JPS62129317A - 両性ポリイミド前駆体およびその製法 - Google Patents

両性ポリイミド前駆体およびその製法

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JPS62129317A
JPS62129317A JP61167267A JP16726786A JPS62129317A JP S62129317 A JPS62129317 A JP S62129317A JP 61167267 A JP61167267 A JP 61167267A JP 16726786 A JP16726786 A JP 16726786A JP S62129317 A JPS62129317 A JP S62129317A
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carbon atoms
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formula
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JP61167267A
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Masakazu Kamikita
正和 上北
Hiroshi Awaji
弘 淡路
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は両性ポリイミド前駆体、さらに詳しくはラング
ミュア・プロジェット法(以下、LB法という)で製膜
しうるように修飾された両性ポリイミド前駆体およびそ
の製法に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする問題点〕すでに
1930年代、炭素数16〜22ぐらいの脂肪酸が水面
上に単分子膜をつくり、それを基質上に累積しうろこと
がラングミュアとプロジェットにより見出されているが
、この累積膜の応用について検討が行なわれはじめたの
は最近のことである。しかし直鎖飽和脂肪酸のラングミ
ュア・プロジェット膜(以下、LB膜という)は、実際
に応用するには耐熱性や機械的強度が充分でなく、その
ままでは使用しえないという問題がある。
これらの問題を改善するものとして、たとえばω−トト
リ、セン酸、ω−へブタデセン酸あるいはα−オクタデ
シルアクリル酸などの不飽和脂肪酸や、ステアリン酸ビ
ニルやオクタデシルアクリレートなどの不飽和の脂肪酸
エステルなどから形成した膜を重合させた膜が研究され
ているが、耐熱性などが充分とはいえない。
一方、耐熱性フィルムとしてポリイミドフィルムがある
が、スピンコードなどの方法によるばあいには、膜厚が
せいぜい1000Å以上、通常はIJ!m以上のものし
かえられず、1000人未満の膜厚のピンホールのない
耐熱性薄膜を作製するのは非常に困難である。
本発明は耐熱性や接着力などの機械的特性や耐薬品性な
どが改善されたLB膜をつるためになされたものであり
、耐熱性の超薄膜材料を提供しうる材料をうろことを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はポリアミック酸単位に疎水性を付与するための
置換基を導入することができ、疎水性を付与するための
置換基を導入するとLB法で累積することができるなど
の特徴を有することが見出されたことによってなされた
ものであり、一般式(1): (式中、R1は少なくとも2個の炭素原子を含有する4
価の基、R2は少なくとも2個の炭素原子を含有する2
価の基、R3、R4、R5およびR6は脂肪族、環状脂
肪族あるいは芳香族(これらが相互に組合わさっていて
もよい)の炭素数1〜30の1価の基(これらの基がハ
ロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ
基、アセトキシ基で置換されていてもよい)または水素
原子であり、R3、R4、Ii5およびR6゛の少なく
とも2個は炭素数1〜11の前記の基および水素原子で
はない)で表わされる繰返し単位を有する両性ポリイミ
ド前駆体、および一般式(4): (式中、I21は前記と同じ)で表わされるテトラカル
ボン酸二無水物に、R3011およびI?40ilC式
中、R3,114は前記と同じ)を反応させてえられる
一般式(5): (式中、R’s  R3、R4は前記と同じ)で表わさ
れる化合物を、実質的に無水の極性有機溶媒中、−10
℃以上で酸ハライドにし、これと一般式(6): %式%(6) (式中、R2、R5、R6は前記と同じ)で表わされる
化合物を一10℃以上で反応させて、一般式(1)で表
わされる繰返し単位を有する両性ポリイミド前駆体を製
造する方法、さらには一般式(4)で表わされるテトラ
カルボン酸二酸無水物と、一般式(刀: R7−NH−R2−NH−R8(力 (式中、R2は少なくとも2個の炭素原子を含有する2
価の基、R7およびR8はいずれも炭素数12〜30の
1価の脂肪族、環状脂肪族、芳香族(これらが相互に組
合わさっていてもよい)の基(これらの基がハロゲン原
子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセ
トキシ基で置換されていてもよい)であり、R7とR8
とは同じでもよく、異なっていてもよい)で表わされる
化合物を50℃以下で反応させて、一般式(8): (式中、R1,R2、R7,1?8は前記と同じ)で表
わされる。繰返し単位を有する両性ポリイミド前駆体を
製造する方法に関する。
〔実施例〕
本発明の両性ポリイミド前駆体は、一般式(1):で表
わされる繰返し単位を有する数平均分子量が2,000
〜300.QOQ、好ましくはl(1,000〜150
.000のものである。数平均分子量が2,000〜a
oo、oooの範囲をはずれると、膜を作製したときの
強度が低すぎたり、粘度が高すぎて膜の作製がうまくい
きにくくなるなどの傾向が生ずる。
一般式(1)におけるR1は少なくとも2個の炭素原子
を含有する、好ましくは5〜20個の炭素原子を含有す
る4価の基であり、芳香族の基であってもよく、脂肪族
の基であってもよく、環状脂肪族の基であってもよく、
これらの基が組合わさった基であってもよく、さらには
これらの基が脂肪族、環状脂肪族あるいは芳香族(これ
らが相互に組合わさっていてもよい)の炭素数1〜30
の1価の基(これらの基がハロゲン原子、ニトロ基、ア
ミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基などの基
で置換されていてもよい)あるいは該基が−0−、−C
OO−、−NHCO−1−CO−1=s−、−css−
、−NIIC8−1−C8−などに結合した基で置換さ
れ誘導体となった基であってもよい。しかし、R1が少
なくとも6個の炭素数を有するベンゼノイド不飽和によ
って特徴づけられた基であるばあいには、耐熱性、耐薬
品性および機械的特性などの点から好ましい。
前記のごときR1の具体例としては、たとえば などがあげられる。
本明細書にいうベンゼノイド不飽和とは、炭素環式化合
物の構造に関してキノイド構造と対比して用いられる術
語で、普通の芳香族化合物に含まれる炭素環と同じ形の
構造をいう。
p−キノイ ド       ベンゼノイド不飽和R1
の4個の結合手、すなわち一般式(1)で表わされる繰
返し単位において R1の4個の結合手、すなわち一般式(1)で表わされ
る繰返し単位において 結合する手の位置にはとくに限定はないが、4個の結合
手の各2°個づつがR1を構成する隣接する2個の炭素
原子に存在するばあいには、両性ポリイミド前駆体を用
いて形成した膜などをポリイミド化する際に5員環を形
成しやすく、イミド化しやすいため好ましい。
前記のごとき R1の好ましい具体例としては、たとえ
ば ハ も好ましい。
一般式(1)におけるR2は、少なくとも2個の炭素原
子を含、有する2価の基であり、芳香族の基であっても
よく、脂肪族の基であってもよく、環状脂肪族の基であ
ってもよく、これらの基が組合わさった基であってもよ
く、さらにはこれらの2価の基が脂肪族、環状脂肪族あ
るいは芳香族(これらが相互に組合わさっていてもよい
)の炭素数1〜30の1価の基(これらの基がハロゲン
原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、ア
セトキシ基などの基で置換されていてもよい)あるいは
これらの1価の基が一〇−1−COO−、−NHCO−
1−CO−1−8−、−C3S−、−NHO2−1−C
8−などに結合した基で置換された基であってもよい。
しかし、R2が少なくとも6個の炭素原子を有するベン
ゼノイド不飽和によって特徴づけられた基であるばあい
には、耐熱性、耐薬品性および機械的特性などの点から
好ましい。
前記のごときR2の具体例としては、 (式中、R9は−(CI+2)「〜3、RIO −3O2−1−N−1−Si  −1 R1OR” 1?ll               OO(前記式
