 —オン、 1 _ ( 4ーピペリジノフエニル) 一 2—ピペリジノー 2—メチル一4— ペンテン一 1一オン、 1— 〔4 _ (ピペラジン一 1ーィノレ) フエ-ノレ〕 一 2—ジ メチルアミノー 2—ェチルー 4—ペンテン一 1—オン、 1一 〔4一 (4一メチル ピぺラジン一 1—イスレ) フエニル〕 一 2 _モノレホリノ一 2—メチル一 4一ペンテ ン一1—オン、 1— 〔4一 (N—メチルビペラジン一 1—ィル) フエニル〕 一 2 —(N—メチルビペラジン一 1一ィル)一 2—メチルー 4一ペンテン一 1—オン、
1一 ( 4一モノレホリ ノフエ二ノレ) 一 2ージメチノレアミノー 2—メチノレー 4一ペン テン一 1 _オン、 1 - ( 4—モルホリノフエニル) 一 2—ジメチルァミノー 2— ェチノレ一 4一ペンテン一 1一オン、 1一 (4 _モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメ チルァミノ一 2 _イソプロピル一 4一ペンテン一 1—オン、 1一 (4一モルホリ ノフエ二ノレ) - 2—ジメチノレアミノー 2一べンジノレ一 4一ペンテン一 1一オン、 1— ( 4—モ /レホリノフエ二ノレ) 一 2—ジェチノレアミノ一 2—ェチノレー 4一ペン テン一 1一オン、 1— ( 4一モルホリノフエ-ル) 一 2—ジ ( 2—メ トキシェチ ノレ) ァミノ一 2—ェチノレ _ 4一ペンテン _ 1一オン、 1一 (4—モノレホリノフエ -ノレ) 一 2—プチノレメチノレアミノー 2—メチノレー 4—ペンテン一 1—オン、 1一
( 4一モルホリノフエ二ノレ) 一 2ーァリノレメチノレアミノー 2ーェチルー 4—ペン テン一 1—オン、 1— ( 4—モルホリノフエ-ル) 一 2—ジァリルアミノー 2— ェチノレ _ 4—ペンテン一 1—オン、 1— ( 4—モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ベン ジ /レメチノレアミノ一 2—ェチノレー 4 _ペンテン一 1 _オン、 1 一 (4—モノレホリ ノフエ-ノレ) - 2 - (ピペラジン一 1—ィノレ) 一 2—ェチノレ _ 4一ペンテン一 1 一オン、 1— ( 4 _モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—メチノレ一 4— ペンテン一 1一オン、 1 _ ( 4一モノレホリノフエ二ノレ) _ 2—モノレホリノ一 2 _ ェチ 7レ一 4—ペンテン一 1—オン、 1 一 (4—モノレホリノフエ-ノレ) 一 2—モノレ ホリノ _ 2 ェチルー 4—ペンテン一 1—オン一ドデシルベンゼンスルホネート 1 - ( 4一モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—ェチノレ一 4—メチノレー 4一ペンテン一 1—オン、 1 一 ( 4一モノレホリノフエ-ノレ) _ 2 _モノレホリノ一
2—ベンジノレ一 4—ペンテン一 1 _オン、 1 _ 〔4一 ( 2 , 6—ジメチノレモノレホ リン一 4ーィノレ) フエェノレ〕 一 2—モノレホリン一 2—メチノレー 4一ペンテン一 1 一オン、 1ー 〔4— ( 2 , 6—ジメチルモルホリン一 4—ィル) フエニル〕 一 2 一 (2, 6—ジメチノレモノレホリン一 4—ィノレ) 一 2—ェチノレ一 4一ペンテン一 1 一オン、 1— (N—プチルインドリン一 5 _ィル) 一 2—モルホリノ _ 2—ェチ ノレ一 4—ペンテン一 1—オン、 1一 (1 , 4一ジブチノレー 1, 2 , 3 , 4—テ ト ラヒ ドロキノキサリン一 6—ィル) ― 2—モルホリノ一 2—ェチルー 4—ペンテ ン一 1一オン、 1— (N—プチルカルバゾール一 3—ィル) 一 2—モルホリノー
2—ェチノレー 4一ペンテン一 1一オン、 1一 (5, 1 0—ジブチノレ一 5, 1 0— ジヒ ドロフエナジンー 6—ィル) 一 2 _ジメチルァ'ミノー 2—メチルー 4一ペン テン一 1 _オン、 1— ( 1, 3—ベンゾジォキソーノレ一 5—ィノレ) 一 2—モノレホ リノ一 2—メチノレ一 4—ペンテン一 1一オン、 1 _ (ベンゾフラン一 3—ィノレ) 一 2—モノレホリノ一 2—ェチノレー 4一ペンテン一 1—オン、 1— (ベンゾフラン 一 6—ィノレ)一 2—モノレホリ ノ一 2—ェチノレー 4一ペンテン一 1 _オンヽ 1一( 2 ,
3—ジヒ ドロべンゾフラン一 5—ィノレ) - 2—モノレホリノ一 2—メチノレー 4—ぺ ンテン一 1 _オン、 1 一 (N—メチルフエノチアジン一 2—ィル) ー2—ジメチ ノレアミノー 2—ァリノレー 4一ペンテン一 1 _オン、 3, 6—ジ (2—モノレホリノ 一 2—メチルー 4—ペンテノィル) 一力ルバゾール、 2— ( 2—ジメチルァミノ — 2—ァリル一 4—ペンテノィル) 一アタリダノン、 2— ( 2—モルホリノ一 2 ーメチノレー 4—ペンテノィノレ) ーキサントン、 2一 ( 4一モノレホリノベンゾィノレ) 一 2—ェチル一N—メチル _ 1, 2 , 3 , 6—テトラヒ ドロピリジン等が挙げら れる。
基本骨格の炭素数 6に分類するへキサン一 1—オンとして、 1一 (4—メチル チォフエ-ノレ) 一 2 —モノレホリノ一 2—ァリノレーへキサン一 1一オン、 1— ( 4 一モノレホリ ノフエ-ノレ) 一 2—ジメチノレアミノー 2—ベンジノレ一へキサン一 1― オン、 1一 ( 4一モルホリ ノフエ二ノレ) — 2—ジメチノレアミノ一 2—ベンジノレ一 4, 5 , 5—トリメチノレーへキサン一 1 _オン、 1 _ ( 4一モノレホリノフエェノレ) 一 2—ブチルメチルアミノー 2—(4一ブチルベンジル)一へキサン一 1—オン、 1 - ( 4一モノレホリノフエュノレ) 一 2—ジォクチノレアミノー 2— ( 4—メチノレべ ンジル) 一へキサン一 1—オン等が挙げられる。
更に、 へキセン一 1一オンとして、 1一 (4ーメチノレチォフエ-ノレ) 一 2—モ ノレホリノー 2—ェチルー 4ーメチノレー 4—へキセン一 1 _オン、 1— ( 4—ジメ チルァミノフエニル) 一 2—ジメチルァミノ _ 2, 4, 5—トリメチル一4—へ キセン一 1一オン、 1 _ ( 4ージメチノレアミノフエエグレ) 一 2—モノレホリノ一 2 ーェチノレ一 4一へキセン一 1一オン、 1一 (4一モノレホリ ノフエ二ノレ) 一 2—モ ルホリノ一 2—ェチルー 4一へキセン一 1一オン等が挙げられる。
基本骨格の炭素数 7に分類するヘプタン一 1一オンとして、 1 _ ( 4一ジメチ ルァミノフエニル) 一 2—ジメチルアミノー 2— 〔4一 (2—メ トキシ) ベンジ ノレ〕 一ヘプタン一 1—オン、 1一 (4—モノレホリノフエ二ノレ) 一 2—ジメチノレア ミノー 2—ベンジル一ヘプタン一 1一オン等が挙げられる。
更に、 ヘプター 1 , 6—ジェンとして、 4一べンゾイノレー 4—ジメチノレアミノ 一ヘプター 1, 6—ジェン、 4一 (4—メ トキシベンゾィノレ) 一4—ジメチノレア ミノーヘプター 1 , 6—ジェン、 4一 (4—メ トキシベンゾィル) 一4—モノレホ リノ一ヘプター 1, 6—ジェン、 4一 (3 , 4—ジメ トキシベンゾィル) 一 4 _ ジメチノレアミノ一ヘプター 1 , 6—ジェン、 4一 (4一フエノキシベンゾィノレ) 一 4—ジメチノレアミノ一ヘプタ一 1 , 6—ジェン、 4一 ( 4ーフノレオ口べンゾィ ル) 一 4ージメチルァミノ一ヘプタ一 1, 6—ジェン、 4一 (4一フルォロベン
4一モノレホリノ一ヘプター 1 , 6—ジェン、 4一 ( 4 _メチノレチォべ 一 4—ジメチルァミノ一へプタ一 1, 6—ジェン、 4 - ( 4一メチル チォベンゾィノレ) 一 4一モノレホリノ一ヘプター 1 , 6—ジェン、 4一 (4ージメ チルァミノべンゾィル) _ 4—ジメチルァミノ一ヘプター 1 , 6—ジェン、 4一
( 4ージメチルァミノベンゾィル) - 4一モルホリノ一ヘプター 1 , 6—ジェン、 4― ( 4—モルホリノべンゾィノレ) 一 4—ジメチノレアミノ一ヘプタ一 1, 6—ジ ェン、 4 _ (·4一モルホリノべンゾィノレ) 一 4——モルホリノ ヘプタ _ 1, 6 ジェン等が挙げられる。
基本骨格の炭素数 8に分類するオクタン一 1一オンとして、 1 _ ( 4一モルホ リノフエ-ノレ) _ 2—ジメチノレアミノ _ 2—べンジノレ一オクタン一 1—オン、 1 ― ( 4一モルホリノフエ-ル) 一 2—ジメチルアミノー 2— (4ードデシルペン ジル) 一オクタン一 1 _オン等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、 前記一般式 ( I ) で表される化合物と前記 (Β ) 成 分の光重合開始剤又は 及び熱重合開始剤を含有する場合、 それら各成分の含有 割合は、硬化性組成物の全量に対して、 (Α)成分が 2 0〜9 5重量。 /0であるのが 好ましく、 3 0〜 9 0重量0 /0であるのが更に好ましい。 又、 (Β ) 成分が 0 . 1 ~ 4 0重量%であるのが好ましく、 0 . 2〜 2 0重量%であるのが更に好ましい。
(A) 成分が多すぎても少なすぎても、 並びに (B ) 成分が少なすぎると、 硬化 性組成物としての硬化性が不十分となる傾向となり、一方、 (B )成分が多すぎる と、 現像時に地汚れが発生し易い傾向となる。
[ 1 - 3 ] ( C ) エチレン性不飽和化合物
本発明の硬化性 la成物は、 更に (c) エチレン性不飽和化合物を含有していて も良い。 (C )成分のエチレン性不飽和化合物は、本発明の硬化性組成物の硬化性 の更なる向上等を目的として、 含有しているのが好ましい。 そのエチレン性不飽 和化合物は、 硬化性組成物が活性光線の照射を受けたとき、 或いは加熱されたと きに、 前記 (B ) 成分の光重合開始剤又は Z及び熱重合開始剤を含む重合開始系 の作用により付加重合し、 場合により架橋、 硬化するようなラジカル重合性のェ チレン性不飽和結合を分子内に少なくとも 1個有する化合物である。
本発明における (C ) 成分のエチレン性不飽和化合物としては、 エチレン性不 飽和結合を分子内に 1個有する化合物、具体的には、例えば、 (メタ)ァクリル酸、 クロトン酸、 イソクロトン酸、 マレイン酸、 イタコン酸、 シトラ ン酸等の不飽 和カルボン酸、 及びそのアルキルエステル、 (メタ) アクリロニトリル、 (メタ) アクリルアミ ド、 スチレン等、 であってもよいが、 重合性、 架橋性、 及ぴそれに 伴う露光部と非露光部の現像液溶解性の差異を拡大できる等の.点から、 エチレン 性不飽和結合を分子内に 2個以上有する化合物であるのが好ましく、 又、 その不 飽和結合が (メタ) アタリロイルォキシ基に由来するアタリレート化合物が特に 好ましい。
エチレン性不飽和結合を分子内に 2個以上有する化合物としては、代表的には、 不飽和カルボン酸とポリヒドロキシ化合物とのエステル類 (以下、 エステル (メ タ) アタリレート類とも言う)、 (メタ) アタリロイルォキシ基含有ホスフェート 類、 ヒドロキシ (メタ) アタリレート化合物とポリイソシァネート化合物とのゥ レタン(メタ) ァクリレート類、及び、 (メタ) ァクリル酸又はヒドロキシ(メタ) アタリレート化合物とポリエポキシ化合物とのエポキシ (メタ) アタリレート類 等が挙げられる。
その不飽和カルボン酸とポリヒ ドロキシ化合物とのエステル類としては、 例え ば、 前記の如き不飽和カルボン酸と、 エチレングリコール、 ポリエチレングリコ ール (付加数 2〜 1 4 )、 プロピレンダリコール、 ポリプロピレンダリコール(付 加数 2〜 1 4 )、 1、リメチレングリコール、 テトラメチレングリコール、へキサメ チレングリコーノレ、 トリメチローノレプロパン、 ク"リセ口一ノレ、 ペンタエリスリ ト ール、 ジペンタエリスリ トール、 及びそれらのエチレンオキサイ ド付加物、 プロ ピレンオキサイ ド付加物、 ジエタノールァミン、 トリエタノールァミン等の脂肪 族ポリヒ ドロキシ化合物との反応物、 具体的には、 例えば、 エチレングリコール ジ (メタ) アタリレート、 ジエチレングリコールジ (メタ) アタリレート、 プロ ピレングリコールジ (メタ) アタリレート、 トリメチロールプロパンジ (メタ) ァクリレート、 トリメチロールプロパントリ (メタ) アタリレート、 トリメチロ ールプロパンエチレンオキサイド付加トリ (メタ) アタリレート、 グリセロール ジ (メタ) アタリレート、 グリセロールトリ (メタ) アタリレート、 グリセロー ルプロピレンオキサイ ド付加トリ (メタ) アタリ レート、 ペンタエリスリ トール ジ (メタ) アタリレート、 ペンタエリスリ トールトリ (メタ) アタリレート、 ぺ ンタエリスリ トールテトラ (メタ) アタリレート、 ジペンタエリスリ トールペン タ (メタ) ァクリレート、 ジペンタエリスリ トールへキサ (メタ) アタリレート 等、 及ぴ同様のクロ トネート、 イソクロトネート、 マレエート、 イタコ:ネート、 . シトラコネート等が挙げられる。 - 更に、 その不飽和カルボン酸とポリヒ ドロキシ化合物とのエステル類として、 前記の如き不飽和カルボン酸と、 ヒ ドロキノン、 レゾルシン、 ピロガロール、 ビ スフエノー F、 ビスフエノール A等の芳香族ポリヒ ドロキシ化合物、 或いはそ れらのエチレンオキサイド付加物との反応物、 具体的には、 例えば、 ビスフエノ 一ノレ Aジ (メタ) アタリレート、 ビスフエノー/レ Aビス 〔ォキシエチレン (メタ) アタリレート〕、 ビスフエノール Aビス 〔グリシジルエーテル (メタ) アタリレー ト〕 等、 又、 前記の如き不飽和カルボン酸と、 トリス (2—ヒ ドロキシェチル) イソシァヌレート等の複素環式ポリヒ ドロキシ化合物との反応物、 具体的には、 例えば、 トリス (2—ヒ ドロキシェチル) イソシァヌレートのジ (メタ) アタリ
レート、 トリ (メタ) アタリレート等、 又、 不飽和カルボン酸と多価カルボン酸 とポリヒ ドロキシ化合物との反応物、 具体的には、 例えば、 (メタ) アクリル酸と フタル酸とエチレングリコールとの縮合物、 (メタ)ァクリル酸とマレイン酸とジ エチレンダリコールとの縮合物、 (メタ)ァクリル酸とテレフタル酸とペンタエリ スリ トールとの縮合物、 (メタ)アクリル酸とアジピン酸とブタンジオールとグリ セリンとの縮合物等が挙げられる。
又、 その (メタ) アタリロイルォキシ基含有ホスフェート類としては、 (メタ) ァクリロイルォキシ基を含有するホスフエ一ト化合物であれば特に限定されない が、 中で、 下記一般式 (VIIIa)、 (VIIIb)、 又は(Vine) で表されるものが好まし い。
〔式(Villa)、 (VI I lb) s (VIIIc)中、 R 1Q は水素原子又はメチル基を示し、 p 及び p,は 1〜 2 5の整数、 qは 1、 2、 又は 3である。〕
ここで、 p及び p'は 1〜1 0、 特に 1〜4であるのが好ましく、 これらの具体 例としては、例えば、 (メタ) ァクリロイルォキシェチルホスフェート、 ビス 〔(メ タ) アタリロイルォキシェチル〕 ホスフェート、 (メタ) アタリロイルォキシェチ レンダリコールホスフエ一ト等が挙げられ、 これらはそれぞれが単独で用いられ ても混合物として用いられてもよい。
又、 そのウレタン (メタ) ァクリレート類としては、 例えば、 ヒ ドロキシメチ ル (メタ) アタリレート、 ヒ ドロキシェチル (メタ) アタリレート、 テトラメチ ロールェタントリ (メタ) ァクリレート等のヒ ドロキシ (メタ) ァクリレート化
合物と、 へキサメチレンジイソシァネート、 1, 8—ジイソシァネート一 4ーィ ソシァネートメチルオクタン等の脂肪族ポリイソシァネート、 シクロへキサンジ イソシァネート、 ジメチノレシクロへキサンジイソシァネート、 4, 4 'ーメチレン ビス (シクロへキシルイソシァネート)、 イソホロンジイソシァネート、 ビシクロ ヘプタントリイソシァネート等の脂環式ポリイソシァネート、 4 , 4,ージフエ二 ルメタンジイソシァネート、 トリス (イソシァネートフエニル) チォホスフエ一 ト等の芳香族ポリイソシァネート、 ィソシァヌレート等の複素環式ポリイソシァ ネート、 等のポリイソシァネート化合物との反応物等が挙げられる。
中でも、 ウレタン (メタ) アタリレート類としては、 1分子中に 4個以上のゥ レタン結合 〔一 N H— C O— O—〕 及び 4個以上の (メタ) アタリロイルォキシ 基を有する化合物が好ましく、 該化合物は、 例えば、 ペンタエリスリ トール、 ポ リグリセリン等の 1分子中に 4個以上の水酸基を有する化合物に、 へキサメチレ ンジィソシァネート、 トリメチルへキサメチレンジイソシァネート、 イソホロン ジイソシァネート、 トリレンジィソシァネート等のジィソシァネート化合物を反 応させて得られた化合物 ( i _ 1 )、或いは、 エチレンダリコール等の 1分子中に 2個以上の水酸基を有する化合物に、 旭化成工業社製 「デユラネート 2 4 A— 1 0 0」、同「デユラネート 2 2 A— 7 5 P X」、同「デユラネート 2 1 S— 7 5 E」、 同 「デユラネート 1 8 H— 7 0 B」 等ビゥレツトタイプ、 同 「デユラネ-ート P 3 0 1 - 7 5 E J S 同 「デユラネート E— 4 0 2— 9 0 T」、 同 「デユラネート Ε 一 4 0 5— 8 0 Τ」 等のァダクトタイプ等の 1分子中に 3個以上のイソシァネー ト基を有する化合物を反応させて得られた化合物 ( i一 2 )、或いは、 ィソシァネ ートェチル (メタ) アタリレート等を重合若しくは共重合させて得られた化合物
( i - 3 ) 等の、 1分子中に 4個以上、 好ましくは 6個以上のイソシァネート基 を有する化合物等、 具体的には、 例えば、 旭化成工業社製 「デユラネート M E 2 0— 1 0 0」 ( i ) と、 ペンタエリスリ トールジ (メタ) アタリレート、 ジペンタ エリスリ トールトリ (メタ) アタリレート、 ジペンタエリスリ トールテトラ (メ タ) ァクリレート、 ジペンタエリスリ トールペンタ (メタ) ァクリレート等の、 1分子中に 1個以上の水酸基及び 2個以上、 好ましくは 3個以上の (メタ) ァク
リロイルォキシ基を有する化合物 ( i i) とを、 反応させることにより得ること ができる。
ここで、 前記化合物 ( i ) の分子量は、 500〜200, 000であるのが好 ましく、 1, 000〜 150, 00◦であるのが特に好ましい。 又、 前記のよう なウレタン (メタ) アタリレート類の分子量は、 600〜150, 000である のが好ましい。 又、 ウレタン結合を 6個以上有するのが好ましく、 8個以上有す るのが特に好ましく、 (メタ)ァクリロイルォキシ基を 6個以上有するのが好まし く、 8個以上有するのが特に好ましい。
尚、 このようなウレタン (メタ) アタリレート類は、 例えば、 前記化合物 ( i ) と前記化合物 ( i i ) とを、 トルエンや酢酸ェチル等の有機溶媒中で、 前者のィ ソシァネート基と後者の水酸基とのモル比を lZl 0-10/1の割合として、 必要に応じてジラウリン酸 n_プチル錫等の触媒を用いて、 10〜150°Cで 5 分〜 3時間程度反応させる方法により製造することができる。
本発明において、 前記ウレタン (メタ) アタリレート類の中でも、 下記一般式 (DOで表されるものが特に好ましい。
〔式(IX)中、 R aはアルキレンォキシ基又はァリーレンォキシ基の繰り返し構 造を有し、 且つ R bと結合し得るォキシ基を 4〜20個有する基を示し、 Rb及 び R cは各々独立して炭素数が 1〜 10のアルキレン基を示し、 Rdは (メタ) アタリロイルォキシ基を 1〜10個有する有機残基を示し、 R a、 Rb、 R c、 及び R dは置換基を有していてもよく、 Xは :〜 20の整数、 yは 0〜15の整 数、 zは 1〜 15の整数である。〕
ここで、 式(XI)中の R aのアルキレンォキシ基の繰り返し構造としては、 例え ば、 プロピレントリオール、 グリセリン、 ペンタエリスリ トール等に由来するも
の力 又、ァリーレンォキシ基の繰り返し構造としては、例えば、 ピロガロール、
1, 3 , 5—ベンゼントリオール等に由来するものが、それぞれ挙げられる。又、 R b及び R cのアルキレン基の炭素数は、 各々独立して 1 ~ 5であるのが好まし く、 又、 R dにおける (メタ) アタリロイルォキシ基は 1 ~ 7 '個であるのが好ま しい。 又、 Xは 4〜1 5、 yは 1〜1 0、 zは 1〜1 0であるのが、 それぞれ好 ましい。
更に、 R aとしては下記式 〔尚、 式中、 kは 2〜 1 0の整数である。〕 であるの が、 又、 R b及び R cとしては各々独立して、 ジメチレン基、 モノメチルジメチ レン基、又は、 トリメチレン基であるのが、又、 R dとしては下記式であるのが、 それぞれ特に好ましい。 '
?
