JPS6365980A - 製膜法 - Google Patents

製膜法

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JPS6365980A
JPS6365980A JP20894586A JP20894586A JPS6365980A JP S6365980 A JPS6365980 A JP S6365980A JP 20894586 A JP20894586 A JP 20894586A JP 20894586 A JP20894586 A JP 20894586A JP S6365980 A JPS6365980 A JP S6365980A
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carbon atoms
film forming
forming method
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Masakazu Kamikita
正和 上北
Hiroshi Awaji
弘 淡路
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor
    • G03F7/165Monolayers, e.g. Langmuir-Blodgett

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 世匣 本発明は、高分子化合物のI!5膜方法に関するもので
あり、さらに詳しくは、修飾された高分子化合物をラン
グミュア・プロジェット法で!IiH’Uする方法に関
するものである。
従来Ω丑血 すでに1930年代、炭素数16〜22くらいの脂肪酸
が水面上に単分子膜をつくり、それを基質上に累積でき
ることがラングミュアとプロジェットにより見出された
が、技術的応用についての検討が行われはじめたのは最
近のことである。
これまでの研究の概要については、固体物理17(12
) 45 (1982) Th1n 5olid Fi
lms 68 No、l (1980) 。
1bid、 99 No、 1.2.3 (1983)
 In5oluble monolayersat l
iquid−gas 1nterfaces (G、L
、 Ga1ns、 Inter−science Pu
blishers、 New York、 1966)
などにまとめられているが、従来の直鎖飽和脂肪酸のラ
ングミュア・プロジェット膜(以下rLB膜」という)
は耐熱性、機械的強度に欠点があり実用的応用にはその
ままでは使えないという問題点がある。
これらを改善するものとして不飽和脂肪酸、例えばω−
トリコセン酸、ω−ペプタデセン酸やα−オクタデシル
アクリル酸や脂肪酸の不飽和エステル、例えばステアリ
ン酸ビニル、オククデシルアクリレートのほか、ジアセ
チレン誘導体などの重合膜が検討されているが、耐熱性
は充分とはいえないし、電気的にもすぐれたものとはい
えない。
ポリマーについもポリ酸、ポリアルコール、エチルアク
リレート、ポリペプチドなど親水性基をもつ高分子に成
膜性のあるものが知られているが、特にラングミュア・
プロジェット膜用の材料として、修飾された高分子はこ
れまで検討されていないし、すぐれたLB膜材料と言え
るものはない。
一方、耐熱性フィルムとしてポリイミドがあるが、スピ
ンコードなどの方法によってはせいぜい1000Å以上
で通宝は1μm以上で1000Å以下のピンホールのな
い耐熱性薄膜を作成するのは非常に困難である。
八Uが lしよ゛と る口 占 本発明は、本来、ラングミュア・プロジェット法では製
膜が困難である高分子化合物を修飾することにより同法
による製膜を可能にすることであり、耐熱性、耐薬品性
、接着力などの機械的特性の改善された一般的には製膜
が難しい厚みの高分子薄膜を提供することである。
刑」虜41UJ−いシ艷度玉役 高分子化合物の繰返し単位中に疎水性を付与するため炭
素数1〜9.好ましくは4〜9の置換基を導入し、この
修飾された高分子化合物と公知のラングミュア膜化合物
と混合してラングミュア・プロジェット法法によって製
