JPS62135530A - 耐熱性ポリイミド薄膜 - Google Patents

耐熱性ポリイミド薄膜

Info

Publication number
JPS62135530A
JPS62135530A JP61168795A JP16879586A JPS62135530A JP S62135530 A JPS62135530 A JP S62135530A JP 61168795 A JP61168795 A JP 61168795A JP 16879586 A JP16879586 A JP 16879586A JP S62135530 A JPS62135530 A JP S62135530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
film
thin film
formula
precursor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61168795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Kamikita
正和 上北
Hiroshi Awaji
弘 淡路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Publication of JPS62135530A publication Critical patent/JPS62135530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1003Preparatory processes
    • C08G73/1007Preparatory processes from tetracarboxylic acids or derivatives and diamines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31721Of polyimide

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主業上皇且里立界 本発明は電気絶縁性にすぐれた耐熱性ポリイミドHBI
、さらに詳しくはラングミュア・プロジェット法(以下
、LB法という)で製膜し得るように修飾された両性ポ
リイミド前駆体を用い、LB法で基板上に累積し、それ
に続くイミド化反応により基板上に作られた電気絶縁性
にすぐれた耐熱性ポリイミド薄膜に関し、主として絶縁
膜としてエレクトロニクス分野で利用される。
丸未立伎血 すでに1930年代、炭素数16〜22くらいの脂肪酸
が水面上に単分子膜をつくり、それを基質上に累積でき
ることがラングミュアとプロジェットにより見出された
が、技術的応用についての検討が行われはじめたのは最
近のことである。
これまでの研究の概要については、固体物理17(12
) 45 (1982) Th1n 5olid Fi
lms 68 No、1 (1980) 。
1bid+ 99 No、 1.2.3 (1983)
 In5oluble monolayersat l
iquid−gas 1nterfaces (G、L
、 Ga1ns、 Inter−science Pu
bljshers、 New York+ 1966)
などにまとめられているが、従来の直鎖飽和脂肪酸のラ
ングミュア・プロジェット膜(以下rLB膜」という)
は耐熱性、機械的強度に欠点があり実用的応用にはその
ままでは使えないという問題点がある。
これらを改善するものとして不飽和脂肪酸、例えばω−
トリコセン酸、ω−ペプタデセン酸やα−オククデシル
アクリル酸や脂肪酸の不飽和エステル、例えばステアリ
ン酸ビニル、オクタデシルアクリレートのほか、ジアセ
チレン誘導体などの重合膜が検討されているが、耐熱性
は充分とはいえないし、電気的にもすぐれたものとはい
えない。
ポリマーについもポリ酸、ポリアルコール、エチルアク
リレート、ポリペプチドなど親水性基をもつ高分子に成
膜性のあるものが知られているが、特にラングミュア・
プロジェット膜用の材料として、修飾された高分子はこ
れまで検討されていないし、すぐれたLB膜材料と言え
るものはない。
一方、耐熱性フィルムとしてポリイミドがあるが、スピ
ンコードなどの方法によってはせいぜい1000A以上
で通常は1μm以上で1000Å以下の電気絶縁性にす
くれた耐熱性薄膜を作成するのは非常に困難である。
本発明は、耐熱性や接着力などの機械的特性や耐薬品性
などが改善されたLB膜を得るためになされたものであ
り、電気絶縁性にすぐれた耐熱性薄膜を提供することを
目的とするものである。
口 占岑1/ るための 本発明は、ポリアミック酸単位に疎水性を付与するため
の置換基を導入し得ることが見出されたことによってな
されたものであり、例えば我々が先に特願昭60−15
’7354で提案した、一般式(1): (式中、R1は少なくとも2個の炭素原子を含有する4
価の基、R2は少なくとも2 f!IJの炭素原子を含
有する2価の基、R3、R4、R5およびR6はいずれ
も炭素原子数1〜30の1価の脂肪族の基、1価の環状
脂肪族の基、芳香族の基と脂肪族の基との結合した1価
の基、それらの基がハロゲン原子、ニドr:I基、アミ
ノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基で置換され
た基または水素原子であり、R3、R4、R5およびR
6の少なくとも2個は炭素原子数l〜11の前記の基ま
たは水素原子ではない)で表される繰返し単位を有する
両性ポリイミド前駆体をラングミュア・プロジェット法
によって基板上に累積し、それに続いてイミド化反応、
好ましくは熱的にイミド化反応を行うことによってなさ
れる。
本発明の耐熱性ポリイミド薄膜を形成するための両性ポ
リイミド前駆体は、例えば一般式(1):で表される繰
り返し単位を有する数平均分子量が2.000〜300
,000のものである。数平均分子量が2,000〜3
00,000の範囲をはずれると、膜を作製したときの
強度が低すぎたり、粘度が高すぎて膜の作製がうまくい
かないなどの傾向が生ずる。
一般式(1)におけるR1は少なくとも2個の炭素原子
を含有する、好ましくは5〜20111i1の炭素原子
を含有する4価の基であり、芳香族の基であってもよく
、環状脂肪族の基であってもよく、芳香族の基と脂肪族
の基との結合した基であってもよく、さらにはこれらの
基が炭素数1〜30の脂肪族の基、環状脂肪族の基ある
いは芳香族の基と脂肪族の基とが結合した基、それらの
基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メ
トキシ基、アセトキシ基などの1価の基で、あるいは該
1価の基が、−0+、 −coo −、−N)ICO−
、−Go−。
−5+、  −css −、−Nl(CS−、−CS−
などに結合した基で置換され誘導体となった基であって
もよい。しかし、R1が少な(とも6個の炭素原子数を
有するベンゼノイド不飽和によって特徴づけられた基で
ある場合には、耐熱性、耐薬品性や機械的特性などの点
から好ましい。
前記のごときR1の具体例としては、例えば、などが挙
げられる。
本明細書にいうヘンゼノイド不飽和とは、炭素環式化合
物の構造に関してキノイド構造と対比して用いられる術
語で、普通の芳香族化合物に含まれる炭素環と間じ形の
構造をいう。
p−キノイド構造   ヘンゼノイド不飽和R1の4個
の結合手、すなわち一般式(1)で表される繰返し単位
において 皓合する手の位置には特に限定はないが、4個の結合手
の各2個づつがR1を構成する隣接する2個の炭素原子
に存在する場合には、両性ポリイミド前駆体を用いて形
成した膜などをポリイミド化する際に5員環を形成しや
す(イミド化しやすいため好ましい。
前記のごときR1の好ましい具体例としては、例えば、 などが挙げられる。また も好ましい。
一般式fi+におけるR2は、少なくとも2個の炭素原
子を含有する2(i[5の基であり、芳香族の基であっ