中のRIOおよびR1+はいずれも炭素数1〜30のア
ルキル基またはアリール基))、CH3 −(CH2)3−0−(CI+2) 2 −0−(01
12) 3 −1L;113      Gl13 CIt s     CII 3 −  (C112)4 −3l −0−3l−(CH2
)3−1CII s      CII 3 C113Cll 3 CII 3CII 3CIf 3 などがあげられる。前記のごとき 1<2のうち好まし
い具体例としては、たとえば のように少なくとも6個の炭素原子数を有するベンゼノ
イド不飽和によって特徴づけられた基などがあげられる
一般式(1)におけるR3、R4、R5、R6は脂肪族
、環状脂肪族、芳香族(それらが相互に組合わさってい
てもよい)の炭素数1〜30、好ましくは1〜22の1
価の基(それらの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ
基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基などで置換さ
れ、誘導体となっていてもよい)または水素原子である
なお一般式(1)においてR3、R4、R5およびRf
lはいずれも一般式(9): (式中、R1、R2は前記と同じ)で表わされるポリア
ミック酸単位に疎水性を付与し、安定な凝縮膜をうるた
めに導入される基であり、R3、R4、R5、R6のう
ちの少なくとも2個、好ましくは2個が炭素原子数1〜
11.好ましくは1〜15の前記の基および水素原子で
ないことが、水面」二に安定な凝縮膜が形成され、それ
がLD法により越板上に累積されるために必要である。
前記のごとき R3、R4、R5、R6の具体例として
は、たとえば C113(CI+2吻、(C)43 )2 C11(C
H2→−n−3’あげられる。本発明の両性ポリイミド
前駆体がLB法で製膜できるためには、前記の基はCI
I s (CII 2 ヒト・tであられされる直鎖ア
ルキル基であるのが、性能的にもコスト的にももっとも
望ましい。前述のごときハロゲン原子、ニトロ基、アミ
ノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基などは必須
ではなか、フッ素原子を導入すると疎水性が水素原子と
くらべて飛躍的に改善されるので、フッ素原子を含むも
のを使用するのは好ましい。
1?3、R4、R5、R6のうちの2個が水素原子のば
あいの本発明の両性ポリイミド前駆体の繰返し単位の具
体例としては、一般式(23−(式中、R1,R2、R
3、R4は前記と同じ、ただしR3およびR4は炭素数
1〜11の基および水素原子ではない)で表わされる繰
返し単位や、一般式(3): (式中、R1、R2、R5、R6は前記と同じ、ただし
R5およびR6は炭素数1〜11の基および水素原子で
はない)で表わされる繰返し単位などがあげられる。本
発明の両性ポリイミド前駆体の繰返し単位が一般式(2
)や一般式(3)で表わされるものであるばあいには、
製造が容易である、コスト的にも安価であるなどの点か
ら好ましい。
一般式(1)〜(3)で示される繰返し単位を有する本
発明の両性ポリイミド前駆体の具体例としては、たとえ
ば (式中)R3、R4の具体例としては、Cll3(Cl
l2) n −、C113(C112) 13− 、C
ll3(Cll2) +5−1CI+3(Cll2) 
+7− 、C113(Cll2) +9− 、Cll3
(Cll2) 2l−1CIコ3(Cll2) +5−
など)、(式中のR5、+16の具体例としては、Cl
l3(Cll2) o −、Cll3(Cll2) +
3− 、C113(Cll2) +5−1CI+3(C
ll2) +7− 、C113(Cll2) 19− 
、Cll3(C112> 2l−1CF3(Cll2)
 1s−など)、 (式中のR3、R4の具体例としては、Cll3(C1
12) u −、Cll3(Cll2) +3− 、C
113(C112) +5−1CI+3(Cll2) 
+7− 、 Cll3(C112) +9− 、C11
3(Cll2) 2l−1CF3(Cll2) +s−
など、R5、R6の具体例としては、Cll3− 、C
ll3(C112)2− 、Cll3(Cll2)3−
1CI+3(C112) s−など)、 (式中のR3、R4の具体例としては、Cll3(C1
12) ++ −、CHx(Cll2) +3− 、C
ll3(C!h) +5−1CI+3(Cll2) +
7− 、Cll3(C112) +9− 、Cll3(
Cll2) 2+−1CF3(Cll2) +s−など
)などの繰返し単位を含むものなどがあげられる。式中
の→は異性を表わす。
異性とは、たとえば一般式: に基づき説明すると、上式は および の2つの式を1つの式で表わしたものであり、このよう
なばあいに異性を表わす−が用いられる。
で表わされる。以上の例はほんの一例である。
また、R3、R4、R5、R6についても多数の例をあ
げつるが、繰返し単位として記載すると、たとえば などである。
前記のごとき本発明の両性ポリイミド前駆体は、一般に
N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジエチルホルムアミド、ヘキサメチ
ルホスホルアミドなどの有機極性溶剤に溶、上記有機極
性溶剤とクロロホルムなどの通常の有機溶剤などの混合
溶剤に溶、通常の有機溶剤、たとえばベンゼル、エーテ
ル、クロロホルム、アセトン、メタノールなどに難溶〜
不溶で、赤外(!R)吸収スペクトル分析でアミド、カ
ルボン酸(ばあいによってはカルボン酸゛エステル)お
よび長鎖アルキル基の特徴的な吸収が観察される。耐熱
性がよいように選ばれた両性ポリイミド前駆体は熱分析
の結果にも特徴があり、約200℃で重量の急激な減少
がはじまり、約400℃で完結する。重量の減少が完結
したのちは、IR吸収スペクトル分析でのアミド、カル
ボン酸(ばあいによってはカルボン酸エステル)および
長鎖アルキル基の吸収が消失し、イミド環の吸収があら
れれる。
前記説明においては、本発明の前駆体の繰返し単位はす
べて一般式(1)で表わされる繰返し単位であるばあい
について説明したが、繰返し単位のうちの30%以下の
範囲であれば、一般式00):(式中、R1、R2は前
記と同じ、Rは炭素数1〜11の1価の脂肪族、環状脂
肪族、芳香族(これらが相互に組合わさっていてもよい
)の基、これらの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ
基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基などで置換さ
れた基または水素原子であり、4個のRは同じでもよく
異なっていてもよい)で表わされる繰返し単位が含まれ
ていてもよい。
つぎに本発明の前駆体の製法について説明する。
一般式(1)で表わされる繰返し単位を有する本発明の
前駆体は、まず一般式(4): (式中、l?lは前記と同じ)で表わされるテトラカル
ボン酸二無水物に、R3011およびR4011(1?
3およびR4は前記と同じ)を反応させてえられる一般
式(5): (式中、R1,R3、R4は前記と同じ)で表わされ、
る化合物を製造し、実質的に無水の極性溶媒中、−10
°C以上、好ましくは0〜40℃程度でチオニルクロラ
イド、五塩化リン、ベンゼンスルホニルクロライドなど
を用いて酸ハライドにし、さらに一般式(6): %式%(6) (式中、R2、R5、R6は前記と同じ)で表わされる
化合物を反応させる。このとき、−S式(5)の酸ハラ
イドに°−一般式6)で表わされる化合物を添加しても
、またその逆に一般式(6)で表わされる化合物に一般
式(5)の酸ハライドを添加してもよい。また反応は一
10℃以上、好ましく lJO〜+10℃で反応させる
が、反応を完結させるために後反応を20℃以上で行な
ってもよい。゛本発明の前駆体を合成するばあい、上記
のことき一般的な反応温度以外の温度を使用する陀要が
あるばあいがある。すなわち、R5、R6が炭素数1〜
11の前記の基および水素原子で(ヨないばあいには、
一般式(6)で表わされる化合杉を均一系で反応させる
ために、50〜60°Cのそシ溶液に一般式(5)の酸
ハライドを添加する方法力採用される。
一般式(4)で表わされる化合物の具体例としては、た
とえば などがあげられる。
またII30+1およびII4011の具体例としては
、たとえば01130 II 、  CH3Cl+20
 II 。
CI+3(CI+2) 20 II 、 C113(C
I+2) 30 II 、 C113(CI+2> s
o II 。
CI+3(CI+2) 70 II 、CI+3(C1
12) 90 II 、 0113(CI+2) u 
011゜CI+3(C112) +30il、CI+3
(C112) +50il、 C113(CI+2) 
+7011゜C113(CIl乏) +90il、 C
I+3(CI+2) 21011、C113(C112
) 23011、CF2(C112) ls 011.