膜することによってなされる。
群1じυl論 本発明において使用するLB膜材料の1つは、少なくと
も2個の炭素原子を有する少なくとも2価の第1の有機
基R1と、少なくともHlilの炭素原子を有する少な
くとも2価の第2の有機基R2とが2価の結合基によっ
て交互に連結されている線状の繰返し単位を有し、かつ
共有結合によって同じ繰返し単位へ結合した、置換基を
含むこともある炭素数10〜30の炭化水素含有基R3
を少なくとも1つ含んでいる高分子化合物である。
さらに詳しく説明すれば、本発明の高分子化合物は基本
骨格となる線状の繰り返し単位として一←A−Rs−A
B −R2−B←−fl)→−A−R1−B A −R
2−B−+−f2)→二B  Rr  BA −R2−
A←←   (3)から構成される。
ここでR1は少なくとも2個の炭素原子を含有する少な
くとも2価の第1の有機基であり、R2は少なくとも2
個の炭素原子を含有する少なくとも2価の第2の有機基
である。さらに好ましくはR1゜R2のいずれか一方ま
たは両方が少なくとも6個の炭素原子数を有するベンゼ
ノイド不飽和によって特徴づけられた基である。
(1)〜(3)式におけるAB、BAは、O,N、S、
P、Bなどのへテロ原子を含む酸性基Aと塩基性基Bの
反応によって出来た2価の結合基である。さらに具体的
には、−COOR,(Rはアルキル基または水素原子、
以下同じ) −COX、 (XはαまたはBrs以下同
じ) −NCO,−NCS、−CN、  −CONII
Rなどの酸性基Aと、−N)IR,−OR,−5R,−
X等の塩基性基Bの反応によってできた基で、 等であり、 等である。
本発明の高分子化合物は、(1)〜(3)の基本骨格の
同じ繰返し単位中にそれへ共有結合した、置換基を有す
ることもある炭素数1〜9.好ましくは炭素数4〜9の
炭化水素含有基R3の少なくとも1つ、好ましくは2つ
を含有するように修飾されたものである。
このような修飾を実現する方法には3つの方法が考えら
れる。
(1)+11〜(3)式の線状の繰返し単位中のAB、
 BAの基に含まれる原子にR3を置換する方法。
(II) Rt、 R2に直接R3を置換する方法と、
さらには、 (I[[) Rs、 R2の線状繰返し単位を作るのに
使われている以外のR1,R2の置換基を通してR3を
置換する方法である。
勿論(1)  (n)  CIII)を併用してもさし
つかえない。また、R3が2つ以上のときは同一でも異
なってもよい。
(1)  (II)  (I[I)について具体的に例
示すれば、(I)は、 上表のようにAB、 BAの窒素原子上の水素原子の代
わりにR3を置換する方法である。
(n)の方法は、Rt、 Rzに直接R3を置換する方
法で、 はその具体例の一部である。
さらに多くの可能性を含む方法は(III)の方法であ
る。これについて詳しく説明する。
〔■〕の方法は、R1,R2として少なくとも一方は少
なくとも3価の有機基を用いる方法で、R+。
R2を含む繰返し単位を作るのに使われている以外の置
換基を通してR3を置換する方法で、勿論これに限定さ
れるわけではないが、R1がR2と価数が等しいか、多
い場合について価数が6までを例示すると、 シ!■」敗   シ1ゴ」改 ■       32 ■       42 ■       52 ■         62 ■         33 ■         43 ■         53 ■         63 ■         44 [相]         54 o         6        4Q    
   6      6  である。
ここにはR1,R2が5価以上の例もリストアツブされ
ているが、R1,R2は4価までが特に好ましい例であ
る。
R1= 3. R2= 2(而 R1=4.R2=3価
R1= 4. R2= 2    Rt= 4. R2
= 4R1=3.R2=3 について可能な具体例について列挙すると、RJ−3,
R2=2のとき、 1?1=4.I?2=2のときは、 R1−3,R2=3のときは、 R1=4.R2=3のときは、 R1=4.R2=4のときは、 である。(4)〜(75)式には線状の繰返し単位を作
るのに使われていないA/Bが存在するが、CI[[]