てもよく、脂肪族の基であってもよく、環状脂肪族の基
であってもよく、芳香族の基と脂肪族の基との結合した
基であってもよく、さらにはこれらの2価の基が炭素:
r!i、1〜30の脂肪族の基、環状脂肪族の基あるい
は芳香族の基と脂肪族の基とが結合した基、それらの基
がハロゲラ原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メト
キシ基、アセトキン基などの1価の基で、あるいはこれ
らの1価の基が、−0−、−COO−、−NHCO−、
−CO−。
−5−、−C5S −、−NHC3−、−C3−などに
結合した基で置換された基であってもよい。しかし、R
2が少なくとも6個の炭素原子数を有するヘンゼノイド
不飽和によって特徴づけられた基である場合には、耐熱
性、耐薬品性や機械的特性などの点から好ましい。
前記のごときR2の具体例としては、 ここでR9は CH3 −(CH2) m −(m = 1〜3の整数)、−C
−。
CH3 F3 F3 :1 ReaおよびR11はいずれも炭素原子数1〜3oのア
ルキルまたはアリール基 CH3 H3O −(CH2)IOCH−CH3、−(CH2)3−C−
(CH2)2−。
−(CH2)3−0− (CH2)2−0− (CH2
)3− 。
等であり、前記のごときP!2の好ましい具体例として
は、例えば (式中、R9は1CHzh(m = 1〜3の整数ン8
− S −、−802−、−NRIO−。
0             。
RlaおよびR11はいずれも炭素原子数1〜3oのア
ルキルまたはアリール基 等があげられる。
一般式(1)におけるR3、R4、R5およびR6はい
ずれも炭素原子数1〜3o、好ましくは1〜22の1価
の脂肪族の基、1価の環状脂肪族の基、芳香族の基と脂
肪族の基との結合した1(illiの基、それらの基が
ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキ
シ基、アセトキシ基などで置換されそれらの基の誘導体
となった基または水素原子である。なお一般式(1)に
おいてR3、R4、R5およびR6はいずれも一般式(
8): (式中、R1、R2は前記と同じ)で表されるポリアミ
ック酸単位に疎水性を付与し、安定な凝縮膜を得るため
に導入される基であり、R3、R4、R5、R6のうち
の少なくとも2f[iilが炭素原子数1〜11、好ま
しくは1〜15の前記の基あるいは水素原子でないこと
が、水面上に安定な凝縮膜が形成され、それがLB法に
より基板上に累積されるために必要である。
前記のごときR3、R4、R5、R6の水素原子以外の
具体例としては、例えば CH3(CH2充π、   (CR3)2 C1l (
CHz″yFV′5゜(以上のnはいずれも12〜30
、好ましくは16〜22)などがあげられる。ただ本発
明の目的を達成するためには、CH3(CHzXゴで表
される直鎖アルキル基を利用するのが、性能的にもコス
ト的にも最も望ましい。前述したようなハロゲン原子、
ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキ
シ基などは必須ではない。しかしフッ素原子により疎水
性は水素原子と比べ飛!■的に改善されるので、フッ素
原子を含むものを使用するのが好ましい。
R3、R4、R5、R6のうちの2個が水素原子の場合
の本発明の両性ポリイミド前駆体の繰返し単位の具(本
(列としては、一般式(2): (式中、R1、R2、R3、R4は前記と同じ、ただし
R3およびR4は炭素原子数1〜11の基または水素原
子ではない)で表される繰返し単位や、一般式(3):
(式中、R1、R2、R5、R6は前記と同し、ただし
R5およびR6は炭素原子数1〜11の基また;よ水素
原子ではない)で表される繰返し単位などがあげられる
。本発明の両性ポリイミド前駆体の操返し単位が一般式
(2)や一般式(3)で表されるものである場合には、
製造が容易である、コスト的にも安riiliであるな
どの点から好ましい。
一般式(1)〜(3)で示される繰返し単位ををする本
発明の両性ポリイミド前駆体の具体例としては、例えば (式中のR3、R4の具体例としては、C)+3(C1
12) u−1CI+3(CH2) +3−1CH3(
CI+2) ts −1CI+3(C112) !7−
1C113(CI+2) +5−3CI+3(CI+2
) 21−1CF3(CH2) 15−など)、 r′ (式中のR5、R6の具体例としては、C)+3(C0
z) 1l−1CI(z(Cl12) +3−1(+1
3(CI(z) ts −5CH3(CI+2) IT
−1CH3(C112) +5−1C)13((Jlz
) 21−1CF3(CI+2) ts−など)、 (式中のR3、R4の具体例としては、CI!3(CI
lz) n−2CI+3(CH2) 13−2CH3(
CH2) 15−1CH3(CI(2) +7−1CI
+3(CH2) !9−1CH3(CH2) 21−1
CF3(CHz) +5−など)、R5、R6の具体例
としては、CH3−1CH3(CH2) 2−1CH3
(CH2) 3−1CH3(Ctlz) 5−など)、 (式中のR3、R4の具体例としては、CI+3(C1
12) u−1Clh(Ctlz) 13−1C)Iz
(C)lz) ls −1CI+3(C112) 17
−1CH3(Cllz) 19−1C1h(CHz) 
21−1CF3(C1lz) !5−など)等の繰返し
単位を含むものがあげられる。
式中−は異1生を表す。例を次式 で説明すれば および を表す。
本発明はfai、 (blが虫独である場合、(ai 
、 (bi 7)<共存する場合を含んでいる。
前記のごとき本発明の両性ポリイミド前駆体は、一般に
N、〜ジメチルアセトアミド、:4.N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジエチルホルムアミド、ヘキサメチ
ルホスホルアミドなどの有機極性溶剤に易溶、上記有機
極性溶剤とクロロホルムなどのj常の有IAン容刑など
の)昆合l容剤にン容、通常の有機、・容斉1、例エハ
ベンゼル、エーテル、クロロホルム、アセトン、メタノ
ールなどに難溶〜不溶で、赤外線吸収スペクトル分析で
アミド、カルボン酸(場合によってはカルボン酸エステ
ル)および長鎖アルキル基の特徴的な吸収が存在する。
熱分析結果シこも特徴があり、約200°Cで重量の急
激な減少がはじまり、約400°Cで完結する。完結し
たのちには、アミド、カルボン酸(場合によってはカル
ボン酸エステル)および長鎖アルキル基の吸収が消失し
、イミド環の吸収が表れる。
これまでの説明は一般式(1)で表される繰返し単位を
もつ両性ポリイミド前駆体についてであるが、これらか
ら容易に類推されるように種々の共重合体が存在する。
まず第1に一般式(1)におけるR1゜R2,R3,R
4,R5,R6の少なくとも1つが先に挙げられた具体
例から選ばれた少なくとも2種からなることによって実
現される。
例えばR1として2種選ばれたとき x、 yは比率を表し、O<X<1. 0<37<IX
 + y = lである。(以下同じ)さらにR2とし
て2種選ばれたとき などで、以上の例はほんの一例であり、またR3゜R4
,R5,R5についてはこれまでの説明でいくつもの例
が書けるが などである。
第2にさらに重要な共重合体は、R1,R2の少なくと
も一方あるいは両方の一部を価数の異なる基で置き換え
ることによって実現される。
まずR1の一部を置換する基は少なくとも2個の炭素原
子を含をする4価以外の基から選ばれ、2゜3価が使え
るが、好ましい具体例は3価であり、この場合の一般式
は次のようになる。
R’([)x内) 、 R2,R3,R4,R5,R6
は前記に同し。R’(C)y内)は少なくとも2個の炭
素原子を含有するそれぞれ2価、]i15の基である。
次にR2の一部を置換する基は少なくとも2個の炭素原
子を含有する2価以外の基から選ばれ3(面。
4価の基が好ましい。
これらの場合の一般式は次のようになる。
R1,R2(()x内) 、 R3,R4,F?5. 
