JPH1166843A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH1166843A
JPH1166843A JP9215001A JP21500197A JPH1166843A JP H1166843 A JPH1166843 A JP H1166843A JP 9215001 A JP9215001 A JP 9215001A JP 21500197 A JP21500197 A JP 21500197A JP H1166843 A JPH1166843 A JP H1166843A
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JP
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refresh
signal
address
bank
activation
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Withdrawn
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JP9215001A
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Mikio Sakurai
幹夫 櫻井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレッシュ時のペナルティが軽減された同
期型半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 複数のアレイバンクを有するメモリバン
ク(1)のリフレッシュが指示されたとき、リフレッシ
ュ制御回路(18)は、ロウアドレス退避回路(20)
およびバンク活性化情報退避回路(22)それぞれに、
ロウアドレスラッチ回路(3)にラッチされたロウアド
レスおよびバンク駆動部(2)に与えられているバンク
活性化信号を退避させてリフレッシュを行なう。リフレ
ッシュ完了後、退避されたロウアドレス信号およびバン
ク活性化情報に従って各アレイバンクがリフレッシュ印
加時前の元の状態に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、一定時間内でその記憶データのリフレッシ
ュが必要であるメモリセルを複数個備える半導体記憶装
置に関し、より特定的には、複数のメモリバンクを有し
かつリフレッシュ動作が必要なマルチバンク半導体記憶
装置におけるリフレッシュを行なうための構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CPU(セントラル・プロセシング・ユ
ニット)等の処理装置と主記憶としてのDRAM(ダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ)との間でのデ
ータ転送を高速で行なうために、たとえばシステムクロ
ックであるクロック信号に同期してデータの入出力を行
なう同期型半導体記憶装置が用いられるようになってき
ている。
【0003】図16は、従来の同期型半導体記憶装置の
1つであるシンクロナスDRAM(SDRAM)の外部
信号の状態を示す図である。図16に示すように、SD
RAMにおいては、動作モードは、外部クロック信号C
LKの立上がりエッジにおける各外部制御信号/CS、
/RAS、/CASおよび/WEの状態の組合せにより
決定される。クロックサイクル♯1において、クロック
信号CLKの立上がりエッジにおいてチップセレクト信
号/CSおよびロウアドレスストローブ信号/RASを
Lレベルに設定し、コラムアドレスストローブ信号/C
ASおよびライトイネーブル信号/WEをHレベルに設
定すると、アクティブコマンドが与えられ、このSDR
AMにおいて、メモリセルアレイを活性化する動作、す
なわち行選択動作が行なわれる。この行選択は、このア
クティブコマンドと同時に与えられたアドレス信号AD
Dをロウアドレス信号として行なわれる。
【0004】クロックサイクル♯3のクロック信号CL
Kの立上がりエッジにおいて、チップセレクト信号/C
Sおよびコラムアドレスストローブ信号/CASをLレ
ベルに設定し、ロウアドレスストローブ信号/RASお
よびライトイネーブル信号/WEをHレベルに設定する
と、データ読出を指示するリードコマンドが与えられ
る。このリードコマンドが与えられると、そのときに与
えられているアドレス信号ADDをコラムアドレス信号
としてメモリセル列選択動作が行なわれ、この選択され
たメモリセルのデータが読出される。このSDRAMに
おいては、CASレイテンシと呼ばれる期間が存在し、
リードコマンドが与えられてから、このCASレイテン
シが示す期間が経過した後に、読出データQが確定状態
となる。図16においては、CASレイテンシが1の場
合であり、クロックサイクル♯4において、クロック信
号CLKの立上がりエッジで読出データQが確定状態と
なる。SDRAMにおいては、このリードコマンドを与
えると、そのときのアドレスを先頭アドレスとして、バ
ースト長と呼ばれる数のデータが連続して各クロックサ
イクルごとに読出される。図16においては、バースト
長が1の場合のデータ読出を示す。
【0005】クロックサイクル♯5において、チップセ
レクト信号/CS、コラムアドレスストローブ信号/C
ASおよびライトイネーブル信号/WEをLレベルに設
定し、ロウアドレスストローブ信号/RASをHレベル
に設定すると、データ書込を示すライトコマンドが与え
られる。このライトコマンドが与えられると、そのとき
に与えられたアドレス信号ADDをコラムアドレスとし
てメモリセル選択が行なわれ、選択メモリセルへのデー
タの書込が行なわれる。データ書込時においては、ライ
トコマンドと同時に外部からの書込データDがSDRA
M内部に取込まれる。この取込まれた書込データDが、
所定のタイミングで内部で選択メモリセルに書込まれ
る。このデータ書込時においてもバースト長の数のデー
タを連続的に書込むことができる。
【0006】SDRAMにおいては、アクティブコマン
ドが与えられると、このアレイは活性状態になる。この
活性状態のアレイを非選択状態、すなわちプリチャージ
状態に設定するために、クロックサイクル♯7において
チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信
号/RASおよびライトイネーブル信号/WEをLレベ
ルに設定し、コラムアドレスストローブ信号/CASを
Hレベルに設定し、プリチャージコマンドを与える。こ
のプリチャージコマンドが与えられると、アクティブコ
マンドにより選択状態にされていたメモリアレイがプリ
チャージ状態に復帰し、内部の選択行が非選択状態に復
帰する。
【0007】SDRAMは、通常のDRAMと同様、メ
モリセルは、キャパシタを含んでおり、このキャパシタ
に情報を格納している。したがって、一定期間内にこの
キャパシタに格納された情報をリフレッシュする必要が
ある。このため、クロックサイクル♯9において、チッ
プセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/
RASおよびライトイネーブル信号/WEをLレベルに
設定し、コラムアドレスストローブ信号/CASをHレ
ベルに設定する。これにより、オートリフレッシュコマ
ンドが与えられ、メモリアレイに対するオートリフレッ
シュが実行される。このオートリフレッシュコマンドが
与えられた場合には、内部でリフレッシュすべきメモリ
セルを指定するリフレッシュアドレスが発生され、この
リフレッシュアドレスに従ってメモリセルデータのリフ
レッシュが行なわれ、リフレッシュ完了後メモリアレイ
はプリチャージ状態に復帰する。
【0008】この図16に示すように、外部からの制御
信号をクロック信号CLKに同期して与えることによ
り、内部の動作開始タイミングは、このクロック信号C
LKの立上がりエッジをトリガとして決定することがで
き、外部制御信号に対するスキューなどに起因する内部
動作タイミングマージンを設定する必要がなく、高速で
内部動作を行なうことができる。
【0009】図17は、従来のSDRAMの内部構成を
概略的に示す図である。図17において、SDRAM
SDは、複数のメモリバンクBK0〜BKnと、それら
のメモリバンクBK0〜BKnに共通に結合され、デー
タの入出力を行なうデータ入出力バッファDBを含む。
メモリバンクBK0〜BKnの各々は、他のメモリバン
クの活性/非活性状態にかかわらず、活性状態/非活性
状態へ駆動することができる。たとえば、メモリバンク
BK0が活性状態にあり、メモリセル行が選択状態にあ
るとき、メモリバンクBK1を活性状態へ駆動してメモ
リセル行を選択状態へ駆動し、またこの選択状態とされ
たメモリセル行を非選択状態としてプリチャージ状態
(非活性状態)へ駆動することもできる。
【0010】リードコマンドおよびライトコマンドは、
メモリバンクを指定するバンクアドレスとともに与えら
れる。バンクアドレスにより指定されたメモリバンクに
対してデータ入出力バッファDBを介してデータの入出
力を行なうことができる。したがって、1つのメモリバ
ンクへのアクセス時に他のメモリバンクの活性/非活性
化を行なうことにより、これらのメモリバンクを順次ア
クセスすることができ、ページ切換(異なるワード線を
選択する)のときにおいても、メモリアレイをプリチャ
ージ状態に設定する必要がなく、外部からは連続的にデ
ータのアクセスを行なうことができる。特に、画像処理
などにおいて画面上の所定の小領域のデータのアクセス
を行なう場合、メモリバンクBK0〜BKn各々が、画
面上の異なる走査線上の画素データを格納する構成とす
ることにより、小領域データを、高速でアクセスするこ
とができる。また、このメモリバンクBK0〜BKnを
同時に選択状態とした場合、これらメモリバンクBK0
〜BKnを2次キャッシュとして用いることができ、キ
ャッシュミス時のペナルティを低減することができる。
【0011】図18は、図17に示す半導体記憶装置の
全体の構成をより具体的に示す図である。図18におい
ては、4つのバンクが設けられる構成が一例として示さ
れる。
【0012】図18において、この半導体記憶装置は、
互いに活性/非活性状態へ駆動することのできるアレイ
バンク1a、1b、1cおよび1dを含む。ここで、活
性状態とは、アレイ内においてワード線が選択されかつ
センスアンプがメモリセルデータをラッチしている状態
を示し、非活性状態はすべてのワード線が非選択状態に
ありかつセンスアンプも非活性状態にありかつビット線
対の各ビット線が所定の電圧レベルにプリチャージされ
ている状態を示す。これらのアレイバンク1a〜1dの
各々は同じ構成を有し、図18においては、アレイバン
ク1aの構成を示す。アレイバンク1aは、行列状に配
列される複数のメモリセルMCを有するメモリアレイ1
aaと、このメモリアレイ1aaにおける行選択に関連
する動作を行なうロウ系周辺回路1abを含む。メモリ
アレイ1aaにおいては、メモリセルMCの各行に対応
してワード線WLが配設され、メモリセルMCの各列に
対応してビット線対BLPが配設される。図18におい
ては、一本のワード線WLと1つのビット線対BLPと
これらの交差部に配置されるメモリセルMCを代表的に
示す。
【0013】ロウ系周辺回路1abは、ビット線対BL
Pそれぞれに対して設けられ、活性化時対応のビット線
対の電位を相補的に増幅するセンスアンプ回路、および
活性化時各ビット線対BLPの電位を所定電位レベルに
プリチャージするビット線プリチャージ回路等を含む。
【0014】これらのアレイバンク1a〜1dそれぞれ
に対応して、対応のアレイバンクの活性/非活性を行な
うためのバンク駆動回路2a、2b、2cおよび2d
と、ロウアドレスラッチ3a、3b、3cおよび3dが
設けられる。バンク駆動回路2a〜2dの各々は同じ構
成を備え、図18においては、バンク駆動回路2aの構
成を示す。バンク駆動回路2aは、バンク活性化制御回
路4からのバンク活性化信号ACT0に従って対応のア