の方法はこの置換基を通してR3を置換する方法である
。例えば(4)〜(75)でAなら−COOR3、−C
ONtlR3,−NHCOOR3、−NllC5OR3
等、Bなら、−NHR3,−0R3,−3R3等によっ
て置換することができる。
一般式におけるR1.R2は少なくとも2個の炭素原子
を含有する、好ましくは5〜20個の炭素原子を含有す
る4 fil[iの基であり、芳香族の基であってもよ
(、環状脂肪族の基であってもよく、芳香族の基と脂肪
族の基との結合した基であってもよく、さらにはこれら
の基が炭素数1〜30の脂肪族の基、環状脂肪族の基あ
るいは芳香族の基と脂肪族の基とが結合した基、それら
の基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、
メトキシ基、アセトキシ基などの1価の基で、あるいは
該1 +Iiの基が −0−、−COO−、−NIIC
O−、−CO−、−S−。
−C5S−、−NIIC5−、−CS−などに結合した
基で置換され誘導体となった基であってもよい。しかし
、R1,R2が少なくとも6個の炭素原子数を有するベ
ンゼノイド不飽和によって特徴づけられた基である場合
には、耐熱性、耐薬品性や機械的特性などの点から好ま
しい。
本明IIIにいうベンゼノイド不飽和とは、炭素環式化
合物の構造に関してキノイド構造と対比して用いられる
術語で、普通の芳香族化合物に含まれる炭素環と同じ形
の構造をいう。
p−キノイド  ベンゼノイド不飽和 R1,R2についてさらに詳しく述べるために好適なも
のを例示すれば以下のとおりである。
ここでR4は −o−、−co−、−s−。
R5:アルキルまたはアリール基 CI(3 」 CI+3 −(CHzh−(q  =  2〜10) 、  −(
C)12)4−C−(CH2)2−+しi13    
                に)13H30 し6 Hll      C6H1l r=2〜15 (R4は前出に同じ) (R4は前出に同じ) 以上の中からR1,R2のさらに好ましい例をあげれば (R4は前出に同じ)である。以上での例でR1,R2
の結合手がR1,R2を構成する隣接する2個の炭素原
子に存在する場合には、ヘテロ環を含む5員環または6
員環を生成しやすく望ましい。
R3は炭素数1〜9.好ましくは4〜9の炭化水素含有
基であるが、脂肪族、環状脂肪族と脂肪族、芳香族と脂
肪族の結合、それらの置換体から選ばれた1価の基は好
ましい具体的な例であり、列挙すれば (Ctl3) (C1lz)n−t 。
ここでn=1〜9.好ましくは4〜9等であり、直鎖系
脂肪族炭化水素基が特に好ましい例である。
これらに対する置換基としてはハロゲン原子。
ニトロ基、アミノ基、シアン基、メトキシ基、アセトキ
シ基等があるが必須ではない。しかしフッ素原子は水素
原子より疎水性を向上させるので場合により使われるこ
とが望ましい。
また、R3が2量化または重合可能な不飽和結合を含む
場合は同時に疎水性をも付与できるので好ましい。この
ような具体例としてはたとえば、CH2= CH(CH
z)n CH3=CH(CH2) nc= C−C= C(CH
2) m6+m=n−1 C)+2= Ctl−C−0(CH2)n−CH3 (nはいずれも1〜9.好ましくは4〜9)などが挙げ
られる。これらの具体例では2量化または重合可能な部
分は親水性が強い部分となっているのでこの部分の炭素
数はnに含まれていない。
本発明の製膜方法に通用可能な高分子化合物の具体的な
例は(1)〜(75)式にR1,R2,R3,A。
B、 AB、 BAの具体例およびR3を置換する方法
の具体例をそれぞれ代入することによって明らかになる
。(1)〜(75)には共重合体は含まれていないが、
これらから類推される共重合体も勿論本発明に含まれる
本発明の高分子化合物の分子量については特に限定はな
い。しかし分子量が低くても、本発明の製膜方法によっ
て製膜は可能であるが、良好な耐熱性1機械的強度、耐
薬品性を得ることはできない。また一方分子量が大きす
ぎると、粘度が高すぎて製膜がうまくいかない。
従って、数平均分子量が2.000〜300,000程
度のものが望ましい。
(1)〜(75)式から誘導される本発明の高分子化合