R6は前記に同じ。R2(()y内)は少なくとも2個
の炭素原子を有するそれぞれ3価、4価の基である。
XはR2ニ対する置換基T: −NIIR,−C0NH
zR(Rはアルキル基または水素原子)等が好ましい例
である。
これら共重合による両性ポリイミド前駆体の修飾は、該
前駆体のラングミュア・プロジェット去による累積特性
や、基板上に累、積したあとイミド化して得られるポリ
イミド薄膜の物性改善のために重要であり、本発明の好
ましい実施態様の1つである。
R1,R2の少なくとも1方あるいは両方の1部を置換
する基の具体例は、以下のとおりである。
(ここでR9は前出に同じ) Rlfi        RIG R111RIG CH3 CH3 −(CH2)P−(p  =  2〜10)  、  
−(CH2)4−C−(CH2)z=CH3CH3 (R9は前出に同じ) (R’は前出に同じ) 以上の中からR1,R2のさらに好ましい例をあげれば (R9は前出に同じ)である。
さらに詳しく共重合体について説明するために具体的な
例を挙げれば、 等である。
また、これまでの説明においては、前駆体の繰返し単位
において、R3,R4,R5,R6の少なくとも2f[
lilは炭素11〜11の前記の基または水素原子では
ない場合であったが、繰返し単位のうちの30%以下の
範囲であれば、一般式(9):(式中、R1,R2は前
記と同し、Rは炭素原子数1〜11の1価の脂肪族の基
、1 (tlliの環状脂肪族の基、芳香族の基と脂肪
族の基が結合した1価の基、これらの基がハロゲン原子
、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセト
キシ基などでHJQされた基または水素原子であり、4
!litのRは同じでもよく、異なっていてもよい)で
表されるような繰返し単位が含まれていてもよい。
次に本発明の前駆体の製法について説明する。
一般式(1)で表される繰返し哨泣を有する本発明の前
駆体は、まず一般式(4); (式中、R1は前記と同し)で表されるテトラカルボン
酸ジ酸無水物に、R3011およびR401+ (R3
およびR4は前記と同し)を反応させて得られる一般式
(5):(式中、R1,R3,R4は前記に同し)で表
される化合物を製造し、実質的に無水の極性溶媒中、−
10℃以上、好ましくは0〜40 ’Cr7度でチオニ
ルクロライド、五塩化リン、ベンゼンスルホニルクロラ
イドなどを用いて酸ハライドにし、さらに一般式(6)
: %式%(6) (式中、R2,R5,RGは前記と同じ)で表される化
合物を添加するときは、−10〜+20°C1好ましく
はO〜+10°Cで反応させるが、反応を完結させるた
めには添加後20℃以上で反応させてもよい。
一般式(4)で表される化合物の具体例としては、例え
ば リυ などがあげられる。
また、R30HおよびR40Hの具体例としては、たと
えばCH30H,CH3CH20H,CH3(CH2)
 208゜C1+3(CH2) 30H,CH3(CH
2) sOH,C1h(C1(z) 7011゜CH3
(CH2) 90H,CH3(CH2) 110H,C
H3(CH2) 130H。
CI+3(CH2) 150H,CH3(CH2) +
70H,CH3(CH2) ts Oll。
CH3(CH2) 210H,CH3(C1,) 23
0H,CF3(CH2) +500゜H(CF2) 2
(CH2) 150il、  H(CF2)4 (CH
2) 130ft。
F(CF2)8 (CH2)208.  F(CF2)
e (CH2)40H。
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ無水吻とR
30HおよびR40Hとから一般式(5)で表される化
合物を製造する際の反応条件などにはと(に限定はなく
、例えば約100°Cで窒素気流下、攪拌を数時間続け
ることによっても得られるし、ヘキサメチレンホスホル
アミドのような溶剤中、室温で約4日間攪拌を続けると
いうような一般的な条件が採用され得る。
前記反応を約100℃、窒素気流下で攪拌しながら3時
間加熱することによって行い、冷却後へキサメチレンホ
スホルアミドに溶解し、引き読き行わしめる酸ハライド
化を行うのが反応時間の短縮化、すなわち生産性の向上
などの点から好ましい。
前記酸ハライド化を行う際の極性溶媒の具体例としては
、たとえばヘキサメチレンホスホルアミド、 N、N−
ジメチルアセトアミド、 N、N−ジメチルホルムアミ
ド 実質的に無水の状態、すなわち酸ハライド化の際に用い
るチオニルクロライド、五塩化リン、ベンゼンスルホニ
ルクロライドなどが分解せず、定量的に近い状態で酸ハ
ライド化反応が行わしめられる。
酸ハライド化の際の温度が、−10℃未満になると、長
鎖アルキル基の影響による凍結固化のため反応が不均一
系となるため好ましくないが、それ以上であれば酸ハラ
イドの沸点程度の温度までとくに限定されることなく用
いることができる。
このようにして製造された酸ハライドにさらに一般式(
6)で表される化合物が反応せしめられ、本発明の前駆
体が製造される。
この際使用れる酸ハライドは、製造されたのちそのまま
用いるのが作業性などの面で好ましい。
さらに該酸ハライドと一般式(6)で表される化合物と
を反応させる際には、それらの化合物に存在するR3,
 R4, R5, RGなどにより反応物および生成物
のいずれも凍結固化する傾向があるなどするために、N
,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルム
アミドなどの溶媒を用いるのが一般的であり、反応温度
としては一10℃〜+20℃。
好ましくは0〜+10℃である。反応温度が−10゛C
未満になると凍結固化により反応が不均一系となり、+
20℃をこえると望ましくない反応がおこりやす(なる
と考えられ、いずれも好ましくない。勿論反応を完結さ
せるために添加1& 20℃以上の温度で続いて反応を
行ってもよい。
前記一般式(6)で表される化合物の具体例としては、
例えば N 11 HB (式中のRs、 R6の具体例としては、CH3−、C
H3CH2−、CH3(CH2に−+  C)13(C
H2)3−。
CH3(C)12)5−、  CH3(CH2) 11
−、  CH3(CH2) 13−。
CH3(CH2) 15 +、  CH3(CH2) 
+7−、  CH3(CI(2) +s −。
CH3(CH2) 21 +、  CH3(CH2) 
23−、  CF、(CHz) 15−+H(CFz)
z (CH2) s5− 、  H(CF2)4 (C
H2) 13− 。
F(CF2)11 (CH2)2− 、  F(CFZ
)8 (CH2)4−など)などがあげられる。
前記酸ハライドと一般式(6)で表される化合物との反
応比は、得られる本発明の前駆体の分子量などを所望の
値にするために適宜選択すればよいが、通常モル比で1
’ / 0.8〜1.2である。高分子量のものを得る
ためには化学量論の精製したモノマーとネn製したン容
斎Jとを用いるのめ9子ましい。
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ酸無水物に
反応させるR30HおよびR40HのR3およびR4が
いずれも炭素原子数1〜110基または水素原子でない
場合には、一般式(6)で表される化合物のR5および
R6がいずれも水素原子であってもよく、この場合には
一般式(2)で表される繰返し単位を有する本発明の前
駆体が得られる。
一般式(6)で表される化合物のR5およびR6がいず
れも水素原子の場合には、反応性が良好であり、原料コ
ストも安価となり好ましい。また得られる前駆体もカル
ボン酸のところがエステルとなっているため熱的に安定
で、単離乾燥という操作により反応がすすまないので固
体粉末として分能でき、またこれにより精製も容易であ
るという特徴を存するものとなる。
以上説明したような方法により本発明の前駆体が製造さ
れるが、一般式(1)で表される繰返し単位のR3およ
びR4がいずれも水素原子の場合には、前記のごとき方
法によらずに直接一般式(4)で表されるテトラカルボ
ン酸ジ酸無水物に、一般式(7):%式%(7) (式中、R7,R8は前記と同じ)で表される化合物を
反応させることにより、一般式(3)で表される繰返し
単位を有する本発明の前駆体が得られる。
前記一般式(7)で表される化合物の具体例としては、
たとえば (前記式中のR7,R8の具体例としては、CH3(C
Hz)n−x−(n−=12〜30) 、CF3(CH
2) 15−1)1(CF2)2 ((、Hz) 1s
−1H(CF2)a (C)+2) 13−1H(CF
2)8 (CH2)2−1H(CF! )8 (CH2