 II(CF2) 8(CI+2) +s Off。
11(CF2) 4(C112) 13011. P(
CF2) a(C112) 20 II 。
P(CF2) e(C112) 4011 。
一般式(4)で表わされるテトラカルボン酸二無水物と
123011およびR40i1とから一般式(5)で表
わされ゛る化合物を製造する際の反応条件などにはとく
に限定はなく、たとえば約100℃で窒素気流下、攪拌
を数時間続けることによってもえられるし、ヘキサメチ
ルホスホルアミドのような溶剤中、室温で約4日間攪拌
をつづけるというような一般的な条件も採用されうる。
前記反応を約100℃、窒素気流下で攪拌しながら3時
間加熱することによって行ない、冷却後へキサメチルホ
スホルアミドに溶解し、ひきつづき行なわしめる酸ハラ
イド化を行なうのが反応時間の短縮化、すなわち生産性
の向上などの点から好ましい。もちろん、純度を高める
ために一般式(5)で表わされる化合物を再結晶などの
方法で精製したのち用いることも望ましい。
前記酸ハライド化を行なう際の極性溶媒の具体例として
は、たとえばヘキサメチルホスホルアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミドな
どがあげられ、これらの溶媒を実質的に無水の状態、す
なわち酸ハライド化の際に用いるチオニルクロライド、
五塩化リン、ベンゼンスルホニルクロライドなどが分解
せず、定量的に近い状態で酸ハライド化反応が行なわし
められる。
酸ハライド化の際の温度が一10℃未満になると、長鎖
アルキル基の影響による凍結固化のため反応が不均一系
となるため好ましくないが、それ以上であれば酸ハライ
ドの沸点程度の温度までとくに限定されることなく用い
ることができることが明らかになっている。通常は0〜
40℃程度が好ましい。
このようにして製造された酸ハライドにさらに一般式(
6)で表わされる化合物が反応せしめられ、本発明の前
駆体が製造される。
この際使用される酸ハライドは、製造されたのちそのま
ま用いるのが作業性などの面で好ましい。
さらに該酸ハライドと一般式(6)で表わされる化合物
とを反応させる際に、それらの化合物に存在するR3、
R4、R5、R6などにより、反応物および生成物のい
ずれもが凍結固化する傾向があるなどするため、N、N
−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミ
ドなどの溶媒を用いるのが一般的であり、反応温度とし
ては一10℃以上、好ましくは−Iθ〜+20℃、さら
に好ましくはθ〜+10℃である。反応温度が一10℃
未満になると凍結固化により反応が不均一系となり好ま
しくない。また反応温度が+20℃をこえると反応初期
には望ましくない反応がおこりやすくなると考えられ、
好ましくないようであるが、反応を完結させ、完結まで
均一系の反応を行なうには、添加後の反応の後期を20
°C以上の温度で引続いて反応を行なうことが好ましい
ことが明らかになっている。
前記一般式(6)で表わされる化合物の具体例としては
、たとえば JH2 (式中のR5、R6は前記と同じで、それらの具体例と
しては、C113−1C)13CI+2−1CI+3(
C112)2− 、 C113(C112)3− 、C
113(Cll2)s−1C113(Cll2)  n
   −、Cl1x(C1+2)  +3  −   
、  Cll3(Cll2)  +s   −、Cl1
3(Cll2) 17− 、C113(C112) +
9− 、Cll3(0112) 2+−1CI13(C
ll2) 23− 、CF3(C112) +5−11
1(CF2) 2(0112) +5− 、II(CF
2) 4CCll2> 13−11コ(CF2) a(
C112) 2− 、P(C1’2) a(C112)
 a−など)などがあげられる。
前記酸ハライドと一般式(6)で表わされる化合物との
反応比は、えられる本発明の前駆体の分子量などを所望
の値にするために適宜選択すればよい。通常フィルム用
のポリアミック酸を作製する際には、高分子量のものを
うるために化学量論量の精製したモノマーと精製した溶
剤とを用いるが、本発明の前駆体を基板に累積するのに
用いるようなばあいには、必ずしも高分子量のものでな
くても充分な特性を発揮させうろことがわかっており、
モル比は化学量論量からずれていてもよ< 、110.
8〜1/1.2程度でも問題なく使用しうろことが明ら
かになっている。
一般式(4)で表わされるテトラカルボン酸二酸無水物
に反応させるR30HおよびR40HのR3およびR4
がいずれも炭素数1〜11の基および水素原子でないば
あいには、一般式(6)で表わされる化合物のR5およ
びReがいずれも水素原子であってもよく、このばあい
には一般式(2)で表わされる繰返し単位を有する本発
明の前駆体かえられる。
一般式(6)で表わされる化合物のR5およびR6がい
ずれも水素原子のばあいには、反応性が良好であり、原
料コストも安価となり好ましい。またえられる前駆体も
カルボン酸のところがエステルとなっているため熱的に
安定で、単離乾燥というような操作によっても反応がほ
とんどすすまないので固体粉末として分離でき、またこ
れにより精製も容易であるという特徴を有するものとな
る。
以上説明したような方法により本発明の前駆体が製造さ
れるが、一般式(1)で表わされる繰返し単位のR3お
よびR4がいずれも水素原子のばあいには、前記のごと
き方法によらずに直接一般式(4)で示されるテトラカ
ルボン酸二酸無水物に、一般式(7) 。
R7−NH−R2−NH−R8(刀 (式中、R7、R8は前記と同じ)で表わされる化合物
を反応させることにより、一般式(8)で表わされる繰
返し単位を有する本発明の前駆体かえられる。
もちろん一般式(4)で示されるテトラカルボン酸二酸
無水物に一般式(7)で表わされる化合物を添加しても
よいし、その逆に一般式(′7)で表わされる化合物に
一般式(4)で示されるテトラカルボン酸二酸無水物を
添加しても本発明の前駆体かえられる。
前記一般式(刀で表わされる化合物の具体例としては、
たとえば (前記式中のR7、R8は前記と同じで、それらの具体
例としては、Cll3(Cll2111に29− 、C
F3(Cll2) +s −、II(OF2) 2(C
ll2) +s−1+1(CF2) 4(Cll2) 
+3 −  、F(CF2) 6(Cll2) 2 −
 .11(CF2) II(C112) 4−など)な
どがあげられる。
一般式(4)で表わされるテトラカルボン酸二無水物と
一般式(7)で表わされる化合物とを反応させる際の条
件は、通常のポリアミック酸を製造する際の条件とほぼ
同様でよく、たとえばN、N−ジメチルアセトアミド、
N、N−ジメチルホルムアミドなどの実質的に無水の有
機極性溶媒中、反応温度50℃以下、一般式(4)で表
わされるテトラカルボン酸二無水物1モルに対して一般
式(7)で表わされる化合物を0.8〜1.2モル使用
して反応せしめられる。このばあいにも化学量論量から
はずれていても本発明の前駆体は充分な特性を発揮しう
る。
このようにしてえられる一般式(8)で表わされる繰返
し単位を有する本発明の前駆体は、製造が容易であるだ
けでなく、LB法で製膜でき、加熱によりポリイミドを
与えるという特徴を有するものである。
つぎに本発明の前駆体を用いたLB膜について説明する
本発明の前駆体を用いたLB膜の製法としては、該前駆
体を水面上に展開し、一定の表面圧で圧縮して単分子膜
を形成し、その膜を基板上にうつしとる方法であるLB
法のほか、水平付着法、回転円筒法などの方法(新実験
化学講座 第18巻 界面とコロイド、498〜508
頁)などがあげられ、通常行なわれている方法であれば
とくに限定されることなく使用しうる。
一般にLB膜を形成させる物質を水面上に展開する際に
、水には解けないで気相中に蒸発してしまうベンゼン、
クロロホルムなどの溶媒が使用されるが、本発明の前駆
体のばあいには、溶解度をあげるために有機極性溶媒を
併用するのが望ましい。このような有機極性溶媒として
は、たとえばN、N−ジメチルホルムアミド、N、N−
ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルホルムアミド
、N、N−ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルメ
トキシアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホン、ヘ
キサメチルホスホルアミド、テトラメチレンスルホン、
ジメチルテトラメチレンスルホンなどがあげられる。
ベンゼル、クロロホルムなどと有機極性溶剤とを併用す
るばあいには、水面上へ展開するとベンゼン、クロロホ
ルムなどは気相中に蒸発し、有機極性溶媒は大量の水に
溶解すると考えられる。
本発明の前駆体を水面上に展開する際に使用する溶液の
濃度にはとくに限定はないが、通常2〜5XlO−3M
程度が用いられる。
本発明の前駆体を用いたLB膜を形成する基板にはとく
に限定はなく、形成されたLB膜の用途に応じて選択す