物の実用的な具体例をあげると以下のとお式中、−は異
性を表す。
例えば、下式(78)で説明すれば、 および を表す。
本発明は(78−1)  (78−2)が単独である場
合(78−1)  (78−2)が共存する場合を含ん
でいる。
他の例は、例えば神戸博太部編、高分子の耐熱性(培風
館、 S45.3.5 ) 、高分子の熱分解と耐熱性
(培風館、S49.3.15)等の底置に求めることが
できる。
これらの修飾された高分子化合物の製造方法を説明する
ために(80)式でR3= CH3(CI+2) 7−
の場合について述べる。ピロメリソlジ無水物のアルコ
リシスによって得られる を実質的に無水の条件下で、有機極性溶剤中で温度−2
0℃以上でチオニルクロライドでアシル化し、これにジ
アミノジフェニルエーテルを温度−20℃以上で反応さ
せることによって製造される。
アシル化およびアミド化の反応は通常0℃以下−10℃
程度で行われるが、本発明ではアルキル基の長さが炭素
数1〜9であるので、通常の条件で特に限定されること
なく行うことができる。
勿論以上の場合に、異なった置換基をもつ原料を混合し
て共重合体としたり、0〜30%程度の置換基のない、
テトラカルボン酸ジ無水物やジアミンとン昆合してもよ
い。
以上のように製造された両性ポリイミド前駆体について
は分離精製してラングミュア・プロジェット膜材料とし
ても、製造後クロロホルム、ベンゼンなどを添加して直
接ラングミュア・プロジェット膜展開液としてもよい。
次に本発明に用いるラングミュア・プロジェット膜の製
法について説明する。
ラングミュア・プロジェット膜の製法としては、膜を形
成する物質を水面上に展開し、水面上に展開された物質
を一定の表面圧で圧縮して単分子膜を形成し、その膜を
基板上に移しとる方法のほか、水平付着法1回転円筒法
などの方法(新実験化学講座、第18巻、界面とコロイ
ド、498−508)などがあげられ、通常行われてい
る方法であればと(に限定されることなく使用すること
ができる。
ラングミュア・プロジェット法は配向した、しかも厚み
を数十人単位で制御できる方法で200八以下さらには
1000Å以下、数百へ、数十人の薄膜を形成するのに
すぐれた方法であり、本発明の基板上のH膜もこの特徴
をもつ。しかし10゜000人またはそれ以上の厚みの
膜もこの方法で製膜し得る。
本発明者は、本発明の修飾された高分子化合物が公知の
ラングミュア・ブロンエソl−11Q化合物と混合する
ことによって製膜可能となることを見出し本発明に到っ
た。
公知のラングミュア・ブロジエ・ノド膜化合物とは、先
に引用された文献などにも記載され、当業界で公知の化
合物である。特に炭素数が16から22位いの炭化水素
基と親木基とからなる下式の化合物が好ましい。
混合比率については特に限定はないが、公知のLB膜化
合物が多く使われるほど製膜性能は良くなり望ましい。
等モルから5倍モル程度が好ましく使われる。
CH3(CHz)n −I Z CHz=CH(CHz)n−2Z   CII= C−
(CHz)r+−2ZCIla(CHz)rc=c  
C=C(CHz) m Zここで、n=16〜22.i
r+m=n−5.Z=ゝOIL  NH2,NHR’、
 NR”R’、 C0OH,CONH2,C0NHR’
C0NR″R’、 C0OR’ (R’は低級脂肪族炭
化水素である)さらに公知のラングミュア・プロジェッ
ト膜化合物ではないが、次のようなものも本発明に好適
である。
CHz=CI−C−0(CH2)nZ CH3 CH2=C−C−0(CH2) n Z等である。
製膜性の改善のためにはCH3(CHz)n−12の式
で表されるものがコスト面ですぐれているが、不飽和結
合を含むものは光や放射線などを照射することによって
重合させることができる特徴を有する。
これらから選ばれた少なくとも1つの化合物と高分子化
合物との混合比率については特に限定はない。本発明の
高分子化合物から選ばれた少なくとも2つが製膜に使わ
れてもよい。
ラングミュア・プロジェット法により膜を形成する成分
を水面上に展開する際、一般には溶媒として水には熔け
ないで気相中に蒸発してしまうヘンゼン、クロロホルム
などが使用されるが、本発明の高分子化合物の場合は、