)4−など)などがあげられる。
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ酸無水物と
一般式(7)で表される化合物とを反応させる際の条件
は、通常のポリアミック酸を製造する際の条件とほぼ同
様でよく、たとえばN、N−ジメチルアセトアミド、N
、N−ジメチルホルムアミドなどの実質的に無水の有機
極性溶媒中、反応温度50℃以下、好ましくは室温で、
一般式(4)で表されるテトラカルボン酸ジ酸無水物1
モルに対して一般式(7)で表される化合物を0.8〜
1.2モル反応せしめられる。
このようにして得られる一般式(3)で表される操返し
単位を有する本発明の前駆体は、製造が容易であるだけ
でなく、LB法で製膜でき、加熱によりポリイミドを与
えるという特徴を有するものである。
また、先に説明された共重合体については、両性ポリイ
ミド前駆体の製法と同様の方法によって作ることができ
る。
次にこれまで述べた前駆体を用い、ラングミュア・プロ
ジェット法によって基板上に累積し、それに続いてイミ
ド化反応を行う方法について述べる。
本発明の前駆体を用いたLBI1%の製法としては、該
前駆体を水面上に展開し、一定の表面圧で圧縮して単分
子膜を形成し、その膜を基板上にうつしとる方法である
LB法のほか、水平付着法、回転円筒法などの方法(新
実験化学講座第13巻、界面とコロイド、498〜50
8頁)などがあげられ、通常行われている方法であれば
特に限定されることなく使用し得る。
一般にLB膜を形成させる物質を水面上に展開する際に
、水には解けないで気相中に蒸発してしまうベンゼン、
クロロホルムなどの溶媒が使用されるが、本発明の前駆
体の場合には、溶解度をあげるために有機極性溶媒を併
用することが望ましい。このような有機極性溶媒として
は、たとえばN、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルホルムアミド
、N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルメ
トキシアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホン、ヘ
キサメチルホスホルアミド、テトラメチレンスルホン、
ジメチルテトラメチレンスルホンなどがあげられる。
ベンゼン、クロロホルムなどと有機極性溶媒とを併用す
る場合には、水面上へ展開するとベンゼン、クロロホル
ムなどは気相中に蒸発し、有機極性溶媒は大量の水に溶
解すると考えられる。
本発明の前駆体を水面上に展開する際に使用する溶液の
濃度には特に限定はないが、通常2〜5XIO−6M程
度が用いられ、良好な製膜性を得るために金属イオンの
添加やpH凋整は必ずしも必要で;まなく、金属イオン
の排除はエレクトロニクス分野等で使う際に有利な点と
なると考えられる。
また、本発明のポリイミド前駆体を基板上に累積する際
に、我々が先に提案したように公知のラングミュア・プ
ロジェット膜化合物との混合物を使用すると製膜性能が
向上し、本発明の望ましい実施態様である。
公知のラングミュア・プロジェット膜化合物とは、先に
引用された文献などにも記載され、当業界で公知の化合
物である。特に炭素数が16から22ぐらいの炭化水素
基と親水基とからなる下式の化合物が好ましい。
CH3(CH2)n−t Z CH2=CH(C)Iz)n−z Z C)+3(CH2) aC= C−C= C(CH2)
 m Zここで、n=16〜22.a−’、m=n−5
.Z=OH,N)+2 、 C0OH,C0NHz 、
 C0OR’  (R’は低級脂肪族炭化水素基)であ
る。
製膜性の改善のためにはCH3(C)lz)n−1Zの
式で表されるものがコスト面ですぐれているが、不飽f
O結合を含むものは光や放射線などを照射することによ
って重合させることができる特徴を有する。
これらから選ばれた少なくとも1つの化合物と高分子化
合物との混合比率については特に限定はない。また先に
挙げたポリイミド前駆体あるいは共重合体から選ばれた
27種以上を混合して製膜することもできる。
本発明の前駆体を用いたLB膜を形成する基板には特に
限定はなく、形成されたLB膜の用途に応じて選択すれ
ばよいが、LB膜を加熱してポリイミドにして用いる場
合には耐熱性が良好であることが必要である。
前記のごとき基板の具体例としては、カラス、アルミナ
、石英などのような無機の基板のほか、プラスチック製
の基板や、無機基板やプラスチ。
り基板上に金属薄膜を形成したもの、また金属製の基板
やさらにはSi、 GaAs+ ZnSのような■族、
m−v族、II−Vl族などの半導体、PbTiO3、
BaTiOs、 LiNbO3,LiTaO3のような
強誘電体製の基板あるいは磁性体基板などがあげられる
勿論、上記のような基板上の金5is”t−X膜が応用
に適したようにパターン化されていてもよいし、5i1
GaAs、 ZnSのような半導体や、強誘電体製の基
板が前もって加工され、素子が形成されているものでも
よい。
また、これらの基板は通常行われるような表面処理を施
して用いてもよいことはもちろんである。
本発明のポリイミド前駆体の場合には、ガラス、石英、
Si、 5iOzなどの表面には接着強度が弱い傾向が
あり、シランカップリング剤、特にアミノ基やエポキシ
基とアルコキシ基を有するシランカップリング剤(例え
ばUCCのA−1100やA487など)で処理するか
、アルミニウム金属を含むキレートで処理し酸化アルミ
の層を形成させると製膜特性や接着強度が改善され、本
発明の好ましい実施態様である。勿論、当業界で行われ
るように基板が高級脂肪酸の金属で数層処理されてもよ
い。
本発明の前駆体を用いるとLB法で基板上に予熱性、機
械的特性、耐薬品性、電気絶縁性の良好な7a膜を形成
することができ、さらにこの薄膜をイミド化させること
によってさらに耐熱性のすくれた薄膜を得ることができ
る。
イミド化の方法については特に限定はないが、300〜
400°C近辺の温度で加熱するのが一般的であり、レ
ーザー光などを用いて行ってもよい。
勿論ポリアミック酸のイミド化の際に触媒として使われ
る無水酢酸やイソキノリンあるいはピリジンを使うか、
それと熱反応を併用することはできるが、この場合には
反応が、これら化合物の膜中へ拡散によって律速され、
反応が遅かったり不完全になったり低分子量化などの副
反応が起こったりする傾向がある。また膜中に反応試剤
や反応生成物が残存したりする傾向もあり、望ましくな
い。
イミド化を化学的にではなく熱や光などを使って行うの
が本発明の望ましい実施態様である。
イミド化反応はたとえば一般式(2)で表される操返し
単位の場合には、 なる反応がおこり、また一般式(3)で表される繰返し
単位の場合には、 なる反応が起こってポリイミド化物となる。勿論一般式
(8)で表されるポリアミック酸単位の場合にもR20
が生成してポリイミド化物となるが、この場合にはLB
膜用としての材料とはなり得ない。
また、R1,R2の少なくとも一方あるいは両方の一部
を価数の異なる基で置き換えた場合にもイミド化反応と
同様の条件で次のような反応が起こる。
+  xR30H+  xR’oll +   R30H+   xR40H (X  =  C0NHz) +   R30H+   R40H (X  =  C0NH2) +   R30H+  R’OH (以下余白) 特に後半の2例では耐熱性の高い骨格が導入されるので
、耐熱性の改善のために好ましい。
以上のイミド化や閉環反応がおこるときに疎水化のため
に導入した基がアルコールとして脱離するが、この脱離
したアルコールは300°〜400°近辺の温度で必要
ならガスの流れの下に置くか、真空下に置くことによっ
て飛散させることができるので非常に耐熱性で電気絶縁
性のよいポリイミド薄膜を得ることができる。
また、製膜性を改善させるために使用された公知のラン
グミュア・プロジェット膜化合物も、イミド化や他の閉
環反応の条件化、飛散させることができるものを先に挙
げた例の中から選ぶことによって非常に耐熱性で、電気
絶縁性の良いポリイミド薄膜を得ることができる。
以上述べたように、両性ポリイミド前駆体をラングミュ
ア・プロジェット法により基板上に累積しそれに続くイ
ミド化反応によって作られた基板上のポリイミド薄膜は
耐熱性、耐薬品性に優れ、殿賊的特性も良好で、すぐれ
た電気絶縁性をもち、その上1oooo八以下という非
常に薄い膜であり、5000人、2000A、望むなら
10〜1000Aにもし得るという特徴をもっている。
実施例で示すように両性ポリイミド前駆体はラングミュ
ア・プロジェット法(垂直法)でも理想的なY型膜にな
ることが面積一時間曲線から明らかになるが、I/C(