Rd
また、 そのエポキシ (メタ) アタリレート類としては、 具体的には、 例えば、
(メタ) ァクリノレ酸、又は前記の如きヒ ドロキシ(メタ) ァクリレート化合物と、 (ポリ)エチレンダリコールポリグリシジルエーテル、 (ポリ) プロピレングリコ
-ルポリグリシジルエーテル、 (ポリ)テトラメチレングリコ一ルポリグリシジル
エーテル、 (ポリ) ペンタメチレングリコールポリグリシジルエーテル、 (ポリ) ネオペンチルグリ ールポリグリシジルエーテル、 (ポリ)へキサメチレングリコ 一ルポリグリシジルエーテル、 (ポリ)トリメチロールプロパンポリグリシジルェ 一テル、 (ポリ) グリセロールポリグリシジルエーテル、 (ポリ) ソルビトールポ リグリシジルエーテル等の脂肪族ポリエポキシ化合物、 フエノールノポラックポ リエポキシ化合物、 ブロム化フエノールノポラックポリエポキシ化合物、 (ο _, m―, p -) クレゾールノポラックポリエポキシ化合物、 ビスフエノール Aポリ ェポキシ化合物、 ビスフエノール Fポリェポキシ化合物等の芳香族ポリエポキシ 化合物、ソルビタンポリグリシジルエーテル、トリダリシジルイソシァヌレート、 トリグリシジルトリス (2—ヒ ドロキシェチル) イソシァヌレート等の複素環式 ポリェポキシ化合物、 等のポリエポキシ化合物との反応物等が挙げられる。
また、 その他のエチレン性不飽和化合物として、 前記以外に、 例えば、 ェチレ ンビス (メタ) アクリルアミ ド等の (メタ) ァクリルアミ ド類、 フタル酸ジァリ ル等のァリルエステル類、 ジビュルフタレート等のビュル基含有化合物類、 エー テル結合含有エチレン性不飽和化合物のエーテル結合を 5硫化燐等により硫化し てチォエーテル結合に変えることにより架橋速度を向上せしめたチォエーテル結 合含有化合物類、 及び、 例えば、 特許第 3 1 6 4 4 0 7号公報及ぴ特開平 9一 1 0 0 1 1 1号公報等に記載の、 多官能 (メタ) アタリレート化合物と、 粒子径 5, 〜 3 0 11 mのシリカゾル〔例えば、イソプロパノール分散オルガノシリカゾル(日 産化学社製 「 I P A _ S T」)、 メチルェチルケトン分散オルガノシリカゾル (日 産化学社製 「M E K— S T」)、 メチルイソブチルケトン分散オルガノシリカゾル (日産化学社製 「M I B K— S T j ) 等〕 とを、 ィソシァネート基或いはメルカプ ト基含有シランカツプリング剤を用いて結合させた化合物等の、 エチレン性不飽 和化合物にシラン力ップリング剤を介してシリカゾルを反応させ結合させること により硬化物としての強度や耐熱性を向上せしめた化合物類、 等が挙げられる。 以上のエチレン性不飽和化合物は、 それぞれ単独で用いられても 2種以上が併 用されてもよい。 本発明において、 以上の (C ) 成分のエチレン性不飽和化合物 として、 エステル (メタ) ァクリレート類、.(メタ) ァクリロイルォキシ基含有ホ
スフエート類、 又は、 ウレタン (メタ) ァクリレート類が好ましく、 エステル(メ 、 タ) アタリレート類が特に好ましく、 そのエステル (メタ) アタリレート類の中 でも、 ポリエチレングリコール、 ポリプロピレングリコール、 或いはビスフエノ ール Aのポリエチレンォキサイ ド付加物等のポリォキシアルキレン基を含み、 (メタ) アタリロイルォキシ基を 2個以上含むエステル (メタ) アタリレート類 が殊更好ましい。
本発明の硬化性組成物において、 前記 (C ) 成分のエチレン性不飽和化合物の 含有割合は、硬化性組成物の全量に対して、 1〜7 0重量%であるのが好ましく、 5 - 6 0重量%であるのが更に好ましい。 (C )成分が前記範囲未満では、硬化性 組成物としての硬化性が不十分となる傾向となり、 一方、 前記範囲超過では、 タ ック性が不十分となる傾向となる。
[ 1 - 4 ] (D ) エポキシ化合物
本発明の硬化性組成物は、 更に (D ) エポキシ化合物を含有していても良い。
(D ) 成分のエポキシ化合物は、 本発明の硬化性組成物をソルダニレジスト用、 オーバーコート用、 リブ用或いはスぺーサー用として用いる場合に、 硬化物の耐 熱性ゃ耐薬品性の向上等を目的として、 含有していても良い。 そのエポキシ化合 物としては、 所謂エポキシ樹脂の繰返し単位を構成する、 ポリヒ ドロキシ化合物 - とェピクロルヒ ドリンを反応させて得られるポリグリシジルエーテル化合物、 ポ リ力ルポン酸化合物とェピクロルヒ ドリンを反応させて得られるポリダリシジル エステル化合物、 及び、 ポリアミン化合物とェピクロルヒ ドリンを反応させて得 られるポリグリシジルァミン化合物等の、 低分子量物から高分子量物にわたる化 合物が挙げられる。
そのポリグリシジルエーテル化合物としては、 例えば、 ポリェチレングリコー ルのジグリシジルエーテル型エポキシ、 ビス (4ーヒ ドロキシフエニル) のジグ リシジルエーテル型エポキシ、 ビス (3, 5—ジメチルー 4—ヒ ドロキシフエ- ル) のジグリシジルエーテル型エポキシ、 ビスフエノール Fのジグリシジルエー テル型エポキシ、 ビスフエノール Aのジグリシジルエーテル型エポキシ、 テトラ
メチノレビスフエノーノレ Aのジグリシジノレエーテノレ型エポキシ、 エチレンォキシド 付加ビスフエノール Aのジグリシジルエーテル型エポキシ、 フエノールノポラッ ク型エポキシ、 クレゾールノポラック型エポキシ等が挙げられ、 これらのポリグ リシジルエーテル化合物は、 残存するヒドロキシル基に酸無水物や 2価の酸化合 物等を反応させカルボキシル基を導入したものであってもよい。
又、 そのポリグリシジルエステル化合物としては、 例えば、 へキサヒドロフタ ル酸のジグリシジルエステル型エポキシ、 フタル酸のジグリシジルエステル型ェ ポキシ等が、 又、 そのポリグリシジルァミン化合物としては、 例えば、 ビス (4 ーァミノフエエル) メタンのジグリシジルァミン型エポキシ、 ィソシァヌル酸の トリグリシジルァミン型ェポキシ等が、 それぞれ挙げられる。
本発明の硬化性組成物において、 前記 (D ) 成分のエポキシ化合物の含有割合 は、 硬化性組成物の全量に対して、 1〜 7 0重量%であるのが好ましく、 5〜 5 0重量%であるのが更に好ましい。 (D )成分が前記範囲未満では、硬化性組成物 としての硬化性が不十分となる傾向となり、 一方、 前記範囲超過では、 現像時に 非画像部の抜け不良等の問題を生じ易い傾向となる。 '
[ 1 - 5 ] ( E ) エポキシ硬化剤
本発明の硬化性組成物は、 更に (E.) エポキシ硬化剤を含有じていても良い。, ( E ) 成分のエポキシ硬化剤は、 硬化性組成物としての硬化性の向上等を目的と して (D ) 成分のエポキシ化合物を含有する場合に併用されるのが好ましい。 そ の (E ) 成分のエポキシ硬化剤としては、 例えば、 琥珀酸無水物、 マレイン酸無 水物、 ィタコン酸無水物、 フタル酸無水物、 テトラヒドロフタル酸無水物、 3— メチルテトラヒ ドロフタル酸無水物、 4ーメチルテトラヒ ドロフタル酸無水物、 3—ェチルテトラヒ ドロフタル酸無水物、 4ーェチルテトラヒ ドロフタル酸無水 物、 へキサヒドロフタル酸無水物、 3—メチルへキサヒドロフタル酸無水物、 4 一メチルへキサヒ ドロフタル酸無水物、 3—ェチルへキサヒ ドロフタル酸無水物、 4一ェチルへキサヒドロフタル酸無水物、 トリメリット酸無水物、 ビフヱニルテ トラカルボン酸無水物等の多価カルボン酸無水物類、 トリプチルホスフィン、 ト
リフエエルホスフィン、 トリス一 2—シァノエチルホスフィン等の有機ホスフィ ン類、 ィ ミダゾール、 2—メチルイミダゾール、 2—ェチルイ ミダゾール、 2一 ェチノレー 4ーメチノレイ ミダゾーノレ、 2—フエ-ノレイ ミダゾーノレ、 4一フエ-ノレィ ミダゾール、 1一 (2—シァノエチル) 一 2—フエエルイミダゾール、 1一 (2 ーシァノエチル) - 2ーェチルー 4ーメチルイミダゾール等のィミダゾール類、 ジシアンジアミ ド、 ベンジ メチルァミン、 4—メチノレべンジ — Ν, Ν—ジメ チルァミン、 4—メ トキシベンジルー Ν , Ν—ジメチルァミン、 4ージメチルァ ミノべンジル一Ν, Ν—ジメチルァミン等のァミン化合物類、 2 , 4 , 6—トリ アミノー s —トリアジン、 2—ビニルー 4, 6—ジアミノー s —トリアジン、 2 —ビニルー 4, 6—ジアミノー s—トリアジン 'イソ'シァヌル酸付加物、 2, 4 —ジアミノー 6—メタクリロイルォキシェチルー s—トリアジン、 2, 4—ジァ ミノ一 6—メタタ リロイルォキシェチルー s — トリァジン■ィソシァヌル酸付加 物等のアミノー s —トリアジン類、ベンジルトリメチルアンモ -ゥムクロライド、 フエエルトリブチルアンモニゥムクロライ ド等の 4級アンモ-ゥム塩類、 トリ ー η—ブチノレ一 2, 5—ジヒ ドロキシフエエノレーホスホニゥムプロ イ ド、 へキサ デシルトリブチルホスホニゥムクロライ ド等のホスホ-ゥム塩類等が挙げられ、 これらの中で、 一 Ν Η—基を有するものが好ましく、 ァミン化合物類及びアミノ _ s —トリァジン類が好ましく、 ジシアンジアミ ド、 2, 4, 6—トリアミノー s—トリアジンが特に好ましい。
本発明の硬化性組成物において、 前記 (Ε ) 成分のエポキシ硬化剤の含有割合 は、 硬化性組成物としての経時安定性の面から、 硬化性組成物の全量に対して、 1重量%以下であるのが好ましく、 0 . 7重量。 /0以下であるのが更に好ましい。
[ 1 - 6 ] ( F ) ァミノ化合物
本発明の硬化性組成物は、更に(F )ァミノ化合物を含有していても良い。 (F ) 成分のァミノ化合物は、 硬化物の耐熱性ゃ耐薬品性の向上等を目的として、 含有 しているのが好ましい。 その (F ) 成分のァミノ化合物としては、 官能基として メチロール基、 それを炭素数 1〜 8のアルコール縮合変性したアルコキシメチル
基を少なくとも 2個有するァミノ化合物が挙げられ、 例えば、 メラミンとホルム アルデヒドとを重縮合させたメラミン樹脂、 ベンゾグアナミンとホルムアルデヒ ドとを重縮合させたベンゾグアナミン樹脂、 グリコールゥリルとホルムアルデヒ ドとを重縮合させたグリコールゥリル樹脂、 尿素とホルムアルデヒドとを重縮合 させた尿素樹脂、 メラミン、 ベンゾグアナミン、 グリコールゥリル、 又は尿素等 の 2種以上とホルムアルデヒドとを共重縮合させた樹脂、 及ぴ、 それら樹脂のメ チロール基をアルコール縮合変性した変性樹脂等が挙げられる。 中で、 本発明に おいては、 メラミン樹脂及びその変性樹脂が好ましく、 メチロール基の変性割合 が、 70%以上の変性樹脂が更に好ましく、 80%以上の変性樹脂が特に好まし い。 '
これら (F) 成分のァミノ化合物の具体例として、 メラミン樹脂及びその変性 樹脂として、 三井サイテック社の 「サイメル」 (登録商標) 300、 30 1、 30 3、 350、 736、 738、 3 70、 771、 325、 3 2 7、 703、 70 1、 266、 267、 28 5、 2 32、 235、 238、 1 1 4 1、 272、 2 54、 202、 1 1 56、 1 1 58、 及び、 三和ケミカル社の 「-カラック」 (登 録商標) E— 21 51、 MW- 1 00 LM、 MX— 750 LMが、 又、 ベンゾグ アナミン樹脂及びその変性樹脂として、 「サイメル」 (登録商標) 1 1 23、 1 1 25、 1 1 28、又、ダリコールゥリル樹脂及びその変性樹脂として、 「サイメル J (登録商標) 1 1 70、 1 1 7 1、 1 1 74、 1 1 72、及ぴ、 「ユカラック」 (登 録商標) MX— 270、 又、 尿素樹脂及びその変性樹脂として、 三井サイテック 社の 「UFR」 (登録商標) 6 5、 300、 及ぴ、 「ユカラック」 (登録商標) MX - 290, 等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物において、前記(F)成分のァミノ化合物の含有割合は、 硬化性組成物の全量に対して、 20重量%以下であるのが好ましく、 10重量% 以下であるのが更に好ましい。
[1 - 7] (G) 重合加速剤
本発明の硬化性組成物は、更に(G)重合加速剤を含有していても良い。 (G)
重合加速剤は、 硬化性組成物の重合開始能力の向上等を目的として、 含有してい ても良い。 その (G ) 成分の重合加速剤として、 アミノ酸のエステル又は双極ィ オン化合物が好ましく、そのアミノ酸のエステル又は双極イオン化合物としては、 下記一般式 (Xa)又は(Xb)で表されるものが好ましい。
R44-N— C— (C¾) s-C— 0" ( X b )
42
〔式 (Xa)及び (Xb)中、 R39及び R4°は各々独立して、 置換基を有していてもよ いアルキル基、 置換基を有していてもよいァリール基、 置換基を有していてもよ い複素環基、 又は水素原子を示し、 R"及ぴ R42は各々独立して、'置換基を有し ていてもよいアルキル基、 又は水素原子を示し、 R43は、.置換基を有していても よいアルキル基、 置換基を有していてもよいアルケ-ル基、 又は置換基を有して いてもよいァリール基を示し、 R4 は、 置換基を有していてもよいアルキル基、。 置換基を有していてもよぃァリール基、 又は置換基を有していてもよい複素環基 を示し、 sは 0〜 1 0の整数である。〕
ここで、 式(Xa)及び(Xb)中の R 39、 R4°、 R41、 R42、 R43、 及ぴ R44のアルキル 基としては、 炭素数が 1〜8であるのが好ましく、 1〜4であるのが更に好まし い。 又、 R43のアルケニル基としては、 例えば、 ビュル基、 ァリル基、 イソプロ ぺニル基等が、 又、 R 39、 R 0 s R"、 及び R44のァリール基としては、 例えば、 フエ-ル基、 ナフチル基等が、 又、 R 39、 R4°、 及び R"の複素環基としては、 例 えば、 フリル基、 フラュル基、 ピロリル基、 ピリジル基等が、 それぞれ挙げられ る。
また、 それらのアルキル基、 及びアルケニル基における置換基としては、 例え
ば、 アルコキシ基、 アルコキシカルボニル基、 アルケニルォキシ基、 ァルケエル ォキシカルボ二ル基、フエニル基、ハロゲン原子等が、又、それらのァリール基、 複素環基における置換基としては、 例えば、 更にアルコキシ基やフエ-ル基等の 置換基を有していてもよいアルキル基、 同じくアルコキシ基、 同じくアルケニル 基、 同じくアルケニルォキシ基、 同じくァシル基、 同じくァシルォキシ基、 同じ くアルコキシカルポニル基、 同じくフエノキシ基、 同じくアルキルチオ基、 同じ くアルキルスルホニル基、 及び、 アルデヒ ド基、 カルボキシル基、 ヒ ドロキシル 基、 スルホ基、 ニトロ基、 シァノ基、 ハロゲン原子等が挙げられる。
本発明において、 以上の前記一般式(Xa)又は(Xb)で表されるアミノ酸のエステ ル又は双極イオン化合物の中で、 式(Xa)中の R 39及び R4eの一方が水素原子で他 方が置換基を有していてもよいフエニル基であり、 R"及び R42が共に水素原子 であり、 R43が置換基を有していてもよいアルキル基、 又は置換基を有していて もよいフエニル基であり、 s力 S 0、 1、 又は' 2であるアミノ酸エステル、 又は、 式 (Xb)中の R39及び R4°が共に水素原子であるか、 或いは一方が置換基を有して いてもよいアルキル基であり、 R"及び R42が共に水素原子であり、 R44が置換基 を有していてもよいアルキル基、 又は置換基を有していてもよいフエエル基であ り、 s力 0、 1、 又は 2であるアミノ酸双極イオン化合物であるのが好ましく、 前記一般式(Xa)において sが 0、 R39及び R4eの一方が水素原子で他方がフエ二 ル基、 R41及び R42が共に水素原子である N—フエ-ルグリシンのエステル、 就 中、 R43がべンジル基である N—フエニルダリシンべンジルエステル、 又は、 前 記一般式(Xb)において sが 0、 R 39、 R4Q、 R"、 及ぴ R42のいずれもが水素原子 であり、 R"がフエ-ル基である N—フエニルダリシンの双極イオン化合物が特 に好ましい。