レイバンクのロウ系周辺回路1abの動作を制御するロ
ウ系制御回路2aaと、このロウ系制御回路2aaの制
御の下に、対応のロウアドレスラッチ3aから与えられ
るロウアドレス信号RA0をデコードし、そのデコード
結果に従って対応のメモリアレイ1aaのアドレス指定
されたワード線を選択状態へ駆動するロウ選択回路2a
bを含む。このロウ選択回路2abは、ロウデコーダお
よびこのロウデコーダの出力信号に従ってアドレス指定
されたワード線を選択状態/非選択状態へ駆動するワー
ド線ドライブ回路を含む。
【0015】ロウアドレスラッチ3a〜3dの構成は後
に詳細に説明するが、バンク活性化制御回路4からのバ
ンク指示信号に従って与えられたアドレス信号を取込
み、ラッチしかつ出力する。これらのバンク駆動回路2
a〜2dおよびロウアドレスラッチ3a〜3dは、バン
ク活性化制御回路4の制御の下に互いに独立にその動作
が制御される。
【0016】バンク活性化制御回路4は、コマンドデコ
ーダ5からの動作モード指示信号とアドレスバッファ6
からのバンクアドレス信号BAiとを受け、このバンク
アドレス信号BAiが指定するバンクに対してのみ、こ
のコマンドデコーダ5から与えられた動作モードに従っ
て制御信号を生成する。図18においては、バンク活性
化制御回路4からは、バンク活性化信号ACT0、AC
T1、ACT2およびACT3がバンク駆動回路2a、
2b、2cおよび2dへそれぞれ与えられる構成が一例
として示される。このバンク活性化制御回路4は、コマ
ンドデコーダ5からのアレイ活性化指示信号φaとプリ
チャージ指示信号φpとアドレスバッファ6からのバン
クアドレス信号Biとに従ってこのバンク活性化信号の
活性/非活性を制御する。
【0017】コマンドデコーダ5は、クロック信号CL
Kの立上がりエッジで外部からの信号/CS、/RA
S、/CASおよび/WEを取込む制御信号入力バッフ
ァ7から与えられる信号をクロック信号CLKに同期し
てデコードし、これらの信号の状態に応じて動作モード
指示信号を生成する。このコマンドデコーダ5は、その
経路は示さないが、アドレスバッファ6からの特定のア
ドレス信号ビットを動作モード指示信号を生成するため
に利用することもある(これについては後に説明す
る)。
【0018】アドレスバッファ6は、クロック信号CL
Kの立上がりエッジに同期して、外部からのアドレス信
号ADおよびバンクアドレス信号BAを取込み内部アド
レス信号ADiおよび内部バンクアドレス信号BAiを
生成する。
【0019】この半導体記憶装置は、リフレッシュ動作
を行なうために、コマンドデコーダ5からのリフレッシ
ュモード指示信号φrに従ってリフレッシュに必要な制
御信号を生成するリフレッシュ制御回路8と、このリフ
レッシュ制御回路8の制御の下に、活性化されてリフレ
ッシュされるべきメモリセルを指定するリフレッシュア
ドレスを生成するリフレッシュカウンタ9と、このリフ
レッシュ制御回路8の制御の下に、アドレスバッファ6
からの内部アドレス信号ADiおよびリフレッシュカウ
ンタ9からのリフレッシュアドレスのいずれかを選択し
てロウアドレスラッチ3a〜3dへ与えるマルチプレク
サ10を含む。
【0020】リフレッシュ制御回路8は、コマンドデコ
ーダ5からリフレッシュ指示信号φrが与えられると、
バンク活性化制御回路4へリフレッシュ動作に必要な制
御信号を与える。このリフレッシュモード時において
は、バンク活性化制御回路4を介して、メモリアレイバ
ンク1a〜1dのすべてがリフレッシュ動作を行なう。
次に、この図18に示す半導体記憶装置のリフレッシュ
時の動作を図19に示すタイミングチャート図を参照し
て説明する。
【0021】今、クロックサイクル♯0において、ロウ
アドレスストローブ信号/RASおよびチップセレクト
信号/CSをLレベルに設定し、かつコラムアドレスス
トローブ信号/CASおよびライトイネーブル信号/W
EをHレベルに設定し、アクティブコマンドを与える。
このアクティブコマンドが与えられると、コマンドデコ
ーダ5は、アレイ活性化指示信号φaを発生してバンク
活性化制御回路4へ与える。バンク活性化制御回路4
は、このアレイ活性化指示信号φaが与えられると、ア
ドレスバッファ6から与えられたバンクアドレス信号B
Aiに従って、指定されたアレイバンクに対応するロウ
アドレスラッチへラッチ指示信号を与えかつ対応のバン
ク駆動回路へアレイ活性化信号ACTを活性状態に駆動
する。
【0022】マルチプレクサ10は、このアドレスバッ
ファ6から与えられる内部アドレス信号ADiを選択し
ており、バンクアドレスが指定するアレイバンクに対応
して設けられたロウアドレスラッチがこのマルチプレク
サ10を介して与えられた内部アドレス信号を取込み内
部ロウアドレス信号RAを生成する。これにより、アド
レス指定されたバンクに対応するバンク駆動回路が活性
化され、指定されたバンクにおいて行選択動作が行なわ
れる。
【0023】リフレッシュ動作を行なうためには、この
活性状態にあるバンクを一旦非活性状態へ駆動する必要
があるため、クロックサイクル♯3において信号/C
S、/RASおよび/WEをLレベルに設定しかつコラ
ムアドレスストローブ信号/CASをHレベルに設定し
てプリチャージコマンドを与える。このプリチャージコ
マンドが与えられると、コマンドデコーダ5が、プリチ
ャージ指示信号φpを発生してバンク活性化制御回路4
へ与える。このプリチャージコマンドは、2種類のプリ
チャージコマンドを有している。1つは、1つのバンク
のみをプリチャージ状態へ復帰させるシングルプリチャ
ージコマンドであり、もう1つはすべてのバンクを同時
にプリチャージ状態に復帰させる全バンクプリチャージ
指示信号である。このシングルプリチャージコマンドお
よび全バンクプリチャージコマンドは、アドレス信号A
Dの特定のビット(たとえばビットA10)のHレベル
およびLレベルにより設定される。このプリチャージコ
マンドにより、活性状態にあるバンクに対するバンク活
性化信号ACTが非活性状態のLレベルへ駆動され、ア
レイバンク1a〜1dが、それぞれバンク駆動回路2a
〜2dの制御の下にプリチャージ状態に復帰する。
【0024】プリチャージ動作に必要なクロックサイク
ルが経過すると、クロックサイクル♯6において、チッ
プセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/
RASおよびコラムアドレスストローブ信号/CASを
Lレベルに設定しかつライトイネーブル信号/WEをH
レベルに設定する。コマンドデコーダ5は、この制御信
号入力バッファ7から与えられる信号の状態に従ってリ
フレッシュコマンドが与えられたと判定し、リフレッシ
ュ指示信号φrを発生してリフレッシュ制御回路8へ与
える。このリフレッシュ制御回路8は、リフレッシュ指
示信号φrに従ってリフレッシュカウンタ9を起動して
リフレッシュアドレスを発生させかつマルチプレクサ1
0にこのリフレッシュカウンタ9からのリフレッシュア
ドレスを選択させる。一方、バンク活性化制御回路4
は、このリフレッシュ制御回路7からの制御信号の下
に、すべてのバンクを活性化するため、アレイ活性化信
号ACT0〜ACT3を活性状態へ駆動する。これによ
り、ロウアドレスラッチ3a〜3dには、リフレッシュ
カウンタ8からのリフレッシュアドレスがラッチされ、
バンク駆動回路2a〜2dがすべて動作して、アレイバ
ンク1a〜1dにおいて、リフレッシュアドレスが指定
する行のメモリセルのリフレッシュが行なわれる。リフ
レッシュ動作時においては、このアレイ活性化信号AC
T0〜ACT3は所定期間のみ活性状態へ駆動され、こ
の所定期間が経過すると、アレイ活性化信号ACT0〜
ACT3は非活性状態へ復帰する(図19においてクロ
ックサイクル♯9においてアレイ活性化信号ACT0〜
ACT3が非活性状態へ駆動される)。これにより、す
べてのバンクに対するリフレッシュを行なうことがで
き、記憶データの定期的なリフレッシュを行なうことが
できる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】図20は、このSDR
AMを用いた処理システムの構成を概略的に示す図であ
る。図20において、SDRAM SDは、メモリバス
11を介してメモリコントローラMCTに接続される。
このメモリコントローラMCTはシステムバス13を介
してプロセサPUに接続される。このメモリコントロー
ラMCTは、バンク管理メモリBMMに接続される。メ
モリコントローラMCTは、所定時間間隔ごとにプロセ
サPUに対し、システムバス13を介してウエイトをか
け、プロセサPUを待機状態に置く。この状態で、メモ
リコントローラMCTはSDRAMSDにリフレッシュ
指示を与える。メモリコントローラMCTは、通常アク
セスモード時、バンクそれぞれに対し、バンクが活性状
態にあるか否か、および活性状態にあるバンクのロウア
ドレスを格納するバンクロウアドレスをバンク管理メモ
リBMMに格納し、このSDRAM SDのバンクの状
態を常時管理する。
【0026】メモリコントローラMCTが、このメモリ
バス11を介してSDRAM SDに対しリフレッシュ
を行なった後、メモリコントローラMCTは、バンク管
理メモリBMMを参照して、このSDRAM SDをリ
フレッシュ前の状態に復帰させる。すなわち、活性状態
にあったバンクに対するアクティブコマンドをそのロウ
アドレスとともに与える。このSDRAM SDの状態
が復帰した後に、メモリコントローラMGは、プロセサ
PUに対しアクセス許可を与える。したがって、単にリ
フレッシュをSDRAM SDに対して行なっていると
きのみならず、このリフレッシュ完了後SDRAM S
Dを元の状態の復帰させるまでの間、プロセサPUは、
SDRAM SDへアクセスすることができず、リフレ
ッシュのためのペナルティが大きくなるという問題が生
じる。
【0027】このリフレッシュ完了後、SDRAM S
Dを元の状態に復帰させるためには、リフレッシュ指示
を与えるときに、活性状態にあったバンクの数と同じク
ロックサイクル数が必要となる。アクティブコマンドは
1つのバンクアドレスとともにしか与えられないためで
あり、すなわち1つのバンクに対してアクティブコマン
ドが与えることができるだけであるためである。したが
って、このSDRAMSDの記憶容量が増大しそのアレ
イバンクの数が増大すると、リフレッシュ実行時におい
てプロセサPUがウエイト状態となるクロックサイクル
数が増大し、リフレッシュのためのペナルティが大きく
なるという問題が生じる。すなわち、このリフレッシュ
を行なう場合、プロセサPUがSDRAM SDへアク
セスすることができずウエイト状態となり、SDRAM
SDをバンク構成にし、バンクを順次活性化すること
によりバンクのページ切換時のプリチャージ時間の影響
を受けることなくアクセスするというバンク構成の利点
が損なわれる。
【0028】また、メモリコントローラMCTは、バン
ク管理メモリBMMにこのSDRAM SDの各バンク
の状況を示す情報を格納している。したがって、このS
DRAM SDのバンクの数が増大した場合、バンク管
理メモリBMMの容量も増大し、またメモリコントロー
ラMCTが、各バンクの状況を管理するための負荷も大
きくなるという問題が生じる。
【0029】このリフレッシュが行なわれた後、再び外
部のメモリコントローラの制御の下に、メモリをリフレ
ッシュ前の状態に復帰させることは、バンクのないSD
RAMにおいても必要である。したがって、バンクのな
いSDRAMにおいても、リフレッシュ完了後の、外部
のメモリコントローラの負荷が大きいという問題が生じ
る。
【0030】それゆえ、この発明の目的は、リフレッシ
ュ実行時、外部コントローラの負荷を増加させることな
くリフレッシュ前の状態にメモリアレイを容易に復帰さ
せることのできる半導体記憶装置を提供することであ
る。
【0031】この発明の他の目的は、リフレッシュ時の
ペナルティが低減されたマルチバンク半導体記憶装置を
提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、アドレス記憶手段を有しかつ外部からのアド