キャパシタンスの逆数)対累積膜数プロットの直線性や
X線回折のデータから両性ポリイミド前駆体累積膜にL
B膜に期待される層状構造が存在することが示唆される
。またこの前駆体の薄膜がすぐれた膜厚制御性のほか良
好な耐熱性、誘電特性および電気絶縁性を有することも
明らかである。
次にこの前駆体薄膜をイミド化することによって作られ
た耐熱性ポリイミド薄膜について述べる。
この耐熱性ポリイミド薄膜がすくれたi′iIt熱性を
もつことは、実施例によって明らかである。特に実施例
13から明らかなように本発明の耐熱性ポリイミド薄膜
を200,250,300,350゜400℃に窒素中
で1時間処理しても電気特性に有意の変化がないことか
ら本発明の耐熱性ポリイミド薄膜は400℃以上の耐熱
性をもたせ得ることが明らかである。
本発明の耐熱性ポリイミド薄膜はその分子構造によって
耐熱性が変化する。本発明の望ましい実施態様であるベ
ンゼノイド不飽和によって特徴づけられた基をR1,R
2として用いる場合には400℃程度の耐熱性をもたせ
得ることができる。
さらに本発明の実施態様であるR2の一部を3価。
4価の基で置換した共重合体の場合には450℃程度の
耐熱性を実現できる。
しかし、逆にR1,R2などの基として脂肪族基か脂肪
族部分の多い基を選ぶとポリイミド薄膜の耐熱性は低下
する。適当な基を選べば200″C程度の耐熱性をもつ
ように、あるいは300℃程度の耐熱性をもつようなポ
リイミド薄膜を設計することが可能である。実施例10
〜11のI/C(キャパシタンスの逆数)対累櫃膜数プ
ロントの直線性、損失係数の値および■ (直流)対V
(電圧)特性の結果からイミド化後もすぐれた膜厚制御
性を有し、両性ポリイミド前駆体の累積膜数によってポ
リイミド薄膜の膜厚が制御できるうえに、層状構造の存
在が推定されるとともに、このポリイミド薄膜が良好な
誘電特性および電気絶縁性を有することが明らかになっ
た。
特に本発明によって100oA以下のポリイミド薄膜で
もI X 10’ V/cm以上の絶縁破壊強度をもつ
ようにできることが明らかになった。この方法によって
1ooooA程度の良好な物性をもった膜を実現するこ
とは出来るが、LBliの製膜コストを考えると薄い膜
の方が安価であり、応用面でも他の方法では出来ない薄
い膜に興味がある。
すなわち、2000Å以下、さらには1000Å以下の
膜や数百へ、50〜100人程度の膜に新しい興味ある
応用可能性があるが、そのような膜厚でI X 106
V/cm以上の絶縁破壊強度を実現するのは困難であっ
た。しかしながら本発明の方法によればエレクトロニク
ス分野で十分使用可能なI X 106V/cm以上の
絶縁破壊強度をもつポリイミド薄膜を実現できることが
明らかになった。
中でも50A程度から数百へ程度の薄膜では、特異な膜
厚の効果、例えばトンネル効果が期待され、それを利用
した多(の興味ある応用が可能となる。
このようにゴいポリイミド腰を作成する方法としてはス
ピンコード法や蒸着法があるが、1μm以上の厚みでも
lX106V/Cl11以上の絶縁破壊強度を達成する
のは非常な技術を必要とし、1000A以下の厚みでl
X108V/am以上の絶縁破壊強度のポリイミド薄膜
を作成することは現在の技術では困難であることが理解
されるべきである。
次にポリイミド薄膜の用途について述べる。
本発明の薄膜は、耐熱性、耐薬品性1機械的特性、電気
絶縁性がすくれ、非常に薄い膜であるという特徴を生か
してエレクトロニクス分野、エネルギー変換や物質分離
など広範な分野で使うことができる。
導電性5光導電性、光学特性、絶縁性、熱特性や化学反
応性を生かしたエレクトロニクス分野で光学記録膜、レ
ジスト膜、絶縁膜、キャパシター用薄膜、液晶配向膜、
偏光膜、センサー膜などとして、特に絶縁膜としてはI
CやLSIの絶縁層として各種半導体や金属と組み合わ
せたMis。
M I Mなどの構造をもつ電気電子素子中、の絶縁1
層として使うことができ、電界効果トランジスター光電
変換素子9発光素子、受光素子、光検出素子。
熱電子トランジスター等を構成できる。とくに本発明の
N膜はトンネル効果を利用したMis、MIMデバイス
に有効であり、JJの絶縁膜としても使用できる。
そのほか、ウニイブガイド用のクラツド材あるいは光学
回路成分としても応用が考えられる。
あるゆる分野での保護用コーティング材料としても好適
であろうし、一般的にLBIIJの分野で使われる機能
性のLB材料と脂肪酸の混合膜、積層膜の手法を、本発
明の混合物を脂肪酸のかわりに使うことによって種々の
機能性を発現でき、これを使った用途が考えられる。例
えば色素、酵素を含んだ膜を作成することによって、光
電変換素子やバイオセンサーを作ることができる。
また、この薄膜を使った物質分離の分野での用途も考え
られる。
次に本発明の両性ポリイミド前駆体の製法と製膜の方法
および薄膜の物性を実施例に基づき説明する。
実施例1 ピロメリ・7ト酸ジ無水物2.18 g (0,01モ
ル)とステアリルアルコール5.40 g (0,02
モル)とをフラスコ中、乾燥チッ素流通下、約100℃
で3時間反応させた。
得られた反応物をヘキサメチレンホスファミド40cc
にン容解して0〜5℃に冷却してチオニルクロライド2
.38 gを約5℃で滴下し、滴下後約5°Cで1時間
保持し、反応を終了させた。
そののちジメチルアセトアミド50ccにl8解させた
ジアミノジフェニルエーテル2g(0,01モル)を0
〜5°Cで滴下し、滴下後約1時間反応させたのち、反
応液を蒸留水60 ’Occ中に注いで反応生成物を析
出させた。析出物を濾過し、約40℃で減圧乾燥して約
9gの淡黄色粉末を得た。
得られた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析(T
GA−DTA) 、GPCによる分子量J1定を行った
IRスペクトル分析 KBrディスク法で測定したIRスペクトラムを第1図
に示す。IRスペクトルにはエステル、アミドI吸収帯
、■吸収帯、■吸収帯、アルキル鎖およびエーテルの特
徴的な吸収があられれている。
熱分析(TGA−DTA) 理学電機a増裂RTG−DTA (H)タイプでフルス
ケールでTGA 10mg、  DTA 100 μV
4度1000℃で昇温10℃/mln+  窒素気流(
30mi/m1n)中で測定した結果を第2図に示す。
TGAには271,318,396,592°Cに変曲
点があり、DTAには657℃付近に特徴的なピークが
ある。
また、第3図は得られた前駆体を400°Cまで10℃
/minで昇温し、400°Cに1時間1呆ったのち室
温までもどし、10℃/minで1000°Cまで昇温
したときの結果を示す。
400℃に1時間保つことによってほぼ重量は恒量に達
し、ポリイミド化反応が終結する。これを室温にもどし
て再び昇温しでも重量変化は450°Cをすぎるまでな
く、ポリイミドフィルムの示す熱分解温度と同じ584
℃で熱分解が始まることが明らかになり、ポリイミド化
の反応を終結することによりポリイミドフィルムと同様
の耐熱性のものが得られることがわかる。
GPCによる分子量測定 N、N−ジメチルアセトアミド溶媒で測定されたGPC
の結果をポリスチレン標準サンプルと比較することによ
って算出された数平均分子量は約5o、oooであった
実施例2 実施例1の生成物55.1■を蒸留したクロロホルム/
ジメチルアセトアミド=8/2  (容量比)の7昆合
液に熔解して25成の溶液にしたLB膜用展開液を調製
した。
得られた展開液を用いて再蒸留水上、20℃で表面圧π
と繰返し単位(Unit)当たりの面積との関係を測定
したところ、第4図に示す結果が得られた。75A”/
unitぐらいから表面圧は急激に立ち上がり、良好な
凝縮膜を形成した。也限面積は60A”/unitであ
り、崩壊圧力も55 dyne/ cmと高分子膜とし
ては非常に高い値を示した。また表面圧を25 dyn
e/ Cal+に保って膜を水面上に保持しても2時間
にわたって面積の減少が認められず、安定な膜であった
次に水面上の膜の表面圧を20℃で25dyne/cm
に保って累積速度10 am/minでLB法でガラス
基板あるいはCaFz板上に90層累積させた。
CaFz板上に形成された膜をFT−ART−IR分析
すると第5図のようなスペクトラムが得られ、実施例1
で得られた化合物の累積膜であり、面積一時間曲線から
Y型膜であることが確認された。なお本実施例で用いた
水層にはCd′−イオンなどが含まれていないにもかか
わらず90層の累、積換のX線回折法による分析ではピ
ークが20=4゜65°に一本だけ観測された。
ブラッグ回折条件 nλ=2dsin θで、n=3.