なお、 本発明において、 (G ) 成分の重合加速剤としては、 前記アミノ酸のエス テル又は双極ィオン化合物以外の重合加速剤を更に含有していてもよく、 その重 合加速剤としては、 例えば、 2 _メルカプトべンゾチアゾール、 2—メルカプト ベンゾィミダゾーノレ、 2—メノレカプトベンゾォキサゾーノレ、 3—メノレカプト一 1 , 2 , 4一トリァゾール、 2 _メルカプト一 4 ( 3 H) —キナゾリン、 ]3—メルカ
プトナフタレン、 エチレングリコールジチォプロピオネート、 トリメチロ ルプ 口パントリスチォプロピオネート、 ペンタエリスリ トールテトラキスチォプロピ ォネート等のメルカプト基含有化合物類、 へキサンジチオール、 トリメチロール プロパントリスチォグリコネート、 ペンタエリスリ トールテトラキスチォプロピ ォネート等の多官能チオール化合物類、 N, N—ジアルキルアミノ安息香酸エス テル、 N—フエニルダリシン又はそのアンモニゥム塩ゃナトリゥム塩等の塩等の 誘導体、 フエ二ルァラニン、 又はそのアンモニゥムゃナトリウム塩等の塩、 エス テル等の誘導体等の芳香族環を有するアミノ酸又はその誘導体類等が挙げられる。 本発明の硬化性組成物において、 前記 (G ) 成分の重合加速剤の含有割合は、 硬化性組成物の全量に対して、 2 0重量%以下である'のが好ましく、 1 0重量% 以下であるのが更に好ましい。
[ 1 - 8 ] (H) 無機充填剤
又、 本発明の硬化性組成物に用いられる (H) 成分の無機充填剤は、 硬化物と しての強度の向上等を目的として、 含有していても良い。 その (お) 成分の無機 充填剤としては、 例えば、 タノレク、 シリカ、 アルミナ、 硫酸バリウム、 酸化マグ ネシゥム等が挙げられる。
本発明の硬化性 a成物において、 前記 (H) 成分の無機充填剤の含有割合は、: 硬化性組成物の全量に対して、 7 0重量 °/0以下であるのが好ましく、 5 0重量% 以下であるのが更に好ましい。
[ 1 - 9 ] ( I ) 界面活性剤
又、 本発明の硬化性組成物に用いられる (I ) 成分の界面活性剤は、 硬化性組 成物の塗布液としての塗布性、 及び現像性の向上等を目的として、 含有していて も良い。 具体的には、 ノニオン性、 ァニオン性、 カチオン性、 両性、 及び弗素系 等の界面活性剤が挙げられる。 より具体的には、 例えば、 そのノニオン性界面活 性剤としては、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、 ポリオキシエチレンポ リォキシプロピレンアルキルエーテル類、 ポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル類、 ポリオキシエチレンアルキルエステル類、 ポリオキシエチレン脂肪 酸エステル類、 グリセリン脂肪酸エステル類、 ポリオキシエチレングリセリン脂 肪酸エステル類、 ペンタエリスリット脂肪酸エステル類、 ポリオキシエチレンぺ ンタエリスリ ッ ト脂肪酸エステル類、 ソルビタン脂肪酸エステル類、 ポリオキシ エチレンソルビタン脂肪酸ェステル類、 ソルビッ ト脂肪酸ェステル類、 ポリオキ シエチレンソルビッ ト脂肪酸エステル類等が、 又、 そのァニオン性界面活性剤と しては、 アルキルスルホン酸塩類、 アルキルベンゼンスルホン酸塩類、 アルキル ナフタレンスルホン酸塩類、 ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸塩 類、 アルキル硫酸塩類、 アルキル硫酸エステル塩類、 高級アルコール硫酸エステ ル塩類、 脂肪族アルコール硫酸エステル塩類、 ポリオキシエチレンアルキルエー テル硫酸塩類、 ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル硫酸塩類、 アルキ ル燐酸エステル塩類、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩類、 ポリオキ シエチレンアルキルフエ-ルエーテル燐酸塩類等が、 又、 そのカチオン性界面活 性剤としては、 第 4級アンモ-ゥム塩類、 イミダゾリン誘導体類、 ァミン塩類等 が、 又、 両性界面活性剤としては、 ベタイン型化合物類、 イミダゾリウム塩類、 イミダゾリン類、 アミノ酸類等が、 それぞれ挙げられる。
本発明の硬化性組成物において、 前記 (I ) 成分の界面活性剤の含有割合は、 硬化性組成物の全量に対して、 1 0重量%以下であるのが好ましぐ、 5重量%以 下であるのが更に好ましい。
[ 1 - 1 0 ] ( J ) 増感色素
更に、 本発明の硬化性組成物に用いられる (J ) 成分の增感色素は、 硬化性組 成物の感光性の向上等を目的として、 含有するのが好ましい。 その増感色素とし ては、 波長 3 5 0〜 4 3 0 n mの青紫色領域に吸収極大を有する光吸収色素であ り、 ジアルキルアミノベンゼン系化合物、 ピロメテン系化合物、 トリ ヒ ドロキシ ピリミジン誘導体等が挙げられる中で、 ジアルキルアミノベンゼン系化合物が好 ましい。
その好ましいジアルキルァミノベンゼン系化合物としては、 特に、 ジアルキル
ァミノべンゾフエノン系化合物、 ベンゼン環上のアミノ基に対して p—位の炭素 原子に複素環基を置換基として有するジアルキルァミノベンゼン系化合物、 ベン ゼン環上のアミノ基に対して P—像の炭素原子にスルホ-ルイミノ基を含む置換 基を有するジアルキルァミノベンゼン系化合物、 及びカルボスチリル骨格を形成 したジアルキルアミノベンゼン系化合物が好ましい。
そのジアルキルァミノべンゾフエノン系化合物としては、 下記一般式 (XI)で表 されるものが好ましい。
〔式 (XI)中、 Ru、 R12、 R15、 及び R16 は各々独立して、 置換基を有していて もよいアルキル基を示し、 R13、 R' R15、 及び R16は各々独立して、 置換基を 有していてもよいアルキル基、 又は水素原子を示し、 R11と R12、 R11と R13、 R 12と R14、 R15と R16、 R15と R17、 及ぴ R16と R18とは各々独立して、 含窒素複素 環を形成していてもよい。〕
ここで、 式 (XI)中の Ru、 R12、 R15、 及ぴ R16のアルキル基の炭素数、 並びに、' R13、 R14、 R17、 及ぴ R18がアルキル基であるときの炭素数は 1〜6であるのが 好ましい。又、含窒素複素環を形成する場合、 5又は 6員環であるのが好ましく、 R11と R13、 R12と R"、 R15と R17、 又は R16と R18が 6員環のテトラヒ ドロキノ リン環を形成しているのが好ましく、 Ruと R12と R13と R"、 又は Z及び、 R15 と R16と R17と R18がジュロリジン環を形成しているのが特に好ましい。 更に、 2 位にアルキル基を置換基として有するテトラヒドロキノリン環、 或いは該テトラ ヒドロキノリン環を含むジュロリジン環が殊更好ましい。
前記一般式 (XI)で表される化合物の具体例としては、例えば、 4, 4,一ビス(ジ メチルァミノ) ベンゾフエノン、 4, 4,一ビス (ジェチルァミノ) ベンゾフエノ ン、 及び、 下記構造の化合物が挙げられる。
0 ^{SS ^TR I ' J A
ま ¾、 ベンゼ 環上のアミ'ノ'基『こ対し Τ ρ·—位の:炭素'原 複素廣 ¾ 蘆換基 として有するジアルキルァミノベンゼン系化合物における複素環基としては、 窒 素原子、 酸素原子、 又は硫黄原子を含む 5又は 6員環のものが好ましく、 縮合べ ンゼン環を有する 5員環が特に好ましく、 下記一般式 (XII)で表されるものが好 ましい。
56
差替え用 弒(規則 26)
〔式 (XII)中、 R 19及ぴ R2。は各々独立して、 置換基を有していてもよいアルキ ル基を示し、 R21及ぴ R22は各々独立して、 置換基を有していてもよいアルキル 基、 又は水素原子を示し、 R 19と R2()、 R 19と R21、 及び R2°と R22とは各々独立し て、 含窒素複素環を形成していてもよく、 Xは、 酸素原子、 硫黄原子、 ジアルキ ルメチレン基、 イミノ基、 又はアルキルイミノ基を示し、 複素環に縮合するベン ゼン環は置換基を有していてもよい。〕
ここで、 式 (XII)中の R 19及ぴ R2°のアルキル基の炭素数、 並びに、 R21及ぴ R 22がアルキル基であるときの炭素数は 1〜6であるのが好ましく、 又、 含窒素複 素環を形成する場合、 5又は 6員環であるのが好ましく、 R 19 と R21、 R2Q と R 22 が 6員環のテトラヒ ドロキノリン環を形成しているのが好ましく、 R 19 と R 2° と R 21 と R22がジュロリジン環を形成しているのが特に好ましい。 更に、 2位にァ ルキル基を置換基として有するテトラヒドロキノリン環、 或いは該テトラヒ ドロ キノリン環を含むジュロリジン環が殊更好ましい。 又、 Xがジアルキルメチレン 基であるときのアルキル基の炭素数は 1〜 6であるのが好ましく、 アルキルィミ ノ基であるときのアルキル基の炭素数は 1〜6であるのが好ましい。
前記一般式 (XII)で表される化合物の具体例としては、例えば、 2— (p—ジメ チノレアミノフエニグレ) ベンゾォキサゾ一ノレ、 2 - ( p—ジェチノレアミノフエ二ノレ) ベンゾォキサゾール、 2— ( p—ジメチルァミノフエニル) ベンゾ 〔4, 5〕 ベ ンゾォキサゾ.ール、 2— ( p—ジメチルァミノフエニル) ベンゾ 〔6, 7〕 ベン ゾォキサゾーノレ、 2 - ( p—ジメチノレアミノフエ二ノレ) ベンゾチアゾーノレ、 2 - ( p—ジェチルァミノフエニル) ベンゾチアゾール、 2— (p—ジメチルァミノ フエ二ノレ) ベンゾイミダゾーノレ、 2 - ( p—ジェチノレアミノフエ二ノレ) ベンゾィ ミダゾ一ノレ、 2 - ( p—ジメチルァミノフエニル) 一 3 , 3—ジメチルー 3 H— インドーノレ、 2— (p—ジェチノレアミノフエ二ノレ) 一 3 , 3—ジメチノレ一 3 H— インドール、 及び、 下記構造の化合物が挙げられる。
又、前記一般式(XII)で表される化合物以外の、ベンゼン環上のアミノ基に対し て!)一位の炭素原子に複素環基を置換基として有するジアルキルァミノベンゼン 系化合物としては、 例えば、 2— ( p—ジメチルァミノフエニル) ピリジン、 2 一 (p—ジェチノレアミノフエニル) ピリジン、 2— ( p—ジメチルァミノフエ二 ル) キノリン、 2— ( p—ジェチルァミノフエニル) キノリン、 2— ( p—ジメ チルアミノフエ二ノレ) ピリミジン、 2— ( p—ジェチルアミノフ土二ル) .ピリ'ミ ジン、 2 , 5—ビス ( p—ジェチルァミノフエニル) 一 1 , - 3 , 4—ォキサジァ' ゾール、 2, 5—ビス (p—ジェチルァミノフエニル) 一 1, 3, 4—チアジア ゾール等が挙げられる。
又、 ベンゼン環上のアミノ基に対して p—位の炭素原子にスルホ二ルイミノ基 を含む置換基を有するジアルキルァミノベンゼン系化合物としては、 下記一般式 (XIII)で表されるものが好ましい。
〔式 (XIII)中、 R23及び R24は各々独立して、 置換基を有していてもよいアル キル基を示し、 R25及び R26は各々独立して、 置換基を有していてもよいアルキ ル基、 又は水素原子を示し、 R23と R24、 R23と R25、 及び R24と R26とは各々独立 して、含窒素複素環を形成していてもよく、 R27は 1価基、又は水素原子を示し、 R28は 1価基を示す。〕
ここで、 式(XIII)中の R23及び R24のアルキル基の炭素数、 並びに、 R25及び R 26がアルキル基であるときの炭素数は 1〜6であるのが好ましく、 又、 含窒素複 素環を形成する場合、 5又は 6員環であるのが好ましいが、 R25及び R26は水素 原子であるのが好ましい。 又、 R27及び R28の 1価基としては、 えば、 アルキ ル基、 シクロアルキル基、 ァルケエル基、 シクロアルケ-ル基、 アルコキシ基、 アルケニルォキシ基、 ァシル基、 ァシルォキシ基、 ァリール基、 ァリールォキシ 基、 ァラルキル基、 ァリールァルケ-ル基、 ヒ ドロキシ基、 ホルミル基、 カルボ' キシル基、カルボン酸エステル基、力ルバモイル基、アミノ基、ァシルァミノ基、 カーバメート基、 スルホンアミ ド基、 スルホン酸基、 スルホン酸エステル基、 ス ルファモイル基、 アルキルチオ基、 イミノ基、 シァノ基、 及ぴ複素環基等が挙げ られる。 これらの中で、 R27 としては水素原子が、 又、 R28 としてはァリール基 が好ましい。 '
また、 カルボスチリル骨格を形成したジアルキルァミノベンゼン系化合物とし ては、 下記一般式 (XIV) で表されるものが好ましい。
〔式 (XIV) 中、 R29、 R 3fl、 及び R33は各々独立して、 置換基を有していてもよ いアルキル基を示し、 R31及び R 32は各々独立して、 置換基を有していてもよい アルキル基、又は水素原子を示し、 R29と R 3G、 R29と R31、及び R 3°と R 32とは各々 独立して、 含窒素複素環を形成していてもよく、 R34'は置換基を有していてもよ いアルキル基、 置換基を有していてもよいァリール基、 又は水素原子を示す。〕 ここで、 式(XIV) 中の R29、 R 3°、 及び R 33のアルキル基の炭素数、 並びに、 R 31、1 32、及ぴ1 35がアルキル基であるときの炭素数は 1〜6であるのが好ましく、 又、 含窒素複素環を形成する場合、 5又は 6員環であるのが好ましいが、 R 31及 ぴ R32は水素原子であるのが好ましい。 又、 R34としてはフエニル基であるのが 好ましい。
以上の (J ) 成分の増感色素として、 本発明においては、 前記一般式 (XI)で表 されるジアルキルアミノベンゾフエノン系化合物、前記 般式(XI Π)で表されるく ベンゼン環上のアミノ基に対して p—位の炭素原子にスルホ二ルイミノ基を含む 置換基を有するジアルキルァミノベンゼン系化合物、 又は、 前記一般式 (XIV) で 表される、 カルボスチリル骨格を形成したジアルキルァミノベンゼン系化合物が 特に好ましい。
本発明の硬化性組成物において、 前記 (J ) 成分の增感色素の含有割合は、 硬 化性組成物の全量に対して、 0 . 0 1〜2 0重量%であるのが好ましく、 0 . 1 〜 1 0重量%であるのが更に好ましい。 ( J )成分が前記範囲未満では、硬化性組 成物としての光硬化性が不十分となる傾向となり、 一方、 前記範囲超過では、 現 像時に地汚れが生じ易い傾向となる。
また本発明の硬化性組成物は、 3 5 0〜4 3 0 n mの波長域に分光感度の極大
ピークを有するのが好ましく、 3 90〜430 nmの波長域に分光感度の極大ピ ークを有するのが更に好ましい。 分光感度の極大ピークを前記範囲未満の波長域 に有する場合には、 光硬化性組成物として波長 350〜430 nmのレーザー光 に対する感度が劣る傾向となり、一方、前記範囲超過の波長域に有する場合には、 黄色灯下でのセーフライト性が劣る傾向となる。 これらの分光感度の極:^ピーク の波長域は、 硬化性組成物を構成する各成分を適宜選択することにより調整可能 であるが、 特に (B) 成分の光重合開始剤及び Z又は熱重合開始剤及び (J) 成 分の増感色素の種類及び含有量により、 調整することが出来る。