ればよいが、LB膜を加熱してポリイミドにして用いる
ばあいには耐熱性が良好であることが必要である。
前記のごとき基板の具体例としては、ガラス、アルミナ
、石英などのような無機の基板のほか金属製やプラスチ
ック製の基板、さらにはSl、GaAs、 ZnSのよ
うな■族、■−v族、II−Vl族などの半導体、Pb
T10.、BaTiOx、LiNbO5、LITaOs
のような強誘電体製の基板あるいは磁性体基板などがあ
げられる。これらの基板は通常行なわれるような表面処
理を施して用いてもよいことはもちろんのことである。
本発明の前駆体を用いるとLB法で基板上に欠陥の少な
い、耐熱性の良好な薄膜を形成することができ、さらに
この薄膜を部分的にあるいは完全にイミド化させること
によって、さらに耐熱性の優れた薄膜をうろことができ
る。
イミ゛ド化の方法についてはとくに限定はないが、20
0〜400℃近辺の温度で加熱するのが一般的であり、
レーザー光などを用いて行なってもよい。もちろんポリ
アミック酸のイミド化の際に使用される無水酢酸やピリ
ジンを使ってもよいし、またそれらと熱反応とを併用し
てもよい。たとえば一般式(2)で表わされる繰返し単
位のばあいには、 なる反応がおこり、また一般式(3)で表わされる繰返
し単位のばあいには、 なる反応がおこってポリイミド化物となる。もちろん一
般式(9)で表わされるポリアミック酸単位のばあいに
もH2Oが生成してポリイミド化物となるが、このばあ
いにはLB膜用としての材料とはなりえない。
本発明の前駆体は通常のしB膜より耐熱性、耐薬品性が
改善されているので、本発明の前駆体のLB膜をそのま
まデバイスなどの用途に使用することもできる。
先にのべたようにえられるポリイミド薄膜は、耐熱性、
耐薬品性に優れ、機械的特性も良好で、そのうえ100
00Å以下という非常に薄い膜であり、望むなら 5〜
1000人にもしうる。それゆえ、IcやLSIなどの
絶縁膜のみならず、キャパシター、旧511Mなどの構
造をもつ種々の電気電子素子中の絶縁層などとしてエレ
クトロニクス分野に使用することができ、電界効果トラ
ンジスタ、光電変換素子、受光素子、発光素子、光検出
素子、熱電子トランジスタなどに使用しうる。月(ジョ
セフソン ジャンクション)への応用も考えられる。そ
のほかウニイブガイド用クラッド材、光学回路成分など
としても利用可能であり、保護用などを含めたコーティ
ング材料としても好適に使用しうる。またエネルギー変
換や物質分離などの分野にも使用しうる。
つぎに本発明の前駆体およびその製法を実施例にもとづ
き説明する。
実施例1 ピロメリット酸二無水物2.18g(0,01モル)と
ステアリルアルコール5.40g(0,02モル)とを
フラスコ中、乾燥窒素流通下、約100℃で3時間反応
させた。
えられた反応物をヘキサメチルホスホルアミド40cc
に溶解して0〜5℃に冷却した。チオニルクロライド2
.38gを約5℃で滴下し、滴下後約5℃で1時間保持
し、反応を終了させた。
そののちジメチルアセトアミド50ccに溶解させたジ
アミノジフェニルエーテル2g(0,01モル)を0〜
5℃で滴下し、滴下後約1時間反応させたのち、反応液
を蒸留水a’ooec中に注いで反応生成物を析出させ
た。析出物を濾過し、約40℃で減圧乾燥させて約9g
の淡黄色粉末をえた。
えられた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析(T
GA−DTA) 、GPC法による分子量測定を行ない
、目的のポリイミド前駆体であることを確認した。
(IRスペクトル分析) KBrディスク法で測定した分析結果を第1図に示す′
チャートにはエステル、アミドI吸収帯、■吸収帯、■
吸収帯、アルキル鎖およびエーテルの特徴的な吸収があ
る。
(熱分析(TGA−DTA)) 理学電機■製のRTG−DTA (H)タイプでフルス
ケールでTGA lO+ngSDTA 100μ■、温
度1000℃で昇温速度10℃/ win s ’窒素
気流(30m1 / m1n)中で測定した結果を第2
図に示す。
TGAには193℃、271”C1318℃、396℃
、592℃に変曲点があり、DTAには857℃付近に
特徴的なピークがある。
また第3図はえられた前駆体を400℃まで10℃/ω
inで昇温し、400℃に1時間保ったのち室温までも
どし、10℃/minで1000℃まで昇温したときの
結果を示す。
400℃に1時間保つことによってほぼ重量は恒量に達
し、ポリイミド化反応が終結する。これを室温にもどし
て再び昇温しでも重量変化は450℃をすぎるまでなく
、ポリイミドフィルムの示す熱分解温度と同じ584°
Cで熱分解が始まることが明らかになり、ポリイミド化
の反応を終結することによりポリイミドフィルムと同様
の耐熱性のものかえられることがわかる。
(GPC法による分子量測定) N、N−ジメチルアセトアミド溶媒で測定した数平均分
子量は、ポリスチレン換算で約50.000であった。
実施例2 実施例1の生成物55.lll1gを蒸留したクロロホ
ルム/ジメチルアセトアミド−812(容量比)の混合
液に溶解して25 mlの溶液にしたLB膜用展開液を
調製した。
えられた展開液を用いて再蒸留水上、20℃で表面圧π
と繰返し単位(unit)当りの面積との関係を測定し
たところ、第4図に示す結果かえられた。約75人2/
unitから表面圧は急激にたちあがり、良好な凝縮膜
を形成した。極限面積は60人2/unitであり、崩
壊圧力も55dyne/ amと高分子膜としては非常
に高い値を示した。また表面圧を25dyne/cmに
保って膜を水面上に保持しても、2時間にわたって面積
の減少がみとめられない安定な膜であった。
次に水面上、の膜の表面圧を20℃で25dyne/ 
cmに保って累積速度10mm/minでLB法でガラ
ス基板あるいはCaFz板上に60層累積させた。
CaPz板上に形成された膜をFT−ART−IR分析
法により分析すると、第5図のようなチャートかえられ
、実施例1でえられた化合物の累積膜であり、面積一時
間曲線からY型膜であることが確認された。なお本実施
例で用いた水層にはCCU+1イオンなどが含まれてい
ないにもかかわらず、累積膜のX線回折法による分析で
は2θ−4,65°にピークが一本だけ観測された。ま
たえられた累積膜は厚さ約1800人で、キャパシタン
ス測定から良好な絶縁特性を有するものであった。
さらに該累積膜を400℃で1時間加熱することによっ
て、α、β−不飽和5員環イミドが生成していることが
、FT−ATR−IR分析法の分析結果の1790cm
−1,1710cm−”のピークにより確認された。
なお実施例1の生成物を400℃で1時間加熱すると5
8%(重量%、以下同様)の重量減少がおこり、イミド
化することが赤外線吸収スペクトル分析法などにより確
認されている。前記の重量減少はイミド化によりステア
リルアルコールが消失するばあいの計算値58.7%と
もよく一致した。
比較例1 実施例1と同様にしてステアリルアルコールのかわりに
n−デシルアルコール(n−cton 210H)を用
いてポリイミド前駆体を合成した。
このポリイミド前駆体はIRスペクトル分析、熱分析、
GPC法による分子量測定の結果、はぼ実施例1のポリ
イミド前駆体と同じ特徴を有するものであったが、表面
圧−面積曲線の測定結果は第6図に示すとおりであり、
液体膨張相のみで凝縮相の存在を示さなかった。したが
って、炭素数[0のアルキル基を用いたものでは安定な
凝縮相゛をうるためには短かすぎることが明らかとなっ
た。また、たとえば表面圧20dyne/cmに保った
膜は不安定で、良好な累積膜がえられなかった。
実施例3〜5 実施例1と同様にしてステアリルアルコールのかわりに
炭素数12.14.1Bのラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコールを用いてポリイミド
前駆体を合成した(それぞれ実施例3〜5に相当)。
炭素数12.14のアルコールを用いたばあいには炭素
数IOと18との中間的な挙動を示し、充分安定な凝縮
膜かえられ、累積膜を形成しうろことがわかった。
炭素数16のアルコールを用いたものでは炭素数18の
ばあいのちのと同様、非常に安定な凝縮膜を作り、良好
な累積膜を形成しうろことが明らかになった。
実施例6 ビロメリツト酸二無水物10.91 gとステアリルア
ルコール27.05 gとを120℃で3時間反応させ
、生成物を200 mlエタノールで再結晶して融点1
33〜137℃のピロメリット酸ジステアリルエステル
をえた。
このピロメリット酸ジステアリルエステル3.79 g
を80CCのへキサメチルホスホルアミドに溶解させて
チオニルクロライド1.19 gを約5℃で滴下し、滴
下後約1時間保持し、反応を終了させた。これに25c
cのジメチルアセトアミドに溶解したp−フェニレンジ
アミン(1,54gを5℃で約30分かけて滴下し、さ
らに1時間撹拌した。そののち、反応溶液を300cc
のエタノールに注ぎ、析出したポリマーを濾過し、40
℃で減圧乾燥させて約3gの淡黄色粉末をえた。
えられた淡黄色粉末についてのIRスペクトル分析、 