溶解度をあげるために有機極性溶剤を併用することが望
ましい。好ましい有機極性溶剤は、N、N−ジメチルホ
ルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−
ジエチルホルムアミド、N、N−ジエチルアセトアミド
、N、N−ジメチルメトキシアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、!4−メチルー2−ピロリドン、ピリジン
、ジメチルスルホン、ヘキサメチルホスホルアミド、テ
トラメチレンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホ
ンなどである。
従って、本発明の高分子化合物と公知のラングミュア・
プロジェット膜化合物を展開する際にも、ベンゼン、ク
ロロホルムなどの溶媒と有機極性溶剤との混合溶剤を使
用することが望ましい。
ベンゼン、クロロホルムなどと有機極性溶剤を併用した
ときには、膜を展開時ベンゼン、クロロホルム等は気相
中に蒸発し、有機極性溶剤は大量の水に熔解すると考え
られる。
本発明に使用される基板については本発明の薄膜を何に
応用するかということによって限定されるが、その他大
きく限定されることはなく、ガラス、アルミナ、石英な
どのような一般的無機の基板のほか、金属、プラスチッ
クやSi、 GaAs、 ZnSのような■族、  I
II−V、  II−Vl族等の半導体、PbTi0+
、 BaTiO3,LiNbO3,LiTaO5のよう
な強誘電体や磁性体等も基板として用いることができる
また、通常行われるような表面処理を施したものも勿論
使うことができる。
勿論、上記のような基板上の全屈薄膜が応用に通したよ
うにパターン化されていてもよいし、Si。
GaAs、 ZnSのような半導体や、強誘電体製の基
板が前もって加工され、素子が形成されているものでも
よい。また、通常行われるような表面処理を施したもの
も勿論使うことができる。
本発明のポリイミド前駆体の場合には、ガラス、石英、
Si、 5iOzなどの表面には接着強度が弱い傾向が
あり、シランカップリング剤、特にアミン基やエポキシ
基とアルコキシ基を有するシランカップリング剤(例え
ばUCCのA−1100や八−187など)で処理する
か、アルミニウム金属を含むキレートで処理し酸化アル
ミの層を形成させると製膜特性や接着強度が改善され、
本発明の好ましい実施態様である。勿論、当業界で行わ
れるように基板が高級脂肪酸の全屈で数層処理されても
よい。
本発明の特徴は、よい耐熱性をもった高分子化合物をラ
ングミュア・プロジェット法で基板上に薄膜を形成でき
ることであるが、さらにあるものは、この薄膜を部分的
にあるいは完全に閉環させることによってさらに耐熱性
の向上した薄膜を基板上に形成できるという特徴をもつ
(76)〜(95)の例のうち(78)〜(90)はへ
テロ原子を含む5員環または6員環へ部分的にあるいは
完全に閉環させることができる例であり、完全閉環後の
構造は次のようになる。
閉環の方法については特に限定されないが、例えば先の
(80)式の異体例であるイミド化の場合には300〜
400℃近辺の温度に加熱することによって(80)式
の高分子化合物 の反応が起こって閉環が達成される。このとき、疎水化
のために導入した基がアルコールとして脱離するが、こ
の脱離した炭素数1〜9のアルコールは300°〜40
0°C近辺の温度で必要ならガスの流れの下に置くか、
真空下に置くことによって容易に飛散させることができ
るので非常に耐熱性のよいポリイミド薄膜を得ることが
できる。
また、炭素数が1〜9であるのでイミド化により減少す
る重量も少なく好ましい。
このように閉環によって耐熱性のよい薄膜を得る場合に
は、混合する公知のラングミュア・プロジェット膜化合
物として、閉環反応条件下、飛散させることができるも
のを先に挙げた例のな中から選ぶことが望ましい。
次にこれら薄膜の用途について述べる。
本発明の薄膜は、耐熱性、耐薬品性2機械的特性がすぐ
れ、非常に薄い膜であるという特徴を生かしてエレクト
ロニクス分野、エネルギー変換や物質分離など広範な分
野で使うことができる。