なお、本発明において、分光感度の極大ピークとは、例えば、 「フォトポリマー' テクノロジー」 (山岡亜夫著、昭和 6 3年曰刊工業新聞社発行、第 262頁) 等に 詳述されているように、 基板表面に光硬化性組成物層を形成した光硬化性画像形 成材試料を、 分光感度測定装置を用い、 キセノンランプ又はタングステンランプ 等の光源から分光した光を、 横軸方向に露光波長が直線的に、 縦軸方向に露光強 度が対数的に変化するように設定して照射して露光した後、 現像処理することに より、 各露光波長の感度に応じた画像が得られ、 その画像高さか 画像形成可能 な露光エネルギーを算出し、 横軸に波長、 縦軸にその露光エネルギーの逆数をプ 口ットすることにより得られる分光感度曲線における極大ピークを指す。
また、 本発明の硬化性組成物は、 露光光源として青紫色半導体レーザーを用い た場合、 波長 410 nmにおける画像形成可能な最小露光量 〔S410 〕 が 5 Om j/c m2 以下であるのが好ましく、 3 0m jZc m2 以下であるのが更に好ま しく、 2 Om J/c m2以下であるのが特に好ましい。 この最小露光量 〔 S 410〕 が前記範囲超過では、 レーザー光源の露光強度にもよるが、 露光時間が長くなつ て実用性が低下する傾向となる。 尚、 この最小露光量 [S410 〕 の下限は小さい 程好ましいが、 通常 lmjZcm2 以上である。
また、前記〔S410〕 の波長 450 nmにおける画像形成可能な最小露光量〔S 450 (m j/cm2 )] に対する比 〔S410 ZS450〕 が 0. 1以下であるのが好 ましく、 0. 05以下であるのが更に好ましい。 この比 〔3410 /3450 〕 が前 記範囲超過では、 青紫色レーザー感光性と黄色灯下でのセーフライト性を両立さ
せることが困難な傾向となる。
また、 波長 450 nm超過 6 50 n m以下の各波長における画像形成可能な最 小露光量 〔S450- 650 (m j/cm2)〕 の波長 450 n mにおける画像形成可能 な最小露光量 〔S450 (m j/cm2 )) に対する比 〔 S 450- 650 S 450〕 が 1 超過であるのが好ましい。 この比 〔 S 450-650 ZS 450 〕 が前記範囲以下では、 青紫色レーザー感光性と黄色灯下でのセーフライ ト性を両立させることが困難な 傾向となる。
なお、 前記波長 410 nmにおける画像形成可能な最小露光量 〔S410〕、 波長 450 nmにおける画像形成可能な最小露光量 〔S450〕、 及び、 波長 450 nm 超過 650 nm以下の各波長における画像形成可能な最小露光量〔S450- 650 (m J/cm2)〕 は、 前述した分光感度測定装置を用いての分光感度の極大ピークの 測定において、 得られる画像高さから算出される画像形成可能な露光エネルギー として求められ、 その際の、 現像液の種類、 現像温度、 現像時間等の現像条件を 変化させて決定される最適現像条件で画像を形成し得る最小露光量を意味し、 そ の最適現像条件としては、 通常、 p H 1 1〜 14のアル力リ現像液に温度 25 °C で 0. 5 ~ 3分浸漬する条件が採られる。
[1- 1 1] (K) 他のアルカリ可溶性樹脂 - ' - - 本発明の硬化性組成物に用いられる (K) 成分のアルカリ可溶性樹脂は、 硬化 性組成物のバインダーとして、 含有していても良い。 そのアルカリ可溶性樹脂と しては、例えば、 (メタ) アクリル酸、 (メタ) アクリル酸エステル、 (メタ) ァク リロ二トリル、 (メタ) ァクリルアミ ド、 マレイン酸、 スチレン、 酢酸ビエル、 塩 化ビニリデン、 マレイミ ド等の単独又は共重合体、 酸変性型エポキシアタリレー ト類、 ポリアミ ド、 ポリエステル、 ポリエーテル、 ポリウレタン、 ポリビニルブ チラ一/レ、 ポリ ビ二/レア/レコーノレ、 ポリビュノレピロリ ドン、 ァセチノレセノレロース 等が挙げられるが、 中で、 アルカリ現像性等の面から、 カルボキシル基含有ビニ ル系樹脂、 酸変性型エポキシァクリレート類が好適である。
そのカルボキシル基含有ビニル系樹脂としては、 具体的には、 例えば、 (メタ)
アクリル酸、 クロ トン酸、 イソクロ トン酸、 マレイン酸、 無水マレイン酸、 イタ コン酸、シトラコン酸等の不飽和カルボン酸と、スチレン、 一メチルスチレン、 ヒ ドロキシスチレン、 メチル (メタ) ァクリレート、 ェチル (メタ) ァクリレー ト、 プロピル (メタ) アタリレート、 ブチル (メタ) アタリレート、 ペンチル (メ タ) ァクリレート、 へキシル (メタ) ァクリレート、 ドデシル (メタ) アタリレ ート、 2一ェチルへキシノレ (メタ) アタリレート、 ジシクロペンタ-ル(メタ)ァ タリレート、 ァダマンチル (メタ) ァクリ レート、 ィソポニル (メタ) アタリレ ート、 ヒ ドロキシメチル (メタ) アタリレート、 ヒ ドロキシェチル (メタ) ァク リレート、 ダリシジル (メタ) ァクリレート、 ベンジル (メタ) ァクリレート、 N , N—ジメチルアミノエチル (メタ) アタリレード、 N— (メタ) アタリロイ ルモルホリン、 (メタ) アタリロニトリル、 (メタ) ァクリルァミ ド、 N—メチロ ール (メタ) アクリルアミ ド、 N , N—ジメチル (メタ) アクリルアミ ド、 N , N—ジメチルアミノエチル (メタ) アクリルアミ ド、 酢酸ビュル等のビニル化合 物との共重合体等が挙げられる。
これらの中で、 スチレン一 (メタ) アタリレート一 (メタ) アクリル酸共重合 体が好ましく、スチレン 3 〜 3 0モル0 /0、 (メタ)アタリレート 1 0〜 7 0モル0 /0、 (メタ) アクリル酸 1 0〜 6 0モル0 /0からなる共重合体が更に好ましく、 スチレ ン 5 〜 2 5モル0 /0、 (メタ) アタリレート 2 0〜 6 0モル0 /0、 (メタ) アクリル酸 1 5 〜 5 5モル%からなる共重合体が特に好ましい。 又、 これら力ルポキシル基 含有ビュル系樹脂は、 酸価が 3 0〜 2 5 0 m g - K O H/ g , ポリスチレン換算 の重量平均分子量が 1 , 0 0 0〜 3 0 0, 0 0 0であるのが好ましい。
更に、 そのカルボキシル基含有ビニル系樹脂として、 側鎖にエチレン性不飽和 結合を有するものが好適であり、 具体的には、 例えば、 カルボキシル基含有重合 体に、 ァリルグリシジルエーテル、 グリシジル (メタ) アタリ レート、 ひーェチ ルグリシジル (メタ) アタリレート、 グリシジルクロトネート、 グリシジルイソ クロ トネート、 クロ トニルダリシジルエーテル、 イタコン酸モノアルキルモノグ リシジルエステル、 フマル酸モノアルキルモノグリシジルエステル、 マレイン酸 モノアルキルモノグリシジルエステル等の脂肪族エポキシ基含有不飽和化合物、
又は、 3 , 4—エポキシシクロへキシルメチル (メタ) ァクリ レート、 2 , 3一 エポキシシクロペンチルメチル (メタ) アタリレート、 7 , 8一エポキシ 〔トリ シクロ [ 5 . 2 . 1 . 0 ] デシ一 2—ィル〕 ォキシメチル (メタ) アタリレート 等の脂環式エポキシ基含有不飽和化合物を、 力ルポキシル基含有重合体の有する カルボキシル基の 5〜9 0モル0 /0、 好ましくは 3 0〜7 0モル0 /0程度を反応させ て得られた反応生成物、 及び、 ァリル (メタ) アタリレート、 3—ァリルォキシ 一 2—ヒ ドロキシプロピル (メタ) ァクリレート、 シンナミル (メタ) アタリレ ート、 クロ トニル (メタ) アタリレート、 メタリル (メタ) アタリレート、 Ν , Ν—ジァリル (メタ) アクリルアミ ド等の 2種以上の不飽和基を有する化合物、 又は、 ビエル (メタ) ァクリレート、 1 _クロ口ビエル (メタ) アタリレート、 2 _フエ二ルビニル (メタ) アタリレート、 1—プロぺニル (メタ) アタリレー ト、 ビュルクロ トネート、 ビュル (メタ) アクリルアミ ド等の 2種以上の不飽和 基を有する化合物と、 (メタ) ァクリル酸等の不飽和カルボン酸、又は更に不飽和 カルボン酸エステルとを、 前者の不飽和基を有する化合物の全体に占める割合を 1 0 - 9 0モル0 /0、 好ましくは 3 0〜 8 0モル0 /0程度となるように共重合させて 得られた反応生成物等が挙げられる。 また、 エポキシ基含有重合体と、 カルポキ シル基あるいは水酸基などのエポキシ基と反応しうる官能基を有するエチレン性 不飽和化合物との反応生成物も挙げる事が出来る。 - またその酸変性型エポキシァクリレート類としては、 エポキシ基含有化合物と 不飽和基含有カルボン酸またはその無水物の反応物をさらに多塩基性カルボン酸 またはその無水物(c)と反応させることにより得られる化合物である。また更に該 化合物中のカルボキシル基の一部に更にエポキシ基含有化合物を付加させた樹脂 でも良い。 その製造は、 公知の方法により行う事が出来る。
そのエポキシ基含有化合物としては、 例えば、 特開 2001-174621号公報に記載 されているエポキシ化合物 [該公報における 1分子中に 2個以上のエポキシ基を 有する化合物 (a ) ] などを挙げる事が出来、 具体的には、 ビスフ ノール A型ェ ポキシ化合物、 ビスフエノール F型エポキシ化合物、 ビスフエノール S型ェポキ シ化合物、 ビフエニルダリシジルエーテル、 フエノールノポラック型エポキシ化
合物、 クレゾールノボラック型エポキシ化合物、 トリグリシジルイソシァヌレー ト、 脂環式エポキシ化合物、 1分子あたり 2個以上の不飽和基を有する環状炭化 水素化合物とフエノール類との重付加体構造を有するエポキシ化合物、 共重合型 エポキシ化合物等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物において、 前記 (K) 成分のアルカリ可溶性樹脂の含有 割合は、 硬化性組成物の全量に対して、 70重量%以下であるのが好ましく、 4 0重量%以下であるのが更に好ましい。
[1 - 1 2] (L) 色材
本発明の硬化性組成物をカラーフィルタ用、 或いばブラックマトリックス用と して使用する場合には、 色材を含有させて使用することが好ましい。 ここで、 色 材とは、 本発明に係る硬化性組成物を着色するものをいう。 色材としては、 染顔 料が使用できるが、 耐熱性、 耐光性等の点から顔料が好ましい。 顔料としては青 色顔料、 緑色顔料、 赤色顔料、 黄色顔料、 紫色顔料、 オレンジ顔料、 ブラウン顔 料、 黒色顔料等各種の色の顔料を使用することができる。 また、 その構造として はァゾ系、 フタロシアニン系、 キナタリ ドン系、 ベンズイミダゾロン系、 イソィ ンドリノン系、 ジォキサジン系、 インダンスレン系、 ペリレン系等の有機顔料の 他に種々の無機顔料等も利用可能である。 以下、 使用できる顔料の具体例をビグ メントナンバーで示す。 以下に挙げる 「C. I . ビグメントレッド 2」 等の用語 は、 カラーインデックス (C. I .) を意味する。
赤色顔料としては、 C. I . ビグメントレッド 1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 8、 9、 1 2、 14、 1 5、 16、 1 7、 2 1、 22、 23、 3 1、 32、 37、 38、 41、 47、 48、 48 : 1、 48 : 2、 48 : 3、 48 : 4、 49、 4 9 : 1、 49 : 2、 50 : 1、 52 : 1、 5 2 : 2、 53、 53 : 1、 5 3 : 2、 53 : 3、 5 7、 57 : 1、 5 7 : 2、 58 : 4、 60、 63、 6 3 : 1、 6 3 : 2、 64、 64 : 1、 68、 69、 8 1、 8 1 : 1、 8 1 : 2、 8 1 : 3、 8 1 : 4、 8 3、 88、 90 : 1、 1 01、 1 0 1 : 1、 104、 108、 108 : 1、 109、 1 1 2、 1 1 3、 1 14、 1 22、 1 23、 144、 146、 147、
149、 1 5 1、 1 66、 1 68、 1 69、 1 70、 1 72、 1 73、 1 74、
1 75、 1 76、 1 77、 1 7 8、 1 79、 1 8 1、 1 8 4、 1 85、 1 8 7、
188、 1 90、 1 93、 1 9 4、 200、 202、 20 6、 2 07、 20 8、
209、 2 10、 2 14、 21 6、 220、 22 1、 22 4、 2 30、 23 1、
232、 233、 2 35、 23 6、 23 7、 238、 23 9、 2 42、 24 3、
245、 247、 249、 25 0、 25 1、 253、 25 4、 2 55、 25 6、
257、 258、 25 9、 26 0、 262、 263、 26 4、 2 65、 26 6、
267、 268、 269、 27 0、 271、 272、 27 3、 2 74、 27 5、
276を挙げることができる。 この中でも、 好ましくは C . I • ピグメントレッ ド 48 : 1、 1 22、 1 68、 1 77、 202、 20' 6、 20 7 、 209、 2 2
4、 242、 254、 さらに好ましくは C . I . ビグメン卜レクド 1 77、 20
9、 224、 254を挙げることができる。
青色顔料としては、 C. I . ピグメントブルー 1、 1 : 2、 9 、 14、 1 5、
1 5 : 1、 1 5 : 2、 1 5 : 3、 1 5 : 4、 1 5 : 6、 1 6 、 1 7 、 1 9、 2 5、
27、 28、 29、 33、 35、 . 36、 56、 56 : 1、 6 0、 6 1, 6 1 : 1、
62、 63、 66、 67、 68 、 7 1、 7 2、 73、 74 、 7 5ヽ Ίら、 1 8、
79を挙げることができる。 この中でも、 好ましくは C. I . ピグメントブルー
1 5、 1 5 : 1、 1 5 : 2、 1 5 : 3、 1 5 : 4、 1 5 : 6、 さらに好ましくは
C. I . ピグメントブルー 1 5 : 6を挙げることができる
緑色顔料としては、 C. I . ビグメントグリーン 1、 2 、 4 、 , 8、 1 0、
1 3、 14、 1 5、 1 7、 1 8 、 1 9、 26、 36、 45 、 4 8 、 50、 5 1、
54、 55を挙げることができる。 この中でも、 好ましくは C • I . ピグメント グリーン 7、 36を挙げることができる。
黄色顔料としては、 C. I . ピグメントイェロー 1、 1 : : 1、 2 :、 3、 4S 5、
6、 9、 10、 1 2、 1 3、 14、 1 6、 1 7、 24、 3 1 、 3 2 、 34、 3 5、
35 : 1、 36、 36 : 1、 3 7、 37 : 1、 40、 41 、 4 2 43N 4 8、
53、 55、 6 1、 6 2、 6 2 : 1、 63、 65、 73、 74 75, 8 1 、 8
3、 8 7、 9 3、 94、 95、 97、 100、 10 1、 104、 1 05、 10 8、
109、 1 10、 1 1 1、 1 16、 1 1 7、 1 1 9ヽ 1 20 N 1 26 s 1 27,
1 27 : 1、 1 28ヽ 1 29ヽ 1 33、 1 34、 1 3 6、 1 3 8、 1 39、 14
2、 147、 148ヽ 1 50、 1 5 1、 1 5 3、 1 5 4、 1 5 5、 1 57、 1 5
8、 1 5 9、 1 60ヽ 1 6 1、 1 62、 1 6 3、 1 6 4、 1 6 5、 1 66、 1 6