レス信号を受けてアドレス記憶手段に格納するとともに
内部アドレス信号を発生するアドレス発生手段と、この
内部アドレス信号に従ってアドレス指定されたメモリセ
ルを選択するためのメモリセル選択手段と、リフレッシ
ュ指示に応答して、このアドレス発生手段のアドレス記
憶手段に記憶された内部アドレス信号を受けて保持する
アドレス退避手段と、リフレッシュ指示に応答してアド
レス発生手段を介してメモリセル選択手段へリフレッシ
ュすべきメモリセルを指定するリフレッシュアドレス信
号を与えかつメモリセル選択手段を活性化するリフレッ
シュ活性化手段と、リフレッシュ指示によるリフレッシ
ュ動作完了時、退避アドレスに従ってこのリフレッシュ
指示が与えられたときに選択状態にあったメモリセルを
再び選択状態に設定する再設定手段を備える。
【0033】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の再設定手段が、退避手段に退避した内部アドレス信
号をアドレス発生手段へ転送する手段と、メモリセルが
選択状態にあるか否かを示す信号を保持する活性化信号
保持手段と、この活性化信号保持手段に保持された信号
とリフレッシュ動作の完了とに従ってメモリセル選択手
段を活性化する手段を備える。
【0034】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2のリフレッシュ活性化手段が、リフレッシュ
指示に応答して外部からのアドレス信号をアドレス発生
手段へ与える手段を備える。
【0035】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2のリフレッシュ活性化手段が、リフレッシュ
指示に応答してアドレス信号を発生するリフレッシュア
ドレス発生手段と、外部からのアドレス信号とリフレッ
シュ発生手段からのアドレス信号とを受け、リフレッシ
ュ指示に応答してリフレッシュアドレス発生手段からの
アドレス信号を選択して内部アドレス発生手段へ印加す
る選択手段とを備える。
【0036】請求項5に係る半導体記憶装置は、各々が
互いに独立に活性/非活性状態へ駆動されかつ各々が一
定期間内に記憶データをリフレッシュする必要のある複
数のメモリセルを有する複数のメモリバンクと、これら
複数のメモリバンク各々に対して設けられ、活性化時与
えられたアドレス信号に従って対応のメモリバンクのア
ドレス指定されたメモリセルを選択状態へ置く複数のメ
モリセル選択手段と、バンクを特定するバンクアドレス
信号に従って、このバンクアドレス信号により特定され
たメモリバンクに対応して設けられたメモリセル選択手
段へ、外部からのアドレス信号により生成した内部アド
レス信号を与える内部アドレス発生手段を備える。この
内部アドレス発生手段は、該発生した内部アドレス信号
を保持するアドレス記憶手段を含む。
【0037】請求項5に係る半導体記憶装置は、さら
に、アドレス記憶手段に保持された内部アドレス信号を
受けて格納するためのアドレス退避手段と、リフレッシ
ュ指示に応答してこのアドレス記憶手段からアドレス退
避手段へ内部アドレス信号を退避させるための手段と、
リフレッシュ指示に応答して、複数のメモリセル選択手
段へリフレッシュすべきメモリセルを指定するリフレッ
シュアドレスを与えかつ複数のメモリセル選択手段を活
性化するリフレッシュ活性化手段と、リフレッシュ指示
によるリフレッシュ動作完了後、アドレス退避手段に退
避された内部アドレス信号をアドレス記憶手段へ転送し
かつリフレッシュ指示印加時活性状態にあったメモリバ
ンクのメモリセル選択手段を活性化する再設定手段を備
える。
【0038】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
5の内部アドレス発生手段が複数のメモリバンク各々に
対応して設けられ、バンクアドレス信号により指定され
ると外部からのアドレス信号を取込み内部アドレス信号
を発生する複数の内部アドレス発生回路を含み、またア
ドレス退避手段が、これら複数の内部アドレス発生回路
各々に対応して設けられる複数のアドレス退避回路を含
む。
【0039】請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項
5または6の装置がバンクアドレス信号と外部からのメ
モリセル選択指示とに従ってバンクアドレス信号が指定
するメモリバンクに対して設けられたメモリセル選択手
段を活性化するバンク活性化手段を備え、また再設定手
段が、リフレッシュ指示に応答してバンク活性化手段か
らのバンク活性化信号を退避させて記憶するバンク退避
手段と、リフレッシュ指示によるリフレッシュ動作完了
時、このバンク退避手段に退避させたバンク活性化信号
をバンク活性化手段へ転送して対応のメモリバンクのメ
モリセル選択手段を活性化する再活性化手段を備える。
【0040】請求項8に係る半導体記憶装置は請求項5
から7のいずれかのリフレッシュ活性化手段が、リフレ
ッシュ指示に応答して外部からのアドレス信号を取込ん
でリフレッシュアドレス信号として複数のメモリセル選
択手段へ与える手段を含む。
【0041】請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項
5から7のいずれかのリフレッシュ活性化手段が、リフ
レッシュ指示に応答してリフレッシュアドレス信号を発
生するリフレッシュアドレス発生手段と、外部からのア
ドレス信号とリフレッシュアドレス発生手段からのリフ
レッシュアドレス信号とを受け、リフレッシュ指示に応
答してリフレッシュアドレス信号を取込んで複数のメモ
リセル選択手段へ与える手段を備える。
【0042】請求項10に係る半導体記憶装置は、請求
項7のバンク活性化手段が、複数のメモリバンク各々に
対応して設けられ、対応のメモリバンクの活性化信号を
保持する複数の活性化信号保持回路を備え、バンク退避
手段は、複数の活性化信号保持回路各々に対応して設け
られ、リフレッシュ指示に応答して対応の保持回路のバ
ンク活性化信号を受けて保持する複数の退避回路を備
え、再活性化手段は、複数のバンク退避回路の各々の保
持するバンク活性化信号を対応のバンク活性化信号保持
回路へ転送する複数の転送回路を含む。
【0043】リフレッシュ指示が与えられると、内部で
その時のアドレス信号を退避させてリフレッシュを行な
い、リフレッシュ完了後退避したアドレス信号に従って
メモリセルを選択状態に置いている。したがって、記憶
装置内部でリフレッシュ指示のメモリアレイの非活性化
およびリフレッシュ完了後の再活性化が行なわれ、外部
コントローラは、このメモリアレイの選択状態のアドレ
スを常時モニタする必要がなく、外部コントローラの負
荷が軽減される。また、内部でリフレッシュ完了後メモ
リセルの再選択を退避したアドレス信号により行なって
いるため、複数のバンクが設けられている場合において
も、これら複数のバンクを同時に再活性状態へ駆動する
ことができ、リフレッシュ完了後復帰に至るまでの処理
に要する期間を短縮することができ、リフレッシュ時の
ペナルティが軽減される。
【0044】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1に従
う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。図1において、この半導体記憶装置は、複数のアレ
イバンク0−3を有するメモリバンク1と、このメモリ
バンク1の各アレイバンクを活性/非活性状態へ駆動す
るバンク駆動部2と、バンク駆動部2へ、ロウアドレス
信号を与えるロウアドレスラッチ回路3を含む。これら
のバンク駆動部2およびロウアドレスラッチ回路3は、
それぞれメモリバンクのアレイバンク0−3(図18の
バンク1a−1d)それぞれに対応して設けられるバン
ク駆動回路およびロウアドレスラッチを含む(図18参
照)。
【0045】この半導体記憶装置は、さらに、外部から
与えられるアドレス信号ADおよびバンクアドレス信号
BAをクロック信号CLKに同期して取込み内部アドレ
ス信号ADiおよび内部バンクアドレス信号BAiを生
成するアドレスバッファ6と、クロック信号CLKに同
期して外部から与えられる制御信号/CS、/RAS、
/CASおよび/WEを取込む制御信号入力バッファ7
と、この制御信号入力バッファ7からの内部制御信号の
クロック信号CLKの立上がりにおける状態を判定し、
その判定結果に従って動作モード指示信号を発生するコ
マンドデコーダ5を含む。これらのコマンドデコーダ
5、アドレスバッファ6、および制御信号入力バッファ
7は、従来の半導体記憶装置における構成と同じであ
る。
【0046】この半導体記憶装置は、さらに、コマンド
デコーダ5からのリフレッシュ指示信号φrに従ってリ
フレッシュに必要な制御信号を発生するリフレッシュ制
御回路18と、コマンドデコーダ5からのアレイ活性化
指示信号φaおよびプリチャージ指示信号φpとバンク
アドレス信号BAiとリフレッシュ制御回路18からの
制御信号とに従ってバンク活性化信号ACT0−3を出
力するバンク活性化制御回路14を含む。このバンク活
性化制御回路14からのバンク活性化信号ACT0−3
は、ロウアドレスラッチ回路3およびバンク駆動部2へ
与えられる。このバンク活性化信号ACT0−ACT3
が活性状態の間、対応のアレイバンクは活性状態に維持
される。リフレッシュ制御回路18は、リフレッシュ指
示信号φrが与えられると(リフレッシュ指示信号φr
が活性状態となると)、このバンク活性化制御回路14
へ制御信号を与え、バンク活性化信号ACT0−ACT
3の活性/非活性を制御する。
【0047】この半導体記憶装置は、さらに、リフレッ
シュ制御回路18の下にリフレッシュ動作ごとにそのカ
ウント値が1増分または減分されるリフレッシュカウン
タ9と、リフレッシュ制御回路18の制御の下に、アド
レスバッファ6からの内部アドレス信号ADiとリフレ
ッシュカウンタ9からのリフレッシュアドレス信号RA
Diの一方を選択してロウアドレスラッチ回路3へ与え
るマルチプレクサ(MUX)10と、リフレッシュ制御
回路18の制御の下に、ロウアドレスラッチ回路3にラ
ッチされたロウアドレスラッチを退避させて格納するロ
ウアドレス退避回路20と、リフレッシュ制御回路18
の制御の下に、リフレッシュ動作時、このバンク駆動部
2へ与えられるバンク活性化信号ACT0−ACT3を
退避させて記憶するバンク活性化情報退避回路22を含
む。
【0048】マルチプレクサ10は、リフレッシュ制御
回路18がリフレッシュ動作を行なうとき、リフレッシ
ュカウンタ9からのリフレッシュアドレス信号RADi
を選択してロウアドレスラッチ回路3へ与える。ロウア
ドレス退避回路20は、このロウアドレスラッチ回路3
にラッチされている各アレイバンクに対して与えられて
いるロウアドレスをリフレッシュ動作時退避させ、リフ
レッシュ完了後その退避したロウアドレスを元のロウア
ドレスラッチへ返送する。バンク活性化情報退避回路2
2も同様、各アレイバンクに対するバンク活性化信号A
CT0−ACT3をリフレッシュ動作時退避させ、かつ
リフレッシュ完了後元のバンク駆動回路へ返送する。次
に、この図1に示す半導体記憶装置のリフレッシュ制御
回路18の動作を図2に示すフロー図を参照して説明す
る。リフレッシュ制御回路18は、コマンドデコーダ5
からリフレッシュ指示が与えられるか否かをモニタする
(ステップS1)。このリフレッシュ指示が与えられて
いる否かは、コマンドデコーダからのリフレッシュ指示
信号φrが発生されたか(活性状態へ駆動されたか)否
かにより判定される。リフレッシュ指示信号φrが発生
されると(活性化されると)、リフレッシュ制御回路1
8は、リフレッシュ動作を行なう必要があるため、まず
ロウアドレスラッチ回路3にラッチされている各アレイ
バンクのロウアドレスをロウアドレス退避回路20へ退
避させ、またバンク駆動部の各バンク駆動回路へ与えら
れているバンク活性化信号を各アレイバンクごとに退避
させて格納する(ステップS2)。またリフレッシュカ
ウンタ9が起動され、リフレッシュアドレス信号RAD