導電性、光導電性、光学特性、絶縁性、熱特性や化学反
応性を生かしたエレクトロニクス分野で光学記録膜、レ
ジスト膜、絶縁膜、キャパシター用薄膜、液晶配向膜、
偏光膜、センサー膜などとして、特に絶縁膜としてはI
CやLSIの絶縁層として各種半導体や金属と組み合わ
せたMis、 MIMなどの構造をもつ電気電子素子中
の絶縁層として使うことができ、電界効果トランジスタ
ー光電変換素子1発光素子、受光素子、光検出素子、熱
電子トランジスター等を構成できる。とくに本発明の薄
膜はトンネル効果を利用した旧S、 MIMデバイスに
有効であり、JJの絶縁膜としても使用できる。
そのほか、ウニイブガイド用のクラツド材あるいは光学
回路成分としても応用が考えられる。
あるゆる分野での保護用コーティング材料としても好適
であろうし、一般的にLBIIQの分野で使われる機能
性のLB材料と脂肪酸の混合膜、積層膜の手法を、本発
明の混合物を脂肪酸のかわりに使うことによって種々の
機能性を発現でき、これを使った用途が考えられる。例
えば色素、酵素を含んだ膜を作成することによって、光
電変換素子やバイオセンサーを作ることができる。
また、この薄膜を使った物質分離の分野での用途も考え
られる。
次に本発明の高分子化合物の製法と製膜の方法を実施例
に基づき説明する。
実施例1 ピロメリット酸ジ無水物10.91gとオクチルアルコ
ール26.0 gを120℃で3時間反応させ、粗生成
物をエタノールで洗浄し未反応オクチルアルコールを除
いたのち200dエタノールで再結晶してジオクチルピ
ロメリテートを得た。
このジオクチルピロメリテート2.39 gを60cc
のへキサメチレンホスファミドに?g解して5℃に冷却
してチオニルクロライド1.19 gを約5℃で滴下し
、滴下後約1時間保持し、反応を終了させた。その後ジ
メチルアセトアミド30ccに溶解させた1、0gのジ
アミノジフェニルエーテルを約10℃で滴下し、約20
 ’Cに反応温度をあげて2時間反応させた後、400
 ccのエタノールに注いで反応生成物を析出させた。
析出物を口過、40℃で乾燥して約2.9gの淡黄色粉
末を得た。
IRスペクトル分析、熱分析(TGA−DT八) 、G
PCによる分子量測定を行ったところ下記の結果が得ら
れた。
IRスペクトル分析 KBr disc法でとられたIRチャートにはエステ
ル、アミドI、  II、 III、アルキル鎖および
エーテルの特徴的な吸収があられれた。
熱分析(TGA−DTA ) 理学電機i 1?TG−DTA (H)タイプでフルス
ケールTGA 10nv、 DTA 100 、tNl
、温度1000℃で昇温10℃/1Ilin、  窒素
気流(30III/min )中で測定された結果が図
2のとおりである。丁GAには192,270,318
,395,580℃に変曲点があるが、DTAには特徴
的なピークは存在しない。
GPCによる分子量測定 クロロホルム、  N、N−ジメチルアセトアミド(8
:2)混合溶媒で測定された数平均分子量はポリスチレ
ン換算で約25,000であった。
実施例2 実施例1の生成物55.1■を蒸留したクロロホルム/
ジメチルアセトアミド=8/2  (容量比)の混合液
に熔かして25淑のLBl]ir!用展開液を調製した
再蒸留水上、20℃で表面圧と繰返し単位当たりの面積
との関係を測定したところ、液体膨張膜が得られ、良好
な凝縮膜を生成しなかった。
上記の溶液と同じモル濃度のステアリルアルコールの溶
液を同じ容量まぜ合わせ、実施例1の生成物の繰返し単
位の数とステアリルアルコールの分子数の合計が等しく
なるようにして表面圧面積曲線を評価したところ曲線が
かなり立ち上がり、凝縮膜が得られた。実施例1の生成
物の繰返し単位の数に対してステアリルアルコールの分
子数が多くなると凝縮膜はさらに安定化していくことも
明らかになった。
アルミニウムを蒸着したガラス基板上への累積は、ステ
アリルアルコールを添加するしないにかかわらずY型で
あり、良好な累積膜が得られた。
さらに実施例1の生成物とステアリルアルコールの1=
1 (モル比)の混合物をゲルマニウム基板上に累積し
、400℃、窒素気流下、1時間加熱すると、FT−A
TR−I R法によりステアリル基の消失と1790.