7、 1 68、 1 6 9 、 1 70、 1 72、 1 73、 1 7 4、 1 7 5、 1 76、 1 8
0、 1 8 1、 1 8 2ヽ 1 83、 1 84、 1 8 5、 1 8 8、 1 8 9、 1 90、 1 9
1、 1 9 1 : 1、 1 9 2 、 1 9 3 、 1 94、 1 9 5ヽ 1 96ヽ 1 9 7 、 1 98、
1 99、 200、 2 0 2 、 203 、 204、 20 5 、 206ヽ 20 7 、 208を 挙げることができる o の中でも- 、好ましくは C. I • ピグメントイエロ一 83、
1 1 7、 1 29、 1 3 8ヽ 1 3 9 、 1 50、 1 5 4 、 1 5 5ヽ 1 8 0ヽ 185、 さらに好ましくは c I . ピグメントイェロー 8 3 、 1 3 8ヽ 1 3 9 、 1 50、
180を挙げることができる。
オレンジ顔料としては、 C. I . ビグメントオレンジ 1、 2、 5、 1 3、 1 6、 1 7、 1 9、 20、 2 1、 22、 23、 24、 34、 36、 38、 39、 43、 46、 48、 49、 6 1、 62、 64、 6 5、 6 7、 68、 6 9、 70、 7 1、 72、 73、 74、 75、 77、 78、 79を挙げることができる。 この中でも、 好ましくは、 C. I . ビグメントオレンジ 38、 71を挙げることができる。 紫色顔料としては、 C. Γ. ピグメントバイオレツ卜 1、 1 : 1、 2、 2 : 2、-. 3、 3 : 1、 3 : 3、 5、 5 : 1、 14、 1 5、 1 6、 1 9、 23、 25、 27、 29、 3 1、 32、 3 7、 3 9、 42、 44、 47、 49、 50を挙げることが できる。 この中でも、 好ましくは C. I . ビグメントバイオレット 1 9、 23、 さらに好ましくは C. I . ピグメントバイオレツト 23を挙げることができる。 また本発明の硬化性組成物を用いてブラックマトリクスを形成する場合には、 黒色の色材を用いることができる。 黒色色材は、 黒色色材を単独でもよく、 また は赤、 緑、 青等の混合によるものでもよい。 また、 これら色材は無機または有機 の顔料、 染料の中から適宜選択することができる。 無機、 有機顔料の場合には平 均粒径 1 m以下、 好ましくは 0. 5 μπι以下に分散して用いるのが好ましい。 黒色色材を調製するために混合使用可能な色材としては、 ビク トリアピュアプ
ルー (4259 5)、 オーラミン O (41 000)、 カチロンブリ リアントフラビ ン (ベーシック 1 3)、 ローダミン 6 GCP (45 1 60)、 ローダミン B (45 1 70)、 サフラニン OK70 : 1 00 (50240)、 エリオグラウシン X (4 2080)、 No. 1 20/リオノーノレイエロー (21090)、 リオノーノレイエ ロー GRO (2 10 90)、 シムラーファーストイェロー 8 G F (2 1 105)、 ベンジジンイェロー 4 T— 564D (2 1 09 5)、シムラーファーストレツド 4 0 1 5 (1 2355)、 リオノーノレレッ ド 7 B 440 1 (1 58 50)、 ファース トゲンブルー TGR - L (741 60)、 リォノールプル一 SM (26 1 50)、 リオノールプル一 E S (ビグメントブルー 1 5 : 6)、リオノーゲンレッド GD (ピ グメントレッド 1 68)、 リォノールグリーン 2 YS' (ビグメントグリーン 36) 等が挙げられる (なお、 上記の ( ) 内の数字は、 カラーインデックス (C. I .) を意味する)。
また、 さらに他の混合使用可能な顔料について C. I . ナンバーにて示すと、 例えば、 C . I . 黄色顔料 20、 24、 86、 93、 109、 1 10、 1 1 7、 1 25、 1 37、 1 38、 147、 148、 1 53、 1 54、 1 66、 C. I . ォレンジ顔料 36、 43、 5 1、 55、 59、 6 1、 C. I . 赤色顔料 9、 9 7、 1 22、 1 23、 149、 1 68、 1 77、 180、 1 92、 2 1 5、 21 6、 21 7、 220S 223、 224、 226、 227、 228、 240、 C. I .' バイオ.レット顔料 1 9、 23、 29、 30、 37、 40、 50、 C. I . 青色顔 料 1 5、 1 5 : 1、 1 5 : 4、 22、 60、 64、 C. I . 緑色顔料 7、 C . I . ブラウン顔料 23、 25、 26等を挙げることができる。
また、 単独使用可能な黒色色材としては、 カーポンプラック、 アセチレンブラ ック、 ランプブラック、 ボーンブラック、 黒鉛、 鉄黒、 ァニリンブラック、 シァ ニンブラック、 チタンブラック等が挙げられる。
これらの中で、 カーボンブラックが遮光率、 画像特性の観点から好ましい。 力 一ポンプラックの例としては、 以下のようなカーボンブラックが挙げられる。 三 菱化学社製: MA 7、 MA 8、 MA 1 1、 MA 100、 MA 100 R、 MA 22 0、 MA 230、 MA 600、 # 5、 # 10、 # 20、 # 25、 # 30、 # 32、
# 3 3、 # 40、 # 44、 # 45、 # 47、 # 50、 # 5 2、 # 55、 # 650ヽ
# 7 5 0 、 # 850、 # 950、 # 960、 # 970、 # 9 8 0 、 # 9 9 0 、 #
10 0 0ヽ # 2200、 # 2300、 # 23 50、 # 240 0 、 # 2 6 0 0ヽ #
30 5 0ヽ # 3 1 50、 # 3 250、 # 3 600、 # 375 0ヽ # 3 9 5 0ヽ #
40 0 0ヽ # 40 10、 O I L 7 B、 O I L 9 B、 O I L 1 1 Bヽ O I L 3 0 B 、
O I L 3 1 B、 デグサ社製: P r i n t e x 3, P r i n t e X 3 O Pヽ P r i n t e X 3 0、 P r i n t e x 30OP、 P r i n t e x 4 0ヽ P r i n t e X
45ヽ P r i n t e x 55、 P r i n t e x 60、 P r i n t e x 7 5ヽ P r i n t e X 8 0、 P r i n t e x 8 5、 P r i n t e x 90、 P r i n t e X A、
P r i n t e x L P r i n t e x G、 P r i n t e x P 、 P r i n t e
X Uヽ P r i n t e x V、 P r i n t e x G、 S e c i a 1 B 1 a c k 5
50ヽ s P e c i a l B l a c k 3 50、 S p e c i a l B 1 a c k 2 5 0ヽ S
P e c i a 1 B 1 a c k 100 s S p e c i a l B l a c k 6 、 S p e c i a 1
B 1 a c k 5、S p e c i a l B l a c k 4、C o l o r B 1 a c k FW1ヽ
C o 1 o r B l a c k FW2、 C o l o r B l a c k FW2 Vヽ C o 1 o r B 1 a c k FW1 8、 C o l o r B l a c k FW 1 8、 C o 1 o r
B 1 a c k FW200、 C o l o r B l a c k S 1 6 0ヽ C o 1 o r B
1 a c k S I 70、 キャボット社製: Mo n a r c h l 2 0ヽ Mo n a r c h
28 0 、 M o n a r c h 460、Mo n a r c h 800、Mo n a r c h 8 8 0ヽ
Mo n a r c h 900 s Mo n a r c h l 000、 Mo n a r c h 1 1 0 0ヽ M o n a r c h 1 300 s Mo n a r c h l 400、 Mo n a r c h 4 6 3 0 R
EGAL 9 9、 REGAL 99 R, REGAL 41 5N REGAL 41 5 R R EGAL 250、 REGAL 250R、 REGAL 3 30、 REGAL 400R、 REGAL 55 R 0, REGAL 660 R, B LACK PEARL S 480 s PEARL S 1 30、 VULCAN XC 72R、 ELFTEX— 8、 コロンビ ヤン カーボン社製: RAVEN 1 1、 RAVEN 14, RAVEN 1 5S RA VEN 1 6、 RAVEN 22 RAVEN 30、 RAVEN3 5、 RAVEN 40、 RAVEN4 10, RAVEN420, RAVEN450 RAVEN 500,
RAVEN 780S RAVEN 8 50 , RAVEN 890 H, RAVEN 100 0、 RAVEN 1020, RAVEN 1 040, RAVEN 1 060 R A V EN 1080 U, RAVEN 1 1 70 RAVEN 1 1 90 U, RAVEN 1 2 50、 RAVEN 1 500, RAVEN 2000 RAVEN 2500 U, R A VEN 3500、 RAVEN 5000, RAVEN 5 250、 RAVEN 5 7 5 0、 RAVEN 7000
他の黒色顔料の例としては、 チタンブラック、 ァエリンブラック、 酸化鉄系黒 色顔料、 及ぴ、 赤色、 緑色、 青色の三色の有機顔料を混合して黒色顔料として用 いることができる。
また、 顔料として、 硫酸バリウム、'硫酸鉛、 酸化チタン、 黄色鉛、 ベンガラ、 酸化クロム等を用いることもできる。
これら各種の顔料は、 複数種を併用することもできる。 例えば、 色度の調整の ために、 顔料として、 緑色顔料と黄色顔料とを併用したり、 青色顔料と紫色顔料 とを併用したりすることができる。
なお、 これらの顔料の平均粒径は通常 1 μπι、 好ましくは 0. 5 μπι以下、 更 に好ましくは 0. 以下である。 また、 色材として使用できる染料として は、 ァゾ系染料、 アントラキノン系染料、 フタロシアニン系染料、 キノンィミン 系染料、 キノリン系染料、 ニトロ系染料、 カルボニル系染料、 メチン系染料等が 挙げられる。
ァゾ系染料としては、 例えば、 C. I . アシッドイェロー 1 1, C. I . ァシ ッドオレンジ 7, C. I . アシッ ドレッ ド 3 7, C. I . アシッ ドレッ ド 1 80 , C. I . アシッ ドブルー 29, C. I . ダイレク トレッ ド 28, C. I . ダイレ クトレッド 83, C. I . ダイレクトイェロー 1 2, C. I . ダイレク トオレン ジ 26, C. I . ダイレクトグリーン 28, C. I . ダイレク トグリーン 5 9 , C. I . リアクティブイェロー 2, C. I . リアクティブレッ ド 1 7, C. I . リアクティブレッド 1 20, C. I . リアクティブブラック 5, C. I . デイス パースオレンジ 5, C. I . デイスパースレッ ド 58, C. I . デイスパースブ ノレ一 1 65, C. I . ベーシックプノレー 4 1, C. I . ベーシックレッ ド 1 8,
C. I . モノレダントレッ ド 7, C. I . モノレダントイエロー 5, C. I . モノレダ ントブラック 7等が挙げられる。
アントラキノン系染料としては、 例えば、 C. I . ノ ットブルー 4, C. I . アシッドブルー 40, C. I . アシッドグリーン 25, C. I . リアクティブブ ルー 1 9, C. I . リアクティブブルー 49, C. I · デイスパースレッ ド 60 , C. I . デイスパースブルー 56, C. I . デイスパースブルー 60等が挙げら れる。
この他、 フタロシアニン系染料として、例えば、 C. I . パッドブルー 5等が、 キノンィミン系染料として、 例えば、 C. I . ベーシックブルー 3, C. I . ベ 一シックブルー 9等が、 キノリン系染料として、 例えば、 C. I . ソルベントイ エロー 3 3, C. I . アシッ ドイェロー 3, C. I . デイスパースィエロー 64 等が、 -トロ系染料として、 例えば、 C. I . アシッドイェロー 1, C. I . ァ シッドオレンジ 3, C. I . デイスパースィエロー 42等が挙げられる。
硬化性組成物中の全固形分中に占める (L) 成分の色材の割合は、 通常、 硬化 性組成物中の全固形分量に対して 1〜70重量%の範囲で選ぶこどができる。 こ の範囲の中では、 1 0〜70重量%がより好ましく、 中でも 20〜 60重量%が 特に好ましい。 色材の割合が少なすぎると、 色濃度に対する膜厚が大きくなりす ぎて、 液晶セル化の際のギャップ制御などに悪影響を及ぼす。 また、 逆に色材の- 割合が多すぎると、 十分な画像形成性が得られなぐなることがある。 尚、 本発明 の硬化性組成物中の全固形分は、 通常 10重量%以上、 80重量%以下でぁる。 また顔料の分散性の向上、 分散安定性の向上のために顔料誘導体等を添加して も良い。 顔料誘導体としてはァゾ系、 フタロシアニン系、 キナタリ ドン系、 ベン ズイミダゾロン系、 キノフタロン系、 イソインドリノン系、 ジォキサジン系、 ァ ントラキノン系、 インダンスレン系、 ペリレン系、 ペリノン系、 ジケトピロロピ ロール系、 ジォキサジン系等の誘導体が挙げられるが、 中でもキノフタロン系が 好ましい。 顔料誘導体の置換基としてはスルホン酸基、 スルホンアミド基及びそ の 4級塩、 フタルイミドメチル基、 ジアルキルアミノアルキル基、 水酸基、 カル ポキシル基、 アミド基等が顔料骨格に直接またはアルキル基、 ァリール基、 複素
環基等を介して結合したものが挙げられ、 好ましくはスルホン酸基である。 また これら置換基は一つの顔料骨格に複数置換していても良い。 顔料誘導体の具体例 としてはフタロシアニンのスルホン酸誘導体、キノフタ口ンのスルホン酸誘導体、 アントラキノンのスルホン酸誘導体、 キナクリ ドンのスルホン酸誘導体、 ジケト ピロ口ピロールのスルホン酸誘導体、 ジォキサジンのスルホン酸誘導体等が挙げ られる。 顔料誘導体の添加量は顔料に対して通常 0. 1〜30重量%、 好ましく は 0. 1〜20重量 °/0以下、 より好ましくは 0. 1〜10重量°/0、 さらに好まし くは 0. 1〜5重量 °/0以下である。
[1 - 1 3] (M) 分散剤及び/または分散助剤 '
本発明の硬化性組成物をカラーフィルタ用、 或いはブラックマトリックス用と して使用する場合であって、 特に、 前述の (L) 成分の色材として顔料を使用す る際には、顔料の分散性の向上、分散安定性の向上のために、 (M)成分として分 散材及び/または分散助剤を併用する事が好ましい。 中でも、 特に顔料分散剤と して高分子分散剤を用いると経時の分散安定性に優れるので好まじい。 高分子分 散剤としては、 例えば、 ウレタン系分散剤、 ポリエチレンイミン系分散剤、 ポリ ォキシエチレンアルキルエーテル系分散剤、 ポリオキシエチレンダリコールジ工 ステル系分散剤、 ソルビタン脂肪族エステル系分散剤、 脂肪族変性ポリエステル 系分散剤等を挙げることができる。 このような分散剤の具体例としては、 商品名 で、 EFKA (エフカーケミカルズビーブイ (EFKA) 社製)、 D i s p e r b i k (ビックケミ一社製)、 ディスパロン (楠本化成 (株) 製)、 SOL S PER SE (ゼネ力社製)、 P (信越化学工業(株)製)、ポリフロー(共栄社化学(株) 社製) 等を挙げることができる。 これらの分散剤は、 単独でまたは 2種以上を混 合して使用することができる。 顔料分散剤の含有量は、 感光性着色組成物の固形 分中、 通常 50重量 °/0以下、 好ましくは 30重量。 /0以下である。