iを出力し、マルチプレクサ(MAX)10がこのリフ
レッシュカウンタ9からのリフレッシュアドレス信号R
ADiを選択してロウアドレスラッチ3へ与える。この
状態においてはロウアドレスラッチ回路3はラッチ状態
にあり、ロウアドレスラッチ回路3のラッチするロウア
ドレスの変化は生じない。リフレッシュ制御回路18
は、このロウアドレス退避回路20およびバンク活性化
情報退避回路22へのロウアドレスおよびバンク活性化
信号の退避が完了すると、活性状態のバンクをすべて非
活性化する(ステップS3)。これは、単にバンク活性
化制御回路14に対し、すべてのバンクに対するプリチ
ャージ指示信号を与えることにより実現される。
【0049】次いで、リフレッシュ制御回路18が、バ
ンク活性化制御回路14へアレイ活性化指示信号を与
え、バンク活性化制御回路14からのバンク活性化信号
ACT0−ACT3をすべて活性状態へ駆動させる。こ
のとき、またバンク活性化制御回路14は、ロウアドレ
スラッチ回路3に対し、マルチプレクサ10を介して与
えられるリフレッシュアドレスRADiをラッチさせ
る。次いでバンク駆動部2が活性化され、メモリバンク
1に含まれるアレイバンク0−3において行選択動作が
行なわれ、この選択行に接続されるメモリセルのリフレ
ッシュ動作が行なわれる(ステップS4)。このリフレ
ッシュ動作は、各アレイバンク0−3において行(ワー
ド線)が選択状態へ駆動され、この選択行に接続される
メモリセルデータがビット線に読出され、センスアンプ
によりラッチされたデータが再び元のメモリセルへ再書
込されるまでに必要とされる時間である。このリフレッ
シュ動作時においてワード線が選択状態に保持される期
間は予め定められている。
【0050】このリフレッシュ動作が完了すると(ステ
ップS5)、リフレッシュ制御回路18は、ロウアドレ
ス退避回路20およびバンク活性化情報退避回路22に
退避させていたロウアドレスおよびバンク活性化情報
(バンク活性化信号)をそれぞれロウアドレスラッチ回
路3およびバンク駆動部2へ返送する(ステップS
6)。この返送時においてもロウアドレスラッチ回路3
は、マルチプレクサ10に対してはラッチ状態を保持し
ており、単にロウアドレス退避回路20から返送された
ロウアドレス信号を再びラッチするだけである。
【0051】リフレッシュ動作が完了すると、マルチプ
レクサ(MAX)10は、リフレッシュ制御回路18の
制御の下に、アドレスバッファ6から与えられる内部ア
ドレス信号ADiを選択する状態に設定される。リフレ
ッシュカウンタ9のカウント値(リフレッシュアドレ
ス)は、リフレッシュ動作前に1増分または減分されて
もよく、このリフレッシュ動作完了時にそのカウント値
が1増分または減分されてもよい。
【0052】上述のように、リフレッシュ指示が与えら
れると、内部で活性状態にあるアドレス信号を退避さ
せ、この退避した状態でリフレッシュアドレスに従って
全アレイバンクに対するリフレッシュ動作を実行する。
リフレッシュ完了後再び退避した活性状態のロウアドレ
スを返送することにより、メモリバンク1は、この返送
されたロウアドレスおよびバンク活性化情報に従ってリ
フレッシュ前の状態に復帰する。
【0053】外部のコントローラは、単にリフレッシュ
指示を与えているだけであり、リフレッシュ指示印加時
において、各バンクが活性状態にあるか否かおよび活性
状態のバンクではどのロウアドレスのワード線が選択状
態にあるかを示す情報を管理する必要がなく、外部コン
トローラの負荷が軽減される。また、リフレッシュから
元の状態への復帰時においては、内部でリフレッシュ印
加時活性状態にあったアレイバンクがすべて同時に活性
状態へ復帰するため、リフレッシュからの復帰時におい
て外部からアクティブコマンドおよびバンクアドレス信
号を与えて順次アレイバンクを活性状態へ駆動する必要
がなく、高速でリフレッシュ前の状態へ復帰することが
でき、リフレッシュ時のペナルティを低減することがで
きる。
【0054】図3は、図1に示すマルチプレクサ10お
よびロウアドレスラッチ回路3およびロウアドレス退避
回路20の構成の一例を示す図である。図3において、
ロウアドレスラッチ回路3は、アレイバンク0−3それ
ぞれに対応して設けられるロウアドレスラッチ3a、3
b、3cおよび3dを含み、ロウアドレス退避回路20
は、これらのロウアドレスラッチ3a−3dそれぞれに
対応して設けられるロウアドレス退避ユニット20a、
20b、20cおよび20dを含む。ロウアドレスラッ
チ3a−3dの各々は同じ構成を備え、図3において
は、ロウアドレスラッチ3aの構成を具体的に示し、ま
た、ロウアドレス退避ユニット20a〜20dの各々は
同じ構成を備え、図3においてはロウアドレス退避ユニ
ット20aの具体的構成を示す。
【0055】ロウアドレスラッチ3aは、バンク活性化
制御回路14(図1参照)からのロウアドレスラッチ指
示信号RAL0の活性化に応答して導通し、マルチプレ
クサ10からの内部ロウアドレス信号RAを伝達するト
ランスファゲート3aaと、このトランスファゲート3
aaから伝達された内部ロウアドレス信号RAをラッチ
し、アレイバンク0に対する内部ロウアドレス信号RA
0を生成するためのインバータ3abおよび3acを含
む。インバータ3abの出力はインバータ3acの入力
に接続され、インバータ3acの出力はインバータ3a
bの入力に接続され、これらのインバータ3abおよび
3acは、いわゆるインバータラッチを構成する。
【0056】ロウアドレスラッチ3b、3cおよび3d
の各々は、それぞれロウアドレスラッチ指示信号RAL
1、RAL2、およびRAL3の活性化に応答してマル
チプレクサ10から与えられる内部ロウアドレス信号R
Aを取込み、それぞれ対応のアレイバンク1−3に対す
る内部ロウアドレス信号RA1、RA2およびRA3を
生成する。
【0057】ロウアドレス退避回路20aは、後に詳細
に説明するが、リフレッシュ制御回路18からの転送指
示信号XFRの活性化時導通し、ロウアドレスラッチ3
aにラッチされた内部ロウアドレス信号RA0を転送す
るトランスファゲート20aaと、このトランスファゲ
ート20aaを介して伝達された内部ロウアドレス信号
RA0をラッチするためのインバータ20abおよび2
0acと、リフレッシュ制御回路18からの返送指示信
号TRBの活性化時導通し、これらのインバータ20a
bおよび20acによりラッチされた内部ロウアドレス
信号をロウアドレスラッチ3aへ返送するトランスファ
ゲート20adを含む。インバータ20abの出力がイ
ンバータ20acの入力に接続され、インバータ20a
cの出力はインバータ20abの入力に接続されて、イ
ンバータラッチを構成する。この転送指示信号XFR
は、ロウアドレス退避回路20a、20b、20cおよ
び20dに共通に与えられ、返送指示信号TRBは、同
様、ロウアドレス退避ユニット20a、20b、20c
および20dへ共通に与えられる。
【0058】マルチプレクサ10は、リフレッシュ制御
回路18からの切換指示信号φmxおよび/φmxの活
性化時導通し、リフレッシュカウンタ9からのリフレッ
シュアドレス信号RADiを選択してロウアドレスラッ
チ3a〜3dへ伝達するトランスミッションゲート10
aと、切換信号φmxおよび/φmxの非活性化時導通
し、アドレス入力バッファ6から与えられる内部アドレ
ス信号ADiを選択してロウアドレスラッチ3a〜3d
へ伝達するトランスミッションゲート10bを含む。こ
の切換信号φmxおよび/φmxは、リフレッシュ指示
が与えられた時に活性状態となる。以下、この図3に示
す構成の動作を図4に示す信号波形図を参照して説明す
る。
【0059】リフレッシュコマンドが与えられると、リ
フレッシュ指示信号φrが活性状態となり、応じて切換
信号φmxが活性状態となる。この切換信号φmxの活
性化に応答して、マルチプレクサ10は、トランスミッ
ションゲート10aが導通状態となり、リフレッシュカ
ウンタ9からのリフレッシュアドレスRADiを選択し
てロウアドレスラッチ3a〜3dに与える。このときま
たラッチ指示信号RAL0〜RAL3は非活性状態にあ
り、ロウアドレスラッチ3a〜3dはリフレッシュアド
レスの取込みは行なわない。
【0060】またこのリフレッシュ指示信号φrの活性
化に応答して、退避指示信号XFRが活性状態となり、
転送ゲート20aaが導通し、ロウアドレスラッチ3a
にラッチされていたアドレスADがロウアドレス退避ユ
ニット20aに転送されてそこに格納される。ロウアド
レスラッチ3b、3cおよび3dにおいても、それぞれ
この退避指示信号XFRに従ってロウアドレスラッチ3
b〜3dに格納されているロウアドレス信号が対応のロ
ウアドレス退避ユニット20b〜20dに転送されてそ
こに格納される。この退避動作が完了すると、次いで、
ロウアドレスラッチ指示信号RAL0〜RAL3がすべ
て所定期間活性状態となり、ロウアドレスラッチ3a〜
3dの各々は、マルチプレクサ10から与えられたリフ
レッシュアドレス信号RADiを取込みラッチし、内部
ロウアドレス信号RA0〜RA3として出力する。この
リフレッシュアドレスに従って、図1に示すバンク活性
化制御回路14の制御の下に、メモリバンク1に含まれ
るアレイバンク0−3それぞれにおいて、リフレッシュ
動作が行なわれる。
【0061】このリフレッシュ動作が完了すると、転送
指示信号TRBが所定期間活性状態となり、ロウアドレ
ス退避ユニット20a〜20dのトランスファゲート
(トランスファゲートゲート20ad)が導通し、その
退避されていたロウアドレス信号が対応のロウアドレス
ラッチ3a〜3dへ返送される。またこの返送指示信号
TRBの活性化に従って、切換指示信号φmxが非活性
状態となり、マルチプレクサ10は、トランスミッショ
ンゲート10bが導通し、アドレス入力バッファ6から
の内部アドレス信号ADiを選択する。
【0062】このリフレッシュ指示が与えられたとき
に、ロウアドレスラッチに格納された内部ロウアドレス
信号を対応のロウアドレス退避ユニット20a〜20d
に退避させてロウアドレスラッチにはリフレッシュアド
レスを格納してこのリフレッシュアドレス信号に従って
リフレッシュを行なう。次いで、リフレッシュ完了後こ
の退避されたアドレス信号を対応のロウアドレスラッチ
へ返送することにより、再びこの半導体記憶装置をリフ
レッシュ前の状態に復帰させることが可能になる。
【0063】図5は、図1に示すリフレッシュ制御回路
18の構成を概略的に示す図である。図5において、リ
フレッシュ制御回路18は、リフレッシュ指示信号φr
に応答してワンショットの退避指示信号XFRを出力す
る退避指示信号発生回路18aと、この退避指示信号X
FRに応答して、バンク活性化制御回路14(図1参
照)へアレイ非活性化指示信号RPRaを出力するアレ
イ非活性化指示信号発生回路18bと、このアレイ非活
性化指示信号RPRaに応答して、リフレッシュ開始指
示信号REFをバンク活性化制御回路14へ与えるリフ
レッシュ開始指示信号発生回路18cと、このリフレッ
シュ開始指示信号REFに応答して、リフレッシュ開始
指示信号が発生されてから所定時間経過後にリフレッシ
ュ完了指示信号RPRbを出力するリフレッシュ完了指
示信号発生回路18dと、リフレッシュ完了指示信号R
PRbに応答して返送指示信号TRBを出力する返送指
示信号発生回路TRBと、リフレッシュ指示信号φrに
応答してセットされかつ返送指示信号TRBに応答して
リセットされて、切換指示信号φmxを出力するセット
/リセットフリップフロップ18fを含む。
【0064】退避指示信号発生回路18a、アレイ非活
性化指示信号発生回路18bおよびリフレッシュ開始指
示信号発生回路18cは、それぞれワンショットのパル
ス発生回路で構成される。リフレッシュ完了指示信号発
生回路18dは、遅延回路とワンショットパルス発生回
路により形成される。この遅延回路により、リフレッシ
ュ時において各アレイバンクにおけるワード線の選択期
間が決定される。返送指示信号発生回路18eは、通常
のワンショットパルス発生回路で構成される。
【0065】図6は、図5に示すリフレッシュ制御回路
18の動作を示す信号波形図である。以下、この図6を