HNMR分析の結果は次のとおりであった。
(IRスペクトル分析) KBrディスク法で測定した測定結果を第7図に示す。
チャートにはエステル、アミドI吸収帯、■吸収帯、■
吸収帯およびアルキル鎖の特徴的な吸収がある。
(” II NMR分析) (CDCl s + DMF−d7)中での分析の結果
、δ値として 0.7〜1.7 (70115CO2C
H2CI7H35)、4.2(411、(:、Q2 C
H2C17Hお)、6.40〜7.10(411%ar
omatic)、7.30〜8.30(2H。
aromat ic)にピークが観測されたが、C0N
Hのプロトンは観測されなかった。
実施例7 実施例6の生成物を実施例2と同様の方法でLB膜とし
ての製膜特性を評価した。20℃の再蒸留水上で表面圧
−面積曲線を測定すると約65人2/unitから表面
圧が急激に立ち上がり、良好な凝縮膜を形成した。極限
面積は約55人2/unitであり、崩壊圧は55dy
ne/cmであった(第8図参照)。
つぎに水面上の膜の表面圧を20℃で25dyne/c
mに保って累積速度10mm/akinでLB法でアル
ミニウムを蒸着したガラス基板上に31層累積させた。
累積中のメニスカスの状態も良好で、面積一時間曲線か
らY型膜であることが確認された。
実施例8 N、N’−ジステアリル−p−フェニレンジアミンの合
成 p−フェニレンジアミン15.8g 、ステアリルプロ
ミド15.5gおよび粉末状苛性ソーダ1.98 gを
窒素気流下、撹拌しながら140〜150℃に約3.5
時間加熱した。反応終了後、50ccの水を注ぎ黒紫色
の固体を濾別した。水、エタノールおよび塩化メチレン
をこの順に用いて洗浄して濾別すると、約5.8gの桃
色粉末かえられた。
えられた粉末について’11 NMR分析、IRスペク
トル分析および元素分析を行ない、N、N−ジステアリ
ル−p−フェニレンジアミンであることを確認した。
(’HNMR分析) CDCN3中中での分析の結果、δ値として0.5〜2
.5(74H,Cl8837)、3.5(2H、NH)
、6.5〜8(4O% ’ aromatic)にピー
クが観測された。
(IRスペクトル分析) KBrディスク法で測定した結果を第9図に示す。
ピロメリット酸ジステアリルエステル2゜28gをヘキ
サメチルホスホルアミド50ccに溶解し、チオニルク
ロライド0.714gを室温で滴下して1時間撹拌した
。そののち、前もって用意しておいたN、N’−ジステ
アリル−p−フェニレンジアミン 1.84 gをヘキ
サメチルホスホルアミド8゜CCに溶かした溶液に、え
られた反応液を約50〜60℃で撹拌しながら滴下した
。この温度で1時間撹拌を続けたのち800 mlの再
蒸留水に投入し、−晩装置した。析出した沈澱を濾過、
洗浄すると、灰緑色粉末3.9gかえられた。
えられた粉末について実施例1と同様にしてIRスペク
トル分析、 HNMR分析、熱分析、GPC法による分
子量測定を行ない、目的の前駆体であることを確認した
(IRスペクトル分析) 測定結果を第1O図に示す。
チャートのエステルおよびアルキル鎖の特性吸収は実施
例1および7と同様であるが、アミドの特性吸収は、こ
の前駆体にアミドの水素がないため、1550cm−1
のアミド■吸収帯に強い吸収は見られない。
(’HNMR分析) CDCN3中での分析の結果、δ値として0.8〜1.
8(144H、CO2CH2叶昨および堕堕)、3.5
(411,C02CH2C+7H3s)、7.3(BH
aroa+atic)にピークが観測された。
(熱分析) 測定結果を第11図に示す。
TGAには370℃、408℃、480℃、638℃、
855℃に変曲点があり、DTAには約62℃の吸熱ピ
ーク以外に特徴的なピークはない。
370℃からはじまり 480℃でほぼ一定になる減量
が゛、本実施例の前駆体から繰返し単位あた92分子の
ジステアリルエーテルが脱離するとして計算したときの
値にほぼ一致すること、および460℃で1時間加熱し
たあとに残る物質がIRスペクトル分析で1710印−
1および1770軸−1の吸収を示すことから、ポリイ
ミドであることが確認されている。
実施例9 実施例8でえられた前駆体を実施例2と同様の方法でL
B膜としての製膜特性を評価した。
20℃の再蒸留水上で表面圧−面積曲線を測定すると第
12図のようになり、約100人2/unitから表面
圧が急激に立ち上がり、良好な凝縮膜を形成することが
できた。極限面積は85人2/unitで崩壊圧は約5
0dyne/cmであった。
次に20℃の再蒸留水上に単分子膜を形成し、表面圧3
0dyne/ Cm 、累積速度IQmm/winでア
ルミニウムを蒸着させたガラス基板上にLB法で累積膜
を形成すると、Y型膜がえられた。
実施例1O ピロメリット酸ジステアリルエステルとビス(3−アミ
ノプロピル)テトラメチルジシロキサビロメリット酸ジ
ステアリルエステル3.80gをヘキサメチルホスホル
アミド(リン酸ヘキサメチルトリアミド) 50ccに
溶解させ、チオニルクロライド1.19 gを室温で滴
下し、1時間撹拌した。そののち、ビス(3−アミノプ
ロピル)テトラメチルジシロキサン1.17 gをジメ
チルアセトアミド25ccに溶かした溶液を、約5℃で
撹拌しながら滴下した。この温度で1時間、ついで室温
で1時間、さらに40℃で30分間撹拌を続けたのち、
反応液を800 mlの再蒸留水に投入して一晩放置し
た。生じた沈殿を濾過し、水、エタノールを用いてこの
順に洗浄して乾燥させると、淡黄上色粉末3.10 g
 (収率65%)かえられた。
えられた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析を行
ない、目的とする前駆体であることを確認した。
(IRス゛ベクトル分析) 測定結果を第13図に示す。
チャートにはエステル、アミドI吸収帯、■吸収帯、■
吸収帯およびアルキル鎖の特徴的な吸収のほか、105
0cm−1および800cm−1付近にシロキサン結合
に基づく吸収が認められる。
(熱分析) 測定結果を第14図に示す。
TGAには210℃、290℃、366℃、405℃、
495℃に変曲点があり、DTAには約50℃に吸熱ピ
ークがあるほかは特徴的なピークは存在しない。
実施例1のポリイミド前駆体のようにイミド化によって
重量減がなくなるというようなことはないが、300℃
に1時間保つとほぼ恒量になる。また、このとき残った
化合物についてのIRスペクトル分析で1720cm’
および1780cm−1の吸収が観測されることから、
イミド化していることが確認されている。
実施例11 実施例10の前駆体を実施例2と同様の方法でLB膜と
しての製膜特性を評価した。
20℃の再蒸留水上で表面圧−面積曲線を測定すると第
15図のとおりであり、表面圧の急激な立ち上がりはな
く、液体膨張膜的であったが、20℃の再蒸留水上に表
面圧20dyne/cmで安定な膜を形成した。表面圧
20dyne/c+n、累積速度lOmu/a+Inで
LB法でアルミニウムを蒸着したガラス基板上に累積膜
を形成すると、Y型膜がえられた。
実施例12 ピロメリット酸ジステアリルエステル3.80gとへキ
サメチレンジアミン0.58 gとから前記実施例と同
様にして、淡黄上粉末4.0gをえた。
えられた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析を行
ない、目的とする前駆体であることを確認した。
(IRスペクトル分析) 測定結果を第16図に示す。
エステル、アミドl吸収帯、■吸収帯、■吸収帯および
アルキル鎖の特徴的な吸収が認められる。
(熱分析) 測定結果を第17図に示す。
TGAには190℃、277℃、348℃、398℃、
430°C,800℃に変曲点があるが、イミド化によ
って重量減がなくなる挙動を示していない。
ジアミン成分が脂肪族化合物であるためにイミド化した
としても熱分解反応が進行するためであろう。
DTAには約50℃に吸熱ピークがあるだけで他に特徴
的なピークはない。
しかし、このばあいにも300℃で1時間加熱するとI
Rスペクトル分析で1720cm−1および1780c
m (の吸収が観測されていることから、イミド化して
いることが確認されている。
実施例13 実施例12の前駆体を実施例2と同様の方法でLD膜と
しての製膜特性を評価した。
20℃の再蒸留水上での表面圧−面積曲線は第18図の
とおりで、約60人2/unitから表面圧が急激に立
ち上がり、良好、な凝縮膜を形成した。
極限面積は43人2/unitであった。
次に20℃の再蒸留水上に凝縮膜を形成させ、表面圧2
5dyne/ cm 、累積速度10mm/m1nでL
B法でアルミニウムを蒸着したガラス基板上に累積膜を
形成するとY型膜がえられた。
実施例14 ピロメリット酸二無水物10.91 gとステアリルア
ルコール27.05 gとを120℃で3時間反応させ
、生成物を200m1エタノールから再結晶して融点1
33〜137℃のピロメリット酸ジステアリルエステル
をえた。
このピロメリット酸ジステアリルエステル3.79 g
 (5ミリモル)をヘキサメチルホスホルアミド80c
cに溶解させて5℃に冷却し、チオニルクロライド1.