また分散助剤として、 一般式(I ) で表される化合物、 (C) 成分のエチレン性 不飽和化合物、 (D) エポキシ化合物、 (K) 他のアルカリ可溶性樹脂などから任 意に選択して、 分散処理の際に用いても良い。
[ 1 - 1 4 ] (N) その他の添加剤
尚、 本発明の硬化性組成物は、 更に、 各種添加剤、 例えば、 ハイドロキノン、 P—メ トキシフエノール、 2 , 6—ジー t—ブチルー; _タレゾール等の熱重合 防止剤を、 硬化性組成物に対して 2重量%以下、 有機又は無機の染顔料からなる 着色剤を同じく 2 0重量0 /0以下、ジォクチルフタレート、ジドデシルフタレ一ト、 トリクレジルホスフエート等の可塑剤を同じく 4 0重量%以下、 三級アミンゃチ オール等の感度特性改善剤を同じく 1 0重量%以下、 色素前駆体を同じく 3 0重 量%以下、 シランカップリング剤を同じく 1 0重量%以下、 の割合で含有してい てもよい。 '
[ 1 - 1 5 ] 総変形量、 負荷時の変位と弾性復元率、 回復率
本発明の硬化性組成物は、 微小硬度計による負荷一除荷試験において、 総変形 量が 1 . 3 5 m以上及び Z又は負荷時の変位が 0 . 2 5 μ mの時の荷重 Νが 0 . 5 0 g f 以下であり、 且つ、 弾性復元率が 5 0 %以上及び Z又は 0復率が 8 0 % 以上である硬化物を形成しうることが特徴である。
例えば、大型液晶画面テレビの液晶表示装置(以下、 「パネル」 と称することが ある。)等に供され'るスぺーサ一は、該パネルの製造工程で、荷重がかかりやすく、- スぺーサ一の総変形量が大きくなる傾向がある。 また、 特に大画面のパネルでは 各部で荷重にムラが起こりやすい。 本発明の硬化性組成物はこのような場合にお いても硬化物 (スぺーサ一) の弾性復元率及ぴ z又は回復率が高いという点で有 意義である。
ここで、 微小高度計による負荷一除荷試験は、 以下のように行われる。
後述の [ 2— 2 ] や公知の方法により形成されたスぺーサーパターンのうち上 断面積が 8 0 ± 1 0 μ πι2であるパターン 1個について、 微小硬度計を用いて測定 される。
スぺーサーパターンの上断面積とは、 以下の面積をいう。
まず、一個のスぺーサーパターンについて、 (株)キーエンス社製超深度カラー
3D形状測定顕微鏡 「VK— 9500」 を用いてスぺーサーパターンの中軸を通 る縦断図をプロファイルする。 プロファイルする位置を図 1に示した。
次に、 プロファイルした図形 (図 2に模式図を示した) の基板面から最高位置 の点 Qまでの高さの 90%の高さにおける、 スぺーサーパターンの図形内の基板 面に平行な直線 AA' の長さを測定する。 この AA' を直径とする円の面積をス ぺーサ一パターンの上断面積とする。 微小硬度計は、 島津製作所社製 (島津ダイナミック超微小硬度計 DUH- W201S) が用いられる。
試験条件は、測定温度 23 °C、直径 50 μ mの平面圧子を使用し、一定速度( 0. 22 g f / s e c) でスぺーサ一に荷重を加え、 荷重が 5 g f に達したところで 5秒間保持し、 続いて同速度にて除荷を行う。 この試験より求められる荷重一変 位曲線 (図 3に模式図を示した) より、 最大変位 H [max]、 最終変位 H [Last], 負 荷時の変位が 0. 25 μ mの時の過重 N (g f )を測定する。前記最大変位 H [max] を総変形量とする。 '
総変形量は、 好ましくは 1. 4 //m以上、 更に好ましくは 1. 5 μΐη以上であ り、 好ましくは 5 μπι以下、 更に好ましくは 3 μπι以下である。
負荷時の変位がひ. 25 111の時の荷重 は、 好ましくは 0. 45 g f 以下で' あり、 好ましくは 0. l g f 以上である。 - 総変形量が大きすぎる、 及び/又は前記荷重 Nが小さすぎると、 弾性回復率及 ぴノ又は回復率が悪化する。 一方、 総変形量が小さすぎる、 及び/又は前記荷重 Nが大きすぎると、 パネルの製造時の荷重のムラに硬化物が対応出来ない。
また、 弾性復元率、 回復率は、 前記の微小高度計による負荷一除荷試験により 測定された値に基づいて、 それぞれ以下のように計算される。 回復率(%)=H[last]/ (試験前のパターン高さ) X100
弾性復元率 ( ) = (H [max] -H [last] ) /H [max] X 100、
回復率は、 好ましくは 85%以上、 更に好ましくは 90°/。以上である。
弾性復元率は、 好ましくは 60 %以上、 更に好ましくは 80 %以上である。 回復率及び/又は弾性復元率が小さすぎると、 パネルの製造時の荷重のムラに 硬化物が対応出来ない。
本発明の硬化性組成物は、 上記の特徴を有するものであれば、 特にその組成は 限定されるものではないが、 特に、 (A— 1) 一般式 (I ) で表される化合物及び /又は (A— 2) トリスフェノールメタン構造を有する化合物を有することによ り達成される。
[1 - 1 6] 底面断面積と弾性復元率、 回復率 '
または、 本発明の硬化性組成物は、 底面断面積が 24. 5 μ m 2以下であり、 且つ弾性復元率が 50%以上及び/又は回復率が 85%以上である硬化物を形成 しうることが特徴である。
例えば、 携帯電話機の画面用パネル等に供されるスぺーサ一は、 画素が小さい ため、 画像を損ねない様に底面積が小さい。 一方、 携帯電話機等の製品は使用時 等に衝撃を受けやすいため、 荷重がかかりやすい。 本発明の硬化性組成物はこの ような場合においても硬化物 (スぺーサ一) の弾性復元率及び/又は回復率が高 いという点で有意義である。 - ここで、 底面断面積はスぺーサ一等、 本発明の硬化性組成物により形成された 硬化物の基板との接触面積をいい、 光学顕微鏡によるスぺーサーパターンを観察 することにより測定される。 底面断面積は、 好ましくは 20 zm2以下、 更に好 ましくは 1 5 μπι2以下であり、 好ましくは 1 m2以上、 更に好ましくは 5 μπι 2以上である。
底面断面積が大きすぎると、画素の小さい携帯電話機等のパネルには適さない。 一方、 底面断面積が小さすぎると、 十分な弾性復元率及び/又は回復率が得られ ない。
また、 弾性復元率、 回復率は、 前記の微小硬度計による負荷一除荷試験により 測定された値に基づいて、 前記と同様に計算される。
回復率は、 好ましくは 9 0 %以上である。
弾性復元率は、 好ましくは 6 0 %以上、 更に好ましくは 8 0 %以上である。 回復率及び/又は弾性復元率が小さすぎると、 パネルの衝撃等の荷重に硬化物 が対応出来ない。
本発明の硬化性組成物は、 上記の特徴を有するものであれば、 特にその組成は 限定されるものではないが、特に、 (A— 1 ) 一般式 (I ) で表される化合物及ぴ Z又は (Α— 2 ) トリスフェノールメタン構造を有する化合物を有することによ り達成される。
[ 2 ] 硬化性組成物の使用方法 '
本発明の硬化性組成物は、 プリント配線板、 液晶表示素子、 プラズマディスプ レイ、大規模集積回路、薄型トランジスタ、半導体パッケージ、カラーフィルタ、 有機エレクト口ルミネッセンス等におけるソルダーレジスト膜ゃカバーレイ膜、 及び各種電子部品の絶縁被覆層等の硬化物を形成したり、 液晶ディスプレイ等の 液晶パネルに用いられるカラーフィルタの画素、 ブラックマトリ ックス、 オーバ 一コート、 リブ及びスぺーサ一等の硬化物を形成する等、 各用途において公知の 方法により使用することが出来るが、 以下、 特にソルダーレジストとして使用さ れる場合及びスぺーサ一として使用される場合について説明する。 -
[ 2 - 1 ] ソルダーレジス トとしての使用
通常、 ソルダーレジス トが設けられるべき基板上に、 溶剤に溶解或いは分散さ れた硬化性組成物を塗布等の方法により膜状或いはパターン状に供給し、 溶剤を 乾燥させた後、 膜状に供給された場合には、 必要により露光一現像を行うフォ ト リソグラフィーなどの方法によりパターン形成を行う。 或いは予めドライフィル ムレジスト材とした硬化性組成物を定法により基板上に供給し、 必要により露光 —現像を行うフォトリソグラフィーなどの方法によりパターン形成を行う。 この ようにして得られた膜状或いはパターン状の硬化性組成物層について、 必要によ り熱硬化処理を行うことにより、 該基板上にソルダーレジスト層が形成される。
[ 2 - 1 - 1 ] 基板
その基板としては、 その上に形成される硬化性組成物層をレーザー光等により 露光し現像処理することによって現出された画像をレジストとしてソルダー加工 等することにより、その表面に回路や電極等のパターンが形成されるものであり、 銅、 アルミニウム、 金、 銀、 クロム、 亜鉛、 錫、 鉛、 ニッケル等の金属板そのも のであってもよいが、 通常、 例えば、 エポキシ樹脂、 ポリイミ ド樹脂、 ビスマレ イミド榭脂、 不飽和ポリエステル樹脂、 フエノール樹脂、 メラミン樹脂等の熱硬 化性樹脂、 飽和ポリエステル樹脂、 ポリカーボネート樹脂、 ポリスルホン樹脂、 アクリル樹脂、 ポリアミ ド樹脂、 ポリスチレン樹脂、'ポリ塩化ビュル樹脂、 ポリ ォレフィン樹脂、 弗素樹脂等の熱可塑性樹脂等の樹脂、 紙、 ガラス、 及び、 アル ミナ、 シリカ、 硫酸バリウム、 炭酸カルシウム等の無機物、 又は、 ガラス布基材 エポキシ樹脂、 ガラス不織布基材エポキシ樹脂、 紙基材エポキシ樹脂、 紙基材フ ュノール樹脂等の複合材料等からなり、 その厚さが 0 . 0 2〜 1 O mm程度の絶 縁性支持体表面に、 前記金属或いは酸化インジウム、 酸化錫、 酸化インジウムド ープ酸化錫等の金属酸化物等の金属箔を加熱、 圧着ラミネートするか、 金属をス パッタリング、 蒸着、 メツキする等の方法により、 その厚さが 1〜1 0 0 i m程 度の導電層を形成した金属張積層板が、 好ましく用いられる。 '
[ 2 - 1 - 2 ] 基板への供給方法
溶剤に溶解或いは分散された状態で基板上へ供給される場合、従来公知の方法、 例えば、 回転塗布、 ワイヤーバー塗布、 スプレー塗布、 ディップ塗布、 エアーナ ィフ塗布、 ロール塗布、 ブレード塗布、 スクリーン塗布、 及びカーテン塗布等を 用いることができる。 その際の塗布量は、 後述する画像形成、 及びそれに引き続 くソルダー加工等の加工性等の面から、 乾燥膜厚として 5 μ ΐη以上であるのが好 ましく、 1 0 μ πι以上であるのが更に好ましく、 又、 感度等の面から、 2 0 0 /Ζ m以下であるのが好ましく、 1 0 0 以下であるのが更に好ましい。 尚、 その 際の乾燥温度としては、例えば、 3 0〜1 5 0 °C程度、好ましくは 4 0〜1 1 0 °C
程度、 乾燥時間としては、 例えば、 5秒〜 6 0分間程度、 好ましくは 1 0秒〜 3 0分間程度が採られる。
なお、 前記硬化性組成物塗布液を直接に塗布し乾燥させることにより、 硬化性 画像形成材を作製した場合には、 前述の如くして前記被加工基板上に形成された 前記硬化性組成物層上に、 硬化性組成物の酸素による重合禁止作用を防止する等 のために、 ポリビニルアルコール、 ポリ ビニノレピロリ ドン、 ポリエチレンォキサ ィ ド、 メチノレセノレロース、 力/レポキシメチノレセノレロース、 ヒ ドロキシメチノレセノレ ロース等の溶液を塗布し乾燥させることにより保護層が形成されてもよい。
またドライフィルムレジスト材として、 基板上へ供給される場合、 従来公知の 方法により行う事が出来る。 具体的には、 前記各成分を適当な溶剤に溶解或いは 分散させた塗布液として、 仮支持フィルム上に塗布し乾燥させ、 必要に応じて、 形成された硬化性組成物層表面を被覆フィルムで覆うことにより、 所謂ドライフ イルムレジスト材等とされ、 そのドライフィルムレジスト材の硬化性組成物層側 を、 被覆フィルムで覆われている場合にはその被覆フィルムを剥離して、 被加工 基板上に加熱ラミネートなどの方法により積層することにより、 ¾板上に供給さ れる。
そのドライフィルムレジスト材等として用いられる場合における仮支持フィル ムとしては、 例えば、 ポリエチレンテレフタレートフィルム、 ポリイミ ドフィル ム、 ポリアミ ドイミ ドフィルム、 ポリプロピレンフィルム、 ポリスチレンフィル ム等の従来公知のフィルムが用いられる。 その際、 それらのフィルムがドライフ イルムレジスト材の作製時に必要な耐溶剤性や耐熱性等を有しているものである ときは、 それらの仮支持フィルム上に直接に硬化性組成物塗布液を塗布し乾燥さ せてドライフィルムレジスト材を作製することができ、 又、 それらのフィルムが 耐溶剤性や耐熱性等の低いものであっても、 例えば、 ポリテトラフルォロェチレ ンフィルムゃ離型フィルム等の離型性を有するフィルム上に先ず硬化性組成物層 を形成した後、 その層上に耐溶剤性や耐熱性等の低い仮支持フィルムを積層し、 しかる後、 離型性を有するフィルムを剥離することにより、 ドライフィルムレジ スト材を作製することもできる。
また、 塗布液に用いられる溶剤としては、 使用成分に対して十分な溶解度を持 ち、 良好な塗膜性を与えるものであれば特に制限はないが、 例えば、 メチルセ口 ソノレブ、 ェチノレセロソノレブ、 メチノレセロソノレブアセテート、 ェチルセロソノレプア セテート等のセロソルプ系溶剤、 プロピレングリコールモノメチルエーテル、 プ ロピレングリコーノレモノエチノレエーテノレ、 プロピレングリコーノレモノブチノレエ一 テノレ、 プロピレングリコ"ノレモノメチノレエーテノレアセテート、 プロピレングリコ ーノレモノエチノレエーテ/レアセテート、 プロピレングリコーノレモノブチノレエーテノレ ァセテ一ト、 ジプロヒ。レングリコーノレジメチノレエーテノレ等のプロピレンダリコー ル系溶剤、 酢酸プチル、 酢酸ァミル、 酪酸ェチル、 酪酸プチル、 ジェチルォキサ レート、 ピノレビン酸ェチノレ、 ェチノレー 2—ヒ ドロキシプチレート、 ェチノレアセト アセテート、 乳酸メチル、 乳酸ェチル、 3—メ トキシプロピオン酸メチル等のェ ステル系溶剤、 ヘプタノール、 へキサノール、 ジァセトンアルコール、 フルフリ ルアルコール等のアルコール系溶剤、 シクロへキサノン、 メチルアミルケトン等 のケトン系溶剤、 ジメチルホルムアミ ド、 ジメチルァセトアミ ド、 N—メチルビ ロリ ドン等の高極性溶剤、 及びこれらの混合溶剤、 更にはこれらに芳香族炭化水 素を添加したもの等が挙げられる。 溶剤の使用割合は、 硬化性組成物の各成分の 総量に対して、 通常、 重量比で 1〜 2 0倍程度の範囲である。
[ 2 - 1 - 3 ] 露光方法
そして、 硬化性組成物層を被加工基板上に有する硬化性画像形成材は、 その硬 化性組成物層を、 光照射又は加熱により、 好ましくは、 レーザー光を露光光源と して走査露光することにより、 露光される。 この際、 前記保護層等を有する場合 にはその保護層等を有したままでもよく、 或いは剥離した後でもよい。 また前記 ドライフィルムレジスト材により硬化性組成物層が形成されている場合には仮支 持フィルムを有したままでもよく、 或いは剥離した後でもよい。
その露光光源としては、 カーボンアーク灯、 水銀灯、 キセノンランプ、 メタル ハライ ドランプ、 蛍光ランプ、 タングステンランプ、 ハロゲンランプ、 及び、 H e N e レーザー、アルゴンイオンレーザー、 Y A Gレーザー、 H e C dレーザー、