  λ= 1.5418人としたときのd (一層の膜
厚)は28.5八と計算され、両性ポリイミド前駆体に
おいて長鎖アルキル基が垂直に立っているとしたときの
値とほぼ一致する。
さらに該累積膜を400℃で1時間加熱することによっ
て、α、β−不飽和5員環イミドが生成することがFT
−ATR−I R分析による1790cm−’、171
0cm−1のピークにより確認された。
おな実施例1の生成物を400℃で1時間加熱すると5
8%(重量%、以下同様)の減少がおこり、イミド化す
ることが赤外線吸収スペクトル分析などにより確認され
ている。前記の重量減少はイミド化によりステアリルア
ルコールが消失する場合の計算値58.7%ともよく一
致した。
比較例1 実施例1と同様にしてステアリルアルコールの代わりに
n−デシルアルコール(n−CaohOH)を用いてポ
リイミド前駆体を合成した。
このポリイミド前駆体はI!lIスペクトル分析、熱分
析、GPCによる分子量測定の結果、はぼ実施例1のポ
リイミド前駆体と同じ特徴を有するものであったが、表
面圧面積曲線のa+++定結果は第6図に示すとおりで
あり、液体膨張相のみで凝縮相の存在を示さなかった。
従って炭素数10のアルキル基を用いたものでは安全な
凝縮相を得るためには短すぎることが明らかとなった。
実施例3〜5 実施例1と同様にしてステアリルアルコールのかわりに
、炭素数12.14.16のラウリルアルコール、ミリ
スチルアルコール、七チルアルコールを用いてポリイミ
ド前駆体を合成した(それぞれ実施例3〜5に相当)。
炭素数12.14のアルコールを用いた場合には炭素数
10と18との中間的な挙動を示したが、水相を5℃程
度にすると安定な凝縮相が得られた。
炭素数16のアルコールを用いたものでは炭素数18の
場合のものと同様安定な凝縮膜を作ることが明らかにな
った。
実施例6 ビロメリソト酸ジ無水物10.91gとステアリルアル
コール27.05 gを120℃で3時間反応させ、生
成物を200疲エタノールで再結晶して融点133〜1
37°Cのジステアリルピロメリテートを得た。
このジステアリルピロメリテート3.79 gを60 
ccのへキサメチレンホスファミドに溶解して5°Cに
冷却してチオニルクロライド1.19 gを約5℃で滴
下し、滴下後約1時間保持し、反応を終了させた。その
後ジメチルアセトアシド30ccに溶解させた1、2g
のジアミノジフェニルエーテルを約10°Cで滴下し、
約20℃に反応温度をあげて2時間反応させた後、40
0 ccのエタノールに注いで反応生成物を析出させた
。析出物を口過、40°Cで乾燥して約3.4gの淡黄
色粉末を得た。
IRスペクトル分析、熱分析(TGA−DTA)、GP
Cによる分子量測定を行ったところ下記の結果が得られ
た。
IRスペクトル分析 KBrディスク法でとられたIRチャートは図7のよう
でエステル、アミドI、  II、  III、アルキ
ル鎖およびエーテルの特徴的な吸収があられれた。
熱分析(TGA−DTA) 理学電機(■製RTG−DTA (H)タイプでフJL
tスケールTGA 10 mg、 DTA 100 /
JV、温度1000℃で昇温10℃/ m 1 n +
  窒素気流(30m/m1n)中で測定された結果が
図8のとおりである。TGAには203,270,35
4,403.580℃に変曲点があるが、DTAには特
徴的なピークは存在しない。
GPCによる分子量測定 クロロホルム、  N、N−ジメチルアセトアミド(8
:2)混合溶媒で測定された数平均分子量はポリスチレ
ン換算で約15,000であった。
実施例7 実施例1の生成物55.1 mgを蒸留したクロロホル
ム/ジメチルアセトアミド=8/2 (容量比)の混合
液に溶かして25淑のしB膜用展開液を調製した。
再蒸留水上、20℃で表面圧と繰返し単位当たりの面積
との関係を測定したところ、第9図に示す結果が得られ
た。65AF/unitぐらいから表面圧は急激に立ち
上がり、良好な凝縮膜を生成した。
極限面積は約55人2/unitであり、崩壊圧は45
dyne/cmであった。(図9−A)上記の溶液と同
じモル濃度のステアリルアルコールの溶液を同じ容量ま
ぜ合わせ、実施例1の生成物の繰返し単位の数とステア
リルアルコールの分子数の合計が図9−Aと等しくなる
ようにして表面圧面積曲線を評価したところBのような
結果が得られた。ステアリルアルコールの添加により曲
線の立ち上がりがさらに急になり、崩壊圧も約60 d
yne / cmに上昇して、膜が安定化していること
がわかる。
アルミニウムを蒸着したガラス基板(シランカップリン
グ剤A−1100或いは^−187を処理したガラス基
板)上への累積は、ステアリルアルコールを添加するし
ないにかかわらずY型であり、良好な累積膜が得られた
さらに実施例1の生成物とステアリルアルコールの1=
1 (モル比)の混合物をゲルマニウム基板上に累積し
、400℃、窒素気流下、1時間加熱すると、FT−A
TR−IR法によりステアリル基の消失と1790.1
7LO,cm−’の5員環イミドの出現が観測された。
実施例8 実施例7と同様にステアリルアルコールのかわりに、ス
テアリン酸、ω−ヘプタデセン酸、オクタデカンを用い
て表面圧面積曲線を評価したところ、いずれの場合もス
テアリルアルコールの場合と同じように曲線の立ち上が
りが急になり、崩壊圧も上昇することがわかった。
ステアリン酸、ω−へブタデセン酸の崩壊圧はステアリ
ルアルコールとほぼ同じで、オクタデカンよりも優れて
いた。
また、ステアリン酸、ω−へブタデセン酸、オクタデカ
ンを添加した膜は、アルミニウムを蒸着したガラス基板
上へY型で累積され、良好な累積膜が得られた。
実施例9 実施例1の化合物を使って、0.51中のアルミニウム
電極をもつガラス基板上に同様の条件で1゜3.5,7
.9層の両性ポリイミド前駆体の累積膜を作成した。こ
れを1夜間デシケータ中で乾燥後、前記アクミニラム電
極に直交するように0.1+am巾のアルミニウム電極
を蒸着してキャパシタンスを周波数I KHzで室温で
測定した。キャパシタンスの逆数を累積膜数に対してプ
ロットしたものが第10図である。バーは10ケのデー
タのバラツキを示している。1層膜については損失係数
が0.20程度あるが、5層以上の膜については0.0
2以下となり良好な性能を示した。
実施例IO 実施例6の化合物とステアリルアルコール1:1 (モ
ル比)の混合物を使って11,21,31゜41.5層
層の累積膜を作成した。基板としてシランカップリング
剤A−1100(1%)を処理したガラス基板に0.5
N中のアルミニウム電極を蒸着したものを使用した。
累禎後1夜間乾燥して400℃、窒素流通下1時間処理
して、前記アルミニウム電極と直交するように0.1n
中のアルミニウム電壜を蒸着してキャパシタンスを周波
数I K11zで室温で測定した。
キャパシタンスの逆数を累積膜数に対してプロットした
ものが第11図である。バーはデータ10ケのバラツキ
を示している。損失係数はいずれも0.0z程度であっ
た。
実施例11 実施例10と同様にして、11,21,31゜41.5
1,101,151層の累積膜をつくり、400℃窒素
気流下1時間加熱して、デバイス面積0.18c己のア
ルミ/ポリイミド薄膜/アルミデバイスを作成した それぞれのポリイミド薄膜の膜厚は約50,100.1
50,200,250,500,700人である。これ
らのサンプル についてI X L O6V/cm、2,3.4,5X
106V/cl!Iの電界をかけたが絶縁破壊を起こさ
なかった。これによりI X 1 0’ V/c+n以
上のt色縁破壊強度を持つことが明らかになった。
実施例12 実施例10と同様にしてポリイミド薄膜約100八で、
デバイス面積0.18−のアルミ/ポリイミド薄膜/ア
ルミデバイスを作成し、I−V特性を評価した。結果は
図12.13のとおりである。
0、5 X 1 06V/anまでの電界ではオーム性
の導電性を示し、それ以上では IV  に従う導電i
生を示すことが明らかになった。また図12。
13から明らかなように本発明のポリイミド薄膜は10
’V/cmばかりでなく、1 0 TV /cmノ電界
にも耐え得ることが、図13の実験後に繰返し測定され
たデータも、はぼ1回目の結果を再現していることから
明らかになった。
実施例13 実施例10と同様にして11,21,31,41、51
Fiの累積膜を累積した。基板としてはシラン力・ノブ
リング剤A−1100を1%処理したガラス基板にアル
ミニウムを蒸着したものを使用した。
これを累、債後1夜間乾燥し、次に=1 0 0 tで
1時間、窒素気流中でイミド化してポリイミド薄膜とし
た。
さらにその後5ケつづのサンプルを200,250、3
00,350,400℃に1時間、窒素気流中で熱処理
して、その上にアルミニウム電極を蒸着してアルミ/熱
処理ポリイミドN膜/アルミデバイスを作成した。熱処
理ポリイミド薄膜デバイスの誘電特性、絶縁特性(抵抗
率、絶縁破壊強度)等はアルミ/ポリイミド薄膜/アル
ミデバイスのそれと比べ有意の変化はなく、本発明のポ
リイミド薄膜が400℃以上の耐熱性をもっことが明ら
かになった。
発皿虫班来 本発明によるとLB模膜法より製膜できるように修飾さ
れた高分子化合物が、水面上でさらに安定な膜を形成し
、基板上に良好に累積でき、引続いてイミド化反応を行
うことによって4 0 0 ’C以上の、耐熱性をもち
、耐薬品性、機械的特性のよい、絶縁破壊強度が10’
V/cm以上の一般的には作成が難しい厚み、すなわち
10.000八以下、望むなら10〜ioooへの超薄
膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた前駆体のIRスペクトラム
、第2図は実施例1で得られた前駆体の熱重量分析(T
GA−DTA)結果を示すグラフ、第3図は実施例1で
得られた前駆体を室温から400℃まで昇温し、そこに
1時間保って、室温まで下げ、さらに1000℃まで昇
温したときの熱重量分析(TGA−DTA)結果を示す
グラフ、第4図は実施例1で得られた前駆体を実施例2
に従って水面上に展開した場合の表面圧と繰返し単位当
たりの゛面積との関係を測定した結果を示すグラフ、第
5図は前記水面上に展開した膜をCaF2板上へLB法
で累積したもののFT−ATR−IRの測定結果を示す
スペクトラム、第6図は比較例1で得られた前駆体の表
面圧と繰返し単位当たりの面積との関係をヨ11定した
結果を示すグラフ、第7図は実施例6で得られた前駆体
の赤外吸収スペクトル、第8図は熱分析の結果、第9図
は実施例6で得られた前駆体とそれをステアリルアルコ
ールとモル比でl:1に混合した場合の表面圧、面積曲
線、第1O図は前駆体累積膜のキャパシタンスの逆数と
累積膜数、第11図はイミド化されたのちのポリイミド
薄膜のキャパシタンスの逆数を前駆体累積膜数に対して
プロットしたもの、第12.13図はポリイミド薄膜の
1 (電流)対V(電圧)特性である。 特許出願人  鐘淵化学工業株式会社 代理人 弁理士赤岡辿夫、T、F7.7.゛第2図     M 第4図 面  Xa  (A”/unit) 泪咄4(−) 第6図 而 [(<27unit) 面、tii (A”/unit) 第11図 第12囚 0.51 olt 第13図 olt

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚みが1000Å以下で、絶縁破壊強度が1×1
    0^6V/cm以上でかつ耐熱性が400℃以上の耐熱
    性ポリイミド薄膜。
  2. (2)両性ポリイミド前駆体をラングミュア・ブロジェ
    ット法により基板上に累積し、それに続くイミド化反応
    により作られたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    の耐熱性ポリイミド薄膜。
  3. (3)イミド化反応が熱的に行われる特許請求の範囲第
    2項の耐熱性ポリイミド薄膜。
JP61168795A 1985-07-16 1986-07-16 耐熱性ポリイミド薄膜 Pending JPS62135530A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15735485 1985-07-16
JP60-157354 1985-07-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62135530A true JPS62135530A (ja) 1987-06-18

Family

ID=15647839

Family Applications (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61145716A Pending JPS62129316A (ja) 1985-07-16 1986-06-20 ポリイミド前駆体を部分的に閉環させた薄膜
JP61145717A Pending JPS62143929A (ja) 1985-07-16 1986-06-20 ポリイミド前駆体薄膜