19 gを約5℃で滴下し、滴下後約1時間保持して反
応を終了させた。そののち、ジメチルアセトアミド3Q
C,Qに溶解させたジアミノジフェニルエーテル1.2
g(6ミリモル)を約10℃で滴下し、約20℃に反応
温度をあげて2時間反応させたのち、400ccのエタ
ノールに注いで反応生成物を析出させた。析出物を濾過
、40℃で乾燥させて、約3.4gの淡黄色粉末をえた
。 ・ この実施例ではピロメリット酸ジステアリルエステルと
ジアミノジフェニルエーテルとのモル比は1対1.2で
あった。
えられた粉末について実施例1と同様にして、IRスペ
クトル分析、熱分析、GPC法による分子量測定を行な
ったところ、下記の結果かえられた。
(IRスペクトル分析) 測定結果を第19図に示す。
チャートにはエステル、アミドl吸収帯、■吸収帯、■
吸収帯、アルキル鎖およびエーテルの特徴的な吸収が現
われている。
(熱分析) 測定結果を第20図に示す。
TGAには203℃、270℃、354℃、403℃、
580°Cに変曲点があるが、DTAには特徴的なピー
クは存在しない。
(GPC法による分子量測定) クロロホルム/N、N−ジメチルアセトアミド−8/2
(容量比)の混合溶゛媒を用いて測定した数平均分子量
は、ポリスチレン換算で約15.OQQであった。
実施例15 実施例14の生成物55.1mgを蒸留したクロロホル
ム/ジメチルアセトアミド−8/2 (容量比)の混合
液に溶かして25m1のLB膜用展開液を調製した。
再蒸留水上、20℃で表面圧と繰返し単位当りの面積と
の関係を測定したところ、第21図に示す結果かえられ
た。約85人2/unitから表面圧は急激に立ち上が
り、良好な凝縮膜を生成した。
極限面積は約55人2/unitであり、崩壊圧は45
d y n e / ’cmであった。
アルミニウムを蒸着したガラス基板に再蒸留水上の膜を
表面圧25dyne/ cm s累積速度10+n+s
/minで累積したところ、良好なY型累積膜かえられ
た。これを400℃、窒素気流下で1時間加熱すると、
FT−ATR−IR法によりステアリル基の消失と17
90■−1および1710c+n−’の5員環イミドに
よる吸収の出現が観測された。
実施例1G 実施例1の前駆体を使って、0.5mu巾のアルミニウ
ム電極をもつガラス基板上に実施例2と同様の条件で1
.3,5.7.9層の両性ポリイミド前駆体の累積膜を
作製した。これを1夜間デシケータ中で乾燥後、前記ア
ルミニウム電極に直交するように0 、1 m+e巾の
アルミニウム電極を蒸着させて、周波数LKHzで室温
でキャパシタンスを測定した。キャパシタンスの逆数を
累積膜数に対してプロットしたものが第22図である。
図中のバーは10個のデータのバラツキを示している。
1層膜については損失係数が0.20程度あるが、5層
以上の膜については0.02以下となり、良好な性能を
示した。
次に実施例1の前駆体を使って11.2L、31.41
゜51層の累積膜を作製した。基板として0 、5 m
m巾のアルミニウム電極を蒸着したガラス基板を使用し
た。累積後1夜間乾燥させて400℃、窒素気流下で1
時間処理してから、前記アルミニウム電極と直交するよ
うに0.1mm幅のアルミニウム電極を蒸着させて、周
波数I KHzで室温でキャパシタンスを測定した。
キャパシタンスの逆数を累積膜数に対してプロットした
ものが第23図である。バーはデータ10個のバラツキ
を示している。
つぎに実施例1の前駆体を使って11.21.31.5
1、lot、151層の累積膜をアルミニウム電極上に
つくり、400℃、窒素気流下で1時間加熱してイミド
化し、その上に上部アルミニウム電極を形成してデバイ
ス面積0.18cdのアルミ/ポリイミド薄膜/アルミ
デバイスを作製した。
それぞ゛れのポリイミド薄膜の膜厚は約50、100.