半導体レーザー、 ルビーレーザー等のレーザー光源が挙げられるが、 特に、 波長 域 3 50〜430 nmの青紫色領域のレーザー光を発生する光源が好ましく、 そ の中心波長が約 40 5 nmのものであるのが更に好ましい。 具体的には、 405 nmを発振する窒化インジウムガリゥム半導体レーザー等が挙げられる。
また、 レーザー光源による走査露光方法は、 特に限定されるものではないが、 例えば、 平面走査露光方式、 外面ドラム走査露光方式、 内面ドラム走査露光方式 等が挙げられ、 走査露光条件としては、 レーザーの出力光強度を、 好ましくは 1 〜: L 0 OmW、 更に好ましくは 3〜70 mW、 発振波長を、 好ましくは 390〜 430 nm, 更に好ましくは 400〜 420 n m、 ビームスポット径を、 好まし くは 2〜30 μΐη、 更に好ましくは :〜 20 μπι、 走査速度を、 好ましくは 50 〜 500 mZ秒、 更に好ましくは 100〜 400 mZ秒、 走査密度を、 好ましく は 2, 000 d p i以上、 更に好ましくは 4, 000 d p i以上として、 走査露 光する。
また、 本発明の硬化性組成物は、 前述の光硬化をさせずに、 熱重合開始剤の存 在下に加熱することによつても、 基板上に硬化層を形成することができる。 その 際の加熱条件としては、 通常 80〜250°C、 好ましくは 100〜200°Cの温 度、 通常 10〜1 20分間、 好ましくは 20〜60分間の時間が採られる。
[2- 1 -4] 現像方法 - また、 前記露光後の現像処理は、 好ましくはアルカリ成分と必要により界面活 性剤とを含有する水性現像液を用いてなされる。 そのアルカリ成分としては、 例 えば、 珪酸ナトリゥム、 珪酸カリゥム、 珪酸リチウム、 珪酸アンモニゥム、 メタ 珪酸ナトリウム、 メタ珪酸力リウム、 水酸化ナトリウム、 水酸化力リウム、 水酸 化リチウム、 炭酸ナトリウム、 重炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム、 第二燐酸ナト リウム、 第三燐酸ナトリウム、 第二燐酸アンモニゥム、 第三燐酸アンモ-ゥム、 硼酸ナトリウム、 硼酸カリウム、 硼酸アンモユウム等の無機アルカリ塩、 モノメ チルァミン、 ジメチルァミン、 トリメチルァミン、 モノェチルァミン、 ジェチル ァミン、 トリェチルァミン、 モノイソプロピルァミン、 ジイソプロピルァミン、
モノブチルァミン、 モノエタノールァミン、 ジエタノールァミン、 トリエタノー ルァミン、 モノイソプロパノールァミン、 ジイソプロパノールァミン等の有機ァ ミン化合物等が挙げられ、 その 0 . 1 ~ 5重量%程度の濃度で用いられる。
また、 界面活性剤としては、 前記硬化性組成物において挙げたと同様の界面活 性剤が挙げられ、 中で、 ノニオン性、 ァニオン性、 又は両性界面活性剤が好まし く、 特に両性界面活性剤、 就中、 ベタイン型化合物類が好ましい。 尚、 前記界面 活性剤は、 好ましくは 0 . 0 0 0 1〜2 0重量%、 更に好ましくは 0 . 0 0 0 5 ~ 1 0重量%、 特に好ましくは 0 . 0 0 1〜5重量%の濃度で用いられる。
更に、 現像液には、 例えば、 イソプロピルアルコール、 ベンジルアルコール、 ェチノレセロソノレブ、 ブチノレセロソノレブ、 フエ二ノレセロソノレプ、 プロピレングリ コ ール、 ジアセトンアルコール等の有機溶剤を必要に応じて含有させることができ る。 又、 現像液の ρ Ηは、 9 ~ 1 4とするのが好ましく、 1 1〜1 4とするのが 更に好ましい。
なお、 現像は、 通常、 前記現像液に画像形成材を浸漬するか、 画像形成材に前 記現像液をスプレーする等の公知の現像法により、好ましくは 1 0 ~ 5 0 °C程度、 更に好ましくは 2 0〜4 0 °C程度の温度で、 5秒〜 1 0分程度の時間でなされる。 又、 現像処理後、 硬化物として形成された画像のレジストとしての耐熱性ゃ耐薬 品性等を向上させるため、 例えば 1 4 0〜1 6 0 °C程度の温度で加熱処理するこ' とが好ましい。
[ 2 - 2 ] スぺーサ一としての使用
通常、 スぺーサ一が設けられるべき基板上に、 溶剤に溶解或いは分散された硬 化性組成物を、 塗布等の方法により膜状或いはパターン状に供給し、 溶剤を乾燥 させた後、 膜状に供給された場合には、 必要により露光一現像を行うフォトリソ グラフィーなどの方法によりパターン形成を行う。 その後必要により、 追露光や 熱硬化処理を行うことにより、 該基板上にスぺーサ一が形成される。
[ 2 - 2 - 1 ] 基板への供給方法
本発明の硬化性組成物は、 通常溶剤に溶解或いは分散された状態で、 基板上へ 供給される。 その供給方法としては、 従来公知の方法、 例えば、 スピナ一法、 ヮ ィヤーパー法、 フローコート法、 ダイコート法、 ローノレコート法、 スプレーコー ト法などによって行うことができる。 中でも、 ダイコート法によれば、 塗布液使 用量が大幅に削減され、 つ、 スピンコート法によった際に付着するミストなど の影響が全くない、 異物発生が抑制されるなど、 総合的な観点から好ましい。 塗 布量は用途により異なるが、 例えばスぺーサ一の場合には、 乾燥膜厚として、 通 常、 0 . 5〜 1 0 μ m、好ましくは 1〜 8 μ m、特に好ましくは 1〜 7 μ mの範囲 である。 また乾燥膜厚あるいは最終的に形成されたメぺーサ一の高さが、 基板全 域に渡って均一であることが重要である。 ばらつきが大きい場合には、 液晶パネ ルにムラ欠陥を生ずることとなる。 またインクジエツト法ゃ印刷法などにより、 パターン状に供給されても良い。
[ 2 - 2 - 2 ] 乾燥方法 '
基板上に硬化性組成物を供給した後の乾燥は、ホットプレート、 I Rオーブン、 コンペクションオーブンを使用した乾燥法によるのが好ましい。 また温度を高め ず、 減圧チャンバ一内で乾燥を行う、 減圧乾燥法を組み合わせても良い。 乾燥の 条件は、 溶剤成分の種類、 使用する乾燥機の性能などに応じて適宜選択すること ができる。 乾燥時間は、 溶剤成分の種類、 使用する乾燥機の性能などに応じて、 通常は、 4 0〜 1 3 0 °Cの温度で 1 5秒〜 5分間の範囲で選ばれ、 好ましくは 5 0〜 1 1 0 °Cの温度で 3 0秒〜 3分間の範囲で選ばれる。
[ 2 - 2 - 3 ] 露光方法
露光は、 硬化性組成物の塗布膜上に、 ネガのマスクパターンを重ね、 このマス クパターンを介し、 紫外線または可視光線の光源を照射して行う。 またレーザー 光による走査露光方式によっても良い。 この際、 必要に応じ、 酸素による光重合 性層の感度の低下を防ぐため、 脱酸素雰囲気下や光重合性層上にポリビニルアル
コール層などの酸素遮断層を形成した後に露光を行ってもよい。 上記の露光に使 用される光源は、 特に限定されるものではない。 光源としては、 例えば、 キセノ ンランプ、 ハロゲンランプ、 タングステンランプ、 高圧水銀灯、 超高圧水銀灯、 メタルハライドランプ、 中圧水銀灯、.低圧水銀灯、 カーボンアーク、 蛍光ランプ などのランプ光源や、 アルゴンイオンレーザー、 Y A Gレーザー、 エキシマレー ザ一、 窒素レーザー、 ヘリウム力ドミニゥムレーザー、 青紫色半導体レーザー、 近赤外半導体レーザーなどのレーザー光源などが挙げられる。 特定の波長の光を 照射して使用する場合には、 光学フィルタを利用することもできる。
[ 2 - 2 - 4 ] 現像方法 '
上記の露光を行った後、 アル力リ性化合物と必要により界面活性剤とを含む水 溶液、 または有機溶剤を用いる現像によって、 基板上に画像パターンを形成する ことができる。 この水溶液には、 さらに有機溶剤、 緩衝剤、 錯化剤、 染料または 顔料を含ませることができる。
アルカリ性化合物としては、 水酸化ナトリウム、 水酸化力リウム、 水酸化リチ ゥム、炭酸ナトリウム、炭酸力リウム、炭酸水素ナトリゥム、炭酸水素力リゥム、 ケィ酸ナトリゥム、ケィ酸力リゥム、メタケイ酸ナトリゥム、 リン酸ナトリゥム、 リン酸カリウム、 リン酸水素ナトリウム、 リン酸水素カリウム、 リン酸二水素ナ トリウム、 リン酸二水素カリウム、 水酸化アンモニゥムなどの無機アルカリ性化 合物や、 モノー .ジーまたはトリエタノールァミン、 モノー 'ジ一またはトリメ チルァミン、 モノー .ジーまたはトリェチルァミン、 モノーまたはジイソプロピ ルァミン、 n—プチルァミン、モノ一 ·ジ一またはトリイソプロパノールァミン、 エチレンィミン、エチレンジィミン、テトラメチルアンモニゥムヒ ドロキシド(T MA H)、 コリンなどの有機アルカリ性化合物が挙げられる。 これらのアルカリ性 化合物は、 2種以上の混合物であってもよい。
界面活性剤としては、 例えば、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、 ポリ ォキシエチレンアルキルァリールエーテノレ類、 ポリオキシエチレンアルキルエス テル類、 ソルビタンアルキルエステル類、 モノグリセリ ドアルキルエステル類な
どのノニオン系界面活性剤、 アルキルベンゼンスルホン酸塩類、 アルキルナフタ レンスルホン酸塩類、 アルキル硫酸塩類、 アルキルスルホン酸塩類、 スルホコハ ク酸エステル塩類などのァニオン性界面活性剤、 アルキルべタイン類、 アミノ酸 類などの両性界面活性剤が挙げられる。
有機溶剤としては、 例えば、 イソプロピルアルコール、 ベンジルアルコール、 ェチノレセ口ソノレブ、 プチノレセ口ソノレブ、 フエ-ノレセ口ソノレブ、 プロピレングリコ ール、 ジアセトンアルコールなどが挙げられる。 有機溶剤は、 単独でも水溶液と 併用して使用できる。
[2-2- 5] 追露光及び熱硬化処理 '
現像の後の基板には、 必要により前記の露光方法と同様な方法により追露光を 行っても良く、 また熱硬化処理を行っても良い。 特に熱硬化処理を施すのが好ま しい。 この際の熱硬化処理条件は、 温度は 100〜280°Cの範囲、 好ましくは 1 50〜250°Cの範囲で選ばれ、 時間は 5〜60分間の範囲で選ばれる。 ぐ実施例 >
以下、 本発明の硬化性組成物に関して、 ソルダーレジスト用及びスぺーサー用 についての具体的な実施例を挙げて説明するが、 本発明はその要旨を越えない限 り、 以下の実施例に限定されるものではない。
[ 1 ] ソルダーレジスト用硬化性組成物
実施例 1〜3、 比較例 1〜2
下記の (A 1) 〜 (A6) 成分の前述の一般式 (I ) で表される化合物及びそ の他の化合物、 (B 1〜B 4) 成分の光重合開始剤、 (C 1) 成分のエチレン性不 飽和化合物、 (D 1)成分のエポキシ化合物、 (E 1)成分のエポキシ硬化剤、 (H 丄〜 H 2 ) 成分の無機充填剤、 ( J 1〜 J 3 ) 成分の増感色素、 及び (X 1 ) 成分 のその他成分を、 表 1に示す配合割合でプロピレンダリコールモノメチルエーテ ルァセテート 100重量部に加えて、 室温で攪拌して塗布液を調液した。 別に、 厚み 35 μ mの銅箔を貼り合わせたポリイミ ド樹脂の銅張積層基板 (厚み 1. 5
mm、 大きさ 25 OmmX 20 Omm) の銅箔表面を、 住友スリーェム社製 「ス コツチブライト SFj を用いて研磨し、 水洗し、 空気流で乾燥させて整面し、 次 いで、 これをオーブンで 60°Cに予熱した後、 その銅張積層板の銅箔上に、 前記 で得られた塗布液を、 乾燥膜厚が 25 μπιとなるように塗布し、 熱風循環式乾燥 炉で 80°Cで 30分間乾燥させて光硬化性画像形成材を作製した。
(A1) 以下の製造例により得られた化合物
50 Om 1の四つ口フラスコに、 9, 9—ビス (4,ーヒ.ドロキシフエ-ノレ) フ ルオレンのジエポキシ化物 (エポキシ当量 23 1) 23 1 g、 2—アタリロイル ォキシェチル琥珀酸 (酸価 260、 共栄化学社製 「H0A— MS」) 21 6 g、 ト リェチルベンジルァンモ二ゥムク口ライ ド 0. 45 g、 及び p—メ トキシフエノ ール 0. l gを仕込み、 25m 1 Z分の速度で空気を吹き込みながら 90〜 1 0 0°Cで加熱溶解させ、 更に、 溶液が白濁した状態で徐々に 1 20°Cまで昇温して 完全溶解させ、 引き続いて透明粘稠になった溶液を酸価が 0. 8KOH ' mgZ gに達するまで 8時間加熱攪拌し続け、 無色透明の反応生成物を得た。 引き続い て、 得られた反応生成物 447 gにセロソルプアセテート 20 gを加えて溶解さ せた後、 1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロ無水フタル酸 38 g、 ビフエ-ルテトラ カルボン酸二無水物 73.5 g、及び臭化テトラェチルアンモニゥム 1 gを力 [Iえ、 ' 徐々に昇温して 1 1 0〜1 1 5 °Cで 2時間反応させることにより、 化合物 (A1) を得た。 得られた化合物は、 重量平均分子量が 3, 500、 二重結合当量が 5 6 0のものであった。
(A2) 以下の製造例により得られた化合物
無水琥珀酸 200重量部と市販のペンタエリスリ トールトリアタリレート 5 9 6重量部を、 トリェチルァミン 2. 5重量部、 及びハイドロキノン 0. 25重量 部の存在下に 100°Cで 5時間反応させることにより、 1分子中に 1個の力ルポ キシル基と 2個以上のァクリロイル基を有する多官能ァクリレート 67モル0 /0と ペンタエリスリ トールテトラアタリレート 33モル0 /0とからなる酸価 94の多官
能ァクリレート混合物を得た。 この多官能ァクリレート混合物 597 gを 2—ァ クリロイルォキシェチル琥珀酸 2 1 6 gに代えて用いた外は、 前記 (A1) の製 造例と同様にして、 化合物 (A2) を得た。 得られた化合物は、 重量平均分子量が 3, 000、 二重結合当量が 2 10のものであった。
(A3) 以下の製造例により得られた化合物
前記 (A1) の製造例において、 ビフエニルテトラカルボン酸二無水物 73. 5 gに代えてベンゾフエノンテトラカルボン酸二無水物 80. 5 gを用いた外は、 前記 (A1) の製造例と同様にして、 化合物 (A3) を得た。 得られた化合物は、 重量平均分子量が 3, 500、 二重結合当量が 1 89のものであった。
(A4) 以下の製造例により得られた化合物
前記 (A1) の製造例において、 9, 9—ビス (4,一ヒ ドロキシフエニル) フ ルオレンのジエポキシ化物 23 1 gに代えて 9, 9—ビス (4,ーヒ ドロキシ一 3, 一メチルフエニル)フルオレンのジエポキシ化物 23 1 gを用いた外は、前記(A 1) の製造例と同様にして、 化合物 (A4) を得た。 得られた化合物は、 重量平均 分子量が 3, 000、 二重結合当量が 1 8 7のものであった。 '
(A5 ;比較例用) 以下の製造例により得られた化合物
前記 (A1) の製造例において、 2—アタリロイルォキシェチル琥珀酸 21 6 gに代えてァクリル酸 72 gを用いた外は、前記(A 1)の製造例と同様にして、 化合物 (A5) を得た。 得られた化合物は、 重量平均分子量が 3, 200、 二重 結合当量が 41 6のものであった。
(A6 ;比較例用) 下記の構成繰返し単位を有する化合物 (A6) (酸価 100 rag OH/g
N 重量平均分子量 5, 000、 二重結合当量が 3 98、 昭和高分子 社製 「PR— 300 J」)
(B 1 ) 1 - (4ーメチルチオフエニル) 一 2—モルホリノー 2—メチループ 口パン一 1一オン
(B 2) 2, 4—ジェチルチオキサントン
(B 3) 2—ヒ ドロキシ一 4一 n—オタタノィノレべンゾフエノン
(B 4) 2, 2 ' —ビス (o—クロ口フエ-ル) 一 4, 4,, 5, 5, 一テトラ フエニノレビィミダゾーノレ .