参照して図5に示すリフレッシュ制御回路の動作につい
て説明する。
【0066】クロック信号の立上がりエッジにおいてチ
ップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号
/RASおよびコラムアドレスストローブ信号/CAS
をLレベルに設定し、ライトイネーブル信号/WEをH
レベルに設定してリフレッシュコマンドを与える。この
リフレッシュコマンドに応答して、リフレッシュ指示信
号φrがHレベルの活性状態となり、応じて退避指示信
号発生回路18aからの退避指示信号XFRが所定期間
活性状態となる。この退避指示信号XFRにより内部ロ
ウアドレス信号の退避が完了すると、アレイ非活性化指
示信号発生回路18bからアレイ非活性化指示信号RP
Raが出力される。このアレイ非活性化指示信号RPR
aにより、それまで活性状態にあったバンク活性化信号
ACT(図6において信号ACRaで示す)が非活性状
態へ駆動される。このリフレッシュ指示時において、非
活性状態にあるバンクに対するバンク活性化信号を、図
6においては信号ACTbで示す。これにより、全バン
クがすべて非活性状態へ駆動される。
【0067】その後、リフレッシュ開始指示信号発生回
路18cからリフレッシュ指示信号REFが出力され、
バンク活性化信号ACTaおよびACTbが活性化さ
れ、全バンクにおいて同時にリフレッシュが行なわれ
る。このリフレッシュ指示信号REFが発生されてから
所定時間が経過すると、リフレッシュ完了指示信号発生
回路18dからリフレッシュ完了指示信号RPRbが出
力される。このリフレッシュ完了指示信号RPRbによ
り、バンク活性化信号ACTaおよびACTbが非活性
状態となり、全バンクが再び非活性状態へ駆動される。
これにより、リフレッシュ動作が完了する。
【0068】このリフレッシュ動作の完了の後、返送指
示信号発生回路18eから返送指示信号TRBが発生さ
れ、再びリフレッシュ前の内部ロウアドレス信号が対応
のロウアドレスラッチにラッチされる。このとき、後に
説明するが再びアレイ活性化信号も返送され、リフレッ
シュコマンドが与えられたときに活性状態にあったバン
クが再び元の活性状態に復帰する。
【0069】セット/リセットフリップフロップ18f
は、このリフレッシュ指示信号φrの発生に応答して活
性状態となり、返送指示信号TRBが発生されると非活
性状態となる。
【0070】図7は、図1に示すバンク活性化制御回路
14の構成を概略的に示す図である。図7において、バ
ンク活性化制御回路14は、アドレスバッファ6(図1
参照)からのバンクアドレス信号BAiを受けてデコー
ドし、バンク指示信号ZBNKを出力するバンクデコー
ダ14aと、このバンク指示信号ZBNKと、コマンド
デコーダからのアレイ活性化指示信号φazおよびプリ
チャージ指示信号φpzと、リフレッシュ制御回路18
からのリフレッシュ開始指示信号REFとアレイ非活性
化指示信号RPRaおよびリフレッシュ完了指示信号R
PRbを受けて、アレイバンクに対するバンク活性化信
号ACT0−3(ACT0−ACT3)を出力する活性
化信号発生回路14bを含む。
【0071】通常動作モード時(リフレッシュモード時
以外)においては、この活性化信号発生回路14bは、
バンクデコーダ14aからのバンク指示信号ZBNKが
指示するアレイバンクに対して、アレイ活性化指示信号
φazまたはプリチャージ指示信号φpzに従ってバン
ク活性化信号の活性/非活性を制御する。リフレッシュ
動作時においては、この活性化信号発生回路14bは、
リフレッシュ制御回路からの信号REF、RPRaおよ
びRPRbに従ってバンク活性化信号ACT0−ACT
4の活性/非活性を制御する。
【0072】図8は、図7に示すバンクデコーダの構成
の一例を示す図である。図8において、このバンクデコ
ーダ14aは、アレイバンクが4つ設けられているた
め、4ビットのバンクアドレス信号ビットBA<0>、
/BA<0>、BA<1>、および/BA<1>を受け
る。ビットBA<0>とビット/BA<0>は互いに相
補なビットであり、ビットBA<1>および/BA<1
>は互いに相補なビットである。
【0073】図8において、バンクデコーダ14aは、
バンクアドレス信号ビット/BA<0>および/BA<
1>を受けてバンク指定信号ZBNK0を出力するNA
ND回路14aaと、バンクアドレス信号ビット/BA
<0>およびBA<1>を受けてバンク指定信号ZBN
K1を出力するNAND回路14abと、バンクアドレ
ス信号ビットBA<0>および/BA<1>を受けてバ
ンク指定信号ZBNK2を出力するNAND回路14a
cと、バンクアドレス信号ビットBA<0>およびBA
<1>を受けてバンク指定信号ABNK3を出力するN
AND回路14adを含む。これらのバンク指定信号Z
BNK0〜ZBNK3は、選択状態のときにLレベルと
なり、メモリバンク1の対応のアレイバンク0−3が指
定されたことを示す。
【0074】図9は、図7に示す活性化信号発生回路1
4bの構成と、図1に示すバンク活性化情報退避回路2
2の構成を示す図である。図9においては、コマンドデ
コーダ5に含まれるアクティブコマンドデコード回路5
aおよびプリチャージコマンドデコード回路5bの構成
を併せて示す。これらのデコード回路5aおよび5b
は、クロック信号CLKの立上がりエッジで信号の状態
を判定するが、このクロック信号CLKは示していな
い。コマンドデコーど回路5aは、チップセレクト信号
/CSおよびロウアドレスストローブ信号/RASがL
レベルであり、コラムアドレスストローブ信号/CAS
およびライトイネーブル信号/WEがHレベルのとき
に、アレイ活性化指示信号φazをLレベルの活性状態
へ駆動する。プリチャージコマンドデコード回路5b
は、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストロー
ブ信号/RASおよびライトイネーブル信号/WEがL
レベルにありかつコラムアドレスストローブ信号/CA
SがHレベルのときに、そのプリチャージ指示信号φp
zをLレベルの活性状態へ駆動する。
【0075】活性化信号発生回路14bは、アレイ非活
性化指示信号RPRaと、リフレッシュ完了指示信号R
PRbを受けるNOR回路14baと、メモリバンク1
の各アレイバンクに対して設けられて、それぞれのアレ
イバンク0−3にバンク活性化信号ACT0−ACT3
を出力する活性化回路24a−24dを含む。図9にお
いては、メモリバンク1のアレイバンク0に対して設け
られ、バンク活性化信号ACT0を出力する活性化回路
24aの構成を具体的に示す、アレイバンク3に対し
て、バンク活性化信号ACT3を出力する活性化回路2
4dはブロックの形で示す。また、アレイバンク1およ
び2に対して設けられる活性化回路(活性化信号ACT
1およびACT2を出力する)回路は、省略している。
【0076】活性化回路24aは、アクティブコマンド
デコード回路5aからのアレイ活性化指示信号φazと
バンク指定信号ZBNK0を受けるNORゲート24a
aと、プリチャージコマンドデコード回路5bからのプ
リチャージ指示信号φpzとバンク指定信号ZBNK0
を受けるORゲート24abと、NORゲート24aa
の出力信号とリフレッシュ開始指示信号REFとNAN
Dゲート24adの出力信号を受けるロジックゲート2
4acを含む。NANDゲート24adは、このロジッ
クゲート24acの出力信号とNOR回路14baの出
力信号とORゲート24abの出力信号を受ける。ゲー
ト24aaおよび24acは複合ゲートを構成し、ゲー
ト24abおよび24adは複合ゲートを構成する。こ
の活性化回路24aは、さらに、NANDゲート24a
dの出力信号を反転してバンク活性化信号ACT0を出
力するインバータ24aeを含む。
【0077】他のアレイバンクに対する活性化回路は、
同一の構成を備え、単に与えられるバンク指定信号が異
なるだけである。
【0078】これらの活性化回路24a〜24dそれぞ
れに対して、活性化信号を格納するバンク活性化情報退
避回路22に含まれる退避ユニット22a〜22dが設
けられる。図9においては、このメモリバンク1のアレ
イバンク0に対する活性化回路24aのための退避ユニ
ット22aの構成を示す。これらの退避ユニット22a
〜22dの構成は同じである。
【0079】図9において、退避ユニット22aは、退
避指示信号XFRの活性化時導通し、バンク活性化信号
ACT0を伝達するトランスファゲート22aaと、こ
のトランスファゲート22aaを介して伝達されたバン
ク活性化信号ACT0をラッチするためのインバータ2
2acおよび22abと、返送指示信号TRBの活性化
時導通し、このインバータ22acおよび22abによ
りラッチされたバンク活性化信号を活性化回路24dに
返送する転送ゲート22adを含む。このトランスファ
ゲート22adは、活性化回路24aに含まれるインバ
ータ24aeの入力部へそのラッチしたアレイ活性化信
号を返送する。信号XFRおよびTRBは、退避ユニッ
ト22a〜22dに共通に与えられ、リフレッシュ制御
回路18(図1参照)から与えられる。次に、この図9
に示す構成の動作について簡単に説明する。
【0080】通常動作モードにおいてアクティブコマン
ドが与えられた場合、アレイ活性化指示信号φazがH
レベルからLレベルに所定期間立下がる。この状態にお
いては、バンク指定信号ZBNK0〜ZNK3のいずれ
かが活性状態となる。今、アレイバンク0が指定された
場合を考える。この状態においては、バンク指定信号Z
BNK0がLレベルの活性状態となる。したがって、N
ORゲート24aaの出力信号がHレベルとなり、ロジ
ックゲート24acの出力信号がHレベルとなる。プリ
チャージ指示信号φpzはHレベルにあり、またNOR
回路14baの出力信号もHレベルである。したがっ
て、このロジックゲート24acの出力信号の立上がり
に応答してNANDゲート24adの出力信号がLレベ
ルとなり、応じてインバータ24aeからのバンク活性
化信号ACT0がHレベルとなる。この後、アレイ活性
化指示信号φazおよびバンク指定信号ZBNK0がと
もにHレベルに復帰してもNORゲート24aaの出力
信号はLレベルであり、ロジックゲート24acの出力
信号のロジックレベルは変化せず、バンク活性化信号A
CT0は活性状態を維持する。
【0081】プリチャージコマンドが与えられると、プ
リチャージコマンドデコード回路5bからのプリチャー
ジ指示信号φpzがLレベルに立下がる。このとき、ま
だバンク指定信号ZBNK0がLレベルのとき、活性化
回路24aにおいて、OR回路24abの出力信号がL
レベルとなり、応じてNAND回路24adの出力信号
がHレベルとなり、インバータ24aからのバンク活性
化信号ACT0がLレベルの非活性状態となる。
【0082】アレイ活性化指示信号φazおよびプリチ
ャージ指示信号φpzは、非活性状態においてはHレベ
ルである。今リフレッシュコマンドが与えられ、リフレ
ッシュ指示信号φrがコマンドデコーダ5から出力され
る場合を考える(図6参照)。この状態において、ま
ず、退避指示信号XFRがHレベルの活性状態となり、
トランスファゲート22aaが導通し、バンク活性化信
号ACT0が退避ユニット22aに転送される。これは
残りの退避ユニット22dにおいても同じである。この
後、アレイ非活性化指示信号RPRaがHレベルとな
り、NOR回路14baの出力信号がLレベルとなり、
活性化回路24aにおいては、NAND回路24adの
出力信号がHレベルとなり、応じてバンク活性化信号A
CT0はLレベルに駆動される。このNOR回路14b
aの出力信号は活性化回路24a〜24dに共通に与え
られており、これらの活性化回路からのバンク活性化信
号ACT0〜ACT3がすべて非活性状態のLレベルに
駆動される。
【0083】次いでリフレッシュ開始指示信号REFが
Hレベルの活性状態となり、活性化回路24aにおいて
は、再びロジックゲート24acの出力信号がHレベル
となり、応じてNAND回路24adの出力信号がLレ
ベルとなり、バンク活性化信号ACT0がHレベルへ駆