150.200.250.500.750人であった。
これらのサンプルそれぞれ10個づつについてI Xl
06V/cm、 2 Xl06V/cm、 3 Xl0
6Vlcrn。
4 X 106V/am、 5 X 106V/amの
電界をかけたが、絶縁破壊を起さなかった。このことか
ら、このポリイミド薄膜はIXlX106v1以上の絶
縁破壊強度をもつことが明らかになった。
実施例17〜18 実施例1と同様にしてステアリルアルコールのかわりに
炭素数20.22の1−アイコサノール、1−ドコサノ
ールを用いてポリイミド前駆体を合成した(それぞれ実
施例1丁、18に相当)。
いずれのばあいも炭素数18のばあいと同様の表面圧−
面積曲線かえられ、安定な凝縮膜がえられた。またこれ
らの前駆体からLB法により良好な累積膜をえることが
できた。さらに熱的挙動も炭素数18のばあいと同様で
、加熱することによりアルコールの脱離とイミド化が進
行してポリイミドが生成することが明らかになった。
このイミド化反応は実施例3〜5のポリイミド前駆体で
も同様に起こることが確認されている。
実施例19 ピロメリット酸二無水物0.545g (2,50ミリ
モル)を25m1のジメチルアセトアミドにとかした溶
液を、実施例8で合成されたN、N’−ジステアリル−
p−フェニレンジアミン 1.53 g(2,50ミリ
モル)を30m1のヘキサメチルホスホルアミドにとか
した溶液に約40〜50℃で滴下し、1時間反応させた
これにクロロホルム/ジメチルアセトアミド−8/2 
(容量比)の混合溶媒を添加してz×1O−3HのLB
膜用展開溶液を作製した。
えられた展開溶液を用いて、再蒸留水上、20℃で表面
圧−面積曲線を測定したところ、安定な凝縮膜の形成を
示し、極限面積は約80人2/unitであった。
次に水面上の膜の表面圧を20℃で25dyne/ C
mに保っ゛て累積速度10mm/minのLB法でアル
ミニラムを蒸着したガラス基板上に累積したところ、Y
型で良好な累積膜が形成できるととが明らかになった。
 。
また合成したポリイミド前駆体を加熱することによりポ
リイミドが生成することが、IRスペクトル分析の結果
から明らかになった。
実施例20 ピロメリット酸ジエチルエステル0.775g(2,5
0ミリモル)を25m1のへキサメチルホスホルアミド
にとかした溶液に、室温下、窒素雰囲気中で塩化チオニ
ル0.595g(5,00ミリモル)を滴下し、さらに
1時間反応させた。
別のフラスコにN、N−ジステアリル−p−フェニレン
ジアミン1.53 g (2,50ミリモル)とへキサ
メチルホスホルアミド30m1を入れ、約50℃に加熱
して溶解させた溶液に、上記酸クロリド溶液を滴下し、
1時間反応させた。これを400m1の蒸留水に投入す
ると沈澱が生成した。
これを濾別し、水、エタノールの順に洗浄し、減圧下で
乾燥させて、緑色粉末の目的物1.70gをえた。
えられた粉末についてIRスペクトル分析、熱分析、G
PC法による分子量測定を行ない、目的のポリイミド前
駆体であることを確認した。
(IRスペクトル分析) KBrディスク法で測定した結果を第24図に示す。
エステルおよびアルキル鎖の特性吸収は実施例1および
7のばあいと同様であるが、この前駆体のアミド上に水
素が結合していないため、アミドの特性吸収には155
0cw+−1のアミド■吸収帯の強い吸収が見られない
(熱分析(TGA−DTA) ) 実施例1と同じようにして分析すると、約360℃を変
曲点として大きな重量減少があり、約450℃で恒量と
なった。このときの生成物をIRスペクトル分析法で分
析すると、1720c+n−1,1780cm’などの
特性吸収が見られ、ポリイミドが生成していることが確
認された。
(GPC’法による分子量測定) N、N−ジメチルアセトアミド溶媒で測定した数平均分
子量は、ポリスチレン換算で約15.000であった。
実施例21 実施例20のポリイミド前駆体について表面圧−面積曲
線を測定したところ、良好な凝縮膜を形成し、極限面積
は80人2/unit、崩壊圧は37dyne/Cmで
あった。
次に水面上の膜の表面圧を20℃で25dyne/cm
に保って累積速度10mm/LI+inでLB法でアル
ミニウムを蒸着したガラス基板上に累積させたところ、
Y型で良好に累積させうろことが明らかになった。
実施例22 200m14つロフラスコにベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物LO,OK (0,0311ミリモル)
とステアリルアルコール16.8g(0,0622ミリ
モル)とをとり、窒素気流下、150℃に加熱しながら
メカニカルスターラーで1時間撹拌したのち室温まで冷
やした。そののち、150m1のエタノールに溶解させ
て活性炭処理をし、濾液を室温下で放置することにより
白色結晶が析出した。
この結晶を濾別乾燥するとジステアリルエステルが18
.83 g (収率70%)えられた。構造はIRスペ
クトル分析法により決定した。
200m14つロフラスコに前記ジステアリルエステル
2.50 g (2,89ミリモル)をとり、乾燥へキ
サメチルホスホルアミド(HMPA)に40 ’Cで溶
解させ、これに塩化チオニル0.689g (5,79
ミリモル)を滴下し、さらに室温で1時間撹拌した。つ
いでこれを約5℃に冷やし、ジアミノジフェニルエーテ
ル0.578g (2,89ミリモル)を15m1のジ
メチルアセトアミド溶液にとかした液に滴下した。滴下
終了後、5℃で1時間、次に室温で゛1時間、最後に3
0℃で1時間撹拌すると、赤橙色の均一溶液かえられた
。これを400 mlのエタノールに投入し、ポリアミ
ドを析出させ、沈澱を濾別し、水、エタノールの順に洗
浄し、減圧乾燥させるとポリアミドが淡黄上色粉末とし
て1.39 g (収率47%)えられた。
えられた粉末について!Rスペクトル分析、熱分析、G
PC法により分子量測定を行ない、目的のポリイミド前
駆体であることを確認した。
(IRスペクトル分析) KBrディスク法で測定した結果を第25図に示す。
チャートにはエステル、アミドl吸収帯、■吸収帯、■
吸収帯、アルキル鎖およびエーテルの特徴的な吸収が現
われている。ケトンの吸収はエステルの吸収と重なって
いる。
(熱分析) TGAには212℃、285℃、366℃、418℃、
592°Cに変曲点があるが、DTAには特徴的なピー
クは存在しなかった。
TGAが418℃でほぼ恒量になったが、このときの生
成物をIRスペクトル分析法で分析することにより、ポ
リイミドが生成していることが確認された。
(GPC法による分子量測定) N、N−ジメチルアセトアミド溶媒で測定した数平均分
子量は、ポリスチレン換算で約25,000であった。
実施例23 実施例22のポリイミド前駆体を蒸留したクロロホルム
/ジメチルアセトアミド−8/2 (容量比)の混合液
に溶かしてLB膜用展開液を調製した。
該液を用いて表面圧−面積曲線をel定したところ、良
好な凝縮膜を形成し、極限面積59人2/unit、崩
壊圧48dyne/ cmであった。
次に水面上のポリイミド前駆体膜の表面圧を20℃で2
0dyne/cmに保って累積速度LOmm/minで
LB法で、アルミニウムを蒸着したガラス基板上に累積
膜の形成をこころみたところ、良好な累積膜かえられた
実施例24 ピロメリット酸二無水物10.’ll gとステアリル
アルコール27.05 gとを120℃で3時間反応さ
せ、生成物を200m1エタノールから再結晶して、融
点133〜137℃のピロメリット酸ジステアリルエス
テルをえた。
このピロメリット酸ジステアリルエステル15.16 
g (20ミリモル)をヘキサメチルホスホルアミド2
40ccに溶解させて5℃に冷却し、チオニルクロライ
ド4.76 gを約5℃で滴下し、滴下後約1時間保持
して反応を終了させた。そののち、ジメチルアセトアミ
ド120ccに溶解させたジアミノジフェニルエーテル
4.0g (20ミリモル)を約lO℃で滴下し、約2
0℃に反応温度をあげて2時間反応させたのち、400
ccのエタノールに注いで反応生成物を析出させた。析
出物を濾別し、40℃で乾燥させて、約14.0gの淡
黄色粉末をえた。ピロメリット酸ジステアリルエステル
とジアミノジフェニルエーテルとのモル比はできるだけ
厳密に1/1にした。
えられた粉末について実施例1と同様にして、It?ス
ペクトル分析、熱分析、GPC法による分子量測定を行
なったところ、下記の結果かえられた。
(IRスペクトル分析) 測定結果は第19図に示されたものと同様で、エステル
、アミドl吸収帯、■吸収帯、■吸収帯、アルキル鎖お
よびエーテルの特徴的な吸収が現われていた。
(熱分析) 測定結果は第20図とほぼ同様であり、TGAには20
0℃、270℃、353℃、400℃、580℃に変曲
点があるが、DTAには特徴的なピークは存在しなかっ
た。
(GPC法による分子量測定) クロロホルム/ N、N−ジメチルアセトアミド−8/
2(容量比)の混合溶媒を用いて測定した数平均分子量
は、ポリスチレン換算で約95,000であった。
実施例゛25 実施例24の生成物55.1mgを蒸留したクロロホル
ム/ジメチルアセトアミド−872(容量比)の混合液
に溶かして25m1のLB膜用展開液を調製した。
再蒸留水上、20℃で表面圧と繰返し単位当りの面積と
の関係を測定したところ、第21図と同じように約65
人2/unitから表面圧は急激に立ち上がり、良好な
凝縮膜を生成した。極限面積は約55人2/unitで