JP61167267A Pending JPS62129317A (ja) 1985-07-16 1986-07-15 両性ポリイミド前駆体およびその製法
JP61168795A Pending JPS62135530A (ja) 1985-07-16 1986-07-16 耐熱性ポリイミド薄膜
JP61168794A Granted JPS62129182A (ja) 1985-07-16 1986-07-16 ポリイミド薄膜
JP61168796A Pending JPS62129318A (ja) 1985-07-16 1986-07-16 両性ポリイミド前駆体およびその製法

Family Applications Before (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61145716A Pending JPS62129316A (ja) 1985-07-16 1986-06-20 ポリイミド前駆体を部分的に閉環させた薄膜
JP61145717A Pending JPS62143929A (ja) 1985-07-16 1986-06-20 ポリイミド前駆体薄膜
JP61167267A Pending JPS62129317A (ja) 1985-07-16 1986-07-15 両性ポリイミド前駆体およびその製法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61168794A Granted JPS62129182A (ja) 1985-07-16 1986-07-16 ポリイミド薄膜
JP61168796A Pending JPS62129318A (ja) 1985-07-16 1986-07-16 両性ポリイミド前駆体およびその製法

Country Status (5)

Country Link
US (3) US4822853A (ja)
EP (1) EP0209114B1 (ja)
JP (6) JPS62129316A (ja)
CA (2) CA1269795A (ja)
DE (1) DE3686792T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275725A (ja) * 1990-03-23 1991-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光導電性高分子の製造方法

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5173365A (en) * 1985-03-25 1992-12-22 Nanofilm Corporation Ultra-thin molecular film
US5106561A (en) * 1989-03-09 1992-04-21 Nanofilm Corporation Method of making film
JPS62129316A (ja) * 1985-07-16 1987-06-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリイミド前駆体を部分的に閉環させた薄膜
US4988570A (en) * 1985-09-11 1991-01-29 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Process for forming a film
JP2625689B2 (ja) * 1985-11-18 1997-07-02 淑夫 今井 単分子又は単分子累積膜の製造方法
JPS63218728A (ja) * 1985-11-20 1988-09-12 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 両性高分子化合物およびその製造法
DE3751502T2 (de) * 1986-03-11 1996-02-15 Kanegafuchi Chemical Ind Elektrische oder elektronische Anordnung mit einer dünnen Schicht aus Polyimid.
EP0239980A3 (en) * 1986-04-01 1990-04-11 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Electric-electronic device including polyimide thin film
CA1294731C (en) * 1986-04-25 1992-01-21 Masakazu Uekita Copolymeric and amphiphilic polyimide precursor, process for preparing the same and thin film
US5171829A (en) * 1986-04-25 1992-12-15 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Copolymeric and amphiphilic polyimide precursor, process for preparing the same and thin film
US4943471A (en) * 1986-05-20 1990-07-24 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Patterned thin film and process for preparing the same
JPH0727966B2 (ja) * 1986-07-04 1995-03-29 日立化成工業株式会社 半導体装置
JPH0749487B2 (ja) * 1986-07-11 1995-05-31 宇部興産株式会社 芳香族ポリイミドフィルムの製造法
EP0262446B1 (en) * 1986-09-04 1993-07-21 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Photosensitive amphiphilic high polymers and process for their production
JPS6372375A (ja) * 1986-09-12 1988-04-02 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 両性高分子化合物およびその製造法
JPH01101330A (ja) * 1987-10-14 1989-04-19 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 機能性両性高分子化合物およびその製造法
JPH01103629A (ja) * 1987-10-15 1989-04-20 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 機能性両性高分子化合物およびその製造法
JPH06100756B2 (ja) * 1988-01-07 1994-12-12 日産化学工業株式会社 液晶セル用配向処理剤
US4985297A (en) * 1988-04-30 1991-01-15 Daikin Industries, Inc. Composite materials
JPH0731326B2 (ja) * 1988-06-01 1995-04-10 シャープ株式会社 液晶表示装置
JPH0243221A (ja) * 1988-06-10 1990-02-13 Occidental Chem Corp 新規可溶性ポリイミドシロキサン及びその製法及び用途
US5135678A (en) * 1988-10-05 1992-08-04 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid crystal device
US5229039A (en) * 1988-11-11 1993-07-20 International Business Machines Corporation Color liquid crystal display and method of manufacture
US5024873A (en) * 1988-12-05 1991-06-18 At&T Bell Laboratories Composite films with Langmuir-Blodgett component
CA2010169A1 (en) * 1989-02-21 1990-08-21 Masakazu Uekita Multi-layer resist
JPH02235936A (ja) * 1989-03-09 1990-09-18 Nanofilm Corp 自己集合性極薄分子フィルム,並びにそれを作製するための,及びそれを表面に施すための装置と方法
CA2020970A1 (en) * 1989-07-21 1991-01-22 Masakazu Uekita Liquid crystal display element
DE3927498C2 (de) * 1989-08-21 2002-01-17 Merck Patent Gmbh Polyamidester, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung zur Herstellung von Polyimiden
US4962985A (en) * 1989-10-02 1990-10-16 At&T Bell Laboratories Protective coatings for optical devices comprising Langmuir-Blodgett films
DE4012750A1 (de) * 1990-04-21 1991-10-24 Hoechst Ag Ferroelektrisches fluessigkristalldisplay mit hohem kontrast und hoher helligkeit
DE4006646A1 (de) * 1990-03-03 1991-09-05 Basf Ag Polyperylen
JPH0415226A (ja) * 1990-05-10 1992-01-20 Chisso Corp ヒドロキシフェニル基を有する感光性耐熱重合体
DE69128187T2 (de) * 1990-09-28 1998-03-26 Toshiba Kawasaki Kk Fotoempfindliche Harzzusammensetzung zum Herstellen eines Polyimidfilmmusters und Verfahren zum Herstellen eines Polyimidfilmmusters
US5143828A (en) * 1991-12-31 1992-09-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Method for synthesizing an enzyme-catalyzed polymerized monolayer
US5333806A (en) * 1992-06-03 1994-08-02 Verbatim Corporation Magnetic tape cartridge
KR20010087502A (ko) 2000-03-07 2001-09-21 윤종용 광학용 폴리이미드 단량체, 폴리이미드 화합물 및 그 제조방법
US7627382B2 (en) * 2005-05-25 2009-12-01 Lake Region Manufacturing, Inc. Medical devices with aromatic polyimide coating
EP2662151B1 (en) * 2012-03-20 2018-08-29 IMEC vzw Method for pore sealing of porous materials using polyimide langmuir-blodgett film
JP6663320B2 (ja) * 2016-07-25 2020-03-11 信越化学工業株式会社 テトラカルボン酸ジエステル化合物、ポリイミド前駆体の重合体及びその製造方法、ネガ型感光性樹脂組成物、パターン形成方法、及び硬化被膜形成方法
JP6663380B2 (ja) * 2017-03-22 2020-03-11 信越化学工業株式会社 ポリイミド前駆体の重合体、ポジ型感光性樹脂組成物、ネガ型感光性樹脂組成物、パターン形成方法、硬化被膜形成方法、層間絶縁膜、表面保護膜、及び電子部品
JP7145126B2 (ja) * 2018-08-01 2022-09-30 信越化学工業株式会社 ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミド構造を含む重合体、感光性樹脂組成物、パターン形成方法、感光性ドライフィルム及び電気・電子部品保護用皮膜