動される。このリフレッシュ開始指示信号REFは、活
性化回路24a〜24dに共通に与えられており、した
がって、これらの活性化回路24a〜24dからのバン
ク活性化信号ACT0〜ACT3がすべて活性状態へ駆
動される。
【0084】所定時間が経過すると、リフレッシュ完了
指示信号RPRbがHレベルの活性状態となり、応じて
NOR回路14baの出力信号がLレベルとなり、これ
らのバンク活性化信号ACT0〜ACT3がLレベルの
非活性状態となる。次いで、返送指示信号TRBがHレ
ベルの活性状態となり、退避ユニット22aにおいて
は、トランスファゲート22adが導通し、退避してい
たバンク活性化信号を活性化回路24aに返送する。こ
の返送指示信号TRBは、退避ユニット22a〜22d
に共通に与えられており、退避ユニット22a〜22d
において共通に、活性化回路24a−24dへ退避した
バンク活性化信号の返送が行なわれる。今、リフレッシ
ュ指示が与えられたときに、バンク活性化信号ACT0
がHレベルの活性状態にあれば、この退避ユニット22
aから返送される信号はLレベルであり、応じてロジッ
クゲート24acの出力信号がHレベルとなり、NAN
Dゲート24adの出力信号がLレベルとなり、バンク
活性化信号ACT0が再びHレベルとなる。このバンク
活性化信号ACT0は、ロジックゲート24acおよび
NANDゲート24adによりラッチされる。これによ
り、リフレッシュ指示が与えられたときの状態に各アレ
イバンクを復帰させることができる。
【0085】図10は、アドレスラッチ指示信号発生部
の構成を示す図である。図10においては、1つのアレ
イバンクに対するアドレスラッチ指示信号発生部の構成
を示す。各アレイバンクに対応して設けられたロウアド
レスラッチそれぞれに対して図10に示すラッチ指示信
号発生回路が設けられる。このラッチ指示信号発生部は
バンク活性化制御回路14に含まれる。
【0086】図10において、アドレスラッチ指示信号
発生部は、バンク指示信号ZBNK(ZBNK0−ZB
NK3)とアレイ活性化指示信号φazを受けるNOR
回路34aと、NOR回路34aの出力信号とリフレッ
シュ開始指示信号REFを受けるOR回路34bを含
む。OR回路34bからロウアドレスラッチ指示信号R
AL(RAL0−RAL3)が出力される。この図10
に示す回路構成が、ロウアドレスラッチ3a−3d(図
2参照)それぞに対して設けられる。
【0087】通常動作モード時においては、アクティブ
コマンドが与えられるとバンクアドレス信号により指定
されたアレイバンクに対して設けられたロウアドレスラ
ッチに対するロウアドレスラッチ指示信号RALが活性
状態となる。リフレッシュモード時においては、リフレ
ッシュ開始指示信号REFが活性状態とされると、すべ
てのロウアドレスラッチに対するロウアドレスラッチ指
示信号RAL0−RAL3が活性状態となり、リフレッ
シュカウンタからのリフレッシュアドレスを取込みリフ
レッシュを行なう。
【0088】この図10に示す構成のように、リフレッ
シュ開始時にロウアドレス信号を取込みラッチする構成
とすることにより、通常モード時において、アクティブ
コマンドが与えられてバンク活性化指示信号ACTが活
性状態となるときにロウアドレス信号取込みタイミング
とリフレッシュ実行時におけるリフレッシュアドレス取
込みタイミングをほぼ同じとすることができ、リフレッ
シュモード時および通常動作モード時いずれにおいて
も、同じタイミングで行選択動作を行なうことができ
る。
【0089】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、リフレッシュモード時において、アレイバンク
それぞれのバンク情報を退避しその状態でリフレッシュ
を行なった後、リフレッシュ完了後各バンクを元の状態
に復帰させているため、外部コントローラは、リフレッ
シュ指示を与えるだけでよくそのリフレッシュのための
負荷が軽減される。またリフレッシュ完了後、内部は同
時の元の状態に復帰するため、リフレッシュから元の状
態に復帰するまでのクロックサイクル数が低減され、リ
フレッシュ時のペナルティが低減される。
【0090】[実施の形態2]図11は、この発明の実
施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図11においては、リフレッシュ制御回路の構
成が示される。他の構成は、先の図1に示す構成と同じ
である。図11において、リフレッシュ制御回路18
は、リフレッシュ指示信号φrに応答して退避指示信号
XFRを出力する退避指示信号発生回路18aと、退避
指示信号発生回路18aからの退避指示信号XFRに応
答して、アレイ非活性化指示信号RPRaを出力するア
レイ非活性化指示信号発生回路18bと、リフレッシュ
指示信号φrに応答してセットされかつプリチャージ指
示信号φpに応答してリセットされるセット/リセット
フリップフロップ38aと、フリップフロップ38aの
出力Qからの出力信号が活性状態の間起動されて計時動
作を行ない、所定の時間経過ごとに活性化信号を出力す
るタイマ38bと、アレイ非活性化指示信号発生回路1
8bからのアレイ非活性化指示信号RPRaとタイマ3
8bからのカウントアップ信号とに応答してリフレッシ
ュ開始指示信号REFを出力するリフレッシュ開始指示
信号発生回路38cと、リフレッシュ開始指示信号発生
回路38cからのリフレッシュ開始指示信号REFに応
答して所定時間経過後にリフレッシュ完了指示信号RP
Rbを出力するリフレッシュ完了指示信号発生回路38
dと、セット/リセットフリップフロップ38aのリセ
ットに応答して所定時間経過後返送指示信号TRBを出
力する返送指示信号発生回路38dを含む。このセット
/リセットフリップフロップ38aの出力Qからまた切
換指示信号φmxが出力される。
【0091】この図11に示すリフレッシュ制御回路に
よれば、リフレッシュ指示が与えられて、リフレッシュ
を行なった後、プリチャージコマンドが与えられるまで
内部のタイマ38bの制御の下に所定の時間間隔でリフ
レッシュが繰返し実行される。この場合、セルフリフレ
ッシュが行なわれるが、このセルフリフレッシュが行な
われている間、退避したバンク情報は保持する必要があ
る。したがって、このセルフリフレッシュを終了させる
プリチャージコマンドが与えられたときに返送指示信号
TRBを出力する。
【0092】図12は、この図11に示すリフレッシュ
制御回路18の動作を示す信号波形図である。以下、こ
の図11に示す信号波形図を参照して図10に示すリフ
レッシュ制御回路18の動作について説明する。
【0093】リフレッシュコマンドが与えられるとリフ
レッシュ指示信号φrが活性状態となり、退避指示信号
発生回路18aから退避指示信号XFRが出力される。
次いで、アレイ非活性化指示信号発生回路18bが、こ
の転送動作によるバンク情報(ロウアドレス信号および
アレイ活性化信号)の退避の後、アレイ非活性化指示信
号RPRaを出力し、活性状態のバンクをすべて非活性
状態へ駆動する。このアレイのすべての非活性化の後
(非活性化指示信号RPRaが発生されてから通常のプ
リチャージに必要な時間が経過した後)、リフレッシュ
開始指示信号発生回路38cが、リフレッシュ開始指示
信号REFを発生する。このリフレッシュ開始指示信号
REFに従って、アレイバンクにおいて実施の形態1と
同様、リフレッシュアドレスに従ったリフレッシュ動作
が行なわれる。所定時間が経過すると、リフレッシュ完
了指示信号発生回路18dからのリフレッシュ完了指示
信号RPRbが発生されて、アレイバンクのリフレッシ
ュが完了し、各アレイバンクは非活性状態に駆動され
る。
【0094】このリフレッシュサイクルは、通常CBR
リフレッシュまたはオートリフレッシュと呼ばれてい
る。タイマ38bは、このリフレッシュコマンドが与え
られてからカウント動作を行なっている。リフレッシュ
コマンドが与えられてから所定時間経過後、依然プリチ
ャージコマンドが与えられていない場合、タイマ38b
は、カウントアップ信号を発生してリフレッシュ開始指
示信号発生回路38cへ時刻T0において与える。これ
に応答して、リフレッシュ開始指示信号発生回路38c
が再びリフレッシュ開始指示信号REFを発生し、次い
でリフレッシュ完了指示信号発生回路18dがリフレッ
シュ完了指示信号RPRbを出力する。この動作は、プ
リチャージコマンドが与えられてセット/リセットフリ
ップフロップ38aがリセットされるまで繰返される。
このタイマ38bの制御の下に行なわれるリフレッシュ
はセルフリフレッシュと呼ばれている。タイマ38b
が、所定時間間隔でカウントアップ信号を出力して、リ
フレッシュ開始指示信号REFを活性化する。
【0095】セルフリフレッシュモードの完了は、プリ
チャージコマンドを与えることにより行なわれる。この
プリチャージコマンドにより、プリチャージ指示信号φ
pが活性状態となり、セット/リセットフリップフロッ
プ38aがリセットされる。このプリチャージコマンド
は、すべてのアレイバンクに対し与えられる(シングル
バンクプリチャージコマンドと全バンクプリチャージコ
マンドは、特定のアドレス信号ビットたとえばAd10
の値により切換えられる)。これにより、アレイバンク
すべてがプリチャージされて非活性状態となる。RAS
プリチャージ時間(アレイのプリチャージに要する時
間)が経過した後、返送指示信号発生回路38dは、こ
のセット/リセットフリップフロップ38aの出力信号
の非活性化に応答して、返送指示信号TRBを発生す
る。これにより、各ロウアドレス退避回路20およびバ
ンク活性化情報退避回路22(図1参照)に退避されて
いた信号がロウアドレスラッチ回路3およびバンク駆動
部2へ返送されて、アレイバンクは、リフレッシュコマ
ンドが与えられる前の状態に復帰する。
【0096】この図11に示すようなセルフリフレッシ
ュモードを行なう半導体記憶装置においても、セルフリ
フレッシュ終了コマンドが与えられるまで、内部でバン
ク情報(各バンクのロウアドレス信号およびアレイ活性
化信号)を退避させておくことにより、セルフリフレッ
シュ完了時、内部でリフレッシュ前の状態に高速で復帰
させることができ、リフレッシュ時のペナルティを低減
することができる。
【0097】この実施の形態2において、各ロウアドレ
ス退避回路20およびバンク活性化情報退避回路22の
構成は実施の形態1と同じであり、またバンク活性化制
御回路14の構成も同じである。さらに、セルフリフレ
ッシュを終了させるためのリフレッシュ終了コマンドが
与えられたとき、すべてのバンクに対しプリチャージを
行なわせるために、この全バンクプリチャージコマンド
が与えられたときに発生される全バンクプリチャージ指
示信号は、図9に示すバンク活性化回路24aの構成に
おいて、負論理の全バンクプリチャージ指示信号をNA
NDゲート24adへ与えればよい。これにより、シン
グルバンクプリチャージコマンドおよび全バンクプリチ
ャージコマンドを実現することができる。
【0098】すなわち、図13に示すように、チップセ
レクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RA
S、およびライトイネーブル信号/WEをLレベルとし
かつ特定のアドレス信号ビットAd10およびコラムア
ドレスストローブ信号/CASをHレベルに設定するこ
とにより、正論理の全バンクプリチャージ指示信号φp
aがゲート回路G1から出力され、この正論理の全バン
クプリチャージ指示信号φpaをインバータG2により
負論理の全バンクプリチャージ指示信号φzpaに変換
して図9に示すゲート24adへ伝える。この信号φz
paを図9のバンク活性化回路24a〜24dに共通に
与えることにより、全バンクの同時プリチャージを実現
することができる。
【0099】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、セルフリフレッシュモード動作が可能な半導体
記憶装置においても、リフレッシュ復帰時においてのペ
ナルティを低減することができ、またセルフリフレッシ
ュ復帰時容易に、かつ高速でセルフリフレッシュに入る