あり、崩壊圧は45dyne/cmであった。
またアルミニウムを蒸着したガラス基板にLB法で累積
膜を形成したところ、良好な累積膜かえられた。
〔発明の効果〕
本発明の前駆体を用いるとLB法により薄膜を形成する
ことができ、えられたLB膜を加熱することにより、耐
熱性および電気特性がきわめて良好で、耐薬品性、機械
的特性のよい、しかも厚さ tooooÅ以下、要すれ
ば5〜1000人のポリイミド超薄膜かえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1でえられた前駆体のIRスペクトル分
析結果を示すグラフ、第2図は実施例1でえられた前駆
体の熱分析(TGA−DTA)結果を示すグラフ、第3
図は実施例1でえられた前駆体を室温から400℃まで
昇温し、そこに1時間保って、室温まで下げ、さらに1
000℃まで昇温したときの熱分析結果を示すグラフ、
第4図は実施例1でえられた前駆体を実施例2にしたが
って水面上に展開したばあいの表面圧と繰返し単位当り
の面積との関係の測定結果を示すグラフ、第5図は前記
水面上に展開した膜をCaFz板上にLB法で累積した
もののFT−ATR−IR分析法による測定結果を示す
グラフ、第6図は比較例1でえられた前駆体の表面圧と
繰返し単位当りの面積との関係を測定した結果を示すグ
ラフ、第7図は実施例6でえられた前駆体のIRスペク
トル分析結果を示すグラフ、第8図は実施例6でえられ
た前駆体の表面圧と繰返し単位当りの面積との関係の測
定結果を示すグラフ、第9図は実施例8のN、N−ジス
テアリル−p−フェニレンジアミンのIRスペクトル分
析結果を示すグラフ、第10図は害施例8でえられた前
駆体のIRスペクトル分析結果を示すグラフ、第11図
は実施例8でえられた前駆体の熱分析結果を示すグラフ
、第12図は実施例8の前駆体の表面圧と繰返し単位当
りの面積との測定結果を示すグラフ、第13図は実施例
10でえられた前駆体のIRスペクトル分析結果を示す
グラフ、第14図および第15図はそれぞれ実施例10
でえられた前駆体の熱分析の結果を示すグラフおよび表
面圧と繰返し単位当りの面積との関係の測定結果を示す
グラフ、第16図、第17図および第18図はそれぞれ
実施例12でえられた前駆体のIRスペクトル分析結果
を示すグラフ、熱分析の結果を示すグラフおよび表面圧
と繰返し単位当りの面積との関係の測定結果を示すグラ
フ、第19図および第20図はそれぞれ実施例14でえ
られた前駆体のIRスペクトル分析結果を示すグラフお
よび熱分析の結果を示すグラフ、第21図は実施例14
でえられた前駆体の表面圧−面積曲線を測定したグラフ
、第22図は実施例1の前駆体累積膜のキャパシタンス
を測定し、その逆数と累積膜数との関係を示すグラフ、
第23図は実施例14の前駆体を用いて累積膜を形成し
、イミド化したポリイミド薄膜のキャパシタンスを測定
し、その逆数を前駆体累積膜数に対してプロットしたグ
ラフ、第24図および第25図はそれぞれ実施例2oお
よび22でえられた前駆体のIRスペクトル分析結果を
示すグラフである。 特許出願人  鐘淵化学工業株式会社 削 リ 千(鉤 72因 時   間 i4 国 面  積 (’A7’unit) 刈り枡 (ば) 面   積 (A/unit) 唄 唄 + (刺 才8図 面  ”   (A7unit) ℃ 虐 :4  (欲) 旧 四 千 (劉 711図 712図 面   積 (A /j+nit ) 才14図 時間 715図 面   積 (A /unit ) 717図 時     間 218図 面   積 (A /unit ) 720図 時   間 才21図 面+x  (A /unit ) 才22図 累積膜数(M) オ26図 累積膜数(M) 刈 層 千(刈 唄 曜 + (刈

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1): ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R^1は少なくとも2個の炭素原子を含有する
    4価の基、R^2は少なくとも2個の炭素原子を含有す
    る2価の基、R^3、R^4、R^5およびR^6は脂
    肪族、環状脂肪族あるいは芳香族(これらが相互に組合
    わさっていてもよい)の炭素数1〜30の1価の基(こ
    れらの基がハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、シアノ
    基、メトキシ基、アセトキシ基で置換されていてもよい
    )または水素原子であり、R^3、R^4、R^5およ
    びR^6の少なくとも2個は炭素数1〜11の前記の基
    および水素原子ではない)で表わされる繰返し単位を有
    する両性ポリイミド前駆体。 2 R^3、R^4、R^5およびR^6がいずれも炭
    素数1〜22の前記の1価の基または水素原子であり、
    R^3、R^4、R^5およびR^6の少なくとも2個
    は炭素数1〜15の基および水素原子ではない特許請求
    の範囲第1項記載の前駆体。 3 R^1およびR^2のいずれか一方または両方が少
    なくとも6個の炭素原子を有するベンゼノイド不飽和に
    よって特徴づけられた基である特許請求の範囲第1項記
    載の前駆体。 4 R^1に結合しているR^3OCO−、R^4OC
    O−、−NR^5−CO−および−CO−NR^6−R
    ^2−の4個の基の各2個づつが、それぞれ5員環を形
    成するようにR^1を構成する隣接する2個の炭素原子
    に結合している特許請求の範囲第1項記載の前駆体。 5 一般式(1)で表わされる繰返し単位が一般式(2
    ): ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、R^1、R^2、R^3、R^4は前記と同じ
    、ただしR^3およびR^4は炭素数1〜11の基およ
    び水素原子ではない)で表わされる特許請求の範囲第1
    項記載の前駆体。 6 一般式(1)で表わされる繰返し単位が一般式(3
    ): ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中、R^1、R^2、R^5、R^6は前記と同じ
    、ただしR^5およびR^6は炭素数1〜11の基およ
    び水素原子ではない)で表わされる特許請求の範囲第1
    項記載の前駆体。 7 一般式(4): ▲数式、化学式、表等があります▼(4) (式中、R^1は少なくとも2個の炭素原子を含有する
    4価の基である)で表わされるテトラカルボン酸二無水
    物に、R^3OHおよびR^4OH(式中、R^3およ
    びR^4は脂肪族、環状脂肪族あるいは芳香族(これら
    の基が相互に組合わさっていてもよい)の炭素数1〜3
    0の1価の基(これらの基がハロゲン原子、ニトロ基、
    アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキシ基で置換
    されていてもよい)また水素原子である)を反応させて
    えられる一般式(5): ▲数式、化学式、表等があります▼(5) (式中、R^1、R^3、R^4は前記と同じ)で表わ
    される化合物を、実質的に無水の極性有機溶媒中、−1
    0℃以上で酸ハライドにし、これと一般式(6): R^5−NH−R^2−NH−R^6(6)(式中、R
    ^2は少なくとも2個の炭素原子を含有する2価の基、
    R^5およびR^6はいずれもR^3およびR^4で定
    義された基に同じ)で表わされる化合物を−10℃以上
    で反応させて、一般式(1): ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R
    ^6は前記と同じであり、R^3、R^4、R^5、R
    ^6の少なくとも2個は炭素数1〜11の基および水素
    原子ではない)で表わされる繰返し単位を有する両性ポ
    リイミド前駆体を製造する方法。 8 一般式(6)で表わされる化合物のR^5およびR
    ^6がいずれも水素原子である特許請求の範囲第7項記
    載の方法。 9 一般式(4): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は少なくとも2個の炭素原子を含有する
    4価の基である)で表わされるテトラカルボン酸二無水
    物と、一般式(7): R^7−NH−R^2−NH−R^8(7)(式中、R
    ^2は少なくとも2個の炭素原子を含有する2価の基、
    R^7およびR^8はいずれも炭素数12〜30の1価
    の脂肪族、環状脂肪族、芳香族(これらが相互に組合わ
    さっていてもよい)の基(これらの基がハロゲン原子、
    ニトロ基、アミノ基、シアノ基、メトキシ基、アセトキ
    シ基で置換されていてもよい)であり、R^7とR^8
    とは同じでもよく、異なっていもよい)で表わされる化
    合物を50℃以下で反応させて、一般式(8): ▲数式、化学式、表等があります▼(8) (式中、R^1、R^2、R^7、R^8は前記と同じ
    )で表わされる繰返し単位を有する両性ポリイミド前駆
    体を製造する方法。
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