(C 1 ) ジペンタエリスリ トールへキサァクリレート
(D 1) o—クレゾールノポラック型エポキシ樹脂 (エポキシ価 2 1 6、 ジャ パンエポキシレジン社製 「ェピコ一ト 1 8 0 S 70J)
(E 1) ジシアンジァミ ド
(HI) 硫酸バリ'ゥム ' 二:—': + ·
( H 2 ) タノレク · · ·
( J 1) 下記の増感色素
( J 2) 下記の増感色素
( J 3) 下記の増感色素
87 差替え用紙 (規則 26)
NC-C2H4
(X 1 ) フタロシアニングリーン [1- 1] 高圧水銀灯露光感度
前記で得られた光硬化性画像形成材について、 以下に示す方法で露光感度を測 定.'じ、 ..結果を表 1に示した。
得られた画像形成材の光硬化性組成物層に、 1 kW超高圧水銀灯を照射-し、 1 重量0 /0炭酸ナトリゥム水溶液を用いて 30°Cで 80秒間現像したときに、 ステツ プ画像が再現される最小露光量 (mj/cm2) を求め感度とした。
[1-2] 基板に対する密着性
更に、 得られた光硬化性画像形成材にっき、 以下に示す方法で、 硬化層の被加 ェ基板に対する密着性、 及びその耐熱性を評価し、 結果を表 1に示した。
得られた画像形成材の光硬化性組成物層に、 1 kW超高圧水銀灯を用いて前記 で求めた最小露光量で照射して全面硬化層を形成した後、 得られた硬化層を 1 5 0でで 60分間加熱処理した後、 J I S D 0202に準拠して、 硬化層上に 1
88 差替え用紙 (規則 26)
mm間隔で 100個の桄目状になるようにカッターで切れ目を入れ、 該硬化層上 にセロファンテープ (ニチパン社製) を貼着し、 該テープを剥離したときの硬化 層の剥離桄目数を測定し、 以下の基準で評価した。
A: 100個の桥目のうち、 硬化層の剥離桥目数が 0。
B : 100個の棑目のうち、 硬化層の剥離桄目数が 1個以上 5個未満。
C : 100個の桄目のうち、 硬化層の剥離桄目数が 5個以上 10個未満。
D : 100個の掛目のうち、 硬化層の剥離桥目数が 10個以上。
[1 - 3] 密着性の耐熱性
前記と同様にして 100個の棑目状になるようにカッターで切れ目を入れた後、 表面にフラックス (タムラ化研社製) を塗布し、 次いで、 290°Cのソルダー浴 に 30秒間浸漬した後、 室温に戻す操作を 6回繰り返して行った。 その後、 硬化 層上にセロファンテープを貼着し、 前記と同様にして、 該テープを剥離したとき の硬化層の剥離桄目数を測定し、 同様の基準で評価した。
[1 -4] レーザー露光感度 '
実施例 4 (ソルダーレジスト用硬化性組成物: レーザー露光)
実施例 1〜3と同様にして作製した光硬化性画像形成材について、 露光光源と してレーザー光を用いて以下に示す方法でレーザー露光感度を測定し、 更に、 露 光光源をレーザー光に代えた外は前記と同様にして基板に対する密着性及びその 耐熱性を評価し、 結果を表 1に示した。
得られた画像形成材の光硬化性組成物層を、 直径 7 cmのアルミニウム製シリン ダー上に固定し、 毎分 10〜100回転で回転数を変化させながら、 中心波長 4 05 nm、 レーザー出力 5 mWのレーザー光源 (日亜化学工業社製 「NLHV 5 00 CJ) を用いて、 像面照度 2mW、 ビームスポット径 20 で、 ビーム走査 間隔及び走査速度を変えながら走査露光し、 次いで、 30°Cの 1重量%炭酸ナト リウム水溶液を現像液として 0. 1 5MP aとなるように吹き付け、 最小現像時 間の 1. 5倍の時間でスプレー現像することにより画像を現出させた。 得られた
画像について、 20 /imの線幅が再現するのに要する露光量を求め、 青紫色レー ザ一に対する感度とした。
[2] ソルダーレジスト用硬化性組成物: ドライフィルムレジス ト
実施例 5〜 7
仮支持フィルムと しての'ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み 1 9 /zm) 上に、 アプリケーターを用いて乾燥膜厚が 25 //mとなる量で塗布し、 90°Cの オーブンで 5分間乾燥させ、 形成された光硬化性組成物層上に、 被覆フィルムと してのポリエチレンフィルム (厚み 25 μΐη) を積層し、 1日放置することによ り ドライフィルムレジスト材を作製した。 次いで、 実施例 1〜3において用いた と同じ銅張積層板の銅箔上に、 得られたドライフィルムレジスト材を、 そのポリ エチレンフィルムを剥離しながらその剥離面で、 ハンド式ロールラミネーターを 用いて、 ロール温度 1 00°C、 ロール圧 0. 3MP a、 ラミネート速度 1. 5 m /分でラミネートすることにより、 銅張積層基板上に光硬化性組成物層が形成さ れた光硬化性画像形成材を作製した。
得られた光硬化性商像形成材の光硬化性組成物層について、 実施例 4における と同様にして、 レーザー露光感度を測定し、 更に、 基板に対する密着性及びその 耐熱性を評価し、 結果を表 1に示した。 -
表 1
実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 比較例 比較例
1 2 3 4 5 6 7 1 2
(A) Iチレン性不飽和基及び (A1) 100 -. 100 100 100
カルホ'キシル基含有化合物 (A2) 100
(A3)
100
(A4)
硬 (A5) 100
化 (A6) 100
性 100
(B) 重合性開始剤 (B1)
組 12 12 12 12 12 12 12 12 12
(B2) 0.5 0.5 0.5 0.5 . 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 成 (B3)
5 5 5 5
物 (B4)
4 4 4 4
Λ
(C) Iチレン性不飽和化合物 (C1) 50. 50 50 50 50 50 50 50 50
(D) エホ 'キシ化合物 (D1) 20 : 20 20 20 20 20 20 20 20 里 (E) エホ'キシ硬化剤 (E1) 0.5
部 (H) 無機充填剤 (H1) 30 30 30 30 30 30 30 30 30
V (H2) 15 15 15 15 15 15 15 15 15
( 1 ) 増感色素 (J1) 0.6 0.6
(J2) 0.6
(J3)
0.6
(X) その他 (X1) 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 組 露光感度 高圧水銀灯 300 150 300 500 600 成 レ-サ♦-光 15 15 17 13
物
物 基板密着性 耐熱試験前 A A A A A A A C . B 耐熱試驗後 A A A A A A A B
性 D
[3] スぺーサー用硬化性組成物
実施例 8〜 14、 比較例 3〜 4
(A2)、 (A 5) 及び下記 (A8) 〜 (A1 2) 成分の一般式 (I ) で表され る化合物及びその他の化合物、 (B 1) 成分の重合開始剤、 (C 1) 及び (C 2) 成分のエチレン性不飽和化合物、 (F 1) 成分のァミノ化合物、 (I 1) 成分の界 面活性剤、 及ぴ (N 1) 成分の添加剤を、 表 2に示す配合割合でプロピレンダリ コールモノメチルエーテルアセテート 100重量部に加えて、 室温で攪拌して塗 布液を調液した。 得られた塗布液について、 以下に示す方法で保存安定性を評価 し、 結果を表 2に示した。
[3 - 1] 保存安定性
塗布溶液をサンプル瓶中に密封して、 3 5 °Cにて 7曰間保管した場合に、 保管 前後における粘度及び最小現像時間の変化を測定し、 以下の基準で評価した。 〇:粘度変化が士 3 %以内であり、 最小現像時間の変化が士 3 %以内。
△:粘度変化が士 3 %超過であるが、 最小現像時間の変化が土 3 %以内。
X :粘度変化が ± 3 %以内であるが、 最小現像時間の変化が ± 3 %超過。
(A8) '以下の製造例により得られた化合物 ' -
1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロ無水フタル酸 38 g及びビフエニルテトラカル ボン酸二無水物 73. 5 gに代えて、 1, 2, 3, 6—テトラヒドロ無水フタル 酸 1 3 7 gを用いた外は、 前記 (A2) の製造例と同様にして、 化合物 (A8) を得た。 得られた化合物は、 酸価 56、 重量平均分子量が 2, 620、 二重結合 当量が 2 1 6のものであった。
(A9) 以下の製造例により得られた化合物
9, 9一ビス (4, 一ヒ ドロキシフエ二ノレ) フノレオレンのジグリシジノレエーテ ル化物 (エポキシ当量 23 1) 1 00部、 前記 (A2) の製造例において用いた のと同様の無水琥珀酸とペンタエリスリ トールトリアタリレートとの反応混合物
(酸価 90. 5) 273. 2部、 p—メ トキシフエノール 0. 19部、 トリフエ ニルホスフィン 7. 4部、 プロピレングリ コールモノメチルエーテルアセテート 368部を反応容器に仕込み、 90°Cで酸価が 5mg— KOHZg以下になるま で撹拌した。酸価が目標に達するまで 10時間を要した (酸価 1, 0)。次いで、 上記反応により得られた反応液 80部にプロピレンダリコールモノメチルエーテ ルアセテート 6部を加え、 へキサメチレンジイソシァネート 1. 9部及びジプチ ル錫ジラウレート 0. 01部を添加し、 90°Cで 3時間反応させ、 更にトリメリ ット酸無水物 3. 8部を添加し、 90°Cで 3時間反応させ、 酸価 52、 GPCで 測定したポリスチレン換算の重量平均分子量 3, 100、二重結合当量が 199の 化合物 (A9) 溶液を得た。
(A10) トリスフ ノールメタン構造を有する樹脂 (S本化薬社製 TCR 1 286、 酸価 101、 .二重結合当量が 31 5、 ジエチレングリコールモノェチル エーテルアセテート溶液) ,
(Al l) 以下の製造例により得られた化合物 (特開平 11-133600号公報中合 成例 3に記載のァクリル樹脂を追試)
冷却管、 撹拌機を備えたフラスコに、 2, 2, 一ァゾビス (2, 4—ジメチルバ レロエトリル) 7重量部、 ジエチレングリ コールジメチルエーテル 200重量部 を仕込んだ。 引き続きスチレン 10重量部、 メタクリル酸 20重量部、 メタタリ ル酸グリシジル 45重量部、 ジシク口ペンタ -ルメタクリレート 25重量部を仕 込み窒素した後、 ゆるやかに攪拌を始めた。 溶液の温度を 70°Cに上昇させ、 こ の温度を 5時間保持し共重合体(Al 1)を含む重合体溶液を得た。 得られた重合 体溶液の固形分濃度は 33%であり、重合体の重量平均分子量は 18, 000であ つた。
(A12) 以下の製造例により得られた化合物
1、 2、 3、 6—テトラヒ ドロ無水フタル酸 38 g及びビフエニルテトラカル
ボン酸二無水物 73. 5 gに代えて、 テトラカルボン酸二無水物である新日本理 化社製リカシッド B T— 100 57. 5 g、 1、 2、 3、 6—テトラヒドロ無 水フタル酸 43. 8 gを用いた以外は、 前記 (A2) の製造例と同様にして、 化 合物 (A1 2) を得た。 得られた化合物は、 酸価 5 5、 重量平均分子量が 445 0、 二重結合当量が 208のものであった。
(C 2) 前記一般式 (Vine) で表される (メタ) アタリロイルォキシ基含有ホ スフ ート類 (3本化薬社製 KAYARAD PM21 )
(F 1) メラミン樹脂及びその変性樹脂 (三和ケミカル社製ユカラック E_ 2 1 5 1)
( I I) フッ素系界面活性剤 (大日本インキ化学工業社製メガファック F 47
5)
(N 1) シランカップリング剤 (東レダウコーユング社製 SH6040) 続いて、 表面に I TO幕を形成したガラス基板の該 I TO膜上にスピナ一を用 いて、 前記塗布液を塗布した後、 80°Cで 3分間ホットプレート上で加熱乾燥し て塗膜を形成した。 得られた塗膜に、 直径 5〜20 μιηの円形開口部をそれぞれ 9個ずつ、 及び 5 mm角以上の開口部を有するパターンマスクを用いて、 露光ギ ヤップ 1 50 /xmで、 365 nmでの強度が 3 2 mW/ c m2 である紫外線を用 いて、 露光量が 60mj/cm2 となるよう露光した。 この際の紫外線照射は空 気下で行った。 次いで 2 3 の 0.1%水酸化カリウム水溶液で最小現像時間の 2 倍の時間スプレー現像した後、 純水で 1分間洗浄した。 ここで、 最小現像時間と は、 同現像条件にて、 未露光部が完全に溶解される時間を意味する。 これらの操 作により、 不要な部分を除去してスぺーサーパターンの形成された基板を、 ォー ブン中 230°Cで 30分間加熱し硬化させ、 5 mm角以上の開口部に形成された 膜部分の高さが約 4 であり、 また底面積の異なる複数のスぺーサーパターン を得た。 得られたスぺーサーパターンについて、 以下に示す方法により、 密着性 及び圧縮特性を評価し、 結果を表 2に示した。
[3- 2] 密着性
密着性評価は実施例 8〜 1 1、 比較例 3、 4について行った。
マスク開口径の異なるパターンマスクより得られた底面積の異なるスぺーサー パターンについて、 パターン高さが 3 / m以上であって、 且つ 9個ある同一サイ ズのスぺーサ一パターンのうち 8個以上のパターンが形成されている (即ち、 形 成されるべき 9個のパターンのうち欠落したパターンが 1個以下である)、最小の パターンサイズを密着性とし、 その底面積を表 2に示した。
[3- 3] 圧縮特性:微小硬度計による負荷一除荷試験 (別紙 G)
上記で得られたスぺーサーパターンについて、 (株)'キーエンス社製超深度力ラ 一 3D形状測定顕微鏡 「VK— 9 500」 を用いて、 スぺーサーパターンの中軸 を通る縦断面をプロファイルした。 プロファイルした図形 (図 2に模式図を示し た) の基板面から最高位置の点 Qまでの高さの 90%の高さにおける、 スぺーサ 一パターンの図形内の基板面に平行な直線 AA' の長さを測定した。 次に、 この ΑΑ' を直径とする円の面積をスぺーサーパターンの上断面積とした。
このうち、 上断面積が 80± 10 μπι2であるパターン 1個について、 島津ダ ィナミック超微小硬度計 DUH- W201Sを用いた負荷一除荷試験により、 圧縮特性を 評価した。 試験条件は、 測定温度 23°C、 直径 50 μπιの平面圧子を使用し、 」 定速度 (0. 2 2 g iZ s e c) でスぺーサ一に荷重を加え、 荷重が 5 g f に達 したところで 5秒間保持し、 続いて同速度にて除荷を行う方法とした。 この試験 より求められる荷重一変位曲線(図 3に模式図を示した)より、最大変位 H [max]、 最終変位 H[LaSt]、 回復率(%)=H[laSt]/ (試験前のパターン高さ) X100、.弾性復 元率(%) = (H[max]- H[last])/H[max] X100、 負荷時の変位が 0.25/zmの時の過 重 N (g f ) を求め、 表 2に示した。
[3-4] スぺーサー特性の評価 (パネル評価)
以下に示す方法で液晶セルを作製し、 スぺーサー特性の評価を行った。
2. 5 cm各の無アルカリガラス基板 (旭硝子 (株) 社製 AN— 100) の片 全面に I TO膜を形成した電極基板 Aと、 2. 5 cm角の同ガラス基板の片面中 央部に、 2 mm幅の取り出し電極がつながった 1 cm角の I TO膜を形成した電 極 Bを用意した。
電極基板 A上に各実施例に示した硬化性組成物をスビンコ一ト法により塗布し、 ホットプレート上で 80°C3分加熱し、 中央部の 1 c m各の部分に底面積が 80 /χπι2の円形パターンが格子上に 30個 ZcmX 30個 Zcm = 900個、 等 間隔に並ぶよう設計された露光マスクを用い、 露光ギャップ 1 50 /zmにて露光 した。 照射エネルギーは 60 m JZC m2であった。 つづいて水酸化カリウム水 溶液を用い現像した後、 純水洗浄し、 熱風循環炉内で 230°C 30分焼成した。 焼成後のスぺーサ一高さが 4 mとなるように塗布条件を調整した。 このように して、中央部にスぺーサ一のテス トパターンが形成された電極基板 Aを用意した。 続いて電極基板 Aおよび電極基板 B上にスピンコート法により、 配向膜剤 (日 産化学 (株) 社製サンエバー 7492) を塗布したのち、 ホットプレート上で 1 10°Cで 1分乾燥させた後、 熱風循環炉内で 200°C1時間加熱して、 膜厚 70 nmの塗膜を形成する。 ラビングマシーンを用いて配向処理を施した後、 電極基 板 Bの配向膜を塗布した面の外周上にディスペンサーを用いて、 直径 4 μπιのシ リ力ビーズを含有するエポキシ樹脂系シール剤を塗布し、 電極基板 Αのスぺーサ 一テストパターンが形成された面とを、外縁部が 3 mmずれるように対向配置し、 圧着したまま熱風循環炉内で 1 80°C2時間加熱する。
こうして得られた空セルに液晶 (メルク社製 Z L I -479 2) を注入し、 周 辺部を UV硬化型シール剤によって封止しテスト用セルを作製した。
得られた液晶セルに 5 V、 60Hzの交流電圧を印加し、 電極形成部分の電気 光学応答の面内ムラを目視および顕微鏡で観察した。 目視でも顕微鏡でもムラの ない場合を〇、 目視では確認できないが顕微鏡ではムラが確認される場合を△、 目視でムラが確認される場合を Xとし、 結果を表 2に示す。
表 2
性組成物重量組物性硬化()成物比 実施例 8 実施例 9 実施例 10実施例 11実施例 12実施例 13実施例 14 比較例 3 比較例 4
(A2) 46.95
(A8) 46.95 46.95 46.95
(A9) 46.95
化合物 (A10) 46.95
(A12) 46.95
(A5) 46.95
(A11) 46.95
(B)重合開始剤 (B1) 3 3 3 3 3 3 3 3 3
(C)エチレン性不 (C1) 46.95 46.95 46.95 46.95 46.95 46.95 46.95 46.95 46.95 飽和化合物 (C2) 3 3 3 3 3 3
(F)界面活性剤 (F1) 0.1 0.1 0.1 0:1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
(I)ァミノ化合物 (11) 3
(N〉添加剤 (N1) 1 3 保存安定性 厶 〇 〇 Δ 〇 〇 厶 Δ X 組成物全体の二重結合当量 139.0 140.1 141.9 139.1 136.6 155.1 138.5 164.3 205.4 密着性 底面積(/ ΙΎΪ) 12.6 13.8 19.6 22.9 - - 一 16.9 25.8 最大変位
(総変形量) 1.35 1.42 1.39 1.38 1.40. 1.58 1.65 1.30 1.26 H[max](/im)
最終変位
0.55 0.57 0.54 0.55 0.59 0.74 0.80 0.75 0.67 圧縮特性 H[last](jUm)
回復率(<%) 86% 87% 87% 86% 85% 81% 84% 81% 83% 弾性復元率(%) 59% 60% 61% 60% 58% 53% 57% 42% 47% 変位 0.25jt/m時
0.63 0.60 0.62 0.63 0.60 0.41 0.38 0.60 0.56 の荷重 N(gf)
パネル評価 O 〇 〇 〇 〇 〇 〇 X Δ
本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、 本発明の意図と範囲を離れる ことなく様々な変更および変形が可能であることは、 当業者にとって明らかであ る。
なお、 本出願は、 2003年 1 1月 1 1日付けで出願された日本特許出願 (特 願 2003— 380666 )に基づいており、その全体が引用により援用される。 ぐ産業上の利用可能性 >
本発明の硬化性組成物は、 プリント配線板、 液晶表示素子、 プラズマディスプ レイ、大規模集積回路、薄型トランジスタ、半導体パッケージ、 カラーフィルタ、 有機エレク トロルミネッセンス等におけるソルダーレ'ジスト膜ゃカバーレイ膜、 及ぴ各種電子部品の絶縁被覆層の形成に有用であって、 特に、 レーザー光による 直接描画に用いるに好適である。
また本発明の硬化性組成物は、液晶ディスプレイ等の液晶パネルに用いられる、 カラーフィルタ用、 ブラックマトリ ックス用、 オーバーコート用、 リブ用及びス ぺーサ一用硬化性組成物として有用である。