前の状態に各バンクの状態を復帰させることができる。
【0100】[実施の形態3]図14は、この発明の実
施の形態3に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図14に示す構成においては、リフレ
ッシュアドレスを発生するためのリフレッシュカウンタ
およびリフレッシュモード時に外部からのアドレス信号
に代えてリフレッシュアドレスを選択するためのマルチ
プレクサは設けられていない。すなわち、この図14に
示す半導体記憶装置においては、リフレッシュアドレス
は外部から与えられる。通常の標準DRAMにおける
「RASオンリーリフレッシュ」と同様のリフレッシュ
動作が行なわれる。
【0101】他の構成は、図1に示す実施の形態1に従
う半導体記憶装置の構成と同じであり、対応する部分に
は同一参照番号を付す。この図14に示す構成の場合、
内部にリフレッシュカウンタおよびマルチプレクサを設
ける必要がなく、外部で、各アレイバンクにおいていず
れの行をリフレッシュしているかを容易にモニタするこ
とができる。この図14に示す構成においても、リフレ
ッシュコマンドが与えられると、ロウアドレスラッチ回
路3にラッチされたロウアドレス信号はロウアドレス退
避回路20へ退避される。また、バンク駆動部2におい
て与えられているバンク活性化信号もバンク活性化情報
退避回路22へ退避される。この状態で、アドレスバッ
ファ6を介して与えられる外部からのアドレス信号AD
に従って、各メモリバンク1のアレイバンク0−3のリ
フレッシュが実行される。リフレッシュ時において、ロ
ウアドレス退避回路20およびバンク活性化情報退避回
路22への退避に要する時間が、通常のバンクデコーダ
によるバンク指定信号の活性化およびそれに続くバンク
活性化信号の活性化までに要する時間と同じ程度であれ
ば、この外部からリフレッシュアドレス信号を与える構
成においても、ロウアドレスラッチ回路3でアドレス信
号がラッチされるタイミングは通常動作モード時および
リフレッシュ動作モード時いずれにおいても同じとする
ことができ、外部コントローラは、アドレスのセットア
ップ時間およびホールド時間をその通常動作モード時お
よびリフレッシュモード時同じとしてアドレス信号を印
加することができ、外部コントローラの負荷は増加しな
い。
【0102】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、リフレッシュアドレス信号を外部から与える構
成とし、リフレッシュ時においては、各バンクの活性化
情報を退避させてリフレッシュを行ない、そのリフレッ
シュ完了後、各アレイバンクをリフレッシュ前と同じ状
態に復帰させている。リフレッシュアドレス信号を外部
から与えているため、外部で容易にリフレッシュされて
いる行を識別することができる。また内部でリフレッシ
ュカウンタおよびマルチプレクサが不要となり、チップ
占有面積を低減することが可能となる。
【0103】[実施の形態4]図15は、この発明の実
施の形態4に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図15においては、この半導体記憶装
置はメモリアレイ100を含む。このメモリアレイ10
0は、行列状に配列される複数のメモリセルを有する
が、バンク構成とはなっていない。したがって、バンク
構成を有しないため、この半導体記憶装置は、バンク単
位での制御に代えて、アレイ活性/非活性を制御する。
【0104】すなわち、この半導体記憶装置は、コマン
ドデコーダ5からのアレイ活性化指示信号φaおよびプ
リチャージ指示信号φpおよびリフレッシュ制御回路1
8からの制御信号に従ってアレイ活性化信号ACTおよ
びロウアドレスラッチ指示信号RALを出力するアレイ
活性化制御回路114と、アレイ活性化制御回路114
の制御の下に、マルチプレクサ10を介して与えられる
アドレス信号をラッチするロウアドレスラッチ回路10
3と、アレイ活性化制御回路114からのアレイ活性化
信号ACTに従ってメモリアレイ100を活性/非活性
状態へ駆動するアレイ駆動回路102を含む。
【0105】ロウアドレスラッチ回路103は、このア
レイ活性化制御回路114からのロウアドレスラッチ指
示信号RALに従ってマルチプレクサ10を介して与え
られたロウアドレス信号をラッチする。アレイ駆動回路
102は、したがって通常の標準DRAMの行系制御回
路と同様、アレイ活性化信号ACTを内部ロウアドレス
ストローブ信号と同様に駆動してメモリアレイ100の
行選択に関連する動作の制御を行なう。
【0106】マルチプレクサ10は、リフレッシュカウ
ンタ9およびアドレスバッファ106からのアドレス信
号を受ける。アドレスバッファ106は、外部からのア
ドレス信号ADのみを受け、バンクアドレス信号は与え
られない。このロウアドレスラッチ回路103およびア
レイ駆動回路102それぞれに対応してロウアドレス退
避回路120およびアレイ活性化情報退避回路122が
設けられる。これらのロウアドレス退避回路120およ
びアレイ活性化情報退避回路122は、リフレッシュ制
御回路18の制御の下に、ロウアドレスラッチ回路10
3にラッチされたロウアドレスおよびアレイ駆動回路1
02のアレイ活性化信号を退避させる。制御信号入力バ
ッファ7、コマンドデコーダ5、リフレッシュ制御回路
18およびリフレッシュカウンタ9およびマルチプレク
サ(MUX)10は、先の実施の形態1または2の構成
と同じである。単に、1つのバンクを1つのメモリアレ
イとして考えればよい。
【0107】この図15に示す半導体記憶装置において
は、メモリアレイ100が、アレイ駆動回路102の制
御の下に活性/非活性化される。この図15に示す半導
体記憶装置は、実施の形態1または2の半導体記憶装置
がバンクを1つ備える構成と等価である。したがって、
この図15に示す半導体記憶装置においても、リフレッ
シュコマンドが与えられリフレッシュが行なわれると
き、内部で自動的にアレイのプリチャージが行なわれ、
リフレッシュが行なわれた後、再度アレイがリフレッシ
ュ時活性状態にあれば不活性状態に復帰する。したがっ
て、バンクの数が1つであり、バンク構成でない場合に
おいても、単にリフレッシュ完了後再びアクティブコマ
ンドを外部から与えてメモリアレイをリフレッシュ時の
状態に復帰させる必要がなく、リフレッシュ完了後リー
ドコマンドまたはライトコマンドを与えてメモリアレイ
へアクセスすることができ、リフレッシュ時のペナルテ
ィを軽減することができる。また、リフレッシュアドレ
スは実施の形態3と同様外部から与えられてもよい。
【0108】[他の適用例]上述の説明においては、ク
ロック信号に同期してデータの入出力を行なう同期型半
導体記憶装置として、SDRAMが一例として説明され
ている。しかしながら、この発明は、リフレッシュ動作
が必要であり、かつ動作モードがコマンドの形で与えら
れる半導体記憶装置であれば適用可能である。たとえ
ば、クロック信号の立上がりおよび立下がりエッジ両者
でデータの入出力を行ない、またクロック信号の立上が
りエッジおよび立下がりエッジで外部制御信号およびア
ドレス信号を順次取込む半導体記憶装置であっても本発
明は適用可能である。
【0109】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、リフ
レッシュ指示印加時、各アレイについての情報を退避さ
せてリフレッシュを行ない、リフレッシュ完了後このア
レイに関連する情報を返送してアレイを元の状態に復帰
させるように構成しているため、外部コントローラのリ
フレッシュ時の負荷が軽減され、またリフレッシュ完了
後高速でアレイを元の状態に復帰させることができ、リ
フレッシュ時のペナルティが軽減され、応じてプロセサ
のウエイト時間が短くなり、処理性能に優れたシステム
を構築することができる。
【0110】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
リフレッシュ指示が与えられるとアドレス発生手段のア
ドレス記憶手段に記憶された内部アドレス信号をアドレ
ス退避手段に退避させ、このリフレッシュ指示に従って
リフレッシュアドレス信号に従ってメモリセル選択手段
を活性化してリフレッシュを行ない、このリフレッシュ
動作完了後退避させたアドレス信号に従ってアレイを元
の状態に再設定するように構成しているため、リフレッ
シュ動作時外部コントローラが、リフレッシュ印加時に
おけるアレイの選択状態のアドレスを管理する必要がな
く、外部コントローラの負荷が軽減される。また、リフ
レッシュ完了後再設定手段により元の状態に復帰してい
るため、外部コントローラの制御の下に、アレイをリフ
レッシュ印加時の状態に復帰させる必要がなく、リフレ
ッシュ完了後高速でアレイを元の状態に復帰させること
ができ、リフレッシュ動作時におけるペナルティを軽減
することができる。
【0111】請求項2に係る発明に従えば、メモリセル
が選択状態にあるか否かを示す信号を保持し、この保持
された活性化/非活性化指示信号とリフレッシュ動作完
了とに従ってメモリセル選択手段を再び選択的に活性化
するように構成しているため、正確に、リフレッシュ完
了後、リフレッシュ印加時において活性状態にあった行
を活性状態へ復帰させることができる。
【0112】請求項3に係る発明に従えば、リフレッシ
ュ動作時、リフレッシュアドレスを外部から与えるよう
に構成しているため、内部でリフレッシュアドレスを発
生するための回路および内部で発生されたリフレッシュ
アドレスと外部からのアドレス信号を選択するための構
成が不要となり、回路専有面積を低減することが可能と
なる。また、外部において、リフレッシュされている行
を容易に識別することができる。
【0113】請求項4に係る発明に従えば、リフレッシ
ュ指示に応答して、内部でリフレッシュアドレスを発生
し、このリフレッシュアドレスに従ってリフレッシュを
行なうように構成しているため、外部のコントローラ
は、リフレッシュアドレスを発生する必要がなく、外部
コントローラの負荷が軽減される。また、単に内部でリ
フレッシュアドレスを発生するだけであり、半導体記憶
装置外部においてリフレッシュアドレス信号を伝達する
必要がなく、高速でリフレッシュアドレスを伝達するこ
とができ、かつ、外部の信号配線を駆動する必要がな
く、システム全体としての消費電力を低減することがで
きる。
【0114】請求項5に係る発明に従えば、複数のバン
クそれぞれに対し、内部アドレス信号を退避させるため
のアドレス退避手段を設け、リフレッシュ時において
は、このアドレス退避手段へ各バンクのアドレス情報を
退避させてリフレッシュを行ない、リフレッシュ完了
後、リフレッシュ指示印加時活性状態のメモリバンクを
この退避したアドレス信号に従って再び活性状態へ駆動
するように再設定しているため、複数バンクが設けられ
ている場合においても、内部でリフレッシュを行ないか
つリフレッシュ完了後再びリフレッシュ時と同じ状態へ
復帰させているために、外部コントローラは、リフレッ
シュ印加時の各バンクの状態を把握する必要がなく、外
部コントローラの負荷が軽減される。また、リフレッシ
ュ完了後、リフレッシュ指示印加時の状態と同じ状態に
再設定しているため、外部コントローラがコマンドを用
いて各バンクを元の状態に復帰させる必要がなく、高速
で各バンクを元の状態に復帰させることができ、リフレ
ッシュ完了後早いタイミングで外部装置がこの半導体記
憶装置へアクセスすることができ、リフレッシュ時のペ
ナルティを低減することができる。
【0115】請求項6に係る発明に従えば、各バンクそ
れぞれに対し、アドレス発生回路およびアドレス退避回
路を設けているために、容易に各バンクのアドレス情報
の退避および返送を行なうことができる。
【0116】請求項7に係る発明に従えば、各バンクの
活性/非活性を制御するバンク活性化信号をリフレッシ
ュ印加時退避させ、リフレッシュ完了後この退避させた
バンク活性化信号に従って各バンクを元の状態に復帰さ
せているため、各バンクを容易に元の状態に復帰させる
ことができる。
【0117】請求項8に係る発明に従えば、リフレッシ