US11333975B2 (en) * 2020-04-14 2022-05-17 International Business Machines Corporation Polymer, photosensitive resin composition, patterning method, method of forming cured film, interlayer insulating film, surface protective film, and electronic component

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60197730A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 Ulvac Corp ポリイミド膜の形成方法
JPS61168794A (ja) * 1985-01-23 1986-07-30 Hitachi Ltd 熱交換器

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3312663A (en) * 1963-06-17 1967-04-04 Du Pont Polyamide esters
US3282897A (en) * 1963-09-25 1966-11-01 Du Pont Process for preparing a polyamide-ester
US3282898A (en) * 1963-11-21 1966-11-01 Du Pont Treatment of aromatic polyamide-acids with carbodiimides
US3326851A (en) * 1963-12-23 1967-06-20 Du Pont Process for producing aromatic polyamide-esters
US3349061A (en) * 1964-01-10 1967-10-24 Du Pont Amide-ester isomers
US3376260A (en) * 1965-11-26 1968-04-02 Du Pont Process for preparing polyimides from diamines and dianhydrides in the presence of abasic catalyst
GB1215481A (en) * 1967-04-13 1970-12-09 Nat Res Dev Improvements in or relating to manufacture of aromatic polyimides
US3551383A (en) * 1967-06-30 1970-12-29 Du Pont Aromatic polyamide-esters and a process for preparing them
US4022732A (en) * 1974-06-24 1977-05-10 Nashua Corporation Poly(amide acids) release agents for pressure-sensitive adhesive tapes
US4022723A (en) * 1975-04-14 1977-05-10 Velsicol Chemical Corporation Pressure-sensitive adhesive compositions
JPS5952822B2 (ja) * 1978-04-14 1984-12-21 東レ株式会社 耐熱性感光材料
JPS54153899A (en) * 1978-05-23 1979-12-04 Nitto Electric Ind Co Ltd Slurry composition
JPS5839437B2 (ja) * 1978-08-24 1983-08-30 岩崎通信機株式会社 ボタン電話装置における本電話機接続方式
WO1980000706A1 (en) * 1978-09-29 1980-04-17 Hitachi Ltd Light-sensitive polymer composition
GB2075999B (en) * 1980-05-19 1985-01-23 Gen Electric Improved polyamide acid polymer coating composition and bondable substrate
JPS5887129A (ja) * 1981-11-19 1983-05-24 Nitto Electric Ind Co Ltd ポリイミド粉体の製造方法
CA1195039A (en) * 1982-01-04 1985-10-08 David L. Goff Radiation-sensitive polyimide precursor composition derived from a diaryl fluoro compound
US4430418A (en) * 1982-09-30 1984-02-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Radiation-sensitive polyimide precursor composition derived from a diaryl fluoronated diamine compound
US4416973A (en) * 1982-01-04 1983-11-22 E. I. Du Pont De Nemours & Co. Radiation-sensitive polyimide precursor composition derived from a diaryl fluoro compound
US4454276A (en) * 1982-01-08 1984-06-12 Kanegafuchi Chkagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Polyamide acid composition for preparing polyimide and process for preparing polyimide from the same
JPS58153541A (ja) * 1982-03-08 1983-09-12 Nitto Electric Ind Co Ltd イオン交換樹脂
US4579809A (en) * 1982-10-22 1986-04-01 Ciba-Geigy Corporation Positive image formation
JPS60157354A (ja) * 1984-01-26 1985-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信制御装置
JPS60210630A (ja) * 1984-04-05 1985-10-23 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリアミド酸溶液の製法
US4687836A (en) * 1984-10-15 1987-08-18 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Polyimide adhesives, coats and prepreg
JPS61168795A (ja) * 1985-01-18 1986-07-30 Toyo Radiator Kk 熱交換器用グリツド
US4551522A (en) * 1985-04-26 1985-11-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making photopolymerizable aromatic polyamic acid derivatives
JPS62129316A (ja) * 1985-07-16 1987-06-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd ポリイミド前駆体を部分的に閉環させた薄膜
US4880699A (en) * 1986-10-10 1989-11-14 Hoechst Celanese Corporation Ultrathin polyimide polymer films and their preparation
JP2558919B2 (ja) * 1990-04-23 1996-11-27 松下電子工業株式会社 マグネトロン用排気装置
JPH0446631A (ja) * 1990-06-12 1992-02-17 Nippon Light Metal Co Ltd 形材整直方法とその装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60197730A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 Ulvac Corp ポリイミド膜の形成方法
JPS61168794A (ja) * 1985-01-23 1986-07-30 Hitachi Ltd 熱交換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03275725A (ja) * 1990-03-23 1991-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光導電性高分子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA1269795C (en) 1990-05-29
DE3686792D1 (de) 1992-10-29
JPS62129318A (ja) 1987-06-11
DE3686792T2 (de) 1993-04-08
US4988795A (en) 1991-01-29
JPS62129317A (ja) 1987-06-11
EP0209114A2 (en) 1987-01-21
JPH0446631B2 (ja) 1992-07-30
JPS62129182A (ja) 1987-06-11
EP0209114B1 (en) 1992-09-23
CA1269795A (en) 1990-05-29
JPS62129316A (ja) 1987-06-11
EP0209114A3 (en) 1989-05-24
JPS62143929A (ja) 1987-06-27
CA1295437C (en) 1992-02-04
US4822853A (en) 1989-04-18
US4897461A (en) 1990-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62135530A (ja) 耐熱性ポリイミド薄膜
JPH0693508B2 (ja) 薄膜トランジスタ
JPS62180777A (ja) 製膜の方法
JPS6323131A (ja) 液晶配向用ポリイミド薄膜
JPH046735B2 (ja)
US4987219A (en) Copolymeric and amphiphilic polyimide precursor, process for preparing the same and thin film
JPS633024A (ja) イオン結合を含む高分子化合物
JPS62230827A (ja) 耐熱性ポリイミド薄膜
US5171829A (en) Copolymeric and amphiphilic polyimide precursor, process for preparing the same and thin film
JPS63126578A (ja) 薄膜を含む複合物品
JPH058094B2 (ja)
JPS6365980A (ja) 製膜法
JPS6349274A (ja) ポリイミド前駆体薄膜を含む複合物品
JPS63218728A (ja) 両性高分子化合物およびその製造法
JPS6333422A (ja) 両性ポリイミド前駆体およびその製法
JPS633027A (ja) 両性ポリイミド前駆体およびその製法
JPH03139522A (ja) ポリイミド薄膜
JPH0671575B2 (ja) 薄 膜
JPS6322831A (ja) 両性ポリイミド前駆体およびその製法
JPH03121128A (ja) 両性ポリイミド前駆体およびその単分子薄膜
JPS62232169A (ja) 3−v族化合物半導体デバイス
JPH03139523A (ja) 両性ポリアミドおよびそれからなる薄膜
JPH03121129A (ja) ポリイミド単分子膜もしくは累積膜
JPH03121130A (ja) 両性ポリイミド前駆体およびその単分子膜もしくは累積膜
JPH03121127A (ja) ポリイミド単分子薄膜