1710c+++−1の5員環イミドの出現が観測され
た。
実施例3 実施例2と同様にステアリルアルコールのかわりに、ス
テアリン酸、ω−へブタデセン酸、オクタデカンを用い
て表面圧面積曲線を評価したところ、いずれの場合もス
テアリルアルコールの場合と同じように曲線の立ち上が
りが急になり、崩壊圧も上昇することがわかった。
ステアリン酸、ω−へブタデセン酸の崩壊圧はステアリ
ルアルコールとほぼ同じで、オクタデカンよりも優れて
いた。
また、ステアリン酸、ω−へブタデセン酸、オクタデカ
ンを添加した膜は、アルミニウムを蒸着したガラス基板
上へY型で累積され、良好な累積膜が得られた。
血肌曳立果 本発明によるとLB模膜法より製膜できるように修飾さ
れた高分子化合物が、公知のLBIQ材料とともに水面
上でさらに安定な膜を形成し、基板上に良好に累積でき
るようになる。また部分的あるいは完全に環化させるこ
とにより、同時に混合した公知のLB膜化合物を飛散さ
せることにより、耐熱性の極めて良好で、耐薬品性、機
械的特性のよい一般的には作成が難しい厚み、すなわち
10゜000Å以下、望むなら10〜1000への超薄
膜を得ることができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2個の炭素原子を有する少なくとも2
    価の第1の有機基R_1と、少なくとも2個の炭素原子
    を有する少なくとも2価の第2の有機基R_2とが2価
    の結合基によって交互に連結されている線状の繰返し単
    位を有し、かつ共有結合によって同じ繰返し単位へ結合
    した、置換基を含むこともある炭素数1〜9、好ましく
    は4〜9の炭化水素含有基R_3を少なくとも1つ含ん
    でいる高分子化合物と公知のラングミュア・プロジェッ
    ト膜化合物との混合物をラングミュア・プロジェット法
    によって累積膜に形成することを特徴とする製膜法。
  2. (2)繰返し単位当たり炭化水素含有基R_3を2つ含
    んでいる第1項記載の製膜法。
  3. (3)第1および第2の有機基R_1およびR_2のい
    ずれか一方または両方が少なくとも6個の炭素を有する
    ベンゼノイド基である第1項ないし第2項の製膜法。
  4. (4)炭化水素含有基R_3が、脂肪族基、環状脂肪族
    と脂肪族の結合した基、または芳香族と脂肪族の結合し
    た基、またはそれらの置換体を含有している第1項また
    は第2項の製膜法。
  5. (5)分子中に少なくとも1個の2量化または重合可能
    な不飽和結合を含む高分子化合物である第1項または第
    2項の製膜法。
  6. (6)繰返し単位がヘテロ原子を含む5員環または6員
    環を生成する前駆体構造を備えている第1項ないし第4
    項のいずれかの製膜法。
  7. (7)累積膜を加熱してヘテロ原子を含む5員環または
    6員環を生成させる工程を含む第5項の製膜法。
  8. (8)前記炭化水素含有基R_3の炭素数が16〜22
    である第1項ないし第6項のいずれかの製膜法。
  9. (9)公知のラングミュア・プロジェット膜化合物が炭
    素数16から22の炭化水素基と親水性基からなる化合
    物である第1項ないし第7項のいずれかの製膜法。
  10. (10)公知のラングミュア・プロジェット膜化合物が
    炭素数16〜22の炭化水素基と親水性基からなり、か
    つ2量化または重合可能な不飽和結合を含んでいる化合
    物である第5項の製膜法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03255538A (ja) * 1990-03-06 1991-11-14 Iwatsu Electric Co Ltd ロジック・アナライザ
JPH03259261A (ja) * 1990-03-09 1991-11-19 Fujitsu Ltd パターン形成方法
JP2009231850A (ja) * 2009-07-07 2009-10-08 Fujitsu Ltd コンデンサ装置

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JPH03259261A (ja) * 1990-03-09 1991-11-19 Fujitsu Ltd パターン形成方法
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