ュ時には外部からのリフレッシュアドレス信号を取込み
各バンクへ共通に与えるように構成しているため、外部
コントローラはリフレッシュすべきアドレスを容易に識
別することができ、また記憶装置内部でリフレッシュア
ドレスを生成する必要がなく、回路占有面積が低減され
る。
【0118】請求項9に係る発明に従えば、リフレッシ
ュアドレスを内部で発生し、この内部で発生したリフレ
ッシュアドレス信号に従ってリフレッシュを行なうよう
に構成しているため、外部からリフレッシュアドレスを
印加する必要がなく、外部コントローラの負荷が軽減さ
れる。また、外部信号配線を駆動してリフレッシュアド
レスを半導体記憶装置へ与える必要がなく、この信号配
線駆動を行なう必要がなく、システム全体しての消費電
力が低減される。
【0119】請求項10に係る発明に従えば、バンク活
性化信号保持回路それぞれに対応して退避回路を設け、
リフレッシュ指示印加時このバンク活性化信号保持回路
に保持されたバンク活性化信号を退避回路へ退避させて
リフレッシュ完了後、この退避回路の保持するバンク活
性化信号を対応の活性化信号保持回路へ転送するように
構成しているため、容易に各バンクの活性/非活性化を
速くしてリフレッシュ完了時元の状態へ各バンクを復帰
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置のリフレッシュ時の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図3】 図1に示す半導体記憶装置のロウアドレスラ
ッチ回路およびロウアドレス退避回路の構成を概略的に
示す図である。
【図4】 図3に示す回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図5】 図1に示すリフレッシュ制御回路の構成を概
略的に示す図である。
【図6】 図5に示すリフレッシュ制御回路の動作を示
す信号波形図である。
【図7】 図1に示すバンク活性化制御回路の構成を概
略的に示す図である。
【図8】 図6に示すバンクデコーダの構成の一例を示
す図であるる
【図9】 図7に示す活性化信号発生回路の構成の一例
を示す図である。
【図10】 図7に示す活性化信号発生回路に含まれる
ロウアドレスラッチ指示信号発生部の構成の一例を示す
図である。
【図11】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶
装置におけるリフレッシュ制御回路の構成を概略的に示
す図である。
【図12】 図11に示すリフレッシュ制御回路の動作
を示す信号波形図である。
【図13】 全バンクプリチャージコマンドデコーダの
構成の一例を概略的に示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図16】 従来の同期型半導体記憶装置の動作を示す
タイミングチャート図である。
【図17】 従来の同期型半導体記憶装置の全体の構成
を概略的に示す図である。
【図18】 従来の同期型半導体記憶装置の内部構成を
より具体的に示す図である。
【図19】 図18に示す同期型半導体記憶装置の動作
を示すタイミングチャート図である。
【図20】 従来の同期型半導体記憶装置の問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 メモリバンク、2 バンク駆動部、2a,2b,2
c,2d バンク駆動回路、3 ロウアドレスラッチ回
路、3a,3b,3c,3d ロウアドレスラッチ、5
コマンドデコーダ、6 アドレスバッファ、7 制御
信号入力バッファ、10 マルチプレクサ、14 バン
ク活性化制御回路、14a バンクデコーダ、14b
活性化信号発生回路、18 リフレッシュ制御回路、2
0a,20b,20c,20d ロウアドレス退避ユニ
ット、22 バンク活性化情報退避回路、22a,22
d 退避ユニット、24a,24d 活性化回路、10
0メモリアレイ、102 アレイ駆動回路、103 ロ
ウアドレスラッチ回路、114 アレイ活性化制御回
路、120 ロウアドレス退避回路、122 アレイ活
性化情報退避回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が一定時間内に記憶情報のリフレッ
    シュを必要とする複数のメモリセルを有する半導体記憶
    装置であって、 アドレス記憶手段を有し、外部からのアドレス信号を受
    けて内部アドレス信号を発生しかつ前記アドレス記憶手
    段に記憶するアドレス発生手段、 前記内部アドレス信号に従ってアドレス指定されたメモ
    リセルを選択するためのメモリセル選択手段、 リフレッシュ指示に応答して、前記アドレス発生手段の
    アドレス記憶手段に記憶された内部アドレス信号を受け
    て保持するアドレス退避手段、 前記リフレッシュ指示に応答して、前記アドレス発生手
    段を介して前記メモリセル選択手段へリフレッシュすべ
    きメモリセルを指定するリフレッシュアドレス信号を与
    えかつ前記メモリセル選択手段を活性化するリフレッシ
    ュ活性化手段、および前記リフレッシュ指示によるリフ
    レッシュ動作完了時、前記アドレス退避手段のアドレス
    信号に従って前記リフレッシュ指示が与えられたときに
    選択状態にあったメモリセルを再び選択状態に設定する
    再設定手段を備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記再設定手段は、 前記退避手段に退避された内部アドレス信号を前記アド
    レス発生手段へ転送するための手段と、 前記リフレッシュ指示印加時にメモリセルが選択状態に
    あるか否かを示す信号を保持する活性化信号保持手段
    と、 前記活性化信号保持手段に保持された信号と前記リフレ
    ッシュ動作の完了とに従って、前記メモリセル選択手段
    を活性化する手段を備える、請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 前記リフレッシュ活性化手段は、 前記リフレッシュ指示に応答して外部からのアドレス信
    号を前記リフレッシュアドレス信号として前記アドレス
    発生手段へ与える手段を備える、請求項1または2記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記リフレッシュ活性化手段は、 前記リフレッシュ指示に応答してアドレス信号を発生す
    るリフレッシュアドレス発生手段と、 外部からのアドレス信号と前記リフレッシュ発生手段か
    らのアドレス信号とを受け、前記リフレッシュ指示に応
    答して前記リフレッシュアドレス発生手段からのアドレ
    ス信号を選択して前記内部アドレス発生手段へ印加する
    選択手段とを備える、請求項1または2記載の半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】 各々が互いに独立に活性/非活性状態へ
    駆動されかつ各々が一定期間内に記憶データをリフレッ
    シュする必要がある複数のメモリセルを有する複数のメ
    モリバンク、 前記複数のメモリバンク各々に対して設けられ、活性化
    時与えられたアドレス信号に従って対応のメモリバンク
    のアドレス指定されたメモリセルを選択状態へ置く複数
    のメモリセル選択手段、 バンクを特定するバンクアドレス信号に従って、このバ
    ンクアドレス信号により特定されたメモリバンクに対応
    して設けられたメモリ選択手段へ、外部からのアドレス
    信号に従って内部アドレス信号を生成して与える内部ア
    ドレス発生手段を備え、前記内部アドレス発生手段は該
    発生した内部アドレス信号を保持するアドレス記憶手段
    を含み、さらにリフレッシュ指示に応答して、前記アド
    レス記憶手段に保持された内部アドレス信号を退避させ
    るためのアドレス退避手段、 前記リフレッシュ指示に応答して前記アドレス記憶手段
    から前記アドレス退避手段へ内部アドレス信号を退避さ
    せてそこに格納するための手段と、 前記リフレッシュ指示に応答して、前記複数のメモリセ
    ル選択手段へリフレッシュすべきメモリセルを指定する
    リフレッシュアドレスを前記内部アドレス発生手段を介
    して与えかつ前記複数のメモリセル選択手段を活性化す
    るリフレッシュ活性化手段、および前記リフレッシュ指
    示によるリフレッシュ動作完了後、前記アドレス退避手
    段に退避された内部アドレス信号を前記アドレス記憶手
    段へ転送しかつ前記リフレッシュ指示印加時活性状態に
    あったメモリバンクに対応して設けられたメモリセル選
    択手段を活性化する再設定手段を備える、半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記内部アドレス発生手段は、前記複数
    のメモリバンクそれぞれに対応して設けられ、前記バン
    クアドレス信号により指定されたとき前記外部からのア
    ドレス信号を取込み内部アドレス信号を発生する複数の
    内部アドレス発生回路を含み、 前記アドレス退避手段は、前記複数の内部アドレス発生
    回路各々に対して設けられる複数のアドレス退避回路を
    含む、請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記バンクアドレス信号と外部からのメ
    モリセル選択指示とに従って、前記バンクアドレス信号
    が指定するメモリバンクに対して設けられたメモリセル
    選択手段を活性化するバンク活性化手段をさらに備え、 前記再設定手段は、 前記リフレッシュ指示に応答して前記バンク活性化手段
    からのバンク活性化信号を退避させて記憶するバンク退
    避手段と、 前記リフレッシュ指示によるリフレッシュ動作完了時、
    前記バンク退避手段に退避させたバンク活性化信号を前
    記バンク活性化手段へ転送して対応のメモリバンクのメ
    モリセル選択手段を活性化する手段を備える、請求項5
    または6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記リフレッシュ活性化手段は、 前記リフレッシュ指示に応答して外部からのアドレス信
    号を取込んで前記リフレッシュアドレス信号として前記
    複数のメモリセル選択手段へ与える手段を含む、請求項
    5から7のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記リフレッシュ活性化手段は、 前記リフレッシュ指示に応答してリフレッシュアドレス
    信号を発生するリフレッシュアドレス発生手段と、 外部からのアドレス信号と前記リフレッシュアドレス発
    生手段からのリフレッシュアドレス信号とを受け、前記
    リフレッシュ指示に応答して前記リフレッシュアドレス
    信号を取込んで前記複数のメモリセル選択手段へ与える
    手段とを備える、請求項5から7のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記バンク活性化手段は、 前記複数のメモリバンク各々に対応して設けられ、対応
    のメモリバンクに対するバンク活性化信号を保持する複
    数の活性化信号保持回路を備え、 前記バンク退避手段は、前記複数の活性化信号保持回路
    各々に対応して設けられ、前記リフレッシュ指示に応答
    して対応の保持回路のバンク活性化信号を受けて保持す
    る複数の退避回路を備え、 前記再活性化手段は、 前記複数の退避回路の各々の保持するバンク活性化信号
    を前記リフレッシュ動作完了後対応の活性化信号保持回
    路へ転送する複数の転送回路を含む、請求項7記載の半
    導体記憶装置。
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